日本政界●情報メモ

投稿日:2010/08/31 06:59

【363】「開かれた代表選を封殺しようとする悪徳の人々」

「植草一秀の『知られざる真実』」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010年8月31日 (火)
「開かれた代表選を封殺しようとする悪徳の人々」

悪徳の小泉竹中政治に道を開いた2001年4月の自民党総裁選。

 亀井静香氏は本選への出馬を辞退し、小泉政権樹立支持に回った。
 
 亀井氏の要職での起用と、人事への参画が、本選辞退の条件だった。
 
 亀井氏は本選出馬を辞退し、小泉氏は自民党総裁に選出され、内閣総理大臣に就任した。
 
 ところが、選挙での当選を決めた瞬間、協定は一方的に破棄された。小泉首相は亀井静香氏を切り捨てた。伝令役を務めた安倍晋三氏も驚く対応だった。

 9月14日の民主党代表選。圧倒的に有利な状況にあるのは小沢一郎氏である。本当の世論は小沢一郎氏支持である。
 
 普天間問題があり、米国が総力をあげて菅氏続投に動いている。米国に支配されるマスゴミは、世論調詐をねつ造し、小沢一郎政権阻止に向けて、総力を結集している。
 
 第二次世界大戦下の報道と同格である。

 小沢政権が樹立されると、日本の二大政党は、対米隷属派と自主独立派が対立する二大政党になる。時間が経過するごとに、自主独立派が勢力を増す。
 
 日本を支配する米国にとっては、いかなる手段を用いてでも、阻止しなければならない事態である。
 
 米国が容認する二大政党は、二大対米隷属勢力による二大政党なのである。

稲盛和夫氏は小沢一郎氏を支持すると同時に、前原誠司氏を支持している。稲盛氏自身が対米隷属から抜けられないのである。
 
 晩節を汚す行動を取らねばならない、特殊な事情があるのだと思われる。
 
 突然、菅直人応援団長になった石井一氏。何があったのかを究明する必要がある。
 
 悪の手口を甘く考えてはならない。命乞いをして、助命した途端に、反旗を翻すのが悪の常道である。マスゴミは無投票が決まった瞬間から、談合に進んだとして小沢氏総攻撃に転じるはずである。罠に嵌められてはならない。
 
 菅首相は、はじめは恭順の意を示すふりをするかも知れない。しかし、必ず、時間をかけて裏切りの行動に進むはずである。けじめをつけるべきときにけじめをつけなければ、将来に必ず重大な禍根を残す。主権者国民を愚弄してはいけない。火種を完全に消さなければ、大火を引き起こす元になる。
 
 菅氏が恭順の意を示すのなら、仙谷官房長官、岡田外相、野田財務相、前原国交相、玄葉国務相、枝野幹事長、蓮舫行刷相、安住選対委員長のすべてを更迭する必要がある。これを確約しない限り、菅直人氏の助命はありえない。
 
 なぜ、堂々と開かれた代表選を実施しないのか。一番疑われる本尊は鳩山由紀夫氏ということになるのではないか。

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/08/31 06:55

【362】「表ではトロイカ体制と言いつつ裏では「自党のカネ」を週刊誌にリークする奸(カン)執行部」

「日々坦々」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010/08/31(火) 02:33
「表ではトロイカ体制と言いつつ裏では「自党のカネ」を週刊誌にリークする奸(カン)執行部」

トロイカ体制が聞いて呆れる。

仙谷は、党内のカネの流れを財務委員長の小宮山洋子に調べさせ、それをAERAと週刊現代にリークしている。

これだけでも、どれだけ異常なことか、日本政治史に残るほどの大きな汚点、お笑い種となるのではないか。

自民党であれだけ派閥を中心とした権力闘争を繰り広げてきたが、こんなことは聞いたことが無い。憲政史上初めてではないだろうか。

週刊現代によると、

≪仙石は、官房長官就任直後から、近いうちに小沢氏との全面対決が来ると予想していたのだろう。菅政権発足と同時に枝野幹事長らと話し合い、公認会計士を使って過去の党内のカネの流れを徹底的に調べさせた。担当したのは、財務委員長の小宮山洋子衆院議員。反小沢派の一角だ。この調査は参院選を挟み中断することもあったが、つい最近になって報告書が執行部のもとに上げられた。本誌は今回、この報告書の一部を入手した・・・≫

仙谷由人、それをやるなら、官房機密費を洗い出せ!

小宮山洋子、そんな卑しい仕事をしている暇があったら、あんたが選挙民に約束した特殊法人や特会を追及しろ!

小宮山が、刺殺された石井紘基議員の補欠選挙で勝ったのは、「石井議員の意志を引き継ぐ」と選挙民に約束したから当選できたんだ。

だが、引き継いだのは選挙区だけで、石井氏が取り組んだ、特別会計や特殊法人問題などは、当選後は知らん顔。
完全に選挙民を裏切っている。政治とカネの問題をどうのこうの言うよりも、自分の掲げた公約に責任持て!

本来ならば、娘の石井ターニャ女史を後継に、という声が大きかったが、まだ若いという理由だけで外され、ターニャ女史は小宮山の選挙応援をさせられた。

その応援中にあまりに小宮山が、父である「石井こうき」の名前を連呼するので、「本当にこの人は父の意志を継ぐ気はあるのか。ただ名前を利用しているだけではないか」と当時の密着取材で語っている。

その憂いが今や現実のものとなり、官僚が欲しいままに国民の税金を勝手に使っている特別会計に切り込むのでもなく、小沢憎しの一点で党のカネに切り込んでいるそんな姿を見たら、石井氏がなんて言うだろうか。

小宮山洋子の選挙区は、私が住んでいる同じ世田谷区で、何回か演説にも立会い、ミーティングにも参加したことがある。

とにかくあの笑顔で誤魔化されてしまう。

だが言っていることはかなりキツイ。

昨年の大久保秘書逮捕から、私のこの人を見る目は180度変わった。

一番最初に小沢さんに食って掛かったのがこの人だった。

≪「政権交代のための態勢をとることが第一だ。本当はここでお引きいただくのがいい。お詫びや言い訳をしながらでは厳しい選挙を勝てるとは思えない」と主張、民主党内で初めて公然と小沢の辞任を要求した。(ウィキペディア)≫

それから、この人を見るたびに、無意識の中でいつも付きまとっている”ある想い”があり、拒否反応的に嫌悪感を感じ、嫌な空気が漂う。

それは、小沢さんに対する批判的言説もあるが、それ以上に石井氏の死去にともなう補欠選挙で参院から鞍替えして当選し、意志を引き継ぐどころか、こんにちまで何もしなかったことに対する怒りと無念な想いである。

石井こうき氏が草葉の陰から嘆いているのが聞こえてきそうだ。

********** ******

さて、そんな謀略の限りをつくす仙谷が、かつて、同じく小沢阻止に動いた時があったという。
(まあ、民由合併の時も、若いもんをつついて、鳩山さんを脅して引きずり下ろしたが・・・)

それを、先日紹介させていただいた、『泣かない小沢一郎(あいつ)が憎らしい』から抜粋させていただく。

「偽メール事件」で民主党に、強烈な危機感が生じ、後継代表に小沢さんの名前が浮上してきたときのことだ。

≪当時の状況について、自由党から小沢一郎に従ってきた或る議員は、こんな話をする。「前原誠司が民主党代表を辞任した頃、仙谷由人と、服役中の総会屋の癒着のニュースが出てきたんだよ。それは、獄中にいたWという総会屋が妻に宛てた手紙から露見し、それが小泉純一郎の飯島秘書の手に入ったらしい。小泉サイドから、仙谷由人に対して、それを表沙汰にしないための交換条件が提示された。絶対に、小沢一郎を、前原の後の代表にするな、という条件だった。これを、反小沢の急先鋒だった仙谷由人は、承諾した。この後、渡部恒三と手を組んで、『投票で次の代表を決めよう』と言えば、小沢は、身内の選挙が嫌いな男だから、絶対に立候補はしないだろう。だから投票で決めよう、と騒いで、小沢を下ろそう』という読みで話がつき、選挙になった。(P243)≫

ということだ。結果は小沢さんが圧勝し、代表になった。

ちなみに、この中に出てくる総会屋が、昨日のエントリーで書いた最後の総会屋・小川薫氏である。

このとき、小沢さんが敷いたのが本当の意味でのトロイカ体制で、小沢代表、菅代表代行、鳩山幹事長だった。

今回、このトロイカ体制という言葉に鳩山さんはコロッといってしまったようだ。

以前より書いているが、鳩山さんは民主党を結党した人であり、とにかく民主党を守りたい、基本的には分裂させてはいけない、という意識が強い。

今回はそこを突かれたようだ。

そんな現状に、私がツイートしたものをまとめてみた。

≪鳩山さん、もういいよ、伝書鳩に徹するのは。カンさんは偏向報道の末の捏造世論調査で舞い上がっていてほくそ笑んでるんだから。挙党一致も上っ面で聞く耳なんぞ、最初っから塞いでるんだから。

表面的な「トロイカ体制」なんて口では何とでも言える。今までのカンの発言と行動は、許すことはできない。「政治とカネの問題で国民にある種の不信を招いた。しばらくは静かにしていただいた方が本人にも民主党にも日本の政治にとっても 良い」これは絶対に許せん!

