日本政界●情報メモ

投稿日:2010/09/03 13:49

【393】「檀公善:小沢氏の「政治とカネ」問題は存在しない-新氏が「小沢真っ白」を検証」

「★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK93」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

「檀公善:小沢氏の「政治とカネ」問題は存在しない-新氏が「小沢真っ白」を検証」
http://www.asyura2.com/10/senkyo93/msg/793.html

投稿者 檀公善 日時 2010 年 9 月 03 日 13:28:07: 5ahbeaJAdnPAk

http://www.tsuiq.info/OzawaWhite.pdf” target=”_blank”>「小沢真っ白」のチラシの反響は、大きく広がっています。前回の投稿、「続:小沢真っ白、100%冤罪、検察審査会に大打撃。石川・大久保・池田各氏も完全無罪-収支報告書を徹底検証」で紹介した新恭氏のブログ「永田町異論」で、http://ameblo.jp/aratakyo/entry-10634203071.html” target=”_blank”>「大メディアの精神的貧困」に続いて、再度http://ameblo.jp/aratakyo/entry-10637063266.html” target=”_blank”>「小沢氏の『政治とカネ』問題は存在しない」という発言をアップされました。内容は私の投稿を積極的に紹介するものになっています。

ここにその全文を紹介させていただきます。

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小沢氏の「政治とカネ」問題は存在しない

前回8月30日の記事で紹介したDさんが、作成したチラシのPDFをメールに添付して送ってくれた。

タブロイド版の新聞のような本格的なもので驚いたが、実物はhttp://www.tsuiq.info/OzawaWhite.pdf” target=”_blank”>こちらを見ていただきたい。

前回も書いたが、Dさんは陸山会の政治資金収支報告書、土地の登記簿謄本、確認書、関連法律などを仔細に調べ、「陸山会の報告書に不記載も、期ズレも、虚偽もない」という確信を抱くにいたったという。つまり、小沢一郎氏に「政治とカネ」なる問題は存在しないというわけである。

そこで、筆者は、Dさんのチラシに書かれた「事実経過」を確認する作業から始めることにした。

問題の土地は東京都世田谷区深沢8丁目28番地5号の476平方メートルである。この土地の登記簿謄本の記載から次のことが分かる。

小澤一郎氏は、2004年10月5日、所有者である東洋アレックスという不動産会社からこの土地を購入するため、「売買予約」をし、10月29日に「所有権移転請求権仮登記」をしたうえで、翌05年の1月7日に「所有権移転登記」を完了している。

「小澤」は小沢個人のとき。陸山会代表としては「小沢」と使い分けていることに留意願いたい。

なぜ、陸山会が契約しなかったかというと、人格なき社団のため不動産登記ができないからである。

小澤氏は「所有権移転請求権仮登記」をした10月29日に3億4200万円を売主である東洋アレックスに支払った。

小澤一郎名義で所有権移転登記を完了した05年の1月7日、小澤一郎は、小沢一郎を代表とする陸山会との間で下記の確認書を交わした。

「本件不動産は甲(陸山会)が政治活動に使用するため売主より購入するものである。ところが、甲は法律上、人格なき社団であるため、甲の名義で不動産を登記することができない。そこで便宜上、乙(小澤個人)を甲の代表者として明記したうえで、売主との間で不動産売買契約を締結し、また、乙の名義で所有権移転登記申請を行うものとする(登記済み権利書は甲または甲の設定する者が保管する)。しかし、あくまで本物件は甲が甲の資金をもって購入するものであり、乙個人は本件不動産につき、何の権利も有さず、これを甲の指示なく処分し、または担保権の設定をすることはできない。売買代金その他購入に要する費用、ならびに本件不動産の維持に関する費用は甲がこれを負担する。」

この確認書に基づき、同じ1月7日、陸山会は小澤個人が立て替えていた3億4200万円に登記関係の諸費用を加えた3億4264万円を小澤個人に支払った。

小澤氏はあらかじめ、陸山会の資金が土地購入により減少することを見越し、04年10月29日に小澤個人が3億4200万円を売主に支払うと同時に、4億円の銀行融資を受け、そのまま陸山会に転貸した。

陸山会は即日、その資金を2億円の定期預金2本に組んだ。

陸山会は定期預金を05年、06年と2億円ずつ解約して小澤個人に返済した。これは収支報告書で確認できる。小澤氏は07年に4億円を銀行に返済した。

この間、陸山会の収支にかかわる資金の動きは、04年10月29日に小澤個人から転貸された銀行融資4億円、05年1月7日に小澤個人へ支払った土地取得代金など3億4264万円、05年、06年に小澤個人に返済した2億円ずつ計4億円である。

これらはいずれも各年の収支報告書にもれなく記載されており、虚偽記載はどこにも見当たらない。

検察は04年10月29日に陸山会が土地代金3億4264万円を支払ったのに不記載としたが、これは前述したとおり、小澤個人が3億4200万円を支払ったものである。陸山会の報告書に記載されたとしたら、それこそ虚偽記載にあたる。

05年1月7日に陸山会が、小澤氏の立て替えた3億4200万円に登記関連費用を加えた3億4264万円を小澤個人に支払った時点で、報告書に記載しており、この処理こそ論理的、合理的である。

小沢氏を起訴相当とした東京第五検察審査会の示した「容疑内容」は以下のようなものだった。 

「04年分の陸山会収支報告書に、土地代金の支払いや土地を記載せず、05年分の収支報告書に、土地代金分を含む約4億1500万円を事務所費として支出し、土地を05年1月7日に取得したと虚偽記入した」

陸山会が土地代金を小澤個人に支払って土地を取得したのは05年1月7日であるから、小澤個人と陸山会の確認書に法的問題がない限り、虚偽記入という検察審査会の判断は事実誤認といわざるをえない。

ただここで小澤氏が04年10月5日に売買予約をし、10月29日に「所有権移転請求権仮登記」をした段階、つまりまだ本登記に至らない時点で、土地代金全額を支払っているのはなぜかという疑問を抱く読者もいるだろう。

これについて、Dさんは次のように解説する。

「おそらく売主が『全額現金をいただけるなら、登記を来年の1月1日以降にして、来年分の固定資産税を当方で負担します』と言ったのではないかと推測します。税法によれば、1月1日の所有者がその年の固定資産税を負担することになっているからです。そしてこのような『操作』は、不動産取引においてはきわめて常識的で日常的なことです」

さらに、こういう疑問も湧くだろう。なぜ陸山会なり、小沢氏はこうしたことを説明しないのか。Dさんの推測を参考に紹介しておく。

「1月7日の本登記までの実務は、小沢氏側の、たとえば石川氏であるとか、あるいは出入りの司法書士などではなく、すべてプロである東洋アレックス側で行ったものと推測します。石川氏や大久保氏は当時の記憶脳や思考脳が混乱して、検察の手玉に取られたのではないかと思われます。1月7日といえば、言ってみれば御用始めの時期であり、1月1日の所有者が固定資産税を負担するということを念頭において進めた実務の結果としては、大いにありうる日付です」

なかなかの推理ではないか。判断は読者にお任せしたい。

いずれにしても、ここで強調したいのは、筆者が確認した限りでは、陸山会に収支報告書の記載上の不備が見い出せないということである。

そして、不思議なのは、登記簿謄本など関係資料のチェックは取材のイロハであるにもかかわらず、なぜマスメディアは前述したような正確な事実関係を無視して、検察の発表なりリークなりを鵜呑みにした報道を続けたのかということだ。

もし、公的な資料に記載された事実経過を知りながら、あえてそれを無視した報道を繰り返してきたとすれば、国家、国民の利益を損ねる大いなる犯罪といわねばならない。

新 恭 (ツイッターアカウント:aratakyo)

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選挙戦が始まり、関心も高まっているわけですが、この選挙戦を、小人「菅」と大人「小沢」の、民主党というコップの中の闘いであるとする矮小化した観方は正しくありません。この選挙戦は、「検察+報道+官僚主導」(KHK)という権力支配の根本構造を、根底から覆し、日本の国を本当の日本の国にするための壮大な革命の闘いであり、一人一人の国民にとっては、「傍観者から当事者へ」の自分革命の戦いです。

http://www.tsuiq.info/OzawaWhite.pdf” target=”_blank”>「小沢真っ白」のチラシこそ、この闘いのためにもっとも必要で効果的な最終兵器です。一人でも多くの人に事実に基づいた真実を伝えるために、どんなことでも協力できるかたは、空メールを送ってください(info@tsuiq.info)。すでにコミュニケーションとコラボレーションの作戦本部として、メーリングリストが動き始めています。

http://www.asyura2.com/10/senkyo93/msg/648.html” target=”_blank”>前回の投稿はこちら。 空メールの送信はこちら。

