日本政界●情報メモ

1094 投稿日:2011/03/09 09:03

【559】阿久根市の竹原前市長Ustインタビュー

自由報道協会(2011年03月07日)

http://www.videonews.com/press-club/0804/001732.php

鹿児島県阿久根市の竹原前市長、仙波前副市長のUstインタビュー

1094 投稿日:2011/03/06 19:59

【558】副島隆彦 登壇 小室直樹博士記念シンポジウム第二部

小室直樹博士記念シンポジウム第二部(前半)
http://www.ustream.tv/recorded/13123376
小室直樹博士記念シンポジウム第二部(後半)
http://www.ustream.tv/recorded/13125164

1094 投稿日:2011/03/05 17:17

【557】ウォルフレン著『誰が小沢一郎を殺すのか?』

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/ より貼付
植草一秀の『知られざる真実』2011年3月 2日 (水)

ウォルフレン著『誰が小沢一郎を殺すのか?』

私たち日本人が必ず読まねばならない書、必読の書が出版された。
 
カレル・ヴァン・ウォルフレン著
『誰が小沢一郎を殺すのか?』
(角川書店、井上実訳)

である。

 私は昨年12月に
 
『日本の独立-主権者国民と「米・官・業・政・電」利権複合体の死闘』
(飛鳥新社)
 
を上梓したが、極めて類似した問題意識の下に執筆された書き下ろし新刊である。

 ウォルフレン氏は「人物破壊」という言葉を使う。欧米ではよく使われる表現だという。
 
「標的とする人物を実際に殺さないまでも、その世間での評判や人物像を破壊しようとする行為」
のことである。
 
 私も、その標的とされた一人として、「人物破壊」を、自らの過酷な体験を通して理解できる。
 
 ウォルフレン氏は、政治生命を抹殺するために用いられた手法が「スキャンダル」であり、「スキャンダル」を成功させるためには検察と新聞の協力が不可欠であると指摘する。
 
 そして、
 
「小沢氏の人物破壊キャンペーンに関する限り、これは世界のあらゆる国々の政治世界でも目にすることのない、きわめて異質なものだと結論せざるを得ないと指摘する。きわめて異質だとする焦点は、このキャンペーンが実に長期にわたって続けられていることにある」
とする。
 
「世界のどこを見回しても、ひとりの人間の世評を貶めようとするキャンペーンが、これほど長期にわたって延々と繰り広げられてきた例はほかにない」
と指摘する。
 
 小沢氏に対する「人物破壊」キャンペーンは1993年の政変以降、20年近くにわたって展開されてきた。その理由は、小沢氏が実際に何をしたかとはまったく関係がなく、彼と言う存在が体制側にとって最大の脅威であること、それこそが理由なのだとウォルフレン氏は指摘する。
 
 私は、『日本の独立』を、ウォルフレン氏とはまったく独立に、そして一切の接触なく執筆した。しかし、基本的判断、歴史的な経緯の分析などに無数の共通点があることに驚きを禁じ得ない。
 
 私は本ブログ2008年5月29日付記事に
 
「自民党が恐れる最大の存在は小沢一郎民主党代表である」
 
と題する記事を掲載した。
 
 利権複合体=悪徳ペンタゴンは小沢一郎氏を最大の脅威として、激しい「人物破壊」攻撃を浴びせ続けているのだ。併せて記述するのはおこがましいが、私が執拗な攻撃を受け続けてきているのも、同様に、悪徳ペンタゴンにとっての脅威、障害物と位置付けられてきたからだと認識する。
 
 ウォルフレン氏は小沢一郎氏に対する不正な「人物破壊」キャンペーンについて、
 
①日本を超法規措置によって支配する官僚機構からの視点、
 
②とりわけ、日本の政治システムのなかで特異な地位を占めている検察制度の特異性とその行動規範、
 
③「検察」とともに「人物破壊」を実行する実働部隊の一翼を担う「メディア」=「マスゴミ」の行動様式、
 
④日本を支配し続け、今後も日本支配を続けようとする米国からの視点、
 
から、説得力のある分かり易い主張を展開する。
 
 官僚機構・大資本・利権政治屋・マスゴミの四者を支配する、米国を頂点とするピラミッド構造。
 
 これが米官業政電の利権複合体、悪徳ペンタゴンの立体構造である。
 
 ウォルフレン氏はそのなかの、米国、官僚機構、マスゴミに焦点を当てる。官僚機構のなかでは、検察の特異性について欧米との比較の上に、日本の現実の異常さを際立たせる。

 ウォルフレン氏は次のように総括する。
 
「省庁の高級官僚と、ビジネス界やメディア界の幹部からなる日本の政治エリートは、アメリカ政府が日本の超法規的で非公式な権力システムの存続を支援してくれる見返りに、日本を引き続きアメリカに隷属させようとしている。」