首相と小沢氏31日会談へ 鳩山氏が仲介(共同) http://bit.ly/ceDa8N メディアは会談を既成事実化しようとしている。小沢さんがまだ何も返事もして無い段階で、もし、断ったらトロイカ体制を組む気がないと、てぐすねを引いて待ち構えている。

鳩山さんは優しすぎるというか甘すぎる。小沢さんは絶対に会談という罠にはまったらダメだ。参院選で既に民意がはっきりカン政権にNOを突きつけた。こんな短期間で官僚に取り込まれた政権には、国民中心の政治などは出来るわけがない。小沢さんは絶対出るべきだ!

メディアは(小沢・カン)会談を既成事実化しようとしている。小沢さんがまだ何も返事もして無い段階で、もし、断ったらトロイカ体制を組む気がないと、てぐすねを引いて待ち構えている。≫

明日の公示までは何があるかわからない。

一ついえることは、17年待ったんだから、どんなことになろうとも、日本の将来のためにも、これからも小沢一郎を支持していくことには変わりは無い。

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/08/30 14:50

【361】「「仙石更迭論」は小沢政権潰しだ。小沢よ、断固、話し合いを拒絶せよ。ここでの「妥協」は小沢の政治的終焉を意味する」

「毒蛇山荘日記」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010-08-30
「「仙石更迭論」は小沢政権潰しだ。小沢よ、断固、話し合いを拒絶せよ。ここでの「妥協」は小沢の政治的終焉を意味する」

菅・小沢会談へ調整続く=陣営の動き活発化―民主代表選

時事通信 [8/30 11:55]

民主党代表選(9月1日告示、14日投開票)をめぐり、出馬表明している菅直人首相と小沢一郎前幹事長の会談を模索する動きが30日午前も続いた。仲介役の鳩山由紀夫前首相は都内で記者団に調整を急ぐ考えを表明。ただ、両陣営とも出馬準備を活発化しており、対立が回避できるかは不透明だ。

首相は午前9時前に首相官邸に入り、公務をこなした。首相支持の蓮舫行政刷新担当相は記者団に対し、「次期代表で望ましい人」に関する報道各社の世論調査で首相が小沢氏を大きく引き離したことについて、「非常にありがたい数字だ。謙虚に受け止めて前に進むべきだ」と述べた。

また、仙谷由人官房長官は午前の記者会見で、小沢氏の出馬表明で党分裂懸念が出ていることに関し「知恵が出てくるのかなとの気持ち。わたしの直感は変わらない」と語り、対立回避は可能との考えを重ねて強調した。

小沢氏は午前10時すぎに衆院議員会館の自室に入り、海江田万里衆院議員らと会談した。小沢氏に近い山岡賢次副代表は午前のTBSの番組で「(小沢氏の出馬は)決まりだ。これでやらなかったらそれこそ大変」と述べ、首相との会談が実現した場合でも、小沢氏が出馬を見送る考えがないとの見方を示した。

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/08/30 13:38

【360】「マスゴミによる世論調詐ねつ造:歴史の真実」

「植草一秀の『知られざる真実』」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010年8月30日 (月)
「マスゴミによる世論調詐ねつ造:歴史の真実」

マスゴミの情報工作がいよいよ傍若無人な振る舞いを拡大させている。

 マスゴミ各社が一斉に世論調詐を発表し、世論が菅直人氏支持であるという虚偽情報の拡散に走っている。マスゴミが結託して民主党代表選を誘導し始めた。
 
 菅直人氏と小沢一郎氏の直接対話による事態打開と言うが、メディアが主張しているのは「密室の談合」である。2008年の民主党代表選に際して、最後の最後まで複数候補による代表選実施を絶叫していたのは、どこのどいつだったのか。
 
 小沢一郎氏が民主党代表選への出馬を表明し、鳩山由紀夫前首相が小沢氏支持を明言した。ネットで実施されている世論調査でも小沢氏の圧倒的支持が確認されている。ネットでの世論調査はサンプル数において、マスゴミの世論調詐と遜色はない。
 
 菅直人氏は参院選を菅政権に対する信任投票であると明言し、その参院選で大敗した。主権者国民が菅首相に不信任を突き付けたわけだから、菅首相は辞任せざるをえない。この参院選で示された民意を否定する力をマスゴミの世論調詐が有しているとでも言うのか。
 
 「誠天調書」様が非常に重要な資料を公開くださった。以下に転載させていただく。
 
「今年に入ってから野中広務が官房長時代に、主たる政治評論家に機密費を渡していて、それは代々続いてきたことだ、という爆弾発言をして、マスコミは都合が悪いから、ほとんどその問題については報じなかったものの、インターネットや、週刊誌を中心に、汚染された「言論買収」の実態が明らかになってきた。
 
 また、週刊ポストで元NHK政治部で官邸キャップだった川崎泰資氏が、記者に対する機密費での買収工作の実態を実名で明らかにした。
 
 また、二見信明元運輸大臣は、記者の中には、「女房のパンツ代のツケを越からまわしてきた記者がいる」という呆れた事実を、赤城元官房長官から聞いた話として紹介をしてきた。

この機密費の言論買収の実態は、100年に渡る腐敗の歴史があって、『読売新聞八十年史』には、シベリア出兵の世論を煽るために、陸軍が、読売新聞を利用したことについて、次のような記載があるとのことだ。

「軍部はどうしても新聞世論を出兵賛成にもっていく必要に迫られて、各新聞社に対し積極的に働きかけてきた。
 
(中略)すなわち、軍部の背後勢力が、その宣伝機関として読売を利用しようとし、陸軍の機密費を注ぎ込んでいるとうわさされたのは、必ずしもうわさだけではなかった。

 かくて軍部の触角は読売社内にまで及び、社説や編集が、ともすれば精彩を欠くようになった。
 
 出兵自重論から『シベリア出兵は得策なり』の社説に急変し、さらに『出兵の得失及び緩急』と題して、『一日も早く出兵すべし』と主張するにいたったのである」
 
 もちろん、その後の軍部と新聞の癒着は有名で、満州事変から日中戦争を新聞に煽らせて、世論の過剰な盛り上がりに、政府も次第に、中国大陸へと侵略の舵をとり、日本を太平世戦争で破滅させたのは ご存知のとおりである。
 
 悪名高い記者クラブは、戦前からすでに組織ができており、大本営発表を垂れ流す構造も、このあたりから、
また、戦争中も、「ミッドウェー海戦を大勝利」として伝えたことを境に、国民に対して、嘘の報道をつきつづけ、結果、国内で戦争中止の議論が盛り上がることを当時のマスコミがおさえつけたために、広島、長崎への原爆投下にいたる悲惨な敗北へとつながったといえる。
 
 もし、マスコミが事実を伝えていたら、早い段階から、日本国内では、反戦機運が高まって、壊滅的な敗北の前に、戦争を止めることができたかもしれない。
 
 さて、その戦争を煽りに煽った新聞社で、読売新聞の社主として君臨していたのが正力松太郎(CIAのコードネームはPODAM)であり、
また、朝日新聞の主筆として君臨していたのが緒方竹虎(CIAのコードネームはPOCAPON)である。
 
