重たい掲示板

書き込みの連番がリニューアルによりリセットされております。
旧サイトの書き込みの連番は[●●]で表示されております。ご了承ください

書き込みの連番がリニューアルによりリセットされております。旧サイトの書き込みの連番は[●●]で表示されております。ご了承ください

守谷健二 投稿日:2021/09/21 12:57

【2796】[3252]天孫降臨神話について

『旧唐書』を無視し続ける日本史学

『旧唐書』は、日本に統一王朝が出現したのを七世紀後半と証言する。それ以前は、倭国(筑紫王朝)と日本国(大和王朝)の並立であった、と。
倭国の方が先進国であり大和王朝は後発の国で、勢力も倭国の方が優勢であった。

 朝鮮半島に出兵し唐・新羅連合軍と戦った(白村江の戦い、663年)のは倭国であった。この戦争は、倭国の惨敗に終わったのである。唐の水軍は、筑紫に乗り込んで来、倭国王を拘束し、長安に連行していた。
 倭国は多くの国民を殺してしまった。倭王朝は国民の信頼を一挙に失い、国民の深い恨み、激しい怒りに直面していた。
 倭国の王党、王族は大和王朝を頼り救いを求めた。倭国の貴族たちは、大和王朝(天智天皇)の臣下になる事で命を援けられたのであった。

 天智七年(668)正月の天智天皇の即位は、日本統一王朝の初めての国王に即位した儀式である。天智天皇の正式な名称は『天命開別天皇(あめみことひらかすわけのすめらみこと)』である。いかにも初代の天皇にふさわしい呼称ではないか。

 国王不在の倭国で最高責任者は大皇弟の大海人皇子(後の天武天皇)であった。大海人皇子は天智天皇に恭順を誓った。
 「壬申の乱(672年6月)」は、大海人皇子の謀反である。前年の十二月、天智天皇は病を得て亡くなっていた。その二年前には、天智天皇の片腕であった中臣鎌足が亡くなっている。大和王朝は、ちょうど権力の移行期にあり混乱が生じていた。

 倭国にも問題が発生していた。唐が倭国王を送還(671年十一月)して来た。国王の帰還である。唐朝は、倭国に和解を求めて来たのであった。

 朝鮮半島の戦争は、半島北部に位置する高句麗と、中国統一に成功した隋朝との衝突に端を発していた。高句麗は頑強で討伐に失敗したことが隋朝短命の原因であった。
 唐朝と隋朝は同族で、唐は隋の政策を受け継いだ。唐は半島の東南に位置する新羅と手を組み高句麗討伐に当たり、668年に高句麗を滅ぼすことに成功する。

 しかし朝鮮半島経営をめぐって新羅と亀裂が生じていた。今度は唐と新羅の戦争が勃発していたのである。高句麗滅亡までは、新羅を手駒として良いように使ってきた唐であったが、半島にはもう手持ちの駒はなかった。

 そこで思い付いたのが倭国の存在であった。倭国に再度の新羅討伐軍を出させようとしたのである。それが倭国王送還に込められた意味である。

 しかし、倭王朝は大和王朝・天智天皇の臣下になっていた。倭王朝は唐の要請(命令)を大和王朝(日本国)に丸投げするしか選択肢はなかった。ちょうどこの十二月に天智天皇が亡くなったのである。

天智天皇を継いだ大友皇子(弘文天皇)は、唐の要請を受け入れ美濃・尾張国で徴兵を開始していた。美濃・尾張国には百済から亡命して来た数多くの人々がいた。天智天皇は百済亡命の民に美濃・尾張の土地を与え自活を促していた。
 
 大友皇子は、彼らを中核とする軍を作り、唐の要請に応えようとした。倭国王の帰還は、大皇弟・大海人皇子の立場を微妙なものにしていた。国王不在時に大和王朝・天智天皇の臣下になっていたのである。倭国再独立を唱える者も現れていた。

 そんな中で大友皇子は徴兵を開始した。この徴兵を絶好のチャンスと見た人物がいた。大海人皇子(天武天皇)の長男の高市皇子である。「壬申の乱」は、もっぱら高市皇子の主導で進められた。大友皇子(近江朝)は、全く無警戒であった。

「壬申の乱」は、明らかな謀反である。正統性は何もない。しかし権力を構築し維持するためには、正統性は不可欠である。天武天皇は正統性を創り上げる必要があった。

 天武十年三月の詔(みことのり)で開始された修史事業は、天武の正統性を創造する作業でもあった。その核となったのは、天武を天智天皇の同母の弟と、大和王朝の系図の中にはめ込んだことである。これにより天皇制の教義(ドグマ)である「万世一系」を創り上げた。

 歴史学者たちは、養老四年(720年)の『日本書紀』撰上、和銅五年(712)の『古事記』撰上だけを問題にするが、大宝三年(703)の粟田真人の遣唐使も重視しなければならない。
 何故なら、この遣唐使は日本国の由来(歴史)を説明するために派遣されたのである。

 『旧唐書』から
日本国は倭国の別種なり。その国日辺にあるを以て、故に日本を以て名となす。あるいはいう、倭国自ら雅ならざるを悪(にく)み、改めて日本となすと。あるいは云う、日本は旧小国、倭国の地を併せたりと。その人、入朝する者、多く自ら矜大(きょうだい)、実を以て対(こた)えず。故に中国是を疑う。***

大宝三年には、修史は完成していたと見なければならないのです。ただその歴史では唐の役人たちを説得し納得させることが出来なかった。その為に修正する必要があった。それが和銅五年の『古事記』の撰上、養老四年の『日本書紀』の撰上になった。
 しかし修史の主要部分は大宝三年には完成を見ていた。第一の読者に唐朝を想定して修史は行われたのです。
 この修史が行われた時間は、柿本人麿の作歌活動期に完全に一致するのである。

 

 

山野 狸 投稿日:2021/09/20 14:23

【2795】[3251]コロナ騒動について

コロナ騒動は最初から何か怪しいと思っていました。

その判断材料はマスコミの動向です。

マスコミの異常な煽り
反対意見は報道しない(諸外国の反ワクチンデモ、ワクチン先進国イスラエルの感染爆発など)
ネットの世界では、某大手動画サイトでの反ワクチン関連の動画削除

これは、米大統領不正選挙の状況とそっくりですね。

でも、もっと気になるのは国民がコロナに目を奪われている間、裏で進んでいること...それが一番本質的なことで何だろうと考えていたら、
SATORISM TV.179「ワクチンの裏側で進む本当の目的に気づけ・・・」ニコ動画を見てわかりました。

それは、通貨リセット

各国はコロナ対策費のため予算増大、国債乱発。
      ↓
紙幣乱発によるインフレ、国の貧窮、デフォルト
      ↓
それを救うため新しい世界共通のデジタル通貨を発行
      ↓
ベーシックインカム、管理された社会

色々な方が言われているように太平洋戦争前後と時代の流れが似ています。

1940年 東京オリンピック中止
1941年 太平洋戦争
1945年 敗戦
1946年 新円切り替え

2020年 コロナ発生
2020年 東京オリンピック延期
2024年 新札切り替え
 
戦争はないけれど、コロナ対策で戦争時と同じように国債乱発
いつもの年の2倍以上の国債発行額

なにより、あれほど財政削減と騒いでいた政府やマスコミが全くそのことに触れないのが、一番怪しいですね。

2024年の新札切り替えにはデノミ、デフォルト何が起こるかわかりませんが、日本円の一部を他のものに替えようと思っています。

 

一柳 洋 投稿日:2021/09/19 19:16

【2794】[3250]総裁選、情勢、情報について

 一柳です。
 自民党総裁選の分析が副島さんから提供されています。
 カバールの洗脳、広告機関である全メディアが、高市のことを全然持ち上げないことは、5年前の都知事選時における小池狸の持ち上げ方と雲泥の差です。
 昨日(18日)のメディアを集めての候補4人での「公開討論会」は河野、岸田への質問が殆どで、高市、野田の女性候補は無視されている。こんなメディアの不公平はないと高市支持のネトウヨがネット上で騒いでいます。この安倍支持の極右連中はメディアは高市を総理にさせたくない、見え見えだとも怒っています。
 と言うことはディープステイトアメリカ班?は高市を是が非でも総理にする。と言う事はないという理解に繋がるのかと。
 多くのメディアは管と安倍の対立も報じません。
 自民党員の世論調査では43%が河野支持となっています。主張に目を見張るものがないのにメディアが河野を持ち上げています。副島さんの言うアメリカの下駄履き進次郎もつきましたしね。01年の小泉圧勝(あの時は小泉・田中コンビの選挙報道が凄かった)のように、決選投票にならずに決まるのかどうか注目です。
 投票日まであと10日、メディアはコロナと総裁選は毎日騒いで取りあげます。そこで最新情報や情勢変化に合わせて適宜副島さんから情勢分析を出して欲しいものです。管が帰国した時(総裁選直前)には重掲での分析記事お願いします。
 
 それとワクチン証明ですが、これほどの人権侵害、憲法違反はないのに野党が全く問題にしないこと。ワクチン接種についても、多くの死者や副作用が出ているのに取りあげない野党。特に護憲勢力は何で国民を不幸にする憲法違反のチキンレースばかりやっているのか。カバールの野党への影響はどれほどあるのでしょうか。
 アメリカはカバールの手先民主党のコロナ愚策に対して、共和党知事州ではワクチン証明などやらないとしているので、国民は政党に頼ることが出来ますが、日本では何処も頼りどころがない。を通り越して、今や野党はコロナゼロを叫んで自粛(経済破壊)を永遠に続けようとする害悪でしかありません。
 立憲(枝野執行部)にはカバールの命令があるのでしょうが、社民、共産、れいわは勝手に転んでいるのでしょうか? 日本だけ何でこんなに間抜(むしろ害悪になっている)な野党ばかりなのか?の背景分析もお願いしたいと思います。

