日本政界●情報メモ

1094 投稿日:2014/11/29 09:08

【767】○「吉本隆明の183講演」12月からの公開をお待ちください。

http://www.1101.com/yoshimoto_voice/index.html
○「吉本隆明の183講演」
6年前、吉本隆明さんの講演音声を集め、
本人監修のベスト講演集といえる
『吉本隆明 五十度の講演』を発売しました。
その時、「ほぼ日」が集めたすべての
吉本隆明さんの講演を
だれでも無期限、無料で聞ける、
フリーアーカイブ化しようと
吉本隆明さんとお約束していました。
そしていよいよこのたび、
吉本隆明さんの1964年から2008年までの
183回の講演、合計21,746分の音声を
徐々にですが公開できる運びとなりました。
「ほぼ日」が文字起こしした講演は
テキストでもお読みいただけます。
12月からの公開をお待ちください。
http://www.1101.com/yoshimoto_voice/index.html

1094 投稿日:2014/11/06 10:12

【766】『吉本隆明の経済学』お詫びと訂正 筑摩書房

http://www.chikumashobo.co.jp/blog/news/entry/1063/
14.10.28
『吉本隆明の経済学』お詫びと訂正 筑摩書房

2014年10月に刊行いたしました『吉本隆明の経済学』(中沢新一編著、筑摩選書)に誤りがありました。以下のように、お詫びして訂正いたします。

382ページ「初出一覧」は「引用文献一覧」の間違いでした。
また、
第一章 1 幻想論の根底 → 第一章 1 幻想論の根柢
第五章 1 像としての都市――四つの都市イメージをめぐって
      一九九二年一月二一日、日本管主催の講演。 → 日本鋼管主催の講演。

以上です。

なお、「初出一覧」とした場合は、以下のようになります。

第一章
1 幻想論の根柢――言葉という思想
原題・共同幻想のゆくえ(同志社大学文学哲学研究会「翌檜」主催による講演、1978.5.2)『言葉という思想』(弓立社、1981年)所収
2 言語と経済をめぐる価値増殖・価値表現の転移
『iichiko』第39号(1996.4)所収

第二章
1 三木成夫の方法と前古代言語論
原題・三木成夫さんについて(ゲーテ自然科学の集い・慶應義塾大学での講演、1993.11.13)『モルフォロギア』第16号(1994.11)所収

第三章
1 経済の記述と立場――スミス・リカード・マルクス
原題・同上(日大三崎祭実行委員会主催による講演、1984.11.2)『超西欧的まで』(弓立社、1989年)所収

第四章
1 エコノミー論
「ハイ・イメージ論」『海燕』(1989.10~12、1990.1)所収
2 消費論
「ハイ・イメージ論」『海燕』(1990.5~7)所収

第五章
1 像としての都市――四つの都市のイメージ
原題・同上(日本鋼管主催の講演、1992.1.21)『感性都市への予感』(ぎょうせい、1992年)所収

第六章
1 農村の終焉――〈高度〉資本主義の課題
原題・同上(「修羅」同人主催、長岡市で行われた連続講演「農業論」1、1987.11.8)『吉本隆明全講演ライブ集』第5巻(弓立社、2002年)所収

第七章
1 贈与論
「ハイ・イメージ論1」『リテレール』第1号(1992.6)所収
2 消費資本主義の終焉から贈与価値論へ
『FiLo』第15号(1992)所収

第八章
1 超資本主義の行方
『サンサーラ』(1993.5、6)所収
2 世界認識の臨界へ
『エイティーズ―80年代全検証 いま、何がおきているのか』(河出書房新社、1990年)所収

以上です。

1094 投稿日:2014/10/19 04:10

【765】吉本隆明の経済学 (筑摩選書) – 2014/10/14新刊

吉本隆明の経済学 (筑摩選書) 単行本
– 2014/10/14新刊
中沢新一 (編著)

吉本隆明の思考には、独自の「経済学」の体系が存在する。それはマルクスともケインズとも異なる、類例のない経済学である。本書は、これまでまとったかたちで取り出されなかったその思考の宇宙を、ひとつの「絵」として完成させる試みである。経済における詩的構造とは何か。資本主義の現在と未来をどう見通すか。吉本隆明の残していった、豊饒な思想の核心に迫る。
内容(「BOOK」データベースより)
吉本隆明の思考には、独自の「経済学」の体系が存在する。それはマルクスともケインズとも異なる、類例のない経済学である。本書は、これまでまとまったかたちで取り出されなかったその思考の宇宙を、ひとつの「絵」として完成させる試みである。経済における詩的構造とは何か。資本主義の現在と未来をどう見通すか。吉本隆明の残していった、豊饒な思想の核心に迫る。
目次
第1部 吉本隆明の経済学
第1章 言語論と経済学
第2章 原生的疎外と経済
第3章 近代経済学の「うた・ものがたり・ドラマ」
第4章 労働価値論から贈与価値論へ
第5章 生産と消費
第6章 都市経済論
第7章 農業問題
第8章 超資本主義論

