日本政界●情報メモ
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Loginはこちら【449】「代表選最大争点は対米隷属体制持続の是非にあり」
「植草一秀の『知られざる真実』」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010年9月13日 (月)
「代表選最大争点は対米隷属体制持続の是非にあり」
民主党代表選は主権者国民政権の再樹立を目指す小沢一郎氏と6.2クーデターで政権を乗っ取った悪徳ペンタゴンによる政権維持を目指す菅直人氏との間で激しい闘いが繰り広げられている。
悪徳ペンタゴンとは日本の支配者であり続けてきた米国・官僚・大資本のトライアングル(「米官業のトライアングル」)とその手先である利権政治屋(政)、マスゴミ(電)の五者=米官業政電による利権複合体のことを指す。
悪徳ペンタゴンの広報部隊がマスゴミ(電)であり、今回の代表選では、狂気とも言える偏向報道、情報操作を繰り広げている。
9月1日の告示までは小沢一郎氏の出馬を阻止するための懸命な情報工作を展開した。
この努力むなしく小沢一郎氏が出馬を表明すると、世論は菅直人氏支持であるとの世論調詐結果をねつ造して一斉に流布した。インターネット世論調査で小沢一郎氏支持が菅直人氏支持を圧倒しているなかで無理のある調詐結果ねつ造だったが、こうした常識判断を無視してねつ造データを発表し続けた。
しかし、代表選が始まり、小沢一郎氏の声が直接国民に届けられるとともに、小沢一郎氏支持はさらに広がりを見せた。狼狽したマスゴミは、異例ともいえる追加世論調詐を強行し、報道の大半を「世論は菅直人氏支持」の虚偽情報流布にシフトした。
ターゲットは党員・サポーター票の誘導だった。同時に、党員・サポーター票の集計作業に、一部、さまざまな問題があると思われる業者を介在させており、公正な集計作業が行われるのかどうか、強い疑念が生じている。
仮に集計作業で大規模な不正が実施されるとした場合、事前のねつ造した世論調詐結果は、その不正を正当化するための論拠として用いられる可能性が高い。
党員・サポーター投票が締め切られたため、マスゴミの絶叫調のねつ造情報流布は一息をついた。
残るは、国会議員票の誘導である。
党員・サポーター票の不正がすでに一部で確認されているため、選挙結果における党員・サポーター票の位置付けは低いものにならざるを得ない。
国会議員票で多数を獲得した候補が、代表選後は実質的な発言権を確保することになると考えられる。
この意味で、代表選の実質の決戦の舞台は国会議員票でどちらの候補者が多数を確保するかに移行していると言って良いだろう。
小沢一郎氏と菅直人氏の基本政策方針には天と地の開きがある。
①自主外交 VS 対米隷属外交
②国民主導 VS 官僚主導
③国民第一 VS 大企業第一
④共生重視主義VS 市場原理主義
⑤国民生活第一VS 財政再建第一
の相違がある。左が小沢一郎氏、右が菅直人氏である。
さらに、警察、検察、裁判所の前近代性について、
⑥取り調べ過程の全面可視化 VS 全面可視化に消極的
の相違も見られている。
こうした相違があり、この意味で代表選は政策路線をめぐる決戦であり、日本国民にとって極めて重要で意義のある選挙である。
上記6つの論点を示したが、そのなかの最大の論点は、①にある。
つまり、
日本がこれまで同様、対米隷属で進むのか、
それとも、
真の意味での独立を果たすのか
との問題である。
戦後65年間、日本を支配し続けてきた米国からすれば、日本の独立を簡単に認めるわけにはいかないだろう。これが、小沢一郎氏に対する狂気の総攻撃を生む根本原因になっている。
逆に言えば、日本はそれほどまでに米国によって支配されているのだ。
鳩山由紀夫前首相も米国の言いなりになっていれば、まったく安泰な日々をいまも送っていたはずである。
しかし、日本人の尊厳、日本の独立の真の重要性を考えたときに、いばらの道であっても、真の独立を目指す道を選択したのだと考えられる。
この点で菅直人氏は国の尊厳よりは、我が身の利益を優先したのだと考えられる。
最終的には私たち日本人の矜持の問題である。
対米隷属から離れ、真の日本の独立を目指す人々は小沢一郎氏を支持し、小沢氏の当選を目指さねばならないのだ。
(転載貼り付け終了)
【448】「民主党代表選で誰が選ばれるかの重大性を理解していない「護憲派」ジャーナリストがまだいたのには驚いた!」
「杉並からの情報発信です」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010-09-13 12:40:13
「民主党代表選で誰が選ばれるかの重大性を理解していない「護憲派」ジャーナリストがまだいたのには驚いた!」
民主党代表選の投票結果がいよいよ明日(9月14日)午後判明します。
「護憲派」と呼ばれる市民運動家や左翼活動家の中に、民主党代表選を「所詮は民主党内の権力争い。誰が選ばれても同じようなもの」と冷めた見方をする人が多い気がしますがそれは間違っています。
菅首相の続投を許すのか、小沢前幹事長が勝利して首相となるのかは今後の日本の運命を決定するほど重要なことあり、すべての国民の生活と今後の運命がかかっているのです。
■ 民主党代表選で誰が選ばれるかの重大性を理解していない「護憲派」ジャーナリストがまだいたのには驚いた!
先週土曜日(9月11日)夜文京区民センターで開催された「小選挙区制廃止を目指す連絡会」主催の「小選挙区と二大政党に批判を!6分間リレー トーク」に参加しました。
集会の告知広告を掲載した関係で「週刊金曜日」の北村肇編集長が冒頭にあいさつされましたがその発言内容に驚かされました。
北村編集長は【民主党の代表選はこのままいくと菅首相が選ばれる。管首相になろうと小沢首相になろうと自民党との「大連立」は避けられない。小沢氏は以前福田首相との間で「大連立」を企てて失敗した過去がある】と現在進行中の民主党代表選の結果をこのように予測しました。
「菅首相も小沢首相も大して変わらない。どっちもどっちだ」の発言に対して参加者から拍手がありましたが、私は大いなる違和感を感じました。
「国民生活が第一」「官僚支配打破」「財政再建よりも景気回復」「対等な日米関係」を掲げる小沢一郎氏が民主党の新代表に選ばれ首相に就任すれ ば、日本の再生の可能性が出てきます。
しかし菅首相が再選されれば間違いなく日本はどん底に向かって一気に転落していくでしょう。
「対米従属」がさらにひどくなり日本は文字通り米国の植民地として富と独立と人権をさらに奪い去られるでしょう。
「郵政民営化阻止法案」は廃案となり簡保と郵貯銀行の持つ300兆円の資金は株式上場とともに米国債購入とハゲタカ外資に略奪されるでしょう。
自衛隊は米軍の世界支配戦略に組み込まれて米軍の先兵として「対テロ」の名目で米国の侵略戦争に参戦させられるでしょう。
「官僚支配」がさらにひどくなり「財政再建」を名目とした消費税増税、「景気回復」を名目にした法人税減税が強行されるでしょう。
円高無策による不況がさらに深刻化しデフレスパイラルが一層激化して国民経済は破壊されるでしょう。
戦後最大の分岐点に立たされれている今の日本の運命を左右する民主党代表選の結果を「菅首相も小沢首相も大して変わらない。どっちもどっちだ」と 「評論」した北村編集長の「ジャーナリストの素質」に大いに疑問を感じました。
北村編集長は冒頭のあいさつをした後、集会のメインであります「小選挙区と二大政党に批判を!6分間リレートーク」を聞くこともなく途中で退場されました。
実は北村編集長の「ジャーナリストの素質」に関して疑問を持ったのは今回が初めてではありません。
私は2000年暮れに「杉並・世田谷読者会」を立ち上げて2007年まで毎月一回の例会の共同世話人を務めたことがあり「週刊金曜日」を市民運動 目線の媒体として高く評価していた一人でした。
しかし2010年2月5日号「角栄・金丸・小沢 特捜部との30年戦争」の内容が「喧嘩両成敗のような緊張感のないどっちつかずの評論家的内容」 に不満に思いそれまでの小さな不満が積もり積もって北村編集長あてに「決別宣言」を出したことがありました。
記事の中で、東京地検特捜部の小沢幹事長と民主党に対する常軌を逸した暴走を「それは善対悪というより見方によっては正義と正義のぶつかり合 い」(北村肇編集長)と「検察の正義」を認めて両者が五分五分で対決したのだと誤った分析をしたのです。
この時から約7か月経過した現在、検察が小沢前幹事長をターゲットにした「西松建設偽装献金事件」「陸山会土地購入事件」と石井一民主党参議院議 員をターゲットにした「郵便不正事件」は小沢民主党政権の誕生を阻止するために時の麻生首相と森啓介法相が検察に命じて「政治弾圧」であったことが暴露され始めています。
