ふじむら掲示板
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Loginはこちら【633】この世界最高のコンセプト・アルバムの出だしが、すばらしい。
件名_この世界最高のコンセプト・アルバムの出だしが、すばらしい。
かたせ2号です。
さあ、「咳をしても【ひとり】(尾崎放哉)」の孤独な魂のバンド(Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band) が、
前乗りして、場を温めておいたから、
Ringo Starrには、
せいいっぱいうたってもらおう。
すでに退路は絶たれた。
うまく歌えるかどうかなんて心配しているいとまなんて、ないはずだよ。
そんな励ましの出だしが素晴らしい、ビートルズの最高の出来のアルバムを紹介しておきます。
当然、その後に続く、リンゴの味わい深い歌いっぷりも素晴らしい。
Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band + With A Little Help From My Friends
Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band + With A Little Help From My Friends
以上
【632】わが妄想_あるいは、ポエムなお話 1999年の7の月
件名_わが妄想_あるいは、ポエムなお話 1999年の7の月
かたせ2号です。本日は、2025年6月13日です。
あんまり、こういう側面の自分を書きたくはないんだけど、、、
ま、いいか。あくまで想像の羽根を広げたファンタジーということで、お手柔らかに、よろしくお願いします。
いいかえるならば、電波ユンユンの、妄想を書き連ねていくだけですので。。。
それに、なんでもありの「ふじむら掲示板」なので、ご容赦を。
以前から、少しだけこの4行詩について、ひっかかることがあります。
L’an mil neuf cens nonante neuf fept mois
Du ciel viendra un grand Roy d’effrayeur,
Reflufciter le grand Roy d’Angolmois,
Avant aprés Mars reguer par bonheur.
「1999年、7の月、
空から恐怖の大王が降ってくるだろう。
アンゴルモアの大王を蘇らせ、
マルスの前後に首尾よく支配するために。」
かたせ2号です。
上の詩も含めて、
ノストラダムスの予言詩はすべて、難解な表現になっていて、
真意が解かれない工夫がなされています。
なので、
「1999年」という行の表現も、他の行と同様に「難解な表現にして、真意が解かれない工夫」がされているのではないか?
と、考えてみたことがあります。
すなわち、「1999年」とは西暦の1999年を、素直に意味する「のではない」、と。
すると、これは、この年に「悪魔がひっくり返される」という意味なのではないか?
すなわち「666」をひっくり返して「999」になっている。
そう捕らえてみました。
ちなみに、「666」は新約聖書に基づいた数字です。
ヨハネの黙示録 第13章第18節
「ここに、知恵が必要である。思慮のある者は、獣の数字を解くがよい。その数字とは、人間をさすものである。そして、その数字は六百六十六である。」
かたせ2号です。
この「1999年」の詩が、国中で盛り上がったのは、唯一、日本のみです。
20世紀の五島勉さんの著作活動によるものです。
さらに話を飛躍させると、
いま話題の、たつき諒さんの漫画「私が見た未来」(完全版)と、
ノストラダムスのこの予言詩の内容とがつながっているのではないか?
たつき氏は『完全版』の中で2021年7月に見た夢に触れています。いわく〈突然、日本とフィリピンの中間あたりの海底がボコンと破裂〉し、日本の太平洋側などに〈東日本大震災の3倍〉ほどの巨大な波が押し寄せるというのです。夢の内容や見た日付を根拠に、たつき氏は25年7月5日にこの災害が起こるとあとがきで記しています。
わたしは、たつきさんから印税を分けてもらえるわけではないのですが、
調子にのって、以上のように、尻馬にのって書いてみました。
なお、今年、「2025」の約数を見てみると、「9の2乗」(キューの2乗)が隠れていて、ここにも「6」をひっくり返した「9」が隠されていました。
要は、「我が妄想」の論理展開としては、
ノストラダムスの「1999年」の予言詩は、五島勉さんやたつきさんの活動を経由して、いよいよ2025年に実現するのではないか?
