日本政界●情報メモ

投稿日:2010/09/11 07:52

【433】「「抱きつき詐欺」日ごと小沢化する菅、気色が悪いから真似をするな!」

「世相を斬る あいば達也」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010年09月11日
「「抱きつき詐欺」日ごと小沢化する菅、気色が悪いから真似をするな!」

いまだにマスメディアは自分達の敗北を認めていない。益々、菅有利説を唱えて頑張っているようだ。まぁ自分たちの新聞やTVの主張で折角捏造した「世論」を台無しには出来ないだろうから、今更宗旨替えも無理なのだろう。

おそらく13日月曜日になって「小沢の大逆襲、切り崩しが功を奏すか」といった論調が紙面・画面を右往左往するに違いない。土日は「小沢では国会運営で立ち往生、年内解散か?」と煽り続けるのだろう。それが何処とかとの「握り」の固い約束なのだろう。しかし、月曜日には、一定の真実を伝えないことには「大阪地検特捜部」並みにになってしまう。日曜日までが煽り選挙情勢報道の余命だと筆者は考えている。

菅直人は昨日の政策討論会において政策討論会であるにも関わらず「抱きつき詐欺」に終始した。つまり、小沢一郎の政策に「その通り!」「仰ること、ご尤も」と抱きついたのである。これは参議院選前に野党・自民党の消費税10%の公約に抱きついた戦術と同じである。その抱きつきで、参議院選挙で大惨敗したにも関わらず、同様の敗北の方程式に乗ったのである。

「官僚主導」其のものを「政治主導」と平気で言い変えたり、もうハチャメチャだ。財務省丸投げで一律10%削減。防衛省に至っては、絶対削れる訳がない米軍への「思いやり予算」を10%削減と位置づけ提出している、信じられない話だが本当だ!(笑)おそらく、各省同様の手法でシーリングを提出したに違いない。

これでは自公政権時よりも「官僚主導」「官僚やりたい放題予算」である。これの何処を持って「政治主導」なのかね?事務次官会議だって、形を変えて復活させたじゃないか!お茶しか出なかった会議が食事つきに変わったのだ。不祥事で処分された厚労省官僚、いつの間にかスウェーデン大使になっている。至れり尽くせり、霞が関官僚の大笑いが聞こえてくる。「たまらんね、オイ!菅絶対支持で行こうぜ。これで数年は枕を高くして寝られるね~」官僚の高笑いが鳴り響く霞が関界隈だ。

今回の「抱きつき詐欺」の狙いは、主義主張が同じなんだから、「コロコロ首相を変えない方が良いという世論を尊重しようではないか」と云う論法を考えているのだろう。しかし、いくら日和見的議員が多いとはいえ、菅直人が小沢一郎の政策をパクリ、日ごと小沢一郎化している事に気づかない馬鹿は居ないだろうと思う。気づかないのはヨコクメってチンケな男だけだろう(笑)

前日に小沢一郎に指摘された問題点を泥縄式に修正。先生に指摘され、慌てるずるく出来の悪い生徒並に様々に指示を出し、周りの人々に迷惑を掛けているようだ。こんな首相は過去にいただろうか?否居ない。こんな首相が居たら、何十年も前に日本はアジアの小国に成り下がっていただろう。そもそも代表選に出てくる玉ではない。精々政務官程度がお似合いだ。小沢さん、菅君を厚労省の政務官に推挙します。毎日カイワレ大根食べさせてやってください。(笑)

財務省主導で財政再建(消費税増税)が世論調査で支持が多いからと良い気になっている間に、小沢が財政出動も辞さない景気対策への大ナタを見せつければ、あまりにもお粗末過ぎる景気対策を糊塗する為に「新成長戦略実現会議」を無理やり閣議決定、中国でのんびりしていた経団連米倉会長を慌てさせるつけ焼刃を演じている。昨日は「補正予算も組む」と来たものだ、呆れてモノが言えん。ついでに口が滑ったか、為替介入の欧米当局との裏話まで披露する馬鹿ものである。空いた口がふさがらないよ、朝日・星浩君よ!(笑)

正直、小沢一郎が勝利するから良いようなものだが、こんな程度の低い男がオリジナル民主党のメンバーだったこと自体、驚きだ。鳩山も当初メンバーが揃わなかったのか、それとも当時はもう少し頭が切れたのか知らんが、今の菅直人は思考能力が殆どない、まして人間性において、これっぽっちの信頼も持つことは出来ない。

この菅直人と云う男を信じ、14日に投票する議員達は頭がおかしいか、ポストなどの鼻薬に参った輩なのだろう。違う次元で見ると、小沢一郎では勝手気ままが許されない。好き勝手に、自由三昧の議員生活を満喫したいと思っていたのに、話が違うと思っている議員達なのだろう。もうひとつ理由があるとすれば、小沢一郎が代表になることで、冷や飯間違いなしの仙谷や枝野らに端から追随する議員達と云う事だろう。

確実に言えることは、国民の為を思って菅直人に投票するのではない議員連中の集団と云う事だ。仮にそんな議員が100人も増え小沢を逆転でもしたら、これは政権交代した当時の民主党はもう存在していないというだけのことである。万に一つもそう云う事はないだろう、否あり得ない。あったらどうするか?そりゃ簡単だよ、来年3月までじっと待てば良いだけだ。菅直人は予算で頓挫する。(笑)

まぁ、サポーター票の不正も現実問題、消印があるだろうから、そう簡単ではないと思っていたが郵便料金別納ハガキなので、消印は関係ないか?投票した本人はバーコード処理してあるので、住所氏名は見えない。逆にコンピュータ処理しやすいわけで、集計マシンのプログラムを含め、若干不正が出来る余地はあるようだ。それにしても、集計後のハガキの保管も完全を期すべきだ。間違って即日燃やしたなどと言わないよう、小平さんシッカリお願いしますよ。もしかすると追跡調査の要ありってこともあるのですから。

ただ、今回の奇妙なサポーター投票用紙の問題で、逆に菅直人陣営が「選挙無効」を言いだす心配の方が筆者には気がかりだ。まさかと思うが、仙谷・枝野・安住だ、負けたら何を言い出すか判らない。安住などは、京都で参議院選に落ちた元議員に「お金に困っているんじゃないの?」等とニヤニヤ近づき、あからさまな票集めをしているという噂まで聞こえてくる。

実は民主党本部の事務方と云うのは、オリジナル民主党派が主流で居座り、自由党事務方は形勢不利な実態がある。つまり、不正が出来る環境はオリジナル民主事務方にあるらしい。民由合併のしこりは未だに消えていないようである。

今夜は小沢必勝に向け、念には念を入れて、杞憂を重ねてみた。(笑) あぁ、朝日新聞が懲りずに「菅首相優勢!」真夜中に記事をコソッとアップしたようだが読む気もしない。ただどうも接戦の数値に置き換えはじめたようでもある。(笑)土日までは、そりゃ頑張らざるを得ないのも判る。精々気張ってくだされ、星浩君!