「検察の正義」など大手マスコミが作りあげた虚構だということが知れ渡ってきました。
9月10日大阪地裁は「郵便不正事件」で「虚偽有印公文書作成・同行使容疑」に問われて1年6か月の求刑を受けた村木厚子元厚生省局局長に無罪判 決を言い渡しました。この事件は大阪地検特捜部がでっち上げた「冤罪事件」であること明らかにされたのです。
以下に佐高信氏、北村編集長などにメールで送った「決別宣言」を以下に転載します。
______________________
(2010年2月6日送信のメール)
週刊金曜日
発行人 佐高信 様
編集長 北村肇 様
編集部 成澤宗男 様
編集委員 本田勝一 様
前略
私は東京都杉並区に在住する山崎康彦と申します。
2000年に「杉並・世田谷読者会」の設立を呼びかけ2007年まで共同世話人として毎月1回例会を主催してきました。
今日まで10年以上にわたり毎週金曜日に書店で貴誌を買ってきた愛読者の一人です。
最近の記事の内容に日頃から不満を持っておりましたが、昨日購入した2月5日号「角栄・金丸・小沢 特捜部との30年戦争」の記事を読んでその不満は決定的になりました。
今回の東京地検特捜部の暴走を「小沢対検察」の図式で捉え「それは善対悪というより、見方によっては正義と正義のぶつかり合い」(北村肇編集長)と、どこかの評論家のような論調に終始していたからです。
あまりにも危機感のないのんびりした紙面つくりに呆れてしまった次第です。
日本国民は昨年8月30日の総選挙で戦後初めて本格的な政権交代を選択して鳩山民主党政権を誕生させました。
今回の東京地検特捜部による一連の「国策捜査」は、小沢民主党幹事長失脚→鳩山民主党政権転覆をねらった政治謀略であり,政権交代がたった4ヶ月で終わってしまうほど重大な危機だったわけですが、貴誌の紙面にはそのような危機感はぜんぜん感じられませんでした。
>東京地検特捜部は小沢民主党幹事長の側近秘書3名を形式犯でしかない「政治資金規正法違反」容疑で逮捕・起訴しましたが小沢幹事長本人を今回も起訴出来ませんでした。
東京地検特捜部の全面敗北です。
今回の東京地検特捜部の暴走は、戦前の若手将校による「5.15事変」「2・ 16事変」の軍事クーデターに匹敵する「司法クーデター」と言って良いほどです。
戦後の日本国民が曲がりなりにも築いてきた「主権在民」「法治主義」「人権尊重」「議会制民主主義」を全面否定するアンシャンレジーム側からの総攻撃
でした。
検察は「紙と電波」を独占する大手マスコミに捜査情報をリークして「大本営発 表世論」を作ろうと必死でしたが失敗しました。
なぜならば、軍国主義一辺倒の戦前や田中角栄首相を失脚させた「ロッキード事件」の1970年代には存在しなかったインターネットという「民衆の武器」がここ4-5年急速に国民の間に普及していたからです。
もしもホームページやブログやメールやツィッターや検索エンジンやJanJanなどのネット新聞がこれほどまでに普及していなかったならば、国民の大多数は「紙と電波」媒体を独占している大手マスコミによる検察リークの「大本営発表」に見事騙されていたでしょう。
小沢幹事長は「金権体質の悪徳政治家」のレッテルを貼られて世間の批判を一身に浴び、「逮捕許諾請求」が国会に提出されて可決されていたと思われます。
国会では自民党、公明党、みんなの党と日本共産党が一緒になって、ここぞとばかりに小沢幹事長に離党や議員辞職を迫り、鳩山首相の責任を追及して来年度予算案や99の法案の審理が完全にストップし大混乱に陥ったはずです。
民主党内は小沢支持派と反小沢に分裂したはずです。
これこそが東京地検特捜部と大手マスコミが狙っていたことなのです。
総翼賛体制の「紙媒体」の中で「日刊ゲンダイ」と「週刊朝日」が真正面から検察批判を繰り広げてきました。
「週刊朝日」は東京地検特捜部から「抗議」を受け山口一臣編集長とフリー
ジャーナリストの上杉隆氏は「出頭要請」の弾圧をかけられました。
貴誌が「日刊ゲンダイ」「週刊朝日」と同じ「検察批判」の戦列に立っていな
い、と私は感じました。
毎週金曜日の店頭での購入はこれでおしまいにします。
(転載終わり)
(記事終わり)
(転載貼り付け終了)
【447】「菅直人が放置した「石井紘基氏の遺志」を引き継げるのは小沢一郎しかいない!」
「日々坦々」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010/09/13(月) 08:59
「菅直人が放置した「石井紘基氏の遺志」を引き継げるのは小沢一郎しかいない!」
最近、テレビにノコノコと出てくる小宮山洋子が気にさわる発言を繰り返している。
このお方については、本ブログ8/31エントリー≪表ではトロイカ体制と言いつつ裏では「自党のカネ」を週刊誌にリークする奸(カン)執行部≫の中で書いたが、実はこの文章の後、別の続きがあった。
読まれた方は飛ばしていただくとして、未読の方のために一部を再掲させていただく。
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週刊現代によると、
仙石は、官房長官就任直後から、近いうちに小沢氏との全面対決が来ると予想していたのだろう。菅政権発足と同時に枝野幹事長らと話し合い、公認会計士を使って過去の党内のカネの流れを徹底的に調べさせた。担当したのは、財務委員長の小宮山洋子衆院議員。反小沢派の一角だ。この調査は参院選を挟み中断することもあったが、つい最近になって報告書が執行部のもとに上げられた。本誌は今回、この報告書の一部を入手した・・・≫
仙谷由人、それをやるなら、官房機密費を洗い出せ!
小宮山洋子、そんな卑しい仕事をしている暇があったら、あんたが選挙民に約束した特殊法人や特会を追及しろ!
小宮山が、刺殺された石井紘基議員の補欠選挙で勝ったのは、「石井議員の遺志を引き継ぐ」と選挙民に約束したから当選できたんだ。
だが、引き継いだのは選挙区だけで、石井氏が取り組んだ、特別会計や特殊法人問題などは、当選後は知らん顔。
完全に選挙民を裏切っている。政治とカネの問題をどうのこうの言うよりも、自分の掲げた公約に責任持て!
本来ならば、娘の石井ターニャ女史を後継に、という声が大きかったが、まだ若いという理由だけで外され、ターニャ女史は小宮山の選挙応援をさせられた。
その応援中にあまりに小宮山が、「石井こうき、こうき」と父である名前を連呼するので、「本当にこの人は父の遺志を継ぐ気はあるのか。ただ名前を利用しているだけではないか」と当時の密着取材で語っている。
その憂いが今や現実のものとなり、官僚が欲しいままに国民の税金を勝手に使っている特別会計に切り込むのでもなく、小沢憎しの一点で党のカネに切り込んでいるそんな姿を見たら、石井氏がなんて言うだろうか。
小宮山洋子の選挙区は、私が住んでいる同じ世田谷区で、何回か演説にも立会い、ミーティングにも参加したことがある。
とにかくあの笑顔に誤魔化されてしまう。
だが言っていることはかなりキツイ。
昨年の大久保秘書逮捕から、私のこの人を見る目は180度変わった。
一番最初に小沢さんに食って掛かったのがこの人だった。
≪「政権交代のための態勢をとることが第一だ。本当はここでお引きいただくのがいい。お詫びや言い訳をしながらでは厳しい選挙を勝てるとは思えない」と主張、民主党内で初めて公然と小沢の辞任を要求した。(ウィキペディア)≫
それから、この人を見るたびに、無意識の中でいつも付きまとっている”ある想い”があり、拒否反応的に嫌悪感を感じ、嫌な空気が漂う。
それは、小沢さんに対する批判的言説もあるが、それ以上に石井氏の死去にともなう補欠選挙で参院から鞍替えして当選し、遺志を引き継ぐどころか、こんにちまで何もしなかったことに対する怒りと無念な想いである。
石井紘基氏が草葉の陰から嘆いているのが聞こえてきそうだ。
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ここから、先日エントリーしてない部分、石井紘基氏についての続きである。その続きを代表選を交えて以前のものに付け足しながら書いてみる。
まず、一番言いたいことを結論から言うと、小沢さんの改革を推し進めていったら、石井氏の遺志は同時に引き継がれることになる、といえるのではないかということだ。
小沢さんの今回の代表選に向けた政策の中で一際目を引くのは、「ひも付き補助金から一括交付制度」「国有財産200兆円の証券化」と、「独立行政法人、特殊法人と特別会計は必要不可欠なものを除き廃止あるいは民営化する」というものだ。
レンホウの事業仕分けとは「格」が違うし「本気度」が全く違う。
参照:小沢首相になれば事態はどう変わるか(1)~(6) 政治専門筋に徹底的に聞いてみた
参照:小沢「政見」メモに震え上がる高給天下り官僚
最近キャンキャンと小うるさい元キャンギャル蓮舫が、秋に事業仕訳第三弾で、特別会計に切り込むことになっている。
