ふじむら掲示板

副島系掲示板の”補集合”としての役割
かたせ2号 投稿日:2022/10/21 22:09

【370】取り急ぎ。本日(2022年10月21日)、ロシア政府首脳(メドベージェフ)は、イーロン・マスクが自分たちの盟友であるであると表明した。

かたせ2号です。

朝日新聞サイトに先を越されてしまいましたが、本日(2022年10月21日)、ロシア政
府首脳(メドベージェフ)は、イーロン・マスクが自分たちの盟友であるであると表明しまし
た。

朝日新聞サイト。
記事名:イーロン・マスク氏とロシア前大統領に注目 「勝利の日に会おう」
https://www.asahi.com/articles/ASQBP5W0WQBPUHBI02M.html?iref=pc_photo_gallery_breadcrumb
2022年10月21日 18時11分(日本時間)配信。
(引用開始)
米実業家のイーロン・マスク氏が2022年10月21日、ロシアのメドベージェフ前大統領と
交わしたツイッター上のやりとりが注目を集めている。ウクライナでの戦況を尋ねるマスク氏
の投稿に対し、メドベージェフ氏は「勝利の日に会おう」などと応じた。
やり取りの発端は、英トラス首相の辞任表明をやゆするメドベージェフ氏のツイート。これに
対し、マスク氏が返信機能を使って「すばらしい挑発だ」と投稿した後、「ところでバフムー
トはどうなっている?」と尋ねた。
 バフムートはウクライナ東部ドネツク州の要衝で、激戦地の一つ。マスク氏に対し、メドベ
ージェフ氏は「勝利の日にモスクワで会おう!」とだけ返信した。
 マスク氏は2022年10月以降、ツイッターで「ロシア寄り」と取れる独自の和平案を提案
するなど、ウクライナ侵攻をめぐる発言を繰り返している。
(補足)メドベージェフとイーロン・マスクのツイートのやりとり。
https://www.asahi.com/articles/photo/AS20221021002554.html
(引用終わり)

かたせ2号です。
メドベージェフがここまで踏み込んだ発言をしたとなると、「イーロン・マスクが本当はロシ
アと敵対する立場であるのに、ロシアに近い立場のように振る舞って、ロシアをいまだに騙し
おおせている」などとは、非常に考えにくい。メドベージェフの「勝利の日に会おう」ツイー
トは、イーロン・マスクのツイート「ところでバフムートはどうなっている?」の8時間30
分後です。これは、ロシアの意思表明の機会として活用すべきかを慎重に見極めた上で、ロシ
ア国家としての決断を下した結果だと考えます。

最後に。
以下に、情報を補足しておきます。

ちなみに、イーロン・マスクとメドベージェフのツイートのやり取りは、敵対する者同士の
丁々発止のやりとり、ととることも可能です。
しかし、以下のような記事もあるので、私(かたせ2号)は上記のように分析しました。
いずれにしても、このやりとりは、相当に練り上げられたものだと感じます。

https://japandaily.net”>のサイトから。

URL(最初のところに https://japandaily.net を追加ください)
/ロシアの和平後、マスク氏は「昇進に値する」ツ/

記事名:ロシアの和平後、マスク氏は「昇進に値する」ツイート
2022年10月14日配信。
(抜粋開始)
ドミトリー・メドベージェフは、億万長者であるイーロン・マスクの平和のための戦略を公に
宣伝しているロシアの高官の一人だ。ロシアがクリミアを永久に自分のものにすることを、そ
の主張のうち含んでいる。
月曜日(2022年10月3日)に、イーロン・マスクは次のようにつぶやいた。国連の監督
下にある併合地域での選挙のやり直しを含む、ロシアとウクライナの和平のための 4 項目の
計画。それが「国民の意思」である場合、ロシアは領土を離れることになる。クリミアを正式
にロシアの一部にする。 クリミアへの水の供給を確保する。ウクライナは中立を維持する。
メドベージェフ・ロシア安保理副議長は火曜日(2022年10月4日)、テレグラムの投稿
で「よくやった、マスク、と言わなければならない」と書いた。「彼は次の将校への昇進に値
する人物だ。彼の次の投稿で、彼は『ウクライナは人為的な国家だ』のようなことを言うかも
しれない」
(抜粋終わり)

以上

かたせ2号 投稿日:2022/10/20 06:05

【369】イーロン・マスクが、2つのラテン語のことわざをツイートした。

かたせ2号です。

イーロン・マスクが、2つのラテン語のことわざをツイートした。
それらを私は以下のように解釈する。

https://twitter.com/elonmusk/status/1581764872702132224
【Deus X Machina】
午前6:51 ・ 2022年10月17日(日本時間)

(私の解釈)デウス・エクス・マキーナ。「《機械仕掛けの神の意》古代ギリシャ劇の終幕で、上方から機械仕掛けで舞台に降り、紛糾した事態を円満に収拾する神の役割。」の意味。イーロン・マスクが、このようにしてウクライナの情勢に強引に介入していくという意思表示である。
なお、上のツイート中の「エクス」については、通常のラテン語では「Ex」という前置詞だ。しかしイーロン・マスクはあえて「X」と表記している。これは、スペースX社の「X」のことを意味している。ウクライナ情勢のことに言及していると強く示唆しているのは間違いない。

https://twitter.com/elonmusk/status/1582778449583693836
【Vox Populi Vox Dei】
午前1:59 ・ 2022年10月20日(日本時間)

