ふじむら掲示板
※ログイン後に投稿フォームが表示されます。
Loginはこちら【610】雪解川 名山 けづる 響かな 前田普羅〈ゆきげがわ めいざん けずる ひびきかな〉
雪解川 名山 けづる 響かな 前田普羅〈ゆきげがわ めいざん けずる ひびきかな〉、の件。
かたせ2号です。
さて、
降り積もった白い雪が、冬を越して、解けていったとき、仮に、一気に水が流れ出すと、洪水になります。
そして、同じ水量の雪解け水が、季節が暖かくなるにつれて、ジョジョにジョジョに、流れ出せば、それは田畑(でんぱた)を潤う、恵みの水となります。
だから越後(新潟県)が昔からの米どころ。
ユニコーン 「雪が降る町」 (イエス・キリストの御名(みな)を唱えない、日本人らしいクリスマスの歌)
ユニコーン 「雪が降る町」 (イエス・キリストの御名(みな)を唱えない、日本人らしいクリスマスの歌)
動画 「トランプ氏「ガザを所有して開発」目指すは“中東の安定” 国際社会から批判の声【報道ステーション】(2025年2月5日)」
(文字起こし引用開始)
アメリカのトランプ大統領は2025年2月4日、イスラエルのネタニヤフ首相と会談しました。ホワイトハウスに招待して行なう首脳会談。その第一号です。
冒頭、トランプ大統領は、先日から唱えている持論を展開しました。
アメリカ トランプ大統領
「ガザに戻ろうと思わないような素敵な行き先を提供したい。まるで地獄だ。ガザは人の住む場所ではない。戻りたがるのは、ほかに選択肢がないからだ」
会談後の記者会見でも、こう述べました。
アメリカ トランプ大統領
「ガザ180万のパレスチナ人が、別の土地が定住することで、死、破壊、不運から解放される。アメリカは、ガザ地区を引き取る。所有するのだから再建にも関わる。不発弾などの兵器を解体する責任を負い、ビルの残骸の撤去を含め、ガザを一掃する」
イスラエル ネタニヤフ首相
「これこそが、中東を再構築し、平和をもたらす思考です」
アメリカ トランプ大統領
「(Q.アメリカが主権領土を占領すると、あなたは言ったが、どのような権限が、それを許すのか。恒久的に占領しての、再開発を言っているのか)長期的な所有権を考えている。おそらく、中東全体に大きな安定をもたらすだろう。軽々しく決めたことではない。私が話した誰もが、その土地を所有して、開発し、何千もの雇用を創出するというアイデアを気に入っている」
さらに、こんな質問も。
アメリカ トランプ大統領
「(Q.ガザ市民が他国に移住すべきという発言について、ガザ市民はどこへ行くべきですか。再建後は帰還させるのですか。そうでなければ、誰がガザに住むのですか)私は、そこに世界の人々が住むことを思い描いている。そこを国際的な“信じられない場所”にする。パレスチナ人もそこに住むだろうが、これまで、彼らはほかの方法を試し、何十年も何十年も試してきた。うまくいくはずがない。うまくいかなかった。歴史から学ばなければならない」
歴史という言葉を持ち出したトランプ大統領。しかし、そもそもこの紛争の歴史は、イスラエル建国によってパレスチナの人々が住んでいた場所を追われたことがすべての始まりです。“トランプ案”が強行されれば、新たな紛争の火種となる事態は避けられません。
世界中で、猛批判が湧き起こっています。
そもそも、中東各国がガザ市民の移住を認めることなどあり得るのでしょうか。
アメリカ トランプ大統領
「ヨルダンとエジプトは受け入れるだろう。皆さんに対しては“拒否する”と言っているが、私は受け入れると考えている。ほかの国も受け入れるだろう」
こう述べましたが、早速、親米のサウジアラビアが反応しました。
サウジアラビア外務省声明
「我々は、これまでどおり、パレスチナ人の正当な権利を侵害する行為を断固として拒否する」
NATO同盟国も辛辣です。
フランス外務省 プリマス報道官
「フランスがガザ住民の移動に全面的に反対していることを、改めてお伝えします。トランプ氏の発言は、安定と和平プロセスにとって、危険であるということを付け加えておきます」
イギリス スターマー首相
「パレスチナ人の帰還と再建を認めるべきです。二国家解決を目指し、私たちは、彼らとともにあるべきです」
トランプ大統領が“地獄”と形容したガザ。人々にとっては、“尊厳”そのものです。