 この二人は、戦後、一時的にA級戦犯としてその責任を問われるが、CIAのエージェントとして、アメリカをバックにつけて復権し、正力松太郎はメディア王として、日テレ、読売新聞を支配し、また、初代の科学技術庁長官にもなる。
 
 緒方竹虎は政界に進出し、自由党総裁となって、総理大臣にあと一歩というところにまでなる。
 
 要するに、戦前から日本を戦争のどん底に突き落とすことに加担した、マスコミの体質は変わっていないのである。

 機密費の件にしろ、記者クラブの件にしろ。マスコミをウラで牛耳っている経営者、幹部にしても。だから結局、終戦直後のキャノン機関が関わったといわれている下山事件、三鷹事件などの真相も殆ど報道をされてこなかったし、
最近でいえば、日航機墜落事故の追及も やはり、なかなかされない。
 
 重光葵、浅沼稲次郎、中川一郎をはじめとする政治家の不審な死も、マスコミはそれ以上は踏み込もうとはしない。
 
 アメリカとの密約においても当然そうだ。
 
 要するに、日本に報道の自由なんて実際はなく、戦前と同様に、権力側が統制している構造があるわけなのである。
 
 これがマスコミの世界における「既得権との癒着」だ。
 
 国民は なぜ不思議に思わないのだろうか?」
(ここまで「誠天調書」様からの転載)
 
 マスゴミは突然、「民主党を二分する代表選を回避すべき」と主張するが、代表選を実施し、有力な二人の候補が立候補すれば、党を二分する戦いになるのは当然のことである。こうした時に、選挙で堂々と政策論争を行い、代表選を実施して新代表を選出すべきだとしてきたのは、マスゴミ自身だったのではないか。
 
 今度は、一転して、密室の談合で無投票当選にすべきだとマスゴミは主張するのか。
 
 鳩山前首相は菅直人氏の再選支持を一度も発言したことがない。それにもかかわらず、小沢氏支持を表明した鳩山氏を「変節」などと評するのは、まさにチンピラの言いがかりである。
 
  マスゴミは偽黄門の渡部恒三氏のイメージが悪化したことを受けて、今度は石井一氏を活用し始めた。石井氏は7月29日の両院議員総会での発言が示すように、何らかの事情を背景に菅直人支持に回った人物である。今回の代表選での菅直人陣営の選挙対策本部長的な役割を務める人物である。菅陣営サイドの人物を登場させれば、菅陣営の主張しか展開しないことは自明である。
 
 平成維新は、6.2クーデターによる反動政権の樹立により、第二維新運動の過程に入っている。悪徳ペンタゴン勢力は、主権者国民勢力から奪還した政治権力の死守に総力をあげている。
 
 小沢氏が正々堂々の出馬に踏み切れば、政治の実権が再び主権者国民に奪還される。マスゴミは虚偽情報の一斉拡散により世論が、小沢氏出馬を封印しようとしている。主権者国民は悪徳ペンタゴンがどのように不正な勢力であるかを認識しなければならない。罰則規定のない世論調査ねつ造など、マスゴミにとっては朝飯前である。
 
 情報工作によって不幸に追い込まれるのが国民自身であることをよくよく考えねばならない。

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/08/30 12:23

【359】「犯罪前歴がある謀略家・仙谷由人は限りなく野中広務に近づきつつある!」

「日々坦々」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010/08/30(月) 10:56
「犯罪前歴がある謀略家・仙谷由人は限りなく野中広務に近づきつつある!」

劣勢が骨身に染みたのか、何が何でも権力にしがみつこうともがく、カンさんの権力亡者としての本領発揮か?

鳩山さんとカンさんが会談して、小沢・菅会談がなされるようである。

また、昨日、仙谷官房長官もカンさんの前に鳩山さんと会談している。

そこで何が話し合われたのか。

自分の身の振り方なのか、あるいは党分裂を回避といいながらも、スキャンダルでも持ち出して脅したのか。

この人ならそのくらいやりかねない。

会談後、小沢氏との一騎打ち回避の可能性について「十二分にあり得る」と述べたということだ。

また、この期にいたって、仙谷、枝野更迭論も出始めた。

全面激突回避で、仙谷官房長官の更迭論が急浮上 (産経ニュース 2010.8.30 01:29)   
≪・・・鳩山氏は29日午後、都内のホテルで仙谷氏とも会談。仙谷氏は会談後、記者団に「深刻な事態にならないように私も努力したい。(無投票の可能性は)十二分にある」と述べた。仙谷氏が所属する前原グループ(凌雲会)にも仙谷氏更迭を条件に小沢氏の出馬回避を模索する動きが出ている。仙谷氏本人も周辺に「オレの首を差し出して収まるならば、いつでも辞めてやる」と漏らしているが、仙谷氏の更迭は政権の命取りになりかねないため慎重論も根強い。一方、小沢氏サイドでは枝野幸男幹事長の更迭を求める声も強い。これに対して仙谷氏は、参院選大敗を念頭に「幹事長に小沢氏が就くのはダメだが、向こう(親小沢派)に渡してもいい」との考えを周囲に漏らしたとされる。・・・≫

仙谷は、今や、裏と表の政権のキーマンになっており、裏では謀略・策略の限りを駆使している、といわれている。

まず、仙谷氏としては、何としても小沢出馬阻止に向け、公示ぎりぎりまで謀略の限りを尽くして張り巡らしているのだろう。

官房機密費をフンダンに使いマスコミを利用して小沢氏周辺のスキャンダルを探して、それをおもいっきり大きくして煽る。

本日発売のアエラで早速、その成果が出ている。
≪消えた「37億円キャッシュ」小沢執行部で働いた政党交付金の行方≫(AERA 2010年9月6日号)

今回の仙谷氏の事務所費問題は、朝日の中での社会部と政治部とのつばぜり合いが始まったのか。(参照)

それとも、別の見方として、仙谷が指示して調べさせた小沢氏の幹事長時代の政党補助金を問題化させ、極めさせるためにネットで既に話題になっていた自らの事務所費問題を自らリークしたか。

また、自らの進退問題を最後の切り札として残すための材料とするためか。

この人なら、このくらいの悪巧みは朝飯前だろう。

限りなく野中広務に近づきつつある、といえる。

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渡邉正次郎氏のブログで、真偽は別として、この御仁ならば言うだろう思う。
≪スクープ!!「小沢を粛清したらいい」と革マル菅政権の重要人物の仰天発言!!≫(渡邉正次郎 NewsToday)  
≪官邸筋から“見出しの仰天情報”が飛び込んできたのは23日だった。それそろ配信しようとしていると26日、「小沢一郎民主党代表戦立候補表明」があった。前後するが「小沢を粛清したらいい」と発言した人物の実名は完全オフレコが条件なのでここでは秘すが、小沢の突然の立候補表明から推測すると、同じ情報が小沢側にも入手したのだろう。それにしても政府中枢にいる人物が極左集団の革マルが好きな“粛清”などという言葉を使うなど考えられるだろうか。粛清という言葉はその昔、極左学生運動家たちが得意げに使った言葉である。ただ、枝野幸男民主党幹事長が極左革マル派と覚書を交わしているだけに、頷けないこともない。それにしても枝野や前原はこんな言葉を使うまい。こんな言葉は確信犯的言動と言えることから、菅、仙谷のどちらかだろう。≫

まあ、仙谷なら言うだろう。

先日週刊文春に≪スキャンダルの嵐/仙谷と「大物総会屋」絡み合いすぎる関係(2010年06月24日号)≫ という記事がでていた。

それを元週刊文春編集長の花田紀凱氏が書いている。 (産経ニュース 2010.6.19 08:36)  

