重たい掲示板
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Loginはこちら【2187】[2573]急いで、金(きん)を地金(じがね)、現物(げんぶつ)で買いなさい。
副島隆彦です。今日は、2020年6月5日(金)です。
この重たい掲示板に、会員たちが、金を買うことの情報を、どんどん載せてくれたいます。これでいいかな、と、私は、思っていました。が、やはり、事態の切迫を受けて、私も書かなければ、と、思い直しました。
私が、背中をドーンと押さないと、まだ踏ん切りがつかない人たちが、たくさんいるようだ。ご自分の人生の判断から、私は、あんまりしつこく、言う(書く)のは、控えたいのだは、そうもいかない。やはり、いよいよ、「金が買えなくなる。急いで買いなさい」と、改めて、私は、言います。
金(きん)の地金(じがね、ingot インゴットと言う。鋳塊=ちゅうかい=、鋳物のカタマリだ )を、「個人として」、自分のものとして、急いで、買いなさい。あちこちの業者から買いなさい。まだ買えます。
個人と違って、法人=企業 として、金を 会社資金の運用として買っている 人たちは、その危険性を、そのうち説明します。
従業員を抱えて、厳しい経営をやってきた経営者なのだから、甘い考えは、しないだろうから、知っているだろう、と思うのですが。ところが、案外、そうでない。税理士たちでも、アタマの悪いのがいて、知らないで、お客(顧客)からの真剣で、切実な質問の意味を理解できない税理士たちがいる。かつ、税務署の子分、手先( offshoot オフシュート )そのもの、である税理士が、山ほどいる。日本の税理士の6割は、国家試験を受けて受かって開業している者たち(苦労している。世の中が分かっている人が多い)ではなくて、
元々バカのくせに、バカだから、かつ、人を虐(いじ))めるが大好きだから、税務署員になんかなるのだが、この国税庁の、やらせのインチキ 内部試験(ほとんど試験ではない)で、税務署を定年退職あるいは、その前に、やめて税理士になっている者たちが、もの凄くたくさんいる。気をつけない。
こういう連中は、皆さんを、必ず、騙(だま)して食い物に
します。気をつけてください。自分の税理士に、「先生は、試験組ですか、国税上がりですか」と、ズケズケと、聞きなさい。
以下は、会員から来た質問です。 この人は、金(きん)を買うことで、まだ、ためらい=躊躇(ちゅううちょ)している人だ。私からの返事、助言を、そのあとに書きました。
(転載貼り付け始め)
Subject: ゴールド販売停止について
Date: Mon, 1 Jun 2020
From:
副島先生、こんにちは。会員の****です。
今日、第一商品と田中貴金属のホームページを見たところ、ゴールドの販売ができない旨の記載がありました。
田中貴金属では、2分の1オンスの金貨は在庫がないとのこと。1オンスはまだ買
えるようです。
先生が、「もうすぐ世界恐慌」で書かれているとおり、相当、現物(げんぶつ)が逼迫しているようですが、これからは、もう、値下がりがもう期待できない、上がる一方と考えてよいでしょうか。
会員の****さまへ
副島隆彦から
2020年6月3日
ご質問のメールをいただきました。学問道場の会員からの質問には、私は、必ずお返事のメールを書いて来ました。もう、20年間、ずっと、そのようにしています。それと、私の本を、本気で熱心に読んでくれている人たちからの、鋭い質問に対しても、返事のメールを書きます。
そうです。貴女が、ご心配の通り、もうすぐ、本当に金が買えなくなります。
本当に、貴女に余裕資金があられて、 何とか家族の財産、金融資産を長期で守りたい、と、真剣にお考えなら、急いで決断して、買えるだけの金(きん)を買いなさい。ためらっている場合ではない。
それでも、私が、このように助言するのは、余裕の資金がある人の場合だけです。あまり蓄(たくわ)えが、無いのに、株とかのバクチばっかりやっていて、そのくせ、おカネに意地穢(きたな)くて、損ばかりしているようケチ臭い投資家には、私は、こういう助言は、しません。
株よりも、今度は、金だ、と、急に思うような、浅はかな者たちは、滅びればいい。 急に、私、副島隆彦の本を書店で、手に取って、「なんだなんだ、コイツは。金を買え、は正しいが、それ以外のことは、全く、いけ好かない野郎だ」と、私の本に反応するような者たちは、私は、無視します。勝手に滅べばいいのです。
**さんへ。 決して、無理な買い方はしないでください。生活費をつぎ込んで、短期で儲けよう、という考えなら、金(きん)買いは、やめて下さい。買ったら 最低、5年間は、寝かす、という覚悟で、金(きん)の地金を買ってください。
ご自分の ご家族の覚悟と、同意、説得までが必要です。まわりの人を説得しなければ行けません。
全国で、今、小資産家(小金持ち)たちが、焦っています。彼らが、これから先の、恐ろしい経済変動で、かならず、国家=政府=行政=役人 の犠牲者にされて、自分の何億円(その中心は、賃貸しアパート、駅そばの商業ビル)の 資産を、国(くに)=政府=役所は、いろいろの税金の形で、必ず、奪い取りに来ます。
私、副島隆彦の金融の本を、これまで真剣に読んできた人たちだけは、私は、何が何でも、救(たす)けて、救援(きゅうえん)しなければいけない。それ以外の、その他の、カネの亡者(もうじゃ)のような、博奕打ちで、細かいギャンブルが大好きで、カネのことしか考えない、愚か者たちは、私は、救(すく)ようがない。
目先のちょろっとした、バクチの利益しか考えないような、小(しょう)投資家たちは、私は、もう 見捨てています。 この文を、 貴女からいただいた質問文を使いながら、重たい掲示板に、このあと、私は、載せる、と今、決めました。
私は、今の自分が、今の日本国において、本当の真実を書いて知らせることのできる極めて限られた人間なのだと、、よくよく、分かっています。私は、私の言うこと(書くこと)に注目している人たちから、どのように信頼され、どのように、一縷の望みの、みんなの希望の光なのかを、ひしひしと感じています。そして、このことで、自分自身に向かって、じっと考え込んでいます。
甘い考えはすべて、捨てて、厳しい人間になって、これから迫ってくる、恐ろしい未来に向かって、ご自分の資産を、何が何でも守る、その活路を、ご自分で切り開いてください。 副島隆彦拝
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。 このあと、長い新聞記事を、一本だけ貼り付けます。
FT( エフ・ティ。フィナンシャル・タイムズ)という、世界で一番、金融、経済問題(すなわち、経営者とお金持ちの世界)で、権威のある、英国の高級紙の記事です。
このFTの記事は、タイトルが、まさしく、 「金(きん)、延べ棒が新型コロナの混乱で供給不足に 」である。
