日本政界●情報メモ

投稿日:2010/09/10 07:32

【429】「小沢一郎氏圧倒的優勢で推移する代表選終盤情勢」

「植草一秀の『知られざる真実』」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010年9月 9日 (木)
「小沢一郎氏圧倒的優勢で推移する代表選終盤情勢」

民主党代表選が終盤を迎えている。

 議員票の実情は、菅直人氏陣営が開いた二度目の決起集会が如実に物語っている。菅直人氏の二度目の決起集会に参加した国会議員は117名にとどまった。
 
 民主党の国会議員は411名いる。200名でも過半数に達しない。民主党代表選では国会議員は1人2ポイントを持つ。議員のポイントで822ポイントある。

 これ以外に地方議員票が合計で100ポイント、サポーター票が300選挙区ごとに1ポイントずつ合計300ポイントある。
 
 国会議員の勢力としては
 小沢一郎氏サイドの基礎票になるのが、
小沢一郎氏グループ150名
鳩山由紀夫氏グループ50名
計200名である。
 
 一方、菅直人氏サイドの基礎票は
菅直人氏グループ40名
前原誠司氏グループ40名
野田佳彦氏グループ30名
計110名である。
 
これ以外に、

旧民社党グループ 30名
旧社会党グループ 30名
があり、
これらに属さない議員が40名ほどいる。
 
 旧民社党グループと旧社会党グループは、それぞれがほぼ二分された状況にある。フジサンケイグループのFNNネットが独自取材で、民社党グループ代表の田中けいしゅう議員が単独でも代表方針として菅直人氏支持を表明することを確認したとテレビ等で何度も放送したが、その後、一向にその気配はない。他の報道では、一本化を断念したことが伝えられている。
 
 FNNは誤報を行ったことについて、正式に訂正とお詫びの放送を行うべきである。マスゴミの質の低下は本当に目を覆うばかりである。
 
 菅直人氏の決起集会に出席した議員は、菅直人氏支持を表明している議員の約9割に該当すると考えられる。議員票で小沢一郎氏陣営は大きく水をあけていると見られる。議員票では255人対155人程度、つまりポイントに換算すると510ポイント対310ポイントの差がつくと考えられる。

 小沢一郎氏陣営が同様の決起集会を開催しないのは、議員票での大差が明らかになることにより、陣営が緩むことを警戒してのことであると考えられる。
 
 小沢一郎氏は投票箱が開き切るまで、絶対に手を抜かない。これが選挙の鉄則である。
 
 地方議員票と、サポーター票も実態は、小沢一郎氏陣営が大幅にリードしていると見られる。ただし、この情報も、陣営が緩むことを警戒して、一切公表されていない。
 
 残る問題は、不正集計が実行される懸念である。サポーター票は茨城県の局留めで郵送されるが、30万を超える投票数であるため、その管理に大きな懸念が持たれている。
 
 このサポーター票で、大規模な不正が行われることが現実の問題として警戒されているのだ。
 
 テレビ朝日は繰り返し虚偽報道を行っている。サポーター票で110ポイント、地方議員票で20ポイントの差がつき、小沢一郎氏が国会議員票で65人以上の差をつけて菅直人氏を上回らないと当選が難しいとの、まったく根拠のない虚偽情報を流布しているのだ。
 
 30万人以上のサポーターおよび党員に調査をしたのなら結果を発表しても構わないだろう。調査ともいえない不正な聞き取りをして、このような無責任な数値を流布することはほとんど犯罪行為に近い。
 
 これは、サポーター票の集計での不正を実行するための伏線、アリバイ作りの可能性が極めて高い。実体のサポーター票は小沢氏が圧倒的にリードしている。
 
 ヤフーみんなの政治投票でも、小沢一郎氏支持が圧倒している。とりわけ民主党支持者の投票では、小沢一郎氏支持が80%と圧倒し、菅直人氏支持が19%にとどまっている。
 
 東京、大阪、札幌の街頭演説会でも明らかに小沢一郎氏が民主党支持者の熱烈な支持を集めていることがわかる。
 
 最後の一瞬まで気を抜くことは決して許されないが、公正な選挙が行われる限り、小沢一郎氏の勝利は動かない。
 
 警戒しなければならないのが、地方議員票およびサポーター票の集計作業である。テレビ朝日が狂ったように、虚偽報道を繰り返し報道し続けていることが、あまりにも不自然である。
 
 菅直人氏は緊縮財政を提案しながら雇用が大事だと言っている。子供に食事も与えずに、栄養を取るのが大事だと説教しているのに近い。規制緩和でビジネスが拡大した事例は携帯電話以外にはほとんどない。
 
 需要があるから仕事が生まれ雇用が拡大するのであって、何もないところからいきなり雇用が生まれることはない。
 
 小沢一郎氏は景気対策のひとつの手法として国債の増発を提示したが、建設国債発行によるインフラ整備は適正である。米国のオバマ大統領もインフラ整備を軸にした公共投資拡大を打ち出した。建設国債は国債発行見合いの資産が形成されるため、財政状況を悪化させるものにならない。本当に必要なインフラ整備に資金を投下するのなら、適切な景気対策の在り方である。
 
 菅直人氏が運転する地獄行きの列車を選ぶか、小沢一郎氏が運転する景気回復行きの列車を選ぶか。選ぶのは代表選有権者だが代表選有権者には景気回復行きの列車を選んでもらわないと困る。
 
 また、投票の集計で不正が行われないことを誰にでもわかる方法で示してもらわなければならない。

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/09/10 07:29

【428】「鈴木ムネオ議員の上告棄却にみる権力統治機構の露骨な国策プロパガンダ」

「日々坦々」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010/09/09(木) 09:15
「鈴木ムネオ議員の上告棄却にみる権力統治機構の露骨な国策プロパガンダ」

鈴木宗男議員が最高裁から上告棄却され、実刑が確定し収監される。

本当に残念である。

ニュースに接して即ツイートした

≪鈴木宗男議員失職収監へ 「国会の要職に就く鈴木被告は14日投開票の民主党代表選で小沢一郎前幹事長を支援しており今回の決定は選挙の行方にも何らかの影響を与える可能性がある(共同) http://bit.ly/bg6gLF  サポーター投票締め切りギリギリで意図丸出し、これに怯むな!

検察審査会の補助員が決定し協議スタートしたこと、鈴木宗男議員の棄却も当初は春先と言っていたのに、延ばしに延ばして代表戦にぶつけてきた。小沢・心ある国民VS全官僚・マスコミ・政権執行部の闘いだ。

鈴木宗男議員の上告棄却は、10日の郵便不正事件での村木元局長裁判の目くらまし。だとしたら、目くらまされないように声を上げよう! ≫

選挙中盤で検察・司法、官僚、マスメディア、官邸とほとんどの権力組織が負の力となって小沢陣営に猛烈な勢いで襲いかかってきている。

これらも予想はしていたものの、いざ、このように立て続けに出てくると、想像以上に大きな力が一つの方向に向かって動いていることがわかる。

別の言い方をすれば、それだけカン陣営が苦戦していて、このままだと小沢総理誕生が近づいているということだ。

小沢さんに総理になっては困る、自分たちの権益を守り、このまま維持しようとする勢力は、あらゆる手を使ってそれぞれ持ち場でもあるような役割を分担し、総攻撃してきている。

昨日の中島議員離党では、官邸と党執行部が動き、青木愛のスキャンダルは週刊誌、鈴木ムネオ議員の上告棄却と検察審査会協議スタートは司法など、このタイミングで打ち出してきた。

サポーターの投票締め切りギリギリのこの時期を狙ったかのように、立て続けに、それぞれの担当部署の有効打を、まるで計画したかのように出してきている。

細かいことを上げれば、各省庁別にもあるだろう。
たとえば、エコポイント終了なども財務や経産などの高級官僚がグルになって、何か裏があるような匂いプンプンしている。

********** ******

『ムネオ日記』に早速エントリーされていた。その中での松山千春氏がメディアに送ったコメントを載せているので、一部転載させていただく。

≪国政選挙ではありませんが、次の総理大臣が決まる選挙をやっているこの時期に判決が出るのが不可解であると同時に、あらためて、この判決には権力側からのメッセージ性を感じましたし、怖いなぁと感じました。
 次の総理大臣はどのかたになるのか判りませんが、権力を持つことがどういうことかを正しく理解して頂けるかたに総理大臣になって頂きたいと思います。権力は本来国民の正義の中にあるはず。だからこそ裁判員制度もでき、国民も参加しているのですから。国民の方も関心をもってどこに正義があるのか、また「真実」を見抜く、何事にも左右されない、正しい力を持って頂きたいなと感じました。≫