(私の解釈)ウォークス・ポプリ、ウォークス・デイー。「民の声は、神の声」。「民」とは普通に民衆とも、あるいは経済の市場原理ともとれる。いずれにしても、「私(イーロン・マスク)は、アメリカ政府の意向に従わない」という意思表示である。

以上

かたせ2号 投稿日:2022/10/19 22:01

【368】ロイターは、イーロン・マスクの発言「スペースX社はすでに(国防総省への)資金提供の要求を取り下げています。」(2022年10月18日)を隠したがっている。

かたせ2号です。

ロイターでのスターリンク記事の直近の2つは以下の通り。

記事名:Pentagon considers funding Musk’s Starlink network for Ukraine ― Politico
(米国防総省、ウクライナ向けにマスクのスターリンク・ネットワークへの資金提供を検討 ― Politico)
2022年10月17日配信。
https://www.reuters.com/world/pentagon-considers-funding-starlink-ukraine-politico-2022-10-17/

この記事内容につき、イーロン・マスクは、以下のようにリプライしている。
午前4:57 ・ 2022年10月18日(日本時間)
https://twitter.com/elonmusk/status/1582097354576265217
【SpaceX has already withdrawn its request for funding.To be precise, 25,300 terminals were sent to Ukraine, but, at present, only 10,630 are paying for service
(日本語訳)スペースX社はすでに資金提供の要求を取り下げています。
正確には、25,300台の端末がウクライナに送られましたが、現在では10,630台分の代金しか支払われていません。】

しかし、このリプライをロイターは巧妙に無視する。

そして、直近の記事は以下の通り。

記事名:Elon Musk says Starlink network in Ukraine has not received U.S. funding
(イーロン・マスク氏、ウクライナのスターリンク・ネットワークは米国からの資金提供を受けていないと発言)
2022年10月19日配信。
https://www.reuters.com/technology/elon-musk-says-starlink-network-ukraine-has-not-received-us-funding-2022-10-19/

この記事では、イーロン・マスクの以下のツイートが引用されている。
午前9:06 ・ 2022年10月19日(日本時間)
https://twitter.com/elonmusk/status/1582523481345835008
【No money from DoD, but several other countries, orgs & individuals are paying for ~11k/25k terminals (thanks!).
SpaceX is losing ~$20M/month due to unpaid service & costs related to enhanced security measures for cyberwar defense, but we’ll keep doing it (sigh).
(日本語訳)国防総省からの資金はないが、他のいくつかの国、組織、個人が~11k/25k端末の費用を負担している(ありがとう!)。
スペースX社は、未払いサービスやサイバー戦争防衛のための強化されたセキュリティ対策に関連するコストにより、月2千万ドルの損失を出しているが、我々はそれを続けるだろう(ため息)。】

こうやって、重要な事実が「不存在」のまま、時間が経過する。

その結果、ロイターが配信する情報の世界では、イーロン・マスクと国防総省との間で、援助金額の交渉が現在も継続中である。

結論。ロイターは世界一のプロパガンダ機関である。

以上

かたせ2号 投稿日:2022/10/19 21:34

【367】ジョージ・ソロスの「スピーカー」トラス英首相が、全くなすところなく、退陣していく。

かたせ2号です。

共同通信サイトから。
記事名:英政権、支持率1桁台に トラス首相、強まる逆風
2022年9月19日配信
https://nordot.app/955361378502279168
(引用開始)
英世論調査大手ユーガブは2022年10月18日、トラス政権の支持率が7%と1桁台に落ち込み、不支持が77%に達したとの調査結果を発表した。政権支持率調査を始めた2011年以降で最悪の水準という。与党内でも55%がトラス首相の辞任を望むと回答。トラス氏への逆風は強まり、続投に悲観的な見方が広がっている。
 トラス氏は2022年10月17日、大型減税策を柱とした経済政策の大部分の撤回を余儀なくされ、失敗を認めて謝罪した。与党保守党内で「首相降ろし」の動きが加速するものの、辞任は否定。ハント財務相が発表した新たな経済政策に転換し、信頼回復を目指す方針を示した。
(引用終わり)

かたせ2号です。

私の見立てでは、ジョージ・ソロス(「ロシアを滅ぼすべし」派)の肉声を世界に発信する「スピーカー」は、イギリスのトラス首相と、ウクライナのゼレンスキー大統領の2名。
その一方であるトラス首相が、おそらく、もうすぐ退陣する。
2022年9月6日の就任以来、まだ2ヶ月も経っていないのに。
トラスが首相就任直後に発表した、富裕層・企業向けの大型減税策が、市場の混乱(株安・債券安・ポンド安)を招き、大きな批判を浴びたからだ(この減税策は、2022年10月17日にほぼ全て撤回された)。
そして、イギリスでは、2022年9月の消費者物価指数が10%超ほど上昇し、記録的なインフレが続いている。

トラスが首相になる前の外相時代、2022年4月3日の、ブチャのでっち上げ事件直後から、ゼレンスキーと連携して、ドイツを筆頭とするEU諸国をロシアへの強硬な制裁へと追い込んでいたころの勇姿は、いまや見るかげもない。
2022年4月27日には「冷戦後の新たな地政学の追求の為に(台湾等と連携した)グローバルNATOが必要」と世界的規模の戦略を披露したというのに、首相に就任後、それらのことをまったく実行できぬまま、プーチン大統領と対峙することもないままに、消えていく。

そう考えると、「ロシアを滅ぼすべし」が自己目的化した勢力が、力を落としていることは否めないだろう。現時点で「ウクライナがロシアに優勢」なんてことは言えないはずだ。