檀 公善

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/09/03 13:41

【392】「テレ朝スパモニ代表選小沢氏生出演で重要発言」

「植草一秀の『知られざる真実』」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始ワーカーズ)

2010年9月 3日 (金)
「テレ朝スパモニ代表選小沢氏生出演で重要発言」

テレビ朝日「スーパーモーニング」に小沢一郎氏が生出演した。

 時間が確保されて小沢氏の発言時間が長く、意義ある番組だった。
 
 スタジオ出演者に、山口一臣氏、鳥越俊太郎氏が出演していたことが大きい。この二名はマスゴミのなかでの限られた良心の部分を残している。
 
 ときに、山口氏が提示した、記者会見の開放、取り調べ可視化、官房機密費の公開の提案は重要だ。
 
 小沢氏は会見の開放についても前向きの姿勢を明示した。山口氏には、取り調べ過程の可視化、官房機密費の公開について、突っ込んで確認してもらいたかった。
 
 大谷昭宏氏は小沢氏がいない場面での発言と小沢氏を目の前にした場面での発言との相違が大きすぎて、ジャーナリストとしての信頼を完全に欠く。田原氏、竹中氏、大谷氏、財部氏などのサンプロペンタゴンにはジャーナリストとしての信頼がまったくない。大谷氏は相手の顔色を見て論評するタイプの人物なのだろう。
 
 小沢氏の沖縄問題への姿勢もより明確になった。
 
 しかし、米国はより圧力を強めてくる可能性が高い。十分な警戒が求められる。

 私が小沢氏を支持し続けている理由を改めて説明する必要はないが、日本の政治構造を刷新する意志と力量を持つ政治家が小沢氏をおいてほかにないと考えるからだ。
 
 日本政治構造の刷新とは何か。
①対米隷属の外交
②意思決定における官僚主権構造
③政治権力と大資本の癒着構造
これがこれまでの日本政治の基本構造であった。
 
 これを、
①自主独立の外交
②官僚利権の根絶
③政治権力と大資本の癒着排除
に転換することこそ、日本政治構造の刷新である。
 
 これが、昨年8月30日の総選挙に際して主権者国民が託した思いであったと私は考えている。この刷新を実行しうると期待できる政治家が小沢一郎氏なのである。
 
 この主権者の意思を受けて鳩山政権が発足した。しかし、その鳩山政権が総辞職に追い込まれ、この機に乗じて、対米隷属勢力が政治の実権を主権者国民から奪ってしまった。これが、6.2クーデターである。
 
 9月14日代表選は、対米隷属勢力に奪還された政治権力を、もう一度主権者国民が奪還できるかどうかを問う選挙である。この機会を逃せば、主権者国民が権力を奪取する機会は、半永久的に失う危険もあるだろう。
 
 三反園訓氏はインターネット世論調査を紹介したが、小沢氏支持率がもっとも低いものを紹介していた。それでも小沢氏支持が菅氏支持を上回っているが、公正にどのような調査があるのかを事実に即して発言すべきだった。こうしたディテイルにその人物の基本スタンスが表れてしまう。
 
 主権者国民は小沢一郎氏を守り抜かなくてはならない。敵はいかなる手段をも用いる勢力であることを忘れてはならない。
 
 小沢一郎政権実現で日本の歴史は確実に変わる。

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/09/03 13:39

【391】「小沢さんの「白紙の色紙」に「百術不如一誠」という文字が見えた(昨日の反省から)」

「日々坦々」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010/09/03(金) 10:37
「小沢さんの「白紙の色紙」に「百術不如一誠」という文字が見えた(昨日の反省から)」

昨日のエントリーで、あまりに菅陣営のメディアを意識した姑息な戦略を目の当たりにして、小沢陣営ではもっとメディア戦略を意識したほうがいいのではないか、「心配」だ、と書いた。

これについて、「インナーマザー様」からコメントいただき、即、反省させられた。
その視点の高さには、いつも驚かされ、唸らされる。

多くの方に読んでいただきたい思いで、ここにもアップさせていただくことをお許しいただきたい。

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制御出来るという発想が落とし穴

小沢さんにスピン技術を指南する「コントロール出来る側近」を求めてしまう発想自体が落とし穴になると思います。

菅さんは左翼思想の構築主義者ですから、人間の知恵で設計したプランで人的コントロールが可能だと思っている。だから発言する言葉の中に、敵をネガティブな印象に誘導するキーワードを埋め込みます。国民を操作、制御出来るという「動員」の発想です。頭の中で構築した人為的な設計図に従えば国民をスピンコントロール出来ると考えているのでしょう。
目に見える国民だけを目に見える理念だけで動員可能だと思い上がっていますからスピン技術に頼るのでしょう。

小沢さんは右翼・保守思想ですから、人間は偏見を越えられない生き物だと分かっています。己の偏見も国民の偏見も包摂してまず認める。人智の限界を認めるところから出発します。国民をスピン出来るという発想には立ちません。人為的工作には限界があると分かっているからです。
もちろん基本的な心理戦術は取り入れていますが、国民をコントロールするという発想は小沢さんにとって二義的な問題です。

小沢さんは自分と国民を動かしている力は、賢しらな知恵ではなく歴史の流れだと感じ取っています。
人智の外側にある目に見えない何かによって自分は動かされている。だから人為的なスピンを駆使して小手先の技に溺れる賢しらな手は使わないでしょう。今回の小沢さんは政治理念を超えた歴史の必然に導かれていますから、勝ち負け、生死に関わらず国民とつながり続けて行く。

小沢さんは自分を嫌い、憎み、恐れる国民をすべて包摂して、国民の捨て石になる覚悟が伝わって来ますから、スピンごときを心配する必要はなく、相手の土俵に乗ってスピンゲームに興じるとかえって歴史の流れを見失います。

菅さんは、国民がコントロールされる無思考な「愚民」だという発想に立ちます。結論はエリートの人為で構築出来るというイデオロギー信仰です。

小沢さんは、国民が魂で考える「思考する世論」だという発想に立ちます。結論は国民を経由して人智を超えた北極星の妙見様が導くという信仰です。

ですから、あまりスピンに依存する必要もなければ、勝ち負けの結論に執着し過ぎない構えが何よりの応援歌になると思います。

小沢さんには二つの機能が体現されています。「私が首相になる」という当事者としての「わたくし」の機能と、「われわれが主人公になって歴史を進める」という「おおやけ」の機能です。
換言すれば、「私はこう思う。あなたはどう思いますか。一緒に考えて行きましょう」という姿勢です。私とあなたが一緒に考える。そして結論は天から降りてくるのだという弁証法で貫かれている。
畏ろしいくらいに国民との一体感を取り戻そうとしています。

官僚はアメリカに、マスコミは官僚に形而上的な畏れを抱いています。
しかし小沢さんは国民に形而上的な畏れを抱き、同時に天に畏れを抱いています。それが国民の集合的無意識を刺激し「繋がっていく」のだと思います。

官僚やマスコミがこのような小沢さんの「天と国民を結び合わす蝶番のような機能」を恐れるのは無理もない。自分に理解出来ない天地人を恐れて攻撃するのは、目に見える利権だけで物語を構築しようとする賢しらな人間の限界です。

小沢さんの危うさは良くも悪くも、われわれが忘れていた国民の絆に気付くためのプロセスだと思います。
報道のうずまきに飲まれないように、スピンな人智の原理とは別の「天の視座」があることを小沢さんは教えてくれたのだと思います。

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このコメントを読んで、そういえば、と小沢一郎ウェブサイトに出ている色紙を思い出した。