≪衆院予算委員会も、参院本会議も開かぬまま通常国会が終わった。こんな国会運営を許してはならない。
会期中も郵政改革法案をたった5時間の審議で衆院で強行採決するなど、民主党の国会運営は目に余った。国対委員長が悪名高い山岡賢次氏から樽床伸二氏に代わり、少しは変化があるかと思ったがちっとも変わらない。
もし、参院選で民主党が過半数を取ることにでもなったら、外国人参政権、夫婦別姓、郵政法案、なんでも通ってしまう。菅内閣の要が仙谷由人官房長官だということは衆目の見るところだ。で、早速『週刊文春』(6月24日号)が「首相が頼りきる『赤い小沢一郎』大研究 仙谷官房長官と『大物総会屋』絡み合いすぎる関係」。
「大物総会屋」とは小川薫氏。「絡み合いすぎる」というのは仙谷氏と小川氏が一緒にヨーロッパ旅行に行ったことをさすらしい。〈費用はすべて小川氏もち。しかも、広島に本拠を置く暴力団・共政会と浅野組の幹部も一緒だった〉小川氏は自著『実録総会屋』で〈仙谷先生とは旅程の間、ずっと同室だった〉と告白しているという。
が、小川氏は既に故人、旅行に行ったのも昭和51年というから30年以上前のこと。時効では?≫

まあ、30年の前の話だというが、小川薫といえば、「最後の総会屋」といわれ、30年前ならまだ現役でバリバリやっていたころだろう。

そんな自分の「黒い世界との関係」を棚に上げ、ねけねけと講演で次のように語っている。

官房長官 相撲協会の公益法人認定 「暴力団との決別」条件(産経ニュース 2010.7.8 12:40)  
≪会見で仙谷氏は「そこ(暴力団関係者)との関係があれば通用しないことは市民感覚としては当然。だって公益性がないじゃないか」と強調。「ここ(同協会)は補助金とか交付金とかを受け入れていない独立独歩の存在。一般法人化してもほとんど影響がないのではないか」と述べた。仙谷氏はこれに先立つ同日昼、日本外国特派員協会での講演でも「黒い世界との関係が芸能の世界に付き物だということでは通らない。そのことを完全に払拭(ふっしょく)できないと(興行を)公益法人という形で行うのは許されないと思う」と語った。≫

小川薫氏の晩年は、恐喝で逮捕され、昨年、刑務所内で肺炎で亡くなっている。

まあ、仙谷氏は弁護士当時からダーティな付き合いは多かったようだ。

小川薫氏に関して言えば、一緒に旅行に行くようなことは大変に理解できてしまうくらい魅力ある人物である。

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余談になるが、実は、12・3年前に小川薫氏と二回ばかりお会いし、何回か電話でやりとりしたことがある。
ピンクレディを世に出したことでも有名で、とにかくバイタリティ溢れ、持っているエネルギーは桁外れだった。
会った直後からその圧倒的パワーに気圧(けお)され、引き込まれて、知らないうちにそのペースにはまってしまう、という、なんとも不思議な力をもっているという印象が強い。

企業の不正を追及してきた総会屋という職性にもよるのだろうが、とにかく正義感が強い人だという印象がある。まあ、元々強かったからそれが総会屋にぴったりはまったとも言えるかもしれないが…。

その方向性はともかくとして、ああいうタイプの人には今後もお会いすることはないと思う。

最後は口封じ的に逮捕され、様々な情報を抱えながら殺された、と個人的には思っている。

話を戻しても、なんともまとまらなくなってしまったが・・・。

学生時代のエピソードとして、ウィキペディアに次のように書いてあった。

学生時代の「窃盗」
≪2010年3月1日、ラジオ日本の番組に出演した際にパーソナリティからあだ名について聞かれ、「東京大学在学時はケロヨンと呼ばれていた。理由は酒に酔って薬局から看板を失敬し下宿に飾っていたから」と答えた[19]。当時の学生は学園紛争において機動隊から奪った盾やヘルメットなどを武勲として部屋に飾っていたという時代背景がある。≫

そういえば、以前、あびる優という芸人が、小学校のころ窃盗をしたとテレビでネタとして披露し、それが問題となって謹慎になったことがあった。

こんなところにこの方の人間性が垣間見える、というものだ。

そんなタヌキに騙されることはないとは思うが、小沢さんはいつも騙されてばかりいるので、少し心配ではある。

最後に鳩山さんの仙谷由人という人となりと、菅直人評のホンネがわかるものが板垣英憲氏のブログで本人が直接聞いたことを書いているので、それをご紹介する。

板垣 英憲「マスコミに出ない政治経済の裏話」より
≪仙谷由人官房長官は、弁護士活動をしていたころ、総会屋事件や暴力団関係事件を多数出がけており、強硬手段に打て出る「手口」を身に付けた。これを政治の場で駆使して恫喝しているという。
鳩山前首相は、民主党結党直後、ホテルオークラ内の中華料理店で出版社の社長と私と3人が集まって昼食の冒頭、「私は菅さんを信用していない」とはっきり言っていた。人を騙し、ポストは横取りし、コスイ人間だと言わんばかりの口調だった。≫

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/08/30 07:52

【358】「仙谷由人は「官房機密費」をマスコミにどれだけばら撒いたのか?」

「毒蛇山荘日記」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010-08-30
「仙谷由人は「官房機密費」をマスコミにどれだけばら撒いたのか?」

小沢一郎が民主党表選への立候補を決断する直前までは、マスコミは、会社とも揃って「小沢一郎は立候補できない」、つまり「立候補断念情報」、「無投票で菅直人続投」を流していたが、一度、小沢一郎が立候補を決断すると、朝日新聞を筆頭に、一斉に、立候補宣言を「驚き呆れる」とか、「起訴されるかもしれない人が総理大臣」とは、「理解できない」と批判・罵倒し、しかし立候補が現実のものになり、選挙運動が開始されると、今度は小沢立候補は、「訴追逃れ」「疑惑隠し」と批判し、そしてついに、世論調査による国民の「小沢支持率」なるものまで捏造し、「菅直人支持が80%、小沢支持が20%」という根拠の怪しい数字を出して、必死で「小沢政権誕生」を妨害しようとしている。最近のテレビ、新聞を中心とするマスコミの民主党代表選の報道姿勢に、「何か変だな」と思う人は少なくないに違いない。そして官房機密費の問題を連想する人は少なくないに違いない。従って、菅直人政権の官房長官・仙谷由人の言動に関心が向くのは避けられない。すでにネットによると、仙谷由人官房長官が、丸山真男込み関係者や、民主党内の新人議員、あるいはベテラン議員に、官房機密費を大量にばら撒いているという情報も流れている。おそらく当たらずとも遠からずというのが実情だろうと、僕は推察する。たとえば、菅直人陣営の選挙対策本部副代表に石井一なる名前が取り沙汰されているが、石井一とは、言うまでもなく、小沢一郎の長年の盟友であり、小沢一郎の一番の支援者・支持者と思われていたような人である。石井は、いつから菅直人の支持者に転向したのか。この転向に、官房機密費が使われたのではないかと僕は思うが、はたして間違っているだろうか。そしてまた、朝日新聞の政治記者・星浩が、テレビ番組に登場し、異常な情熱を持って、執拗な「小沢立候補批判」を繰り返しているが、これなども、かなり怪しいと僕は睨んでいる。おそらく星浩だけに限るまい。新聞、テレビが一斉に小沢一郎批判を繰り返しているところを見ていると、その背後で、あるいは水面下で、膨大な額の官房機密費というものが動いていると見ていい。昨日、菅直人と、ロシアから帰国したばかりの鳩山由紀夫との再会談が行なわれたようであるが、その前に鳩山は仙谷由人とも都内某所で会談している模様である。会談後、仙谷由人は、どちらかが立候補を取り下げ、無投票という可能性が120%ある、と自信ありげに言っていたが、はたして、仙谷由人は、どういう具体的な根拠に基づいてそういう発言をしたのだろうか。僕は、仙谷由人が、小沢一郎陣営に対する、何らかの恫喝か懐柔を試みたのだろうと思う。一説には、小沢優勢という情報分析に基づいて、菅直人続投の代わりに、「仙谷由人が降りる」という条件で妥協を図っているという話もあるが、にわかには信じがたい。むしろ、仙谷由人が掴んだ「小沢スキャンダル」(今日発売の「アエラ」と「週刊現代」に資料を提供し、書かせたもの?)をちらつかせて、小沢陣営を、「立候補辞退」へ向けて恫喝したのではないか、と思われる。むろん、小沢一郎が、ここに来て、「降りる」などということがあるわけはない。いずれにしろ、どちらが勝つにせよ、どちらが負けるにせよ、徹底的に闘って、勝負をつけてもらいたい。この代表選は、日本の運命をも左右するような、歴史に残る画期的な選挙になる、と僕は思う。官房機密費をちらつかせたり、スキャンダルを売り歩き、政敵を倒すために、選挙運動ではなく、怪しい動きをする仙谷由人の動きを監視せよ。

■仙谷由人の鳩山会談の「恐喝材料」は、これか? この党内資料を、朝日新聞の「アエラ」と講談社の「週刊現代」に資料提供した犯人は、枝野幸男と小宮山洋子の二人か?

