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Loginはこちら【3121】金(きん)が最高値を付けたあと反落した。神戸での27日の私の講演会の最後の宣伝。
副島隆彦です。今日は、2024年4月23日(火)です。
金(きん)の地金(じがね、ingot インゴット。純金、24K)の価格が世界的に急激に値上がり(高騰、こうとう)することが、3月からずっと続いていた。それが、ようやく、今日、一服(いっぷく)、一休(ひとやす)みした。やれやれ、これで良かった。私は一(ひと)安心だ。
(ここに、日本国内の金のお売りの最新のグラフを載せる)
国内金価格小売り
副島隆彦です。 今日の金の終値(おわりね)は、小売りで金1グラム=12,304円 だ。最高値は、4月22日の13,105円だった。ついに1万3千円台だ。
ということは、1グラム=1万4千円、1万6千円 が、目の前に見えて来た。そうしたら来年(2025年)は、おそらく2万円を達成だ。ということは・・・。
(ここに、金の国際値段=NYの先物での値段のグラフを貼る)
NY金価格 出所:金先物 取引 – 6月限月(げんげつ。期近 ) 2024 (GCM4) Investing.com
副島隆彦です。同じようにして、金の国際値段(NYの先物=さきもの=市場での値段)は、何と4月12日に、瞬間の最高値で、2,448.8ドル(1オンス、31,1グラム当たり)があった。ここまで上がった。2千4百ドル台だ。すると急に、「金は、1ounce (オウンス)=3,000ドルを目指す」と、NYやロンドンの金融業界が、慌(あわ)てふためいて揃(そろ)って言い出した。
許しがたいことに、これまで、散々、アメリカ政府とグルになって、金の値段を、金ETF(きんイー・ティー・エフ )という、ペイパー・ゴールド(紙切れの金)のSPDR(スパイダー)Gold Share ( ゴールドシェア)という、気色の悪い、博奕打ち(ばくちうち。賭博者)たちが集まっている市場を使って、押し下げて来た者たちが、「金が上昇する」と言い出した。
naked short selling (ネイキッド・ショート・セリング 、裸の空=から=売り。保証金=担保=証拠金 margin を差し出さない。特殊な特権を振りかざす ) で、500倍とかのレバレッジ(投資倍率)を掛けて、執拗(しつよう)に、世界の金(きん)価格 を、計画的に、暴落させ続けてきた張本人の、ゴールドマンサックス自身が、言い出した。何とも盗人猛々(ぬすっとたけだけ)しいやつらだ。このゴールドマンの背後には、まさしくFRB(連邦準備制度理事会。アメリカの中央銀行)自身が、控(ひか)えている。
どうやら、彼らNYの金融市場を、一番上から支配、統制している者たち(超財界人たち、すなわち The Deep State デープ・ステイトだ)が、金(きん)で「踏み上げた(とんでもない大損をした)」ようである。まだその情報が出ない。だが、今の、この金価格の棒上(ぼうあ)げの「青空天井」sky the screen のグラフを見ていると、この「踏み上げ」( short squeeze ショート・スクウイーズ。そして、margin call マージン・コール 追証(おいしょう)発生による「ロス・カット」cut loss 、 損切り。あるいはブローカーによる取引の強制決済 stop loss ストップ・ロス )が起きたようだ。
どうもアメリカの金融支配者たち自身が大負けに負けたようだ。すなわち、「金とドルの戦いで、ついに、ドルが負けた」ようなのだ。彼らの大きな負けだ。歴史的な負けの始まりだ。私が4年前に書いた本の書名である『金とドルは、光芒(こうぼう)を放ち決戦の場へ』 (2020年11月、祥伝社刊 )の通りになった。
我らが金(きん)の大勝利である。これは世界史の転換点を示す、ひとつの指標(インデックス)である。
副島隆彦です。金の値段が、一体、どこまで一直線で上がり続けるか、と私だってずっと気にしていた。いつもは政治思想や歴史研究の本読みに、入れ込んでいるから金融や経済の動きは、私はあまり気にしない。
ところが、3月ぐいらから、激しく金(きん)が、一本調子で上がりだした。私も驚いた。私が、ずっと本で書いて予言して来たとおりになったからだ。
私の本を読んでくれて、そして、私の予言(予測)を信じてくれて、そして金を実際にずっと前から(10年前から)、そして去年あたりに初めて買った人たち(も儲かった)が、真剣に、深刻にこの急上昇(に驚いて注視していた。 The gold price is rising . 「ゴールド・プライス・イズ・ライジング(上がっている)」を通り越して、The gold price is soaring. 「ゴールド・プライス・イズ・ソアーリング(激しく高騰している)」が、2か月ぐらい続いた。
これが、ようやく一旦、止まった。良かった。金融グラフの、「ジグザク動きの法則」に従って、下押し(値下がり)が、今日(23日)から起きた。やれやれ良かった、良かった、である。暫(しばら)く、2週間ぐらいは、この下落基調(げらくきちょう)が続くだろう。そして、だからこそ、この、値下がり場面が、次の金(きん)の買い時です。 初めて金(きん)を買う人たちにとっても、真剣に、ここの 「長期相場の中の、安値(やすね)を拾う」時期です。
金の小売りの価格で、1万1千円(11,000円)台が、出現したら、すぐに買うべきでしょう。これまで、金を買い続けてきた人も、さらに買うべきでしょう。
私、副島隆彦 は、今から半年前の去年の11月に出版した、私の金融本の表紙(後掲する)の書名で、大きく『金は3倍になる』と書いた。そして、帯(おび)に、「金(きん)1グラムは、30,000円(3万円)にハネ上がる」と書いた。
この時は、誰も信じてくれなかった。私の周囲の人たちも。出版社の編集者たちも。白(しら)けたような顔をして、「勝手にどうぞお書きください。いつもの先生の大風呂敷(おおぶろしき)ですから。これも読者を惹(ひ)き付ける、言論、出版の商売(ビジネス)ですから」という顔をしていた。
ところが、この2か月で、ここまで急騰すると、流石(さすが)に皆の顔つきが変わった。「ホントだよ、副島の言う通りになった。ホントにこいつの言う通り、3万円になるかも」と、真顔で言い出した。どいつも、こいつも、こういう感じだ。
ただし、投資とか、金儲(かねもう)けとかには、始めから全く興味を持たない、真面目で堅実な人々(国民の95%)は、「金が値上がりしたって、私には関係ないわ」と言う。これはこれで立派な見識であり、優れた人生観だ。人間が生来、持つ下品な射幸心(しゃこうしん)に近寄らない生き方だ。これを私は尊重する。特に私、副島隆彦の本の真に熱心な読者たちは、この手の読書人(どくしょじん)階級の人たちである。だから金(きん)や株がどうなろうと知ったことではない。だが、それでも、せめて副島隆彦の言うこと少しは聞いて、金貨(ゴールド・コイン)の2,3枚は買っていて欲しい。お金(かね)を無視して生きることは出来ない。あまりもの、世の中の動きに背を向けた、世捨て人( hermit ハーミット。仙人さま、隠遁者)の人生も、つまらない。
それで、ここからは、私の講演会の宣伝です。3日後の、4月27日(土)に、新神戸(しんこうべ)で行われる。まだ席は空いていますから、関西圏の金貨(きんか)の販売業者主催のものですが、私の顔を見に来てください。
この講演会は、新神戸(しんこうべ)駅のそばです。コインパレスという 金貨(ゴールド・コイン)の販売会社の 主催の 講演会だから、参加費は無料です。昼の12時時からです。今からでも申込できます。
私がきっと今の時代の最先端で重要な話をします。私、副島隆彦の本の読者の皆さん、それからこの学問道場の閲覧者も時間のある人は、新神戸まで来て集まってください。詳細は以下の通りです。
https://www.coinpalace.jp/
コインパレスのホームページ
https://www.coinpalace.jp/seminarform0427
ここの申し込みフォーム ↑ に記入してから、会場に来てください。
――――――――――――――――――
2024年4月27日(土)開場 12:30 13:00開演 ~ 17:00まで
演題 「金、銀、プラチナの今後の動向」 副島隆彦氏 <神戸講演会>
会場:神戸芸術センター芸術劇場
料金:入場無料
主催:株式会社コインパレス /協賛:日産証券インベストメント株式会社
――――――――――――――
兵庫県神戸市中央区熊内橋通7丁目1-13 神戸芸術センター
この「神戸芸術センター」 の 大ホールです。大阪、神戸および関西圏に住んでいる人なら知っているでしょう。新神戸駅(しんこうべえき) から歩いて5分。地下鉄を含めて各線路の駅もあります。
副島隆彦です。金貨(ゴールドコイン。1オ(ウ)ンス。約31グラム。500円玉より少し大きいぐらい )1枚が、小売りで激しく値上がりして、今や、43万円になった。ついこの間まで、33万円だった。だから、私が、去年の11月に書いた本で、「あと3年で」その3倍の丁度100万円になる、と書いた。おそらくなるでしょう。だから、今からでも急いで買いなさい。きっと、近いうち1枚40万円近くに、一瞬ですが、あるでしょう。それから、また、上がり始めます。
副島隆彦です。最後に、前述した私の本の表紙を貼ります。ここからアマゾンにまで飛んでください。
(ここに 「金は3倍になる」本の表紙を貼って、アマゾンへのリンクも貼る)
金融恐慌が始まるので 金は3倍になる(ここをクリックするとアマゾンが開きます)
「金融恐慌が始まるので 金は3倍になる 」 祥伝社刊、単行本 – 2023/12/1発売
副島 隆彦 (著) 4.2 5つ星のうち4.2 44個の評価
(転載貼り付け。この本の 出版社からの宣伝文)
世界の金融・経済秩序の大変動を見抜くベストセラー・シリーズの最新刊!
世界は“脱ドル化”に向かう―― 金1グラムは、30,000円にハネ上がる!