ガザ市民
「私たちはガレキの中から生き延びた。いつ死ぬかわからない戦争を生き延びた。最後までここにとどまり続けました。私たちの食料や再建を口実に、私たちを追い出そうとしても無駄です。私たちは、このガレキの隙間にテントを張って生きる覚悟です」
ガザ市民
「アメリカは、イスラエルによるこうした破壊を手助けしました。私たちがここで暮らすために再建を手助けすべきです。『再建するから出ていけ』などと言うべきではありません」
カイロに脱出中のガザ市民 ヤシン・アブ・オーデさん
「トランプ大統領の発言には、ショックを受けました。パレスチナ人が帰還する権利を否定する発言です。1948年の『ナクバ』で追われた私たちには、故郷に帰還する権利がある。これは追放以前の大前提です」 (C) CABLE NEWS NETWORK 2025
[テレ朝news]
(文字起こし引用終わり)
以上
【609】小林旭さんといえば、この2曲、の件。
小林旭さんといえば、この2曲、の件。
かたせ2号です。
さて、
小林旭さんはもともと大スターの映画俳優でした。
映画「仁義なき戦い」シリーズの中での
神戸・山口組 山本健一さん(梅宮辰夫さん)と 広島・共政会 服部武さん(小林旭さん)が対峙する場面が、個人的にはしびれます。
広島極道はイモかもしれんが、旅の風下に立ったことは一遍もない
広島極道はイモかもしれんが、旅の風下に立ったことは一遍もない
小林旭さんは、そのあと、歌手としても、有名な曲を出すことになりました。
ワタシは、大滝詠一さんが作曲したこの曲が好きです。
熱き心に
熱き心に
でも、念のために言っておくと、下の曲の方が早く歌われています。
この曲も有名ですね。
昔の名前で出ています。
昔の名前で出ています。
かたせ2号です。
さすがに有名な曲だけあって、この動画が現時点でちょうど1700万回も再生されています。
“p.1500
Qne wash cloth was used to cleanl I b6 second wasl Ito help him relax.”
以上
【608】日枝久さん、伊藤穣一さんがともに「惨事(さんじ)のあなた」になりませんように、の件。
日枝久さん、伊藤穣一さんがともに「惨事(さんじ)のあなた」になりませんように、の件。
かたせ2号です。
くだらないだじゃれで恐縮です。
「悪霊の親玉」にすでに魅入られたであろう
日枝久さん、および、伊藤穣一さんが
「惨事(さんじ)のあなた」になりませんように。
3時のあなた
https://www.youtube.com/shorts/7tidI3qf5pI
3時のあなた
以上
【607】いまごろ気付いた。JFK暗殺の機密文書解除声明の際のトランプのセリフは、聖書からとっている、の件
いまごろ気付いた。JFK暗殺の機密文書解除声明の際のトランプのセリフは、聖書からとっている、の件
かたせ2号です。
1.
04:03 PM EST 01/23/25 (=2025年01月24日(金)(本日) 06:03 (JST))
https://x.com/TrumpDailyPosts/status/1882552864637419773
(トランプ大統領の発言)
「A lot of people have been waiting for this for years, for decades.
And everything will be revealed. Okay.
<日本語訳>
多くの人々が何年も、何十年もこれを待っていた。
そしてすべてが明らかになる。オーケー。」
2.
ルカによる福音書 第8章17節
(Expanded Bible (EXB) Ver)
Everything that is ·hidden [secret] will ·become clear [be revealed; disclosed; brought into the open] and every ·secret [hidden; concealed] thing will be made known [and come to light].
<日本語訳>隠れているもので、あらわにならないものはなく、秘められたもので、人に知られず、公にならないものはない。
3.