以下は「週刊朝日」編集長・山口一臣のツイッターより。

一方、あした発売のアエラ、週刊現代では小沢陣営幹部の山岡副代表の資金問題をスクープしています。こちらは、小沢グループが党費を使って子飼議員の面倒を見ていたのではないかという話です。民主党代表選もいよいよ自民党総裁選のようなことになってきましたな。

http://twitter.com/kazu1961omi/status/22390363269

■「夕刊フジ」より。

9・14民主党代表選に向け、菅直人首相(63)と小沢一郎前幹事長(68)が、それぞれ経済対策パフォーマンス、支持団体回りに乗り出す一方、所属グループ議員らが多数派工作と情報戦を激化させている。こうした中、「官邸周辺が『小沢潰し』に動いている」「マスコミに極秘データが流出したらしい」といった情報が永田町に広まっている。権力の座をめぐり、まさに“仁義なき戦い”に突入したのか。

 「話は聞いている。『(マスコミが報じる)Xデーはいつか』とささやかれているようだが、事実なら、同じ政党の同志とは思えない」。小沢氏に近い党関係者は、こう吐き捨てると、その衝撃情報について解説した。

 「小沢氏が、代表時代と幹事長時代の帳簿など党内資料がコピーされ、大手新聞社Aと出版社Bに提供されたという話だ。『反小沢』色が強い議員2人の名前が挙がっている。小沢氏の失脚を狙ったものだろう」

 党で帳簿が必要なものといえば、党の予算管理、政党交付金の使途などが考えられるが、データ流出が確認されたわけではない。そもそも、帳簿などに曇りがなければ流出も恐れることもない。ただ、この情報が菅支持、小沢支持両グループで語られ、双方を疑心暗鬼にさせ、対立をあおっているのは事実だ。

(夕刊フジ)

(転載貼り付け終了)

なお(359)「日々坦々」、(360)は「板垣英憲『マスコミに出ない政治経済の裏話』」からの転載でした―直

u6 投稿日:2010/08/30 07:43

【357】「仙谷由人官房長官が辞任を決意、菅直人首相が小沢一郎前幹事長提示の人事案受け入れを回答した」

2010年08月29日 22時38分43秒
「仙谷由人官房長官が辞任を決意、菅直人首相が小沢一郎前幹事長提示の人事案受け入れを回答した」

◆8月29日午後9時45分すぎ、「仙谷由人官房長官が小沢一郎幹事長サイドが提示してきた人事案を飲み、菅政権から降りることを決めた」との情報が入ってきた。朝日新聞が29日、仙谷官房長官の政治団体の政治資金が長男の事務所経費に使われていたと報道したため、責任を感じたらしい。また枝野幸男幹事長が2~3日ほど前、「菅首相のアメリカ寄りの姿勢についていけないので、菅首相支持から降りる」と前原誠司国土交通相を通じて伝えてきたことから、これ以上、菅政権を支え切れないと判断したようである。
 この結果、菅首相は、小沢一郎前幹事長側が「挙党態勢づくり」の条件の一つとして、さきに鳩山由紀夫前首相に託して提示してきた「仙谷官房長官と枝野幹事長を外す」という人事案を飲む意向を固めたと見られる。
 菅首相は29日夕、ロシアから帰国した鳩山前首相と会談しているが、再度会談を希望しているという。民主党代表選の告示が迫っていることから、菅首相と小沢前幹事長との間で、どのように調整するかが、注目される。急転直下、事態が動く可能性が出できた。

(なお、私は、小沢政権誕生を切望している)

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/08/30 07:40

【356】「『泣かない小沢一郎(あいつ)が憎らしい』(世川行介著)は必読だ!」

2010/08/29(日) 10:01
「『泣かない小沢一郎(あいつ)が憎らしい』(世川行介著)は必読だ!」

昨日アマゾンから予約していた、待ち望んでいた、本が届いた。

この著者のブログ「世川行介放浪日記」 は、1年半くらい前から時々読ませていただいていた。

その中に小沢一郎論がアップされていて、最初はそこから入ったが、世川氏の放浪者としての日記の独自な世界に引き込まれていった。

毎日熱心に見ているわけではないか、何故か、疲れている時にふと思い出し、読むと癒される、という不思議なブログである。

当初から本になることを期待していた一人だった。

独自な視点で、今まで書かれた小沢さんに関する本とは一線を画している。

何が違うか。著者の視点と本全体に流れる哀愁と愛情が感じられるのだ。

小沢さんを知る側近を中心に丁寧に取材していて、側近でしかわからない人間・小沢一郎が浮き彫りになっていて、新たな発見が多く、読み応えがあり、いっきに読んでしまった。

インタビュー中心のノンフィクションではあるが、小説を読んでいるような感覚もあり、とにかく不思議な小沢一郎論になっている。

まず、タイトルからそれは感じられると思う。

今までの小沢一郎論をひっくり返すような内容もあり、実際、私も他の本などで知っていた事柄や通説などと、実際は違っていたんだと、目からウロコがいくつも落ちた。

是非、これは多くの人に読んでいただきたい本である。

まえがきで、この本を上梓した理由を次のように書いている。

≪小沢一郎を社会的に抹殺しようとまで憎む者たちとは、いったい<何者>なのだろう。
そして、それらに立ち向かい、地べたに叩きつけられる度に、泥を払って起き上がり、ファイティングポーズをとり続ける小沢一郎とは、<何者>なのだろう。
さらに、そして、小沢一郎という政治家一人を排斥するために、大量の政治エネルギーがついやされる平成日本とは、いったい、どんな<時代>なのだろう。
その疑問が、本書を書かせた一番の理由だ。≫

特に、羽田元首相が語る小沢一郎は、今までの各々が持っていた小沢さんに対する見方を変えてくれると思う。

同期として40年前に小沢氏とともに田中派の門を叩き、二人で一つだと言われていたくらい、いつも共に行動していたという羽田氏ならではの小沢評が、いくつも散りばめられている。

そんな羽田さんと小沢さんは、政治改革、二大政党制の夢を見続け、それが自民党ではできないと一緒に飛び出し新生党を結成する。
その後、新進党のゴタゴタで二人は袂を分かち、民由合併で再び一緒になり、二人で夢を見続けた政権交代を再び成し遂げる。

その首班指名の時に、鳩山由紀夫に投票するために、小沢さんが黙って身体が不自由になっている羽田さんの手をとり、二人で投票した時の回想には、心うたれた。

小沢さんは、何を言われても、いいわけはしないし、語らない。

それで誤解され曲解されて報道されたり、また側近も忖度しながら、間違った解釈をすることも多い。

この本の冒頭で、現在の状況を羽田さんが語っている、その心情がこの本にずっと流れているので、大変恐縮だが、その一部だけ引用させていただく。

≪毎日、テレビのニュースで、マスコミから袋叩きの「かれ」が、口をへの字に曲げて、ことさらに胸を張って、毅然と立ち向かっている姿を眺めながら、ぼくは、口惜しさに心が張り裂けそうだ。「かれ」は、負けず嫌いで、意地っ張りで、死んでも泣き言なんか口にする男ではないから、誰にも哀しそうな顔は見せないだろう。だけど、きっと、深夜の独りの部屋でだけは、自分に襲いかかってくる禍々(まがまが)しさへの無念を抱きしめているにちがいない。そう思った。そう思うと、「かれ」が不憫でたまらない。≫