私の近作「もうすぐ 世界恐慌」(徳間書店刊、5月1日発売)の第2章の、P71に、重要な新聞記事を載せて、私が、徹底的に解説しました。 私のこの本を、まだ、読んでいないようなアホは、ここに、只見(ただみ)で、来るな。
この記事は、WSJ(ウオール・ストリート・ジャーナル。アメリカの一流金融経済紙)の記事で、今年の3月30日の記事だった。 この中味は、今からも、何度か読み返しなさい。「金(きん)の現物(げんぶつ)不足の深刻化を受けて、(ニューヨークの)ウォール街の銀行たちは、カナダ造幣局と、スイス銀行に、救援を求めている。
・・・5トンの金地金(きんじがね)を、プラベット・ジェット機で、(高い保険金をかけて)送って貰わないといけない。ところが、カナダもスイスも、それを嫌(いや)がっている。その他」
という記事だ。本気で、自分の資産保全と考えている人たちにとっては、日本からでも、ゾッとするような内容の記事です。
同じような感じに、日本も現になっている。
このWSJ の重要記事よりも、一週間早い、3月27日付けで、FTの記事が出ていた。それを、私は、昆虫採集(こんちゅさいしゅう)し損なっていた。重要な記事なので、これを以下に貼り付けます。
(転載貼り付け始め)
◯ [FT] 「金、延べ棒が新型コロナの混乱で供給不足に 」
By Henry Sanderson in London
2020年3月23日付 英フィナンシャル・タイムズ
貴金属業者が世界的な金地金不足の拡大を報告している。新型コロナウイルスの感染拡大が供給を混乱させると同時に需要をかき立てているためだ。ある業者は金を買いに走る投資家をトイレットペーパーに殺到する消費者になぞらえている。
欧州と米国の個人投資家はこの2週間、世界的な株安と多くの通貨の急落から財産を守る狙いで金銀の延べ棒や硬貨を買いあさった。
だが、欧州最大規模の金精錬会社は需要急増に応えるのに苦労している。欧州で封鎖が広がっているためだ。バルカンビ、パンプ、アルゴー・ヘレウスは皆、イタリア国境に近いスイスのティチーノ地方に本社を構えている。地元の当局はここ数日で、地域内での生産活動を一時的に停止すると発表した。
■個人の金需要が殺到
コロナウイルスの経済的影響が深刻化し、投資家が安全資産に殺到すると、金相場は3月9日に1トロイオンス1700ドル超という7年ぶりの高値をつけた。だが、金はその後、売りの嵐にのみ込まれた。一部の投資家が現金を捻出するために保有している金の売却を迫られたためで、金相場は23日午後の取引で約1530ドルまで低下した。
売りの大半は、金先物市場や、現物資産の裏付けがある金上場投資信託(ETF)市場で起きた。同じ期間に、現物の金地金に対する個人需要は急増している。
小売業者はすでに、金地金が不足し、入荷が最大で15日遅れていると話している。
ドイツの貴金属小売会社デグサのマルクス・クラール最高経営責任者(CEO)は、金地金と金貨に対する顧客の需要を満たすのに苦労しており、卸売市場に頼ることを余儀なくされたと言う。需要は現在、通常の日の取扱量の5倍にも達している。
「新たな調達先を探すのに創意工夫を凝らしているが、この潮流の原因は、コロナウイルスを阻止するために当局が講じた措置だ。あまりにも予測不能だ」とクラール氏は話している。
英バーミンガムに本社を構えるブリオンバイポストの創業者であるロブ・ハリデースティーン社長は、この事態は前代未聞だと述べた。「今は基本的に、安全な金庫に在庫を仕入れるや否や、その場で売っている。だが、我々が手に入れられるものは限られている。(編集注、入手が困難になっている)トイレットペーパーと少し似ている」
英ロンドンの金保管庫は金地金で埋まっているが、そこに収められているのは個人客が買う、大抵1キログラム(約35オンス)以下の小さな延べ棒ではなく、英HSBCや米JPモルガン・チェースのような大手銀行が売買する400オンスの延べ棒だ。
「欧州と米国では現在、どう頑張っても1キロの延べ棒は見つからないだろう」。金売買のベテラン、ロス・ノーマン氏はこう語る。「かなり異例なことだ」。
■現物価格と市場価格にズレ
米国の貴金属小売会社アプメックスのケン・ルイスCEOはこの1週間で、「市場のボラティリティー(変動率)が日増しに高まるに従い、商品を調達するのが次第に難しくなってきた」と話している。
アプメックスは、100万オンス以上の銀地金、2万枚以上の「アメリカン・イーグル金貨」、数千本の金の延べ棒を購入したほか、「多くのパートナー企業や貨幣鋳造所との取引関係を駆使して手に入れられるものを何でも」買ったと言う。
やはり米国に本社を構える貴金属小売企業のJMブリオンは、顧客の注文が15日間遅れると述べ、注文数量に下限を設けた。
シンガポールの貴金属小売会社ブリオンスターのアナリスト、ロナン・マンリィ氏によれば、同社は在庫の補充を目指し、プレミアム(上乗せ)を払って顧客から銀貨と金貨を買い戻している。「現物の金市場の価格と、コンピューター画面上で目にする価格との間にズレがある」と同氏は話している。
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。上記の記事を、小金持ち(小資産家)たちは、食い入るようにして、何回も真剣に読みなさい。これが、世界の現実です。
それに対して、あまり金融資産もなく、カネのことなんか自分にはあまり、カンケー(関係)ネーヨ」という、生来のインテリ、読書人たちは、こういう ことは、ほっておいて、自分の知識頭(ちしきあたま)を大事にして下さい。そっちの方が、本当は、貴重なのだ。知識頭がないから、他の人たちは、カネにしがみつく。そうしないと、ヒドいじんせいになっていまうから。おカネさえあれば、それなりに、気持ちよく生きて行けるから。
学問道場には、この1.小金持ちの会員と、 2.知識インテリ読書人階級の、 大きくは、ふたつの人間(人種)が、いる。
私自身は、2. に所属している。しかし、そんなことばっかり言っても居られない。
泥臭く、現実的になって、おカネのことを考える、ということの大事さも、2.のインテリ読書人たちも、少しは、本気になった方がいい。
しかし、「もう、間に合わないよ。そんなこと、今さら、副島センセーに言われたってよ。オレは、貧乏のまま、このまま、気楽に生きるよ。カネの心配なんか、したくもねえ 」という皆さんは、それこそ、そう、私の同志たちだ。 いざというときには、一生に、一度だけ、立ち上がりましょう。いいですね。
副島隆彦拝
【2186】[2572]Re:[2562]ビットコインの最適な使い道(3)
28510101002538樣
>「Jibangoの装置によって、アマチュアの文章がBitcoinで報酬を得ることができるようになることは果たして正しいことなのか」という問いなのです。
↑
私への問いだったのでしょうか?
