日本政界●情報メモ

投稿日:2010/09/16 07:01

【457】「「代表選」を示唆する「辻元事件」。「看板議員」の「社民党離党」の背後に「政権右派」の影。「民主内紛」の原因は「現実主義の台頭」だ!」

「森永卓郎「厳しい時代に『生き残る』には」」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010年 9月14日
「「代表選」を示唆する「辻元事件」。「看板議員」の「社民党離党」の背後に「政権右派」の影。「民主内紛」の原因は「現実主義の台頭」だ!」

http://www.nikkeibp.co.jp/article/sj/20100913/245054/?P=1

代表選の「原点」ともいうべき「小さな事件」
  本日(2010年9月14日)、民主党代表選挙(国会議員投票)が行われる。
 本コラム執筆時点では、残念ながら、菅直人首相と小沢一郎・前幹事長のいずれの候補者が新代表に選出されているかは明らかでない。
 したがって、代表選の結果に関する論評はいずれ稿を改めて行うことにしよう。
 ただし、本コラムは事実上の次期首相を選ぶ代表選当日付の記事である。
 コラムの内容もやはり代表選に絡むものにしたほうがよいだろう。
 そこで思い出されるのが、今回の代表選の「背景」というか、「原点」ともいうべき「小さな事件」である。
 (政治の大勢に影響がないという意味で、敢えて「小さな事件」と表現させてもらった)

辻元氏離党の背景に、同氏特有の選挙事情も
  その事件というのは、1カ月半ほど前に起きた、辻元清美・衆議院議員の社民党からの離党である(同氏の離党表明は2010年7月27日)。
 ご存じの方も多いと思うが、辻元氏は土井たか子・元社会党委員長の秘蔵っ子であり、鳩山政権では国土交通副大臣を務めていた。
 また、社民党内では福島瑞穂党首の後継者として将来を嘱望された「看板議員」でもあった。そのため、辻元氏離党によって社民党の受けた衝撃は大きかった。
 では、その辻元氏離党の理由とは何か。
 1つは、選挙事情にある。
 辻元氏は、民主党と国民新党の選挙協力の下、大阪の小選挙区から選出されている。
 社民党の連立政権離脱で民主党と国民新党の選挙協力が得られなくなれば、次期衆院選(総選挙)での当選がおぼつかなくなる。
「批判だけでは、日本を変えることができない」
 
 いま1つは、辻元氏が「現実主義に傾いた」ということである。
 そして、実はこちらのほうがより本質的な理由といえる。
 辻元氏は離党表明会見で次のように語っている。
 「批判だけでは、日本を変えることができない。いろんなことを具体的に解決していく政治を進めたいとの思いが強くなった」
 本人は明言こそしていないが、この発言は明らかに福島党首との路線対立を示している。
 私は福島氏とも辻元氏ともわりと親しく、両氏とは何度も議論を重ねてきた仲だ。
 その私から見ると、福島氏は明らかな理想主義者である。
 だからこそ、鳩山由紀夫・前首相が連立政権の合意(本人の事実上の政権公約)を破って、沖縄・米軍普天間基地の移設先を同・辺野古沿岸に決めたとき、福島氏は迷うことなく社民党の連立政権離脱を決断したのだ。

「理想」と「現実」のどちらを優先すべきか
 
 辻元氏は、そのあおりを受けて国交副大臣を辞めざるを得なくなったわけだが、同省を去るときには涙を流して辞任を悔しがった。
 外にいて叫んでいても、何も変わらない――。
 どんなに批判を受けても、政権内に残って、中から1つずつ変えていくべきだ――。
 恐らく、それが辻元氏の本音なのだろう。
 福島氏が普天間問題でスジを通して(あるいは理想を貫いて)政権離脱を決断したのと比べると、その対照性が際立つ。
 理想と現実のどちらを優先すべきか――。
 それは誰もが直面する難題であり、どちらが正しいとは一概にはいえない。

「政権右派」の思想・政策に染まってしまった
 
 しかし私は、「現実」はもちろん重要だが、「理想」を掲げる人(なかんずく政治家)がいなくなったら、世の中は決して良くならない、と思っている。
 その意味では、福島氏のほうにシンパシーを感じている。
 やはり今回の「事件」の本質は、辻元氏が政権に入って「変わった」ことだ、と思う。
 もっと直截にいえば、辻元氏が前原誠司・国交大臣と一緒に仕事をするうちに前原・野田グループの思想に染まってしまったのだ。
 前原・野田グループとは、この連載で何度も述べてきたように、「政権右派」ともいえる集団だ。その基本思想は自民党政権下の小泉内閣に近い「構造改革・対米追従路線」である。
 そして、それは辻元氏の「師匠」である土井たか子氏の思想とは対極にある。
 にもかかわらず、辻元氏は前原・野田グループの思想に染まってしまった……。

「リベラル派」とは思えない過酷なリストラ策
 
 その「証拠」はいくらでもある。
 たとえば、辻元氏は国交副大臣として日本航空(JAL)の再建案の策定に深く関わった。
 その再建案は、かつて辻元氏が属していた「リベラル派」が到底容認できないような厳しい内容だった。
 まず、38万にのぼる株主に100%減資を求め、個人株主の「最大の目的」ともいえる株主優待の権利も切り捨てた。
 あの「ダイエー再建」のときですら、99%減資にとどめて株主優待の権利は残したのに、である(ちなみに、ダイエーはJAL同様に公的資金を投入した企業再建例)。
 加えて、1万6000人の人員削減や国際線28路線・国内線50路線の撤退(事業規模では国際線4割減・国内線3割減に相当)など、「過酷」ともいえるリストラ策を盛り込んだ。
 ことほどさように、辻元氏が策定に携わったJAL再建案は、極端な縮小均衡を図るという、およそ社民党の政策とはかけ離れた内容だった。

「高速道無料化」にブレーキをかけてきた
 
 辻元氏と社民党の政策のズレは、それだけではない。
 辻元氏は「高速道路の無料化」にも反対の立場で、国交省内では同政策にブレーキをかける役割を担ってきたのだという。
 周知のとおり、高速道無料化といえば、歴史的な政権交代につながった昨年(2009年)の総選挙で民主党がマニフェストに掲げた看板政策である。
 そして、同政策を巡っては、福島氏(社民党党首)と親しい小沢氏が実施に積極的で、「反小沢グループ」を率いる前原・国交大臣が実施に消極的、といわれる。
 つまりは、辻元氏は「現実」から世の中を変えようとしたのではなく、思想・政策面でも既に「現実」に転換(あるいは転向)していたのだ。
 そして、その思想・政策は自身の属する政党より政権右派のそれに近づいていたのだ。

「思想は違うけれど、きちんと議論ができる人」
 
 とすれば、もはや社民党に辻元氏がいる場所はなかったはずだ。だからこそ、辻元氏は社民党を離党せざるを得なかったわけだ。
 では、なぜ辻元氏は変わってしまったのか。
 一番大きかったのは、やはり前原・国交大臣と一緒に仕事をしたことだろう。
 離党表明後のテレビ番組で、私は辻元氏に聞いた。
 「なぜ安全保障面で思想が180度違う前原大臣と仲良くなったのですか」
 辻元氏はこう答えた。
 「思想は違うけれど、彼はきちんと議論ができる人だった」
 朱に交われば赤くなる――。
 とりわけ、「ベース」のない人は、周囲に感化されて、その思想に染まりやすい。
 辻元氏も国交副大臣になるまでは国土交通行政に携わった経験がなかった。であるからこそ、やすやすと周囲に取り込まれてしまったのではないか。