今年8月29日、金の国内小売価格が、1グラム=10,000円の大台を超えた。著者はこの四半世紀、一貫して「金を買いなさい、必ず値上がりするから」「アメリカ発の金融恐慌になる。アメリカは世界覇権を失う」と主張し続けてきた。事実、金は26年前の1グラム=1,200円から、今は10,522円(11月20日)と、8.7倍に値上がりした。
世界経済は今、「脱ドル化」(ディー・ダラーライゼーション)に向かっている。この動きが、金価格を大きく押し上げる。BRICKS諸国は、米ドルに代わる世界基軸通貨を準備中だ。1944年に決められた、金と米ドルの兌換体制(ブレトンウッズ体制)が終わる。すなわち米ドルの覇権が崩壊する。だから金の値段が上昇する。
1章 金(きん)の値段は3倍にハネ上がる
2章 世界で「脱ドル化(ディー・ダラーライゼーション)」が進んでゆく
3章 金利(イールド)の上昇から 不景気(リセッション)突入へ
4章 お金(かね)も腐(くさ)る
5章 半導体の先端技術で読むこれからの世界
巻末特集 半導体の新技術で大成長する15銘柄
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦拝
【3120】「万世一系の歴史(日本書紀)」は、天武天皇が創った
守谷健二です。今回は天武天皇について述べます。
『日本書紀』天武十(681)年三月より
帝紀及び上古の諸事を記し定めしめたまふ。
『古事記』序より
天皇(天武)詔(の)りたまひしく、「朕聞きたまへらく、『諸家のもたる帝紀及び本辞、既に正実に違ひ、多く虚偽を加ふ。』といへり。今の時に当たりて、その失を改めずは、未だ幾年をも経ずしてその旨滅びなむとす。これ即ち、邦家経緯、王化の鴻基なり。故これ、帝紀を撰録し、旧辞を討覈して、偽りを削り実を定めて、後の世に伝えむと欲す。」とのりたまひき。
『日本書紀』が、天武天皇の命(681年)で編纂が開始されたことは明らかです。天武天皇は、「壬申の乱」と呼ばれている内乱に勝利して皇位に就きました。『日本書紀』『古事記』は、「壬申の乱」の天武天皇の決起の正統性を述べています。故に「壬申の乱」は、天武天皇にとって『聖なる戦』です。では何故それが「壬申の乱」と呼ばれているのでしょう。天皇の聖なる戦は、「乱」と呼ばれて良いのでしょうか。「乱」と云うのは、下克上や裏切り、騙まし討ち、乗っ取りなど正規の秩序を破壊する行為です。通常悪業に当たる行為を指します。
天皇の聖なる戦いを「乱」と呼ぶのが赦されるのでしょうか。日本人は、奈良時代から天武の決起を「壬申の乱」と呼び、それが現代に至るまで定着してきた。
『懐風藻』(日本最古の漢詩集、天平勝宝三年(751)上梓の序を持つ)の大友皇子(天智天皇の長子、壬申の乱で天武天皇に滅ぼされる。明治に追号されて弘文天皇)伝は、「壬申の年の乱に会い、天命を遂げず。」と明記する。
日本人は、天武天皇の決起を「乱」と明確に認識していたのである。天武天皇は、武力で皇位を獲得したのだ。その権力者が、今までの歴史は出鱈目だから新しい歴史に切り替えると宣言したのである。それをそのまま信ずる事ができるのか。不思議なことに明治以来の近代日本では、天武天皇が定めた歴史(万世一系の天皇)が日本の本当の歴史と信じられて通用している。誠に面妖なことである。
何故に「乱」と認識していた天武の決起が(聖なる戦い)と認識が変わり、天武の定めた(万世一系の歴史)が日本の本当の歴史と信じられるようになったのか、その事を検討しようと思う。
『日本書紀』は、天武の決起(壬申の乱)を正統化する為に、天武紀を上下二巻に分けて作り、上巻全てを「壬申の乱」の顕彰に当てている。僅か一カ月に満たない戦いに、丸々一巻を費やしているのである。
この上巻は、「天武天皇は、天智天皇の同母弟なり。」で始められている。これぞ日本史上最大のデッチアゲ、インチキである。日本の知識人たちは鎌倉・南北朝時代あたりまでこの事を知っていたらしい。
天智天皇と天武天皇は、兄弟ではない。次回この事を述べたい。
【3119】今度の岸田訪米で、米に払った(貢いだ、取られた)カネは、9兆円(600億ドル)である。
副島隆彦です。 今日は、2024年4月14日(日)です。
岸田首相は、今日14日には、もう東京に帰ってきているだろう。
アメリカ政府の国賓 (こくひん national guest ナショナル・ゲスト。半分はインチキで、プロトコールとしては、1段階落ちる公賓=こうひん=待遇らしい。バイデンは、晩餐で燕尾服を着ていなかったし、黒のネクタイだった)でのもてなしだ。
バイデン大統領とのホワイトハウスのローズガーデンでの共同記者会見(10日)。晩餐会(11日)それから、連邦議会(上下院合同)で岸田首相がスピーチをした。この時、アメリカの議員たちが、岸田スピーチの間(うしろの方に、記事と共に、その一部を載せた。とてもすべてには付き合いきれない。読んでいて飽きてしまった )に、15回も、スタンディング・オーヴェイション(総立ちの拍手)をした、とテレビ新聞が伝えた。
(ここに晩餐会の岸田とバイデンの写真を貼る)
なんで、アメリカはこんなに、「同盟国の日本」に気を使って、仰々しく対応し歓迎するのか。対(たい)中国での当てつけだ、とも、バイデンの大統領再選に向けてのアッピールだとも言われる。本当は日本なんか、馬鹿にしているくせに。
私たち日本国民は、訝(いぶか)しく、怪訝(けげん)な感じで、この岸田への米国政府の「大歓迎」を見ている。大方の日本人は、虚(むな)しく、白(しら)けている。「日米同盟」(にちべいどうめい。the US – Japan Alliance ザ・ユーエス・ジャパン・アライアンス)と言ってみても、その真実は、「帝国 と その属国との関係」であって、日米が対等で平等な同盟だ、などと日本人は誰も思っていない。
日本国民は、こういう意図的に設(しつら)えられた、外交の粉飾(ふんしょく)に、本能的に鼻白(はなじら)む。だから誰も岸田訪米など話題にもしない。 私、副島隆彦も、いちいちこんな下(くだ)らない事に自分の脳を使いたくない。それでも、どうしても書いておきたいことがひとつ有った。
それは、「岸田は、今回の訪米で、一体いくらアメリカに払ったんだよー」だ。日本国民が知りたいのは、この一点だ。このことを書いて、初めて副島隆彦である。私は皆の期待を裏切らない。はっきり書く。日本が、今度の岸田訪米に合わせて、アメリカに支払った貢(みつ)ぎ金(朝貢=ちょうこう=金)は、9兆円である。
日本から、9兆円もふんだくることが出来れば、アメリカの議員たち全員が、シラけながらも、日本の首相に、御愛想(おあいそう)の総立ちの拍手ぐらい、「ここで、拍手、起立する」の決められた通りに、するさ。私、副島隆彦は、米議員たちの苦しそうな表情を、テレビのニューズ映像で、見ていてピンときた。議員たちは、日本からウクライナへの軍事支援(武器と弾薬の購入費)の資金を奪い取ることが出来て、嬉しい。そういう苦し紛(まぎ)れの歪(ゆが)んだ表情をしていた。しかし、誰一人、この真実を口にする者はいない。「親密な外国への外交儀礼に反する」からだ。
去年の10月に、米下院で、ウクライナへの軍事支援の追加の支出の法案が、審議ストップで滞(とどこお)っていた。議会の下院(ザ・ハウス the House)の 共和党の大部分である、トランプ支持派の議員たちが、「絶対に、この600億ドルの外国への軍事支出は、認められない。そんな余裕の資金はわが国にはもうない。アメリカ・ファースト(アメリカの国内問題を優先)で、国内に回す支出で手一杯だ。ウクライナへの支援は、これまでの、開戦からの総計1400億ドル(22兆円)で限界だ。もうこれ以上は出せない」と、ずっと、下院で揉(も)め続けた。
外交は上院議会が優先する。だが、「いくら国が出すか」の国家予算の決定の権限は、下院にある。だから、トランプ派の議員たちが激しく反対、抵抗して来たから、この600億ドル(9兆円)の予算がその後ずっと下りなかった。それで、ウクライナに、トマホークミサイル他の最新鋭の中距離ミサイルやら、F―16戦闘機やら、エイブラムズ戦車やら、それから800万発の35ミリのロケット砲弾を供与出来ない。
なぜなら、兵器産業である レイセオンや、ロッキード・マーチンや、ボーイングや、マグダネル・ダグラスやジェネラル・ダイナミックス社たちに、お金を払わないと、ウクライナに向けて、兵器を出荷出来ないからだ。すでに兵器を出荷しているのだが、相手に渡すことが出来ない。それを日本のカネで、軍需産業に払って、それでウクライナ政府に米国製の兵器とミサイル、弾薬を引き渡すことが出来る。 それが9兆円だ。
日本国民には、一切このことを教えない。知っているのは、自民党の一番上の10人ぐらい(岸田と林官房長官と、木原誠二幹事長代理と、鈴木俊一財務相と、それから、島田隆(しまだたかし)首席補佐官や栗生(くりゅう)俊一官房副長官たち)だ。取り巻きの政治部記者や、テレビ新聞の幹部たちは、薄々は感じ取っているのだが、絶対に記事にしない。出来ない。だから、アメリカ政府も議員たちも、それから日本国民も、岸田の演説に、歯が浮くような苦い笑い声しか出ない。これが、現実の政治だ。
私は、アメリカ情報として、昨年の10月から米議会が、ウクライナ支援予算を執行できなくて、困っている、とずっと聞いてきた。ところが4月に入って、何だか急に、ウクライナ戦争をウオッチしている軍事ブロガーたちが、「600億ドルの軍事予算が米議会で通過したようだ。良かった」と書き出した。あれ、ヘンだな、と、私は、ここでピンときた。トランプ派の下院議員たちが、敵であるバイデン政権に妥協して折れた、という事実は全く無いからだ。
だから、またしても日本からふんだくったのだ。アメリカの議員たちは、この真実を知っている。だが、誰もこのことを口にしない。執行部から緘口令(かんこうれい、口止め)が敷かれている。
ドイツはもう出せない。その余裕がない。プーチンは、ヨーロッパにまでロシア軍を出しそうである。石油大国のサウジアラビアは、どんどんアメリカから離れている。これまでのようには、まったくアメリカにいい顔をしない。他のアラブの産油国も同じだ。 オイルダラー(原油の代金)の形でNYに溜(た)まっている資金を、アメリカ政府に、これ以上渡さない。そうなると、もう日本しかないのだ。
「 日本はアメリカのお財布(さいふ)。ATM だよ」と、言われて久しい。だから、これからもっともっと、若い人たちが、平気でこの言葉を言うようになることを、私は、じっと待っている。
時給千円 のアルバイト料金で、働いている、日本人の下の方の、5千万人の人たちがいる。もう35年間も、日本はこんな感じだ。もう貧乏国だ。それなのに、奇妙な上の方が、「バブル(経済)が、もう一度、来るよ。土地バブルは始まっている」と、妙に実感を込めて、騒いでいる。私もその実態を、いろいろと勘付いて調べている。
岸田が、今回払った、9兆円(600億ドル。1ドル=150円で計算)が、一体、どこの勘定(かんじょう)から、出るのか、日本人は、誰も考えない。「特別会計からですか?」などと、私のすぐ周(まわ)りの人間たちも、馬鹿なことを言う。 「 バカ。国家の 裏帳簿(うらちょうぼ)からに決まっているだろう」と、私が言うと、皆、ポカンとなる。そして、一瞬、空(うつ)ろな表情になって思考が宙(ちゅう)を舞う。私は、いつもそのアホ面(づら)をじっと観察している。
彼らは、私と親密な関係なのに、私の、これまでの金融本を、きちんと読んでいないのだ。面白半分で読んでいる。まともに、私、副島隆彦が書いてきたことを相手にしない。それだけの頭(知能、思考力)がない。私はすべて、分かって、重々(じゅうじゅう)分かった上で、自分の本に、細かくあれこれ書いてきた。
