日本政界●情報メモ
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Loginはこちら【459】「小沢一郎が言う「一兵卒」は、「米国CIAに言いなりの傀儡・菅政権に協力せんぞ」というメッセージ」
「板垣英憲『マスコミに出ない政治経済の裏話』」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010年09月15日 23時33分09秒
「小沢一郎が言う「一兵卒」は、「米国CIAに言いなりの傀儡・菅政権に協力せんぞ」というメッセージ」
◆菅直人陣営で選挙対策本部長代理を務めた石井一・民主党副代表が15日民放テレビに出演し、代表選で小沢支持派から寝返りが出始めたのが、「14日午後0時15分ごろからだった」と明かしていた。「小沢支持派5人から電話が入り、そちらに入れると言ってきた」という。
一説には、「党員・サポート票」の開票結果が開票作業場から漏れ出始めてから、寝返りが続出するようになった模様である。その規模は「およそ50人前後に及んだ」と見られている。関ケ原合戦のときの小早川秀秋とは違い、徳川家康軍から裏切り者が出て石田三成軍に駆け込んだような感じである。「カネやポスト」に釣られて動く浅ましい人種は、いつの時代にもいるという証だ。それでも、敗れたとはいえ、敗戦の将と知りつつ、小沢前幹事長支持者が、民主党を二分する「200人」もいたいたということは、大変な驚きであった。
◆私は14日、国会議員が投開票される前の午後2時ころに、ある報道機関から、『菅首相が勝ったということで、コメントをいただきたい』という連絡を受け、私なりの話をした。さらに実は、板垣英憲マスコミ事務所にもう1つ別の報道機関から取材の申し込みがあり、話をしていた。それは午後1時過ぎだった。報道機関は既に、「党員・サポート票」の開票結果を漏れ聞いて知っていたのである。
臨時党大会(東京・芝公園のザ・プリンスパークタワー東京)では14日午後2時すぎから、立候補届出順に、小沢前幹事長、菅首相が、国会議員を前にして演説したけれど、実は、この両人も知っていたと思われる。菅首相の心なしか「うす笑い」がこぼれる顔の表情がそれを感じさせていた。そうした中、小沢前幹事長は、こう力説した。
「みなさんにこうして訴えられるのも、私にとっては最後の機会になるかも知れません。従って、もう1つ付け加えさせてください」
ここの部分は、おそらくは演説原稿にはないアドリブだったのではないか。そんな思いがして仕方がない。
「私にとっては最後の機会になるかも知れません」というのは、すでに「党員・サポーター票」の開票結果を聞いており、「敗戦」を覚悟していたような物言いであった。と同時に、心に秘めていた「代表選後の民主党離党」の決意を暗に示す響きが感じられた。これは、もはや決別宣言以外の何ものでもない。それだけに、小沢前幹事長の力強い言葉の一言一言に、決別に際しての万感の思いが込められていた。
「私は、代表となっても、出来ないことは出来ないと正直に言うつもりです。しかし、約束したことは必ず守ります。しかし、こう断言できるのは、官僚の壁を突破して、国民の生活が第一の政治を実現するのは、最後には政治家の志であり、改革の絆で結ばれている皆さんとなら、長い時代の壁を突破できると信じているからであります。そして、私自身は民主党の代表、すなわち国の最終責任者としてすべての責任をとる覚悟があります。
今回の選挙の結果は私にはわかりません。皆さんに、こうして訴えるのも、私にとっては最後の機会になるかもしれません。したがって最後にもうひとつ付け加えさせて下さい。
明治維新の偉業を達成するまでに、多くの志を持った人たちが命を失われました。また我が民主党においても、昨年の政権交代を見ることなく、志半ばで亡くなった同志もおります。このことに思いを馳せる時、私は自らの政治生命の総決算として最後のご奉公をする決意であります。 そして同志のみなさんと共に、日本を官僚の国から国民の国へと建て直し、次の世代にたいまつを引き継ぎたいと思います。そのために私は政治生命はおろか、自らの一命を賭けて全力で頑張る決意であります。」
◆小沢前幹事長は14日夕、国会内の会合で、「また一兵卒として民主党政権を成功させるために頑張ってきたい」と述べている。この言葉に対して、マスメディアの大半が「小沢前幹事長は敗れれば、側近議員を連れて党を飛び出し、政界再編に突き進むのではないかと代表選前に流れていた憶測を打ち消した」と報じていることについて、小沢前幹事長に近い筋は、次のような、まるで真逆の解説をしている。
「『一兵卒』というのは、『何か処遇を求められても受けない』、『米国CIAに言いなりの傀儡政権には協力せんぞ』という強いメッセージだ。『頑張りたい』というのは、『自分なりの民主党をつくりたい』という決意表明であり、菅政権は、本来の民主党政権ではないという意味である」
菅首相と小沢前幹事長が15日午後、民主党本部で会談した。その時間はわずか10分程度だった。
◆菅首相陣営が、小沢前幹事長に協力した鳩山派を小沢前幹事長から引き剥がす工作を始めているのに対し、小沢前幹事長は、「第2幕」で早くも動き始めているという。ドラマ展開の向かう先は、一軍団を率いての離党、すなわち、「民主党分裂→政界再編」である。離党の時期としては、次のようなタイミングが想定されいる。
①2010年10月に召集の臨時国会冒頭に野党が菅内閣不信任案を提出した際、賛成に回る。
②11月の沖縄県知事選挙の後、普天間飛行場の辺野古への移設が困難になったうえに2011年度政府予算案の年内編成が難しくなった年末。
③2011年春、国会での予算案審議、採決がデッドロックに乗り上げたころ。衆院解散総選挙となれば、統一地方選挙とのダブル選挙もあり得る。
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
ディビッド・ロックフェラーが「小沢を議員辞職に追い込め」「小沢を刑務所にぶち込め」と手下に命令
◆米国ディビッド・ロックフェラーとその走狗たちが、民主党代表選で小沢一郎前幹事長が、党を二分する「国会議員200人から支持を集めた」という事実を突きつけられて驚愕している。このため、デイビッド・ロックフェラーは、第5東京検察審査会に「起訴相当」の議決が出るよう動きかけているという。小沢前幹事長抹殺に狂奔しているのだ。
(転載貼り付け終了)
【458】「「代表選」を示唆する「辻元事件」。「看板議員」の「社民党離党」の背後に「政権右派」の影。「民主内紛」の原因は「現実主義の台頭」だ!」
「森永卓郎「厳しい時代に『生き残る』には」」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010年 9月14日
「「代表選」を示唆する「辻元事件」。「看板議員」の「社民党離党」の背後に「政権右派」の影。「民主内紛」の原因は「現実主義の台頭」だ!」
http://www.nikkeibp.co.jp/article/sj/20100913/245054/?P=1
代表選の「原点」ともいうべき「小さな事件」
本日(2010年9月14日)、民主党代表選挙(国会議員投票)が行われる。
本コラム執筆時点では、残念ながら、菅直人首相と小沢一郎・前幹事長のいずれの候補者が新代表に選出されているかは明らかでない。
したがって、代表選の結果に関する論評はいずれ稿を改めて行うことにしよう。
ただし、本コラムは事実上の次期首相を選ぶ代表選当日付の記事である。
コラムの内容もやはり代表選に絡むものにしたほうがよいだろう。
そこで思い出されるのが、今回の代表選の「背景」というか、「原点」ともいうべき「小さな事件」である。
(政治の大勢に影響がないという意味で、敢えて「小さな事件」と表現させてもらった)
辻元氏離党の背景に、同氏特有の選挙事情も
その事件というのは、1カ月半ほど前に起きた、辻元清美・衆議院議員の社民党からの離党である(同氏の離党表明は2010年7月27日)。
