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副島隆彦 投稿日:2024/02/07 17:58

【3104】ディープ・ステイトをDS(ディ・エス)と略記する者たちを、強く疑い警戒せよ。

副島隆彦です。今日は、2024年2月7日です。
今日は、ディープ・ステイトという言葉の意味と、それが使われ出した歴史について説明する。
6年前ぐらいから、ディープ・ステイト The Deep State という言葉が当たり前のように使われるようになった。私、副島隆彦も6年ぐらい前から使うようになった。その前は、私は、グローバリスト(globalists 地球支配主義者たち)を使っていた。

いいですか。あるコトバ(単語、word ワード)を、誰かが使い始めて、それが世の中に広まって、そして受け入れられてやがて当たり前のように通用するようになる。世の中から受け容れられないコトバ(ワード)は消えてしまう。あるいは廃語(はいご、obsolete word アブソリート・ワード)として消える。
言葉というのは、そのように、作られてゆくものだ。 強いて言えば、そんな現実はないとか、事実に当てはまらない、のだが、それでも仕方なく存在する抽象語や観念語が多くある。 たとえば歴史学の用語である、明治維新とか、産業革命とか、フランス革命とかも、「そんなものが本当に有ったのですか」と疑えば、疑うことが出来るのだ。なぜなら歴史用語も、学者たちが勝手に作って、それで大事件を総まとめにした、だけのことだからだ。
コトバというのは、そういうものなの。

ディープ・ステイトを今の副島隆彦は、ハッキリと定義して、次のような意味だ、と使っている。それは、英米と西側(にしがわ the West ザ・ウエスト)の超(ちょう)財界人たちのことで、パリのシャンゼリゼ通りのほとんどを所有とか、ドイツのフランクフルトの大都市の高層ビル群の3分の1を持っているとかいう巨大地主(ランドロード)たちだ。彼らは本当に政治の表面(代表、政治家。国家指導者)には絶対に出て来ない。それから、いわゆる軍産(ぐんさん)複合体(この言葉はアイゼンハウアー大統領が1961年に辞任するときに、怒りに任せて初めて使った)と、それから、アメリカの法曹(ほうそう。リーガル・ギルド Legal guild、法律エリートで高級官僚たちの集団)の連合体である。

そして、これにローマ・カトリック教会と、イギリス国教会(アングリカン・チャーチ。聖公会==せいこうかい=とも自称する)でイギリス王家が主宰するロンドンのウエスト・ミンスター大聖堂が本拠地。その裏側にあるのがビッグベン。イギリス議事堂だ。ここも、ディープ・ステイトに入る。

私が今日、どうしても強調するのは、このザ・ディープ・ステイトを✖「DS(ディーエス)」と略称、略記する者たちがいることだ。この者たちを、絶対に信用してはならない。この者たちを強く疑って、警戒せよ。

DSと略称する者たちのほとんどが、統一教会(ムーニー Moonies )の構成員か、その手先、及び別動隊である。評論家で言えば、馬渕睦夫(まぶちむつお)と、及川幸久(おいかわゆきひさ)である。私は、このバカヤロー2人と一緒に、気楽に行動している者たちに警告しておく。原口一博(はらぐちかずひろ)議員よ、及び、田中宇(うー、たなかさかい)君よ、君たちはこの奇怪な者たちに騙されるな。一緒に行動するのは止(や)めなさい。自分の身をしっかり守りなさい。

それから、コロナ・ワクチンの危険性について、優れた見識と深い知識を持っている、と評価されている吉野敏明(よしのとしあき)医師へ。貴方が、ようやく昨秋、参政党(神谷宗幣=かみやそうへい=という、極めて危険な男が代表。この党が得票した175万票は、そっくりそのまま幸福実現党から移ってきたものである)から、吉野敏明が彼らの本姓を見抜いて、対立しケンカ別れした。吉野敏明医師の判断は極めて正しい。

あの京大の宮沢孝幸(みやざわたかゆき)准教授( 彼がコロナ・ワクチンは人工兵器、生物兵器 であるとはっきり証明した。偉い )の周りにいて、一緒にビラ配りしている者たちが、参政党の活動家たちである。宮沢は馬鹿ではないから、彼らに騙されることはないだろう。だが、気をつけなさい。

私、副島隆彦のこの文章を読んで、「えっ、そんなことってあるの。参政党って正しい人たちでしょ」と思い込んでいる程度のバカどもは、自分の知能の低さを恥じなさい。 私、副島隆彦の判断力と政治思想の理解の高さが分かかるなら、私の言うことに従いなさい。私の本をこれまで、一所懸命、読んで来た人たちに対しても、私は、厳しい態度を取る。あなたたちを私は甘やかさない。私の弟子たちの中にもバカが多い。

ここで、私が以下に4枚、私の本からのページを貼り付ける。この文章をしっかり、何度も何度も1時間ぐらいかけて読め。これが読めないようだったら、もう学問道場に近寄って来るな。ただでさえ、最近は、創価学会系の者たちと、ちょっとアタマの足りないリベラル派の連中が、ここを見に来なくなった。そんなことは私は構わない。

以下の文は、私の主著である『 世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち 』(1999年刊、講談社+α文庫。初版は1995年、筑摩書房刊 )から、そのまま画像で貼り付けて載せるものだ。これは、私の主著(しゅちょ)だぞ。今から30年前に私が書いた文章だぞ(私はこのとき42歳だった)。お前たちに、いくら言っても何十度、私が力説しても、この本を読むことができないままの者が多い。立派な読書人で、知能も高い者たちなのに。

今のこの私の言葉が脳に突き刺さったら、今度こそこの本をアマゾン中古本で手に入れて、以下の4ページを読んだ後、は、なんとか、この難解な本の世界に、皆さんは、入って行けるから、読み始めなさい。

出典(P99)

出典(P100-101)

出典(P108)

出典(P186)


『 世界覇権国アメリカ を 動かす政治家と知識人 たち』

副島隆彦です。私のこれらの文章が「何だか難しいなあ」で、読めないようなら、それは、政治思想や知識を学ぶには、やっぱり自分の知能が生まれたときから高くないのだ、と自覚しなさい。
「それでも、いいもーん。私は、私だもーん。副島隆彦、威張るな 」と言って、私の文を敬遠するのは自由だ。みんな、自分の人生が忙しい。毎日の自分の生活で大変だ。私はよーく分かっている。 それでも、ここに来る皆さんの多くは、世界政治情勢や、社会、政治問題に興味があって、毎日のように寄ってくる人たちだ。

とりわけ副島隆彦の本に、これまでに心底、嵌(はま)って、これまで読んできた人たちだ。私は、皆さんを同志として評価している。

それでもだ、私がつい最近書いて出版した、私の初めてのスピリチュアル本である 『自分だけを信じて生きる ―― スピリチュアリズムの元祖エマーソンに学ぶ』(幻冬舎、1月24日刊)を何とか読みなさい。こっちは全く難しくない。きっと頭がスッキリする。3時間で読める。 「スピリチュアリズムは宗教ではない」という言葉を本気で考えなさい。ルネ・デカルトという偉大なフランスの思想家が『方法序説』 ” Discours de la methode ,1637”
「ディスクール・ド・ラ・メトード」 で、
「この世界は、物質(マテリエール)と霊魂(エスプリ。れいこん。副島隆彦がさらの注記。これは人間の思考、知能のことだ )だけで出来ている。ゆえに神(宗教)は要(い)らない。僧侶、坊主、神父たちはもう要らない 」と宣言した。

このことの凄まじいまでの激しい宣言の重要性を分かりなさい。デカルトが、なぜ近代以降で、最大級に 偉大かを、副島隆彦がついに解明した。このことで、皆が知っている、デカルトがこの本で宣言した
「私は考える(思う)。ゆえに私は存在する (我レ思ウ。故(ユエ)ニ、我レ有リ)」

Cogito ergo sum.コギト・エルゴ・スム
英語でなら、 =  I think, therefore I am .アイ・スインク・ゼアフォー・アイ・アム(私は、存在する)」
「私は考える(思考する)。だから、私は存在する」
だから、「もう、神が人間を創ったとか、を、私は信じない。もうキリスト教(および、すべての宗教)は要らない。消えて居なくなれ 」と 力強く宣言した。それにヨーロッパ中の知識層の人間たちが、死ぬほど、感動した。
このことが、どれほど重要か、日本人のすべてが、あれから、387年経(た)った今こそ、本気で分からなければいけない。このことだけは、私は、今日、ここで、はっきり書いておく。

私、副島隆彦が再度、はっきり書く。✖DS(ディー・エス)と 書く者たちを、絶対に信用するな。彼らに近寄るな。こいつらは、まさしくディープ・ステイトの下僕(げぼく)で、手先で、日本国民を洗脳し、苦しめるためのディープ・ステイトの先頭(せんとう)かつ戦闘(せんとう)集団である。こういうのが私の周りにも何人かいる(出版社の編集者とか)から、私はこうやってカリカリして書いている。だから、上の方に私が画像で載せた私の主著からの4ページを本気で読みなさい。

今では、日本でも割と平気に多くの人たち(それでも、およそ200万人ぐらい)が、ディープ・ステイトという言葉を、使うようになった。このコトバを、アメリカで、一番初めに使い始めたのが、まさしく、上記の私の文に出て来る、ジョン・バーチ・ソサエティ John Birch Society なのである。

このことを知らないで、勝手に、いいかともって、自分の大したことのない頭(知能、思考力)で、いい気になってディープステイトというコトバを使っている者たちは、反省しなさい。 私、副島隆彦の学識に、素直に従いなさい。なぜなら、このことを知っているのは、日本では、私だけだからだ。あとは誰も知らない。ホントだぞ。

私が、自分の本から、画像を貼り付けて載せたとおり、ジョン・バーチという人物は、朝鮮戦争(1950年)の時に、米軍の情報将校で、表面は、従軍牧師(チャプレン)で、北朝鮮の金日成(キム・イルソン。ロシアによってつくられた指導者。その少年時代の背景。満州と北朝鮮の国境の松山(しょうざん、まつやま)教会に母親と通って、奇妙な奇怪なキリスト教徒になった人物)を調べていた。

この松山教会のカルト宗教から、その後の、金日成主義(チュチェ思想)が生まれ、そして、統一教会(Moonies ムーニー)の狂った、狂気の宗教も生まれた。

それをジョン・バーチは、アメリカの情報将校として探っていたのだ。そして中国共産党軍に殺された。だが、さらに奥の真実は、この統一教会というクレチニズム(現地化して奇怪になり尽くしたローマ・カトリックの思想)を、反共右翼思想として許して、育てたのは、まさしくローマ・カトリック教会(ヴァチカン)である。それと、CIA(アメリカ中央情報部)である。このジョン・バーチという反共保守の米軍人を記念して、その名前を冠(かんむり)にした団体である。 このことは、敗戦直後のドイツで、若いヘンリー・キッシンジャー(ドイツ人だから生まのドイツ語が出来る) が、米軍の情報将校として、現地に居残って ナチス・ドイツの トゥーレ協会と、シュヴァルツ・ゾンネ(黒い太陽)などの、秘儀を行うカルト(cult 邪教)の恐怖の団体(これが、今の狂ったウクライナのアゾフ連隊のネオナチの思想になった)を、ずっと調査していたことと等しい。

だから、キッシンジャーは、早くから、プーチンと、習近平と、トランプに、「いいか。古代バビロニアの悪魔たちが復活したぞ。気を付けろ」と、何回も、老骨に鞭打って(100歳で去年の暮れに死んだ)飛行機で飛んで、教えに行ったのだ。

このジョン・バーチ協会のことは、画像4枚をしっかり読めば分かる。読んでも、全く分からないのだったら、どこかへ 行け。私は、お前みたいな馬鹿を相手にしない。このようにハッキリ書く。

今の日本で、私、副島隆彦だけ が世界基準(ワールド・ヴァリューズ)の欧米の政治思想の、最高度の理解水準に到達している。他のやつはバカばっかりだ。東大教授や京大教授を名乗っていたって、私には、ヒヨコどもにしか見えない。私の目の前に現れれば、張り倒されることを覚悟せよ。私が、お前たち程度の知能と学力の低さを見抜かないわけがない。30分間も話したら、すべて能力測定をしたあと、私のコトバで撃滅してやる。

だが、どうせ、お前たちは、私を怖れて、私の目の前に現れることはない。そして、私が死ぬのを待っている。私が死んだら、「こんなこと(副島が書いていたことたち)は、みんな知っていたことだよね」と、血塗られた自分の唇(くちびる)を手で拭いながら、私、副島隆彦の業績を、葬(ほうむ)りたいのである。たかが、この日本土人(どじん)どもの、日本語で書かれた政治知識の集合体 ぐらいで。だから私は、簡単に死んでやらない。あと10年は生きるからな。

ディープステイトどもが、捕まって、ペドフィリア ( pedophilia 幼児を性欲の対象にする性的倒錯)の犯罪で、幼児たちの大量殺害の事実がはっきりして、証拠がたくさん挙がって、そして、アメリカの軍事法廷で裁判に掛けられて、処刑されるまで、見届けてやる。ヒラリー・クリントンや、ジョージ・ソロス(もう死んだようだ)や、ダボス会議のクラウス・シュワブ 以下、まだ生きているディープ・ステイトの表に出ている者たちは、裏に隠れている悪魔たちも含めて、すべて処刑されるべきだ。

このザ・ディープ・ステイトという言葉を初めて使った(作った)ジョン・バーチ協会というのは、極めて特異な、奇妙な、だがある意味で、ズバ抜けた頭脳をしたアメリカの知識人集団である。簡単に言えば、反共右翼の団体である。そのことは上記の4枚の画像の文を読めば分かる。

もっと複雑な話になると、このジョン・バーチ協会の現在の大幹部の1人が、コーク(Koch)兄弟(ブラザーズ)という、アメリカのカンザス州で石油掘削機械を作っている大企業の一族である。チャールズ(父)・コークである。 このコーク社が、資金源(政治献金)になって、今の共和党の中の下院議員30人ぐらいを動かしている。こいつらを「フリーダム・コーカス」 freedom caucus と言う。この者たちまでが、リバータリアンを名乗る。リバータリアンの一種である。そのくせ、トランプ大統領に逆らったりして、おかしな行動を取った。

私、副島隆彦、日本に、リバータリアニズム Libertarianism (アメリカの開拓農民の魂 から生まれた。独立自尊の気風をもつ思想。連邦政府の言うことを聞かない。反税金、反官僚制。反国家)を紹介、導入するためにもう40年もがんばってきた日本知識人である。私は、リバータリアンなのだ。

この複雑さが、例えば英語で、サラサラとアメリカの政治記事や文献を読んでいる、西森マリーさんでも分からない。アメリカの政治党派(セクト)の思想分析が、きちんとできていない。 そういう人間たちには、人類の政治思想(ポリティカル・ソート political thoughts )の の脈々たる流れと全体像が何か、を分からない。

簡単に言えば、アメリカ共和党を構成している8派の思想派閥の分類ができてない。米民主党は4派の思想派閥からなる。こういうことが分からないようなら、政治知識人なんか気取るな。消えていなくなれ。どうせバカなのだ。いくら言っても、私のこの本を読まない。

私のこの主著である略称『覇権アメ』を、死ぬほど赤ペンを入れて読み込んだ、例えば、東大教授でディープ・ステイトの手先である、あのバカ野郎 の藤原帰一(ふじわらきいち)のような者たちがいる。 藤原は、私のこの本をハーヴァード大(イエール大か?)留学時代に 読んで、「ネオコンとは何か」が初めて分かって、それで大(だい)ビックリして、それで大論文を書いた。このことが、私にバレていないとまだ思っている。

「覇権アメ」の 冒頭にある 「アメリカ政界の思想派閥の全体像 」

「覇権アメ」から 米共和党7派 と 民主党4派 

藤原帰一の他の学者どもも、50代から下は、みな似たようなものだ。皆、私のこの主著の「覇権アメ」を隠れて読んでいる。 こいつらは、ハーヴァード大学や、プリンストン大学に留学して、そこの日本語の政治学文献の中に、私のこの「覇権アメ」があるのを発見して、死ぬほど驚いて、ペロペロ熱心に読みふけった。こいつらがアメリカ留学で一番勉強になったのは、私の本からだ。要するに、日本の政治知識人と言うのは、バカが揃(そろ)っているのだ。あるいは、全員、私の弟子だ。