今後、随所でこの本のことを引用させていただくことになると思う。

まずは、是非一読をオススメしたい。

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日本の「劣化」を憂う小沢一郎氏と「劣化の象徴」朝日の捏造記事
2010/08/28(土) 12:17
マスメディアの偏向報道は、とにかく無視するに限る。

もう言っていること、主張していることがメチャクチャで捏造記事も出てきた。

特に朝日新聞系列がひどい。

小沢さんとの会談後、連合の古賀氏がインタビューに応じていた。

それに関して朝日は次のように書いている。

「このままでは民主分裂」 連合会長の直接仲裁も不発(asahi.com 2010年8月28日0時53分)
≪「このままでは民主党が分裂する」。連合の古賀伸明会長は27日、9月の民主党代表選に立候補する菅直人首相と小沢一郎前幹事長に直接、対決回避を促した。最大の支持母体として党内二分の様相を懸念しての仲裁だが、両氏の歩み寄りはなかった。 古賀氏は菅首相に電話し、「一致結束した体制を築けないか」と要請。首相は「その通りだ」と答えたという。 続いて、連合を訪れた小沢氏にも同じように働きかけたが、小沢氏は「そう思っていたが、(首相に)そういう意思がないということなので」とさらり。古賀氏は首相との電話のやり取りも伝えたが、それ以上の議論にはならなかった。 その後、古賀氏は記者団に「2人がガチンコで戦えば我々の組織も二つに割れかねない。両氏の対決をやめられないか。話し合いの余地は残っている」と語った。≫

この古賀氏のインタビューはテレビで見たが、カンさんと電話で話したという部分は次のようなものだった。

「今日の朝、菅総理から電話がありまして、知っていたんじゃないですかね、今日小沢さんと会うことになっていることを・・・」

カンさんから古賀氏へ電話したとはっきり言っているのである。

この部分を活字にしているメディアはなく、探しても見つからなかった。(※その後見つかる)

朝日はこの記事の中で、古賀氏が菅首相に電話したと、完全に捏造している。

これは、挙党体制が築けないのは小沢さんに問題がある、ということを強調する記事の主旨が初めにあり、それに沿う様に記事を書くための味付け程度に、古賀氏がカンさんに電話したというほうが格好がつく。
それだけ古賀氏が挙党体制を望んでいる、としたかったのが、記事の構成上そのほうが都合がよかったのだろう。

菅さんが脱小沢路線を引っ込めなかったことに原因があるにもかかわらず、小沢さんに、その責任をなすりつけるための演出効果を高めるために、捏造したといえる。

古賀氏も党分裂回避を模索し、カンさんもそれを望んでいるが、小沢さんがその気がないということを言いたいのだ。

(読売の記事に次のように書いてあったのが見つかった)

≪首相側は小沢氏の活発な動きに警戒を強めている。首相は27日、小沢氏の連合訪問前に古賀氏に電話し、「本来なら早めにお邪魔しないといけないが、時間がとれない」と釈明した。≫(参照)

こういう記事に限らず、特に代表選に関する記事は、メディアの劣化が激しいことがよくわかる。

円高対策についても、小沢さんが出馬を決意する前までは、菅さんの無策を批判していたマスメディアが、出馬宣言後は、何かと小沢さんに結びつけ、こんな時に代表選などやっていてもいいのか、という論調に変わっている。

「普天間問題」と「政治とカネ」で鳩山・小沢を追い込んだように、マスメディアの攻勢に素直に受け入れてしまう国民が、悲しいかな、まだまだ少なくはない。

この週末、議員が地元に帰ると、そうしたマスメディアの論調を鵜呑みにした支援者たちが、小沢支持を掲げる議員に食って掛かるだろう。

また、報道各社は「世論調査」という世論操作を次々と打ち出し、小沢氏出馬反対を轟(とどろ)かせることになる。

カンさんが鳩山さんと再び会談することになっているようだが、劣勢が伝えられるカンさんは、何を言ってくるかわからない。

菅・鳩山両氏、30日に再会談へ (産経ニュース 2010.8.28 01:32)   
≪9月の民主党代表選をめぐって、菅直人首相と鳩山由紀夫前首相が30日に再会談するため、調整に入ったことが27日、分かった。首相が再会談の希望を伝え、鳩山氏が応じた。同党幹部が明らかにした。
再会談で首相は、代表選で再選されれば挙党態勢をとる考えを伝え、代表選を有利に運びたいとの狙いがあるとみられる。しかし、党内には菅、小沢両陣営が熾(し)烈(れつ)な多数派工作に入っており、小沢陣営は再会談に反発しそうだ。首相と鳩山氏は25日夕、首相官邸で、小沢一郎前幹事長の代表選出馬回避のため会談を行った。鳩山氏は挙党態勢の構築を理由に、「脱小沢」路線の撤回などを求めたが、首相は応じなかった。・・・≫

モスクワにまで電話をしたようだが、鳩山さんは出なかったようだ。

********** ******

鳩山氏は電話に出なかった (産経ニュース 2010.8.28 01:15)  
≪民主党前幹事長、小沢一郎が代表選出馬を表明した26日夜(日本時間)、モスクワに滞在中の鳩山由紀夫の携帯電話が2度鳴った。だが、鳩山は出なかった。電話は首相の菅直人からだった。
鳩山は訪露前に小沢支持を表明している。その鳩山に対して、菅には何の用事があったのか。そして、鳩山はなぜ電話に出なかったのか。鳩山グループの中堅は、菅の電話の意図をこう見立てる。
「菅さんは、鳩山さんが29日に帰国したら会談し、人事で妥協案を示すつもりではないか。例えば鳩山さんを幹事長にするとか」
一方、鳩山が出なかった理由について、周辺は「盗聴される恐れがあったから」と説明する。だが、鳩山はモスクワで記者団に、自身が掲げてきた「友愛」の理念が菅の政策には十分に継承されていないと批判している。鳩山はあえて電話に出なかったのではないかという憶測が党内の一部に広がった。≫

まあ、カンさんの焦りがわかるというものだ。

カンカラカンの意味がよくわかる事例も出てきている。

カンさんの空(むな)しいパフォーマンスの数々は、見ているこちらが虚(むな)しくなる。

前日はホテルニューオータニの高級寿司店「久兵衛」で食事しておきながら、一転、次の日は報道人に事前に伝え、ラーメン食べて庶民派をアピール。

円高対策で、町工場?に得意の視察。ただ見るだけで何もしないことは明確。

死刑執行する東京拘置所の「刑場」、このタイミングで公開したのも、全ては代表選につながっている。

まだ、正式にスタートしていない代表選は、9月1日告示から14日投開票まで、ますます過激化してくる。

マスメディア、官僚、閣僚を総動員して、小沢さん攻撃が過激化してくるだろう。

120年間の歴史で、築き上げられてきた強靭な官僚機構による既得権益組織は、その歴史の中で何度かメスを入れられる機会があったが、ことごとく封殺してきた。

脱官僚を掲げて政権交代を果たした民主党も、カンさんが総理に就任してからというもの、完全に官僚支配が復活し、自民党政権下以上に操り人形と化す様相を呈している。

そんな強固な官僚機構と対決し、真の国民中心の政治を実現できる、最後の砦が小沢一郎という政治家である。

この民主党代表選は、日本の今後、10年先、20年先がかかっているといえる。

細川政権崩壊後、日本は急速に国力が衰え、自信と誇りを失くして世界の潮流(冷戦構造からの脱却)からも外れてしまった。
日本の将来の方向性を決定付ける真の改革者として、また既得権益の破壊者として、最後の希望の星として、小沢一郎氏を守らなければならない。

代表に選ばれたとしても総理になれるかは未知数だ。我々、小沢支持者にとっては、油断は禁物である。

小沢さんは日本の「劣化」について、先日の「小沢一郎政治塾」の講演で次のように語っている。

≪あらゆる分野で、最近、「劣化」という言葉が使われておりますけれども、勿論、私ども政界においても、官界においても財界においても、一般社会においても、そういう精神の荒廃といいますか、日本人の劣化というのは急速に進んでいるように思えて、その点が心配でなりません。≫

