重たい掲示板
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Loginはこちら【27】[32]Re:一般市民
素朴な疑問として、副島隆彦の本を5冊以上、読んでいることが前提とされるこの掲示板で「一般市民」という言葉を使って、何か言ったことになるのだろうか?
また、まともに耳を傾ける人がいるのだろうか?
いまひとつ、自信がないので、簡単な検索をしてみました。
Yahoo!辞書のすべての辞書にも「一般市民」は掲載されていません。
「一般大衆」ならある。「general public」もある。
この掲示板で「一般市民」として、何か言ってもねぇ・・・、と思うのですが。
自信がないので、「?」付きで、とりあえず書いておきます。
【26】[31]消費税アップについて
副島先生の本は20冊以上読んでおります。
国家公務員の人件費を二割カットしても12兆円(消費税10%アップで歳入増を狙う額)は賄えないそうです。
ですが、今日の文化放送で森永卓郎氏がPM3時過ぎに話していた事です。
国家公務員以外に、地方公務員や、独立行政法人等のほぼ国家公務員の行政法人全部を入れると30数兆円だそうです。
昨年の税収は37兆円ぐらいだったんじゃなかったんでしょうか?
それ以外にも、公共事業以外の国の事業を合計すると90兆円程の歳出が昨年度の予算で支出されているんだそうです。
その二割を削減すると18兆円です。
実際はそこまでは無理でしょうが、10数兆円の削減が出来る事になります。
なので、消費税を上げずにすみます。
でも、メディアは違ってますね。
「公務員の人件費は5兆円だから12兆円の歳出増は無理だから、消費税アップは必然だ」と、いろんなチャンネルでやってるようですね。
人のよさそうな、実直そうな、真面目に見える、それなりの肩書のある人に解説させてます。
国民はそういう洗脳報道を、本気で見てるんでしょうかね?
洗脳された国民は、自民と結託した民主とみて、どこに投票しようと動くんでしょうか。民主過半数を阻止できればいいという動きなんでしょうかね、
良くわかりません。
【25】[30]参議院選挙を前にして
参議院選挙まで1週間を切ったが,野党自民党総裁の谷垣氏の度重なる指摘を受けても,新政権の民主党は先の衆議院選挙で掲げたmanifestoを撤回していない。
本当に「民主党の5つの約束」の1つ「地域主権」の項の「高速道路の無料化」は撤回しないのであろうか?
高速道路無料化については,マイナー路線のほんの一部だけを実験的に無料化ししただけであるうえ,社会実験という名目でさらに国民のお金を1000億円単位で使ってしまうという始末。さらに休日1000円は値上げで2000円などと息巻いた。おいおいmanifestoはどうなったんだ?
そもそも,すべての高速道路をたとえば平日の0時から4時まで無料化にするという方法も考えられた。この時間帯なら飛行機にも新幹線にも,そしてフェリーにも影響はでないし,休日ドライバーによる交通渋滞もなかったはずだ。一方で,生活に直結する物流コストが下げられるために国民にあまねく還元されたはずだ。それを足がかりにその先を模索していくのが本来の手順であったろう。
深夜全国一斉無料化というインパクト,他の交通機関への配慮,交通渋滞への配慮もし,また,無料だからといって出てくる暴走族もこの時間帯にまとめて検挙できるので,普段「停止線から1cm出ていたから一時不停止だ」といちゃもんをつけて善良な市民のお金を巻き上げて点数を稼ぎをしてきた下っ端警察官(司法巡査)も,正々堂々とならず者の撲滅という本来の志を全うできたであろうに。
約束を守らず,さらにしらばっくれる恥知らずに投票すべきかどうか,私はいま思案中である。
【24】[29]和気(わき)から正気(せいき)へ、正気から空気へと変わっていった日本の思想
副島先生が、ちょうど2年前に出版した本に『時代を見通す力』という本があります。
この本の中で、いちばん初めに取り上げられているのが、文天祥(ぶんてんしょう)が作った「正気(せいき)の歌」です。そして、副島先生は、この「正気(せいき)」こそが、江戸幕末の尊王攘夷(そんのうじょうい)の思想であり、2・26事件の思想背景、そして太平洋戦争の特攻隊の思想にまでつながっているのだと論述しました。
この正気(せいき)は、戦後、アメリカによって徹底的に消され、今はその残りカスだけが残っています。つまり正気の思想がなくなった後は、「正」が無くなり、ぼんやりとした「空気」のみがのこりました。この空気を「ニューマ」といいます。小室直樹・山本七平という言論人が日本の思想をあらわすのに使ったことばです。日本の言論には絶対的な規範がなく、個々の状況でその場の雰囲気に左右される、それを「空気」として表現したのです。
KY(空気が読めない)とはよくいったものです。最近、はやった流行語ですが、現代の気の思想を見事に表現しています。
つまり、江戸時代から昭和初期までは「正気」、その後は「空気」の気の思想があったといっていいでしょう。
さて、では、この文天祥(ぶんてんしょう)の正気の思想が入る前の日本の本当の気の思想とは何だったのか?
それは、実は「和気(わき、わけ)」だというのを、ここに書いておきたいと思います。人々が和(なご)やかに楽しんでいる風景を描写した「和気藹々(わきあいあい)」の和気です。
以前、この掲示板で、あの邪馬台国の卑弥呼(ひみこ)が仕えた鬼道(きどう)とは、本当は五斗米道(ごとべいどう)のことであり、この五斗米道の思想が我々日本人の現在の「道(天道)」や「気」の思想につながっているのだということを書きました。
この五斗米道もたらした気には「陰気」と「陽気」の2つがあります。現在の中国、韓国でも、この2つの気によって世の中が成り立っていると考えているようです。よく陰と陽が半円になって混ぜっている図がありますが、これは韓国の国旗の絵柄にもなっています。「陰気」と「陽気」のふたつは、東アジア全体の大切な思想のひとつです。
実は、陰気と陽気の2つにあわせて、もうひとつ別の気(qi)が五斗米道と同時に日本に入ってきています。英語でmixed qi とかblended qi といいます。日本語にそのまま訳すと、「混合気」となって、なんのことかだか分かりません。
どうやらこれは「和気(わき、わけ、he qi)」のことらしいです。この和気は、もともとは、体内の気の流れを説明することばですが、どうやら思想をも表現することばになったようです。
五斗米道が用いたと言われる老子の解釈テキスト「老子想爾注(ろうしそうじちゅう)、あなたを想ってつくった老子の注釈」には、「道貴中和」、すなわち「道は「中和」または「中庸と和」をもっとも高く評価する」ということばがあります。このテキストでは道と気が、ほとんど同じことばとして扱われているので、ここから和気を重要視していることが分かります。
ちなみに、聖徳太子の十七条の憲法の冒頭部分「和をもって貴(とおと)しとなす。」は、孔子からきているとされていますが、こちらの老子想爾注からきているとする方が私にはしっくりきます。
この「道貴中和」(仏教でも道教でもキリスト教でも混ぜてしまうことがいちばんいいという考え)こそが、日本宗教の最大の秘密のように、私には思えます。ちなみに、一向宗の使っていた『仏説無量寿経』は、この老子想爾注と共通性があるそうです(福永光司による)。『老子想爾注』こそが、日本の聖典(カノン)ではないでしょうか?
