ふじむら掲示板

副島系掲示板の"補集合"としての役割
かたせ2号 投稿日:2025/02/02 16:31

【608】日枝久さん、伊藤穣一さんがともに「惨事(さんじ)のあなた」になりませんように、の件。

日枝久さん、伊藤穣一さんがともに「惨事(さんじ)のあなた」になりませんように、の件。

かたせ2号です。
くだらないだじゃれで恐縮です。

「悪霊の親玉」にすでに魅入られたであろう
日枝久さん、および、伊藤穣一さんが
「惨事(さんじ)のあなた」になりませんように。

3時のあなた
https://www.youtube.com/shorts/7tidI3qf5pI
3時のあなた

以上

かたせ2号 投稿日:2025/02/01 21:44

【607】いまごろ気付いた。JFK暗殺の機密文書解除声明の際のトランプのセリフは、聖書からとっている、の件

いまごろ気付いた。JFK暗殺の機密文書解除声明の際のトランプのセリフは、聖書からとっている、の件

かたせ2号です。

1.
04:03 PM EST 01/23/25 (=2025年01月24日(金)(本日) 06:03 (JST))
https://x.com/TrumpDailyPosts/status/1882552864637419773

(トランプ大統領の発言)
「A lot of people have been waiting for this for years, for decades.
And everything will be revealed. Okay.
<日本語訳>
多くの人々が何年も、何十年もこれを待っていた。
そしてすべてが明らかになる。オーケー。」

2.
ルカによる福音書 第8章17節
(Expanded Bible (EXB) Ver)
Everything that is ·hidden [secret] will ·become clear [be revealed; disclosed; brought into the open] and every ·secret [hidden; concealed] thing will be made known [and come to light].
<日本語訳>隠れているもので、あらわにならないものはなく、秘められたもので、人に知られず、公にならないものはない。

3.
かたせ2号です。
今月、2025年2月に開示されるであろうJFK暗殺の機密文書が「黒塗り」になって開示されることを
いまだに期待する者たちがいるかもしれない。

The Rolling stones “PAINT IT BLACK”

The Rolling stones “PAINT IT BLACK”

(歌詞抜粋開始)
I see a red door and I want it painted black
No colors anymore, I want them to turn black
<日本語訳>
赤い扉が見えると 黒く塗ってほしくなる
もう色なんていらない 黒くなってほしい
(歌詞抜粋終わり)

かたせ2号です。

しかし、トランプが新約聖書の言葉を用いて、「神に誓って」発言した以上、
それはありえないだろう。

「隠れているもので、あらわにならないものはない」ことを、
世界史の謎を解く「鍵」を持つ「神の代理人」として、
第2期トランプ政権は、
これから、
世界に示していくことだろう。

以上

(補足)
With a little help from my friends (by RINGO STARR)

With a little help from my friends (by RINGO STARR)

リンゴ(RINGO)こそ大スター(STAR)であるとして、バンド(レノン=マッカートニー)が前フリをしていく構成の、世界初のコンセプト・アルバム「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」に所収の曲。ビートルズのアルバムの中でも最高傑作だと、評価はすでに定まっている。

かたせ2号 投稿日:2025/01/24 19:50

【606】脳内暴走が爆裂!!! (トランプ登場前の「前座」あるいは「前説」をこなしておこう。)

かたせ2号です。
以下は、ワタシの脳内妄想だから、だれかワタシを憐れんでくださいませ。
絶対に信じちゃだめです。
キチガイ妄想(ファンタジー)にすぎないので、「その他」の領域を扱う、「ふじむら」掲示板に投稿デス。

(結論)
この数十年での世界における悪竜(ドラゴン)とは、

キングギドラ

キングギドラ

キングギドラの3つの首の正体はそれぞれ、
左(西)から
CIA
モサド
統一教会

そして、体全身を覆う色は
本当は金色ではなく
「黄色」。中国では黄色が最高位の色。
国共内戦までの混乱をくぐり終えた中国(中共)を指します。
裏ではイスラエルと中国(中共)が核開発協力で
随分前からしっかりつながっていましたから。

アメリカおよび欧州の超大金持ち、ウルトラ貴族たちは、
世界が滅びるかどうかの瀬戸際に来る直前に、
世界中からの恨みを買って没落するように予定されていた「かませ犬」。

そうしてそうして、トランプは
昨年、2024年7月13日(米国時間)の暗殺未遂をくぐり抜けて
「デビルマン」になりましたとさ。

Devilman デビルマンのうた 主題歌

Devilman デビルマンのうた 主題歌

以上

かたせ2号 投稿日:2025/01/23 07:05

【605】With a little help from my friends

歌うはビリー・シアーズ!