それに比べれば、赤ちゃんのときから英語をしゃべって、ナマの実感で、英語が分かり、後にLSE(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス)や、ハーヴァード大学で学んだ、木原誠二(きはらせいじ)官房副長官(辞めさせられた)のような男が、ホンモノの政治家(国会議員)だ。 木原は、日本に来ているゴロツキ・ユダヤ人の頭目の、ラーム・エマニュエル大使と激しく口喧嘩して、「これ以上、日本はウクライナ支援金を、払えません」と言っている。木原が偉い。だから、岸田首相が絶対に木原を手放さなのだ。いくらCIAの手先の文春が。文春大砲で、木原を狙い撃ちにしても、却(かえ)って、大塚署の 高卒の刑事(けいじ)警察官の下っ端たちが勝った。木原の妻の前夫を下したのが、奇怪な公安(こうあん)警察官で、妻の父親だ、ということを、犯罪地の家の前の道路での実行犯の姿が映った動画(16年前の)を公開した。このことで、文春大砲の方が破壊されたのだ。だから木原は守られた。 こんなことも、お前たちは、まだ分からないのか! 張り倒すゾ。

木原に比べれば、お勉強秀才の成れの果ての、日本の国際政治学の学者どもや アメリカの手先の新聞記者あがりの欧米政治の紹介文を書いている程度のテレビ有名人どもは、たかが知れている。かつ、フジ産経新聞と笹川財団(ここも統一教会の片割れ。橋下おさむ が、そのピエロの広告塔)の、統一教会会員や、シンパ(共感者)どもが多くいる。その名簿の一覧表 を、今度、私が、こんど貼り付けてやる。

慶応義塾大学の 総合政策学部の廣瀬陽子(ひろせようこ)たち、おまえたちを、私は絶対に許さない。お前たちこそは、ディープ・ステイトの手先、そのものだ。旦那が**だ。慶応義塾大学の理事会(ボード・メンバー)とも多くが重なる 三田会(みたかい) は、まさしく日本のディープ・ステイトの出先(でさき)そのものだ。お前たちは、恐ろしい儀式(リチュアル)にも参加して、一生逃げられない立場の人間たちだ。筑波大のあの公然たる統一教会員の キチガイの中村逸郎や東野篤子なんかとは比べものにならない。。

もう、これぐらいで止める。私がこれ以上、喚(わめ)くと、お前たちは不愉快になるだろう。こんなことを、言われると人間は不愉快になる。あるいは、完全に無視して聞こえなかったふりをする。
私も同じく不愉快だ。私は、こんなに30年間も、日本社会で認められないで、苦労に苦労で、我慢に我慢で、不遇を囲(かこ)って、多くに重要な真実を書いて、たくさんの本にして伝えて来た。ここまで耐えに耐えて生きてきた。この私の人生を、私は最近は、ギリシア彫刻の姿をした女神さまたちの霊魂(スピリット、レスプリ。l’esprit ドイツ語なら Geist ガイスト)が守ってくれている。だから、私は、どんどん仕合(しあわ)せである。

ドイツ語のGeist ガイスト(英語のゴースト ghost  幽霊 と語源が同じだ)を、もう、✖ 精神(せいしん)と訳すのをやめよう。これは、スピリット(フランス語ならエスプリ)と全く同じもののだ。
だから 精神病院(せいしんびょういん。 ドイツ語で、ガイステス・クランク・ハイテン・ハオス)を、これからは、霊魂病院(れいこんびょういん)と訳すべきだ。なぜならい霊魂(思考、知能)の方が、精神よりももっと大きくて、すべてを包摂するコトバだからだ。

私、副島隆彦が、何を言っているか、分からない人は、前記の、「自分だけを信じて生きる」を読みなさい。 偉大なるニーチェが、「キリスト教は精神病院(ガイステス・クランケ・ハオス Haus )である」と言い切ったのだ。
だから、これからは、精神(障害者)病院は、 霊魂(=知能)(障害者)病院に、言い変えて、コトバを替えるべきだ。 霊魂病院 という コトバは、素晴らしいコトバだ。だから、深く長ーく(30年ぐらい)掛かった思索(しさく、沈思黙考)の後で、私が作った。このことを、よーく、考えて見なさい。

何で私が、馬渕睦夫(まぶちむつお)が大嫌いかと言うと、これまでに、私の本からの大量の泥棒をやって、そのことを恥だとも思わずに、本を出し続けているからだ。それをDSと発語する、反共右翼どもが、わずかだが買っている。あんな見るからに、コケコッコーの鶏のような、軽薄な男のパー が、外務省のウクライナ大使をやっていたことが信じられない。どうせ、周りの者たちからも嫌われているだろう。誰もお前の本なんか読まない。

と私が書いても、こいつは、私を名誉棄損で訴えるということをしない。出来ない。真実がどんどんバレるから。最後まで、ヘラヘラした態度のままで終わるジジイだ。いつまでも私がお前の盗文、剽窃(ひょうせつ)を許すと思うな。

それから、及川幸久(おいかわゆきひさ)。お前は、あの東京の 港区 白金(しろがね)1丁目の、御殿のような、お城のような、高層のお化け屋敷 の、幸福実現党の本部の中で、恐らく殺されたのだろう、教祖の大川隆法(おおかわりゅうほう)から、年に毎年2000万円ぐらいもらって、幸福実現党外国部長? の職名 でずっと、ネット・テレビに出ていた。ところが大川が死んだものだから、お金がもらえなくなって、幸福実現党からも追放された。及川幸久よ、統一教会の片割れのくせに、自分が、何か公正な世界政治言論を日本に伝えているように、いつまでも思い込むな。私、副島隆彦が、お前をいつまでも放置すると思うな。
さぁ、ここまで私がハッキリ書いのだから、分かる人は、ちゃんと分かりなさい。 分かりたくない人は、どうせ低能(ていのう)だから、どこかへ行け。

私が、ここまで本気になって、書いても。どうせほとんど相手にされない。恐れられ、遠巻きにされたままだ。実に寂しいことだ。だが私は、これからも、ずっと今のまま闘い続ける。 副島隆彦 記。

守谷 健二 投稿日:2024/02/04 14:40

【3103】『隋書』倭国伝の倭国は筑紫王朝である

「源氏物語は藤原道長の人生そのものだ第2回」を読ませていただきました。

隋書の記す倭国は近畿大和王朝ではありません。九州の筑紫王朝です。中国の正史で大和王朝が日本の代表王朝になるのは、八世紀初頭(703年、大宝三年)の粟田真人の遣唐使の記事からです。

日本では『旧唐書』を徹底的に無視し、『唐書』と云えば1060年に成立した『新唐書』を指しました。『旧唐書』は、唐末の混乱、その後の短期王朝の乱立で史料に欠落が多く不完全な史書であるとされ、(北)宋と云う本格的な王朝の成立で唐代の埋もれた資料が多く発掘され故に、より完成され信頼に足る史書として作られたのが『新唐書』であると言われている。また『新唐書』編集責任者の一人は、欧陽脩と云うビッグネームであった事も『新唐書』を重視し『旧唐書』を軽視した理由かもしれない。

おそらく亀井勝一郎、和辻哲郎、唐木順三などの戦前の教養で育った先生方は『旧唐書』の内容など全く知らないのです。

中国の歴史小説を多く書いた陳舜臣さんは唐代の歴史小説を書くため『旧唐書』と『新唐書』を調べたのです。その結果、『新唐書』の方があまりにも誤りが多いことを発見したのです。陳舜臣さんも戦前の教養で育った方ですから、後で作られた『新唐書』の方が優れた史書であると信じていました。それが裏切られて「どうして後で作られた方が杜撰なのだ」と慨嘆しておられました。

日本では平安時代から第二次世界大戦の敗戦まで『旧唐書』を徹底的に無視して来たのです。その理由は『旧唐書』は日本記事を「倭国伝」と「日本国伝」の併記で作っています。七世紀半ば(663年白村江の戦)まで倭国記事で作り、703年の粟田真人の遣唐使の記事で日本国伝を始めている。

それに対し『新唐書』は『日本書紀』の書く天御中主神を祖に持つ「万世一系」の天皇の系図と同じものとして「日本国伝」を作っている。皇統の断絶はなかった、王朝の交代など起きなかったと云う歴史です。『旧唐書』を無視し、『新唐書』を唯一正統な「正史」と扱ってきたのは当然でした。日本の天皇制にこれほど都合の良いものはなかったのです。

しかし中国では『新唐書』の成立当初からこれに対する評価は厳しかったのです。『新唐書』の成立直後に制作を開始した司馬光の責任編集の『資治通鑑』は、唐代の記事を『新唐書』に依らずに『旧唐書』を基に作っている。また考証学が盛んになった清代でも『旧唐書』の方が『新唐書』より正確で信頼性が高いと評価されている。

日本の歴史学者が『旧唐書』を公開するようになったのは第二次大戦の後だ。それも渋々いやいやである。『旧唐書』の倭国伝と日本国伝の併記は編者たちの「みっともない勘違いによる誤り」と解説に付け加えることを忘れない。

隋の役人裴世清は、大和王朝には来ていない。

青柳 貞一郎 投稿日:2024/02/02 22:42

【3102】一柳 洋 氏の死を悼む

会員番号1855のもう(青柳)です。2023年12月20日、本学問道場会員で副島先生に長く師事し、ご自身でも活動されていた元横須賀市議の一柳 洋氏が亡くなられました。1年前から咽頭がんを患われ、化学療法、放射線治療などで緩解していたものの、10年前に手術をした腎癌、食道がんの影響で飲食が困難になり肺炎などで入退院を繰り返しておられました。ご遺骨はご本人の希望により1月27日に東京湾沖に散骨されたそうです。

氏は18歳でベトナム反戦運動(べ平連)に参加、反公害運動などにも携わりながら市民運動を起こし、1991年から2015年まで社会党から立候補して6期横須賀市議を勤められました。基地の街である横須賀の環境保護、東京湾の保全など積極的に活動される一方で、人為的地球温暖化説には早くから疑問を呈し、近年の新型コロナ感染症、ワクチン強制による市民生活の破壊に強く反対し警鐘を鳴らす活動をされてきました。

特に副島先生の「巨大資本を背景にしたグローバリズム(ディープステート)に、政治とメディアが支配されており、日本は右だけでなく左も堕落している」という教えに共感する所が多く口癖の様に「日本の政党は右も左もダメだ。」と評しておられました。市議として活躍されている時から、体制反体制に関わらず、米軍基地問題などでは、自衛官とも広く交流して市民のための情報収集と活動をされてきましたが、引退されてからは「ディープステートによる支配とメディアの偏向」に一人でも多くの市民が気付く事を活動の中心にされてきました。

私は防衛医大出身で師団司令部勤務経験のある元陸上自衛隊医官ですが、1980年代であれば一緒に活動することはなかったと思われる社会党元市議に、コロナやワクチンに対する疑問、副島先生の著作や思想と考えを同じくすることからお声を掛けて頂き、「温暖化とコロナに流されない市民の会」代表、副代表という立場で短い間でしたが一緒に活動させていただきました。この掲示板を活動の宣伝に使う事は本来の目的に叶わない事なのですが、一柳氏が亡くなる直前まで計画実現を願っておられた講演会について触れさせて下さい。

来る3月9日土曜日13:00から日比谷公園内日比谷コンベンションホールにて「混迷する世界情勢とメディアの情報操作」と題して外交評論家の孫崎 享氏の基調講演、後半に経済評論家の増田悦佐氏、植草一秀氏と私4名で今回のテーマについてそれぞれの専門分野を踏まえて短い講演の後パネルディスカッションを予定しております。(https://ondan567.peatix.com)で予約ができます。一柳氏ご本人の参加は叶わなくなりましたが、真の国士であられた氏の志に沿うよう実りある講演会にしたいと思います。当学問道場の皆さまのご参加を心よりお待ち申し上げております。

六城 雅敦 投稿日:2024/01/30 00:12

【3101】救済(サルベーション)は我々自身に在るということ

会員番号2099:六城雅敦です。本日は2024年1月29日(月)です。

1月25日に刊行された『自分だけを信じて生きる スピリチュアリズムの元祖エマーソンに学ぶ』(幻冬舎)を読了しました。

前半のスピリチュアル(霊魂)に誘われて副島先生が女神像にたどり着いたくだりが導入として楽しめます。

ひょっとしたら似たような非科学的な体験をしたという方もいらっしゃるかと思います。
虫の知らせや悪い/予感といったことならなおさら多いかと思います。
自分もはっきりした予知夢を見たことが一度だけあります。
入学試験の前にすでに校内を歩いていて、知るはずもない建設中の校舎のドアまではっきりと覚えていました。

スピリチュアルと宗教は厳密に区別しなければならないと副島先生は続けます。教義(ドグマ)に縛られ、ひたすら崇拝することはスピリチュアリズムとは真っ向から反対の行為なのです。
”自分を信じる”とはどういうことなのだと思った方は、ぜひこの新刊を手に取ってください。
薄いので3時間もあれば読めます。

そしてあなたにとって最良の救済(サルベーション)になることを請け合います。

後半からスピリチュアリズムの起こりがわかりやすく副島先生により解説が始まります。プロテスタントのカルバン派の牧師であったエマーソンが1841年に著した「SelfーReliance(自己信頼)」が出発点であり、思想史に輝く金字塔だという指摘です。

日本では18年後にイギリスで出版されたスマイルズの「Self-help(自助論)」を中村正直(まさなお;蕃書調所出身で福沢諭吉らとともに啓蒙思想の引導者の一人)によって紹介されて、福沢の学問ノススメとともに中村の「西国立志編」はベストセラーとなった。

近代思想はエマーソンを起点として現代の新潮流(後述)が生まれたことは現代に生きる我々は知っておくべきことです。

社会主義、リベラル主義、反人種差別、さらには環境保護主義、菜食主義、LGBT論・・・すべて現代思想(モダン・ソート)の根源がエマーソン”SelfーReliance”であり、これがスピリチュアリズムの本尊であるのです。

デカルトはこの世は物質(Matter)と霊魂(Spirit,mind)であると喝破し二元論を唱えました。これはギリシャ哲学アリストテレスから連なるベースとなる考えなのです。列挙された大思想家たちも霊魂(Soul,Spilit=mind,ghost)を無視していたのではなく、物質世界の対局に存在を認めていたということを副島先生は(過去の著作でも唱えてましたが)明らかにしています。

■精神世界の探求無くして科学はない

デカルト、カント、ショーペンハウエル、ヘーゲル、マルクスの源流はキリスト教ユニテリアンのエマーソンであるということ。そしてこの思想は「神はいない」という前提であること。
つまり、「拝むな、自分自身で感じろ」という強いメッセージであるのです。

話題をかえて、カンヌ男優賞の「PERFECT DAYS」は、公衆トイレの清掃員の日常を切り取った映画です。
淡々と生きる男の話で、ドラマチックな展開はない。
それでもなぜ観客は感動を覚えるのでしょうか。

私が思うに、主人公の平山(役所広司)の日々が満ち溢れて、喜びに包まれて生きているから。
すばらしい恩寵(Grace)が自分には与えられていると思っているからでしょう。
だから日々は歓喜(Joy)なのです。

「こんどは今度、いまは今」

姪に話しかける台詞があります。自分は今を十分愉しみ、存在しているんだという問いかけのように思えます。

そしてこの潔い生き方は、スピリチュアリズムを具体的に示したものだと自分は感じました。

■量子力学では素粒子の先は”意志”しかない!?