まったく、仰るとおり!と賛同される方も多いと思う。

補足的な意味で、なぜ、今、この時期に判決が出たのか、昨日の記者会見で、鈴木氏の前に2人の弁護士がその辺のところを述べているので書き起こしてみた。

弘中惇一郎弁護士
≪9月7日付で郵送で最高裁判所の第一小法廷のほうから、「鈴木さん事件について上告を棄却するという決定が鈴木さんの自宅と弁護士の事務所に送られてきました。いわゆる三行半ではなくて6ページくらいろんなことが書いてある決定ではありますが、その内容には当然納得できないものであります。
この事件はご存知の通りいろんなことがマスコミにおいて当時言われてたなかで、ほとんど話題になってなかった事件をムリに事件化して逮捕し起訴した事件であります。
したがって特捜が、密室の取り調べの中で、むりやり調書を作って、その調書を積み重ねて、起訴し訴追した事件であります。たとえば、やまりん事件においては、そのときの会長さんていうのは、この操作当時は亡くなっておられました。それから島田建設のほうでは、非常に無理な捜査の取調べの中で社長が脳梗塞を起こして、法廷の証言に立てなくなって、一言も喋れなくなったと、こういう最重要証人がいずれもこういうかたちで、ものが言えないという中で、密室の中で作った調書のみによってつくられた事件であります。
ご存知の通り明後日、村木判決が大阪で言い渡されます。
そこにおいては、特捜部のこういったあり方、調書を積み重ねて事実と違う話をストーリーを作り上げるということが明確に断罪される、と予定されていた時であります。
そういうときに最高裁が、法廷?(その点)について、何の判断も示さずに、ただ、職務権限についてのいくつかの議論だけをして、事実誤認について全く触れないのみならず、問題提起いたしました議員証言法の違憲性についても全く判断しないで、こういった、村木判決の直前という次期を選んで、上告を棄却して、いってみれば、村木判決を前提にして、さらにこちらのほうでも争う予定をしていたのを、逃げるというかたちで、決定したと考えております。予定としましたは、決められた期間内にこの決定に対して異議の申し立てをする予定であります。
その後のことは、その決定をまって鈴木さんと相談しながら決めていきたい、とそう思っています。≫

佐藤博史弁護士
≪広中弁護士は村木事件ですけれども、私は足利事件と二つの冤罪にかかわってきたわけですけど、鈴木先生のこの事件も私達は冤罪であると確信してやってきたわけですが、村木判決を受けて特捜部の取調べのあり方というものに改めて光が当たるということが、鈴木先生の事件についても考え直させる一つの契機になると考えていて、実際にあるアクションをしようと準備していた矢先にこういう判決が下されたので、極めて政治的な判決では無いかというふうに私は思います。裁判所は何を考えているかわからないけれども、真実を探求するという姿勢に欠けているということを今後とも戦っていきたいと私は思います。≫『ビデオドットコム』より 

お二人とも冤罪事件にかかわった弁護士の視点から、村木裁判を意識したものということである。

********** ******

佐藤優氏も、早速コメントを出している。
このタイミングで最高裁判所の司法官僚が鈴木氏の上告棄却を決定したことは、きわめて合理的だとして、その理由を2つ上げている。

≪第1の理由は、9月10日に大阪地方裁判所で行われる村木厚子元厚生労働省局長の裁刑事判で、無罪判決が予想されているからだ。そうなれば特捜検察は正義の味方であるという神話が裁判所によって覆される。当然、世論の特捜検察の取り調べに対する疑念と批判がかつてなく強まる。そうなると、「国策捜査」によって事件が作られたという鈴木氏の主張を完全に無視することができなくなる。
第2の理由は9月14日の民主党代表選挙で小沢一郎前幹事長が当選すいる可能性があるからだ。最高裁判所の司法官僚にとっては、これも頭痛の種だ。小沢氏は鈴木氏の政治的能力を高く評価している。そもそも鈴木氏を衆議院外務委員長に抜擢したのは小沢氏だ。小沢政権になれば鈴木氏が政府の要職に就くなど、政治的影響力が高まるのは必至だ。そうすれば排除が困難になる。≫(佐藤優の眼光紙背 2010年09月08日16時14分)

高級官僚も共通の敵がいれば結託する。

とにかく、カン陣営と反小沢勢力は結託し、小沢さんとの政策論争で戦うことをあきらめて、スキャンダルでも何でも使って、相手を貶めるだけで貶めて危機を救おうとしているようだ。

マスメディアは昨日から今日にかけて、鈴木宗男氏のことを大きく報じ、必ず「政治とカネ」で締めくくっている。

中には露骨に「これはカン陣営にとってはプラスです」という表現を平気で使う解説者もいた。

昨年、西松事件で大久保秘書が逮捕され、小沢さんが代表辞任を強いられたが、結果としては政権交代がなされた。

選挙前のこの事件をきっかけとして、違和感を感じた国民は「何かおかしい」と疑問を持ち、正義と思ってきた検察が、実は違うのではないか、政権交代をされては困る勢力の妨害ではないのか、と思い始めた。

マスメディアに真実を見る目を塞がれていた国民が、ネットや一部メディアによって目覚め、マスコミの一方的情報を客観的に見られるようになったことは、副産物として大変大きな意義があった。

ネット投票や先日の街頭演説での様子を見ても、1年前とは比べものにならないくらいに、情報を受ける側が大きく変わり、特に小沢さんを支持する人たちは理論武装、情報武装をして対抗できている。

ますます、カン陣営と権力統治連合は結託して総攻撃をしてくるだろう。これが小沢さんが勝利しても、まだまだ続く。

我々も、こういうスピン、プロパガンダの実態を見せられると、より義憤が倍増し闘うモードになってきた。

鈴木氏も会見で、検察権力と戦い続け、死ぬまで発信していくといっている。

最後にその会見の一部を転載させていただく。

鈴木宗男議員
≪・・・わたしは、いかなる環境であっても、この検察権力と戦っていきます。
青年将校化した一部検察官は冤罪(えんざい)を生み、そして、多くの人を足利事件の菅家さんしかり、あるいは、厚労省の村木局長しかりだと思っています。
わたしは、わたしの与えられた環境の中で、しっかりと検察に対する、何をもって公正公平か、何をもって真実かということを、わたしは死ぬまで発信していきたいと考えています。・・・≫

(参照:会見全文)

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/09/10 07:25

【427】「手段を選ばずマスメディア、警察、官僚を駆使して小沢攻撃に励む仙谷の下劣さ」

「カナダde日本語」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010.09.09 Thu 12:55
「手段を選ばずマスメディア、警察、官僚を駆使して小沢攻撃に励む仙谷の下劣さ」

9月14日の民主党代表選まであと1週間と迫る終盤に入ったところで、菅側が手段を選ばず、メディア、警察、官僚を駆使しての、かなりえげつない小沢攻撃が繰り広げられている。

まずは、「押尾学初公判をも小沢総理誕生阻止に利用しようとする菅内閣閣僚たち」(このブログも必読―直)というエントリーにも書いた通り、元国会議員を押尾学の初公判に承認として招き、彼のウィキぺディアには小沢一郎との関係を匂わせた。しかし、このブログでその元国会議員の正体を暴露したため、この工作は失敗した。

そして、今日は、絶妙のタイミングで、鈴木宗男氏に実刑が確定したことを報道させた。下のインタビューでも鈴木宗男氏が語っているが、なぜ、代表選の直前のこの時期に実刑が確定したのか全くわからないそうだ。小沢一郎と親しい宗男氏の収監が今発表されれば、宗男氏は無罪を訴えているが、宗男氏は犯罪者であるというレッテルを貼られることになり、代表選に与える影響は大きいだろう。しかし、代表選の投票権を持っている人々は、みんな政治に関心のある人が多く、宗男氏が検察や外務省の官僚、そしてメディアにはめられたことや、彼が無罪であることは百も承知であろう。それ故、この工作が代表選に与える影響はほとんどないと思われる。