鳩山政権は「理想主義」、菅政権は「現実主義」
 
 さて、ここまで長々と辻元氏の「事件」に紙幅を割いてきたのは、冒頭で述べたように、それがある意味では今回の民主代表選を象徴しているからでもある。
 前回のコラムで指摘したように、代表選を通じて民主党内の路線対立が鮮明になった。
 世上、鳩山政権の「理想主義」に対して、菅政権は「現実主義」ともいわれる。
 周知のとおり、鳩山政権を支えたのは小沢氏であり、菅政権を支えているのは前原・野田グループである。
 そして、今回の代表選は菅首相と小沢氏の一騎打ちとなった。
 換言すれば、民主党を二分する「現実主義派(菅氏支持派)」と「理想主義派(小沢氏支持派)」の争いでもある。

昨夏のマニフェストは「理想主義的内容」
 
 もっとも、小沢氏支持派を「理想主義派」と位置づけることに違和感を覚える向きもあるかもしれない。
 ならば、こう考えてみてはどうだろうか。
 昨年の総選挙のマニフェストは、その個別政策については議論の余地もあろうが、全般的に見れば、この連載で何度も述べてきたように、「国の仕組み」あるいは「国のあり方」を変えようとする意欲的なものだった。
 その意味では、「理想主義的」な内容だった、といえる。
 だからこそ、多くの有権者が民主党を支持し、歴史的な政権交代につながったのだ。
 そして、その理想主義的なマニフェストの策定を主導したのが、ほかならぬ小沢氏であった。

菅首相と辻元氏の姿がダブって見えないか
 
 ところが、政権運営の稚拙さからか、リーダーシップの欠如からか、鳩山政権ではそのマニフェストを十分に履行できなかった。
 そのせいか、あとを襲った菅政権は、当事者の弁を借りれば、「現実主義」に立脚して、その内容を修正・変更したのだという。それが今年の参院選のマニフェストである。
 このような視点で眺めてみると、どうだろう。
 現実主義派ともいえる菅氏支持派と「現実主義に傾いた」という辻元氏の姿がダブって見えないだろうか。
 とりわけ、菅首相の姿と辻元氏の姿が。
 (この連載で以前も指摘したが、消費税を巡る発言のブレに象徴されるように、菅首相には経済の「ベース」がないように思われる)

権力掌握後に「右派的言動」を弄するように
 
 いずれも左派(そして市民運動家)出身でありながら、権力掌握後に右派的言動を弄するようになったところも共通している。
 両氏によれば、それが「現実主義」なのだという。
 その結果、菅政権および辻元氏(国交副大臣当時)の思想・政策が自民党政権のそれに似通ってきているのは、どうしたことか(例えば、前々回のコラムを参照)。
 もっとも、菅政権を支える前原・野田グループの基本思想がもともと小泉政権のそれに近いのだから、それもやむを得ないことなのかもしれない。
 しかし、だとすれば、なぜ前原・野田グループは自らの思想・政策と相容れない(と思われる)昨年の総選挙のマニフェストを容認したのか、といった疑問も残る。
 ともあれ、民主党内における「現実主義の台頭」、あるいは党内一部勢力の「現実主義への転向」が、今回の代表選で露呈した「内紛」の大きな原因の1つになっていると思う。
 そして、その「現実主義」なるものが、どのようなものであるか。辻元氏の「事件」は、実に示唆に富んでいると思う。

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/09/15 07:31

【456】「菅内閣で日本は破滅へ」

「心に青雲」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010年09月15日
「菅内閣で日本は破滅へ」

 昨日の民主党代表選で、おそらくは大きな不正が行われて、菅直人が代表に再任された。
 また不正だけでなく、官僚どもとマスゴミが結託して卑劣で汚いネガティブキャンペーンが執拗に繰り広げた結果、これに惑わされた地方議員とサポーターたちが「やっぱりクリーンな菅でないと」と思ってしまった結果が出たのだと思う。
 仙石官房長官がずいぶんと官房機密費を使ったことだろう。選挙だからお互い様、ということもあり得ようが、著しく民意を踏みにじった選挙結果となった。

 私は仮に小沢一郎氏が代表になっても、首相にはなれないどんでん返しを予想していた。
 それは何かというと、仙石がポロッと漏らしたが、国会での首相指名選挙で民主党の菅支持派が小沢氏に投票しないことである。それで例えば、みんなの党の渡辺喜美あたりを、自民党と結託して首相に推してしまうのだ。

 むろんそうなれば民主党は分裂であるが、小沢にだけは政権を渡さない、という目的は達成される。たぶん菅直人や仙石、枝野らはそこまでやるだろうと読んでいた。
 私は国会議員票すらが、予想に反して菅直人多数になったのは、この脅しが半端な議員どもを恐怖させたのだと思う。

 そうした買収や脅迫に耐えて代表選で小沢氏に投票した民主党の議員の勇気は賞賛してよい。
 私は、日本の在日のカルトが、そしてそれを操るアメリカが(つまりユダヤ勢力が)、小沢氏の首相実現を絶対に許すまいと睨んでいたから、代表選そのものはどう転ぶかわからなかったが、その後に絶対に小沢氏を潰す動きがやってくると予測していた。

 こうなると、次は菅・仙石らによる鳩山や小沢支持議員への粛清が始まる。次の衆院選や参院選で、今回小沢指示を表明した議員は、公認されないなどの報復措置をとられるだろう。
 そうなれば3年後に民主党は第一党から転落するが、あと3年はそれでやればよいとアメリカは考えているのだろう。3年のうちに「郵政民営化」を完璧に実現させて、郵貯・簡保の350兆円を奪ってしまう。そしてアメリカの経済崩壊に日本を道連れにするのだ。

 その目的を邪魔しにきた小沢とその一派は、彼らにとって、ゆるしがたい対象であったろう。先の参院選でも国民新党が一人も当選できないという不正が行われたのだ。
 その結果をみれば、アメリカが(在日カルトが)、何をしてでも小沢一郎氏や亀井静香氏らを潰す気できていることは明白であった。

 アメリカ=ユダヤ金融資本の仕掛けに、なんとか民主党内の愛国者が抵抗してくれるのを期待したが、儚い夢だった。民主党も自民党も、やはり同じユダヤとカルトの下僕なのだ。

 代表選における不正の可能性については、植草一秀氏のブログ(http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/)や、小野寺光一氏のメルマガ(http://archive.mag2.com/0000154606/index.html)で詳しく触れられている。
 また、今度のカンカラ缶内閣とは何かを植草氏がブログでまとめておられるが、まったく同感である。
         *      *      *
 政権交代によって達成するべき課題は、この基本構造の打破であり、
①対米隷属からの脱却
②官僚主権から国民主権への転換
③政治権力と大資本の癒着排除
④市場原理主義・財政再建原理主義の排除
⑤警察・検察・裁判所制度の近代化
の五つが日本政治刷新のテーマだった。
 
 これらのテーマにつき、新政権は具体的に目標を定めた。
①沖縄普天間基地問題の解決
②官僚天下りの根絶
③企業団体献金の全面禁止
④セーフティネットの整備、国民生活第一主義
⑤取り調べ過程の全面可視化
である。
 
 鳩山政権はこれらの課題実現に取り組んだが、米官業のトライアングルによる抵抗はすさまじかった。マスゴミは米官業トライアングルの意向を受けて、激しく民主党の鳩山-小沢体制を攻撃した。
 その結果、6.2クーデターが発生して、悪徳ペンタゴンが政治の実権を主権者国民から奪取してしまった。このクーデターによって樹立されたのが菅直人政権である。
 