この問いに関する私の答えは、重掲 [2559]で述べたとおりです。
>プロの文章は、本という商品となって、市場で利益を生み、作者のみならず、編集者や出版者、小売の書店まで広く利益をもたらしています。だからこそ著作権がついて国家が保護して税を取るというのが、文章を書く世界の“ビジネスモデル”なのだと思います。
↑
その通りでしょう。
だから副島先生と御弟子様方が苦労してます。
そのビジネスモデルが通用しなくなってます。
5年ほど前に、副島先生は、読書階級は9%くらい、と、仰ってましたが、今は、それ以下に決まってます。
だから、貴殿の Jibango という装置自体が もの書き を、更に追い詰める事はないです。
Jibango が、メジャーになり、副島先生と、お弟子様方に支援できるまで成長するよう祈念いたします。
これ以上、貴殿が Jibango を、どう思うか、は、先生か御弟子様方に、https://snsi.jp/ のトップページの左下の、副島隆彦へメールを送る か、「副島隆彦を囲む会」へメールを送る で、相談されてください。
【2185】[2571]田中貴金属では購入可能なようです
田中貴金属では金が購入できるようです。
私の地元の鳥取の契約店で、昨日父が金貨を購入しています。地金も購入できるとのことです。
【2184】[2570]金が買えない
第一商品、日産証券に事業譲渡
商品先物大手の第一商品は28日、貴金属や農産物といった主力の先物事業を、同業の日産証券に譲渡すると発表した。不適切会計問題を抱える第一商品は金融商品取引法に基づく登録を取得できず、7月の東京商品取引所から大阪取引所への市場移管後に売買を継続できる見通しが立っていない。事業のほとんどを移して顧客が取引を続けられるようにする。
譲渡額は9億円前後を見込む。6月の株主総会決議を経て7月20日譲渡を終える予定。対象となる顧客数は約2600人、預かり資産は約134億円に及ぶ。約130人いる営業人員の一部も移籍させる見通し。
第一商品の2020年3月期の営業収益見通しは46億円。金を中心とした貴金属先物が9割以上を占め、現在は東京商品取引所に売買を取り次いでいる。7月には貴金属や穀物、天然ゴム先物が日本取引所グループの大阪取引所に市場移管されることが決まっており、商品先物取引法と異なる金商法上の登録が必要になる。
(日本経済新聞から)
【2183】[2568]金(きん)が買えない業者がある
コロナ騒ぎで店頭での業務を回復していますが、買うことができない業者があります。
第一商品では買うことができません。また、徳力本店では6/8から店頭での業務を再開しますが、買取のみで購入ができません。
三菱マテリアルでは今でも店頭業務を再開していません。
各社ホームページでお知らせしていますが、コロナ騒ぎは私達への健康被害よりも経済被害の方が大きいような気がします。
【2182】[2567]信長を徹底的に騙したのは、イエズス会の宣教師・ヴァリニャーノだろう
田中進二郎筆
今日は6月2日です。本能寺の変から438回忌の日である。正確には旧暦(京暦)の6月2日に信長公は死んだのであり、西暦では1582年6月21日が正しいのではありますが。副島先生の『信長はイエズス会に爆殺され、家康はすり替えられた』(PHP2016年刊)からはや4年が経った。イエズス会(ローマカトリック教会)の偽善の歴史が、次々と暴かれている。
一番の最新刊では、バチカン教会の同性愛犯罪を告発した『ソドム』という浩瀚な書籍が出ている(750ページもある)。小児性愛(ペドフィリア pedphilia)の問題の根底にあるカトリック教会の宿痾(しゅくあ)の問題を取り上げている。
この本を読むと、フリードリッヒ・ニーチェが一世紀前に「ローマ・カトリック教会は精神病院である、と断言したことが正しかったのだということがよく分かる。
大阪梅田の大書店・ジュンク堂で探すと、キリスト教関連書籍が山ほどある中で、この『ソドム』だけが7冊あり、カバー写真を出していた。あとは、タイトルだけだして一冊ずつしか売っていない。ルターもカルヴァンも、ヤン・フスもプロテスタント神学者たちの本もほとんど売れていないだろう。真実暴露本以外、誰も買わねえよなあー、と改めて思いました。
(コロナのバカ騒ぎで怖がっている一億人の日本人は、バチカン教会の洗脳にいまだにはまってしまっている、知恵遅れの国民だ。偽善のマスクが一生剥がれないかもしれない。もう放っておきましょう。)
信長暗殺の真相を調べていくうちに、『日本史』を著したルイス・フロイスと、15年以上遅れて来日したアレクサンドル・ヴァリニャーニとの確執が気になりました。フロイスはヴァリニャーニによって日本の宣教活動から下ろされ、著述だけやるように命令された、という経緯があります。
副島隆彦先生が、『 信長はイエズス会に爆殺され、家康はすり替えられた』PHP2016年刊の中で 、次のように書いている。
「現実社会にある(どんな時代にもある)学歴差別、教養差別、田舎者蔑視の問題を抜きに歴史を語ってはならない。このことを書かないで、歴史を見ようとすると真実を取り違えてしまう。歴史とは、人間という恥多き愚かな生き物の記録だ。特に個人能力がものすごくある人間が、自力で這い上がったときに、この大きな壁にぶつかる。」(p111)
ヴァリニャーニは、信長から最大限の尊敬を受けた人間かもしれません。果たして信長が同時代人を尊敬することなどあったのか?といぶかられるかも知れないが、信長のヴァリニャー二への対応を見ていくとそう考えられるのだ。のちに徳川家康が、ウィリアム・アダムズやヤン・ヨーステンを相談役にしたように、信長に最先端の世界情報を伝えたのは、イエズス会東インド巡察師・アレッサンドロ・ヴァリニャーニであった。それくらい信長はこの西洋知識人の魅力に引き付けられた。
ヴァリニャーニとオルガンティーノには安土城下の一等地を与え、そこにセミナリオと修道院を建てることを許可する。それは城下にあった信長の居館の真ん前だった、とフロイスは書いている。つまり、信長はヴァリニャー二に会いたくなったら、すぐ行けるところに住まわせたのだ。その建築費用も負担している。終始ヴァリニャーニを下にも置かぬといった待遇だ。
ヴァリニャーニはナポリ(イタリア)の名門貴族の家に生まれている。イエズス会の最高の教育機関ローマ学院(コレージョ・デ・ローマ)で神学・哲学・法学を学んだほか、パドヴァ大学で、当時ヨーロッパ最高の神学者(数学者)とうたわれたクリストファー・クラウビウス(1538~1612)のもとで数学を学んでいる。このクラヴィウスは、ローマ教会に宗教裁判にかけられて窮地に陥っていたガリレオ・ガリレイを大学に招聘したことでも有名である。それまでの天動説に対して地動説(=太陽中心説・ヘリオセントリクス)を唱えた天文学者たちの総帥(そうすい)だったのが、クラヴィウスである。
SNSIの六城雅敦著『隠された十字架・江戸の数学者たち』(2019年刊)によると、このクリストファー・クラヴィウスがグレゴリウス暦をつくったことが非常に大事で、コペルニクス以来の長いカトリックとプロテスタントの天文学上の戦いに、カトリック側がこれで勝利を収めた。宗派の正当性が、神術としての数学(天文学)の優劣で争われていたのである。アリストテレス以来の天動説を頑なに守り続けていたはずのローマ教会が、地動説を取り込んで、正確な太陽暦を作ってしまったのだ。