宗男氏も、調書が勝手に作られ、裁判官もその調書を疑う余地なく全て信じてしまったと嘆いていたが、昨日も朝日が、厚生労働省元局長の村木元局長の事件への関与を認めたとされる元部下らの取り調べメモが全て破棄されていたことが判明したと報道されたばかりである。密室で、いとも簡単に証拠隠滅や、調書の捏造が行われていることが証明された。

又、宗男氏は機密費の問題を追究していたが、それも今回の実刑確定の理由の一つであろう。

大手マスコミが伝えているように、菅直人氏が優勢であれば、このような工作をする必要もなかったであろうが、実際は、小沢氏の組織票が読めないし、そして、ネットや小沢氏の演説への熱狂的な応援が凄まじすぎることが、菅側に不安を与える要因となっているものと思われる。そして、今度は、 9日発売の「週刊文春」にありもしない小沢一郎氏と青木愛衆議院議員の不倫を匂わせるような記事を書かせ、小沢氏にダメージを与えようとしている。

一方で、同日発売の「週刊新潮」では、小沢氏の政策秘書と青木氏が「不倫お泊まり」デートをしていたと報じられた。

小沢一郎氏が「小沢ガールズ」青木愛氏との密会を報じられる

ここまで捏造工作が下劣になってくると、笑うしかない。仙谷官房長官も今の地位を守るのに必死だなというのが、多くの国民の意見だろう。小沢氏が総理になった暁には、菅は入閣できる可能性が高いが、仙谷は間違いなく民主党の一兵卒に成り下がるしかないからだ。官房長官として自分の地位を守るために国民の血税から出た機密費を使いまくり、息子の知り合いのヤクザから検察や三流紙の記者まで、あらゆるコネを使って小沢を倒そうと躍起になっている仙谷に、1人の人間として怒りと哀れみを感じるのは、私だけではないだろう。

参考記事:

ムネオ日記
2010年9月8日(水)

最高裁第一小法廷から11時半、「上告を棄却する」という特別送達が自宅に届いたと家内から連絡が入る。

昨夜から今朝にかけて、マスコミ関係者から最高裁が特別送達を出したという話があったので、心の準備はできていた。最高裁の理由は、職務権限にだけ触れて、政治資金規正法違反、議院証言法違反については何も触れていない。

検察が善良な市民を密室で誘導し、でっち上げの調書を作り、その調書を持って判決を下す裁判所が、真に公正公平で、真実を明らかにする司法としての責任を果たしているのかどうか、疑問である。いや、果たしていないと言った方が正しいだろう。公判で「賄賂はもらっていません」と言うと、判決文では「反省の情皆無」と一方的に断じる裁判所も、官僚化しているのである。

読者の皆さんに、やまりん事件の山田哲社長が東京高等裁判所に出した陳述書の一部を紹介したい。
(後略)

大阪地検が取り調べメモ廃棄 最高検通知に違反
(朝日 2010年9月8日5時1分)

郵便割引制度を悪用した偽の証明書発行事件で、関係者の取り調べの際につけたメモ(備忘録)を廃棄していた大阪地検特捜部の複数の検事の対応が、最高検の通知に反するものだったことがわかった。地検の内部調査の結果、刑事部などもほぼすべてを廃棄していたことが判明。地検は6月、公判で捜査段階の供述調書の信用性などが争いになると予想される場合は、メモを通知に従って適切に保管するよう各部に指示した。

複数の検察幹部が朝日新聞の取材に対し、最高検の通知と大阪地検での取り調べメモの取り扱いについて認めた。

取り調べメモについては、最高裁が2007年12月、警察官の備忘録について「個人的メモの域を超えた公文書」として証拠開示の対象になるとの初判断を示した。

これを受けて最高検は08年7月と10月、検事や副検事が容疑者の発言や質問事項などを記すメモの取り扱いについて各地検に通知。取り調べ状況が将来争いになる可能性があると捜査担当検事が判断した場合、(1)メモを公判担当検事に引き継ぐ(2)公判担当検事はメモを一定期間保管する――ことを刑事部長名で求めた。

ところが、今年1月に始まった厚生労働省元局長の村木厚子被告(54)=10日に判決公判、無罪主張=の公判で、昨年2月以降の特捜部による捜査で村木元局長の事件への関与を認めたとされる元部下らの取り調べメモがないことが発覚。3~4月に証人として出廷した特捜部の6人の検事と副検事が「必要なことは調書にしたので、メモは破棄した」と説明した。

村木元局長の事件への関与をめぐっては、元部下らが元局長の公判などで捜査段階の説明を翻し、「調書はでっち上げ」などと証言。特捜部の調書が元部下の意思通り作成されたかどうかが焦点となっていた。

地裁は5月、検察側が証拠採用するよう求めた43通の調書のうち34通に関し「誘導で作られた」などとして採用しないと決定。裁判長は特捜部の検事がメモを廃棄したことにも言及し、「メモは有罪立証の有用な資料となりえる」との見解を示して捜査に疑問を投げかけた。

この指摘を受け、地検が容疑者らの取り調べを担当する刑事部や公安部などの対応も調べたところ、メモのほぼすべてが廃棄されていたことが判明。廃棄の詳しい理由については調べなかったという。

郵便不正事件の捜査に携わった検察幹部は「取り調べメモが公判で必要かどうか、部内で検討されたことはなかった」と話している。(板橋洋佳、野上英文)

小沢、不倫スキャンダル…浴衣姿の青木愛とラブラブ!?
(ZAKZAK 2010.09.08)

民主党代表選が終盤に向かうなか、小沢一郎前幹事長(68)陣営が強烈なスキャンダルに襲われた。明日発売の週刊誌2誌が「小沢ガールズ」として知られる青木愛衆院議員(45)の“密会疑惑”を報じているのだ。両誌の内容には食い違いがあるものの、この時期にスキャンダルが出ること自体が陣営にとっては手痛い。代表選影響を与えるのは必至だ。

報じたのは、明日9日発売の「週刊文春」と「週刊新潮」。

文春は「小沢一郎と青木愛『京都の密会映像』」と題して、京都・木屋町にある老舗割烹旅館での小沢氏と青木氏との“密会”の様子を両氏が写った写真とともに掲載。2人が手をつなぐような素振りや、青木氏が浴衣姿に着替えてリラックスした表情を見せるなど、親密さをうかがわせる様子が写っている。

同誌によると、これらの写真はテレビ局が撮影した映像から抜粋したもの。小沢氏が代表選出馬を決める前の先月中旬に撮影され、ニュースとして、ある放送局が放映した映像の中で未放送だった部分が流出したという。

一方の新潮も強烈だ。「青木愛が偽名の男と不倫お泊まりデート」と題して、青木氏の密会を報じている。ただし、こちらのお相手は小沢氏ではなく、同氏の政策秘書だ。

同誌は、「妻子持ちの48歳」という同氏と青木氏が8月、茨城県水戸市のホテルで密会する現場をキャッチ。男性が偽名で宿泊していたことを紹介するとともに、2人で会食する様子や、ホテル内で距離を置いて歩く姿などをグラビア写真で紹介している。そのうえで同誌は、政策秘書の男性を直撃。男性は「やましいことしてないから」などと語ったとしている。

代表選の決選投票まで1週間を切ったこの時期に突如炸裂した大型の“紙爆弾”。小沢陣営は、どう切り抜けるか-。

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/09/10 07:17

【426】「収監前の鈴木宗男氏にUstインタビュー・聞き手:岩上安身@nasukoBさんつぶやき編集」

「本のセンセのブログ」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010年9月 9日 (木)
「収監前の鈴木宗男氏にUstインタビュー・聞き手:岩上安身~@nasukoBさんつぶやき編集」

鈴木宗男氏インタビュー始まりました。昨夜岩上さんが募集した、

みなさんからのメッセージを宗男さんが読んでいます

(#iwakamiyasumi live at http://ustre.am/eOVh )

岩上:

予期されていたとはいえ、

検察、司法のそもそものあり方を新聞では

十分に伝えていないと感じた。思いのたけを話ください

鈴木:

なぜこの時期か、

小沢さんに対する足を引っ張るやり方。

権力側の恣意的な判断。

岩上:

最高裁の判事の中で、鈴木氏がうけたスキャンダル当時に

鈴木氏を追い落とした外務省職員が最高裁の判事となっている。

これで判断歪められたのでは?