副島隆彦 投稿日:2021/09/14 20:08

【2793】[3249]次々と激変する政治状況に対しての私の考え

副島隆彦です。今日は、2021年9月14日(火)です。

 私は、名古屋に講演で行っていて、そのあと、愛知大学の友人の教授と、長い時間話し込んだ。彼は去年まで、ケンブリッジ大学に 招待研究員 ヴィジティング・フェローをしていた。この由緒あるイギリスの名門大学のコレッジ(学寮)で、国家スパイ養成のプログラムが見事に完成していることを体験したと教えてくれた。 それから帰ってきた。

2週間後の9月26日の 金融セミナーの申し込みに、ついては、この文章の末尾に書きます。
(担当者から→ 2021年9月17日。欠席者が出たため、ホールで受講可能です。申し込みページのメッセージ欄に「ホール希望」と書いてください)

副島隆彦の”予言者”金融セミナー 第22回 の申し込みページ
https://kokucheese.com/event/index/610208/

副島隆彦です。私は、急いで、日本の政局(せいきょく。政権が替わることを指して使われる政界用語 )について書いておかなければいけない。
 
1.日本の国内政治は、自民党総裁とそれに伴う首相選びで、激しく動いている。私は、自分の思想の 基本に戻ることにした。 自分がこれまで、40年間かけて築いてきた思想に、忠実であることに決めた。

 私は、「帝国―属国」理論に立ち戻る。 そうすると、日本は、目下、予想以上のスピードで、衰退、衰弱 を起こしている アメリカ帝国の支配から静かに離れて、中国帝国の影響下に少しずつ入ってゆきつつある。 この 冷酷な世界事実を自分の思考の土台とする。

2.私は、前回(9月5日)、ここに、アメリカの日本操=あやつり=班(ジャパン・ハンドラーズ。私、副島隆彦が、日本で創始して使い始めたコトバ) の 頭目であるマイケル・グリーンが、自分に忠実な子分の小泉進次郎を操って暗躍して、安倍と麻生の勢力を勝たせようとしている、と書いた。

 だが、マイケル・グリーンは、今の米国務長官(ステイト・セクレタリー)の トニー・ブリンケン(民主党のヒラリーのお稚児さん 。ディープ・ステイトの一角)から、全く相手にされていない。ワシントンでの派閥が違う。グリーンや、リチャード・アーミテージは、ワシントンの政界から、嫌われ者であり、相手にされていない。長年、日本の利権に食らいついてきた、薄汚い連中(ロビイストの一種 だ)と扱われている。 この事実が重要だ。 

 この他に、アメリカの最大の勢力である共和党を今も率いる 正義の ドナルド・トランプ勢力からも、グリーンやアーミテージは相手にされないし、さらに嫌われている。

3.だから数日後の 9月24日に、菅義偉首相を、アメリカは、ホワイトハウスに呼びつける。表面上は、QUAD(クワッド。4か国の意味)による 中国包囲網( Containing China 、コンテイニング・チャイナ)の軍事同盟の話のため、ということになっている。

 しかし本当は、「菅よ、このあとも、あなたが日本の首相をやってくれ。それが無理なら、河野太郎を首相にして、あなたは、官房長官に戻ってくれ」という話をするのだろう。

 この考えは、9月13日の日刊ゲンダイ 「菅首相「復権」情報が永田町で飛び交う! 官房長官に返り咲きか、二階派の次期会長か」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/294665
に載った。

 その前日の12日には、自民党の若手議員たちに大きな動きが有った。9月12日付の日刊ゲンダイの 「「安倍前首相は真っ青…チルドレン90人“造反”で総裁選「高市(たかいち)氏支持」まとまらず」  「代表世話人を務めるのは、最大派閥・細田派に所属する福田達夫(ふくだたつお)衆院議員」が、ものすごく重要である。 

 福田達夫議員の父親の福田康夫(ふくだやすお)元首相は、同じ派閥(清話会)の 安倍晋三とは、大違いで、きれいな人間だ。まったく悪いことをしない。悪だくみも、人を騙して陥れることもしない。立派な政治家だ。「中国とも仲良くやってゆく派」の、実は、その中心人物だ。だが福田康夫には政治力がなかった。その息子の達夫がついに動き出した。

 これで、安倍晋三と麻生太郎(3A)の 負けになった。もう、この見苦しい権力しがみつき人間のワルたちは退場すべきだ。 事態が激しく動いて、菅義偉と二階(2F)俊博の勢力の再逆転の勝ち、となった。

4.以下のことは、私、副島隆彦は、あまり書きたくないのだが。なぜなら、利敵(りてき)行為になるからだ。 実は、河野太郎のことを、中国は密かに、物凄く高く評価して、期待している。 
 河野が外相時代(2017年)に、訪中したときに、河野が中国に厳しい態度で、それこそケンカ腰で凄(すご)んで見せた。それでも中国は、一向に動じないで、柔らかく「あなたのお爺さん(河野一郎)と、お父さん(河野洋平)は、偉かったんだよ」と、太郎に教え諭(さと)した。

 河野太郎は、首相になっても、簡単には尻尾(しっぽ)を出さず、「日本は、中国に対して厳しい態度を取る。尖閣諸島と台湾情勢次第では、日本は、アメリカとともに戦う」と言うことまで、何回も言うだろう。 だが、それは、アメリカ帝国向け、すなわち世界政治にとっての西側同盟(ザ・ウエスト the West )としての公式発言だ。

 河野太郎は、これから、どんどん徐々に自民党内の伝統である、自民党ハト派としての自分の 正体、地金(じがね)を現すだろう。ここには、長い長い、日本の良心の政治家たちの、涙ぐましい苦労と苦闘がある。私は、この自民党ハト派の政治家たち、ひとりひとりのことを、思い出すと涙が出る。

鳩山一郎(はとやまいちろう)も石橋湛山(いしばしたんざん)も、松村謙三(まつむらけんぞう)も田川誠一(たがわせいいち)も、高崎達之助(たかさきたつのすけ)も、当然に田中角栄にまで続く本当に日本の良心と呼べる国民指導者たちだった。 アメリカが、彼ら、本当の愛国の政治家たちを謀略で追い落とした。 
私は、これらのことを、自分の「属国 日本論」に続く、日本の戦後政治の真実を描いた「日本の秘密」(初版1999年、新版、2010年、PHP研究所刊)で書いた。

 私が、このように書くと、安倍晋三派の、反共右翼、反中国右翼( 統一教会と日本会議の議員たち)が、ハッと気づいて、そうなんだよ、で、河野攻撃を始める。だから、私は、不用意にこういうことを書いてはいけないのだ。今の私には、それぐらいの影響力が有る。だが、そろそろ、少しずつ真実を書いてゆくと決めた。

5.ところが、アメリカの日本管理者たちは、この日本国の政治の、この真実の相(そう)にあまり気づいていない。若造のトニー・ブリンケンたちでは、到底、無理である。 
 マイケル・グリーンたち凶悪な、長年の日本利権屋( 鳩山由紀夫のコトバでは、日米安保=あんぽ=屋)が、自分たちが念入りに育てたはずの 河野太郎の これからの動きに、大きく騙される。 河野太郎は、首都ワシントンのジョージタウン大学を、4年かけて自分の力できちんと卒業している。裏口入学で「大きな下駄を履かせてもらった」小泉進次郎とは、まったく頭の出来が違う。

 河野太郎は、世界で通用する英語で、よどみなく、日本の立場をしっかりと世界に説明できる。偉かった 外相・松岡洋右(まつおかようすけ。昭和天皇の耳と口だった)の再来だともいえる。 

 ワシントンDCには、この他に、大学は、隣州のメリーランド州のジョンズ・ホプキンス大学なのだが、その付属のSAIS(サイス。高等(こうとう)国際関係研究所、という大学院を併設している研究所)がある。こっちもアメリカの手先となるように日本の貴族の子供(あるいは 大酋長=しゅうちょう= tribal dignitaries トランイバル・ディグニタリーズたち の子供 )を教育して育てるコースがある。 

 ナサニエル・セイヤーという、対(たい)中国向けの スパイたちの人材養成 をして、 spy master スパイ・マスターとして長年、君臨した所長の学者がいた。奇妙なことに、このセイヤーを自分の師(メンター、指導教授)と呼ぶ、今は親(しん。pro- )中国派になっている若手の日本人政治家たちもいる。

6.日米関係の外交の本当の、真実の、調整、連絡係は、ワシントンDCの日本大使館(ジョージタウン大学を北に2キロぐらい歩いたところにある)に、2人いる。合いの子さんで、英語が完璧にできる。彼らは決して、絶対に表に出ることはない。いまだに名前もわからない。この2人が、長年、本当の日米関係を作ってきた。 「その件は、日本は何とか呑めます」 「アメリカは、これだけはやってください」と、ずっと真実の 日米交渉をやってきた。その相手(カウンターパート)は、国務省(ステイト・デパートメント。日本では外務省)の日本課の代々の課長たちだ。

 だから、駐日本アメリカ大使 がいなくても困らない。日本の虎ノ門のアメリカ大使館の、筆頭公使や、政治担当の一等書記官が、機能していない。 私は、ずっと、このワシントンの対米(たいべい)外交 の真実の交渉官の名前を知りたくて、調べて来たが、彼らは尻尾を出さない。 本当はこの2人が、菅義偉を去年の8月に首相に決めた。そして、上(うえ)に具申した。そしてホワイトハウスと議会の許可が下りた。

 ところが、その彼らでも、今、日本で何か起きているのか、正確に把握していない。だから、菅を呼びつけて、直接、聞く必要がある。その根本的な理由は、アメリカの力の歴史的な世界覇権( world hegemony ワールド・ヘジェモニー)の 衰退にこそある、ということを、彼ら自身が冷静に測定できていないからだ。