 具体的に見れば良く分かる。
①沖縄普天間基地の辺野古海岸への移設
②官僚天下りの温存
③企業団体献金全面禁止法案の封印
④消費税大増税公約の提示
⑤取り調べ全面可視化法案の封印
 
 あっという間に、すべての政策が転覆されているのである。
 これでも、人々はこの政権を主権者国民政権と呼ぶのだろうか。

         *      *      *
 
 このたびの代表選でもサポーター票で票のすり替えなどが行なわれたと見るべきであろう。そのすり替えた結果を小沢支持の議員に密かに知らせ、菅直人に寝返るよう働きかけたと思われる。

 アホな民主党サポーターも多かっただろう。直前の小沢氏と青木愛氏のデッチアゲのスキャンダルや、官僚の意図的な鈴木宗男収監などの手にコロッとだまされて、やはり小沢は悪だと洗脳されたのであろう。これからその判断が自分にかえってきて、失業したり、家族離散や自殺、地域の崩壊が身近に起きる。中小企業や銀行の倒産などが今後続発するだろう。
 10年もしたら、終戦直後のような浮浪児が巷に溢れる社会になる。それを決定づけたのが、今度の民主党代表選であった。

 国民のことを一顧だにしない官僚どもによって、日本は破滅させられる。ただ、首相を短期間に取り替えるのはみっともない、というくだらない理由によって、日本は崩壊への道を歩むことになった。戦死した英霊たちはどんな思いでいるだろう…。

 さっそく昨日の株価、主要銘柄は総崩れ起こした。これからもっと下がるだろう。円高も進んでいる。菅直人を首相にした人たちは、どう責任をとるつもりか。

 トヨタが49円安、ソニーが17円安、任天堂が安10円、ユニクロが30円安、パナソニックが7円安 など。

 菅は消費税増税が批判に晒されたので、いったん消費税論議を中止するふりをしている。だが菅内閣は来年度予算編成を行うか財源が示せない。税収はもはや40兆円もなく補正も入れれば100兆円近い予算を組んでいる今、無い袖はふれず財源はないのだ。
 来年度から「子ども手当」は官僚によって取り上げられてしまう。

 小沢氏の説いたごとくに、財務省がかかえる隠し資産を吐き出させる以外に、財源は出てこない。だが菅内閣はなんと「一律1割の削減」しか言えない。

 副島隆彦氏の本を最近批判したが、今度の代表選に関しての彼の見解を「学問道場」で見るかぎりは、彼の意見には同感である。
 「次の時代の到来に備えてほしい。厳しい政治反動の時期に政治謀略を仕掛けられて次々に落選させられることなく、私たち国民が彼ら、小沢一郎が手塩にかけて育てた政治家たちを守りぬかなければならない。」
 (「今日のぼやき」2010年9月3日  https://www.snsi.jp/tops/kouhou/1419

 このところ、振って湧いたように日中間の雲行きがあやしくなっている。尖閣諸島周辺の日本領海内で海上保安庁巡視船に衝突した中国漁船船長を逮捕した事件である。
 中国当局が日本の大使を午前3時に呼び出して詰問するとは、非常事態である。宣戦布告とでも解するしかないほどの危険な状態に陥った。

 なのに中国大使は民間人の丹羽宇一郎(伊藤忠商事の元社長)がやっていて、これまた菅内閣には危機感がみじんも感じられない。丹羽宇一郎にこの緊急事態が対応できるのか? 岡田外務大臣のような小物ではこれも対応できまい。岡田が行ってはかえって火に油をそそぐことになろう。

 外務省の担当は言わずと知れた「チャイナスクール」で、日本のためより中国のために動く者どもだ。自衛隊の情報などは、彼らを通じて筒抜けになるだろう。
 田中眞紀子氏を特命大使にして交渉に当たらせるのも一案だが、彼女が小沢支持だったからそれも不可能。

 まるで日米戦争直前の近衛内閣みたいだ。無能で、なすすべもなし。
 日中戦争となれば、こんなに財力的にも、兵力的にも、政治家の人材でも弱っている日本に勝ち目はない。アメリカも、ことの発端が安保条約の範疇に入っているかいないかでもめている日本の尖閣諸島や日中中間線の問題だから、絶対に米軍を中国に向けない。
 尖閣諸島のような境界がはっきりしないところが日米安保の対象になるかどうかと議論が起きたこと自体で、ここが戦争のキッカケとされると見ておかねばならなかったのだ。
 そして案の定…。

 こういう事態が襲ってきているのに、「菅さんはまだ3か月しかやってなくてかわいそう」とか「小沢は“政治とカネ”だから」などと、きいたふうなことを言っているバカどもには、日本が対米や対中でここまで追い込まれている状況が本当にわかっていない。
 クリーンかどうかなんてこの際、どうでもいい。中国に行って、話をおさめてこれる胆力のある政治家に託さなければならないのだ。

 ただちに収束させないと、あっという間に尖閣諸島を占領されて、領土を奪われることで日本は降伏しなければならなくなる。石垣、宮古も奪われてしまう。うっかりすれば沖縄にも手をだしてくるだろう。
 そうなれば、シーレーンは破壊され、東シナ海にも「支那の官許海賊」が出没することになる。
 沖縄にはアメリカが守っているなどと思ってはならない。アメリカ軍はもうグアム島へ移転することになっているのだから、沖縄に未練はない。
 
 まあそうなれば、尖閣諸島をうしなって菅内閣は総辞職か。
 で、総選挙をやって民主党が下野して、みんなの党と自民党で連立組んで、そそくさと日本の資産を破滅寸前のアメリカに差し上げることとなるだろう。

 そうなるかどうかは分からないが、ロックフェラーどもはそこまで仕掛けるのだ。
 ウソ八百の新聞の効用は、行間を読むと、やつらの陰謀が透けて見えるようになることである。
 作家の林秀彦さんが書いていたように、日本はこの先、線路の途切れた断崖に向かって列車を走らせているのであって、もうそれを止めることは不可能に近い。

 菅内閣が続くと決まって、その破滅へのスピードが増したのだ。列車に乗っている日本人の多くは、そんなことを見抜けるアタマはない。マスゴミによって窓の外はみえないように操作されていて、もうすぐ列車が谷底に落とされることを知らないで、天下太平を信じている。

 私はどうするかと言えば、日本が破滅するまでは、黙々と権力者どもの非をあばき、本当のあらまほしき日本の姿を、書き続けるのみである。

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/09/15 07:26

【455】「悪徳ペンタゴン工作活動に敗れた主権者国民勢力」

「植草一秀の『知られざる真実』」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010年9月14日 (火)
「悪徳ペンタゴン工作活動に敗れた主権者国民勢力」

民主党代表選の投開票が行われ、菅直人氏の代表続投が決まった。

 焦点の国会議員票では
小沢一郎氏 400ポイント
菅直人氏  412ポイント
と、菅直人氏が僅差で小沢一郎氏を上回った。
 
 地方議員票では
小沢一郎氏 40ポイント
菅直人氏  60ポイント
 
 党員・サポーター票では
小沢一郎氏  51ポイント
菅直人氏  249ポイント
となった。
 
 党員・サポーター票は小選挙区ごとの総取り方式である。このため、大量の死票が生まれ、また、選挙区ごとの投票数の差もまったく調整されない。したがって、党員・サポーター票もドント方式で集計する方式への変更が実施されるべきである。ポイント数と得票率との間に大きな差が生じている可能性もある。