「だから、裏(うら)帳簿から日本がアメリカに払ったカネが、これまでの40年間の累積(るいせき)の残高で、16兆ドル(1800兆円)有る、と、私が、いつも書いているだろ」と、私は、繰り返し言い続ける。そして、「これらのアメリカへの貢ぎ金、強制的な支払い の、その見返りは、100年物(もの)の米国債だよ。それが、日本政府の裏帳簿(9つある政府系の国際金融法人)に積み上がっている。
今度の、9兆円もそれに追加される。だから、アメリカ合衆国 は、日本に債務(借金)の形を、超(ちょう)長期の米国債を売る、日本がそれを引き受ける(購入する)、という債券(ボンド)の売買の形を取るが、それが国家債務(ナショナル・デット)の貸借(たいしゃく)の形に、会計帳簿上はなる」のだ。こんなことも知らないで、いい歳の大人をお前たちは、やってきた。
だから分かるだろ。なぜ国際為替(かわせ)市場で、1ドルが150円から、153円になったか。それは、この2週間ぐらいの間に、日本政府が、手持ちの円(自国通貨だからいくらでも刷れる)を市場で売って、それをドルに替えて(日銀のブエノスアイレス支店とか、シンガポールや南アの支店とかで)、それを、アメリカ財務省の口座に振り込む。5兆円ぐらい売れば、為替が3円ぐらい円安にビューンと動く。 これで計算が合う。
だから、日銀と財務省は、歯を食いしばって、「為替市場の動きを放置しない」と言い続けて来た。一方で、円安を食い止める(阻止する)ために、山ほど日本政府が持っている米国債を、10兆円ぐらいも売って、それで「円安阻止(そし)介入をします」とは、言えないのだ。それをすると、自由市場ではなくなるから。政府の介入を公然と認めることを政府は出来ない。それは法律違反だ。
現実は、その逆で、円安を止める介入どころか、日本政府は、さらに円を売ってドルを買って、アメリカ政府に差し出しているのだ。まったくもって、「持ってけ、ドロボー」の世界だ。日本は、アメリカの属国(ぞっこく。トリヴュータリー・ステイト。a tribyutary state 朝貢国=ちょうこうこく=、家来(けらい)の国)として、要求されるがままに、暴力団に、みかじめ料を払っている、哀れな商店主のようなものだ。
この真実を、私、副島隆彦は、もう30年も、ずっと自分の本で書き続けて来た。
だから、私は、いつもいつも、たったひとりでじっと耐えて、「皆が分かってくれる日まで、私は我慢する」と自分に言い聞かせて来た。きっと私が死んだあとの10年後、20年後に、「大きな真実を知っていて書いてきたのは、副島隆彦だけだった」と、後世に評価されるだろう。
私は、どうにもならない気持ちを抑えながら毎日を生きている。
今度の岸田訪米で、唯一、面白かったのは、岸田の 記者会見での台本の「言い間違え」だ。これは、決して言い間違え、ではない。 岸田が、「日本の同盟国である中国と・・。あー、失礼。同盟国たる米国。・・ 日米同盟が優先します・・」と、急いで訂正した。初めから、そのように台本に書いてあったのだ。岸田はそれを読み上げた。
岸田が、言い間違えたのではない。そのように、日本側のスピーチ台本の作成者たちが、岸田も了解の上で、やってみせた。岸田は、まったく動じないで、一瞬、皮肉っぽい表情をした。 これぐらいしか、日本は、アメリカに一矢(いっし)報(むく)いる、しっぺ返しをすることが出来ないのだ。岸田たち、今の、日本の政権を担っている、宏池会(こうちかい)の、せめてもの、あメリカへの抵抗だ。これが、日本のアメリカへの面従腹背(めんじゅうふくはい)戦略だ。これで、「日本国民よ、分かってくれー。私たち、為政者(いせいしゃ)は、アメリカとの関係で、こんなに苦しんでいる」と、私たち日本国民に必死で、伝えているのだ。
(転載貼り付け始め)
〇 「 岸田文雄首相、「米国」を「中国」と言い間違い…「取り返しのつかないレベル」「ありえない」ネット大荒れ」
2024年4/11(木) 中日スポーツ
岸田文雄首相が、4月10日(日本時間11日)、日米首脳会談後に行った共同記者会見で「米国」を「中国」と言い間違う一幕があった。これらが報じられると、ネット上では非難の声が続々とあがった。 中国との外交について問われた際、「同盟国たる中国と…」と話した後、「あー、失礼。同盟国たる米国」と苦笑(にがわら)いして訂正した。
日本時間11日午前、この出来事が報じられると、X(旧ツウイッター)で「言い間違え」がトレンド入りした。 ネット上では「1番やってはいけない言い間違え」「全世界から注目が集まる場での言い間違い」「取り返しのつかないレベルのミス」「ありえない」「ヤバ過ぎる!もう台無し」「笑えない」と厳しい声が続々とあがった。
また「普段思っていることは、やっぱり口に出る」「本音じゃないの?」と皮肉る声もみられ、ネット上が荒れた状態になった。 支持率が低下する中、今回の国賓(こくひん)訪問で逆転を狙っているとみられるが、自ら足を引っ張る結果を招いてしまったようだ。 中日スポーツ
〇 「 岸田首相、「同盟国中国」と言い間違え 」
2024年4/11(木) 時事通信、ワシントン
「同盟国である中国と、失礼…」。 岸田文雄首相が4月10日の共同記者会見で日中外交に関する見解を問われた際、「同盟国である米国」と発言すべきところを誤ってこう発言する場面があった。首相はすぐに間違いに気付き、慌てて言い直した。 日本の首相による約9年ぶり(注記。安倍晋三がスピーチした)の国賓待遇の訪米とあって、非公式夕食会、歓迎式典、首脳会談などと行事が目白押しなだけに、同行筋からは疲れが出たのではないかとの見方も出ている。
〇 「 自衛隊は、米軍の指揮(しき)下に入らず 林官房長官「独立して行動」」
2024年4/11(木) 日経新聞
(副島隆彦注記。林は、こういうことを官房長官として、はっきり言うから、偉い)
(ここに林芳正の記者会見の写真を載せる)
記者会見する林芳正官房長官=11日午前、首相官邸
林芳正(はやしよしまさ)官房長官は、4月11日の記者会見で、日米両首脳が自衛隊と米軍の指揮統制の連携強化で合意したことに関し、「自衛隊と米軍はおのおの独立した系統に従って行動している。(今年度中に発足させる)自衛隊の統合(とうごう)作戦司令部が、米軍の指揮統制下に入ることはない」と説明した。・・・・日米、日米韓で一層緊密に連携することを確認した。こうした共通認識を踏まえた発言だと受け止めている」と述べた。
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。 日本は、我慢に我慢だ。今の日本政府は、前の安倍晋三(アメリカに処分され、殺された。日本は核武装する、と言い続けたから。そして実際にそれに着手したので )のように、アメリカべったりの、反共右翼の売国奴の政権ではない。 私は、今の我慢に我慢の岸田政権を応援している。
それでは、一体、いつまで日本は我慢するのか。それは、米ドル=米国債 が、暴落を始める時までだ。あまりにも、刷り過ぎて、世界中に垂れ流した、米ドルと ”隠れ”米国債の巨額の山が、ついに信用を無くして、崩れ始める。ガラガラと巨大な信用崩壊(しんようほうかい)を起こす。アメリカの金融市場が危機に陥る。それは、もうすぐだ。あと一息だ。
それまでの、我慢だ。同じく、アメリカのトランプ派国民が、もう我慢しなくなる。その時だ。その時、アメリカは国内が、動乱状況になる。私、副島隆彦は、このように近(きん)未来予測し、冷静に考えています。
このことは、この4月10日に発売された、西森マリーさんの『帰って来たトランプ大統領 ー アメリカに”建国の正義” が戻る日』(秀和システム刊)の考えとピタリと一致している。
(ここにこの本の表紙と、アマゾンリンクを貼る)
『帰ってきたトランプ大統領 アメリカに〝建国の正義〟が戻る日』←青い部分をクリックするとアマゾンのページに行きます。
アメリカは、ドルの暴落で、諸外国からの借金(同じく米国債での支払い)を踏み倒す。1ドルも返さない。
日本は、裏帳簿にある 1800兆円分(ぶん)の米国債が紙切れになるのを、見届けた後、アメリカから独立を宣言する。
私は、昨日は、2020年4月に出版した、自著の『本当は恐ろしいアメリカの思想と歴史』(秀和システム刊)を、ずっと読み直していた。自分が書いた本を読み直すことで、勉強になる、というのは不思議な話だが、本当に、私は、自分の本から改めて新発見をする。
この、『本当は恐ろしいアメリカ・・』は、つい最近、出した私の新刊本の『 教養としての ヨーロッパの王と 大(だい)思想家たちの真実』(秀和システム、この3月刊 )と、深く繋(つな)がっていることが、分かった。後から書いた新刊の『ヨーロッパの王(たち)と‥』の方が、かなり読み易くなっている。
それに比べて、 『本当は恐ろしいアメリカの思想と歴史 』の方は、かなり高度の知識を、たくさん埋め込んでいる。だから、私、副島隆彦の本の、相当に熱心な読者たちで、生来、頭のいい人たちでも、こっちには、歯が立たなかったのではないか。それが、『ヨーロッパの王』本を、「なるほど、分かった」と感心して読んでくれた人たちが、改めて、読むと、かなりの収穫があるだろう、と、思います。おそらく500人ぐらいだが、そういう、真に頭(知能、思考力)のいい読者を、私は抱えている。この人たちが、私の同行者(どうこうしゃ)であり同志だ。
最後に書く。金(きん)の価格が、どんどん上がって、暴騰(ぼうとう)に近い上がり方を、この2週間でしている。 遂(つい)には NY(国際市場)で、金1オンス(31.1グラム) = 2,378ドル にまで撥(は)ね上がった(4月9日)。日本国内の、卸値では、1グラム = 11,700円 だ。
小売りだと、もう13,000円 間近(まぢか)だ。 それから、銀(シルバー)が、おどろくべき高騰を、ついに始めた。 これは注目に値する。
もうすぐ金(きん)を買おう、買おう、としていた人たちは、焦っているだろう。 だが大丈夫です。私、副島隆彦の言う(書く)ことを信じて、今からでも、腹を決めて、金を買いなさい。なぜなら、米ドル = 米国債 が、世界中で大きく崩れるからだ。
その時、世界が変わる。 そして、日本経済の50年ぶりの、新しいバブルは、中国と東南アジア諸国との連帯と連携によって起きる。もう、欧米白人たちの資金は、日本には入って来ない。彼らは大きく撤退しつつある。自分の国のお城(金融市場)が、ぼーぼーと燃え出しているからだ。
これからは、いよいよアジア人が隆盛(りゅうせい)する時代だ。日本はその時、その先頭に立っているだろう。今は、まだ日本は真っ暗の闇(やみ)の中にいる。だが、私たちの未来は明るい。
日本は、世界(国際社会)に何も、一切、悪いことをしないで、敗戦後の79年ここまでやって来た。
だから、日本は大丈夫だ。 オロオロしないで、安心しなさい。 副島隆彦記
【3118】『週刊現代』2024年4月20日号「名著、再び」で、『バイデンを操る者たちがアメリカ帝国を崩壊させる』が紹介されました
古村治彦です。今日は、2024年4月12日です。
本日発売の『週刊現代』(講談社)2024年4月20日号の佐藤優(さとうまさる)先生の書評コーナー「名著、再び」(64-65ページ)にて、『バイデンを操る者たちがアメリカ帝国を崩壊させる』が紹介されました。
バイデンを操る者たちがアメリカ帝国を崩壊させる←青い部分ををクリックするとアマゾンが開きます
『バイデンを操る者たちがアメリカ帝国を崩壊させる』から多くの引用をしながらの2ページにわたる書評文です。佐藤先生には、『週刊ダイヤモンド』2024年3月2日号でも、拙著をご紹介いただきました。佐藤優先生、まことにありがとうございます。週刊現代4月20日号を、是非手に取ってお読みください。
(終わり)
【3117】4月27日(土)の、神戸での私、副島隆彦の講演会に集まってください。
副島隆彦です。今日は、2024年4月6日(土)です。