 私が、このことを察知したのは、河野太郎が、ワクチン配給大臣として、厚労省の役人たちに、咄嗟(とっさ)に喚(わめ)いたという、「日本語が分かるやつを連れて来い」という、奇妙なコトバを発した、ときだ。安倍派が、河野への、嫌がらせのスキャンダルとして、この河野の「パワハラ発言」の録音 を、ネット上に流している。こんなものがパワハラのはずがない。これ以上は、今の私にも分からない。

7.アメリカ帝国の力が、相当に落ちてきた。私の予定と想像を超える、急速な衰退(デクライン decline )、衰亡 ( falldown フォールダウン)である。 
今のアメリカの、アジア政策の全体の力点は、アフガニスタンである。アフガニスタンの首都のカブールは、本当に、8月15日に陥落(かんらく)したのだ。
 アメリカ軍は、「撤退と決めたら、撤退する」で、逃げて行った。攻めてくるタリバンの兵士たちともう戦闘をする気がなかった。だから、あとに30万人ぐらいの、アメリカ(および、西側同盟)への協力者たちは取り残された。

 彼らが、慌てふためいて、「私たちは タリバンに殺される。ひどい目に遭う」と、大騒ぎになった。“ Don’ t abandon us , America ! “ 「ドント・アバンダン・アス。アメリカ」、「アメリカよ、私たちを見捨てないで」である。

 首都カブールで、丁度この20年間、まるで、西洋白人のように、裕福に暮らせたアメリカの子分、手先たちは、アメリカ進駐軍、占領軍から、無残に置き去りにされ捨てられた。それでも、アメリカは重要な2万人ぐらいのアフガニスタン人は、救出してアメリカに連れていったようだ。

「アメリカ軍は撤退する」という交渉を始めたのは、トランプ大統領だ。彼が、2019年のハロウィーン(10月31日と決まっている)に、突然、カブールに飛んで、米兵たちに七面鳥(ターキー)をふるまった、ということにして、実は、トランプは、危険を顧みず自分の体をタリバンに差し出して、最高指導者のダルザニ師のいるところまで会いに行った。

 こういうことが出来て初めて国家指導者だ。米大統領自らが交渉に来てくれた、ということで、タリバンが感激した。それで翌年の3月に停戦の合意(米軍の完全撤退)が出来た。それを今回、「カブール陥落」という非常にまずい形でバイデン政権がやってしまった。一気に、カブールが崩れる形になった。本当なら2年ぐらい掛けて米軍は静かに引いてゆくという予定だったのだ。アメリカが念入りに飼育したはずのアフガニスタン政府軍40万兵は、いつの間にか完全消滅した。

 “ Afghanistan is the  graveyard of the empires . “ 「アフガニスターン・イズ・ザ・グレイヴヤード(墓場)・オブ・ジ・エンパイアーズ」 と言って、「アフガニスタンは、これまで歴代の帝国が敗北して、” 帝国の墓場 ”となった国だ」 「やっぱり、そうだった」と今、欧米白人の知識人たちが、言い合っている。 

 1836年(アヘン戦争の4年前)に、英軍=大英インド帝国軍 が、アフガニスタンに進撃してカブールを占領した。その3年後の後、1839年に、撤退中の英国軍に、アフガニスタンの民族軍が襲い掛かった。この「カイバル峠での大敗北」( 英軍は、ほぼ全滅。残りはグルカ兵が知っていた抜け道を通って、パキスタンに逃げ延びた)のことを指す。

 1979年からの10年間のソビエト軍の侵攻と、その敗北のことも指している。あの時は、キッシンジャーと同格の世界戦略家のズビグニュー・ブレジンスキーが、「アフガンをソビエトの墓場、ソビエトのベトナム にしてやる」と言った。このとき、ブレジンスキーが、2万挺のスティンガー・ミサイル(携行式の、熱戦追尾型の小型ミサイル。これでソビエトの武装ヘリコプターを撃ち落とした)をムジャヒディーン(戦士。イスラム世界の国際義勇兵)に与えた。その中から、オサマ・ビン・ラディーンが指導者として育ったのだ。これが、世界史の真実だ。 そして、彼らムジャヒディーンは、アルカイーダを作って、何と何と、今度はアメリカ帝国に戦いを挑みだした。

 そして、今回、アメリカ軍が惨めにカブールから撤退した。米軍は、2001年の「9.11」のあとから丁度、20年間アフガニスタンにいた。
 しかし、2001年「9.11」のワールドトレイド・センタービルの倒壊(米同時多発テロ事件)は、アルカイーダがやったものではない。アメリカの権力者たちの自作自演である。
出来たばかりのジョージ・ブッシュ(子)大統領の取り巻きの、ネオコンどもは、あれをやって、そのわずか2か月後には、米軍はアフガニスタンに攻め込んだ。 
その2年後の2003年3月20日に、米軍16万兵の戦力で、イラクに侵攻(侵略)した。
アメリカの衰退する経済力を、「戦争で持ち直す」という、 war econmy ウォー・エコノミーの大戦略だった。 それが、20年後にこういう惨めな結末となった。

8.今回、安倍晋三たちの勢力(反共右翼、反中国)が、高市早苗(たかいちさなえ)を旗頭にしたので、これで、自民党の議員の中の総数で、果たしてどれぐらいいるものか。これが、こんどの総裁選とそのすぐ後の総選挙で、丸裸で全部、分かってしまう。安倍晋三は、ついに自分が統一教会の日本代表であり、日本会議の代表だ、と正体を露骨に示しつつある。大変、いいことだ。彼らは、産経右翼、Will 、 Hanada 右翼として、自分たちの勢力を純化し誇示すればいいのだ。

 それに対抗して、自民党ハト派が結集して、安倍派の反共(はんきょう)宗教に狂ったタカ派のワルたちと、睨(にら)み合いになったあと、もしかしたら、自民党大分裂という事態にまで至るだろう。そう簡単には、そこまではゆかないだろう。

 だが、アメリカの歴史的衰退、「帝国の没落」の直接の引き金となった、アメリカ国内に大分裂がある。今のアメリカ合衆国には、ディープ・ステイトと闘い続ける、1億人のトランプ勢力が頑強に存在する。この厳然とした事実が有る以上、日本でも何が起きてもおかしくない。すべては波及(はきゅう)効果で影響し合うのだ。

 対米(たいべい)自立戦略、対米従属(じゅうぞく)をやめる。すなわちアメリカ帝国から日本が少しずつ自立してゆくことを、公然と言う、書くことが、今のメディアのトレンド(風向き、趨勢)になっている。アメリカの言いなりにならない日本、という勇ましい掛け声だけは聞こえる。この思想を日本でコツコツと作って来たのは、私、副島隆彦だ。

9・これから問題になるは、立憲民主党という野党の 議員たちだ。彼らの中に、どうも質(たち)の悪い者たちがいて、この 自民党ハト派の勢力と 素直に協力しあうことをしないで、足を引っ張って、ワルの右翼(タカ派)自民党と組んで、連携して動く可能性がある。

 2008年末に、民主党のオバマが選挙に勝った。その余波を受けて、翌2009年の8月末に日本にも、鳩山由紀夫と小沢一郎の政権が出来たのだ。しかし、この時、民主党内の、ワルたち(この背後にジェラルド・カーティスがいて、菅直人と仙谷由人たち、「シリウスの会」を操った) 鳩山と小沢の足を引っ張って、たったの8か月で、鳩山政権を壊した。

2009年に、なぜ日本に「反米(はんべい)自主独立」鳩山政権が出来たのか。それは、大きくは、前年の9月15日からの、リーマン・ショックで、アメリカに金融恐慌が襲い掛かって、アメリカが弱体化したからだ。その隙(すき)をついて属国は、出来る限り独立しようと無意識で動くものなのだ。

 だから今の立憲民主党の動きをこそ、私たちは心配しないといけない。今の枝野たちは、あまりに質(たち)が悪い。「野党4党の協力」、統一候補者を立てて、共倒れを阻止して、自民党の議員を落とす、という受け皿作りだけは、やって見せた。だが、それ以上のことを言わない。

 今は、立憲民主党の中にいて静かにしている、日本の今の西郷隆盛である、小沢一郎を表面に出せ。そして、小沢と二階は、昔から、心の通い合った盟友なのだから、この2人が、若い人たちの中から、苦労を重ねて生き延びた者たちを選び出して、政権を作らせるべきなのだ。これが出来なければ、これからの日本にすばらしい未来はない。日本国の復興と自立戦略の反撃はない。

10.これからの日本国の、国家戦略の根幹である、重要なことを、私は、はっきりと書く。それは、「貧乏人(貧困層)と、障害者と社会的弱者を神棚(かみだな)に飾る政治」を日本は、やめなければいけない。

だから、ここで、日本共産党と 公明党(創価学会)が問題になってくる。

 福祉と医療を中心とする 障害者と弱者(じゃくしゃ)の救済ばっかりをどうしても言う、日本共産党は問題である。彼らの、行き着く先は、必ず、「大企業と富裕層に課税せよ。そこから財源(ざいげん)を引き出せ」となる。これが問題なのだ。

 同じく、公明党(創価学会)も、弱者のための政治ばっかり言うようだと問題だ。政府の福祉にばっかり集(たか)って、頼っている人々を、中心にした政治は、そろろそ、標語としても止(や)めなければいけない。貧乏人と障碍者と社会的弱者を、神棚に飾って、それを、自分たちの信念、宗教、イデオロギーの中心に置いて、それを、誰も否定することのできない大正義(だいせいぎ。 grand justice グランド・ジャスティス) だとして、そのことで、自分の思想の優位を誇り、自分の無敵を信じ込んでいる、左翼リベラル派の、インテリたちが、あまりにも多すぎる。お前たちは頭が悪いのだ。

11.来るべき、新しい、国民のための政権で、中心に掲げるべきは、大企業で働く、優秀なエリート・サラリーマンたちを一番、大事にする政治だ。 日本の大企業や、中堅企業の能力のある人々が、生産力(プロダクティビティ)があって、それで、最高性能の工業輸出品を作って、その売り上げで、日本国民を食べさせているのだ。あとの国内の、すべての製造業と、サーヴィス業は、行って来いで、チャラだ。公務員たちの労働も、国民の生産力の計算の中に入らない。