(追補)党員・サポーター票の得票比率は小沢一郎氏40%対菅直人氏60%だったとのことである。これをポイント数に換算すると、
小沢一郎氏 120ポイント
菅直人氏  180ポイント
になり、ポイント総合計は
小沢一郎氏 560ポイント
菅直人氏  652ポイント
で、その差は92ポイントということになる。
(ここまで追補)
  
 今回の代表選は主権者国民と悪徳ペンタゴンとの闘いであった。
 
 より端的に言えば、米国と官僚の言いなりになる首相と米国と官僚の言いなりにならない首相のどちらを選択するのかという選挙だった。
 
 問題は悪徳ペンタゴン一味のマスゴミが戦前同様の狂気とも言える情報工作を展開し続けたことにある。さらに、党員・サポーター票投票・集計の方式を不正が介在する余地を大きく設定したため、党員・サポーター票の集計に信用が置けなくなったことも問題である。
 
 今回の代表選により、当面菅直人政権が維持されることになったが、これは日本の政治史に極めて大きな汚点を残すものになる。なぜなら、菅直人氏が参院選前に参院選が菅政権に対する信任投票であることを明言し、その参院選に大敗したにもかかわらず総理の座に居座ることになるためだ。政治家が自分の言葉に責任を持たないことが歴史の事実として残されてしまうことになる。
 
 今回の代表選により、民主党が水と油の集合体であることが明確になった。
①対米隷属   VS  自主独立
②官僚主権   VS  国民主権
③大資本との癒着VS大資本との癒着排除
④市場原理主義 VS 共生重視主義
⑤検察ファッショVS警察検察民主化
の二つの勢力が同居している。
 
 昨年の政権交代は、悪徳ペンタゴンから主権者国民が政権を奪取したものだが、本年6月2日後の政権交代は、悪徳ペンタゴンが主権者国民から政治権力を奪還したものだった。
 
 この意味で、民主党は二つに分裂することが合理的である。
 
 今後、政界全体が主権者国民勢力と悪徳ペンタゴン勢力とに二分される大再編に進む可能性が高く、そのことが日本政治を分かりやすいものにするうえで好ましいと言える。
 
 代表選は主権者国民勢力にとって容認できないものになったが、主権者国民による政権奪還に向けて、直ちに再出発しなければならない。

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/09/15 07:21

【454】「官房長官・仙谷由人のダーティな陰謀・謀略工作を徹底的に暴き出せ」他

「毒蛇山荘日記」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010-09-15
「官房長官・仙谷由人のダーティな陰謀・謀略工作を徹底的に暴き出せ」

自民党の政治家たちも真っ青の、史上稀に見る醜い、ダーティな陰謀・謀略選挙が展開されたという意味で、今回の民主党代表選挙は異色であり、おそらく歴史に残るだろうと思われるが、その主役はといえば、言うまでもなく、むろん、現官房長官で、菅直人続投政権でも留任確実と見られている仙谷由人官房長官、その人である。仙谷由人が、この選挙戦で、いったい、何をやったのか、何をやらなかったのか、いいずれ近いうちに明らかになるだろうが、いずれにしろ、日本は、それほどのダーティな選挙を必要とするほどの後進国ではないのだから、今後の日本の政治のためにも、徹底的に暴き出すべきだろう。仙谷由人が今回の民主党代表選挙において果たした役割とは、小泉純一郎政権時代の秘書官飯島某の役割だった。菅直人グループは、この民主党代表選挙を通じて、小泉政権時代の「悪習」を徹底的に模倣し、反復していた。菅直人政権が、自民党崩壊の原因となった小泉政権を模倣・反復しているのは皮肉だが、逆に考えれば、民主党政権もそう長くは無いということであろう。とこで、菅直人の顔色が冴えないが、菅の顔が冴えないのは、菅が誰かに実権を握られ、誰かの演出で踊る道化師にすぎないということに原因があると言っていい。むろん、演出しているのは仙谷由人であろう。菅直人続投政権は、秘密警察が跋扈するダァーティな政権であることを忘れるなかれ。身辺に注意せよ。尾行を警戒せよ。そして、仙谷由人のダーティな陰謀・謀略工作を徹底的に暴き出せ。

「サポーターの投票率66%の謎。「3分の1」のサポーターが棄権なんて嘘でしょう。小沢一郎票は廃棄処分? 仙谷由人なら、やりかねないか…(笑)」

以下は読者からの投稿コメントより。

猫公爵 2010/09/15 04:01

いーのさんに賛成です。

きっこさんも仰っています(以下、引用)。

そして、他の人からは、こんなツイートも回ってきた。

@hatakezo 党員・サポーター票。有権者342,493人なのに投票数229,030票!投票率が66%?残りの34%は投票しなかったのか?

@kamitori ハガキは丸見え、捨てられたのでしょう。

 もちろん、何の証拠もないことだけど、これほど全国の人たちが注目してる選挙で、党員とサポーターの投票率が66%ってのは、あまりにも低すぎる。

 それも、一般の選挙における一般の有権者の投票率ならともかくとして、わざわざ会費を払って民主党の党員やサポーターになったりしてるほど民主党に思い入れがある人たちなのに、そんな人たちの3人に1人が、党の代表でありニポンの総理大臣を決める大切な選挙を棄権するなんて、普通じゃ考えられない。

 だけど、その次のツイートが推測してるように、届いたハガキの中から「小沢一郎」って書いてあるハガキをカタッパシから捨ててれば、これくらいの低い投票率になるだろうし、結果も8対2っていう極端なものになるだろう。

 逆に、棄権したことになってる11万3000票が、すべて「小沢一郎」と書かれてたと仮定すると、トータルでは45%対55%で、小沢さんが逆転する。これは、大手のポータルサイトが実施した世論調査の結果とピッタリ合致する比率だ。

 ちなみに、サポーターの票は、全国300の地域で、それぞれ「菅」の票と「小沢」の票とをカウントして、少しでも多いほうの勝ちとする方式だ。

 たとえば、ある地域の党員とサポーターの総数が1000人だとして、菅さんへが501票、小沢さんが499票なら、この地域は菅さんの勝利になり、菅さんに1ポイントが入る。つまり、菅さんは、全国300の地域で、249もの地域を制したことになる。

 そして、この党員とサポーターの投票率が、100%とは言わなくても、せめて90%くらいあったら、あたしは何も文句は言わないし、別に疑問にも思わなかった。だけど、投票率が66%しかなかったってのは、やっぱり変だ。

 さっきの党員とサポーターの総数が1000人の地域なら、トータルで660票しか投票されなかったことになる。トータルで660票だから、菅さんが360票で、小沢さんが300票なら、菅さんの勝ちってワケだ。

 実際には、菅さんが360票で、小沢さんが400票で、小沢さんが勝ってたのに、何者かが「小沢一郎」って書かれてるハガキを100枚捨ててたとしたら?‥‥って想像しちゃう。だって、こんな想像でもしなかったら、あまりにも偏った結果の謎も、あまりにも低い投票率の謎も、どっちも解けないからだ。

(引用終わり)

今時、記入後の候補者名欄に遮光シールを貼って隠せないような投票ハガキをなぜわざわざ作るのかから始まって、集開票プロセスをすべてきちんと公表してもらい、一点御曇りも無い公平な選挙であると説明してもらえないと国民は納得がいかない。

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/09/15 07:12

【453】「第一ラウンド、菅判定勝ち。これから第二ラウンドのゴングが鳴る」

「世相を斬る あいば達也」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010年09月15日 | 日記
「第一ラウンド、菅判定勝ち。これから第二ラウンドのゴングが鳴る」