(引用開始)
-それまで使われてきたユリウス暦と太陽暦とのわずかな誤差に悩んでいた教皇グレゴリウス13世が、新たな暦の作成を命じた。命じられたクラヴィウスが、期待に立派に応え、苦労して作ったグレゴリウス暦は、閏年(うるうどし)を適宜使う(4の倍数の年は366日とし、400の倍数を除く100年毎は365日)ことによって誤差を補正した。1582年に制定・施行されたこの西洋暦は、現在でも世界共通で使われている。日本でも明治4(1872年)に採用された。
このことで、時間の支配者としてのローマ法王の権威が復活した。時を握る者が絶対者であることの証明となった。(中略)
このようにして、暦作り(天文学)から数学が発達していったのである。ー
(引用終わり)
田中進二郎です。
クラヴィウスが作ったグレゴリウス暦を日本に最初に伝えたのが、1579年に来日した巡察師ヴァリニャーニである。おそらくまだ完成目前であっただろう、新しい西洋暦について、信長はヴァリニャーニから教わった。信長はすぐさまグレゴリウス暦の革命的意義を理解した。やはり信長は天才中の天才だったのだ。そしてなんと、ヴァリニャーニに教わった太陽暦を用いて、日食も予言していたらしい。
●信長は日食が起きると予言して当てたが、その日は本能寺の変の前日だった
気象予報士の饒村曜氏(ぎょうむら・よう)が次のような記事を書いている。一部割愛して引用する。
(引用開始)
織田信長の時代、京都で使われていたのは、日本に中国から伝わり、862年に導入された宣明(せんみょう)暦をもとにした京暦です。
これに対し、関東から東海地方で使われていたのが三嶋暦です。鎌倉時代から作られているという伊豆国(現在の静岡県)にある三嶋大社の暦師・河合家が作ったもので、自前の天文台で星や月を正確に観察し、それをもとに暦を作っていました。
このため、京暦とは、何度か日付けが食い違っています。
全国統一を目指していた織田信長は、天正10年(1582)正月に暦がバラバラでは困るとして、三嶋暦に統一するように朝廷へ申し入れるのですが、朝廷の権威を否定するものとして退けられます。
しかし、この年の6月1日に京都では太陽が6割も欠けるという部分日食が起きます。
古代において日食は重大な関心事です。
日食時に国家行事を行うと為政者の威信が傷つくとされてきました。
このため、日食を予想し、この日に国家行事を行わないなどの行動がとられました。また、日食の日光は汚れとされ、天皇の身体を汚れから遮るため御所を菰(こも)で包む習慣がありました。
日食は太陽と地球の間に月が入る現象ですので、月と太陽の運行をもとに作られる太陽太陰歴では日食を予想でき、暦にもその旨が記入されます。
しかし、天正10年6月1月(西暦1582年6月20日)の日食は、京暦では見逃しとなり、御所を菰で包みませんでした。
このため、織田信長は、日食を表現している三嶋暦のほうが正確で、優越性がはっきりしているとして、信長は再度朝廷に暦統一問題を持ち出します。
しかし、翌2日(西暦では6月21日)、本能寺の変によって明智光秀に討たれ、三嶋暦による統一はなりませんでした。本能寺の変によって、三嶋暦も運命が大きく変わったのです。
(中略)
日本に渡来した宣教師(ヴァリニャーニ)からいろいろな知識を学んでいた織田信長が、西暦の変更について知っており、暦に強い関心を持っていた可能性は十分あります。
多くの人が意味を理解していなくても、織田信長だけは本質を理解していた可能性があります。
しかし、信長が主張する通りに日食がおきると、朝廷やその周辺の人々、及び、明智光秀らにとって、織田信長は魔王であると実感したのではないでしょうか。
本能寺の変の約100年後、貞享2年(1685年)に宣明暦から渋川春海によって作られた貞享暦(じょうきょうれき)に変わっています。
(引用終わり)
田中進二郎です。
明治維新に先立つこと290年前に、またヨーロッパでグレゴリウス暦が制定されるより1年早くに、信長はヴァリニャーニから教わっていた、ということが重大なのです。
信長は1573年に足利義昭を京都から追放した年に、元号を「永禄」から「天正」に改元させている。「天が正しくなる」で「天正」だ。「みんな命令には平和に従え」の「令和」よりずっといい。
しかし、「天正」もやめよう、元号自体やめよう、段階を踏んで、日本を西洋暦で統一しようと、超合理主義者の信長は考えていた。
しかし、ヴァリニャーニに私淑した信長を裏切ったのがイエズス会だ。京暦廃止を要求してくる信長に危機感を募らせる朝廷を操ることを考えついた。
当時最高のヨーロッパ知識人の一人だったヴァリニャーニはイエズス会の力で日本の絶対君主である信長を抹殺することに決めた。
田中進二郎拝
【2181】[2566]今日で、コロナ事態宣言 が解除(終わり)になる。それなのに世の中はちっとも変わりそうもない。
副島隆彦です。今日は2020年5月25日(月)です。
ようやく今日で、東京も、「緊急事態宣言(4月7日から)が解除」される。「宣言の解除」というのは、これで終了。ハイ、もう終わりですよ、の意味だろう。今日の夕方発表で、その瞬間から「解除」だそうだ。よかった、よかった。以下の記事の通り。だが、そううまく行くのか。マスク人間ども が、このまま、たくさん、街に 残り続けるだろう。
こいつらが、威張ったように歩く。そして、マスクを外して、清々した、と歩く人間 を、この生来の愚鈍(ぐどん)どもが、勝ち誇ったように、差別し続けるようだ。私は、極めて不愉快だ。
(転載貼り付け始め)
◯ 「緊急事態宣言解除」 諮問委が了承 西村担当相「実施する必要なくなった」
2020年5/25(月) 毎日新聞
政府は5月25日午前、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う「緊急事態宣言」について、継続している北海道、埼玉、千葉、東京、神奈川の5都道県の解除を、専門家でつくる基本的対処方針等諮問委員会に諮問し、了承された。同日午後の政府対策本部で正式決定すれば、今月末の期限を前に全面解除となる。4月7日に始まった緊急事態宣言は約1カ月半で終了する。
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。 もう、どうでもいいから、終わらせてくれ。こんな「家の中に引き籠(こ)もり」を、2カ月もやらされたのでは、たまらない。さっさと都市の中心部の お店と喫茶店(カフェ)を開けてくれ。もう、どうでもいいから、お店やデパートを全部開けてくれ。そうしないと、私は、出版社の人と打ち合わせが出来なくて、仕事が出来ない。
本屋(書店)が、都心の大型書店が、ずっと閉まったままだと、自分の本が売れない。そうなると、私の収入(一冊の本の定価の1割、160円が私の取り分)が減って生活が出来なくなる。そんな自分のことばかりを言うな(書くな)と言われそうだが、自分のことしか分からない。引き籠もり(ヒッキー君)を、1か月以上もやらされると、頭(あたま)がおかしくなる。自分がこうなのだから、きっとみんなもそうだろう、と類推するしかない。