ご存じの方も多いと思うが、辻元氏は土井たか子・元社会党委員長の秘蔵っ子であり、鳩山政権では国土交通副大臣を務めていた。
また、社民党内では福島瑞穂党首の後継者として将来を嘱望された「看板議員」でもあった。そのため、辻元氏離党によって社民党の受けた衝撃は大きかった。
では、その辻元氏離党の理由とは何か。
1つは、選挙事情にある。
辻元氏は、民主党と国民新党の選挙協力の下、大阪の小選挙区から選出されている。
社民党の連立政権離脱で民主党と国民新党の選挙協力が得られなくなれば、次期衆院選(総選挙)での当選がおぼつかなくなる。
「批判だけでは、日本を変えることができない」
いま1つは、辻元氏が「現実主義に傾いた」ということである。
そして、実はこちらのほうがより本質的な理由といえる。
辻元氏は離党表明会見で次のように語っている。
「批判だけでは、日本を変えることができない。いろんなことを具体的に解決していく政治を進めたいとの思いが強くなった」
本人は明言こそしていないが、この発言は明らかに福島党首との路線対立を示している。
私は福島氏とも辻元氏ともわりと親しく、両氏とは何度も議論を重ねてきた仲だ。
その私から見ると、福島氏は明らかな理想主義者である。
だからこそ、鳩山由紀夫・前首相が連立政権の合意(本人の事実上の政権公約)を破って、沖縄・米軍普天間基地の移設先を同・辺野古沿岸に決めたとき、福島氏は迷うことなく社民党の連立政権離脱を決断したのだ。
「理想」と「現実」のどちらを優先すべきか
辻元氏は、そのあおりを受けて国交副大臣を辞めざるを得なくなったわけだが、同省を去るときには涙を流して辞任を悔しがった。
外にいて叫んでいても、何も変わらない――。
どんなに批判を受けても、政権内に残って、中から1つずつ変えていくべきだ――。
恐らく、それが辻元氏の本音なのだろう。
福島氏が普天間問題でスジを通して(あるいは理想を貫いて)政権離脱を決断したのと比べると、その対照性が際立つ。
理想と現実のどちらを優先すべきか――。
それは誰もが直面する難題であり、どちらが正しいとは一概にはいえない。
「政権右派」の思想・政策に染まってしまった
しかし私は、「現実」はもちろん重要だが、「理想」を掲げる人(なかんずく政治家)がいなくなったら、世の中は決して良くならない、と思っている。
その意味では、福島氏のほうにシンパシーを感じている。
やはり今回の「事件」の本質は、辻元氏が政権に入って「変わった」ことだ、と思う。
もっと直截にいえば、辻元氏が前原誠司・国交大臣と一緒に仕事をするうちに前原・野田グループの思想に染まってしまったのだ。
前原・野田グループとは、この連載で何度も述べてきたように、「政権右派」ともいえる集団だ。その基本思想は自民党政権下の小泉内閣に近い「構造改革・対米追従路線」である。
そして、それは辻元氏の「師匠」である土井たか子氏の思想とは対極にある。
にもかかわらず、辻元氏は前原・野田グループの思想に染まってしまった……。
「リベラル派」とは思えない過酷なリストラ策
その「証拠」はいくらでもある。
たとえば、辻元氏は国交副大臣として日本航空(JAL)の再建案の策定に深く関わった。
その再建案は、かつて辻元氏が属していた「リベラル派」が到底容認できないような厳しい内容だった。
まず、38万にのぼる株主に100%減資を求め、個人株主の「最大の目的」ともいえる株主優待の権利も切り捨てた。
あの「ダイエー再建」のときですら、99%減資にとどめて株主優待の権利は残したのに、である(ちなみに、ダイエーはJAL同様に公的資金を投入した企業再建例)。
加えて、1万6000人の人員削減や国際線28路線・国内線50路線の撤退(事業規模では国際線4割減・国内線3割減に相当)など、「過酷」ともいえるリストラ策を盛り込んだ。
ことほどさように、辻元氏が策定に携わったJAL再建案は、極端な縮小均衡を図るという、およそ社民党の政策とはかけ離れた内容だった。
「高速道無料化」にブレーキをかけてきた
辻元氏と社民党の政策のズレは、それだけではない。
辻元氏は「高速道路の無料化」にも反対の立場で、国交省内では同政策にブレーキをかける役割を担ってきたのだという。
周知のとおり、高速道無料化といえば、歴史的な政権交代につながった昨年(2009年)の総選挙で民主党がマニフェストに掲げた看板政策である。
そして、同政策を巡っては、福島氏(社民党党首)と親しい小沢氏が実施に積極的で、「反小沢グループ」を率いる前原・国交大臣が実施に消極的、といわれる。
つまりは、辻元氏は「現実」から世の中を変えようとしたのではなく、思想・政策面でも既に「現実」に転換(あるいは転向)していたのだ。
そして、その思想・政策は自身の属する政党より政権右派のそれに近づいていたのだ。
「思想は違うけれど、きちんと議論ができる人」
とすれば、もはや社民党に辻元氏がいる場所はなかったはずだ。だからこそ、辻元氏は社民党を離党せざるを得なかったわけだ。
では、なぜ辻元氏は変わってしまったのか。
一番大きかったのは、やはり前原・国交大臣と一緒に仕事をしたことだろう。
離党表明後のテレビ番組で、私は辻元氏に聞いた。
「なぜ安全保障面で思想が180度違う前原大臣と仲良くなったのですか」
辻元氏はこう答えた。
「思想は違うけれど、彼はきちんと議論ができる人だった」
朱に交われば赤くなる――。
とりわけ、「ベース」のない人は、周囲に感化されて、その思想に染まりやすい。
辻元氏も国交副大臣になるまでは国土交通行政に携わった経験がなかった。であるからこそ、やすやすと周囲に取り込まれてしまったのではないか。
鳩山政権は「理想主義」、菅政権は「現実主義」
さて、ここまで長々と辻元氏の「事件」に紙幅を割いてきたのは、冒頭で述べたように、それがある意味では今回の民主代表選を象徴しているからでもある。
前回のコラムで指摘したように、代表選を通じて民主党内の路線対立が鮮明になった。
世上、鳩山政権の「理想主義」に対して、菅政権は「現実主義」ともいわれる。
周知のとおり、鳩山政権を支えたのは小沢氏であり、菅政権を支えているのは前原・野田グループである。
そして、今回の代表選は菅首相と小沢氏の一騎打ちとなった。
換言すれば、民主党を二分する「現実主義派(菅氏支持派)」と「理想主義派(小沢氏支持派)」の争いでもある。
昨夏のマニフェストは「理想主義的内容」
もっとも、小沢氏支持派を「理想主義派」と位置づけることに違和感を覚える向きもあるかもしれない。
ならば、こう考えてみてはどうだろうか。
昨年の総選挙のマニフェストは、その個別政策については議論の余地もあろうが、全般的に見れば、この連載で何度も述べてきたように、「国の仕組み」あるいは「国のあり方」を変えようとする意欲的なものだった。
その意味では、「理想主義的」な内容だった、といえる。
だからこそ、多くの有権者が民主党を支持し、歴史的な政権交代につながったのだ。
そして、その理想主義的なマニフェストの策定を主導したのが、ほかならぬ小沢氏であった。
菅首相と辻元氏の姿がダブって見えないか
ところが、政権運営の稚拙さからか、リーダーシップの欠如からか、鳩山政権ではそのマニフェストを十分に履行できなかった。
そのせいか、あとを襲った菅政権は、当事者の弁を借りれば、「現実主義」に立脚して、その内容を修正・変更したのだという。それが今年の参院選のマニフェストである。
このような視点で眺めてみると、どうだろう。
現実主義派ともいえる菅氏支持派と「現実主義に傾いた」という辻元氏の姿がダブって見えないだろうか。
とりわけ、菅首相の姿と辻元氏の姿が。
(この連載で以前も指摘したが、消費税を巡る発言のブレに象徴されるように、菅首相には経済の「ベース」がないように思われる)
権力掌握後に「右派的言動」を弄するように
いずれも左派(そして市民運動家)出身でありながら、権力掌握後に右派的言動を弄するようになったところも共通している。
両氏によれば、それが「現実主義」なのだという。