最新の量子力学では宇宙の果てと始まりがおぼろげながらも仮説が固まりつつあります。
物質(原子、素粒子)はなんらかの意志で生じるものだということ。そして宇宙の意志は存在するということ。

我々の意志(soul,spilit,mind)も我々を形づけているし、宇宙の意志に影響されているのか、影響する存在なのかのどちらかなのです。
大なり小なり物理学者はこのように考えているのではないでしょうか。

だからこそ科学を深く理解するために、まずはスピリチュアリズムを正しく理解できる本書は唯一無二なのです。

片岡 裕晴 投稿日:2024/01/29 22:11

【3100】立花孝志がNHK会長になる日(2)・・・もしくは立花孝志が総務大臣になってNHK予算の大幅削減をしてNHK改革をする日

(3097からの続きです)

●2019年120万票の民意が作った国政政党が2023年に『公党の乗っ取り事件』に巻き込まれ危うく乗っ取られそうになりました。今回はこの顛末を中心に書いていきます。幸いにもこの危機は立花孝志とその熱心な支持者の苦渋の決断で、自ら国政政党の要件を捨て去り、単なる政治団体に格下げする事によって、公党の乗っ取りの危機はほぼ収束に向かっていますが、代表権争いの訴訟などは未だ決着が着いていません。

◆◆立花孝志の躓きと次の一手◆◆

『ゆ党』という言葉がマスコミで使われ始めたのは2015年ぐらいからかと記憶しています。与党でもなく野党でもなく、是々非々で法案や政策に対して政治的立場を決める政党という意味で、『や』と『よ』の間にある『ゆ党』はなかなか上手いネーミングだなと思いました。一方、野党として明確に反権力の立場を表明しない、いい加減な政党という揶揄(やゆ)の意味を込めた皮肉で使われるのが一般的です。

ところが、立花孝志は本気で『ゆ党』という政治団体を立ち上げ、来る衆議院選挙に立ち向かおうとしています。立花の『ゆ党』は『YouTuber党=略称ゆ党』なのです。

立花孝志の選挙戦略は3つの基本的戦略から出来ています。

【I】(国政選挙に対する立花孝志の大きな戦略を一言で言うと)選挙に関心が無くこれまでは選挙の投票に行ったことの無い層(有権者の50%)をターゲットにすると言うことです。

【II】もう一つの大きな選挙戦略は、『選挙』と『政治』の分離という基本的な考えを持っています。与野党限らず現職の国会議員を観ていると、国家国民の為に外交、防衛、経済、社会制度について取り組む活動量よりも、次の選挙に当選するために地元の有権者の受けを狙った選挙対策活動に重点を置いている議員が大半ではないかと思えます。そこで立花が考えた戦略は、①選挙で票を集める人と、②政治活動に専念して国家国民の為の政治に全エネルギーを集中する政治家を分けようという作戦です。
(すでに、NHK党では2つ具体例があります。①2019年参議院選挙に当選した立花孝志はその三ヶ月後に比例2位の浜田聡に議席を譲りました。
②2022年の参議院選挙で当選したガーシーは失職し、後任に斉藤健一郎が参議院の国会議員としての政治活動を行なっています。2例とも有権者に知名度のある立花とガーシーが選挙で票を集めて当選し、後任に政治家として有能な人物を指名した実例です)

【III】選挙ごとにその選挙にふさわしいインパクトのある戦術を採用する。

次の衆議院選挙ではこの方針に従い、有権者に影響力のある(YouTuberを中心とした)インフルエンサーを沢山立候補させ、各ブロックごと(近畿ブロック、東京ブロック、南関東ブロック、北関東ブロック、東海ブロック、九州ブロックなど)に一人ずつ当選させる作戦です(衆議院比例ブロックでは政党名しか書けない、名簿の順位は政党が指定できる)。

 

さて、話を戻して、まず昨年2023年に立花孝志の前に突然現れた大津綾香という『不協和音』が立花の計画していた政治活動を大きく躓(つまず)かせ苦しめ、そして立花支持者をイライラさせ、まるで妖怪、モンスターとして憎しみの対象にまでなったかを書いてみます。

前述のごとく立花は各選挙ごとの戦術とアイデアの絵をいくつも描いていて、2022年秋から2023年春にかけては『政治家女子48党』という政治団体を作り、春の統一地方選挙の準備をしていました。2022年の末頃には集めた候補者50名のうち半数以上が当選する意気込みでした。ところが、以下に述べるような経緯をたどり党内のゴタゴタの為、結果は数名しか当選できず、このアイデアは失敗したと言わざるを得ません。

しかもその失敗の原因を作ったのがなんと立花孝志だったのです。2023年3月15日参議院本会議でガーシー議員の除名処分が可決されたため、その責任を取るという形で、国政政党NHK党の党首を立花孝志は辞職し、新党首に大津綾香(おおつあやか 当時30歳)を指名し、同時に国政政党の名称を『NHK党』から『政治家女子48党』にすると発表しました。これはある意味で、ガーシー議員の除名処分という不名誉を、好転するための奇策であると受け止められていました。

(2022年秋にYouTubeの広告で募集して集めた50人の女性候補者の一人である)大津綾香という政治家としては全く未知数の人物を起用し、しかも名目上の党首ではなく代表権を持つ党首に抜擢したのは立花がいかにこの『政治家女子48党』というアイデアと戦術が気に入っていたかを物語っています。代表権も渡したのはテレビでの党首討論が行なわれるような場合大津綾香が招かれるように配慮し、最年少の女性国政政党党首として国民の前にデビューさせようとしたのです。

(企業で言えば、代表取締役社長の実権と実印を新入社員に与えたようなもので、今から考えると実にとんでもない人事だったのですが、当時は一般党員も支持者も、まぁ立花が言うことだからいいだろうと言うくらいの消極的な賛同を示しました。それでも、大津が普通の社会常識と感覚をもった人物であれば、立花や党所属の国会議員の指導の元、政治家として立派に成長していくことは可能でした)

さて大津綾香が正式に党代表として法務局に登記されて、10日も経たないうちに、この人物がとんでもない悪人であることが判明し始めました。

あるトラブルがきっかけになったのですが、大津綾香の背後に企業乗っ取り屋の影がちらつき始めたのです。

これに気がついた債権者(立花の信用で党にお金を貸している、大半は立花の熱心な支持者で300人以上いる。合計11億円の貸し付がある)が騒ぎ出し、返金を要求したので党の資金がショートする恐れが出てきました。

立花は大津綾香に代表権の返還を求めたが、大津は法務局の登記簿に自分の名前が記載されていることを盾にを取り下げず、裁判沙汰になり国政政党の乗っ取り事件に発展しました。4月の段階では、立花は2億円の和解金を払ってでも代表権を取り戻そうとしましたが、その和解案にも応じず、代表権争いの決着はまだついていません。(2023年の時点で旧NHK党が今後5年間に受け取ることが確実な政党交付金は11億円であり、次の衆議院選挙、2025年の参議院選挙があるごとに獲得票数に応じてその金額は増加することになっています)

大津の背後には、怪しげな人物、組織の影が見え隠れします。それらは大きく分けると5つに分類できます。①国政政党の乗っ取りを企てている者、②政党助成金をかすめ取ることを目的に集まった有象無象の輩(やから)、③立花孝志の政治活動を妨害し潰そうという勢力④アンチ立花の立場から立花やNHK党を攻撃することで動画の再生数を回し小銭稼ぎを目的とする者⑤自らは動かず①~④に活動費を出している者などです。

●千葉法務局や総務省は書類上の党首は大津綾香であり、自分たちは書類の形式が整っていればそれを粛々と実行するだけですという態度を取り、大津側の党名変更届も受理しました。また、政党交付金の振込先の銀行口座も大津側は勝手に変更しましたが、総務省はそれに粛々と対応しています。

●裁判所は三権分立の立場から、司法が立法に口出し、介入することはしたくない、政党内の争いは政党内で決着して下さいという態度です。

●NHKは新年恒例の各政党党首へのインタービューに、あえて大津綾香を登場させました。

(私の目から見ると)明らかに総務省も法務省もNHKも立花孝志に不利になるような動きをし、意地悪く対応している様に見えます。

◆◆令和の大津事件は結果オーライとなる◆◆

昨年(2023年)3月に勃発した公党の乗っ取り事件はNHK党の支持者の間では『令和の大津事件』と呼ばれています。(明治時代に有名な『大津事件』があった)

2019年に120万人の民意が作り上げた国政政党『NHKから国民を守る党』は2022年にガーシー議員の当選で再び民意の支持を得ていました。

そして、ガーシー議員の除名騒動のマイナスを何とかプラスに転換しようと、立花が思い切ったサプライズ人事を行なった結果とはいえ、何の正統性も持ち合わせない簒奪者・大津綾香がいつまでも居座ることに対してはNHK党の支持者の間から、あらゆる非難の声が巻き起こってきました。

ところが、立花孝志の失敗人事の責任を追及する声は5月10日の臨時総会の場でも(1名の例外を除いて)不思議なことに全く起こっておらず、かえってこの事件が起こったことで、立花孝志への求心力はより強くなっています。(むしろ、あのような失敗をするのは立花さんらしいと余裕を持って受け入れています)

元々、立花孝志というキャラクターは常識や既成概念をぶっ壊す為に出てきたのだと理解できる人にはすんなりと受け入れられるのでしょうが、真面目な政治の世界(と思われているだけで実際には今の自民党のパー券問題のように全くでたらめな世界ですが)に、突然現れた現れた異端児が伝統や格式を壊し始めたと受け止められ既得権益者側の拒絶反応は相当なものであり、大津綾香の登場を奇貨(きか)として、立花潰しの動きは実際に起こっている。

それは、たとえて言うなら伝統と重厚さと秩序を重んじるクラシック音楽のステージに突然パンクロッカーが現れギターをかき鳴らし、舞台を跳びはねているという印象である。パンクロッカーの方が真実を表現し、凝り固まった現実を変革する力を持っているのだと理解できる人は立花孝志が明ける『風穴』に注目し、彼に力を与え、声援を送っている。(立花孝志=パンクロッカーについては次のYouTuberからの引用で、一部表現を書き加えました 26分15秒から→ https://www.youtube.com/watch?v=f_qJ9l_urK8&t=1789s)

立花は大津綾香の登場で躓いたものの、結果として大津綾香という『不協和音』が立花支持者の間に政治に対する深い思索の時間をもたらし、(NHK党臨時総会などを経験することで)デモクラシー(民主政治)にたいする理解を深めたといえる。音楽の作品において不協和音が作品の内容を深め、インパクトを与えるように、簒奪者(さんだつしゃ)大津綾香の存在が、立花支持者の政治に対する意識を高め、法律知識を増加せしめ、政治センスをも向上させる原動力となとなっている。

◆◆合法の範囲内であれば何でもするだろう◆◆

昨年から続く、斉藤健一郎(立花側)と大津綾香の間で行なわれている代表権争いは2024年1月29日現在結論が出ていませんが、本年の政党助成金を受け取る為には【政党助成法第5条】に基づき本年1月1日の所属政党を各議員は署名捺印して(政党助成金を受け取ろうとする政党が)1月16日までに総務大臣に届けでなければならないということが法律に定められています。

しかし、2名の国会議員(浜田聡、斉藤健一郎)は登記簿上の党首である大津綾香の党所属の国会議員であることを認める書類を提出しなかったので、(NHK党の流れをくむ)この国政政党は政党助成法上の国政政党の要件を満たさず、単なる政治団体になったのです(そこまでしなければ大津綾香を排除出来なかった立花孝志やその支持者達の苦渋の決断です)。そして本年中に入る予定だった旧NHK党の政党助成金3.3億円は共産党を除く他の国政政党に按分されました。

【政党助成法第5条】(政党交付金の交付を受ける政党の届出)
政党交付金の交付を受けようとする政党は、その年の1月1日(同日が前年において行われた総選挙又は通常選挙に係る次条第1項の選挙基準日前にある場合には、当該選挙基準日とする。以下「基準日」という。)現在における次に掲げる事項を、基準日の翌日から起算して15日以内に、総務大臣に届け出なければならない。

その結果、(大津綾香が党首であると主張する)この政党は本年以後の政党助成金約10億円は受け取ることが出来なくなり、債務超過に陥ることが確実となった。

立花側はこの状況になることをあらかじめ予想していたので、債権者の代理人が(大津側の)党の破産申し立て(債権者申し立)を行ない、管財人が指名され、党の実権は破産管財人の手に握られることになった。

こうして、大津綾香とその背後にいる怪しげな人物が勝手に振る舞うことを許さない保全対策が一応取られたのである。

◆◆政治団体を再び国政政党に作り上げる◆◆

2019年に政治団体を国政政党に飛躍させた立花孝志は2024年に大津綾香とその一味の政党乗っ取り集団と縁を切る為、苦渋の決断の末、『損切り』を断行し、再び政治団体NHK党としてスタートしました。(国会内では浜田聡と斉藤健一郎は参議院会派『NHKから国民を守る党』として従来通り活動する)

最悪の状況を受け入れる覚悟を決め、立花孝志は再び政治団体NHK党からスタートし、本年中に行なわれるであろう、衆議院選挙に挑むことになる。

この選挙で最悪議席が獲得できなくとも2%の得票を見込み衆議院選挙後に、斉藤、浜田両議員がNHK党に戻る事で、2%の得票と国会議員2名の国政政党に復活出来る。

立花孝志は法律の範囲内であれば、世間からどんなに非常識と言われようが選挙戦術として採用していくと公言しています。つまり、日本の政治を変えるためには、革命と呼ばれるような非合法な手段は取らないが、合法のギリギリのところで選挙運動を行なうと(私は)みています。(つづく)

(2024年1月29日投稿)

 

一会員 投稿日:2024/01/24 16:15

【3099】ワクチン問題研究会記者会見について

私は、全国有志医師の会の会員で獣医師の奥田と申します。
皆さんは、厚労省が公表している以下の数字をご覧になって、どう感じられますか?
引用元は、全国有志医師の会メルマガ事務局発行のニュースレターVol.51です。

【予防接種健康被害救済制度 認定者数】
下記は昭和52年2月から開始された新制度分を比較した累計の認定者数です。
・新型コロナワクチン以外の日本国内全てのワクチン(1977年2月~2021年12月):3,522件(死亡認定数151件)
・新型コロナワクチン(2021年2月~2023年12月25日公表分):5,735件(死亡認定数420件)
https://my159p.com/l/m/FxlxZF9gWalDVR
※ついに、たった1つのワクチンが過去45年間の日本国内全てのワクチン被害死亡認定件数の2倍を超えました。
引用終わり。

2024年1月11日、京都大学名誉教授の福島雅典医師が代表理事を務める、
一般社団法人ワクチン問題研究会が発足6か月の定例会見を厚労省で行いました。
日本人の健康に関する重要な会見でしたので、会見の主要な部分を文字起こししてみました。
会見で使用されたスライド資料や論文、厚労省に提出された要望書などは、
同研究会のHPから閲覧できますので、詳細はそちらをご覧ください。
一般社団法人ワクチン問題研究会HP https://jsvrc.jp/

一般社団法人ワクチン問題研究会設立後6ヵ月の成果報告に関する記者会見
2024年1月11日(木)13:15~14:15 厚生労働省会見室

司会:ワクチン問題研究会代表理事、福島雅典より、現在の予防接種健康被害救済制度申請
ならびに認定状況の確認と成果報告について説明させていただきます。

福島雅典先生の説明スタート
「昨年9月7日に設立の記者会見を行ってから半年がたちました。
(実際には設立が2024年6月16日、設立記者会見が同年9月7日)
この間研究を続けてきました。皆様の温かいご寄付とわれわれの手弁当によって研究を
続けてまいりました。この間に重要な一つの研究課題は、世界全般でどういうふうになっているか。

その件に関して文献を系統的に調査したところ、驚愕した事実がでてきた。
数千にのぼる論文がワクチン接種後の副作用として報告されている。
その数はさることながら、全ての臓器に渡っている。
眼科から一般の内科から神経、精神。それを論文にまとめて昨日公開されました。
お手元にはそのまま論文のコピーを配布しております。
これは、有志医師の会が事前に調査した日本の学会でどれだけの症例が報告されているか、
こういうことは今まで薬の副作用とかでも一切なかったことです。
私はがんの専門ですから、抗がん剤などは副作用の嵐に見舞われるわけですが、
パターンは決まっているし、しれているわけで。
このワクチンによる副作用はパターンが決まっていない。全身に起こる。
複数の疾患が同時に起こる。みたことがないというのが医者の率直な意見です。
日本の先生方もがんばってですね、いろいろな邪魔が入る。
そんなワクチンの被害なんか報告してどうするんだ、と。邪魔が入るんですよ。
こういうこと自体が、学問の自由を障害する話ですし、ある教室では、
検閲が行なわれるんですよ、学会とか論文発表で。これが全世界的に起こっています。
ジャーナルによっては事実上検閲が行われている。
これは、日本国憲法の中で、検閲はしてはならぬと、ちゃんと明記されている。
そういうことが公然と起こっているということです。日本だけでない、世界中です。
それで世界中でどれだけどういう論文がでているのかを調べてパブリッシュしました。
皆さんに分かりやすいように日本語です。

それでその件については担当理事の井上先生の方から話していただきます。
しかしながら日本で発表されたものは精神疾患が入っていなかったので、
論文の査読の先生が精神疾患はどうなっているのと指摘してきましたので
精神疾患も調べたら案の定出ているわけです。
だからただならぬことが起こっているというこの事実ですね。
事実をきちっと認識するということによって解決策が生まれるということで、
今回お話しするのは、この論文を発表したということの内容と共に、これは成果の一つです。
ワクチンの疾患のレジストリ、ワクチン接種後症候群というのは、これは正式の、
薬の副作用の国際的用語として正式です。

ワクチン接種後症候群について、レジストリというのは登録研究です。
実際の患者さんを登録して、調査する。
その研究を、倫理委員会を通して正式の臨床研究として、担当理事の藤沢先生がスタートさせました。
それから検査法の開発について、村上先生が一定の段階まで来ましたので、報告します。
そして今お話ししましたように、文献のデータベースの構築についてお話しするという段取りですが、
実はこの記者会見に先立って、厚労大臣の武見敬三先生に、要望書を提出してきました。
受付のところは、内閣官房の総務課の担当のしょうがい調整係に提出してほしいということでしたので、
武見先生宛ての要望書とともに10部、厚労省の中できちっと読んで勉強してくださいとお話ししてきました。
要望の内容は、5つあります。

●スライド:武見厚生労働大臣への要望書
①ワクチン接種死亡者の全例調査
②ワクチン接種後の健康被害の全例調査
③全被害者の救済・補償及び適切な医療の提供
④国のワクチン政策の検証
⑤ワクチン接種後健康被害者に対する適切な診断と治療に関する研究の推進