事業仕分け10月、11月に第3弾 蓮舫行政刷新担当相(毎日新聞 8月12日8時40分配信)http://bit.ly/aFRSjL(既に削除済み)
≪蓮舫行政刷新担当相は11日、国の特別会計などを対象とした事業仕分け第3弾を、10月下旬と11月上旬の2回に分けて行う方針を示した。国会内で記者団に語った。9月に党代表選が行われるため、当初予定した10月中旬からずれ込む。民主党政調も同日の会合で、若手議員88人を9グループに分けて仕分けに協力することを決定。前半に行われる特別会計の仕分けに3、後半に行う各府省の行政事業レビューの結果を検証する「再仕分け」に6グループを投入する。今月18日から18の特別会計に関する事前ヒアリングを始めることも決めた。≫
この特別会計は総予算は、一般会計が92.2兆円に比べ、4倍の367.1兆円だ。
週刊朝日8/27号に≪特別会計に眠る「埋蔵金」312兆円 税収の8年分≫と題して、消費税に換算すれば税率130%分という天文学的な金額の「埋蔵金」を掘り出せるとして「外為特会」と「財投特会」の財務省所管の二つを解体しろと書いている。
「埋蔵金オトコ」としての異名を持つ元大蔵官僚・高橋洋一氏は、312兆円を掘り出せるといっている。
その埋蔵金をいち早く追及してきたのが、石井氏だった。
石井紘基議員は2002年10月25日、自宅前で刺殺された。
犯人は右翼団体「守皇塾」代表で、書籍販売業の伊藤白水(本名・伊藤いずみ・48歳)で、「自分がやった」と霞ヶ関の警視庁本部に出頭し、逮捕された。
当初、金銭を無心し断られたための恨みによる犯行とされていた。
無期懲役が確定した後の、昨年の2009年2月11日に放送された放映されたテレビ朝日「スーパーJチャンネル」で、犯人の獄中の独占告白として「本当は頼まれたから殺した」「法廷での証言はでたらめだった」
とする裁判での証言とは違うことを言い出した。
「刑務所で死ねばいいと思われていることに腹立たしさを感じた」とも言っている。
この事件は当初より不可解な点が多いことが指摘されていた。
まず、石井氏が事件直前、ナターシャ夫人に「近々、日本がひっくり返るほどの重大なことを発表する」と言っていたという。何人かの記者が、石井議員がとんでもない情報を掴んでいるようだというのが知れ渡っていて、週刊朝日も記者をさしむけた、というくらいに有名になっていたようだ。
今にして思えば、そういう情報はすでに汚染記者を通じて官邸などには筒抜けになっていただろうことは間違いないだろう。
以下不審点をまとめたものを転載させたいただく。
【遺族の不審】(衆議院議員・石井こうき代議士刺殺事件)より
(※石井議員の家族の証言によると、事件前後、不審な点が多かったと言う)
・事件から6日前の10月19日、石井議員は「車に追われている」と言って知人のところへ駆け込んでいた。ちなみに伊藤は原付バイクのみ所有。
・また同月23日、石井議員が何者かにリンチに遭った様子で帰ってきた、と妻が話している。
・石井議員が病院へ運ばれる時、妻が救急車に乗せてもらえなかった。
・石井議員の手帳と、鞄の中身の資料が押収品目録から消えていること。手帳があったと遺族側から何度も警察に申し出ても、調査してもらえなかった。
・事件の日は、28日に質問する資料を委員長に提出しに行く日だった。その書類の中身は、銀行問題その他政権がひっくり返る重要な資料があったらしいのだが、それが鞄の中から消えていた。
・運転手が、事件後倒れている石井議員の後ろにしゃがんで、自分の携帯電話でどこかへ電話していた。本人は自動車電話から車両部にかけたと言っている。(石井議員の遺族は事件後一度も運転手に面会したことはない)
このほか、スーパーJチャンネルのビデオによると、救急車が到着する前に既にパトカーが何台も狭い路上に止まり、なかなか救急車が入れなかったと家族が証言していたとのこと。
参照1:石井紘基議員 刺殺事件の背後にある権力の闇より
参照2:石井紘基氏の遺志とは
参照3:構造改革のための25のプログラム
大きな闇の力が働いていたこと、それは既得権益を死守しようとする勢力の陰がちらつく。
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石井氏があつめた膨大な資料は63箱にも及び、その箱の前で菅直人が、「遺志を引き継いで、必ず改革する」などとパフォーマンスをしたが、その後、その箱はずっと倉庫に放置され、一向に追及気配すらなかった。
2003年2月11日の「江田五月活動日誌」には次のように記されている。
≪今日は、7時過ぎの新幹線で名古屋を発ち、10時から、世田谷区砧に保管している石井紘基さんの資料の解明作業に着手しました。現場に着くと、有難いことに取材関係者でごった返しており、ダンボール63箱を前にして、私の司会で、菅直人さん、小川敏夫さん、河村たかしさん、石井ナターシャさん、ターニャさん、紀藤正樹弁護士が、ちょっと遅れて羽田孜さんも来られ、順次挨拶。直ちに6箱ほどを開封。2、3年前のものや直近のものや、役所の資料や石井さんの手書き資料や、特殊法人関係や金融関係や、まさに雑多です。しかし、石井さん独特の手書きのメモや書き込みがやたらと多く、石井さんの思いが伝わってきます。著書の下書きもあり、綿密な構想が書かれていました。≫
その後は何ら音沙汰なし。結局、やったのは記者会見のみという、菅さんらしい結末だった。
口だけというのは、今も昔も変わらない、性分というものになっているのだろう。
娘の石井ターニャ女史は、何もしない菅民主党に愛想を尽かし、父の死がムダになる、とその資料がつまった箱を自宅に持ち帰り、一人で活動を始めている。
石井氏は「国会の爆弾発言男」と呼ばれ、自らコツコツと調べ上げ、国会で追及していった。
「このままだと日本が崩壊する」という憂いから、特に日本を食い潰している霞が関改革に心血を注いだ。
財務省は菅総理をたぶらかし、消費税増税を打ち出させた。
自分達の既得権益はしっかりガードしながら、国民にのみ負担を強いる、こんな国賊以下の盗っ人集団こそ解体しなければならない。
ホイホイと財務官僚の口車に乗ってしまうような菅総理では、改革の「カの字」もできないだろう。
ここは小沢一郎に委ねるしか、本当の改革・解体はできないだろう。
新進党時代から小沢さんの政策を支えてきた、「日本一新11法案」の土台を作ったといわれる、中塚一宏議員のブログで簡単で分かりやすい解説されている。
●国有財産資産担保証券がもたらすもの 2010年9月6日
政府が発行する資産担保証券は資金調達のためだけではありません。
キャッシュフローがあればABS(資産担保証券)にできるわけで、ぜひ皆さんにもご指摘いただきたい。例えば、衆議院の議員宿舎。私は議員宿舎を借りていませんが、議員宿舎だって、家賃をとっているのだから、証券化できる。ここでクーポンレート(表面利率)を決める時に、はたしてその家賃が妥当がどうかが、マーケットで評価されるわけです。公務員宿舎しかり、政府や独立行政法人、公益法人が運営している数々の収益事業。その妥当性が評価される。このインパクトはひじょうに大きい。だから「できない」のではなくて、「やりたいくない」のがホンネのはず。ぜひ民間の皆さんの力も借りて、政府の資産活用の妥当性をはかりたいと思います。
●一括交付制度でどう変わる?行政改革編 2010年9月9日
補助金を廃止して一括交付制度にすることで、世の中どう変わるのか?
まずは行政改革の観点。
市町村の補助金申請業務がなくなります。いわゆる陳情政治がなくなるのです。市長の経験のある衆議院議員によれば、補助金申請の書類をつくるだけでもたいへんなんだそうな。
次に国の支分部局、出先機関の数が減る。国家公務員は約30万人いますが、そのうち20万人は地方にいるという。地方支分部局の主な仕事は、この補助金の張り付け。これも合理化が期待できます。
加えて省庁縦割りの事業が解消される。国土交通省は道路、農水省は農道ですが、これが解消されれば重複投資がなくなる。また抱き合わせ補助金もなくなるので、小沢氏が指摘した「消雪パイプが欲しくてスキー場までつくる」のような抱き合わせ補助金がなくなるのです。これだけでもかなりの経費削減効果がある。かつて民主党のシンクタンクが試算したところでは、4兆円ほどの効果とのことでした。
●一括交付制度でどう変わる?今より安い事業費で社会資本が整備される
補助金をやめると同時に、補助基準も当然撤廃します。
2010年9月10日 http://bit.ly/a0MMVM
●一括交付制度でどう変わる?豊かさが実感できる社会へ
2010年9月11日http://bit.ly/aQkaOn
中塚一宏 http://twitter.com/ikkonaka
(転載貼り付け終了)
【446】「鈴木宗男氏の「失職・収監」に思う事」
2010.9.13.