 そのうえで、ウォルフレン氏は小沢一郎氏について、日本のどのジャーナリストよりも的確にその本質を表現する。
 
 米官業政電の日米利権複合体による上記の密約に対して、ウォルフレン氏は次のように記述する。
 
「小沢氏はもちろんそのような密約を反故にしたいと考えている。なぜなら彼が対米関係でめざすのは、日本の主権を確立することにほかならないのだ。」
 
 前段では小沢氏について、
 
「小沢氏は、日本が変わらなければならないことを知っている。しかも彼は本気でそれに取り組んでいる。そしてだからこそ、日本の旧態依然とした体制を変えまいと固執する勢力から見れば、そんな小沢氏は脅威なのだという事実を、我々ははっきりと認識しなければならない。」
 
と記述するのである。
 
 ウォルフレン氏は日本の未来について、
 
「もし私の分析が正しければ、日本が真に独立することで、この国の政治家と政党政治は旧態依然とした状態から解放され、よりよい民主主義が日本にもたらされることになる。」
と述べる。
 
 この意味での『日本の独立』こそ、私が拙著で主張した主題である。
 
 だが、ハードルは決して低くない。ウォルフレン氏は、
 
「いまなお日本にはふたつの異なる階層が存在している」
 
 と指摘する。
 
「すなわち、現実を知る手がかりを与えられたごく少数の人々と、政治を知らないか、あるいはたてまえの裏には本音があるかも知れないと疑ってはいても、その実態をしかと把握することのできない大多数の人々である。」
 
 ウォルフレン氏は、次の言葉でこの著作を締めくくっている。
 
「本書の結びにあたって、私は次のような質問を日本のみなさんに投げかけようと思う。果たして日本には、これまで縛りつけられてきたものからの解放を望む大勢の人々がいるのだろうか。そして彼らの結集をはかることで、変化をもたらすことを可能とするような、ひとつの強い声を生み出し、やがては日本を変えていくことができるのであろうか、と。」 
 
 第二維新を成就するには、眠れる獅子=日本のサイレント・マジョリティーが立ち上がらねばならない。この巨大な山が動けば、必ず日本は変わる。
 
 信頼を置ける米国ではない外国のジャーナリストが示してくれた、値千金の指摘を、日本国民が放置することは、あまりにももったいないことである。100万人の同志が新著を読み、情報を共有することが、大変革への第一歩になる。

 日本の政治状況を、日本を支配する米国ではない外国の人物からどう捉えられるのか。ウォルフレン氏の著作を読み抜くことは、この側面だけを捉えても意義のあることだ。

 米国は鳩山政権に対して、きわめて無礼な態度で応じた。鳩山前首相は首相に就任すると、米国の大統領を含む政府幹部と膝を突き合わせてさまざまな論議をすることを求めた。ウォルフレン氏はこれほど道理にかなったふるまいが一体ほかにあるだろうかと述べる。
 
 米国は鳩山首相の要望に応じないどころか、コペンハーゲンで開催された環境会議でヒラリー・クリントンと話す機会があったが、その後にヒラリー・クリントンが日本大使を呼びつけて鳩山首相がウソをついたと非難したのである。
 
 ウォルフレン氏は、
「二国関係のなかでアメリカのようなふるまいは決して許されるものではない。このような侮辱を受ければ、自国の大使を召還させることすらあるだろう。友人であるはずの日本に対して、アメリカがこのような態度をとるなど、信じがたいとしか言いようがない。」
と指摘する。
 
 さらに、
「これまで私を除けば、日本の政治や日米関係について詳細に検証し、それについて執筆し続けてきた非アメリカ人作家はオーストラリア出身のギャバン・マコーマックただひとりだ。」
と述べる。
 