では、この和気の思想とはなんでしょうか?それは、俗っぽいことばですが、やはり「和気藹々(わきあいあい)」だと思います。互いに争うことなく穏やかな話し合いによってものごとを解決する、あるいは、和(なご)やかにみんなといっしょになって楽しむ、これらが最上の善であり幸福であるとする考え方(アリストテレスの定義による)です。
副島先生も、以前、男はふんどし、女は長襦袢(ながじゅばん)とうちかけを着て、車座になって話し合うようになれば日本はいい国になると言っていました。これこそが、まさに和気の思想だと思います。
さて、正気(せいき)がなくなったあと、現代になって、再びこの和気(わき)の思想が一部、復活しました。その成果が、日本が世界に誇る発明「カラオケ」であり、外国人に人気のある「温泉」であり、日本の大切な年中行事となった「お花見」です。
また、日本のテレビドラマやマンガの特徴ですが、必ず、ラストシーンに登場人物が一同に打ち解けて話し込む場面があります。まさに和気藹々(わきあいあい)です。日本のテレビ番組の典型は「サザエさん」だと思っていますが、日本の庶民の思想は、本当に和気藹々(わきあいあい)です。
さて、重要なのは中国思想との関係です。中国では桃園(とうえん)の誓いを源にした「義」の思想が支配する国です。
劉備、張飛、関羽の三人が義兄弟の誓いをしたのが、この桃園(とうえん)の誓いです。ここから、義の思想のはじまったとされており、場所は河北省です。そして、そのすぐ近くの陝西省四川省あたりで、五斗米道の運動が同時期にありました。ここが事実上、「和気」の思想が生まれたところでしょう。
つまり日本の思想と中国の思想は出自の場所と時代をほぼ同じにしながら、二千年の時を経る間に、それぞれ独自の思想に変遷してきたとも言えます。ここに歴史の妙というか、不思議な歴史の仇(あだ)が見え隠れしています。
プラトンのイデアの思想がバチカンを中心とするヨーロッパの思想の土台であり、そのプラトンの弟子のアリストテレスの思想が、アメリカの土着の思想、つまりリバータリアンの思想となって対立しているようなものです。
いつか、この「和気」の思想を中国人に紹介して、どんな感想をもつのか見てみたいと思っています。
ジョー(下條)拝
【23】[28]上海世界博覧会
よっちんと申します。
「中国赤い資本主義は平和な帝国を目指す」、「あと5年で世界を中国が制覇する」などの副島先生の著書があり、世界から注目されている万国博覧会が、中国(上海)で開催されているので、どのような感じになっているのか、まずは行ってみました。
上海には、国際空港が2つあり、成田空港からでしたので浦東(プートン)国際空港に到着。{羽田のチャーター便は虹橋(ホンチャオ)国際空港}
やはり日本より暑く、梅雨に入っているのか蒸している、当然車は右側通行で、車と歩行者では車の方が優先との事。
車の信号は赤でも、常時右折が可能なので、歩行者用の信号が青で、横断歩道を渡っていても、車が左から容赦無く向かってくるので、注意が必要。
自転車(電動も以外と走っている)やバイク(これも電動あり)は、信号無視や逆走が当たり前の交通事情なのには、思わず目が?になるが、見慣れてくると、何とも感じなくなるから不思議なものだ。
13億とも15億人いるとも言われる、中華人民共和国側からしてみれば、多少車で轢かれて人口が減っても、全くと言っていいほど関係ないのかも知れない?。
万博会場の入場口は数箇所あるのですが、わたくしが選んだ場所は、直接会場に乗り入れ可能な、地下鉄13号線である。
地下鉄9号線、馬当路(ばとうろ)駅にて、地下鉄13号線へ乗り換えなのですが、一旦地上に出てから、万博の専用(間に合わせで造ったような広場)の入場口(X線と金属探知機によるチェック)を通過後に、万博の入場券(ここで実質入場)を改札に投入してチェックインとなる。
時間は夕方の5時、現地では夜間のチケットが販売されていて、ちょうど夜間の入場が5時で、それの入場組がゲートで並んで入場していたのであるが、わたくしが手にしていたチケットは、事前に日本にて購入していた1日券だったので、「係員に、この先この先?」と、指で指示され、全く並んでいない(この時間で1日券は事前購入者位だろう)所より入場する。
世博大道駅の改札は、万博の会場内にあるからからかフリーパスで、地上に出た所の交差点から遠くに、中国国家館が見える。
名古屋の愛知万博より、やはり、パビリオンは大きいし、規模からすると、2倍から3倍はありそうな感覚だ。
中国としては、40年前に、日本の大阪で開催された万博の記録を塗り替え(参加国や入場者数など)て、1位(一番)の称号を手に入れることが、至上命令(世界覇権国を目指す中国としては)になっているのでは、と感じられた。
さて、中国国家館は遠いので、ヨーロッパ方面のパビリオンに向かう。
天然の材料で造られた様に見える外装の建物(スペイン館)、とにかく大きい。
それと同時に並んでいる人の多さ!
それを見ただけでも、日本から、ここ、上海まできた価値があると感じた。
ところ所で、オシッコの臭い(子供などは我慢出来ずに、その辺にさせるのか、大人も漏らしているのか?)がするし、ゴミは散乱しているわ、日本人もマナーが悪くなったものだ、と思いきや、話す言葉を聞いていると日本語ではない(当たり前なのであるが)。
ザッと眺めた感覚からすると、九十数パーセント(99%位か)が中国の人で、たまに韓国や欧米系の人がいるな、という状況である。
日本人はどうかと言えば、日本語も耳にしたので、「あっ、日本人もいるな」という程度だ。
人気のスイス館も、外から眺めるだけで、そのお隣のフランス館も、スペイン館と同様に長蛇の列!列!列。
全く、並ぶ気にさえなりません。
ところが、反対側のドイツ館には人が並んでいません!
今日は休みなのだろうか?、もしかして、本日の営業は終了いたしました?という事か、解らずに歩いていると、何を話しているのか理解できない、中国語の場内アナウンスが放送されたと同時に、駆け足で走り始めるではありませんか、その集団の流れに乗って向かった先は、何と、ドイツ館の入場口に列を成して並び始めている姿が!