まぁそれにしても、後は13日月曜日のマスメディアの論調の変化を横目で見ながらせせら笑う愉しみと、14日の午後3時か4時に満面の笑みで、両手を上げる小沢一郎をみるだけである。 耐えるのもあと三日間、小沢シンパの皆様、先憂後楽でいきましょう!おやすみなさい。

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/09/11 07:47

【432】「村木冤罪事件判決と鈴木宗男最高裁棄却事件は連動している。ここにも悪徳弁護士出身の陰謀政治家・仙谷由人の政治的策謀があることは明確である」

「毒蛇山荘日記」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010-09-10
「村木冤罪事件判決と鈴木宗男最高裁棄却事件は連動している。ここにも悪徳弁護士出身の陰謀政治家・仙谷由人の政治的策謀があることは明確である」

おそらく、ここにも悪徳弁護士出身の陰謀政治家・仙谷由人の政治的策謀があることは明確である。しかし、「策士、策に溺れる」の言葉どおりに、その余りにも露骨な政治的陰謀の故に、三流の策士家・仙谷由人の手の内は、すでに多くの日本国民に見透かされている。つまり、一昨日、明らかになった鈴木宗男最高裁棄却事件は、本日、下されるという大阪地検による冤罪事件、いわゆる村木事件の無罪判決の検察に対する余波を出来るだけ小さく抑制し、出来るならば、大阪地検によるデッチアゲの実態を隠蔽するための煙幕として仕掛けられているという構図が、誰の目にも鮮やかに見えてしまっているということである。そもそも、鈴木宗男事件を、民主党代表選の渦中にぶっつけてくるということが、菅直人・仙谷由人陣営の政治的陰謀でなくてなんであろうか。こういうミエミエの政治的陰謀は、自民党時代からの悪習というよりは、小泉政権時代から始まったと言っていいが、菅直人・仙谷由人等は、なんと、小泉時代の政治的謀略を、権力維持の成功例として模倣し、反復しているつもりらしい。「居眠り菅直人」(笑)が、民主党代表選になるや、突然、目を覚まし、小泉純一郎ばりのハッタリ演説とパフォーマンスを始めたのも、その一つであろう。笑止というしかないが、いずれにしろ、本日の村井事件の裁判に注目したいと思う今日、このごろであった。悪徳弁護士出身の陰謀政治家・仙谷由人の政治的策謀を許すな。日本国家を「暗黒裁判国家」に突き落とそうとしている策謀家・仙谷由人を、即刻、政界から、追放せよ。

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/09/11 07:43

【431】「鈴木宗男氏上告棄却背後にある日本の前近代性」

「飄(つむじ風)」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010-09-10
「鈴木宗男氏上告棄却背後にある日本の前近代性」

真理の下に無実であるならば、無実である!
世の中には不条理が多い
罪人が蔓延り、善人が裁かれる
残念ながら、良くあることだ。
その体現者が語る、これほど感動的な激文はない!

 不条理は糾されなくてはならない。勿論だ! しかし、今般の情況を変えるには、無理だ。
ならば、敢えてそれを踏み越えていく覚悟も必要だ。

<人質だった常岡さんと鈴木宗男氏:アフガニスタンにて>

 無実の人に、犯罪者呼ばわりをする者は残念ながら、世の中には多い。その人は真実を知っているのか? 知ってはいまい。只、受け売りをしているに過ぎない。要するに付和雷同だ。

 その前に、自分自身に問うてみる必要がある。『君は、果たして無実か?』

 勿論、真理の下に無実であるかと言うことである。法律は、様々な社会情勢の下で便宜上定められる。その運用は厳密であることは当然であるが、残念ながら、運用するのは人間である。恣意も誤用もあるだろう。企図がある場合も考えられる。これを皆無にすることは何時の時代にも難しい。

 ならば、最終的に戦い破れて、粛然として、堂々とそれに服することも運命と言うべきだろう。しかし、無実の人は犯罪者ではない。イエスがそうであったように犯罪者ではないのである。

 それを石持て打つ者がいたとしても、気にする必要はない。

 そして、その者には、こう云えば良い。『罪なき者は、その石を持って打て!』

 不条理に対する問題は、長く続く人類の戦いなのだ。最終的になくすことが出来るであろう。しかし、今年、あるいは10年で達成出来る話ではない。ひとつひとつ、丹念に取り組まなければならない。それが人間の使命であり、目的なのだ。

【転載開始】2010年9月 9日 (木)

鈴木宗男氏上告棄却背後にある日本の前近代性
民主党代表選は日本の進路を定める重要性を持つ選挙である。

 小沢一郎氏と菅直人氏の示す政策基本路線を比較すると以下のように理解することができる。
 
 小沢一郎氏の政策基本路線が
①対等の日米同盟
②国民主権
③大企業と政治権力の癒着排除
④共生重視主義
⑤国民生活第一主義
 であると考えられるのに対して、

 菅直人氏の政策基本路線は
①対米隷属
②官僚主権
③大企業と政治権力の癒着
④市場原理主義
⑤財政再建原理主義
 であると考えられる。
 
 この五つの軸と別に、見落とせない最重要の課題が存在する。日本の警察、検察、裁判所制度の前近代性である。日本の前近代性は、この部分に濃厚に残っている。日本の秘密警察体質、特高警察体質の排除こそ、日本の構造改革の最重要課題のひとつである。
 
 特高警察の組織そのものは大正デモクラシーの民主化運動のなかで創設されたものである。しかし、その淵源は明治の大久保利通-川路利良によって形成された秘密警察体質にある。この大久保-川路の秘密警察体質こそ、内務省独裁に端を発する霞が関主権構造、官僚主権構造の淵源である。
 
 この特高警察体質のDNAは、そのまま現代まで引き継がれている。戦後の民主化で秘密警察組織は解体されかけたが、いわゆる占領政策の「逆コース」により秘密警察組織が再生され、レッドパージなどの推進部隊とされた。

 鈴木宗男氏の上告が棄却され、鈴木宗男氏が収監されることになる。
 
 鈴木氏は記者会見で、「犯罪者とされることが忍びない」との趣旨の発言を示されたが、鈴木氏が無実である限り、鈴木氏は犯罪者ではない。
 
 有罪、無罪は人為の世界の区分である。これに対し、無実か有実かは、真実の世界、真理の世界の区分である。世の中には、無実であっても有罪とされる人がおり、有実であっても無罪とされる人がいる。
 
 無実の人間を有罪とすることは許されないことであるが、現在の日本の諸制度のもとでは、こうした冤罪がいくらでも生みだされている。とりわけ、政治的な目的に基づく警察、検察、裁判所制度の悪用は後を絶たない。
 
 この秘密警察的体質=警察、検察、裁判所制度の前近代性を除去しない限り、日本は前近代から抜け出すことができないのである。
 
 重要なのは真理であり真実である。真理の世界、真実の世界で無実潔白であるなら、恥じるところは皆無である。真実と真理を洞察することなく人為の決定を絶対視する者は愚かである。そのような愚かな者を相手にする必要はない。
 
 人の価値は人為によって定められるのではなく、真理の秤(はかり)によって定められるのである。この世に理不尽と不条理が絶えることはない。大切なことは人為に目を曇らされている人々に、真理を見つめる目を開かせることである。
 
 しかし、だからといって、日本の警察、検察、裁判所制度の前近代性を放置して良いわけがない。日本の警察、検察、裁判所制度の近代化は日本構造改革の最重要課題のひとつである。
 
 鈴木宗男氏の例のように、政治献金=資金管理団体への寄付を賄賂として摘発すると言うなら、その前に摘発しなければならない国会議員が自民党に無数に存在しているのではないか。これらの議員はまったくお咎めなしで放置されている。このような無法がまかり通っているのが、残念ながら日本の現状なのである。
 
 五つの課題がある。
 
 第一は、適法手続き=Due Process of Lawの厳格な適用である。日本では適法手続きが完全に無視されている。法律に基づかない不当な逮捕・身柄拘束、警察や検察での調書ねつ造などが野放しにされている。ときには、犯罪そのものがねつ造されることすら行われている。この問題を解消するには、最低限、取り調べ過程の全面可視化が不可欠であるが、菅直人氏は全面可視化に背を向けている。
 
 第二は、法の下の平等が無視されていることだ。同じ行為に対し、摘発するもの、しないもの、立件するものしないもの、これらが警察、検察の裁量に委ねられている。この裁量と政治判断が結びついて、制度が悪用されている。
 
 第三は、罪刑法定主義が適用されていないことである。犯罪の構成要件が不明確で、警察、検察の裁量に委ねられている。政治資金規正法の運用基準を所管官庁の総務省に問い合わせて、総務省が明確な基準を示せないなかで、法律を遵守せよというのは無理な話である。法の運用に恣意が介在することが、秘密警察的体質を如実に物語る。
 
 第四は、裁判官の独立性が確保されていないことである。この点を鮮やかに明示されたのが新藤宗幸氏の著書『司法官僚』である。

 詳細は本ブログ2009年11月11日付記事「新藤氏『司法官僚』が示す司法制度改革の原点」をご高覧賜りたいが、日本国憲法第76条が定める裁判官の独立性が日本では完全に否定されている。最高裁事務総局が裁判のすべてを支配してしまっているのである。
 