以上

かたせ2号 投稿日:2022/10/18 21:03

【366】仮説の提示「イーロン・マスクは、今後、スペースX社の経営危機を訴え、それを理由に、ウクライナへのスターリンクのサービスを停止させる。」

かたせ2号です。

<主張のまとめ>
(1) イーロン・マスクが、ウクライナのスターリンク事業についての国防総省からの資金援助要請をとりやめる、とツイートした。(本日、2022年10月18日)
(2) (1)の判断により、ウクライナ国内のスターリンクを停止するかしないかの判断は、ウクライナ・NATOの判断を離れて、イーロン・マスクの判断に一任された。これでロシアが断然有利になった。
(3) (1)の判断は、通常の経営者であれば絶対に行わない。あり得ない。しかし、イーロン・マスクはそれをした。なぜか?
(4) 以下の仮説を提示する。「イーロン・マスクは、今後、スペースX社の経営危機を訴え、それを理由に、ウクライナへのスターリンクのサービスを停止させる。そのことを意図して現在、活動している。」

<以下、主張の本文>
かたせ2号です。
最初に、イーロン・マスクのツイート(リプライ)を引用する。

Sawyer Merrittのツイート(情報源は、POLIITICOサイト)
午前4:09 ・ 2022年10月18日(日本時間)
https://twitter.com/SawyerMerritt/status/1582086349305262080
【BREAKING: The Pentagon is considering paying for @SpaceX’s Starlink satellite network ― which has been a lifeline for Ukraine ― from a fund that has been used to supply weapons & equipment over the long term, according to two U.S. officials.
(日本語訳)
<速報>米国防総省は、ウクライナの生命線であるスペースX社のスターリンク衛星ネットワークへの支払いを、長期的な武器・装備の供給に使われてきた基金から行うことを検討していると、2人の米政府関係者が語った。】
 ↓
これに対するイーロン・マスクのリプライ
午前4:57 ・ 2022年10月18日(日本時間)
https://twitter.com/elonmusk/status/1582097354576265217
【SpaceX has already withdrawn its request for funding.To be precise, 25,300 terminals were sent to Ukraine, but, at present, only 10,630 are paying for service
(日本語訳)スペースX社はすでに資金提供の要求を取り下げています。
正確には、25,300台の端末がウクライナに送られましたが、現在では10,630台分の代金しか支払われていません。】

かたせ2号です。
これを上書きする情報はまだ出ていない。これが最新情報。

このイーロン・マスクのリプライによって、はっきりしたこと。
それは、「ウクライナ国内のスターリンクを停止するかしないかの判断は、ウクライナ・NATOの判断を離れて、イーロン・マスクの判断に一任された」ということだ。
しかも、いやいや支援を続けているが、資金繰りに困れば、イーロン・マスクが、いつ停止させるかわからないという危なっかしい状況。裏を返せば、ロシアにとって極めて有利な状況になった。

ここまで来れば、以下のような意見が出てくるのも、ある意味当然である。
私は以下の、アメリカの政治学者の意見に同意する。

藤原直哉ツイート(2022年10月18日)
https://twitter.com/naoyafujiwara/status/1582149608670900225
【(プラウダ紙の2022年10月17日付記事を機械翻訳)
https://www.pravda.ru/news/world/1760558-ilon_mask_vladimir_putin_zapad/
記事名「ポリティコ:イーロン・マスクはプーチンの西側への特使である。」
ウクライナ紛争の平和的解決策を提案したアメリカの大富豪イーロン・マスク氏は、ロシアのプーチン大統領の特使を務めている。これは、アメリカの政治学者であるフィオナ・ヒルが述べたものである。
現在、西側諸国によるモスクワへの威嚇の試みはすべて失敗しており、ワシントンはウクライナでの特別作戦がどのように終了するのかを知らない。
「プーチンは、億万長者のイーロン・マスクなどの特使を使って、西側諸国を自分の条件に同意させようとしている。彼らの口を通して、彼は自分の条件で紛争を終わらせる協定を提案しているのだ」とヒル氏はPolitico誌に語った。
政治アナリストは、これは単なるロシア軍の特殊作戦ではなく、大国が関与する紛争だと考えている。現在の状況は、既存の世界秩序の終焉である、とヒルは確信している。
「私たちの世界は、もはや以前のようにはいかないだろう」と。】

かたせ2号です。

さて、ここで、イーロン・マスクの
「スペースX社はすでに資金提供の要求を取り下げています。」というツイートを再度取り上げて、考えてみる。
これは、通常の経営者の判断では絶対にありえない発言だ。
経営者なら、国防総省から資金援助を受けて、スペースX社での資金の持ち出しをなくすようにするのが、100%正しい行動だ。
しかし、なぜかイーロン・マスクはそれをしなかった。
ということは、経営者としての判断よりも何かを優先させたのは確かだ。

それは、何か?