第2部 経済の詩的構造

1094 投稿日:2014/10/11 09:25

【764】2015 世界大恐慌の足音が聴こえる 著者:大竹愼一 出版社:李白社

2015 世界大恐慌の足音が聴こえる
著者:大竹愼一
出版社:李白社/徳間書店
発売日:2014年9月10日
1600円(税別)
<内容>
日本の経済新聞の落とし穴は記者に大局観がなくユダヤ人が経営する外国大手の報道を真に受けなんら疑問を挟まないことである。従って常にユダヤ人の罠にはめられ日本人向けに誤った記事を書く。そしてそれを読んだ日本人は大損をする。著者はその悪魔のサイクルを断ち切るべく米国に住み来日時に全国の日本企業を取材し自分の眼で確認したことを書く。トップクォーターたるゆえんである。その著者が2015年の不吉な予兆を詳述する。
<目次>
まえがき
第一章 遅すぎたアベノミクス
破綻した日銀理論
10年前に始めるべきだった異次元緩和
海外勢の円キャリに使われる日銀マネー
日本のゼロ%金利がもたらしたもの
つい本音を漏らしたFRBイエレン議長
股裂き状態にある日本の財政政策と金融政策
実体経済に翻弄される日本人
住友商事「ミスター5%」の限界
誰も期待していないアベノミクスの特区構想
本来の「規制緩和」とは何か
「1+1=5」の乗数効果がわからない官僚
岩盤規制を突破できない限りアベノミクスなど信用しない
いいところ取りだけはできないカジノビジネス
アベノミクスに対する海外勢の評価

第二章 高速道路を逆走する安倍政権

安倍晋三首相がガエル男である理由
本来すべきは消費税増税ではなく大型減税だった
供給を減らし人口を減らすための戦争リスク
国内要因と海外要因の両方が襲いかかってくるリスク
大失敗に終わった前回の消費税増税
面倒だから軽減税率の導入に反対する官僚
日本を食いつぶす「三悪」
付加価値税から生まれたミニスカートファッション
消費税とパラレルな関係にある失業率
シルバー層と若者層の格差は拡大する
崩壊したスウェーデン型福祉社会
増収増益に湧く輸出大企業の裏側

第三章 熱くも冷たくもないアメリカ

アメリカが経験した三度の大恐慌
今回の恐慌は10年サイクルの波の恐慌ではない
急速には上がらないアメリカの長期金利
失業率が下がればアメリカ株は暴落する
FRBはほんとうにQEを終了してもいいのか?
ITに仕事を奪われ所得を減らしている中間層
可処分所得と消費の伸びが落ちている
すでにピークアウトした住宅産業
活況を呈するシェールガス生産地
GEの強みを日本企業は見習うべきだ
大型株が強くなるのは相場終了のサイン
収益が悪化するナスダックハイテク企業
太陽光発電でなく石炭化発電が買いだ
次々と生まれる金持ちだけが住民の自治体
さらに意思決定がしにくくなるオバマ政権

第四章 デフレの恐怖に怯える欧州

デフレ現象が起きやすい状況にある世界経済
インフレ懸念よりもデフレ警戒を優先すべき
逆イールドカープになると景気は失速する
イールドカープを無視してきた紙パルプ業界
「平成の鬼平」三重野日銀総裁の不明
世界はコンドラチェフの波のボトムに向かっている
ドイツの要求で「預金封鎖」となったギリシャ
欧州をより難局に招くドイツ人の頑迷さ
さらに貸し渋りを強める欧州の銀行
北ユーロと南ユーロ
ウクライナ問題とシェールガスを巡る思惑
マイナス金利を発動したECB

第五章 中国崩壊のプロセス

中国のワナに嵌った日本企業
とっくに降ろしている「世界の工場」の看板
中間層がこれ以上増えない理由
史上最大のケインズ政策がもたらしたもの
すでに始まっている不動産バブル崩壊
シャドーバンキングの原資となった海外逃避マネー
日米台と入れ替わりに中国に前のめりになるドイツの不思議
共産党王朝は秦・隋に倣う短命タイプ
歴代王朝が経験した版図拡大路線の破綻
日本にとって理想は「南北朝」分裂のような形
いつかは朝鮮半島も版図にしたいという妄想
2015年に堰き止めていた歯止めが外れる
中国クラッシュの工程表

