重たい掲示板

書き込みの連番がリニューアルによりリセットされております。
旧サイトの書き込みの連番は[●●]で表示されております。ご了承ください

書き込みの連番がリニューアルによりリセットされております。旧サイトの書き込みの連番は[●●]で表示されております。ご了承ください

副島隆彦 投稿日:2010/06/08 06:04

【6】[7]「6.2 反小沢クーデター」 に対して、私たちは、厳しい防御の態勢に入らなければならない。騙(だま)されてはならない。

 副島隆彦です。 私は、この数日、今、激しく怒っています。

 「 6・2 反小沢クーデター 」 を決行した 者たちを 許さない。彼らを、徹底的に批判する。

 玄葉光一郎(首謀者)、樽床伸二(スパイ)、松井孝治(官邸の主)、大串博志(財務省、主計官あがり ?) 古川元久(財務省が古くから民主党に送り込んだスパイ)、田村賢治(財務省スパイ)、荒井聡(じじい)、佐野忠克 (鳩山を丸裸にした官僚、裏切り者) 、小野善康(阪大教授、増税主義者) ・・・この者たちを、副島隆彦は、徹底的に糾弾する。 このことを、近日中に、今日のぼやきで説明して、日本国民にコトの真実を伝える。事態は、急を要する。

 この者たちが、民主党内のクーデターで政権を握るや、とたんに、増税、増税 と言い出した。 消費税を10%に上げる、と怒号(どごう)している。 国民を苦しめる、増税を、なぜ、こんなにも、この 国民の裏切り者たちは、叫ぶのか。 

 菅直人は、アメリカ様(さま)に因果を含まされて、自分が首相になりたいものだから、ダークサイドに堕ちたのだ。 菅は、 本来、 官僚どもを、叩きのめし、官僚どもの首を切り散らすための、突撃隊長として、行政刷新相 になったのだ。 

 それが、財務省官僚どもに、取りこまれて、アメリカの言う事をなんでも聞く 極悪人に墜ちた。  財務官僚どもが隠し持っている、206兆円の特別会計(埋蔵金、旧財投=ざいとう=)から、20兆円だけ、ふんだくってきて、足りない予算を穴埋めする係りだった。 そうすれば、増税など必要ない。 

 それが、どうだ。 菅は、アメリカと官僚どもの 奴隷 となって、国民に、増税で襲いかかってきている。 これは、許しがたい 日本国民への 暴虐だ。 ワルたちが、私たち日本国民の 清廉潔白なる民主党を 乗っ取ったのだ。 私は、断じて、この者たちを許さない。 徹底的に糾弾する。

 我らが小沢一郎を、対日本謀略家マイケル・グリーンの戦略に乗って、追放して、自分たちが、今、やろうとしていることが、一体、どれほどの、 国民への反逆罪 行為 であるかを、本気で考えろ。何が、増税、増税だ。馬鹿野郎ども。

 枝野幸男(かつて 東北大学 革命的マルクス主義者=革マル=派、JR東日本に今もいる)は、自分の暗い怨念で動く人間だ。 仙石由人(徳島県社会党委員長だった。東大闘争の頃の、共労=フロントという過激派と日本共産党の合いの子のカモノハシのような集団の出 ) も、アメリカの下僕となることをなんとも思わない人間だ。さすがに、新左翼の中のユダと呼ばれた集団の出身である。  菅直人よ。 市川房江さんが、泣くぞ。 国民も泣いているぞ。

 樽床伸二と一緒に動いて、正体を表した、20名の者たちよ。小沢派に潜り込んで、内部から攪乱(かくらん)する任務を、誰から教唆されたのだ。

 国家戦略家 副島隆彦の目が黒いうちは、お前たちごとき の所業は、軽く見抜いてやる。 私の堪忍袋の緒が切れた。もう、許さん。

副島隆彦記

副島隆彦 投稿日:2010/06/04 10:19

【5】[6]現下の事態への私の考えを書きます。そして、佐藤優氏との緊急の対談本の出版。佐藤氏の優れた文章。

 副島隆彦です。 6月2日(水)の午前9時半の鳩山首相の突然の辞任がありました。小沢一郎幹事長「あたなも辞めてください」という鳩山発言が、新聞・テレビ報道のとおり本当にあったか無いかは分からないが、この事態に対して、私の考えを、書いておきます。これで、「党・幹事長の再任なし」を既成事実化しての、小沢一郎との刺し違(ちが)え、道ずれ であろうかと、議論されている。