ここからは、先を競うようにダッシュ(遠慮していたら負け)です。
有名になった中国の割り込みも、目の前で目撃出来て感激、警備員(警官)が必死で静止する光景は、日本では見ることが出来ない、と勝手に楽しんでいる自分がそこにいた。
50m走(駆け足)を数十本こなした様なものであるというのが、適切な表現ではないかも知れないが、4~50本位としてみても、距離にしてみれば、2km以上は、歩いたり走ったりした計算になる。
割り込みも、以外と強引ではなく、間隔が開いたら入られる、というような割り込みの仕方であったので、筆者もそういう場面が幾つかあったので、割り込みの体験をしてみたが、悪い事をしているという意識にはならない(周りも、悪い事をしているという意識が芽生えないのだろう)不思議な感覚であった。
偶々(たまたま)運良く、1時間以内にクリア(入場)出来たが、そうで無かったらと思うとゾッとする。
あの状況で数時間並ばされ続けたら、大人でもトイレ(思わず、大人用の紙おむつを着用して、並ぶ覚悟も必要かもと)の不安が頭を過ぎるほどの混雑(混乱もあり)ぶりだ。
ドイツ館かあ、と思いながら、パビリオンに入る。
青色の光のトンネルがお出迎え、エスカレーターで上に上がって行く。
物つくりのドイツ、というイメージを彷彿させるような、仕掛けや展示方法,さらには創造力や発想力など、思った以上に、自分の中のドイツに対する印象が格段に良くなってゆくし、演出方法も、好感の持てるものであった。
メインは、一番最後の所にあり、上から吊り下げられていて、そこにいる人の声に反応して光方が変化し、動く球体のアトラクションなのですが、わたくしの心温まったものは、そのアトラクションの前にある、ドイツ的カラオケ?。
音符と文字(ドイツ語?英語?)が映っているモニターを見ながら、マイクに向かって歌ってみたが、数行で挫折。
それを見ていた、クルー(crew)のお姉さんが「リクエスト」と一言。
ん、リクエスト?、まあ歌ってみようか、と思いつつ、下手糞(へたくそ)なカラオケ?を披露したのが、良い思い出となった。
この場所に居られた女性の係員の人に感謝したい。どんな感じの所なのか、「ドイツに行って見たい!」、という気持ちになったのですから。
あ、「ありがとう」のひと言を言い忘れてきてしまった。
(レコードチャイナより転載貼り付け開始)
ドイツ館が見せつけた中国との「格の違い」創造力で大きくリード―中国紙
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=43192&type=6&p=1&s=no#t
2010年6月23日、中国紙・中国青年報は、上海万博のドイツ館と中国館を比較し、「創造力の違いは歴然だ」と論じた。中国は国内総生産(GDP)や輸出額でドイツを追い抜いたが、「格の違い」をまざまざと見せつけられたというものだ。
記事は、ドイツ館の創造力の素晴らしさについて、どこかのパビリオンのように巨大スクリーンや文化財などで安易に来場者の気を引こうとしていない、パビリオン全体がロマンチックで神秘的な空間になっていると絶賛。「世界の工場」に過ぎない中国とは100年の差があると言っても過言ではないと指摘した。「製造」は設備や設計図をそろえて作業員を配置すればできることだが、「創造」には長い間の積み重ねが必要。スローガンを叫んだり政策で優遇したりするだけではかなわない。
創造力豊かな中国人を育てたければ、現在の詰め込み式の教育方法を変え、創造力のある人材を尊重する雰囲気作りをする必要がある。ドイツには教授から熟練工まで、その道のプロを尊敬する風潮があるが、中国は権力にひれ伏し、金もうけに貪欲な社会。金と権力への執着は知識や労働に対する共感や尊重をはるかに上回り、パクリや偽造の流行でさらに創造力を奪っていく。
記事は、上海万博で見せつけられた格の違いを中国人は認識すべきだとした上で、中国とドイツの間には「製造」と「創造」という大きな隔たりが横たわっていると指摘した。(翻訳・編集/NN)
(転載貼り付け終わり)
外に出ると、周りは夕闇に包まれ始め、パビリオン群のライトアップなどで、昼間とは違った雰囲気になりつつあった。
おや、フランス館の人の流れに動きがある。
入れるかもと思い、並んでみたら、20分程度で入れた、超嬉しい。(愛知万博の時は、30分位待った)
フランス館は、シトロエン(PSAプジョー)のフラグシップモデル(Flagship Model)であろう、ガンメタリック色の高級車がお出迎えです。
エレベーターで上まで行き、そこから、昔のパリの映像などを見て回りながら下ってくる、というような流れのパビリオンである。
ガラス越しに、フランス料理を作っているのが見れる場所があるのだが、まるで、厨房までアート(art)。要するに美術作品にまでレヴェルを高めて、演出が出来るセンスの良さは流石だ。
目玉は、ロダンの「青銅時代」銅像や、セザンヌの「女とコーヒーポット」、ボナールの「化粧室」、ゴッホの「アルルのダンスホール」、ミレーの「晩鐘」、マネの「バルコニー」、ゴーギャンの「ミール(バナナ)」など、オルセー美術館から提供(貸し出し)されている、美術作品のようだ。
中庭は、フランス式の庭園になっており、ゆとりのある設計になっていた。
そして、外観は、最先端技術である、繊維コンクリートが使われて、圧迫感が感じられない、開放感溢れるパビリオンだった。
(上海万博公式ホームページより転載開始)
http://jp.expo2010.cn/a/20100321/000004.htm
外観:
「感性の都市」のデザインはシンプルで、地面から離れたような感じがあり、フランス風の庭園・水の美しさが際立っている。デザイナーはバランスあるデザイン理念で、フランス的なイメージと魅力を表した。科学技術によって、省エネ・持続可能などの分野において上海万博のテーマ「より良い都市、より良い生活」を示した。
ハイライト:
1.すべての建築が水面に浮かび、外側は繊維コンクリートからなるネットで支えられている。
2.キャラクター 可愛い小猫のLéonはもう7歳になった。いつも元気いっぱいで、時には笑わせるようなこともする。来館者は、Léonとリアタイムの交流ができる。
3.名画 フランスの画家・ミレーの『晩鐘』、マネーの『バルコニー』、ヴァン・ゴッホの『アルルのダンス・ホール』、セザンヌの『Woman with Coffee Pot』とオーギュスト・ロダンの『青銅時代』などパリ・オルセー美術館の7点のフランス国家収蔵品が展示される。
4.香水 L’eau de Par fum Pavillon France・「フランス館」という名の香水。フランスの味をなじませる精粋、意義の深いスペシャルな香りが、フランス館と名付けられたのは、そのイメージが上海万博フランス館だからだ。香水のパッケージには、フランス館の独特な網状構造が見え、ロマンチックなフランスの感じを作り上げている。香水の主な香りは、上海市の市花である白玉蘭の香りである。「フランス館」香水は、女性用のPavillon Franceと男性用のPavillon France (for Men)に分けられ、新鮮、上品でセクシーな香りが特徴だ。
5.レストラン・「第六感」 地中海の特徴を基にして、フランスの高級シェフのJacques & Laurent Pourcel氏が料理を作り、ゲストにフランスらしいグルメを提供する。Jacques & Laurent Pourcel氏の創作の霊感は、フランス南部のもので、大陸と海洋のグルメをカバーし、コントラストの組み合わせがそのハイライトだ。
6.フランスのロマンチックな結婚披露宴 ロマンチックなフランス館内の特別なフランス庭園で、トゥール市長が介添えとなり、一生の縁を結ぶ披露宴を開催する。
7.パリについての映画 パリについての映画は立体的で真実なパリを展示する。
(転載貼り付けおわり)
喉が渇く。
給水所があり、水が飲める様になっているが、ペットボトルを売っていたので、価格を確認。
水が3元、ジュースが15元(レートは、1元は約13円でしたが、両替時には、手数料がかかるので約15円)。