「百術不如一誠」(ひゃくじゅつはいっせいにしかず)
百の術策も一つの誠意には及ばないという意味の言葉です。

「敬天愛人」 天をうやまい人を愛すること。
「至誠通天」 まごころをもって事に当たればいつかは認められる。

若い頃から歴史に興味があり、幕末から明治維新にかけての色々な書物を読んだが、なかでも維新の功労者、西郷隆盛の「敬天愛人」「至誠通天」という言葉が好きだ。「人を愛し、誠意を尽くす」というのは、政治はもちろん、人生において重要な部分だと思っている。

昨日エントリーの「心配」は全くもって杞憂であり、心配する必要の無いことがよくわかった。反省しきりである。

14日までつづくこの戦いに、重要な視座を与えていただいたと、貴重なコメントに感謝申し上げたい。

さて、色紙と言えば、昨日の会見で小沢さんは白紙だった。

これに対して「やっぱり小沢さんは説明責任を果たしてない」だの、「説明不足」だのと批判がある。

それぞれの立場で、想像力を駆り立てられ、言葉を入れたがる。

フジテレビの「特ダネ」でコピーライターの谷山雅計氏が、二人の色紙について面白いことを言っていた。

菅さんの「初心を貫く」は菅さんが政治家を目指したきっかけがロッキード事件だったと、いうことから
おそらく「カネと対決するぞ」という意気込みを書いたのではないか、というようなことを言っていた。
この「初心」と言う言葉に皮肉を入れているという分析。

また小沢さんの白紙については、「コワモテな人間なんだけど、ボクは実はこういう洒落っ気のあるお茶目な人間なんだよ」
という部分を言いたかったと思いつつ、一方では「無言で睨みを効かせるよ」というものが含まれている。
と言っていた。

このひろがりからも、言葉以上のものが、白紙の中にはあるようだ。

この色紙で私が感じたことは、菅さん全体のバランスの悪さが、まず、気になった。
自分の名前がほとんど半分を占めていて、どの文字よりも大きい。
それに比べて、一番重要な言葉だと思われる「初心」があまりに力なく小さく、しかも誤字だった。

これを私流に分析させていただくと、全体の印象は、かなり精神的に追い込まれてバランス感覚を失っている。
ただ、自分の名前だけは、堂々と書けていることに象徴されるが、権力欲はかなり強いものがあり、意欲は満々といったところ。

それこそ、心理学の専門家に鑑定・分析してもらいたい。

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また、これも特ダネでの一コマなのだが、昨日の代表選の会見の質問者は、錚々(そうそう)たる顔ぶれで、日本を歪めている記者クラブメディアの代表であり象徴的人物達といったところである。

原田亮介・日本経済新聞編集局次長
倉重篤郎・毎日新聞論説副委員長
橋本五郎・読売新聞論説委員
星浩・朝日新聞編集員

まず最初に、質問者一人ひとりが挨拶をしている映像が流れ、そのたびに小沢さんも会釈しているが、その横で座っている菅さんは顔を見るでもなく、気にもせずに下を向いて資料か何かを読み込んでいて、まったく余裕が無い様子が映像で映っていた。(この映像は他では流れていない)

色紙と含めて面白かった。

まあ、この4人の質問内容などを聞いていると、よくわかったのが、「マスメディアの劣化」ということだ。

国民の知りたいこと、国民にとって重要であろうことは一切質問せず、ワイドショー的観点での質問に終始したといえる。

そこには、国民を代表して質問しているという意識が皆無だった、といえる。勿論そんな意識はハナから持っていないとは期待はしていないが・・・。

これに対する小沢さんの受け応えで、内容はともかく、メディアからの陳腐な質問を誠実には答えてはいたが、ちょっとした言葉じりで、メディアに対する姿勢が、表れていてまたこれも面白かった。

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挙党態勢で公示前のゴタゴタについて

――それなら、何でそれほど迷走したのか。

小沢氏「あん?」

――もう一つ確認しておかなければいけないが、小沢氏が代表に選ばれても、総理は他の人がやるのではないかという、総理と代表を分離するのではないかという人もいる、見方もある。

小沢氏「ああ、そうですか」

 ――そういうことは絶対ないと、ここで言い切れるか

 小沢氏「それは私個人レベルの話ではなくて、議院内閣制ですから、・・・」

財源について

――そのときに地方に落ちる総額が減ることになる。いくら国についているものを地方に移しても、移す分が減る

小沢「ですから余るっちゅうことですよ。予算がそこから捻出できるっちゅうことですよ・・・」

――菅氏ではねじれ国会を乗り切ることはできない。だから小沢氏だ、ということだが、それはどういう形で乗り切るのか、国民に示し、説明する必要があるんではないか

 小沢氏「また説明責任ですか、ははは(笑)。・・・」

――外国が日本を心配している。存在感がない。これから総理大臣になる人は大きな国家戦略をきちんと示す必要がある。「国民の生活第一」は当たり前だ 

 小沢氏「だから政権交代になったんですよ!!!」

――小沢氏に聞きたい。健康問題はどうなのか

 小沢氏「健康?身体?」

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こうしたマスメディアを代表するようなお歴々が、これでは、それこそ開いた口が塞がらなくなる。

こんなマスメディアによってつくられた世論など気にする必要は全くない。

ネット投票では圧倒的に小沢さんが勝っている。

報道調査は完敗 小沢ネットでは“優勢”(ZAKZAK 2010.08.30)
≪民主党代表選をめぐるインターネットの世論調査で、小沢一郎前幹事長が、菅直人首相を上回る数字を獲得していることが分かった。小沢氏には心強い援軍か。ロイター通信のオンライン調査では30日正午現在、「小沢氏3692票、菅首相3663票」と、29票差で小沢氏がリードしている。また、「世論調査.net」というサイトのアンケートでも「小沢氏101票・菅首相51票」と、母数は少ないが小沢氏がダブルスコア状態。果して、党員・サポーター票に近いのは?≫

参照

●Yahoo!みんなの政治投票<「計 3736 票」
◆小沢一郎氏・・1915票(51%)、◆菅直人氏・・1220票(33%) ◆棄権・・601 票(16%)

●≪毎日新聞世論調査の「首相にふさわしい」菅氏が78%で、小沢氏の17%は妥当かどうか≫毎日新聞
◆民意を反映してない変な数字・・84.7%、◆民意を反映した妥当な数字・・15.3%

●YOMIURI ONLINE みんなのYES/NO 
小沢一郎氏が民主党代表選に立候補します。支持しますか、支持しませんか?
◆支持する・・76%、◆支持しない・・24%

● @nifty投票「3384票」 
菅内閣と小沢内閣、全体的にどちらが期待できますか
◆小沢内閣・・2856票(84%)、◆菅内閣・・152票(4%)

●ロイター:民主党代表選に小沢前幹事長が出馬へ。あなたは誰を支持しますか? 
◆小沢一郎氏 (7352 票, 44%)、◆菅直人氏 (7279 票, 43%)、◆その他 (2177 票, 13%)

ロイターが接戦なので皆さんも清き1票をお願いいたします。

(転載貼り付け終了)

1094 投稿日:2010/09/03 13:27

【390】小沢真っ白、100%冤罪、検察審査会に大打撃。石川・大久保・池田各氏も完全無罪-収支報告書を徹底検証

★阿修羅♪ より貼付け

小沢真っ白、100%冤罪、検察審査会に大打撃。石川・大久保・池田各氏も完全無罪-収支報告書を徹底検証
投稿者 檀公善 日時 2010 年 8 月 27 日 19:01:12:
http://www.asyura2.com/10/senkyo93/msg/316.html

続:小沢真っ白、100%冤罪、検察審査会に大打撃。石川・大久保・池田各氏も完全無罪-収支報告書を徹底
投稿者 檀公善 日時 2010 年 9 月 01 日 14:25:49:
http://www.asyura2.com/10/senkyo93/msg/648.html

『検察の息の根を絶つ!』陸山会は、『たった12万円の表献金』までも、『水谷建設に突き返していた!』総集編
http://www.asyura2.com/10/senkyo89/msg/547.html
投稿者 素直にまっすぐに物事が見れる者 日時 2010 年 6 月 30 日 16:49:10:

投稿日:2010/09/03 09:47

【389】「公開討論を卑劣悪質俗悪にしたゴロ○○記者実名」

植草一秀の『知られざる真実』
マスコミの伝えない政治・社会・株式の真実・真相・深層を植草一秀が斬る
<< 見識・能力・人物の格差歴然の代表選公開討論 | トップページ 2010年9月 3日 (金)
「公開討論を卑劣悪質俗悪にしたゴロ○○記者実名」