1つ目は、ワクチン接種死亡者の全例調査をしてくださいとお伝えしてきました。
泣き寝入りで、ですね、もう全然やる気がないと、そんなことしても、かえってくるわけではないし、
というふうにおっしゃる方が多いんですよ。
で、今厚労省に上がってくるデータだけでも、2100何人を超えています。
それから、ワクチン接種後の健康被害者、副作用被害者というのは、もう何万人に達しているわけです。
これ厚労省に上がっている数字です。この、救済とか保障が遅々として進んでいませんし、
患者さんも、お医者さんにかかっても、なんだかわからないね、
ワクチンのせいとは思えないねと、一蹴されてしまう。ワクチン後遺症難民という言葉ができてしまっている。
この国の政策が本当にこれで良かったのかどうか、検証する時期に来ていますよ。
これでコロナが終わったと思ったら大間違えで、ワクチン打った置き土産が、
これからどんな形で出てくるのか分かんない。実はまたいずれ報告会をしますが、
ワクチンの接種後の超過死亡というのが間違えなく起こっているんです。
これを朝日新聞は全面的にラフな調査で、
超過死亡ということを一度やっていますが、ちゃんと年齢調整で、きちんと統計的に評価に耐えうる形にしますと、
驚くべきことが起こっているんです、実は。
特定のがんが、超過死亡が、ワクチンの3回目接種以降に起こっているということがわかりました。
今論文にして、査読にまわっていますが、おそらく近々パブリッシュすることになる。
それが出版された段階にはきちっと報告できると思います。
例えば、白血病の年齢調整の死亡率が上がっている。
乳がん、あるいは卵巣がん、奇怪なことが起こっています。ほかにも沢山ありますが、
順次どういう風に対処するべきかについて国にも提言したり要望したりして、皆様方とも情報を共有するようにします。
最後に、被害者に対して適切な診断・治療に関する研究を推進していただかなければいけないと。
こういうことを要望してまいりました。まず、事実を事実として認識すること。
こういうものが、知られないよう知られないようになっているんですよ、どういうわけか。
こういう被害者の遺族からインタビューして放送しようと思ったら、蓋を開けてみたら、
ワクチンの被害ではなくて、コロナの被害というふうになっちゃって、処分まで行われたと、
これの報道見ると、各社まちまちですよね。
こういうことが起こると、日本の民主主義が歪んでいる。非常におかしな具合になっていると考えざるを得ない。
だから、科学の危機、医学の危機だと思います。そういうふうに、検閲が行われて、自由な研究が阻害されて、
製薬企業か、特定の政策に不利なことを書くと、
それが抹殺される、あるいはもう見て見ぬふりをする。2122人で、去年の7月の数字で、
その後今どれだけ増えているかわかんないわけですよ。
泣き寝入りの患者さんがこの何倍かはいると考えていいと思います。これは死亡例ですよ。次のスライド。
これ、死亡について評価して、γ(ガンマ)というのは評価不能という風に判定するわけですよ。
評価不能というのは間違えない。だけどそれは、私はあえて言えば、官僚用語で、評価不能というのではなく、
評価しないという表示だと思います。次のスライド。
それで、今死亡者が2122人で、重篤者が8750人、副反応疑い36556人。
私はこれが氷山の一角だと思います。だから全数把握をきちっと制度にもとづいて、制度があるわけですから。
副作用については全例調査するという、市販後の調査という、ちゃんとした、厚労省の調査の制度があるわけですから、
その制度にもとづいて制度をしてくださいよという要望をしてきました。
それからワクチン接種後の被害に対して保証あるいは救済するという制度もあるから、
その制度をきちっと行政として履行してくださいと申し上げてきました。
次のスライド。それで今ね、被害届があっても全部処理できない、処理しきれないと言っておられます。
しかし、ここんとこで、まだ詰め残しがいっぱいあって、2122件報告があったけど、まだ420件しか認定されていません。
実は前の段階で、記者会見の時に(2023年9月7日)、私が意見書を書いた、
心臓が溶けてしまったということね。心筋炎は起こる。でも、これは心筋融解ですよ。
聞いたことがない、正直。それは解剖した先生も仰天していました。触ったら心臓がふにゃふにゃだった。
それを厚労省の方から調査に、ファイザーに行ってくれということで、解剖した先生のところに聞き取りに行ったら、
やっぱりその通りだということで認めましたよ。
だから認定されましたよ、その方は。今までずっと知らんぷりだったけど。
それまで結局2年ですよ。つまり28歳の健康な男性が、横紋筋融解症で心筋が溶けて亡くなって、
奥さんが朝起こしに行ったら、死んでいたと、それで届けて、剖検の記録も出して、
検死ですよ。警察による検死の、さらに司法解剖と言わずに、調査後解剖というんですけど、
調査後解剖の報告書を提出して、それで要は2年後、三回忌の時に認定されたんですよ。
救われないよね。僕は思わずその報告受けて、こらえ切れなくて泣けてきましたよ。
お父さん良かったね、でも帰らないよ、息子さんは。そういう事態が例外でないということ。
泣き寝入りが、どんだけいるか。それを全然マスコミも報道してくれない。
挙句の果てにその報道をしようとしたら処分される。
嘘をついて、嘘の報道して、こんなことがあっていいんですか、民主主義国家に。憲法違反もいいところだよ。

次のスライド。こういう風にして、順番に年齢代にみるとやっぱりこういう特異的なカーブを書くんですよね。
指数関数的に。70代でトップで。でも、10代の方、20代、30代、さっきの人は20代、死亡ですよ。
天災の能登の地震には、大騒動して、国を上げて救済・復興だという。
ワクチンで殺しておいて、これは殺人ですよ。何にもしない、見て見ぬふり。
冗談じゃない。狂っているよ。次のスライド。
こういうことで、今までワクチンで、45年間で、認定された人が3522人。たった3年で5735件、もっと増えますよ。
これっていったい何が起こったの?ということですよ。

終わってないんですよ。これからまだ始まる。第二幕、第三幕があるんです。
次のスライド。これは生物学的に明らか。だから直ちに今手を打たないと、次のことが問題になる。
村上先生から驚愕する事実を聞きましたが、次の問題に対処できなくなる。
わけわかんなくなる。だから医学・科学の危機。まずは被害を認定しないといけない。
速やかに。それをちんたらちんたら素人が集まってやってもらったら困る。
速やかに救済する。事実を事実と認めて、何が起こったか徹底的に調査する。
ワクチンをこういう風にして慌てて、きちっとしたデータが出ないうちに、安全性が確立してないうちに、
そういうことは今までは一切してなかったんだ。
薬害を根絶するということにガチガチにやってきたんだ。
緊急事態とか、有事だとか、でたらめのこと言ってさ、慌てふためいて何をやったかというと、
いっぱい殺したわけですよ。冗談じゃない。ちゃんと検証しなさいと今日も言ってきた。
対策をたてなさい。大学なんかでもね、ちゃんとワクチンの問題を研究をしようとすると、
お前そんなことやったらくびだと、医局から出て行けと、なる。こんなことがあっていいのかってことですよ。
だから間違いなく学問の危機、科学の危機です。この危機に対して事実を事実としてきちっと認め、共有し、
それに正面から立ち向かうこと、これ以外にはないです。
ということで、藤沢先生にバトンタッチします。
実際の現場から調査してどういうことが分かりつつあるかということについて。」
福島雅典説明終わり

司会:つづいてワーキンググループからの経過報告に移らせていただきます。
PVSデータベースワーキンググループ担当業務執行理事の藤沢明徳より
昨年12月始めから正規に症例登録が始まったPVSレジストリ臨床研究の概要紹介と
今後の予定についてご説明いたします。

藤沢明徳先生説明スタート。
(スライド読み上げ説明が中心。まとめのお話しのみ文章起こしました。)
●スライド:PVSレジストリ臨床研究の進捗状況
2023年11月29日 浜松医科大学生命科学・医学系研究倫理委員会の承認を取得
2023年12月1日 ICF(同意書)の取得、EDC(データベース)へデータ入力
~2024年2月29日
2024年1月 本研究の登録・公開申請(UMIN)
~2024年夏 PVSレジストリ臨床研究の中間報告
~2024年秋 PVSデータベースの統計解析、最終報告
●スライド:PVS疾病登録レジストリ臨床研究のプロトコル概要
●スライド:研究実施体制 EDCシステム(データベースの入力システム)
●スライド:PVSデータベースワーキンググループのまとめ
藤沢明徳先生、
「まとめになります。全く新しい疾患概念、ワクチン接種後症候群(PVS)について、
疾患データベースの構築、実態調査、臨床研修として実際に事業が進んでおります。
現在データベース入力が進行中ということで、1月9日現在の登録症例数となりますが、
63症例が登録されているという状況です。今年夏までに中間報告を提出したい。
秋までに統計解析を終えて最終報告を予定しています。
診断基準及び診療ガイドライン、全く新しい疾病概念ですから、臨床現場では
診断基準が必要だということがいろんな方面からそういう話しが出てきています。
これは世界的にもそうで、日本国内だけの話ではないということです。
そういうものを目指して、一番最初のベース、基礎となる臨床研究が始まって順調に進んでいるということを
この場で報告いたします。」
藤沢明徳先生説明終わり。

司会:続きまして、検査方法開発ワーキンググループ担当理事村上康文より
検査法開発の進捗状況と今後の見通しについてご報告いたします。

村上康文先生説明スタート。
「最初に1つだけ私が言っておきたいのは、どういう仕組みで副作用が発生するかが明確になって、
大勢被害者が出ているものをですね、今でも打っているということです。
今すぐ止めるべきだと思っています。一枚目のスライド。
どういう仕組みで副作用が発生するかは、話は相当分かっていて、スパイクは有毒なんですよね。
有毒な遺伝子を人に投与したらどうなるかというのは非常に明確です。
もう一つ、脂質側の粒子も非常に激しい炎症を誘導します。これも有毒なんですよ。
2つの有毒なものを人に打っているということなんですが、もう一段大きなことが、
ヒト細胞でスパイク蛋白質を作っているということです。これは、免疫系がやっつけようといたしますので、
非常に激しい炎症が発生するという。
打ってから1週間2週間で発症するというものもありますが、1年2年経過してから現れるものも多いわけです。
それら明らかにする為には、どういう風な実験を、どういう分子レベルでやればよいかということになります。
次のスライド。スパイクに毒性があるのは、山のような論文がでていて、
どんなメカニズムでそれが毒性を発揮しているのかは分かっていますので、一つの病原部位に、
スパイクがあるかどうかを明確にしていくということなんですが、今現在世の中でやられている方法論は不十分です。
2つのコントロールが必要です。スパイク遺伝子を明確に発現している材料でちゃんと染まって、
スパイクを一つも発現していないもので反応が、見えないという形でやらないと。
我々は2つの細胞を作ろうとしています。スパイクの遺伝子を山のように発現した細胞と、
もう一つは全く発現しないような、2つの細胞を用意して、それを日本中に配布していこうと考えています。
これは、今から2,3か月でできるだろうと。
4月ぐらいには臨床のそういうマテリアルを利用してスパイクが実際発現しているかどうかの実験がやれるかと思います。
今でも論文になっているのですが、その種類が本当にスパイクに由来するかどうかが明確になっているかというと、
一つの抗体が反応しているからおそらくあるだろうというレベルでしかやられてないんです。
われわれはサイエンスとしてしっかりとものが言えて、
訴える材料に利用できるということまでしっかりとやろうと考えている。
もう一つは、ヒトでは優秀な抗体と悪い抗体というものがありまして、IgG4という抗体は
免疫をむしろ抑える働きを持っています。ふつうのワクチンは、IgG4抗体を誘導したら失敗だといわれます。
ところが今回のmRNAワクチンはすごい量のIgG4抗体が誘導されています。それが誘導されますと、
いろんな免疫にいたずらをするわけです。ということで、
それが日本人のどういう風な比率で誘導されているかをしっかりと調べていこうと。
スパイク蛋白質と反応するIgG4が一人一人でどういうレベルで存在をしているかをしっかりと調べていきたい。
つづきあり。」
村上康文先生説明終わり。

司会:続きまして、文献データベースワーキンググループ担当理事の井上正康より、
その数千に昇るCovid-19ワクチン接種後の副作用に関する全世界における論文報告の現状紹介、
文献データベース公開予定について説明いたします。

井上正康先生説明スタート。
「私は現役時代、大阪市大医学部の図書館長をした経緯から、
医者が世界の情報をどのようにゲットして自分の日常診療に生かしていくかを指導させていただきました。
そういうことから、今回このワクチンの接種が始まってこれの副作用に関して、
どのような報告があるかということを、この3年間調べておりました。
特にこの件に関しては、有志医師の会が日本の学会でどのような症例報告があるかということを
非常に詳しく検索されたデータがあります。その情報をもとに、これは日本人の症例報告ですから、
日本人と海外の世界で、どのような類似と、どのような相違があるかを、免疫というのは地域と個人によって
差がありますので、そういうことも含めて網羅的に俯瞰的な情報をとろうとしてきました。
これに関しては、大阪市大の現役の小西先生、今回の論文の筆頭著者の小西先生が主にまとめてくれて、
素晴らしい、というか驚愕の事実が分かってまいりました。今日はそのことを報告させていただきます。

文献調査、データベースの構築をなぜやるのかということですが、
日本の医者も何が起こっているのかを把握できていないというのが現状です。
全国の医療従事者が今のコロナワクチンの副作用に関してきちっとした診断をして治療に結び付ける為には、
医学的な正確な情報を持つことが不可欠であるという、そういう風な情報をワクチン問題研究会として情報を提供しようというのが本来の目的です。

次のスライド:文献調査&データベース構築方法
2021年12月~2023年11月の間、学会数は134学会、演題数447題の報告が国内でされていますが、
そういう報告の中から疾患名を抽出して、医学部の全研究者が使用する論文検索エンジンPubMedを使って、
コロナワクチン、あるいはサイドエフェクト(副作用)という2つのキーワードで検索すると、
去年の夏でものすごい数の論文が世界では報告されている事実が分かった。
そういうことで、データベースを作ろうと、福島先生と一緒にやっているわけですが、
今のところ、大体201種類の疾患と、副作用報告数としては3071報の論文が出ているということで、
1つのワクチンでこれだけの論文が出ているのは人類史上初めてのことです。
これを科学として、だれも反論できないような形で、国と日本の医師に提唱しようとしています。スライド。
心臓の病気、腎臓の病気、甲状腺の病気、糖尿病、肝臓の病気、皮膚の病気、目の病気、血液の病気、神経、全身、脳、肺の病気、ありとあらゆる医学の全ジャンルに渡る病気が報告されている。
全科が一斉に発症するのが今回のワクチンの副作用の特色です。
全科を上げて、従来の医学を全部やり直してワクチンbased メディスンという新たな医療体系を作らなければ、
一般診療も治療も成り立たないということが世界的にわかってきている。

どういう疾患が多いのか上位10位。
1位:血小板減少症 2位:頭痛 3位:心筋炎 4位:血小板減少を伴う血栓症 5位:深部静脈血栓症
6位:ギランバレー症候群 7位:静脈洞血栓症 8位:アナフィラキシー 9位:リンパ節腫大 10位:血管炎
多臓器障害として、人類が経験したことのない人為的な病気が、日本人をトップランナーとして、世界中で起こっている。」
井上正康先生説明終わり。

以上、記者会見主要部分の文字起こし終わり。
その後、 の報告と質疑応答と続きます。

尚、記者会見の動画は一部のサイトで現在視聴可能ですが、記者会見後に視聴できた
Youtube配信はまもなく削除されました。
一般社団法人ワクチン問題研究会HPでは後日アーカイブ配信が予定されています。

最後に私から2点お願いがあります。

全国有志医師の会ではメルマガ(無料)への登録をお勧めしています。
最新かつ質の高い情報を得ることができますので、これを機会に是非ご登録のほど宜しくお願い申し上げます。 https://my159p.com/l/m/Ey0KIdFsGrJj34

また、社団法人ワクチン問題研究会では、ワクチン接種後症候群に関する検査方法開発事業にて支援を必要とされています。HPからクレジットカード決済で千円から支援に参加できますので、宜しければ是非ご協力ください。https://jsvrc.jp/

以上

群馬のゆみこ 投稿日:2024/01/23 15:15

【3098】【公開討論会】今日(1/23)18:45から、前橋市長選挙(2/4)公開討論会がYoutubeで見られます。4期目を目指す現職の山本龍×県議を辞めて挑戦する弁護士の小川昌。

群馬のゆみこです。今日は2024年1月23日(火)です。

群馬県の前橋市(県庁所在地「県都前橋糸の街」上毛かるたの「け」)では、2月4日に市長選挙が行われます。現職の山本龍(64歳・男性・草津町出身)が4期目を目指し、対して、トップ当選した県会議員4期目を辞して挑戦するのは弁護士の小川あきら(41歳・女性・千葉県匝瑳市・そうさし・出身、司法修習で前橋地方裁判所に来て以来前橋在住)。