第六章 焼け野原となる前の日本の現実

日本の主力輸出メーカーの技術が伸び悩んでいる
円安になっても日本企業が日本回帰しない理由
値下げしてシェアを奪おうとしない日本企業
成功体験を捨て切れない日本企業
日本のエネルギー輸入価格上昇と商社の投資下手との関係
廃炉コストに膨大な費用がかかる原発
シェールガスに匹敵する資源を宝の持ち腐れにしている日本
警察と泥棒が一緒になって仕事をしているようなJ-REIT
10年かけて1トロイオンス5、600ドルまで下落していくゴールド
公的年金の積立金を株式に回す運用政策はアメリカでもご法度
ビットコインが市民権を得れば銀行は潰れる
復活させてくとも復活できない消費者金融
TPP参加は日本企業にとりブレイクスルーの絶好のチャンス
現状にぶら下がる農業は一掃すべき
マイノリティだけに見えるものがある
共同体の結束の仕組みを考え直す必要がある日本人

第七章 知恵のあるものが生き残る

企業戦略が実現できるかどうかはBSが教えてくれる
投資家にとりもっとも重要な財務諸表はBS
チェック機能が働かなかったバブル時代
会社を救った「内規」
バブル後の難平は絶対に間違いである
正反対の動きを示す景気循環株とバリュー株
儲かった株を全部売るのは浅はか
いまはバリュー株中心にポートフォリオを移すべき
投資とは欲望と恐怖の闘い
生き残りのためには最低でも三本足打法が必要
視野に入れなければならない預金封鎖
敵預金ほど恐いものはない
投機に通ずる預金封鎖対策としての食品在庫保有
現状の日経平均の実力は1万円そこそこがいいところ
クライマックスは必ずやってくる

あとがきにかえて
おカネの使用価値を求めて
大竹愼一の4つの推奨銘柄(袋とじ)

1094 投稿日:2014/10/02 17:30

【763】やっぱりドルは強い (朝日新書) 新書 – 2013/4/12 中北 徹 (著)

やっぱりドルは強い (朝日新書) 新書
– 2013/4/12
中北 徹 (著)
内容(「BOOK」データベースより)
米国が絡まない第三国間の取引でも、決済は必ず「ドル」を介して行われる。北朝鮮の金正日も、太平洋戦争直前の日本も、ドルの強大な権力にひれ伏してきた歴史がある。過去の事例を解説しながら、世界経済を水面下で操る「基軸通貨としてのドル」の全貌を明かす。
新書: 190ページ
出版社: 朝日新聞出版 (2013/4/12)

目次
第1章 世界を震え上がらせるドルの威力(すべての国際取引はドルが媒介する
北朝鮮・金正日総書記を苦しめた金融制裁
真珠湾攻撃も金融制裁が引き金だった)
第2章 基軸通貨の本質(クロスボーダー決済の仕組み
媒介通貨としての米ドルの役割)
第3章 米国の「金融権力」の内実(決済と取引情報の関係
スイスで進行中の「スケープゴート」劇
国際決済の仕組みとその問題点
決済リスクと中央銀行の役割)
第4章 基軸通貨国の特性(アメリカの経常収支赤字とファイナンス
IMFの「二枚舌」政策
基軸通貨国が持つ特権
アメリカでは通貨危機は起きない)
第5章 基軸通貨制度の現状と将来(米ドルはいかに強いか
ドルに対抗できる通貨はない
基軸通貨国の経営収支赤字は、本当に問題なのだろうか?)

1094 投稿日:2014/10/01 16:10

【762】第3回配本 吉本隆明全集 第4巻 

http://www.yoshimototakaaki.com/tome4detail.html
第3回配本
吉本隆明全集
第4巻 
1952―1957
664頁
定価(本体6400 円+税)
月報 小林康夫 ハルノ宵子
*周到に用意された二冊の詩集『固有時との対話』『転移のための十篇』と、それに続く詩篇、および初期の代表的評論「マチウ書試論」などを収める。

新たに「一酸化鉛結晶の生成過程における色の問題」「労働組合問題の初歩的な段階から」など4篇の単行本未収録原稿を収載。
月報:小林康夫・ハルノ宵子
詳細目次

固有時との対話/少数の読者のための註/転移のための十篇/火の秋の物語/分裂病者/黙約/絶望から苛酷へ/その秋のために/ちひさな群への挨拶/廃人の歌/死者へ瀕死者から/一九五二年五月の悲歌/審判/註