鈴木:

私の裁判に竹内さんはメンバーではないが、

最高裁判事として集まって話をする機会がある。

そのときに鈴木はこういうヤツだと彼らにささやいたとしたら

鈴木:

斡旋収賄、受託収賄には証拠がない。

調書なんですよ。

密室で検察官に誘導されて

作られた調書が真実なのか。

当事者は賄賂を送ってないと

言っている。

それなのに判事は一顧だにしない。

荒っぽい

岩上:検面調書が判決の最優先となっている

岩上:10日の村木判決直前の判決というのもひっかかる

鈴木:

小沢さんが総理になることを

恐れおののいている検事がいる。

鈴木を叩くことで小沢さんに対する

マイナスイメージをかもしだしたい。

そして現政権を守ってやる

岩上:

可視化と検事総長を政治主導で決めること、

これをなんとしても阻止したい人たちが

検察にいると取材している

鈴木:

検察に知恵をつけた人もいるらしいと漏れ聞いている

鈴木:

8年前、ムネオハウスでつかまる、ディーゼル発電でつかまる、

などと言われた。

全て外務省と検察のリーク。

結局やまりんの賄賂。

領収書を切っているお金で賄賂だなんて議員全て捕まる。

鈴木:

民主主義の危機、

司法制度の危機だと思ってる。

自己保身と小さな出世欲で

検察官や裁判官が生きている。

鈴木:

最後まで検察や司法がドッキングしてきている。

でも国民は見ています。鈴木宗男はシロだと。

やましくないと、見てくれている

岩上:

鈴木さんは8年前はひどく批判と罵倒を受けた。

現在との状況が違うのはどうでしょう

鈴木:

流れが変わった。小泉改革の弱者切り捨てに皆気づいた。

それと戦った鈴木は弱いものの味方だとみんなが気づいた

鈴木:

これからも声なき声をしっかり受け止め続ければ、

存在感を持ってそれなりに活動できると思う

鈴木:

普天間問題。自民党がつくった=官僚。

それに乗っちゃいけないんです。

菅さんたちは全て鵜呑みにしている。

ここに政治はない。

小沢さんの政治主導に期待している。

小沢さんが代表になるのは

日本のためになる。

鈴木:

小沢さんの普天間案は現実的。民主主義は折り合い。

やはり懸命な政治家

岩上さんが官房機密費について質問中

鈴木:

TBS報道(「毒まんじゅう」を

誰誰が食べた)はおかしい。

直接、野中さんと話し合わせれば、

ハッキリわかること。

沖縄にも全部で4~5億円。

半月に200万、

また半月に200万渡っている。

稲嶺後援会の会計帳簿を見れば

一目瞭然にわかる。

鈴木:

常識の範囲内で、各社5~10万円の心づけ、はある。

政治部のチームに対して。一方で、政治評論家へは、

ランクによって、

50~100万円。

鈴木:

北方領土問題、これを解決できなかったことは

元島員の方に対しても残念だったと思う。

2002年にチャンスがあった。

外務省とアメリカからの邪魔(国策捜査?)が

無ければ解決していた。

鈴木:

北方領土、始めは四島一括とは

言っていなかった。

日本への所属を認めてくれれば、

返還はあとにずらしても良いと、

言っていたのに、

小泉さんらバカな政治家が

駄目にしてしまった。

岩上:

最後に、収監された後、これからの活動について

お聞きしたいのですが

鈴木

私は大学生時代から13年間秘書をして、その後ずっと

国会議員として政治活動を続けてきました。

私と政治というモノは切っても切り離せないものです

私の志を受け継ぐ者がいれば、それを育てるための活動もしたいし

ともかく私は収監されても政治活動を続けます

獄中からも発信しますし

岩上:

鈴木先生、どうかお体を大事にしてください。がんの事も

ありましたし、どうか体調に気をつけてください

本日はどうもありがとうございました

(転載貼り付け終了)

岩上安身オフィシャルサイトにあるこの対談は発見の価値あり―直。

会員番号4781番 投稿日:2010/09/09 23:17

【425】新聞社のデスク段階でネジ曲げられる「小沢実像」

日刊ゲンダイ2010年9月10日号 2ページより転載します。

(転載開始)

「政治記者はなぜ小沢嫌いなのか②」

記者「政治資金の問題は世論とのギャップがあるんじゃないですか」

小沢「あなたたちの報道でしょ。でも、みなさんに理解していただけるよう常日頃から努力します」

記者「小沢さんは記者会見はサービスと言ったことがあるそうですが、いまでもそう思っていますか」

小沢「サービスという言葉を曲げて取らないで。サービスとは私たちの義務だし奉仕ですよ。そういう意味で言っているわけです」

 小沢一郎が民主党の代表や幹事長を務めていた頃の定例会見でのひとコマだ。こんなストレートな質問をコワモテの小沢に遠慮なくぶつけるのは、30歳前後の若い記者が多い。そのたびに小沢は真摯に答え、会見室の空気は決して悪くない。小沢のジョークに会場がドッと沸くことも多かった。
 ところが、その記者たちが社に戻って小沢の主張をデスクに伝えると、こう言われる。「お前は小沢を知らない。きれいごとを言っているが本音は違うんだ」
 若い記者の報告は無視されるという。
 小沢バッシングの紙面が作られる背景にはこんな事情があるのだ。
 第一線の若い記者がいくら小沢の実像を上げても、社に陣取る古い記者やデスクがネジ曲げるというのである。
 ベテランの政治部記者はこう言い放つ。「いまの若い記者は、小沢さんの過去を知らない。だから小沢が語る政治理念を真に受ける。デスクたちは小沢の本質を頭に入れて記事を手直ししている」
 だが、現場の若い記者はこうした先輩諸氏の姿勢に疑問を持つのだ。
「小沢さんが熱く語る民主主義論や政治主導は筋が通っていると純粋に思う。でも、うちのベテランたちは、頭ごなしに小沢の話を聞こうともしない。我々としては不満ですね。今回の代表選でも、小沢さんはさまざまな政策を語っていて、菅さんを圧倒している。でも、デスクは『カネの問題は小沢に染みついている』とハナから決めつけていますからね」
 自民党時代、血気盛んだった小沢に邪険にされたベテラン記者の「小沢アレルギー」は大きい。これでは国民に「小沢像」が間違って伝わるのも仕方ない。

(転載終了)

投稿日:2010/09/09 06:38

【424】「小沢一郎へのテロとリンチ、迫害と弾圧 – 政権交代の転覆、革命」

「世に倦む日日」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010.9.8.
「小沢一郎へのテロとリンチ、迫害と弾圧 – 政権交代の転覆、革命」