 また、裁判官人事はその根幹の部分を内閣が握っている。そのため、日本における三権文立(ぶんりゅう)は机上の空論になっている。
 
 裁判所を政治権力が支配するからこそ、昨年の総選挙に際して私の上告が棄却され、本年の民主党代表選のさなかに鈴木宗男氏の上告が棄却されたのだ。
 
 鈴木宗男氏の上告棄却は民主党代表選の北海道での街頭演説会の日程に合わせたものである。小沢一郎政権樹立を死に物狂いで阻止しようとしている、官僚機構、米国を軸とする悪徳ペンタゴンの断末魔の叫びが鈴木宗男氏の上告棄却に表れている。
 
 また、三審制度と言いながら、政治権力に支配された第一審が偏向裁判を実施すると、高裁、最高裁の上級審はほんとど何も仕事をしない。上級裁判所に行けば行くほど、政治権力からの締め付けが強まるからだ。副島隆彦氏が言うところの国家ヤクザである。
 
 第五は、国家公務員の守秘義務違反という犯罪が野放しになっていることだ。犯罪を摘発する立場にある検察庁職員がこの犯罪に手を染めているが、まったく摘発されない。検察庁職員による秘密漏えいという犯罪をほう助しているのがマスゴミである。
 
 「無罪推定の原則」を完全に無視したマスゴミの情報洪水により、無罪が推定されるべき市民が犯罪人に仕立てられてゆく。何度も重大な人権侵害問題を生みながら、検察庁職員の犯罪が摘発されないために、同じ過ちが繰り返されている。
 
 日本が前近代を抜け出すには、警察、検察、裁判所の前近代性を除去することが不可欠である。菅直人氏はこれら前近代勢力に取り込まれるどころか、これらの前近代性を政治的に利用し始めている。
 
 民主党代表選で小沢一郎氏を新代表、新内閣総理大臣に選出し、日本の近代化を実現しなければならない。【転載終了】

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/09/11 07:37

【430】「菅直人首相や仙谷由人官房長官は、所詮、アメリカの単なる手駒、道具にすぎず、使い捨てにされる運命にある」

「板垣英憲『マスコミに出ない政治経済の裏話』」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010年09月10日 20時43分27秒
「菅直人首相や仙谷由人官房長官は、所詮、アメリカの単なる手駒、道具にすぎず、使い捨てにされる運命にある」

◆米国の対日工作担当者であるマイケル・ジョナサン・グリーンが、米国ワシントンに召還されたまま、オバマ政権内部では、極めて高く評価されており、痛し痒しの妙な立場に立たされているという。それもそのはずで、マイケル・グリーンが、原子力潜水艦で赴いた八丈島で小沢一郎前幹事長と会談し、その結果、約30兆円規模の米国債を買わせ、日本側からすぐに代金を振り込ませたからである。オバマ政権内部では、マイケル・グリーンの「営業の成果」として絶賛されているようなのである。要するに、「マイケル・グリーンが、原子力潜水艦で赴いた八丈島で小沢一郎前幹事長と会談した」とう情報をガセネタであるとか、怪情報であるとか受け取るどころか、真実の情報と受け止めているのである。
◆ところが、マイケル・グリーンが、八丈島で会ったはずの小沢一郎前幹事長をボロクソに言っているので、オバマ政権内部では、「なぜ小沢一郎を悪く言うのか理解に苦しむ」という声がしきりであるという。それは、民主党の代表選に出馬して菅直人首相と激しく戦っているにもかかわらず、マイケル・グリーンが、「小沢一郎は、総理大臣にはなれないだろう」と辛口の論評をし、約30兆円規模の米国債を日本郵政に買わせたことに最大の貢献してこくれた小沢前幹事長を悪く言うのは、どうしてかと、オバマ政権内部で、疑念が広がっている。
◆オバマ政権内部では、まさかマイケル・グリーンが、ロックフェラー3世代の末子・5男のとこのディビッド・ロックフェラーを裏切り、4世代当主のジョン・D・ロックフェラー4世に鞍替えするために、ロックフェラー4世と親密な小沢前幹事長と八丈島で会談し、オバマ政権へのお土産としに日本郵政に約30兆円規模の米国債を日本郵政に買わせたという動機について、何も明らかにしていないのである。真の動機をデッイビッド・ロックフェラーが悟った場合、マイケル・グリーンは、恐らくは、無事では済まされない。デッイビッド・ロックフェラーは、これまでに、自分を裏切った配下を血も涙もなく、抹殺してきているからである。マイケル・グリーンがビビるのは、当然である。だから、必死になって、小沢前幹事長を悪く言い続けているのである。
◆片や、菅直人首相や仙谷由人官房長官は、どうだろう。何しろ対日工作担当者であるマイケル・グリーンから、様々な要求を受けてきたことを一つのステータスと信じ込んでいるフシがある。もっと言えば、アメリカ政府の要人であるマイケル・グリーンと密接な関係を築いたと大感激しているのである。否、それどころか、菅政権にとって有力なアメリカ人脈ができたと喜んでいるとさえ言える。
 しかし、それは、大きな誤解であり、錯覚であり、間違いである。それなのに、菅首相や仙谷官房長官は、信じ切っているのである。マイケル・グリーンの方には、そんな気持は、少しもない。さんざん利用し尽くし、しゃぶり尽くした挙句の果てに、利用価値がないと見極めれば、容赦なくすぐに切り捨ててしまうのだ。また、菅政権が、期待に反して仕事を達成できなければ、これまた抹殺される運命に落とされる。この典型的な具体例が、小泉純一郎元首相である。マイケル・グリーン「モンゴルに米軍基地を設けてくれ」と頼まれて、3兆円もの資金を受け取りながら、結果を出せなかった。このため、責任を追及されて、殺されかかったという。このため、小泉元首相は、衆院議員を辞めざるを得なかったという。後で、3兆円をアメリカに返したと言われている。
 こうした実例が実証しているように、菅首相や仙谷官房長官の単なる手駒であるか、道具にすぎず、いずれは、使い捨てにされる運命なのだ。それどころか、肝心要の後ろ盾として期待していたマイケル・グリーンがワシントンに召還されたまま、来日せず、それどころか、後任が任命されて、駐日大使館に着任しているという情報もある。これが、アメリカの属国・日本の何とも情けない現実である。

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/09/10 07:32

【429】「小沢一郎氏圧倒的優勢で推移する代表選終盤情勢」

「植草一秀の『知られざる真実』」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010年9月 9日 (木)
「小沢一郎氏圧倒的優勢で推移する代表選終盤情勢」

民主党代表選が終盤を迎えている。

 議員票の実情は、菅直人氏陣営が開いた二度目の決起集会が如実に物語っている。菅直人氏の二度目の決起集会に参加した国会議員は117名にとどまった。
 
 民主党の国会議員は411名いる。200名でも過半数に達しない。民主党代表選では国会議員は1人2ポイントを持つ。議員のポイントで822ポイントある。

 これ以外に地方議員票が合計で100ポイント、サポーター票が300選挙区ごとに1ポイントずつ合計300ポイントある。
 
 国会議員の勢力としては
 小沢一郎氏サイドの基礎票になるのが、
小沢一郎氏グループ150名
鳩山由紀夫氏グループ50名
計200名である。
 
 一方、菅直人氏サイドの基礎票は
菅直人氏グループ40名
前原誠司氏グループ40名
野田佳彦氏グループ30名
計110名である。
 
これ以外に、

旧民社党グループ 30名
旧社会党グループ 30名
があり、
これらに属さない議員が40名ほどいる。
 
 旧民社党グループと旧社会党グループは、それぞれがほぼ二分された状況にある。フジサンケイグループのFNNネットが独自取材で、民社党グループ代表の田中けいしゅう議員が単独でも代表方針として菅直人氏支持を表明することを確認したとテレビ等で何度も放送したが、その後、一向にその気配はない。他の報道では、一本化を断念したことが伝えられている。
 