の歌声がもし聞こえたのなら、
りんご・スターには、高らかに勇気をもって熱唱してほしいな。

それくらい好きな曲です。

https://ameblo.jp/beatleslyrics/entry-12810511393.html

から借用。

(引用開始)

Billy Shears!

歌うはビリー・シアーズ!

[Verse 1]

What would you think if I sang out of tune?
Would you stand up and walk out on me?
Lend me your ears and I’ll sing you a song
And I’ll try not to sing out of key

僕が音程をはずして歌ったら あなたはどう思うのだろう?

立ちあがって僕を見捨ててしまうのかな?

あなたの耳を僕に貸してくれないか そうすれば僕は1曲歌うからさ

キーをはずして歌わないようにやってみるよ

[Chorus 1]

Oh I get by with a little help from my friends
I get high with a little help from my friends
I’m gonna try with a little help from my friends

おぉ 仲間たちからの助けが少しあれば僕は何とかやれる

仲間たちからのちょっとした助けによって僕は気分があがる

僕は仲間たちから少し助けを借りてやってみせる

[Verse 2]

What do I do when my love is away?
(Does it worry you to be alone?)
How do I feel by the end of the day?
(Are you sad because you’re on your own?)

僕の恋人が席を外したら ぼくはどうしたらいいの?

(一人でいることが君を心配させるの?)

その日が終わるまでの間 僕はどんな気分なんだろう?

(君一人でやるから悲しんでいるの?)

[Chorus 2]

No, I get by with a little help from my friends
Get high with a little help from my friends
I’m gonna try with a little help from my friends

いいや 仲間たちからの助けが少しあれば僕は何とかやれる

仲間たちからのちょっとした助けによって気分があがる

僕は仲間たちから少し助けを借りてやってみせる

(引用終わり)

かたせ2号です。

以下は余談ですが、
「りんご」・スターにまつわるエピソードとしては、

ジョン・レノンがオノ・ヨーコと知り合ったとき、

ビートルズについて知ってるかと聞くと、ヨーコが、

「メンバーにりんご、というAppleの日本語読みの人がいることくらい」と言ったそうです。

これで思いだしたのですが、

終戦直後「りんごかわいやの曲」が流行する日本には未来などないと、文章家の堀田善衛が激怒したエピソードも思いだしました。
堀田善衛さんがいいたい気持ちもよくわかる
よくわかりますけどが (どこかの地方の方言) 笑い

 

https://www.youtube.com/watch?v=62JoADK6PUA

 

歌詞を抜粋

1 「赤いリンゴ」に唇よせて
だまってみている「青い空」
リンゴはなんにもいわないけれど
リンゴの気持はよくわかる
リンゴ可愛や 可愛やリンゴ

 

以上

かたせ2号 投稿日:2025/01/22 15:13

【604】重たい掲示板の「明日2025年1月20日から始まる トランプ動乱 (大統領就任演説から)の中味を予言する。」の中での副島隆彦先生の以下の発言がかっこよすぎる。

かたせ2号です。
重たい掲示板の「明日2025年1月20日から始まる トランプ動乱 (大統領就任演説から)の中味を予言する。」の中での、副島隆彦先生の以下の発言がかっこよすぎる。

(引用開始)
私、副島隆彦のこれから4年間の アメリカ分析の 基本戦略は、この「Ⅰ トランプ、頑張れ と Ⅱ トランプ、この野郎!」 の 相矛盾する 2本立てである。
(引用終わり)

かたせ2号です。

現時点で
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。」(川端康成「雪国」冒頭)はずなので、
日本人は、上記の副島先生の基本戦略にしたがって、これからの、さらなる忍従の4年間を送るべきです。
トランプも、副島先生の、この戦略を聞いたら、(好意的に)ニヤリとすると思う。

そういう意味では、
最後に笑えれば!!!
日本人は、これで行くしかないです。
ALL is well that ends well.