民主党の代表選が国民一人一人にとって大事なのは、何度も言うように、それがわれわれの生活に大きな影響を与えるからである。この選挙で、小沢一郎が60対40の結果で差をつけられて敗北した場合、マスコミは徹底的な小沢排撃の掃討戦を始める。検察審査会も堂々と起訴へ持ち込む。小沢一郎は政治生命を絶たれ、小沢派の議員で寝返らない者には粛清と迫害が加えられ、公認の保証の取り消しが通告されるだろう。この政治は単なる党内の派閥抗争や権力闘争を意味しない。殲滅され一掃されるのは、小沢一郎が代表選で掲げ唱えた政策や政論である。①企業に非正規の雇用枠比率を法規制すべしとか、②大企業は200兆円の内部留保を社会に還元せよとか、③沖縄に海兵隊兵力は不要とか、④消費税増税の前に官僚の無駄を省けとか、④天下りは禁止で特別会計は廃止だとか、こうした政策論が粉砕され、政治の地上から抹殺されるのである。これらの政策上の要求や認識の一切が、悪魔的異端の表象を押しつけられて焚刑処分され、二度と口に出してはならぬ禁断の扱いにされるのだ。小沢一郎という絶対悪のパッケージで包まれて、焼却炉に投げ込まれて灰にされるのである。支配層の狙いはそこにある。私が小沢一郎への支持を訴えるのは、①-⑤を公論として生かすためであり、少しでも政策として前進させることを願い、これらの主張が廃棄されることを阻止するためだ。
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ネットの中では、一部に小沢支持の熱狂的な声が盛り上がっているが、大半は高見の見物で、代表選の政治をネタにして皮肉と毒言を吐き、小沢信者に揶揄と冷笑を浴びせて悦に入っている。新自由主義の側に立ち、その利害と思惑でネットで蠢いている工作員は、そうした行動が当然だろう。だが、①-⑤の政策主張を正しいと判断し、それが政治の現場で具体化されることを希望する者は、今回は小沢一郎支持の態度を選び、その結果を導く担い手にならなければならない。過去の小沢一郎と自分との関係と経緯をば、一旦はカッコの中に括り入れて保留し、当面の現実を変えるべく政治に働きかけることに集中しなくてはならない。政治は結果が全てであり、今回の結果が次の政治の前提を作る。政治は宗教ではない。信仰を守り抜くことが目的ではない。観念的な内面の満足で止まれる世界ではない。結果を現実に生み出すことを目的とする世界だ。マルクスは、「あらゆる社会の歴史は階級闘争の歴史である」と言ったが、眼前の代表選の政治を見ながら、薄っすらにでも、その真相を覚知する者は多いだろう。TBSの杉尾秀哉の狂態を見れば、マスコミが何の意図で何をしているか、本質的な直観と洞察に至るのは難しくない。われわれの生きる権利を奪うため、彼らが牙を剥いているのであり、杉尾秀哉も銃をとって戦闘しているのである。

ここで小沢一郎と小沢派を失えば、①-⑤の政策主張は誰がするのか。この政策論を誰が担うのか。国会内にはすでに左派の勢力は絶えて無い。NHKの日曜討論にすら出席させてもらえなくなった。脱線するが、このNHKの踏み込み姿勢は、影山日出夫の自殺事件と関係している。影山日出夫は保守の立場だったが、討論司会は中立を配慮し、特に少数意見を尊重した番組進行は絶妙なところがあった。大事な争点はわかりやすく浮かび上がるよう討論を組み立て、地味ながら、信頼感のある伝統的なNHKのアナを想起させる秀逸さが光っていた。おそらく、影山日出夫が最も意識していたのは田原総一朗ではないかと私は想像する。あのような討論と司会を放送で絶対にやってはいけないという信念が強くあったのに違いない。オーソドックスなNHKの政治討論を理念型として持っていることが、進行の差配を見ながらよく伝わってきた。政治とは趣味や娯楽の類ではなく、もっと真剣で重要なもので、それは知的に冷静に議論するものだというメッセージもあった。影山日出夫に私が教えられたのは、政治はやはり多数をとることが重要で、民主主義は多数で決まるのだという基本命題だった。影山日出夫が少数意見(志位・福島)を尊重した司会をすればするほど、その少数性の意味がより際立つのである。正論であっても少数は少数。多数を制しなければ本当の正論にはならない。

2日前の記事で、政策主張を公論化することが、その政策を法制化して実行すること以上に重要な意味があるのだと書いた。公論にすること、公論にできることが大事だと言った。同じように、次のようなことが言える。年収200万円とか300万円で暮らす働く貧困層の人々がいて、彼らは生活向上のために政治に具体的な要求や主張を持ち、それをストレートに担う政治勢力があるとする。そして、それは小沢一郎や小沢派ではなく、彼らは社民や共産に親近感を感じ、小沢一郎や小沢派を信頼できる政治勢力とは認めていないとする。だが、もし、こうした働く貧困層が小沢一郎を支持し、その運動に積極的に乗り出し、小沢一郎を代表・首相に据える国民運動の中核になったとすれば、そのことによって、小沢一郎や小沢派の政治的性格は変わるのであり、変わらざるを得なくなるのである。政治はダイナミックなものだ。支持者が政治家を変える。土台である支持者の層や比率が変われば、上部構造である政治家の主張にも化学変化が起きざるを得ない。小沢一郎の政見を注意して聴くとよくわかるが、なるべく幅広い層から支持が集まるよう論点と表現に工夫し、従来からの小沢神話の信者を大事にしようと心がけている。昔から小沢一郎を支持してきた信者には、信念を貫き続けて何も変わってないと言い、逆に従来からの悪印象で小沢一郎を嫌忌していた者には、昔とはすっかり変わった姿勢と政策を強調している。

政治家ならそうするのが当然で、なるべく広範な支持を各層から得るべく自己の政治的普遍性の演出に努める。であるなら、その支持層に入り込み、有力な支持層になることによって、「上部構造」たる政治家の政策主張を規定する「土台」になり得るのである。具体的に言えば、反貧困ネットや派遣ユニオンであり、彼らの運動が包摂している数千万人の貧困層である。厚労省の昨年の調査によれば、所得分布の統計で、300万円以下の世帯が全体の44.3%を占めている。200万円以下が31.3%。今、反貧困ネットや派遣ユニオンが掲げる政策主張を、真面目に法制化して実現しようとしている政治勢力はない。NHKの日曜討論にも出してもらえない端数2党には、最初からそんな力はないし、掛け声だけが空転しているだけだ。ギブ・アンド・テイクの政治の論理で、反貧困ネットや派遣ユニオンは小沢派と組めばいい。反貧困の側にとって重要なことは、労働法制を規制強化して非正規職を減らすことであり、労働者の賃金を上げることだ。社民や共産と心中することではないし、まして菅直人に誑かされたまま、内閣府で官僚の手伝いをやり、年末年始の救済活動を恒例行事にすることではない。反貧困ネットや派遣ユニオンは、政策を変える前に政治を変えることに取り組むべきで、政治が変わらなくては政策は変わらない。政策要求が実行されるべく最適化された運動方針を選択するべきで、その最適化理論の中に小沢一郎という駒が必ず入るはずだろう。

①-⑤の政策主張を5議席ほどの端数政党がすることは、この国の支配層の権力は認めて泳がせてくれる。だが、国会で150議席を持つ勢力が本気で実現しようとすると、支配層はあらゆる手段を動員して妨害し、決してその実現を許さない。この国は民主主義の社会だが、それは官僚が天下りと渡りを謳歌し、資本が200兆円の内部留保を溜め込み、格差と貧困を広げる新自由主義を維持する限りでの民主主義であり、そこに手を突っ込む民主主義は事実上保障されてないのだ。昨年の西松事件から今年の陸山会事件の動きは、民主主義国家の司法捜査の範疇ではなく、政権交代を阻止する権力による政治弾圧そのものだった。政権交代は形式的には成ったが、実質的には後退に次ぐ後退で掘り崩され、菅政権において何の意味もなくなっている。検察とマスコミによる小沢一郎攻撃は、戦前の権力による共産党弾圧と基本的に同じだ。テロ行為である。物理的暴力の行使を控えているだけで、精神的なリンチと拷問であり、迫害と弾圧の権力行為である。マスコミと検察は、司法権力と民意を根拠にして小沢一郎に凄惨なリンチを加え、政界引退を脅迫し続けていて、それを受け入れない小沢一郎にさらに拷問を加えている。昨年からの検察とマスコミの動きは、政権交代を転覆させ、その方向を潰滅させるクーデターであり、政権交代の政策的実質化を求める者への合法テロの連続である。官僚と新自由主義の支配権力に挑戦すれば、こうした凄惨な報復を受けることになる。

小沢一郎は、9/6の高知での演説で、「政治生命だけでなく、命そのものも賭ける」と言ったが、この言葉を簡単に聞き流しできないのは、権力側に立って考えたとき、ここまで司法とマスコミで徹底的に弾圧し、なお小沢一郎が反撃と挑戦の意思を持ち続け、少しずつ支持が国民の間に広まる状況に至った場合、次にどんな手段で阻止と妨害に出るだろうかと想像するからである。資本(特に外資)は法人税減税が早く欲しいだろうし、そのための消費税増税の実施を菅政権に急かすだろう。小沢一郎が邪魔で仕方がないだろう。小沢派は小沢一郎というシンボルしかなく、シンボルが斃れる事態になれば、集団は結束を続けること能わず、政策主張する力を維持できない。この国は、実際にテロ(暴力)で政治を変えてきた。戦前だけではない。安保闘争後の浅沼稲次郎への右翼の襲撃と刺殺がある。逆に言えば、この国の政治を変革するためには、志を持った者は命を賭けなくてはならず、革命者の決意によってのみ政治を変える展望を持ち得るということを意味する。労働法制を規制強化して、労働者の賃金を上げるためには、内需を消費から拡大して経済成長させるためには、官僚と資本とマスコミの権力を屈服させなくてはならず、そのためには国民が蹶起しなくてはならない。国民の覚醒と蹶起は何によって媒介されるのか。おそらく、それは挑戦者の死だ。預言者の命だ。吉田松陰の犠牲だ。最近、私はその確信を深めていて、誇張や修辞ではなく、革命でなければこの国の新自由主義の体制を壊すことは無理だと思っている。