蹉跌の季節/昏い冬/ぼくが罪を忘れないうちに/涙が涸れる/控訴/破滅的な時代へ与へる歌/少年期/きみの影を救うために/異数の世界へおりてゆく/挽歌――服部達を惜しむ――/少女/悲歌/反祈●(祷)歌/戦いの手記/明日になつたら/日没/崩壊と再生/贋アヴアンギヤルド/恋唄/恋唄/二月革命/首都へ/恋唄


アラゴンへの一視点/現代への発言 詩/労働組合運動の初歩的な段階から/日本の現代詩史論をどうかくか/マチウ書試論――反逆の倫理――
/蕪村詩のイデオロギイ/前世代の詩人たち――壺井・岡本の評価について――/一九五五年詩壇 小雑言集/「民主主義文学」批判――二段階転向論――/不毛な論争/戦後詩人論/挫折することなく成長を/文学者の戦争責任/民主主義文学者の謬見/現代詩の問題/現代詩批評の問/現代詩の発展のために/鮎川信夫論/「出さずにしまつた手紙一束」のこと/日本の詩と外国の詩/昭和17年から19年のこと/前衛的な問題/定型と非定型――岡井隆に応える――/番犬の尻尾――再び岡井隆に応える――/戦後文学は何処へ行ったか/西行小論/短歌命数論/芸術運動とはなにか/日本近代詩の源流


ルカーチ『実存主義かマルクス主義か』/善意と現実――金子光晴・安東次男『現代詩入門』、関根弘『現代詩の作法』――/新風への道――歌集『広島』、武谷三男編『死の灰』、金子光晴・村野四郎選『銀行員の詩集』――/関根弘『狼がきた』/『浜田知章詩集』/三谷晃一詩集『蝶の記憶』/奥野健男『太宰治論』/谷川雁詩集『天山』/服部達『われらにとって美は存在するか』/島尾敏雄『夢の中での日常』 井上光晴『書かれざる一章』/平野謙『政治と文学の間』/野間宏『地の翼』上巻/山田清三郎『転向記』/埴谷雄高『鞭と独楽』『濠渠と風車』/掘田善衛『記念碑』『奇妙な青春』批判/中村光夫『自分で考える』/*/『大菩薩峠』/『純愛物語』

V
戦後のアヴァンギャルド芸術をどう考えるか/*/〈現代詩の情況〉[断片]/北村透谷小論[断片Ⅰ]/北村透谷小論[断片Ⅱ]/*/一酸化鉛結晶の生成過程における色の問題

解題

2014年10月9日発売

1094 投稿日:2014/09/30 09:28

【761】お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 – 知的人生設計のすすめ 旧版 

お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 – 知的人生設計のすすめ
橘玲
幻冬舎
A5判 264頁 2002年12月発売
本体 1,600円 税込 1,728円
品切れのためご注文いただけません。 (発送可能時期について)
日本人には役に立たない「金持ち父さん貧乏父さん」は今すぐ捨ててください!!

日本という国は、黄金の羽根を撒きながら堕ちていく天使に似ています。ベルリンの壁が崩壊し、冷戦が終結した後、日本は長い衰退の時代を迎えました。しかしその巨大な身体からは、いまでも大量の黄金の羽根が零れ落ちています。こうした黄金の羽根は、国家だけでなく、株式市場や不動産市場など、経済活動をともなうすべての場所に落ちています。歪みのない完璧な制度など、どこにもないからです。しかし、誰もがこの天使の黄金の羽根を拾うことができるわけではありません。羽根の枚数は限られており、うかうかしているとあっという間になくなってしまいます。他人よりも早く黄金の羽根を見つけるためには「知識」が必要です。これから述べるように、ほんの少しの工夫で、人生を劇的に変わるのです。(本書のIntroductionより)
目次
Part1 人生を設計するための知識

世界にひとつしかない金持ちの方程式
ルール1 純利益の確保こそが重要である。
ルール2 複利の資産運用では、わずかな利回りの違いが大きな差を生む。
ルール3 十分な元金がなければ運用しても意味がない。
ルール4 収入を増やす確実な方法は働き手を増やすこと。
ルール5 他人への投資と自分への投資を天秤にかけよう。
ルール6 サラリーマンが金持ちになる方法は3つある。
ルール7 確実に金持ちになる方法は支出を減らすこと。
ルール8 家計のリストラは住宅コストと生命保険から。
ルール9 投資のコストに気づかない人は金持ちにはなれない。
ルール10 最速の資産形成法は税金を払わないことである。
資産運用についてのよくある誤解
常識1 投資をしないのが最高の投資である。
常識2 バブル崩壊で日本人は豊かになった。
常識3 日本人は大きなリスクを取ってきた。
常識4 不動産を買ったら、資産運用はそこで終わり。
常識5 長期投資が成功するとは限らない。
常識6 資産運用の専門家は資産運用理論を無視している。
常識7 経済学者の予測は当たらない。
常識8 適正株価は誰にもわからない。
常識9 チャートで未来は予測できない。
常識10 短期投資は最高のギャンブルである。