迷った末、水を購入したのだが、温(ぬる)くて不味(まず)い。
冷えている、と期待していたのであるが失敗(このよな所でも、日本と違うな、というのを実感)。
給水所の水を、ペットボトルに入れて売っているのでは?、というような代物だった。
2つもパビリオンが見れると、欲が出てくる。
夜の8時も過ぎると、人込み(本当に人ゴミに見えた)で溢れかえっていた、スペイン館もすぐに入れそうだ(10分程で入場)。
壁伝いに海の映像の演出。
展示物を横目で見ながら、足早に駆け抜けると、そこには、バカでかい、赤ん坊の動くオブジェ(objet)があり、それを写真に収めて退場です。
このパビリオンは、藤で編んだかごをイメージした巨大な建造物(面と線の使い方が非常に匠で上手い)には、圧巻の一言。
上海万博の公式ホームページによると、色がそれぞれ違う8524枚の藤の板は、鋼管とガラスからなる最先端の技術で作られた構造で覆われており、陽光が、藤の隙間を通って、展示館の内部を照らし、観光客に、夢のような幻像をもたらすようなのですが、生憎(あいにく)夜の為、確認出来ませんでした。
(上海万博公式ホームページより転載開始)
http://jp.expo2010.cn/a/20100327/000010.htm
テーマ:世代を超えて生活する都市
デザインチーム:Benedetta Tagliabue
ハイライト:大きな藤の籠
(転載貼り付けおわり)
さて、次はベルギー・EU館。
ゴディバ(Godiva Chocolatier)のチョコレートが配布される、と放映されていた所なので思わず入館。
太陽電池でゆらゆら動く、お花の飾り物が目に付く、風力発電のミニチュアなどの模型など、グリーンエネルギー(緑のビジネス)を意識していますよ、というアクションを見せつつ、さり気なくベルギーの宝飾品やチョコレート産業の、歴史や技術も披露して展示されているような、パビリオンであった。
最後に、海宝(ハイパオ)君を模(かたど)ったチョコレートを、写真に撮って退場。
(上海万博公式ホームページより転載開始)
http://jp.expo2010.cn/a/20100326/000019.htm
ベルギー館のテーマ:運動と連動
デザインチーム:JV Realys(AOSグループ)
EU館のテーマ:インテリジェントヨーロッパ
ハイライト:脳細胞
(転載貼り付けおわり)
時間は9時近く。
せっかくここまで来たのだから、思い切って、メインパビリオンの中国国家館を目指す。
15分位歩いただろうか、人が入っているということは、まだ開館(中国省区市共同館)している(中国国家館の方は、予約が必要らしい)。
各省毎に、展示スペースが設けられており、豊かな省~貧しい省、都会の省~田舎の省、というように、様々な民族が混在している様子が映し出されていて、中国という国は、このような民族の集合体なのである。というのが、筆者が受けた感想であった。
(上海万博公式ホームページより転載開始)
http://jp.expo2010.cn/a/20100504/000032.htm
中国省区市共同館は平らな台の形態により中国国家館を囲んで造られており、真ん中から昇り、一層ずつ積み上げる中国国家館と一体になっています。中国省区市共同館には31の省・自治区・直轄市が展示されています。上海万博のテーマである「より良い都市、より良い生活」に基づき、各省区市はさまざまな視点からテーマを表現し、各自治体の特色を生かした文化や都市の姿や将来の良い都市生活への憧憬を展示しています。
(転載貼り付けおわり)
時間は9時45分。ガイドブックによると、地下鉄の営業時間が10時半頃までとの事なので、駆け足で駆け巡った、というのが本当に正直なところである。
帰りはメインゲートより退場し、地下鉄7号線に乗って宿泊先のホテルに向かうのであった。
時間にして、約4時間半。こうして上海万博の旅は終わりを告げた。
「雑感」
今、上海では、森ビル(上海環球金融中心、492m)の近くで632mの高さの建物を、2014年の完成を目指して建設中である。
中国は、上海を2020年を目標に、金融の中心にする計画をしていて、やる気満々の元気あるエリアのようだ。
日本の本土からは、距離にすると、沖縄や台湾と同じく位の位置関係という近さから、このまま上海が発展し続ければ、何れ、日本も台湾のように、中国の一部のようにすらなってしまう可能性もあるのでは、と錯覚すら覚えた、上海万博探訪旅行であった。
よっちん拝
【22】[27]問い合わせ
会員番号2882の堀江です。
重掲の記事が6月25日以降まったく更新されていませんが、どういうことでしょうか?多忙のためか投稿なしのためかシステムエラーのためか解りませんが、他のブログと比較しても、怠慢の観が否めません。
有料ブログの自覚を持って、もっとしっかりやって下さい。
【21】[26]国民の政治
滋賀県在住の60歳の会員です。副島先生の本は20数冊読んでおります。
印象に深く残っている2冊は「属国・日本論」と「人類の月面着陸はなかったろう論」です。この2冊を読んでからなんでもかなり疑い深く考えるようになった気がします。
過日30年ぶりに宇治の平等院を訪れた時のことです。平等院を見ての帰り道、宇治川の中之島にかかる橋を渡り、対岸の堤を川沿いに散策していて見つけた喫茶店に入りました。
隣のテーブルには90歳近くの高齢の女性と付き添いの女性が、宇治川の豊かな水の流れを見ながらお茶を飲んでいました。
私と会釈を交わしたのがきっかけで、その方たちと会話がはずみ、平等院の話をしている時、平等院の近くに花やしきという大きな料亭があり、そこが山宣(やません=山本宣治 1889~1929)の生家なのですよ と教えてくれました。
ところが、不勉強の私は山宣の名前も初めて聞く名前であり、どういう人なのかも全く知りません。(山本宣治は京都府選出の国会議員であり、1929年治安維持法の反対演説を唯一人国会で行い、その後テロリストにより刺殺された政治家であるということをその後知る事となりました。)
その二人の方はそれはそれは丁寧に山宣のことを教えて下さり、まるで身内の敬愛する人を紹介するようにお話しになったのが、大変印象に残りました。
お二人は親子であることも話しているうちに分かりましたが、娘さんのほうは生前の山宣を知っている年齢ではないので、お母様から伝え聞いた山宣の話からの影響により、郷土の立派な政治家として敬う気持ちを持たれているのだなと思い、また、本物の政治家とはこのように世代を超えて愛されていくものだなと感銘を受けました。
貧しい小作農を守るために生物学者になる道を諦め政治家に転じ、特高警察の弾圧にも負けず、治安維持法反対の最前列に立った民衆政治家山本宣冶は1929年にテロに斃れました。
さて、2010年の日本です。参議院選挙が始まりました。
私たち国民は国民を守るために行動する本物の政治家と自分の利益のためなら、魂さえ悪魔に売ってしまう政治屋を厳しく見分けなければなりません。
そして、自分の周りにいる人で、政治に余り関心のない人に対して、優しく根気強く日本の政治状況を話合っていくという行動を実践したいと思います。
50年後100年後にも国民から愛されるような本物の国民政治家をあまたの国会議員の中から、厳しい目利きの目をもって選別しなければなりません。
さらに今、そのような立派な国民政治家の命を真面目な国民である私たちが守らなければならない時が来ているのかもしれません。
【20】[25]ロスチャイルド卿がオンライン金投資
Lord Rothschild fund joins World Gold Council to put £12.5m into BullionVault
An investment fund backed by Lord Rothschild has joined the World Gold Council to put £12.5m into BullionVault, the online gold investment platform.