民主党代表選に向けて小沢一郎氏と菅直人氏の公開討論会が行われた。

 代表選は主権者国民と悪徳ペンタゴンによる日本政治の実権をめぐる闘いであることを正確に認識しなければならない。
 
 NHKの偏向報道について指摘してきたが、「山科恭介 夢想弄翰」様がNHKのカメラワークに悪意があるとの感想を持たれたとのことだ。公開討論会でのカメラワークは、鳩山代表誕生時のカメラワークよりは微妙なものだったが、小沢一郎氏の発言の際に限って、下からの悪質なカメラワークが数度にわたって用いられた。
 
 一般視聴者が気付かない巧妙な手法である。
 
 日経新聞が掲載した写真にも偏向がくっきりと浮かび上がる。映りの良い菅直人氏の写真と映りの悪い小沢一郎氏の写真を並べれば、少し注意深い人には偏向の意図が見えてしまう。この点では、悪の次元がまだまだ手ぬるい。
 
 テレビ朝日番組も背景に掲げる大型写真パネルでの小沢一郎氏写真は多数のなかから選びぬいた映りの悪い写真である。表情の良いもの、悪いものは一目瞭然で、番組の偏向スタンスを計測するバロメーターになる。
 
 公開討論会報道では、普天間問題について、沖縄県民と米国の両者が納得できる案を得るために知恵を出すべきだと言ったことについての質問に、小沢氏が特定の具体案を前提にしたものではないと説明した。
 
 仮に小沢氏が何らかの「腹案」を持っているにせよ、公開討論の場でその「腹案」を開示するわけがない。案があるのかどうかは別にして小沢氏は、沖縄県民が強く反対している以上、このままでは何も進まないから、よく知恵を出して検討しなければならないと述べたまでだ。正論である。
 
 菅直人氏は沖縄県民がどう反対をしようが、日本政府が一度米国と合意を作った以上、これを押し通すだけだと言い続けている。小沢氏の姿勢とは対照的だ。
 
 菅直人氏が提出した政見メモには、
「何より沖縄の方々の理解を得るため、誠心誠意説明を尽くします」としか示していない。沖縄の人々が体を張って抵抗しようが、何が何でも押し通すとの姿勢が示されている。
 
 鳩山政権が退陣に追い込まれた主因が普天間問題である。菅直人氏は鳩山前首相が身を賭して決めた合意だから守るの一点張りだが、一番大切な民主主義の原点を踏みにじっている。
 
 鳩山前首相自身、5月14日に、沖縄県民の同意を得ることを優先すると発言しているのだ。それにもかかわらず沖縄県民の意思を無視して日米合意を決めたから、鳩山内閣は内閣総辞職に追い込まれたのだ。菅直人氏はその鳩山政権の副総理を務めていた。その菅直人氏が鳩山前首相辞任後に、沖縄県民の意思を無視するところから出発したことが異常であると言わざるを得ない。

 テレビ朝日「報道ステーション」の古舘伊知郎氏は、小沢氏の発言が後退したと論評したが、公共の電波を使って根拠のないウソを言ってはいけない。小沢一郎氏の発言は共同会見と公開討論でまったく変化していない。より詳しい説明を求められたから詳しく答えただけだ。
 
 読売新聞橋本五郎氏もウソを言ってはいけない。橋本氏は、「みんな県外だと受け止めていますよ」と発言した。
 
 橋本五郎氏はいつ、どのように、「みんな県外だと受け止めている」ことを確認したのか。少なくとも私は橋本五郎氏から質問を受けていない。私は小沢氏が具体案を持っていると決めつけていない。
 
 読売新聞の記事はこの程度の判断力によって書かれていることが改めてよく分かった。これで、普段の記事の質がよく理解できる。裏付けなど皆無なのに、「みんなそう思っている」と断定できるのだから、たいしたものだ。
 
 橋本氏もそうだが、毎日新聞の倉重篤郎氏も自分を何様だと思っているのか。「政治とカネの問題にいかざるをえない。小沢さんご覚悟下さい」とは、一体何か。「いかざるをえない」もウソである。単に倉重氏が「いった」だけだ。
 
 自分が勝手に行くものを、必然であるように表現するのは虚偽表現である。「政治とカネの問題にいきたいと思う」と言わねばならない。

橋本五郎氏(読売新聞)
倉重篤郎氏(毎日新聞)
星浩氏(朝日新聞)
原田亮介氏(日本経済新聞)
が、悪徳ペンタゴン4人衆、討論会で顔の映らなかった4名である。

 小沢氏の秘書逮捕問題、検察審査会の問題をそれだけ大事だと思うなら、なぜ、その内容を詳しく新聞読者に伝えないのか。
 
 昨年3月3日に逮捕された大久保隆規氏(「三三事変」)。逮捕事由は、未来産業研究会と新政治問題研究会からの献金を事実通りに記載したことについて、資金の出所が西松建設だから虚偽記載にあたるというものだった。
 
 二つの政治団体が架空団体である場合は西松建設と書くべきところだが、政治団体に実体がある場合には、二つの政治団体名を書かねばならない。これが法律の規定だ。
 
 大久保氏の第2回公判で西松建設元総務部相が二つの政治団体は事務所も人員も持ち、実体のある政治団体であると大久保氏に説明していたことを証言した。大久保氏の行動は合法だったことが明らかにされた。不当逮捕だったのだ。本来このニュースは一面トップの重みがある。
 
 昨年の3月3日にこの不当逮捕が行われていなければ、昨年9月に小沢政権が誕生し、2013年まで政権を維持していたはずだ。短期間に首相が代わることもなかったはずだ。
 
 この重要事実を詳しく報道したことがあるのか。二つの政治団体から献金を受けた国会議員は数10名の単位で存在する。そのすべてが、二つの政治団体名を記載して報告しているのだ。そのなかで、小沢氏の秘書である大久保氏だけがただ一人逮捕されたのだ。この重要事実も報道したことがあるのか。
 
 朝日新聞の星浩氏は、
「検察審査会と別に、小沢さんの場合は3人の秘書経験者が逮捕され立件され公判が始まろうとしている。公設秘書もいるが、彼ら自身の政治資金を集めたのではなくて小沢さんの政治資金について起訴立件されたわけだ。虚偽記載額は計算にもよるが、18億に上るわけだが」と発言した。
 
 この「18億」というのは一体何か。約4億円の不動産を取得したことに関する収支報告書への記載が問題になっている。農地法5条による農地の転用許可の関係で、2004年10月の売買契約にかかる不動産登記が2005年1月にずれ込んだ。売買を行う際に銀行融資が間に合わず、一時的に小沢氏が資金を立て替えた。建て替えは報告書に記載しないでよいこととされていたために記載しなかった。これが「虚偽記載」だとされた。
 
 この資金の出入りを、すべて別々に足し合わせると18億円の数字になるが、この問題を18億円とする人は、この世には一人もいない。何も知らない市民が18億円と聞けば、18億円の問題だと考える。その効果を狙って18億と発言したことは明らかだ。
 
 星浩氏の記者生命は、社会的にはこの発言一つでジ・エンドだ。悪徳ペンタゴンには評価されるのかもしれないが、あまりにも浅はかなので、効果は小さい。本当の悪は、こんなところで尻尾を出さない。見破られないように細心の注意を払うのがプロの悪である。
 
 余談になるが、池上彰氏は、昨年5月の民主党代表選で鳩山氏が選出された際に、フジテレビ番組で「民主党は愚かな選択をした」と発言した。悪徳ペンタゴンは岡田克也氏を当選させたかった。この一言で、この人物のジャーナリストとしての生命は終焉している。
 
 不動産取引にかかる秘書逮捕は、大久保氏の裁判で検察大敗北が決定的になったために、検察がさらに暴走したものである。大久保氏公判が昨年1月13日にあり、大久保氏の無罪が動かし難いものになったため、急きょ、1月15日に石川知裕衆議院議員などが逮捕されたのだ。逮捕事由は、不動産取得時期の2ヵ月のずれ、立て替え払いを記載すべきかどうかという、完全な事務上の問題である。
 