ここで、タイムリーな情報をロシア系の情報サイトSputnikが報じていたので、記事を引用する。

Sputnikサイトから。
記事名:イーロン・マスクのスターリンクが日本でサービス開始 ウクライナは落胆続編
2022年10月17日配信
https://sputniknews.jp/20221017/13390201.html
(引用開始)
衛星通信ネットワークとデジタルマルチサービスネットワークの開発を行う株式会社ウィサット・テルのワレンチン・アンピロゴフ社長からスプートニクに連絡があった。彼の見解は、先の専門家の見解とは少し異なっている。アンピロゴフ氏によると、日本でのスターリンクのサービス開始は、日本よりもマスク氏本人が必要としているのだという。
アンピロゴフ氏は次のように述べている。
「イーロン・マスク氏は2022年の報告で、ネットワークのアクティブ加入者、つまりお金を払っている加入者が100万人いると言わなければならないのです。さらに2030年には1億人だと報告しなければなりません。それができなければ、彼は破産する恐れがあるのです。スターリンク・プロジェクトの戦略を分析したモルガンスタンレーは、スペースXの評価額の大部分はスターリンク衛星ネットワークからの収益だと考えています。マスク氏は、スターリンク・ネットワークは年間300億ドルの収益もたらすと発言しています。しかし今のところ、加入者一人がスペースXにもたらしているのは1000ドル以上の純損失です。日本が、都市部と地方の住民が同等にインターネットにアクセスできるようするためにスターリンクが必要だと言っても、地方居住者の誰もが加入者端末に500ドル、さらに毎月100ドルの使用料を支払う用意があるとは限りません。スペースXの最大の課題は、端末の原価を下げることです。マスク氏は、2021年4月に、新たな端末モデルに移行することで、原価を1000ドル以下に下げることができると発言しています。計画では端末の販売価格も250~300ドルに下げる予定です。つまり、今のところマスク氏の会社は、原価と販売価格の差を自ら負担することで、損失を負っている状態なのです。もし日本が離島の通信のためにスターリンクを必要としているのであれば、これも良い解決策ではありません。なぜなら加入者端末は屋根の上か屋外に設置される上、さらに地上設備の根幹となるゲートウェイも必要で、これらの設備は軍事紛争の際には敵の格好の標的となるからです。このテーマに詳しいプロフェッショナルなら、スターリンク・プロジェクトがサービスの安定性の問題を解決できていないことや、実際の通信能力が発表されている数字に見合っているのか大きな疑問があることを知っています。しかし、決定するのはプロフェッショナルではなく、まったく別の人なのです。
(引用終わり)

かたせ2号です。
このように、スペースX社の経営がうまくいく可能性が低いことを指摘している。

イーロン・マスクは、すでに以下のことを達成した。
・ウクライナにおけるスターリンクの事業が、赤字であることを世界に知らせた。
・ウクライナにおけるスターリンクの事業が、イーロン・マスクの判断のみで停止できる状態にした(通常の経営者では絶対にありえない判断をすることによって)。

ここまでは確かだ。

以下、私の仮説を述べる。あくまで仮説なので、「そういう考えもあるのかな」とご認識いただければそれで十分です。

(仮説)
「イーロン・マスクは、今後、スペースX社の経営危機を訴え、それを理由に、ウクライナへのスターリンクのサービスを停止させる。そのことを意図して現在、活動している。」

この仮説の通りになるかは、まだわからないので、今後の動向を見守っていきたい。

<補足>
Sputnikサイトの運営者へ。

上記で引用したSpunik記事本文には、ウクライナを題材とする内容がないにもかかわらず、記事名では、しつこく「ウクライナは落胆」と書いています。これも、以前の記事と同様、異様です。
ですからこの記事は、以下の内容にいずれかについて、ロシア側があらかじめ察知しているというメッセージだと解釈しましたが、いかがでしょうか。

(1)ロシア占領地域と接する、戦闘の最前線で、ウクライナ軍がスターリンクを使えない。
(この件については、2022年10月8日のFT紙の記事以来、情報が途絶えている)

(2)ウクライナにおけるスターリンクの事業が、イーロン・マスクの判断のみで停止できる状態になったこと。

(3)イーロン・マスクが、今後、スペースX社の経営危機を訴え、それを理由に、ウクライナへのスターリンクのサービスを停止させること。

以上

かたせ2号 投稿日:2022/10/16 13:48

【365】「哲人王」プーチンだったら、こう考えるだろうと、勝手に想像してみた。(仮説を立ててみた)

かたせ2号です。

最初に。

イーロンマスクのツイート(2022年10月16日)
https://twitter.com/elonmusk/status/1581345747777179651
【The hell with it … even though Starlink is still losing money & other companies are getting billions of taxpayer $, we’ll just keep funding Ukraine govt for free
(日本語訳)バカバカしい……スターリンクには引き続きカネがかかる一方、その他の企業は納税者から数十億ドルの支援を受け取り続けるものの、我々はウクライナ政府をタダで支援し続けるのだ。】

このように、イーロン・マスクは、スペースXはウクライナの通信インフラに不可欠とされる衛星インターネットサービス「スターリンク」への資金提供を継続すると述べました。
一方で、The hell with it、と表現することで、アメリカ政府からの強い圧力で、しぶしぶ、というニュアンスを強く匂わせています。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

僭越ながら、「哲人王」プーチンの頭の中を勝手に想像してみました。(仮説を立ててみた)

なお、以下は、根拠となる直接的な事実が明示できずに状況証拠だけで「こうだ」と決めて書いている箇所も多々あります。私が勝手に想像している、今後起きるであろうストーリーの大枠を、「そんな考えもあるかな」とご参考いただければ、それで十分です。

以下、本題。
プーチンの頭の中は、以下の通りです。

(1) イーロン・マスク、ウラジミール・プーチン、ヘンリー・キッシンジャーが連合して戦っている(←直接的な証拠はどこにも何もありません)。

(2)「自分たち」が圧倒的に戦況有利であること、すなわち、相手方(NATO、ウクライナ)はまともに戦える状態にないことを相手方に悟らせる。(ここまでがすでに起きたこと)