笑えれば V

笑えれば V

以上

伊藤 投稿日:2025/01/16 07:26

【603】ブレイク:現代中国における都市戸籍VS農村戸籍の問題は、古代からの大問題だ。(2)

伊藤睦月です。

(9)中国人とは、「都市住民」のことである。

(9)-1 漢字の「国」という文字は、囲い(城壁)に、王様がいる、ということをあらわしている。つまり、中国は、「都市国家」から始まった。

(9)ー2 岡田英弘博士は、中国人は、元来商業民族であり、黄河と長江の間の緑地(中原)の交通・物流の要衝に都市国家を建設。その都市国家を内陸水運(河川や運河)で結んで、点と線のネットワークを形成。それらからの税金(関税)を財源として、兵と官僚を養った。そういったネットワークの大半を支配したのが、「皇帝」」だとする。

(9)-3 この都市住民は、戸籍に登録され、徴兵と納税の義務があった。城内には、王、官僚、軍隊、商人、職人、のほか、農民も城内に住んでいた。

(9)-4 農地や牧草地は、城外にあったが、城内に住む農民たちが耕した。夜が明けて城門が開くと、王から農機具(青銅・鉄器)を借りて、農作し、日没になって、城に戻り、農機具を返還する。この農機具の使用代として、収穫物の一部を「租」として納める。商人や職人は、売り上げの一部を「税」として納める。

(9)-5 王にとっては、税金が取れる人間が大事であり、都市国家に住む住人こそが、「領民」であり、「中国人」である。岡田博士が、中国の歴代人口の推計をやっているが、それは、「都市戸籍」に登録された人間の数のこと。少なくとも宋朝まではそうだったらしい。

(9)-6 場外にも、人間は生息していたが、その者たちは、税金がとれないので、王にとっては「中国人=人間」ではない。ケダモノ、と同じ。もちろん、戸籍には載せないので、その数はわからない。動物の大群と同じ。それで城外の四方に住む人間たちを、「東夷、南蛮、北狄、西戎」、つまり「四夷」と呼んで、区別した。この「区別」が「差別」となって、中国社会に根付いた。中華人民共和国が成立後、この城外に住む人間たちを登録したのが「農村戸籍」である。毛沢東の方針で、農民の組織化(人民公社)を図るために必要だからだ。最初から差別構造が内蔵されている。さすがの習近平も苦労するはずだ。

(9)-7 この区別は、王が定めた区別であり、人種、言語は関係ない。話し言葉は通じないので、書き言葉(漢文)が公用語となった。「王侯いずくんぞ相種あらんや」(皇帝になるのに血筋は関係ない)という易姓革命の思想はここにルーツを持つ。その一方で、中国社会は、男系の先祖崇拝(社稷しゃしょくを守ること)を「孝」とよび、これを全うすることが、最も大事とされた。親孝行はその一部に過ぎない。「忠孝」は日本特有の倫理である。

(9)ー8 このような、国内関係(都市VS農村)を国際関係(中国VS四夷)に置き換え、定式化したのが、「冊封体制」だ。西嶋定生はじめ、日本東洋史学会が提唱し、通説となった。高校世界史教科書にも採用された。副島=斎川『天皇とは北極星のことである』はじめ、中国史を語る基本フレームとして定着している。

(9)-9 それに対し、岡田英弘博士は「冊封体制」は中国史には存在しない。史料しか読まない学者の「机上の空論」だ、と反発している。実際、岡田博士の、中国史、日本古代史に関する著作には、「朝貢」「冊封」という用語は一切使われていない。

(9)-10 伊藤睦月です。「冊封体制」という歴史モデルは、我々にとってわかりやすい。それと比較し、岡田説は、政治関係より、経済関係を重視するモデルであって、間違ってはいないとは思うが、「朝貢」「冊封」概念の方が、「帝国=属国論」との親和性が高いと考える。したがって、現時点では、通説を支持する。

(9)-11 伊藤睦月です。この「都市・農村国籍問題」は、中国の伝統的な社会構造に根差したものなので、表面上の改革だけでは、どこかでひずみが出てくる可能性がある。今後を注視していくほかないだろう。

以上、伊藤睦月筆

 

 

 

 

 

伊藤 投稿日:2025/01/15 20:55

【602】ブレイク:現代中国における都市戸籍VS農村戸籍の問題は、古代からの大問題だ。(1)