民主党代表選挙は、一見小沢一郎の惨敗のように思えた。たしかに、負けは負けだし、筆者の小沢一郎の勝利確実予測が覆されたのは事実だ。筆者の予測の間違いは認めるが、ここでくじけるわけにはいかない。

多くの励ましのコメントに混じり、誹謗中傷揶揄のコメントも昨日は面白いほど送られてきた。ありがたいことである、少なくとも拙ブログを読んでくれていたという事であり、感謝に堪えない。(笑) こんな糞馬鹿議員の烏合集散する民主党など塵箱に捨ててしまえ、と思ったのは僅か30分。それ以降は、益々小沢一郎応援に磨きをかけるぞ、とファイトが湧いてきた。

それもこれも、多くのランキングを応援して下さっている貴重な読者の方々や小沢シンパの方々の、「小沢応援ありがとう!でもこれで小沢の政治が終わったわけではない。今後は菅政権批判と小沢一郎の第二ラウンドを目指す方向性を含め、一層の健筆を期待する」に代表される読者のコメントに勇気づけられ、筆者も次のステップに、進むことが出来、感謝に堪えないわけである。

さてと、今回の代表選の結果は党員・サポーター票、地方議員票は「総どり方式」と「ドント方式」の違いで、極端な票差が現れたが、小沢派と菅派の比率は概ね4:6という事になっている。国会議員はほぼ半々だ。すべてで菅直人が勝利した点は菅派を勢いづかせるだろう。頑張って、真の政治主導、脱官僚政治を見せて頂くことにしよう。多少早目にサポーターが投票してしまったきらいはあるが詮無い話である。

冷静に考えれば、「人・モノ・金・人事・マスコミ」を握った現内閣総理大臣・菅直人に、「政治とカネ」で18カ月叩きまくられた小沢一郎が国家の危機という事で、果敢に挑んだ結果としては、大善戦、惜敗だったとも言える。

この、大善戦、惜敗は小沢一郎の政治姿勢を強く応援する国民が予想以上に多かったことを物語ってもいる。 小沢一郎という政治家がこんな程度の敗北でくじけるわけがない。おそらく、思った以上に接近戦であったことを分析、次のステップにつなぐものと思われる。

菅直人は今週中にも、党人事、内閣改造を断行する可能性が高いが、枝野幹事長の去就はどうでも良いが、仙谷官房長官の留任を決めるだろう。ここまで誹謗中傷を含めガチンコで闘った二大勢力が、今さら「挙党一致」等というのも、気味の悪い話である。負けた勢力は「一兵卒」だ。ノーサイドと言いながら、人の首をニコニコ笑って切る人物に阿る必要もないし、義理もない。

「一兵卒」として協力できるモノは協力し、出来ないことは断固議論する。当面はそう云う姿勢で臨めばいい。どうせ、答えは年内に判るであろう。 正直、今回小沢を支持した議員達は、数カ月しかもたないであろう菅民主党の、党や政府の要職に就くことを極力避けた方が賢明だ。政党助成金の政党要件を満たす為にも、年内に一定の動きが出ることは充分考えられるので、果報は寝て待てという選択ではないのだろうか。

小沢一郎は最終的に再度動かざるを得ないと筆者はみている。民主党支持者の党員、サポーターの人々、そして地方議員の人々の今回の選択は、何となく筆者は理解できる。問題なのは10日の時点で小沢支持を明確に語っていた236人の議員の中から、土日を挟んで36人が14日午前中の党員・サポーター票の開票漏洩を耳にはさみ、寝返った「小早川」がいたことの方が重大だ。また、検察審査会の議決を「逃げる逃げない」の議論からも解放され、小沢一郎は一層身軽になったという事も重要な視点だ。

ただ、消極的にだが世論(マスメディアの作る世論)に阿る選択をした国会議員が問題だ。こんな連中は何人集まろうと、政治を行う能力はない。官僚とマスメディアと自民党など野党の餌食になるのが関の山である。マーケットは早速菅政権に刃を突きつけている。ニューヨーク市場は円の対ドル為替レートが82円台に突入、70円台突入まで経済音痴総理・菅直人を揺さぶり続けるだろう。お手並み拝見、高みの見物を1か月ほど愉しもう、と思う次第だ。

さぁ小沢シンパの皆さま、気を落とさずに第二ラウンドのゴングを鳴らそうではありませんか!第三ラウンドもあると思われる、混沌の日本だ。小沢の出番は再び来る、そして小沢一郎は国民の為に命を掛けます。我々も僅かな力を結集、小沢一郎を小沢政治、応援し続けましょう!

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/09/15 07:07

【452】「小沢一郎の「最後の決戦」は「勝ちは負け、負けは勝ち」と民主党代表選の敗戦から「第2幕」の幕が開いた」

「板垣英憲の『マスコミに出ない政治経済の裏話』」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010年09月14日 23時39分48秒
「小沢一郎の「最後の決戦」は「勝ちは負け、負けは勝ち」と民主党代表選の敗戦から「第2幕」の幕が開いた」

◆「勝ちは負け、負けは勝ち」
 民主党代表選は9月14日午後、菅直人首相721票(党員・サポーター249票+地方議員60票+国会議員206×2=412票)、小沢一郎前幹事長491票(党員・サポーター51票+地方議員40票+国会議員200×2=400票)という結果により、菅首相が圧勝した。
 しかし、この数字を目を凝らして見れれば、ズバリ、「勝っても負けても『党を割る』」戦術を展開中の小沢前幹事長の予想外の圧勝であった。菅首相は、続投という「名」を取り、「実」を取った。小沢前幹事長は、要するに、小沢前幹事長の「最後の決戦」は、この敗戦から「第2幕」の幕が開いたのである。
◆「このままでは、日本は破滅する」
 そう叫んだ小沢前幹事長の悲痛な叫びは、一般国民の耳には届かなかったようだ。「日本が破滅しようが、しまいが、そんなの関係ない」と思っているのであろう。代表選の開票の結果、「菅首相再選」が決まった途端に、東京外国為替市場は14日、ドルが売られた前日の海外市場の流れを引き継ぎ、円相場が急伸。一時83円07銭=14日午後5時27分と、9月8日に付けた83円34銭を上回り、1995年5月以来、約15年3カ月ぶりの円高・ドル安水準を記録した。このため、投資家の間では、政府による市場介入を求める悲鳴のような声が高まっている。
 だが、残念ながら、菅政権は、アメリカから「1ドル=80円を超えるまで介入するな」と強い圧力をかけられているので、手が出せず、「1ドル=80円」を突破するまで輸出産業を見殺しにするしかない。
 日本経団連の米倉弘昌会長は9月13日午後の定例記者会見で、「これ以上円高になるようなら、為替介入をしていただきたい。経済回復が腰折れになっては困る」との考えを改めて述べていたのに、何の手も打たれなかったばかりか、菅首相再選がむしろ、円高=ドル安の要因となってしまった。
 菅首相の無策は、詰まるところ、一般国民はにもとより、多くの企業に多大の被害をもたらすことになるのだが、この無策首相を民主党の党員とサポーターが選んだ以上、何とも仕方がない。ネズミは、時として大群を成して疾走し、断崖絶壁から大海に雪崩れの如く飛び込み、集団自殺するといい、日本民族はいま、断崖絶壁を目指すこのネズミの大群に似ていなくもない。
◆菅首相再選に世界各国政府は、敏感に反応し、これに各国マスメディアが報道しているのに、中国北京政府だけは、報道官が「ノーコメント」を表明、その足元で中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突した事件の捜査をめぐり群集が、反日運動を北京の駐中起こし始めている。これは、日米同盟関係から見て、いかなる現象なのか分析してみると、1つの興味深い中国の外交戦略が浮かび上がってくる。
 それは、中国北京政府が「菅首相-財務省-米国CIA・マイケル・グリーン-デイビッド・ロックフェラー-オバマ政権}という図式をしっかり念頭に置いて、菅政権に次々に揺さぶりをかけ、対日攻勢をかけようとしていることである。
 これは、菅政権があまりにも米国の言いなりになり、これが、ひいては中国の国益を損なうのはないかと、北京政府は、憂慮しているのである。これらの点に関する限り、親中国の小沢前幹事長には、大いなる支援材料になる。北京政府は、極左暴力集団と近接している菅首相・菅政権は嫌いなのだ。加えて言えば、中国漁船、左翼政権を率いていながら、どこか自民党の小泉純一郎政権に近しい。早い話が、菅首相が行っている、あるいは、行おうとしている政策が、限りなく小泉政権に近いということである。それは、米国CIAとの関係である。北京政府は、菅首相が米国CIAの言いなりになっていると見て、警戒している。中国は、いまや航空母艦建造に成功し、潜水艦隊隊も確立しており、北京政府は、これらの軍事力をフルに活用して、太平洋における「シーパワー(海上権力)」を確立しようとしてきた。この現実を前にして、菅首相は、いま成す術もないのが実情である。
◆北京政府は、「菅首相・菅政権=小泉元首相・小泉政権=米国CIA=ブッシュ前大統領=ディビッド・ロックフェラー」の関係」を熟知している。米国CIAべったりの菅首相を北京政府は、警戒し、むしろ、小沢前幹事長を信用していると言われている。靖国神社公式参拝問題で、小泉元首相が北京政府から徹底的に嫌われたように菅首相が、北京政府との外交に失敗して、その果てに自滅し、ついには退陣する可能性は、ますます高くなっており、小沢前幹事長の出番が、いよいよ増している。英雄は、「時を選ぶ」のである。