そういう妄想になるわけです。
ところで、666が999にひっくりカエルという思いつきの源泉は、
松本零士さんの名作「銀河鉄道999」です。
その最終回、
悪魔のラスボスともいえる存在を、主人公が倒して、「ひっくり返します」。
そして、最後の最後に主人公に味方して、悪魔のラスボスにとっての「裏切り者」の役目を果たすのがメーテル。
(こういう、展開の物語が、地球上のどこかで、もしかすると日本で、人知れず、実現していたのかもしれないですね。)
だから「666をひっくり返しての999」。こんな着想に至った次第です。
ただし、
「アンゴルモアの大王」は、やはり意味が読み取れない。何これ???
それに、
「マルスの前後」の部分もよくわからない。
マルスは火星のこと。戦の神をも意味します。火星とは「赤い星」でもあります。
ということは、
666(悪魔の軍勢)はすでにひっくり返されている年(「1999年」)なのに、
今後も戦(マルス)は継続するのでしょうか?
なんだか、意味がつながらないですよね、困ったなあ。
この矛盾はどうしましょう???
やっぱり単なる妄想(プランB)ですね。ああ、残念。
最後に、話がつながらなかった悔しさついでに、
「赤い星」のマルスにちなんで、
斎藤茂吉の「赤光(しゃっこう)」から、3首引用しておきます。
・死に近き母に添寝(そいね)のしんしんと遠田(とおだ)のかはづ天に聞ゆる
・我が母よ 死にたまひゆく我が母よ 我を生(う)まし乳(ち)足(た)らひし母よ
・のど赤き玄鳥(つばくらめ)ふたつ屋梁(はり)にゐて足乳根(たらちね)の母は死にたまふなり
かたせ2号です。
この「母」って「メーテルの母(=悪魔のラスボス)」ではないでしょうか?
ああ、だめだ、
自分自身の負け惜しみの強さには辟易(へきえき)いたします。
おしまい
【631】念ずれば、花が開くかな? 【 2025年の広島東洋カープ が、セ・リーグ制覇と日本一とを達成します。】
件名_念ずれば、花が開くかな? 【 2025年の広島東洋カープ が、セ・リーグ制覇と日本一とを達成します。】
かたせ2号です。本日は、2025年6月13日です。
念ずれば、花開くの実験ではなく、
冷静な将来予想で書いてみるのですが、
我らが、広島東洋カープは、
1975年のリーグ初優勝から50年目の今年、2025年、セ・リーグ制覇を果たすでしょう。
というのも、落合博満さんが、今年のセ・リーグは混戦模様との予測を出しておられたので、
「それならば、チャンスありかな?」
ということで、いちファンとして、勝ち名乗りを挙げておきます。
そして40年近く、「日本一」になっていないので、こちらも勝ち名乗りを挙げておきます。
わが、矢野雅哉選手の異次元のショート守備が素晴らしすぎます。
(もちろん、以前から、菊池涼介選手のセカンド守備も素晴らしすぎるのですよ。)
【好守】ショート矢野 三遊間の深いゴロをノーステップノーバン送球 2025年4月19日 阪神×広島 阪神甲子園球場
【好守】ショート矢野 三遊間の深いゴロをノーステップノーバン送球 2025年4月19日 阪神×広島 阪神甲子園球場
それにパ・リーグで無双している西武・今井達也投手(防御率0点台)をきっちり打ち負かしたのも、大きいですね。今井投手が降板する七回までに8安打を浴びせ、5点を奪いました。(2025年6月7日)
【ハイライト】広島 vs.埼玉西武|プロ野球2025セ・パ交流戦(6月7日)
【ハイライト】広島 vs.埼玉西武|プロ野球2025セ・パ交流戦(6月7日)
ちなみに現時点(2025年6月13日)の順位は以下の通り
1位 阪神タイガース 61試合 35勝 24敗 2分 勝率.593
2 位 DeNAベイスターズ 59試合 31勝 25敗3分 勝率.554
3 位 読売ジャイアンツ 61試合 31勝 28敗 2分 勝率.525
4 位 広島東洋カープ 58試合 29勝 27敗 2分 勝率.518
(5 位、6位は記載を省略)
阪神タイガースと広島東洋カープとのゲーム差が、4.5ゲームです。
この中に4チームがひしめいているのですから、確かに混戦です。
結論。ペナントレース終了まで、残り80数試合ですが、
( 安芸の宮島、厳島(いつくしま)神社の神主による、神様からの言付け曰く)。
広島東洋カープは、リーグ初優勝(1975年)からちょうど半世紀の今年、2025年に、
・セ・リーグのペナントレース制覇
・日本一の達成
をいたします。これはすでに「確定」ですわい!!!