 日立や、トヨタや、ソニー、パナソニック などの輸出大企業(東証一部2400社)の従業員たちは、高学歴の、それこそ理科系の大学院まで出た秀才たちだ。だが、その彼らこそは、民間大企業の労働組合の組合員なのだ。この中心400万人の組織労働者たちが、まさしく、連合(れんごう)という労働組合の統一組織(ナショナル・センター)に入っていて、それが立憲民主党を支持する、という構造になっている。

ここで大事なのは、だから、今こそ、生産性の高い、エリートの技術者を中心とした、組合員の労働者たちを、中心とする 社会を作る、と宣言することだ。
 彼らは、年収1千万円(40歳代)だが、ここから、税金と年金その他を天引き(源泉徴収=げんせんちょうしゅう=と言う)されて、手取りは、600万円しかない。月収40万円だ。サラリーマン階級への税金が高すぎる。これをなんとかしないといけない。この収入で、どうやって、親子3人、4人が、満足に暮らせる、というのか。

だから、「勤労者(サラリーマン層)の税金を半分にする。公務員の数を半部にする。福祉、医療(老人)を大事にばっかり言うのをやめる。官僚政治をやめさせる。企業経営の苦労を知ってる人間たちを政治家にする 」が、これからの日本国の大きな国家政策となるべきだ。

 日本のまじめな労働者たちに、やる気と愛国心を鼓舞する、新しい所得倍増計画(1961年の池田隼人内閣の時にやった。高度成長経済の起爆力となった)を、急いで作って、発表しないといけない。

 もう、30年間も不況が続いて(1992年から、ずっと不景気だ)、どん底に落ちている、日本国の現実だ。
 だから、もう、野党は、貧乏人と社会的弱者を救済することばっかりを主張する政党であることを、やめて、本気で、上級労働者(じょうきゅうろうどうしゃ)たちを中心とする政党にならなければいけない。上級労働者たちは、決して、上層(じょうそう)や、上級国民(じょうじゅうこくみん)ではない。それに成りようがない。

 だから、貧乏サラリーマン上がりである、政治見識のある、しかし、自分の実名を名乗らず、名無しの権兵衛(ごんべえ)としてしか、政治発言をしない者たちに、はっきりと言っておく。お前たちの言論は優れていないのだ。自分の言論と主張が、無条件に正しくて、正義だと、思うな。 ただの不満分子だ。

 だから、立憲民主党と国民民主党は、見苦しい、「お前たちは入れてやらない」の、野党としての、見苦しい権力争いを、2年前に、やってみせたが、あの時の無様(ぶざな)なお前たちの姿に、私は、心底、がっかりした。自分が、国会議員として、何とか自民党と公明党の票(ひょう)に、虐(いじ)められながら生き残っている、涙ぐましい実に貧乏くさい現実があることは分かる。だが、それでも、お前たちは、日本国民の全体としての、善良な、勤勉な労働組合の組合員たちの、意思に従う政治家でなければいけないのだ。

 だから、私、副島隆彦は、もう、ここまで来たら、「貧乏人と病人と社会的弱ばっかりを、大事する政治」を、やめて、すっかり貧乏になってしまった、一応、高級サラリーマン階級である、上級労働者たちを中心とし、彼らの意思を代表する政党とならなければいけない、と強力に主張する。そうしないと、国民政治、国民全体のための政治を作ってゆけないのだ。 

 福祉と医療の国のお金(予算)を、他のものよりもとにかく優先する、ということには
ならないのだ。新しい政府は、すぐに福祉や医療のための財源がない、ことで反対勢力から、叩かれることになる。だが、もう、これからはこの攻撃を跳ね返さなければいけない。「カネはないものは、ない。出来ない理想主義の政策はやりません。軍隊は、自衛隊が
今いるぐらいで十分です。あとは首相がすぐに、相手国(北朝鮮でも)すぐに、自分で飛んで行って、戦争をしないで済むように、体を張って、交渉します」と言えばいい。

 私、副島隆彦は、これから、日本共産党と 公明党(創価学会)に、対しても、政治思想家として、宗教論を含めて、議論を吹きかけて、説得するつもりだ。上記のことは、私は、今、作成中の 佐藤優(さとうまさる)氏との、対談本でも、切々と語った。
今の創価学会の最高幹部たちが、佐藤優を、「佐藤先生、佐藤先生」と、宗教家として高く評価していることを、私は知っている。このことは、佐藤優との、去年の対談本の後ろの方、半分を使って話した。本のうしろ半分は「宗教問答」になっている。「ウイルスが変えた世界の構造」(日本文芸社刊)である。

 そして、だから、私は、日本の反(はん)自民党であり、一般庶民の味方であり、労働者階級の味方だと、自分のことを信じて疑わない、左翼リベラル派の 知識人、学者、もの書き、全員にたいして上記の、「貧困層と障害者と社会的弱者を神棚に飾ることで、自分たちは、絶対正義 、絶対真理 を握りしめている」と、思い込んで、自分は、絶対正義だから不敗だと、大きな勘違いをしている者たちすべてに、訴えかける。

 9月8日に、「野党の4党合意」が出来て、立民と、共産党と、社民党 とれいわ党(山本太郎)の4人の党首が、嬉しそうに並んでいた。その4党合意の内容で、一番、大事なのは、「脱原発を推進する」だ。 この原発を無くす方向へ、で、野党が統一戦線で、野党候補者を調整して、自民党に勝つ、という作戦だ。

 だが、脱原発だった 河野太郎が、自分が首相になるうえで必要な、国民全体ためのの政治を考えたら、河野が言ったように、「動かせる原発は動かさないといけない」が、正しい。
 いつまでも、反(はん)原発ばっかり言っている人たちは、少しは反省しなさい。
福島の人たちを差別して、なにがそんなに正義なのか。自分の放射能コワい、コワいの
脳を、そろそろどうにかしないといけない。

 大工場を動かすのに必要な、安定した重電(じゅうでん)を供給するのには、原発の電力が必要だ。ソーラー発電なんかでは(夜は止まる)ダメなのだ。ソーラーは3千戸分の家庭用の弱電を作るぐらいが関の山なのだ。大施設を十分に動かす電力を、国家は保障しなければいけない。

 だから、国民民主党の玉木雄一郎が、それでは現実的でないとして、この野党合意に加わらなかった。この政党の支持団体である電力関係の労働組合は、原発賛成なのだ。 私、副島隆彦が、この「まだまだ原発を使って動かすしかないのだ」と書くと、おそらく、頭の固いバカ左翼は、私を嫌う。だが、もう、そういうことは言っていられない。

 私たち学問道場は、原発事故の後の福島の現地に、何十回も行って現実を見た。福島第一原発のメルトダウンなど起きていなかったし、その後も、作業員ひとり、赤ちゃん一人、放射能のせいで死んでいない。 

 この点では、私は、東大の放射線医学の専門家である中川恵一(なかがわけいいち)教授と、同意見である。彼とは、ここの学問道場で、3時間の対談をしている。そろそろ、「3.11」から丁度、10年経って、ほとぼりも冷めたので、これを誰でも読める場所に、公表しようと思う。

12.実は、菅首相は、目下、コロナとワクチンの バカ騒ぎを収束させようとして、懸命に頑張っているのである。 そのことも、アメリカに言いに行く。もう、アメリカの言いなりばっかりはしないと、菅は、腹を決めているだろう。自分が、国民の命と健康を預かって、一番、このことで、国家の責任者として死ぬほど苦しんだからだ。

 今も、まだ、テレビでワーワー報道されている、「まだまだ、新型コロナの感染拡大が続いています。まだ、ワクチン接種をしていない人たちは、政府の言うことを聞いて、接種すべきだ」というのはウソだ。菅首相は、コロナための生活規制の完全撤廃 と、緊急事態宣言の完全解除と、ワクパス(ワクチン・パスポート)を義務化しないで、無くす方向で、政治をやっているのである。

「コロナ、コワい、コワい、だから、ワクチン打て、打て」は、愚か者の、低(てい)知能者のすることだ。 「自分は騙されてヒドい高熱が出た。1週間ぐらいめまいがして、医者に行ったら、ワクチンの副反応(side effect  サイド・エフエクト)です、と言われた。 自分は馬鹿だった。もう、3回目、4回目とかのブースター接種なんか、絶対に打たない」と、反省している人が、私のまわりに何人もいる。出版社の編集長がそうだ。

 私は、この医療専門家と称するピエロたちが、やがて、膝まづいて慟哭(どうこく)する姿を思い浮かべる。 「私は、ワクチンを打ちましょう(接種しましょう)」と、テレビや公共の場で、ずっと唱えてきた」と、医療専門家と称する、えばりくさった連中が、今、内心で、
 「しまった。私は、良かれと思って、いい気になって専門家として、人々に、ワクチンを打ちなさい、打ちなさい、と説得して、宣伝してきた。自分は、愚か者だった。あんなに、接種後の高熱や、ひどい副反応が、多くの人に出るとか、思わなかった」と怯(おび)えている。この者たちは、人の体に、恐ろしい異物を注入した、大犯罪に加担した者たちとして、やがて糾弾されるだろう。 

12.私は、それでも、まだ危惧している。ディープ・ステイトが、又しても(9年前の2012年の12月の自民党圧勝で、安倍の再登板のときに使った) と同じ不正選挙のマシーンである、ムサシ(富士ソフト。電通の子会社)が使われて、安倍晋三たちを勝たせるのではないか、と心配している。

 アメリカの共和党を、今もしっかりと纏(まと)めて率いている、ドナルド・トランプを、昨年の11月3日の、大統領選挙で、8000万票もの、不正操作をやって打ち負かして、トランプ政権を打倒した、あの、ディープ・ステイト(陰に隠れた世界支配者ども)の力を、甘く見ていない。彼らは、巨大な犯罪者集団だ。