【19】[24] 「6.2反小沢クーデターが起きた論」の 3つ目を書きます。私たちは国を閉じて戸締りして、迫り来る世界恐慌の嵐に備えるべきだ。
副島隆彦です。 今日は、2010年6月19日です。
「6.2反小沢クーデター」をしかけて、民主党内クーデターで、権力を握った、菅直人、と仙谷由人と枝野幸男 の 悪人政治家たちは、「反小沢7奉行(ななぶぎょう)」どもの承認のもとで、ついに、公然と「消費税の10%への値上げ」を昨夕、「参院選マニフェスト(選挙公約)」という薄っぺらの印刷物を振りかざしながら、菅直人が、ぼそぼそと発表した。
(転載貼り付け始め)
●「年度内に消費増税案 菅首相、表明 「自民の10%を参考」」
2010年6月18日 午後7時 談合 新聞各紙
菅直人首相(民主党代表)は17日、同党参院選マニフェスト(政権公約)の発表記者会見で、消費税率引き上げについて「平成22年度内に、税率と逆進性対策を含む改革案のとりまとめを目指したい。税率は(自民党が提案する)10%を一つの参考とする」と表明した。首相が消費税増税案の策定時期と税率に言及したのは初めて。
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。 こうして、反小沢クーデターの首謀者たちは、日本国民に公然と敵対を開始した。牙をむいてその本性を現(あらわ)した、と言うべきだ。
これらは、すべて、世界規模での グローバリスト(地球支配主義者)たちの連携と、大きな指令の下での、日本のあやつりと、日本の国民生活を、地獄に落としても構わないから、増税をして、資金を、俺たちグローバリストに差し出せ、という命令に、基づくものだ。
この文のうしろの方に、新聞記事を 資料として載せるが、5月中旬の時点で、駐日米国大使館や、IMF の公式発表の形で、「日本は、消費税を値上げせよ」と、強制的な命令文のような、おそろしい威圧を、掛けてきている。菅直人首相の自分自身に言い訳をする、自己正当化のコトバとしては、「IMFの言いなりにさせられるような国にならないために、増税をするしかない」という、ことだろう。
18日の記者会見で、そのように言い訳している。自分にかかっている、世界(の支配者たち)からの大きな圧力、圧迫 を、日本国民も理解してくれ、という感じの話し方だった。
私たちは、「消費税増税10%にする」に、徹底的に反対しなければならない。 増税で、今の日本は、もっとさらに不景気になり、国民生活は、いよいよ貧乏のどん底に落とされる。 参議院選挙(7月11日投票日)前の、この時期に、日本国民の希望を集めて成立した 民主党が、穢(きたな)らしい現実主義者の、世界支配人間どもに、いいように動かされて、このようなヒドイことをして、私たちに、襲いかかってくる。 私たちは、消費税増税10%に、強く反対しなければいけない。
この日本でただひとり、「減税こそは、政治家、公務員が、なすべきことだ」と、正しく主張して、今も、「名古屋市の市民税を10%減税する」と政策を掲げて闘いっている、立派な政治家は、河村たかし名古屋市長だけである。
私は、6月3日に、名古屋で講演会があってそのあと、河村氏と、話をする機会があった。河村市長は、民主党国会議員を辞めて、昨年の5月に、名古屋市長の選挙に打って出て、そして当選して、それから、いくつもの、すぐれた政策を打ち出した政治家だ。
「政治家の仕事は、公共サービスをより安く国民に提供することだ。 事業仕訳けをやって、ういた資金をどう使うのかね。減税をしなければ、なんのために政治か」と、透徹した優れた思想を、実践している。
「民間企業の、スーパーの経営者に、『無駄を省け』言うたら、殴られるがや。 民間企業の経営者がやるべきことは、より良い商品とサービスをより安く消費者に提供することだ。同じく、政治のやることも、よりよい公共サービスをより安く、国民に提供することだ。そして、減税をすることだ。 減税をせなんだら、何のための政治か分からん。役人たちが、いくらでも、よーけ、資金をあちこちに隠して持ってるがよ。
いくらでも行政の無駄は減らすことができる。ワシは、61年生きてきて、長いこと政治家をやってきて、このことがよーく分かった 」と河村たかし市長は、演説した。 彼は、ずっとこの演説をして、名古屋市民の圧倒的な人気を誇っている。 それが、名古屋の市民税を10%減税するの政策の実行だ。
副島隆彦です。 私は、「6.2反小沢クーデター」のあとも、ずっと政治の動きを凝視しているが、反小沢政権の、見苦しく、醜(みにく)い、国民への敵対行動の、あまりの露骨な動きのあれこれに、呆(あき)れかえりながらも、「これが、きたならしいまでの現実政治というものか」と、毎日、歯噛(はが)みをしながら、きわめて不愉快な気分で生きている。みんな、そうだと思う。
私は、前回、6月11日に、3本目の 「6.2反小沢クーデターが起きたのである論 の続編」を書いたが、その続きを、これから書く。自分がおもいつくままに、箇条書きにして書くしかない。あまり、多くの論証を入れての、説得的な書き方は出来ない。状勢の緊迫に対して、そういう長文は、まだるっこしいからだ。
1.私たちは、我らか指導者、小沢一郎が承認して、立候補させた参議院議員候補者たち、あるいは、小沢一郎派が、応援している候補者たち、そして、労働組合や、リベラル派の国民が応援している候補者たちに投票すればいい。
小沢一郎の人間観察の眼力によって候補者として選ばれた人たちを、国会に、ひとりでも多く送り出すことが、日本国を守ることになる。それと、亀井静香が率いる国民新党の、愛国右翼風の、実感あふれる候補者たちを応援すればいい。
2.日本国は、アメリカ発の、やがて、もうすぐ、今年の年末あたりから、私たちにも襲いかかってくる、ニューヨークの金融崩れ、再再度の金融危機、世界恐慌への突入(11月の中間選挙に敗れて、オバマ大統領は、胃潰瘍かなにかを理由に辞職してゆくだろう。
そして、ワルのヒラリーが、金融統制体制を敷く。私は、このように、ずっと書いてきた) を前にして、私たち日本人が出来ることは何か。それは、国を閉じることだ。アメリカから押し寄せてくる 再度の金融恐慌の津波(ツナミ)を、国家としての防御壁、戸締り、安全柵、堰(せ)き止め、を出来るだけたくさん作って、内側に立て籠ることだ。
昭和5年(1930年)の、金解禁(きんかいきん)という、浜口雄幸(はまぐちおさち)と、井上準之助(いのうえじゅんのすけ)の二人(この二人は、そのあと口封じで殺された。今の愛国政治家・中川昭一の死とそっくりだ) が、ブルブル震えながら、脅されて、国際金融資本家たちから、無理やり、「金解禁 を 断行させられ」て、日本の金融制度を、外側に無防備に開いたものだから、前年の10月のニューヨーク発の世界恐慌の、影響を真正面から受けて、日本も、一気に、昭和恐慌の地獄(農民が飢えて、たくさんの失業者が自殺した)に突入した。 あの愚を、繰り返してはならない。
3.だから、急いで、迫りくる嵐に備えて、国を閉じなければならない。 そのための、郵政民営化の見直し法案だったのだが、これを、菅直人と仙谷由人に、亀井静香は、無念にも潰(つぶ)された。
それでも、しぶとく、郵便事業・郵貯・簡保の3つを、一体化して、郵政労働組合と旧郵政官僚と全特会(ぜんとくかい、今も団結している特定郵便局長たちの会)の愛国者たちの頑張りで、戸締りして、実質的に、再度の国有化をしなければいけない。 「郵政の国有化反対 、自由化、市場原理に反する、世界的な規制緩和に逆行する動きだ」という、竹中平蔵・小泉純一郎らの売国奴たちの言っていることに追随する、アメリカの手先たち(自民党も、まだ、そういう馬鹿なことを言っている) と、はっきりと、締結するべきだ。 郵便局の再国有化に賛成するこそは、迫りくる世界からの金融崩れに対する、立派な、防壁であり、嵐にたいして国を内側に閉じることで、愚直に、数年続く暴風雨を避ける、優れた生き延び方である。