今年は3月が寒かった。氷雨(ひさめ)と花曇(はなぐも)りの日が続いた。そのせいで、桜の開花が10日間ぐらい全国で遅れた。ようやくソメイヨシノ(染井吉野)が咲き始めた。山桜(やまざくら。小さな葉を付けて咲く。小さな白い桜だ)と同時に咲いている。良い季節になりました。
今日は、4月27日(土)に、神戸で行われる私の講演会の宣伝を、再度します。新神戸(しんこうべ)の駅のそばです。コインパレスという 金貨(ゴールド・コイン)の販売会社の 主催の 講演会だから、参加費は無料です。午後1時からです。会場は、まだ余裕が有りますから、今からでも申込できます。
神戸、大阪、関西圏に住んでいて時間のある人たちは、私、副島隆彦の顔を見に来てください。私が、きっと今の時代の最先端で、重要な話をします。私、副島隆彦の本の読者の皆さん、それから学問道場の閲覧者の皆さんも、神戸まで来て集まってください。詳細は以下の通りです。
https://www.coinpalace.jp/
コインパレスのホームページ
https://www.coinpalace.jp/seminarform0427
ここの申し込みフォーム ↑ に記入してから、会場に来てください。
――――――――――――――――――
2024年4月27日(土)開場 12:30 13:00開演 ~ 17:00まで
演題 「金、銀、プラチナの今後の動向」 副島隆彦氏 <神戸講演会>
会場:神戸芸術センター芸術劇場
料金:入場無料
主催:株式会社コインパレス /協賛:日産証券インベストメント株式会社
――――――――――――――
(ここに会場の建物の画像を貼る)
兵庫県神戸市中央区熊内橋通7丁目1-13 神戸芸術センター
場所は 「神戸芸術センター」 の 大ホール ( 芸術劇場 1100人収容)です。大阪、神戸および関西圏に住んでいる人なら知っているでしょう。新神戸駅(しんこうべえき) から歩いて5分。地下鉄を含めて各線路の駅もあります。
ついに、金貨(ゴールドコイン。1オンス。約31グラム)が、小売りで1個40万円になりました。ついこの間まで、33万円ぐらいだった。
金の国際(=世界)値段 (NYの先物(さきもの)市場 )で、2300ドル/オンス にもうすぐなりそうだ。日本国内では、4月5日(金曜日)の値段で、1グラム1万2386円だ(小売り)。 ですから、皆で集まって 「副島隆彦の本を読んで、金(きん)を買っておいてよかった。この先ももっと上がるらしい。だから、今からでも、まだ間に合うから金(きん)を買いましょう」の話をします。
それに対して、株式は、そろそろ、大きく崩れそうです。先週末(5日金曜日)で、日経平均は、900円下げて、終わり値では781円安(やす)だった。日経平均は、38,000円 台で、行ったり来たりです。NY(ニューヨーク)の株式も、同じく、38,000ドル台で、逡巡(しゅんじゅん)している。素人が、急に株に手を出すと、大抵の人は大損する。それに比べて、金(きん)などの貴金属の市場は、手堅くじっくりと持っていたら、着実に上がる。
この講演会の主催者は、コインパレス という 関西圏では、大手で信用のおける会社です。このコインパレス社を、私は、関西圏の 金(きん)の販売業者として、育てることに決めた。コインパレスは、以下の ウィキペディア(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%91%E3%83%AC%E3%82%B9)の説明文にもあるとおり、信用のおける金の取引業者です。関西圏の人は、このコインパレスのお店で金や銀の売り買いをしてください。まさしく この講演会場の、神戸芸術センター の30階に、コインパレスの実店舗(リアル・ショップ)が有ります。講演会のあとに、このお店を見に行ってください。「そろそろ金(きん)を買おうかなー」と思っている人には、もの凄く便利です。
( ↑ が、コインパレスのショールームの画像 )
神戸芸術センターへのアクセス (地図)
https://www.art-center.jp/kobe/access/index.html
以上が、会場への案内です。
副島隆彦です。 さらに詳細に、今、金貨(ゴールド・コイン)を一個買うと
いくらするか、を示す。4月5日(金)の公表されている、3社の 値段です。
1. 田中貴金属 ウィーン、メイプル 408,681円
2. コインパレス 2024メイプル 401,077円
3. 野口コイン 2024ウィーン 400,676円
副島隆彦です。この表から分かる通り、
1.の 田中貴金属よりも、 2。の コインパレスで、買うと、7千円 安い。
さらには、 3.の 野口コインで買うと、さらに千円 安い。この事実に、注目して、驚いてください。
だから、私は、関西圏の人は、2.のコインパレスに買いに行きなさい、と薦(すす)める。さらに、九州圏の人、ネット販売で買いたい人は、3。の野口コイン( ネットで、この名前をいれたら、すぐに検索できます)で買いなさい。 最後に、一本だけ、新聞記事を載せます。
(転載貼り付け始め)
●「 国内金(きん)、初の 1グラム 1万2000 円 台 NYも最高値を更新 」
2024年3月29日 日本経済新聞
金(ゴールド)の国内小売価格が初めて税込みで1グラム1万2000円を突破した。地金商最大手の田中貴金属工業が29日発表した販売価格は、前日より229円高い1グラム1万2002円と、連日で最高値を更新した。
海外の金市場では米連邦準備理事会(FRB)が、年央にも利下げに転じるとの見方が意識され、金利がつかない金にマネーが流入している。外国為替市場で円安・ドル高傾向が続いていることも、円建ての国内金価格の押し上げ要因だ。
店頭販売価格は2営業日連続で最高値を付けた。年初からの上昇率は14%に達する。買い取り価格は1万1893円だった。大阪取引所に上場する金先物(中心限月)も29日付取引で一時1グラム1万888円をつけ、最高値を更新した。
海外の金価格の上昇が波及した。国際指標となるニューヨーク先物(中心限月)は28日、一時1トロイオンス2256.9ドルまで上昇し、1週間ぶりに最高値を更新した。NY先物と並ぶ金の国際指標であるロンドンの現物の取引価格も、一時1トロイオンス2234ドルと、最高値だった。
米国の金融政策の転換に加え、中東情勢の地政学リスクや新興国の中央銀行による金買いの動きも金相場を支えている。
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。最後に、田中貴金属が、発表している、さらに詳細な、金、プラチナ、銀の 価格表を載せる。
(ここに表を貼る)
副島隆彦です。 以上です。4月27日に、新神戸の駅のそばでの、私の講演会に集まって下さい。 副島隆彦拝
【3116】ホームページ表示の不具合のお詫び
SNSI・副島隆彦の学問道場研究員の古村治彦(ふるむらはるひこ)です。今日は2024年4月5日です。
4月4日から5日午前中にかけて、「副島隆彦の学問道場」のホームページが表示できない不具合が発生しました。会員、閲覧者の皆様に、ご迷惑をおかけしまして、まことに申し訳ございません。
原因の詳細については、現在も調査継続中ですが、簡単には、サーバーに不具合が生じ、そのために表示ができなくなったという報告を受けました
現在、応急で対応し、画面表示ができるようになりましたが、重たい掲示板や今日のぼやきに移動する際に、通常よりも時間がかかるようになっております。こちらも早急に解決できるように取り組んでいます。こちらの不具合は来週半ばに修正される予定です。
学問道場の管理者の誤操作、また、外部からの大量アクセスによるサーバーダウン、外部からの攻撃はないことは、サーバー会社、専門家の調査で判明しました。その点はご安心ください。
今後、このようなことが起きませんよう、対策を検討し、実施してまいります。
この度はご迷惑をおかけしましたこと、深くお詫び申し上げます。
副島隆彦の学問道場
古村治彦拝
【3115】最先端技術を直観的に理解する(3) - 生成AI=ChatGPTを将棋のAIから理解する
さて、副島先生が重要な投稿を次々としているので、つい邪魔をしてはいけないと思って期間があいてしまった。すみません。
前回の将棋ソフトをプロ並みにする「機械学習」という仕組みが理解できれば、AIという技術そのものがわかったことになる。もし忘れていたら、もう一回読んでほしい。
つまり、将棋のプログラムの中で使われた「機械学習」による「特徴表現のパラメーター値の決定」がAIの本質である。将棋をやったことがある人ならだれでもAIの仕組みが理解できるだろう。そこが重要だ。
もう一度確認しておこう。
まず、膨大な数の「特徴表現」を設定する。将棋なら「持ち駒」とか「王と金の位置関係」などが対応する。その特徴表現のパラメーター値を、「教師」(将棋で言えばプロ棋士の対局)を参考として、「機械学習」によって膨大なデータから決定する。その場合、評価関数とそれを合計した誤差関数というものを定め、それが最低になるように少しずつパラメーターの値を動かし最適化する。
この数学的技法のことを「AI」を読んでいるわけだ。一回パラメータがすべて決まれば、どんな新しい局面にも対応できる。
さて、今まで述べてきた将棋では、どの特徴表現(特徴ベクトル)を利用するかは、人間が決めている。しかし、最先端のAIでは、機械自らがこの特徴表現(特徴ベクトル)を探し当て決定していく。
そして、それを可能にしたのが、深層学習(ディープラーニング)という方法である。「多段階のニューラルネットワーク」とも呼ばれる。
今1,2,・・・・9までの画像上の数字を、どの数字か認識させる場合を例に考えてみよう。例えば、手書きの3という数字を考えてみる。汚い字は、この3が極端に歪んでいる。このままでは機械で認識できない。そこで、画像素子上でその汚い3を読み取った後、素子に重みをかけ、まわりの素子と足しあわせて変形していく。そして、そうした演算を何段階も行い、最後に3と認識する。
つまり、タテ32×ヨコ32(合計1024個)の画像素子があるとすれば、これを「入力」、最後1から9までの9個を「出力」として設定する。出力が一番大きな数字をその数字の画像と判断するわけだ。
機械学習としては、すでにある100枚とか1000枚の画像をつかう。これがすべて正解になるように上の「重み」と「足し合わせ」をパラメーターの値として変形していく。実際の画像と結果の違いを「誤差関数」として将棋の時と同様に、誤差関数が最小になるようにパラメーターの値を調整すればいい。
ただし重要なのは将棋と違い、深層学習(ディープラーニング)では、この特徴量つまりパラメーターが何を意味するかさっぱりわからない点である。つまり、他の人にどのような過程をへて計算しているか、まったく説明できない。だからAIとは何をしているのかが、ほかの人に説明できない。
さて、生成AIについても簡単に説明しておこう。
生成AI(Generative Artificial Intelligence)とは、学習したデータをもとに、文章などの新たなデータを生成する人工知能(AI)である。代表的なのが chatGPTというソフトである。
「生成AI=chatGPT」というのはあたかも人間の思考のように新たな文や文章をうみだしているように見える。しかし実際にやっていることは、将棋のAIソフトと同じである。これを大規模にやっているだけにすぎない。将棋のパラメータ数が数千万、chatGPTでは数億から数百億である。
以下、スティーヴン・ウルフラムという有名な数学ソフト(Mathematica)の開発者が書いた本『ChatGPTの頭の中』という本から抜き出してその原理を説明してみよう。
<引用開始>