 FNNは誤報を行ったことについて、正式に訂正とお詫びの放送を行うべきである。マスゴミの質の低下は本当に目を覆うばかりである。
 
 菅直人氏の決起集会に出席した議員は、菅直人氏支持を表明している議員の約9割に該当すると考えられる。議員票で小沢一郎氏陣営は大きく水をあけていると見られる。議員票では255人対155人程度、つまりポイントに換算すると510ポイント対310ポイントの差がつくと考えられる。

 小沢一郎氏陣営が同様の決起集会を開催しないのは、議員票での大差が明らかになることにより、陣営が緩むことを警戒してのことであると考えられる。
 
 小沢一郎氏は投票箱が開き切るまで、絶対に手を抜かない。これが選挙の鉄則である。
 
 地方議員票と、サポーター票も実態は、小沢一郎氏陣営が大幅にリードしていると見られる。ただし、この情報も、陣営が緩むことを警戒して、一切公表されていない。
 
 残る問題は、不正集計が実行される懸念である。サポーター票は茨城県の局留めで郵送されるが、30万を超える投票数であるため、その管理に大きな懸念が持たれている。
 
 このサポーター票で、大規模な不正が行われることが現実の問題として警戒されているのだ。
 
 テレビ朝日は繰り返し虚偽報道を行っている。サポーター票で110ポイント、地方議員票で20ポイントの差がつき、小沢一郎氏が国会議員票で65人以上の差をつけて菅直人氏を上回らないと当選が難しいとの、まったく根拠のない虚偽情報を流布しているのだ。
 
 30万人以上のサポーターおよび党員に調査をしたのなら結果を発表しても構わないだろう。調査ともいえない不正な聞き取りをして、このような無責任な数値を流布することはほとんど犯罪行為に近い。
 
 これは、サポーター票の集計での不正を実行するための伏線、アリバイ作りの可能性が極めて高い。実体のサポーター票は小沢氏が圧倒的にリードしている。
 
 ヤフーみんなの政治投票でも、小沢一郎氏支持が圧倒している。とりわけ民主党支持者の投票では、小沢一郎氏支持が80%と圧倒し、菅直人氏支持が19%にとどまっている。
 
 東京、大阪、札幌の街頭演説会でも明らかに小沢一郎氏が民主党支持者の熱烈な支持を集めていることがわかる。
 
 最後の一瞬まで気を抜くことは決して許されないが、公正な選挙が行われる限り、小沢一郎氏の勝利は動かない。
 
 警戒しなければならないのが、地方議員票およびサポーター票の集計作業である。テレビ朝日が狂ったように、虚偽報道を繰り返し報道し続けていることが、あまりにも不自然である。
 
 菅直人氏は緊縮財政を提案しながら雇用が大事だと言っている。子供に食事も与えずに、栄養を取るのが大事だと説教しているのに近い。規制緩和でビジネスが拡大した事例は携帯電話以外にはほとんどない。
 
 需要があるから仕事が生まれ雇用が拡大するのであって、何もないところからいきなり雇用が生まれることはない。
 
 小沢一郎氏は景気対策のひとつの手法として国債の増発を提示したが、建設国債発行によるインフラ整備は適正である。米国のオバマ大統領もインフラ整備を軸にした公共投資拡大を打ち出した。建設国債は国債発行見合いの資産が形成されるため、財政状況を悪化させるものにならない。本当に必要なインフラ整備に資金を投下するのなら、適切な景気対策の在り方である。
 
 菅直人氏が運転する地獄行きの列車を選ぶか、小沢一郎氏が運転する景気回復行きの列車を選ぶか。選ぶのは代表選有権者だが代表選有権者には景気回復行きの列車を選んでもらわないと困る。
 
 また、投票の集計で不正が行われないことを誰にでもわかる方法で示してもらわなければならない。

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/09/10 07:29

【428】「鈴木ムネオ議員の上告棄却にみる権力統治機構の露骨な国策プロパガンダ」

「日々坦々」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010/09/09(木) 09:15
「鈴木ムネオ議員の上告棄却にみる権力統治機構の露骨な国策プロパガンダ」

鈴木宗男議員が最高裁から上告棄却され、実刑が確定し収監される。

本当に残念である。

ニュースに接して即ツイートした

≪鈴木宗男議員失職収監へ 「国会の要職に就く鈴木被告は14日投開票の民主党代表選で小沢一郎前幹事長を支援しており今回の決定は選挙の行方にも何らかの影響を与える可能性がある(共同) http://bit.ly/bg6gLF  サポーター投票締め切りギリギリで意図丸出し、これに怯むな!

検察審査会の補助員が決定し協議スタートしたこと、鈴木宗男議員の棄却も当初は春先と言っていたのに、延ばしに延ばして代表戦にぶつけてきた。小沢・心ある国民VS全官僚・マスコミ・政権執行部の闘いだ。

鈴木宗男議員の上告棄却は、10日の郵便不正事件での村木元局長裁判の目くらまし。だとしたら、目くらまされないように声を上げよう! ≫

選挙中盤で検察・司法、官僚、マスメディア、官邸とほとんどの権力組織が負の力となって小沢陣営に猛烈な勢いで襲いかかってきている。

これらも予想はしていたものの、いざ、このように立て続けに出てくると、想像以上に大きな力が一つの方向に向かって動いていることがわかる。

別の言い方をすれば、それだけカン陣営が苦戦していて、このままだと小沢総理誕生が近づいているということだ。

小沢さんに総理になっては困る、自分たちの権益を守り、このまま維持しようとする勢力は、あらゆる手を使ってそれぞれ持ち場でもあるような役割を分担し、総攻撃してきている。

昨日の中島議員離党では、官邸と党執行部が動き、青木愛のスキャンダルは週刊誌、鈴木ムネオ議員の上告棄却と検察審査会協議スタートは司法など、このタイミングで打ち出してきた。

サポーターの投票締め切りギリギリのこの時期を狙ったかのように、立て続けに、それぞれの担当部署の有効打を、まるで計画したかのように出してきている。

細かいことを上げれば、各省庁別にもあるだろう。
たとえば、エコポイント終了なども財務や経産などの高級官僚がグルになって、何か裏があるような匂いプンプンしている。

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『ムネオ日記』に早速エントリーされていた。その中での松山千春氏がメディアに送ったコメントを載せているので、一部転載させていただく。

≪国政選挙ではありませんが、次の総理大臣が決まる選挙をやっているこの時期に判決が出るのが不可解であると同時に、あらためて、この判決には権力側からのメッセージ性を感じましたし、怖いなぁと感じました。
 次の総理大臣はどのかたになるのか判りませんが、権力を持つことがどういうことかを正しく理解して頂けるかたに総理大臣になって頂きたいと思います。権力は本来国民の正義の中にあるはず。だからこそ裁判員制度もでき、国民も参加しているのですから。国民の方も関心をもってどこに正義があるのか、また「真実」を見抜く、何事にも左右されない、正しい力を持って頂きたいなと感じました。≫

まったく、仰るとおり!と賛同される方も多いと思う。

補足的な意味で、なぜ、今、この時期に判決が出たのか、昨日の記者会見で、鈴木氏の前に2人の弁護士がその辺のところを述べているので書き起こしてみた。

弘中惇一郎弁護士
≪9月7日付で郵送で最高裁判所の第一小法廷のほうから、「鈴木さん事件について上告を棄却するという決定が鈴木さんの自宅と弁護士の事務所に送られてきました。いわゆる三行半ではなくて6ページくらいろんなことが書いてある決定ではありますが、その内容には当然納得できないものであります。
この事件はご存知の通りいろんなことがマスコミにおいて当時言われてたなかで、ほとんど話題になってなかった事件をムリに事件化して逮捕し起訴した事件であります。
したがって特捜が、密室の取り調べの中で、むりやり調書を作って、その調書を積み重ねて、起訴し訴追した事件であります。たとえば、やまりん事件においては、そのときの会長さんていうのは、この操作当時は亡くなっておられました。それから島田建設のほうでは、非常に無理な捜査の取調べの中で社長が脳梗塞を起こして、法廷の証言に立てなくなって、一言も喋れなくなったと、こういう最重要証人がいずれもこういうかたちで、ものが言えないという中で、密室の中で作った調書のみによってつくられた事件であります。
ご存知の通り明後日、村木判決が大阪で言い渡されます。
そこにおいては、特捜部のこういったあり方、調書を積み重ねて事実と違う話をストーリーを作り上げるということが明確に断罪される、と予定されていた時であります。
そういうときに最高裁が、法廷?(その点)について、何の判断も示さずに、ただ、職務権限についてのいくつかの議論だけをして、事実誤認について全く触れないのみならず、問題提起いたしました議員証言法の違憲性についても全く判断しないで、こういった、村木判決の直前という次期を選んで、上告を棄却して、いってみれば、村木判決を前提にして、さらにこちらのほうでも争う予定をしていたのを、逃げるというかたちで、決定したと考えております。予定としましたは、決められた期間内にこの決定に対して異議の申し立てをする予定であります。
その後のことは、その決定をまって鈴木さんと相談しながら決めていきたい、とそう思っています。≫