前回の前橋市長選挙は「オレが前橋を何とかする!」と対抗馬が5人も立ってしまい、票が割れて、結局、山本龍が3期目当選してしまいましたが、今回は、共産党も独自候補を立てることを見送り、山本・小川の一騎打ち。

すでに熾烈な闘いが繰り広げられており、自作のビラを配ってしまう人もいるようで、小川あきらが「虚偽の内容のチラシを、わざわざ作成して配布している方がいるようですが、私の政策を勝手に歪めて真逆のことを言いふらすのは止めていただきたい。」「当選を得させない目的をもって公職の候補者に関し虚偽の事実を公にし、又は事実をゆがめて公にする行為は虚偽事項公表罪(公職選挙法第235条第2項)に当たります。」と牽制(けんせい)しています。(虚偽の流布があまりにも酷いので、改めて。 | 小川あきら Official Blog (akira-o.jp))

そんな市長選の公開討論会を、前橋青年会議所の皆さんが設定してくれました。どうぞ、お宅のテレビの大画面でYoutube公開討論会をお楽しみください。18:45からです。

前橋市長選挙公開討論会 未来を創る声~まちのビジョンとあなたの選択~:https://youtu.be/R8dv38KJArE

前橋市は真ん中に坂東太郎(利根川)が流れており、その東側が市街地で、西側は農村地帯だったようです。ですから、川を隔てて格差があるんでしょう。ついこないだまで、自動車なんて無かったわけですから。80歳過ぎの年寄りに聞いた昔話では、県庁(ドラマの撮影にも使われるタルタリア建築と見られる昭和庁舎:https://youtu.be/uiVYJ92dZl4?si=or-FL_u2UKw94UiB)の前に、人力車がずら~っと並んで、お役人を運んでいたそうです。自動車のない時代に、川を隔(へだ)てた街と村では、ちょっとした別世界だったかも知れません。橋のたもとには交番があって、サーベルを下げた警官が立っており、ズボンの横に、赤いラインが縦にすーっと一本入って「まーず格好良いいんだいねー」とその年寄りが言っていました。今では、成人一人につき一台の自動車が県から支給されてるんじゃないかと思うくらいの自動車普及率の群馬県です。車がねえと、なから不便で、どこへも行げねえやね。 おわり

片岡 裕晴 投稿日:2024/01/17 19:30

【3097】立花孝志がNHK会長になる日ー1

(・・・・・もしくは立花孝志が総務大臣になってNHK予算の大幅削減をしてNHK改革をする日)

 

まず、ほとんどの人が知らないことから書いていきます。2023年4月に衆議院議員補欠選挙が行なわれました。
千葉5区では1議席を争って7人の候補者が立候補した中に、政治家女子48党(旧NHK党)から織田三江という女性が立候補しました。
織田さんは立花孝志の意を汲んで『ジャニーズ問題』をNHKの政見放送で流すためだけに立候補しました。
(国政の政見放送は国政政党の党首に編集権があり自らが制作したビデオを流すことが出来る。元ジャニーズジュニアのカウアン岡本氏に立花孝志がインタビューしたものを放送させた)
ここで重要なことは『NHKおよび放送事業者は、国政政党が制作したビデオを(編集することなく)そのまま放送しなければならない』ということです。
つまり、政見放送の時間は(法律によって)NHKはこの瞬間、『公共放送』ではなく『国営放送』となるのです。
立花孝志はこの法律を盾に、何十年にも渡って報道されなかった『ジャニズ問題』を地上波のテレビ画面で初めて報道させたのです。
公職選挙法の政見放送に関する規定は以下の通りです。

【公職選挙法 第150条】(政見放送)
第150条 衆議院(小選挙区選出)議員又は参議院(選挙区選出)議員の選挙においては、それぞれ候補者届出政党又は参議院(選挙区選出)議員の候補者は、政令で定めるところにより、選挙運動の期間中日本放送協会及び基幹放送事業者(放送法(昭和25年法律第132号)第2条第23号に規定する基幹放送事業者をいい、日本放送協会及び放送大学学園(放送大学学園法(平成14年法律第156号)第3条に規定する放送大学学園をいう。第152条第1項において同じ。)を除く。以下同じ。)のラジオ放送又はテレビジョン放送(放送法第2条第16号に規定する中波放送又は同条第18号に規定するテレビジョン放送をいう。以下同じ。)の放送設備により、公益のため、その政見(衆議院小選挙区選出議員の選挙にあつては、当該候補者届出政党が届け出た候補者の紹介を含む。以下この項において同じ。)を無料で放送することができる。この場合において、日本放送協会及び基幹放送事業者は、その録音し若しくは録画した政見又は次に掲げるものが録音し若しくは録画した政見をそのまま放送しなければならない。

2023年衆議院議員補欠選挙千葉5区政治家女子48党の政見放送(2023年4月)
   ↓     ↓     ↓
https://www.youtube.com/watch?v=8R7VEk42_Sw

立花孝志YouTubeチャンネルより『ジャニーズ事務所をぶっ壊したのは【NHK党】と【ガーシー】元参議院議員です』(2023年8月)
   ↓     ↓     ↓
https://www.youtube.com/watch?v=3eNWqf3LYdc

この政見放送をNHKテレビで実際に観た人は十万人程度と思われますが、YouTube動画で拡散された政見放送を見た人はその数十倍いたものと思います。
さらに、この政見放送を取り上げた関連動画やその切り抜き動画、元ジャニーズジュニアのカウアン岡本氏とガーシー議員とのコラボ動画を見た人は数百万人に上ると私は推定しています。
これが何を意味しているかというとテレビ画面で見た人よりも、ネットの端末で観た人が圧倒的に多い、テレビの影響力よりもネットの影響力が遙かに上回っていると言うことです。

2022年11月にガーシー議員とカウアン岡本の対談がYouTubeで配信、2023年に入り英国BBCがジャニー喜多川の未成年に対する性加害のドキュメントを報道し、さらに4月の衆議院補欠選挙で立花孝志編集の(ジャニーズ問題を提起する)政見放送が、NHKの放送で(法の規定により強制的に)流さざるを得ない事態に陥った時に、NHKはすぐさま(その場を取り繕うために姑息にも)『クローズアップ現代』で表面的にさらりと流す程度の内容のジャニーズ関連の放送を渋々行いました。

◆◆嘘を隠せなくなったのは何故か◆◆

このように2003年の最高裁でジャニー喜多川の性加害の有罪判決が出たにも関わらず、20年間もテレビ、大手マスコミがこの問題を取り上げることなく、忖度と無視が続いていたこの問題は、2023年に海外からの報道とYouTubeを通して広く日本国民に知られる様になりました。

20年間も隠し続けてきた嘘が隠せない状況がどこから生まれて来たのだろうか。

その変化の原因の根本は多くの国民がスマートフォンを手にしたことにある。

その結果YouTubeなどを通してテレビ局が編集しない真実の映像を見ることが出来るようになった。

そればかりか自らがスマホで動画を撮影し、それをネットを通して実に簡単に全世界に配信できるようになったのです。

ここで昔の記憶をたどると、私が小学校五年生の時(1957年)我が家に初めて白黒テレビがやって来ました。(まだ近所の家にはテレビがなかった)

夕食後、隣家の人たちも集まってきて『事件記者』(NHK)や『日真名氏飛び出す』(民放)などの刑事事件もののドラマを居間の電灯を消して、まるで映画館の中のように暗くして、白黒の画面を皆で楽しんでいました。(そんな時代があったのです)

この頃、個人のレベルで映像を撮るなどという発想はまずなかった。ましてやその映像を自ら放送して誰でも観てくれるなど考えられなかった。

高価な機材や設備や運営するスタッフを考えれば、そんなことは大資本を持つテレビ局しか出来ないことは明らかであった。

ところが、今ではスマホ一台があれば、ビデオを撮影し、自らが放送局となって世界中に配信が簡単に誰でもできるのだ。

そして、そのことによってテレビが社会を動かしていた時代にはあり得なかった様な事が可能となったのです。

このことの代表的事例は『立花孝志ひとり放送局』である。

元NHK職員で週刊文春にNHKの不正を暴く告発記事(2005年)を書いたにもかかわらず、テレビ新聞がすべて無視しを決め込んだ為に不発に終わったのだが、その立花がスマホとYouTubeでの発信でNHKに対抗できると気付き、自らカメラマンとインタビュアーとプロデューサーとキャスターと放送局を一人でこなし、何のバックも資金力も無い、ただの大阪のオッサンが数年のうちに国政政党の党首(2019年)にまでなったのです。

いま、我々は大きな変革の時代の真っただ中にいるのです。

◆◆500年前にも同じような大変革があった◆◆

我々は何百年前の昔のことを歴史の本を読むことによって、過去の出来事をイメージし理解することが出来ます。しかし、その渦中にいる現在において起こっていることを解釈し歴史の中に位置づけることは難しいかもしれない。

ここでさらに時代を遡り概観してみると、1445年頃、ドイツのグーテンベルグが活版印刷機を発明しました。そして聖書の印刷を始めました。1517年マルチン・ルターがローマ・カソリックを批判してキリスト教の宗教改革運動を始め、キリスト教の教典である 聖書 を重視しました。

活版印刷技術の発明以前の聖書は一字一字を手で写す写本か、1ページごとの木版印刷で作られていました。それはとても高価なもので一般庶民が聖書を持つことなどととても出来なかったでしょう。

また、カソリック教会では神父だけがラテン語やギリシャ語で書かれた聖書を読むことが出来、一般の信者の多くはそもそも文盲であり、神父の読む聖書の言葉とその解説をありがたく聞く以外無かったのです。 

【これは1980年代にパソコンが出現した後、印刷業界が大混乱し、1990年代後半にインターネットが普及し始めた頃の我々の時代に対応して考えると興味深い。この結果、印刷業界は構造が一変します。活字から光学レンズを使った写真植字を経て電算植字に変わり、DTP(卓上印刷=Desk Top Publishing)が専用機からパソコン(アップル社のMacintosh)に置き換わります。(さらにこの後、2007年にMacintoshの操作思想を受け継いだ初代iPhoneが発表されてから急速にスマホが普及し始めました。)鉛の活字は不要となり、写真植字になったため、活字職人や版下制作者は失業する羽目に陥りました。パソコンが出現する以前なら、習字がうまく、ソロバン一級の実力があれば、家が貧しくて大学進学を諦めた高校生は、地元の中堅企業に立派に就職できました。会社の行事で必ず必要な案内の張り紙の文字を綺麗に大書出来ること、伝票の束の金額を正確に早く計算できることが必要だったからです。また、版下職人の重要な仕事の一つは、グラフを作ることです。棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフ、これらを烏口(からすぐち=先端の二枚の刃を調整することで0.1ミリの細線から1ミリ以上の太線を自由の引くことが出来る製図道具)の先に含ませた墨と定規とコンパスを使って作成しました。何年もかけてかけてて習得したこれらの技術はパソコンと出力機があれば数値を入力するだけで、簡単に処理できるのです。数年、場合によっては十年以上の努力はパソコンの出現によって、ほとんど無価値になってしまいました。】

500年前起こったこと。活版印刷の発明と宗教改革が手を携えて活動した結果、聖書が安価に作られたことで教会に独占されていた聖書が一般に普及し始めたのです。21世紀の現代、一人一台のスマホが普及したように、500年前のこの時代にヨーロッパでゆっくりとではあるが、一家に一冊の聖書が広まり、人々に読まれるようになっていったのです。

その結果、何が起こったのか。中世のヨーロッパでは人口の90%が田舎に住みほとんどの人が字の読み書きが出来無かったようです。

それが18世紀初頭(1700年)にはプロテスタントの多い地域の男子では50%が読み書きが出来るようになったと言われています。

何百年も以前の識字率の調査をすることはなかなか難しいことでしょうが、イメージとしてはラテン語やギリシャ語の高価な写本聖書が各国語で安価に印刷されるようになった結果、聖書を代表とする書物が広く一般に広まり、同時に字の読み書きが出来る人口が急速に増加したと言うことです。

識字率の高まりは印刷技術の発明と聖書の普及により確実に増え、18世紀後半から19世紀にかけての産業革命という巨大な構造物を構築するための土台と基礎がこの時代に着実に踏み固められ、張り巡らされていったのです。

【中世のローマ・カソリック教会と聖書と神父の関係は、現代におけるテレビ局とテレビの映像とプロデューサーの関係に比較して検討するとなかなか興味深い。教会の権威が難解なラテン語と高価な写本聖書に守られ神父が教会に都合のいい解説(免罪符の発行など)をしたように、放送局は国の認可権に守られた電波と映像を制作するための高価な機器や設備に守られ、テレビ局とスポンサーに都合のいい編集が可能でした。普通の人はその領域に立ち入ることが出来なかったのです。しかし、活版印刷機が聖書を安価に大量に出版したように、一人一台のスマホの登場とインターネットが映像の制作と発信を放送局をもしのぐ質と圧倒的な量によって、明らかに勝りつつあります。映像を伴う個々人の発信がマスコミの報道を圧倒する状況が世界を変えてしまいそうです。】

◆◆立花孝志の躓きと次の一手◆◆

『ゆ党』という言葉がマスコミで使われ始めたのは2015年ぐらいからかと記憶しています。与党でもなく野党でもなく、是々非々で法案や政策に対して政治的立場を決める政党という意味で、『や』と『よ』の間にある『ゆ党』はなかなか上手いネーミングだなと思いました。一方、野党として明確に反権力の立場を表明しない、いい加減な政党という揶揄(やゆ)の意味を込めた皮肉で使われるのが一般的です。

ところが、立花孝志は本気で『ゆ党』という政治団体を立ち上げ、来る衆議院選挙に立ち向かおうとしています。立花の『ゆ党』は『YouTuber党=略称ゆ党』なのです。

国政選挙に対する立花孝志の大きな戦略を一言で言うと、選挙に関心が無くこれまでの選挙の投票に行ったことの無い層をターゲットにして、選挙ごとに戦術を決めていくということになります。 (つづく)

(2024年1月17日 投稿)

副島隆彦の学問道場 投稿日:2024/01/11 22:30

【3096】古村治彦著『バイデンを操る者たちがアメリカ帝国を崩壊させる』を読む。ウクライナ戦争は日本にとっての「対岸の火事」ではない。アメリカに騙されないためには米政界を分析する必要がある。

※冒頭に、古村治彦(ふるむらはるひこ)が加筆します。今日は2024年1月11日です。SNSI・副島隆彦の学問道場研究員の吉田祐二(よしだゆうじ)氏が、私の最新刊『バイデンを操(あやつ)る者たちがアメリカ帝国を崩壊させる』(徳間書店)の書評を事務所宛に送ってくれました。吉田氏に深く感謝いたします。以下に、書評を掲載します。参考にして、是非手に取ってお読みください。加筆終わり。

「今日のぼやき」広報ページにはじめに、目次、おわりにを掲載しています。以下のリンクからご覧いただけます↓
「2105」 古村治彦(ふるむらはるひこ)の最新刊『バイデンを操(あやつ)る者たちがアメリカ帝国を崩壊させる』が発売 2023年12月15日

吉田祐二(よしだゆうじ)です。今日は2024年1月11日です。

古村治彦(ふるむらはるひこ)氏の新刊、『バイデンを操る者たちがアメリカ帝国を崩壊させる』(徳間書店)を読了したのでその感想を書く。

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2023年12月に刊行された本書は、前著『悪魔のサイバー戦争をバイデン政権が始める』(秀和システム)の続編である。『悪魔のサイバー戦争をバイデン政権が始める』は2021年5月に刊行され、すぐに購入していたが未読のままになっていた。今回、『バイデンを操る者たちがアメリカ帝国を崩壊させる』を読むにあたって、『悪魔のサイバー戦争をバイデン政権が始める』と合わせて一気に読んだ。

古村氏はアメリカの大学への留学経験もある、本格的なアメリカ研究者である。初の単著である『アメリカ政治の秘密』(PHP研究所、2012年刊)以来、一貫してアメリカ政治についての著作をものしている。その手法は、アカデミックな専門書に目を通しながら、日々の新聞・雑誌記事を丹念に取集・整理していくことで、問題を発見していくことであり、英語でいうところのインヴェスティゲイティブ・ジャーナリズム investigative journalism である。「調査報道」と訳されると間が抜けた感じになってしまうが、ある事象について深く掘り下げるためなら専門書や新聞記事、最近なら動画まで、全てに取材して真実を明らかにしようとする態度のことである。こうしたスタイルは、文書の読解能力はもちろんだが、根気の要る仕事である。私も一時期、新聞記事を収集・整理していたが、数年でやめてしまった。なかなか出来ることではない。