 犯罪とはかけ離れたものである。このことを小沢氏が、実質的な犯罪と認められるようなことがなかったと説明しているのだが、マスゴミが詳細を報道しないから、なかなか十分に理解されないのだ。逆に、ごろつき記者たちは、自分たちが説明を怠っていることについて、小沢氏に説明責任を転嫁している。
 
 新聞がページを割いて詳しく解説すれば、日本国民の誰一人として、それ以上の説明責任を求めることはないと思う。小沢氏の説明責任を言う前に、マスゴミに報道責任がある。
 
 検察審査会の問題も、外国人に対する偏見を抱く、極めて偏っていると見られる団体があり、外国人参政権法案を阻止するために小沢氏の問題を検察審査会に申し立てたことが、すでにネット上で明らかにされている。
 
 この団体の幹部は威力業務妨害などで逮捕もされている。このような重要事実を細かに報道したうえで、小沢一郎氏に対して「説明責任」を求めるのなら少しは理解もできる。
 
 民主党代表選は日本の内閣総理大臣を決める極めて重要な行事である。ごろつき記者たちが代表選を私物化し、低劣で下品なものに貶めることは許されない。記者クラブでの討論会を中止することも検討べきだろう。
 
 記者クラブに所属しない優れたジャーナリストは星のように多く存在する。開かれた討論会にする必要がある。
 
 新聞の再販価格制度、少数業者による電波独占も見直しの時期が到来している。NHKが国民から受信料を徴収するなら、視聴者がNHKの経営に関与する仕組みを作らなければおかしい。
 
 日本の世直しを進めるには、マスゴミから集中攻撃を受ける小沢一郎氏を、日本国民が体を張って新代表、新内閣総理大臣の地位に引き上げなければならない。

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/09/03 07:42

【388】「私は小沢一郎を支持する(1)~森永卓郎」

「ゲンダイ的考察日記」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010/09/02(木) 20:50:20
「私は小沢一郎を支持する(1)~森永卓郎」

米国に「ノー」と言えなければ経済有事に対応できない

危機的状況にある日本経済を立て直すには、小沢さんの力が必要です。
円高・株安の“経済有事”に対応できるリーダーは、菅首相ではなく小沢さんです。

菅首相の経済政策は、①財政規律重視 ②金融引き締め ③対米服従 が3本柱になっています。
実は、この路線は小泉元首相と同じです。菅首相が続投すれば、国民は格差社会の拡大に苦しめられることになります。

ほとんどすべてのエコノミストは、為替介入をせず、金融緩和を打ち出せなかった菅首相の無策に失望しました。なぜ、機敏に動けないのか呆れたのです。

考えられる理由はひとつしかありません。米国を怒らせるのが怖いのです。米オバマ大統領は、輸出を倍増させて経済成長をはかる政策を打ち出しています。それには為替相場でのドル安は欠かせない。現状の円高基調は大歓迎なのです。

もしそれを止めようとして、円売り・ドル買いの為替介入をすれば、オバマ大統領の成長戦略は根底から崩されます。当然、米国はカンカンになるでしょう。米国を怒らせた首相は短命で終わるのが常。鳩山前首相もそうでした。菅首相はそれを恐れ、手をこまねいているわけです。

小沢さんは違います。米国の方針に「ノー」を突き付けられる唯一の政治家です。きのう(1日)の会見でも、米軍基地の移設問題について「米国とも話をする」と言っていましたが、経済でも日本の立場を主張し、為替介入や金融緩和といった必要な政策を実行するでしょう。

大規模リコール問題でやり玉に挙げられたトヨタのように予想外の嫌がらせを受けるかもしれません。小沢本人も、攻撃されるでしょう。しかし、日本を踏み台にして成長しようとしている米国を止めなければ、日本は沈没してしまうのです。

無駄を削減すれば財源は出る
小沢さんは、消費税増税の前にムダの削減が必要と訴えています。衆院選マニフェストには、公務員の人件費を20%削減するとありました。その実現を目指せば、大変な反発を受けるのは目に見えています。でも、公務員や独立行政法人の職員の給与を、中小企業まで含めた“民間並み”に引き下げれば消費税を10%に引き上げるのと同じくらいの財源は生み出せるはずです。小沢は血まみれになってもやるでしょう。

米国に服従し、経済対策で二の足を踏み、公務員との軋轢(あつれき)を恐れて増税路線を選択する菅首相には、何も期待できません。
【私は小沢一郎を支持する~森永卓郎】連載①より

(日刊ゲンダイ 2010/09/02 掲載)

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まったくその通りです。テレビでもっと小沢支持を語ってください、森永さん!

楽しい連載も始まったというのに、毎日更新が出来ず申し訳ありませんm(__)m

(転載貼り付け終了)

直  投稿日:2010/09/03 07:39

【387】「小沢一郎の一連の含みある発言の「本音」を分析、代弁を試みる」

「世相を斬る あいば達也」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010年09月03日
「小沢一郎の一連の含みある発言の「本音」を分析、代弁を試みる」

今夜のコラムは、一昨日、昨日の民主党代表選における共同会見及び公開討論会における小沢一郎の発言、また質疑応答における含みのある発言を全体の流れや知り得る限りの小沢一郎の情報をもとに、筆者なりに分析をし、小沢がブッチャケ言おうとしている本音を推察してみようと思う。あくまで推察の範囲なので、妄想小説だと思って読んでいただけるとありがたい。(笑)

本題に入る前に一言。2日の討論会が記者クラブ開催と書いておきながら、後になって「あの癒着の巣窟・記者クラブか~」と嫌な気分になったのだが、なになに小沢は記者クラブの4悪人に囲まれながら「蛙の面に小便、屁の河童」と云う風情だった。小沢一郎と云う政治家にとって、新聞記者などと云う人種はまったく眼中にと云うか、所詮報道屋だと端から呑み込んだ姿勢を見ると、成程マスメディアが小沢を嫌い、怖れている現状がよく理解出来た。星浩や橋本五朗ら質問者が気圧されている雰囲気が手に取るように判った。質問者の顔の表情が見られたらもっと面白かったろう。

討論会とか共同会見と言いながら、小沢一郎の良くも悪くも「ワンマンショー」になっている事実に菅直人の陣営は焦りに焦っている事だろう。刺身のツマにすらなっていないのだから、憐れな存在である。何故ここまで菅直人の発言や態度が話題にならないかと云うと、明らかに中身がないからだ。空疎な美辞麗句とキャッチコピーをワンフレーズで口から垂れ流すだけだから、“ン!”と耳をそばだてる必要がないのだ。おそらく一世を風靡した小泉純一郎スタイルを踏襲したようだが、成り上がり政治家には似合わない。正直、菅夫人がタオルをリングに投げた方が適切な判断なのではないのだろうか。(笑)

それでは注目の小沢の発言を分析してみる。

① 小沢「2011年度予算編成の概算要求に当たり、一律10%カットという決定がされた。自民党政権と同じ手法で同じ結果しか出ないのではないか。」

代弁:財務省に相談してシーリングの提出時点で一律10%カットは財政再建に着手した象徴的事象だ。経済対策も円高対策もなにもせずに、財政再建に舵を切ったも同様である。やたらと雇用・雇用と叫ぶが、デフレ需給ギャップが存在する状況下で財政再建に舵を切るのは経済そのものを知らないだけだ。「赤字国債を垂れ流した責任は財務省にあり」などとパフォーマンス発言をしても意味はない。最重要課題は経済再建だと云うメッセージを国民や市場にまず提供しなければならない!はじめに誤ったメッセージを発することは、その政策の失敗を意味する。

② 小沢「自分たちが国民に約束した主張を実行していくためには、参院でも過半数を有することは本当に大事なことだ。 このままだと仮に民主党政権が続くとしても9年、12年の歳月をかけないと過半数はなかなか難しい。」

代弁:いいかね菅君、参議院を制する者が国会を制するんだよ。だから鳩山と俺は直前に辞任したんだよ。少しでも多く当選者を獲得する為に自らの首を差し出したのだ。それをオマエは台無しにした、その罪は万死に値する。にもかかわらず「天の配剤」などとぬけぬけと語る、盗人猛々しいとは君のことだよ。もうこれでは民主党は立ち行かないと思ったから助け船を出したんだ。それさえも、コロコロ寝返りのように変え捲り、だから俺は決意したんだ。これでは民主党が壊れる、日本が沈没するから出馬を決意したんだよ。こんな参議院のネジレを放置して、是々非々の野党に期待する?馬鹿も休み休みに言うものだ。9年も12年も、そんな綱渡りが続くと思っているのか?ここ3年総理でいたいだけの男に政権は委ねられん、だから俺がやむにやまれず出馬するんだよ。俺が政権を取ったら、やるぞ~。この参議院のネジレは早々に決着をつけなければ、政治は出来ん! 連立を増やすしかないのだ、目星を俺はつけているぞ!