 その家来をやっている、アメリカのリベラル派を自称する、民主党系の者たちも、自分たちは、民主政体(デモクラシー)の根底である選挙制度を崩すの犯罪にも賛成するほどの悪人だと、自覚すべきだ。

 日本でも、ワクチン接種後に、39.5度の高熱を出した人たちがたくさん出ている。「それが、ワクチンの効果です」などと、バカなことを言うな。

 SARS(サーズ)ウイルスから病気の遺伝子を合成した mRNA(メッセンジャー・アール・エヌ・エイ)ワクチンと言う、死にきっていないウイルス病毒が、接種で、自分の体の中に入って来たので、自分を守るために、必死で抗体(こうたい。アンチ・ボディ・アンチ・ヴァイラス)と、白血球と、キラーT細胞という、自分の体ための、免疫力(めんえき。immunity イミューニティ)の正義の軍隊が、必死で戦ってくれている。だから高熱が出るのだ。このことを皆、知るべきだ。

 彼ら医療専門家(代表、国立感染症研究所の脇田 わきた 以下)は、自己反省も、しっかりしてもらわないといけない。
そして、接種をしてしまった人々(日本国民の丁度半分の6千万人 )は、「ああ、私は馬鹿だった。いいかと思って、騙されて、自分の体の中に、おそろしい異物を注入されたのだ。このことは、もう取り返しのつかないことなのではないか」と、自分に向かって、言い聞かせることが大事だ。甘い考えは捨てなければいけないのだ。

 権力者たちからのダマし、と洗脳の手口は、これからもいくらでも、私たちに襲い掛かってくるのだ。私たちは、用心し、注意し、警戒して、「あれ、待てよ。これもダマしかな」と再考するだけの知能をもたなければいけない。

 最後に。私が、5時間、ずっと喚(わめ)き続ける 金融セミナーは、再来週の26日に、日比谷公園近くのイイノホールである。数席の空きが出たそうなので、ホールで直接、私の話を聞きたい人は、申し込みページのメッセージ欄に「ホール希望」と書いて、急いで申し込んでください。 早い者勝ちです。

満席になりました。ホールでの受講を希望の方は、キャンセル待ちになります。申し込みページのメッセージ欄に「ホール希望」と書いてください。

副島隆彦の”予言者”金融セミナー 第22回 の申し込みページ
https://kokucheese.com/event/index/610208/

 ホールではなく、自宅で、ゆっくりとのんびりと、動画配信のオンラインで受講したい、という人も、このページから申し込んでください。
 オンラインで受講する人には、後日、講演収録したDVDも送るそうです。
動画配信は、セミナーの翌日の27日(月)の午後からです。26日の同時配信ではありません。セミナーへの問い合わせも、申し込みページにあるので、そこから問い合わせしてください。

副島隆彦の”予言者”金融セミナー 第22回 の申し込みページ
https://kokucheese.com/event/index/610208/

以上。 副島隆彦拝

片岡裕晴 投稿日:2021/09/12 10:16

【2792】[3248]不公平な選挙制度に『風穴』を明ける立花孝志の衝撃の戦略(5)

(2021年9月12日投稿)

この文章は[3204]不公平な選挙制度に『風穴』を明ける立花孝志の衝撃の戦略(4)の続きです。

さて、今回の文章では『諸派党構想』と『NHK党』を前回までの説明とは別の角度から話してみたいと思います。

◆人生は生まれてから死ぬまでの暇つぶし◆

 2019年7月、(当時の)『N国党』の参議院選挙のポスターを貼るボランティアに応募し、党本部からポスター50枚が宅急便で送られてきました。

早速、市の選挙管理委員会に電話をして、ポスター掲示板の設置場所の地図を求めたところ、地図は用意していないとの返事だったので、とりあえず10ヶ所ほどの場所と、掲示板の多くは小中学校と小公園のある場所に設置していると教えてもらいました。

掲示板を探し求めて行くと割と簡単に見つかるものの、すでに公示日から5日ほど過ぎていることもあり、その多くはすでに貼られていて、この地区にも『N国党』を支持する人が居るのだと嬉しい気持ちになると同時に、先を越されて貼られてしまったことにガッカリするという複雑な思いでした。 

それにしても選管のいう様に住宅街の中の小公園の横や小中学校の(正門付近ではなく)学校敷地の側面など人通りのあまりない所を選んで掲示板が設置されていることに、疑問を持ちながら、掲示板を探し回りました。

普通に考えれば、駅前広場とか商業施設の入り口付近とか人通りの沢山あるところに設置されるはずですが、そういったところはほとんどありません。

選挙ポスターをなるべく人目に晒(さら)したくないのだなと思いました。本当は、選挙があることも隠したいのだ。投票率が低い方が有利な政党、組織票に支えられている政党にとっては、いわゆる浮動票や投票に行かない50%の有権者にはポスターさえ見せたくはない、中立であるはずの選挙管理委員会に圧力をかけ、ポスター掲示板を駅前など人通りの多い所に設置させないようになっているのでしょう。

そのようなことを考えながら50枚のポスターを5日間かけて貼って回りました。掲示板にポスターを貼っていると、何人かの人から話しかけられ、『N国党』の事や『立花孝志』について質問されました。私は『伝道者』のごとく、情熱をこめて『NHK問題』について語りました。

 もう30年も以前のこと、1989年、アップル社のMacintosh IIcxという中級機を大枚をはたいて購入し、OKIのレーザープリンターとアルザス社のページメーカーというD.T.Pソフトを使って企画書を作っていたころ、世の中はマイクロソフト社のMS-DOS(まだWindowsは存在しない頃です)とインパクトドットプリンターが主流で日本ではNECのPC9800シリーズがパソコンの大半を占めて居ました。

D.T.P(Desk Top Publishing 机上出版)という言葉が流行り、Macintoshはデザイナーが使うツールとして日本では紹介され、東京・渋谷にある大きな画材店がアップル社の代理店の一つとしてMacを『画材』として販売していました。

パソコンの打ち出す文字と言えばジャギー(階段状のギザギザ)のある独特の文字が当たり前でしたが、Macintoshとレーザープリンターが作る(ギザギザのない)美しいアウトラインフォントで作成された企画書は内容以前に外観で評価され、採用されたこともありました。

全パソコンユーザーに占めるMacintoshユーザーの比率はまだ3%以下という頃でしたが、(使い勝手の悪い)MS-DOSのようにキーボードからコマンドを打ち込んでコンピュータを動かすのではなく、画面上のアイコンをマウスで操作して、コンピュータをオペレーティングするその革新的な、ユーザインタフェースの新しい思想に魅了されました。

それは、今日わたしたちが使っているiPhoneの画面へと進化し、MacintoshのアイコンはiPhoneのアプリに、Macintoshのマウスはスマホの画面を動く指先となったのです。

当時、全世界で何百万というMacユーザーはその素晴らしさを広めるためにEvangelist(伝道師)としてアイコンに依るコンピューティングの素晴らしさ、WYSWYGの概念(What you see is what you get.)の先進性を『伝道者』のごとく、周りの人々に伝えたのです。

私もまた友人や仕事仲間や取引先にMacintoshの素晴らしさを『伝道』して歩きました。

そんなことを反芻(はんすう)して思い出しながらポスターを貼り、そしてTwitterやYouTubeで飛び交う情報を見ると全国で恐らく数千人ものポスター貼りのボランティアが私と同じように、50枚とか100枚のポスターを貼っていることを確信し、実感していました。

日本全国に(たぶん)50万ヶ所以上あるポスター掲示板のうち(当てずっぽうですが)10万ヶ所に『N国党』のポスターが貼られたのではないでしょうか。兎も角、日本全国に小さな火種がばら撒かれ、小さな火が灯ったのです。

参議院選挙の結果は、比例区では987,885票(得票率1.97%)で立花孝志は46位(定数50)で当選しました。選挙区は得票数1,521,344票(得票率3.02%)で国政政党の要件である『有効投票数の2%以上かつ一名以上の国会議員を有すること』という条件をクリアーして『NHKから国民を守る党』は政治団体から国政政党に飛躍しました。

◆元始、女性は太陽であった◆

 『NHK党』は毎週金曜日の13時から定例会見を参議院会館で行っています。この定例会見は誰でも参加でき、自由に質問をすることも、またスマホなどでの同時配信を行うことが出来る自由な空間が用意されています。毎回、複数のYouTuberがやって来てネット中継をしています。

公党の定例会見であるにもかかわらず、その場を仕切るのは会見に参加しているジャーナリストであることに注目してください。定例会見の司会は当初は党側がやっていましたが、いつの間にか自然に質問者側が司会をするようになりました。(立花孝志の発するオーラがそのような場の雰囲気を作り、自然に質問者側が司会をするという様な形が生まれたのだと思います)

9月3日の定例会見では、11月に行われる衆議院議員選挙の岩手二区から出馬予定の女性候補者(専業主婦)の紹介がありました。ネット中継で見ていて、この方こそまさに『諸派党構想』の求めている候補者像を体現している一人ではないかと思いました。

まず話が明るい。天真爛漫に話されるこの方の話を聞いていると自然と微笑(ほほえ)みがこみ上げ、気が付くと笑っている自分がいる。思わず、平塚らいてうの『元始、女性は太陽であった』という言葉を思い出した。自ら生き、自ら輝く、このような女性がそこに居るだけで、場の空気は和み、物事はうまく運ぶ。

出馬動機を聞かれて、「暇だから」、「こんな時だからこそ、自分が選挙に出て明るい日本にしたい」、「日本人のDNAを目覚めさせて素晴らしい日本にしたい」とおっしゃっています。

衆議院議員選挙の立候補者と聞いてイメージする人物像の『対極』に居る方です。

岩手二区から立候補予定の女性の紹介動画(約12分)。
      ↓↓↓↓
 https://www.youtube.com/watch?v=RLjSYiC37I4&t=633s
 