何よりもまず押さえておきたい点がある。ChatGPTは基本的に、そこまで出力された内容の「順当な続き」を出力しようと試みるということだ。「順当」とは「億単位のウエブページなどに書かれている内容を見たうえで人間が書きそうだと予測されるという意味である。
<中略>
ChatGPTで驚異的なのは、たとえば小論文を書くときなどでも、基本的には「ここまでの文を受けて、次に続く単語は何か?」という質問を繰り返し、そのたびに1つずつ単語を追加しているにすぎないということだ。
<引用終了>
つまり、ChatGPTは次々に単語を足していって文章をつくっていることになる。
これは、極論すれば、将棋と同じことをしていることを意味する。将棋では場面場面で、何百手あるうちのある一手を選択する。ChatGPTは、数万あるうちからひとつの単語を選んで、単語の列につなげていく。つまり次に続くいちばんふさわしい単語と判断して、それを選択してつなげる。生成AI=chatGPTは文章をつくっているように思えるが、実際は単語をつなげているだけなのである。
ただし、将棋との違いは、単語そのものがベクトルと呼ばれる値そのものをもっているところにある。これにより単語の意味がちかいなどの判断ができる。
<引用開始>
極論すれば、単語の特徴を数百から千単位、万単位の数値のリストによって表現している。これを埋め込みベクトルというが、元の形のままではあまり情報として利用できない。しかし、このようなベクトル間の距離を測るなどの処理を経ると単語どうしが「近いかどうか」などを確かめることができる。
<引用終了>
以上、三回にわたってAIについて説明してきました。皆さんの生活、仕事に役立てていただければ幸いです。
下條竜夫拝
【3114】 4月27日(土)に、神戸で、私の「まだまだ金貨を買いなさい」の講演会がある
副島隆彦です。今日は、2024年3月27日(水)です。
私の 講演会が 神戸市で 開かれます。 丁度、1か月後の、4月27日(土)です。午後1時(13時)からです。 金貨(ゴールド・コイン)を扱う業者の主催の講演会ですから、無料です。 大阪、神戸そして関西圏の、私、副島隆彦の本の読者の皆さん、それから学問道場の閲覧者の皆さん。私が、神戸に行って、大いに話しますから集まってください。
兵庫県神戸市中央区熊内橋通7丁目1-13 神戸芸術センター
場所は 「神戸芸術センター」 の 大ホール ( 芸術劇場 1100人収容)です。大阪、神戸および関西圏に住んでいる人は、知っているでしょう。新神戸駅(しんこうべえき) から近いところで、地下鉄を含めて、各線路の駅もあります。
皆で集まって、ワイワイと「副島隆彦の本を読んで、金(きん)を買っておいてよかったなあ。この先ももっと上がるらしい」の話をして盛り上がりましょう。
https://www.coinpalace.jp/
コインパレスのホームページ
https://www.coinpalace.jp/seminarform0427
ここの申し込みフォーム ↑ に記入してから、会場に来てください。
詳細は以下の通りです。
――――――――――――――――――
2024年4月27日(土)開場 12:30 13:00開演 ~ 17:00まで
演題 「金、銀、プラチナの今後の動向」 副島隆彦氏 <神戸公演会>
会場:神戸芸術センター芸術劇場
料金:入場無料
主催:株式会社コインパレス /協賛:日産証券インベストメント株式会社
――――――――――――――
副島隆彦です。 この講演会の主催者は、コインパレス という 関西圏では、大手で信用のおける会社です。私は、ここの社長の 安井将弘(やすいまさひろ)氏と、年末に話して、彼の会社である コインパレスを、関西圏の 金(きん)の販売業者として、育てることに決めました。コインパレスは、以下の ウィキペディア(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%91%E3%83%AC%E3%82%B9)の説明文にもあるとおり、何重にも信用のおける金の取引業者です。
ですから、関西圏の人は、このコインパレスのお店で金や銀の売り買いをしてください。まさしく この神戸芸術センターの30階に、コインパレスの実店舗(リアル・ショップ)が有ります。講演会のあとにでも、このお店を見に行って、金貨を買ってください。「そろそろ買おうかなー」と思っていた人にとって、もの凄く便利です。
( ↑ が、コインパレスのショールームの画像 )
神戸芸術センターへのアクセス (地図)
https://www.art-center.jp/kobe/access/index.html
以上が、会場への案内です。
ところが、安井社長が、私に、自信たっぷりで 「会場を満員にします」と約束したのに、彼の会社の宣伝力だけでは、参加者があまり集まっていません。 彼が正直に、私に訴えました。そこで、私、副島隆彦が、こうして 宣伝、公告をするのです。関西圏の人たち。みんな、元気で集まれ。
私、副島隆彦の金(きん)のことでの、そして言論人としての信用の高さを、まだ甘く見ている業者 がいる。自社の力で人が集まる、と思い込んでいる。テレビに出ているような有名な経済評論家たち を呼んでの講演会でも、実際には、人はほとんど集まらない。私、副島隆彦が長年、培(つちか)った信用と実力を見くびっている。私は少し不愉快だ。
主催者の ウイキペディアでの宣伝では、以下の通りです。
(転載貼り付け始め)
株式会社 コインパレス
コインパレス(神戸芸術センター30階)
〒651-0055
兵庫県神戸市中央区熊内橋通7丁目1-13 神戸芸術センター30階(3003号室)[1]
電話 078-9985-2972
設立 2016年2月(創業2012年12月)[2]
事業内容 金貨・銀貨・延べ板の販売、鑑定代行、オークション代理入札、コイン投資アドバイザー[1]
代表者 安井将弘(代表取締役)
外部リンク https://www.coinpalace.jp/
特記事項 : 英国王立造幣局(ロイヤル・ミント社)公式代理店
株式会社コインパレスは、兵庫県神戸市中央区に本拠を置く、金貨・銀貨・延べ板の販売、鑑定代行、オークション代理入札などを行う企業[3][4][5]。PCGS・NGC認定ディーラー[6]。
英国王立造幣局(ロイヤル・ミント社)公式代理店[7] 。イギリスコインに特化したアンティークコイン、モダンコイン、地金型コインを取り扱う[8][9]。
概要 アンティークコインは欧米では分散投資の対象として定着しており、富裕層を中心に300万人のコレクター人口があり、内訳は、アメリカ合衆国に約150万人、ヨーロッパに約150万人。日本はわずか2万人程度[10]といわれる。
恩師から送られた1枚のコインを機に、投資の魅力と美しさに魅了された安井将弘が、こうした点に着目し設立[4][1][11]。アンティークコイン業者は東京一極集中化の傾向にあるが、同社は高額なテナント料のコイン価格への転嫁を避ける目的で、神戸にショールームを構えた。取扱商品では、デザインが洗練され注目度が高い上、この四半世紀値下がりがなく、特に価格の下落が少ないとされるイギリスコインに特化している[5][4]。
ヤフオクの「アンティークコイン部門」で月間売り上げNo.1を達成[8]、さらに2021年「BEST STORE AWARD」にて「急上昇ストア賞」を受賞[12]。2018年8月26日には、「賃貸経営EXPO & 投資EXPO in OSAKA」にも出展[13]。2022年7月、楽天・月間優良ショップ受賞[14]。
オーストラリア造幣局「パースミント」との公式ディストリビューター契約を行っている[15]。代表の安井将弘は、西日本初のPCGS(Professional Coin Grading Service)とNGC(Numismatic Guaranty Corporation)の認定ディーラーで[8]、日本におけるアンティークコイン投資の第一人者として知られる。 (以下、略)
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。 以上のように、安井社長が、自分の信用力を Wikipedia の中でも自画自賛している。
最後に、私は理由がよく分からないのだが、コインパレス社は、東京の日産証券(にっさんしょうけん)と付き合いが深いようで、以下の宣伝をしてください、と安井社長が、私に再三、言うものだから、文をそのまま載せます。
私は、東京の日産証券でも、これまでも、何回も講演をしている。今や、商品先物業者(しょうひんさきものぎょうしゃ)としては、日本で最大で、かつ唯一と言ってもいいぐらいの会社になってしまったのが、日産証券だ。金(きん)の地金(じがね)の卸売(おろしう)りもしている。
戦前からの金(きん)の取り扱い業者は、商品(コモディティ)と金(きん)の卸売り業者として草分けで、老舗(しにせ)の岡藤(おかとう)商事も、それから第一商品も、今や、その取引客たちは、日産証券に移った。私、副島隆彦は、商品先物(しょうひんさきもの)市場の守り神の金融評論家である。
今はなくなった、協栄物産(きょうえいぶっさん)や、エース交易などの社長たちから、私は、可愛がられて、講演にも呼ばれて、いろいろと面白い話を直接、聞いておおいに勉強になった。彼らは実に魅力的な、人間味溢(あふ)れる経営者たちだった。
(転載貼り付け始め)
今回の4月27日(土)の 副島先生の講演会でお話しいただきたい内容をお送りさせていただきます。
日産証券は金での資産運用に力を入れている唯一の証券会社です。その中でも、今回我が社が協賛の日産証券インベストメントは100%日産証券の子会社でありIFA(金融仲介業者)ですので、より顧客の意向に沿ったサポートをしてくれると思いますので金・銀・白金での資産運用を具体的にお考えの方は是非お声がけください。
日産証券インベストメント株式会社 瀧谷哲也
https://www.nissansec-g.co.jp/
(ここに 日産証券 インベストメントのリンクを貼る)
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。 以上のとおり、私が、4月27日に、兵庫県神戸市 の 神戸芸術センター で、「金を、まだまだ買いなさい。ここで買いなさい」の講演会をしますから、元気で集まってください。 副島隆彦拝
【3113】次の首相候補に急浮上した 上川陽子は、危険な女である。
副島隆彦です。今日は、2024年3月20日(木)です。
私が5時間話した、第27回予言者金融セミナーは、17日に、予定通り無事、終わりました。500人収容の会場がほぼ満席(生活の都合で来れない人たちがいる)の盛況と、さらに、その数倍のオンライン受講者が観(み)に来てくれた。私は自分の言論と近(きん)未来予測が、確実に、この国に受け入れられられていることを、自分の手応(てごた)えで感じる。
今日は、私が、この数日、気になっていたことを書く。どうしても急いで書いておかなければいけない。
これを私が書くと、ちょっと危険だ。私は、これで、また新たに命を狙われることになるかもしれない。甘んじて受け入れる。
上川陽子(かみかわようこ)という女性政治家(現在、外務大臣)は危険な女だ。今、急激に、この 上川陽子(選挙区は、静岡一区。1953年生。現在、71歳)が、せり上がって来て、岸田文雄首相の対抗馬として、次の首相を狙っている、という話が急激に出ているからだ。9月の総裁選に出るだろう。
この動きを、私たちは、凝視して、注目して、阻止しないといけない。この女の出現に騙(だま)されてはいけない。だから、私は、自分の身の危険を圧(お)してでも、書かなければいけない、と決意した。