 非アメリカ人の立場から、日本政治を詳細に検証し続け、客観的な立場から分析を提供するウォルフレン氏の指摘は、私たち日本国民にとって、きわめて貴重なものである。
 
 私がいくら主張しても耳を傾けない人も、第三国であるオランダの国籍を持つ正統派研究者の発する言葉であれば、耳を傾けようとするだろう。その意味でも、ウォルフレン氏の著作は大きな意味を持つのである。もちろん、その点を差し引いても、純粋な日本政治分析書として、ウォルフレン氏の検証は第一級のものであると私は確信する。
 
 詳細については、本書をお読みいただくとして、著書の紹介として、あと二点だけ、特記して多くの主権者国民にお伝えしておきたいことがある。
 
 ひとつは、ウォルフレン氏が日本の官僚主権構造、あるいは日本の政治システムの中枢として法務省=検察を位置付けていることだ。
 
 私もまったく同様の判断を持っている。官僚主権構造の中核は法務省=検察と財務省である。そして、このふたつの省は結託して日本支配の実権を手放そうとしないのである。
 
 ウォルフレン氏は日本検察の歪みを見事にあぶり出している。
 
 いまひとつは、現在の民主党主要議員について、きわめて的確な人物評価をウォルフレン氏が示していることである。ウォルフレン氏の人物評価は、当然のことながら、日本の主要メディア=マスゴミの提供する人物評価とはまったく異なる。
 
 私の人物評価、判断が、国内メディアにおいては、異端中の異端であるのとまったく同様に、ウォルフレン氏の人物評価も、その基準に照らすならば、異端中の異端ということになるのである。
 
 小沢一郎氏に向けられた銃口、「人物破壊」の刃は検察とマスゴミの結託によって生み出されるものである。マスゴミが「人物破壊」キャンペーンに乗らない限り、「人物破壊」は成功しない。「人物破壊」キャンペーンが成功するのは、マスゴミが積極的な役割を果たす場合に限られるのだ。
 
 マスゴミが適正な人物評価を示すわけがない。マスゴミの提供する人物評価は、必ず裏のある、特定の目的に沿ったものとなるのだ。
 
 日本の検察の特異性について、ウォルフレン氏の指摘はまさに正鵠を射る。
 
「日本では、法律は支配しているのではなく、支配されている。」
 
「日本の法律には、検察がみずから達成しようとする目標に合わせてできるだけ自由に解釈できるような、意図的に曖昧な表現が使われている。」
 
「検察は、どのようなケースを法廷に持ち込むべきかについても、かなり自由に判断することが許されている。」
 
「みずから裁判にかけたケースで、99.9パーセントの勝利をおさめる検察は、事実上、裁判官の役割を果たしているということになる。」
 
「裁判官もまた体制に大きく依存している。最高裁事務総局に気に入られるような判決を下さなければ、地方に左遷されかねないことを、彼らは考えなければならない。」
 
 私は、日本の警察・検察・裁判所制度の前近代性について、最大の問題として、警察・検察の巨大な裁量権をあげてきた。
 
 その裁量権とは、
 
①犯罪が存在しても、犯罪が存在しなかったこととする裁量権
 

 
②犯罪が存在しないのに、人為的に犯罪を捏造する裁量権
 
である。
 
 この検察が日本のど真ん中に居座ることにより、数々の政治謀略が実行されているのである。

 ウォルフレン氏はこのことを、
「日本の検察が守っているのは法律などではない。彼らが守ろうとするのは、あくまで政治システムである。」
と指摘するのだ。
 
 民主党主要議員の人物評定について、ウォルフレン氏は以下の記述を示す。
 
「これまでスキャンダルによって多くの才能ある人々が奪い去られたことは、日本にとってきわめて不幸であったが、もしいま、小沢氏という政治家が無きものにされてしまえば、日本にとってこれ以上の不幸はない。」
 
「民主党政権は、情勢の変化に応じて、日本の方向性を調整していくべきである。しかし、菅氏、前原誠司氏、そして岡田克也氏といった、メディアなどを恐れるあまり、はっきりとした方向性を打ち出しもせずに、無益に時間を浪費するばかりの政治家たちの主導下では、そんなことが期待できるはずもない。」
 
「民主党のトップを任じる人々の行動が示すのは、悲しくも実際に国家の統治に慣れていない政治家の姿である。彼らは仲間内で些細な出来事をめぐって場当たり的に対処するばかりである。」
 
「前官房長官・仙谷由人氏といった民主党の中核をなす人物に、政策や日本の将来に関してなにか原則なり信念があるとでもいうのだろうか?
 