国民が蜂起して、杉尾秀哉や古舘伊知郎や大越健介を包囲し、マスコミの世論調査の嘘を暴き、彼らを引きずり降ろさない限り、国民の生活水準が元に戻り、安心して老後を暮らせるという社会にはならない。

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/09/09 06:34

【423】「鈴木宗男議員の闘いを、今後とも断固支持します」

「毒蛇山荘日記」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010-09-09
「鈴木宗男議員の闘いを、今後とも断固支持します」

昨夜、鈴木宗男議員が最高裁棄却決定によって有罪が確定し、近く収監され、議員資格を失うことになるというニュースが駆け巡ったが、僕は、たとえどういう事態になうとも、鈴木宗男議員の闘いを断固として支持し、微力ながら今後とも応援していきたい思う。それにしても、民主党代表選を目前にひかえたの時期に、こういう決定が、突然、公表されるとは・・・。検察・司法権力というものが、政治の道具であることをあらためて思い知らされたと言っていい。ところで、このタイミングでの、この決定に深くかかわっているのは、官房長官・仙谷由人だと思われる。つまり、これは、小沢政権誕生の可能性が高まるにつれ、それに危機感を深める「菅直人一派」、つまり仙谷由人とその背後の官僚組織が、なりふりかまわぬ「暴挙」に出てきたということだろう。おそらく、この闘いは、民主党代表選挙で終わりはしない。民主党代表選挙は、闘いの第一歩にすぎない。菅直人や仙谷由人、そして枝野幸男のような「左翼くずれ」の反国民的政治家たちを政界から一掃することなしには、この闘いは終わらない。

■「鈴木宗男事件」に対する佐藤優氏の緊急メッセージ。

【佐藤優の眼光紙背】なぜ最高裁はこのタイミングで鈴木宗男衆議院議員 の上告を棄却したか?

眼光紙背

2010年09月08日16時14分

佐藤優の眼光紙背:第79回

 9月8日午後、7日付で最高裁判所第一小法廷が鈴木宗男衆議院外務委員長(新党大地代表)の上告を棄却した。鈴木氏の弁護人は異議を申し立る意向を表明しているが、過去の例でこの種の異議が認められたことはない。近く懲役2年の実刑が確定し、鈴木氏は刑務所に収監される。

 最高裁判所は最高政治裁判所でもある。それは、2002年に鈴木宗男追放キャンペーンの中心に立った竹内行夫外務事務次官(当時)が現在、最高裁判所裁判官をつとめている事実からも明白だ。所属する小法廷が異なるなどということは、本質的問題でない。司法試験にも合格していないので、法曹資格ももたず、かつ極めて政治的動きをする人物を行政機関である外務省から受けいれている最高裁判所という組織自体が、「司法権の独立」という名目からかけ離れた組織だということを筆者は指摘しているのだ。

 このタイミングで最高裁判所の司法官僚が鈴木氏の上告棄却を決定したことは、きわめて合理的だ。それには2つの理由がある。

 第1の理由は、9月10日に大阪地方裁判所で行われる村木厚子元厚生労働省局長の裁刑事判で、無罪判決が予想されているからだ。そうなれば特捜検察は正義の味方であるという神話が裁判所によって覆される。当然、世論の特捜検察の取り調べに対する疑念と批判がかつてなく強まる。そうなると、「国策捜査」によって事件が作られたという鈴木氏の主張を完全に無視することができなくなる。

 第2の理由は9月14日の民主党代表選挙で小沢一郎前幹事長が当選する可能性があるからだ。最高裁判所の司法官僚にとっては、これも頭痛の種だ。小沢氏は鈴木氏の政治的能力を高く評価している。そもそも鈴木氏を衆議院外務委員長に抜擢したのは小沢氏だ。小沢政権になれば鈴木氏が政府の要職に就くなど、政治的影響力が高まるのは必至だ。そうすれば排除が困難になる。

 この結果にいちばん喜んでいるのは外務官僚だ。鈴木氏が収監されることにより外交機密費(報償費)の不正使用や、外交秘密文書の破棄に対する責任を追及する政治家がいなくなると外務官僚はほっとしている。しかし安心するのはまだ早い。鈴木氏は小沢氏に外務官僚に関するヤバイ情報をすべて引き継いでいるはずだからだ。

 いずれにせよ、今回、最高裁判所が鈴木氏の上告を棄却したことは、普通の国民の目には見えにくいが、「誰が日本国家を支配するか」を巡って、資格試験に合格したエリート官僚と国民によって選ばれた国会議員の間で展開されている熾烈な権力闘争を反映したものだ。

(2010年9月8日脱稿)

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/09/09 06:30

【422】「9.11事件と戦後日本は米国戦争屋を介してつながっていると知れ!」

「新ベンチャー革命」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010年9月8日 No.190
「9.11事件と戦後日本は米国戦争屋を介してつながっていると知れ!」

1.9.11事件の真相が暴露されるか

 もうすぐ9月11日です。2001年、9.11事件が起きて9周年です。昨年の9月12日、政権交代が起きたのを確認して、9.11事件に関する筆者の個人的見解を本ブログにアップしました(注1)。

筆者の結論は、この事件の犯人は、絶対にアルカイダではない、というものです。なぜなら、9.11事件は、世界最先端のハイテクを駆使した超・高度の軍事作戦であると分析したからです。アフガニスタンの荒野を駆けるテロリストにできるワザでは到底ないからです。分析の詳細は本ブログ過去ログ(注1)をご覧ください。

 9.11事件を調査しているNIST(米国立標準・技術研究所)から、最近、膨大な記録写真・画像が公表されたもようです。この事件への疑惑は無数にありますが、その中で、もっとも疑惑視されているのが、WTC第7ビルの崩壊です。これだけは、NISTがいかに言いつくろっても、説得力のある説明はできないでしょう。制御爆破以外には考えられません。もし、第7ビル崩壊の真実が暴露されたら、9.11事件そのものの米国政府公式見解が、根底から崩れます。

9.11事件の9周年記念日に、ウィキリークでサプライズ・リークが行われることを是非、期待したいと思います。

2.9.11事件が実行できるのは、世界中で、米国戦争屋以外に考えられない

 これだけ高度の軍事作戦を実行できる犯人、それは米国戦争屋(注2)(特記なければD系)の関係する謀略部隊以外に考えられません。これだけハイリスクの軍事作戦を成功させるのに必要な、謀略企画力、謀略実行力、ハイテクの軍事力を備えているのは、世界一の軍産複合体・米戦争屋以外にないでしょう。なお、9.11事件が実行された当時、米国政府および国防総省は、ネオコンに乗っ取られていました。したがって、ネオコン一派であるイスラエル過激派(モサド含む)は、当時の米戦争屋謀略部隊に属していたとみなせます。

 ちなみに、9.11事件で被害を受けたWTCビル群は、戦争屋ボス・デビッドRFの私有物です(事件直前に、形式的に所有権が別人に移転され、膨大な災害保険が掛けられていた)。また、同じく被害を受けた米国防総省ペンタゴンも、実質的に、戦争屋の私有組織とみなせます。

 さて、上記に登場する米国戦争屋は、本ブログの最近のメインテーマであり、筆者の持論によれば、戦後日本をステルス支配してきた勢力です。また悪徳ペンタゴン(注3)は、戦争屋の対日支配の先手と位置付けられます。

