重たい掲示板
書き込みの連番がリニューアルによりリセットされております。
旧サイトの書き込みの連番は[●●]で表示されております。ご了承ください
書き込みの連番がリニューアルによりリセットされております。旧サイトの書き込みの連番は[●●]で表示されております。ご了承ください
※ログイン後に投稿フォームが表示されます。
Loginはこちら【72】[84]菅の勝利小沢の敗北に思う
民主党代表選挙は、官僚群とマスゴミが結託した、卑劣で、なりふり構わぬ、汚いネガティブキャンペーンが執拗に繰り広げられ、これに惑わされた地方議員とサポーターたちの動揺した結果が出たのだと思う。菅が勝ったのではない、菅を操るものが勝ったのだ。
敗軍の将兵を語らずというから、小沢は菅陣営の汚さを言わないだろう。
私がここで少しばかり言っておきたい。こんな汚い奴は、「一に雇用、二に雇用、三にも雇用」などと、きれいなことを語っても、決して国民は信じてはいけないからだ。
まず皆が知っていることは、マスゴミの連中が、世論操作か世論調査か知らないが、徹底的に菅有利との情報を流し続けたことだ。ネットではまったく逆の結果が出ているにもかかわらず、党員、サポーターでない人たちに電話をかけた世論調査をして、菅有利と流し続けたのである。
権力を使った妨害もあった。鈴木宗男議員を、このタイミングで最高裁上告棄却して、実刑を確定し、「悪い奴はやっぱり悪いんだ。鈴木を抜擢した小沢もいつやられるかもしれないんだ」という強烈な印象を与えた。
さらに汚いこともやってきた。週刊文春と新潮に、小沢ガールズといわれる青木愛さんのスキャンダルを書かせた。そのうち一方は、小沢と青木さんが怪しい関係であるかのような書き方であったらしい。汚いことを平気でやる奴らだ。
テレビも中立性をかなぐり捨てて、朝から晩まで、小沢の悪口を流し続けていた。特にみのもんた、辛抱治郎なんかはひどかった。あと、橋本五郎、杉尾某、星某なんかもひどかった。
まだまだあるが、汚いことをいっぱい書き連ねても仕方ない。
小沢はこのような大謀略に打たれ続けてきたにもかかわらず、正々堂々と戦い、存在感を示したと言えるのではないか。この代表選の結果、小沢の政治力は衰えない。むしろ、挙党一致というなら、全く無視できない実力を示した。菅が小沢を無視した組閣をし、内閣を維持し続けるなら、自民党との連立する以外になくなるだろう。
自民党の新幹事長は、「抱きつかれてもいい」と言っているのだから。
【71】[83]「鈴木宗男氏の「失職・収監」に思う事」
「鈴木宗男氏の「失職・収監」に思う事」
九月七日、鈴木宗男氏の上告が最高裁によって棄却されました。ここに鈴木氏の有罪が確定して鈴木氏は二年間の収監が決定したのです。
今から八年前の2002年、鈴木氏は国会において辻元議員から「疑惑のデパート」と名指しで糾弾された事は、私の記憶に今でも鮮明です。この決定を受けて、なぜ民主党代表選挙の今このタイミングなのかの論議が様々に沸騰する中で、当の辻元議員にどのような感慨があるかについて、私の興味が沸きました。そこで辻元議員の「つじともWEB:辻元清美オフィシャルサイト」を確認したところ、なぜかコメントがありません。まるで上告棄却のニュースを知らないか全く関心がないかのような態度です。
この上告棄却から一週間たった九月十四日午前十時現在でも、九月八日の「ボチボチ社会へ。そのために全力を注ぎたい。」以降の更新はなく、がっかりするとともにこの人は目立ちたがり屋なだけ人でやっぱり誠実性に問題がある人だなと再確認しました。
なぜなら先に紹介した「ボチボチ社会」には「私は辞職・逮捕・裁判という経験もしました。権力の怖さも知った私が副大臣として権力をもつ側に立ったわけですから、権力の行使は抑制的に、そして権力の市民化が必要だとも考えてきました」とまで書いてあるのですから。だったら当然の事ながら鈴木氏の上告棄却についてはコメントしなければなりません
日付的には九月八日なら、鈴木氏の事に触れる事もできたはずだからです。また間に合わないとしても、数日ずれたとしても先の文脈の流れからはコメントは不可欠ではありませんか。
ではなぜブログで当時と今とでは評価が大きく変わってきている鈴木氏の上告棄却について、コメントができないのでしょうか。こんな時にその人の地金が垣間見えるものです。何が「ボチボチ社会」でしょうか。まさに呆れるほどの鈍感さであり、極楽蜻蛉と形容するしかありません。
一事が万事といいます。辻元氏は、この八月に社民党を離党した事で、これまでの精神的な姿勢を一変させ、万事に鈍感となり、まさに糸の切れた凧よろしくどこに飛んでいくか分からない人になってしまったといわざるをえません。
鈴木氏は、今回受託収賄罪等が確定したのですが、八年前疑惑の中心は「ムネオハウス」「ODAのディーゼル発電」等でありました。そして「ムネオハウス」の疑惑に関しては、共産党の佐々木憲昭議員の独壇場でしたが、この追及のための根拠となった資料は共産党本部へ送付された差出人不明の郵便物でした。
今では外務省関係者からの送付であった事が鈴木宗男氏の『闇権力の執行人』において暴露されています。このように官僚の掌で踊らされた立場にあったのが共産党です。共産党はまんまと乗せられて外務省の謀略に一役買わされて悔しいからか、市田書記局長の九月八日のコメントにはそんな事には一切触れず「司法の当然の判断だ」というばかりです。
本来なら、当時追及の先鋒だった共産党は、そもそも本丸の「ムネオハウス」が一審において立件されなかった事は、今でも納得がいかずかつ残念だとの声明を出すべきではありませんか。まさに大山鳴動して鼠一匹。「ムネオ疑惑」とは鈴木氏を外務省から追放する謀略の一環として位置づけられていたのです。
当時ここまで欺かれながら、現時点では全く無関係だったかのように振る舞う市田氏の態度は、まさに厚顔無恥で破廉恥そのものです。いかにもこれがいつもの共産党の態度だといわれればそれまでですが。そういえば志位委員長始め執行部は、今回の参院選での共産党の大敗に誰も責任を取っていません。当然の事ながら彼らには、民主党を敗北させた管内閣の責任追及はできないのです。
辻元氏や共産党に比較すれば、前回の衆議院選挙で落選した保坂展人氏は、数段誠実な人です。当然このタイミングを批判しました。彼は、九月九日の「保坂展人のどこどこ日記」に、「鈴木宗男氏『失職・収監』で国策捜査の検証を」との記事を書いたのです。
(転載貼り付け開始)
昨日は鈴木宗男衆議院議員(衆議院外務委員長)の事件で最高裁の上告棄却があり、失職・収監が決まった。2002年当時、私は鈴木氏を「疑惑の人」と見て追及してきた立場だったが、その後の『国家の罠』(佐藤優著)に出てくる「国策捜査」をめぐる構図を見て、私たちの追及も、メディアスクラムと呼応した「予断と偏見」を前提にしていたことを強く感じるようになった。昨年の総選挙では、鈴木宗男氏で駅頭応援演説や地元でのシンポジウム出席をお願いした。
刑事被告人である鈴木宗男氏が衆議院外務委員長であることについて、「民主党の見識を疑う」などの一般論のコメントが渦巻いている。しかし、鈴木氏が「日米密約問題」に真っ正面から取り組み、沖縄返還にかかる日米密約の解明に取り組んだ熱意と手腕は正当に評価されるべきだ。当時,ジャーナリストとして「日米密約」の事実に迫った元毎日新聞記者西山太吉さんは、国家権力の中枢から逆告発されて「国家公務員法違反」などで逮捕される。