[広島東洋カープ応援歌]宮島さん(歌詞付き)
[広島東洋カープ応援歌]宮島さん(歌詞付き)
(以上、単なる、いち野球ファンの戯言(たわごと)なので、
「ふーん」(´・ω・`)
と読み流していただければ、それで結構です。)
終わり
【630】たまには、寄り道したっていいじゃない – 歩いて帰ろう / 斉藤和義
たまには、寄り道したっていいじゃない – 歩いて帰ろう / 斉藤和義
かたせ2号です。
以下ほぼほぼ全文転載します。
2025年7月以降の日本人も、いずれこういう気持ちに変わっていくでしょう。
題名_たまには、寄り道したっていいじゃない – 歩いて帰ろう / 斉藤和義
https://note.com/oto_doke/n/nbcea70bf3513
(ほぼほぼ全文転載開始)
斉藤和義の「歩いて帰ろう」は、1994年にリリースされ、子供番組”ポンキッキーズ”のオープニングテーマに使用されました。私自身も”ポンキッキーズ”で聞いた時に、キャッチーなメロディに惹きつけられ、大好きな曲です。
一聴してとても耳障りのいい曲なので、あまり歌詞を意識したことなかったのですが、改めて歌詞を読みつつ聞くと、めちゃめちゃ反骨精神のある曲でした。
走る街を見下ろして
のんびり雲が泳いでく
誰にもいえないことは
どうすりゃいいのおしえて
(努力だ、向上だ、生産性だ、これが本当の「道」だとか言って)
急ぐ人にあやつられ
右も左も同じ顔
寄り道なんかしてたら
置いてかれるよ すぐに
嘘で誤魔化して
過ごしてしまえば
たのみもしないのに
同じような朝が来る
走る街を見下ろして
のんびり雲が泳いでく
だから歩いて帰ろう
今日は歩いて帰ろう
—歩いて帰ろう / 斉藤和義—
これが1番の歌詞で、このあとは言葉の入れ替えが多少あるものの、パートが再び繰り返される形式になっています。
街の中でみんな必死に、何かについていこうと頑張っている。
本当に思ってることは胸にしまって。
あんなに雲はのんびりしてるのに、
なんでこんなに急いでいるんだろう。
急ぎたいなら急ぎなよ。
こっちは、自分のペースで行くからさ。
って感じで、安易に流されず、自分で決めた道をゆく!という歌だということに、今さら気づきました。
寄り道なんかしてたら 置いてかれるよすぐに
( ”後から来たの(=人たち)に追い越されて泣くのがいやならさあ歩け”)
と歌いながら、本当に言いたいことは、
寄り道したっていいじゃないか、なんじゃないかしら。
同じ内容が繰り返されると先ほど言いましたが、これは場合によっては「飽き」につながるかもしれません。それでもあえて繰り返すことで、隠れた反骨精神がみえてくる構造にしたようにも思えます。(=> 生きてゐた時の苦労にみちたあのけがらはしい肉を破つて、 しらじらと雨に洗はれ、 ヌックと出た、骨の尖(さき)。中原中也)
心地よいメロディと演奏なので、さらっと気持ちよくなってしまえるけど、斉藤和義って、最終的にはざらりとした肌触りを残していくアーティストですね。
シングルリリース時のバージョンしか知らなかったのですが、2023年に再録された、めちゃくちゃロックなヴァージョンをこちらに挙げます。
歩いて帰ろう (ROCK’N ROLL Recording Session 2023)
歩いて帰ろう (ROCK’N ROLL Recording Session 2023)
こちらのバージョンは、「反骨精神」感がより浮き彫りになってると思います。
なんだかくさくさした気分の時に聞くと、じんわり心に響くし、元気でます。「斉藤和義がこう言ってんだもん」と。
たまにはロックな気分で、いつもと違う道を歩いて帰ってみませんか?