「鈴木宗男氏の「失職・収監」に思う事」
九月七日、鈴木宗男氏の上告が最高裁によって棄却されました。ここに鈴木氏の有罪が確定して鈴木氏は二年間の収監が決定したのです。
今から八年前の2002年、鈴木氏は国会において辻元議員から「疑惑のデパート」と名指しで糾弾された事は、私の記憶に今でも鮮明です。この決定を受けて、なぜ民主党代表選挙の今このタイミングなのかの論議が様々に沸騰する中で、当の辻元議員にどのような感慨があるかについて、私の興味が沸きました。そこで辻元議員の「つじともWEB:辻元清美オフィシャルサイト」を確認したところ、なぜかコメントがないのです。まるでこの上告棄却のニュースを知らないか全く関心がないかのような態度ではありませんか。
九月十三日午前七時現在でも、九月八日の「ボチボチ社会へ。そのために全力を注ぎたい。」以降の更新はなく、がっかりするとともに目立ちたがり屋なだけ人でやっぱり誠実性に問題がある人だなと再確認しました。なぜなら先に紹介した「ボチボチ社会」には「私は辞職・逮捕・裁判という経験もしました。権力の怖さも知った私が副大臣として権力をもつ側に立ったわけですから、権力の行使は抑制的に、そして権力の市民化が必要だとも考えてきました」とまで書いてあります。日付的には鈴木氏の事に触れることもできたはずだからです。また間に合わないとしても、先の文脈の流れからはコメントは不可欠です。
ではなぜブログで当時と今とでは評価が大きく変わってきている鈴木氏の上告棄却について、コメントができないのでしょうか。こんな時にその人の地金が垣間見えるもの。何が「ボチボチ社会」でしょうか。まさに極楽蜻蛉ではありませんか。辻元氏は、この八月に社民党を離党した事で、これまでの精神的な姿勢を一変させ、万事に鈍感となり、まさに糸の切れた凧よろしくどこに飛んでいくか分からない人になってしまったといわざるをえません。
鈴木氏は、今回受託収賄罪等が確定したのですが、八年前疑惑の中心は「ムネオハウス」「ODAのディーゼル発電」等でありました。そして「ムネオハウス」の疑惑に関しては、共産党の佐々木憲昭議員の独壇場でしたが、この追及のための根拠となった資料は共産党本部へ送付された差出人不明の郵便物でした。今では外務省関係者からの送付であった事が鈴木宗男氏の『闇権力の執行人』において暴露されています。このように官僚の掌で踊らされた立場にあった共産党のがです。共産党はまんまと乗せられて外務省の謀略に一役買わされて悔しいからか、市田書記局長の九月八日のコメントにはそんな事には一切触れず「司法の当然の判断だ」というばかりです。
本来なら、当時追及の先鋒だった共産党は、そもそも本丸の「ムネオハウス」が一審において立件されなかった事は、今でも納得がいかずかつ残念だとの声明を出すべきではありませんか。まさに大山鳴動して鼠一匹。「ムネオ疑惑」とは鈴木氏を外務省から追放する謀略の一環として位置づけられていたのです。当時はここまで欺かれながら、現時点では全く無関係だったかのように振る舞う市田氏の態度は、まさに厚顔無恥で破廉恥そのものです。いかにもこれがいつもの共産党の態度だといわれればそれまですが。そういえば志位委員長始め執行部は、今回の参院選での共産党の大敗に誰も責任を取っていません。当然の事ながら彼らには、民主党を敗北させた管内閣の責任追及はできないのです。
辻元氏や共産党に比較すれば、前回の衆議院選挙で落選した保坂展人氏は、数段誠実な人です。当然このタイミングを批判しました。彼は、九月九日の「保坂展人のどこどこ日記」に、「鈴木宗男氏『失職・収監』で国策捜査の検証を」との記事を書いたのです。
昨日は鈴木宗男衆議院議員(衆議院外務委員長)の事件で最高裁の上告棄却があり、失職・収監が決まった。2002年当時、私は鈴木氏を「疑惑の人」と見て追及してきた立場だったが、その後の『国家の罠』(佐藤優著)に出てくる「国策捜査」をめぐる構図を見て、私たちの追及も、メディアスクラムと呼応した「予断と偏見」を前提にしていたことを強く感じるようになった。昨年の総選挙では、鈴木宗男氏で駅頭応援演説や地元でのシンポジウム出席をお願いした。
刑事被告人である鈴木宗男氏が衆議院外務委員長であることについて、「民主党の見識を疑う」などの一般論のコメントが渦巻いている。しかし、鈴木氏が「日米密約問題」に真っ正面から取り組み、沖縄返還にかかる日米密約の解明に取り組んだ熱意と手腕は正当に評価されるべきだ。当時,ジャーナリストとして「日米密約」の事実に迫った元毎日新聞記者西山太吉さんは、国家権力の中枢から逆告発されて「国家公務員法違反」などで逮捕される。
すでに昨年7月に亡くなった元参議院議員佐藤道夫氏は、東京地検特捜部でこの事件の起訴状を書き、西山記者が情報を外務事務官の女性から情報を取得したことを、「女性事務官をホテルに誘って、ひそかに情を通じ、これを利用して」という言葉で「世論の流れ」を変えたと述懐している。本来であれば、国民と沖縄県民を欺いた「日米密約」が問われた事件は、記者と女性事務官のスキャンダルがすべてであるような風潮がつくられた。佐藤元特捜検事の思惑通りに、時の自民党政府も「密約」にはその後も「知らぬ、存ぜぬ」とシラをきり通した。
政権交代後、岡田外務大臣の指示で外務省が調査をした結果、この事件のテーマとなった「日米密約」も本当だったことが判明した。歴代政府は嘘をつき続けてきたことになり、鈴木氏もかってはそのひとりだった自民党支配は、政府・与党と捜査権力が世論操作も平然と行なって、「事実にフタをする」役割をしてきたことも明らかになった。
鈴木氏の事件で最高裁は「上告棄却・収監」という予想された結論を出した。しかし、「国策捜査」が狙えば誰でも陥れることが出来る怖さを持っていることも、よく知られるようになった。政権交代が本物なら、鈴木氏の事件も含めて、「政府・与党」と「捜査権力」の癒着はなかったのか。徹底的に検証するべき時が来ているのではないか。
この誠実な保坂氏の反省は、私のものでもあります。私も八年前は辻元氏等に良き代弁者を見つけたつもりでした。私自身は反体制とは粋がっていましたが、検察に多大な幻想を持っていたと今苦々しい思いを抱いて、深刻に当時の事を反省しています。
この間権力にいた人間として傲慢になって周りを見ていなかったと深く反省する鈴木氏の事務所には、かってのような悪罵や一方的な非難といった八年前の反応とは全く異なった状況があり、今回の上告棄却は全く不当だという意見が八割ほどあるという事です。これが世智に長けた大人の判断というものはないでしょうか。
さてここで重要な事を付け加えておきます。元レバノン大使天木直人氏の告発です。
鈴木氏の上告棄却の背景を論じている九月九日の「天木直人のブログ」を引用します。
鈴木宗男を葬り去った最高裁判所の判事15人の一人に竹内行夫という元外務事務次官が天下っていた。これを9月10日の日刊ゲンダイが報じている。この事は日刊ゲンダイのようなタブロイド紙ではなく大手新聞が書いてもっとひろく国民に知らされるべきだ。
もっとも、鈴木宗男の上告棄却を決定したのは最高裁第一小法廷であって、竹内氏が属している第二小法廷ではない。竹内氏が決定を左右したわけではない。しかし、竹内氏は田中真紀子元外相の一大騒動で外務省が混乱した時に事務次官になり、鈴木宗男を外務省から追い出した張本人だ。外務省は鈴木宗男の復活だけは許せないと思っている。竹内氏はそんな外務省の組織防衛を担った外務省OBである。司法官僚の権化のような最高裁が、仲間の一人である竹内判事の立場からまったく無縁であるはずはない。
しかし、日刊ゲンダイがさえも書かない、もっと重要な事がある。それは竹内判事が違法、違憲判事であるということだ。竹内判事は小泉首相がブッシュ大統領のイラク攻撃を支持した時の外務事務次官である。イラク攻撃が国際法違反であったことはもはや世界が認めるところだ。しかも08年に名古屋高裁は自衛隊のバクダッド派遣は明白な戦争協力であり、違憲である、との判決を下した。
さらに竹内氏は、米国がテロとの戦いに協力しろと迫った時、それが日米安保条約違反、憲法9条違反であると認識しながら、国会審議を避ける政治宣言でそれに協力して国民を欺いた責任者だ。要するに憲法遵守義務(憲法99条)に違反し続けた官僚なのである。
本来ならば総選挙の時に行なわれる最高裁判事の国民審査で国民の手で不適格の烙印を押されるべき判事である。そしてその機会はあった。彼が判事に就任した08年10月の後に開かれた最初の衆院選挙(09年7月)の時だ。しかし何も知らない国民はあっさり信認した。
今度の鈴木宗男の上告棄却判決で、小沢支持者はこの最高裁の判決の背景に小沢つぶしを感じる。日刊ゲンダイの記事によって国民は竹内判事の天下りを知る。しかし国民審査は10年に一回だ。次回の国民審査の時は竹内判事は任期満了でめでたく定年になっている。まったくいい加減な制度がこの日本では官僚の手で作られまかり通っている。小沢待望論が出るのはもっともだ。官僚が小沢潰しに走る理由がそこにある。
今ここで天木氏から激しい糾弾を受けている竹内氏は、外交官試験にはパスしているものの司法試験はパスは勿論受験すらしていない。そんな人物が天下りして最高裁の判事になりすましても、法曹界や周りも不思議に考えない奈良時代の「律令制度」体制が、日本の官僚制度の頂点にあります。日本が民主政体の国家であるとの通念は怪しいのです。
またこれを書いている時、郵便不正事件で逮捕された厚生労働省の村木元局長に予想通りの無罪判決が大阪地裁で下されました。まさにこうして検察の暴走を止めさせ取り調べ過程の全面可視化がいかに急務の課題であるか、また千葉法務大臣が就任以来の一年間いかに職務怠慢であったかが浮き彫りになりました。この検察の信用大失墜を相殺するために二日前に鈴木氏が利用されたとの説も無下に否定できません。まさに道は遠いのです。
日本が民主政体を克ち取る事は本当に絶望的困難だと私は考え込んでしまいます。
なお(449)は「毒蛇山荘日記」からの転載貼り付けです―直。
【445】「「小沢総理誕生」を読み込んだ? アメリカの影ー政治家・小沢一郎の存在感を無視できなくなったアメリカ政府関係者の動きがあわただしくなってきたようだ」
2010-09-13
「「小沢総理誕生」を読み込んだ? アメリカの影ー政治家・小沢一郎の存在感を無視できなくなったアメリカ政府関係者の動きがあわただしくなってきたようだ」
民主党代表選挙は終盤にさしかかって、微妙な時期にさしかかってきたが、新聞テレビ等、「小沢一郎総理誕生」阻止にまっつしぐらの国内のメディアによる根拠薄弱な情報操作と、あまりの滅茶苦茶な小沢批判の「偏向」ぶり、あるいは菅陣営を取り仕切る仙谷由人周辺の恥も外聞もかなぐり捨てたスキャンダル密告作戦から謀略・陰謀工作など、その最低の史上最低の選挙報道や選挙戦術に驚き呆れるばかりだが、しかし、これも考えてみれば、新聞テレビ時代の終焉からネツト時代の幕開けという歴史的に重要な意味を持つ、なかなかいい見物を見せてもらっているわけだから、感謝するべきなのかもしれない。さて、アメリカ側から、重要な情報がもたらされたらしい。アメリカ政府としては、極力、「小沢総理誕生」は避けたいところなのだろうが、しかし「小沢総理誕生」の可能性が大きくなるにつれて、アメリカ政府関係者の動きが、「小沢総理誕生」を前提とした動きに変化しつつあるようだ。つまり、沖縄米軍機国外移設問題に取り組む川内議員に、米国務省関係者が接触して来たというのである。「米国務省関係者が8日、川内博史衆院議員(民主)と衆院第2議員会館で面談し、小沢一郎氏の首相就任を仮定し米軍普天間飛行場の移設問題など日米関係の見通しについて聴取していたことが10日分かった。」というのだから、川内議員が小沢支持であることを知った上で接触してきたことは間違いない。