(次回に続く)
 

末席の新参者 投稿日:2021/09/11 03:34

【2791】[3247]人間が余剰の時代

「新装版 思考の技術 エコロジー的発想のすすめ」(立花隆)
https://chuokoron.jp/science/115293.html

>動物集団には、生存に最も適した密度があって、個体数がそれ以上になる
>のも、それ以下になるのもよくない。とりわけ、過密と過疎は致命的である。

>いままでとも食いをしたことがなかった動物が、密度がある程度以上に
>高くなるととも食いをはじめるという現象もしばしば観察されている。
>ときには集団発狂でもしたかのごとく、水に飛び込んだりして集団自殺を
>とげる動物もいる。 

>動物は適正密度を保つために、さまざまの手段を講じている。
>過密になったときに、集団自殺やとも食いをしたり、成長速度、生殖能力を
>遅らせるというのもその一つの手段だが、手っとり早いのは、引っ越しである。

先生の著書「余剰の時代」で指摘されているように、現代は余剰の時代です。しかも余剰なのは人間に他ならないから厄介な問題です。

上記引用部分の、立花隆氏の著書にもあるように動物の世界でも群れが増えすぎると、群れに属する個体数を調整する現象が発生するようです。有名なのはレミング(タビネズミ)の集団自殺です。タビネズミは何年かおきに大発生することで知られています。そして、群れの数が増えすぎると一部の集団が川や海に突入して集団自殺をするというのです。

一方で、タビネズミの集団自殺は迷信とする説もあります。増えすぎた群れの中では、食べ物を平等に分け与えることが困難になる。それ以外にも、生殖競争で負けて子孫を残せない集団が群れを離れて別の場所で引っ越しをする途中で海や川にはまって死んでいるのが実態と主張する人もいます。

真実はネズミのみぞ知るところですが、群れが増えすぎると何かと問題が起こることは想像に難くないと思います。他にもウサギの集団死など自然界には個体数の調整のために死を選択したことを示唆するような現象が散見されます。

動物の場合は、大きい動物に食べられてしまう食物連鎖による個体数調整もあります。しかし、人間の場合は別です。
人間を捕まえて食べる捕食者は存在しない上に、科学や医学の進歩もあり自然法則に逆らって生きることができます。それゆえに、人間の個体数は増え続けてしまい、現在の人口爆発につながっていると言えます。

戦後はニクソンショックにより石油ドル体制に移行しました。金本位制なら紙幣発行量に歯止めをかけられました。無尽蔵とは言えなくてもある程度豊富にある石油を通貨価値の担保にしたことで紙幣発行に歯止めがかからなくなったのも一因と思えます。近年でも行き場を失った投機マネーが新興国に流入して、「新興国投資」としてもてはやされたことは記憶に新しいところです。
増殖したマネーが世界を駆け巡ったところで、極貧だった国もある程度の文化水準になってますます人工爆発につながっているのかもしれません。

宇宙船地球号はもう満員で降りてもらわないといけない状態かもしれません。動物のように個体数の調整機能が人間においては働きません。そこで、この問題を解決するために、支配層は優生学思想に基づいた人工削減に行きついたとしても不思議ではありません。しかし、ほとんどの大衆は削減される側になるので、到底容認できません。

本来ならば、中国の一人っ子政策のように人工抑制について国際的な条約でも締結するべきなのでしょう。しかし。話し合いで平和的に人工抑制できるはずもなく、支配層が増えすぎた人間の個体数を調整すると・・・。

世界がどうならか未来は分かりません。
しかし、人類が90億や100億の時代を迎えるならば、食料やエネルギーの奪い合いは避けて通れません。培養肉やら遺伝子編集食物などかびすましい世の中になっています。

食料もまともに自給できない日本は未来の資源争奪戦からキレイ事抜きで目をそむけずに対峙する覚悟が必要かと思いました。

ひつじのショーン 投稿日:2021/09/07 22:09

【2790】[3246]心持ち

陰謀論の世界でも、スピリチュアルの世界でも、その他でも、虚栄心にとらわれた人を見かけます。いったい何に執着しているのか?この期に及んで。
今風に言えば、マウントの取り合い?
アホらしく、馬鹿げていて、愚か。
雲の上から地上のドタバタを観ている様な、心持になりたいと思い、
好きな音楽を聴きながら、ビールを飲むしかないと思う。
ブコウスキーが生きていたら、なんて言ったかな。
寝る前の酔っ払いの独り言、ぼやき。
失礼しました。

副島隆彦 投稿日:2021/09/05 09:57

【2789】[3245]次の首相は誰か。私のこの予想は外(はず)したくない。

副島隆彦です。 今日は、2021年9月5日です。
私は、今朝 4時に起きて、下に載せる2本の記事を読んで、「ははあ、そうか、次の首相はこの女なんだな。これはアメリカのディープ・ステイトの意思なんだ 」と分かった。この予測は、外したくない。
 
 下↓ に載せる「安倍氏が高市早苗(たかいちさなえ)氏を支援へ 麻生氏も支持に回る可能性」(テレビ朝日)と 「 「お前と一緒に(オレと河野太郎まで)沈められねえだろ」声を荒らげた麻生氏 」 (西日本新聞) の記事で、私は、判断した。

 私が自力で営々と築いてきた「帝国ー属国 理論」の公式どおりに当て嵌(はめ)て解くと、どうしてもこの判断になる。アメリカ帝国が、属国である日本の首相を決める、少なくとも事前の許可が必要だという理論だ。 さっき弟子たち宛てに書いたメールを載せる。

ふたつのMLへ
副島隆彦から
 私は、今4時に起きて、分かりました。アメリカ(ディープ・ステイト)は、
今度の日本の総選挙でも、またしても、不正選挙のマシーン「ムサシ」(富士ソフト社 )を使って自民党を勝たせる、気だ。  
 アメリカで、トランプ大統領を潰すのに去年の11月3日に 使ったmassive voter fraud t投票の捏造ソフトの「ドミニオン」の日本版だ。

 ディープ・ステイトの一角である ヒラリー派が、「これまでの大きな 既定方針どおり、女の時代だ。高市早苗 でゆきなさい。アメリカは、そのように準備する。そうすれば、お前たち、安倍と 麻生も生き残れる」と、決めていたのだろう。これで、今度の総選挙で、自民党のワルの若手たちが落ちないで済む 奇策だ。

 菅首相が、悩みぬいた最後の4日間、すぐ横にいたのは、小泉進次郎であった。小泉は、菅と安倍、麻生との間を取り継ぐ、連絡係(英語では、リエゾン・オフィサー liaison officer
と言う)をやっていた。菅を最終的に退陣に追い込んだのは小泉である。菅は小泉進次郎を信用して騙されたのだ。 

 小泉は始めから安部川のスパイである。菅は自分が信頼していた進次郎(すなわちマイケル・グリーン)に騙されたのだ。菅が進次郎にしゃべったことは、そのまま、マイケル・グリーンに伝わり、同時に安倍と麻生に筒抜けになっていた。

小泉進次郎(子分)

マイケル・グリーン(親分)

 小泉進次郎(まだ40歳)はワルである。小泉の後ろには、育ての親( 小泉はジョージタウン大学大学院に英語の論文を提出した。日本語の文も満足に書けないのに)のマイケル・グリーンがピタリと付いている。 グリーンが、今も日本操(あやつ)り班(ジャパン・ハンドラーズ Japan handlers )の頭目として動いている。グリーンが、アメリカ本国のヒラリー派の意思を体現している。こいつが、本当の日本のキングメイカーである。

  ( ここから、副島隆彦が2021年9月9日に追加、加筆する。 小泉進次郎は、コロンビア大学(ニューヨークに有る)留学であって、ジョージタウン大学(首都ワシントンにある)ではないのでは、という質問が私に有った。このことを説明する。

 小泉進次郎は、23歳で、関東学院大学(横浜と神奈川県の人は、皆で笑う大学)を卒業したあと、ジェラルド・カーテイスという、日本操(あやつ)り人間で、主に、日本民主党をあやつる対策の学者(でもないが、そういうことになっている)のNYの名門コロンビア大学教授(学内ではきちんとした学者とは認められていない)が、特別の 裏口入学で、面倒をみて、大学院を卒業しました(MD)、ということにした。最近、ここで、進次郎に過大な「下駄を履かせた」ことがバレている。

このあと、進次郎は、首都ワシントンに行って、マイケルグリーンの助手(カバン持ち)
になって、1年間、修行している。進次郎は、このとき、ジョージタウン大学(イエズス会が創立し経営している恐ろしい大学)の大学院にも登録している。マイケル・グリーンは、ジョージタウン大学教授の肩書も持っている。だから、先生(指導教授、メンター、mentor )
であるグリーンに「指導してもらって」英語で日米政治の論文を書いて提出している。
 だから、進次郎は、おそらく 博士号を貰ったことになっている。しかし、今では、このことは、とても恥ずかしくて、言えなくなった。 

 グリーンは、ジョージタウン大学の付属の研究所(シンクタンク)である、CSIS(シー・エス・アイ・エス。戦略・国際問題・研究所 に所属している、対(たい)日本政策の
研究員でもある。だから、進次郎も、このCSISの研究助手の肩書を持っていたはずなのだ。 

 CSIS は、Center for Strategic International Studies 「センター・フォー・ストラテジック・スタディーズ」だから、「戦略・国際問題・研究所」なのである。
 私、副島隆彦の主著である、『世界覇権国を動かす政治家と知識人たち』(2001年、
講談社プラスα文庫)を、しっかりと読むと、これらの主要な戦略研究所(シンクタンク)のことも書いていて、その全体像が分かる。

 このあと小泉進次郎は、日本に帰ってきて、父親の小泉純一郎の秘書になり、同年に父親が、引退声明を出したのでその後継ぎとして、2007年に?、27歳で、当選して衆議院議員になって今に至る。現在、40歳(1981年生まれ)である。 副島隆彦の 加筆、解説終わり) 