③ 小沢「政調をやめるべきだ と言ったことは事実だし、今もそう思っている。」

代弁:族議員の温床とも言える政調など残しておいてみろ。どいつもこいつも業界や団体の代弁者となり、族化するものだ。志高き若い政治家諸君に甘い蜜の味を教えるようなものである。子供を野放しにして、歌舞伎町で夜遊びさせるようなものである! 百害あって一利なし!

④ 小沢「議院内閣制では 最大与党の党首が首相を務めるのは当たり前のことだ。自民党時代も総総分離という話があったが、もってのほかだ。だからわたしも思い悩んで最終決断した。」

代弁:誰がそんな事を言ったのかね?君ら報道が作り上げたねつ造情報とか妄想だろうが。議院内閣制を知らんのか、民主主義を最も大切にしてる政治家に向かって、何と云う愚問を発するんかね。首相の激務に自分が耐えられるかどうか、だから思い悩んだのだよ。しかし、現状俺しかそれをする奴が居ない以上、死ぬ覚悟で出馬しているんだ!

⑤ 小沢(政治とカネ質問に対し)「謙虚に受け止めている。検察の捜査で、実質的に不正な犯罪事実は何ら無いことが証明されたものと思っている。」、「(検察で)実質的な不正犯罪はなかったという結論を得ているので、審査会の皆さんも理解していただいてくれていると思う。」、(検審の起訴相当が再度出たらの質問)「わたしも逃げません。」

代弁:8月28日付拙コラム「小沢一郎は検察審査会議決と訴追を尊重することも視野にあるだろう」で述べたように、裁判での決着は望むところだ。良いかね、行政から独立しているとはいえ一部組織である検察が不起訴にした話だよ。行政に関わる責任ある立場の人間は、行政の一部検察が不起訴にした案件をとやかく言うこと自体、憲法に抵触するかも知らんのだ。岡田君・千葉君などは裁判を起こしても良いくらいの放言なんだよ。菅君、君も同類なのかね?裁判が行われることはやぶさかではない。検察の問題点が浮き彫りになるのも悪くないだろう。しかし、行政の長になった内閣総理大臣と云う立場で、行政組織の検察の瑕疵を殊更表沙汰にするのは気が引けるのも事実だね。村木裁判で恥を晒し、国民の検察への信頼が揺らぐことは憂慮に堪えない。その上、俺の裁判で検察の捜査段階からの全体像が公になり、更なる検察への国民の信頼が揺らぐことは、憂慮に堪えんよ。

⑤ 小沢(円高への対応質問)「円の評価が上がること自体は長期的に見て悪いことではない。ただ急激な円高は弱い者にしわ寄せがくる。(各国との)協調介入ということなら別だが、日本だけで世界が円高を容認している中ではなかなか効果は上がらないが、そのくらいの覚悟でやるべきではないか。」

代弁:総体的に円高は悪いことばかりではない。しかし、急激な円高は輸出企業は体力がタップリあるからダメージは少ないだろうが、その関連する中小零細企業の経営を直撃するわけだから、協調介入が難しい時期であっても「これは行き過ぎだ。アメリカも少しは同盟国の経済を考えた動きをして欲しい」と米国に財務大臣が飛んでいく位の勢いを見せないとメッセージは伝わらない。つまり、政治主導の外交的為替運営が出来るような内閣でなければならないのだよ。軽井沢で総理の椅子の守り方なんて考えている暇はないはずだ。慌てた姿を見せるのも外交だよ。俺なら断固一国でも「行き過ぎの円高は為替介入!」と米国に発信するね。ガイトナー財務長官が日本に飛んでくるような行動が必要なのだ、それが政治主導というものだ。だから君は隷米なのだよ、米国が怖くて対等の関係などと言うものではない。対等だと思うなら、友を怖れてはイカン、友には言うべきことは言わなければならない。

*政策の財源、消費税、普天間移設、健康問題、解散総選挙は長くなり過ぎたの明日追加の予定。

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/09/03 07:34

【386】「党首選に一般国民参加を扇動する手法の問題点 – 政党政治の否定」

「世に倦む日日」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010.9.2.
「党首選に一般国民参加を扇動する手法の問題点 – 政党政治の否定」

菅直人とマスコミは、この代表選が総理を選ぶ選挙であることを強調し、国民に直接支援を呼びかけ、世論を動員して党員・サポーターや地方議員に圧力をかけるよう要請を繰り返している。テレビの報道番組は、どの局も露骨に菅陣営に与し、視聴者に向かって行動を起こすよう扇動していて、昨夜(9/1)のNHKの大越健介もそうだった。大越健介は、生出演した菅直人に対して、もっと強く消費税増税を訴えろと発破までかけていた。消費税増税は、わずか2か月前の選挙で国民に拒否された政策公約である。NHKは放送法の第1条と第3条をどう考えているのか。大越健介の偏向と非常識は極端で目に余るものがある。公共放送のNHKのキャスターとして適正と言えない。さて、この菅陣営とマスコミが扇動している一般国民の民主党代表選への積極介入の問題だが、まず、こうした政治報道は、これまで一度も見たことがない光景だ。自民党総裁選では、マスコミは視聴者が辟易するほど公共の電波で大量に宣伝放送を流したが、そのときですら、国民に向かって、自分の支持する候補者を総理にするべく自民党の議員や党員に直接声を届けろとは言わなかった。関心を持って見守りましょうというレベルのメッセージだった。宣伝はしたが扇動はしていない。その異常さと気味悪さを冷静に確認する必要がある。「ファシズムの中の代表選」という認識は、眼前の現実を言い表す表現として決して誇張ではない。  

以下、政党政治の本来性の観点から、もう少し問題点を掘り下げて考えよう。結論から先に言えば、この一般国民への選挙動員の手法は、政党の代表選挙の意義を失わせるものだ。例えば、政党政治の本家と言われる英国で、労働党や保守党の党首選挙において、ある候補が党員以外の一般国民に圧力行動の援護を促し求めるという事態があるだろうか。党員が党のリーダーを選ぶ選挙なのである。これでは、労働党の党首を選ぶのに、政敵である保守党の党員にも間接介入を働きかける矛盾を意味する。政権党の党首選は、確かに一国の首相を選ぶ選挙となるが、英国の保守党が党首選を催行するとき、労働党員を含む一般国民に選挙を左右する圧力行動をかけるよう強引に嗾けるなどという想定は考えられない。そんなことをすれば、保守党の党首選びに労働党の意思が反映し混入するからだ。実際に、テレビで大越健介と古館伊知郎に参加を呼びかけられている国民は、参院選で自民党に投票した者たちであり、自民党の政策を正しいと判断している者が半分なのである。すなわち、第一に、菅陣営の手法で党首選をやれば、民主党に敵対する勢力の政策意思が民主党の党首選に混入し、その結果、当選する党首の政策は、自民党と民主党を足して二で割ったような性格に薄まる結果に導かれる。原理的にはそうなる。民主党の政策が、民主党の綱領や理念から離れる危険性が助長される。

例えば、消費税増税の問題について、民主党支持者の多くはそれに反対の立場だろう。比較して、自民党支持者は賛成の者が少なくない。政党支持別に消費税増税の賛否を問えば、世論調査の数字はその傾向が出る。そのとき、民主党の代表選で消費税増税が争点になり、二人の候補の間で政策が分かれ、自民党支持者も含めた国民一般に代表選への参加が呼びかけられ、地域の民主党議員事務所に声を届けろと言われ、自民党支持者が積極的に動き、消費税増税に賛成の候補に投票しろと圧力がかかったときはどうなるのか。それを国民の声として地域の民主党議員が受け止めてしまったらどうなるのか。そういう問題がある。地域の民主党議員が拾わなくてはいけないのは、自民党支持者の声ではなく、民主党支持者の声である。事務所に届けられる声は、必ずしも民主党の政権継続を認める立場からの政策要求ではない。これは、マスコミ報道が街で拾って放送する「国民の声」も同じで、彼らの中には自民党支持者が多くいるという事実を忘れてはいけない。民主党の代表選にネガティブな反応を示し、「国民不在だ」とか「政策不在の抗争だ」と貶しているのは、マスコミに洗脳されて口パクしかできないB層もいるが、少なからず自民党に政権が戻ることを期待する国民であるという疑いを持っていい。政治に対して無色透明な「市民」などいない。編集でセレクトされてオンエアされる「街の声」は、本当は「マスコミの声」である。