●「小沢総理」後探る 米国務省、川内氏に接触 琉球新報 9月12日(日)10時15分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100912-00000005-ryu-oki
【東京】米国務省関係者が8日、川内博史衆院議員(民主)と衆院第2議員会館で面談し、小沢一郎氏の首相就任を仮定し米軍普天間飛行場の移設問題など日米関係の見通しについて聴取していたことが10日分かった。普天間飛行場の移設先を「グアム、テニアン」と提唱する川内議員は「沖縄等米軍基地問題議員懇談会の議員182人の考え方については小沢さんに伝えてある」などと国務省関係者に説明。その上で米国務省関係者は最後に「お互いに協力してやっていこう」などと答えたという。
具体的な協力関係の在り方など面談内容について川内議員は「お互いの信頼関係もあり、詳細は答えられない」としているが、意見交換は約1時間行われたという。面談を通して川内議員は「米国も小沢氏には信頼を置いていることを感じた」と話している。
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米紙に小沢一郎前幹事長に関する長文の記事
11日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルは、民主党代表選を菅直人首相と争う小沢一郎前幹事長に関する長文の記事を1面などに掲載。「首相の座に向けて有望な戦いを続けている」と分析した。
記事は前幹事長が1996年から2009年にかけメージャー元英首相、胡錦濤中国国家主席、メルケル・ドイツ首相、クリントン米国務長官と会談する写真4枚を掲載。「80年代末期から日本の権力構造の中で常に存在感を発揮した」と指摘した。
前幹事長の政治的経歴を詳しく伝え、代表選で敗れたとしても小差であれば、新たな影響力を伴う地位を獲得する可能性があるとした。(共同)
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アメリカから、こんな情報も。
米、小沢氏を警戒 普天間、再交渉方針に懸念
琉球新報 9月12日(日)10時15分配信
【米ワシントン10日=与那嶺路代本紙特派員】14日投開票の民主党代表選に向け、小沢一郎氏が米軍普天間飛行場移設を再交渉する考えを示したことで、米国では小沢氏が勝てば日米関係に大きな変化が生じると警戒している。
ワシントン・ポスト紙は2日付で「鳩山由紀夫氏は米国依存からの脱却を主張していたが、菅首相は現実的アプローチをとっている。小沢氏の政策は鳩山と似ている」と評し、鳩山氏と同様に、普天間の県外国外を模索する展開になるとの見通しを示した。
ニューヨーク・タイムズは7日付の社説で「小沢氏は普天間の再交渉を望んでいる。だが対案がないのなら、非現実的な態度をあらためるべきだ」と、普天間問題の再燃を強く警戒している。星条旗新聞もこの間「基地反対者が総理の座に挑む」「小沢氏が勝てば移設計画は生き延びられない」などと記事を掲載し、同問題に与える影響を懸念している。
マイケル・グリーン元米国家安全保障会議アジア上級部長は、クリントン国務長官らが会談するなど、米政府が小沢氏を「陰の実力者」として接点を持ち続けた経緯に触れ「オバマ政権は(代表選に)慎重になっている。彼らは小沢氏を批判したくない。米政府は小沢氏が勝てないとたぶん思っているが、今後彼がどんな要因となるか分からず、少し神経質になっている」と解説。「普天間の報告書はまとまったが、政治情勢が不確定で実行できない。しばらくは忍耐勝負になるだろう」とみている。
(転載貼り付け終了)
【444】「菅直人と薬害エイズ事件のウソ」
「心に青雲」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010年09月13日
「菅直人と薬害エイズ事件のウソ」
文芸評論家・江藤淳はかつて「菅直人は市民運動家の仮面をかぶった立身出世主義者でしかない」と喝破したそうだが、これは当たっていた。昨今のあやつの民主党代表選挙における挙動不審の数々を見せつけられるにつけ、江藤淳の慧眼に思いいたるばかり。
本稿は、醜悪なる無能首相・菅直人について書いてみたい。
菅直人は、このたびの民主党代表選の演説でも、自慢たらたら己が厚生大臣時代に「薬害エイズ事件」を解明する軌道に乗せたのはボクだよ、政治主導がボクちゃんはできるからなんだよ、だからボクちゃんに首相を続けさせてよ、と民衆におねだりしていた。
菅直人は今回の代表選挙もそうらしいが、薬害エイズ事件を己が手柄として持ち出しているけれど、事実はおおいに問題がある。
菅は薬害エイズ事件で被害者らに謝罪したことが有名になったが、あれはパフォーマンスである。菅は厚生省に特別の調査室を設け、関係者に調査を命じた。しかしその官僚に作成させた調査報告書を見ずに、突然「こんなファイルが隠されていた」としていわゆる「郡司ファイル」を提示し、謝罪した。
実際はこの「郡司ファイル」は隠蔽されていたのではなく倉庫に保管されていたメモファイルでしかない。事実を曲げた単なるパフォーマンス、というより大衆に媚びただけ。 菅のパフォーマンスのおかげで、事件の本質がごまかされ、また安部英氏などへの個人攻撃へ発展してしまった。それが誰かに意図されて菅直人が(偽りの)スターになるように図られたものかは分からないが、今にして思えば、仕組まれていたと考えられよう。
安倍英氏への攻撃は後述するが、あれはデッチアゲであった。先の国会質疑(参院予算委員会)で、菅直人はみんなの党の川田龍平に質問され、「こういう形で議論でき、いろんな思いがある…」と涙ぐんで声を詰まらせる場面があったようだ。
この二人の関係は有名だから、解説する必要はあるまいが、こういうあざといパフォーマンスを演じるのが、菅直人は得意技であるらしい。今度の代表選出馬の際の支持者による決起集会でも、涙ぐんで声を詰まらせる「臭い演技」をしてみせた。そんな演技をされたら、私なら反吐がでるけれど、間抜けな支持者どもは「菅が感極まった」と簡単に惚れ込むらしい。
要はカンカラ缶は涙ぐんでみせれば、明日の新聞に賞賛された記事が載ると計算してひと芝居を打ったのである。まともな人間ならそんな芝居は簡単に見抜くが、新聞テレビを鵜呑みにするB層は、感動してしまうのだろう。
Oー157の騒ぎでも、報道陣を集めて貝割れ大根をかっくらって見せる、こざかしいパフォーマンスを見せた。大衆はあんなことでコロッとだまされると高をくくっているから、何度でも似たような「臭すぎる演技」をしてしまう。
そのカイワレだって、今はあの0-157事件当時のような売れ行きはなくなった。カンカラ缶いきなりカイワレが犯人だと、厚生省の役人の言うがままに発表してしまった罪は消えない。あんな野菜が大腸菌のすさまじい巣になっているとは、私は当時も信じなかった。カンカラ缶は、そんな科学的常識もないバカかと呆れた。
いいかげん東京7区の有権者は目を覚ませよ。諸君らがカンカラ缶を国会に送り込んだから、我が国は壊滅に瀕してしまったではないか。
山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記』(2009.10.26)には、こうある。
* * *
<櫻井よしこと小林よしのりの「エイズ報道」は間違いだらけだった>
<櫻井よしこと小林よしのりの言論人としての原点は「薬害エイズ報道」であったが、しかし彼らの「安部英犯人説」を中心とする「薬害エイズ・バッシング報道」は、櫻井よしこがその著書『エイズ犯罪 血友病患者の悲劇』(中央公論社)を絶版にして、読者の目に届かないようにしていることからも明らかなように、医学的にも、また資料的・実証的にも、間違いだらけであり、今から考えると典型的な「犯罪報道の『犯罪』」事件であったということが出来る。
櫻井よしこ等に、根拠もなしに「犯人」に仕立てられ、激しいバッシング報道を受け続けた挙句、「薬害エイズ事件」の主犯格として逮捕され、裁判にかけられ、その裁判の渦中で亡くなった安部英医師は、完全な「報道の被害者」であったということができる。
(中略)
櫻井よしこは、当時、日本テレビのニュース番組「きょうの出来事」キャスターであったが、そのキャスターという役割を悪用して、「薬害エイズ事件」の主犯格の人物として、「帝京大学副学長」であった安部英医師をでっち上げ、その「安部英犯人説」のストーリーにそってテレビカメラとともに執拗に安部英医師を追い掛け回し、そこで櫻井よしこやテレビカメラから逃げようとする安部英医師を、さらにカメラに撮影し、その映像を何回も何回も、全国ネットで流しつづけた。
おそらく日本人で、その時の櫻井よしこと安部英医師の映像を見ていない人は、ごく小数だろう。つまり大多数の日本人が、その時の、安部英医師を追跡する櫻井よしこの雄姿と、必死で逃げようとする安部英医師のミジメな姿を、一度は見ているし、また今でも記憶しているはずだということである。櫻井よしこ等の報道に便乗して、安部英医師バッシングを繰り返したのが漫画家の小林よしのりであったが、したがって、今でも、櫻井よしこや小林よしのり等が垂れ流した「安部英犯人説」を疑わない人は少なくないだろう。
しかし、この櫻井よしこや小林よしのりによる安部英バッシング報道は、まったく根拠の怪しいデッアゲ報道だったということが、医学史的にも検証されている。
しかるに、老医師・安部英を社会的に葬り去っただけではなく、老後の人生やその生命さえ奪い取った櫻井よしこや小林よしのり等の「薬害エイズ報道」の犯罪、つまりメディアの犯罪、あるいはジャーナリズムの犯罪を追及する人はいない。櫻井よしこや小林よしのり等は、今も、相変わらず、似たような言論活動を繰り返しつつ「わが世の春」を謳歌している。
* * *
櫻井よしこや小林よしのりの売名行為のため薬害エイズ事件を混迷させたが、その元は菅直人にあったというのだ。
今にして思えば、そもそもなにかしらの闇の手は、菅直人を市民運動の英雄であるかに偽装したうえで、櫻井よしこや小林よしのりという保守派の論客を育てて「英雄」に仕立てたのであろう。
副島隆彦氏などは、菅直人が鳩山内閣が危なくなったときにアメリカから次はお前が首相になれと命じられてから「ダークサイトに落ちた」のだとしている。つまりそれまでは立派に民主党のトロイカ体制を担って、改革の先頭にいた政治家だったのに、急に国民を裏切ったという論調である。
そんなことはない。菅直人は最初からそれこそ「ダークサイト」の人間であって、江藤淳の言う通り「市民運動家の仮面をかぶった立身出世主義者」だったのである。
世間ではB層の大衆は小沢がカネに汚いと思っているが、それでは菅直人は自称するほどクリーンなのか?
