日本政界●情報メモ
※ログイン後に投稿フォームが表示されます。
Loginはこちら【413】「代表選に勝っても捨てられる運命にある菅首相」
「天木直人のブログ」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010年09月07日
「代表選に勝っても捨てられる運命にある菅首相」
私の書くことは常に正しいからそう思って読んでいただきたい。
今度の民主党代表選挙では大手メディアが一致して小沢一郎の総理誕生を阻止しようとしている事が誰の目にも明らかになった。
その偏向振りにはあきれ返るほかはないが、ついに9月7日の産経新聞が菅直人夫人の寄稿をデカデカと掲載し、自分の亭主を総理にしてくれと言わせている。
こんな寄稿を臆面もなく新聞紙上に書く方も書く方だが、その事はここでは問わない。
私が言いたいのはなぜ産経新聞はここまで菅直人を応援するのかである。
それは勿論小沢に勝たせたくないからだ。
しかし産経は決して菅直人の政治スタンスを支持しているわけではない。
それどころか菅の後ろにいて影響力を行使している仙谷ともども、「市民派あがりや左翼崩れに何が出来る」とののしっているほどだ。
この事は何を意味するのか。
まず小沢をたたき、倒す。
そしてそのあと菅、仙谷を叩いて、対米従属派の岡田や前原、野田、玄葉などの民主党にしてしまうということだ。
ただでさえ傀儡の菅直人だ。もし代表選に勝って総理にしがみつきたいと菅直人が
考えるのなら、今以上に対米従属派の傀儡になって突っ走るしか他にない。
この事こそ米国の手先に成り下がった大手メディアが目論んでいる事に違いない。
好き嫌いを超えて国民は小沢一郎に勝たせるほかはない。
了
(転載貼り付け終了)
【412】「小沢一郎氏の「政治とカネ」問題研究第4回」
「植草一秀の『知られざる真実』」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010年9月 6日 (月)
「小沢一郎氏の「政治とカネ」問題研究第4回」
「小沢一郎氏の「政治とカネ」問題研究第3回」からつづく
問題は、検察審査会がなぜ不可解きわまる決議を示したのかである。何が背景にあったのか。
三つの重要事実を指摘できる。
①検察審査会での審査に圧倒的な影響力を持つと考えられる審査補助員の選定に重大な疑惑がある。
②検察審査会の委員選任が無作為抽出と伝えられていたが、異なる実態があるとの疑いがある。
③ネット上で明らかにされたことであるが、検察審査会への申立人の属性に大きな特徴があり、審査申し立ての理由が極めて不当であるとの疑惑がある。
の三つである。
検察審査会の審査を行う審査員が一般市民であるということは、この審査員が法律の専門家ではないことを意味する。そうなると、審査会では審査補助員の弁護士および事務局が提供する基礎資料が決定的に重要な役割を果たす。一言で言えば、どのような審査が行われるかは、ひとえに審査補助員の選定にかかっていると言っても過言ではないだろう。
つまり、検察審査会事務局あるいはその委託を受けた弁護士会が審査補助員を恣意的に選定すれば、検察審査会の決定を誘導することが可能になるわけである。
小沢一郎氏に起訴相当の議決を示した東京第五検察審査会では、審査補助員に麻生総合法律事務所の米澤敏雄弁護士が選任された。本年3月25日に開催された麻生総合法律事務所の40周年祝賀会には自民党の谷垣禎一総裁が来賓として出席して祝辞を述べている。
また、米澤敏雄氏は検事出身、裁判官を経験した弁護士である。検察審査会が奇怪な議決をしている以上、米澤氏がどのような経緯で審査補助員に選任されたのかが明らかにされる必要がある。
第二は検察審査会審査委員がどのようなプロセスを経て選任されるのかである。「ラ・ターシュに魅せられて」様がこの問題について、興味深い記述を示されている。
内容を要約すると、例えば5人の検察審査会委員を選任するような場合、検察審査会事務局は無作為で100人ほどの市民を選出し、そのなかから面接等によって5人に絞り込むのだそうだ。
検察審査会事務局には検察や裁判所からスタッフがおり、この事務局員が審査委員を選任するのだという。つまり、無作為で選出されるのではなく、広い意味で「恣意的に」審査委員を選任しているということになる。
第三は、東京第五検察審査会への審査申し立て人が、「在日特権を許さない市民の会(「在特会」)会長の桜井誠氏(ニックネーム)であるとされていることだ。「在特会」は、達増拓也岩手県知事の言葉を借りれば、「外国人の権利に強く反対するという外国人排除的な政治運動を行っている」団体である。
「在特会」は幹部4名が8月10日、京都朝鮮第一初級学校(京都市南区)の周辺で拡声器を使い授業を妨害したなどとして、京都府警に威力業務妨害容疑などで逮捕されている。
ネット上のブログで検察審査会への申し立てを行ったことを表明している「在特会」代表の桜井誠氏(ニックネーム)は、ブログで次のような記述を示している。
「不起訴決定後、極力早く審査申し立てを行いたかったため、今回の申し立ては桜井一人だけで行いました。小沢一郎という巨悪を眠らせてはいけないこともありますが、外国人参政権実現のために誰よりも積極的なこの民主党大物政治家の動きを止めなければならないからです。一連の小沢ショックとも呼べる政局の中で、外国人参政権問題は一時期に比べてかなり下火になってきた感があります。しかし、同問題の中心にいる政治家が不起訴になったことで、またぞろ外国人参政権法案の国会上程を目指した動きが加速する可能性があるのです。」
つまり、審査申し立ての主たる動機が、外国人参政権法案に反対する点にあることが示唆されている。
検察審査会法第2条2項、30条は、審査申立は、告訴者、告発者、事件についての請求をした者、犯罪被害者(被害者が死亡した場合においては、その配偶者、直系の親族又は兄弟姉妹)が出来る 定めているが、今回の審査申し立て人が、この要件を満たしているのかどうかにも疑念が提起されている。
上記桜井誠氏のブログには、
「検察審査会事務局では、審査申し立ての手続きについて説明を受けました。本来であれば告訴・告発人でなければ審査の申し立てはできないのですが、小沢一郎は国会議員という立場であり、なおかつ被疑事実も「政治資金規正法違反」という公金に関わる問題であるため、全国民が被害者という立場で申し立てを行うことができることを確認しました。(ただし、検察審査会側の判断によっては申し立てを却下する場合もあるとのことでした。)」
との記述がある。
検察審査会事務局のこの運用が正しいのかどうかについても疑義が提示されている。
マスゴミは、検察審査会をあたかも最終的な司法判断を下す最高機関であるかのような報道を展開している。しかし、検察審査会はそもそも検察庁の判断を審査する機関であって、事案に対する最終的な司法判断を示す機関ではない。