 これで、「日本にも初の女性の首相が誕生する」で、来週 から、仕組まれたメディア騒ぎになる。だが、この右翼で出しゃばり女の高市早苗を、日本の女たちが進んで支持するだろうか。

 ディープステイトは、ここまでやるのだ。これで、菅と二階(2F)の負けだ。安倍と麻生の悪人(ワル)たち(3A)の勝ち、となった。安倍が、このあともキングメーカーとして生き残る。あと何年かは分からないが。これに立憲民主党の ワルの枝野や玄葉、渡辺周たちが連携している。立民は少しだけ勝てばいい。

 だが、それでも、日本の 反ディープステイトの正義派(良い者たち)も、しぶとく抵抗する。

 自分が権力の座にしがみついていさえすればいい、という悪人(ワル者)である、安倍と麻生に対して、まだ、少しでも本当に日本国民のことを考えることのできる、河野太郎、石破茂 たちの出番まで、まだ暫(しばら)くかかる。

 菅首相が、9月3日の午前11時半に、自民党本部で、二階俊博(2F)幹事長に会ったときに、「(彼らのやり方は)ひどい、ひどすぎる」「すでに決められてる」と言って、「もう戦う気力を失った」と言った、と記者たちから伝わった。

 西日本新聞 2021年9月4日 の見出しが、「「お前と一緒に沈められねえだろ」声を荒らげた麻生氏 首相“孤立”の瞬間」とあり、文中に「「おまえと一緒に、河野の将来まで沈めるわけにいかねえだろ」 とある。そして、「人事権も解散権も封じ込まれた総理総裁なんて見たことがない。最後は裸の王様だった」 とある。

 だから、アメリカも認めている、河野太郎 が首相になるのは、高市に1年ぐいらやらせたその後だ。日本に来ているアメリカの軍人たちも、河野でいい、と言っている。石破茂も、防衛族で、防衛庁長官の時から、アメリカとやり合っている。

 だが、全国の自民党員に大きな人気のある 石破茂の線は、残念ながらない。岸田文雄 も、宏池会(こうちかい。吉田茂の系譜)の牙城である、自分の広島選挙区を、安倍の統一教会仲間の河井克之と案里によってひどく汚されて、安倍に怒っている。

 岸田は、「政治を綺麗(きれい)にする。河井案里に、1.5億円(国費からの支出)を党本部が特別に配った件を調査する」と言ったので、今も、この件を検察庁に被疑者として調べられている安倍が極めて不愉快だから、岸田がいくら、安倍と麻生に屈従して、色目を使って(秋波を送って)「私はあなたたち2人の言うことを聞きますから」といくら卑屈になっても、警戒して許さない。 安倍にとっては、自分が、検察に捕まることを、何が何でも、阻止しなければいけない。

 これで「奇策の 高市早苗で行く」が決まったのだ、と、私は、世界政治分析からする日本国内の政治の評論の専門家として、今9月5日時点で判断した。
副島隆彦記 

(転載貼り付け始め)

●「安倍氏が高市氏を支援へ 麻生氏も支持に回る可能性」
2021年9月3日 テレ朝
https://news.yahoo.co.jp/articles/5e5386cdef4db46c09ebffbb18524c4322d5a171

 自民党の総裁選を巡り、安倍前総理大臣が高市前総務大臣を支援する考えであることが分かりました。高市氏は、安倍氏の出身派閥である細田派に所属していました。

 今は無派閥ですが、安倍氏と高市氏は共に保守系グループ「保守団結の会」で顧問を務めるなど、政治信条が近い関係にあります。 安倍氏が支援すれば、高市氏は細田派の支持も一定程度得られることになりそうです。

 また、麻生副総理も自身の派閥に所属する河野行革担当大臣を支持せず、高市氏の支持に回る可能性があります。総裁選は、岸田前政調会長が立候補を表明しているほか、河野行革担当大臣が立候補の意思を固めたことが分かっています。

〇「「お前と一緒に沈められねえだろ」声を荒らげた麻生氏 首相“孤立”の瞬間」
2021年9月4日 西日本新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/481e681b3599f30e3e24c4a850e31096bb1f24fc?page=1

 9月2日夜。菅義偉首相は、自民党役員人事の一任を取り付けるため、麻生太郎副総理兼財務相と接触した。
同じ神奈川県選出で信頼する麻生派の河野太郎行政改革担当相を要職に起用できないか―。だが、麻生氏は声を荒らげた。「おまえと一緒に、河野の将来まで沈めるわけにいかねえだろ」

 首相は説得を試みたが、麻生氏は最後まで首を縦に振らなかった。
 もう1人、首相の後ろ盾である安倍晋三前首相にも党人事への協力を求めたが“三くだり半”を突き付けられた。首相が「孤立」した瞬間だった。

 一夜明けた3日午前11時半、自民党本部8階。居並ぶ党幹部を前にした首相は静かに目を閉じた。事務方が用意した「党役員人事は6日に行う」という書類には目を落とさず、こう言葉を絞り出した。
 「1年間、コロナ対策に全力を尽くしてきた。総裁選を戦うには相当のエネルギーを要する。総裁選は不出馬とし、コロナ対策を全うしたい」

首相「しんどいです」 
  9月3日午前11時20分ごろ、菅義偉首相は自民党役員会に出席するために訪れた党本部で、二階俊博幹事長に辞意を伝えた。

 前日には総裁選出馬の意向を示していた菅氏の突然の変心。驚いた二階氏は慰留したが、首相は無言だった。首相はこれに先立ち、官邸で麻生太郎副総理兼財務相にも面会。「しんどいです」。首相の気力はすでに失われていた。

 新型コロナウイルス対策では「後手」批判を浴び続け、東京五輪の政権浮揚効果も不発。8月にあった地元の横浜市長選でも支援候補が「大敗」した。党内には「首相のもとでは選挙は戦えない」という声が日増しに高まる。支持を期待する麻生氏も周囲に「このままだと、選挙は厳しいな」と漏らすようになった。

 追い打ちを掛けたのが、9月の自民党総裁選で対抗馬になる岸田文雄前政調会長の「二階切り」を含む人事改革案。党内の中堅、若手から歓迎する声が上がり、総裁選の流れは岸田氏に傾き始めた。

「9月中旬解散説」一気に広がった批判
 焦りを募らせた首相や側近議員たちは、総裁選の先送りを模索。そこで浮上したのが、総裁選前に衆院解散し、与党勝利をもって党総裁選を乗り切る「9月中旬解散説」だ。

 東京・赤坂の衆院議員宿舎で8月31日、首相は二階氏に既定路線とされた任期満了選挙に加え、9月中旬解散が選択肢にあることを伝達。二階氏は首相の判断に委ねると返答した。

 だが、8月31日夜にこの話は漏れ伝わり、党内から「道連れ解散だ」「無理心中するつもりか」との批判が一気に広がった。麻生氏から9月解散説を知らされた安倍晋三前首相は、首相に電話で「総裁選はしっかりやるべきだ」と忠告。首相が重用している小泉進次郎環境相も「総裁選を先送りしたら首相も党も終わりです」と進言した。

 翌1日朝、首相は官邸で「解散できる状況ではない」と表明。首相は「解散カード」を封じられた上、党内の信頼も同時に失った。
 首相が、岸田氏の「二階切り」への対抗策として打ち出した人事刷新案もこの解散騒動で行き詰まる。

 首相は安倍、麻生両氏と折り合いが悪い二階氏を幹事長から外すことで歓心を買い、さらに知名度の高い河野太郎行政改革担当相や小泉氏らを要職に起用することで刷新感を演出するはずだった。

 だが、総裁任期まで1カ月を切る中での異例の人事案は「保身のためという狙いが透けて見える」(中堅議員)など、遠心力を招くばかり。麻生氏は河野氏に人事要請を受けないよう求め、安倍氏の出身派閥の細田派も距離を置き始めていた。

 総裁選で菅氏が敗れることを想定すれば、菅氏の人事案に乗ることはリスクが高い。「誰も引き受け手はいない」(首相周辺)。無派閥で党内基盤のもろい首相に残された手は、もう残っていなかった。

「最後は裸の王様だったよ」
 二階氏は首相と面会した2日夜、派閥議員たちに「菅さんはやる気満々だ」との印象を伝えた。菅政権を支えてきた森山裕国対委員長も、菅氏が辞意表明する3日朝まで総裁選戦略や人事案などについて思案していた。

 首相は9月3日、官邸で辞意の理由について「コロナ対策と総裁選は両立できない」と語った。だが、人事が見込みも立たず、孤立無援の末に1人で辞任を決めざる得なかったのが実情だ。
 首相側近はテレビで首相の辞意を知り、こう嘆いた。「人事権も解散権も封じ込まれた総理総裁なんて見たことがない。最後は裸の王様だった

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦拝 

会員の福松博史です 投稿日:2021/09/02 13:49

【2788】[3244]ヒラリー(オバマ政権の国務長官)が安倍政権の生みの親。そしてトランプ(当時の大統領)が菅総理を任命した。

大本営メディア(テレビ、新聞、大手雑誌)と結託していた安倍政権。
皿(さら)舐(な)めた猫が咎(とが)を受ける(のか?)。

ネットの日経平均掲示板2021年7月25日。ten2氏から引用。
 卑怯の極致。安倍(前首相)東京五輪開会式不参加に日本国民の怒り爆発。
マリオに扮装までして2020年東京オリンピック誘致の主役。(引用終わり)任天堂のキャラクター、スーパーマリオの着ぐるみのパフォーマンスは いくら忘れっぽい日本人でも、よく覚えている。菅総理に嫌な役を押し付けて自分はとんずらと言うことだ。(コロナバカ騒ぎと毒ワクチン強制(無理やり)接種騒ぎの尻ぬぐいも押し付けた)。