鳩山・小沢体制を破壊しようとする、日本のオール官僚たちのクーデターの悪だくみが、実現しつつある。これにテレビ・新聞(マスゴミ)からの 包囲網からある。そして、それらを大きくアメリカの日本謀略部隊が、上から指揮している。 

 今日6月4日に、民主党の 衆議院・参議院の両院議員総会で、次の代表(党首)が正午過ぎには決まります。菅直人(かんなおと)氏で決まりだろう。 そして菅氏 は、小沢一郎を幹事長に再任しない。

 菅直人新代表は、増税(消費税の値上げ)を言うことで、財務省とアメリカの言う事をよくきく人間になった。 それで、愛国者・亀井静香大臣とケンカになった人間だ。ダークサイドに落ちたのだろう。これ以上は、今は、書きません。

 私は、佐藤優(さとうまさる)氏との共著の対談本を、 緊急出版するべく、目下急いで仕上げています。 早ければ、20日ぐらいには、発売になるでしょう。 まだ仮のタイトルですが、「小沢革命政権で日本を救え  日本の主人は官僚ではない」 となるでしょう。

 私、副島隆彦の今の時点での考えは、以下のとおりです。  

 「小沢一郎を 前面に押し立てて、正面突破を図る」 という作戦は今は採(と)るべきでない。敵の術中に嵌まる決戦主義(けっせんしゅぎ)の無謀 は避けるべきである。 南北戦争の時の、南軍(コンフェデレーション)のリー将軍は、メキシコにまで戦略的撤退をして逃げ伸びるべきだったのだ。 そうしたら、北軍は、兵站線(へいたんせん、補給路、ロジスティックス)が続かなくて、2年で退却してゆく。 

 原住民による持久作戦こそは、人民戦争の基本だ。それを、リー将軍は、決戦主義に陥って、敵陣深く、なんと首都ワシントンDC のすぐ近くの、ゲティスバーまで攻め込んで完璧に敗北した。 決戦主義は採ってはならない。

 今が、日本国民の踏ん張りどころだ。 敵たちの幾重にも敷かれた、包囲網の外側に逃げなければならない。 

 アメリカによる 菅直人氏 や 岡田克也氏までもの 取り込みによる、日本の国民革命派 への包囲網は、 7月11日(日) 参院選 の結果としての民主党の一定の勝利までは、じっとして甘受すべきだ。

 大事なことは選挙での勝利です。そして さらにあるという 9月の代表選まで、雌伏(しふく)するべきである。 今は 静かにしていて動かないという 小沢一郎 の決定にすべての、こころある人々が忠実に従うのが、正しいと思います。 

 ですから、私は、佐藤氏が、以下で書く、「小沢一郎は、太平記 の中の、悪党(あくとう)楠正成(くすのきまさしげ)に成りきる」という大方針に私も賛成です。  悪党とは、当時の勝者であった、足利尊氏(あしかがたかうじ)と戦った近畿の地侍(じざむらい)たちの連合体です。 鳩山由紀夫は、新田義貞(にったよしさだ)となって先に斃(たお)れた。 ですから原住民が、最後までしぶとく 柔軟に闘い抜くということが、大事だと思います。

 まわりの人々を、同族の人間として、 説得し続けることが大事だと思います。時期が来たら、政治家(国民の代表)たちを支えるべく、私たち国民も動き出しましょう。  


副島隆彦拝

以下に、佐藤優氏の、公表されている 最新のすぐれた 情勢分析の文を載せます。

(転載貼り付け始め)

ライブドアニュース
「佐藤優の眼光紙背(がんこうしはい 第74回):小沢一郎が『平成の悪党』になる日」(仮題)

