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Loginはこちら【2558】[2985]始まったコロナ・ワクチン接種のこと。それから優れた文、一本を載せる。
副島隆彦です。今日は、2021年2月20日(土)です。
私たちは、皆で手分けして、2月12日に、政府の許可が出たらしい、ワクチン会社のファイザーや、アストラゼネカ社の コロナウイルスへの ワクチンの、効き目の無さと、副作用などの危険性を、皆で調べて情報を集めましょう。
私、副島隆彦は、このワクチンのことは何も知らない。関心もあまりない。
それでも、私の頭脳で、ピンと来て、気づいていることが、1つだけある。それは、自民党支持の 保守の人たちでも、あるいは、いつもいつも、何があっても、自分はとにかく体制派(なぜなら、自分が損をしたくないから)、という生来、愚劣な人間たちでも。
彼らでも、ワクチンを、自ら進んで打ちたい(接種したい)、と 思う人は、ほとんどいないだろう、ということだ。誰が進んで、人体実験の材料になりたいものか。
ディープ・ステイトの一部である、スイス(本当は資本はアメリカ)の、強欲な巨大製薬 (こいつらの儲けの手段に、世界人類がされるだけなのだ) の手先になっている、奇っ怪な医師たち 実験の資料、稽古台のになりたいはずはない。私たちは、ここのところを目指して、真実の言論の爆弾を投げないといけない。
さて、以下に載せるのは、アメリカの大統領選挙での選挙不正の事実についての、極めて、優れた文章だ。このような鋭利で冷静な文章を書ける人間を一流の知識人という。
以下の文は、講談社が出している週間現代の ネット版である、現代ビジネス に載った、アメリカの大学教授の文だ。 この ロバート・D・エルドリッヂ(政治学者) という人は、本当に優れた文章を書く人だ。こういう頭のいい人がアメリカ人にいる。この人はトランプ支持者ではない。このことが、文章の冷静さを保証している。
カッカした頭で書く文は、私、副島隆彦の文もそうだが、対立者たちの 頭に届かない。「そうかなあ。違うんじゃないの 」と言われて、切り捨てられる。
以下の文がどう優れているかは、各自、しっかりと文を読んで、痺(しび)れを切らさないで、少しは、我慢して、じっくりと長文の 記事を読む、ということを、しなさい。
今のスマホ人間たちは、SNSのフォロワー登録 で、毎日どんどん、入ってくる、情報を、一本 1秒どころか、0.5秒で処理して、どんどん消してゆくのだそうだ。それが、賢い人間のすることか。そうではないのだぞ。と、私は、窘(たしな)めます。
折角(せっかく)、学問道場に寄って来て、「何か、いいことが書いてないかなあ」と、来ているのだから。 ちょっとは立ち止まって、静かに自分の頭で、考える、ということもしなさい。
「0.5秒人間」は、自分が、大変、情報処理の速度の早い、頭のいい人間だ、と思っているだろう。ちがう。お前は、アホだ。どうせ、まわりからの、こいつは、アホだ。と思われているだろう。このことに気づきなさい。「そんなこと言ったって、オレは仕事で、忙しいんだ」は、理由にならない。
以下の文を、きちんとゆっくり読んで。これは、しっかりした英文の硬質(こうしつ)の立派な翻訳文だ。だから、それを、自分の脳は、理解できるかどうか、自分で、自分を試験(テスト)しなさい。そのための、大変な名文だ。
「ああ、あれね」「ああ、これね。知っているよ、僕はー」と、すぐに言うな。ちょっとは考えながら、我慢して文章を読みなさい。
私、副島隆彦が、ここまで言うだけの、優れた、冷静な文だと、保証する、と言っているのだから、読みなさい。最後まで、読めないで、「ダメだ、こりゃ」と、飛ばしたら。やっぱりお前は、アホだからな、いいか。 副島隆彦記
(転載貼り付け始め)
◯「 アメリカ人だからこそ言いたい、この大統領選挙には納得できない 」
2021年2/14(日) ロバート・D・エルドリッヂ(政治学者)