・まず、ウクライナ軍の戦闘の最前線(ロシアが併合を宣言した区域)で、スターリンクを使わせない。これでスターリンクの死活的重要性を実感させる。
・相手がやりたかったテロ行為(クリミア橋爆破)をやらせることで、この戦争についてのロシア側の「正当性」を得る。
・ウクライナ領内のインフラを空爆し、ここでもスターリンクの死活的重要性を実感させる。
・今後ウクライナ領内でもスターリンクが使えなくなる可能性のあることを強く実感させる。
(2022年10月16日、イーロン・マスクはスターリンクへの資金提供を継続すると発表するの同時に、それに対する強い不満の様子を表現した。)

(↑ここまでがすでに起きたこと)

(↓以下が今後起きるであろうこと)

(3)戦況が「自分たち」に圧倒的に有利であるにもかかわらず、相手方(NATO、ウクライナ)に停戦交渉を持ちかける。2022年10月4日のイーロン・マスク提示の案がベース。これの原案はヘンリー・キッシンジャー。
なぜ、こんなことをするか?
プーチンは、哲人王(てつじんおう Philosopher king フィロソファー・キング)だ(副島隆彦先生による)。
だから、プーチンは、自分が「歴史法廷の被告席」(中曽根康弘の名言による)に立っていることを、十分に認識している。
後世の世界史の住人(人類)に、「私たちは、第三次世界大戦が起きないようにするために最善の努力を尽くしました」と申し開きができるようにするためだ。

(4)相手方(NATO、ウクライナ)にいずれかの選択を迫る。
・2022年10月4日のイーロン・マスク提示の案をベースに、ロシアとの停戦交渉を開始する。
・自己目的化した「ロシアを滅ぼすべし」に従い、最後までロシアと戦う。停戦交渉拒否。この場合、相手方(NATO、ウクライナ)は、核ミサイルをロシアの主要都市に打ち込むしか残る手段はないので、第三次世界大戦が勃発する。

要は、第三次世界大戦を起こすかどうかを相手方(NATO、ウクライナ)の判断に委ねる

(5)停戦交渉が実現する目処が立たない場合、第三次世界大戦の勃発が確定する。その場合でも、プーチンは、相手がやりたいことをやらせる。すなわち、先制で、核ミサイルをロシアの主要都市に打ちこませる。
これにより、核戦争の戦端を開いたことの汚名を相手方(NATO、ウクライナ)にかぶせる
なお、南北戦争のサムター要塞の戦い以来、アメリカは、自分がやりたい対外戦争を行う際、必ず相手に先制攻撃(自国領内あるはい自国の軍隊に)をしかけさせた(あるいはそのような攻撃を自分たちで偽装して作りあげた)。
アメリカは今回、この歴史上の先例を破ることになる。
これはアメリカの没落を予兆する。

(6)プーチンは、おそらく第三次世界大戦になるだろうと予想し、覚悟を決めているだろう。これは結局、副島隆彦先生が予言した内容と一致する。

以上

かたせ2号 投稿日:2022/10/15 08:04

【364】予告

いずれ、以下の件について書きたいと思っています。
「京セラの稲盛和夫と日本電産の永守重信では、その経営スタイルが、どう違うのか?」

この件につき、興味をもって、情報を集めて考えてきました。
なお、ようやく出した、私なりの結論はあります。

(結論)
「昇格や昇給の形以外に、部下との普段のコミュニケーションの場で、部下の献身的な働きをねぎらっているか(感謝することがあるか)?」
これをしているのが京セラの稲盛和夫で、これをしないのが日本電産の永守重信。

たぶん、これだけです。

ちなみに、ネット上にあった表現ですが、
「佛(ほとけ)の顔をした鬼が稲盛和夫で、鬼の顔をした鬼が永守重信」
だそうです。
うまいことを言うなと感心しました。

ただし、これから両者の評価には、大きな差がついていくでしょう。その違いは、上記のささいな経営スタイルの違いから来ると思います。

「経営を進めていくときに大事なのは、事にあたってまず冷静に判断すること、それからそっと情を添えること。この順番が大切である」と述べた松下幸之助が、やはり、日本の経営者の中では一番偉い。

以上

かたせ2号 投稿日:2022/10/15 07:42

【363】CNN記事(英語版)を翻訳して、掲載する。そして最後に少しだけコメントする。

かたせ2号です。

星崎連維さんのツイート(2022年10月14日)
https://twitter.com/rennstars/status/1580923707270496257
【CNNの日本語記事、英語記事にある肝心の「例の馬鹿和平案を罵倒されて以後ウクライナ前線でStarlinkが突然全面停止したりしている」「そもそも端末の85%は米国他政府が払ってる」をまるっと省略してるの何で?
イーロン・マスクもStarlinkも慈善事業じゃないから残当みたいな論調ばかりが日本語で流れてきてすげー違和感あったんだが、CNNの日本語記事自体から「いや米国かなり払っとるで」「ほーん、で、突然作戦区域で通信止めたの無関係?」が略されてるとは思わなんだよ。】

かたせ2号です。
上記の通り、CNNの日本語記事では、英語記事の重要な情報が抜け落ちています。
ですので、以下に、CNN英語記事の日本語訳を引用します。
長文となりますが、ご参考ください。

記事名:(独占記事)イーロン・マスク氏のスペースX社は、ウクライナの重要な衛星サービスに対する支払いができなくなり、ペンタゴンにツケを払うよう要求している。
(2022年10月14日 20:16(日本時間)に更新された記事)
https://edition.cnn.com/2022/10/13/politics/elon-musk-spacex-starlink-ukraine/index.html