2010年5月31日 脱稿

 近日中に民主党の小沢一郎幹事長が 「平成の悪党(あくとう) 」になるような予感がする。
ここで筆者が言う 「悪党」 とは、犯罪者という意味でない。 南北朝時代の南朝の忠臣・楠木正成(くすのきまさしげ) が 「悪党」 と呼ばれたことを念頭に置いている。 

 手元にある『岩波古語辞典』(1974年版)で「悪党」を引くと、 

<中世、荘園領主や幕府の権力支配に反抗する地頭・名主などに率いられた集団。>(13頁) と説明されている。 「悪党」とは、既成権力と戦った・・・・・・の強い武士の集団のことだ。

 南北朝時代、日本国家は南朝と北朝の2つに分裂した。 足利尊氏によって代表される武士(軍事官僚) による北朝(ほくちょう) が、京都に偽王朝(ぎおうちょう) を置いていた。 これに対して後醍醐天皇(ごだいごてんのう)によって開始された 建武の中興(国家の建て直し)を断固支持する集団は、奈良の吉野に南朝(なんちょう、吉野朝) を置いた。 

 武士では新田義貞(にったよしさだ) が、後醍醐天皇側について 戦ったが、足利尊氏によって打ち負かされた。 そこで、悪党の楠木正成が登場し、大暴れする。

 5月28日、鳩山由紀夫総理は、沖縄の米普天間飛行場の移設先を名護(なご)市・辺野古(へのこ)周辺とすることを明記した閣議了解を行った。 それに先立ち、日本の外務大臣、防衛大臣、米国の国務長官、国防長官による日米安全保障協議会の共同発表が行われた。 

 鳩山総理は、移設先について 「最低でも(沖縄)県外」 としていた約束を反故にした。

 沖縄のマグマがこれに対して爆発している。このマグマは、これまでと質が異なる。 産経新聞の宮本雅史(みやもとまさし)那覇支局長の以下の記事が状況の深刻さを鋭く指摘している。  

<ある県会議員は「県民の大半も国外・県外はありえないと感じていたが、鳩山首相は裏付けのないまま期待を持たせ、簡単にほごにした」 と指摘した上で 「首相が県内移設を言うようになってからは一般県民のマグマをも動かしてしまった」 と話した。

 約束を守らなかった鳩山首相の“裏切り”が県民の怒りを招いたのだ。困惑も広がる。「(結果は)基本的には予想通り」 とする財界関係者は 「本心では賛成だが、県内情勢をみると賛成とは口に出せない」 といい、「経済援助の条件闘争という声もあるが、今は条件面の話し合いをできる状態ではない。

 それをすると、県民から沖縄を売ったと批判される。自分の意見を言えなくなっている」と説明した。ある革新系議員は過去に一般住民が武装闘争を展開したことをあげ「活動家は排除できても、一般の県民は排除できない。

 沖縄の保守のマグマは革新よりも過激だ。鳩山首相が議員辞職しても、このマグマを消せない」と語った。

 また、保守系議員は鳩山首相の議員辞職を最低条件にあげ、「責任を取ろうともしない民主党政権は言語道断。
普天間問題の早期解決には今こそ原点に戻って防衛議論を重ね、 県民に理解を求めるべきだ」と訴えた。>
(5月29日産経新聞)

 沖縄で一般住民による武装闘争が展開されたことに言及し、「沖縄の保守のマグマは革新よりも過激だ」という沖縄の政治エリートの発言に注目した宮本支局長の記事は問題の本質を衝いている。沖縄の地元紙を読むと事態の深刻さがよくわかる。

 これまで、最終的には基地問題で東京の中央政府の意向を受け入れた沖縄の経済界が次のような反応をしている。

<普天間飛行場移設問題 県内経済界、実現不可能で一致 普天間固定化を懸念 日米両政府が米軍普天間飛行場の移設先を名護市辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸部 と隣接する海域とする共同声明を発表した ことに、県内経済界は高まる県民の反対運動から「実現は不可能」との見方で一致した。