(ほぼほぼ全文転載終わり)
以上
【629】くだらない風説やデマは信用しないでください。
くだらない風説やデマは信用しないでください。
かたせ2号です。
みなさま、今年の7月5日の前後に、
(明治維新の震源地でもあった)「とある県」のほぼ全域(7~8割程度)が海中に沈む (2025年7月6日14時46分(JST))
(↑は、正確を期して、2025年7月7日の14時58分に記載内容を変更しています。じゃないと、県の特定や、時刻まで書けるわけないでしょう? 常識で判断してくださいね。頼みます。)
というのは完全なるデマですから、決して信用しないでください。
下記4にあるように、ここまで情報が拡散した場合には、決して実現はしません。あと1カ月を切りました。
1. R.E.M. It’s The End Of The World As We Know It (And I Feel Fine)
That′s great, it starts with an earthquake
とんでもねえよな、地震から始まるのさ
Birds and snakes, an aeroplane
鳥と蛇、飛行機
Lenny Bruce is not afraid
レニー・ブルースは恐れない
2. 藤井風 さよならベイベ
来んと思った 時はすぐに来た
時間てこんな 冷たかったかな
余裕のない 愛の言葉
空気の読めぬ 恋の歌
どうかしそうやこの胸は
なんとかしてや
3. 稲盛和夫と松下幸之助とダム経営と AIによる回答
稲盛和夫氏(鹿児島県出身)と松下幸之助氏(和歌山県出身)の関係は、稲盛氏が京セラを創業して間もない頃に、松下氏の講演会で「ダム式経営」の考え方を聞き、大きな影響を受けたというエピソードが有名です。
松下幸之助氏の「ダム式経営」とは、ダムが水を貯めるように、企業も余裕のある経営を行い、不景気などによる影響に備えるという考え方です. 稲盛氏は、この講演を聞き、松下氏から「まずダムを作ろうと思う気持ちがなければ絶対にダムはできない」という言葉に感銘を受け、その後の経営で「こうありたい」という強い願望を持つことの重要性を認識しました.
このエピソードは、稲盛氏の経営理念に大きな影響を与え、京セラの成長を支える基盤となりました. 稲盛氏は、松下氏の「ダム式経営」を参考に、京セラを「心のダム」を持つ企業として、全従業員の物心両面の幸福を追求する経営理念を掲げました.
このエピソードから、私たちが学べる教訓は二つあります。一つ目は、どんなに素晴らしい考え方や目標があっても、受け止めるだけの力量がなければ、それは無意味であるということです. 二つ目は、まず「こうありたい」と強く思うこと、そしてその願望を持つことの大切さです.
稲盛氏と松下氏のエピソードは、企業経営における「目標を持つこと」の重要性を教えてくれます。常に目標を持ち、それを実現するために努力し続けることこそが、企業成長の鍵であることを示唆しています.
4. Yahoo ニュース 「7月5日に日本で大地震が起こる」 うわさ拡散、火消しに乗り出した日本政府 (2025年6月4日記事)
うわさの内容は、今年2025年7月に日本で大規模な地震が発生し、日本の南西部が大きな打撃を受けるというものだ。漫画家のたつき諒氏が1999年に出版した作品『私が見た未来』が最近日本のユーチューバーに紹介されて脚光を浴び、それがきっかけでうわさが広がった。自身の予知夢を題材にしたというこの漫画には「2025年7月5日に大地震が発生し、東日本巨大地震(2011年3月)のときより3倍高い津波が日本の南西部に押し寄せる」といった内容が描かれている。この作品には「2011年3月に大災害が起こる」という内容も描かれ、これが東日本大地震を正確に予測していたと話題になり、うわさはSNS(交流サイト)で急速に拡散された。
昨年末には中国・台湾など中華圏にまでうわさが広まり、香港からの観光客は実質的に減少した。NHKによると、大地震が今年中に発生するという説が拡散され、4月の復活祭(イースター)連休期間に香港から日本を訪れたパック旅行の参加者は、前年同期比で半分に減った。航空会社の中には日本行きの旅客機を減便したところもある。