菅直人は、きれいな政治を訴えつづけた市川房枝の「弟子」、「後継者」みたいなツラをしているが、その市川氏が菅に対してどのような感想を抱いていたのかを示す重要な資料が存在する。「復刻 私の国会報告」(1992年財団法人市川房枝記念会刊)だ。
市川房枝氏による以下の記述があると、植草一秀氏のブログ「植草一秀氏の『知られざる真実』」に紹介されていた。
* * *
「菅氏は1976年12月5日の衆議院選挙の際、東京都第7区から無所属候補として立候補した。このときは立候補をしてから私の応援を求めて来た。そのとき推薦応援はしなかったが、50万円のカンパと秘書(市川氏の)らが手伝えるように配慮し、「自力で闘いなさい」といった。
ところが選挙が始まると、私の名前をいたる所で使い、私の選挙の際カンパをくれた人たちの名簿を持っていたらしく、その人達にカンパや選挙運動への協力を要請強要したらしく、私が主張し、実践してきた理想選挙と大分異なっていた。」
* * *
菅は代表選が始まった9月4日、代々木の「婦選会館」を訪れ、婦人運動家の故市川房枝元参院議員の記念展示室に入って、市川氏の写真に手を合わせた後、当時の自らの写真も懐かしそうに見入ったそうだ。
そして記名帳には「政治の浄化を訴えつづけられた市川先生の思いをこれからも大切にしてゆきます」と書き、「内閣総理大臣菅直人」と署名。見学後、記者団に政治浄化の問題は「わたしにとっても原点」と、呼びつけておいた報道陣にしゃべっている。
実にあざとい事を菅直人はやってのける。
市川房枝氏は、生前、「菅直人だけは許せない」言っていたそうだ。さもありなん。
市川房枝女史の霊魂があるなら(笑)、菅直人に死霊となって取り付いて、恨み殺してくれまいか。そんなことにはならないのだから、やっぱり霊魂なんかないのである。
菅直人は小沢一郎氏に対して、根拠も示さずに「金と数の力にものを言わせる古いタイプの政治家」だと、非礼な発言をしたが、それはそのまま菅自身に返さねばならない言葉である。
今回の代表選直前のドタバタは、本当は菅直人が醜態を演じ、再三にわたって裏切りをしたのだ。
鳩山元首相は小沢一郎支持を宣言してロシアに旅立った。そこへストーカーのごとく執拗に電話し、泣きついて、「密談・談合」と「人事的取引」を要求したかのは菅直人のほうであったらしい。なのにマスゴミには正反対の話は摩り替わった。
そもそも小沢一郎の立候補にビビって、鳩山由起夫氏に泣きついて「談合・密談」による政権維持を画策したのは菅。鳩山元首相とツーショットで「トロイカ体制再建」を確認し、「小沢先生」に謝罪したのも菅。にもかかわらず、一夜にして心変わりし「談合・密談はよくない」と言って、まるで小沢一郎氏が「密談・談合」と「人事的取引」を要求したかのようにすり替えたのも菅。
だから故市川房枝が嫌ったのも当然だろう。
ある民主党だった都議会議員が言っていた。菅直人と食事をした。その時間、半分は小沢の悪口、半分はその都議会議員をヨイショして、君は有望だ、君と仕事をしたいと言っていたそうだ。これが天下の公党を率いる代表とは。
多数の目が覚めないアホな大衆は、菅直人が橋本政権の厚生大臣として薬害エイズ事件の究明に尽力し、それまで誰も被害者に土下座したことのなかった日本の政治家のなかで、初めて被害者に謝罪した立派な市民運動家であるからた実績から、 官僚を使いこなして物事を成し遂げる能力があると誤解している。また、マスゴミに捏造された小沢大悪人説に洗脳されているから、小沢は嫌、だから次の首相も菅直人で、と言うだけのことである。
言うに事欠いて、たった3ヶ月じゃわからないから、もうちょっとやらせてみて、だと。彼の、官僚に指示されている「政策」さえ、大衆には見抜きもされていない。
それからパフォーマンスといえば、年金未納で、自民党を「年金未納3兄弟」などと蔑視きった言い草で批判しておきながら、自分にも年金未納が発覚して、格好がつかなくなって、四国へ報道陣を引き連れて遍路に出たのも、ひどい芝居だった。なんでも後から年金は納入してあったとかだそうだが、それにしても丸坊主にして四国遍路の旅にでるとは、本当にバカ丸出しだ。
あんなことを、マスゴミに見せるようにやって、点数を稼ごうという魂胆が醜悪である。
小沢氏の側近と言われた平野貞夫氏は言う、「クリーンを売物にする政治家にクリーンなし」と。
(転載貼り付け終了)
【443】「代表選小沢氏当選阻止を目論むマスゴミの実態」
「植草一秀の『知られざる真実』」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010年9月13日 (月)
「代表選小沢氏当選阻止を目論むマスゴミの実態」
民主党代表選は小沢一郎氏が圧倒的に優勢な情勢で告示を迎えた。小沢一郎氏支持者は党内の圧倒的多数を保持し、党員・サポーターにおいても、圧倒的な待望論に包まれている。
この情勢にあったからこそ、米官業政電の悪徳ペンタゴンは、何とか小沢一郎氏の代表選出馬を阻止しようと、激しい情報工作を展開したのである。
2008年の民主党代表選ではあれほど複数候補による代表選を求めたにもかかわらず、今回は党を二分する対決を避けるべきとの主張を展開した。
菅直人氏は総理に残留するために、新内閣および党執行部の体制刷新に合意し、いったんは小沢一郎氏の重要ポジションでの起用による代表選無投票再選案に同意した。ところが、一夜明けて、方針を変更し、小沢一郎氏との一騎打ちを選択した。
6.2クーデターで主権者国民から権力を奪取した悪徳ペンタゴンにとって、9月14日の代表選は何が何でも権力を死守しなければならない選挙になった。この目標を満たすために、マスゴミが狂気の情報誘導に動いたのだ。
目的は二つある。ひとつは党員・サポーター票を菅直人氏に誘導することである。この目的のために、世論調詐結果の大ねつ造に動いた。報道各社は示し合わせた数値を次々と発表した。いずれも、菅直人氏支持が小沢一郎氏支持を大きく上回っているというものである。
これらの数値が人為的操作を加えていないインターネットでの世論調査結果と正反対であったことは言うまでもない。インターネット世論調査では、小沢一郎氏支持が菅直人氏支持を一貫して圧倒している。
ところが、実際に選挙戦に入り、記者会見や公開討論会などを経ることによって、小沢氏の力量が菅直人氏をはるかに上回ることが誰の目にもはっきり見えてしまった。ねつ造した世論調詐結果の効果がほぼ全面的に消滅してしまった。
そこでマスゴミは、時間を置かずに、次の世論調詐をねつ造し、繰り返し報道する非常手段に出た。こうしたねつ造情報の流布によって、菅直人氏支持者が小沢一郎氏支持者をはるかに上回っているのが「民意」だとする虚偽情報の刷り込みを執拗に実行した。
これらのねつ造情報の流布は、党員・サポーター票の投票誘導策であると同時に党員・サポーター票集計での不正を実行するための伏線でもあると考えられる。
第二のねらいは、こうした空気を人為的に作り出し、また党員・サポーター票の不正集計を行うことによって、9月14日の国会議員による本選挙での投票を菅直人氏に誘導することである。
党員・サポーター票の投票が締め切られたいま、マスゴミの行動の目的は国会議員票の誘導に移っている。恐らく、全体として菅直人氏が有利との虚偽情報を徹底的に流布することになるだろう。
菅直人政権の継続を求めているのが悪徳ペンタゴンであるが、その中心にいるのが、米、官、業のトライアングルである。マスゴミはこの米官業トライアングルの僕(しもべ)である。
週刊誌では、新潮、文春の偏向がひときわ際立っているが、その背景に米国諜報機関の存在が見え隠れしている。
文春は週刊誌と月刊誌の両建てでの激しい情報工作を展開している。