 基地受け入れの見返りとされる経済振興策については「基地に依存して飯を食おうとは思っていない」など強い調子で否定する声が相次いだ。一方で移設作業停滞による普天間飛行場の固定化への懸念も出た。

 県商工会議所連合会の国場幸一(こくばこういち)会長 は「反基地運動は今まで以上に激しくなる。嘉手納(かでな)基地の返還運動にまで発展する可能性を米国も恐れているはずだ」 と指摘。 

 沖縄観光コンベンションビューロー の 平良哲 会長も「9万人が集まった県民大会や名護市長や関係市町村長の反対でも県民の意思は明らか。翻すことは厳しい。日米両政府の進めるこの計画はお先真っ暗だと思う」と話す。

 振興策がリンクされることについては、異口同音に強く否定した。県建設産業団体連合会の 呉屋守将 会長は「変な経済振興策に妥協すると、現在の ウチナーンチュ が次世代の ウチナーンチュ に批判される。県民のプライド、自尊心、自立にかかわる問題で、妥協するわけにはいかない」 と強調。 

 国場会長は「以前は北部の土建業者のメリットになるとして工法の話も出たが、今度はどんな工法であっても受け入れとはならない」と拒否の姿勢を強調した。

 知念栄治 県経営者協会長は 「基地に依存して飯を食おうとは思っていない。沖縄は基地依存、財政依存を経て自立経済を考える時期だ。基地建設は一時的には潤うかもしれないが長期的には生産性を落とす」と説明。

 「嘉手納より南の基地の返還が遅れることのほうが経済損失は大きい」と述べ、「移設先が定まらず普天間が固定化されるのが最も問題だ。政府の認識を問いたい」と懸念を示した。>(5月29日琉球新報電子版)

 これはかつてない事態である。それは、沖縄 が 普天間問題を東京の政治エリート(国会議員・官僚)による沖縄に対する差別を象徴する事案と認識しているからだ。そして、差別に対する怒りと悲しみが沖縄全体に広がっている。この状況を、政治エリートは 客観的に認識すべきだ。 

 かつてのような「アメとムチの政策」で、基地問題を軟着陸させる可能性はない。辺野古への基地建設を強行すれば、反対派の住民が座り込みをする。それを強制排除すれば、負傷者が出る。そうなると基地反対派だけでなく、保守派を含め、沖縄のマグマが噴き出す。そして、日本の国家統合が危機に瀕する。

 閣議了解には、閣僚の署名が必要だ。福島瑞穂少子化担当大臣が署名を拒否したので、罷免された。この結果を受け、30日、社民党は連立政権から離脱することを決定した。

 筆者は、社民党が沖縄のためだけに行動したとは思っていない。もし、社民党が沖縄の負担軽減を真剣に考えているならば、福島氏や辻元清美(つじもときよみ)国土交通副大臣 (衆議院議員) らの社民党議員が、普天間の移設先を探すために、死ぬ気で努力したはずだからだ。その形跡は認められない。

 さらに社民党は、沖縄に対する東京の政治エリートによる差別の問題に言及しない。 沖縄の立場を代弁して筋を通したという要因よりも、福島氏が罷免され、連立を離脱した方が参議院選挙で少しでも得票を上乗せできるという計算によってとられた行為と筆者は見ている。社民党は、沖縄のためでなく、自分のために目的合理的に行動しているだけのことだ。

 本5月31日から政局が流動化する。この原因を社民党の連立離脱に求めては、事態の本質を見失う。今回、なぜこのようなことになってしまったのか?  

 筆者の見立てでは、起きている国家権力内部の権力闘争で、鳩山総理が官僚に譲歩しすぎたからだ。 

 現下の日本には、目に見えない2つの国家が存在する。一つは、昨2009年8月30日の衆議院議員選挙(総選挙)で、国民の多数派によって支持された民主党連立政権の長によって国民を代表する国家が存在する。もう一つは、官僚によって代表される国家だ。

 内閣総理大臣の職に就いている鳩山由紀夫という1人の人間に、国民の代表という要素と官僚の長という要素が 「区別されつつも分離されずに」混在している。官僚と国民の利害相反が起きるときに、総理のアイデンティティー(自己同一性)の危機が生じる。