すでに昨年7月に亡くなった元参議院議員佐藤道夫氏は、東京地検特捜部でこの事件の起訴状を書き、西山記者が情報を外務事務官の女性から情報を取得したことを、「女性事務官をホテルに誘って、ひそかに情を通じ、これを利用して」という言葉で「世論の流れ」を変えたと述懐している。本来であれば、国民と沖縄県民を欺いた「日米密約」が問われた事件は、記者と女性事務官のスキャンダルがすべてであるような風潮がつくられた。佐藤元特捜検事の思惑通りに、時の自民党政府も「密約」にはその後も「知らぬ、存ぜぬ」とシラをきり通した。
政権交代後、岡田外務大臣の指示で外務省が調査をした結果、この事件のテーマとなった「日米密約」も本当だったことが判明した。歴代政府は嘘をつき続けてきたことになり、鈴木氏もかってはそのひとりだった自民党支配は、政府・与党と捜査権力が世論操作も平然と行なって、「事実にフタをする」役割をしてきたことも明らかになった。
鈴木氏の事件で最高裁は「上告棄却・収監」という予想された結論を出した。しかし、「国策捜査」が狙えば誰でも陥れることが出来る怖さを持っていることも、よく知られるようになった。政権交代が本物なら、鈴木氏の事件も含めて、「政府・与党」と「捜査権力」の癒着はなかったのか。徹底的に検証するべき時が来ているのではないか。
(転載貼り付け終了)
この誠実な保坂氏の反省は、私のものでもあります。私も八年前は辻元氏等に良き代弁者を見つけたつもりでした。私自身は左翼だ反体制だとは粋がっていましたが、検察に多大な幻想を持っていたと今苦々しい思いを抱いて、深刻に当時の事を反省しています。
確かに当時の鈴木氏といえば、傍目からは傲岸不遜を絵で描いたような風がありました。この間権力にいた人間として高慢になって周りを見ていなかったと現在深く反省する鈴木氏の事務所には、かってのような悪罵や一方的な非難といった八年前の反応とは全く異なった状況があり、今回の上告棄却は全く不当だという意見が八割ほどあるという事です。これが見るべきものを見てきた世智に長けた大人の判断というものはないでしょうか。
さてここで重要な事を付け加えておきます。元レバノン大使天木直人氏の告発です。
鈴木氏の上告棄却の背景を論じている九月九日の「天木直人のブログ」を引用します。
(転載貼り付け開始)
鈴木宗男を葬り去った最高裁判所の判事15人の一人に竹内行夫という元外務事務次官が天下っていた。これを9月10日の日刊ゲンダイが報じている。この事は日刊ゲンダイのようなタブロイド紙ではなく大手新聞が書いてもっとひろく国民に知らされるべきだ。
もっとも、鈴木宗男の上告棄却を決定したのは最高裁第一小法廷であって、竹内氏が属している第二小法廷ではない。竹内氏が決定を左右したわけではない。しかし、竹内氏は田中真紀子元外相の一大騒動で外務省が混乱した時に事務次官になり、鈴木宗男を外務省から追い出した張本人だ。外務省は鈴木宗男の復活だけは許せないと思っている。竹内氏はそんな外務省の組織防衛を担った外務省OBである。司法官僚の権化のような最高裁が、仲間の一人である竹内判事の立場からまったく無縁であるはずはない。
しかし、日刊ゲンダイがさえも書かない、もっと重要な事がある。それは竹内判事が違法、違憲判事であるということだ。竹内判事は小泉首相がブッシュ大統領のイラク攻撃を支持した時の外務事務次官である。イラク攻撃が国際法違反であったことはもはや世界が認めるところだ。しかも08年に名古屋高裁は自衛隊のバクダッド派遣は明白な戦争協力であり、違憲である、との判決を下した。
さらに竹内氏は、米国がテロとの戦いに協力しろと迫った時、それが日米安保条約違反、憲法9条違反であると認識しながら、国会審議を避ける政治宣言でそれに協力して国民を欺いた責任者だ。要するに憲法遵守義務(憲法99条)に違反し続けた官僚なのである。
本来ならば総選挙の時に行なわれる最高裁判事の国民審査で国民の手で不適格の烙印を押されるべき判事である。そしてその機会はあった。彼が判事に就任した08年10月の後に開かれた最初の衆院選挙(09年7月)の時だ。しかし何も知らない国民はあっさり信認した。
今度の鈴木宗男の上告棄却判決で、小沢支持者はこの最高裁の判決の背景に小沢つぶしを感じる。日刊ゲンダイの記事によって国民は竹内判事の天下りを知る。しかし国民審査は10年に一回だ。次回の国民審査の時は竹内判事は任期満了でめでたく定年になっている。まったくいい加減な制度がこの日本では官僚の手で作られまかり通っている。小沢待望論が出るのはもっともだ。官僚が小沢潰しに走る理由がそこにある。
(転載貼り付け終了)
今ここで天木氏から激しい糾弾を受けている竹内氏は、外交官試験にはパスしているものの司法試験はパスは勿論受験すらしていない。そんな人物が天下りして最高裁の判事になりすましても、法曹界や周りも不思議に考えない奈良時代の「律令制度」体制が、日本の官僚制度の頂点にあります。日本が民主政体の国家であるとの通念は怪しいのです。
またこれを書いている時、郵便不正事件で逮捕された厚生労働省の村木元局長に予想通りの無罪判決が大阪地裁で下されました。まさにこうして検察の暴走を止めさせ取り調べ過程の全面可視化がいかに急務の課題であるか、また千葉法務大臣が就任以来の一年間、彼女が職務遂行の情熱に欠け、いかに職務怠慢であったかが浮き彫りになりました。したがってこの検察の信用大失墜を相殺するため、この事が発覚する三日前に鈴木氏が利用されたとの説も無下に否定できません。
実際、最近の鈴木氏の活躍は、小沢捜査への検察特捜部批判や太田氏と稲嶺氏の沖縄県知事選に対する三億円の官房機密費を支出した事の暴露や外務省の闇に手を付けようした等、枚挙に暇がありません。それだからこそ、民主党の代表選挙の最中、鈴木氏を挙げれば、彼を重用した小沢氏を追及できるし、小沢氏の印象を悪くさせる事ができる等、まさに一石三鳥の効果があると考えたのではないでしょうか。
小沢氏は官僚主導から政治主導の転換を主張して、最近は政治生命だけでなく一命を賭して取り組むと演説しています。小沢氏のこの発言には重たい真実があるのです。
日本が民主政体を克ち取る事は本当に困難な事だと私は考え込んでしまいます。
【70】[82]事実上の宣戦布告をしてきた中国
会員番号5603番 泉です。
重要と思われる記事の報告が友人からありました。
下記URL記事より転載致します。
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/
転載貼り付け開始
事実上の宣戦布告をしてきた中国
日本のマスコミはまともな報道をしていませんが、中国が日本の特命全権大使を午前3時に呼び出したという事態は、通常は「宣戦布告」時に行われるものです。
中国はそれくらいの気概を持って今回の抗議を行っているもので、日本はこの事態にもっと真剣に対応する必要があります。
特命全権大使というのは、「天皇陛下のご名代」という立場であり、その特命全権大使を真夜中に呼び出すという事が如何に異例でかつ異常な事態であるか、日本のマスコミは全く分かっていません。
(その後、4回目の呼び出しを行っています)