仮に検察審査会が二度「起訴相当」の議決を行い、公判による司法判断を得ることになったとしても、そのこと自体で白黒を判定することは間違っている。民主主義社会の大原則に「無罪推定原則」がある以上、万が一、起訴という事態が生じたとしても、「無罪推定原則」により被起訴者の人権を損なう言動は厳に慎まれなければならない。
本ブログ記事「小沢一郎氏の「政治とカネ」問題研究第2回」に記述したように、小沢一郎氏の資金管理団体「陸山会」の収支報告に刑事上問題になる要因はまったく存在しない。検察審査会の議決が審査補助員にどのような弁護士を起用するのかによって大きく左右されてしまう現状、ならびに検察審査会が重要事実を把握できていない可能性が高いことを踏まえて、検察審査会のあり方を抜本的に見直すべきであることは当然である。
マスゴミは「政治とカネ」問題を大きく取り上げておきながら、それぞれの問題の詳細を一切報道しない。検察審査会の審査補助員、申立人などの重大な疑惑を報道することもせずに、小沢一郎氏だけを集中攻撃している。マスゴミのこのような非合理的行動そのものが、「政治とカネ」問題をめぐる小沢一郎氏攻撃のいかがわしさを鮮明に物語っている。
このことを踏まえれば、「政治とカネ」をめぐる小沢一郎氏攻撃全体が虚構=「でっちあげ」であると判断せざるを得ない。政治謀略であると考えるのが順当である。小沢一郎氏の「政治とカネ」問題は、その全体が「政治謀略」によって人為的に創作されたものであると言って差し支えないと思われる。
「小沢一郎氏の「政治とカネ」問題研究第5回(最終回)」では、菅直人政権の陣容に見られる偏りについて言及する。
(転載貼り付け終了)
【411】「「官僚機構が我々にかけた催眠術」 by インナーマザー」
「日々坦々」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010/09/07(火) 00:39
「「官僚機構が我々にかけた催眠術」 by インナーマザー」
魂に訴えるものがある「インナーマザー」様のコメント
是非、多くの皆様にお読みいただきたい文章なので、本ブログにも転載させていただく。
(本ブログ9/5エントリー≪「ほめ殺し」が政界再編のきっかけになっていた!≫へのコメント)
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官僚機構が我々にかけた催眠術
小沢さんを貶めるために意図的に褒めそやす「ほめ殺し」戦術は、今回の選挙においては逆効果になっていくと思います。
当時の竹下さんへの「ほめ殺し」は確かに凄かったし、効果的な脅しになりました。竹下さん自身が街宣活動を畏れてしまったからです。竹下さんは総理の椅子が欲しかったため、私欲が畏れを引き出してしまったのです。
小沢さんは街宣活動の嫌がらせなど畏れてはいません。なぜなら小沢さんにとって、もっとこわいものが他にあるからです。街宣活動のネガティブキャンペーンよりも、「官僚機構が国民を滅ぼしてしまうこと」を一番畏れているのです。国民が滅びて国家官僚と財閥だけが栄えるような本末転倒を畏れている。収奪と搾取の果てに国民が使い捨ての商品にされる地獄絵図の到来を畏れているのだと思います。
また、小沢さんは竹下さんのように自分が総理になることに執着していません。菅さんが思想転向して官僚依存を脱構築してくれれば、現政権のままでよかったのです。鳩山さんの仲介で原点回帰のトロイカが確認されたのに、菅さんに「翌朝の豹変」が起きてしまったので、小沢さんは立ち上がっただけのことです。
小沢さんは最初に理念・思想が基礎にあって、それから私欲が発動される男なのです。竹下さんは私欲が先行して私欲に帰着する我欲が強すぎる人ですから、街宣の脅しに過剰反応する隙が生じてしまった。竹下さんは己の欲に怯えた人でした。
小沢さんは天と国民を何よりも畏れているリーダーです。国民を畏れているリーダーは靭いのです。理念・思想が強靭なリーダーはぶれないのです。
彼は自分が死ぬ前に、米国と官僚機構の催眠術から国民を覚醒させたいと本気で行動しているだけなのです。その舞台が政治であり、代表戦というエレメントに過ぎないのです。そして仮に自分が潰されても「覚醒の種」だけはしっかり国民に蒔いてから浄土に逝く。理念は後生の者が引き継ぐ。私が死んでも歴史の流れは変えられない。それが小沢さんの「敬天愛人」であり「至誠通天」の高天原の感覚だと思います。
「気合い」という言葉がありますが、小沢さんはものすごい勢いで天の気と国民の気を結び合わせています。死んで行った者たちとこれから生まれて来る者たちを繋ぎ合わせる媒介として動いていますから、自ずからすべての国民と一体化していくのです。官僚機構の前衛部隊が仕掛けてくる恫喝、情報操作、謀略すら包摂して中和させてしまうと思います。「ファシズムは優しい顔をして近づいて来る」と言いますが、小泉さんの父性とは深度の違うとてつもない父性を小沢さんに感じるのです。
小沢さんの「グランドキャニオンに柵はいらない」という思想はセーフティーネットと危険情報の可視化がパッケージになった「国民の思考力」を信じる誠心の自由思想です。国民への愛情に根ざした厳しい思想です。
小泉さんの新自由主義はもともとあった柵まで取り払い、安全だというニセ情報まで流して、金融博打に誘導するボナパルティズムでした。国民への愛情がまったくなく国民を商品化する催眠術のような思想です。
同じ強烈な父性でも、深さの違いから小沢さんの方が何倍もおっかなく感じます。
小沢さんにはナチズムのような優生思想や排他的ナショナリズムはありません。むしろ初期ムッソリーニ型のファシズムと親和的な「多元性と寛容さ」を感じます。映画「ニューシネマパラダイス」が醸し出す暖かい空気です。
イタリア・シチリア島の村にある映画館は、仕事も収入も身分も違う者たちが集います。カタギも水商売もホームレスすら包摂する暖かい寛容なトポスになっています。映画館が火事になるとナポリ出身の男が宝くじの賞金を使ってニューシネマを再建します。パラダイスの楽園は維持されました。共同体を守るために、出来るも者が出来ることをする。
そんな暖かい村も経済合理性と効率性の商品化が進み、寛容な共同体が流動化して行きます。人々の絆も変化してしまったように見えますが、主人公のトト少年と映写技師のアルフレードの親子のような絆は、戦前戦後の半世紀を経ても決して切れてはいなかった。
アルフレードがトトへ遺品として残した一本の映画フィルムがラストシーンで流れます。官僚機構に検閲された「いかがわしいキスシーン」のフィルムの断片をアルフレードが内緒で保存していて繋ぎ合わせたものです。
「キス」という人と人とを繋ぎ合わせる象徴的なシーンをファシズム国家は嫌がります。国民をバラバラにしてからファッショする必要があるからです。しかし国家官僚がどんなに上から束ねようとしても限界があります。このようにフィルムは後生に引き継がれていくのです。本来の共同体は下から、つまり社会の側から結束していくものなのだということを象徴するラストシーンです。
私は、小沢さんと検閲フィルムを無言の遺言としてトトに残したアルフレードが重なって見えるのです。
小沢さんはイタリアのファシズムが後期になってナチズムに飲み込まれて共倒れした理由をよく分っているのだと思います。