 官僚は、国民を無知蒙昧(むちもうまい)な 有象無象(うぞうむぞう) と考えている。有象無象によって選ばれた国会議員は無知蒙昧のエキスのようなものと官僚は見下している。そして、国家公務員試験や司法試験に合格した偏差値秀才型のエリートが国家を支配すべきだと自惚れている。 
  
 自民党政権時代は、「名目的権力は国会議員、実質的権力は官僚」 という実質的な棲み分けができていたのを、民主党連立政権は本気になって破壊し、政治主導を実現しようとしていると官僚は深刻な危機意識を抱いている。 

 この危機意識は、実際は官僚が権力を大幅に削減されることに対する異議申し立てに過ぎないのであるが、官僚の主観的世界では 「このような輩(やから)が国家を支配するようになると日本が崩壊する」という「国家の危機」という集合的無意識意識になっている。

 官僚は、現在、2つの戦線を開いている。第1戦線は、検察庁による小沢一郎潰しだ。 第2戦線は外務官僚と防衛官僚による普天間問題の強行着陸だ。特に外務官僚は、「アメリカの圧力」 を巧みに演出しつつ、自民党政権時代に官僚が定めた辺野古案が最良であることを鳩山総理が認めないならば、政権を潰すという勝負を賭けた。 

 鳩山総理は、現状の力のバランスでは、官僚勢力に譲歩するしかないと判断し、辺野古案に回帰した。鳩山総理の認識では、これは暫定的回答で、段階的に沖縄の負担を軽減し、将来的な沖縄県外もしくは日本国外への模索を実現しようとしているのであろう。

 しかし、この状況を官僚は「国家の主導権を官僚に取り戻した象徴的事案」と受けとめている。

 しかし、この象徴的事案は、官僚勢力に対する敗北になり、民主党連立政権が政治生命を喪失する地獄への道を整える危険をはらんでいる。筆者は、小沢幹事長がそのような認識をもっているのではないかと推定している。

 小沢幹事長が「鳩山総理が平成の新田義貞になった」という認識をもつならば、自らが悪党になり、政局をつくりだそうとする。小沢氏が直接政権を握ろうとするか、自らの影響下にある政治家を総理に据えようとするかは本質的問題ではない。

小沢一郎氏が 「平成の悪党」になるという決意を固めることが重要だ。

 小沢氏が「平成の悪党」になる決意を固めれば、官僚に対する決戦が始まる。 参議院選挙はその露払いに過ぎない。今後、天下が大いに乱れる。 

(2010年5月31日脱稿)

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦拝

直木 明 投稿日:2010/06/04 05:48

【4】[5]「小鳩W辞任:好事魔多し、狂喜乱舞のマスコミよ覚悟しておけ」

「新ベンチャー革命」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010年6月3日 No.136
「小鳩W辞任:好事魔多し、狂喜乱舞のマスコミよ覚悟しておけ」

1.鳩山首相辞任:デジャビュ(既視感)あり

 2010年6月2日、鳩山首相が、首相就任後、わずか8カ月半で辞任しました。1993年、小沢氏の支援で首相となった細川氏とほぼ同じく、短期の首相に終わってしまいました。あのとき、細川氏を応援していた筆者は、随分、くやしい思いをしましたが、今回、細川悪夢の再来です。小沢氏は同じ失敗を二度しないと信じていたのですが・・・、非常に残念でなりません。

 鳩山氏と細川氏に共通するのは、(1)バックに小沢氏が控えている点、(2)日本の対米従属からの脱却に挑戦した首相である点、(3)米国の成り上がり寡頭勢力の一目置く、由緒正しい出自の首相(毛並みが良い)である点です。つまり、両氏とも米国戦争屋(米国寡頭勢力を構成する)に逆らおうとした伝統ある日本国の首相です。小沢氏もさぞかし無念でしょう。

 昨年9月、鳩山首相就任当初から、東京地検特捜部の失脚工作やナベツネ率いる悪徳マスコミのネガキャンは執拗・異様であり、筆者は鳩山首相が細川氏の二の舞になるのを非常に懸念していました。今回の辞任発表で、まさにその懸念どおりになってしまったのです。日本人エージェント(悪徳ペンタゴンを構成する)を自由自在に操る米国戦争屋ジャパンハンドラーのあまりの狡猾さに絶句です。と同時に、小沢・鳩山コンビを背後から狙った悪徳ペンタゴン日本人の卑屈・卑怯の心根に強い憤りを覚えます。

2.鳩山首相は裏切り者か?