現代ビジネス (これは講談社の 週間現代 の ネット版)
バイデン支持者も信じていない
最近の世論調査によれば、ドナルド・トランプの支持者の75%は、ジョー・バイデンが昨年11月の米大統領選挙で正式に選出されたと信じていない。この結果を聞いて、読者の皆さんは驚かないはずだ。落選した候補の支持者が調査の対象なのだから。
しかし、バイデン支持者の33%もがバイデンが勝ったと思っていないという結果には、びっくりするだろう。つまり、支持した候補が勝利したにもかかわらず、本当に勝ったと思っていないという驚くべき結果だ。 そこまで、今回の大統領選挙は、不真面目な結果で終わった。
アメリカの政党に所属せず、有権者として客観的に候補を評価した上で投票行動を行う筆者は、今回の大統領選挙に対して一市民として大変恥ずかしく、残念に思っている。誇れるアメリカの民主政治、フェアプレイの考え方はどこに消えたのか。 選挙で不正がなかったと言う人々はいるが、それは非常に納得できない主張だ。はっきり言って怪しい。
不正の否定を繰り返すことによって、「あったこと」(不正)は「なかったこと」になっているが、果たしてそうだろうか。 まず、その否定を信じるためには、投票期間中やその後の私たちの目そのものを疑わなければならない。世界の人々は、多くの映像を観て、選挙不正の目撃者たちの証言を読んでいた。
だが、それでも不正は一切なかったと信じろと言っているのと同じだ。不正がなかったという決まり文句を素直に信じなかったら、「陰謀論者」や「負け惜しみだ」をいう「トランプ支持者」だと批判される。
だが、決してそうではない。 筆者はトランプの支持者ではない。2016年、そして2020年のそれぞれの大統領選に、共和党のトランプ候補や民主党の候補らに票を入れず、第3の政党に入れた。無所属だから、2大政党に忠誠がなく、自由に分析、投票、発言できる立場を大切にしている。
だからこそ、公平、公正な選挙を一有権者として行ってほしい。今回は、憲法に定めている選挙権が著しく損なわれる不正があった。
メディアこそ疑わしい
不正を疑わないといけない2つ目の理由は、4年前の大統領選挙で民主党のヒラリー・クリントン候補が負けた原因として、民主党が「ロシアの介入」を指摘し、その後も「ロシア疑惑」が普及し、メディア、政界はそればかり言い続けていた。
だとすれば、それこそが「陰謀」だ。投票制度が安全かどうかを確認するために、一有権者である私はこのことを、政府は調べるべきだと思っていた。 しかし、ヒラリー候補が負けた理由はロシアの介入ではなく、彼女がアメリカで最も嫌われた人の1人だから、だった。簡単な理由だが、反省せず、責任転換をしたに過ぎない。
その民主党は、昨年になってからも、「投票制度は危ない」、「ロシアが介入するかもしれない」という煽りを、投票日の前日の11月2日まで一貫して主張していた。
ところが、投票日の翌日の4日、バイデンが勝ったという報道になると、その主張は突然なくなった。昨日まで不正があり、安全ではない制度が、なぜ、自分の候補が勝つと、いきなりセーフなのか理解できない。その時の民主党の不真面目さ、一貫性の無さに正直、驚いた。
だが、私がもっと驚いているのは、同じ主張を繰り返していたメディアが突然言わなくなったことだ。メディアこそ、まず疑問を持ち、調べるべきだった。 メディアの仕事はプロパガンダではなく、公平に、客観的に状況をみて、可能な限り正確に取材し、調査して報道することだ。
だが、アメリカのマス・メディア、特に、民主党に近いメディアはその機能を放棄し、自分たちを望んでいる候補、自分たちに有利な情報や結果などしか紹介しない。だから、アメリカでは、メディアへの信頼度が極力に低く、「メディアは国民の敵」とまで言われている。
メディアと民主党の癒着
メディアが民主党に近いのには、様々な理由がある。 一般的に、「リベラル」であるためイデオロギー的にほぼ一緒だというのだが、それは表面だけだ。