 伊藤睦月です。現代中国における、「都市戸籍」、「農村戸籍」をご存じだろうか。30年ほど前、中国との交流事業に携わっていた時に、この問題を知った。

(1)当時は、鄧小平の改革開放政策の真っただ中。経済特区の深圳(シンセン)の労働力を確保するため、農村戸籍を持つ人間が、期限付き(3年くらい。最近の日本の移民政策に似ている。)で深圳への出稼ぎが認められ、ものすごい人の移動がああった。

(2)その時、中国深圳市の役人か、ガイドだか忘れたが、彼だか彼女だかが言うには、中国には都市戸籍と農村戸籍がある。都市に生まれた者は、都市戸籍が与えられ、都市間の移動、移住、大学(都市にしかない)への進学、国内旅行や海外旅行も条件付きで可能。

(3)一方で、農村に生まれた者は、農村戸籍が与えられ、都市への移動が原則できず、進学の機会もほとんどない。経済格差、教育格差、その他もろもろの格差が大きい。だから今回の特例措置は画期的なのだ、と胸を張っていた。

(4)伊藤睦月です。この状況は、だいぶん改善されているらしいが、未だに二つの国籍は現存する。例えば、日本に来るインバウンドもほとんどが、都市戸籍を持っている中国人である。大学生も同様。農村から都市に行くには、都市に出稼ぎして結婚するか、進学しかないらしいが、結婚はともかく、進学は、学力格差がひどすぎて、かなり困難なようだ。政府としては、少数民族と同様、農村出身者向けの政策をやっているらしいが、結局は改革開放政策で、都市に行けた者が結婚し、その子供は都市戸籍が取得できるので、都市にとどまり勉強させて進学させ、上昇の機会をつかませることが、チャイナドリームへの道としてポピュラーらしい。

(5)また、この戸籍問題は、都市対農村の対立構造を象徴し、例えば、国共内戦や文化大革命において両者の対立をあおるような政策(農村が都市を包囲する。農村へ下放(追放)する)がとられたこともあって、この対立構造は、未だ根強く残っているとされる。

(6)中国の最高実力者習近平は、自らも、文革時、農村に「下放」された経験をもつが、2014年、両者の対立構造を解消するため、戸籍統一の方針を出し、2020年を目標年としたが、実現できていない。

(7)この記事の元ネタのウィキペディアは、この戸籍問題は、中華人民共和国建国以来の大問題としている。

(8)しかし、私、伊藤はこの問題は、もっと、昔、古代中国社会の成立時からの宿痾(しゅくあ)のようなものと考える。次回でそのことを説明する。

以上、伊藤睦月筆

 

伊藤 投稿日:2025/01/15 10:51

【601】ブレイク:華僑だけでは、国は作れない。

伊藤睦月です。日本書紀(天皇系図)の解読も自分としては、一区切りついたのので、その他をいくつか。

1 華僑は実権を握っても、政治の表舞台に立つことはあまりない。

1-(1)岡田英弘博士は、日本という国は華僑がつくった、と主張されている。(日本史の誕生ほか)

そして、その成り立ちの様子を、現代のマニラやジャカルタ、クアラルンプールといった東南アジアの華僑社会の観察から論を組み立てられている。

1-(2)私、伊藤は、華僑だけでは、国はできず、(シンガポールのように、マレーシアの国策の影響で、仕方なくできた国もあるが)現地民とのコラボが不可欠と考える。

1-(3)なぜなら、華僑は、ユダヤ商人と同じ、基本は根なし草(デラシネ)、儲かるところ、ビジネスチャンスを求めるからだ。基本性格として「国際性」をもつ。土地への執着心や「愛国心」はない。

2 商売人は基本搾取する。

2-(1)岡田博士の主張のように、まず華僑が日本列島(以下「列島」という)に上陸したのはその通りだと思う。商売には、相手がいる。その相手は、原住民だ。華僑同士の取引もあったかもしれないが、例外的だと思う。

2-(2)岡田博士が、原住民との取引の始まりを描写しているが、私には「実感こもった」ものではなく、野生猿の餌付けのような印象を持った。文明人の華僑にとって、原住民は「サル同然」だ。

2-(3)原住民は、読み書き計算ができない。そんな存在と取引をする、華僑にとっては、「ぼろい相手だ」。朝貢貿易とは逆だ。むしろ朝貢貿易の方が商売抜きの政治ショーであって、通常は、商売人がだます(もちろん、建前は正当な取引だ)。