理念だけではダメ。血と大地の情念に飲み込まれる。かといって国家権力の強化だけでもダメ。社会の側から国民と一緒に作って行く包摂社会が「歩留まりのある国民国家」の在り方なのだ、というギリギリの生き残りの国家ビジョンを小沢さんは描いていると思うのです。
ニコニコ動画の会見で小沢さんが「銃剣では民は心はつかめない」と語った言葉に小沢思想が凝縮されていると思います。
新帝国主義が反復している世界で、ファシズムの流れは避けられない。ファシズムを保護主義と言い換えても実態は同じです。ならば、寛容で多元的な「他国と棲み分けする暴走しないファシズム」を作って行くにはどうすればよいのか。そんな都合のよい安全なファシズムなんて可能なのか。
官僚が独占している権力を国民の代表である国会議員に分散させる。さらに地方分権という方法で中央の官僚権力自体も分散させる。そしてなにより、官僚機構が暴走しない国家は、社会の側から思考する世論によって担保される。これらがパッケージになって「天の感覚」によって包摂される。
ニューシネマパラダイスのラストシーンを見ながら、小沢さんが何を伝えようとしているのかを類比的に考えています。アルフレードはトトの恋人の伝言をわざと隠して別れさせます。トトに村を出て戻ってくるなと旅立たせます。。そして自分が死ぬ間際にもトトへは俺が死んだことは伝えるなと言い残します。しかし結果としてトトはアルフレードの死を知り村へ里帰りして遺品のフィルムを手にします。そしてアルフレードの誠心と自分がアルフレードからかけられた魔法の逆説を悟ります。歳をとって大成した自分がなぜいまここにもどって来てこのフィルムを手にしたのか。フィルムを再生することですべてを理解します。ミネルバの梟が夕暮れに飛び立つように。
可視化、思考、養生、行動、天の感覚。もう既に五つのエレメントは揃っています。国民が今まで官僚機構とマスコミによって検閲されて来た「キスシーンのフィルム(国民と国民の絆)」をしっかり見直して、国民を情報操作と分断統治で管理して来た宣撫工作の弱点を見定め、天を見上げながら繋がれば完成です。
完成すれば終わります。終われば必ず復活します。小沢さんは我々国民と天とを繋げる捨て身の媒体ですから、小沢さんの言動に込められた言霊を丁寧に受け止めて行けば、ほめ殺しの街宣も謀略も大地に吸収されていくでしょう。
我々が小沢さんを守るという発想ではなく、我々がすべてと繋がっていくという構えが、結果として小沢さんに力を与え、我々も力を得る。この弁証法が大事だと思います。
小沢さんがニコニコ会見で、明治維新から140年も官僚支配が続いてきたんだっちゅうのだから、もうそろそろね、平成維新でしょ、という趣旨の発言をしましたが、歴史の流れが翻訳されています。
菅さんは追い詰められている観念先行のイデオローグですから、アジテーションの工作を自分では控えながらもスタッフにやらせる戦術を強化するでしょう。しかし、やればやるほど逆効果になりますから大丈夫だと思います。
そのような意味で、「ほめ殺し」は平成維新の祝砲なのかもしれませんね。
官僚機構が我々にかけた最大の催眠術は「今は平時だ」という虚構のビジョンです。本当は、戦後は終わっていないのです。それを毎日1000人が自殺未遂をすることで教えてくれているのです。高齢者の遺体がぞくぞく発見され、行旅死亡人が増大しているのも、「平時という偽装」を死者たちが知らせてくれているのです。
小沢さんは死者のメッセージが分っているので、今が戦時だという事実を「だから平成維新だっちゅうの」とはっきり可視化して戦っている国民の同志なのでしょう。
(転載貼り付け終了)
【410】「NHK・大越健介と報ステ・古舘伊知郎の表情が曇り出した(笑)」
「世相を斬る あいば達也」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010年09月07日
「NHK・大越健介と報ステ・古舘伊知郎の表情が曇り出した(笑)」
テレビを殆ど観ない筆者も流石に参議院選後の小沢一郎の去就を知る為に出来るだけ、21時のNHK「ニュースウオッチ9」と22時チョイ前から始まるテレ朝「報道ステーション」は視聴するようにしている。
NHKは超親米で元ワシントン支局長、その後ニュースウオッチ9の編集責任者を務めた後、ついにはキャスターとしてまで隷米路線をひた走る政治的信条を抱える人物とみていた。当然キャスターとしても、日米同盟の対等な深化を主張する小沢一郎を愉快に思っていない人物なことは確かだ。当然、今回の民主党代表選においても反小沢の論調を基本的に菅直人現代表を支持する姿勢をそこはかとなく漂わせていた。
大越は番組において、小沢一郎生出演で一太刀浴びせようと目論んだようだが、格の違いで小指で捻られ、あっさり返り討ちにあった。その後も、善良なるトッチャン坊や風貌で菅直人ヨイショを続けていた。しかし、今夜の大越の表情をじっくり観察してみると、明らかに元気がなくなり、暗い表情になっているのが良く判った。
次にプロレス実況アナで名を馳せた軽佻浮薄イメージの古舘伊知郎の「報道ステーション」における表情も論調も一変した。
昨日までは「菅直人支持、反小沢一郎」に徹していたこの男が、中立的論調を語り出した。民放の場合、NHKとは意味合いが違う場合があるだろうが、政権を取るであろう政治家へのネガキャンと思われる論調をいつまでも続けることへの配慮が生まれたと見るのが自然だろう。
小沢政権樹立後、小沢のマスメディアに対するスタンス如何では、放送法を厳しく適用される事で、どれ程の経営的被害を被るか計り知れないのだ。 NHKの大越にせよ、報ステの古舘にせよ、民主党代表選の雌雄がどちらかに決した情報をキャッチアップしたからこそ、報道スタンスを微妙に変更し始めたのである。勿論、小沢一郎の代表選勝利が動かないものになったという確たる情報が彼らにも齎されたということだ。
さて、その次に菅直人の敗北を印象付ける情報が菅直人ご本人の口から発せられた。(笑)菅直人は選挙に勝った場合、挙党一致の態勢で小沢一郎を適材適所の要職について貰うなどと「ほめ殺し」を示唆したことである。
腐れマスメディアの解説によると、「小沢氏の要職起用で代表選後の挙党態勢を目指す姿勢をアピールし、態度未定の議員を取り込む狙いがあるとみられる。」とか「首相は収録後、番組での発言について『小沢氏の議員としての資質について一般論を述べただけで、代表選後の人事には言及するつもりはなかった。要職起用と受け止められたら、本意ではない』」など色々とフォローしているが、事実は違うだろう。
菅直人の発言は何を隠そう、小沢一郎への「あうんメッセージ」と読み解く方が自然だ。つまり、敗色濃厚の気配を野鼠よろしく感じ取ったからではないのか。その為の保身「逆櫓の路」(逃げ道を用意して闘う)を開いたと考える方が素直に聞ける言葉である。なにせ、僅か10日ほど前には、仙谷・枝野を売り払おうと鳩山と談合した男である。今度は、敗戦後の保険を掛けたつもりなのだと思う。