もっと怪しむべきは、民主党の幹部とメディアの中心的なメンバーは、親戚(兄弟、親子、従妹)や夫婦関係にあることだ。これは不思議ではない。ワシントンは小さい町であり、同じパーティーや集まりに参加し、同じ店で食事している。しかし、それの関係はほとんど明かさず、報道をしているのは、ルール違反と私は思う。取材先、調査先との関係を明らかにすべきである。
同様に、民主党とメディアは癒着(ゆちゃく)関係があるといえるのは、民主党政権が終わると、政権関係者は番組のコメンテーターか司会としてメディア界に入る。そして民主党政権が誕生すると、メディア界から政権に「復帰」するという「回転(リヴォルビング)ドア」があることだ。
共和党と、例えば保守系と言われているFoxNewsにもその関係もあるが、民主党系のメディアの例が圧倒的に多い。 今のホワイトハウス報道官のジェン・サキは、「Circle back(あとで調べてまた連絡します)」という質問への回答にならない返事をすることで、批判を受けている。
ジェン・サキも、バラック・オバマ政権で大統領府報道部長を終えた2017年1月の翌2月から、CNNの評論家として2020年秋までつとめた。その後、バイデン政権移行チームのメンバーとなって、今年1月からホワイトハウス報道官となった。
その背景があるため、自分はCNNで公平かつ客観的にトランプ政権を分析していたか、それとも、政治立場の延長でいかにオバマ政権の業績が偉大だったか、自分の仕事はいかに良かったか、の弁解を繰り返したが、その評価は読者の判断に委ねる。
CNNとサキ氏の関係で言えば、もう1つの怪しいことがある。彼女がメンバーであったバイデン政権移行チームは、選挙結果がまだはっきりしていない 11月末に、次期政権の広報関係者の人事を発表し、CNNは「全ては女性」というアイデンティティ・ポリティックスを意識した見出しで絶賛した。
だが、サキ氏がCNNのコメンテーターであったことは、放送やネットの記事は一切触れていない。つまり、その関係を隠していた。
独占はクリントンのおかげ
それはまだ可愛い話だが、CNNに関してもっと怖い話がある。去る秋、同社編集委員会の音声が流出され、そのなかでジェフ・ザッカ―社長が幹部に対してトランプにとって不利な報道をするよう指示したことが明らかになっている。でもその記事はCNNのウェブサイトには出ておらず、サーチエンジンにはCNN以外のリンクしか見つかれない。情報操作そのものだ。
CNNだけではない。中でもCNNがかなり酷(ひど)い。読者は記憶に新しいはずだが、2016年の大統領候補討論会の際、CNNのコメンテーターであるドナ・ブラジルは、ヒラリー・クリントン候補に事前に何回か質問内容を渡したことが大スキャンダルになり、(DNC、民主党全国委員会の委員長を)解任されるきっかけになった。コメンテーターをしながら、政党の幹事長にあたる民主党全国委員会の臨時委員長を務めていた。
事前に質問をもらうのは、民主党の候補者のみならず、バイデン政権もそうしているとの報道がある。ホワイトハウスは、自らに近いメディアの関係者に「タフな質問」について事前に問い合わせている。アメリカのメディアは政府に対するチェック機能は果たしていない。むしろプロパガンダを手伝っている。
メディアはなぜそこまで民主党と融着関係があるのか。ウィリアム・クリントン政権の時、メディアの独占禁止法を緩和して、およそ50社が6社再編され、全国各地のニュースが似たようなものになった。同系列の各新聞・ラジオ・放送局の原稿は同じとなり、情報操作によってコンセントを形成しやすくなった。ニュースより利益を重視するこの6社はクリントン政権、即ち民主党に恩がある。
今後、怖いのは、このメディアとSNSやIT企業が、「情報同盟」を結んで、スキャンダルや選挙不正などの不都合な真実が取り上げず、批判をできないように、バイデン政権を保護することだ。 このことは既に始まっている。ジョージ・オーウェルが書いた著名な「1984」は現実になっている。しかも、アメリカで。 おお、アメリカよ!