その結果、菅政権および辻元氏(国交副大臣当時)の思想・政策が自民党政権のそれに似通ってきているのは、どうしたことか(例えば、前々回のコラムを参照)。
もっとも、菅政権を支える前原・野田グループの基本思想がもともと小泉政権のそれに近いのだから、それもやむを得ないことなのかもしれない。
しかし、だとすれば、なぜ前原・野田グループは自らの思想・政策と相容れない(と思われる)昨年の総選挙のマニフェストを容認したのか、といった疑問も残る。
ともあれ、民主党内における「現実主義の台頭」、あるいは党内一部勢力の「現実主義への転向」が、今回の代表選で露呈した「内紛」の大きな原因の1つになっていると思う。
そして、その「現実主義」なるものが、どのようなものであるか。辻元氏の「事件」は、実に示唆に富んでいると思う。
(転載貼り付け終了)
【457】「「代表選」を示唆する「辻元事件」。「看板議員」の「社民党離党」の背後に「政権右派」の影。「民主内紛」の原因は「現実主義の台頭」だ!」
「森永卓郎「厳しい時代に『生き残る』には」」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010年 9月14日
「「代表選」を示唆する「辻元事件」。「看板議員」の「社民党離党」の背後に「政権右派」の影。「民主内紛」の原因は「現実主義の台頭」だ!」
http://www.nikkeibp.co.jp/article/sj/20100913/245054/?P=1
代表選の「原点」ともいうべき「小さな事件」
本日(2010年9月14日)、民主党代表選挙(国会議員投票)が行われる。
本コラム執筆時点では、残念ながら、菅直人首相と小沢一郎・前幹事長のいずれの候補者が新代表に選出されているかは明らかでない。
したがって、代表選の結果に関する論評はいずれ稿を改めて行うことにしよう。
ただし、本コラムは事実上の次期首相を選ぶ代表選当日付の記事である。
コラムの内容もやはり代表選に絡むものにしたほうがよいだろう。
そこで思い出されるのが、今回の代表選の「背景」というか、「原点」ともいうべき「小さな事件」である。
(政治の大勢に影響がないという意味で、敢えて「小さな事件」と表現させてもらった)
辻元氏離党の背景に、同氏特有の選挙事情も
その事件というのは、1カ月半ほど前に起きた、辻元清美・衆議院議員の社民党からの離党である(同氏の離党表明は2010年7月27日)。
ご存じの方も多いと思うが、辻元氏は土井たか子・元社会党委員長の秘蔵っ子であり、鳩山政権では国土交通副大臣を務めていた。
また、社民党内では福島瑞穂党首の後継者として将来を嘱望された「看板議員」でもあった。そのため、辻元氏離党によって社民党の受けた衝撃は大きかった。
では、その辻元氏離党の理由とは何か。
1つは、選挙事情にある。
辻元氏は、民主党と国民新党の選挙協力の下、大阪の小選挙区から選出されている。
社民党の連立政権離脱で民主党と国民新党の選挙協力が得られなくなれば、次期衆院選(総選挙)での当選がおぼつかなくなる。
「批判だけでは、日本を変えることができない」
いま1つは、辻元氏が「現実主義に傾いた」ということである。
そして、実はこちらのほうがより本質的な理由といえる。
辻元氏は離党表明会見で次のように語っている。
「批判だけでは、日本を変えることができない。いろんなことを具体的に解決していく政治を進めたいとの思いが強くなった」
本人は明言こそしていないが、この発言は明らかに福島党首との路線対立を示している。
私は福島氏とも辻元氏ともわりと親しく、両氏とは何度も議論を重ねてきた仲だ。
その私から見ると、福島氏は明らかな理想主義者である。
だからこそ、鳩山由紀夫・前首相が連立政権の合意(本人の事実上の政権公約)を破って、沖縄・米軍普天間基地の移設先を同・辺野古沿岸に決めたとき、福島氏は迷うことなく社民党の連立政権離脱を決断したのだ。
「理想」と「現実」のどちらを優先すべきか
辻元氏は、そのあおりを受けて国交副大臣を辞めざるを得なくなったわけだが、同省を去るときには涙を流して辞任を悔しがった。
外にいて叫んでいても、何も変わらない――。
どんなに批判を受けても、政権内に残って、中から1つずつ変えていくべきだ――。
恐らく、それが辻元氏の本音なのだろう。
福島氏が普天間問題でスジを通して(あるいは理想を貫いて)政権離脱を決断したのと比べると、その対照性が際立つ。
理想と現実のどちらを優先すべきか――。
それは誰もが直面する難題であり、どちらが正しいとは一概にはいえない。
「政権右派」の思想・政策に染まってしまった
しかし私は、「現実」はもちろん重要だが、「理想」を掲げる人(なかんずく政治家)がいなくなったら、世の中は決して良くならない、と思っている。
その意味では、福島氏のほうにシンパシーを感じている。
やはり今回の「事件」の本質は、辻元氏が政権に入って「変わった」ことだ、と思う。
もっと直截にいえば、辻元氏が前原誠司・国交大臣と一緒に仕事をするうちに前原・野田グループの思想に染まってしまったのだ。
前原・野田グループとは、この連載で何度も述べてきたように、「政権右派」ともいえる集団だ。その基本思想は自民党政権下の小泉内閣に近い「構造改革・対米追従路線」である。
そして、それは辻元氏の「師匠」である土井たか子氏の思想とは対極にある。
にもかかわらず、辻元氏は前原・野田グループの思想に染まってしまった……。
「リベラル派」とは思えない過酷なリストラ策
その「証拠」はいくらでもある。
たとえば、辻元氏は国交副大臣として日本航空(JAL)の再建案の策定に深く関わった。
その再建案は、かつて辻元氏が属していた「リベラル派」が到底容認できないような厳しい内容だった。
まず、38万にのぼる株主に100%減資を求め、個人株主の「最大の目的」ともいえる株主優待の権利も切り捨てた。
あの「ダイエー再建」のときですら、99%減資にとどめて株主優待の権利は残したのに、である(ちなみに、ダイエーはJAL同様に公的資金を投入した企業再建例)。
加えて、1万6000人の人員削減や国際線28路線・国内線50路線の撤退(事業規模では国際線4割減・国内線3割減に相当)など、「過酷」ともいえるリストラ策を盛り込んだ。
ことほどさように、辻元氏が策定に携わったJAL再建案は、極端な縮小均衡を図るという、およそ社民党の政策とはかけ離れた内容だった。
「高速道無料化」にブレーキをかけてきた
辻元氏と社民党の政策のズレは、それだけではない。
辻元氏は「高速道路の無料化」にも反対の立場で、国交省内では同政策にブレーキをかける役割を担ってきたのだという。
周知のとおり、高速道無料化といえば、歴史的な政権交代につながった昨年(2009年)の総選挙で民主党がマニフェストに掲げた看板政策である。
そして、同政策を巡っては、福島氏(社民党党首)と親しい小沢氏が実施に積極的で、「反小沢グループ」を率いる前原・国交大臣が実施に消極的、といわれる。
つまりは、辻元氏は「現実」から世の中を変えようとしたのではなく、思想・政策面でも既に「現実」に転換(あるいは転向)していたのだ。
そして、その思想・政策は自身の属する政党より政権右派のそれに近づいていたのだ。
「思想は違うけれど、きちんと議論ができる人」
とすれば、もはや社民党に辻元氏がいる場所はなかったはずだ。だからこそ、辻元氏は社民党を離党せざるを得なかったわけだ。
では、なぜ辻元氏は変わってしまったのか。
一番大きかったのは、やはり前原・国交大臣と一緒に仕事をしたことだろう。
離党表明後のテレビ番組で、私は辻元氏に聞いた。
「なぜ安全保障面で思想が180度違う前原大臣と仲良くなったのですか」
辻元氏はこう答えた。
「思想は違うけれど、彼はきちんと議論ができる人だった」
朱に交われば赤くなる――。
とりわけ、「ベース」のない人は、周囲に感化されて、その思想に染まりやすい。
辻元氏も国交副大臣になるまでは国土交通行政に携わった経験がなかった。であるからこそ、やすやすと周囲に取り込まれてしまったのではないか。
鳩山政権は「理想主義」、菅政権は「現実主義」