急浮上で「ポスト岸田の一番手」に上川陽子が、浮上してきた。この動きは、日本国にとって危険だ。悪魔女(あくまおんな)のヒラリーが敷いた 「女性の大統領、首相の時代」である。女たちが強(し)いられ抑圧されてきたた、長い苦難の歴史を打ち破る、 「ガラスの天井を割る」という ディープステイトの戦略の一環である。それを日本にも当て嵌(は)めるということだ。
ラーム・エマニュエル駐日米大使、上川陽子、ヒラリー・クリントン
(ここに ウィキのものでいいので、 上川陽子 と 笹川良一 の顔写真を並べて貼ってください)
彼女は、一昨日(18日)に、西側のG7の外相会議にワシントンに出発した。この上川陽子は、おそらく あの日本右翼の巨頭で、フィクサー(黒幕)であった笹川良一(ささがわりょういち。1995年に96歳で死 )の実の娘である。
この噂(うわさ、rumor )を私は10年ぐらい前から聞いていた。今は、この噂は本当だと、思うようになった。ということは、” 笹川財団 ” の会長の笹川陽平(ようへい)の血のつながった妹であり、かつ、作家の曽野綾子(そのあやこ)の実の妹ということになる。
自民党の上層の人たちの間では、このことは知られていることだ。 上川陽子は、計算したら、笹川良一が、54歳の時(1953年)に産んだ子だ。男としては、まだ十分に子供を作れる齢だ。大物の政界の黒幕だから、これぐらいのことは平気でする。 上記に載せた、ふたりの顔を並べてみると、その目つきの鋭さが、そっくりである。いわゆる表情は笑っている(微笑=ほほえんで写している)のだが、両眼が全く笑っていない、というキツイ性格をした人間の顔だ。
本当に両目が鋭い。ふたりは全くそっくりだ。人間は、特に政治家や大企業の経営者は、善人か悪人かは、長年の風雪で鍛(きた)えられるので、どうしても顔に出る。国民、民衆から見ていると分かる。真実は隠し通すことが出来ない。 以下に一本だけ、最新の新聞記事を載せる。
(転載貼り付け始め)
〇 「 上川外相、時来れば役割果たす 「一意専心」で示す覚悟 」
2024年3月16日 日経新聞
(この記事にある 顔写真も 貼る)
次の首相にふさわしい候補の一人として上川陽子外相の名を挙げる人が増えた。手堅く真面目な仕事ぶりには定評がある一方、政治家としての素顔はあまり知られていない。自身への期待が高まる国内政治と、米大統領選など変数の多い国際情勢をどう見ているのか。
日本経済新聞の1月の世論調査で、次の自民党総裁にふさわしい人を聞いたところ、上川氏は菅義偉前首相に次ぐ6位(5%)だった。60歳以上の年齢層に限ると石破茂氏、小泉進次郎氏に続く3位(8%)となった。
――派閥の政治資金問題で国民の政治不信は極まっている。自民党はこのままでいいのか。
「国民からの信頼があって初めて内政も外交もあると感じる。信頼回復は政治が機能を果たすための土台であり、非常に重く受け止めている」
「日本の内政が安定していることが外交的にも非常に重要な要素になる。各国を回り、日本への信頼と期待が非常に大きいことは感じてきた。政治資金を巡る問題について外交の舞台で話題になったことはない」
――政権基盤が安定しなければ首脳外交に差し障るのではないか。外相として何を意識しているか。
「外相の責務は内政、外政あらゆる分野の最高責任者である首相が首脳外交で最大の国益を確保できるよう戦略を練ることだ。主要7カ国(G7)や同志国の外相、ビジネスパーソンらと個人的な関係を築き、絶えず情報を更新する」
「外務省にいる専門家の力を引き出す。長い蓄積を総動員し、意思決定に臨まなければならない緊張感ある仕事だ。外交に専念する外相にしかできないことはたくさんある。外交の最前線で強い責任感を持って首脳外交を下支えしていく」
いまは外相に一意専心
――「ポスト岸田文雄」に期待する声をどう受け止めているか。
「初当選以来、どの立場でも責務を最大限果たすために自分の持ちうる全てを注ぐという信念で一心不乱にやってきた。いまも外相として一意専心、ひとときも外交のことを考えない時間も日もない」
「政治家を志してからの歩みには紆余(うよ)曲折があった。初当選まで7年半かかった。議員になってから落選も経験した。次に選んでもらえるかどうかは、その時の時間をどう使うかが勝負になる」・・・(以下略)
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。こういう感じに日本の政治は、急激になっている。国会の政治倫理審査会などは、バカみたいな目くらましだ。安倍派の幹部どもは、居直って、逃げ延びる気だ。 岸田内閣の、今の、統一教会=自民党安倍派の解体という、路線を、何がなんでも壊して、岸田たち 宏池会(こうちかい)を政権から引き摺(ず)り下ろそうという勢力(テレビ、新聞を含めて、日本の反共右翼たちが結集している)が、蠢(うごめ)いている。笹川財団は、統一教会と兄弟団体であるだけでなく、日本維新の会の 資金源でもある。
このことも、日本の政界では共通感覚(コモン・センス)だ。 維新の会(馬場幸一会長たち)がいくら否定しても否定できない。そして、今も実質で日本維新の会を、上から動かしている橋下徹(テレビ芸能人のふりをしている。高卒で市会議員上がりの温厚な馬場に、細かく指示を与えている )が、またしても、このことで、私、副島隆彦を、営業妨害と名誉毀損で、裁判に訴える、時は、「いいか、橋下(はしした)。私、副島隆彦は、即座に、
大阪のお前の弁護士事務所まで行く」からな。 お前を殴ってやる、と、私が書いたら、これは脅迫罪になるのか。
私と殴り合いをせよ。ただし互いに素手でだぞ。お前は北野(きたの)高校ラグビー部だったらしいから、私より若いから、「副島さん、橋下とはケンカしないほうがいいですよ。負けますよ」と私は、周りから助言されている。だが、私はこの、口ばっかりぺらぺらの卑劣漢(ひれつかん)に怒っている。腹に据(す)え兼(かね)ている。誰でも何でも、裁判に訴えれば、相手が黙る、とこいつは思っている。
最近、山本太郎の党の 大石晃子(おおいしあきこ)衆議院議員が、橋下から訴えられた裁判で、勝訴している。 当然、「それは、言論の自由の枠の中の発言だ」と、裁判官が判断した。自由な言論を、裁判に掛けて、歴史的な被差別民 特有の被害感情を、丸出しにして、相手を裁判で委縮(いしゅく)させようとする。橋下徹は、これまでに200人以上の 言論人やジャーナリストをこの手口で訴えて来た。私、副島隆彦にそれが通用すると思うな、橋下 ! 私をまた訴えた時は、本当に、一対一の殴り合いをしに大阪まで行くからな。
私たち、真面目で堅実な日本国民は、この愚劣で恐ろしい 今の政治の動きを察知して、自覚して、身を引き締めないといけない。甘い考えでは生(なま)の現実政治(リアル・ポリティックス real politics )は動いていない。私たちは、今は、とにかく必死で、「岸田、頑張れ。林芳正(はやしよしまさ 官房長官 )、鈴木俊一(すずきしゅんいち 財務大臣)、頑張れ。安倍派=統一教会を叩き潰せ。日本の国家体制から、この狂った病気の、カルト(cult 邪教、じゃきょう)の集団を、排除、追放せよ 」と声援を送らなければいけない。
私、副島隆彦のこの態度表明に、ぐずぐずと反対する者は、私たちの敵だ。
上川陽子(かみかわようこ)は、上記の記事にも有る通り「政治家としての素顔は(これまで)あまり知られていない」のとおりだ。 「静岡(県)一区」というのは、奇妙な選挙区で、ブラックホールのようなところだ。安倍政権で、法務大臣になって、あのオウムの幹部連中(すでに死刑判決が出ていた)に、松本智津夫以下まとめて12人を、死刑執行をした(2018年〇月)。 大臣として刑の執行のハンコを捺(つ)いて署名したことで有名になった。これ以外の事では、誰も、何もこの女政治家のことを知らない。まるでステルス人間だ。
( 副島隆彦が、2024年3月31日に加筆します。私が、この文章を書いた、すぐあとに、教えてくれる人からの
情報提供が有った。上川陽子の 母親は、 宮川鎮江(みやかわしずえ)という女性で、笹川良一と結婚して、 笹川鎮江 になった。ということは、上川陽子は、準正嫡出子(じゅんせいちゃくしゅつし)となった。
笹川鎮江は、「 静凰流家元,吟詠静凰流鳳凰会主宰,日本吟剣詩舞(ぎんけんしまい)振興会会長」という肩書の女性だった。 ここ ↓ に 彼女の 顔写真を 貼ろうと思ったが、今は、やめる。 副島隆彦加筆終わり)
静岡には、いかにも ディープステイト(世界の秘密結社)が送り込んだ川勝平太(かわかつへいた)県知事というヘンなのがいる。。早稲田大学の生態歴史学の教授から京大教授になり、県知事に舞い降りた、得体のしれないヘンな人間だ。川勝が、ひとりでリニア新幹線に反対して妨害するものだから、みんなが、ほとほと困り果てている。
もう今の東海道新幹線だけでは、開業して60年もたつ(1964年のオリンピックの年から)ので、送電線の柱が、鋼鉄でも腐っていて、ぼっきり折れたり、すぐに雪や台風の大雨で止まったり、自殺者が飛び降りたりで、しょちゅう5時間ぐらい止まっている。
困った事態だ。だから急いで、リニアを通さないといけない。「リニアは、大深度(だいしんど)でずっと深いトンネルだ。そして 電磁波 がコワいから、私は乗らない」とか、言っている、「いつも自分は、賢い人」みたいな人たちがいるが、少しは我慢しなさい。無理に乗れとは言わないのだから。なんでもかんでも反対ばっかりする人生も、少しは考え直さないといけない。
それから他に、急に横浜市長になってどこかからともなく、こいつも「天から」舞い降りて来た山中竹春(やまなかたけはる)という、早大出(で)のただの統計学の大学院生が、いつの間にか「コロナウイルス研究の医学者」になってアメリカから日本に帰って来た男。世界規模である横浜港(ハーバー)の大きな裏の貿易権限をこの男に握らせた。
この他に奇怪な熊本県知事がいる。熊本県の八代(やつしろ)高校で成績がビリだった男が、アメリカのミネソタ州?だったか、の農業試験所に行って、ブタの精子の研究をやっていたのに、何とこのあと、ハーヴァード大学の政治学の教授になって(ひえーだ)、それから、何とそのあと、東大の政治学( 統計政治学)の教授になって、それから熊本県知事だ。 どうやって、デープステイトに見込まれると、こういう人生になるのだ。今度で辞めるらしい。 私は、騙されて、熊本県まで、大きな会場の講演会に呼ばれて行って、最後に、この男が、県知事として出て来た。20年ぐらい前だ。
私は、もう少しで、熊本の統一教会の連中に、ハニートラップで、罠に陥れられそうになったが、辛くも逃げ延びだ。全速力でホテルの部屋に帰って閉じこもった。その前に、パーティ会場で、遠くから産経新聞の九州総局長の男(その前に名刺交換をした)が、冷たい視線で私を見ていた。私も睨み返した。このあと私を嵌(は)めようと計画していたのだ。こういう私の人生だ。
笹川良一が作った、笹川財団(アメリカでは、The US Japan foundation 通称は、
The Sasagawa Foundation ササガワ・ファウンデイション。今は、日本財団と東京財団に分けている。脱税目的だ )は、日本のモーターボート競艇(きょうてい)ギャンブルの収入(日本船舶振興会。ほとんど無税で強引に巨額の資金を蓄えて来た。規制官僚たちも手が出ない。自分が襲われるから)のカネ を使って、世界の首都のワシントンの政界を、政治汚染した。笹川財団は、統一教会の、片割れであり、兄弟団体だ。恐ろしい団体だ。
私、副島隆彦は、ここまではっきり書く以上、自分の身体への攻撃を覚悟している。
真の言論の自由(フリーダム・オブ・エクスプレッション。憲法第21条が保障する) とは、危険を覚悟で身を挺して、世の中(社会)の為に、発言する時にだけ生きている。安全なところから、愚か者どもが、へらへらと気軽に書いている文章など、言論の自由とは言わない。