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
「党員・サポーター票」の開票結果が、国会議員の投開票以前に漏れていて国会議員の投票に影響を与えた
◆この代表選は、「関ケ原合戦」に準えられ、最後のところで、裏切り者・小早川秀秋が勝敗を決すると見られていた。だが、小早川秀秋になると見られていた前原誠司国土交通相が裏切るどころか、完全に菅首相支持に回っていた。 なぜそうなったのか。それは、14日午前3時から行われていた「党員・サポーター票」の開票結果が、国会議員の投開票以前に漏れていたということである。

(転載貼り付け終了)
(転載貼り付け開始ワ)

投稿日:2010/09/14 16:11

【451】「小沢氏大差で体表選挙に敗退」

2010.9.14.
「小沢氏大差で体表選挙に敗退」

              小沢一郎  菅直人
党員・サポーターポイント 51 249
地方議員ポイント 40 60
国会議員ポイント 400 412
合計              491 721

 残念ながら副島先生が予想していたとおり、既得権益を守る反小沢の勢力が強く
小沢一郎は敗退した。
 彼らがもっと追い詰められなければ、つまり自分で自分の首を絞めた事を自覚する以外彼らに覚醒の道はない。
 彼らは自分で選択した地獄を見る他はない。それまでは自分たちの水準に見合った代表菅直人をいただくしかないのである。

投稿日:2010/09/14 08:20

【450】「今回の代表選は『日本改造計画』以上のインパクトを与えた。もう小沢一郎の改革は止まらない!」

「日々坦々」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010/09/14(火) 07:57
「今回の代表選は『日本改造計画』以上のインパクトを与えた。もう小沢一郎の改革は止まらない!」

今回の代表戦は、将来の日本に大きな影響を与えていくだろう。

小沢一郎という一人の政治家が、なぜ20年以上も日本の政治の中心に君臨し続けてきたのか、ネガティブな情報ばかりだが、いったい小沢一郎は何を考え、何をしようとしているのか、その人と思想の一端を多くの国民が垣間見ることができたのではないかと思う。

今までマスコミ情報を鵜のみにして悪いイメージが先行していた人も、その斬新とも思える政策に接し、「何か変えてくれるのではないか」「少しでも前に進めるのではないか」と、知らず知らずのうちに期待していた、という人もいるかもしれない。

17年前に書かれた『日本改造計画』は、各界に波紋が広がり、「政策の小沢一郎」を定着させ、今日に至っても、それは全く衰えることなく、より強固にすらなっている。

今の小沢支持者の核となっている人達の中には、当時、この本を読まれた方が少なくはないだろう。

この2週間足らずの間で、小沢さんの政策は全国にとどろき、心ある国民の多くが耳を傾けるチャンスを与えられた。

どんなにマスメディアが妨害しようとも、どんなに相手が政策論争を避け、愚行愚策を仕掛けてこようとも、真正面から政策を前面に打ち出して戦った姿は、意識せずとも人々の心の奥底に潜行し、その思想と共に焼き付いて離れなくなるだろう。

それはまさに『日本改造計画』で今日の根強い小沢支持者ができたように、今後それ以上の広がりをみせ、この知れ渡った改革の炎は消されることなく、やらざるを得なくなってくるだろう。

この改革はもう止まらない。

もう、多くの国民が知ってしまったからだ。

万が一にでもカンさんが勝とうが、自民党が政権を再び奪取しようが、いったん人々に植え付けられた改革の芽は、もう誰にも摘み取ることはできない。

臨死体験者が語っているが、よく昔から人が死ぬ時に自分の人生で体験してきたことが事細かに、走馬燈のように映像として流れる、と聞く。

この2週間の戦いの中で、様々な象徴的な出来事が起きた。

それはまるで日本の旧民主主義か、それとも旧国家権力か、いずれにせよ国家規模の臨死体験とも言えるものだったのではないか。

まず、村木裁判の過程で露呈した、検察の杜撰な捜査と取り調べが国民の知るところとなり、鈴木議員の上告棄却で、最後の砦、最高裁までもが政治介入とも言える暴挙にでたことだ。

これは国家権力とは何かを考えさせられた。

次に、日本の旧型政治屋の象徴、菅直人のあまりの見苦しさが際立った。
政策・理念は口実だとばかりに権力に固執した姿には、毎度、ヘドが出るほど嫌悪感に苛まれた。
菅陣営の中でも特出した人達もいて、カンさん以上、自民党顔負けの策師も潜んでいる。

次にはマスメディアの異常なまでの小沢バッシング報道である。

********** ******

先日、小沢さんが築地に出かけられた時に、必ず移転問題についてコメントするだろうとツイートした。

『小沢氏が築地に行ったら都民の関心は唯一つ「移転問題だ」。≪「絶対反対という地元の意見もある・・・(築地を)リフォームしてきちっとすれば、今後も対応できる」と述べ、移転の必要はないとの認識を示した≫これを伝えたのは時事のみ。他のマスメディアはNHKも含め一切無視。』

それをいうために行ったということもできる。

●築地市場移転は不要=小沢氏 (時事ドットコム 2010/09/11-19:01) 
≪民主党の小沢一郎前幹事長は11日午後、築地市場(東京都中央区)の移転問題について「絶対反対という地元の意見もあるし、移転先があまりにもいろんな問題を含んでいる。(築地を)リフォームしてきちっとすれば、今後も対応できる」と述べ、移転の必要はないとの認識を示した。築地市場を視察後、都内で記者団の質問に答えた。≫(参照)