そして鳩山氏に代わって首相になった人物はどうなのか?
 
彼がメディアの批判を恐れているという以外にどんな説明が可能だというのか?」 
 
 日本の政治システムを刷新するため、まずは、ひとりでも多くの主権者国民にウォルフレン氏の著書、そして拙著を熟読賜りたい。

1094 投稿日:2011/03/04 14:54

【556】鳩山由紀夫インタビュー 香港フェニックスTV

鳩山由紀夫インタビュー

香港フェニックスTV

http://v.ifeng.com/opinion/world/201102/29799ec2-b2e0-4415-9607-df425d42930f.shtml

1094 投稿日:2011/03/03 10:53

【555】政官攻防史

政官攻防史 セイカンコウボウシ
金子 仁洋・著
近代の日本史は「官」に対する「政」の権力奪取闘争の歴史である。
55年体制という政官野合の時代が終り、再び対決の時代がやってきた
内容紹介
 明治の昔、国会の審議を経ないで法と同じ効力をもつ「勅令」なるものがあった。ところが日本国憲法下の現在でも、同じような「政令」という制度が残っていることを御存知か? これすべて、自らの権益を手放したくない官僚の仕業である。著者は元・警察のキャリア官僚、明治以降の日本の歴史を、「政」と「官」の攻防というユニークな視点から読み解く本です。

明治以来の日本の統治は、「政」と「官」の攻防の歴史である。
「藩閥官僚」に始まる「官」のエトスは、今に到るも明治以来の超然主義、「政」不信である。
これに対して「政」は絶えず挑戦し、絶えず敗れて来た。
そして軍・検察官僚がついにこの国を征圧した後、「官」は自家中毒を起こし、敗戦を迎える。
そして戦後、五五年体制によって「政」を征圧した「官」は、再び静かな崩壊、自家中毒を起しはじめた。
書誌データ
定価:735円(税込)
ページ数:240ページ
判型:新書判
初版発行日:1999年02月20日
ISBNコ−ド:9784166600274
(文春新書)
目次
序章 「政」と「官」
第1章 前史―超然主義の誕生
第2章 星亨の挫折
第3章 猟官―隈板内閣の夢
第4章 山県有朋vs.星亨
第5章 暗殺―追いつめられた「官」
第6章 原敬の時代
第7章 逆転―新官僚の時代
第8章 五五年体制への道
終章 「無党派」は「官」党である
http://www.amazon.co.jp/ より貼付

1094 投稿日:2011/03/01 17:28

【554】K・V・ウォルフレン2/16(水)「アメリカとともに沈みゆく自由世界」

K・V・ウォルフレン「アメリカとともに沈みゆく自由世界」

INsideOUT2/16(水)

http://bit.ly/gTl5Ap  1/3

http://bit.ly/fVrMkm  2/3

http://bit.ly/errdGN  3/3

1094 投稿日:2011/03/01 16:28

【553】小室直樹博士記念シンポジウム3月6日(日

http://www.cswc.jp/lecture/lecture.php?id=150 より貼付

小室直樹博士記念シンポジウム
-社会科学の復興をめざして-                    

第1部「小室博士の学問世界」  

第2部「小室博士と現実政治」

日程 | 2011年3月6日(日)

時間 | 10時00分~17時30分

会場 | 東京工業大学大岡山キャンパス講堂

講師 |

講演内容:
私どもの特任教授小室直樹博士は、2010年9月に逝去されました。
世界文明センターは、小室博士の巨大な足跡をたどり、その業績を回顧するため、記念シンポジウムを以下のように開催します。
【ご案内】旧小室ゼミナール受講者の皆さま、小室博士ご担当編集者の皆さま

<第1部 小室博士の学問世界>―――――10:00~13:20(途中休憩あり)
政治学者、社会学者として、学問の垣根を越え、学際的な活躍をされた博士の業績を、直接教えを受けた人びとの証言を柱に、回顧し討論します。