第二に、政党が選ぶ政党の指導者は、その求められる資質や能力や思想は、国民全体の指導者と必ずしもイコールではないという問題である。例えば、オバマは共和党の指導者としては認められない。マケインは民主党の指導者としては認められない。二人は、それぞれの政党支持者が選んだトップなのであり、二党に選ばれた二人が対決するのが大統領選だ。もしも菅陣営とマスコミが言うように、政権党の党首選には広く国民が参加するべきで、一般国民の政策意思が反映された結果になるべきだと言うのなら、最初から首相公選にすべきで、英国のモデルを移植した二大政党制の制度で政治をする意味はないだろう。また、代表選のポイント計算に、一般国民の票の比重も入れ、実際に投票を受け付ければいい。そうすれば、より広範な国民の意思が党首選に反映される。しかし逆に、民主党という政党の指導者を選ぶ意味や契機は失われる。政党とは、理念と政策を共有する同志の集団である。政党とは英語でPartyと言うが、Party(政党)はPart(部分)に由来する。と、山口二郎が言っていた。社会全体の部分の利害を担い、主張を代表するのが政党である。部分は全体ではない。PartはあくまでPart。民主党は、代表選で民主党の理念を実現する指導者を選ばなければならず、民主党と自民党を足して二で割って政策を薄めた指導者を選んでも仕方がないのだ。したがって代表選挙は、民主党とはどういう政党か、何をめざす政党かを党員がクラリファイする機会でもある。

第三に、代表選で民主党が選ぶ指導者は、何より民主党という組織の基盤を強化し、地域で党員を増やし、選挙で勢力を拡大する能力を持った人間でなければならないという問題である。Partは拡大させないといけない。この点が、今回の代表選の政治で最も見失われ、報道が国民に隠蔽している決定的事実である。党首選で選ぶのは、組織を作り固め、支援者の輪を広げ、選挙に勝つ党首である。議員の立場から本音を言えば、選挙で当選に導いてくれるカエサルのような戦上手のリーダーである。マスコミ報道の「国民世論」の支持率など関係ない。そんなものは移ろい変わるもので、数か月経てば状況が変わっている。マスコミが評価する指導者を党員は信用するべきではない。マスコミの保証書などあてにならないものだ。菅直人は選挙に弱く、その資質は参院選で証明された。あのような楽勝の選挙を惨敗に導く愚昧な政治家を、民主党の党員や議員は党首に戴くべきではない。菅直人は幹事長のとき、民主党の地方組織を整備拡充する仕事が全くできなかった。党務の才能を持っておらず、不得手で、そのことが菅直人の派閥(菅G)の小ささとも関連している。その逆が小沢一郎で、小沢一郎が代表に就いて以降、地方での民主党の党勢躍進は著しいものがあった。政策が当を得て、組織戦略に手抜かりがなかったから、3年前と1年前の選挙で圧勝したのである。選挙を勝利に導いたカリスマは小沢一郎だ。このシンプルな事実は認めなくてはいけない。そして、代表選の争点として決定的なものだ。

演説の上手さやテレビ映りの良さも、確かに指導者を選ぶ上での重要な要素である。だが、どれほど見栄えや聞こえがよくても、頭がよくて政策理論の弁論に長けても、選挙に弱い党首では何にもならない。小沢一郎は、新人の候補者に対して、辻立ち千回とか、握手と名刺配りのノルマとか、そういう選挙活動の基本を叩き込む。その体育会系的なドブ板の特訓は、田中角栄譲りのもので、私のような古い世代の者は見ていて気持ちがいい。二世の官僚上がりとか、知事のドラ息子とか、日銀出身とか元新聞記者とか外資系ファンド(ハゲタカ)出身とかの生意気な若僧が、口先三寸で評論家のようにテレビで舌を回しながら、新人議員だとか当選2回だと言って出しゃばる光景は、不愉快な気分が高じて憂鬱になる。そういう連中の跳梁跋扈は、自民党政権の時代で打ち止めにして欲しかった。元キャバ嬢の大田和美とか、生きるために仕事を選べなかった田中美絵子のような若者が、国民代表になってよいのであり、底辺の庶民の出発点から国民の役に立つ政治家に成長すればよいのだ。彼らを一人前に育てるのが小沢一郎の政治手腕であり、すなわち、小沢一郎の指導と薫陶を受けることで、どんな学歴や肩書きのない者でも、一個の有能な政治家に育つことができるのである。東大卒や慶大卒でなくてもよく、裕福な家の子弟の官僚や記者や研究者でなくてもよいのだ。今の時代、それは夢のあるシンデレラ物語であり、人々に希望を与える話ではないか。政権交代を媒介したマグマとエネルギーは、そういう深層のところにも原因がある。

田中美絵子の言葉は率直で、私は同情を覚えるし、努力して立派な政治家に育って欲しい。本当のところ、普通の庶民は、親に恵まれた者以外は、若者も中年も稼ぐために仕事を選べないのが時代の現実ではないか。大卒の新卒者でさえ、50社も100社も履歴書を送って就職させてもらえない時代ではないか。人は、自分に与えられた環境と条件の中で生きて行かなくてはいけない。自分が持つものの中で、市場で稼ぎに代えられる何かを探さなくてはならない。誰しも同じだ。貴賤はない。田中美絵子の経歴情報は、決して不名誉なものではなく、国民代表の責務を果たす上で不具合なものではない。田中角栄にも学歴がなかった。学歴のなかった田中角栄だが、戦後の政治で国民にとって重要な実績を残している。4年前、民主党の代表選で小沢一郎と菅直人の一騎打ちとなり、テレビ朝日のスタジオに二人で生出演して討論したことがあった。座席後方のパネルに、市川房枝と田中角栄の写真があった記憶がある。そのときは、菅直人のキャリアが正統的に麗しく見え、田中邸に秘書で詰め、経世会の陣笠から出発した小沢一郎の経歴を価値のないものだと思ったものだ。民主党の関係者、地方議員や党員サポーター、そして県連と連合の幹部は、この代表選に当たって、誰が次の時代を担う若手を発掘し育成できるのか、教育指導者としてどちらが適性と技能があるのか、実績があるのか、その点を間違えることなく評価して党首を選んでいただきたい。選挙はまたある。勝って生き延びなくてはならないし、人材を育成して次の時代に備えなくてはいけない。

以上、政党政治の観点から、マスコミや菅陣営が唱える「国民の参加と圧力」の言説と手法について批判した。

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/09/02 20:53

【385】「関ヶ原合戦と民主党代表選は相似形、菅首相と小沢前幹事長のどちらの味方か、負けた民主党議員は、斬首!」

「板垣英憲『マスコミに出ない政治経済の裏話』」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010年09月02日 20時30分22秒
「関ヶ原合戦と民主党代表選は相似形、菅首相と小沢前幹事長のどちらの味方か、負けた民主党議員は、斬首!」