4回目の呼び出しを行ったということは、今度は中国は日本に対して報復をしてきます。
色々な難癖をつけて日本人を逮捕することになるはずであり、これが違法操業をしたとして船(員)なのか、麻薬を所持していたとして一般日本人旅行者なのか、スパイ行為をしたとして日本人ビジネスマンなのか、分かりませんが、とにかく、日本人をターゲットにした報復を行ってくるはずです。
また、日本が熱烈歓迎としている中国人旅行者を日本から呼び戻すという事態になるかも知れませんし、中国が持っています日本株、日本国債を売るという脅しをかけてくるかも知れません。
今の日本は外交的にも経済的にも弱っており、日本をたたくには最高の環境にあります。
ここで日本政府が毅然とした対応を取れるかどうか、が今後の対中国外交のカギになりますが、民間人出身である丹羽氏にはかなり荷が重い筈であり、早急に大物職業外交官ないしは高村元外務大臣といった大物を中国大使に任命し対中国交渉にあたらせる必要があります。
国と国との間で紛争が生じれば解決方法は2つしかありません。
<外交交渉>か、<戦争>です。
今、日本がしっかりした外交交渉をしませんと、次には中国人民解放軍が動く事態に発展し、これは中国の思うつぼになります。
日本の命運がかかった時期に差し掛かってきているとも言えますが、日本の危機感のなさは当事者である中国をして呆れている筈です。
そしてアメリカをはじめてとして周辺国も「これ程までに日本が愚かな存在になっているとは・・」と絶句しているかもしれません。
今回の問題等につき、【緊急ワールドレポート】(非公開版)を発行しますので、お読み頂ければと思います。
今までの前2号では中国の経済問題につき特集を組んできましたが、今回は決して明らかにされてこない中国の軍事問題につき解説させて頂きます。
驚くべき内容に驚愕される方も多いかも知れません。
転載貼り付け終わり
如何なることがあろうとも戦争の道は避けなければなりません。
合掌
泉浩樹 拝
【69】[81]Re : 悲報
会員の錦織と申します。
副島先生、まずは小室先生の悲報の御報告ありがとうございます。
小室先生のご逝去、本当に悲しいです。
葬儀に間に合わなかった副島先生の残念なお気持ち、ひしひしと感じます。
只々、小室先生の御冥福をお祈り致します。
小生は香港在住の自営業者であります。
脱サラして十数年、商売の最終客先は欧米人。仕入先は日本人。日々の商売相手は中国人です。その状況で脱サラ直後に偶然に巡り合えたのが小室先生でした。学術論文は全て買い揃え読破しました。
小さな小さな私ですが、幸いにも先生の多大なる教えにより、業界では名の通る会社になりました。言葉では言い尽くせない程感謝しております。
資本主義、民主主義、キリスト教、日本教、儒教、ユダヤ教、これら全て現在の商いに知っておかなければならないことを先生から教わりました。
もちろんこれらは社会人として知っておかなければならない常識でしょうが、そんなことは大学でも社会人になっても教えてもらえません。
僅かに大企業の昇格試験にこそっと出てきますが、会社の誰かが教えてくれる訳ではなく、小生のような幸運な男が巡り合えるのみです。
小生は大学は卒業したものの社会人なっても十年ぐらいはパッとした人生ではありませんでした。副島先生の言われる現代の農民でした。
それを一変させたのは小室先生の御書物です。
青年は生まれ変わると言いますが、小生は明らかに30代半ばで小室先生に巡り会えて生まれ変わりました。
小、中学校や高校の先生を師と仰ぐ方は多いと思いますが、小生は間違いなく小室先生です。
この学問道場の皆様も小室先生を師と仰ぐ方は多いと思います。
皆様は本当に幸せな方で非情に有益な人生を送れているはずです。
追悼、小室先生
錦織俊二拝
【68】[80]追悼 小室直樹 先生
副島隆彦です。 私の先生である 政治学者、社会学者の小室直樹(こむろなおき)先生が、逝去なさった。心から 追悼申し上げます。
死去したのは、数日前の9月7日ごろだと思う。小室直樹先生が、お亡くなりになった知らせを、私が受けたのは受けたのは昨日の9月9日です。知り合いに出版社の編集者からでした。すでにこの日、内輪で葬儀をあげ出棺したそうです。私は葬儀に間に合わなかった。 あとで先生の奥様になった女性が、私たち弟子にさえ逝去の事実を知らせてくれなかったのは、残念です。
小室直樹先生は、本当の天才でした。数多い日本の学者、知識人の中で、小室直樹先生ほどの天才はいない。これからも出現しないだろう。
私は、小室先生の学恩に報いるべく、自分のおしまいの日まで、小室学の学統を守ってゆかなければならないと思います。そして、この小室学の伝統を、私の弟子たちに伝えて行かなければと思います。
先生は、1932年(昭和7年)9月9日 生まれですから、享年78歳でした。
私の小室直樹先生 論 を書かなければいけないのだが、それには日を改める。 追悼 小室直樹先生。 副島隆彦拝
【67】[79]現職の鈴木宗男衆議院議員(外交委員長)への不当な最高栽の有罪判決と投獄の政治弾圧に強く抗議する。
副島隆彦です。 今日は、2010年9月9日です。
私は、昨日、8日の午後に、鈴木宗男衆議院議員(外交委員長)への、最高裁 (第一小法廷 裁判長 金築誠志=かねつきせいし=) の上告棄却(じょうこくききゃく)の判決による、有罪確定で、すぐに 刑務所に収監(しゅうかん)される、という報道を聞いた。
そのあと、自分の目先の仕事に追われて、しばらくこの問題に対応できなかった。皆、自分のことで忙しいから、こういう許しがたい政治弾圧の知らせを受けても、すぐには行動できない。 夜になってから、各所に電話して情報を集めたが、皆、無力感にうちひしがれて、彼の記者会見の様子をテレビで見ながら、私もある種の脱力感に襲われた。
判決文といっても、郵便で、ぺらっと、紙切れが、一枚送りつけられるだけである。最高裁判所で、公判(こうはん、公けの場での裁判の審理) さえ、一回も開かれないで、こういうことをする。 こういう、ひどいことを、日本の裁判所は、現に、日本国民にしている。
しかも、現職の日本国の重要な政治家に対してでさえ、裁判官どもというには、このような、下がら上(あ)がってきた書面審査だけの、非道(ひどう)な取り扱いをする。
日本の、法務省官僚 とその手下(てした)でしかない裁判官ども、そして、行政官 (内閣の統制に服す) でありながら、「準司法的な行政職」である検察官たちが、ここまで腐敗した、汚(きたな)らしい集団であることを、再度、私たちに思い知らさせた。
鈴木宗男は、北海道の星であり、北海道民の王様である。彼が本気で、これまでに多くの北海道のための施策を実行してきた。北海道の人たちに、これほど敬愛され、北海道何とか豊かにする切り札である 鈴木宗男議員を、こんなひどい形で、有罪判決を確定させ、刑務所に収監しようとしている。
有力な現職の衆議院議員(国民の代表)であることを、重々知りながら、裁判官どもは、こういう無理無体(むりむたい)な判決を下した。 日本国民の代表たちに、どうして裁判所ごときが、このような傲慢極まりない行動に出れるのか。私たちは、国家体制の見直し、作り直しを本気で実行しなければならない。