 今回、鳩山首相辞任に伴い、同氏への評価が、親・民主党系政治ブロガーの間で、真っ二つに割れています。鳩山評価の割れるポイント、それは、鳩山氏が小沢氏を道連れ辞任させることに成功し、あろうことか、小沢氏との会談直後、ヤッタゼ!という親指サインを報道陣に見せたことにあります。

 5月4日、鳩山首相の沖縄訪問時点以降、同首相は、米国戦争屋に全面降伏しているのは確かです。その延長線上で観ると、鳩山首相は親・戦争屋に寝返って、あろうことか、悪徳ペンタゴン(戦争屋の奴隷)の究極の敵・小沢氏を幹事長の座から引き摺り降ろすことに加勢したということになります。確かに今、悪徳マスコミは狂喜乱舞しています。

鳩山氏が隠れ親・戦争屋ではないかという疑惑の兆候について、筆者はすでにその証拠を発見・指摘しています(注1、注2)。ただ、これをもって、鳩山氏がホンモノの親・戦争屋であると決めつけることはまだできません。

 ところで、民主党には何人かの親・戦争屋議員が、トロイの木馬のように潜り込んでいます。そして、鳩山内閣にも、前原氏など明らかな親・戦争屋議員が閣僚として入閣しています。この人事は鳩山氏の了解の下で行われているのは確かですが、小沢氏の意向に逆らって行われているのかどうかは定かでありません。

しかしながら、小沢氏には、昔から“日本における親米二大政党体制の実現”、すなわち与野党どっちに転んでも、所詮、米国寡頭勢力(戦争屋および銀行屋)の掌中、という隠されたウラ・ミッションがあり、依然、そのウラ・ミッションは消えていないというのが筆者の持論です(注3)。露骨な親米の前原氏など親・戦争屋議員(小泉一派に近い)が何人も民主党内で泳がされていることが、その根拠のひとつでもあります。もちろん、そのウラ・ミッションはあくまで、元々、米国寡頭勢力からの要請であって、小沢氏本人の理想では決してありません。

 いずれにしても、小沢・鳩山コンビは、政権交代後、凶暴な米国戦争屋対策として、鵺(ぬえ)のように振舞ってきたのは確かです(注2)。だからと言って、鳩山氏が真の裏切り者かどうか、現段階で、筆者はわかりません。

 故・中川昭一氏のように、真正面から、戦争屋に挑むと、政治生命どころか、ほんものの命までも危ないですから(注4)。

3.とにかく、参院選に勝つこと

 小沢・鳩山コンビの辞任の共通目標、それは、7月の参院選に勝つこと、その1点でしょう。悪徳ペンタゴン退治の成功条件、それは、何をさておいても参院選に勝ってみせること、これしかありません。昨年8月のように、民主党に追い風は吹かないかもしれませんが、まず悪徳ペンタゴン・マスコミのネガキャンを止めさせることが必要です。国民が、彼らに踊らされることはよくわかっていますので。

 与党小沢氏は、すでに組織票固めを終えており、7月参院選挙まで、与野党にとって残された時間は少ない。その間、野党自民の復活は到底、おぼつかないでしょう。さらに小沢・鳩山コンビが交代するので、今後、悪徳マスコミはアンチ・民主のネガキャンをやりにくくなります。まさに、肩すかし戦法です。