佐藤博史弁護士
≪広中弁護士は村木事件ですけれども、私は足利事件と二つの冤罪にかかわってきたわけですけど、鈴木先生のこの事件も私達は冤罪であると確信してやってきたわけですが、村木判決を受けて特捜部の取調べのあり方というものに改めて光が当たるということが、鈴木先生の事件についても考え直させる一つの契機になると考えていて、実際にあるアクションをしようと準備していた矢先にこういう判決が下されたので、極めて政治的な判決では無いかというふうに私は思います。裁判所は何を考えているかわからないけれども、真実を探求するという姿勢に欠けているということを今後とも戦っていきたいと私は思います。≫『ビデオドットコム』より 

お二人とも冤罪事件にかかわった弁護士の視点から、村木裁判を意識したものということである。

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佐藤優氏も、早速コメントを出している。
このタイミングで最高裁判所の司法官僚が鈴木氏の上告棄却を決定したことは、きわめて合理的だとして、その理由を2つ上げている。

≪第1の理由は、9月10日に大阪地方裁判所で行われる村木厚子元厚生労働省局長の裁刑事判で、無罪判決が予想されているからだ。そうなれば特捜検察は正義の味方であるという神話が裁判所によって覆される。当然、世論の特捜検察の取り調べに対する疑念と批判がかつてなく強まる。そうなると、「国策捜査」によって事件が作られたという鈴木氏の主張を完全に無視することができなくなる。
第2の理由は9月14日の民主党代表選挙で小沢一郎前幹事長が当選すいる可能性があるからだ。最高裁判所の司法官僚にとっては、これも頭痛の種だ。小沢氏は鈴木氏の政治的能力を高く評価している。そもそも鈴木氏を衆議院外務委員長に抜擢したのは小沢氏だ。小沢政権になれば鈴木氏が政府の要職に就くなど、政治的影響力が高まるのは必至だ。そうすれば排除が困難になる。≫(佐藤優の眼光紙背 2010年09月08日16時14分)

高級官僚も共通の敵がいれば結託する。

とにかく、カン陣営と反小沢勢力は結託し、小沢さんとの政策論争で戦うことをあきらめて、スキャンダルでも何でも使って、相手を貶めるだけで貶めて危機を救おうとしているようだ。

マスメディアは昨日から今日にかけて、鈴木宗男氏のことを大きく報じ、必ず「政治とカネ」で締めくくっている。

中には露骨に「これはカン陣営にとってはプラスです」という表現を平気で使う解説者もいた。

昨年、西松事件で大久保秘書が逮捕され、小沢さんが代表辞任を強いられたが、結果としては政権交代がなされた。

選挙前のこの事件をきっかけとして、違和感を感じた国民は「何かおかしい」と疑問を持ち、正義と思ってきた検察が、実は違うのではないか、政権交代をされては困る勢力の妨害ではないのか、と思い始めた。

マスメディアに真実を見る目を塞がれていた国民が、ネットや一部メディアによって目覚め、マスコミの一方的情報を客観的に見られるようになったことは、副産物として大変大きな意義があった。

ネット投票や先日の街頭演説での様子を見ても、1年前とは比べものにならないくらいに、情報を受ける側が大きく変わり、特に小沢さんを支持する人たちは理論武装、情報武装をして対抗できている。

ますます、カン陣営と権力統治連合は結託して総攻撃をしてくるだろう。これが小沢さんが勝利しても、まだまだ続く。

我々も、こういうスピン、プロパガンダの実態を見せられると、より義憤が倍増し闘うモードになってきた。

鈴木氏も会見で、検察権力と戦い続け、死ぬまで発信していくといっている。

最後にその会見の一部を転載させていただく。

鈴木宗男議員
≪・・・わたしは、いかなる環境であっても、この検察権力と戦っていきます。
青年将校化した一部検察官は冤罪(えんざい)を生み、そして、多くの人を足利事件の菅家さんしかり、あるいは、厚労省の村木局長しかりだと思っています。
わたしは、わたしの与えられた環境の中で、しっかりと検察に対する、何をもって公正公平か、何をもって真実かということを、わたしは死ぬまで発信していきたいと考えています。・・・≫

(参照:会見全文)

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/09/10 07:25

【427】「手段を選ばずマスメディア、警察、官僚を駆使して小沢攻撃に励む仙谷の下劣さ」

「カナダde日本語」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010.09.09 Thu 12:55
「手段を選ばずマスメディア、警察、官僚を駆使して小沢攻撃に励む仙谷の下劣さ」

9月14日の民主党代表選まであと1週間と迫る終盤に入ったところで、菅側が手段を選ばず、メディア、警察、官僚を駆使しての、かなりえげつない小沢攻撃が繰り広げられている。

まずは、「押尾学初公判をも小沢総理誕生阻止に利用しようとする菅内閣閣僚たち」(このブログも必読―直)というエントリーにも書いた通り、元国会議員を押尾学の初公判に承認として招き、彼のウィキぺディアには小沢一郎との関係を匂わせた。しかし、このブログでその元国会議員の正体を暴露したため、この工作は失敗した。

そして、今日は、絶妙のタイミングで、鈴木宗男氏に実刑が確定したことを報道させた。下のインタビューでも鈴木宗男氏が語っているが、なぜ、代表選の直前のこの時期に実刑が確定したのか全くわからないそうだ。小沢一郎と親しい宗男氏の収監が今発表されれば、宗男氏は無罪を訴えているが、宗男氏は犯罪者であるというレッテルを貼られることになり、代表選に与える影響は大きいだろう。しかし、代表選の投票権を持っている人々は、みんな政治に関心のある人が多く、宗男氏が検察や外務省の官僚、そしてメディアにはめられたことや、彼が無罪であることは百も承知であろう。それ故、この工作が代表選に与える影響はほとんどないと思われる。

宗男氏も、調書が勝手に作られ、裁判官もその調書を疑う余地なく全て信じてしまったと嘆いていたが、昨日も朝日が、厚生労働省元局長の村木元局長の事件への関与を認めたとされる元部下らの取り調べメモが全て破棄されていたことが判明したと報道されたばかりである。密室で、いとも簡単に証拠隠滅や、調書の捏造が行われていることが証明された。

又、宗男氏は機密費の問題を追究していたが、それも今回の実刑確定の理由の一つであろう。

大手マスコミが伝えているように、菅直人氏が優勢であれば、このような工作をする必要もなかったであろうが、実際は、小沢氏の組織票が読めないし、そして、ネットや小沢氏の演説への熱狂的な応援が凄まじすぎることが、菅側に不安を与える要因となっているものと思われる。そして、今度は、 9日発売の「週刊文春」にありもしない小沢一郎氏と青木愛衆議院議員の不倫を匂わせるような記事を書かせ、小沢氏にダメージを与えようとしている。