一方、小沢一郎は四国で「「最終的に総理大臣がこういう方針で行きたい、と言えば不可能なことはない。政治生命をかけて、私自身の命をかけて、みなさんとのお約束を必ず守る」と不退転の決意を述べている。この小沢一郎と菅直人の雲泥の差でに気づかぬ議員党員サポーターが多数と云うことはあり得ない。
一旦、菅首相支持を打ち出した旧民社党系グループも支持を撤回、あらためて協議することになった。正直、これ以上マスメディアも小沢ネガキャンに与することは経営基盤を揺るがす事態になることを肝に銘ずべき時期に来ているような感じだ。筆者としては最後まで翼賛報道で信頼を貶めて欲しいものだが、敵に塩も送っておこう(笑)
菅直人の発言は時事と朝日でニアンスが異なるので、二社の記事を参考引用しておく。
≪ 小沢氏の要職起用示唆=陣営から批判も-菅首相
菅直人首相は6日夜、日本テレビの番組収録で、民主党代表選で再選された 場合の小沢一郎前幹事長の処遇に関し、「特に選挙の指導は非常に的確だ。すべての議員が得意な分野で働けるような体制が挙党態勢と思っているので、小沢さんにも得意分野で活躍してもらえればありがたい」と述べ、選挙関連の要職に起用する考えを示唆した。
首相としては、小沢氏の要職起用で代表選後の挙党態勢を目指す姿勢をアピールし、態度未定の議員を取り込む狙いがあるとみられる。ただ、再選支持派からは「もう勝ったつもりでいると思われる。なぜこのタイミングで言うのか分からない」と批判の声が上がった。陣営内には「脱小沢」路線の継続を求める意見もあり、首相の発言は波紋を広げそうだ。
収録で首相は、小沢氏について「本当に大きな政治家で、与野党を超えてこれだけ経験と、ある意味での見識を持たれている政治家はいないのではないか」と評価。その上で「わたしも選挙が終われば協力することを約束しているので、(約束に沿って)やっていきたい」と語った。
一方、小沢氏は同日夜のTBSの番組で、自身が代表選で勝った場合の政権人事 について「鳩山由紀夫前首相も菅さんも皆で協力した体制をつくらないといけない」と強調した。首相の発言に関しては「一兵卒でも全面協力する」と述べた。(時事通信)≫
≪「小沢氏、得意分野で活躍を」 首相、起用問われ発言
菅直人首相は6日夜、日本テレビの番組収録で、小沢一郎前幹事長について「すべての(党所属)議員が自分の得意な分野で働ける態勢を作ることが挙党態勢 だ。小沢氏にも得意な分野で活躍していただければありがたい」と述べた。民主党代表選後の内閣改造・党役員人事で、小沢氏を要職に起用すると受け取られかねない発言だ。
首相は6月の政権発足以降、「脱小沢」路線を掲げて小沢氏本人を要職から遠ざけてきただけに、今回の発言は、代表選で菅氏を支持している「非小沢」系議員に波紋を広げそうだ。
番組内で首相は「(小沢氏とは)選挙が終われば協力しあうことを約束している」と説明。小沢氏について「大きな政治家で、これだけの経験と見識を持った政治家はいないのではないか。決断力があり、特に選挙の指導は非常に的確だ」と評価した。その上で、司会者から内閣の要職に起用するかを問われ、「得意な分野で活躍していただければありがたい」と答えた。
ただ、首相は収録後、番組での発言について「小沢氏の議員としての資質について一般論を述べただけで、代表選後の人事には言及するつもりはなかった。要職起用と受け止められたら、本意ではない」と、周辺に釈明した。
一方、小沢氏は6日夜、TBSの番組に出演し、首相の番組発言について問われると「ポストは別にして、一兵卒でも、結果がそうであれば全面協力する」と 述べた。(朝日新聞) ≫
(転載貼り付け終了)
【409】「小沢一郎 独占インタビュー【第一弾】」
「ゲンダイ的考察日記」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010/09/06(月) 21:56:21
「小沢一郎 独占インタビュー【第一弾】」
「菅にはできない。自分ならこうやる」
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酷暑の中、ヒートアップする民主党の代表選。ここにきて驚くのは、小沢待望論の広がりだ。当初は小沢に冷たかった世論が劇的に変わりつつある。小沢が街頭演説に立つと、小沢コールが巻き起こるのだ。まさに小沢総理誕生前夜のムードだが、だとすると、小沢は日本をどう変えてくれるのか。本紙独占インタビューの第一弾――。
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あの予算編成では自民党と同じだ
東京、大阪の立会演説会での小沢コールは、すさまじかった。これには小沢も手応えを感じたのではないか。
「えらく熱心に応援してもらったね。ちょっと菅さんに申し訳なかったくらい。テレビが良かったって言われてますね。この3、4日のテレビ出演が影響あったんじゃないかなと思います」
もっとも、世論の変化もうなずける。これまで大メディアは小沢=悪人というレッテルを張り、執拗に政治とカネの問題を書きたててきた。しかし、小沢が直接、国民に語りかければ、改革にかける情熱、覚悟がつぶさに伝わってくるのである。小沢にはこんなふうに聞いてみた。菅首相にできなくて、あなたにできることは何なのかと―。
「何をするにしても政治主導。政治家が自分の責任で決定し、実行し、結果責任を持つ。簡単な話なんですけど、それができていないんです」
小沢が例に挙げるのが、菅政権における概算要求、各省一律10%カットという手法だ。
「役人は、この予算は全部要らないとか、これを倍にするとか、それをやれって言っても無理なんですよ。そうすると各省、デコボコができるでしょう。日本の役所の特徴は、各省のシェアがほとんど変わっていないことなんです・常に一律。だから、今度の予算編成も一律10%になった」
これぞ、官僚主導の典型だというのである。
「一律っていうのは、いいも悪いもみなカットするって話でしょう。それじゃあ、我々の言ってきた政治主導と違うじゃないか。自民党政治の中でやってきたことと同じ手法じゃないの。菅さんが一生懸命やってきたことは分かるけれども、結果は自民党の手法で予算編成をやっている。これじゃ駄目だ、と言っているんです」
それがなぜ、小沢だとできるのか。
「役人だって優秀な人は今まで同じ手法では持たないと分かっている。右肩上がりの時代ではないのです。役人が新しいものを出そうとしたら政治家が結果責任をとる。それをやらずに失敗したら役人に尻拭いさせるから、彼らも『バカバカしい』となるのです」
総理になったら交付金をすぐ実行
政治家が覚悟を決めれば、役人もついてくるし、そうすれば、予算の組み替えだってできるのである。小沢はまず、第一歩として、地方への補助金を廃止し、一括交付金にすることを訴える。