このように、国民に敵対して、国民の多数意志を踏みにじる、法律の専門家のふりをした、検察官や、裁判官たちをこそ、逮捕し、裁判に掛けてし処罰し、投獄しなければならない。私たちの代表である国会議員たちが、新しい法律を作って、彼ら、国家暴力団、公設やくざ者たちを正しく成敗すべきだ。そういう立法、法律づくり は可能である。それが、デモクラシー(代議制民主政体)である。、
日本は、じわじわと官僚たちの いいように扱える国に、彼らの策略で、作り上げられている。 今の日本の、国政の大きな変わり目のきわめて重要な時期に、官僚たちがクーデターを仕掛けてきている。鈴木宗男が、やがて出来る小沢政権で、閣僚(もしかしたら外務大臣)として起用される ことを察知した 官僚たちが、政権(内閣)からの自分たちへの締め付け、統制がかけられることを激しく危惧して、先回りして、こういう暴挙に出た。
今日、9日には、小沢一郎が、北海道に行って、代表選挙の立会演説で、鈴木宗男議員と共に壇上に立って、北海道民に直接、訴えかける予定であるという。こういう重要な時期を狙って、わざと最高裁はこのような、司法による 政治弾圧の行動に出た。許しがたい、確信犯の敵対行動である。
日本の司法は腐り果てている。司法試験に受かっただけの勉強秀才たちが、「法曹(ほうそう、リーガル・ギルド)」という、奇形化した特権集団を作り、それで、訴訟(裁判)における正義判断権( justice 、ジャスティス) を、自分たちが握りしめ、法律という、本来、社会の正義の基準であるものを、自分たちがどうにでも使える刃物にしてしまって立派な人々に襲いかかる。
法律を、国民を脅しあげ、反抗する者を切り裂く道具に変えている。 この 恐ろしい 裁判官、検察官、法務省官僚 という 公設暴力団、国家ヤクザ者たちを、なんとかして、日本国民のデモクラシー(代議制民主政体)の力で、押さえつけ、彼らの暴走を食い止めなければならない。彼らの顔ぶれを、急いで、全面的に入れ替えなければならない。
私は、20年近く前に、友人の弁護士と共著で、『法律学の正体』、『裁判の秘密』、『裁判のカラクリ』という本たちを書いて出版している。それなりに売れた本であり、今でも手に入ると思う。法律制度 が、どれほど、裁判官、検察官たちによって、いいように扱われ、彼らの毒牙にかかった国民をひどい目に遇(あ)わしているかを、すべて事実として暴き立てた本である。
だから、共著者である私の友人弁護士は、今も、最高裁から睨(にら)まれて、ことある度(たび)に、弁護士業界で、「懲戒請求」の不当ないやがらせに遇(あ)っている。
たとえば、刑事被告人になった者が、「弁護士先生にだけ、本当の事情をお話しします」 と言った内容が、なんと、相手の検察官や、そして裁判官までも知っているという。こういう、およそ近代国家で、有ってはならない職責の自損的な冒涜(ぼうとく)、談合(だんごう)をやっている。
彼らは、内部で通報し、通謀し合うのである。 一部、良心的な弁護士たちがいるとしても、彼らは、裁判所への出入りの業者のようであり、いつも裁判官たちにヘコヘコさせられる。良心的な弁護士たちも自分が裁判所に睨まれるのが怖いので、まったく闘おうとしない。 立派そうにしている弁護士たちと言っても、本当は、皆、ブルブル震えるおとなしい羊である。これが日本の裁判所の実情だ。
そして、今は、法務省の官僚たちの方が、裁判官たちよりも偉くて、裁判官にも2種類いるのである。 「法務省から来た裁判官」 という特権的で威圧的な者たちと、あるいは、たとえば中央大学法学部出程度の、私大出の 下っ端の裁判官たちに分かれる。 この法曹の世界では、私大出は、官僚機構のノンキャリ (これを、一番、分かりやすく言えば、高卒の公務員という意味である。公務員の世界とは、学歴差別 が公然と支配している世界だ ) 扱いと同じだ。
そしてこの「法務省から来た裁判官」 というのが、私大出を脇(わき)にどかして、、私大出の裁判官が、己れの良心に駆られて、誠実に訴えている者たちの言い分を聞こうとすると、途中からその裁判を横取りして、代わって担当するようなことまでする。 その時には、その裁判の結果は、実にひどいものになる。
決まり文句は、刑事事件であれば、「被告人には反省の色が見られない」である。そうやって多くの被告人(刑事事件の場合)と、民事事件の当事者たちが、裁判官たちに、裏切られて、ひどい思いをする。一度でも、裁判所に関わった国民は、二度と、裁判所には近寄りたくないと、思う。
東大法学部出の、その中でも、生来の残忍な性格をした、人間差別を当然のことと考える、宦官(かんがん)のような者たちは、冤罪(えんざい、無実の罪という意味)を、どんどん作ってゆく。 法務省・裁判所・検察庁という、自分たちの国民支配の居城、体制を守ることが、すべてに優先する。 この文のうしろの方に載せる 今度の 鈴木宗男議員への判決文の、実にいやったらしい、非人間的な書き方が、そのことを示している。
検察庁の一部である東京地検・特捜部にしても、東大法学部出のエリート検察官と、それよりも数だけは多い下っ端の、中央大学法学部出の検察官たちから成っている。下っ端の私大出の検察官たちの中からでも、上(うえ)の言うことをよくきく、犬(いぬ)の根性の者は、ごく少数だが、検察官上がりなのにたったひとりだけ、最高裁の判事にまでしてもらえる。 他の省庁で、ノンキャリ(高卒)でも、ごく一部を、わざと能力評価で昇進させるのと同じだ。
今は、「判検交流(はんけんこうりゅう)」と言って、判事(裁判官)と、検事(検察官)を、互いに、どんどん人事交流させている。検察官上がりが、出世して裁判官になっていいことにしている。そのことを奇妙なことだと、彼ら、法曹三者や、法務省が思わなくなっている。 正常な感覚が麻痺している。
だから、小沢一郎への検察庁、地検特捜による攻撃にしても、裁判官たちまでも意見交流が初めから出来ているのだ。 ちっとも公明正大な世界ではないのだ。これらのことは、すべて法務省の人事異動の一環として行われている。 日本国憲法が定める三権分立 (さんけんぶんりゅう。 法律学の世界では、わざと「ぶんりつ」を、「ぶんりゅう」と読み替える) が、大きく毀損され、打ち壊されている。だから今でも日本には、三権分立は、掛け声だけで、実際には存在しない。
最高裁の事務総長(じむそうちょう)という役職と、法務省の官僚たちが、裁判所、検察官 という職種を支配している。同じく、検事総長が、法務省事務次官よりも格が上で、2歳年上の65歳までやれる。そして、彼らは、自分たちの方が、「薄汚(うすよご)れた政治家たちよりも優れていて、上位の権力 (法律学では、権限=けんげん=という。権力は、政治学の用語) を実際には持っているのであって、自分たちが最高権力者である」と内心は信じ込んでいる。
「この国の法と秩序を守る番人として、自分たちが、よごれた政治家たちを処罰して、どんどん、牢屋に叩き込んでやる」 と、今も、深く思い込んでいる。 彼らは、日本国民の代表たち(すなわち、国会議員たち)が、「国権の最高機関」(憲法41条)であり、国民から国政のすべての権限を委譲された権力者なのだ、という、世界中で通用する、当たり前の考えを、実際上、拒否している。
彼らは、自分たち、官僚が、一番偉いのだ、と腹の底から信じ込んでいる。彼ら法務官僚たちを、現在の、小沢革命=国民民主革命によって、叩きのめさなければならない。