一方で、同日発売の「週刊新潮」では、小沢氏の政策秘書と青木氏が「不倫お泊まり」デートをしていたと報じられた。

小沢一郎氏が「小沢ガールズ」青木愛氏との密会を報じられる

ここまで捏造工作が下劣になってくると、笑うしかない。仙谷官房長官も今の地位を守るのに必死だなというのが、多くの国民の意見だろう。小沢氏が総理になった暁には、菅は入閣できる可能性が高いが、仙谷は間違いなく民主党の一兵卒に成り下がるしかないからだ。官房長官として自分の地位を守るために国民の血税から出た機密費を使いまくり、息子の知り合いのヤクザから検察や三流紙の記者まで、あらゆるコネを使って小沢を倒そうと躍起になっている仙谷に、1人の人間として怒りと哀れみを感じるのは、私だけではないだろう。

参考記事:

ムネオ日記
2010年9月8日(水)

最高裁第一小法廷から11時半、「上告を棄却する」という特別送達が自宅に届いたと家内から連絡が入る。

昨夜から今朝にかけて、マスコミ関係者から最高裁が特別送達を出したという話があったので、心の準備はできていた。最高裁の理由は、職務権限にだけ触れて、政治資金規正法違反、議院証言法違反については何も触れていない。

検察が善良な市民を密室で誘導し、でっち上げの調書を作り、その調書を持って判決を下す裁判所が、真に公正公平で、真実を明らかにする司法としての責任を果たしているのかどうか、疑問である。いや、果たしていないと言った方が正しいだろう。公判で「賄賂はもらっていません」と言うと、判決文では「反省の情皆無」と一方的に断じる裁判所も、官僚化しているのである。

読者の皆さんに、やまりん事件の山田哲社長が東京高等裁判所に出した陳述書の一部を紹介したい。
(後略)

大阪地検が取り調べメモ廃棄 最高検通知に違反
(朝日 2010年9月8日5時1分)

郵便割引制度を悪用した偽の証明書発行事件で、関係者の取り調べの際につけたメモ(備忘録)を廃棄していた大阪地検特捜部の複数の検事の対応が、最高検の通知に反するものだったことがわかった。地検の内部調査の結果、刑事部などもほぼすべてを廃棄していたことが判明。地検は6月、公判で捜査段階の供述調書の信用性などが争いになると予想される場合は、メモを通知に従って適切に保管するよう各部に指示した。

複数の検察幹部が朝日新聞の取材に対し、最高検の通知と大阪地検での取り調べメモの取り扱いについて認めた。

取り調べメモについては、最高裁が2007年12月、警察官の備忘録について「個人的メモの域を超えた公文書」として証拠開示の対象になるとの初判断を示した。

これを受けて最高検は08年7月と10月、検事や副検事が容疑者の発言や質問事項などを記すメモの取り扱いについて各地検に通知。取り調べ状況が将来争いになる可能性があると捜査担当検事が判断した場合、(1)メモを公判担当検事に引き継ぐ(2)公判担当検事はメモを一定期間保管する――ことを刑事部長名で求めた。

ところが、今年1月に始まった厚生労働省元局長の村木厚子被告(54)=10日に判決公判、無罪主張=の公判で、昨年2月以降の特捜部による捜査で村木元局長の事件への関与を認めたとされる元部下らの取り調べメモがないことが発覚。3~4月に証人として出廷した特捜部の6人の検事と副検事が「必要なことは調書にしたので、メモは破棄した」と説明した。

村木元局長の事件への関与をめぐっては、元部下らが元局長の公判などで捜査段階の説明を翻し、「調書はでっち上げ」などと証言。特捜部の調書が元部下の意思通り作成されたかどうかが焦点となっていた。

地裁は5月、検察側が証拠採用するよう求めた43通の調書のうち34通に関し「誘導で作られた」などとして採用しないと決定。裁判長は特捜部の検事がメモを廃棄したことにも言及し、「メモは有罪立証の有用な資料となりえる」との見解を示して捜査に疑問を投げかけた。

この指摘を受け、地検が容疑者らの取り調べを担当する刑事部や公安部などの対応も調べたところ、メモのほぼすべてが廃棄されていたことが判明。廃棄の詳しい理由については調べなかったという。

郵便不正事件の捜査に携わった検察幹部は「取り調べメモが公判で必要かどうか、部内で検討されたことはなかった」と話している。(板橋洋佳、野上英文)

小沢、不倫スキャンダル…浴衣姿の青木愛とラブラブ!?
(ZAKZAK 2010.09.08)

民主党代表選が終盤に向かうなか、小沢一郎前幹事長(68)陣営が強烈なスキャンダルに襲われた。明日発売の週刊誌2誌が「小沢ガールズ」として知られる青木愛衆院議員(45)の“密会疑惑”を報じているのだ。両誌の内容には食い違いがあるものの、この時期にスキャンダルが出ること自体が陣営にとっては手痛い。代表選影響を与えるのは必至だ。

報じたのは、明日9日発売の「週刊文春」と「週刊新潮」。

文春は「小沢一郎と青木愛『京都の密会映像』」と題して、京都・木屋町にある老舗割烹旅館での小沢氏と青木氏との“密会”の様子を両氏が写った写真とともに掲載。2人が手をつなぐような素振りや、青木氏が浴衣姿に着替えてリラックスした表情を見せるなど、親密さをうかがわせる様子が写っている。

同誌によると、これらの写真はテレビ局が撮影した映像から抜粋したもの。小沢氏が代表選出馬を決める前の先月中旬に撮影され、ニュースとして、ある放送局が放映した映像の中で未放送だった部分が流出したという。

一方の新潮も強烈だ。「青木愛が偽名の男と不倫お泊まりデート」と題して、青木氏の密会を報じている。ただし、こちらのお相手は小沢氏ではなく、同氏の政策秘書だ。

同誌は、「妻子持ちの48歳」という同氏と青木氏が8月、茨城県水戸市のホテルで密会する現場をキャッチ。男性が偽名で宿泊していたことを紹介するとともに、2人で会食する様子や、ホテル内で距離を置いて歩く姿などをグラビア写真で紹介している。そのうえで同誌は、政策秘書の男性を直撃。男性は「やましいことしてないから」などと語ったとしている。

代表選の決選投票まで1週間を切ったこの時期に突如炸裂した大型の“紙爆弾”。小沢陣営は、どう切り抜けるか-。

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/09/10 07:17

【426】「収監前の鈴木宗男氏にUstインタビュー・聞き手:岩上安身@nasukoBさんつぶやき編集」

「本のセンセのブログ」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010年9月 9日 (木)
「収監前の鈴木宗男氏にUstインタビュー・聞き手:岩上安身~@nasukoBさんつぶやき編集」

鈴木宗男氏インタビュー始まりました。昨夜岩上さんが募集した、

みなさんからのメッセージを宗男さんが読んでいます

(#iwakamiyasumi live at http://ustre.am/eOVh )

岩上:

予期されていたとはいえ、

検察、司法のそもそものあり方を新聞では

十分に伝えていないと感じた。思いのたけを話ください

鈴木:

なぜこの時期か、

小沢さんに対する足を引っ張るやり方。

権力側の恣意的な判断。

岩上:

最高裁の判事の中で、鈴木氏がうけたスキャンダル当時に

鈴木氏を追い落とした外務省職員が最高裁の判事となっている。

これで判断歪められたのでは?