Part2 人生の大きな買い物

不動産という呪縛
法則1 家を買うのは、株式に投資するのと同じである。
法則2 家の値段は、家賃から合理的に決まる。
法則3 持ち家とは賃料の発生しない不動産投資である。
法則4 不動産はリスク商品である。
法則5 住宅ローンは株式の信用取引と同じである。
法則6 住宅ローンの返済は「貯金」ではない。
法則7 永住を前提に家を買っても、持ち家は有利にならない。
法則8 「家賃より安く家が買える」ことはない。
法則9 30年後に手に入った「我が家」に価値はない。
法則10 市場経済では賃貸と持ち家に優劣はない。
コラム ワンルームマンションほどバカな投資はない
生命保険は損をすることに意味がある
損をすることに意味がある宝くじ
長生きするリスク
生命保険で資産運用はできない
生命保険のリフォーム
コラム 変額保険の謎
見えない「貧困化」が拡がっている

Part3 惜しみなく奪われる人々

黄金の羽根を撒きながら堕ちていく天使
国家に惜しみなく奪われる人々
厚生年金と国民年金
天国と地獄
健康保険を払わない人々
サラリーマン教養講座(1) 年金制度が破綻する理由
サラリーマン教養講座(2) 厚生年金基金が破綻する理由
サラリーマン教養講座(3) 健康保険制度が破綻する理由
サラリーマン教養講座(4) サラリーマンの実質税負担

Part4 黄金の羽根の拾い方

「法人」の不思議
法人がわかれば人生が変わる
ルール1 所得税の発生しない範囲で給与を決定する。
ルール2 所得税の発生しない範囲で家族を雇用する。
ルール3 生活費を法人の経費に振り替える。
ルール4 個人資産を法人名義で運用する。
コラム 最適年収の計算方法
不可能を可能にする奇跡のファイナンス
子どもを“担保”に融資を受ける
法人によるファイナンス
奇跡の融資支援制度
信用保証協会のダブルバインド

Part5 税金について知りたい本当のこと

裏金とは何だろう?
税務署の表と裏
税務調査
税務署の裏事情
税務署と税理士の怪しい関係
信用崩壊
コラム 長者番付の論理

Part6 もうひとつの人生

海外投資の基礎知識
税金とは何だろう?
タックスヘイヴン
海外投資のすすめ
資産運用の税コストが軽減できる。
格付の高い金融機関を利用できる。
資産の守秘性が守られる。
海外投資と税金
銀行預金の利子
株式・債券・ファンドの配当
債券の売却益
株式の売却益
ファンドの売却益
為替損益の扱い
海外投資の原則
永遠の旅行者
国家の破産
PTの基本戦略

エピローグ 新宿中央公園のホームレス

1094 投稿日:2014/09/29 15:25

【760】『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015』橘 玲

『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015』
http://www.tachibana-akira.com/2014/09/6551
橘 玲
単行本: 262ページ
出版社: 幻冬舎 (2014/9/26)
内容紹介
お金持ちになった人続出! ! 30万部を超えるベストセラーになった『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』を12年ぶりに全面改訂。

「『黄金の羽根』を読んで人生が変わりました」という人、「この本に触発されて会社を辞め、いまは赤坂にビルを3棟持っています」という人などなど、この本を読んで経済的独立を手にした人が続出したベストセラー『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』を12年ぶりに全面改訂。リーマンショックや安倍バブルなどそのときどきで経済環境の浮き沈みはあったが、原理的なことはなにも変わっていない。経済的に成功するためには、経済合理的でなくてはならない。国家とは人生を最適設計するための道具にすぎない。東日本大震災と福島の原発事故が起き、日本の社会が大きく変化したように見えても、じつは制度の歪みはほとんどそのまま温存されている。だからこそ12年前の“黄金の羽根”をいまでも同じように拾うことができる

1094 投稿日:2014/09/26 10:27

【759】副島隆彦の“予言者”金融セミナー 第8回

副島隆彦の“予言者”金融セミナー 第8回
「泥だらけの今の停滞を通り抜けたら その向こうに道は開けます。」
2014年7月26日に行われた講演会のもようを収録。

【第1部】
・これからはインドネシアが重要・2014年7月17日のマレーシア航空機撃墜事件の真実・デイヴィッド・ロックフェラーの生死が世界の変わり目・あなたの出口戦略は大丈夫か ・法人を作らせること自体が騙しだ・非居住者(ノンレジデント)になることが最上の策・今日の講演会の全体の流れを説明
【第2部】
・事前に受けた質問に答える・金価格の推移・金は、いつ、どのように買うべきか・ベネズエラやドイツが米国に預けていた金塊の回収に動いた・金の売却益の税金について・国債と住宅ローン金利の関係・アメリカFRBの出口戦略
【第3部】
・事前に受けた質問に答える・中国人民元の動き・ユーラシア大陸、BRICSが世界の中心になる・サハリン天然ガスと日露平和条約へ・相続時精算課税は利用してはいけない・副島隆彦とセミナー参加者との、ナマの質問コーナー
講演会、第1部・第2部・第3部の内容を収録。 収録時間:315分。 価格:9800円(税込・送料サービス)