悪魔のサイバー戦争をバイデン政権が始める←青い部分ををクリックするとアマゾンが開きます

古村氏の強味(つよみ)は、学問的な基礎がしっかりしていることで、その辺の大学のアメリカ研究者よりも政治学、国際関係論の理論に詳しい。これは他の新聞記者には無い強味である。大手新聞社の記者が、ふんだんな資金を使って、人に調べさせて書いた記事はたしかに多くの情報を含んでいるが、その情報を整理して正当に解釈するだけの素養のあるひとはなかなかいない。古村氏は、個々の情報を、政治学や国際関係論の理論的枠組(theoretical framework, スィオレティカル・フレームワーク)にあてはめて解釈する。それにより、現在だけではなく、今後がどうなるか、未来の予想も出来るようになるのだ。これは、学問(science, サイエンス)の強味である。

●高級官僚たちの分析

古村氏の学問的な素養が遺憾なく発揮されているのは、登場人物たるアメリカ政財界の要人たちのプロファイル紹介だ。デヴュー作『アメリカ政治の秘密』以来、『悪魔のサイバー戦争をバイデン政権が始める』でもそうだが、古村氏はそうした政界の大物たちの学歴、経歴(career, カリアー)、そして交友関係を鮮やかに分析する。政府要人にとっては、学歴や経歴などは公開情報であり、簡単に調べることが出来る。しかし、その大学がどの程度の格(ランク)であるのか、どのような系統なのか、アメリカに住んでいない者にとってはただの固有名詞に過ぎないそれらの情報が、古村氏の分析にとっては主要な材料になるのである。たとえば、以下の説明などは好例だ。

(貼り付けはじめ)

(副大統領のカマラ・ハリスの説明)ハワード大学は黒人大学 black universities and colleges の名門として知られている。黒人大学とは、アイヴィーリーグなどの名門大学がアフリカ系の学生たちの入学を制限していた時代、高等教育を行うために設立された、長い歴史を持つ大学群である。ハワード大学は「黒人大学のハーヴァード」と呼ばれる、トップ大学だ。(『悪魔のサイバー戦争をバイデン政権が始める』、22ページ)

(貼り付け終わり)

なぜ学歴が重要かというと、アメリカは日本以上に学歴社会であるからだ。大学で選別され、さらに優等で卒業して奨学金を受け、よく仕事をした者だけが上流階級に入り込めるようになっている。日本と違いアメリカは猟官制度(the spoils system、スポイルズ・システム)であるから、高級官僚は選挙に勝った政治家からの引きによって政府の中枢、要職に就くことが出来る。そのために、彼らは自らの経歴に磨きをかけ、権力者からの覚(おぼ)えが良くなるようにしているのである。

そうした、選挙の洗礼を受けない高級官僚たちこそが、タイトルにもある「バイデンを操る者たち」である。よく知られるように、彼らは、大学教授、コンサルタント、政府閣僚のあいだを、「回転ドア」(revolving door、リヴォルヴィングドア)によって行ったり来たりする。その中でも、とりわけ重要だと古村氏が書いているのが、「ウエストエグゼク・アドヴァイザーズ社」というコンサルタント会社である。軍需・航空産業の顧客を数多く抱えている会社でありながら、その役員が政府にも入り込んでいる。端的に言って癒着であり、かつてアイゼンハワー(第34代大統領。1890-1969)が「軍産複合体」(Military-industrial complex, MIC)と呼んだものの現在進行形である。

ウエストエグゼク社が現在進行形であるとは、そこにビッグ・テック(Big Tech)と呼ばれる巨大IT(情報技術)企業群が絡んでいるからだ。20~30年前にはまったく存在感のなかった新興企業群が、アメリカ政治に大きな影響力を持ってきたことがよく分かる。そして、軍需産業とIT企業によって引き起こされるのが「サイバー戦争」である。

●分断する世界

軍需産業とIT企業を顧客にもつコンサルティング会社の役員がバイデン新政権の中枢にいる。だから「バイデン政権は戦争を始める」と古村氏は結論した。そうしたら、その8か月後には本当に戦争になった。『悪魔のサイバー戦争をバイデン政権が始める』が刊行されたのは 2021年5月である。ここ数年の主要な出来事を以下に記す。

2020年2月 コロナウィルス流行。マスクが店頭から消える
2021年1月 バイデン大統領就任、連邦議会占拠事件
2022年2月 ウクライナ各地への攻撃が開始
2023年10月 ハマスのイスラエル急襲

コロナ騒動の渦中であったこともあるが、バイデン大統領の就任ほど目立たない就任式はなかった。世界はトランプ前大統領の動向ばかりに注目し、トランプの敗北が決まると次の大統領への関心は潮が引くようになくなってしまった。しかし、新政権の閣僚たちは着々と戦争の準備をしていた。新政権は「4年越しで成立したヒラリー・クリントン政権であり、第3次オバマ政権」であると古村氏は喝破した。外交政策はトランプの「孤立主義」(アイソレーショニズム、国内問題優先主義)から「人道的介入主義」へと取って代わった。それはつまり、他国への武力介入を辞さないということだ。

なかでも、古村氏はヴィクトリア・ヌーランドという女性外交官に注目する。彼女が10年以上前からヨーロッパ担当としてウクライナ問題に対処してきており、今回のウクライナ戦争の戦犯であるとはっきり指摘している。政府要人の分析から戦争の勃発を予言するだけでも素晴らしいが、古村氏はさらに今回のウクライナ戦争を通して世界情勢を分析する。

(引用はじめ)

今回の、ウクライナ戦争勃発によって、世界が大きな転換点に差し掛かっていることが明らかになった。それは、世界が2つの大きなグループに分裂しつつあるということだ。そのグループ分けが鮮明になってきた。それは、「西側諸国 the West 対西側以外の国々 the Rest」という新たな構図である。(140ページ)

(引用終わり)

アメリカはロシアを戦争に引き摺り込み、経済制裁をすればすぐにロシアは手を引くと計算していた。ところが、中国を始めとする「西側以外の国々」がこっそりロシアを支援したためロシアは屈しなかった。まだ戦争は終わっていないが、この時点でロシアはアメリカに勝利したことになる。世論調査でもヨーロッパもアメリカともに厭戦気分が出始めている。さらに、アメリカは想定していた武器備蓄も足りなくなり、日本を始めとする同盟国に武器の製造を指示したという。

私事ながら、私は機械業界で働いているのだが、去年あたりからアメリカ国内では軍需や航空機の部品の需要が増えているという情報や、日本政府が武器輸出についての規制緩和を検討しているという情報を聞いていた。ただ戦争が長引いているから足りなくなったのかと思っていたが、アメリカにとっては想定外のことで、彼らも慌てているのだと分かって愉快である。

また、中国とサウジアラビアが接近し、石油の決済を人民元で行う検討もしているという。ドルが基軸通貨の位置を明け渡すようなことになれば、アメリカは覇権国の地位を降りざるを得なくなる。アメリカの衰退のきざしが見える。

●ウクライナ戦争の教訓

さて、ウクライナ戦争を他人ごとと思ってばかりはいられない。明日はわが身である。
今回は対ロシアでウクライナが戦場になったが、対中国で戦争になった場合、日本か台湾が戦場になる可能性が高い。もともとヒラリー・クリントンは国務長官時代に「アジアへの回帰 Pivot to Asia」を謳っていた。つまり対中国強硬路線である。その外交政策がバイデン政権に継承されているならば、バイデン政権の本命はロシアではなく中国ということになる。

古村氏は国際関係論の理論、「バック・パッシング」(buck-passing)を紹介している。シカゴ大学の教授であったジョン・ミアシャイマーが提示した概念で、自分ではなく他人(他国)に代わって戦争してもらうことである。今回のウクライナがまさにそうである。アメリカはもはや自ら事を起こすような力はもう無い。だから、属国群を使って敵国と戦わせようとするだろう。ウクライナ戦争を予言した、アメリカ研究者の以下の警告を、日本人は真剣に受け取る必要がある。

(引用はじめ)

アメリカが、中国・ロシアと直接戦争ができないために国境を接する属国である日本が代理戦争(プロキシー・ウォー)をやらされる。このことを私は懸念している。アメリカが直接中国と戦えないために、まず、日本が中国を戦わされる、というバック・パッシングを、アメリカが行うことが怖い。最初に、南シナ海で、偶発的な事件が起きて、より正確に表現すれば、「起こされて」、日中間で死者が出て、そこから軍事衝突になることが怖い。アメリカは、このようなことを平気で仕組む。(291ページ)

(貼り付け終わり)

いかにもありそうな事態である。そして、踊らされてアメリカの意のままに騒ぐマスコミやSNS上での有名人が思い浮かぶ。国際関係を正確に理解している人は本当に少ない。専門家と称する学者たちが本当に分かっていない。テレビに出てくるような学者は皆アメリカの先棒かつぎと御用学者ばかりである。アメリカに唆(そそのか)されれば、かなりの確率で誘いに乗ってしまいそうである。しかし、『悪魔のサイバー戦争をバイデン政権が始める』の「あとがき」を見るかぎり、そこにはとても難しいが、一縷(いちる)の望みはあるように読める。それを引用して本稿を終わる。

(引用はじめ)

本来、日本は米中どちらにも自分を高く「売りつける」ことができる位置にある。
より行動の自由があれば、中国に対しては「アメリカにつくぞ」という姿勢を見せて、アメリカに対しては「中国につくぞ」という姿勢を見せて、より良い条件を引き出すことも可能だ。しかし、悲しいかな、日本は敗戦国であり、アメリカの属国である。そのことを変えることは至難の業だ。(『悪魔のサイバー戦争をバイデン政権が始める』 254ページ)

(引用終わり)

吉田祐二(よしだゆうじ)筆

(終わり)

副島隆彦 投稿日:2024/01/04 00:37

【3095】安倍派(統一教会)つぶし、解体の最新状況 と インドネシアがもの凄く重要だ論

副島隆彦です。 今日は、2024年1月4日(木)です。

新春のお慶びを申し上げます。今年もよろしく。
冒頭で。今日のぼやき に、私が書いた「今年のNHK大河の源氏物語の秘密」を載せたので、読み入ってください。

能登半島地震(1日)、羽田空港での航空機衝突事故(2日)で、日本は始まりました。
今年も、いろいろなことが起きるのだろう。 私は遠くから静かに見ている。自分に関係する大事件が起きた時も、もう急いで現場に駆け付けたりの、激しい動きは自分には出来ない。

私は、数年前から飛行機に乗るのが怖くなった。だからもう外国旅行にも行かなくなった。2日3日に、箱根駅伝をテレビで見ている多くの日本国民と同じだ。その前に、大晦日の紅白歌合戦を見て、「今の歌手の芸能界はこんな風なんだ」と感心する。

私が年の初めに、まず書いて皆に伝えて、教えたいことは、インドネシアという国が、これから物凄く、重要な国になる、という事実だ。このことを、どうしても急いで書いて皆に伝えておかなければ、と、私は、年末から焦っていた。ようやく書ける。
私、副島隆彦が、他の日本人のすべてよりも一早く、インドネシアを巡る大きな真実を、早く伝えないといけない。まず、一枚だけ、インドネシアの写真(画像)を載せる。

(ここに画像を貼る。プラボウォ とジョコ大統領の息子が並んでいる、11月21日付けのFTの写真 )

大統領選への出馬登録後に支持者に手を振るプラヴウォ国防相(左)と、ジョコ大統領の長男ギブラン氏

副島隆彦です。 この、顔の悪い、本当に大(だい)悪人だった、インドネシアの軍隊を、すべて握っている、プラボウォという男が、次のインドネシアの大統領になる。これはもう決まっていることだ。 選挙は、2月14日である。今の善人で、気取らないで、庶民大衆の味方であり、国民に大変な人気のあるジョコ・ウイドド大統領は、5年2期、10年(2014年から)の任期を終える。まだ62歳だ。

そして何と。この悪人顔の プラボウォの 横に副大統領になると決まっている、ジョコの長男坊のギブラン(36歳)が立っている。ここに大きな秘密がある。だが、西洋白人の、イギリスの 高級紙のFT(ファイナンシャル・タイムス)の記者たちでも分からない謎がある。 私、副島隆彦はそれを解読した。

その前に、最新の日本の政治のことを、急いで、ここで書いて置く。
日本の政治は、岸田首相による( 法務省・検察庁の独自の判断ということになっているが )自民党安倍派=統一教会(とういつきょうかい。人類のがん細胞だ。狂った人間たちの集団だ) を日本の国家体制から取り除いて、カルト(邪教。じゃきょう)の組織として、国家体制から摘出(てきしゅつ)手術するという大きな闘いが今も続いている。

今の安倍派潰(つぶ)し解体作業の実行は、日本国民にとって大変、喜ばしいことである。森喜朗(もりよしろう)はじめ安倍派の幹部たち全員が逮捕され、起訴されて刑事裁判に掛けられればいいのだが。そこまでは行かないだろう。森喜朗とその直接の子分たちは、厳密には、統一教会ではない。むしろ、統一教会を嫌っている、右翼暴力団体質の男たち(任侠=にんきょう=風の 愛国者を気取る)である。

私、副島隆彦は、前回(12月14日)には書かなかったが。今度の安倍派つぶしは、岸田文雄の、人生最大の悲願である「大宏池会(だいこうちかい)の復活、再統合」の復讐劇だ。岸田は、23年前に、森喜朗と野中広務(のなかひろむ)によって、宏池会の加藤紘一(かとうこういち)が当然に、次の首相になる予定で、そのための正当な手続きをずっと踏んで来たのに、それが叩き壊れた。あの2000年11月20日の ”加藤の乱”の屈辱、恥辱の日のことを。決して忘れていない。

加藤紘一が、森喜朗首相(当時)たちの、あまりもの非道(ひどう)にたいして、無念の怒りに駆られて、森への野党の不信任決議に同調して賛成投票する、という行動に出ようとした。この時に、横から谷垣禎一(たにがきさだかず)が縋りついて、「あなたは親分なのだから」と、必死で泣きながら止めた。その下の横に岸田も泣きながらいたのだ。私たちは、あの日本の政治ドラマの重要な「刃傷(にんじょう)松の廊下(ろうか)」の忠臣蔵並みのシーンを、今でも覚えてる。

(ここに、あの有名なシーンの写真を貼る)

副島隆彦です。だから岸田は、あの時の激しい屈辱を今も忘れていない。だからあれから23年後の今の政治ドラマは、明らかに復讐劇なのだ。 このあと、谷垣禎一は、大好きなスポーツ用の自転車を漕いでいて、人為的なピアノ線の仕掛けで大転倒して首の骨を折られた。今も車椅子の生活だ。このことへの復讐でもある。だから、岸田、頑張れ。あの日本国のばい菌の大ワルどもを、今こそ成敗せよ。

私、副島隆彦は、昔、谷垣禎一に、宏池会の箱根の勉強会に呼ばれて講演して、そのあと夕食で、お酒をご馳走になったことがある。その時、園田博之(そのだひろゆき。熊本が選挙区。園田天々光の義理の息子。立派な政治家だった)から、「副島さん。あんたの考えと私たち宏池会の考えは同じだ」と褒(ほ)められたことがある。嬉しかった。

この政治家たちは自民党の中にあって、本当に清廉潔白な人たちだ。何も汚(よご)れた悪いことをしない。ただし、汚れていない政治家は、人間の本性(ほんせい)の中にもある、現実の世の中にある穢(きたな)い、泥臭い力と、本当の実力が無い、とも言われる。

森喜朗の忠実な子分の、萩生田光一(はぎうだ こういち)くらいになると八王子市のチンピラ上がりの暴力団でありながら、統一教会の強力な支援で当選していた議員である。しかも創価学会の強い支援も受けてきた。このあたりは汚れた福祉と土建の利権政治だ。

森喜朗は最後に(12月7日)「 萩生田を先頭にして、一つにまとまって、岸田と戦うんだ」と幹部の子分たち8人を集めて怒鳴っていた。でもこれも崩れ去った。岸田は森喜朗からの電話に出なくなった。例の“5人組”は「血相を変えて、会長。会長だけは捕まらないでください。私たちが身を挺して守りますから。何とか逃げてください」と、もうほとんど国定忠治(くにさだ・ちゅうじ)の新国劇(しんこくげき)の名月赤城山(めいげつあかぎやま)のような感じになった。

ところが “6人目のユダ” になっていた下村博文(しもむら はくぶん。9月に、森に土下座して謝ったが許してもらえなかった。文教族を森から自分が奪い取った、と一瞬、文科大臣のときに下村は勘違いした)がすでに検察庁に10月段階で、ゲロゲロ自白して、安倍派事務総長 経験者(2018年はじめまで)として、内部帳簿をすべて検察官に渡した。だからもう安倍派の幹部どもは逃げられない。