4.同じく、NTTに対して、激しい攻撃を掛けてきている、日本愛国者を気取る、おかしな男である、孫正義(そんまさよし)=ソフトバンクの、「 「光の道}(センデロ・ルミノソか?)の光ファイバーを、残りの、日本全国に、あと5000万戸分、私が、自分の金で引いてみせる」と、孫が、喚(わめ)いているが、NTTの方が正しい。
孫は、子分の原口一博(はらぐちかずひろ)総務大臣を、いいように使って、あやつって、「あと5千万戸の家に、光ファイバーが通っていない。全国一律のネット通信ができていない。僻地、離島の人々が、ネットで医者にかかれない」と、ネット世代の若者たちを、騙(だま)している。
光ファイバーは、今の速度で、すこしずつ全国に広げて行けばいいのである。NTTがやっている国土の情報整備の速度で良い。 孫正義が狙っているのは、全国の600箇所か? のNTTの、電話局や、基地局を通さない(そうすれば、一切の課金、集金が出来ない)で、自分たちが作る基地局だけを通して、「ただで、ネットが使える」ということで、日本国民をだまして、そして、NTTをたたきつぶして、それで、自分が、日本国の通信網を独占する気だ。
だからこそ、今は、私たち日本国民が、NTTを守ることが、一番大事だ。NTTが、電電公社時代から、ずっと営々と築き上げてきた、大切な電話通信のインフラを、国内に立て籠って、守り通すことが、ここでも迫りくる嵐に耐えることになる。
孫正義の親分は、10年前に、テレビ朝日の株式の乗っ取りで、共同会見にやってきて、孫を見守っていた、ルパート・マードック(ニューズ・コーポレーション) という世界の通信、電波、番組放映権を握っている恐ろしい男だ。それと、やっぱり、世界皇帝デイヴィッド・ロックフェラー(95歳)である。
孫は、2兆円の借金を抱えているが、そのうちの1.7兆円は、ボーダホン・ジャパン(日本支社)を買い取るための資金として、ロンドンに差し出した。ところが、今でも、ボーダホンは、アメリカのロックフェラーどもが、ヨーロッパの通信、電波を握るために使っているツール(道具)であり、ボーダホンは、今もイギリスを拠点にして、ヨーロッパで暗躍している。
そのために、ブリテッィッシュ・テレコム(BT)は、潰(つぶ)された。今、メキシコ湾の原油流出を、ワザと起こされて、BP(ブリテッシュ・ペトロリアム)が、エクソン・モービルに潰されつつあるのと、同じことだ。
孫正義が日本から1・7兆円出して、買い取ったはずの、ボーダホンは、ボーダホン社の全体なのであって、日本支社だけのはずがない。ボーダホン・ジャパンだけを買い取って、それが1.7兆円もすると言うことはあり得ない。実際には、孫は、ボーダホンを買い取っていないのだ。
現に、今もヨーロッパにボーダホンはある。孫が払った1.7兆円は、ボーダホンが抱えていた累積債務を、一掃するために、日本から持ち出した(奪い取った)資金だ。孫に手元にあるのは、旧郵政省の電波、音波 通信行政を握っている官僚たちから、奪い取った、携帯電話用の 周波数帯(しゅうはすうたい) とか、3G(スリージー)とかの通信の権利だ。
孫正義と言うのは、このような、外資に手先であり、日本を通信・電波で、弱体化させ、丸裸にするために、送り込まれた尖兵(せんぺい、スパイだ。日本の若者たちが、「現代の坂本竜馬を気取る」孫の狡猾(こうかつ)で、薄汚れた魂に、騙されないように、日本全国に真実を広めて行かなければならない。愛国者なら、ソフトバンクをやめて、NTTかKDDIを使うべきだ。
5 このボーダホンによる ヨーロッパの破壊攻撃に、ドイツ・テレコムとフランス・テレコムは、なんとか耐えている。ヨーロッパも、アメリカのグローバリスト、デイヴィッド・ロックフェラー系からの、激しい攻撃に、防戦しているのである。
世界中の国々が、我々の日本と全く同じように、理不尽なアメリカ帝国からの、無理難題と、卑怯な、頭(指導者たち)を奪いとって、上から抑え込んでくる、さまざまな悪辣な、国民文化への 破壊攻撃に耐えている。 この大きな構図を、私たちは知らなければならない。 悪あがきのアメリカ=ロックフェラー帝国も、NYの再度の金融恐慌、金融”核”爆弾の破裂で、危機に瀕しつつある。彼らとても、余裕などない。
だから、属国群の、資金を狙って、まだ、余裕のある日本から、奪い取ってやれ、「日本国民に重税を敷いて、その資金も、私たちに貢げ。いいか、カン よ、 センゴクよ」と厳しい命令を下している。 私たち日本人も、この闘いで、負けるわけにはゆかない。しぶとく、持久戦の人民戦争の戦略で、原住民、現地人、地元民、土着民の精神で、反アメリカ のゲリラ戦を、不屈に戦い抜かなければならない。くそ、負けてたまるか。
6. 最新では、このような事態になっている。
(転載貼り付け始め)
「 民主“七人の侍” 高嶋氏慰労 」
2010年6月18日午後7時 産経新聞
民主党の樽床伸二(たるとこしんじ) 国対委員長ら中堅議員が、17日夜、都内の日本料理店で今期で引退する高嶋良充(たかしまよしみつ)参院幹事長を慰労した。
松本剛明(まつもとたけあき)衆院議運委員長、細野豪志(ほそのごうし)幹事長代理、三井弁雄(みついわきお)国対委員長代理、樋高剛(ひだかつよし)、伴野豊(ばんのゆたか)両前副幹事長、松井孝治(まついこうじ)前官房副長官らも出席。
7人は、前原誠司(まえはらせいじ)国土交通相らいわゆる「七奉行」の次の世代として、党内で「七人の侍」とも呼ばれている。会合には、輿石東(こしいしあずま)参院議員会長や平野博文(ひらのひろふみ)前官房長官も加わり、「鳩山由紀夫首相-小沢一郎幹事長」時代を支えたメンバーが集まった。
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。このように、無内容に、”7人の侍”と、おだてられ、なだめすかされた、小沢一郎派の幹部どもが、だらしなくも、スパイ樽床伸二(たるとこしんじ)に、垂(た)らし込まれたまま、料理屋に集まっている。
高嶋良充(たかしまよしみつ)は、自治労の労組あがりの政治家で、小沢派でももうロートルで、今度でもう引退だから、人畜無害だ。松本剛明(まつもとたけあき)衆院議運委員長と、三井弁雄(みついわきお)と、樋高剛(ひだかつよし)は、小沢派の幹部なのに、愚かにも、樽床を担(かつ)いでしまったおのれの、政治家としてのだらしなさ、能力のなさを、恥ながらも、とぼけて、タヌキになって、こういう席に参加している。
輿石東(こしいしあずま)参院議員会長が、今度の参院選で、山梨県の選挙区で、狙い撃ちにされて、落とされるだろう。輿石は、山梨県の日教組の委員長あがりの政治家で、日本の経営者や右翼たちから、「北朝鮮、中国、日教組、創価学会」と呪(のろ)い言葉で呼ばれる人物だから、自分が一斉攻撃を受けて、憎しみの対象として打倒されることを運命として自覚しているのだろう。輿石が、前の、あの偉大なるマニフェストを最終的に取りまとめて、細かく気配りして完成させたそうだから、極めて優秀な頭脳をしている人なのだと思う。
出来ることなら復帰してきて欲しいし、出来ることなら、24日の参院選の公示日の直前に、「比例(区)の名簿の一番」に置かれて、当選確実になって欲しいが、反小沢の盗賊どもが、そうするわけもないことは、分かっている。