かたせ2号です。
今月、2025年2月に開示されるであろうJFK暗殺の機密文書が「黒塗り」になって開示されることを
いまだに期待する者たちがいるかもしれない。
The Rolling stones “PAINT IT BLACK”
The Rolling stones “PAINT IT BLACK”
(歌詞抜粋開始)
I see a red door and I want it painted black
No colors anymore, I want them to turn black
<日本語訳>
赤い扉が見えると 黒く塗ってほしくなる
もう色なんていらない 黒くなってほしい
(歌詞抜粋終わり)
かたせ2号です。
しかし、トランプが新約聖書の言葉を用いて、「神に誓って」発言した以上、
それはありえないだろう。
「隠れているもので、あらわにならないものはない」ことを、
世界史の謎を解く「鍵」を持つ「神の代理人」として、
第2期トランプ政権は、
これから、世界に示していくことだろう。
以上
(補足)
With a little help from my friends (by RINGO STARR)
With a little help from my friends (by RINGO STARR)
リンゴ(RINGO)こそ大スター(STAR)であるとして、バンド(レノン=マッカートニー)が前フリをしていく構成の、世界初のコンセプト・アルバム「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」に所収の曲。ビートルズのアルバムの中でも最高傑作だと、評価はすでに定まっている。
【606】脳内暴走が爆裂!!! (トランプ登場前の「前座」あるいは「前説」をこなしておこう。)
かたせ2号です。
以下は、ワタシの脳内妄想だから、だれかワタシを憐れんでくださいませ。
絶対に信じちゃだめです。
キチガイ妄想(ファンタジー)にすぎないので、「その他」の領域を扱う、「ふじむら」掲示板に投稿デス。
(結論)
この数十年での世界における悪竜(ドラゴン)とは、
キングギドラ
キングギドラ
キングギドラの3つの首の正体はそれぞれ、
左(西)から
CIA
モサド
統一教会
そして、体全身を覆う色は
本当は金色ではなく
「黄色」。中国では黄色が最高位の色。
国共内戦までの混乱をくぐり終えた中国(中共)を指します。
裏ではイスラエルと中国(中共)が核開発協力で
随分前からしっかりつながっていましたから。
アメリカおよび欧州の超大金持ち、ウルトラ貴族たちは、
世界が滅びるかどうかの瀬戸際に来る直前に、
世界中からの恨みを買って没落するように予定されていた「かませ犬」。
そうしてそうして、トランプは
昨年、2024年7月13日(米国時間)の暗殺未遂をくぐり抜けて
「デビルマン」になりましたとさ。
Devilman デビルマンのうた 主題歌
Devilman デビルマンのうた 主題歌
以上
【605】With a little help from my friends
歌うはビリー・シアーズ!
の歌声がもし聞こえたのなら、
りんご・スターには、高らかに勇気をもって熱唱してほしいな。
それくらい好きな曲です。
https://ameblo.jp/beatleslyrics/entry-12810511393.html
から借用。
(引用開始)
Billy Shears!
歌うはビリー・シアーズ!
[Verse 1]
What would you think if I sang out of tune?
Would you stand up and walk out on me?
Lend me your ears and I’ll sing you a song
And I’ll try not to sing out of key
僕が音程をはずして歌ったら あなたはどう思うのだろう?
立ちあがって僕を見捨ててしまうのかな?
あなたの耳を僕に貸してくれないか そうすれば僕は1曲歌うからさ
キーをはずして歌わないようにやってみるよ
[Chorus 1]
Oh I get by with a little help from my friends
I get high with a little help from my friends
I’m gonna try with a little help from my friends
おぉ 仲間たちからの助けが少しあれば僕は何とかやれる
仲間たちからのちょっとした助けによって僕は気分があがる
僕は仲間たちから少し助けを借りてやってみせる
[Verse 2]
What do I do when my love is away?
(Does it worry you to be alone?)
How do I feel by the end of the day?
(Are you sad because you’re on your own?)
僕の恋人が席を外したら ぼくはどうしたらいいの?
(一人でいることが君を心配させるの?)
その日が終わるまでの間 僕はどんな気分なんだろう?
(君一人でやるから悲しんでいるの?)