◆「民主党代表選は、天下分け目の関が原合戦の様相だが、勝算と戦略を聞きたい」といった趣旨の質問が投げかけられた。9月2日午後1時すぎから3時すぎまで、日本記者クラブで民主党代表候補公開討論会が行われ、NHK総合テレビで約2時間中継された。同じ党内での代表選なのに、いかにもライバル政党・自民党との間で繰り広げられる政権争奪戦でもあるかのような質問の仕方であった。
 菅直人首相は「全国のみなさんの激励を受けて戦いたい」と、小沢一郎前幹事長は「代表選が戦いであるとすれば、勝利をめざして戦う。勝敗は別問題で、結果はどうあれ、挙党一致でいく。アメリカでは、オバマとヒラリーが大統領選挙戦中は、お互いに罵り合っていたのに、終われば仲良くやっている。そのようにしたい」とそれぞれ答えていた。
◆しかし、日本の場合、現実には、選挙の後、そううまくはいかない。とりわけ小沢前幹事長は、一旦敵に回った者に対しては、厳しく報復するのが、常である。これは、師匠の田中角栄元首相譲りのところがある。その最たるものが、選挙において「刺客」を送って落選させる手法である。
 たとえば、師匠・田中元首相は、「おじいちゃん」の愛称で知らた西村英一(1897年8月28日 ~ 1987年9月15日、運輸官僚出身、自民党副総裁)を信頼しご意見番とし、田中派(七日会)の初代会長に充てていた。だが、1979年10月の総選挙後、大平、田中の主流派と福田、三木武夫、中曽根康弘ら反主流派は四十日抗争を繰り広げていたなか、西村副総裁は両陣営の調整役を務めた。1980年6月の総選挙(衆参同時選挙)中に大平が急死し西村副総裁は自民党総裁代行として総理大臣臨時代理の伊東正義と二人三脚で選挙運動を遂行していた最中、田中元首相の知らないところで、大平政権の後継として西村副総裁の名前が上がったことから、怒った田中元首相が、秘書の佐藤昭子を使い、西村副総裁のライバル田原隆前衆院議員を実質的な「刺客」に仕立てて積極的に支援、このため西村副総裁は落選(次点)、その後、政界引退に追い込まれた。たとえご意見番であっても、「背いた者」には容赦はしなかったのである。
◆弟子の小沢前幹事長は、師匠の手法を踏襲している。「来る者拒まず、去るもの追わず」をモットーにしながら、とはいえ、「背いた者」には、師匠同様に容赦はしない。この点から、小沢前幹事長は9月1日、自分の陣営と菅陣営がそれぞれ開いた「総決起集会」に参加した顔ぶれに神経を集中していた。読売新聞は2日付け朝刊6面「国際面」に「菅・小沢両陣営 総決起集会の参加者」(菅氏は読売新聞調べ、小沢氏は小沢陣営調べ)を掲載している。
 総決起集会の参加者は、菅陣営は120人、小沢陣営130人。全議員412人なので、態度を決めていても何かの都合で参加できなかったり、様子見の中間派(勝ち馬に乗ろうとしているで者を含む)であったりの国会議員は、162人(39・3%)ということになる。
 両陣営が狙っている陣笠・新人衆院議員は全体で143人、このうち菅陣営に37人、小沢陣営に49人が駆けつけた。ただし、両陣営ともに、スパイを送り込んでいると見られ、実数には、増減がある。態度が不明の陣笠・新人衆院議員は、残り57人ということである。
◆民主党代表候補公開討論会のなかで、小沢前幹事長は、「衆参ねじれ」を解消するための方法として「他党との連立、組み換えを想定しているか」と質問を受け、「いまは選挙戦が始まったばかりで、選挙後のことを言うのは不謹慎。もし、勝利したときは、スカッと申し上げます」と答えていた。これは、小沢前幹事長が代表選挙に勝利すれば、直ぐにスカッと言えるところまで、連立組み換えの下準備を済ませていることの証拠でもある。事実、小沢前幹事長は、参院選後、水面下に深く潜り、各党トップクラスとの折衝を進めていた。自民党の一部、みんなの党、たちあがれ日本、新党改革、国民新党、公明党である。
 各党は、菅政権は「左翼政権」と感じて、菅首相との連立を嫌っており、連立は難しく、「衆参ねじれ」の解消は絶望視されている。このためか、菅首相は、公開討論会での質問に対して、「野党時代の民主党が作成した金融再生法案を自民党に丸呑みしてもらった。本当に国民ために謙虚に話し合い、共に責任を感じて行けば、合意形成はあり得る。政策合意して法案を成立できる」と延べ、熟議の民主主義による合意形成に期待していた。だが、自民党は、政権奪還を激しく対抗してくる可能性が大であり、連立組み換えにより参院で過半数確保ができなければ、2011年度政府予算案の国会審議がヤマ場を迎える2011年3月に民主党政権は、デッドロックにぶつかる危険があるということだ。
 こうした危機状態を回避するには、どうしても他党との人脈豊富な小沢前幹事長の手腕が欠かせない。たった一人しか当選できない衆院小選挙区制下での連立組み換えは、本来は難しいけれど、他党とバッティングする候補者との調整に当たって、小沢前幹事長が、菅首相支持に回った陣笠・新人衆院議員を他党候補者に差し替えて支援することは、十分あり得る話である。当事者の1人として初めての権力闘争に加わる陣笠・新人衆院議員のこれからの命運を左右する代表選でもある。菅首相が勝利すれば、立場は逆転する。
 1600年9月15日の関が原合戦の人間模様は、410年の時空を超えた2010年9月14日の民主党代表選の人間模様とは、実に恐ろしく相似形である。菅首相と小沢前幹事長のどちらを支援するか、負けた民主党議員は、斬首!

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/09/02 17:09

【384】「共同記者会見 菅首相と小沢前幹事長を判定」

「ゲンダイネット」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010年9月2日
「共同記者会見 菅首相と小沢前幹事長を判定」

「政治とカネ」しか材料がない菅直人と民主党政権の理念の実現約束を強調した小沢一郎
 民主党の代表選は1日、菅首相と小沢前幹事長が正式に立候補し、2週間の戦いが始まった。
 さっそく両者は共同記者会見に臨んだが、呆れ返ったのが菅の言い草だ。「政権発足してまだ3カ月」「これから政治主導を本格化する段階に入ってきた」とか、言うのである。
 政権発足後3カ月間、ナーンにもしなかった菅政権への評価は市場が雄弁に物語っている。政治主導はガタガタになり、役人の高笑いが聞こえてくる。これじゃあ、国が滅びてしまう、と小沢が立候補を決めたのである。その小沢はこう決意表明した。
「政治主導、国民主導の政治をつくらなければならない。政権交代以来の主張と実態が少し違う。そこに国民の期待が薄れている原因がある」
 これに対して、菅は「自分はまだ3カ月じゃないか」とばかりに居直ったのだ。経済アナリストの菊池英博氏は仰天していた。
「この3カ月間に菅政権は参院選で惨敗し、円高を放置し、財務省主導で歳出1割カットという政治主導とは程遠い予算編成方針を決めました。国家戦略室も棚上げし、民主党らしさは完全に失われた。これから政治主導を本格化させると言われても、口からデマカセにしか聞こえません」
 菅が財務官僚に籠絡されていることは、国民だって知っている。唐突な消費税増税発言からも明らかだ。こうした批判を意識してか、会見で菅は「財務省こそが野放図な財政を放置してきた張本人」とか力んでいたが、こういう発言も空々しい。だったら、どうやって政治主導を確立するのか。その具体的処方箋がないのである。

●攻め手がないから揚げ足取りの醜態
 政治ジャーナリストの野上忠興氏は「菅氏は現職総理なのにみっともなかった」と切り捨てた。
「空き菅といわれるように、菅首相には『これをやりたい』というものがない。だから、何かを打ち出すのではなく、相手への非難になってしまう。1日の会見でも小沢氏への当てこすりや皮肉、中傷がやたら目立った。現職の首相なのに余裕がない。権力にしがみつきたいのでしょうね。それがトロイカ体制をいったん受け入れながら、やっぱり、拒否するというブレになる。会見でも、いかに追い詰められているかがよく分かりました」
 菅は冒頭、「カネにまつわる古い政治から脱却したい」と強調、「小沢さんは(政治とカネについて)しっかりとした説明が必要だ」と攻めた。
「小沢さんが予算委員会で何時間も座っている場面は想像しにくい」と健康問題まで匂わせた。攻め手が「相手の揚げ足取り」しかないのだ。
 これに対し、小沢は政治主導とマニフェスト順守の必要性を堂々主張、さらに予算の組み替えによる財源の捻出方法、その額など、具体的に語った。こうなると、軍配は歴然ではないか。
「世論が頼みの菅氏ですが、小沢氏への攻撃は品がなかった。裏目に出たんじゃないですか」(政治評論家・山口朝雄氏)
 2人が並ぶと菅の薄っぺらさばかりが目立つ。菅に勝ち目なしである。

(転載貼り付け終了)