さて、ここまで長々と辻元氏の「事件」に紙幅を割いてきたのは、冒頭で述べたように、それがある意味では今回の民主代表選を象徴しているからでもある。
前回のコラムで指摘したように、代表選を通じて民主党内の路線対立が鮮明になった。
世上、鳩山政権の「理想主義」に対して、菅政権は「現実主義」ともいわれる。
周知のとおり、鳩山政権を支えたのは小沢氏であり、菅政権を支えているのは前原・野田グループである。
そして、今回の代表選は菅首相と小沢氏の一騎打ちとなった。
換言すれば、民主党を二分する「現実主義派(菅氏支持派)」と「理想主義派(小沢氏支持派)」の争いでもある。
昨夏のマニフェストは「理想主義的内容」
もっとも、小沢氏支持派を「理想主義派」と位置づけることに違和感を覚える向きもあるかもしれない。
ならば、こう考えてみてはどうだろうか。
昨年の総選挙のマニフェストは、その個別政策については議論の余地もあろうが、全般的に見れば、この連載で何度も述べてきたように、「国の仕組み」あるいは「国のあり方」を変えようとする意欲的なものだった。
その意味では、「理想主義的」な内容だった、といえる。
だからこそ、多くの有権者が民主党を支持し、歴史的な政権交代につながったのだ。
そして、その理想主義的なマニフェストの策定を主導したのが、ほかならぬ小沢氏であった。
菅首相と辻元氏の姿がダブって見えないか
ところが、政権運営の稚拙さからか、リーダーシップの欠如からか、鳩山政権ではそのマニフェストを十分に履行できなかった。
そのせいか、あとを襲った菅政権は、当事者の弁を借りれば、「現実主義」に立脚して、その内容を修正・変更したのだという。それが今年の参院選のマニフェストである。
このような視点で眺めてみると、どうだろう。
現実主義派ともいえる菅氏支持派と「現実主義に傾いた」という辻元氏の姿がダブって見えないだろうか。
とりわけ、菅首相の姿と辻元氏の姿が。
(この連載で以前も指摘したが、消費税を巡る発言のブレに象徴されるように、菅首相には経済の「ベース」がないように思われる)
権力掌握後に「右派的言動」を弄するように
いずれも左派(そして市民運動家)出身でありながら、権力掌握後に右派的言動を弄するようになったところも共通している。
両氏によれば、それが「現実主義」なのだという。
その結果、菅政権および辻元氏(国交副大臣当時)の思想・政策が自民党政権のそれに似通ってきているのは、どうしたことか(例えば、前々回のコラムを参照)。
もっとも、菅政権を支える前原・野田グループの基本思想がもともと小泉政権のそれに近いのだから、それもやむを得ないことなのかもしれない。
しかし、だとすれば、なぜ前原・野田グループは自らの思想・政策と相容れない(と思われる)昨年の総選挙のマニフェストを容認したのか、といった疑問も残る。
ともあれ、民主党内における「現実主義の台頭」、あるいは党内一部勢力の「現実主義への転向」が、今回の代表選で露呈した「内紛」の大きな原因の1つになっていると思う。
そして、その「現実主義」なるものが、どのようなものであるか。辻元氏の「事件」は、実に示唆に富んでいると思う。
(転載貼り付け終了)
【456】「菅内閣で日本は破滅へ」
「心に青雲」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010年09月15日
「菅内閣で日本は破滅へ」
昨日の民主党代表選で、おそらくは大きな不正が行われて、菅直人が代表に再任された。
また不正だけでなく、官僚どもとマスゴミが結託して卑劣で汚いネガティブキャンペーンが執拗に繰り広げた結果、これに惑わされた地方議員とサポーターたちが「やっぱりクリーンな菅でないと」と思ってしまった結果が出たのだと思う。
仙石官房長官がずいぶんと官房機密費を使ったことだろう。選挙だからお互い様、ということもあり得ようが、著しく民意を踏みにじった選挙結果となった。
私は仮に小沢一郎氏が代表になっても、首相にはなれないどんでん返しを予想していた。
それは何かというと、仙石がポロッと漏らしたが、国会での首相指名選挙で民主党の菅支持派が小沢氏に投票しないことである。それで例えば、みんなの党の渡辺喜美あたりを、自民党と結託して首相に推してしまうのだ。
むろんそうなれば民主党は分裂であるが、小沢にだけは政権を渡さない、という目的は達成される。たぶん菅直人や仙石、枝野らはそこまでやるだろうと読んでいた。
私は国会議員票すらが、予想に反して菅直人多数になったのは、この脅しが半端な議員どもを恐怖させたのだと思う。
そうした買収や脅迫に耐えて代表選で小沢氏に投票した民主党の議員の勇気は賞賛してよい。
私は、日本の在日のカルトが、そしてそれを操るアメリカが(つまりユダヤ勢力が)、小沢氏の首相実現を絶対に許すまいと睨んでいたから、代表選そのものはどう転ぶかわからなかったが、その後に絶対に小沢氏を潰す動きがやってくると予測していた。
こうなると、次は菅・仙石らによる鳩山や小沢支持議員への粛清が始まる。次の衆院選や参院選で、今回小沢指示を表明した議員は、公認されないなどの報復措置をとられるだろう。
そうなれば3年後に民主党は第一党から転落するが、あと3年はそれでやればよいとアメリカは考えているのだろう。3年のうちに「郵政民営化」を完璧に実現させて、郵貯・簡保の350兆円を奪ってしまう。そしてアメリカの経済崩壊に日本を道連れにするのだ。
その目的を邪魔しにきた小沢とその一派は、彼らにとって、ゆるしがたい対象であったろう。先の参院選でも国民新党が一人も当選できないという不正が行われたのだ。
その結果をみれば、アメリカが(在日カルトが)、何をしてでも小沢一郎氏や亀井静香氏らを潰す気できていることは明白であった。
アメリカ=ユダヤ金融資本の仕掛けに、なんとか民主党内の愛国者が抵抗してくれるのを期待したが、儚い夢だった。民主党も自民党も、やはり同じユダヤとカルトの下僕なのだ。
代表選における不正の可能性については、植草一秀氏のブログ(http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/)や、小野寺光一氏のメルマガ(http://archive.mag2.com/0000154606/index.html)で詳しく触れられている。
また、今度のカンカラ缶内閣とは何かを植草氏がブログでまとめておられるが、まったく同感である。
* * *
政権交代によって達成するべき課題は、この基本構造の打破であり、
①対米隷属からの脱却
②官僚主権から国民主権への転換
③政治権力と大資本の癒着排除
④市場原理主義・財政再建原理主義の排除
⑤警察・検察・裁判所制度の近代化
の五つが日本政治刷新のテーマだった。
これらのテーマにつき、新政権は具体的に目標を定めた。
①沖縄普天間基地問題の解決
②官僚天下りの根絶
③企業団体献金の全面禁止
④セーフティネットの整備、国民生活第一主義
⑤取り調べ過程の全面可視化
である。
鳩山政権はこれらの課題実現に取り組んだが、米官業のトライアングルによる抵抗はすさまじかった。マスゴミは米官業トライアングルの意向を受けて、激しく民主党の鳩山-小沢体制を攻撃した。
その結果、6.2クーデターが発生して、悪徳ペンタゴンが政治の実権を主権者国民から奪取してしまった。このクーデターによって樹立されたのが菅直人政権である。
具体的に見れば良く分かる。
①沖縄普天間基地の辺野古海岸への移設
②官僚天下りの温存
③企業団体献金全面禁止法案の封印
④消費税大増税公約の提示
⑤取り調べ全面可視化法案の封印
あっという間に、すべての政策が転覆されているのである。
これでも、人々はこの政権を主権者国民政権と呼ぶのだろうか。
* * *
このたびの代表選でもサポーター票で票のすり替えなどが行なわれたと見るべきであろう。そのすり替えた結果を小沢支持の議員に密かに知らせ、菅直人に寝返るよう働きかけたと思われる。