しかし、必ず日本人にはこの難局を乗り越えられると、明治維新を例にとって語っている。

≪(本来日本人は)精神的な豊かさと、大きなそして強い心をもっておった。だからこそ、侍の支配する封建制からいっきに、ヨーロッパで言えば近代革命と市民革命を一緒に成し遂げたような、明治維新が出来上がった、ということだろうと私は思っています。そういうように非常に日本人のそれなりの美徳といいますか、高いモラル、文化をもっておったと。≫

根底には、日本の、そして日本人の持っている”良心”を、小沢さんは信じていると言える。

今は、マスメディアによって曇らされ、欺かれている真実を見る目を、国民の本来もっているであろう”良心”に訴えかけていくことで、開かせ、気づかせることができる、と。

総理として矢継ぎ早に国民のための政策を打ち出していけば、必ず理解される。

それまでは、気が抜けない日々が続きそうだ。

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/08/30 07:37

【355】「現代の大本営マスゴミが発する三つの大ウソ」

「植草一秀の『知られざる真実』」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010年8月30日 (月)
「現代の大本営マスゴミが発する三つの大ウソ」

世論が菅直人氏支持であるというのはウソである。

 電波を独占するマスゴミは傍若無人の振る舞いを続けている。
 
 民主党代表選は小沢一郎氏が圧勝する勢いで事態が推移している。マスゴミは地すべり的な小沢氏勝利を阻止するために、必死の情報工作を展開している。菅陣営の士気が低下するのを防ぐことが目的である。
 
 第二次大戦では、大本営が虚偽の情報を垂れ流し続けた。各戦地で日本軍が連戦連敗を喫していたにもかかわらず、日本軍が戦勝を続けているとの虚偽の情報を流し続けた。
 
 多数の国民は、真実を知らされず、戦争への加担を強制され続けた。
 
 民主党代表選は小沢一郎氏が圧勝する方向で事態が推移している。新人議員などでは地滑り現象が生じかねない状況にあり、マスゴミは必死に情勢が流動的であると虚偽の情報を流布している。
 
 一般国民の世論も、小沢氏支持に傾いている。インターネット上で実施されている世論調査では、ほとんどの調査で小沢一郎氏圧勝が示されており、真実の世論は小沢氏支持に傾いていることが明らかである。
 
 マスゴミの偏向報道のうち、見過ごせない虚偽報道を三つ示しておく。
 
①鳩山由紀夫前首相は一度も菅首相の再選を支持すると述べたことはない鳩山前首相が菅首相を支持すると述べたのは、一党員として党代表の総理を支持するとの常識を述べただけで、一度も「再選を支持する」とは言っていない。
 
 これをマスゴミが勝手に、「再選を支持」したと解釈して、この虚偽情報を流布しただけである。したがって、鳩山前首相が「ブレた」との批評は事実に反している。
 
②マスゴミは、小沢一郎氏が立候補して、民主党を二分する代表選を実施すると、民主党が分裂するリスクがあるとして、小沢一郎氏の出馬取りやめを求める主張を展開し始めた。ご都合主義もここまでくると、あいた口がふさがらない。
 
 2008年秋の民主党代表選に際して、客観情勢から小沢一郎氏の無投票三選が当然の状況であった時、マスゴミはどれだけ複数候補による代表選を主張したことか。党を二分する代表選になり、党が分裂する危険があるとして無投票三選を主張した報道機関がひとつでもあったのか。
 
③テレビ番組の常套句は、「世論が菅首相続投を支持している」で、無知なコメンテーターが付和雷同する。しかし、真実の世論は「世論は小沢一郎総理誕生を待望している」である。嘘の国策報道である。

菅首相は参院選を菅政権に対する信任投票であると明言した。その参院選で菅民主党は大敗した。民意は菅政権不信任を明示した。民意を尊重するなら、菅首相に退陣以外の選択肢はない。
 
 仙谷由人官房長官は民主党の過去の資金支出を公表するとの恫喝を始めた。悪徳8人衆若頭らしい振る舞いである。
 
 党代表、内閣総理大臣を密室の談合で決定するべきでない。鳩山前首相の行動は首尾一貫している。正々堂々と代表選を闘い、新しい代表、新しい内閣総理大臣を選出するべきである。
 
 マスゴミが菅首相善戦の虚偽情報を伝えているが、現実は小沢一郎氏圧勝で事態が推移していることを、すべての国民、すべての民主党サポーターに伝えなければならない。

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/08/29 17:28

【354】「菅総理ヨイショの朝日新聞がなぜ、菅内閣・仙谷官房長官失脚工作の片棒を担ぐのか」

「新ベンチャー革命」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010年8月29日 No.182
「菅総理ヨイショの朝日新聞がなぜ、菅内閣・仙谷官房長官失脚工作の片棒を担ぐのか」

1.民主党代表選:菅vs小沢対決、世論真っ二つ

 2010年8月26日、小沢氏が9月14日の民主党代表選出馬を決めてから、ネット世論とマスコミ世論の乖離が際立っています。いくつかの調査で、ネット世論では80%から90%台で圧倒的に小沢氏出馬を歓迎し、小沢総理実現への期待が高いのに対し、大手マスコミ世論調査では60~70%は、菅支持優勢です。見事に乖離しています。

(転載貼り付け終了)

 ネットアクセス国民と、大手マスコミ依存の国民では、対小沢氏への見方がまったく異なることがわかります。ネット世論に関しては、ネットウヨのネット投稿も少なくないので、左右一定のバランスが取れているのですが、それでも圧倒的に小沢支持優勢です。一方、大手マスコミ主導世論はほとんどがアンチ小沢一色です。

 その中で、8月28日の日経新聞には仰天しました。西部邁『小沢一郎は背広を着たゴロツキである』(飛鳥新社)の書籍広告がデカデカと出ています。この本は7月にでたようですが、高々3刷で、再広告を出しています。ちょっとクサイ。誰からかの飛鳥新社への広告出資があったのでしょう。小沢出馬への露骨ないやがらせです。

 このタイミングで、このような下品な広告を平気で載せる日経新聞のセンスを疑います。これは、小沢氏にとって名誉棄損であり、立派な犯罪行為です。

 また、元・東大全学連委員長で、元・東大教授の博識・論客の西部氏の了見を疑います。いくら、小沢批判者でも、自著にこんな下品なタイトルをつけられて平気とは、いったいどういう神経をしているのか、これで同氏は晩節を汚しました。

 ちなみに、いつも得意気にテレビで政治解説している岸井毎日新聞主筆は、ネットは見ないと告白していましたが、同氏とならび、上記、西部氏も、グローバル情報満載のネットを見ないで、本を書いているようです。こういう人たちは、テレビでふんぞり返ってエラソーに吼えれば、吠えるほど、滑稽で見てられませんね。

2.朝日新聞に異変あり?

 大手新聞、大手テレビ局は総じて、露骨なアンチ小沢であることが明らかです。それは、小沢氏が、アンチ・戦争屋(注1)かつアンチ悪徳ペンタゴン(注2)の最有力政治家だからです。

 この見方から、悪徳ペンタゴン系マスコミの代表・朝日新聞の報道に大きな矛盾が起きていることがわかります。それは、同新聞の2010年8月29日付けトップスクープです。菅総理の懐刀で、民主党内のアンチ小沢派頭目・仙谷官房長官の政治とカネ・スキャンダル記事です。このスキャンダルは些細なもので、とても大新聞・朝日の一面トップ記事にふさわしくありません。この事件がもっと大きなスキャンダルの糸口なら話は別ですが・・・。問題は、アンチ小沢の急先鋒かつ菅支持の朝日がなぜ、菅総理の懐刀・仙谷氏の些細なネタで、菅氏の足引っ張り記事を仰々しく書き立てたのか、という疑問です。