[Chorus 2]
No, I get by with a little help from my friends
Get high with a little help from my friends
I’m gonna try with a little help from my friends
いいや 仲間たちからの助けが少しあれば僕は何とかやれる
仲間たちからのちょっとした助けによって気分があがる
僕は仲間たちから少し助けを借りてやってみせる
(引用終わり)
かたせ2号です。
以下は余談ですが、
「りんご」・スターにまつわるエピソードとしては、
ジョン・レノンがオノ・ヨーコと知り合ったとき、
ビートルズについて知ってるかと聞くと、ヨーコが、
「メンバーにりんご、というAppleの日本語読みの人がいることくらい」と言ったそうです。
これで思いだしたのですが、
終戦直後「りんごかわいやの曲」が流行する日本には未来などないと、文章家の堀田善衛が激怒したエピソードも思いだしました。
堀田善衛さんがいいたい気持ちもよくわかる
よくわかりますけどが (どこかの地方の方言) 笑い
https://www.youtube.com/watch?v=62JoADK6PUA
歌詞を抜粋
1 「赤いリンゴ」に唇よせて
だまってみている「青い空」
リンゴはなんにもいわないけれど
リンゴの気持はよくわかる
リンゴ可愛や 可愛やリンゴ
以上
【604】重たい掲示板の「明日2025年1月20日から始まる トランプ動乱 (大統領就任演説から)の中味を予言する。」の中での副島隆彦先生の以下の発言がかっこよすぎる。
かたせ2号です。
重たい掲示板の「明日2025年1月20日から始まる トランプ動乱 (大統領就任演説から)の中味を予言する。」の中での、副島隆彦先生の以下の発言がかっこよすぎる。
(引用開始)
私、副島隆彦のこれから4年間の アメリカ分析の 基本戦略は、この「Ⅰ トランプ、頑張れ と Ⅱ トランプ、この野郎!」 の 相矛盾する 2本立てである。
(引用終わり)
かたせ2号です。
現時点で
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。」(川端康成「雪国」冒頭)はずなので、
日本人は、上記の副島先生の基本戦略にしたがって、これからの、さらなる忍従の4年間を送るべきです。
トランプも、副島先生の、この戦略を聞いたら、(好意的に)ニヤリとすると思う。
そういう意味では、
最後に笑えれば!!!
日本人は、これで行くしかないです。
ALL is well that ends well.
笑えれば V
笑えれば V
以上
【603】ブレイク:現代中国における都市戸籍VS農村戸籍の問題は、古代からの大問題だ。(2)
伊藤睦月です。
(9)中国人とは、「都市住民」のことである。
(9)-1 漢字の「国」という文字は、囲い(城壁)に、王様がいる、ということをあらわしている。つまり、中国は、「都市国家」から始まった。
(9)ー2 岡田英弘博士は、中国人は、元来商業民族であり、黄河と長江の間の緑地(中原)の交通・物流の要衝に都市国家を建設。その都市国家を内陸水運(河川や運河)で結んで、点と線のネットワークを形成。それらからの税金(関税)を財源として、兵と官僚を養った。そういったネットワークの大半を支配したのが、「皇帝」」だとする。
(9)-3 この都市住民は、戸籍に登録され、徴兵と納税の義務があった。城内には、王、官僚、軍隊、商人、職人、のほか、農民も城内に住んでいた。
(9)-4 農地や牧草地は、城外にあったが、城内に住む農民たちが耕した。夜が明けて城門が開くと、王から農機具(青銅・鉄器)を借りて、農作し、日没になって、城に戻り、農機具を返還する。この農機具の使用代として、収穫物の一部を「租」として納める。商人や職人は、売り上げの一部を「税」として納める。
(9)-5 王にとっては、税金が取れる人間が大事であり、都市国家に住む住人こそが、「領民」であり、「中国人」である。岡田博士が、中国の歴代人口の推計をやっているが、それは、「都市戸籍」に登録された人間の数のこと。少なくとも宋朝まではそうだったらしい。
(9)-6 場外にも、人間は生息していたが、その者たちは、税金がとれないので、王にとっては「中国人=人間」ではない。ケダモノ、と同じ。もちろん、戸籍には載せないので、その数はわからない。動物の大群と同じ。それで城外の四方に住む人間たちを、「東夷、南蛮、北狄、西戎」、つまり「四夷」と呼んで、区別した。この「区別」が「差別」となって、中国社会に根付いた。中華人民共和国が成立後、この城外に住む人間たちを登録したのが「農村戸籍」である。毛沢東の方針で、農民の組織化(人民公社)を図るために必要だからだ。最初から差別構造が内蔵されている。さすがの習近平も苦労するはずだ。