ここで、ひとつだけ書き加えて置く。大(だい)ワルの暴力団体質の、森喜朗の父親の、森茂樹(もりしげき)は、実に立派な田舎政治家だった。誰も書かないので、私がここに書いて置く。石川県の南の 小松(こまつ)市の隣りの何とか村の村長を長く務めた。この人は、戦争中はずっと軍人で、中国戦線を、満州事変から、南京攻略、武漢三鎮(ぶかんさんちん)の攻略まで、ずっと最前線にいた。中隊長(大尉)クラスで、部下たちと戦い続けた。それなのに死ななかった。強運の人だ。

戦争の末期(1944年)は、部隊ごと南方戦線に回されて、トラック群島への上陸作戦とかに出ている。それでも死ななかった。そして戦後は、ずっと田舎の村長をした。この森茂樹は、戦後は戦争への鎮魂と、それからロシア(人)と友好関係を築くための日本海側の活動を熱心にやった。バカ息子の喜朗とは大きな違いだ。人の一生は、その人自身の選択と、持って生まれて性格、性癖 と、それから時の運(フォルチューナ fortuna ) に支配される。

この目下の安倍派(統一教会)の解体問題については、もう、これだけにしたい。次々に数人は逮捕されるだろう中堅小物の政治家たちなんか、どうでもいい。あとは政治資金規正法の不記載(ふきさい)罪の罰金刑で、50人くらいが処罰されて、終わりにする気だろう。このあと、こいつらが総選挙のときに、それぞれの選挙区で、たたき落されるかどうかの問題だ。

私は12月14日に、ここに書いたが、安倍派99人の底(そこ)のほうにたまっていた30人くらいの、福田達夫(ふくだ たつお)派の若手の政治家たちが、生き残って、安倍派が崩れ果てた後、福田派として旗揚げすればそれでいいことだ。

そうだ。ここでどうしても書いておかなければいけないことは、今、法務大臣をやっている、小泉龍司(こいずみ りゅうじ)という政治家は、気骨のある立派な政治家である。このことを、今の差し迫った状況で、日本国民に教えておかなければならない。小泉龍司は、埼玉県の北のほう(深谷市、埼玉11区)から出ている政治家だ。ずっと無所属の議員だった。私は2005年、今から18年前の、郵政民営化という大きな闘い(アメリカによる、馬鹿ヤロウの小泉純一郎を手先に使った、日本国民の大事なお金=郵貯と簡保、それから年金の積立金)を、ゴールドマンサックスをコンサルにして、アメリカに差し出し、現に奪い取られた)のときに。

この時、小泉龍司は国会で、ワルの竹中平蔵総務大臣に向かって、確か次のように質問(発言)した。「竹中さん。私はあなたのように英語は上手にしゃべれないけれど、日本国民の大事なお金を、アメリカにどんどん差し出すのはよくないのではないか」と。極めて正しいことを堂々と言っていた。その後、小泉龍司は、郵政民営化に反対した(52人の自民党の決意した議員たちと共に)。そのあとの9月の選挙で落とされた。小池百合子のような愚劣な(この女も統一教会の分派=文鮮明の5男坊派=だ )者たちがのさばった。

小泉龍司は、その後、2014年に、二階派に入って、それから自民党に復党した。小泉龍司は、東大法学部を出た、秀才でまじめな人間だ。極めて実直な人間だ。
(ここに小泉龍司の顔写真を貼る)

20年前から、私と私の弟子たちは「あのひとは偉いなあ」と話しあっていた。だから、この小泉龍司が、去年の9月の内閣改造の時から、法務大臣(法相)になっていたことは、素晴らしい布陣(ふじん)だ。だからこの時から岸田は、安倍派つぶしをやる気だったのだ。

もし今、この小泉龍司法務大臣の 悪口を書く、テレビ新聞の記者がいたら、そいつは、紛(まぎ)れもなく統一教会員である。絶対に許さん。皆さんも、じっと政治の動きをニューズで見ていて、彼ら腐ったメディアやテレビ評論家どもを監視しなければいけない。そして、これくらいのことは分かりなさい。

彼ら、腐り果てた、安倍派の提灯(ちょうちん)持ちの、テレビ評論家どもも、内閣官房機密費(かんぼうきみつひ。報奨金。ほうしょうきん)から、毎年、数百万円ずつ出ている(ワイロとして貰っている)。このことが、一覧表と共に、明らかにされればいいのだ。そうしたら、こいつらの、テレビ有名人の人生も終わる。テレビ、新聞の政治部長たちも同じだ。お前たちも政治家たちと長年、ツルんで(深くつながって)汚れているのだ。国民を洗脳する道具どもだ。今こそ、こいつらも叩き潰せ。

法務大臣は、検察庁に対して、指揮権を持つ、内閣(政権)からの重要な重し、目付け役だ。 いい加減な人間はこういう重要事態では就任させたらいけない。 皆が知っている、汚れまくりの、死にぞこないの、田原総一郎(たはらそういちろう)なんか、、国民がテレビで見ている前で、縛り首(絞首刑)にするしかない。田原は、森喜朗と、東京の下町の銭湯(せんとう)で、一緒に湯船に入って対談している本まで出している。

それから、松本剛明(まつもとごうめい)が総務大臣に復職した。この人は、元民主党で、小沢一郎にも近かった人だ。この松本剛明(ごうめい。たけあき)は、検察官あがりで、清廉潔白な政治家だ。政治資金規正法などを管掌(かんしょう)している都道府県の選挙管理委員会とかは総務省の管轄だ。だから重要だ。
(ここに松本剛明の顔写真を載せる)

もう一人、立派な政治家がいる。それは、浜松の南隣りの磐田(いわた)市(静岡3区)から出ている、宮澤博行(みやざわひろゆき 48歳)という政治家だ。防衛副大臣を辞めた。12月13日に、「自民党5派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金問題」で、清和政会(安倍派)から受けた、ノルマを超えた分のキックバックの金額が、3年間で140万円有った。収支報告書に記載して訂正した」と国会内で、テレビカメラの砲列と記者たちに、壁(かべ)ドン されて、壁際(かべぎわ)に追い詰められた時に、正直に対応した。その時、宮澤は、「(派閥の事務総長から)しゃべるな、じゃべるな。これですよ」と、正直にしゃべった。これが静岡の地元の有権者たちに大変、評判がよかったようだ。だから宮澤は次の選挙でも何が有っても、落ちないだろう。福田派に入るだろう。松野頼一(まつのよりかず。官房長官だった)も、本当は、福田派であることの正体を顕(あらわ)すだろう。
(ここに宮澤博行の写真を載せる)

この若手の宮澤博行も東大法学部出の秀才だ。小さい頃から貧乏な家で、アルバイトでずっと生きて来た。市会議員になって(28歳)、それから周りから、その実直な性格を慕われて、それで衆議院議員に当選した。これからの日本の指導者になる者は、貧乏な家から出てくる学歴のちゃんとある、人生の苦労も知っている、優秀な人間でないといけない。民衆もそれを期待している。もうバカ息子の3代目の世襲(せしゅう)議員どもは、全員、滅ぼせ。小泉進次郎(こいずみしんじろu)のような、近くで見たら、背がチビコロで、こんなに小さくて、マスコット人間のような、ハンサムお人形さんのような人間が、この世にいるのか、と私は思った。
何が「地盤、看板、鞄(かばん。資金)が無いと政治家にはなれない」だ。それからヘンな芸能人あがりやバカな美人女(本当の正体は鬼女=おにおんな=だ。男たちを次々に食い殺す。自分の体、女体=にょたい=を使って這い上がる)どもも、もう上に上げてはいけない。

宮澤博行が初当選したは、2012年12月の、仕組まれた、民主党の 野田“ブタ野郎”佳彦(のだよしひこ。こいつも松下政経熟の一期生で、統一教会だ。私、副島隆彦を一本釣りしに、2000年頃、私の前に出現したことがある)のあとの、安倍晋三(あべしんぞう。去年の7月8日に、高転(たかころ)びで、処分された)の首相復帰のときの、“ 安部チルドレン”だ。 だから、宮澤は、安倍派なのだが、この男は、防衛族(ぼうえいぞく)に入ったが、なかなか筋を通す政治家だ。 アメリカからの日本の防衛費の倍増の要求に対して、「そんなに急激に防衛費だけを上げることはできない」と、健全な発言をした。

だから、2020年の防衛費増強とウクライナ支援金(日本国民には内緒で、2021年と22年で3兆円ぐらい出している)の時、安倍晋三首相と 狂気の高市早苗に対して、「そんなに出せない」と、歯を剥きだして、いがみ合っていた、官房副長官(かんぼうふくちょうかん。政治家の方の)だった木原誠二(きはらせいじ。財務省上がりで、財務省のカネの配分権を握っている。木原はアメリカに物凄く嫌われている。だから木原は偉い。だからCIAの手先の文春大砲=ぶんしゅんたいほう=に狙われた。何とか今も、岸田と警察庁が木原を守っている。木原にアメリカ政府との交渉の、ど怒鳴り合いを英語でやらせないと、他の政治家では出来ない )と 共同のスタンスを宮澤博行たち自民党の防衛族の若い政治家たちは取った。だから、私は、宮澤のこの温厚な態度と健全な精神を評価している。宮沢は、当選した時(今、4回生)、自分の頭の髪の薄さから、「日本を明るくする会(頭のハゲの照り返しで)」という新人たちの議員連盟を作った。

ここで、最後に書いて置く。2009年の1月からだった。今から15年前だ。小沢一郎を、無理やり、嵌(は)め殺したのが、「陸山会(りくざんかい)事件」だ。すでに盟友の鳩山由紀夫(はとまやゆきお)の政権(2008年8月末から)は、たったの8か月で崩された。 陸山会は、小沢一郎の政治団体だ。ここの収支報告書に、「5千万円の記載がない。小沢は、政治資金規正法違反の犯罪者だ」と、激しい小沢弾圧を、検察庁とテレビ、新聞が、一斉に行った。

血塗られた汚れた、刃を振るって、田中角栄(たなかかくえい)の申し子の、実力政治家の小沢一郎の政治生命を、無理やりでも断とうとした。マイケル・グリーン(安倍晋三の先生)たち、アメリカの、CIAの日本操(あやつ)り班が、司令塔でやった。ところが、この政治献金の、西松建設(にしまつけんせつ)からの5千万円は、小沢一郎の収支報告書に記載されていたのだ。この事実が判明した時には、さすがに、テレビ、新聞、週刊誌どもも真っ青になった。

それでもだ。それでも、自分たちがアメリカの命令で、振り上げた刀を今さら下に下(おろ)せない。このあとは、見苦しく、発狂状態になってテレビ新聞が、「小沢は、悪者だ」キャンペーンを張り続けた。 あの時の、テレビ新聞週刊誌の幹部記者どもを今からでも、全員、引きづり出して処刑しなければいけない。
今、あいつらは、自分の血で汚れた唇を拭いながら、「もう、いいや。オレたちは、あの時はあの時で、上に命令されてやっただけだからさ」と、惨めなサラリーマン根性を丸出しにして、どこか東京の郊外の家で、ひっそりと生きているのだろう。だから、こいつらには、ジャーナリストとしての名誉は全く無い。それが、現世(げんせ)からのこの者たちへの仕返しだ。

小沢一郎は、西郷隆盛と似て、朝の散歩を子犬を連れて、下駄で、外を歩いた。そして、「このアパートが売りに出ているのか。これはなかなか、いいなあ。それなら、これを買って、秘書たちの住居にしよう」と、その為の政治献金たちを使った。純然たる政治活動の一環だ。私たち、田中角栄、小沢一郎を応援し続ける、日本国民、1千万人が残っている限り、私たちは負けない。今の、統一教会で、汚れ切った立民と国民の指導部どもを引きづり下ろして、本当に健全な、野党を作り直さないといけない。

兵庫県明石(あかし)市市長を12年間やって善政をやって、今は、満を持している、泉房穂(いずみふさほ)が、明石の地盤から、次の総選挙に出れば、西村康稔(やすとし。経産大臣を辞任した)に勝つから、準備しているだろう。あのトカゲのような顔をした、ワルの西村を、公然と応援する明石の経営者団体も、役人組織も、今はもう身動きできない。市民たちが厳しく監視している。だから、こうやって、汚れていない新しい、人の世の苦労を知っている政治家たちが、どんどん今から、たくさん出て来る。本当にいいことだ。

ああ、日本の政治の話は、これで本当にやめる。もうこれだけにする。

いよいよ、ここから、インドネシアの話に戻る。インドネシアという日本の南の方に有る大きな国(スマトラ島とジャワ島という大きな島=それぞれ人口1億人ぐらいと、その他の多くの島嶼=とうしょ=が1万2千島もあると言う。ボルネオ島とニューギニア島など。そこに7千万人から成る )が、本当に、急激に、世界政治(ワールド・ポリテイックス)で、重要な国に競(せ)りあがって来た。

このことの説明をする。私の以下の文章を読んだ人は、きっと全員、驚くだろう。
「そんな、重大な事実がインドネシアに有ったとは、知らなかった。これまで誰も教えてくれなかったよ」と。

何が重大なことかを簡略に書く。ところが、私が簡略に書こうとすると、またこれが大量の文書になる。実に困ったことだ。私の長文を読む脳の訓練ができていない人たちは、ここで すでにたくさん脱落するようだ。仕方がない。

インドネシアはもう、人口が2億7千万人もいる。ほんのこないだまで、2億人だと思っていたら、もうすぐ3億人である。非常に若い国である(老人はさっさと死ぬ)。インドネシアのジョコ・ウィドド大統領は、見るからに実直な男で全く威張る気配もなく、世界水準の大物政治家に到達した(現在62歳)。華僑系の血も入っているようだ。
貧乏な家具屋から地元の市長になり(2005年、44歳)その後、ジャカルタ首都州知事になって、それから国民の信望を集めて大統領になった。今年、2期目10年で辞める。だが、ジョコは極めて頭のいい男だから、今年の2月14日の大統領選挙に向かって、素晴らしい奇策に出ている。

ジョコの実の父親は、1965年(今から58年前だ。私は、12歳だ)の軍事クーデターの時に殺されていようだ。ここにはインドネシアという国が背負った、悲惨(ひさん)極(きわ)まりない過去の悲劇が横たわっている。300万人のインドネシア共産党支持者と華僑が殺された。私は、ずっと、50万人ぐらいだろうと思っていた。そのように本とかに書いてあった。

ジョコはなんと、自分の長年の政敵で、インドネシア国軍、と、狂暴な暴力団(パンチャシリ)とか反共右翼たちを取りまとめて握って、支配してきた、見るからに悪い顔をしたプラボウォという男を、何と、2019年には、自分の国防長官(国防相)に抜擢してきた。 過去2回大統領選挙(2014年と2019年)で、このプラボウォに勝っている。下に載せた写真の顔つきを見たら分かるでしょう。

この極悪人だったプラボウォが、今年の2月14日の大統領選挙で当選することが、ほぼ決まっている。このプラボウォは、かつて、40年間インドネシアを独裁者として支配した、スハルトの娘(次女)と結婚している。1997年7月の「アジア通貨危機」(香港返還の4日後からはじまった)の時に、スハルトは、アメリカから捨てられて、翌年、大統領を辞めた。わざとらしくアメリカが仕組んだ反政府デモが起きていた。日本から橋本首相が「もう辞めなさい」と説得に行っている。

ここからが重要だ。プラボウォが次の大統領になるということは、インドネシアは再び恐ろしい軍事独裁の反響右翼の、アメリカの手先の国に戻る、ということを意味している。と普通は考える。

ところが、どうも、そうではないようだ。この悪人だったプラボウォが、本気で反省して悔悛(かいしゅん)したらしいのである。プラボウォは、政敵であった、ジョコ・ウィドドに、2015年から、強く説得され教育されて、考えを改めたのである。ここが、日本から見ていて、インドネシア研究の専門の学者や新聞記者たちでも、分からない点だ。

インドネシアは「1965年にすさまじい軍事クーデターが起きて、300万人のインドネシア共産党員と華僑系の人間たちが殺された。私はずっと、殺されたのは50万人ぐらいだろうと思っていた。ところが、2014年に公開されたオランダとスウエーデン製のインドネシアの政治の世界を描いた、ドキュメンタリー映画「アクト・オブ・キリング」2012年作 )が、2014年に日本でも公開されて、私たちに衝撃を与えた。

どうやら300万人だったようだ。針金で区部をぐるぐる巻きにして、出血しないで絞め殺して、布袋に入れて、ソロ川に、放り込んだ。そのことを証言している、恐ろしいヤクザ者たちが、踊りを踊りながら、自分の青年時代の蛮行を、不敵な笑い顔で、ずっとしゃべっていた。私はこの映画を見て、ぞっとした。このことは、後で述べる、