観光への打撃が予想されることから、日本政府も対応に乗り出したようだ。日本の気象庁は先月23日、SNSで「専門家は現在の科学的知見では地震発生の時期や場所、規模を予知することはできないと言っている」「関連の推測は信じるに値しないものだと考えるべき」と主張した。
5. Xから。
ネットフリックスの新作、シティーハンター、鑑賞。
”XYZ”は、“世界の終わり”の始まりのしるし。
冴羽の「プランBだあ!」からの香の「元からAなんてないでしょ!」のお約束はグッときた。ハードボイルドでどこかトレンディな痕跡も令和仕様にアップデートする。鈴木亮平の屈強なポテンシャルをフルに活かし切るエンタメ快作に。
以上
【628】丁寧な書評をありがとうございます。
会員番号「8279」さま
SNSI・副島隆彦の学問道場の研究員の古村治彦(ふるむらはるひこ)です。
今日は2025年4月19日です。
この度は丁寧な書評を掲示板とアマゾンに掲載していただき、
ありがとうございます。
たいへん励みになります。第5章にご注目いただき、ありがたいです。
トランプの返り咲きによって、アメリカの世界覇権国の地位からの
撤退が進むと考えます。
以下の記事も合わせてお読みいただければ幸いです。
※ブログ「古村治彦(ふるむらはるひこ)の政治情報紹介・分析ブログ」2025年4月8日付記事:「最新刊『トランプの電撃作戦』(秀和システム)の書評が日刊ゲンダイに掲載されました」
https://suinikki.blog.jp/archives/89565898.html
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
古村治彦拝
【627】柿本人麿とは何者か、11
天武天皇の子供の年齢
天武天皇の子供は、二つの群に分けることが出来る。
一つは、天智天皇の娘との間に生まれた子供たち。
二つは、高市皇子、十市皇女、など天智天皇の娘以外の妃に産ませた子供たちです。
一と二の群の間には顕著な相違があります。一の群の子供たちの最高年齢者は、斉明天皇の筑紫行幸(661年正月八日)の際、船上で生まれた大田皇女です。
「壬申の乱(672年六月)」の時点では、まだ十二歳にすぎません。一の群の子供たちは、皆これより幼いのです。
二の群の十市皇女は、天智天皇の長男・大友皇子(弘文天皇、壬申の乱で滅ぼされた)に嫁ぎ、皇子(葛野王)を産んでいた。少なくとも十代の後半にはなっていたのではないか。
また高市皇子は、「壬申の乱」の首謀者で、父・天武天皇に代わって軍を指揮し勝利に導いています。
天武朝・持統朝(天武の皇后)でも、本当の実権者は、壬申の乱を勝利に導き、軍事を握っていた高市皇子でした。(柿本人麿が高市皇子に奉げた挽歌『万葉集』巻第二199は、そのように歌っている)
その高市皇子の母は、宗形君徳善の娘と『日本書紀』は記す。北九州の宗形である。
「壬申の乱」の指揮ぶりなどを見るに、高市皇子は、既に立派な成人になっていたと考えるしかない。
十市皇女は、高市皇子より年長と『日本書紀』は記すから、この二人は、二十歳を過ぎていたようだ。
一の群の年長者、大来皇女(母・大田皇女)は、筑紫行幸の海路で生まれ、その弟・大津皇子は筑紫で生まれている。
天武天皇が筑紫王朝(倭国)と密接な関係があった事は否定して否定できるものではないのです。
(続く)
【626】本田宗一郎と藤沢武夫の人間関係がすばらしい。
本田宗一郎と藤沢武夫の人間関係がすばらしい。
山本祐輔『藤沢武夫の研究 本田宗一郎を支えた名補佐役の秘密』かのう書房〈人の世界シリーズ〉、1993年1月、236頁。
(引用開始)
舞台や音楽鑑賞を趣味とした藤沢に対し、本田はゴルフなどの行動的な趣味を持っていた事から、不仲説が浮上したことがあった。しかし当人たちは、互いが当時住んでいた地名の「下落合」(本田)、「六本木」(藤沢)と呼びあうなど良好な関係だった。「いつも手をつないで一緒にいるのを仲良しとは呼ばない。私達は離れていても、今この瞬間、相手が何を考え、どうするかが、手に取るように分かる。」とも語っている。藤沢の死後、1989年に本田が日本人として初めてアメリカの自動車殿堂入りを果たした時に、本田は授賞式を終えて帰国したその足で藤沢邸に向かい、藤沢の位牌に受賞したメダルを架け「これは俺がもらったんじゃねえ。お前さんと二人でもらったんだ。これは二人のものだ」と語りかけた。