「日本にも女性の首相が誕生すべきだ」の、グローバル・リセット(ダボス会議の標語。SDG とかも)のディープステイトの表面に出ている、公然部隊の動きの一環だ。 本当は、野田聖子(のだせいこ。岐阜一区)が、女性で初の首相になるべきだったのが、潰(つぶ)された。野田聖子を育てて守って来たのは、野中広務(死んだ)と古賀誠(こがまこと)だ。すっかり“ドリル優子” になってしまった小渕優子 もそうだ。
愛弟子の 野田聖子を首相にするのが、古賀誠の悲願だった。古賀誠も、川筋者(かわすじもの)の泥臭い、腕力政治(院外団=いんがいだん=の伝統)の迫力も持っている。次の日に、相手の事務所の宣伝カーが燃えていた、というような政治だ。九州では、「マンガしか読めない」麻生太郎と、古賀誠はずっと対決して来た。
古賀誠は、自分の父親がフィリピン戦線で戦死して、小さい頃から苦労して生きたので、戦争に反対する決意が、もの凄く深い。私たちはそこに共感する。昔、小林よしのりの漫画対談に出た。何が何でも、私たちは、「アジア人どうし、戦わず」である。「 戦争だけは絶対にしてはいけない」である。
ここに来て、急激にこの上川陽子という危険な女 が、計画通り、浮上して来たので、私、副島隆彦が、先制で、機転で、急いでこのように書いて置く。日本の政治を、これ以上、愚劣なデ―プステイトの悪魔どもの言いなりにさせられて、たまるか。日本国民よ、危険を察知して、気を引き締めて、身構えて団結せよ。 副島隆彦拝
【3112】4日後に迫った 私の 金融セミナーの宣伝を、再度します。 世界の金融の最新の動きが分かります。
副島隆彦です。 今日は、2024年3月13日(火)です。
まず最初に、今日のぼやき で、私の最新刊の本である 「教養としての ヨーロッパの王と大(だい)思想家たちの真実 」 ( 2024/3/19 発売 )の宣伝をしています。読みに行ってください。
あと4日後の、今週末の17日(日)に東京で開催される、私の「予言者金融セミナー(第27回)」の再度の宣伝をします。 おカネと時間に余裕のある人は来てください。おそらく、多分(たぶん)、私の話は参加者をガッカリさせない。私は、現在、この講演会の為に、最新の知識と情報を、自分の頭に着々と搭載(とうさい)しつつある。 詳細は以下の通りです。
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「副島隆彦(そえじまたかひこ)の“予言者”金融セミナー 第27回」
*会場:イイノホール&カンファレンスセンター 東京都千代田区内幸町2-1-1
*日時:2024年3月17日(日)
開場・受付/11:00~ 終了/17:30 (予定)
*受講料:15,000円(税込)/指定席 または オンライン
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お申し込みは、コチラから↓↓↓
- ホール受講
https://soejimayogen.cart.fc2.com/ca0/1/p-r-s/
- オンライン受講(講演収録DVD付き)
https://soejimayogen.cart.fc2.com/ca0/2/p-r-s/
副島隆彦です。 日本株もニューヨーク株も、それぞれ 39,000円、 39,000ドル前後で、まだ、高値を維持している。だが、誰もが、「どうせこの株高は崩れる」と思っている。ところが、「自分だけ儲(もう)けられないのは、イヤだ」と、人間の本性(ほんせい)の中に、確実に含まれている、劣情(れつじょう)である妬(ねた)みと嫉妬(しっと)で、我を忘れて、自分の、その足りない頭(あたま、思考力)の所為(せい)で、仕組まれた株式の熱狂や、新NISA(ニーサ)や、愚劣なビットコインETF に騙されて、今頃になって、飛びつき買いをする馬鹿たちが、大勢いる。
「そうか日本株は、40,472円(3月7日)で、4万円台で高値(ピーク)を付けたか。それでは、そろそろ自分の手持ちの株を売って、一旦(いったん)、手仕舞(てじま)いしよう 」と考えるのが、優れた生来の能力の有る投資家、博奕(ばくち)打ち というものである。何の才能もないくせに、「自分は頭がいいはずだ」と思い込む者たちは、業界のカモにされて大損をさせられる。毎回、毎回、金融市場というのは、こういう事をする。
株式が高値を付ける、と、その提灯(ちょうちん)を付けて、その前から、一般民衆を煽って煽って、このあと、ドターンと下落させて、それで儲けを出す、大きなワル(プロウpro のファンドマネージャーたち。アメリカならヘッジファンド。暴落させることで、儲けを出す )たちがいるのだ。彼らは、2年前から、先物(さきもの)の空(から)売りfuture selling を仕掛けて、ここぞ、という場面で、売り浴びせて、暴落させて、このカモの素人たちに大損をさせる。そのように始めから仕組まれている。どうして、こういう事も分からないのか。
まだ若い、人生経験の少ない、20代、30代の人たちが、「どれどれ、私も株式を買ってみよう」で買って、案(あん)の定(じょう)、失敗して、300万円とかを損するのは、まあ、いい。それを、“人生の授業料” という。経営者たちは、必ず、このように言う。ところが、この株での大損を、50歳代、60歳台になってからやると、もう、取り返しがつかない。挽回(ばんかい)できない。「本当に、自分はバカだった。自分が馬鹿だから、何度も騙(だま)されて、貧乏のまま生きるしかないのだ」と、分かる。こんなことは、人(他人様、たにんさま)に言うことではない。自分で噛み締めるしかない。
こういう馬鹿は、私、副島隆彦の金融セミナーには来ない。来なくていい。ところが、何と、そういう欲ボケが、やっぱり、この世にはたくさんいる。おっと。これ以上は、私を慕(した)って、わざわざ寄って来る人たちを貶(けな)しません。何とか、私が、苦境から助け出してあげましょう。だから私の金融の予言(よげん)を聴きに集まりなさい。
今日は、宣伝ついでに、2本だけ、最新の新聞記事を教えます。1つ目は、今度の“半導体(セミコンダクター)バブル” nano chip bubble で、最先頭を切って大暴騰(ぼうとう)したNVIDIA(エヌビディア)社の株価が、あまりにも高いので、落ち始めたという記事だ。それに対応している、日本の 東京エレクトロン社の株も下落を始めた、のことは書きません。
(転載貼り付け始め)
〇 「 NVIDIA続落2%安 利益確定(りえきかくてい)の売り、時価20兆円消失 NY株式市場」
2024年3月12日 日経新聞
・・・・エヌビディアは前週末8日に5.5%安となり、週明け11日にも2.0%安と続落した。8日に一時付けた史上最高値対比では1割あまり安い水準だ。短期間で1割前後下落したのは2023年10月以来となる。時価総額は7日終値時点の2兆2833億ドル(約335兆円)から約1390億ドル(約20兆4000億円)減少した。・・・・
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。ぐだぐだと、株の下落の事など、説明している暇(ひま)がない。2本目の記事が、かなり難しいが、重要なのでこっちを教えます。
もうすぐ、もうすぐ国家破産する(通貨のペソの切り下げ断行、と激しい物価高)であろう アルゼンチン国と、ニューヨーク州が、デフォールト(債務不履行。破産)しそうなので、それぞれの議会が、先手を打って、「積み上がった借金(債務)を、もう返せません。踏み倒す(bilking ビルキング)法律の準備をします」という動きに出ている。驚くべき事態だ。
以下の記事で、「 債務の再編(リストラクチュアリング)」と、意味不明で書いているが、これは、分かりやすく言うと、「累積(るいせき)した借金を、もう返しません。返しません。踏み倒します」ということだ。そう明確に書かないだけのことだ。こういう婉曲(えんきょく)的な書き方で、これまで、ずっと私たちを騙(だま)してきた。
(転載貼り付け始め)
〇 「 ソブリン債の再編、新枠組みを 」 FT ジリアン・テット コラムニスト
(英文の原文) A rotten system for sovereign debt restructuring needs fixing
2024年3月8日 FT (フィナンシャル・タイムス)紙 ジリアン・テット 筆
(ここに記事に付いている NY州議会場の画像を貼る)
ニューヨーク州議会に提出された法案はソブリン債の再編のあり方について一石を投じることになる=ロイター
今春、アルゼンチンが世界の市場に影を落としている。理由の一つは、現在同国を率いているリバータリアン(市場原理主義者)の経済学者、ミレイ大統領の奇抜な個性に多くの投資家がひきつけられているからだ。
ソブリン債の半分、ニューヨーク州法の下で発行
しかし、もう一つの要因は奇妙に思えるかもしれないが、まだ肌寒いニューヨーク州の州都オールバニにある。2月末、同州の裁判所がソブリン債(国債や政府機関債)の債務再編をどう扱うかについての制度変更を目指す法案が州議会に提出された。
これが重要なのは、新興国のソブリン債の半分、金額にして推定8700億ドル(約128兆円)相当の債券がニューヨーク州法に基づいて発行されているためだ。
詳細は複雑だが、本質的な狙いは、2016年の悲劇の再現を防ぐことにある。当時、2001年にデフォルト(債務不履行)したアルゼンチン国債をめぐり、米大手ヘッジファンド、エリオット・マネジメントが保有している債券の額面全額を取り返すためにニューヨーク州の裁判所を使い、エリオットが勝訴して20億ドルもの利益を獲得した。公的部門の債権者たちが、ヘアカット(haircut 債務減免)を受け入れたにもかかわらずだ。
法案が可決されるかどうかは不透明だ。昨年も似たような構想が持ち上がったが、暗礁に乗り上げた。ウォール街は間違いなく、その絶大なロビイングの力(および資金力)を駆使して、法案に対抗するだろう。だが、州議会で(この考えが議員たちの)絶大な支持を得ているようにみえる。そのため、英クリフォード・チャンスのような法律事務所は、急いで、同法案についてクライアント向けの説明文書を発行した。
投資家は注意を払うべきだ。結局のところ、ニューヨーク州議会に法案が提出された理由は、エリオットの2016年の大勝利の立役者だったジェイ・ニューマン氏の最近の言葉を借りるなら、「 国債デフォールトに対処する現行の枠組みは、欠陥があり、完全に腐っている」と。また、法案がどうなったとしても、これによって改革への圧力が高まる。遅すぎたとはいえ、それは良い知らせだ。
影響力低下したパリクラブ・IMF
その理由を理解するための動きがある。元アルゼンチン経済相のマルティン・グスマン、元コロンビア財務相のホセアントニオ・オカンポ、ノーベル賞を受賞した経済学者ジョセフ・スティグリッツ3氏が、ニューヨーク州議会に送ったメモを読むといい。この文書は「事実上、すべての国において、債務を再編(リストラクチュアリング restructuring )する仕組みは、今では市場経済の不可欠な一部とみなされている。それは破産法(バンクラプシー・アクト)の形で存在している」と指摘した。米連邦破産法11条(チャプター・イレブン)が、その好例だ。
「ところが、国家の債務については同等の仕組みが存在しない」と文書は続けている。そのため結果は時折(ときおり)、債権者(引用者注。 資金の出し手、貸し主たち。ソブリン債 の買い手たち) への返済額が、不均等で場当たり的な内容になり、合意内容を強制するのが難しい。
20世紀には、パリクラブ(主要債権国会議)と国際通貨基金(IMF)のような機関が債権者の調整役を務めることで、このギャップを補ってきた。最近では、過半数の債権者で合意を強制できるようにする「集団行動条項(CAC)」が債券発行の文書に加えられた。また、2020年には、20カ国・地域(G20)が集団行動への別の道を開く「債務処理のための共通の枠組み」を創設した。