この週刊誌がどのようなアプローチで取材を行うのか、その一端を紹介しておく。週刊文春は9月9日発売号でも激しい小沢一郎氏攻撃を展開したが、この9月9日号発刊に向けて、私にも取材の依頼があった。以下は、取材依頼のメール文面である。9月3日の発信メールである。
植草一秀様
お忙しいところ突然のご連絡を差し上げる失礼をお赦し下さい。
私、文藝春秋「週刊文春」記者の××と申します。
植草様に取材を依頼致したくご連絡を差し上げました。
私どもでは現在、民主党の代表選について広く取材をしております。
この中で、植草様は以前から代表候補である小沢一郎代議士を応援されており、かつて日本経済についての対談などもされています。
そこで、日本経済の現状を踏まえたうえで、菅直人総理と小沢氏の経済をはじめとする政策の比較などについて、植草様がどう考えているのかも含めてお話をお聞かせいただくことは出来ませんでしょうか。
取材は、ぜひとも面談にてお願いしたく存じます。
植草様のご都合の宜しいお時間や場所をお伝えいただければ、そちらに伺います。
ただ、締め切りの都合上、期限は6日月曜日の午後6時ごろまでに取材をお願いしたいのですが、ご検討賜れないでしょうか。
こちらは土日でも、いつでも取材に伺います。
もし万が一、面談が難しいということであれば、お電話でも結構でございます。
突然の依頼で恐縮ですが、何卒、宜しくお願い申し上げます。
文藝春秋
「週刊文春」記者
○○○○拝
東京都千代田区紀尾井町3-××
編集部 03-328×-××××
携帯 090-849×-××××(何かございましたらいつでもこちらのお電話にご連絡賜れれば幸いです)
(ここまでメール文面のコピー)
面談での取材依頼は写真を撮影したいとの意向を表している。どのような記事になるのかは、この依頼メールだけで手に取るように分かる。取材に応じる価値はゼロ、というよりもマイナスであるから、もちろん完全無視したわけだが、中立公正の代表選報道の真逆に位置する報道である。
こうした狂気の情報工作がなぜ行われているのかを考えることが重要である。一国の総理大臣を決める選挙なのだから、公開の場で堂々と論戦を戦わせて、判断は主権者国民、サポーター、党員、民主党地方および国会議員に委ねれば良いのである。
それを、無理やりに選挙結果を誘導しようとする報道が、NHKを含み日刊ゲンダイを除く全マスゴミをあげて展開されているのである。この異様な光景が誰によってどのようにもたらされているのかを考えることが重要である。この問題を考えることによって、日本の国のかたちがはっきりと見えてくるのだ。
日本を主権者国民の国に変えるには小沢一郎氏を選出する以外に道は無い。主権者国民は悪徳ペンタゴンに必ず勝たねばならない。
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【442】「みのもんたさんが、小沢一郎の「政治とカネ」を繰り返し批判、多くの視聴者が気分を悪くし視聴率低迷!」
「板垣英憲『マスコミに出ない政治経済の裏話』」から貼り付けます。
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2010年09月12日 21時42分24秒
「みのもんたさんが、小沢一郎の「政治とカネ」を繰り返し批判、多くの視聴者が気分を悪くし視聴率低迷!」
◆「みのもんたが早朝から、『政治とカネ、政治とカネ』と言っている。気分が悪いので、いつもチャンネルを換えている」
全国津々浦々を講演旅行していて、懇談の席で、必ずと言っていいほどこんな声を耳にする。昨日も、埼玉県東北部のある町で開かれた会合の後、やはり懇談会で同じような声を聞いた。
みのもんたさんは、平日午前5時30分から午前8時30分までの「みのもんた朝ズバッ」に、土曜日の午前5時45分から午前7時45分までの「みのもんたのサタデーずばッと」に出演しているが、このところ、夏休みを取り休んでいた。静かになったと思っていたところ、9月11日土曜日の朝、夏休み明けで出演していたみのもんたさんが、民主党代表選に絡んで、また小沢一郎前幹事長の「政治とカネ」を取り上げ、民主党の若手議員を向こうに回して、性懲りもなく「政治とカネ、政治とカネ」と相変わらず、バカの一つ覚えのように繰り返していた。多くの視聴者は、この耳障りな声にほとほとうんざりして、というよりは、気分が悪くなり、チャンネルを切り替えているようなのである。
◆これで、一つの疑問が氷解した。タブロイド版の夕刊紙が、ときどき「みのもんた朝ズバ降板」と報道しており、そのワケを「視聴率低迷」と解説していたので、どうしてか疑問に思っていたからである。それが、みのもんたさんのしつこいまでの「政治とカネ、政治とカネ」発言にあったことが視聴者に嫌われたためであると分かったのである。
小沢前幹事長の「政治とカネ」と言われても、その容疑を問われて端的に説明できる人は、果たして、いまの日本にどれだけいるであろうか。みのもんたさんも、ずばッと答えられるのであろうか。政治資金規正法に基づいて政治資金収支報告書に記載する事項に虚偽があったというだけで、殺人、強盗、強盗殺人、放火殺人などのような凶悪犯と同様に扱われなければならないのであろうか。東京で購入した農地を転用して登記するまでに時間を要し、それを政治資金収支報告書に記載した時期とにズレがあったことが、咎められたのであるとすれば、形式的に虚偽記載と言われれば、確かに違反かも知れない。だが、記載ミスは、どの政治家にもあり得ることであり、修正すれば済むことであろう。何も秘書3人を逮捕して、起訴するまでもない。東京地検特捜部は、小沢前幹事長が米軍沖縄普天間飛行場や辺野古の周辺に購入している土地に関しての疑惑解明を目的に、東京の土地購入を「引きネタ」にして捜査をはじめたと言われている。ところが、重要犯罪に結びつく容疑を解明できなかったことから、自らのメンツとうっぷん晴らしに「虚偽記載」に目をつけて、言いがかりをつけたようである。おまけに、「不起訴処分」せざるをえなくなった腹いせにいかがわしい「市民団体」を仕立てて、東京第1と第5検察審査会に審査の申し立てを促したと思われる。姑息で卑怯なのは、刑事事件であるにもかかわらず、「市民団体」の正体が依然として謎に包まれているということでけある。これでは、日本国憲法が規定している「公開裁判」の原則に反して、「秘密裁判」を促すことになりかねない。暗黒裁判に道を開くことになる。行田邦子参院議員に「検察が1年かけて不起訴になった」と意見を述べたところ、京都大学法学部出身の老コメンテイターの一人が、「不起訴はシロということではありませんよ。限りなくグレーの疑惑が持たれている」と追及していた。だが、この言い方は、近代刑法の原則である「推定無罪の原則」をないがしろにする発言であり、法の支配を根底から否定しかねない暴言であり、耄碌発言であった。こんな横暴な老コメンテイターをいつまでも使っていること自体、視聴者の気分を悪くしてしまうのである。猛反省を求めたい。
◆みのもんたさんは、まず、この謎めいたいかがわしい「市民団体」の正体を明らかにして、小沢前幹事長の「政治とカネ」問題を報道すべきであろう。また、多くの視聴者が疑問に思っている検察による捏造、冤罪の疑い、事件発生の背景などについても、解明すべきである。そうでなければ、だれかから資金提供を受け、頼まれて行っている「プロパガンダ」と看做されてしまう。この辺りの説明責任は、みのもんたさんにある。
さもなければ、日々、気分を悪くする視聴者が増え続けて、ついには、長期低迷から脱出できずに、みのもんたさんの降板はもとより、番組そのものが中止に追い込まれることになるであろう。間違いない。
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
民主党代表選は、岡田克也、野田佳彦、樽床伸二、原口一博、前原誠司、玄葉光一郎、細野豪志の戦いだ!