アホな民主党サポーターも多かっただろう。直前の小沢氏と青木愛氏のデッチアゲのスキャンダルや、官僚の意図的な鈴木宗男収監などの手にコロッとだまされて、やはり小沢は悪だと洗脳されたのであろう。これからその判断が自分にかえってきて、失業したり、家族離散や自殺、地域の崩壊が身近に起きる。中小企業や銀行の倒産などが今後続発するだろう。
10年もしたら、終戦直後のような浮浪児が巷に溢れる社会になる。それを決定づけたのが、今度の民主党代表選であった。
国民のことを一顧だにしない官僚どもによって、日本は破滅させられる。ただ、首相を短期間に取り替えるのはみっともない、というくだらない理由によって、日本は崩壊への道を歩むことになった。戦死した英霊たちはどんな思いでいるだろう…。
さっそく昨日の株価、主要銘柄は総崩れ起こした。これからもっと下がるだろう。円高も進んでいる。菅直人を首相にした人たちは、どう責任をとるつもりか。
トヨタが49円安、ソニーが17円安、任天堂が安10円、ユニクロが30円安、パナソニックが7円安 など。
菅は消費税増税が批判に晒されたので、いったん消費税論議を中止するふりをしている。だが菅内閣は来年度予算編成を行うか財源が示せない。税収はもはや40兆円もなく補正も入れれば100兆円近い予算を組んでいる今、無い袖はふれず財源はないのだ。
来年度から「子ども手当」は官僚によって取り上げられてしまう。
小沢氏の説いたごとくに、財務省がかかえる隠し資産を吐き出させる以外に、財源は出てこない。だが菅内閣はなんと「一律1割の削減」しか言えない。
副島隆彦氏の本を最近批判したが、今度の代表選に関しての彼の見解を「学問道場」で見るかぎりは、彼の意見には同感である。
「次の時代の到来に備えてほしい。厳しい政治反動の時期に政治謀略を仕掛けられて次々に落選させられることなく、私たち国民が彼ら、小沢一郎が手塩にかけて育てた政治家たちを守りぬかなければならない。」
(「今日のぼやき」2010年9月3日 https://www.snsi.jp/tops/kouhou/1419)
このところ、振って湧いたように日中間の雲行きがあやしくなっている。尖閣諸島周辺の日本領海内で海上保安庁巡視船に衝突した中国漁船船長を逮捕した事件である。
中国当局が日本の大使を午前3時に呼び出して詰問するとは、非常事態である。宣戦布告とでも解するしかないほどの危険な状態に陥った。
なのに中国大使は民間人の丹羽宇一郎(伊藤忠商事の元社長)がやっていて、これまた菅内閣には危機感がみじんも感じられない。丹羽宇一郎にこの緊急事態が対応できるのか? 岡田外務大臣のような小物ではこれも対応できまい。岡田が行ってはかえって火に油をそそぐことになろう。
外務省の担当は言わずと知れた「チャイナスクール」で、日本のためより中国のために動く者どもだ。自衛隊の情報などは、彼らを通じて筒抜けになるだろう。
田中眞紀子氏を特命大使にして交渉に当たらせるのも一案だが、彼女が小沢支持だったからそれも不可能。
まるで日米戦争直前の近衛内閣みたいだ。無能で、なすすべもなし。
日中戦争となれば、こんなに財力的にも、兵力的にも、政治家の人材でも弱っている日本に勝ち目はない。アメリカも、ことの発端が安保条約の範疇に入っているかいないかでもめている日本の尖閣諸島や日中中間線の問題だから、絶対に米軍を中国に向けない。
尖閣諸島のような境界がはっきりしないところが日米安保の対象になるかどうかと議論が起きたこと自体で、ここが戦争のキッカケとされると見ておかねばならなかったのだ。
そして案の定…。
こういう事態が襲ってきているのに、「菅さんはまだ3か月しかやってなくてかわいそう」とか「小沢は“政治とカネ”だから」などと、きいたふうなことを言っているバカどもには、日本が対米や対中でここまで追い込まれている状況が本当にわかっていない。
クリーンかどうかなんてこの際、どうでもいい。中国に行って、話をおさめてこれる胆力のある政治家に託さなければならないのだ。
ただちに収束させないと、あっという間に尖閣諸島を占領されて、領土を奪われることで日本は降伏しなければならなくなる。石垣、宮古も奪われてしまう。うっかりすれば沖縄にも手をだしてくるだろう。
そうなれば、シーレーンは破壊され、東シナ海にも「支那の官許海賊」が出没することになる。
沖縄にはアメリカが守っているなどと思ってはならない。アメリカ軍はもうグアム島へ移転することになっているのだから、沖縄に未練はない。
まあそうなれば、尖閣諸島をうしなって菅内閣は総辞職か。
で、総選挙をやって民主党が下野して、みんなの党と自民党で連立組んで、そそくさと日本の資産を破滅寸前のアメリカに差し上げることとなるだろう。
そうなるかどうかは分からないが、ロックフェラーどもはそこまで仕掛けるのだ。
ウソ八百の新聞の効用は、行間を読むと、やつらの陰謀が透けて見えるようになることである。
作家の林秀彦さんが書いていたように、日本はこの先、線路の途切れた断崖に向かって列車を走らせているのであって、もうそれを止めることは不可能に近い。
菅内閣が続くと決まって、その破滅へのスピードが増したのだ。列車に乗っている日本人の多くは、そんなことを見抜けるアタマはない。マスゴミによって窓の外はみえないように操作されていて、もうすぐ列車が谷底に落とされることを知らないで、天下太平を信じている。
私はどうするかと言えば、日本が破滅するまでは、黙々と権力者どもの非をあばき、本当のあらまほしき日本の姿を、書き続けるのみである。
(転載貼り付け終了)
【455】「悪徳ペンタゴン工作活動に敗れた主権者国民勢力」
「植草一秀の『知られざる真実』」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010年9月14日 (火)
「悪徳ペンタゴン工作活動に敗れた主権者国民勢力」
民主党代表選の投開票が行われ、菅直人氏の代表続投が決まった。
焦点の国会議員票では
小沢一郎氏 400ポイント
菅直人氏 412ポイント
と、菅直人氏が僅差で小沢一郎氏を上回った。
地方議員票では
小沢一郎氏 40ポイント
菅直人氏 60ポイント
党員・サポーター票では
小沢一郎氏 51ポイント
菅直人氏 249ポイント
となった。
党員・サポーター票は小選挙区ごとの総取り方式である。このため、大量の死票が生まれ、また、選挙区ごとの投票数の差もまったく調整されない。したがって、党員・サポーター票もドント方式で集計する方式への変更が実施されるべきである。ポイント数と得票率との間に大きな差が生じている可能性もある。
(追補)党員・サポーター票の得票比率は小沢一郎氏40%対菅直人氏60%だったとのことである。これをポイント数に換算すると、
小沢一郎氏 120ポイント
菅直人氏 180ポイント
になり、ポイント総合計は
小沢一郎氏 560ポイント
菅直人氏 652ポイント
で、その差は92ポイントということになる。
(ここまで追補)
今回の代表選は主権者国民と悪徳ペンタゴンとの闘いであった。
より端的に言えば、米国と官僚の言いなりになる首相と米国と官僚の言いなりにならない首相のどちらを選択するのかという選挙だった。
問題は悪徳ペンタゴン一味のマスゴミが戦前同様の狂気とも言える情報工作を展開し続けたことにある。さらに、党員・サポーター票投票・集計の方式を不正が介在する余地を大きく設定したため、党員・サポーター票の集計に信用が置けなくなったことも問題である。
今回の代表選により、当面菅直人政権が維持されることになったが、これは日本の政治史に極めて大きな汚点を残すものになる。なぜなら、菅直人氏が参院選前に参院選が菅政権に対する信任投票であることを明言し、その参院選に大敗したにもかかわらず総理の座に居座ることになるためだ。政治家が自分の言葉に責任を持たないことが歴史の事実として残されてしまうことになる。
今回の代表選により、民主党が水と油の集合体であることが明確になった。
①対米隷属 VS 自主独立
②官僚主権 VS 国民主権
③大資本との癒着VS大資本との癒着排除
④市場原理主義 VS 共生重視主義
⑤検察ファッショVS警察検察民主化