だが、この「G20共通枠組み」は法的な拘束力を欠く。かつ旧来のパリクラブとIMFは枠組みとして次第に効果が薄れている。理由の一つは、中国がひそかに欧米の国際開発金融機関を上回る、低所得国に対する最大の債権者になっており、債務再編(
デット・リストラクチュアリング)で、同国が果たせる役割が予測不能であることだ。
2つ目の問題は、エリオットのような大手のヘッジファンドだ。こうしたファンドの存在感は高まる一方で、貧しい国が欧米の裁判所で民間債権者と争うには、莫大な費用がかかる。そのため、多くの場合、(貧しい国=発展途上国 の政府は)ファンドの要求に屈する。グスマン氏らのメモには、「2010年に民間債権者(ヘッジファンドたち)が保有している発展途上国の債務の割合は46%だった」と書かれている。「ところが、「2021年末には、このシェアが61%に跳ね上がっていた」。衝撃的な数字だ。
一方、貧しい国々は、歳入に対する対外債務返済コストが、過去10年間でほぼ3倍に膨らんでいる。その結果、これらの48カ国・地域が、債務ディストレス(返済の義務が果たせず、債務再編が必要になる状態 )か、それに近い状態に陥っている。実際、2020年以降、すでに12件前後のデフォールト(債務不履行。融資を返済できない事態 )があった。すべてのケースで、デフォールトは、その国を衰弱させるような大混乱をもたらした。エチオピアやスリランカ、ザンビアが実例だ。
今度のニューヨーク州の法案で提示されている解決策は、新興国の政府にデフォールトの処理について2つの選択肢を与えることだ。債務再編の合意を取りまとめて強制するために、ニューヨーク州から任命された管財人が介入するか。あるいは、「G20の債務処理の共通枠組み」のメカニズムが発動されるか、のどちらかだ。
いずれにしても重要なポイントは、民間、公的部門双方の債権者(資金の出し手たち)が、同じレベルのヘアカットhaircut (債権の斬り捨て)を強いられることだ。これは、エリオットのような(引用者注。空売りでも儲ける、荒っぽいNYのヘッジファンドたちの)企業が荒稼ぎする一方で、(それぞれの貧しい国の)納税者が苦しむことがないようにするのが狙いだ。
「腐った」現状を変える必要あり
驚くまでもなく、一部の金融関係者(副島隆彦注記。資金の出し手側。NYの金融財閥たち。いわゆる ディープステイト )は、これに戦々恐々とし、「発行の枠組みに遡及的な変更を加えると、法の支配に対する市場の信頼を損ない、連邦法と食い違うさらに細分化された制度を作ることになる」と、反論している。
米ピムコや米フィデリティといった資産運用会社は、「 将来の法的な不確実性について投資家が(約束、契約どおり)補償 (引用者注。 ほしょう。償還。redemption リデンプション 返済 )される必要があるのだから、こうした措置は債券の発行コストを高める」と警鐘(けいしょう)を鳴らしている。(こういう事態になると、今後は)債券の発行が、(NYから)英ロンドンや、米テキサス州のような場所へ逃げていく可能性もある。
しかし(このNY州議会の)法案の支持者は、「より公平で予測可能な枠組みは債務が返済される確率を高めるため、こうした措置は、資金調達コストを引き下げる(から良いのだ)」と反論する。また、支持者は、「(今後は)英国の議員たちが、このニューヨーク州議会 のアプローチを真似(まね)ようと検討している」と指摘する。
実際には、債券の発行コスト(が高くなること)に対する影響を現時点で判断するのは不可能だ。だが、ニューマン氏の言葉を再び引用すると、「明確なのは現状が腐って」おり、変える必要がある」ということだ。
このため、ニューヨーク州議会の対策が不完全だったとしても、これで共通枠組みに関する行動がようやく加速するのであれば、誰もが喝采すべきだ。それは何より、2024年には、さらなる債務危機(debt crisis デット・クライシス)が起きるだろうからだ。そのなかには、(アルゼンチン政府へ融資、投資している)民間債権者への55億ドルの支払いを来年に控え、ミレイ大統領が債務の返済に苦労しているアルゼンチンも含まれる。 By Gillian Tett
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。 上記の、FT紙の 名うての書き手の、ジリアン・テット女史の、難解な(なんかい。難しい)長い、新聞記事を、読もうとして、とても読めない、途中で放り投げる人が、ほとんどだろう。自分に、正直になりなさい。それでいいですから。だけど、その際に、「やっぱり、自分は(生まれた時から)あんまり頭が良くないんだー」と、自分に正直になりなさい。隠してきた、劣等感なんか、自分にとっては、どうでもいいことですから。それでも、ここまで、長々とした分を、我慢して、読んで来ただけでも、貴方、貴女は偉い。
それでも難しい。だから、私、副島隆彦が、今度の金融セミナーで、思いっきり、これらの難解な内容を、分かり易く、分かり易く、本当に、命がけで、私は、どこまでも分かるように解説しますから、来てください。
副島隆彦です。それで、以下に、私が、昨日、この記事を読んで、出版社の編集長に宛てて書いた、私の文を載せます。これを読んで、上記の 「イギリスの世界最(さい)高級とされる 金融新聞である FT(エフ・ティー)、フィナンシャル・タイムズ紙に載った記事」の解説とします。これなら、何とか、読めるかな。少しは苦労して読みなさい。
副島隆彦記。 ○○編集長へ。 3月12日。 いよいよ 遂に 始まりました。 私、副島隆彦の大(だい)勝利だ。上記の ジリアン・テット女史 の 記事の通り。世界規模の「債務の再編(さいへん)」が始まった。
(まず貧乏な国から始まり) 国家(政府)が、借金を返さない、 借りたものを返さない動きが始まった。 借金(国家債務)を踏み倒して、パー、チャラ、にする動きだ。まずアルゼンチン国が、これを強行、断行するようだ。まず、アメリカの大銀行(債権者)たちから借りている分、55億ドル(8000億円)の返済期限が迫っている。これを、実質踏む倒す決議を、アルゼンチン議会でするようだ。それが「債務の再編の為の法案」だ。
このコラム記事の、英文の原文の見出しである、
A rotten system (腐ったシステム) for sovereign debt restructuring (ソブリン債=国債 の デット(借金の)リストラクチュアリング ) needs fixing
の、「ソブリン・デット・リストラクチュアリング」の デット(借金、債務)の リストラ(クチュアリング 再編成 )の、「リストラ」と言うコトバなら、この10年で、日本語としても、実感として、私たち日本人も肌で分かるようになった。
すなわち「会社が経営危機だから、私たちも、リストラされるかも」と使う。つまり、リストラ(再編)とは、従業員(会社員)からは、「クビ(解雇)にされる」ということだ。これが経営者たちにとっては、銀行や、資金の出し手(会社の社債=借金証書の持ち主たち)から、厳しく締め上げられて、本当に、ぼろぼろに痛めつけられることだ。「オレが、貸した金を返せないのなら、ここから、飛び降りて、死ね」の世界だ。
国家もデフォールト(破産)する、そして、すべての国家債務を 棒引きにしてもらう、いや させる。 この動きが、世界中で出て来た。 そして、NYのような大きな自治体(現代の都市国家)が、同じく、借金をパー、チャラ にする気である。その動きが出た、と ジリアン・テット女史が書いた。
そして、最後は、アメリカ帝国そのもの が、これまで隠し持ってきた、秘密の(大)借金を、すべて、「返しません。返せません」で、「ご破算(はさん)に 願いしましては」にする。 踏み倒す。だから米国債(べいこくさい)が紙切れになる。 誰も信用しなくなる。それはドル暴落と表裏(ひょうり)だ。同じことだ。
中東の産油国たちが、これまで、ずっと買って持っている、米国債が危ない。 同じく産油国の マレーシアとインドネシアが、このことで、怒り狂い出す。その時、ドルも大暴落を始める。 そして、日本政府は、その事態に備えて、「円の 対ドル(対ユーロも) での、通貨の切り上げ ( Japanese Yen Round Up 円のラウンド・アップ) 10倍 」を断行するだろう。 これで、まず、一万円(10,000円)札を 千円(1,000円)札 にする。これが、まさしく、私、副島隆彦だけが、この国で書いてきた、 redenomination リデノミ(ネイション) である。
すぐに1ドル=10円になる。 その時、1ドルは、 120円、100円、80円、60円・・・とどんどん、国際為替(かわせ)市場で下落、大暴落を続けている、だろう。 副島隆彦の予言の 勝利である。この動きが、ついに、私の予言通り、2024年から始まる。
振り返って、今から9年前の、2015年1月 に、ギリシア国家破綻が起きた。あの時、愛国、救国のツィプラス内閣が出来て、ヤニス・バルファキスが、債務長官( 急進左翼の政権。貧した窮国民と公務員たち の希望の星)になった。 そして、バルファキスは、「 ギリシア国家債務(ソブリン債)をチャラしてくれ、国家も破産するのだ。民間企業と同じように、債務をパー(帳消し、債務免除 exemption of national debt , remission of sovereign bond )にしろ。我々は、踏み倒す」という、演説を、EUの会議でした。
これに対して、 EU と IMF(ラガルド長官)と、米財務省が、怒り狂った。(この時、脳が擦り切れたガイトナー米財務長官が、気が狂った。それで生足女(なまあしおんな)のラエル・ブレイナードが替わって出て来た。この時、まだポール・ボルカ―は生きていた。
本物の左翼で、民衆主義(ポピュリスト)の経済学者であるバルファキスは、欧米のディープステイトthe Deep Stateと戦ったのだ。、その結果、ギリシアのソブリン・ボンド(国債)の8割を棒引き(チャラ)にして、 NYの ヘッジファンドどもの、ギリシア国債の 空売り勢力 も、強引に黙らせた。 バルファキスは、EUとIMFとアメリカ財務省 が、「あいつだけは、首を斬れ」に対して、 「分かったよ」で去った。ツィプラス首相に首を斬られた。ギリシアこ国民投票で解職(かいしょく)されたことにした。
これと 同じことが、ようやく世界規模で起き始めた。ここからが見物(みもの)です。
やっぱり 冒頭の、この記事の英文見出しの、
´A rotten system for sovereign debt restructuring needs fixing ‘
「ア・ロットン・システム・フォー・ソブリン・デット・リストラクチュアリング・ニーズ・フィックシング」
すなわち 「過剰に発行された、ソブリン債(国債)の形で抱える、もはや、外国の大銀行や政府たちを貸して(債権者)とする、巨額の融資(債務、借金)を、返済できなくなっているので、この、腐った制度を、何とか、作り直さし(fixing フィックシング、 修理)しなければいけない」 が、もの凄く重要だ。
来たる私の金融セミナーの詳細は以下の通りです。私が、5時間、ずっと喚(わめ)き続けますから、来てください。もっともっと、分かりやすいしゃべり方にします。どこまで、日本語でどぎつくしゃべって、皆の理解を得ることが出来るか。
一行で言えば、「(多くの貧乏国家の話ではない、まさしく)アメリカが、隠し持っている、大(だい)借金を踏み倒すだろう。アメリカは、もう返す気が無い。そして、その時、アメリカは、世界帝国であることをやめる」
である。 副島隆彦 記
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副島隆彦 拝