2020年11月10日 祥伝社発行、副島先生の本「金(きん)とドルは光芒(こうぼう)を放ち 決戦の場へ」から引用。234ページから。
 2019年5月8日に菅義偉官房長官がアメリカに呼ばれて、ホワイトハウスに行く。官房長官は首相の女房役だから、国を離れてはいけない決まりがある。異例の事である。菅義偉は、どうやらトランプ政権に首実検を受けに行く。
「果たして安倍の後はこいつで良いのか。アメリカの言う事をちゃんと聞くか?文句を言わないで、カネを払うか(米国債を買い続けるか)?そしてこいつで日本国内をキチンと治めることができるのか」の検査を受けに行く。

 私(副島先生)はこの重要な問題を予測、予言しなければいけない(後日談として。この菅の”首実検”はペンス副大統領がした。)。そしてトランプに此奴(こいつ)でOKとなったようだ)。
 ウイリアム・ハガティ駐日アメリカ大使(当時)が動き回って、トランプ政権にこの案を上に上げたようだ。副島隆彦の「帝国ー属国」理論の公式(フォーミュラ)を当てはめると自然に答えが出る。アメリカ帝国が自分の属国の王を決める。このとき、まずその権限者はアメリカ大使である。だからウィリアム・ハガティが動かないと今のようなことは起きない。
 238ページから。
  日本の首相はアメリカが決める
 このようにして「日本の次の首相はこいつで行く」とアメリカ政府が決めた。まだコロナバカ騒ぎも始まっていない、去年(2019年)の5月10日のことだ。アメリカの忠実な属国である日本の首相はアメリカが決める。

 子会社の社長は、親会社の社長や会長が決めるのだ。子会社の役員会で、互選で決めるのではない。こんなことも知らないで、サラリーマンをやっているとしたら相当なアホだ。世の中の仕組みを何も知らないで40歳台になった低能人間だ。あるいは男の世界の厳しい上下関係、親分・子分関係を知らない、バカ女たちだ。バカ女たちをのさぼらせてはいけない。仕事の出来る能力のある女達は男の世界の掟(ルール)の中に入って、組織内でのし上がっている。

2016年10月8日 副島先生の本「ヒラリーを逮捕、投獄せよ Look Her Up! ロック ハー アップ」光文社発行から引用。
 オバマとヒラリーが凶悪残虐なIS(イスラム国)を作った。(育てた。)
94ページから。
 カダフィ惨殺の2日前にリビア入りしていたヒラリー。(写真)
95ページから。
 2011年10月18日にトリポリの飛行場で。ヒラリーと一緒にアフガニスタン人の傭兵の殺人部隊が写真に写っている。彼らはこの後 自国に帰って「事故で」殺される。首からぶら下げているのは、後ろのアメリカ輸送機に搭乗するための許可証である。(福松割込み。つまり、ヒラリーが口封じで カダフィ殺害(の実行犯)でさんざん利用したアフガニスタン人達の傭兵を殺害したということだ。割り込みおわり。)

96ページより。
  トランプ大統領とアメリカの真実
 米下院で、2015年10月15日に「ベンガジ事件」と究明する特別調査委員会が開かれた。ヒラリーはこの委員会の公聴会に呼びつけられた。この喚問(かんもん)をヒラリーは強気で押し切って何とか逃げ切った。
 「ベンガジ事件」とは、リビアの第二の都市ベンガジでクリス・スティーブンス米リビア大使が殺害された事件である(2012年9月11日)。

 クリス・スティーブンスは、国務長官だったヒラリーの直属の外交官で、CIAの人殺し部隊というか特殊部隊の責任者でもあった。スティーブンス大使はその前年に、自分か直接指揮をしてカダフィ大佐を惨殺した。
 リビアの独裁者カダフィー殺し(2011年10月20日)の最高責任者はヒラリーである。ヒラリーはカダフィが殺される2日前に、リビアの首都トリポリに自ら乗り込んでいる。そして暗殺実行部隊と写真に収まっている証拠写真がある。 (写真)

 (略)カブール空港に到着しようとして「タリバーンの攻撃があって」輸送機ごと爆殺された。口封じとして殺されたのだ。ヒラリーというのはこうゆう恐ろしい事をやってきた女なのである。
 このクリス・スティーブンス大使に今のIS「イスラム国」と同様の凶暴な人間たちが襲い掛かった。セラフィ主義者(セラフィーヤ)と呼ばれるイスラム原理主義の活動家たちだ。実態はほとんどIS(イスラム国)だ。スティーブンスは彼らを自分は十分に飼いならしていると思っていた。
 このとんでもない狂気の集団がクリス・スティーブンスを火事の炎で窒息死させた後、路上で死体を引きずり回した。その映像がネットに流れた。それを自宅でみたヒラリーはゲロをはいて倒れた。そして3か月後の2012年末に軽い脳出血を起こしてニューヨークの病院に入院した。そして翌年1月に国務長官をやめた。

99ページより。
 2012年9月11日のベンガジの米領事館襲撃事件。引きずり回されるクリス・スティーブンス大使の遺体。(写真)
 遺族たちは当時国務長官だったヒラリーを告訴した。警備が甘かった、という責任問題はごまかしの理由つけだ。

97ページから。
 リビアのカダフィ(大佐)を殺したことから、北アフリカの混乱と不安定が始まった。

 2011年10月20日、リビアの南部のシルトでなぶり殺しにされたカダフィ。独裁者カダフィがイスラム原理主義者を押さえつけていたからこそ、北アフリカには平和があった。それをヒラリー達が無残に壊してしまった。その後のリビアからヨーロッパへの難民(レフュージー)の数も物凄い。

以上、引用終了。

一柳 洋 投稿日:2021/09/01 20:28

【2787】[3243]コロナ脳はデモクラシーも破壊

会員の一柳 洋です。
 まず8月29日に行われた「コロナ前を取り戻そう・・・医師、専門家、市民によるシンポジウム」には学問道場会員も参加され、何人かの方から声をかけて頂き、有り難うございました。
 公会堂には正体不明の女から「マスクをしない団体の集まり」に会場を貸すのはおかしいなどの妨害行為もありましたが、無事に開催を終わり、200名を超える参加を頂き、且つまた多くの方からカンパを頂くなど熱い支持を受けました。
 なお当日の様子はhttps://info423665.wixsite.com/koewoageyo2021市民の会のHPに昨日、動画をアップをしていますので、関心のある方はご覧下さい。
 
デモクラシー崩壊を誰も指摘しない

 8月29日のシンポでも指摘しましたが、あと2ヶ月後には行われる総選挙ではコロナ前の暮らしを取り戻したい主権者は投票先がありません。
 是は民主政体を構成する政党や議員に、私達の思いを託せる選択肢が無いわけで、デモクラシーの崩壊です。私は投票権を持って半世紀たちますが初めて遭遇する事態です。
 しかしこの大問題を政治学者もコロナ脳にかかってか、指摘しません。
 
 副島さんは、デモクラシーを「民主主議」と訳すのは誤訳で、デモクラシーは民主政体であると早くから指摘されています。
2010年3月に刊行された『決然たる政治学への道』の北一輝による「国体(こくたい)」の復活論の章において、国家主権者(sovereign ソヴリン)を論じていく中の、112ページの指摘は、目から鱗で読みました。以下そのところを紹介します。

 現在の国民主権なる訳の分からないコトバに比べれば、「君主主権」すなわち国王がその国の全てを所有すると言う考えの方がずっと明瞭である。この国家主権(国家を支配する地位、権限)あるいは、これをもっと短く主権(しゅけん)と言うが、これを、フランス語でも英語でも、sovereignty ソヴリーンティ という。

 「国民主権」とは「国民みんなに主権がある」などという、よく考えてみれば、一体どういうことなのか、分からない理論だ。国民みんなに主権が有る、だから、「国民が国家の支配者」などという愚かな理論が何故作られてしまったか。
 ※ 正しくは「デモクラシーにおいては選挙で選ばれた国民の代表者達(議員、議会)が主権者である」と解釈すべきである。 引用終わり。

 ※印のところは、現憲法下の日本では「主権者」国民は国政においては、その代表者たち(representatives レプレゼンタィブズ)を選挙(衆参選挙)で選んで、彼らに主権(sovereignty ソヴリーンティ)の行使をさせる。すなわち内閣は行政執行権、各議員は質問権、議決権を国会で行使する、となるわけです。

それでも、是までは「よりまし論」でも、何とかこの候補や、この政党にいれようとの信託先がありました。しかし今回の選挙では、出来もしないゼロコロナを振りかざし続け、感染拡大防止と称してPCR検査を金科玉条にして陽性確認をほじくり出し、無症状を発症者扱いする狂気と、軽症者に治療もしない放置隔離で重症者を作り出し、併せて医療逼迫を演出して、それで 私権制限を「合法化」し、混乱を継続をさせている政党ばかりなので、投票先がありません。
 
 特にどうしようもないのが立憲民主から共産、れいわに至るまでの野党です。
 コロナ騒動を1年7ヶ月も続けて、国民が疲弊している時にこそ、野党は国民の側に立って、違憲状態の自粛強要や営業権侵害をやめさせるせるべきなのに、自公と愚策の競い合いしか出来ない。これが護憲や立憲主義、リベラルを名乗る野党連中の実態である。このことが明確になりました。

 まあシニカル(皮肉的)に言えば、この状態は同著の同ページで副島さんが指摘される、もし国民政治のデモクラシーの実質が失われて「虚(きょ)」になるなら「本当は真の支配者は別にいるのだ」という真実が暴かれる。という事になります。
 しかしこれに気づく国民はごく少数だから、コロナ騒動の収束は真の支配者が時の政権に「愚策を止めても良いよ」と指示しない限り続くと言うことになります。それが属国日本であると言うことでしょう。
 しかし私としては総選挙という国民の意志を示す時に、この愚かな状況を作っている国会議員と政党に何も言わないのは全くシャクだから、お前らがデモクラシーを壊している! と声をぶつけたいと思う次第(しだい)です。