◆民主党代表選は、「菅直人首相VS小沢一郎前幹事長」の構図で大詰めを迎えているけれど、これを次世代のトップリーダーの下馬評の高い「岡田克也外相(羽田派、57歳)、野田佳彦財務相(松下政経塾1期生、53歳)、樽床伸二衆院国対委員長(元は野田派、松下政経塾3期生、51歳)、原口一博総務相(元は野田派、松下政経塾4期生、51歳)、前原誠司国土交通相(松下政経塾8期生、48歳)、玄葉光一郎公務員制度改革担当相(羽田派、松下政経塾8期生、46歳)」という塊と、さらにその後を追っている「細野豪志幹事長代理(前原・枝野派、39歳)」の存在から見た場合、別の風景が見えてくる。
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【441】「倒産近し噂絶えない毎日新聞の菅ヨイショ。これ社説じゃないだろう(笑)」
「世相を斬る あいば達也」から貼り付けます。
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2010年09月12日 | 日記
「倒産近し噂絶えない毎日新聞の菅ヨイショ。これ社説じゃないだろう(笑)」
毎日新聞が菅直人ヨイショ記事のネタ不足で、ついには社説欄を利用して、海外のメディア論調を紹介した。ただの紹介記事だが社説だそうである。(笑)
挙句に、菅直人応援に相応しい記事だけを抜粋紹介しているのだから、呆れてモノが言えない。空いた口がふさがらない朝日新聞の社説より、更に深化?進化?している。最近は「進化・深化」は「物事が時代を逆行したり、捻じ曲げた解説を行う事をさす」(笑)
どうも朝日新聞とテレビ朝日、毎日新聞とTBSは菅直人と心中することに決めたようだ。この二つの新聞社とテレビ局は反小沢一郎だけを生甲斐に社運をかけているようだ。読売、産経の方が民主党代表選報道は抑制が効いている。その理由がどのようなものであるか、部外者の筆者には明確な答えはないが、経営上厄介な損益上の問題を抱え、且つ社内における主導権争いが頭を擡げていると、メディア業界では専らの噂である。
冷静な見方をすると、民主党代表選で反小沢を、これ以上紙面等で叩く事への遠慮、いや恐怖がそろそろ顔を出したのかもしれない。仮に、マスメディアの予測通り菅直人が断然有利なら、まさかこんな苦し紛れの「社説」は書かないだろう。おずおずと「外国人のふんどし」を引っ張り出して、遠まわしに菅直人応援を行っているのだろう。憐れなもだ「貧すれば鈍する」の典型的パターンだ。
本気で海外のメディアの論調を拾うなら、ロイターやWSJの記事も引用すべきだ。菅直人が選ばれることが日本にとって良い事だ風な論調だけを拾いだし、継接ぎした「社説」を読んだのは、生まれて初めてだ。(笑)論説委員として名前を載せた勇気には敬服するけどね。
今夜は悪口で締めくくろうと思ったが、一つだけ思いだしたので書いておく。例の民主党代表選のサポーター票の不正に関することだ。
植草氏がブログ内で集計の不正に関して非常に心配しているのだが、同氏の過去の冤罪事件などから多少考え過ぎに陥っているような気がする。おそらく、今回仮に不正が行われるとしても、多くの人間に知られるような不正を行う可能性はゼロだと思う。
不正を行うとしたら、一部民主党勢力と一企業が結託し、「スパイ大作戦・トラックすり替え」のようなマジックを披露するだろう。サポーターが投票したハガキを廃棄するとか、すり替えるとかではないと思う。
筆者なら、茨城の朝日新聞曰く、厳重警戒の保管所から正規のハガキは一台のトラックに積み込まれ東京に向かう。そして、トラックは無事民主党の開票所に到着する。誰も気づかないだろうが、トラックのナンバープレートが違っている事に気づく者は少ない。いや、出発時のナンバーを確認しない限り、到着のナンバーが違っている指摘さえ出来ない。
つまり、既に同一バーコードで印刷された2枚目のハガキは、何処かで出番を待っている。勿論、新聞社等の情勢分析に近い8:2に分配された候補者の名が書きこまれたハガキが積み込まれている。後は簡単だ、トラックがそっくりそのまま入れ替われば、それだけのことだ。入れ替わるとも言えない、出発時のトラックが到着しそうな時間に、二枚目のハガキを積んだトラックが何食わぬ顔で到着すれば、それで完璧。
集計マシンが狂っているのではとクレームをつけても、ハガキはすり替えハガキだから、検証しても発覚しない。現実問題、不正があった歴然たる証拠でもない限り、ハガキを元にサポーターへの追跡確認調査は難しいだろう。これで、不正は成立する。まぁあり得ないと思いたいところだが・・・。
ありがたき毎日新聞の社説とWSJの記事の抜粋を参考に引用しておく。
≪ 社説:論調観測 海外の民主党代表選報道 ついに日本の政治が変わる--。そんな期待が高まった1年前とは様変わりである。今回の民主党代表選を伝える米欧メディアの目は一様に厳しい。
「1年で3人、5年で5人、過去20年で14人……」。バリエーションはあるが、活字メディアもテレビも日本の首相の交代頻度を枕ことばのように使う。
米紙ニューヨーク・タイムズは社説「日本のメリーゴーラウンド首相」(電子版6日付)の中で、「(今回また交代すれば)12カ月で3人目だ。こんなに短命では、とても新たな政策を打ち出すとか、ましてや成果を上げるなどということはできない。どの国であっても同じだ」と指摘。「しかし日本は世界第3位の経済大国なのだから、強力で主義に根ざした指導者が継続して政権を担う必要がある」と安定を求めている。 「民主党議員は親分への盲従ではなく勇気ある選択を」と踏み込んだのは英誌エコノミスト(9月4日号)だ。英国のみならず世界で読まれている週刊誌である。有権者の支持率で菅直人首相が圧倒的に上回ることや、民主党議員の多くが小沢一郎前幹事長の選挙対策のお陰で当選していることなどに言及したうえで、「日本の将来のためにも、小沢氏と小沢氏が象徴するものすべてを拒絶すべきだ」と強い口調で呼びかけた。
同誌は「ダークサイド(闇)」と題した別の記事で次のように分析している。「小沢氏を支持し続ける人たちの支持理由こそ、今回の選挙が日本にとっていかに重要か、そして今後問題となり得るかを示している。原則より実利、目に見える政治より密室で取引する古い政治を好んでいるということのようだ」
一方、米紙ワシントン・ポスト(電子版11日付)は特に日米関係の観点から日本の短命政権と小沢氏の代表選当選に懸念を表している。同氏が最近、 米国人を「単細胞」と表現したことを受け、見出しは「単純なアメリカ人が気にした方がよさそうな日本の選挙」だ。
短命政権の連続により日本の政治が国外、国内で身の丈以下の影響力しか発揮できなくなっていると論評。小沢氏が米軍普天間飛行場の移設問題で米政府と再交渉する可能性を示唆したことから、「日米関係が再び基地再編論議に集中するようでは、他の重要な問題で前進の望みようがない」としている。
そして「民主党議員が多細胞の視点で選択するよう望む」と結んだ。日本人としては、余計なお世話だと反論したいところだが。【論説委員・福本容子】(毎日新聞:電子版)≫
*毎日が避けたWSJウォール・ストリート・ジャーナルの記事一部
≪ 日本のキングメーカー、ついに首相の座に動く
小沢一郎氏は、長期にわたる政界の権力者であり、昨年、半世紀近く続いた自民党政権を退陣に追い込んだ。周囲は彼を「選挙の神様」と呼ぶ。しかし、彼 は、愛されるというよりは恐れられる神様だ。無愛想で単刀直入、裏舞台で権力をふるうことが多く、メディアからは「陰の実力者」と呼ばれ、多くの日本人か らは嫌われる存在だ。政治とカネの問題で困難な状況にあることで、彼のイメージアップはとても望めない。
そして、小沢氏は、同じ党出身の日本のリーダーを退陣させるため、対決の場である14日の代表選に向かって走り出した。勝者が手にする賞品は、彼が常に逃がしてきたもの、「首相の座」だ。
小沢氏は、68歳にしてついに政治の表舞台に登場し、従来の強面イメージの払しょくに躍起だ。市民との対話集会では終始笑顔で、敬遠していたテレビの トーク番組では冗談もはさむ。
小沢氏は約2週間前、代表選出馬を表明し、菅直人首相と対決する考えを示して日本中を驚かせた。民主党の議会勢力に基づくと、代表に選ばれれば、小沢氏 は首相になる。この大胆な行動は、1年前、自民党を圧勝で下した民主党政権にまだ順応できていない政治システムに新たな動揺をもたらした。
小沢氏の経済政策――円高阻止に向けた為替市場介入、より大規模な財政出動、すでに高水準の負債を抱える政府による借り入れの可能性――は、東京の金融 市場を混乱させている。
また小沢氏は、日本の外交を刷新するとして、より「対等な」日米関係と、沖縄の米海兵隊基地協定を見直す可能性を約束、米政府の神経を逆なでしている。
小沢氏が代表選で敗北する可能性もある。しかし、彼が強力な党内2位の座にあることを示すことは、小沢氏に新たな影響力のある役割をもたらすかもしれな い。そうならなければ、支持者と共に離党して、政治状勢を変えることにつながる可能性もある。 (WSJウォール・ストリート・ジャーナル日本版)記事前半一部抜粋 ≫ *全文はWSJ日本版で確認できます。
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【440】「村木事件・鈴木事件・小沢事件は、いずれも政権交代潰しを狙う勢力による政治的陰謀に基づく冤罪事件である」
「毒蛇山荘日記」から貼り付けます。
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2010-09-11
「村木事件・鈴木事件・小沢事件は、いずれも政権交代潰しを狙う勢力による政治的陰謀に基づく冤罪事件である」
郵便不正事件をめぐって、大阪地検特捜部によって逮捕され、起訴されていた村木厚子前厚生局長に対する無罪判決は、なかば予想されていたこととはいえ、大阪地検だけではなく、小沢一郎をめぐって執拗に「政治とカネ」問題を追跡してきた東京地検にも大きな衝撃を与えたはずだが、昨日のテレビ報道は、もっぱらこの冤罪事件を大阪地検だけの問題として対処しようとしていたが、言うまでもなく、村木事件の無罪判決、つまり検察のデッチアゲ事件という結末が意味するものは、大阪地検にとどまらず、東京地検はもちろん、検察制度そのものの問題性として理解、解釈すべき問題である。村木無罪判決の二日前に、鈴木宗男代議士の最高裁上告棄却が明らかになったが、これもまた、特定の政治家や政治勢力の失脚を狙った政治的な謀略事件、いわゆる「検察のデッチアゲ」事件に他ならなかったわけだが、それが、一連の検察不祥事問題に波及し、拡大することを恐れる検察と裁判所が結託して、村木事件の衝撃を緩和するために、あるいは村木事件と鈴木事件の関連性を隠蔽するために、先手を打った事件と見て間違いない。従って、村木事件を小沢事件の同一性はいうまでもなく、鈴木事件とも関連付けて論じない限り、問題の本質に迫ることはできない。昨夜の「報道ステーション」には、田中角栄を逮捕した東京地検特捜部の検事・堀田ナニガシが、他人事のように、最近の検察官の取調べの劣化について、村木冤罪事件を論じていたが、村木事件や小沢事件、そして鈴木事件の源流が、東京地検特捜部が田中角栄を逮捕した政治的謀略事件、いわゆるロッキード事件にあることは言うまでもないだろう。ということは、堀田ナニガシこそ、東京地検特捜部の病巣そのもののはずであって、村木事件を他人事のように論じていられる余裕はないはずである。さて、堀田力は、『壁を破って進めーー私記ロッキード事件』という回想録で、いわゆるロッキード事件を始めて知った時のことを書いているが、なんと、驚くなかれ、堀田が、ロッキード事件を知ったのはアメリカ発のテレビニュースで知ったのだそうである。すでに、田中角栄逮捕事件は、日本の政治に絶大な影響力を持つ大衆政治家・田中角栄の失脚を狙った米政府関係筋が仕掛けた謀略事件であるということは、今や定説に近いが、堀田の証言は、それを逆説的に証明していると言わなければならない。つまり、堀田等、東京地検特捜部こそが、米政府関係筋の政治謀略の片棒を担いでいたということである。東京地検特捜部は、堀田が夢想するような「正義の味方」なぞではなく、米政府関係筋の手先であり、米政府関係筋の筋書き通りに動く出先機関にすぎないということである。
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