●司会
宮台真司(首都大学東京教授)

●報告者
橋爪大三郎(東京工業大学教授)
今田高俊(東京工業大学教授)
志田基与師(横浜国立大学教授)
大澤真幸(京都大学前教授)
盛山和夫(東京大学教授)
山田昌弘(中央大学教授)
伊藤真(司法試験指導校主宰)

<第2部 小室博士と現実政治>―――――14:40~17:30(途中休憩あり)
現実政治や現代社会の問題につねに旺盛な関心を示し活発な提言を続けた博士の達成をふり返り、同じく現実の課題と取り組む人びとが討論します。

●司会
橋爪大三郎(東京工業大学教授)

●報告者
宮台真司(首都大学東京教授)
副島隆彦(常葉学園大学前教授)
ほか

●討論者
関口慶太(弁護士)
村上篤直(『小室直樹文献目録』管理人)

<お申込方法 他>―――――
【参加費】
予約2500円、当日3000円
 (東工大の学生教職員は無料ですが、予約が必要です)

【申し込み方法】
2011年2月9日(水)より、電話で予約を受付けます。
予約専用電話: 03-5308-0400 03-5308-0400(午前9時~午後6時)

※ご予約の際に振込先をお伝えしますので、事前に参加費をお振り込みください。
※当日券も50枚以上用意します。当日、受付にお並び下さい。

【その他】
※満員で入場できない場合は、副会場を用意しますので、中継をご覧いただけます。副会場は入場無料です。
※当日は日曜日で、学生食堂は閉まっており、周辺にも食堂が多くありません。昼食は持参いただくなど、各自ご工夫下さい。

★★予約の状況について(2月22日現在)
いまお申し込みいただければ、まだ予約いただけます。
予約が予定数に達すると予約いただけなくなります。お早めに電話をいただけるようにお願いします。

ご予約いただけなかった場合も、当日券を少なくとも50枚以上用意しますので、当日お並び下さい。

1094 投稿日:2011/02/27 09:40

【552】新刊 「天皇財閥 皇室による経済支配の構造 」

天皇財閥
皇室による経済支配の構造
著吉田祐二
定価(税込)1,680円
発売日2011年2月25日
発行学研パブリッシング

明治維新以降、天皇家は三井や三菱をはるかにしのぐ大財閥として、日本経済を牛耳ってきた。しかも、戦後、財閥が解体される中、天皇家だけは形を変え、今も日本経済を支配しているという。日銀の大株主・皇室による経済支配から日本の経済構造の真相に迫る。

著者
【吉田祐二(著)プロフィール】
1974年千葉県生まれ。副島国家戦略研究所(SNSI)の研究員として、政治・経済に関する論文を発表している。共著に『日本の真実』、『悪魔の用語辞典』、著書に『日銀―円の王権』などがある。

目次
第1章 財閥の総帥としての天皇(日本の命運をも左右した超巨大財閥が存在していた!
「財閥」を定義する三つの条件 ほか)
第2章 天皇財閥の経営戦略(天皇が大株主「日本郵船」の誕生
海外航路を切り開いた日本郵船 ほか)
第3章 天皇財閥の経営拡大(恐るべき「国家総動員法」の成立
「軍財抱き合い」だった戦時の日本 ほか)
第4章 天皇財閥の経営破綻(天皇財閥の「経営判断ミス」
日本との戦争を望んだルーズベルト ほか)
第5章 現代も生き続ける天皇財閥(オーナーがいなくなった戦後の日本企業
日本の企業には「代表者」がいない ほか)

1094 投稿日:2011/02/24 15:41

【551】新刊「誰が小沢一郎を殺すのか?――画策者なき陰謀」

http://www.kadokawa.co.jp/wolferen2011/ より貼付

日本の読者へ(カレル・ヴァン・ウォルフレン緊急インタビュー)
 ――なぜ、小沢一郎氏をテーマとする本書を刊行することにしたのですか?
 