副島隆彦の“予言者”金融セミナー 第7回
金(きん)とドルの最後の闘いが起きている。
政府の金融統制と市場の価格操作まで見越した予言・予測をする。
2014年2月9日に行われた講演会のもようを収録。

【第1部】
・今日の講演会の全体の流れを説明・『税金官僚から逃がせ隠せ個人資産』・NY金=COMEX金の価格の推移・金価格は操作されている。 仕組んだ通りに金価格は下げられた・金の買い時は?・10年もの国債の動き・米国FRBの金融政策の実情・日中韓で軍事衝突を起こさせられるのか・金融経済と政治のバランス
【第2部】
・“金持ち難民”にならないためにどうすればいいのか・税理士に騙されるな・ドルと元、 日本円の為替の動き・日本で人民元預金ができる・ドル円の為替の予測・オフショア バランス・日本の大企業の株価の動き・副島隆彦の中国視察報告
【第3部】
・日経平均株価について・シェールガスはインチキだ・中国のシャドーバンキングは心配ない・次の米大統領はバイデンだろう・副島隆彦とセミナー参加者との、ナマの質問コーナー
講演会、第1部・第2部・第3部の内容を収録。 収録時間:287分。 価格:9800円(税込・送料サービス)

副島隆彦の“予言者”金融セミナー 第6回
金持ちの資産が国に狙われている。隠すべきを隠し、逃がすべきを逃がす。
2013年7月28日に行われた講演会のもようを収録。

【第1部】
・参加者からの事前の質問に答える・脱税というコトバを簡単に使ってはいけない・在庫切れという形で金(ゴールド)地金が買えなくなる ・税制による締め付け、逃がさせなくする法律・タックス・ヘイヴン(租税避難地)はすべて米国政府にこじ開けられた・日銀黒田発表の本当の意味・自分の“出口戦略”を本気で考えよう
【第2部】
・税務署との闘い・NISAも孫への教育資金贈与の非課税も騙しだ・金価格の推移、これからどうなるか・今後、日本は成長するか。 成長が止まった後、私たちはどうすればいいのか・アベノミクスはインチキ・日本は衰退国家、貧乏国家である・タイには相続税、固定資産税がない・東南アジアは中国と一緒に成長してゆく
【第3部】
・プラチナについて・真実の日本のGDP・日米欧の中央銀行の不良資産の推移・国債の暴落が一番恐ろしい・D.ロックフェラー(98歳)は、 まだ健在・税制でお金持ちたちを捕捉する・副島隆彦とセミナー参加者との、ナマの質問コーナー
講演会、第1部・第2部・第3部の内容を収録。 収録時間:300分。 価格:9800円(税込・送料サービス)

副島隆彦の“予言者”金融セミナー  第5回
はじめから計画されていた円安と株高。2012年末に突如行われた衆議院総選挙。
2013年の世界と日本の政治、金融・経済を予測する。
2013年1月27日に行われた講演会のもようを収録。

【第1部】
・作られた「円安」・今後のドル円相場の動き・日本国にとっては円高がいいのだ。国力を落とすな
・日本政府は米国債を50兆円分買うという形で、米国に日本国民の大切なお金を貢ぎ続ける
・スペインとイタリアで金融危機が再燃し秋には崩れる・QE3(量的金融緩和)実施の理由・資産は海外へ逃がせ、隠せ!
【第2部】
・現在の金価格について・金(きん)は1グラム5千円を突破し、1万円をめざす・金に関する質問にすべて答える・金の取引停止が行われたら、どうすればいいか・日本の国債は暴落するか・米国の今後の動き・これからの中国・世界一の高層ビルが間もなく湖南省の長沙に完成する
【第3部】
・これから東南アジアに世界中からもっと富と人が集まる・投資するならば実体のあるものに
・株式相場、日本経済、国債について事前受付の質問に答える・副島隆彦とセミナー参加者との、ナマの質問コーナー
講演会、第1部・第2部・第3部の内容を収録。 収録時間:270分。 価格:9800円(税込・送料サービス)