特に、東京の中心の東京駅や新宿駅が、駅の中全体が、店舗とかすべてに、白いプラスティックの布に、さらにその上から透明のプラスティック(ビニールと長年、私たちの世代は言った)を2重に被(かぶ)せて、それで、封鎖都市(ロックダウン)の感じを、JRが、お役人さま、そのもので、やるもんだから、本当に、不愉快だった。
どうしてこうも、役人根性の「右へ倣(なら)え」の一律、決まり通りをやられると、本当にゲンナリする。JR各社は「民営化(みんえいか)した、した」と言いながら、
株式の30%は、国土交通大臣、即ち、政府が持っている。立派な国営企業だ。ふざけた、お役人さま企業だ。 さっさと、どうでも、いいからお店を、全部、開けなさい。
ところが、このあとも、自粛(じしゅく)と言う名の自主隔離(じしゅかくり)は、まだまだ。そこらじゅうで、続きそうだ。ヒステリー女たちが、たくさん、たくさん、いたままだからだ。政府が、恐れているのは、この手のヒステリー国民が、何かをきっかけに騒ぎ出すことだ。
政府は、この強(こわ)ばった国民の雰囲気が「政府(安倍政権)の転覆(てんぷく)に繋(つな)がりはしないか」と、懼(おそ)れている。自分たちが、国民を脅して、恐怖(ショック・ドクトリン状態)に叩き込んだくせに。
どうせ、このあともマスク人間たちが、うじゃうじゃ、ずっと、たくさん、たくさん、居続けるだろう。もうこうなったら、「他の人と同じ空気を吸うのはイヤだ。他人の吸った空気と自分のを分けて欲しい。私は、私の空気だけを吸いたい」という人間(とくに女)が出てきそうだ。
こういう人たちが、そのあとも、ずっーっと、いつまでもマスクをし続けるだろうなあ。さらには、「私は、自分の顔を、もう外で他の人たちに見られたくない。他人に顔を晒(さら。エクスポージャー、露出)したくない」という人間が出てくるだろう。国民の一部が、このあとも、ずっと「まだまだ安心できない。危険だ」という態度を取るだろう。私はもう、うんざりだ。
私の家には、安倍(アベ)マスク2枚も、届かない。他の人から貰(もら)った。私は、ガーゼのマスクが好きだ。これを持病の気管支炎対策でしていて、洗濯する度(たび)に、どんどん小さくなっていって、黄色くなって、傍目(はため)には、とっても見苦しい。でも私は構わない。大きな顔の、口と鼻さえ最小限度に覆(おお)えれば、それでいい。
国民全員に10万円くれる(配る)、という、あの政府決定は、どうなったのか。私には何の連絡もない。住民票で確認できるだろうに。私のまわりの人たちも貰っていない。
( 2020年5月28日 副島隆彦 加筆。 10万円の 「特別特定給付金申請書在中」
というのが市役所から届いた。まわりの近所のおばさんたちも、届いた、届いた、と立ち話で言っていた。 ふざけた名前だ。「特別、特定」だと。いつもの役人用語だ。この 10万円の、国民への、投げゼニで、黙らせる。
これは、以後、文句を言わせない、”口封じ”、の示談金(じだんきん)のようなものだ。 「あなた、ちゃんと国から、おカネを貰ったでしょう」で黙らせる。 本当は、商工業者たちのが、申請して受け取る、コロナ補償金、救援金 は、一商店で、100万円、ぽっきりなどという(はした)金(がね)ではない。最低でも、数百万円だ。 それは、社員(従業員)の数で決まる。
飲食業でも、食事店 と、居酒屋、飲み屋で違うらしい。どのように違えているのか、分からない。秘密になっている。自民党と役所(管轄する、官僚の縄張りの)業界団体に入っていて、おとなしく言うことを聞く、団体の会員たちには、小さな飲食店でも、数百万円だ。それに対して、業界団体に、逆らって、一匹狼(いっぴきおおかみ)で、やっている、
チェーン店でもない、駅前通りの、焼きトリ屋のような、最下層の、飲食業は、おそらく、100万円以上は貰えない。 世の中は、そのように、わざと差別して、役人の言うことをきかない人間たちを、こういう時に、徹底的に、痛めつけて、締め上げるように出来ている。
誰か、ルポライターが、こういうことを足で調べて、書くべきだ。せっかくのネット=ウエブ=スマホの時代なのだから。誰も書かないのか。それじゃ、ユーチューバーが、どうのこうのと、威張っていても、何の役にも立たない。みんな。もっと、真実を抉(えぐ)り出せ。副島隆彦、加筆、終わり)
どうやら、市役所か税務署に行って(押しかけて)、長い列を作って、並んで、「コロナ対策の救援金のおカネを下さい、の申請書」の手続きをした人たちが、優先というか、この人たちだけが、貰えるのではないか。
ドイツのメルケル政権は、1560億ユーロ(17兆円ぐらい)の救援金の支出を、4月に決めて、その次の週には、国民全員(かな?)の銀行口座に、おカネが振り込まれていた、というから、すごいものだ。ドイツ人というのは、こういうことはきちんと、さっさとやる。
アメリカ人の年金生活者の老人たちや、貧困層、それから黒人たちにも、どんどん、政府(米財務省)の小切手が届いているそうだ。そうしないと、アメリカの貧困層は、暴れ出して、必ず、スーパーマーケットで食糧暴動を起こす。
日本も、おそらく商工業者(主に商店主たち)を中心に、政府は、どんどん、おそらく、1店舗あたり100万円ぐらいを、払っているのだ。みんな黙っているから、世の中に伝わらない。このことを書く、新聞記事が全く出ない。
「政府は、こんな、コロナ騒ぎの、他のインフルエンザと全く同じ、あるいはそれ以下の致死率の、大騒ぎは、急いで止めるべきだ」と書いたジャーナリスト、新聞記者、評論家が、誰1人いなかった。私は3月から「こんなバカ騒ぎはするべきでない」と、ここの重たい掲示板に書いた。
商工業者には、すでにコロナ対策費から、おそらく数百万円ずつが出ている。中堅の企業なら、数千万円が出ている。それは、商工会議所や商工会とか、業界団体に所属しているお店の経営者たちに対してだろう。 あるいは、農協系の組合とかにもだ。こういうことは、新聞記事に全くならない。おカネをいくら政府が、国民に、“ 掴(つか)みガネ ”で払ったかは、記事にしないのだ。 大企業に対しては、法人税の減税の形で、数千万円から数億円ずつが、戻し税の形で、払われる。
本当の貧困層(貧しい人たち)は、共産党と公明党(創価学会)の市会議員たちが、必ず、全国にいるから、その人たちを通して、県庁レベルとか、市役所、町役場 が、それぞれの自治体で、職員たちを使って、救援金を配っているだろう。
ところが、こういう組織、団体に入っていない、ホントに所属する、助けてくれる団体に縁の無い、無党派層の、貧しい人たちと、学生とかが、バイト切り、パート切りに遭(あ)って、大変なことになっている。親が貧しい学生は、都会に出てきても、バイト収入を断たれたので、どうやら、大学の新入生の2割ぐらいが、中退しなければいけなくなっている、という。文科省が、きっと、そういう学生たちのために、動いているだろう。そういう新聞記事が、まったく出ない。
なんでなんだろう、この国は。ホントに、言論人がしっかりしない、衰退国家だ。
なぜ私が、このような推測をするか、というと、私が9年前に、福島で、いろいろと目撃したからだ。
福島第1原発の原子炉爆発、放射能漏れ(2011年3月12日) のあと、私はすぐに、現地に行って、じっと見ていた。そうしたら、商工会議所とかの会員の経営者に対して、1億円とか、2億円の迷惑料=賠償金=復興支援金が、密かに払われていたからだ。