 要するに9.11事件と戦後日本は米戦争屋を介して、1本の糸でつながるわけです。

3.民主主義国で、国民に戦争を認めさせるのは、戦争屋とて容易ではない

 米国とは、民主主義国家を装うステルス独裁者国家である、というのが筆者の持論です。ステルス独裁者とは、いうまでもなく、戦争屋ボスです。

 しかしながら、米国は表面的には民主主義国家ですから、大統領も選挙で決まり、戦争を起こすにも、国民の同意が必要です。戦争屋最大の頭痛のタネ、それは、米国民は、総じて戦争を嫌がるということです。たとえば、戦争屋の担ぐ米共和党政権下で、戦争が続くと決まって、共和党支持率が落ちます。そこで、国民の不満を紛らわすために、米民主党が国民の不満のはけ口として用意してあります。二大政党体制にしてあるのは、このような事情があるからです。結果的に、共和党政権で、戦争を続け、国民が、嫌気が刺したら、また民主党政権に変えて、一時的に、戦争を中断します。そして国民が、忘れたころに、また戦争を起こすのです。国民が過去を忘れる周期が4年と計算されており、4年に一度、大統領選がセットされています。

 ところが、戦争屋ボス・デビッドRFの兄、ウィンスロップRFの隠し子・クリントンが大統領のとき、政権運営がうまく行って、1992年から2000年まで8年、民主党政権が続き、戦争屋はしびれを切らしたのです。そこで、露骨な不正選挙をやって、2001年、強引にブッシュ戦争屋政権を誕生させ、シナリオ通り、9.11、アフガン攻撃、イラク戦争と強引に突っ走ったのです。その意味で9.11事件は、戦争嫌いの米国民を、強引に戦争に引き込むための導火線だったのです。 

4.戦後日本は戦争屋というステルス化した悪魔的怪物に支配されていると知るべし 

 戦争屋という怪物は、われわれ子羊国民の想像を絶するステルス未確認物体です。彼らの悪魔的能力は、お人好しの小市民・日本国民の想像をはるかに超えます。高学歴の日本人エリート(所詮、ビロンガー)が簡単に手玉に取られるのも無理ありません。

ところで、2001年、ブッシュ戦争屋政権誕生に伴い、戦争屋ジャパンハンドラーの仕掛けと演出で、まんまと国民がだまされたあげく、日本で誕生した小泉政権は、戦後最悪の戦争屋隷属政権でした。小泉政権は、戦争屋のいいなりに、せっせと特別会計から、ドル買い・円売りを行い、外貨準備高を100兆円も膨らませました。小泉政権は、イラク戦争時、30~40兆円相当の米国債(3070億ドル)を買って、ブッシュ戦争屋政権のイラク戦費に充てられています。これは、ノーベル賞受賞の世界的経済学者・ジョセフ・スティグリッツ(米民主党系のアンチ戦争屋)が本に書いていることです(注4)。また、日本政府にドルを売って、円を手にしたハゲタカ外資は、せっせと日本企業を買い占め、日本の不動産を買い占めました。日本を属国とみなす米戦争屋は日本政府から借りたカネを返す気はサラサラないので、日本は踏んだり蹴ったりで貧乏化が進行中です。

このような、日米関係の真実を国民の目から隠すために存在するのが、悪徳ペンタゴン・日本のマスコミなのです。ここまで、知ってなお、日本の大手マスコミ報道をあなたは信じられますか。ちなみに、菅政権は、親・戦争屋政権です、念のため。

注1:本ブログNo.20『9.11事件に関する個人的見解』2009年9月12日
(1/3) http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/806900.html
(2/3) http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/807291.html
(3/3) http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/807680.html

注2:米国戦争屋(D系)とは、

デビッドRFが実権を握るRF財閥を頂点に形成されてきた米国の軍産複合体を指し、米国の軍産政官学に広く分布する米国覇権主義者で構成される。戦後日本は、米国戦争屋によってもっぱらステルス支配されてきた。米国寡頭勢力を構成する米国覇権主義者には他に銀行屋(欧州寡頭勢力含む)がいて、彼らは国際金融資本や米国中央銀行FRBを支配しているが、戦争屋に比べて、極東では中国に関心があって、日本支配への執着心が薄い。なお、戦争屋ボス・デビッドRFは、軍産複合体に加えて、金融機関も所有している。彼は元々、チェイス・マンハッタン銀行(現・JPモルガン・チェイス)頭取経歴の銀行家の顔ももっている。ところが2010年6月に、95歳を迎えて、デビッドRFの健康状態が悪化、米戦争屋覇権が、デビッドの甥・ジェイRF(銀行屋系)に移りつつあるとみられている。つまり、米戦争屋覇権は、D系からJ系に移る可能性が高まっている。なお、ジェイRF(RF4世)にとって、デビッドRFは亡き父(RF3世)の仇(かたき)である。

オバマ米民主党政権は、これまで米国主流であったデビッド率いるD系戦争屋(共和党系)というより、どちらかといえば米民主党上院議員・ジェイRF率いる銀行屋系に属しているが、D系戦争屋の謀略部隊から常時、監視を受けてきた。そのため、オバマ政権がD系戦争屋の意図に逆らうと、必ず何らかの妨害工作が行われ、その証拠はいくつも観察できる。しかしながら、米戦争屋覇権がD系からJ系に移れば、オバマ政権は実質的に、晴れて米国覇権全体を掌握できることになる。そうなれば、J系戦争屋の対日戦略は大きく変化する可能性が高い。

 なお、日本において、ジェイRFとの太いパイプをもつのは、小沢氏やトヨタなど、一部に限られる。

注3:悪徳ペンタゴンとは、

元・早稲田大教授・植草一秀氏の造語である。日本に蠢く一部の(1)政治家、(2)官僚、(3)マスコミ人、(4)財界人を指し、日本国民の利益より、米国寡頭勢力(主にD系米戦争屋)の利益を優先する(あるいは優先させられる)買弁家的日本人、および(5)米国ジャパンハンドラー(買弁日本人をコントロールする戦争屋系米国人)を指す。彼ら悪徳ペンタゴンは、アンチD系戦争屋の小沢・鳩山コンビや亀井・国民新党を目の仇にしている。

日刊ゲンダイを除く日本の大手マスコミはことごとく悪徳ペンタゴン化していることが、2009年9月の政権交代によってあらわになった。それは、以下の背景を知れば当然である。

すなわち、戦後、GHQ占領時代、自民党および読売・日テレは、D系戦争屋の対外工作機関CIAによってつくられたという過去をもつ。また、戦後日本の大手マスコミを仕切る電通も、読売・日テレ同様、CIAおよびGHQのテコ入れでつくられているので、日本のマスコミは親・D系戦争屋となっている。そしてD系戦争屋のつくった自民党に経営人事を握られてきたNHKも、今は親・D系戦争屋となっている。

注4:ジョセフ・スティグリッツ他[2008]『世界を不幸にするアメリカの戦争経済』徳間書店、p201

ベンチャー革命投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/melma.htm

テックベンチャー投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/8285/column-top.html

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/09/09 06:27

【421】「中島議員の離党にみる闇 :カン・仙谷・枝野を見ると反吐が出る!」

「日々坦々」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010/09/08(水) 12:02
「中島議員の離党にみる闇 :カン・仙谷・枝野を見ると反吐が出る!」

中島正純議員が離党した。

中島氏はもともと選挙違反などを取り締まる大阪府警捜査2課の捜査員だった。

民主・中島正純議員が離党=架空支出疑惑で責任 (時事通信 9月7日 17時29分)

9/6本ブログ≪カン陣営はついに人の道をはずれ「外道」に入った!≫で、

≪仙谷・枝野の弁護士出身性悪コンビは、自らの党所属国会議員に対して、しかも政権交代を果たした、昨年当選した新人議員に対して、よくもこんなことができるかと、怒りが込み上げてくる。≫