NHKを含めて一切無視して意図的に報道することを避けていた。

移転先の豊洲の土壌汚染のデータ改竄など、都民にとっては一番“旬”な話題である。

次期総理になるかもしれない人の築地移転問題に関する考え方を伝えるのは、マスメディアの当然の責務であり、都民がこれだけ関心を持っていて都議会でも紛糾している問題に対しては、両陣営に積極的に取材することがむしろ自然である。

今回無視したということは、意図的だといわざるを得ない。

メディアとしての役割でさえも完全に放棄している。

特にNHKは多くの都民に視聴料をもらっておきながら、都民が知りたい、知るべき内容を報じていない。
この肝心な部分を一切無視して、ただ築地を訪問したとのみ伝えていた。

その義務をも放棄していると、声を大にして言いたい。

また、普天間基地移設問題に関連した日米関係である。

米軍普天間飛行場の移設先の辺野古がある名護市議会議員選挙が行われ、移設反対を掲げる稲嶺進市長の支持派が16議席(27議席中)を獲得し、圧勝した。

これは純然たる民意が示されたと言えるわけで、住民の合意が得られない以上、日米合意ががただの紙切れ上での合意とならざるをえず、強行などしたなら全国規模での在日米軍基地反対の機運に火に油を注ぐことになりかねない。

このように別の側面から見て一つの現象と捉えるならば“産みの苦しみ”のようにもいえなくもないが、その事象の背後に人為的な意図(良いも悪いも)が見え隠れしていることを考え合わせるならば、それは臨死体験で過去の悪行の数々を見せられている、と考えたほうが腑に落ちる。

いよいよ本日、民主党議員による投票で実質的には総理が決まる。

いずれにしろ、まだ半年は荒れるだろうし、それこそ“産みの苦しみ”を味わうことになる。

まだまだ気の抜けない日々が続きそうだ。

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/09/14 07:29

【449】「代表選最大争点は対米隷属体制持続の是非にあり」

「植草一秀の『知られざる真実』」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010年9月13日 (月)
「代表選最大争点は対米隷属体制持続の是非にあり」

民主党代表選は主権者国民政権の再樹立を目指す小沢一郎氏と6.2クーデターで政権を乗っ取った悪徳ペンタゴンによる政権維持を目指す菅直人氏との間で激しい闘いが繰り広げられている。
 
 悪徳ペンタゴンとは日本の支配者であり続けてきた米国・官僚・大資本のトライアングル(「米官業のトライアングル」)とその手先である利権政治屋(政)、マスゴミ(電)の五者=米官業政電による利権複合体のことを指す。
 
 悪徳ペンタゴンの広報部隊がマスゴミ(電)であり、今回の代表選では、狂気とも言える偏向報道、情報操作を繰り広げている。
 
 9月1日の告示までは小沢一郎氏の出馬を阻止するための懸命な情報工作を展開した。
 
 この努力むなしく小沢一郎氏が出馬を表明すると、世論は菅直人氏支持であるとの世論調詐結果をねつ造して一斉に流布した。インターネット世論調査で小沢一郎氏支持が菅直人氏支持を圧倒しているなかで無理のある調詐結果ねつ造だったが、こうした常識判断を無視してねつ造データを発表し続けた。
 
 しかし、代表選が始まり、小沢一郎氏の声が直接国民に届けられるとともに、小沢一郎氏支持はさらに広がりを見せた。狼狽したマスゴミは、異例ともいえる追加世論調詐を強行し、報道の大半を「世論は菅直人氏支持」の虚偽情報流布にシフトした。
 
 ターゲットは党員・サポーター票の誘導だった。同時に、党員・サポーター票の集計作業に、一部、さまざまな問題があると思われる業者を介在させており、公正な集計作業が行われるのかどうか、強い疑念が生じている。
 
 仮に集計作業で大規模な不正が実施されるとした場合、事前のねつ造した世論調詐結果は、その不正を正当化するための論拠として用いられる可能性が高い。
 
 党員・サポーター投票が締め切られたため、マスゴミの絶叫調のねつ造情報流布は一息をついた。
 
 残るは、国会議員票の誘導である。

 党員・サポーター票の不正がすでに一部で確認されているため、選挙結果における党員・サポーター票の位置付けは低いものにならざるを得ない。

 国会議員票で多数を獲得した候補が、代表選後は実質的な発言権を確保することになると考えられる。
 
 この意味で、代表選の実質の決戦の舞台は国会議員票でどちらの候補者が多数を確保するかに移行していると言って良いだろう。
 
 小沢一郎氏と菅直人氏の基本政策方針には天と地の開きがある。
 
①自主外交  VS  対米隷属外交
②国民主導  VS  官僚主導
③国民第一  VS  大企業第一
④共生重視主義VS  市場原理主義
⑤国民生活第一VS  財政再建第一
の相違がある。左が小沢一郎氏、右が菅直人氏である。
 
 さらに、警察、検察、裁判所の前近代性について、
⑥取り調べ過程の全面可視化 VS 全面可視化に消極的
の相違も見られている。
 
 こうした相違があり、この意味で代表選は政策路線をめぐる決戦であり、日本国民にとって極めて重要で意義のある選挙である。
 
 上記6つの論点を示したが、そのなかの最大の論点は、①にある。
 
 つまり、
日本がこれまで同様、対米隷属で進むのか、
それとも、
真の意味での独立を果たすのか
との問題である。
 
 戦後65年間、日本を支配し続けてきた米国からすれば、日本の独立を簡単に認めるわけにはいかないだろう。これが、小沢一郎氏に対する狂気の総攻撃を生む根本原因になっている。
 
 逆に言えば、日本はそれほどまでに米国によって支配されているのだ。
 
 鳩山由紀夫前首相も米国の言いなりになっていれば、まったく安泰な日々をいまも送っていたはずである。
 
 しかし、日本人の尊厳、日本の独立の真の重要性を考えたときに、いばらの道であっても、真の独立を目指す道を選択したのだと考えられる。
 
 この点で菅直人氏は国の尊厳よりは、我が身の利益を優先したのだと考えられる。
 
 最終的には私たち日本人の矜持の問題である。
 
 対米隷属から離れ、真の日本の独立を目指す人々は小沢一郎氏を支持し、小沢氏の当選を目指さねばならないのだ。

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/09/14 07:26

【448】「民主党代表選で誰が選ばれるかの重大性を理解していない「護憲派」ジャーナリストがまだいたのには驚いた!」

「杉並からの情報発信です」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010-09-13 12:40:13
「民主党代表選で誰が選ばれるかの重大性を理解していない「護憲派」ジャーナリストがまだいたのには驚いた!」

民主党代表選の投票結果がいよいよ明日(9月14日)午後判明します。

「護憲派」と呼ばれる市民運動家や左翼活動家の中に、民主党代表選を「所詮は民主党内の権力争い。誰が選ばれても同じようなもの」と冷めた見方をする人が多い気がしますがそれは間違っています。

菅首相の続投を許すのか、小沢前幹事長が勝利して首相となるのかは今後の日本の運命を決定するほど重要なことあり、すべての国民の生活と今後の運命がかかっているのです。

■ 民主党代表選で誰が選ばれるかの重大性を理解していない「護憲派」ジャーナリストがまだいたのには驚いた!