この事実は、デヴィ夫人の回想禄とも重なる。こデヴィ・スカルノという、日本の庶民層から這い上がった、下品だけれども、世界基準では貴族をきどる女性がたどった、この数奇な人物が重要だ。彼女は、インドネシア(イスラム国家)の国王(大統領)の正式の第4夫人だから、“プリンセス・デビ“と正式に、ヨーロッパの社交界で呼ばれる人物である。デヴィは、スカルノ大統領と結婚した。日本からの貢ぎ物である。ジャカルタに渡って、1年もしないで、クーデターが起きた。この大混乱に巻き込まれて、お屋敷の窓から逃げ出すようなことまでして、デヴィは生き延びた。敵のスハルト派の将軍の奥さんたちとも親しかったからだ。
夫のスカルノは、その後、幽閉されて、もう2度と会えなかった。その時にお腹に出来ていた、娘のカリーナが、この後、生まれて本当によかった。この話もずっとしなければいけない。

プラボウォはこの、「9・30クーデター」の大虐殺ときに24歳である。まだ下っ端軍人であった。それでも大量殺戮に下級将校として加わっている。この時の集団殺戮は、銃や刃物で殺すのではなくて、針金を首にぐるぐる巻きつけて、血が出ないようにして、袋にいれて、あの有名なソロ河に投げ込んだ。すさまじい残虐行為であった。

これをやらせたのは、アメリカのCIAであった。アメリカに反抗的だったスカルノを倒して、その次に、軍人のスハルトを大統領に立てて、インドネシアをアメリカの直接の支配下においた。 Clyde MacAroy クライド・マッカーロイ  という、このあと駐インドネシア・大使になった男が、この大虐殺を、スハルト将軍のインドネシア軍に実行させた。殺害すべき人間たちは、すべて、事前にCIAが調べていたとおりの情報と資料に基づくものだ。

(ここに私の本のページから貼る)

『副島隆彦の歴史再発掘』P223


『副島隆彦の歴史再発掘』(ビジネス社、2019年刊)

1965年というのは、日本では、東京オリンピックの次の年だ。新幹線も通って、高度経済成長で、アメリカの指導のもとで、日本が、どんどん豊かな国になり始めた年だ。
このときインドネシアは地底(じぞこ)に沈んだ。本当に、世界の舞台から消えて、真っ暗な、南洋の 地獄の国となった。それから50年たって、ようやくインドネシアは復興しようとしている。

次の新興大国として、意気揚々と、世界の檜(ひのき)舞台に戻ってきた。私はインドネシアに行ったことがないから、何でも見てきたようなウソは書けない。だが、物凄く感慨深いものがある。今、インドネシア人が、日本に観光旅行でたくさん来ている。男でちょっと偉い人達は、丸い四角い帽子をかぶっているのだが、それはほとんど見かけない。女の人たちの、イスラム教徒のヴェール(アバーヤの上)を頭に被っている。カラフルな色ものは、マレーシア人だ。地味な灰色か黒を着ているのが、インドネシア人女性だ。

どちらも同じ、マラヤ人である。マラヤ人は、元々はインドから来たイスラム教徒たちだ。 マレーシアは16世紀の500年間、イギリスの植民地だった。インドネシアは同じく500年間、オランダの植民地だった。そのオランダから1946年に、早くも独立した。激しい独立戦争を戦ったから、インドネシア人はオランダ、イギリス人を今も大嫌いである。そして、このインドネシア独立運動を、本気で助けてくれた旧日本軍の軍人たちが大好きなのだ。旧日本軍は、インドネシアでは、ほとんど悪いことをしていない。

だから今もインドネシアは、ものすごく親日(しんにち)的な国である。このことを日本人があまり分かっていない。去年の8月、徳仁(なるひと)天皇と雅子皇后が、即位後の初めての外国として、国賓として訪問した(下に写真を載せた)。この時、ジョコ・ウィドドの奥様(大統領夫人)と雅子皇后が、一緒に歌を歌った。それは「ブンガワンソロ・・・・」という歌である。 「ブンガワンソロ。川の流れに・・・・」という歌だ。

これはインドネシア人が、オランダから独立するときの、独立を誓った時の、民衆の歌である。このインドネシア独立運動があまりにもうまく行き過ぎたから、その後に、大きな悲劇が生まれたのだ。
日本が1945年の8月に8月に敗戦した後、武装解除されて捕虜収容所に入れられた10万人? の日本兵のうち、2000人の日本人が、その後も、インドネシアに居(い)残った。日本に帰っても、もう日本は焼け野原だ。復興なんかできない。と思ったらしい。ほとんどの日本兵捕虜は帰っていった。
だが、現地人の女性と結婚して子供をつくった日本兵たちは帰らなかった。彼らが「ムルデカ」という軍事組織を作って、戦争中からインドネシア人の青年たちを軍事訓練して、武器弾薬を与えて、独立運動を本気で助けた。

インドネシアは他のアジア諸国と違って独立戦争がものすごくうまくいった。内部での紛争も全くなかった。スカルノとハッタ(副大統領になる)の2人が指導者になって、日本軍の支援を受けながら、さっさと独立後の新国家をつくった。彼ら、独立運動の青年たちを育てたのは現地への派遣軍の日本軍だ。特に偉かったのは、今村均(いまむら きん。ひとし)大将である。
(ここに今村均大将の顔写真を貼る)

インドネシアのことを、蘭印(らんいん)という。「イランダ植民地のインド」という意味だ。ここへの派遣軍の司令官(第16軍司令官)であった、この今村均大将は、おどろくほどに立派な軍人であり、ものすごく部下たちから戦後も尊敬された。現地のインドネシア人を全く虐(いじ)めなかった。

だから、スカルノたちがオランダ軍とイギリス軍に対して一気に勝利した。インドネシアのかなり東のはずれのニューブリテン島のラバウル航空隊という、とんでもない東方に、日本軍の陸軍と海軍の駐屯地があった。ここを今村は、最後に、要塞化して、自給自足の態勢を築いた。だから、米軍(マッカーサー大将)はラバウルは強いので、ほったらかして、先へ先へと進軍した。ラバウルの日本兵たちは餓死しないように作物を植えて生き延びた。それを指揮したのも今村均大将である。

今村は戦後、裁判にかけられたが、何も悪いことをしていないので、有罪にならなかった。ところが今村は、自ら進んで、自分の部下たちがいるインドネシアの刑務所に入りにいった。マッカーサーがひどく感心したらしい。2年くらい入ってから日本に帰って来た。このことは、小説家の角田房子(つのだふさこ)が書いた「責任 ラバウルの将軍 今村均」(1984年刊)に詳しく描かれている。

インドネシアは独立後も、ニューギニアの東半分やバンダアチェの領有問題で、旧宗主国(そうしゅこく。コロニアル・マスター)のオランダと、長く、1960年代まで戦争を続けた。だからインドネシア人は、オランダが大嫌いなだ。ところが、それでも、あとのほうで書くが、500年間の植民地時代にオランダ人と血が混じっているから、複雑なことになる。日本人のように欧米白人とほとんど血が混じらなかった民族は、却(かえ)って世界性が無い、外国語が出来ない、という欠点があるだろう。

フィリピンやベトナムやミャンマー(旧ビルマ)は独立後も、ぐじゃぐじゃの内部紛争があったので、まとまりが悪かった。ところが、インドネシアは、さっさと、日本軍の応援で独立出来たので、優れた政治感覚で、スカルノ初代大統領が、「アジア・アフリカ会議(A・A会議)」というのを呼び掛けて作った。1955年に非同盟(ひどうめい)で中立国の同盟、理念を打ち出して、世界政治運動を始めた。

アジアやアフリカ諸国に呼び掛けて、バンドン(ジャカルタから140km)で「バンドン会議」を開いた。そこには、40か国ぐらいが集まった。
バンドン会議の60周年で、習近平たちが、このバンドンの地で、皆で、とぼとぼと、悲しそうに歩いた。多くのインドネシア人が殺されたことへの哀悼と、鎮魂だ。

つい最近2023年10月2日に、このバンドンまでの高速鉄道が開通した。中国の資金と技術である。インドネシア国民は大変喜んでいる。おそらくこの高速鉄道網がさらにスマトラ島とジャワ島2700kmの全部に通すことにだろう。そうなれば、どれぐらいインドネシアの経済が成長することか。

スカルノたちは調子に乗りすぎたのだ。ソビエトや中国側に立たず、同時にアメリカやヨーロッパ先進国側にも立たない、中立のA・A会議という国際運動である。これにアメリカが激しく怒った。それで、前述した1965年の「9・30クーデター」で300万人が虐殺された。 この時からインドネシアは世界政治の地底に沈んだ暗闇に落ちたのだ。

インドネシアには「プルタミナ石油」という巨大な国有の石油会社がある。隣りのマレーシアには、「ペトロナス」という石油・天然ガス会社がある。今、首都クアラルンプールには世界第2位の高さの「大丈夫かよー」と言われている、ペトロナス・タワーがある。世界1位を奪ったのは、ドバイの、ブルジェ・ハリファ・タワー(830m、163階建て 完成2010年)だ。プルタミナ石油はずっと、三菱、ロックフェラー系が握っている。先述したCIAのクライド・マッカロイが日本で育てたのが、統一教会の大幹部でもある岸信介(きしのぶすけ)である。

アメリカはスカルノ体制をたたきつぶして、日本にインドネシア原油をたくさん輸入させて、サウジアラビアからのもあるが、日本の高度経済成長を実行させた。その前に、1964年までに、日本のすべての石炭の鉱山を廃止した。これを“エネルギー革命”という。だから、インドネシアのスカルノは立派で優秀な人物だったが、アメリカにしてみれば、この野郎、許さん、ということだったのだ。中国も当時は、バカだから、その翌年の1966年から、毛沢東が再度権力を握って、文化大革命を始めた。このあとの10年間で、1億人くらいの中国農民が餓死した。

ジャカルタの大統領宮殿で、国防相に任命したプラボウォ・スビアント氏(左)と握手するジョコ・ウィドド大統領

だからインドネシア人は、腹の底から深く反省したのだ。この流れに極悪人だった、プラボウォのような軍隊トップの極悪人も加わる。ジョコ・ウィドドが、2015年からプラヴォの家の近くに引っ越して、徹底的に話し込んで、説得したようだ。

「私たちの国は、もうあんな悲惨なことをやってはいけない。同じ国民どうし対立して殺し合いをやってはいけない。外国にいいように操(あやつ)られてはいけない。インドネシアは、世界に向かって理想を主張できる国にならなければならないんだ」とプラボウォを、教え諭した。だから、こいつの顔がどんどんよくなっている。だから今年からもインドネシアが大事なのだ。

即位後、初めての外国への親善訪問(2023年6月17~23日)
天皇皇后両陛下 インドネシア ジョコ大統領夫妻と会見

このことを、副島隆彦が急いで日本国民に教えておかないといけない。 アメリカの手先のパーどもが、何も知らないくせに、威張っているヘンな国であるのが今の日本だ。
世界の言論を支配しているように自分たちでは思い込んでいる、後ろにを載せる11月21日のFT(フィナンシャル・タイムズ紙)が、その証拠だ。

前の方に載せた、プラボウォの横に立っているのが、ジョコ大統領の長男、ギブランである。このギブランが副大統領になる。奇妙なことに、ジョコの政党与党の「闘う民主党」からも候補者がでている。だけと、もう結果は出ている。ジョコは、スカルノの長女であるメガワティという、元の大統領が、この闘う民主党の党首であるから、もう、彼女たち頭の悪い人間たちを見限っている。

だから世界の政治評論では、「ジョコはこれから独裁者になって、上から大統領のプラボウォを操る気だ」という評論が、日本でもFTに倣(なら)って、今から始まるだろう。その程度の足りない頭の記者たちの記事である。自分たち英と米の白人がいつまでも、一番、頭がいいと信じ込んでいる。

私の最新刊の 『中国は嫌々(いやいや)ながら世界覇権を握る』に載せたが、金杉憲治(かなすぎけんじ)という外交官が、インドネシア大使だったのだが、次の中国大使に決まった。
(ここに 私の中国本の該当ぺージを載せる)

金杉憲治(かなすぎ けんじ)64歳 インドネシア大使から、2023年10月24日には非チャイナ・スクールからは7年ぶりとなる駐中華人民共和国特命全権大使に任命された

金杉は、親米(しんべい。pro-America プロウ・アメリカ)のアメリカの手先の外交官のように思われているが、決してそうではない。これから日本と中国とインドネシアの三角同盟をつくるための、外務省の重要な人材である。つい最近までの、垂英夫(たるみ ひでお)駐中国大使がちょっとひど過ぎた。垂(たるみ)は、中国に大嫌われながら、中国大使をずっとやっていた。ペルソナ・ノン・グラタータ(好ましからざる人物)として強制帰国させられてもおかしくなかった。

それは、佐藤優(さとう まさる)氏が『外務省ハレンチ物語』(2009年刊、徳間書店)に書いた、ハレンチきわまりない、上月豊久(こうづき とよひさ)駐ロシア大使(外務省の女子職員たちをたくさん犯した)と同じようなアメリカの忠実な手先だ。彼ら古臭い外交官の時代が終わろうとしている。

このあとは、私は、急いで、デヴィ夫人の伝記『デヴィ・スカルノ回想記』(2010年刊、草思社。旧姓 根本七保子の回想禄)からたくさん引用したいが、もう皆さんお疲れでしょうから、またにします。私は10年前に、デヴィ夫人と握手をして写真もとって、『税務署に痛めつけられた有名人たち』(光文社、2014年刊)という私の本で対談もした。

(ここにデヴィとスカルノの幸せな写真を載せる)

デビィ・スカルノ回想記

デヴィ・スカルノ(1940年生まれ、83歳)

私は、これから、デヴィの娘カリーナが、オランダ系の夫と産んだ息子が、どれぐらい3か国を繋(つな)ぐのに、重要かが分かる。この話は、そのうち書きます。
(ここに最近の デヴィの正月の、 北海道での、親子孫の3人の写真を載せる)

インドネシアはこれから大きく成長する。たとえば、日本の水産の養殖(ようしょく)技術がインドネシアにすでに移転していて、やがて世界の漁獲量の半分くらいはインドネシアになるだろう。今は、大きな高級魚一匹3万円みたいなのが、大きな生け簀(す)に入れられて、東京の“成田漁港”(成田空港)から中国に輸出されている。これからは、インドネシアから中国へ貨物便で高級魚が運ばれていくだろう。

インドネシアは、資源大国でもある。世界第7位の石油と天然ガスの産出国である。だから、日本と中国とインドネシアが同盟を結べば素晴らしいことになる。そのことを一番よく分かっているのが、日本の天皇家である。だから皇室外交をやって、ジョコ大統領夫妻を国賓として招き、そのあと天皇皇后が訪問した(6日間)。私たちは、今年2月のインドネシア選挙をじっとみつめて、東アジアの運命を一緒に切り開くことを考えなければいけない。   副島隆彦  記

( 以下は新聞記事の貼り付け)

〇 「両陛下、インドネシアへ公式訪問 17日から、親善目的で即位後初」
2023年6月9日 共同通信


インドネシア親善訪問天皇皇后

天皇、皇后両陛下が、6月17~23日の6泊7日の日程で、国賓としてインドネシアを公式訪問されることが、9日の閣議で決定した。友好親善目的では即位後初の外国訪問となる。滞在中、歓迎行事などに臨み、ジョコ大統領夫妻主催の昼食会で天皇陛下があいさつをする。

陛下がインドネシアを訪れるのは皇太子時代を含めて初めて。今年は日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)の友好協力50周年に当たり、インドネシアはASEAN議長国を務めている。宮内庁によると、2019年8月に大統領から親書で招請があった。
両陛下は17日午前、羽田空港から出発し、午後に首都ジャカルタに到着する。


国賓としてインドネシアを訪問中の天皇皇后両陛下は、日本時間正午頃、そろってボゴール宮殿に到着し、大統領夫妻の出迎えを受けられました。

〇 「両陛下、インドネシア大統領夫妻とご会見」
2022年7月27日 産経新聞
天皇、皇后両陛下は27日、来日していたインドネシアのジョコ大統領夫妻を皇居・御所に招き、会見された。両陛下がお二方で外国の賓客との会見に臨まれるのは令和元年12月以来となる。

午後4時ごろ、スーツ姿の天皇陛下と、和装の皇后さまは御所の前に並んで大統領夫妻をお迎えに。陛下は平成27年に大統領夫妻と面会しており、「再びお会いできてうれしく思います」とあいさつされた。

宮内庁によると、陛下は会見で、インドネシアでの新型コロナウイルス感染症の状況や気候変動の影響についてご質問。ジョコ大統領が森林火災対策などに取り組んできたことを説明すると、敬意を表されていたという。
両陛下は会見を終えた後、御所の前で大統領夫妻の車が見えなくなるまで手を振って見送られた。

(転載貼り付け貼り終わり)


両陛下、インドネシア大統領夫妻と皇居・御所で会見(2022年7月27日)

副島隆彦 拝