鈴木:

私の裁判に竹内さんはメンバーではないが、

最高裁判事として集まって話をする機会がある。

そのときに鈴木はこういうヤツだと彼らにささやいたとしたら

鈴木:

斡旋収賄、受託収賄には証拠がない。

調書なんですよ。

密室で検察官に誘導されて

作られた調書が真実なのか。

当事者は賄賂を送ってないと

言っている。

それなのに判事は一顧だにしない。

荒っぽい

岩上:検面調書が判決の最優先となっている

岩上:10日の村木判決直前の判決というのもひっかかる

鈴木:

小沢さんが総理になることを

恐れおののいている検事がいる。

鈴木を叩くことで小沢さんに対する

マイナスイメージをかもしだしたい。

そして現政権を守ってやる

岩上:

可視化と検事総長を政治主導で決めること、

これをなんとしても阻止したい人たちが

検察にいると取材している

鈴木:

検察に知恵をつけた人もいるらしいと漏れ聞いている

鈴木:

8年前、ムネオハウスでつかまる、ディーゼル発電でつかまる、

などと言われた。

全て外務省と検察のリーク。

結局やまりんの賄賂。

領収書を切っているお金で賄賂だなんて議員全て捕まる。

鈴木:

民主主義の危機、

司法制度の危機だと思ってる。

自己保身と小さな出世欲で

検察官や裁判官が生きている。

鈴木:

最後まで検察や司法がドッキングしてきている。

でも国民は見ています。鈴木宗男はシロだと。

やましくないと、見てくれている

岩上:

鈴木さんは8年前はひどく批判と罵倒を受けた。

現在との状況が違うのはどうでしょう

鈴木:

流れが変わった。小泉改革の弱者切り捨てに皆気づいた。

それと戦った鈴木は弱いものの味方だとみんなが気づいた

鈴木:

これからも声なき声をしっかり受け止め続ければ、

存在感を持ってそれなりに活動できると思う

鈴木:

普天間問題。自民党がつくった=官僚。

それに乗っちゃいけないんです。

菅さんたちは全て鵜呑みにしている。

ここに政治はない。

小沢さんの政治主導に期待している。

小沢さんが代表になるのは

日本のためになる。

鈴木:

小沢さんの普天間案は現実的。民主主義は折り合い。

やはり懸命な政治家

岩上さんが官房機密費について質問中

鈴木:

TBS報道(「毒まんじゅう」を

誰誰が食べた)はおかしい。

直接、野中さんと話し合わせれば、

ハッキリわかること。

沖縄にも全部で4~5億円。

半月に200万、

また半月に200万渡っている。

稲嶺後援会の会計帳簿を見れば

一目瞭然にわかる。

鈴木:

常識の範囲内で、各社5~10万円の心づけ、はある。

政治部のチームに対して。一方で、政治評論家へは、

ランクによって、

50~100万円。

鈴木:

北方領土問題、これを解決できなかったことは

元島員の方に対しても残念だったと思う。

2002年にチャンスがあった。

外務省とアメリカからの邪魔(国策捜査?)が

無ければ解決していた。

鈴木:

北方領土、始めは四島一括とは

言っていなかった。

日本への所属を認めてくれれば、

返還はあとにずらしても良いと、

言っていたのに、

小泉さんらバカな政治家が

駄目にしてしまった。

岩上:

最後に、収監された後、これからの活動について

お聞きしたいのですが

鈴木

私は大学生時代から13年間秘書をして、その後ずっと

国会議員として政治活動を続けてきました。

私と政治というモノは切っても切り離せないものです

私の志を受け継ぐ者がいれば、それを育てるための活動もしたいし

ともかく私は収監されても政治活動を続けます

獄中からも発信しますし

岩上:

鈴木先生、どうかお体を大事にしてください。がんの事も

ありましたし、どうか体調に気をつけてください

本日はどうもありがとうございました

(転載貼り付け終了)

岩上安身オフィシャルサイトにあるこの対談は発見の価値あり―直。

会員番号4781番 投稿日:2010/09/09 23:17

【425】新聞社のデスク段階でネジ曲げられる「小沢実像」

日刊ゲンダイ2010年9月10日号 2ページより転載します。

(転載開始)

「政治記者はなぜ小沢嫌いなのか②」

記者「政治資金の問題は世論とのギャップがあるんじゃないですか」

小沢「あなたたちの報道でしょ。でも、みなさんに理解していただけるよう常日頃から努力します」

記者「小沢さんは記者会見はサービスと言ったことがあるそうですが、いまでもそう思っていますか」

小沢「サービスという言葉を曲げて取らないで。サービスとは私たちの義務だし奉仕ですよ。そういう意味で言っているわけです」

 小沢一郎が民主党の代表や幹事長を務めていた頃の定例会見でのひとコマだ。こんなストレートな質問をコワモテの小沢に遠慮なくぶつけるのは、30歳前後の若い記者が多い。そのたびに小沢は真摯に答え、会見室の空気は決して悪くない。小沢のジョークに会場がドッと沸くことも多かった。
 ところが、その記者たちが社に戻って小沢の主張をデスクに伝えると、こう言われる。「お前は小沢を知らない。きれいごとを言っているが本音は違うんだ」
 若い記者の報告は無視されるという。
 小沢バッシングの紙面が作られる背景にはこんな事情があるのだ。
 第一線の若い記者がいくら小沢の実像を上げても、社に陣取る古い記者やデスクがネジ曲げるというのである。
 ベテランの政治部記者はこう言い放つ。「いまの若い記者は、小沢さんの過去を知らない。だから小沢が語る政治理念を真に受ける。デスクたちは小沢の本質を頭に入れて記事を手直ししている」
 だが、現場の若い記者はこうした先輩諸氏の姿勢に疑問を持つのだ。
「小沢さんが熱く語る民主主義論や政治主導は筋が通っていると純粋に思う。でも、うちのベテランたちは、頭ごなしに小沢の話を聞こうともしない。我々としては不満ですね。今回の代表選でも、小沢さんはさまざまな政策を語っていて、菅さんを圧倒している。でも、デスクは『カネの問題は小沢に染みついている』とハナから決めつけていますからね」
 自民党時代、血気盛んだった小沢に邪険にされたベテラン記者の「小沢アレルギー」は大きい。これでは国民に「小沢像」が間違って伝わるのも仕方ない。

(転載終了)

投稿日:2010/09/09 06:38

【424】「小沢一郎へのテロとリンチ、迫害と弾圧 – 政権交代の転覆、革命」

「世に倦む日日」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010.9.8.
「小沢一郎へのテロとリンチ、迫害と弾圧 – 政権交代の転覆、革命」

民主党の代表選が国民一人一人にとって大事なのは、何度も言うように、それがわれわれの生活に大きな影響を与えるからである。この選挙で、小沢一郎が60対40の結果で差をつけられて敗北した場合、マスコミは徹底的な小沢排撃の掃討戦を始める。検察審査会も堂々と起訴へ持ち込む。小沢一郎は政治生命を絶たれ、小沢派の議員で寝返らない者には粛清と迫害が加えられ、公認の保証の取り消しが通告されるだろう。この政治は単なる党内の派閥抗争や権力闘争を意味しない。殲滅され一掃されるのは、小沢一郎が代表選で掲げ唱えた政策や政論である。①企業に非正規の雇用枠比率を法規制すべしとか、②大企業は200兆円の内部留保を社会に還元せよとか、③沖縄に海兵隊兵力は不要とか、④消費税増税の前に官僚の無駄を省けとか、④天下りは禁止で特別会計は廃止だとか、こうした政策論が粉砕され、政治の地上から抹殺されるのである。これらの政策上の要求や認識の一切が、悪魔的異端の表象を押しつけられて焚刑処分され、二度と口に出してはならぬ禁断の扱いにされるのだ。小沢一郎という絶対悪のパッケージで包まれて、焼却炉に投げ込まれて灰にされるのである。支配層の狙いはそこにある。私が小沢一郎への支持を訴えるのは、①-⑤を公論として生かすためであり、少しでも政策として前進させることを願い、これらの主張が廃棄されることを阻止するためだ。
【Read More】

【Return】

 

ネットの中では、一部に小沢支持の熱狂的な声が盛り上がっているが、大半は高見の見物で、代表選の政治をネタにして皮肉と毒言を吐き、小沢信者に揶揄と冷笑を浴びせて悦に入っている。新自由主義の側に立ち、その利害と思惑でネットで蠢いている工作員は、そうした行動が当然だろう。だが、①-⑤の政策主張を正しいと判断し、それが政治の現場で具体化されることを希望する者は、今回は小沢一郎支持の態度を選び、その結果を導く担い手にならなければならない。過去の小沢一郎と自分との関係と経緯をば、一旦はカッコの中に括り入れて保留し、当面の現実を変えるべく政治に働きかけることに集中しなくてはならない。政治は結果が全てであり、今回の結果が次の政治の前提を作る。政治は宗教ではない。信仰を守り抜くことが目的ではない。観念的な内面の満足で止まれる世界ではない。結果を現実に生み出すことを目的とする世界だ。マルクスは、「あらゆる社会の歴史は階級闘争の歴史である」と言ったが、眼前の代表選の政治を見ながら、薄っすらにでも、その真相を覚知する者は多いだろう。TBSの杉尾秀哉の狂態を見れば、マスコミが何の意図で何をしているか、本質的な直観と洞察に至るのは難しくない。われわれの生きる権利を奪うため、彼らが牙を剥いているのであり、杉尾秀哉も銃をとって戦闘しているのである。