農家に対しても、一戸あたり数千万円の賠償金が、東電から支払われていた。私は、それとなく、じっと、そのことを観察していた。どこにも地元の「福島新報」にも、そういうカネのことは書かれていない。遠く離れた会津(あいづ)の観光業界の土産物屋(みやげものや)とか一般の企業にまで、そういう数千万円の賠償金が、払われていた。それが、自民党政治というものだ。それ以外の、いろいろの援助金が、地元に落ちた。
それで、多くの男たちが、パチンコ屋に入り浸り、ソープランドに行った。外車屋のディーラーが、たくさん出来て、羽振りのいい者たちから、東電からの迷惑料、補償金で、高級外車を乗り回す者たちが出た。
それでは、ふつうの福島県民は、いくら貰ったか。1人あたり、子供(小学生とか)は、30万円だった。大人は、確か20万円だった。1回、ぽっきりだった。表面上は。それは福島原発から20キロ圏外の住民たちにだ。20キロ圏内は、また別のそれぞれの生活保障と賠償金が有っただろう。
ところが、あの大津波の被害で、家も壊れ、死人が出た人たちには、「これは自然災害ですから」と、数百万円の「お見舞い金」しか出なかった。自然災害の被害に対しては、火事の延焼、類焼などもそうだが、1円も出ないのが法律だ。その出火に、故意または重過失(じゅうかしつ)がなければ。
私は、福島の現地の活動本部に居て、その他に、今、思い出すこととして、脇の道路を、大きな10トントラックで、それには、横っ腹に、十勝(とか)とか日高(ひだか)と書いてあったが、そこからやってきた、和牛(わぎゅう)の畜産農家、業者の、トラックだろう、それに、地元の福島の飯館の有名な和牛たちを、積んで、北海道に運んでゆくトラックの列だった。
国道沿いだったから、私は、目撃した。福島の和牛を、そうやって、北海道に持っていって、十勝和牛、日高和牛として、屠殺(トサツ。肉食加工)して市場に出して、日本人がみんなで食べてしまったのだ。
福島の放射能で汚染された牛肉を食べるのはイヤだ、というヒステリー国民が、当時は、山ほどいた(おそらく、人口1.2億人の3割の3千万人ぐらい)。2011年の6月のことだ。
「3・11」の大地震、大津波から、まだ、3カ月しか経(た)っていなかった。その他、私、副島隆彦が、現地で、現場で目撃した多くの事実がある。私は、このことを書いたのは、今が初めてだ。私には、もの書き、言論人としての、深い執念と、人よりも数十倍強い眼力(がんりき)がある。
私が、ピンと来て気づいてしまったことは、必ず書いて後世に残す。私は、「大きな枠組みの中の、真実を表に出す。書いて、暴(あば)いて、公表して、皆の公共の知恵、知識とする」ということを、自分の一生の定款にしている。
それだから、今度の、コロナバカ騒ぎも、かならず書いて残す(遺す)。私は、この1か月、「狂人日記」という原稿を書いていた。毎日、毎日が、不愉快のまま、自分の身近で起きた 不祥事(ふしょうじ)、弟子たちのトラブル のことも有り、極めて、不快のまま、ブツブツと書いて来た。
それが、どうやったら、商業出版物の枠の中に収まって、本になるか、分からない。 本のモチーフ (motive モウティブ、動機、主要動因)は、「私は、自分が狂人になったようになった。だが、私が狂人なのか、まわりの皆が狂人で、集団発狂しているのか、分からないではないか」である。
ヨーロッパの世紀末(19世紀末)の オーストリアの帝都、ウイーンに集まった、ウイーン学団(オーストリア学派とも言う)と呼ばれる、物理学者、数学者たちを中心とした、
「もう、ヨーロッパ人は、文明の先行きを失って、狂うしかない。もう人類は、その終わりにまで来てしまった」という知識人たちの苦しみだった。その文学の代表が、カフカ、フランツ・カフカだった。「城」「化身」の作家だ。
狂うしかない、ところまで、あの時、ヨーロッパで一番優れた人々が、追い詰められた。
あの課題の突き詰め方と、今は、また似てきた。だが、どうせ人間(人類)は、このあとも、しぶとく生きてゆく。本当に生き苦しい人間は、自分から自死(じし。自殺とは限らない。衰弱死もある)してゆくだろう。
私たちは、そういう時代に突入した。だから、私は、何とか、すっトボケてでも、自分の「狂人日記」を出したい。でも、どうやって、何を書くことがあるのか? いや、書いて遺す必要がある。
誰か1人でいいから、この2020年の2月、3月、4月、5月の、コロナ・バカ騒ぎの、人間の群れの、愚か極まりなかった恐慌(きょうこう)状態を、書いて、あとに残さないといけない。 そのように、私は、今、思っている。
私は、これから「今日のぼやき」の方に、「(コロナ問題で)米中、どちらに軍配(があがるか)? WHO総会で習近平(がオンライン)スピーチをした。トランプ(はWHOに)警告(の)書簡(を出した)」という、5月22日付けの、遠藤誉(えんどいほまれ)女史(80歳過ぎ。中国人知識人と同じ脳をした優れた日本人)の評論文を載せて、それに、私、副島隆彦の論評を加えた文を、書いて載せるつもりだ。待っていてください。
このあと、以下に載せるのは、再び、世界のこれからの通信規格の5G(ファイブ・ジー。スマホの第5世代システム )を握っている、中国のファーウエイ(本当は、ホアウエイ Huawei )社の、最新の問題の記事だ。コロナ騒ぎは、終わったら、また、米中の5Gの通信戦争が、ヨーロッパ、世界各国を巻き込んで、表明に躍(おど)り出て来る。
以下に、2本の新聞記事を載せる。
◯「 カナダ首相、中国を批判 「司法の独立理解しない」 」
2020年5/22(金) AFP=時事通信
◯「 ファーウェイCFO孟晩舟の逮捕後に、中国ですぐに拘束されて1年、カナダ人2人の閉ざされた生活 」 2019年12月10日 AFP
*カナダの裁判所に出廷するため、足首にGPSを装着した姿でバンクーバーの自宅を出発する中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の最高財務責任者(CFO)の孟晩舟被告(2019年9月30日撮影)。(c)Don MacKinnon / AFP
のふたつだ。 これらの記事を、読んで貰(もら)う前に、私、副島隆彦の評価、評論、これらの記事に対する判断を、さっさと書く。そして、今日は、終わりとする。
副島隆彦注記。 今から1年半前の、2018年12月10日に、このカナダ人の 写真で見るとおり、ハンサムでかっこいい、ふたりのカナダ人が中国で捕まった。彼らの逮捕は、そのわずか9日前の、ホアウエイの、創業者の娘(長女)で、副会長(財務担当最高責任者、CFO)の孟晩舟(もうばんしゅう)女史のカナダ政府による拘束への報復であった。
ふたりが、北京で中国の国家安全部(アメリカのCIAと同格)に捕まったときに、私は、「いかにも、このふたりは、カナダの 「007」ジェームズ・ボンドだ。国家情報部員(インテリジェンズ・オフィサー)だ」と、書いた。そのとおりのことが、こうして この事態が、今も続いている。
*カナダ・バンクーバーで、中国で拘束されたマイケル・コブリグ氏とマイケル・スペーバー氏の写真を掲げ、両氏の解放を訴える支援者(2019年5月8日撮影)。(c)Jason Redmond / AFP
国家による、自国の利益のための、情報戦争の最先端での動きだ。 それが、こうして、あからさまにに見える。これは、いいことだ。