の二つの勢力が同居している。
昨年の政権交代は、悪徳ペンタゴンから主権者国民が政権を奪取したものだが、本年6月2日後の政権交代は、悪徳ペンタゴンが主権者国民から政治権力を奪還したものだった。
この意味で、民主党は二つに分裂することが合理的である。
今後、政界全体が主権者国民勢力と悪徳ペンタゴン勢力とに二分される大再編に進む可能性が高く、そのことが日本政治を分かりやすいものにするうえで好ましいと言える。
代表選は主権者国民勢力にとって容認できないものになったが、主権者国民による政権奪還に向けて、直ちに再出発しなければならない。
(転載貼り付け終了)
【454】「官房長官・仙谷由人のダーティな陰謀・謀略工作を徹底的に暴き出せ」他
「毒蛇山荘日記」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010-09-15
「官房長官・仙谷由人のダーティな陰謀・謀略工作を徹底的に暴き出せ」
自民党の政治家たちも真っ青の、史上稀に見る醜い、ダーティな陰謀・謀略選挙が展開されたという意味で、今回の民主党代表選挙は異色であり、おそらく歴史に残るだろうと思われるが、その主役はといえば、言うまでもなく、むろん、現官房長官で、菅直人続投政権でも留任確実と見られている仙谷由人官房長官、その人である。仙谷由人が、この選挙戦で、いったい、何をやったのか、何をやらなかったのか、いいずれ近いうちに明らかになるだろうが、いずれにしろ、日本は、それほどのダーティな選挙を必要とするほどの後進国ではないのだから、今後の日本の政治のためにも、徹底的に暴き出すべきだろう。仙谷由人が今回の民主党代表選挙において果たした役割とは、小泉純一郎政権時代の秘書官飯島某の役割だった。菅直人グループは、この民主党代表選挙を通じて、小泉政権時代の「悪習」を徹底的に模倣し、反復していた。菅直人政権が、自民党崩壊の原因となった小泉政権を模倣・反復しているのは皮肉だが、逆に考えれば、民主党政権もそう長くは無いということであろう。とこで、菅直人の顔色が冴えないが、菅の顔が冴えないのは、菅が誰かに実権を握られ、誰かの演出で踊る道化師にすぎないということに原因があると言っていい。むろん、演出しているのは仙谷由人であろう。菅直人続投政権は、秘密警察が跋扈するダァーティな政権であることを忘れるなかれ。身辺に注意せよ。尾行を警戒せよ。そして、仙谷由人のダーティな陰謀・謀略工作を徹底的に暴き出せ。
「サポーターの投票率66%の謎。「3分の1」のサポーターが棄権なんて嘘でしょう。小沢一郎票は廃棄処分? 仙谷由人なら、やりかねないか…(笑)」
以下は読者からの投稿コメントより。
猫公爵 2010/09/15 04:01
いーのさんに賛成です。
きっこさんも仰っています(以下、引用)。
そして、他の人からは、こんなツイートも回ってきた。
@hatakezo 党員・サポーター票。有権者342,493人なのに投票数229,030票!投票率が66%?残りの34%は投票しなかったのか?
@kamitori ハガキは丸見え、捨てられたのでしょう。
もちろん、何の証拠もないことだけど、これほど全国の人たちが注目してる選挙で、党員とサポーターの投票率が66%ってのは、あまりにも低すぎる。
それも、一般の選挙における一般の有権者の投票率ならともかくとして、わざわざ会費を払って民主党の党員やサポーターになったりしてるほど民主党に思い入れがある人たちなのに、そんな人たちの3人に1人が、党の代表でありニポンの総理大臣を決める大切な選挙を棄権するなんて、普通じゃ考えられない。
だけど、その次のツイートが推測してるように、届いたハガキの中から「小沢一郎」って書いてあるハガキをカタッパシから捨ててれば、これくらいの低い投票率になるだろうし、結果も8対2っていう極端なものになるだろう。
逆に、棄権したことになってる11万3000票が、すべて「小沢一郎」と書かれてたと仮定すると、トータルでは45%対55%で、小沢さんが逆転する。これは、大手のポータルサイトが実施した世論調査の結果とピッタリ合致する比率だ。
ちなみに、サポーターの票は、全国300の地域で、それぞれ「菅」の票と「小沢」の票とをカウントして、少しでも多いほうの勝ちとする方式だ。
たとえば、ある地域の党員とサポーターの総数が1000人だとして、菅さんへが501票、小沢さんが499票なら、この地域は菅さんの勝利になり、菅さんに1ポイントが入る。つまり、菅さんは、全国300の地域で、249もの地域を制したことになる。
そして、この党員とサポーターの投票率が、100%とは言わなくても、せめて90%くらいあったら、あたしは何も文句は言わないし、別に疑問にも思わなかった。だけど、投票率が66%しかなかったってのは、やっぱり変だ。
さっきの党員とサポーターの総数が1000人の地域なら、トータルで660票しか投票されなかったことになる。トータルで660票だから、菅さんが360票で、小沢さんが300票なら、菅さんの勝ちってワケだ。
実際には、菅さんが360票で、小沢さんが400票で、小沢さんが勝ってたのに、何者かが「小沢一郎」って書かれてるハガキを100枚捨ててたとしたら?‥‥って想像しちゃう。だって、こんな想像でもしなかったら、あまりにも偏った結果の謎も、あまりにも低い投票率の謎も、どっちも解けないからだ。
(引用終わり)
今時、記入後の候補者名欄に遮光シールを貼って隠せないような投票ハガキをなぜわざわざ作るのかから始まって、集開票プロセスをすべてきちんと公表してもらい、一点御曇りも無い公平な選挙であると説明してもらえないと国民は納得がいかない。
(転載貼り付け終了)
【453】「第一ラウンド、菅判定勝ち。これから第二ラウンドのゴングが鳴る」
「世相を斬る あいば達也」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010年09月15日 | 日記
「第一ラウンド、菅判定勝ち。これから第二ラウンドのゴングが鳴る」
民主党代表選挙は、一見小沢一郎の惨敗のように思えた。たしかに、負けは負けだし、筆者の小沢一郎の勝利確実予測が覆されたのは事実だ。筆者の予測の間違いは認めるが、ここでくじけるわけにはいかない。
多くの励ましのコメントに混じり、誹謗中傷揶揄のコメントも昨日は面白いほど送られてきた。ありがたいことである、少なくとも拙ブログを読んでくれていたという事であり、感謝に堪えない。(笑) こんな糞馬鹿議員の烏合集散する民主党など塵箱に捨ててしまえ、と思ったのは僅か30分。それ以降は、益々小沢一郎応援に磨きをかけるぞ、とファイトが湧いてきた。
それもこれも、多くのランキングを応援して下さっている貴重な読者の方々や小沢シンパの方々の、「小沢応援ありがとう!でもこれで小沢の政治が終わったわけではない。今後は菅政権批判と小沢一郎の第二ラウンドを目指す方向性を含め、一層の健筆を期待する」に代表される読者のコメントに勇気づけられ、筆者も次のステップに、進むことが出来、感謝に堪えないわけである。
さてと、今回の代表選の結果は党員・サポーター票、地方議員票は「総どり方式」と「ドント方式」の違いで、極端な票差が現れたが、小沢派と菅派の比率は概ね4:6という事になっている。国会議員はほぼ半々だ。すべてで菅直人が勝利した点は菅派を勢いづかせるだろう。頑張って、真の政治主導、脱官僚政治を見せて頂くことにしよう。多少早目にサポーターが投票してしまったきらいはあるが詮無い話である。
冷静に考えれば、「人・モノ・金・人事・マスコミ」を握った現内閣総理大臣・菅直人に、「政治とカネ」で18カ月叩きまくられた小沢一郎が国家の危機という事で、果敢に挑んだ結果としては、大善戦、惜敗だったとも言える。
この、大善戦、惜敗は小沢一郎の政治姿勢を強く応援する国民が予想以上に多かったことを物語ってもいる。 小沢一郎という政治家がこんな程度の敗北でくじけるわけがない。おそらく、思った以上に接近戦であったことを分析、次のステップにつなぐものと思われる。