(引用終わり)
以上
【625】古村治彦氏の新刊「トランプの電撃作戦」を読んだ感想。
はじめまして。
会員番号8279の者です。
古村治彦氏の新刊「トランプの電撃作戦」を読みましたので感想を投稿します。
拙い文章になりますがよろしくお願いします。
トランプ分析に関する本として非常に優れていると思います。
まず2024年のトランプ当選の功労者であるイーロン・マスクの分析はもとより、
彼と関係の深いピーター・ティールについても「詳細」に分析されているのがいい。
(彼らの生い立ち、経営してる会社、誰が彼らをトランプと引き合わせたのか?の分析がある)
個人的に好きな章は第5章の「トランプ率いるアメリカから離れ、ヨーロッパはロシアに、アジアは中国に接近する」である。
気にいった理由は本書のサブタイトルの箇所にも含まれてるが、アメリカの世界覇権からの撤退、
脱ドル化に向かうアメリカとそれ以外の国の近未来の分析及び予測がされているから。
(特にインドネシアの分析は日本の衰退を鈍化させるためにも重要だと思っている)
P271には、2024年に中国の最高指導部の要人たち(習近平を含む)と会談できた某アメリカ人の名前及びその分析がある。
(習近平には一国の首脳でも会うのは難しい。またアメリカは衰退国家で中国は上がり調子の国なので中国抜きの政治分析は精度が低いものとなる)
P122~126ではCIAとDNIの閣僚人事を分析することでトランプが「大きい戦争を起こさない」という決意をしている事がわかる。
また本書P173~185になるが、現時点での情報はかなり少ないはずなのに
2028年の米大統領選に立候補しそうな人物やその周辺情報についても分析もある(笑)。
あと本書の情報量は膨大なので、将来、トランプ関係のニュースがあった時の手引書的な
資料として購入し、本書と照らし合わせるのもいいと思う。
(英文の記事等を読みウラをとるのはかなりシンドイ)
世界(日本を含む)の政治・経済に興味のある方には必須の書籍であると思う。
最後になりますが、今回投稿した本文とほぼ同じ内容のものをamazonのレビューに投稿しようと
した所、レビューが反映されず、翌日にレビューのサポートにメールで問い合わせた所、
レビューの承認に1週間ほど、時間をみといて下さい、という回答でした。
試しに過去私がamazonで買った中古の商品のレビューを書いたところ20分程度で反映されました。
権力者(達)の共同謀議を感じました(笑、冗談です)
以上です。
【624】柿本人麿とは何者か、10
天武天皇の結婚の異常さについて
『日本書紀』は、天武天皇を天智天皇の「同母の弟」と明記します。同じ両親(舒明天皇と皇后・後の皇極天皇、重祚して斉明天皇の間)から生まれた兄弟であると。
『日本書紀』は、天智天皇の娘を十人と記している。その十人の内、四人も天武天皇は娶っているのだ。また天武の長男・高市皇子も一人、皇后(天智の娘・後の持統天皇)の間に生まれた草壁皇子の妃も天智の娘・阿部皇女(後の元明天皇)である。高市皇子の妃は、安部皇女の実の姉・御名部皇女(みなべのひめみこ)である。
まるで天智天皇の血を、天武天皇とその子供で独占しようとしているように見える。
少しでも品種改良に関心を持った人間から見ると、全く系統の違う(性質の異なる)個体から新しい性質を持つ個体を作り出す際の交配のように見えてしまうのです。天智と天武は「同母の兄弟」などではなく、全く系統の異なる人間だったのではないかと。
『日本書紀』の言うように天智と天武が「同母の兄弟」であったなら、どうして天武は天智の娘を四人も娶り、子供を作る必要があったと云うのです。
天武はペドフィリア(異常幼女性愛症)であったとでも言うのだろうか。
ふたりを「同母の兄弟」とすれば、これらの結婚は全く異常です。歴史学者たちは、この異常さに気付かないのでしょうか。
私が最初に天智と天武が「同母の兄弟」とすることに疑問を持ったのは、天武結婚を調べた時からです。どのように考えても実の兄の娘を四人も娶るのは異常に思えたのです。
(続く)