カナダ首相の、若い48歳の ジャスティン・トルドーが、困り果てたように、「中国は、(近代ヨーロッパで確立した)政治(行政権)からの司法権の独立、というものを分かっていない」と、5月22日付けで公表した。後掲する。
トルドーにしてみれば、自分が、いかにも、アメリカの子分、属国(ぞっこく)に成り下がって、アメリカの言いなりで、カナダの政治警察( 国境警備隊。ロイヤル・カナディアン・マウンテッドポリス(騎馬警察隊))に 孟晩舟を、バンクーバーで捕まえさせた、愚かな判断を、今、恥じている。
あのとき、中国大使をして北京にいた、カナダ人の外交官は、「本国政府は、まったく愚かなことをした。カナダは、アメリカの言いなりだ。このことが世界中に露見した。実に情けない」と、怒って記者会見して、即座に辞任した。この気骨のあるカナダ人外交官を、将来、中国政府は、おおいに信用して、きっと、この外交官が、やがてカナダの外相になるだろう。世界は、そのように動いてゆくのだ。
ボンボンで 考えが足りない、トルドー首相は、いかにも以下の記事で、実は、猫なで声で、表面の強そうな態度とは、まったく逆で、中国に対して卑屈になって、自分の方から言い寄っているのだ。カナダの方から、中国に擦り寄って連絡を取っている、ということだ。
「もうすぐ孟晩舟を、中国に返すから、うちの2人もよろしくね」と、中国に打診して取引すなわち、今流行(はやり)の、「世紀(せいき)の双方の重要スパイの交換。国家人質(ひとじち)交換」(最近の映画に数本有る) のセレモニーをやっているのだ。そして、カナダと中国の関係改善を計る。そのように、後掲する記事を、読まなければいけない。
(転載貼り付け始め)
◯「 カナダ首相、中国を批判 「司法の独立理解しない」 」
2020年5/22(金) AFP=時事通信
*カナダ・オタワの国会議事堂に到着したジャスティン・トルドー首相(2020年5月21日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】 カナダのジャスティン・トルドー(Justin Trudeau)首相は、5月21日、中国におけるカナダ人2人の拘束と、カナダにおける中国企業幹部の逮捕を中国側が結び付けて考えていることは、中国が独立した司法の意味を理解していないことを意味すると述べて、中国を批判した。
中国は2018年12月、元外交官のマイケル・コブリグ(Michael Kovrig)氏と、実業家マイケル・スペーバー(Michael Spavor)氏を拘束。 この9日前に、米国の要請を受けたカナダ当局が、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ、Huawei)の孟晩舟(Meng Wanzhou)最高財務責任者(CFO)をバンクーバー(Vancouver)で逮捕していた。
トルドー首相は「われわれは当初から、中国当局が両件を結び付ける様子を見てきた」と指摘。 「カナダには、政治家らの介入やじゅうりんがなくとも機能する、独立した司法制度がある。同じようにいかない中国は、それを理解していないようだ」と述べた。
トルドー氏は、中国による両件の関連付けを「憂慮する」と述べるとともに、拘束されている2人の解放に向け圧力をかけ続けていくと明言した。
両件をめぐり、カナダは中国の「恣意(しい)的な拘束」と人質外交を非難し、中国は貿易制裁などでこれに応酬。両国関係は過去最悪の危機を迎えている。
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。そして、もう一本の記事を載せる。孟晩舟(もうばんしゅう)の近況である。 カナダのバンクーバーのお屋敷に自宅nankin のようになっているが、外を出歩いていいようだ。その時に、足に、逃げられないように、犬の首輪のような、GPSの発信器を、カナダの裁判所から、付けられている。
その、日本人には、まだ見慣れない、珍しい、しかし、アメリカでは、主に、経済犯罪(けいざんがんざい)の容疑者たちが、(粗暴犯ではないので、周囲に危険は無い。逃亡防止だ )付けられている足輪(あしわ)だ。副島隆彦注記終わり。
◯「 ファーウェイCFO逮捕後に中国で拘束されて1年、カナダ人2人の閉ざされた生活 」
2019年12月10日 AFP
カナダ人2人が、中国で身柄を拘束されてから10日で1年となる。拘束は中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ、Huawei)の最高財務責任者(CFO)孟晩舟(Meng Wanzhou)被告の逮捕に対する報復行為とみられており、2人は弁護士をつけることもできず、家族に面会できない状態が続いている。
元外交官で独立系シンクタンク「国際危機グループ(International Crisis Group、ICG)」に勤めていたマイケル・コブリグ(Michael Kovrig)氏と、中国を拠点とする実業家で北朝鮮旅行の手配をしていたマイケル・スペーバー(Michael Spavor)氏が拘束されたのは、孟被告が逮捕されたわずか9日後のことだった。
孟被告は、ファーウェイ創業者の任正非(にんせいひ Ren Zhengfei)最高経営責任者(CEO)の娘で、昨年12月1日に米国の要請を受けたカナダ当局によりバンクーバー(Vancouver)の空港で身柄を拘束された。米国は、対イラン制裁に違反したとして孟被告の身柄引き渡しを要求しており、一方の孟被告は弁護団を雇い、法廷で徹底抗戦する構えを示している。
中国政府は孟被告の釈放を繰り返し要求し、カナダ政府はカナダ国民を恣意(しい)的に拘束したとして非難している。
孟被告とコブリグ・スペーバー両氏が置かれた状況は対照的だ。
孟被告は、保釈中は足首に監視装置を装着することが義務付けられてはいるものの、バンクーバーの自宅で読書をしたり絵を描いたりして過ごしている。
逮捕から1年の節目に支援者らに送った公開書簡には、こう書かれていた。「今は、時間がゆっくり流れているように感じます」「あまりにもゆっくり流れているため、本を最初から最後まで読めるほどです」「ささいなことを同僚と話し合ったり、油絵を丁寧に完成させたりする時間も取れます」
父親の任(にん)氏は米CNNテレビで、孟被告の母親や夫が会いに行っている他、「苦しんでいる」娘と自分も連絡を取り合っていると話した。
2人の運命は孟被告の審理次第
一方、海の向こう側で拘束されているコブリグ氏とスペーバー氏に対する尋問は何時間にも及び、拘束後、最初の6か月は就寝時にも照明をつけられたままだったと関係筋は伝えている。面会が許されているのは領事のみで、1回当たり30分だという。
カナダの元中国大使ギー・サンジャック(Guy Saint-Jacques)氏によると、コブリグ氏は北京にある拘置所の1部屋で約20人と共に、スペーバー氏は遼寧(Liaoning)省丹東(Dandong)で18人と共に収容されている。外に出られるのは1日15分だけだ。
家族からの写真やメッセージは大使館職員が大声で読み上げてから、中国当局に手渡される。だが、それをコブリグ氏とスペーバー氏が受け取っているかは不明だ。コブリグ氏については逮捕から1週間は、本の差し入れさえ拒否されていた。
両氏は国家機密窃取の容疑をかけられているが、正式に起訴はされていない。