検閲 censorship が広がっている
特に警戒が必要なのは、グーグルとフェイスブックが、アメリカの政治・社会・経済情報の7割から8割を握っているという事実だ。つまり国民が得ているほとんどの情報はその2社からきている。昨年から明確になっているが、この2社は、国民が何をみるか、何を見ないかを勝手に、しかも不透明な形で判断し、気に入らない内容を削除している。
基準は曖昧なだけではなく、一貫性がない。断言できるのは、これは明らかに政治的な理由で使われている。 先月、Twitter社の共同創業者のジャック・ドーシー氏が社員に対して「トランプ大統領のアカウントの削除は第一歩に過ぎない」と述べたテレビ会議の画像が流出した。一企業が米国大統領よりも力があるという事実を世界に知らせた。他社もそれに合わせて次々にトランプやその支持者を続々と削除した。
ところで、ニューヨーク市の市長になりたいとしているドーシーは、民主党予備選に介入してバイデンへの協力を他候補者たちに指示したオバマ元大統領と親しい。また以前に、ドーシー社長はタイム誌の表紙に掲載されたことがある。タイム誌のオーナーは、オバマ大統領の後継者になっていたヒラリー・クリントン候補に政治献金をしている人だ。
検閲は良いものではない、そして危険だ。気に入らない発言があれば、異なる見解や反論で戦えばいい。もちろん、暴力を呼びかけるものは言論の自由の対象にならないので、削除していいが、検閲ではなく、既存の法律を使って対処できる。だけど、この半年、アメリカでの動きをみてきたように、その次元ではなく、完全に選挙に有利、政治的な理由で行われている。
筆者は、検閲が政治弾圧より悪いと思っている。なぜなら、言論の自由があれば、政治弾圧に対抗できるが、言論の自由が先に無くなったら、政治弾圧に対抗できない。
今、アメリカでは、政治弾圧をする前に、言論の自由を奪おうとする極めて巧みのある戦術を使っている。日本や世界がこうならないように祈っている。
SNSやIT企業は、異なる意見のある人々をブロックしたり、アプリケーションの使用禁止をしたりをしているのが、イデオロギーや政治支配の理由だけではない。市場を独占したいからだ。ということは、アメリカが大事にしてきた言論の自由や民主主義をキャンセルするだけでは、自由市場(独占禁止)の理念も捨てている。
詐欺でできている政党
さて、最後の不正があった理由であるが、民主党には不正をする長くて深い歴史があり、詐欺でできている政党だと、私はみている。 私だけではなく、2016年の予備選の時でニューヨーク市に行った不正に対して、同州の裁判もそう判決している。
ようするに、不正をしないと勝てない政党である。これは今年の予備選でもよく見られたが、本選で不正がなかったと果たして断言できるとはとても思わない。
以上の事実や解説を信じるかどうか読者次第だが、日本国民の皆さんにぜひともその深刻さをより理解してほしい。
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦拝
【2557】[2984]大江千里
週刊CIAのはずのNewsweekでも、こういう記事を抑えきれないのが恐ろしいですね。。
NY在住の大江千里、ワクチン接種後に副反応? 体調が急変し失神した。
https://www.newsweekjapan.jp/amp/stories/world/2021/02/ny-59.php?page=1
【2556】[2983]PCR検査を金科玉条にする愚
松田政策研究チャンネルによると、1月22日に厚労省はPCR検査のCT値を35(~30)に下げるように、全国の医療検査機関に通達を出していたそうです(松田政策研究所チャンネル2/17-井上正康医師との対談で取りあげています)。
だから2月に入って東京都では1日の陽性確認2千人超えは無くなり、今や500人を下回る陽性確認になっているし、全国でも1月のピーク時7千人の陽性確認数から、現在は千人代に下がってますね。
以前からCT値をWHO基準の35に下げれば陽性数は半分以下になる。と言われていたが、まさにピッタンコ、いやそれ以上の効果。要するにこれまでは軽症や無症状者を、偽陽性でコロナに仕立てあげて、大騒ぎ。それで医療逼迫だとして自粛せよの根拠としていたわけです。まさにディープステイトの言いつけ通り政治的、意図的に作られていた訳ですね。
虚言小池都知事や医師会系のテレビに出てくる、嘘つきか、馬鹿の医師連中、政府の専門家、そしてメディアは感染数が減っているのは、緊急事態宣言の効果、自粛と飲食店の時短営業の成果だと言うでしょうが、学問道場はそんなことに騙されんぞ。でしょう。