「中央集権体制から地方主権、地方分権。そのための最大の第一歩が補助金の廃止なんですね。中央の官僚の力の源泉は金と法律上の権限です。これを取っ払えばいい。そうすれば、地方は自由な金を持つことになります。どうやって使おうかと考える。官僚支配を打破すると同時に地方振興、地域振興に役立つし、無駄も減る。日本記者クラブの討論会で、『それじゃあ、トータルでのお金は減るんですね』と聞かれましたが、そうじゃない。名目上のお金は減るかもしれないが、中央でやっている限り、流通だろうが建設だろうが、全部、東京本社の大手が持っていってしまう。地方に任せればコストダウンになるうえに地方の企業にお金が落ちる。地域のためになるし、官僚の権力の源泉を断つことができるし、中小企業を助けることにもなるのです」
小沢は代表選を制すれば、内閣総理大臣に指名される。すぐに来年の予算から見直すのか。
「次の予算から役人支配の象徴である補助金の交付金化をやります。農水省だって公共事業関係の補助金は6000億円以上あるし、文部科学省だって、そりゃ、いっぺんに全部はできないけれども、例えば2割ずつ地方に回しますよ、とか。僕はそれを絶対に実現しようと思っている。彼ら(役人)だってバカじゃないですからね。本当に優秀な役人に筋道立てて話をすれば分かる。『こいつはちゃんと責任をとってくれるな』と思ったら彼らはついてくるのです」
確かに小沢のいう改革を断行すれば、一石三鳥だ。
しかし、メディアはそれにケチばかりつける。大メディアこそが改革つぶしの張本人ではないか。そんな印象すら受けてしまう。
「彼ら(メディア)は、変えることなんて絶対に不可能だという前提に立っているんですよ。それは、ある意味において官僚との癒着もあるんですね。そればっかりだとは言わないけれど。大きなメディアは既得権の維持が優先する。電波も免許更新制ですから。欧米では競争入札しているところもありますよ」
だから大メディアは執拗に小沢を叩くのか。
「あの野郎、もしかしたら自分たちの利権を侵害するかもしれないという恐怖感があるんじゃないですかね」
殺されてもしょうがないという覚悟でやる
民主党の大臣、政治家もひどいものだ。
「ひとつはね、分からないってことね。経験がない。役人のことも分かっていない。役人は今までと同じようなことしか言わないですよ。そうすると、『なるほど』となっちゃう。責めるのはかわいそうだな、と思うところもあります。だけど、やっぱり、グループのリーダーとか大臣とか総理は、『自分は経験がないから分からない』では、済まされない。もっと勉強せいと。勉強っていうのは細かい勉強じゃないですよ。役人と同じ議論するから駄目なのですよ。この国をどうするのか、中央集権の役人支配をやめさせるにはどうしたらいいのか。そのためには、『オレが責任持って、これをやる』という勉強をしないと駄目なんです」
そして、小沢には、それをやり切る覚悟があると言うのである。
「中央集権の根本のところから直すという作業は、よっぽどじゃないとできません。失敗したら、殺されてもしょうがない。極端に言えば、それくらいの話です。しかし、それをやらなきゃ、日本の次の時代の夜明けは来ない」
だから、立候補を決めたと言う。この国の閉塞状況は限界だ。それを打破するには、剛腕・小沢の決死の“覚悟”にかけてみるしかないのである。
(つづく)
(日刊ゲンダイ 2010/09/06 掲載)
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これぞ小沢さんの”凄さ”です。感動すら覚えます。
菅さんでは「希望」が感じられません。
明日のつづきが楽しみです。
(転載貼り付け終了)
【408】「小沢一郎前幹事長の現代版「関ケ原合戦」は、綿密な事前の調略と最後の1時間半で勝負が決まる」
「板垣英憲『マスコミに出ない政治経済の裏話』」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010年09月06日 23時06分26秒
「小沢一郎前幹事長の現代版「関ケ原合戦」は、綿密な事前の調略と最後の1時間半で勝負が決まる」
◆米国対日工作担当者マイケル・ジョナサン・グリーンが、「小沢一郎は総理大臣にならない」とデマ情報を垂れ流しながら、実は生命の危機に陥っているという。米国スパイが生きようが殺されようが、日本国民にとっては、何の感慨もないけれど、だれに狙われているのかは、興味がある。マイケル・グリーンに向けられた銃口は、4つというからややこしいやら、恐ろしいやら。一つは、マイケル・グリーンの飼い主であるディビッド・ロックフェラーである。自分を裏切り、同族ながら宿敵のジョン・D・ロックフェラー4世に乗り換えようとしたのがバレて裏切り者として始末されそうになっている。2つ目は、ディビッド・ロックフェラーの強敵であるジェイコブ・ロスチャイルドが発しているというヒットマンに狙われているらしい。3つ目は、イスラエルのスパイ組織モサドであるという。4つ目は、英国ロンドン・ロスチャイルドの分家であるイヴリン・ロスチャイルドである。極めて凶暴という。
こうなると、枕を高くして寝られない。もっと大変なのは、マイケル・グリーンの対日工作の対象だった日本のマスメディアの幹部らである。後ろ盾失い、いま小沢前幹事長に関する支離滅裂の報道を繰り返し続けている。相変わらず忠誠を誓うが如くピント外れの「小沢批判」をしているのは、悲しい限りである。近々、処分されるであろう
◆ともあれ、今回の民主党代表選は、ますます関ケ原合戦の様相を深めている。
週刊現代は、9月18日号で「とうとう小沢総理」という大特集を企画、このなかで、「明治維新じゃない。関ケ原だ」との小見出しをつけて、「菅首相はすでに、石田三成同様『信じてはならない者』を信じてしまい、前哨戦で小沢氏に後れを取った点は否めない」と述べて、石田三成=菅首相を設定して、勝敗を論じている。しかし、「信じてはならない者」を鳩山由紀夫前首相と断じているのは、大きな間違いである。鳩山前首相に泣きついたのは、菅首相であり、そればかりか、菅首相を見限ってロシアへ発った鳩山前首相を追いかけるが如く、まるでストーカーのように電話をかけ続けて、再度、小沢前幹事長に取り成しを懇願したのは、情けなや、菅首相であった。週刊現代は、この事実を取り違えている。そもそも鳩山前首相は、不肖私にも明言していたように、菅首相を信用していないのであるから、菅首相から泣かれること自体、鳩山前首相には、迷惑至極であった。それをバカなほど人の良いお坊っちゃま、鳩山前首相が、「トロイカ体制に戻りたい」という菅首相の哀願に応えて小沢前幹事長との仲介の労を取ろうとしたまでの話であった。それが菅首相の我がままで、不調に終わり、鳩山前首相は再び、菅首相に騙される結果となった。政治オンチの鳩山前首相の名誉のためにも、週刊現代編集部には、「もっと正確に書け」と厳重注意を言い渡しておきたい。
◆さらに、「買って損した」とガッカリさせられたのは、この特集の「菅陣営の極秘資料を入手 小沢×菅 これが最終的な票読みだ!」の記事だ。このなかで「前出の小沢派幹部はこう語る。『国会議員票は、すでに280票は固めた。これで560ポイント、菅サイドは130票程度と見ており、計260ポイントの差がある』」と述べている。だが、週刊現代編集部が、個々の国会議員に当たりして、独自の予想を立てるべきであった。実にいい加減な記事だ。私が独自で調べた小沢支持の国会議員票が「280」と同じであったとはいえ、喜べない。