4.マスコミに扇動された国民がふとワレに返るタイミング

 政権交代から1年弱、この間、国民の眼前に露わになったもの、それは悪徳ペンタゴンの正体です。大手マスコミのあまりに異常な偏向性、そして検察官僚の露骨で悪質な恣意性です。ネット愛好者ならずとも、いくら鈍い人でも、さすがに彼らは異常だなと気付いているはずです。お人好し国民は、自分たちが扇動されている最中は、ふらふらと扇動されてしまいますが、扇動が止んで、ふとワレに返ったとき、ふっと気付くものです。小泉フィーバーのときも同じでした。だから、遅ればせながら政権交代が起きたのです。参院選まであと1カ月ちょっとです。国民がワレに返るのにちょうどよいタイミングです。

これまで、マスコミは鳩山首相を叩きまくってきましたが、それにつられて鳩山イメージを悪化させてきた国民は、ふとワレに返って、振り返ってみると、なんで鳩山首相は、あんなに叩かれていたの?と疑問が湧くはずです、なぜなら、冷静に戻って振り返れば、鳩山首相に辞任するほど大きな失政(国民益に反する失政)は見当たらないからです。その証拠に、世論調査では鳩山内閣支持率は下がっていましたが、すぐに辞任する必要はないという結果がでていました。

 鳩山氏の直接の辞任理由である普天間失政でマスコミは大騒ぎしましたが、親・戦争屋マスコミは、普天間問題を意図的に安全・騒音問題に矮小化していたため、多くの国民にとって、冷静に考えれば、直接おのれの利害が絡む問題ではありませんでした。

 政治とカネの問題にしても、自民党政治家の方がはるかに悪質なわけで、マスコミの叩き方が異様であったと国民はすでに気付いているでしょう。

 マスコミの洗脳手口は一種の催眠術ですから、国民がふと目覚めたとき、国民心理として反動(リバウンド)が起こってくるものです。そうなれば、浮動層が自民や自民系新党にそれほど流れることはないでしょう。

5.好事魔多し、悪徳マスコミよ覚悟しておけ

 今、マスコミを含む悪徳ペンタゴン連中は念願かなって、小沢降ろしに成功し、笑いが止まらないようですが、好事魔多し、です。

 元々、マスコミや官僚など、悪徳ペンタゴンの動機は不純であり、国民を扇動して、おのれの既得権益を守ろうとしていただけです。国民の利益はこれっぽっちも考えていません。マスコミにも官僚にも正義はまったくないのです。このような場合、扇動された国民は、よほど間抜けな人を除き、いずれおかしいと気付きます。そして、マスコミや官僚に対する不信感が一挙に盛り上がってきます。選挙の神様・小沢氏は、その国民心理リバウンドのタイミングに参院選の日程を合わしていると思われます。

注1:ベンチャー革命No.301『真夏のオリオン:軍事プロパガンダの証拠を見たり』2009年5月31日
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/mvr301.htm

注2:本ブログNo.49『苦渋の戦争屋(=CIA)対策:鵺(ぬえ)となる民主党』2009年12月1日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/4244445.html

注3:本ブログNo.47『まだ消えない小沢民主党幹事長のウラ・ミッション疑惑』2009年11月24日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/3872406.html

注4:本ブログNo.32『中川元財務大臣:衝撃の突然死を憂う』2009年10月5日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/1590722.html

ベンチャー革命投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/melma.htm

テックベンチャー投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/8285/column-top.html

(転載貼り付け終了)

直木 明 投稿日:2010/06/03 07:17

【3】[4]「米国の脅しか、後ろめたい取引か」

「渡瀬夏彦の『沖縄 チムワサワサ 日記』」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010年06月01日
「米国の脅しか、後ろめたい取引か」by東京新聞「こちら特報部」

きょう(6月1日)の東京新聞「こちら特報部」(24面~25面)は、[日米共同声明を読み解く]と題し、巨額拠出とその使途が問題視され続けている「思いやり予算」について、他のメディアにない踏み込み方をしている。

アメリカの言いなりになって拠出してきた巨額の「思いやり予算」が、今後はグアムの米軍基地においても新たに適用され、なし崩し的に拡大されようとしている点に、疑問を投げかけている。