ここからが反転攻勢ですね。PCR金科玉条を反省する事を各政党に求めて、怖くないコロナ騒ぎを収めて国民の暮らしを回復させることを、馬鹿政治家共に突きつけないと、民の暮らしは壊されます。
返す刀で危機をでっあげ、テレビに出たがって煽るばかりの医師連中らに鉄槌を食らわすことですかね。
【2555】[2982]PCRのカラクリを医者が理解してないのでは。
コロナ騒動について。
私は医学部受験に失敗した過去を持つただの還暦を過ぎたオッサンです。
いよいよついに日本国内でも、ワクチン接種が始まった。
この掲示板を見ている、自分では頭がいいと思っている医者の人に聞きたいことがある。
1)
【2554】[2981]日本の初代天皇は天智天皇
伊勢神宮に最初に参拝した天皇は、明治二年の明治天皇である。
それ以前に参拝した天皇は誰一人いなかったのである。
平安王朝は、皇族貴族の伊勢神宮参拝を禁じた。それが明治維新まで続いていたのであった。
伊勢神宮に天皇の皇祖神が祭られていると云うのは、明治政府の創り上げたフィクションである。
この問題は、天皇家の菩提寺泉湧寺に天武天皇はじめ天武系八代の天皇の御位牌の欠落と併せて考えなければならない。
天皇家は、天武八代の天皇を別家系と、明治維新まで認識していた。
奈良王朝と平安王朝は別王朝である。「壬申の乱」と天智天皇の血統の完全復活(光仁天皇の擁立)は、易姓革命であった。
【2553】[2980]西森マリーさんへ。
西森マリーさん。初めまして。会員の川本と申します。マリーさん、ユリが大親友って、「マ・ジ・で!?」ユリに伝えて欲しいことがあります。多分45年ぐらい前、多分日本テレビの番組で、ユリの特集があって、番組の最後に、ユリが「これから超能力パワーを送るので、なんでもいいから壊れたものを手に取って、直るように念じてみてください。」というコーナーがありました。家族でテレビをみていたのですが、死んだ祖父の形見の、壊れて動かなくなった腕時計を手渡されてやってみろと言われ、集中するために少し離れた場所でテレビに背中を向けて時計を両手に包んで念じた手を開いてみたら、本当に秒針が時間を刻んで動いていました。リュウズを巻いたわけでも何をしたわけでもなく、ただ手に包んで言われるままに「直れ、直れ」と念じただけです。家族もポカーンとして呆気に取られていました。超能力はちゃんと電波に乗るんですね。そして、信じる力はすごいですね。ぜひ、ユリにお礼を伝えて欲しいです。講演会のゲストに呼んでいただけたら最高です。よろしくお願いします。ありがとうございました。
【2552】[2979]習さんもトランプの味方だと嬉しいですよね
まず、主婦様、”ボヘミアン・ラプソディ”のコロナ・パロディ、すっごくおもしろかったです!どうもありがとうございました!
テキサスは大寒波に襲われて雪が降り、ダラス、ヒューストン、オースティンなどのグリーン化した民主党が市長を務める街で風力発電の風車が凍り付いて停電になり、数人が凍死しました。私は田舎に住んでいるので大丈夫です。
次に軽い話題を二つ。(この掲示板に来る多くのみなさんは既にご存じかも知れませんが、念のため)
私はレディ・ガガが嫌いなので就任式の彼女の服装が『ハンガー・ゲイム』の悪者にそっくり
https://www.youtube.com/watch?v=4WfmfnjUKdY
(30秒あたりから)
ということしか気づかなかったのですが、見直してみると、海兵隊員のエスコートの仕方がヘン、
https://www.yahoo.com/entertainment/marine-escorted-lady-gaga-inauguration-210506286.html
ということが分かります。海兵隊員がガガの腕を捕まえていますよね。
普通は、女性が海兵隊員の腕に捕まる、というか、海兵隊員の腕に手を添えます。下記のジェニファー・ロペスのように。
https://stylecaster.com/jennifer-lopez-inauguration-performance/
ガガの腕が捕まれているのは、ペドのガガが逮捕された、ということを伝えるための演出だったのでしょう。
きのう、2019年のインタビューで、バイデンを演じている人がマスクをかぶっていたことが分かりました。(後半の「記者会見室もキャッスル・ロック」という映像は、みなさんも既にご存じですよね。
https://rumble.com/vduhmv-what-fake-mr-b-wearing-a-maskdouble-fake-oval-office.html?mref=b0bw1&mc=c1c8v
バイデンを演じている人のオリジナルの映像は、ここでごらんになれます。
https://www.youtube.com/watch?v=BQHyqi0fARo
既に2019年からお芝居してたのに、気づかなかったとは!