◆それはさておいて、民主党代表選は、関ケ原合戦に照らし合わせると、1600年9月15日払暁からの決戦直前に接近している。
西軍方は、石田三成のいる「笹尾山」、宇喜多秀家のいる天満山、小早川秀秋のいる松尾山、そして毛利秀元が布陣する南宮山の線により東軍を囲む鶴翼の陣を敷いていた。東軍は、圧倒的に不利と見える鶴翼の陣の奥深くに陣を置いていた。
明治時代、ドイツ帝国陸軍のクレメンス・メッケル少佐が、軍事顧問として来日し、関ヶ原における両軍の布陣図をみて、直ぐに「西軍の勝利」を断言したという。
東軍7万、西軍12万は午前8時15分ごろから、関ケ原部落西方の山裾で衝突する。北国街道に沿う地域の主決戦場では、両軍主力が、必死の突撃を繰り返す。勝敗は容易に決しない。東軍危うしの場面が、幾度か現われる。
しかし、家康は、内心じりじりしていた。松尾山の小早川秀秋軍が動こうとしないからである。内応しているはずの秀秋がまだ決心できないでいた。秀秋が石田三成の作戦計画通り東軍の背後に回り進撃してくれば、西軍の運命は、それで終りとなる。家康は「若造秀秋に謀られたか」とまで思いつめる。
だが、正午ごろ、家康は意を決して、松尾山に向かって一斉射撃を命じた。威嚇射撃である。驚いた秀秋は、三成を裏切り、石田軍の副将・大谷刑部(吉継)に襲いかかり、東西両軍の形勢を逆転させる。西洋甲冑に身を固めた徳川家康は、本陣を出払い、石田三成軍に直面する最前線に姿を現す。今川義元の人質だったころから、合戦のたびに最も消耗率が高い危険な最前線で戦う野戦の名手であった。石田軍の鉄砲隊の銃口が一斉に火を吹く。だが、西洋甲冑が弾丸を跳ね返し、徳川家康は、微動だにしない。この姿に、石田軍の将兵は、動揺を隠さない。合戦は午後1時半、終了。秀秋裏切りからわずか1時間半で、家康は勝利したのであった。
小沢前幹事長は、背広に身を固めて、代表選の最前線に立っている。背広は、現代ビジネス戦士の制服、いわば軍服であり、さしずめ徳川家康の西洋甲冑といったところである。選挙と言えば、直ぐに体が動き、ドブ板選挙を始める。小沢前幹事長も野戦型政治家である。
しかし、徳川家康は、開戦から終結まで、敵将に対して懸命に手紙作戦や調略を重ねていた。要するに寝返り工作を進めていたのである。これが功を奏し、小早川秀秋や吉川広家らが動かず、最後は、秀秋の裏切りと進撃で勝負が決したのである。徳川家康の勝利は単に戦場の勝利というよりは、野戦型の裏で苦心して積み重ねられた巧妙な政治力の勝利であった。
同様に、小沢前幹事長が完全勝利は、舌戦の裏で政治力を発揮し、懸命かつ綿密な事前の調略によって決まる。もちろん、小沢前幹事長が、これを怠っているはずはない。果たして玉虫色の前原誠司国交相は、小早川秀秋となるか、否や?
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【407】「小沢コールは、何故、起きたのか?」
「毒蛇山荘日記」から貼り付けます。
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2010-09-06
「小沢コールは、何故、起きたのか?」
昨日、日曜日、大阪の梅田での民主党代表選立会い演説会において沸き起こった「小沢コール」の大合唱は、マスコミの行う世論調査が捏造する「菅直人断然有利」情報を、木っ端微塵に打ち砕くものであったと言っていいが、新聞やテレビなど、いわゆるマスコミの「政治記者」たちは、ことここに到っても、まだ「小沢独走」を象徴するかのような立会演説会場における怒涛のような「小沢コール」の現実を直視しようとせず、「菅直人断然有利」という捏造された虚偽情報の中で惰眠に耽っているように見受けられる。僕は、ミヤネヤ司会の「ニュースサンデー」とかいうテレビ番組で見たのだが、そのあまりにも激しい「小沢コール」の大合唱に、現場を目撃したミヤネヤ自身がすっかり度肝を抜かれたという感じで、目を丸くして取材し、「マスコミの世論調査情報(「菅直人80%、小沢一郎20%」)は、どうなっているのか」という驚愕の表情で報道していたが、僕にとっても、これほどの「小沢コール」を見るのは、予想外の展開であった。おそらく、久しぶりに政治家らしい政治家の自信に溢れた強力なリーダーシップの存在を見せ付けられて、国民の大多数が、政治というものの現実に覚醒しつつあるのでろう。政治はクリーンやカネだけで語れるものではなく、国民を引っ張っていくリーダーシップや実行力、そして明確な国家目標の提示…等こそ政治家に求められるべきものだということを、小沢一郎という政治家らしい政治家の登場で理解し始めたものと考えられる。そして政策的には、小沢一郎が自信満々に主張する「財政出動による景気浮揚」というケインズ経済学的政策が、国民に広く深く浸透し、支持されているということであろう。「小沢コール」は起きるべくして起きているのである。民主党の地方議員やサポーターもこのテレビ映像を見ているであろうから、影響を受けないはずはない。つまり、「小沢政権待望」が、全国的に沸き起こっているはずだ。いつまで、マスコミが、それを無視し続けることが出来るのか、これもまた面白い見物である。
●読者からのコメント投稿より。
■筆
現場(梅田)に足を運びましたが、確かにあの小沢コールは驚きましたね。
菅にも「そうだ」とか言ってる人間でさえも、一緒になって「オザワ!オザワ!」ですからね。
集団心理的なものかわかりませんが、実際、地元局の取材受けている人も、やはり「小沢」といってましたね。
菅総理の演説中も、自民党批判のくだりで「お前(菅)のせいだ」とか、野次怒号ですからね。
投票比重が重く統一地方選を控えた地方議員、さらに比重の重い国会議員は、世論を読み間違えないほうが懸命ですね。
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【406】「唖然とする読売新聞代表選ネット調査結果隠滅」
「植草一秀の『知られざる真実』」から貼り付けます。
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2010年9月 6日 (月)
「唖然とする読売新聞代表選ネット調査結果隠滅」
フジテレビ「Mr.サンデー」が民主党代表選を報道した。
東京、大阪で行われた立会演説会では、小沢一郎氏の支持者が多数詰めかけ、小沢一郎氏の人気が菅直人氏の人気を完全に上回っている現実が明白になった。
番組は街頭演説会に詰めかけた小沢一郎氏支持者が動員された人々であるとの証拠を掴もうと質問を浴びせたが、動員された人々をまったく発見することができなかった。
これが、主権者国民の生の声である。また、民主党代表選は民主党内の選挙であるから、民主党支持者のなかでの支持率を調べなければ当選予測のための資料としては意味がない。
民主党支持者への調査ではとりわけ、小沢一郎氏支持者が圧倒するはずである。各種調査もその事実を表示している。