「グアムに思いやり予算?」「エコ強調 日本をあてに」という大見出しを掲げ、この問題に対する複数の専門家の指摘を紹介したうえで、桜美林大学元教授の吉田健正氏(渡瀬注:米海兵隊が全面的にグアム移転する方向を、じつは米軍自体が示してきているのだから、普天間基地の代替施設を沖縄に造る必要などない、という主張をしている人=伊波洋一・宜野湾市長の主張とまったく重なる)の、次のような問いかけの言葉で記事を結んでいる。

《「米軍は冷戦後、ドイツやフィリピン、韓国など世界各地の基地を閉鎖・縮小した。日本だけが思いやり予算で駐留米軍の住宅などを面倒みて、基地返還後の原状回復費も負担する。米兵が起こす事件、事故も治外法権といえる状態が続いてきた。排ガスや騒音など国内基地の対策もなされないまま、国外の基地はもとより環境対策まで面倒みるなんて、こんな国がほかにあるだろうか」》

そしてわたしは、この特集記事の[デスクメモ]にも注目した。
こんな文章である。

《鳩山首相の急転直下の辺野古回帰には言葉を失った。だが、あきれてばかりもいられない。一国の首相がおびえたように顔をこわばらせ、目を泳がせて前言を翻す。それには、それなりの事情があるはずだ。米国の脅しか、後ろめたい取引か。これを暴くことこそがメディアの仕事だと肝に銘じている。(充)》

頼もしい限り。今後の報道に期待したい。
そして政治・外交・軍事オンチの沖縄在住ライターとしては、せめて改めて、心からエールを送りたい。

がんばれ東京新聞、ますますがんばれ「こちら特報部」!!

わたしも、わたしなりの視点からではあるが、微力ながら「普天間問題」について書きつづけよう。

(転載貼り付け終了)

澤田 正典 投稿日:2010/06/03 07:01

【2】[3]二番底の前に勇退したのだ。

 澤田正典です。今日は平成22年6月3日です。
 国民の利益のために、鳩山首相は本当に尽くして下さった。私は鳩山首相に心から感謝しています。
 私は首相は勇退したのだと考えています。これから、誰にも決して回避できない、世界中の国家の破産処理が始まります。それに、鳩山首相が当事者として直接重責を担う必要は無い。鳩山首相の責任で、巨大な借金が作られたのではないのだから。
 このあとの破産処理の中で、必然的に、鳩山首相をけなしてきた、マスゴミに洗脳されっぱなしの、30パーセント程度の日本国民は、なす術も無く大やけどを負っていきます。既にそれなりに大やけどしている。彼らはこれから、もっと悲惨な状態になってゆくことになるでしょう。今までも、自民党政権時代の補助金やら政府保証のついた貸出金やらで、宝くじに当たったも同然の、とても良い思いをしていた自民党べったり支持の皆様が、政権が交代したら、まあ、どれだけ下品に鳩山首相をいじめていたことか。全部、70パーセントの国民は、苦々しく、それでも首相の上品な態度に見習って、じっと耐えてきたんだ。
 それで宜しい。
 だから、首相は勇退なされたのです。私は、じっくりと、益々力を内に満たして、静かにもっと強く生きていくのだ。鳩山首相の品のある態度に、私は学びました。

 澤田正典 拝

湯浅 投稿日:2010/06/02 22:59

【1】[2]鳩山氏の辞任によせて

 副島隆彦を囲む会の会員である湯浅と申します。

 会員の皆さま。

 本日の鳩山さんと小沢さんの辞任は、一国の首相がお辞めになるのではない。我々が負けたんです。鳩山さんの足を引っ張り、恫喝したのは黒い眼の米国人(官僚、マスコミ、国会議員)だけではない。我々がブログや2ch、飲み会の席でも何でもどのような媒体にせよ、我々が属国の下等市民であるという冷徹な事実と誰が我々の真の敵であるかを声高に叫び続けなかったことが鳩山さんと小沢さんの足を引っ張ったんです。
 中川昭一さんに続いて鳩山さんを殺したのは、自由を獲得するために戦わなかった日本国民すべてであり、漠然とこの掲示板を眺めている自分達こそが売国奴だったです。我々も戦いましょう。