(翻訳文引用開始)
昨年(2021年)の春にウクライナに到着して以来、イーロン・マスクのスペースX社が製造したスターリンク衛星インターネット端末は、ウクライナ軍にとって不可欠な通信源となっている。ロシアとの戦争で携帯電話やインターネット網が破壊されても、戦闘と接続を可能にする。
これまでにおよそ2万個のスターリンク衛星がウクライナに寄贈され、マスク氏は金曜日(2022年10月14日)に「この作戦にはスペースX社が8000万ドルかかり、年内(2022年)には1億ドルを超えるだろう」とツイートしている。
しかし、SpaceX社は国防総省に、米軍が毎月数千万ドルを負担しなければウクライナのサービスへの資金提供を停止する可能性があると警告しており、これらの慈善事業には終わりが来る可能性がある。
CNNが入手した文書によると、マスク氏のスペースX社は先月(2022年9月)、国防総省に書簡を送り、スターリンク・サービスにこれまで通り資金を提供することはもうできない、と述べたという。書簡では、ウクライナ政府と軍がスターリンクを利用するための資金を国防総省が引き受けることも要求しており、スペースX社の主張によると、今年いっぱいは1億2000万ドル以上、今後12カ月で4億ドル近くかかる可能性があるという。
SpaceX社の政府販売担当役員は2022年9月の手紙の中で、「ウクライナにさらに端末を寄贈したり、既存の端末に無期限で資金を提供する立場にはない」と国防総省に記している。
CNNが入手した、国防総省に送られたスペースX社の文書の中には、ウクライナ軍司令官バレリー・ザルジニー将軍が7月にマスク氏に行った、約8000台のスターリンク端末の追加要求という、これまで報道されていなかったものが含まれている。
SpaceX社のために働く外部コンサルタントは、国防総省への別の書簡で、「SpaceX社はここで恐ろしく難しい決断を迫られています。私は、ザルジニー将軍が要求したような追加の端末やサービスを提供する財務的能力があるとは思えない “と書いています。
これまで報告されていなかったこの文書は、スターリンクに関してSpaceX社自身が内部で把握している数値の、珍しい内訳を提供し、ウクライナの数千の端末に関連するコストと支払いを詳述している。また、キエフにほとんどコストをかけずにウクライナに何百万ドルもの通信ハードウェアとサービスを提供した舞台裏の交渉にも新たな光が当てられている。
ウクライナのスターリンクのツケを国防総省に求めるにあたり、マスク氏は金曜日(2022年10月14日)、今月初め(2022年10月4日)のマスク氏のウクライナ和平案に対して、”Fuck off”(消え失せろ)と応じたウクライナの、ある外交官の助言に従った、と述べた。
その、ウクライナの駐ドイツ大使アンドレイ・メルニクは、今月初め、ロシアのウクライナ戦争に対するマスクの主張する平和計画に対して、こう返答している。「Fukc off、があなた(マスク氏)への私の非常に外交的な意見です」
スペースX社が国防総省に送った手紙は、ツイッターでのやりとりの前に送られていたにもかかわらず、CNNの報道とメルニク氏のコメントに言及したツイートに対して、マスク氏は金曜日に「我々は彼の推薦に従っただけだ」と述べた。

<停電の報告>
この手紙は、ウクライナ軍が同国の東部と南部でロシアに占領された土地を奪還しようとする中、スターリンクが広範囲にわたって機能停止しているという最近の報告の中で出されたものだ。
停電に詳しい情報筋によると、2022年9月30日に突然、前線全体に影響が及んだという。「ウクライナ軍がその前線を押し通すためのあらゆる努力に影響を与えた」と、停電に詳しいある人物はCNNに機密情報を話すために匿名を条件に語った。「スターリンクは、戦場のユニットが通信するための主要な手段なのです」。
ウクライナ軍への警告はなかったと2番目の人物が言い、現在ウクライナが地域を解放する際には、スターリンクのサービスをオンにするよう要請する必要があると付け加えた。
フィナンシャル・タイムズ紙は、ウクライナ高官の話として、「壊滅的な」通信の喪失をもたらした停電を最初に報じた。この記事に反応したツイートで、マスク氏は、戦場で起きていることは機密事項であると述べ、停電に異議を唱えなかった。
スペースX社がスターリンクへの資金提供を停止することを示唆したのは、マスク氏の忠誠心をめぐるウクライナでの懸念が高まっているためでもある。マスク氏は最近、ウクライナにクリミアと東部のルハンスク、ドネツク両地域の支配を放棄させるという物議を醸す和平案をツイートした。
ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領が、マスクは誰の味方なのかと問題提起した後、彼は「今でもウクライナを非常に支持している」と答えたが、「大規模な事態の深刻化を危惧している」とも述べた。
また、マスク氏が先月(2022年9)、私的な席で、ウクライナは今すぐ和平交渉を望んでおらず、もし彼らが自分の計画に従えば、「ロシアはその条件を受け入れるだろう」と主張したと、それを聞いた人が述べている。
「ウクライナは、現在の政府と戦時中の取り組みがスターリンクに完全に依存していることを知っている」と、この議論に詳しい人物は述べた。「スターリンクを稼働させ続けるかどうかの判断は、ある一人の男の手に完全に委ねられている。それはイーロン・マスクだ。彼は選挙で選ばれたわけでもなく、誰も彼にその権力を与えると決めたわけでもない。彼が持っているのは、彼が築いた技術と会社のおかげです。」
火曜日(2022年10月11日)、マスク氏はウクライナについてプーチンと直接話したという報道を否定した。木曜日(2022年10月13日)、ウクライナの大臣が「スターリンクはウクライナのインフラに不可欠だ」とツイートすると、マスク氏はこう返した。「どういたしまして。ウクライナをサポートできて嬉しい。」