「Mr.サンデー」が実施したインターネット調査は、誠に奇妙なことに、それでも菅直人氏支持が多数だった。調査を実施した下請け調査会社は「メディアパーク」という名の調査企業である。
この手の下請け調査会社が、もっとも疑わしい存在である。メディアパークという名の企業がどのような企業であるかを私は知らないが、他のインターネット調査とかけ離れた調査結果を出したメディアパークが、どのような方法、質問で調査を実施したのかは明らかにされる必要があるだろう。
メディアパーク社のサイトを見ると、事前に登録したモニターを対象に調査が行われているようであるから、その調査に協力した人に直接話を聞けば、調査の実態が明らかになるであろう。
インターネット調査では、ほとんどの調査で小沢一郎氏支持が菅直人氏支持を圧倒している。ネット上に代表選世論調査結果を一覧表にしたものがあったので転載させていただく。大変申し訳ないが、出典をメモできなかったので、出典が判明し次第、報告させていただきたい。
これらの調査を見ると、インターネット世論調査では小沢氏支持が優勢であることが鮮明である。これに対して、マスゴミの世論調査だけが奇異な姿を示している。
フジテレビ「Mr.サンデー」のインターネット調査も非常に奇異であるので、ネット上で、この「メディアパーク」社の実態についての調査が行われることが望まれる。
こうしたなかで、驚くべきことが発覚した。読売新聞が、ヨミウリ・オンラインで公開していたオンライン調査結果を突然消去したのだ。
読売新聞本紙の世論調査では菅直人氏が圧倒的な優勢を示しており、9月2日の卑劣な公開討論会でも、品性下劣な橋本五郎氏が、この疑わしい世論調査結果をもとに小沢一郎氏に無礼千万な質問を示していたが、その読売新聞がオンライン・世論調査結果を抹消した。記事掲載期間が経過したと説明するのかも知れないが、代表選はこれから実施されるのであり、現時点で消去したのでは調査の意味がない。
菅直人氏当選に向けて情報工作を展開する読売新聞の方針と完全に矛盾するオンライン調査結果だったのであろうが、都合の悪い調査結果だからといって消去してしまうとの対応には唖然とする。まさにあいた口がふさがらない。
私は何かのシステムトラブルではないかと考えたが、すでに調査結果が消去されているとの記述をサイト上で確認したので、恐らく読売新聞が意図的に消去したということになるのだろう。
読売新聞の卑劣さはつとに知られているところではあるが、まさかここまで堕ちているというのは、半信半疑の心境だ。もし本当に読売新聞が調査結果を意図的に消去したというのが真実であるなら、読売新聞は「ゴミ売新聞」と呼ばれても、さすがに反論できないだろう。
常識で考えて分かるのではないか。ヨミウリ・オンラインの調査結果が消去されて、ネット上で祭りになっているのかと思いきや、あまり騒ぎにはなっていないように見受けられる。読売新聞のこのような卑劣な行動は、すでに織り込み済みということなのだろうか。
マスゴミが懸命に偽装した世論調査結果を流布しているのは、なんとか、サポーター票を菅直人氏に振り向けさせようとしているからにほかならない。議員票で菅直人氏が負けている以上、サポーター票および、地方議員票で得点をあげなければならないからだ。
テレビ番組で選挙戦を伝える人物は、必ず、菅直人氏優勢を伝える。その理由は、多くの投票者が「勝ち馬に乗る」行動を示すからである。小沢氏優位の真実を伝えれば、サポーター票と地方議員票は小沢一郎氏に雪崩を打つことが明白である。この理由から虚偽の情勢分析が示されているのである。
しかし、選挙は戦である。小沢氏優位とはいえ、絶対に最後の最後まで力を抜いてはならない。今回の民主党代表選は日本の未来を決定づける選挙であると言って過言でない。マスゴミ情報操作に打ち克ち、必ず小沢一郎氏を当選させなければならない。
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【405】「小沢一郎氏の「政治とカネ」問題研究第3回」
「植草一秀の『知られざる真実』」から貼り付けます。
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2010年9月 5日 (日)
「小沢一郎氏の「政治とカネ」問題研究第3回」
小沢一郎氏に対する検察の不起訴決定に対して審査申し立てがあり、2月4日と23日、東京第一検察審査会と第五審査会がそれぞれ審査の申立てを受理し、東京第五検察審査会が04年および05年の収支報告書分、東京第一検察審査会が07年の収支報告書にかかる問題の審査を行った。
4月27日、第五検察審査会は、04年および05年分について審査員11名の全員一致で「起訴相当」とした(「四二七事変」)が、これに対して東京地検特捜部は、5月21日、再度不起訴の決定を下した。
第五検察審査会は検察が不起訴決定を示したため、二回目の審査に入っている。しかし、審査員11人のうち6人が4月末、5人が7月末に任期を終え、また、審査補助員に選任されていた米澤敏雄弁護士が審査補助員を辞任したため、審査員および審査補助員全員が交代して二度目の議決は10月にずれ込む可能性が高いと見られている。
二度目の議決で審査員11人中8人以上が起訴すべきとの見解を示すと、検察審査会決議は「起訴相当」となり、強制起訴が実施されることになる。
他方、東京第一検察審査会が7月15日に「不起訴不当」を議決したことを受けて地検特捜部は小沢氏に再聴取を求めている。再聴取は9月にも行われる可能性が高いと見られているが、地検特捜部は改めて不起訴を決定するものと見られており、この場合には07年収支報告書の問題での起訴の可能性は消失する。
東京第五検察審査会が「起訴相当」とした、その内容は以下の通りである。
【容疑内容】
小沢氏は陸山会の代表者。真実は陸山会が、2004年10月に代金約3億4千万円を支払い、東京都世田谷区の土地を取得したのに、
(1)会計責任者の元公設秘書大久保隆規、元私設秘書の衆院議員石川知裕の2被告と共謀の上、2005年3月ごろ、2004年分の収支報告書に、土地代金の支払いや土地を記載しないまま、総務大臣に提出した。
(2)大久保、元私設秘書池田光智の2被告と共謀の上、2006年3月ごろ、2005年分の収支報告書に、土地代金分を含む約4億1500万円を事務所費として支出し、土地を17年1月7日に取得したと虚偽記入し、提出した-ものである。
【審査会の判断】
石川、池田両被告の、収支報告書を提出する前に、小沢氏に報告・相談したとする供述がある。小沢氏は、いずれの年の収支報告書についても、提出前に確認せず、担当者が真実ありのままを記載したと信じて了承していたと供述しているが、きわめて不合理・不自然で信用できない。
小沢氏が否認していても、以下の状況証拠が認められる。
(1)小沢氏からの4億円を原資として土地を購入した事実を隠ぺいするため、銀行への融資申込書などに小沢氏自らが署名、押印し、陸山会の定期預金を担保に金利(年額約450万円)を支払ってまで銀行融資を受けるなど、執拗な偽装工作をした。