今度の、鈴木宗男氏や佐藤優(さとうまさる)氏らが、まじめにやっていた、北方領土の返還交渉の、ロシア政府との対等の誠実な話し合いの路線を、叩き壊し、妨害し、犯罪者として弾圧していったのは、外務官僚たちとアメリカだ。 それに、法務省・検察・裁判所が、官僚同盟、官僚仲間のよしみで加担、加勢する。 今、最高裁の判事になっている竹内征夫(たけうちいくお)は、外務省の次官だったのであり、法律の実務など何も知らないのに最高裁判事になってしまっている。こういうおかしなこともまかり通り国である。
この男が、憎しみを込めて、鈴木宗男が、10年前に実質の外務大臣として外務省内の外務官僚たちの不祥事を調べていたことを封じ込め、外務省の多くの不祥事を隠し通し、鈴木宗男らを、日本官僚連合に敵対する政治家として、葬り去る役目に着いている。同じことは、昨年からの小沢一郎と彼の秘書や若い政治家たちへの、検察からの異常な政治弾圧である逮捕、捜査の攻撃でも見られた行動だ。
私たちは、もうすぐ出来る小沢一郎政権に、希望と、期待を繋(つな)いで、なんとか、多数の政権政治家(国会議員)たちの意志で、国民の多数意志の力で、今のような、日本官僚連合の意識的な、国民への敵対行動をやめさせなければならない。
彼ら官僚たちの、これまでの違法行為の数々を、国会の場に持ち出し、議員たちの国勢調査権を発動して、彼ら、高級公務員たちの違法行為の責任と犯罪を白日の下に明らかにしなければならない。 小沢政権の大臣たちが、それぞれの職務権限に基づき、幹部公務員(官僚)たちを、正しく免職、降格にしなければならなない。
しかし、前途は多難である。 私は、自分の法律の知識と、国家体制を動かす法律の施行の諸理論を、今、頭で考えあぐねており、一体、どのようにして、この、ゆがんだ精神をした官僚たちの暴走を食い止めることが出来るかを、ずっと、真剣に考えている最中(さいちゅう)である。 私たちの国民の多数意志をもってしても、ただちに、官僚たちの悪逆非道のやり方を是正する道は、なかなか困難だ。
私は、9月3日に、「私たちは、小沢一郎政権ができても、敵たちの集中砲火が待っているから、用心し警戒すべきだ」論 を書いたすぐあとに、このように、鈴木宗男の投獄と議員資格はく奪の、最高裁の判決の暴挙が起きたことで、「やっぱり、これから、もっともっと大変なことになる」と改めて強く感じた。事態は、もっともっと緊張して、急迫してゆく。
私たちは、私たちの優れた指導者である小沢一郎と共に、ついに、彼が、立会演説の場で、はっきりと公言するようになった、「官僚主導から政治主導へ。官僚たちが、こんなにも大きな権力を握っていることをやめさせなければならない」 (9月4日)という 言葉を、真剣に受けとめよう。そして、迫り来る、これからの政治動乱の日々を、良識のある行動を取って、皆で団結して、日本国を守ってゆかなければならない。
私自身も、すでに警察や、そのほかの国家情報機関に監視されている立場だと自覚している。だから、十分に注意している。 それでも、私たちは、どうしても直接の抗議行動に出なければならない時は、皆でまとまって行動しましょう。みんな、自分の生活で忙しいし、政治行動などする時間とカネの余裕などほとんど無い。
それでも、国民の権利としての参政権の一部として、どうしても抗議行動をしなければならない時には、進んで街頭に出ましょう。その準備をいまのうちからすこしずつしなければならないと私は思います。
国民の敵である 官僚連合の狙(ねら)いは、首相になる小沢一郎に対する ”王殺し( Regicide、 レジサイド)” である。 日本国民の多数が待望する小沢一郎の首相就任を、官僚連合は、自分たちの死命を制する権限と力(ちから)を持つ者の就任だとして、ものすごく嫌がっている。
それゆえに、小沢一郎殺しを狙ってくる。 大将を倒せば、あとの一般国民、民衆など、烏合(うごう)の衆だから、蹴散らすことができる、と考えている。 だから、私たちは、小沢一郎が育てた若い政治家たちの中から次の指導者になる、しっかりとした資質と能力を持つ者たちを、今のうちから、皆で、育てて応援しなければならない。
小沢一郎ひとりへの過剰な期待 だけでは、敵の思う壺に嵌(はま)った時に、私たちは再起できないほどに打ちのめされる。このあともどうせ長く続けなければ達成することはできない日本民主革命は、 しぶとく息長く、闘い抜かれなければならない。
鈴木宗男議員への、今回の、法務省官僚・裁判所の不当な投獄の 政治弾圧の攻撃を、打ち破って、 彼を、小沢首相の権限で、裁判のやり直し(再審)を始めさせ、鈴木宗男を早く釈放させて、大臣の地位につけて、日本国の為に頑張ってもらおう。その道筋を皆で、切り開きましょう。
副島隆彦拝
(以下は、新聞記事の転載貼り付け 始め)
● 「 鈴木宗男議員:失職、近く収監へ 最高裁が上告棄却 」
毎日新聞 2010年9月8日
鈴木宗男衆院議員=2010年3月撮影 北海道開発局発注工事を巡る受託収賄など4罪に問われた衆院議員、鈴木宗男被告(62)=比例北海道ブロック、新党大地= に対し、最高裁第1小法廷(金築誠志裁判長)は、7日付で上告を棄却する決定を出した。 懲役2年、追徴金1100万円とした1、2審の実刑判決が確定する。鈴木議員は公職選挙法と国会法の規定に基づき失職し、近く収監される見通し。現職国会議員が自身の実刑確定で失職するのは戦後4人目。
上告審で弁護側は、わいろの受領を否定するなど4罪すべてについて全面無罪を主張したが、小法廷は5人の裁判官全員一致の意見で「上告理由に当たらない」と退けた。 そのうえで、北海道・沖縄開発庁長官だった鈴木議員が業者に便宜を図るよう下部組織の北海道開発局港湾部長に働き掛けたとされた事件について検討。「職務権限を利用し、職員に対する指導の形で契約相手の業者を事実上決定するよう働き掛け、予算事務の公正や社会の信頼を損なった」と指摘し、受託収賄罪の成立を認めた。
鈴木議員は最高裁に異議申し立てをする方針だが、最高裁が結論を見直す可能性は極めて低く、申し立てが棄却されると実刑判決が正式に確定する。拘置日数のうち220日が差し引かれるため、実際の刑期は1年5カ月程度とみられる。東京地裁は04年、贈賄側供述の信用性を認め「国民の信頼を裏切り、反省の情も皆無」と実刑に。東京高裁も08年、控訴を棄却した。
鈴木議員が失職した場合、新党大地の浅野貴博氏(32)が繰り上げ当選。鈴木議員は公職選挙法の規定に基づき、刑期終了後の5年間、被選挙権を失う。鈴木議員は北海道足寄(あしょろ)町出身。故中川一郎元農相の秘書を経て、83年衆院選に出馬して初当選、開発庁長官や内閣官房副長官などを歴任した。
起訴後の03年衆院選は病気のため出馬を断念したが、05年衆院選に新党大地代表として立候補し国会議員に復帰。昨年の衆院選で8回目の当選を果たして外務委員長に就任し、今年8月に衆院議員在職25年表彰を受けた。【伊藤一郎】
◇闘っていく
鈴木議員の話 いかなる環境にあっても検察権力と闘っていく。今後の政治活動については異議申し立てに対する結果が出てから考える。
◇1、2審の認定事実