<英雄のように見える胆力>
戦争が始まって7ヶ月以上経ちますが、スターリンクがウクライナに与えた影響を過大評価することは難しい。キエフの政府、ウクライナ軍、そしてNGOや民間人は、SpaceX社が作った軽快でコンパクトで使いやすいユニットに信頼を寄せています。音声や電子通信だけでなく、ドローンを飛ばしたり、砲撃を修正するためのビデオを送り返したりするのにも使われている。
CNNは、多数のウクライナの基地で使用されているのを確認している。
「ロシアはウクライナの通信インフラをターゲットにしているので、スターリンクは絶対に欠かせない」と、シンクタンクSilverado Policy Acceleratorの共同設立者であるディミトリ・アルペロビッチ氏は述べた。「それがなければ、多くの場合、彼らは本当に盲目的に活動していることになります」。
マスク氏は、戦争が始まった直後、ウクライナへのスターリンクサービスの要請に応じたことで、広く称賛と感謝を受けたが、ペンタゴンへのスペースXの書簡によると、実際には、2万台の端末の大部分は、米国政府、英国、ポーランドなどの外部から全額または一部の資金提供を受けてきた。
SpaceX社が米軍に負担を求めたことで、ペンタゴンの上層部は激怒している。ある国防省高官はCNNに、SpaceX社は他者に多額の負担をさせながら「英雄のように見える胆力」を持ち、今では月数千万ドルの請求書を突き付けていると語った。
SpaceX社が国防総省と共有した数字によると、ウクライナにある2万台の端末のうち約85%は、アメリカやポーランドなどの国や他の団体が支払った、あるいは部分的に支払ったものであることが判明した。これらの団体は、インターネット接続の約30%も支払っており、スペースXによれば、最も高度なサービスで1台あたり毎月4,500ドルかかるという。(週末、マスク氏はウクライナに約25,000台の端末があるとツイートしている)。
ウクライナのザルジニー司令官は2022年7月のマスク氏への書簡で、スターリンクユニットの「卓越した実用性」を賞賛し、約4000台の端末が軍によって配備されていると述べた。しかし、毎月約500台の端末が戦闘で破壊されているとざるジニー氏は述べ、その損失を相殺するためにウクライナ軍と情報機関用に6,200台、今後毎月500台の端末を追加するよう要請したのである。
SpaceX社はこれに対し、ザルジニー氏に、代わりに国防総省への要望を取り上げてくれるよう依頼したという。
2022年9月8日、SpaceX社の政府販売担当上級役員は、コストが高くなりすぎて1億ドルに近づいていると国防総省に手紙を出した。この関係者は、ウクライナの新たな要求と、継続的なサービスコスト、2022年の残りの期間、合計1億2400万ドルを国防総省に取り上げるよう要請した。
防衛省高官によると、これらの費用は通年で3億8000万ドル近くに達するという。
スペースX社は、今回の故障と国防総省への最近の要請の両方について、コメントの再要請を拒否した。マスク氏の弁護士は、コメントを求めたが返答がなかった。国防総省のボブ・ディッチー報道官はCNNに対し、「ロシアの残忍でいわれのない侵略を撃退するウクライナ軍のために、産業界と協力して解決策を模索し続けている。現時点では他に付け加えることはない。」 と述べた。

<コストの内訳>
ワシントンポストによると、米国は国際開発庁(USAID)を通じてStarlinkへの初期の支援を行い、ウクライナのハードウェアとサービスに約300万ドルを費やしたという。今回入手した文書によると、端末を提供した最大の国はポーランドで、約9000台の端末を個別に購入した。
米国は1,700台近くの端末を提供しています。その他、英国、NGO、クラウドファンディングなどが貢献している。
しかし、はるかに高価なのは、継続的な接続性である。SpaceX社によると、ウクライナに提供されたサービスの約70%を負担し、大半は月500ドルの安価なサービスにしかサインしていないにもかかわらず、ウクライナのすべての端末に最高レベルの月4500ドルを提供したと主張しています。
端末自体の価格は、ウクライナに送られた2機種が1500ドル、2500ドルであるのに対し、スターリンク社のウェブサイトに掲載されている消費者向けモデルははるかに安く、ウクライナでのサービスは月額わずか60ドルだと文書には書かれている。
これは、SpaceX社が国防総省に支払ってもらう必要があると言っているサービス料金のわずか1.3%に過ぎない。
「彼は政府からお金を得ようとしている、あるいはただ『もうこれに関わりたくない』と言おうとしていると言えるでしょう」と、ウクライナのスターリンクに対する要求をよく知る人物は言う。最近の障害と、予測不可能なことをするマスク氏の評判を考えると、「ウクライナ側の感情は本当に高まっている」とこの人物は言った。
マスク氏は、株式非公開のSpaceX社の筆頭株主である。2022年5月、スペースXは評価額が1270億ドルに上昇したことを明らかにし、今年に入って20億ドルを調達したとCNBCは報じている。
先週、マスク氏は、一連のツイートで戦争を終わらせるための平和計画を提示した後、Twitterで批判に直面した(ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領も含めて)。クリミアをロシアに返還し、ロシアが最近不法に併合した4つの地域で、今度は国連の監督下で住民投票をやり直すというものだ。
これは、先月(2022年9月)コロラド州アスペンで開かれた「The Weekend」と呼ばれる非公開の高級会議で、マスク氏が出席者を前に「ウクライナは最近勝利を収めたので、今和平を求めるべきだ」と述べたのと同じ内容だった。
「今がその時だ。彼らはそれを望んでいない、それは確かだ。しかし、今がその時なのだ」と語ったと、会場の関係者が語っている。「みんな負けているときは平和を求めたがるが、勝っているときは平和を求めようとしない。今のところはね。」
(翻訳文引用終わり)