(2)土地代金を全額支払っているのに、売り主との間で、2005年度分の固定資産税などを陸山会で負担するとの合意書を取り交わしてまで本登記を翌年にずらした。
(3)工作は、小沢氏が多額の資金を持っていると周囲に疑われ、マスコミに騒がれないための手段と推測される。
(4)絶対権力者である小沢氏に無断で、大久保被告らが資金の流れの隠ぺい工作をする必要も理由もない。
以上が東京第五検察審査会の議決内容であるが、先述した事実経過を踏まえると、そもそも事実認定が間違っている。検察審査会は、2004年10月の土地売買を2005年1月の土地売買に偽装したとの判断を大前提に置いている。
しかし、不動産登記が2005年1月にずれた理由が、農地法第5条の規定により、2004年10月時点で直ちに不動産の移転登記ができず、移転登記が可能になった2005年1月に移転登記が行われたということになると、検察審査会の主張は根底から崩れることになる。
検察審査会は銀行融資を受けて不動産を購入したことがおかしいと指摘するが、手元資金を確保するために銀行融資を受けて不動産を取得することは、世の中では一般的に行われていることである。何ら不自然な点はない。
こうして見てくると、検察審査会の決議は、結論ありきの論議によってもたらされたものであるとの疑いが濃厚である。
専門的な法律知識のない一般市民が11人集まって、このような議決を行うこと自体があまりにも不自然である。小沢一郎氏は検察審査会のあり方がこれでいいのかという議論が生じる可能性があると指摘したが、その通りである。
すでに記述したように、東京第五検察審査会の議決は説得力を完全に失ってしまっているが、より重要な問題は、なぜこのような不自然な検察審査会決議が生まれたかである。
また、マスゴミは「検察審査会による強制起訴の可能性」だけを強調し、問題となっている事案の詳細を一切報道しない。逆に、収支報告書に記載されていた不動産購入原資が収支報告書に記載されていないとの虚偽の情報を流布して、小沢氏に対する悪いイメージの植え付けに尽力してきたのだ。
マスゴミ報道、不自然な検察審査会決議の背景は一体のものであると考えられる。これらの巨大な闇に光を当てなければならない。
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【404】「小沢氏を批判する菅首相は闘う相手を間違えている」
「ゲンダイ的考察日記」から貼り付けます。
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2010/09/05(日) 07:03:52
「小沢氏を批判する菅首相は闘う相手を間違えている」
「雇用」がスローガンで終わる限界
民主党代表選で驚かされたのが、菅首相の闘争心である。小沢との一対一の対決が確実になった途端、それまでのチンタラがうそのように、日銀の白川総裁と会談したり、経済対策の基本方針を打ち出したりと、精力的に動き出した。さすがに市民運動家出身。闘いの場面になると目の色が変わるようである。
候補者2人による共同記者会見でも、「お金がまつわるような古い政治から脱却しなければならない」と、政治とカネの問題を抱える相手を批判。「予算委員会で長い間小沢さんが座っている姿は想像できない」と、欠席が多い小沢氏を皮肉った。
マスコミの前では、挙党一致とか何とか言っているようだが、国民の目の前で展開されているのは、まぎれもない権力闘争である。小沢氏を排除するための戦いだ。
しかし、いまの民主党政権に、ドタバタの闘争劇を演じていられるヒマなどあるのか。民主党は政権交代当時の高い支持率は失っている。そのうえ、菅首相が権力に固執するあまり、仲間を口汚くののしる醜態をさらせば、国民は失望し、政権は崩壊する。日本の社会や経済は、それを許せるような状況ではないのだ。
小沢氏の言動を見ていると、人間的には好きになれそうにない。しかし、自らの力をフルに使って物事を前進させる才能は稀有(けう)に思える。彼のような政治家に活躍の場を与えることは、菅首相が掲げる挙党一致に欠かせないはずだ。民主党は、いま、難問が山積みした日本の課題に対処しなければならないのである。すべての力を結集して、命懸けで取り組む必要があるはずだ。この難局は、だれかを排除してやれるほど甘いものではないだろう。
とりわけ菅首相は、政策責任者として力不足である。何をどう変えようとしているのか示せないため、言葉を弄して周囲をけむに巻こうとしているフシがある。どうも信頼に欠けるのだ。
例えば、代表選では、「雇用重視」を主張し始めているが、どうやって雇用を確保するのかが見えてこない。雇用を改善するには、景気を上向かせなければならない。企業活動を活性化させる策も必要だ。そういう視点を欠いたままで雇用問題を語るから「雇用」がスローガンにしか聞こえないのである。
市民運動家的野党の時代なら、それでよかっただろう。だが、一国の総理がスローガンを唱えて終わりではダメだ。どんな人材でも使えるものは使えばいいのである。
久しぶりの闘いに血が騒いでいるのかも知れないが、菅首相が闘うべき相手は小沢氏ではない。古い体制を守ろうとする勢力だ。そこをはき違えられては困るのだ。
【日本経済 一歩先の真相 高橋乗宣】より
(日刊ゲンダイ 2010/09/03 掲載)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「菅さんは1年生議員のときから、“オレは首相を目指す”と公言してきた。でも、どこまで準備や勉強をしてきたのか。結局、首相になることだけが目的の人だったことが分かってしまった。まったく逆なのが小沢さんです。国家ビジョンにしろ政策にしろ、若い頃からだれよりも勉強してきた。政権構想はずっと膨らませてきた。総理になることは手段であり、最終目標は総理になって何をやるかだと考えてきたのが小沢さんです」(評論家・塩田潮氏)
2日の菅、小沢の公開討論会でも、そういう2人の貫禄の差は歴然だった。テレビ中継を見ていた永田町のベテラン議員や古手秘書の間からも、「モノが違うね」の声が漏れた。
(中略)
朝日新聞の声欄に「クリーンな無能より灰色の有能を」という68歳年金生活者の投書が載っていた。朝日幹部より、読者の方が見るべきところを見ている。この未曾有の国難に立ち向かうには、とにかく強力な力を持つ政治家が必要なのだ。「毒はあるが、力のある小沢一郎」と「毒はないが、何もできない菅直人」のどちらがいいかは、選挙をするまでもないことだ。
(日刊ゲンダイ 2010/09/03 掲載記事より)
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早いとこ「小沢政権」をスタートさせちゃいましょう。
他にも掲載したい記事がたくさんあるのですが、本日はこれまで…m(__)m
※最近、「褒め○し」なるコメが散見されますが、よく使う団体様と似ています??小沢さんでは、よほど困る事情でも?
(転載貼り付け終了)