(1)北海道・沖縄開発庁長官だった97年10月~98年8月、島田建設側から開発局発注工事に絡む依頼を受け600万円を受領(受託収賄)(2)98年8月、違法伐採で林野庁から入札参加資格停止処分を受けた製材会社「やまりん」側から、売り上げ減を穴埋めするだけの事業を随意契約で受注できるよう林野庁への働き掛けを依頼され500万円を受領(あっせん収賄)(3)資金管理団体「21世紀政策研究会」の98年分の政治資金収支報告書に、約1億円の収入と自宅購入に充てた3600万円の支出を記載せず(政治資金規正法違反)(4)02年3月の衆院予算委の証人喚問で虚偽証言(議院証言法違反)。
●「最高裁の決定要旨」
共同通信 2010年9月8日
衆院議員鈴木宗男被告の上告を7日付で棄却した最高裁の決定の要旨は次の通り。
【結論】
弁護人の上告趣意のうち、判例違反の点は事案を異にする判例を引用するもので適切でなく、その余は、憲法違反の点を含め、実質は事実誤認、単なる法令違反の主張で、刑事訴訟法405条の上告理由に当たらない。
【職権判断】
受託収賄罪の成否について職権で判断する。
北海道開発庁長官だった被告が、港湾工事の受注に関し特定業者の便宜を図るように北海道開発局港湾部長に働き掛ける行為は、職員への服務統督権限を背景に、予算の実施計画作成事務を統括する職務権限を利用して、職員に対する指導の形を借りて行われた。
被告には港湾工事の実施に関する指揮監督権限はないとしても、働き掛けた内容は、実施計画で概要が決定される港湾工事について、競争入札を待たずに工事業者を事実上決定するものだった。
このような働き掛けが金銭を対価に行われることは、北海道開発庁長官の本来的職務として行われる予算の実施計画作成の公正、その公正に対する社会の信頼を損なうものである。従って働き掛けは、北海道開発庁長官の職務に密接な関係のある行為というべきだ。
弁護人は、談合にかかわる行為は、正当な職務としておよそ行い得ない違法な類型であるから、職務に密接な関係のある行為とはなり得ないと主張するが、密接関係行為に当たるかは本来の職務との関係から判断されるべきだ。違法行為であることで、その判断は直ちには左右されないと解するのが相当である。
また受注業者の指名が港湾部長の職務権限に属することを認定せずに、指名について港湾部長を指導することが北海道開発庁長官の職務権限に属するとした二審の判断が判例(1995年2月22日大法廷判決)に違反すると主張する。
しかし収賄罪の構成要件である「職務に関し」は、収賄公務員の職務との関連性。他の公務員に働き掛けることの請託を受けて収賄した場合であっても、働き掛けを受ける公務員の職務との関連性は構成要件そのものではない。一般的には、その職務関連性をそれ自体として認定する必要はないというべきである。そうすると、働き掛けを行うよう請託を受け、その報酬として金銭の供与を受けた行為が受託収賄罪に当たるとした二審の判断は正当である。
【金築誠志裁判官の補足意見】
受託収賄罪における北海道開発庁長官の職務権限につき、意見を補足的に述べる。 弁護人引用の判例は、内閣総理大臣の職務権限に関するもの。内閣総理大臣については、直接に行政事務を行うことを認めるのは相当ではないとする見解が有力で、指揮監督権限は行政全般にわたる反面、極めて一般性・抽象性が高い。働き掛けを受ける公務員の職務関連性を認定することで、職務権限を認定せざるを得ない面があり、一般化は相当でない。
働き掛けた事項が相手先の公務員の職務と無関係であれば、働き掛けに職務関連性を認めることが困難となろうが、働き掛けを受ける公務員に収賄公務員の職務関連性以上のものが要求されると解すべきではない。少なくとも働き掛けを受ける事項と職務との間に密接な関係があれば足りると解すべきである。港湾部長は、港湾工事の計画作成・実施に関して職務権限を有し、慣行的、常態的に本命業者の指名を行っていた。組織的に事実上職務行為化した行為とも評価でき、港湾部長の職務と密接な関係を有する行為であることは明らかだ。
官製談合での本命業者の指名は、収賄罪の職務にはなり得ないと主張するが、収賄罪での職務が適法なものに限られないことは加重収賄罪の存在からも明らか。慣行化した官製談合の違法性、それによる信頼棄損と、慣行を利用してわいろを収賄することの違法性、それによる職務の公正に対する信頼棄損とは、別個の評価が可能。今回のような行為に関するわいろ収受が、職務の公正に対する信頼を害する程度が低いとは到底いえない。職務密接関係性を否定することは相当ではない。
● 「 宗男被告収監へ 佐藤優(さとうまさる)氏 「非常に政治的だ」 」
産経新聞 2010年9月8日
鈴木(宗男)被告とともに逮捕され、有罪が確定した元外務省主任分析官、佐藤優氏の話
「このタイミングでの上告棄却は非常に政治的と思う。一つは、郵便不正事件の公判で10日、厚生労働省元局長に無罪判決が出る公算が大きく、検察捜査への批判が高まる。さらに民主党代表選で小沢一郎氏が当選し、鈴木氏を要職に起用すれば、鈴木氏に手をつけられなくなる。それを恐れて先手を打ったのではないか。機密費問題などで追及する人物がいなくなり、一番喜んでいるのは外務官僚だろう」
● 「 なぜ最高裁はこのタイミングで鈴木宗男衆議院議員 の上告を棄却したか? 」
佐藤優の眼光紙背 2010年9月8日
9月8日午後、7日付で最高裁判所第一小法廷が鈴木宗男衆議院外務委員長(新党大地代表)の上告を棄却した。鈴木氏の弁護人は異議を申し立る意向を表明しているが、過去の例でこの種の異議が認められたことはない。近く懲役2年の実刑が確定し、鈴木氏は刑務所に収監される。
最高裁判所は最高政治裁判所でもある。それは、2002年に鈴木宗男追放キャンペーンの中心に立った竹内行夫外務事務次官(当時)が現在、最高裁判所裁判官をつとめている事実からも明白だ。所属する小法廷が異なるなどということは、本質的問題でない。司法試験にも合格していないので、法曹資格ももたず、かつ極めて政治的動きをする人物を行政機関である外務省から受けいれている最高裁判所という組織自体が、「司法権の独立」という名目からかけ離れた組織だということを筆者は指摘しているのだ。
このタイミングで最高裁判所の司法官僚が鈴木氏の上告棄却を決定したことは、きわめて合理的だ。それには2つの理由がある。第1の理由は、9月10日に大阪地方裁判所で行われる村木厚子元厚生労働省局長の裁刑事判で、無罪判決が予想されているからだ。そうなれば特捜検察は正義の味方であるという神話が裁判所によって覆される。当然、世論の特捜検察の取り調べに対する疑念と批判がかつてなく強まる。そうなると、「国策捜査」によって事件が作られたという鈴木氏の主張を完全に無視することができなくなる。
第2の理由は9月14日の民主党代表選挙で小沢一郎前幹事長が当選する可能性があるからだ。最高裁判所の司法官僚にとっては、これも頭痛の種だ。小沢氏は鈴木氏の政治的能力を高く評価している。そもそも鈴木氏を衆議院外務委員長に抜擢したのは小沢氏だ。小沢政権になれば鈴木氏が政府の要職に就くなど、政治的影響力が高まるのは必至だ。そうすれば排除が困難になる。この結果にいちばん喜んでいるのは外務官僚だ。鈴木氏が収監されることにより外交機密費(報償費)の不正使用や、外交秘密文書の破棄に対する責任を追及する政治家がいなくなると外務官僚はほっとしている。しかし安心するのはまだ早い。鈴木氏は小沢氏に外務官僚に関するヤバイ情報をすべて引き継いでいるはずだからだ。