(9)-7 この区別は、王が定めた区別であり、人種、言語は関係ない。話し言葉は通じないので、書き言葉(漢文)が公用語となった。「王侯いずくんぞ相種あらんや」(皇帝になるのに血筋は関係ない)という易姓革命の思想はここにルーツを持つ。その一方で、中国社会は、男系の先祖崇拝(社稷しゃしょくを守ること)を「孝」とよび、これを全うすることが、最も大事とされた。親孝行はその一部に過ぎない。「忠孝」は日本特有の倫理である。
(9)ー8 このような、国内関係(都市VS農村)を国際関係(中国VS四夷)に置き換え、定式化したのが、「冊封体制」だ。西嶋定生はじめ、日本東洋史学会が提唱し、通説となった。高校世界史教科書にも採用された。副島=斎川『天皇とは北極星のことである』はじめ、中国史を語る基本フレームとして定着している。
(9)-9 それに対し、岡田英弘博士は「冊封体制」は中国史には存在しない。史料しか読まない学者の「机上の空論」だ、と反発している。実際、岡田博士の、中国史、日本古代史に関する著作には、「朝貢」「冊封」という用語は一切使われていない。
(9)-10 伊藤睦月です。「冊封体制」という歴史モデルは、我々にとってわかりやすい。それと比較し、岡田説は、政治関係より、経済関係を重視するモデルであって、間違ってはいないとは思うが、「朝貢」「冊封」概念の方が、「帝国=属国論」との親和性が高いと考える。したがって、現時点では、通説を支持する。
(9)-11 伊藤睦月です。この「都市・農村国籍問題」は、中国の伝統的な社会構造に根差したものなので、表面上の改革だけでは、どこかでひずみが出てくる可能性がある。今後を注視していくほかないだろう。
以上、伊藤睦月筆
【602】ブレイク:現代中国における都市戸籍VS農村戸籍の問題は、古代からの大問題だ。(1)
伊藤睦月です。現代中国における、「都市戸籍」、「農村戸籍」をご存じだろうか。30年ほど前、中国との交流事業に携わっていた時に、この問題を知った。
(1)当時は、鄧小平の改革開放政策の真っただ中。経済特区の深圳(シンセン)の労働力を確保するため、農村戸籍を持つ人間が、期限付き(3年くらい。最近の日本の移民政策に似ている。)で深圳への出稼ぎが認められ、ものすごい人の移動がああった。
(2)その時、中国深圳市の役人か、ガイドだか忘れたが、彼だか彼女だかが言うには、中国には都市戸籍と農村戸籍がある。都市に生まれた者は、都市戸籍が与えられ、都市間の移動、移住、大学(都市にしかない)への進学、国内旅行や海外旅行も条件付きで可能。
(3)一方で、農村に生まれた者は、農村戸籍が与えられ、都市への移動が原則できず、進学の機会もほとんどない。経済格差、教育格差、その他もろもろの格差が大きい。だから今回の特例措置は画期的なのだ、と胸を張っていた。
(4)伊藤睦月です。この状況は、だいぶん改善されているらしいが、未だに二つの国籍は現存する。例えば、日本に来るインバウンドもほとんどが、都市戸籍を持っている中国人である。大学生も同様。農村から都市に行くには、都市に出稼ぎして結婚するか、進学しかないらしいが、結婚はともかく、進学は、学力格差がひどすぎて、かなり困難なようだ。政府としては、少数民族と同様、農村出身者向けの政策をやっているらしいが、結局は改革開放政策で、都市に行けた者が結婚し、その子供は都市戸籍が取得できるので、都市にとどまり勉強させて進学させ、上昇の機会をつかませることが、チャイナドリームへの道としてポピュラーらしい。
(5)また、この戸籍問題は、都市対農村の対立構造を象徴し、例えば、国共内戦や文化大革命において両者の対立をあおるような政策(農村が都市を包囲する。農村へ下放(追放)する)がとられたこともあって、この対立構造は、未だ根強く残っているとされる。
(6)中国の最高実力者習近平は、自らも、文革時、農村に「下放」された経験をもつが、2014年、両者の対立構造を解消するため、戸籍統一の方針を出し、2020年を目標年としたが、実現できていない。
(7)この記事の元ネタのウィキペディアは、この戸籍問題は、中華人民共和国建国以来の大問題としている。
(8)しかし、私、伊藤はこの問題は、もっと、昔、古代中国社会の成立時からの宿痾(しゅくあ)のようなものと考える。次回でそのことを説明する。
以上、伊藤睦月筆
【601】ブレイク:華僑だけでは、国は作れない。
伊藤睦月です。日本書紀(天皇系図)の解読も自分としては、一区切りついたのので、その他をいくつか。