ここで小沢一郎と小沢派を失えば、①-⑤の政策主張は誰がするのか。この政策論を誰が担うのか。国会内にはすでに左派の勢力は絶えて無い。NHKの日曜討論にすら出席させてもらえなくなった。脱線するが、このNHKの踏み込み姿勢は、影山日出夫の自殺事件と関係している。影山日出夫は保守の立場だったが、討論司会は中立を配慮し、特に少数意見を尊重した番組進行は絶妙なところがあった。大事な争点はわかりやすく浮かび上がるよう討論を組み立て、地味ながら、信頼感のある伝統的なNHKのアナを想起させる秀逸さが光っていた。おそらく、影山日出夫が最も意識していたのは田原総一朗ではないかと私は想像する。あのような討論と司会を放送で絶対にやってはいけないという信念が強くあったのに違いない。オーソドックスなNHKの政治討論を理念型として持っていることが、進行の差配を見ながらよく伝わってきた。政治とは趣味や娯楽の類ではなく、もっと真剣で重要なもので、それは知的に冷静に議論するものだというメッセージもあった。影山日出夫に私が教えられたのは、政治はやはり多数をとることが重要で、民主主義は多数で決まるのだという基本命題だった。影山日出夫が少数意見(志位・福島)を尊重した司会をすればするほど、その少数性の意味がより際立つのである。正論であっても少数は少数。多数を制しなければ本当の正論にはならない。

2日前の記事で、政策主張を公論化することが、その政策を法制化して実行すること以上に重要な意味があるのだと書いた。公論にすること、公論にできることが大事だと言った。同じように、次のようなことが言える。年収200万円とか300万円で暮らす働く貧困層の人々がいて、彼らは生活向上のために政治に具体的な要求や主張を持ち、それをストレートに担う政治勢力があるとする。そして、それは小沢一郎や小沢派ではなく、彼らは社民や共産に親近感を感じ、小沢一郎や小沢派を信頼できる政治勢力とは認めていないとする。だが、もし、こうした働く貧困層が小沢一郎を支持し、その運動に積極的に乗り出し、小沢一郎を代表・首相に据える国民運動の中核になったとすれば、そのことによって、小沢一郎や小沢派の政治的性格は変わるのであり、変わらざるを得なくなるのである。政治はダイナミックなものだ。支持者が政治家を変える。土台である支持者の層や比率が変われば、上部構造である政治家の主張にも化学変化が起きざるを得ない。小沢一郎の政見を注意して聴くとよくわかるが、なるべく幅広い層から支持が集まるよう論点と表現に工夫し、従来からの小沢神話の信者を大事にしようと心がけている。昔から小沢一郎を支持してきた信者には、信念を貫き続けて何も変わってないと言い、逆に従来からの悪印象で小沢一郎を嫌忌していた者には、昔とはすっかり変わった姿勢と政策を強調している。

政治家ならそうするのが当然で、なるべく広範な支持を各層から得るべく自己の政治的普遍性の演出に努める。であるなら、その支持層に入り込み、有力な支持層になることによって、「上部構造」たる政治家の政策主張を規定する「土台」になり得るのである。具体的に言えば、反貧困ネットや派遣ユニオンであり、彼らの運動が包摂している数千万人の貧困層である。厚労省の昨年の調査によれば、所得分布の統計で、300万円以下の世帯が全体の44.3%を占めている。200万円以下が31.3%。今、反貧困ネットや派遣ユニオンが掲げる政策主張を、真面目に法制化して実現しようとしている政治勢力はない。NHKの日曜討論にも出してもらえない端数2党には、最初からそんな力はないし、掛け声だけが空転しているだけだ。ギブ・アンド・テイクの政治の論理で、反貧困ネットや派遣ユニオンは小沢派と組めばいい。反貧困の側にとって重要なことは、労働法制を規制強化して非正規職を減らすことであり、労働者の賃金を上げることだ。社民や共産と心中することではないし、まして菅直人に誑かされたまま、内閣府で官僚の手伝いをやり、年末年始の救済活動を恒例行事にすることではない。反貧困ネットや派遣ユニオンは、政策を変える前に政治を変えることに取り組むべきで、政治が変わらなくては政策は変わらない。政策要求が実行されるべく最適化された運動方針を選択するべきで、その最適化理論の中に小沢一郎という駒が必ず入るはずだろう。

①-⑤の政策主張を5議席ほどの端数政党がすることは、この国の支配層の権力は認めて泳がせてくれる。だが、国会で150議席を持つ勢力が本気で実現しようとすると、支配層はあらゆる手段を動員して妨害し、決してその実現を許さない。この国は民主主義の社会だが、それは官僚が天下りと渡りを謳歌し、資本が200兆円の内部留保を溜め込み、格差と貧困を広げる新自由主義を維持する限りでの民主主義であり、そこに手を突っ込む民主主義は事実上保障されてないのだ。昨年の西松事件から今年の陸山会事件の動きは、民主主義国家の司法捜査の範疇ではなく、政権交代を阻止する権力による政治弾圧そのものだった。政権交代は形式的には成ったが、実質的には後退に次ぐ後退で掘り崩され、菅政権において何の意味もなくなっている。検察とマスコミによる小沢一郎攻撃は、戦前の権力による共産党弾圧と基本的に同じだ。テロ行為である。物理的暴力の行使を控えているだけで、精神的なリンチと拷問であり、迫害と弾圧の権力行為である。マスコミと検察は、司法権力と民意を根拠にして小沢一郎に凄惨なリンチを加え、政界引退を脅迫し続けていて、それを受け入れない小沢一郎にさらに拷問を加えている。昨年からの検察とマスコミの動きは、政権交代を転覆させ、その方向を潰滅させるクーデターであり、政権交代の政策的実質化を求める者への合法テロの連続である。官僚と新自由主義の支配権力に挑戦すれば、こうした凄惨な報復を受けることになる。

小沢一郎は、9/6の高知での演説で、「政治生命だけでなく、命そのものも賭ける」と言ったが、この言葉を簡単に聞き流しできないのは、権力側に立って考えたとき、ここまで司法とマスコミで徹底的に弾圧し、なお小沢一郎が反撃と挑戦の意思を持ち続け、少しずつ支持が国民の間に広まる状況に至った場合、次にどんな手段で阻止と妨害に出るだろうかと想像するからである。資本(特に外資)は法人税減税が早く欲しいだろうし、そのための消費税増税の実施を菅政権に急かすだろう。小沢一郎が邪魔で仕方がないだろう。小沢派は小沢一郎というシンボルしかなく、シンボルが斃れる事態になれば、集団は結束を続けること能わず、政策主張する力を維持できない。この国は、実際にテロ(暴力)で政治を変えてきた。戦前だけではない。安保闘争後の浅沼稲次郎への右翼の襲撃と刺殺がある。逆に言えば、この国の政治を変革するためには、志を持った者は命を賭けなくてはならず、革命者の決意によってのみ政治を変える展望を持ち得るということを意味する。労働法制を規制強化して、労働者の賃金を上げるためには、内需を消費から拡大して経済成長させるためには、官僚と資本とマスコミの権力を屈服させなくてはならず、そのためには国民が蹶起しなくてはならない。国民の覚醒と蹶起は何によって媒介されるのか。おそらく、それは挑戦者の死だ。預言者の命だ。吉田松陰の犠牲だ。最近、私はその確信を深めていて、誇張や修辞ではなく、革命でなければこの国の新自由主義の体制を壊すことは無理だと思っている。

国民が蜂起して、杉尾秀哉や古舘伊知郎や大越健介を包囲し、マスコミの世論調査の嘘を暴き、彼らを引きずり降ろさない限り、国民の生活水準が元に戻り、安心して老後を暮らせるという社会にはならない。

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