先週土曜日(9月11日)夜文京区民センターで開催された「小選挙区制廃止を目指す連絡会」主催の「小選挙区と二大政党に批判を!6分間リレー トーク」に参加しました。

集会の告知広告を掲載した関係で「週刊金曜日」の北村肇編集長が冒頭にあいさつされましたがその発言内容に驚かされました。

北村編集長は【民主党の代表選はこのままいくと菅首相が選ばれる。管首相になろうと小沢首相になろうと自民党との「大連立」は避けられない。小沢氏は以前福田首相との間で「大連立」を企てて失敗した過去がある】と現在進行中の民主党代表選の結果をこのように予測しました。

「菅首相も小沢首相も大して変わらない。どっちもどっちだ」の発言に対して参加者から拍手がありましたが、私は大いなる違和感を感じました。

「国民生活が第一」「官僚支配打破」「財政再建よりも景気回復」「対等な日米関係」を掲げる小沢一郎氏が民主党の新代表に選ばれ首相に就任すれ ば、日本の再生の可能性が出てきます。

しかし菅首相が再選されれば間違いなく日本はどん底に向かって一気に転落していくでしょう。

「対米従属」がさらにひどくなり日本は文字通り米国の植民地として富と独立と人権をさらに奪い去られるでしょう。

「郵政民営化阻止法案」は廃案となり簡保と郵貯銀行の持つ300兆円の資金は株式上場とともに米国債購入とハゲタカ外資に略奪されるでしょう。

自衛隊は米軍の世界支配戦略に組み込まれて米軍の先兵として「対テロ」の名目で米国の侵略戦争に参戦させられるでしょう。

「官僚支配」がさらにひどくなり「財政再建」を名目とした消費税増税、「景気回復」を名目にした法人税減税が強行されるでしょう。

円高無策による不況がさらに深刻化しデフレスパイラルが一層激化して国民経済は破壊されるでしょう。

戦後最大の分岐点に立たされれている今の日本の運命を左右する民主党代表選の結果を「菅首相も小沢首相も大して変わらない。どっちもどっちだ」と 「評論」した北村編集長の「ジャーナリストの素質」に大いに疑問を感じました。

北村編集長は冒頭のあいさつをした後、集会のメインであります「小選挙区と二大政党に批判を!6分間リレートーク」を聞くこともなく途中で退場されました。

実は北村編集長の「ジャーナリストの素質」に関して疑問を持ったのは今回が初めてではありません。

私は2000年暮れに「杉並・世田谷読者会」を立ち上げて2007年まで毎月一回の例会の共同世話人を務めたことがあり「週刊金曜日」を市民運動 目線の媒体として高く評価していた一人でした。

しかし2010年2月5日号「角栄・金丸・小沢 特捜部との30年戦争」の内容が「喧嘩両成敗のような緊張感のないどっちつかずの評論家的内容」 に不満に思いそれまでの小さな不満が積もり積もって北村編集長あてに「決別宣言」を出したことがありました。

記事の中で、東京地検特捜部の小沢幹事長と民主党に対する常軌を逸した暴走を「それは善対悪というより見方によっては正義と正義のぶつかり合 い」(北村肇編集長)と「検察の正義」を認めて両者が五分五分で対決したのだと誤った分析をしたのです。

この時から約7か月経過した現在、検察が小沢前幹事長をターゲットにした「西松建設偽装献金事件」「陸山会土地購入事件」と石井一民主党参議院議 員をターゲットにした「郵便不正事件」は小沢民主党政権の誕生を阻止するために時の麻生首相と森啓介法相が検察に命じて「政治弾圧」であったことが暴露され始めています。

「検察の正義」など大手マスコミが作りあげた虚構だということが知れ渡ってきました。

9月10日大阪地裁は「郵便不正事件」で「虚偽有印公文書作成・同行使容疑」に問われて1年6か月の求刑を受けた村木厚子元厚生省局局長に無罪判 決を言い渡しました。この事件は大阪地検特捜部がでっち上げた「冤罪事件」であること明らかにされたのです。

以下に佐高信氏、北村編集長などにメールで送った「決別宣言」を以下に転載します。

______________________

(2010年2月6日送信のメール)

週刊金曜日

発行人 佐高信 様

編集長 北村肇 様

編集部 成澤宗男 様

編集委員 本田勝一 様

前略

私は東京都杉並区に在住する山崎康彦と申します。

2000年に「杉並・世田谷読者会」の設立を呼びかけ2007年まで共同世話人として毎月1回例会を主催してきました。

今日まで10年以上にわたり毎週金曜日に書店で貴誌を買ってきた愛読者の一人です。

最近の記事の内容に日頃から不満を持っておりましたが、昨日購入した2月5日号「角栄・金丸・小沢 特捜部との30年戦争」の記事を読んでその不満は決定的になりました。

今回の東京地検特捜部の暴走を「小沢対検察」の図式で捉え「それは善対悪というより、見方によっては正義と正義のぶつかり合い」(北村肇編集長)と、どこかの評論家のような論調に終始していたからです。

あまりにも危機感のないのんびりした紙面つくりに呆れてしまった次第です。

日本国民は昨年8月30日の総選挙で戦後初めて本格的な政権交代を選択して鳩山民主党政権を誕生させました。

今回の東京地検特捜部による一連の「国策捜査」は、小沢民主党幹事長失脚→鳩山民主党政権転覆をねらった政治謀略であり,政権交代がたった4ヶ月で終わってしまうほど重大な危機だったわけですが、貴誌の紙面にはそのような危機感はぜんぜん感じられませんでした。

>東京地検特捜部は小沢民主党幹事長の側近秘書3名を形式犯でしかない「政治資金規正法違反」容疑で逮捕・起訴しましたが小沢幹事長本人を今回も起訴出来ませんでした。

東京地検特捜部の全面敗北です。

今回の東京地検特捜部の暴走は、戦前の若手将校による「5.15事変」「2・ 16事変」の軍事クーデターに匹敵する「司法クーデター」と言って良いほどです。

戦後の日本国民が曲がりなりにも築いてきた「主権在民」「法治主義」「人権尊重」「議会制民主主義」を全面否定するアンシャンレジーム側からの総攻撃
でした。

検察は「紙と電波」を独占する大手マスコミに捜査情報をリークして「大本営発 表世論」を作ろうと必死でしたが失敗しました。

なぜならば、軍国主義一辺倒の戦前や田中角栄首相を失脚させた「ロッキード事件」の1970年代には存在しなかったインターネットという「民衆の武器」がここ4-5年急速に国民の間に普及していたからです。

もしもホームページやブログやメールやツィッターや検索エンジンやJanJanなどのネット新聞がこれほどまでに普及していなかったならば、国民の大多数は「紙と電波」媒体を独占している大手マスコミによる検察リークの「大本営発表」に見事騙されていたでしょう。
 
小沢幹事長は「金権体質の悪徳政治家」のレッテルを貼られて世間の批判を一身に浴び、「逮捕許諾請求」が国会に提出されて可決されていたと思われます。
 
国会では自民党、公明党、みんなの党と日本共産党が一緒になって、ここぞとばかりに小沢幹事長に離党や議員辞職を迫り、鳩山首相の責任を追及して来年度予算案や99の法案の審理が完全にストップし大混乱に陥ったはずです。

民主党内は小沢支持派と反小沢に分裂したはずです。

これこそが東京地検特捜部と大手マスコミが狙っていたことなのです。

総翼賛体制の「紙媒体」の中で「日刊ゲンダイ」と「週刊朝日」が真正面から検察批判を繰り広げてきました。

「週刊朝日」は東京地検特捜部から「抗議」を受け山口一臣編集長とフリー
ジャーナリストの上杉隆氏は「出頭要請」の弾圧をかけられました。

貴誌が「日刊ゲンダイ」「週刊朝日」と同じ「検察批判」の戦列に立っていな
い、と私は感じました。

毎週金曜日の店頭での購入はこれでおしまいにします。

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