かたせ2号です。
私は、最後のパラグラフにある、
先月(2022年9月)のイーロン・マスク発言「(ウクライナにとって)今がその(和平の)時だ。彼らはそれを望んでいない、それは確かだ。しかし、今がその時なのだ」「みんな負けているときは平和を求めたがるが、勝っているときは平和を求めようとしない。今のところはね。」
が一番重要だと考えます。

本当は、単なる金勘定の話だけで、イーロン・マスクは動いていないのです。

いずれ、この話題は、
「ウクライナ政府(およびNATO)は、イーロン・マスクが2022年10月4日に提示した和平条件をベースにして、ロシアと和平交渉にのぞむか」という議題にすり替わっていくでしょう。
ヘンリー・キッシンジャーは、自分自身のアイデアを、まだ諦めていなかったのです。

以上

かたせ2号 投稿日:2022/10/14 18:41

【362】イーロン・マスクがCNNの報道内容を認めた。

かたせ2号です。
本日(2022年10月14日)の午後4時14分(日本時間)に、イーロンマスクは、(私がふじむら掲示板[491]で引用した)CNNの報道内容を認めました。

取り急ぎ、イーロン・マスクのツイートを引用しておきます。

Jason Jay Smartlのツイート (2022年10月14日午後1時47分(日本時間))
https://twitter.com/officejjsmart/status/1580782290849759232
【Elon Musk’s Starlink says it can no longer afford to give Ukraine free service and asks the Pentagon to pay for it. Starlink had been a game changer in the war.
This comes days after Ukrainian Ambassador @MelnykAndrij told Musk to “fuck off.”
(日本語訳)
イーロン・マスクのスターリンクは、ウクライナに無料サービスを提供する余裕がなくなり、ペンタゴンに支払いを求めると発言している。これまでスターリンクは、戦争における流れを変えるような存在であった。
この発言は、ウクライナ大使のメルニク・アンドリーがマスクに "fuck off(消え失せろ) "と言い放った数日後の発言である。】


上記ツイートへのイーロン・マスクのリプライ(2022年10月14日午後4時14分(日本時間))
https://twitter.com/elonmusk/status/1580819437824839681
【We’re just following his recommendation.
(日本語訳)
私たちは、彼(ウクライナ大使メルニク・アンドリー)の提案に従っているだけなのです。】

以上

かたせ2号 投稿日:2022/10/14 12:12

【361】CNN「ウクライナに提供のスターリンク、米国防総省の拠出なければサービス中止も。スペースXが要請」

かたせ2号です。
取り急ぎ、表題記事を引用しておきます。
イーロン・マスクの言動の首尾一貫性を前提にして(信じて)考えてよいことが判明したので、私としては、これで一安心です。

CNNサイトから。
記事名:ウクライナに提供のスターリンク、米国防総省の拠出なければサービス中止も スペースXが要請
本日(2022年10月14日)、午前11時2分(日本時間)配信

(記事引用開始)
イーロン・マスク氏率いる米スペースXの衛星インターネット端末「スターリンク」は、今年(2022年)春、ウクライナに届いた時からウクライナ軍にとって欠かせない通信手段だった。ロシアとの戦争で携帯電話やインターネットのネットワークが破壊されても、スターリンクのおかげで戦闘を続け、つながり続けることができていた。
スターリンクの衛星端末はこれまでに約2万台がウクライナに寄付されており、マスク氏は2022年10月7日、「運用のためにスペースXが負担した経費は8000万ドル、年末までに1億ドルを超す」とツイートした。
だが、そうした慈善事業は打ち切りになるかもしれない。CNNが入手した文書によると、スペースXは米国防総省に対し、米軍が月額数千万ドルを拠出しなければ、ウクライナでのサービスに対する資金提供は中止する可能性があると通告した。
スペースXは先月(2022年9月)、国防総省に宛てた書簡の中で、スターリンクのサービスに対する現状のような資金拠出は継続できなくなったと説明。ウクライナ政府と軍がスターリンクを使うために、米国防総省が拠出を引き継ぐよう申し入れた。スペースXによると、経費は年内(2022年内)に1億2000万ドル以上、次の1年(2023年)で約4億ドルに上る。
「我々はウクライナへの端末にこれ以上寄付すべき立場にはなく、既存の端末のために無期限で資金を提供すべき立場にもない」。スペースXは書簡にそう記していた。
スペースXが国防総省に送った文書の中には、7月にウクライナ軍のバレリー・ザルジニー総司令官がマスク氏に対し、さらに約8000台のスターリンク端末を求めた内容もあった。
スペースXの外部コンサルタントは別の書簡で「同社には、ザルジニー総司令官の要請に従って追加の端末やサービスを提供する財政的な能力はないと考える」としている。
(記事引用終わり)

以上