菅直人は今週中にも、党人事、内閣改造を断行する可能性が高いが、枝野幹事長の去就はどうでも良いが、仙谷官房長官の留任を決めるだろう。ここまで誹謗中傷を含めガチンコで闘った二大勢力が、今さら「挙党一致」等というのも、気味の悪い話である。負けた勢力は「一兵卒」だ。ノーサイドと言いながら、人の首をニコニコ笑って切る人物に阿る必要もないし、義理もない。
「一兵卒」として協力できるモノは協力し、出来ないことは断固議論する。当面はそう云う姿勢で臨めばいい。どうせ、答えは年内に判るであろう。 正直、今回小沢を支持した議員達は、数カ月しかもたないであろう菅民主党の、党や政府の要職に就くことを極力避けた方が賢明だ。政党助成金の政党要件を満たす為にも、年内に一定の動きが出ることは充分考えられるので、果報は寝て待てという選択ではないのだろうか。
小沢一郎は最終的に再度動かざるを得ないと筆者はみている。民主党支持者の党員、サポーターの人々、そして地方議員の人々の今回の選択は、何となく筆者は理解できる。問題なのは10日の時点で小沢支持を明確に語っていた236人の議員の中から、土日を挟んで36人が14日午前中の党員・サポーター票の開票漏洩を耳にはさみ、寝返った「小早川」がいたことの方が重大だ。また、検察審査会の議決を「逃げる逃げない」の議論からも解放され、小沢一郎は一層身軽になったという事も重要な視点だ。
ただ、消極的にだが世論(マスメディアの作る世論)に阿る選択をした国会議員が問題だ。こんな連中は何人集まろうと、政治を行う能力はない。官僚とマスメディアと自民党など野党の餌食になるのが関の山である。マーケットは早速菅政権に刃を突きつけている。ニューヨーク市場は円の対ドル為替レートが82円台に突入、70円台突入まで経済音痴総理・菅直人を揺さぶり続けるだろう。お手並み拝見、高みの見物を1か月ほど愉しもう、と思う次第だ。
さぁ小沢シンパの皆さま、気を落とさずに第二ラウンドのゴングを鳴らそうではありませんか!第三ラウンドもあると思われる、混沌の日本だ。小沢の出番は再び来る、そして小沢一郎は国民の為に命を掛けます。我々も僅かな力を結集、小沢一郎を小沢政治、応援し続けましょう!
(転載貼り付け終了)
【452】「小沢一郎の「最後の決戦」は「勝ちは負け、負けは勝ち」と民主党代表選の敗戦から「第2幕」の幕が開いた」
「板垣英憲の『マスコミに出ない政治経済の裏話』」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010年09月14日 23時39分48秒
「小沢一郎の「最後の決戦」は「勝ちは負け、負けは勝ち」と民主党代表選の敗戦から「第2幕」の幕が開いた」
◆「勝ちは負け、負けは勝ち」
民主党代表選は9月14日午後、菅直人首相721票(党員・サポーター249票+地方議員60票+国会議員206×2=412票)、小沢一郎前幹事長491票(党員・サポーター51票+地方議員40票+国会議員200×2=400票)という結果により、菅首相が圧勝した。
しかし、この数字を目を凝らして見れれば、ズバリ、「勝っても負けても『党を割る』」戦術を展開中の小沢前幹事長の予想外の圧勝であった。菅首相は、続投という「名」を取り、「実」を取った。小沢前幹事長は、要するに、小沢前幹事長の「最後の決戦」は、この敗戦から「第2幕」の幕が開いたのである。
◆「このままでは、日本は破滅する」
そう叫んだ小沢前幹事長の悲痛な叫びは、一般国民の耳には届かなかったようだ。「日本が破滅しようが、しまいが、そんなの関係ない」と思っているのであろう。代表選の開票の結果、「菅首相再選」が決まった途端に、東京外国為替市場は14日、ドルが売られた前日の海外市場の流れを引き継ぎ、円相場が急伸。一時83円07銭=14日午後5時27分と、9月8日に付けた83円34銭を上回り、1995年5月以来、約15年3カ月ぶりの円高・ドル安水準を記録した。このため、投資家の間では、政府による市場介入を求める悲鳴のような声が高まっている。
だが、残念ながら、菅政権は、アメリカから「1ドル=80円を超えるまで介入するな」と強い圧力をかけられているので、手が出せず、「1ドル=80円」を突破するまで輸出産業を見殺しにするしかない。
日本経団連の米倉弘昌会長は9月13日午後の定例記者会見で、「これ以上円高になるようなら、為替介入をしていただきたい。経済回復が腰折れになっては困る」との考えを改めて述べていたのに、何の手も打たれなかったばかりか、菅首相再選がむしろ、円高=ドル安の要因となってしまった。
菅首相の無策は、詰まるところ、一般国民はにもとより、多くの企業に多大の被害をもたらすことになるのだが、この無策首相を民主党の党員とサポーターが選んだ以上、何とも仕方がない。ネズミは、時として大群を成して疾走し、断崖絶壁から大海に雪崩れの如く飛び込み、集団自殺するといい、日本民族はいま、断崖絶壁を目指すこのネズミの大群に似ていなくもない。
◆菅首相再選に世界各国政府は、敏感に反応し、これに各国マスメディアが報道しているのに、中国北京政府だけは、報道官が「ノーコメント」を表明、その足元で中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突した事件の捜査をめぐり群集が、反日運動を北京の駐中起こし始めている。これは、日米同盟関係から見て、いかなる現象なのか分析してみると、1つの興味深い中国の外交戦略が浮かび上がってくる。
それは、中国北京政府が「菅首相-財務省-米国CIA・マイケル・グリーン-デイビッド・ロックフェラー-オバマ政権}という図式をしっかり念頭に置いて、菅政権に次々に揺さぶりをかけ、対日攻勢をかけようとしていることである。
これは、菅政権があまりにも米国の言いなりになり、これが、ひいては中国の国益を損なうのはないかと、北京政府は、憂慮しているのである。これらの点に関する限り、親中国の小沢前幹事長には、大いなる支援材料になる。北京政府は、極左暴力集団と近接している菅首相・菅政権は嫌いなのだ。加えて言えば、中国漁船、左翼政権を率いていながら、どこか自民党の小泉純一郎政権に近しい。早い話が、菅首相が行っている、あるいは、行おうとしている政策が、限りなく小泉政権に近いということである。それは、米国CIAとの関係である。北京政府は、菅首相が米国CIAの言いなりになっていると見て、警戒している。中国は、いまや航空母艦建造に成功し、潜水艦隊隊も確立しており、北京政府は、これらの軍事力をフルに活用して、太平洋における「シーパワー(海上権力)」を確立しようとしてきた。この現実を前にして、菅首相は、いま成す術もないのが実情である。
◆北京政府は、「菅首相・菅政権=小泉元首相・小泉政権=米国CIA=ブッシュ前大統領=ディビッド・ロックフェラー」の関係」を熟知している。米国CIAべったりの菅首相を北京政府は、警戒し、むしろ、小沢前幹事長を信用していると言われている。靖国神社公式参拝問題で、小泉元首相が北京政府から徹底的に嫌われたように菅首相が、北京政府との外交に失敗して、その果てに自滅し、ついには退陣する可能性は、ますます高くなっており、小沢前幹事長の出番が、いよいよ増している。英雄は、「時を選ぶ」のである。
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
「党員・サポーター票」の開票結果が、国会議員の投開票以前に漏れていて国会議員の投票に影響を与えた
◆この代表選は、「関ケ原合戦」に準えられ、最後のところで、裏切り者・小早川秀秋が勝敗を決すると見られていた。だが、小早川秀秋になると見られていた前原誠司国土交通相が裏切るどころか、完全に菅首相支持に回っていた。 なぜそうなったのか。それは、14日午前3時から行われていた「党員・サポーター票」の開票結果が、国会議員の投開票以前に漏れていたということである。
(転載貼り付け終了)
(転載貼り付け開始ワ)
【451】「小沢氏大差で体表選挙に敗退」
2010.9.14.