7.小沢一郎に忠実な、重鎮の幹部たちの山岡謙次(栃木4区)も、石井一(いしいはじめ、神戸、民主党内山口組派のような立派な、気骨のある政治家だ)、赤松広隆(あかまつひろたか)は、すぱっと農水大臣を辞めた。鮮やかだった。 長妻昭(ながつまあきら)は、”ミスター厚労省”だから、ちょっとやそっとのことでは、反小沢のゴロツキどもでも切れなかった。
農水大臣には、老練な、山田正彦(やまだまさひこ、長崎3区、68歳、)がなった。山田正彦は、宮崎の口蹄疫(こうていてき、牛のくちとひづめの病気)の騒ぎの最中も、副大臣として、ずっと宮崎の現地に張り付いて、対策を現場から指揮していた。
自分でも畜産業をやっていた人で、医学博士でもあり、農業に詳しい人だ。彼は政治見識もしっかりしていて、今も小沢一郎をきちんと支えている。
8.長妻昭(ながつまあきら) は、厚労省官僚の幹部たち(次官、局長たち)から、大臣室の昼食会議で、昼ごはん代500円ずつを集めて、怒りを買いながらも、「まあ、仲好くやりましょう」と言った政治家だ。長妻は、どんなことにもじっと耐え抜くことを知っている男だ。
官僚たちがもってくる暑さが30センチもある書類の山にもへこたれることなく、丹念に全部目を通して動じない。それぐらいの能力がないと、大臣は務まらない。官僚のワルどもにいいように、あやつられる。 菅も、仙谷も、枝野も、官僚たちがいないと、助けてもらわないと、政治が出来ない、という、自分の頭の悪さを、さらけ出した。 頭の悪い人間は、悪(あく)の側に転落するのだ。
8.ちらと、新聞記事で読んだが、枝野は、幹事長になったくせに、なんと、机は、首相官邸に置いている、という。本当か。本当だとしたら、たいへんな笑い物である。党の最高責任者が、党本部に自由に入れない、という椿事(ちんじ)の事態が起きている。民主党の本部職員たちは、きっと、今も、鳩山由紀夫 と 小沢一郎に忠実なのだろう。
国民の夢を裏切った、ゴロツキの、反小沢クーデターの首謀者たちなどに、従順に従うはずかない。幹事長のくせに、党本部に自由に行けないというのは、とういうことだ。どうせ、国会内の幹事長室に居ても、だーれも陳情には来ないだろう。
ガラーンとして、誰からも相手にされずに、ぶらぶらするしかない。 日本国民の、あらゆる業種の、業界団体や、職能組合などの組織は、小沢一郎との深い人間関係と信頼関係で、次々に、自民党から民主党に、寝返って言ったのであって、 見るからにチンピラで、涎(よだれ)を垂らしながら、幼児のような話し方で、背骨をしっかり立てることが出来ない、せむし男のような枝野なんかに、一体だれが、頭を下げに行くものか。
枝野は、議論が好きで、まくしたてるように相手をやっつけると言われているが、私、副島隆彦と、一戦交える気があるか。 呼ばれれば、私の方から国会の幹事長室に行くぞ。この、国民を苦しめることをなんとも思わない売国奴どもめが。
枝野は、仙谷から、嫌われて、閣僚(大臣)にしてもらえなかったので、それでも、大臣の椅子が欲しくて、官邸に入り浸っているのだろう。大政治家の小沢一郎の後の民主党幹事長などという、誰も行きたくないところに無理やり行かされた馬鹿な男だ。
どうも見ていると仙谷の方が、菅直人よりも、上の権力を握っているようで、仙谷が人事はすべて動かしているようだ。どこかの国の、3等国家の クーデターで政権を取って、おどおどしている、いかにも頭の悪そうな軍人たちのようである。
9.どうも、菅直人と仙谷由人をあやつって、クーデターを掛けさせた、アメリカの日本あやつり班の、マイケル・グリーンも、ジェラルド・カーティスも、自民党を、ほったらかしにしている。
だから、今でも、強固に自民党支持である、資産家や、企業経営者たち500万人への、配慮が、出来ていない。一体、何が起きているのかを、この層に何も説明しないから、この層の、日本のブルジョワ階級が、どこに投票したらいいのか、分からないで右往左往している。
「消費税増税(税率を10%にあげる)という点では、自民党も民主党も同じだ」ということになって、参議院選では、争点にならない、させない、どう扱ったらいいのかが、分からないで混乱させたままだ。これが、彼ら、反小沢クーデター派の 致命傷になるだろう。
資産家層(鉄筋アパート、商業ビルの所有者、管理業)と経営者たちに、増税を言って、それで、好かれる、ということはない。絶対にない。消費税値上げは、低所得者、貧乏人層の生活を直撃するから、彼らの恨みを買うだろう。 だから、自民党も国民から処罰される。増税を唱えて、平気でおれる政治家や、政権は、どうせ国民から反撃を受ける。 それを覚悟すべきだ。
10.鳩山由紀夫首相は、普天間基地の外国への移転に失敗して、辺野古(へのこ)崎への移転と決まったとされるが、沖縄の地元財界人や、建設業者たちでさえ、それがすんなりと行くとは思っていない。
私と佐藤優(さとうまさる)氏の対談本 (今日から全国の書店で発売されている。書名『小沢革命政権で日本を救え』日本文芸社刊 )で、佐藤氏が、「沖縄の保守のマグマが、反アメリカで、動き出す」と書いている。 沖縄人のことを、私たちは何も知らないかのようにして、無視している。そのことがやがて、大きな事件となる。
沖縄人たちは、米軍基地で働いている(きた)人たちが多い。彼らは何でも知っている。実は、キャンプ・シュワブの先にある辺野古(へのこ)には、アメリカ軍が昔、掘って作った、核兵器の発射基地(核サイロ)があるのである。分厚いコンクリートの層の下に、深く埋められている。
おそらく、メースB(ビー)と呼ばれる核弾頭(ニュークレア・ウォー・ヘッド)だ。 これは、1970年のニクソンと毛沢東・周恩来の会談の前提となった、「アメリカは沖縄から、中国の北京と上海を狙っている核兵器を、抜く(現地から撤去する)ので、仲好くしよう 」 という合い図となった、メースBの核サイロだ。
アメリカは、この時の、中国との約束を守らず、今も、辺野古に、隠し持ってきたということだ。 そして、なんと、普天間の海兵隊のペリコプター部隊 (昔はサトウキビ畑で、平坦な台地だ。私現地を見ている)の基地、 その その、下にも、核兵器の発射サイロがあるのである。
このことも、沖縄人から教えてもらった。彼らは、基地で働き、基地に長いこと出入りしていた人々であるから、真実を知っているのである。それは、新聞とかには載らない。
が、現地人、原住民は知っている。 それを指して、鳩山との最後の交渉の段階で、「お前は、抑止力(よくしりょく)なるものを知らないのか」と鳩山を脅した、その原因となって事実だ。 抑止力 deterrence デターランス とは、「やったら、やりかえすぞ」、「私を攻撃するなら、こっちも反撃するぞ」という構えのことを言う。 鳩山は、ここで、アメリカからひどく脅(おど)されて、を受けて、退(ひ)いたのだ。
外国の勢力 が強制する、日本国への干渉と 重圧を、私たち日本人が、跳ね返して、日本人の魂を取り戻し、若者たちに夢を与えて、国を立て直すにも、日本国の最後の防御壁、最後の砦 が、必要だ。それは、知識と情報の力で、真実をより多くの国民が知ることだ。
それが、本当の 抑止力(よくしりょく、デターランス)である。日本国の独立と自由を守る戦いの根本である。 そして、この真実を知る力で、私たち国民が、纏(まと)まることができれば、 アメリカの手先、買弁(ばいべん)、売国奴として、日本国民に重税と悪政を強いる、官僚どもと、テレビ新聞(マズゴミ)と、その言いなりになっている反小沢クーデター連中を、 参議院選挙の後の、本当の決戦で、叩(たた)きのめすことができる。敵は強大であるが、私たちには、正義 と知能と、多くの国民の支持がある。 副島隆彦拝
(以下は、新聞資料です)
● 「年度内に消費増税案 菅首相、表明 「自民の10%を参考」」