と書いた。

中島議員は、どのように脅されたのか。

「このままでは党が告発せざるを得ない。石川議員も北教祖問題の小林議員も、小沢前幹事長も…、わかるよね、言わなくても」

などと仙谷、枝野の弁護士出身性悪コンビが脅したであろうことは容易に推測できる。

今頃、この代表戦の中盤で、まだ支持を決めかねている、あるいは小沢支持派の特に新人議員に対して、圧力を掛けるには非常に有効な一撃となる、と喜んでいるのだろう。

こんな暴挙、露骨ないやがらせは許されることではない。後に徹底的に追及していく必要がある。

中島議員の離党について枝野が党本部で、ぶら下がり会見をしている。

http://www.ustream.tv/recorded/9411292

この中で枝野が唯一エガオを見せたのは、記者からの次の質問の時だった。

記者「次の代表選挙で、これで1減になるのか?」という質問をされ、次のように答え時だ。

枝野「これは、選挙管理委員会のほうで規約と・・を読めば一定の説明ができるとは思う」

この瞬間、思わず”笑み”を浮かべた。

もちろん小沢票が2ポイント減ったことに対して、喜びを抑え切れず思わず出てしまったのだろう。

選挙中盤にタイミングよく離党してくれたのは狙い通りであり、しかも小沢陣営にも少なからず打撃を与え、支持議員、特に新人議員に対して「次は君たちかもよ」と脅し、まだどちらか決めかねている新人議員に対しても有効打になると、ほくそ笑んだ、ということだろう。

********** ******

カンも小沢さんを得意分野で活躍をしてもらう、と言ったとたんに陣営から批判され、フタをされて、またすぐに引っ込めて誤魔化している。

それをまた批判するでもなく、マスメディアがフタをするのに協力して、一緒になって火消ししているのを見ても、完全に官邸とマスメディアが結託していることがよくわかる。(参照)

こんなに言ってることが日替わりで、それこそコロコロ変わる人間がいたとしたら、誰が信じるか。
それだけ根無し草で行き当たりばったり、調子にのって良いことばかりを口にしているのがよくわかる。

そこには、自らの頭で考え、熟慮した形跡もなければ、言ったことに責任をもとうとする信義の欠片もない。

思慮浅薄、愚考愚策の数々、欲得尽くの言動。

あるのは自己中心的な欲得ばかり。

どう言えば自分に有利なのか、何を争点にすれば、今の位置を維持できるのか、を年がら年中考えてきたのだろう。
そこには、国家・国民のための政策などという、公的意識は何もない。

最近では、小沢さんが主張する政策を、言葉を変えてそのまま取り入れたりして”抱きつき論法”という新たな技術を磨いている。

カンカラカン陣営は、どんな汚い手を使ってでも権力にしがみつこうとしているのがよくわかった。

それは、暴走する検察に見せ付けられた、権力装置の箍(たが)が外れると、こんなにも凶暴化するのか、とまったく同じ構図である。

日本の総理を決める神聖なる代表選挙が、餓鬼たちが蠢(うごめ)き、その空間は修羅場と化している。

まったく、最近のカン、仙谷(別名:閻獄えんごく)枝野、この三人の顔を見ると反吐(へど)が出る。

クリーン、クリーンと言いながら、やっていることは、最もダーティーな、人間以下の畜生でもやらない、餓鬼そのものである。

検察の暴走で、大鶴次席検事や佐久間前特捜部長に対して感じた、同じ匂いがよみがえってくる。

権力に固執する、あるいは維持しようとする者がもつ異常性、そのためには手段を選ばない、常識、倫理、道徳、良心をも飛び越え、時には法をも勝手に解釈する、そこはかとない闇・・・。

こんな闇に憑かれた者たちを政権の中枢に置いておくわけにはいかない。

絶対に阻止せねば、日本はますます精神的に崩壊していくだろう。

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/09/09 06:23

【420】「日本の司法は腐っている!民主党代表選にぶつけた動きじゃないのか?」

「世相を斬る あいば達也」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010年09月08日
「日本の司法は腐っている!民主党代表選にぶつけた動きじゃないのか?」

以下の引用の三つの記事の関連性を裏づける確たる証明は現時点で出来ない。しかし、この一連の司法当局の流れには何らかの恣意的意図を感じる。

勿論、民主党代表選に少なからず影響を与えることになるだろうが、特に小沢一郎の代表選出への影響は軽微と思われる。ただ、あと僅かの日数だが菅直人陣営の小沢叩きのコメント用好材料になることは間違いないのだろう。村木判決における検察の失態を、鈴木氏の確定判決でもみ消そうとしているのかもしれない?

既に判っていた情報を、この段でマスメディアが流したとも見られる。小沢一郎の検察審査会の二回目の審査が始まったのは、日程的に判るが、仙谷と仲良しの日弁連会長宇都宮健児氏が関与した補助員弁護士が選定されたのか?考えれば考えるほど奇妙に司法関連な出来事が民主党代表選に合わせて起きるものである。

まだ、報道発表後間もないので、関連づけるほど頭が回っていない。(笑)何処かの掲示板などで、皆さんの推理を期待したい。民主党代表選ではネットにおいては、腐れマスメディア&ネットにおける世論調査の乖離などを踏まえ、選挙の不正を心配する声が大きくなっているが、あながち杞憂と笑い飛ばせない気分になってしまう。

≪ 鈴木宗男議員、失職・収監へ 最高裁が上告棄却
 北海道開発局の工事や林野庁の行政処分をめぐる汚職事件で、最高裁第一小法廷(金築誠志裁判長)は、不正に口利きした見返りに業者から現金計1100万円を受け取ったとして、受託収賄やあっせん収賄など四つの罪に問われた「新党大地」代表の衆院議員・鈴木宗男被告(62)の上告を棄却する決定をした。7 日付。懲役2年の実刑、追徴金1100万円とした一、二審判決が確定する見通し。
 鈴木議員は決定文を受け取った日の翌日から3日以内に最高裁に異議を申し立てることができるが、棄却された時点で刑が確定する。確定すれば、公職選挙法 と国会法の規定に基づいて失職し、収監される。
 鈴木議員は当選8回。昨年9月から衆院外務委員長を務めている。(朝日新聞) ≫

≪ 厚労省元局長に10日判決=郵便不正、無罪の公算-供述調書採用せず・大阪地裁
 障害者団体向け割引郵便制度悪用事件に絡み、偽の団体証明書を発行したとして、虚偽有印公文書作成・同行使罪に問われた厚生労働省元局長村木厚子被告 (54)の判決が10日、大阪地裁(横田信之裁判長)である。検察側主張の根幹となっていた元部下らの供述調書が「検察官に誘導された」として証拠採用されておらず、無罪が言い渡される公算が大きい。
 検察側は、自称障害者団体元代表倉沢邦夫被告(74)=一審で一部無罪、検察が控訴=が証明書発 行に関して厚労省への口添えを国会議員に依頼したと主張。議員から電話を受けた元障害保健福祉部長が課長だった村木被告に便宜を指示し、村木被告が元係長 上村勉被告(41)=公判中=に作成を指示したとの構図を描いた。
 しかし、22回にわたる公判では、元部長ら厚労省関係者が証人尋問で村木被告 の関与を否定。上村被告も村木被告の指示を認めた調書に署名していたが、「『単独でやった』と言っても聞いてくれなかった」「検察官のでっち上げ」と証言した。
 横田裁判長は「検察官が想定した内容の調書を作成した疑いがある」と捜査を批判し、上村、倉沢両被告の調書をすべて却下した。
  このため、検察は論告で「村木被告の指示がなければ偽造は実行不可能」と、間接証拠から推論を重ね、懲役1年6月を求刑。弁護側は「客観的証拠を無視し、 関係者を呼び出してはストーリーに沿った調書を作成した。重大な問題がある」と述べた。(時事通信) ≫

≪ 検察審、小沢氏の2回目審査開始=10月議決の公算-陸山会事件
 小沢一郎民主党前幹事長の資金管理団体「陸山会」をめぐる政治資金規正法違反事件で、小沢氏を不起訴とした東京地検特捜部の処分について、東京第5検察 審査会が2回目の審査を開始したことが7日、関係者の話で分かった。法的な助言をする審査補助員の弁護士も選任され、来月中にも議決が出される見通し。
  同審査会は4月、2004~05年分の収支報告書の虚偽記載について、起訴すべきだとする「起訴相当」を議決。特捜部はこれを受けて再捜査し、5月に小沢 氏を再度不起訴とした。 再審査の結果、同審査会が改めて起訴すべきだと議決すれば、小沢氏は裁判所が指定する弁護士によって強制起訴される。民主党代表選に勝利して首相に就任すれば、憲法の規定により本人が同意しない限り在任中は起訴されないが、小沢氏は起訴に同意する考えを示している。(時事通信) ≫

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