2-(4)原住民は最初は喜んだろう。例えぼられていても。しかし、直にわかってくる。原住民の中にも、読み書き計算が多少ともできる人間が現れると

通用しなくなる。そうなるとどうなるか。最悪身の危険が迫ってくる。

2-(5)そのとき華僑はどうするか。ハードな対策としては、「後ろ盾」を使う。中国本国とその出先(帯方郡とか)をちらつかせる。必要に応じ、彼あrに「来日」してもらって威圧する。軍隊を派遣してもらうこともあるかもしれない。そ

2-(6)ソフトな対応、としてその原住民の王と友好関係を結ぶ。考えられるのは、搾取の仲間に入れる、ともに暴利をむさぼる。そうなれば、原住民の王が華僑を守ってくれる。原住民の王(以下「酋長」とよぶ)たちは、頭が悪いが、腕っぷしは強いのだ。

2-(7)そういった関係を結ぶのに有効な手段が「婿入り」だ。酋長の娘と結ばれれるということは、その部族の一員となり、味方、場合によっては「家臣」になってくれる。岡田博士は「現地妻」とよんだが、単なる「華僑のセックスの相手」でなく、自身を守るための、政治的行為なのだ。

2-(8)酋長の娘との間に、子ができれば、その子は男子であれば、「正統な王子」、女子であれば、「権威あるシャーマン」になる。そうなると地盤が安定する。

2-(9)私、伊藤は、いわゆる「神武東征」も、倭国を後ろ盾にもつ、先行華僑(ニギハヤヒ)の搾取に不満を持った、奈良盆地の酋長たちが、神武たちを受け入れた経過を伝えている、と考える。

3 酋長たちは政治的には華僑を支配する。

3-(1)華僑は、交通の要衝を押さえて、居留地とする、いわば点の支配だ。質を武器にする。

3-(2)酋長たちは、華僑に物資を提供するための耕作地や鉱山といった「土地」とそれらに携わる人員を支配する、面の支配である。量は、こちらが優位。

3-(3)国を作るためには、質量ともに必要。どちらかといえば、馬鹿でも「数」で圧倒される。

3-(4)酋長たちは、華僑を政治的に優位にしなかった。スポンサーとして、官僚として、技術者としてつかった。(これは、華僑だけでなく、ユダヤ人など、古今東西同じこと。日本でも帰化人出身の豪族は、政治的に優遇されなかった。(平安時代でも5位の国司クラスが最上)

3-(5)その例外が蘇我氏、だから、酋長たちの王(天智、天武)から排除された。

3ー(6)その後、華僑たちは、政治の表に出ることなく、スポンサー、黒幕に徹した。(秦氏が典型)

3-(7)そして、酋長たちにうまく利用されながら、逆に利用して一族の繁栄を実現しようとした。

3-(8)華僑たちの政治力の源泉は、「財」と「宗主国の後ろ盾」だが、「面従腹背」の遣唐使などで、本国との関係を断ち切られ、「宗主国の後ろ盾」をなくし、しかし、「財」だけはある、華僑たちは、政治力のある、酋長たちに利用されることに甘んじるしかなかった。という見方もできると思う。

4 その他

 華僑やユダヤ人などの「根なし草の商業民族」は古今東西に一定数存在するが、面の支配を実現、長期に維持した例は、私の知る限り、ない。

 岡田英弘博士のいわれる、「華僑」が、国づくりに大いに貢献したことは認めるが、それだけではないということを、リマークしたかった。

以上、伊藤睦月筆

 

 

 

伊藤 投稿日:2025/01/14 14:22

【600】ブレイク:上古~古代の天皇家系図を仕分けしてみる(4)「神武東征」は山門国の「エクソダス」だ。は、その後の「婿入り戦略」の時代だ。

伊藤睦月です。以下、私のファンタジー。

1 古代の日本列島は、華僑の居留地と、原住民の酋長の支配地が混在していた。

2 神武は、倭国の一族が住み着いた日向の居留地出身。一応王族の傍系だが、「一旗揚げよう」と日向を出て、まずは、ビジネスチャンスがありそうな、倭国の王都、邪馬台国に向かった。書記にあるような船団を率いたのではなく、航海の途中でだんだんと増えていったのであろう。