「小沢氏大差で体表選挙に敗退」
小沢一郎 菅直人
党員・サポーターポイント 51 249
地方議員ポイント 40 60
国会議員ポイント 400 412
合計 491 721
残念ながら副島先生が予想していたとおり、既得権益を守る反小沢の勢力が強く
小沢一郎は敗退した。
彼らがもっと追い詰められなければ、つまり自分で自分の首を絞めた事を自覚する以外彼らに覚醒の道はない。
彼らは自分で選択した地獄を見る他はない。それまでは自分たちの水準に見合った代表菅直人をいただくしかないのである。
【450】「今回の代表選は『日本改造計画』以上のインパクトを与えた。もう小沢一郎の改革は止まらない!」
「日々坦々」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010/09/14(火) 07:57
「今回の代表選は『日本改造計画』以上のインパクトを与えた。もう小沢一郎の改革は止まらない!」
今回の代表戦は、将来の日本に大きな影響を与えていくだろう。
小沢一郎という一人の政治家が、なぜ20年以上も日本の政治の中心に君臨し続けてきたのか、ネガティブな情報ばかりだが、いったい小沢一郎は何を考え、何をしようとしているのか、その人と思想の一端を多くの国民が垣間見ることができたのではないかと思う。
今までマスコミ情報を鵜のみにして悪いイメージが先行していた人も、その斬新とも思える政策に接し、「何か変えてくれるのではないか」「少しでも前に進めるのではないか」と、知らず知らずのうちに期待していた、という人もいるかもしれない。
17年前に書かれた『日本改造計画』は、各界に波紋が広がり、「政策の小沢一郎」を定着させ、今日に至っても、それは全く衰えることなく、より強固にすらなっている。
今の小沢支持者の核となっている人達の中には、当時、この本を読まれた方が少なくはないだろう。
この2週間足らずの間で、小沢さんの政策は全国にとどろき、心ある国民の多くが耳を傾けるチャンスを与えられた。
どんなにマスメディアが妨害しようとも、どんなに相手が政策論争を避け、愚行愚策を仕掛けてこようとも、真正面から政策を前面に打ち出して戦った姿は、意識せずとも人々の心の奥底に潜行し、その思想と共に焼き付いて離れなくなるだろう。
それはまさに『日本改造計画』で今日の根強い小沢支持者ができたように、今後それ以上の広がりをみせ、この知れ渡った改革の炎は消されることなく、やらざるを得なくなってくるだろう。
この改革はもう止まらない。
もう、多くの国民が知ってしまったからだ。
万が一にでもカンさんが勝とうが、自民党が政権を再び奪取しようが、いったん人々に植え付けられた改革の芽は、もう誰にも摘み取ることはできない。
臨死体験者が語っているが、よく昔から人が死ぬ時に自分の人生で体験してきたことが事細かに、走馬燈のように映像として流れる、と聞く。
この2週間の戦いの中で、様々な象徴的な出来事が起きた。
それはまるで日本の旧民主主義か、それとも旧国家権力か、いずれにせよ国家規模の臨死体験とも言えるものだったのではないか。
まず、村木裁判の過程で露呈した、検察の杜撰な捜査と取り調べが国民の知るところとなり、鈴木議員の上告棄却で、最後の砦、最高裁までもが政治介入とも言える暴挙にでたことだ。
これは国家権力とは何かを考えさせられた。
次に、日本の旧型政治屋の象徴、菅直人のあまりの見苦しさが際立った。
政策・理念は口実だとばかりに権力に固執した姿には、毎度、ヘドが出るほど嫌悪感に苛まれた。
菅陣営の中でも特出した人達もいて、カンさん以上、自民党顔負けの策師も潜んでいる。
次にはマスメディアの異常なまでの小沢バッシング報道である。
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先日、小沢さんが築地に出かけられた時に、必ず移転問題についてコメントするだろうとツイートした。
『小沢氏が築地に行ったら都民の関心は唯一つ「移転問題だ」。≪「絶対反対という地元の意見もある・・・(築地を)リフォームしてきちっとすれば、今後も対応できる」と述べ、移転の必要はないとの認識を示した≫これを伝えたのは時事のみ。他のマスメディアはNHKも含め一切無視。』
それをいうために行ったということもできる。
●築地市場移転は不要=小沢氏 (時事ドットコム 2010/09/11-19:01)
≪民主党の小沢一郎前幹事長は11日午後、築地市場(東京都中央区)の移転問題について「絶対反対という地元の意見もあるし、移転先があまりにもいろんな問題を含んでいる。(築地を)リフォームしてきちっとすれば、今後も対応できる」と述べ、移転の必要はないとの認識を示した。築地市場を視察後、都内で記者団の質問に答えた。≫(参照)
NHKを含めて一切無視して意図的に報道することを避けていた。
移転先の豊洲の土壌汚染のデータ改竄など、都民にとっては一番“旬”な話題である。
次期総理になるかもしれない人の築地移転問題に関する考え方を伝えるのは、マスメディアの当然の責務であり、都民がこれだけ関心を持っていて都議会でも紛糾している問題に対しては、両陣営に積極的に取材することがむしろ自然である。
今回無視したということは、意図的だといわざるを得ない。
メディアとしての役割でさえも完全に放棄している。
特にNHKは多くの都民に視聴料をもらっておきながら、都民が知りたい、知るべき内容を報じていない。
この肝心な部分を一切無視して、ただ築地を訪問したとのみ伝えていた。
その義務をも放棄していると、声を大にして言いたい。
また、普天間基地移設問題に関連した日米関係である。
米軍普天間飛行場の移設先の辺野古がある名護市議会議員選挙が行われ、移設反対を掲げる稲嶺進市長の支持派が16議席(27議席中)を獲得し、圧勝した。
これは純然たる民意が示されたと言えるわけで、住民の合意が得られない以上、日米合意ががただの紙切れ上での合意とならざるをえず、強行などしたなら全国規模での在日米軍基地反対の機運に火に油を注ぐことになりかねない。
このように別の側面から見て一つの現象と捉えるならば“産みの苦しみ”のようにもいえなくもないが、その事象の背後に人為的な意図(良いも悪いも)が見え隠れしていることを考え合わせるならば、それは臨死体験で過去の悪行の数々を見せられている、と考えたほうが腑に落ちる。
いよいよ本日、民主党議員による投票で実質的には総理が決まる。
いずれにしろ、まだ半年は荒れるだろうし、それこそ“産みの苦しみ”を味わうことになる。
まだまだ気の抜けない日々が続きそうだ。
(転載貼り付け終了)