1 華僑は実権を握っても、政治の表舞台に立つことはあまりない。
1-(1)岡田英弘博士は、日本という国は華僑がつくった、と主張されている。(日本史の誕生ほか)
そして、その成り立ちの様子を、現代のマニラやジャカルタ、クアラルンプールといった東南アジアの華僑社会の観察から論を組み立てられている。
1-(2)私、伊藤は、華僑だけでは、国はできず、(シンガポールのように、マレーシアの国策の影響で、仕方なくできた国もあるが)現地民とのコラボが不可欠と考える。
1-(3)なぜなら、華僑は、ユダヤ商人と同じ、基本は根なし草(デラシネ)、儲かるところ、ビジネスチャンスを求めるからだ。基本性格として「国際性」をもつ。土地への執着心や「愛国心」はない。
2 商売人は基本搾取する。
2-(1)岡田博士の主張のように、まず華僑が日本列島(以下「列島」という)に上陸したのはその通りだと思う。商売には、相手がいる。その相手は、原住民だ。華僑同士の取引もあったかもしれないが、例外的だと思う。
2-(2)岡田博士が、原住民との取引の始まりを描写しているが、私には「実感こもった」ものではなく、野生猿の餌付けのような印象を持った。文明人の華僑にとって、原住民は「サル同然」だ。
2-(3)原住民は、読み書き計算ができない。そんな存在と取引をする、華僑にとっては、「ぼろい相手だ」。朝貢貿易とは逆だ。むしろ朝貢貿易の方が商売抜きの政治ショーであって、通常は、商売人がだます(もちろん、建前は正当な取引だ)。
2-(4)原住民は最初は喜んだろう。例えぼられていても。しかし、直にわかってくる。原住民の中にも、読み書き計算が多少ともできる人間が現れると
通用しなくなる。そうなるとどうなるか。最悪身の危険が迫ってくる。
2-(5)そのとき華僑はどうするか。ハードな対策としては、「後ろ盾」を使う。中国本国とその出先(帯方郡とか)をちらつかせる。必要に応じ、彼あrに「来日」してもらって威圧する。軍隊を派遣してもらうこともあるかもしれない。そ
2-(6)ソフトな対応、としてその原住民の王と友好関係を結ぶ。考えられるのは、搾取の仲間に入れる、ともに暴利をむさぼる。そうなれば、原住民の王が華僑を守ってくれる。原住民の王(以下「酋長」とよぶ)たちは、頭が悪いが、腕っぷしは強いのだ。
2-(7)そういった関係を結ぶのに有効な手段が「婿入り」だ。酋長の娘と結ばれれるということは、その部族の一員となり、味方、場合によっては「家臣」になってくれる。岡田博士は「現地妻」とよんだが、単なる「華僑のセックスの相手」でなく、自身を守るための、政治的行為なのだ。
2-(8)酋長の娘との間に、子ができれば、その子は男子であれば、「正統な王子」、女子であれば、「権威あるシャーマン」になる。そうなると地盤が安定する。
2-(9)私、伊藤は、いわゆる「神武東征」も、倭国を後ろ盾にもつ、先行華僑(ニギハヤヒ)の搾取に不満を持った、奈良盆地の酋長たちが、神武たちを受け入れた経過を伝えている、と考える。
3 酋長たちは政治的には華僑を支配する。
3-(1)華僑は、交通の要衝を押さえて、居留地とする、いわば点の支配だ。質を武器にする。
3-(2)酋長たちは、華僑に物資を提供するための耕作地や鉱山といった「土地」とそれらに携わる人員を支配する、面の支配である。量は、こちらが優位。
3-(3)国を作るためには、質量ともに必要。どちらかといえば、馬鹿でも「数」で圧倒される。
3-(4)酋長たちは、華僑を政治的に優位にしなかった。スポンサーとして、官僚として、技術者としてつかった。(これは、華僑だけでなく、ユダヤ人など、古今東西同じこと。日本でも帰化人出身の豪族は、政治的に優遇されなかった。(平安時代でも5位の国司クラスが最上)
3-(5)その例外が蘇我氏、だから、酋長たちの王(天智、天武)から排除された。
3ー(6)その後、華僑たちは、政治の表に出ることなく、スポンサー、黒幕に徹した。(秦氏が典型)
3-(7)そして、酋長たちにうまく利用されながら、逆に利用して一族の繁栄を実現しようとした。
3-(8)華僑たちの政治力の源泉は、「財」と「宗主国の後ろ盾」だが、「面従腹背」の遣唐使などで、本国との関係を断ち切られ、「宗主国の後ろ盾」をなくし、しかし、「財」だけはある、華僑たちは、政治力のある、酋長たちに利用されることに甘んじるしかなかった。という見方もできると思う。
4 その他
華僑やユダヤ人などの「根なし草の商業民族」は古今東西に一定数存在するが、面の支配を実現、長期に維持した例は、私の知る限り、ない。
岡田英弘博士のいわれる、「華僑」が、国づくりに大いに貢献したことは認めるが、それだけではないということを、リマークしたかった。
以上、伊藤睦月筆