2010年6月18日産経新聞
菅直人首相(民主党代表)は17日、同党参院選マニフェスト(政権公約)の発表記者会見で、消費税率引き上げについて「平成22年度内に、税率と逆進性対策を含む改革案のとりまとめを目指したい。税率は(自民党が提案する)10%を一つの参考とする」と表明した。首相が消費税増税案の策定時期と税率に言及したのは初めて。
自民党も17日に発表した参院選マニフェストで、消費税の税率を「当面10%」へ引き上げることを打ち出した。参院選は消費税問題が争点になりそうだ。首相は消費税の税率に関して、超党派の合意形成を目指す考えを示した。
ただ「超党派での(税制改正)法案の提出を目指すが、困難なら民主党が中心となってとりまとめる」とも述べた。引き上げの時期については「今の段階で何年度からどうすると言うのは難しい。大きな税制改革を行う場合、実施する前に国民の信を問うことは本来あるべき道だ」と述べ、次期衆院選後との認識を示した。
民主党の玄葉光一郎政調会長は17日の会見で「22年度内に(税制改正案を)とりまとめ、超党派で合意しても、実際に実施するのは(最速で)24年秋になる」との見通しを示した。この日、民主、自民両党のほか公明、みんな、たちあがれ日本も参院選マニフェストを発表した。
民主党マニフェストは、消費税を含む税制の抜本改革について「早期に結論を得ることを目指し、協議を超党派で開始する」との表現にとどめている。
(副島隆彦注記。以下の2本の新聞記事が、日本に、消費税を上げろ、と強制している、まるで命令書のようである。副島隆彦注記終わり。 転載貼り付け始め)
●「 「日本は消費税引き上げ必要」IMFが声明 」
読売新聞 2010年5月19日
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20100519-OYT1T01336.htm
国際通貨基金(IMF)は19日、日本経済に関する定例の報告書を今夏にまとめるための調査を終え、声明を発表した。声明では「日本の公的債務は前例のないレベルに膨らんだ。2011年度に財政再建を開始し、消費税を徐々に引き上げていく必要がある」と、財政健全化の必要性を強調した。
同日、都内で記者会見したIMFアジア太平洋局シニア・アドバイザーのジェームズ・ゴードン氏は「財政問題への対応は非常に緊急性が高まっている」と強調した。政策を行う財源を税収など本来の収入で賄えているかを示す指標である基礎的財政収支(プライマリーバランス)を10年間で黒字化するには、消費税率を15%に上げる必要が出てくる可能性もあると指摘した。
●「 米国と欧州連合が日本郵政に関する懸念を表明 」
在日米国大使館HPから
http://tokyo.usembassy.gov/j/p/tpj-20100521-78.html
2010年5月21日、ジュネーブ
米国のマイケル・パンク世界貿易機関(WTO)大使と欧州連合(EU)のジョン・クラーク臨時代理大使は本日(5月21日)、日本の北島信一・在ジュネーブ国際機関日本政府代表部大使とジュネーブで協議し、保険・銀行・宅配部門において日本郵政と民間企業との間で対等な競争条件が欠如していることへの、米国とEUの長期にわたる深刻な懸念を表明した。
「米国とEUは日本と協議し、WTO協定の下で日本が履行を約束した内国民待遇(輸入品・サービスに適用される待遇が、同種の国内産品・サービスと比べて差別的であってはならないという原則)規定に照らし、日本政府による日本郵政への優遇措置について米国とEUが深く懸念していることを強調した」とパンク大使は説明した。
パンク大使とクラーク臨時代理大使は、日本郵政の民営化の是非は日本が決定すべき事項であり、米国とEUは中立的立場を維持すると述べた。しかし、国会に提出された郵政改革関連法案が、日本郵政が民間企業に比べて有利な待遇を受けることへの米国とEUの懸念に対処していない点については、落胆の気持ちを表明した。
また、日本郵政の業務に民間よりも緩やかな規制が課せられる等、日本郵政が競争上さらに有利となる条項が法案に盛り込まれている点でも共通の懸念を示した。
さらにパンク大使とクラーク臨時代理大使は、対等な競争条件が確立される前に、日本郵政の保険会社および銀行の事業範囲拡大を認める規定についての憂慮を伝えた。
「日本が郵政改革関連法案の国会審議等を進める際に、対等な競争条件に関する米国とEUの懸念に対処し、WTO(協定の)義務を果たすことを強く要請する」とクラーク臨時代理大使は述べた。パンク大使とクラーク臨時代理大使は、こうした懸念に対処するために、米国とEUは日本との協力を続けていくと強調した。
背景説明
民営化については賛成でも反対でもなく、対等な競争条件の欠如に関する懸念 米国とEUは、日本郵政の民営化の是非については中立的立場を維持している。
しかし、日本郵政の改革は競争条件に深刻な影響を及ぼす可能性があることから、米国とEUは日本政府に対し、WTO 協定の義務に沿って、日本の銀行、保険、宅配市場において日本郵政各社と民間競合企業との間に対等な競争条件を確立するために必要なあらゆる措置を取るよう、引き続き要請していく。
日本郵政に関する長期にわたる懸念
米国とEUは長年にわたり、日本郵政の保険、銀行、宅配業務が、同一のサービスを提供する民間企業と比較して優遇されている問題を指摘してきた。我々が懸念しているのは、こうした優遇措置が、外国企業を含む民間企業に悪影響を及ぼす形で、日本郵政の業務に有利な競争条件を提供してきた点である。
例えば、かんぽ生命は、郵便局ネットワークを優先的に利用できるため、民間金融機関に比べ非常に有利な立場に立っている。極めて重要な目標は、日本のWTO協定の義務と整合する形で、日本郵政各社と民間業界との間に対等な競争条件を確立することである。
日本の郵政改革関連法案に関する新たな懸念
米国とEUは、郵政改革関連法案の内容が日本郵政に新たな競争上の優位を与え、競争条件がさらに日本郵政各社に有利なものになると深く懸念している。一例として、日本郵政の監査・報告義務を民間に比べ緩やかにする条項が挙げられる。
また、これとは別に、我々は日本に対し、対等な競争条件が確保されるまで、日本郵政の保険・銀行業務に対する既存の制限を維持するよう要請してきた。現行法案は日本郵政の事業範囲の拡大を容易にしている。先に競争上の優位を取り除くことなく、日本郵政に新商品もしくは改訂商品の発売を認めることは、現在の問題を悪化させ、競合商品を販売している民間企業に直接悪影響を与えることになる。
WTO協定上の懸念
WTOの「サービスの貿易に関する一般協定(GATS)」の下で、日本は保険サービスに関して内国民待遇規定の完全な履行を約束している。米国とEUは日本に対し、郵政改革関連法案の審議等を進めるに当たり、対等な競争条件に関する米国とEUの懸念に対処し、WTO協定の義務を順守するよう要請する。
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦拝
【18】[23]消費税
菅直人首相が、
消費税増税について
「自民党が提案している消費税率10%を参考にしたい」と発言した。
今の日本は景気が悪い上に、元財務官僚の高橋洋一氏が書いた本によると埋蔵金もたくさんあるのに、
このような決断をした菅内閣に非常に残念な思いがしました。
菅直人首相の滑舌の悪さは仕方ないとしても
まるで子供が作文を読んでいるような姿は見ている方が恥ずかしくなる。
官僚の言いなりになって作文を読むだけなら私にも出来そうな気もする。
消費税UPは景気が良くなってからでも良いと思うのだがいかがなものか・・・。