3 日向を北上し、豊予海峡を抜け、華僑の居留地を伝って、宇佐、宇佐から、遠賀川河口(当時の港湾都市。新羅との貿易拠点であった)まできたところで、邪馬台国に向かわず、方向転換。東に向きを変えて、安芸(宮島)、吉備高島宮へとたどり着いた。

4 伊藤睦月です。神武たちが、邪馬台国に入らなかったのは、邪馬台国が、戦乱(第2次倭国大乱)、もしくは、疫病などがあって、入りたくとも入れなかったのだろう。華僑の居留地は、情報拠点の機能もあった。

5 最近は、倭国を本社、山門国を支社にみたてて、神武をニギハヤニに続く、二番目のセールスマンであるとし、岡本で土器を仕入れたという見解もある(金澤『古代史サイエンス2』)。奈良盆地からは、九州の土器はほとんど出土していないことから、採用しない。安芸や吉備に売るための仕入れと考えられなくもない。寄港地で商売をしながら、畿内に向かった可能性はある。ちなみに、当時岡本は砂鉄の産地として有名だった。

6 最初正面から、難波津に入ろうとしたが、受け入れ拒否されたので、紀伊から伊勢に向かい、山してして奈良盆地に入った。堂々たる征服とは、書紀の忖度であって、実際は、在来華僑の搾取を嫌がった、原住民の酋長たちの手引きによるものであろう。背後から攻めて、一応の貿易ルートを確保した。(神武即位)

6 二代目綏靖(すいぜい)から、9代目(開化)までは、めぼしい、事績がないことから、架空の存在としているのが、通説となっている。

7 しかし、この説は、井上光貞『日本の歴史』(中公文庫)に採用され普及した。そのネタ元は津田左右吉の説による。(『古事記及び日本書紀の研究』)

8 安本美典氏は、津田説が、「実績がないから存在しない」と決めつけるだけで、なんら実証していないと指摘し、実在したと主張している。(数理統計学の手法を用いた「パラレル年代推定法により、神武を、306年から313年、綏靖~開化までの在位期間を313年~396年と推定している)

9 また、前出の金澤氏は、先祖崇拝が現代より、よりリアルであった、8世紀において、架空の先祖を作り出すのは、先祖に対する冒とくであり、実在であった、と主張している。(前掲書)

10 私伊藤は、旧辞(エピソード)は、話を盛るが、帝紀(年代記)は嘘つかない。と考えているので、「欠史八代」も実在した、と考える。

11 この時代の大王たちは何をしていたかというと、地域の豪族(酋長)たちの娘をひたすらナンパ、婿入り婚に専念していたと思う。当時は、娘の婿になれば、その豪族が味方、後ろ盾になってくれる。だから、書記には嫁の実家の記事しかないのだ。いわゆる「閨閥」を形成することで、奈良盆地に勢力を伸ばしていったのだ。

12 そして、奈良盆地の大半の酋長たちと血縁関係を構築して、とりあえず、倭国と貿易利権を争う力を養った。その時代、崇神大王の時代から、対外膨張が始まる。ここで、天皇系図の仕分けが完了した。

以上、伊藤睦月筆

 

 

伊藤 投稿日:2025/01/14 13:05

【599】ブレイク:上古~古代の天皇家系図を仕分けしてみる(3)神功皇后が、仲哀傍系の応神を崇神直系にした。

伊藤睦月です。

1 応神は、仲哀の子ではなく、ヤマトのアマ氏の一族である神功皇后の子である。(父親はおそらく、武内宿禰)いわば仲哀の傍系である。

2 神功は、北九州の倭国及び新羅の後援を受け、応神の正統な王権を主張して、山門国に入ろうとした。

3 仲哀の実子である、忍熊王、香坂王の兄弟が阻止しようとしたが、敗北し、応神が大王位についた。

4 この記事は、「王の帰還」といって、東西の伝説によくあるパターンだが、現実の事件が核にあって、応神大王の正統性を主張したエピソードになったのであろう。

5 応神以前崇神までは、奈良盆地を統一した山門国の対外発展戦争の様相を記したものであろう(詳細は、前出)

6 応神大王が、景行大王ー日本武尊ー仲哀ー神功と継承されている、と書紀は明記する。

7 しかし、宮内庁HPの天皇系図では、神功皇后は抹消されている。これは、明治以降の政府公式見解だが、そのために、応神の在位が当時としては、不自然に長くなっている。(70年間)

小休止、伊藤睦月筆。