いずれにせよ、今回、最高裁判所が鈴木氏の上告を棄却したことは、普通の国民の目には見えにくいが、「誰が日本国家を支配するか」を巡って、資格試験に合格したエリート官僚と国民によって選ばれた国会議員の間で展開されている熾烈な権力闘争を反映したものだ。
● 「 鈴木氏収監へ 道内政治勢力の変動も 「宗男票」行方注視 」
毎日新聞 2010年9月8日(水)
受託収賄罪などで近く収監される見通しとなった鈴木宗男衆院議員(比例北海道ブロック)は、東京地裁で有罪判決を受けた後の05年に地域政党「新党大地」を設立し、北海道内で影響力を保ってきた。ただ、事実上、鈴木議員の「一人政党」。今後、影響力が低下するのは必至で、道内では10月の衆院道5区補選や来春の統一地方選を控え、「宗男票」の行方に関心が集まっている。
「鈴木さんのカリスマ性で形作られてきた新党大地だから、影響は避けられない」。新党大地との選挙協力を強めてきた民主党北海道連の佐野法充(のりみち)幹事長は8日、道連事務所で記者会見し、神妙な面持ちで語った。一方、自民党道連の竹内英順(ひでのぶ)幹事長は「これから道内の政治的な勢力地図は大きく変わる」と話し、「宗男票」の取り込みをうかがう構えをみせた。
鈴木議員は02年にあっせん収賄容疑で逮捕され、03年衆院選は不出馬。しかし04年参院選道選挙区に出馬し、落選したものの約48万票を獲得。05年に新党大地を結成して衆院選に挑み、比例道ブロックで衆院議員に返り咲いた。国政選挙に挑戦を続けることで、道内各地の後援会を維持し、集票力を証明してきた。
民主道連とは、07年参院選での選挙協力をきっかけに、08年には地盤の北見、釧路両市長選で「民主・大地」陣営として連勝。09年の衆院選でも、小選挙区で民主候補を支援し、民主の11勝1敗という圧勝に一役買った。
収監は最長約500日となる見通しで、その後も5年間は選挙に立候補できない。62歳の鈴木氏はそのころには70歳近くになる。後援会幹部からは「これからも支持する」との声が上がるが、鈴木議員の後継者は今のところ見当たらない。
新党大地は、10月の衆院道5区補選で、民主が擁立した元国土交通省キャリアの中前茂之氏の推薦を決めていた。民主道連幹部は「大地の票は保守票で、宗男票。代わりの人が声をかけても言うことを聞いてくれるかどうか。宗男さんがいなくても、働きかけできるようなつながりもない」と漏らす。
09年衆院選比例道ブロックの5区管内で新党大地が獲得したのは約3万票。「これを機に、(鈴木議員の)後援会をやめるという人もいる。どう取り込むか戦略を練りたい」。5区補選に出馬する自民の町村信孝元官房長官の後援会幹部は力を込めた。【岸川弘明、和田浩幸、堀井恵里子】
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦拝
【66】[78]投稿77番の訂正です
こんばんは、山口@福岡です。
下の投稿で 間違えて投稿した部分の訂正です
「厚生労働省元局長村木厚子氏」と書くところを「厚生労働省元村木厚子氏」と書きました。
誤った文を削除して、訂正文を投稿しようとしましたが、うまくできませんでした。
本当に、すみませんでした。
山口@福岡拝
【65】[77]厚生労働省元村木厚子氏とマイケル・グリーン氏の記事(1)
今朝、厚生労働省元村木厚子氏、マイケル・グリーン氏の記事がありましたので、転載します。
朝日新聞 朝刊
(転載開始)
検察捜査は「魔術のような怖さ」村木・厚労省元局長語る
2010年9月5日3時1分
郵便割引制度をめぐる偽の証明書発行事件で起訴され、無罪を主張している厚生労働省元局長の村木厚子被告(54)が10日の大阪地裁での判決公判を前に、朝日新聞の単独取材に応じた。164日間の逮捕・勾留(こうりゅう)中に検事とのやり取りを記したノートなどを手にしながら、「(公判では)やれることをすべてやった。真実は強いと思っています」と今の心境を語った。
元局長は昨年6月、自称障害者団体が同制度を利用するための偽の証明書を発行するよう部下に指示したとして、虚偽有印公文書作成・同行使容疑で大阪地検特捜部に逮捕された。元局長と弘中惇一郎・主任弁護人から判決前の記事化について承諾を得た上で、2日に埼玉県内の元局長の自宅で取材。元局長は容疑者自身が取り調べ状況などを記す「被疑者ノート」などの記録をもとに振り返った。
■大阪地検特捜部の捜査について
取調室は私、検事、事務官の3人。そこで、検事は特捜部が作った私が知らない事件の「ストーリー」を繰り返しました。途中で「そうかもしれない」と思い、自信を持って否定できなくなる。「魔術」にかけられそうな怖さがありました。
取り調べが始まって10日目、検事があらかじめ作った供述調書を持ってきました。それには、これまで言ったことがない元上司や部下の悪口が書かれていました。「こんなものにサインできない」と断ると、検事は「私の作文でした」と認めました。
逮捕から6日後の昨年6月20日の取り調べでは、検事に「容疑を認める気持ちはないか」と説得され、さらに「執行猶予付き(の有罪判決)なら大したことはない」と言われた時は、怒りで涙が出ました。「一般市民には犯罪者にされるかされないか、公務員としてやってきた30年間を失うかどうかの問題だ」と訴えたことも覚えています。
私の指示で偽の証明書を発行した、と捜査段階で説明した当時の係長(上村勉被告、同罪で公判中)らを恨む気持ちはない。逆にそういう調書を作った検事が怖い。公判では、凛の会側から証明書発行の口添えを依頼されたという国会議員が、その日に別の場所にいたことも明らかになりました。私たちは検察を頼りにしているし、必要な組織。捜査のプロとしてきちんとやってほしかった。
■164日間の大阪拘置所生活
朝晩の点呼の時は自分につけられた「13番」と答えました。昨年6月14日の逮捕の翌日、容疑者が裁判官の勾留質問を受けに行くための専用バスに乗る際、初めて手錠と腰縄をつけられました。腰縄をきつく締められた時、「これが犯罪者の扱いなんだ」と感じました。
拘置所では約150冊の本を読みました。朝と夜に聴けるラジオでは、頻繁に児童虐待事件のニュースを耳にしました。そのたびに(雇用均等・児童家庭局長だった自らの立場から)「何とかしたい」と思いました。
家族との接見が禁止されている時は弁護士が何度も接見室を訪れ、アクリル板ごしに「しっかり心をもって」「100%信頼しています」などと書かれたり、夫(56)と長女(25)、次女(19)が並んだ写真が張られたりした手紙を読ませてくれました。3人とは100回以上、文通もしました。夫と頻繁に手紙をやり取りしたのは初めてで、気持ちを伝えたい大切な相手だと改めて気づきました。
否認を貫けたのは、娘2人の存在があったから。自分が頑張れない姿を見せてしまうと、「2人が将来つらい経験をした時にあきらめてしまうかも」と思ったのです。共働きだったので、娘と一緒にいる時間が少なくて、申し訳ないとずっと思っていました。今回はそんな2人に助けられたのです。大学受験を控えていた次女は私と接見するため、夏休み中は大阪の短期マンションを借り、塾に通いました。
■判決前の心境