専門家によると、コブリグ氏とスペーバー氏の運命は孟被告の今後の処遇次第だという。孟被告の審理は1月に開始する予定だ。(c)AFP/Laurent Thomet and Eva Xiao
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦 拝
【2180】[2565]コロナ洗脳を学問道場が解きましょう
会員の一柳洋です
[2560]コロナショックドクトリン もうさんの書き込みを見まして、改めて副島さんのコロナに脅されるな。大したことではないを、神奈川県の公表数字などを見て確認しましたので書き込みさせて貰います。
感染数、致死率は高くない
私は横須賀市民なので神奈川県と横須賀市の公表データーを見てみました。 煽られるほど感染力も致死率も全くないですね。
神奈川県の人口は920万で東京都に次ぐ。県民陽性確認者数は5/20現在累計で1284名。死亡数は68。
日本一の政令市横浜(375万人)が累計確認510人、人口153万の川崎では266名、群部の政令市、相模原では確認数78人。中核市及び40万都市の藤沢、横須賀が50人を超える。
県下19市中、以上の5市以外の14市は人口数が25万以下だが、観光地の鎌倉や小田原など4市を除いて陽性確認者は20名以下、1桁台が6市ある。
町に至っては13町中、陽性確認ゼロが5町あるし、県内唯一の村、清川村もゼロである。
公表数から割り出すと横浜、川崎、相模原、藤沢、横須賀での陽性確認数は人口1万人当たり1人~2人という数になる。この罹患(陽性)確認率、インフルエンザより断然少ない(この数値が実態とは思わないが、爆発的感染力があるとは全く思えない。この数字や率で脅かし自粛を求め経済を止める知事はおかしい)。
そして県内陽性確認者数の1284名は920万県民からすると0、014%であり、公表累計1284名中、7割以上(千人近く)は治癒して退院、退所しているはずだ。死者に至っては68÷920万人だから何と0、0007%にしかならない。
黒岩知事は、今入院中の中等症以上は何人かはださず、軽症無症状の隔離数と平均入院日数(何日で退院できるか)も出していないし、死亡者の年齢構成、場所(クラスター被害)も公表していない。
私が住む横須賀市では累計確認数は51名だが内41人(8割)は治癒退院(所)である(5/21現在)。
そして何と感染者の9割以上が軽症か無症状なのである。これは70才以上の高齢者でも同じ傾向である(死亡は70代の一人だけ)。
一番気に掛かるコロナによる死亡者数だが、週刊現代の記事(5/23・30日号)によれば、コロナによる全国死亡者の93%が60才以上であること。そして死亡者の6割近くを80代以上が占めるし、何と82、5%が70才以上なのである。40才以下の死亡は、全国でたった3人である。
要するに50才以下の体力ある者の致死率は非常に低いのだ。
この死亡者数及び死亡年齢構成からすると、政府、知事、メディアを含めて明らかに「コロナ怖い」の脅しすぎだ(自粛しないで外へ出ると、コロナに掛かって死ぬぞ!、人に移すぞとのショックドクトリン)。
煽りすぎ、煽られすぎで国会議員も含めて、自縄自縛、或いは思考停止になっている。
東アジア沿岸部の人々は抗体を持っている?!
一律自粛は効果がなく、感染者との隔離こそ大事とする、東大先端研究所の児玉教授は先週収録のデモクラシータイムスで、ここ数ヶ月で分かってきた事として、東アジア沿岸部の中国、台湾、韓国、そして日本の感染率は非常に少ない。
日本で(後手と愚策の限りなのに)、これだけ感染者数と死者が少ないのは、どうも東アジア沿岸部の国民にはヨーロッパや米大陸の住民が持たない、何らかの抗体を持っているかも知れない。と言うことが推測される。と興味深い話をされていた。
武漢はもちろん中国内陸部だから、パンデミックになったのではとも言われている。
これが事実としたら、まさに天佑神助である。
結論は以上、数値やエビデンスからも、根拠のない一律自粛と経済封鎖は百害あって一利なし。ショックドクトリン良いかげんにしろと商人、個人営業者などは、自粛は今からやめた方が良いでしょう。
とにかく50代以下は感染率も低く、増して死者は非常に少ないから、働き盛りの人は働き、店も解除して経済を回そうという議論が起きないことがおかしい。
メディアも自粛だ、家にいろ、我慢しましょうとか小池タヌキの「ハウス」を垂れ流すな!です(小池の言うステイホームとは飼い犬にハウスと命じるのと同じ不遜)。
この重たい掲示板が、ショックドクトリンに煽られ自粛自警団に走ったり思考停止の民草の洗脳を解き、平常の生活に戻る先導役を果たせればと思います。
【2179】[2564]ブルームバーグ「各国政府は個人による金保有を違法化も」
会員の前田和寿です。
金についてのブルームバーグの記事より引用します。
(引用始め)
オデイ氏、各国政府は個人による金保有を違法化も-インフレ高進なら
欧州の著名ヘッジファンド運用者、クリスピン・オデイ氏は、新型コロナウイルス危機の余波でインフレをコントロールできなくなった場合、各国政府は個人による金保有を禁止する可能性があるとの見方を示した。
オデイ氏は投資家宛ての書簡で「人々が金を買っていることに驚きはない。だが当局はどこかの時点で個人による保有を違法とする可能性がある」と指摘。その上で、「世界貿易のための安定した勘定単位を作り出す必要があると当局が考えた場合にのみ、そうした措置が講じられるだろう」と加えた。
オデイ氏は旗艦ファンド「オデイ・ヨーロピアン」において、4月中に金のポジションを拡大。4月末時点で金先物6月限の保有高は、同ファンドの純資産価値全体の39.9%を占めた。3月末時点では15.9%だった。
書簡によれば、オデイ・ヨーロピアンの4月の運用成績はマイナス9.5%。3月はプラス21%だった。オデイの広報担当はコメントを控えた。
オデイ氏は、経済がやがて世界的なロックダウン(都市封鎖)の影響から回復する中で、各国の中央銀行はインフレをコントロールできなくなると主張した。
「歴史を振り返れば、危機時において統治者が貨幣価値の引き下げという手段を用いた例はいくらでも見つかる」とオデイ氏。新型コロナ危機の後にインフレが高進し、金が恩恵を受けると予想する投資家はオデイ氏だけではない。ただインフレ期待に関する市場の指標は、そうした見方からは程遠い状況にあることを示している。
オデイ氏は、15カ月以内にインフレ率が5ー15%になるとの一部予想を引き合いに出し、高インフレになれば長期債やグロース株が打撃を受けると予想。「当局はいかなる手段を講じてでもそうしたトレンドと闘うと予想するが、その闘いに負けてしまうとも私は考えている」と述べた。
原題:Odey Says Governments May Make Private Gold Ownership Illegal(抜粋)
(引用終わり)
【2178】[2563]いよいよ預金まで国が手をだす
副島氏の本は出版されるたびに読んでおります。
定年過ぎのおやじです、今朝のNHkニュース報道で、コロナ騒ぎにかこつけて
個人の預金口座とマイナンバーの紐付けを義務化する法律を来年、国会に
出すとのニュースがありました、副島氏が言われている、預金封鎖の準備に
国が入ったと言うことことであると考えています。