私が執筆を思い立ったのは、抜本的な政治改革という、多くの日本人が明確な意思表示をもって臨んだ類い稀なるチャンスが失われようとしていると感じたからだ。
 
その国にとってとてつもなく重要な展開は、しばしば、大多数の国民が気づかないうちに起こるものだ。人々の関心はきわめて些細な出来事に引きつけられがちである。小沢氏が起訴されたことは当然のことながら国民の関心の的となったが、大勢の人々にとって、それはエンタテインメントのひとつにとどまっているらしい。そして、ある重大な事実、すなわち小沢氏が日本の政治にとってどれほど重要な役割を果たしてきたかという事実を、大半の人は忘れてしまったかに思われる。
 
そもそもこれまでの日本では、政策立案をするために必要な機能が停止したままの状態が続いてきた。それは、半世紀以上にもわたる旧態依然とした体制が維持されるよう、自民党が取り計らってきたためなのであり、民主党が自民党から政権を奪い返した意義は、ここにこそあったのだ。
 
そして、彼らが自民党から政権を奪い返すことのできるような状況を生み出した人物こそ、小沢一郎氏にほかならない。ところが民主党の政治家の多く、おそらくその半数までもが、真に抜本的な改革をしようという当初の熱意を失ってしまったかに見える。そうした人々は小沢氏の評判を貶め、彼の政治生命を抹殺しようと生み出された架空のフィクションに乗せられてしまったらしい。
このようなフィクションを生み出した人々、特に日本の検察や新聞の編集担当者たちは、かなり早い時点で、小沢氏は現体制という日本の政治システムにとって脅威となる人物であると断定したのだろう。その判断自体は間違っていない。小沢氏がその誕生に手を貸した民主党は、この旧態依然とした政治システム側からすれば、確かに脅威だったのである。

 ――日本政治の現在の問題点、そして目指すべき方向性はどこにあるのでしょう?
 
民主党を政権の座につけたのは、日本の政治システムの問題を修復するという同党の約束を信じた日本の有権者たちである。つまり日本の有権者は、民主党と小沢氏に、日本が世界の先進大国となったあと何十年にもわたって続けられてきたやり方を変えてほしいと望んだのである。
 
本書のなかで私は、日本のシステムは超法規的であると記した。これは、そのようなシステムを真に民主的なやり方で制御する手段が、日本国民の手中にはないということを意味している。そしていま、このような超法規的なシステムを維持しようとする人々は、小沢氏が犯罪者であるかのように喧伝することで、国民を欺こうとしているのだ。
 
彼ら自身は、自分たちが正しいことをしていると信じている。ただし彼らにとっての正しいこととは、混乱をもたらしかねない不確かなものを、どんなものであれ阻止するということである。彼らの行為を、理解できないわけではない。だが私は、政治による舵取りを真に実現し、本当に解決すべき問題に取り組む必要があるということを理解していた日本の人々をこそ、いっそう強く支持する。
 
日本が解決すべき問題のひとつは、国際社会における日本のポジションである。日本を直接取り巻く東アジア地域の状況は、一変した。ところが日本政府はこれまでのところ、日本とその近隣諸国の双方にとって有益な方法で新しい状況に適応することができずにいるようだ。
 
この問題には、日本のアメリカへの依存体質が密接に関係している。ではなぜアメリカに依存するのか? それは、政治的な舵取り機能を果たす真の政府の存在が日本には欠如しているからである。これこそ、民主党が改革しようと望んだことなのであった。

 ――最後に、日本の読者に向けたメッセージをお願いします。
 
私は日本人ではないが、他のいかなる国にも増して、日本は私の人生にとって重要な存在である。私はこれまで20年以上にもわたって、多くの著書やエッセー、記事を通じて、幅広い日本人読者に語りかけるという幸運に恵まれてきたのだ。だからこそ私は、日本の人々の将来に何が起こるかということに、強い危惧を抱いているのである。訳:井上実
                                  
誰が小沢一郎を殺すのか? [単行本]
価格: ¥ 1,575
単行本 四六判単行本、200ページ
出版社: 角川グループパブリッシング (2011/3/1)
ISBN-10: 404885089X
ISBN-13: 978-4048850896
発売日: 2011/3/1

1094 投稿日:2011/02/23 09:18

【550】河村たかし 勝利インタビュー 「職業議員にNO ! 民主党には公約を守る政党になって欲しかった」?1

河村たかし 勝利インタビュー  NO.1
「職業議員にNO ! 民主党には公約を守る政党になって欲しかった」-1
http://www.youtube.com/watch?v=DcJBVex0Lqo&feature=related