未だにバイデン政権がお芝居だ、ってことに気づかない人達を”愚鈍な連中”と言う資格は、私にはもうない、っていう感じです。。。
次にトランプのカバール打倒計画に関して。
ゲイムストップの後、レディットのウォールストリートベッツの仲間たちが銀を買い、単なるネット上の取引だけではなく、実際に実物の銀を買い取り始め、銀不足を露呈させて、ネイキッド・ショート・セリングの証拠を掴もうとしたことから、「トランプはカバールの紙幣で成り立っている現存のアメリカの経済を破綻させて、責任をバイデンに押しつけようとしているのだ」ということに、トランプ支持者が気づきました。
イーロン・マスクがテスラをビットコインで買えるようにし、息子にドージコインを買い、カード会社や銀行も暗号通貨を受け容れるようになってきたので、トランプはカバールの紙幣への信頼度を下げ、暗号通貨へ移行させる、という形でカバールを潰そうとしているのでしょう。
ゲイムストップが最初に話題になったのは1月25日でしたが、その後、28日に「ウォールストリートベッツが次は銀を狙っている」ということがニュースになるまでは、トランプ以外は誰も「空売りを逆手にとって紙幣の価値を下げることによってカバールをつぶせる」、などとは考えてもいませんでした。
にも関わらず、1月20日の時点で副島先生はトランプの計略を見抜いていたとは!!!
私は大親友の1人がユリ・ゲラーなので、副島先生のような人物に対して免疫がありますが、証拠もないのに先が見えてしまう希有な人々のことは、常人には理解できないのでしょう。
最後に、中国に関して。
ロシア革命も中国共産党も世銀とIMFの奴隷にするためにカバールが仕組んだものです。
たぶん副島先生が既にお書きになっていることなので要点だけ書きますが、共産主義になった中国に最初に進出した外国の銀行はロスチャイルドの銀行でした。毛沢東はロスチャイルドとロックフェラーが資金提供をしたイェール・イン・チャイナ(中国人のリーダーを育てるための組織)で学生新聞の編集をしていました。
アメリカが中華民国を支持して米中関係が悪化した後、カバールの業務執行人のキッシンジャーが国交を正常化。この後ニクソンが中国に特別全権公使として派遣したのはイェールのスカル・アンド・ボーンズにどっぷり浸かった親ブッシュで、これ以降、中国共産党幹部も完全にカバールの手下になったのです。
しかし、2月3日にNATOの広報部、アトランティック・カウンシルが強気すぎる習近平を非難して政権交代を望むことを促す記事を掲載。”敵の敵は味方”なので、NATOの敵と見なされた習近平は、トランプの味方、と見ることができるでしょう。習はトランプ同様、カバールを中国から追放したいのではないでしょうか?
今年のダヴォスの会議で、習近平は「国際政府は、少数が下す命令に従って運営されるのではなく、皆が合意したルールに基づいて運営されるべき」と主張。国際政府という概念を受け容れている点は、トランプと異なりますが、カバールが牛耳るワン・ワールドに反対している、という点ではトランプと同じです。
同会議で、プーティンも、ワシントン・コンセンサス(IMFと世銀の借金漬けにして人々を奴隷化する)を批判し、人々を食い物にするグローバル・エリートを糾弾しました。
フリーダム・デイ、”自由の日”の2月1日には、ミヤンマーで、ソロスのスマートマティックを使った不正選挙で”勝った”とされるアウン・サン・スー・チーを軍隊が拘束。
スー・チーはオバマ、ヒラリー、ソロスと親しく、クリントン財団が莫大な資金をミヤンマーにつぎ込み、ミヤンマーは人身売買(特に子ども)と麻薬密売のアジアの拠点です。
スペインやイタリア、スコットランドでも奇妙な地震があり、それぞれの国の軍隊がDUMBを破壊して子どもたちを救出しているのでは?、と噂されています。
Qは、「中国、ロシア、その他の国々がニュー・ワールド・オーダーを廃絶するために大統領とコーディネートしているとしたら?」と、問いかけていますが、世界中の勇士たちがトランプと協力してカバールを潰しにかかっている、と信じたいですよね!