副島隆彦の“予言者”金融セミナー  第4回
『欧米日 やらせの景気回復』発刊記念 講演会
やってはいけない“世界協調ジャブジャブ・マネー”(根拠のないお金の刷り散らかし)に、アメリカとヨーロッパは手を染めた。 これから世界の金融・経済は、どうなってゆくのか?
2012年7月1日に行われた講演会のもようを収録。

【第1部】
・消費増税法案が衆議院で可決された・大増税に突き進む官僚たち(円安・株高の仕掛け人たち)
・巧妙に仕組まれる株高、ドル円の動き・日本と米国、ヨーロッパ諸国の10年もの国債の利回り
・ヨーロッパが犠牲にされ、お金がアメリカへ流れ込んでいる・ヨーロッパの現状、視察の報告・金の価格について
【第2部】
・管理、統制(コントロール)と規制(ルール)の違い・BRICSと各国の金の保有量と価格の関係
・ドル・円の為替相場の動き・政府や権力者による恐怖の支配に騙されるな・ヨーロッパ救済のためのIMFへの各国の資金拠出額・ユーロ・円の為替相場の動き
・相続税の話・副島隆彦が受けた税務調査・シンガポールと水路(国境)で北に向かい合うジョホール州全体に注目
【第3部】
・アメリカ大統領選挙は、どうなるか・G2で次の世界を動かす・日経平均とNYダウ工業平均の推移
・名目GDP比と政府債務残高・橋下徹大阪市長と「維新八策」・可能な限り、副島隆彦が答える質問コーナー
講演会、第1部・第2部・第3部の内容を収録。 収録時間:286分。 価格:9800円(税込・送料サービス)

副島隆彦の“予言者”金融セミナー  第3回
『「金・ドル体制」の終わり』発刊記念 講演会
日本と世界の金融を政治と歴史から学ぶ智恵を合体させて読み解き、解説する。
2012年1月29日に行われた講演会のもようを収録。

【第1部】・2011年9月にギリシャをデフォルトさせておくべきだった・CDSという恐ろしい“人殺し生命保険”の実態・法務省“赤レンガ組”官僚たちを打ち倒せ・日本国債は暴落しない! 他
【第2部】・ドル・円の為替相場のゆくえ・やがて潰れるヨーロッパの大銀行たち・ロックフェラー世界帝国は終わりへ・BRICS(ブリックス、新興諸国)が世界の主役になる 他
【第3部】・金価格の推移・可能な限り、副島隆彦が答える質問コーナー
講演会、第1部・第2部・第3部の内容を収録。 収録時間:314分。 価格:9800円(税込・送料サービス)

副島隆彦の“予言者”金融セミナー  第2回
『大災害から復活する日本』発刊記念 講演会
2011年7月31日に行われた「副島隆彦の”予言者”金融セ ミナー」第2回
収録DVDを販売開始!

2011年3月11日の東日本大震災・原発事故から4ヶ月が経過した。 日本の金融・経済は今後どうなるか?
【第1部】・アメリカで金融規制改革法案が、ざわざわと広がり始めた・金とド ルが切断される!・金についてのQ&A他
【第2部】・改正が予定されている相続税の基本的な考え方・金ドル体制の終わり他
【第3部】可能な限り、副島隆彦が答える質問コーナー
講演会、第1部・第2部・第3部の内容を収録。 収録時間:245分。 価格:9800円(税込・送料サービス)

『日米 地獄へ道連れ経済』発刊記念 講演会
2011年3月27日に行われた「副島隆彦の”予言者”金融セ ミナー」第1回
収録DVDを販売開始!
現代の予言者 副島隆彦が、2011 年、大変動の日本経済の行方を的確に予想し、わかりやすく本音で解説している。東日本大震災・福島原発事故の後、日本は、どうなるのか? 金融業界、国際情勢は、どう動くか。激変する世の中で勝ち残る道を提言する。
講演会、第1部・第2部の内容を収録。 収録時間:187分。 価格:9800円(税込・送料サービス)

http://mediastudio.co.jp/SHOP/C_soejima_08.html
より

1094 投稿日:2014/09/25 03:25

【758】「通貨を考える」 中北 徹 著 ちくま新書

通貨を考える
中北 徹 著
シリーズ:ちくま新書
定価:本体800円 税
刊行日: 2012/06/05

金融の地殻変動を
読み解く
「円高はなぜ続くのか」「ユーロ危機はなぜくすぶり続けるのか」。こうした議論の補助線として「財政」と「決済」に光をあて、全く新しい観点から国際金融を問いなおす。