3.日本の政治家失脚工作には二つのルートあり

 そこで、筆者が推察するに、現在の日本において、政治家失脚工作には二つのルートがあるのではないかと考えます。

 ひとつは、米戦争屋謀略部隊主導のAルート、もうひとつは、悪徳ペンタゴン日本人(官僚あるいは官邸)主導のBルートです。

 Aルートの代表例、それは、親・戦争屋のはずだった安倍政権内の有力政治家失脚工作にあります(注3)。2007年夏、安倍内閣の政治家や関係者に次々、失脚工作が仕掛けられ、安倍内閣早期崩壊の要因になっていました。筆者の分析では、その仕掛け人は、米戦争屋謀略部隊ではないかと疑われました。親・戦争屋の安倍政権がなぜ?と疑問が湧きますが、戦争屋ボスは、小泉氏と比較し、気に食わない安倍氏のクビすげ替えを画策したのです。米国企業では、一般的に、雇われ社長のクビが簡単に飛びますが、これとよく似ています。つまり、日本をおのれの戦利品とみなす米戦争屋ボスの苛つきが、小泉政権後、安倍・福田・麻生・鳩山の短期交代をもたらし、今日に至っています。要するに、戦争屋ボスは小泉のような、彼にとってカワユイいいなり総理を求めていたのです。その意味で、小泉氏が米戦争屋を図に乗らした罪は極めて重い。筆者の属した米国組織での経験では、アメリカ人は実に図に乗りやすいと言えます。

 ちなみに、戦争屋ジャパンハンドラー配下の謀略工作部隊は、日本の有力政治家のスキャンダル・データベースを用意しており、必要に応じて、いつでも、気に食わない政治家を失脚させられます。

 次にBルートの代表例、それは、高橋洋一元・財務省官僚の失脚工作です(注4)。財務省の秘密をばらした彼は、財務省官僚とその東大同期の検察官僚に嵌められています。米戦争屋はおそらくノータッチでしょう。

いずれにしても、これまで、戦争屋と悪徳ペンタゴンは、WinWinの関係でしたから、AおよびBの相乗り失脚工作も多々あります。その代表例は、2009年2月、ローマG7における中川昭一・元財務大臣の失脚工作です(注5)。こちらは元ジャパンハンドラー・ロバート・ゼーリックと財務官僚と読売の共謀の罠に嵌められています(注6)。

4.菅総理の懐刀・仙谷官房長官失脚工作ルートは米戦争屋謀略部隊か

 米戦争屋も悪徳ペンタゴン日本人も、もっともコントロールしやすい自民党政権がベストなのでしょうが、今の民主菅政権は、かつての自民党政権に近いわけで、すぐさま衆院総選挙がない現時点、戦争屋と悪徳ペンタゴンが、仙谷氏を失脚させなければならない理由はまったく、存在しないのです。したがって、仙谷氏の失脚工作仕掛け人は、アンチ菅総理ということになります。菅ヨイショの最右翼・悪徳ペンタゴンマスコミ・朝日新聞がなぜ、仙谷失脚工作の片棒を担ぐのか?

 筆者の推論は以下の二つです。

(1)最近の朝日新聞のあまりの偏向ぶり、劣化ぶりにネット世論の批判が厳しくなっており、中立ジャーナリズムを装うための姑息な対策として、些細な仙谷スキャンダルを大げさに取り上げた。

(2)上記、米戦争屋(注1)の覇権がD系からJ系に交代、小沢支持であるJ系新ボスから、配下の戦争屋謀略部隊(宗教団体含む)に、民主内のアンチ小沢の頭目・仙谷氏への失脚工作が指令された。米戦争屋に従順な朝日は、やむなく、戦争屋(J系)に協力している。

 いずれにしても、今回の仙谷失脚工作は、上記Aルートだと思われます。

 元々、左翼系であった朝日新聞の政治記者連中も一枚岩ではないでしょうから、戦争屋覇権の交代にどう対応すればよいかに関して、社内コンセンサスはできていないと思われます。その証拠に、週刊朝日の山口編集長は朝日新聞本体に逆らって、堂々、小沢支持を表明しています。

5.悪徳ペンタゴンによる小沢攻撃が支離滅裂となる可能性あり

 悪徳ペンタゴンの宿敵・小沢氏への失脚工作は、過去、上記のAルートとBルートの合作であったとみられます。なぜなら、小沢・鳩山政権時代、すなわち、米戦争屋がD系の時代には、戦争屋と悪徳ペンタゴン日本人の利害が完全一致していましたから。ところが、米国戦争屋覇権がD系からJ系に交代すれば、話は違います。

 その意味で、今回の仙谷スキャンダル暴露は、AルートとBルートの利害が一致しなくなった証し、とみることができます。

 今後、悪徳ペンタゴン内で小沢失脚攻撃を巡って、大混乱が起きるでしょう。面白くなってきました。大手マスコミ依存の国民多数派は、大手マスコミが支離滅裂となって、さぞかし戸惑うはずです。

注1:米国戦争屋(D系)とは、

デビッドRFが実権を握るRF財閥を頂点に形成されてきた米国の軍産複合体を指し、米国の軍産政官学に広く分布する米国覇権主義者で構成される。戦後日本は、米国戦争屋によってもっぱらステルス支配されてきた。米国寡頭勢力を構成する米国覇権主義者には他に銀行屋(欧州寡頭勢力含む)がいて、彼らは国際金融資本や米国中央銀行FRBを支配しているが、戦争屋に比べて、極東では中国に関心があって、日本支配への執着心が薄い。なお、戦争屋ボス・デビッドRFは、軍産複合体に加えて、金融機関も所有している。彼は元々、チェイス・マンハッタン銀行(現・JPモルガン・チェイス)頭取経歴の銀行家の顔ももっている。ところが2010年6月に、95歳を迎えて、デビッドRFの健康状態が悪化、米戦争屋覇権が、デビッドの甥・ジェイRF(銀行屋系)に移りつつあるとみられている。つまり、米戦争屋覇権は、D系からJ系に移る可能性が高まっている。なお、ジェイRF(RF4世)にとって、デビッドRFは亡き父(RF3世)の仇(かたき)である。

オバマ米民主党政権は、これまで米国主流であったデビッド率いるD系戦争屋(共和党系)というより、どちらかといえば米民主党上院議員・ジェイRF率いる銀行屋系に属しているが、D系戦争屋の謀略部隊から常時、監視を受けてきた。そのため、オバマ政権がD系戦争屋の意図に逆らうと、必ず何らかの妨害工作が行われ、その証拠はいくつも観察できる。しかしながら、米戦争屋覇権がD系からJ系に移れば、オバマ政権は実質的に、晴れて米国覇権全体を掌握できることになる。そうなれば、J系戦争屋の対日戦略は大きく変化する可能性が高い。

 なお、日本において、ジェイRFとの太いパイプをもつのは、小沢氏やトヨタなど、一部に限られる。

注2:悪徳ペンタゴンとは、

元・早稲田大教授・植草一秀氏の造語である。日本に蠢く一部の(1)政治家、(2)官僚、(3)マスコミ人、(4)財界人を指し、日本国民の利益より、米国寡頭勢力(主にD系米戦争屋)の利益を優先する(あるいは優先させられる)買弁家的日本人、および(5)米国ジャパンハンドラー(買弁日本人をコントロールする戦争屋系米国人)を指す。彼ら悪徳ペンタゴンは、アンチD系戦争屋の小沢・鳩山コンビや亀井・国民新党を目の仇にしている。

日刊ゲンダイを除く日本の大手マスコミはことごとく悪徳ペンタゴン化していることが、2009年9月の政権交代によってあらわになった。それは、以下の背景を知れば当然である。

すなわち、戦後、GHQ占領時代、自民党および読売・日テレは、D系戦争屋の対外工作機関CIAによってつくられたという過去をもつ。また、戦後日本の大手マスコミを仕切る電通も、読売・日テレ同様、CIAおよびGHQのテコ入れでつくられているので、日本のマスコミは親・D系戦争屋となっている。そしてD系戦争屋のつくった自民党に経営人事を握られてきたNHKも、今は親・D系戦争屋となっている。

注3:ベンチャー革命NO.233『安倍政権を攻撃しているのは何者?』2007年7月 8日
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/mvr233.htm

注4:ベンチャー革命NO.291『東大数学科卒の元財務官僚の窃盗容疑の背景』2009年3月31日
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/mvr291.htm

注5:本ブログNo.32『中川元財務大臣:衝撃の突然死を憂う』2009年10月5日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/1590722.html

注6:本ブログNo.33『米国ジャパンハンドラーの露骨な信賞必罰みせしめ劇』2009年10月8日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/1694966.html

ベンチャー革命投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/melma.htm

テックベンチャー投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/8285/column-top.html

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