やれることは全部やりました。言えることは全部言いました。真実は強いと思っています。静かな、落ち着いた気持ちで判決を待っています。(板橋洋佳、平賀拓哉)
◇
〈郵便不正事件〉 障害者団体向けの郵便割引制度を悪用し、実態のない団体名義で企業広告が格安で大量発送された事件。大阪地検特捜部は昨年2月以降、郵便法違反容疑などで強制捜査に着手。自称障害者団体「凛の会」が同制度の適用を受けるための偽の証明書発行に関与したとして、村木厚子元局長や同会の元会長ら4人を虚偽有印公文書作成・同行使罪で昨年7月に起訴した。
捜査段階で元局長の指示を認めたとされる元部下らは公判で次々と証言を覆し、地裁は供述調書の大半を証拠採用しないと決定。立証の柱を失った検察側は6月、推論を重ねることで元局長から元部下への指示を説明し、懲役1年6カ月を求刑した。
参照先;http://www.asahi.com/national/update/0904/OSK201009040094.html
(転載終了)
日本経済新聞 朝刊 2010/9/5付
(転載開始)
(民主代表選 私はこう見る)「内向き日本、対米関係漂流」 現実路線で安定政権を 元米大統領補佐官 マイケル・グリーン氏
――民主党代表選の政治への影響をどうみますか。
「菅直人首相が勝利しても、残念ながら安定した民主党の構造はつくれない。小沢一郎前幹事長が不安定要因になり続けてしまうからだ。小沢氏が敗北して離党すれば、民主党の基盤は弱くなる。逆に要職に起用して挙党体制を築けば、菅氏の支持率が落ちる」
「小泉純一郎元首相の例にならって小沢氏を抵抗勢力に仕立てる方法もあるが、菅氏には難しいだろう。菅氏勝利の場合には、いずれにせよ弱い政権になる可能性が高い」
「逆に小沢氏が勝った場合には、国民に不人気のため長期政権は築けない。今回の代表選はどのような結果でも、日本の政治が安定する展開にはならない」
反米発言が傷に
――米政府は小沢氏を警戒しているようです。
「小沢氏の反米的な発言は日米関係にダメージを与えてきた。反米ポピュリズムを繰り返せば、日米関係を少しずつむしばむ傷になっていくだろ う。この先も短期政権が続くならば、長期的な日米間の安全保障協力は進まない。日本は内向きになっている。内向き状態が続けば、すべての日米関係が“永田 町の論理”で漂流するだろう」
――小沢氏は米海兵隊がいなくても第7艦隊で十分だとしています。
「あまり深く問題を考えないで、適当に発言しているという印象が強い。東アジアの安全保障問題を分析したうえでの発言とは思えない。海兵隊 は2日以内に世界中のどの地域にも展開し、補給なしで60日間連続で活動することができる。朝鮮半島での戦争から東南アジアでのテロまで様々な有事に対応 できる。豪州、韓国、東南アジアなどの日本の周辺国は海兵隊の役割に期待している」
同盟発展に影響
――代表選が日米関係にも影響すると。
「日米関係にとっては間違いなく気がかりだ。オバマ大統領の訪日を11月に控えている。私がホワイトハウスにいたころは、首脳訪日となれば 数カ月前から準備を進めていた。日本の政治混乱で、オバマ政権内には積極的に日米同盟を発展させることへのあきらめが出てきていると思う。非常に残念なこ とだ」
――日本は政治の混乱を続けている余裕があるのでしょうか。
「あるわけがない。中国の大国化で、アジア地域のバランスが変わりつつある。北朝鮮の核武装による脅威が目の前にある。日本経済の財政危機 は数年内に現実になるかもしれない。55年体制は崩壊したが、新しい政治構造を生み出すまでに時間がかかる。日本の民主主義を強化するためには、政治再編 のプロセスは避けられない。可能な限り混乱は早く終結してほしい。日米安全保障のために現実的な安定政権を望む」
(聞き手はワシントン=弟子丸幸子)
=随時掲載
(転載終了)
【64】[76]代表選、大阪 立会い演説会
民主党代表選 大阪の立会い演説に行ってきました。始まる前ヘリコプターが7機 飛んでいました。あの騒音は、地震の時など人
命救助の場面では、自粛が必要でしょう。 夕方のテレビ番組では、拍手の部分が消されていましたが、9対1 か 8対2 で小沢氏の発言時の拍手が優っていました。 蓮舫議員が苦言を言った反省でしょうか?今日は「政治と金」の話しは、出ませんでした。
2人の経済政策で、菅氏は、「雇用で、”介護”と”技術を中国・インド”に売る」と、小沢氏は「地方に財源・権限の委譲をして雇用を増やす、しかし、雇用増大まで時間がかかる、今年は予備費2兆円の財政支出をする」とのことです。あと小沢氏は、為替については、「急激な円高に対しては、介入をするが、円高は海外が日本を評価してくれているから10~20兆円使い、資源などを買収する」と数字が具体的になっていました。 小沢氏はケインズの定石を打ち景気回復がの予兆がある政策であるのと、海外勢に対する買収は、鉄鉱石が3倍になって困っている製鉄所など日本勢が将来優位になる戦略を出しているように思えます。
私が考える 2人の問題点は、菅氏の雇用対策は、時間がかかりすぎ、いつのことか と 中国、インドに技術を売ると言ってますが
、北京はロスチャイルドとゴールドマンサックスの牙城で、小沢氏が強いところです。インドもロスチャイルドが強いのではないでし
ょうか。海外に技術を売るにしても、小沢氏と脈があるところ売らざるを得ないとのに、どうするの?だと思いました。
小沢氏の問題点は、急激な円高を是正といっても、世界の1日の外国為替取引高が4兆ドルに達していて(ドル/円市場はユーロ/ドルの次に大きい)財務省が、日本は国の借金を 資産600兆円あるにも関らず、資産を隠し国債残高900兆円で破綻すると喧伝しまくっているのと、谷垣財務大臣のときイラク戦費のため40兆円介入したことが原因で、ヘッジファンドなどは日本は破綻する、介入はあるとのことで円売りポジションが引かず、円買いポジションがたまらないため、単純な円売り介入しても効果がないことです。 だから、今のうちに買収なのでしょうね。
熱烈な小沢ファンが集まった結果でしょうか? あの場所でアンケートをすると、6対1ぐらいで小沢氏優位にになるのでないかと
思います。
参考:「ロイターコラム:健在なミセス・ワタナベと為替介入のタイミング」
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-17080620100903
為替に携わっている方の話しでは、ヘッジファンドがミセス・ワタナベと同じ考え方をしているとのことです。
【63】[75]不明「100歳以上」に想う
一般市民です。
全国で不明「100歳以上」は297人もみつかったようだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100904-00001111-yom-soci
戸令(こりょう)第三三条では次のように書かれているらしい。
凡そ国守は,年毎に一たび属郡を巡礼し,百年を問い,囚徒を録し,…
(国の長官は,毎年一回,管轄下の郡を実地に視察し,次のことを行え。百歳以上の者の家を訪れよ。囚徒の数を確認せよ。…)
(『天皇がわかれば日本がわかる』斎川眞より抜粋)
平成の世となっても百歳以上の者の家を訪れることは重要であるようだ。