この本の目次
第1章 ユーロ危機は何を物語るのか―通貨戦略の実相をみる(ユーロ危機の実状
ユーロ危機発生の背景
ユーロ危機の分析
今後の展望)
第2章 通貨と金融、そして、財政の関係(財政と通貨危機
財政統合と通貨の問題
通貨危機、財政危機、金融危機)
第3章 国際通貨と為替変動―ブレトンウッズ体制からのパラダイムシフト(国際金融のニュー・アプローチ
共通通貨vs.複数通貨
為替レートの変動とリスクへの対処)
第4章 クロスボーダー決済(国際決済の仕組みとその特徴
外国為替市場とその決済機能
国際決済からみた基軸通貨とは?)
第5章 アジア経済圏と通貨戦略(ドル基軸通貨体制とレジーム・シフト
日中間での通貨金融協力の可能性
日本にとっての通貨戦略―円の国際化)

国家と通貨の連関をめぐって/中北徹
 貨幣、通貨、マネー、どう呼ぶのであれ、その起源は古代にまでさかのぼる。この人類の創造物は、資本主義の発生より、はるか以前から存在した。
 近代以降、通貨であれ、貨幣であれ、それは資本主義の隆盛と強く結びつき、昨今の経済のグローバル化、情報通信技術の進歩、自由主義思想の喧伝もあって、市場経済のシンボルともてはやされるようになった。しかし、数百年に一度であるはずのバブルの生成と崩壊が相次いだことから、危機が頻発し、「通貨」が経済社会の不安定性の根因とされ敵視されている。
 国境線をまたいで、異なった通貨交換の仕組みを研究する「国際金融」の分野は、国内の金融のように制度や一般的なルールが堅固に確立していないため、国際政治やパワーがむき出しになる一方で、原始的(プリミティブ)な金融の仕組みが支配する領域である。
 通貨危機を目の当たりにして、国際金融に関する疑問や問題意識を膨らませ、満たされない知的渇望を覚える読者は多いはずである。
 本書は、「ギリシア危機とユーロ問題」「円高と日本円の復権」「リーマン・ショック後の米国経済と基軸通貨・米ドルの行方」「人民元の可能性」「G20に代表される新興国へのパワーシフト」「東アジアの共通通貨の可能性」など、現下において、噴出する通貨の数々の問題に言及している。
 本書には、二つの特徴がある。
 ひとつは、金融や通貨などの危機が発生する背景には、財政の存在が大きな役割を果たすという観点である。財政の支えなしには、通貨や金融の自立や信認が危うくなり、金融政策の独立は、「風前のともし火」に等しい。財政と金融・通貨は、公的部門負債残高という点で地下茎のようにつながる。
 二十世紀最大の経済学者であるJ・M・ケインズは、戦後、IMF・世銀体制を構築したブレトンウッズ会議で、金融経済の不安定性に深い憂慮を抱いて、資本移動にある程度の制限を課すことを是と考えていた。しかし、当時台頭著しかった米国の実力の前に退歩を余儀なくされた。
 いまひとつの特色は、決済(=通貨の受け払い)という観点から、通貨そのものにスポットライトを当て、実際に新しい“通貨作り”を提案したことだ。国際金融では、伝統的に為替レートの決定理論に多大の精力と関心が注がれてきた。しかし、理論的にいって、「為替レートは絶対に予測できない」。
 筆者は、実務家の間でクロスボーダー決済と呼ばれる、「異種の通貨交換」制度の成り立ちや、その安全性や効率性の側面に重点的な分析を行い、戦略的な観点から「日中合成通貨」の形成を提唱した。「ボトムアップ」手法と呼んでいる。
 具体的には、中央銀行である日銀と中国人民銀行との決済システムを、PvPという最新鋭の仕組みで連携する。円・元の直接交換が可能になるので、これを利用する銀行数が増える。すると、コストや安全面から、企業や個人がこうした動きを歓迎する。直接交換の利用が広がれば、円・元との交換比率が安定し、日中の当局が外貨準備の中に円・人民元を保有する比率が高まろう。これは、事実上の円と元を要素とする、一種の“合成通貨”(日中合成通貨)の誕生へつながる。
 東アジア地域で、二十一世紀の新時代をみすえて、共通通貨を模索する考え方としては、ACU・AMU(アジア通貨単位)などが存在するが、まずは為替レートの変動幅を小さくするという観点から出発するもので、「トップダウン」接近法であった。これは過大な財政資金(市場介入)を伴う。めざす目的地は同じであっても、入口が違うと、哲学も違ってくる。
 基軸通貨ドルの体制は当分続くであろう。しかし、だからといって、円の利用度を高める努力を怠るべきではない。
 通貨は古くて、つねに新しい問題である。
(なかきた・とおる 経済学者)
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480066695/
より