ちなみに、私の『ディープ・ステイトの真実』の後書きに、「そして、”民主主義を広めるため”とか、”ロシアの脅威”、”中国の脅威”という言葉を聞いたら、グラディオの偽旗工作が始まる!、と察する反射神経を養いましょう!」という文章が出てきます。実は、私のオリジナルの文章には、”中国の脅威”という一言は入っていませんでした。これを付け加えたのは監修をしてくださった副島先生です。この本を書いた時点(2020年の春)では、バイデンの飼い主である中国を大手メディアが批判することは有り得なかったので、”中国の脅威”がアメリカで問題視されるとは私は全く考えてもいませんでした。
ダヴォスの習近平の演説とアトランティック・カウンシルの記事を読んで、現政権の中国がカバールの敵になった、あるいはカバールが戦争を起こすために中国を敵扱いし始めたことが分かった次第です。
2020年の春、大手メディアもCIAも民主党政治家も左派市民もハリウッドもNBAもナイキも中国に媚びまくり、中国の脅威がグラディオに使われるかもしれない、という証拠など一つもなかった時点で、中国の脅威を予言した副島先生の予知能力にあらためて敬服しております!
【2551】[2978]私たちは、日本の思想(史)の研究も続けます。もっと大きな、大きな構図で見なければいけない。
副島隆彦です。今日は、2021年2月15日(月)です。
私は、トランプ革命 の 今後の進展を横目で睨みながら、自分のトランプ革命の、勃発(トランプ政権転覆クーデター、昨11月4日)からの3カ月間 の ことを、出来れば、編年体(へんねんたい。クロノロジー)で書いてゆくことで、苦心していて、なかなか上手く行かないで、苦しんでいる。
私、副島隆彦が、アメリカ帝国の動乱の歴史的始まりである、トランプ革命を、描いて、のちのちの歴史資料として残るように、一冊の本に書かなければ、他に、誰が、この重大問題を書いて残すだろうか。と、自分で勝手に気負って、それで、大変、精神的にキツい。
それなのに、粗製濫造の、緊急出版の本のようにして出さないと済まない。困った。それが、時代の要請だからだ。
ユーチューブとSNS で、激しく、華々しく、トランプ革命を、日本国内に、情報、知識として、導入して、私たち日本人に伝えてくれる、勇敢で、気骨のある、言論戦闘集団のユーチューバーたち(中心は、大紀元、エポックタイムズと、果敢なネット若者たち)の努力を、私が、なんとか、後方(こうほう)から支援して、出版物の形で、はっきりと書いて残さないわけには行かない。
そして、日本で500万人の、SNSで、エンターテインメント系の、実生活重視の人たちが、
アメリカの ディープ・ステイト(裏に隠れた政府)の、支配者たちが、やっている、凶悪犯罪である、ペドフィリア(幼児性愛犯罪)と 大量の幼児殺害(インファンティサイド infanticide )と生贄の儀式の ことを、書いて、騒いでいる。この人たちは激しく怒っている。このことのスゴさを、私たちの大後方(だいこうほう)の支援勢力、「人民の海」として、私たちは、もっともっと前に進む。
私たち日本国民の中の、生来、感覚が鋭くて、頭のいい、覚醒(かくせい。アウェイクニング awakening )して、立派である50万人の、アメリカのトランプ勢力1億人への、え熱狂的日本人を、私が、代表して歴史資料となるべく、書いている。画像(写真)も、ふんだんに入れます。
私、副島隆彦にとっては、カール・マルクスが、ロンドンから、1871年の、パリで起きた、労働者階級の反乱で、たった4カ月で鎮圧された(6百人の指導者たちは銃殺刑 )形だけは、史上初の労働者政府を作った、「パリ・コミューン」を描いた、「フランスの内乱」(第1インターナショナル=国際労働者協会=への報告書だった)を書く、ぐらいの気負いがある。
フランス軍がプロイセン軍に壊滅させられていたので、パリ市内で、労働者たちが一斉蜂起して、一瞬の政治権力を握った。 この時、普仏戦争(プロシア・フランス戦争)の勝者である、プロイセン軍(ドイツ帝国軍)が、パリの周囲に築かれていたバリケードを破壊、突入し、進撃して、パリ・コミューンの反乱者たちを殺戮した。
このあと、ウイルヘルム1世と、ビスマルクは、パリの郊外のベルサイユ宮殿に行って、何と、そこで、第2ドイツ帝国の戴冠式(たいかんしき)を行った。ドイツが、ヨーロッパ帝国になった、と世界に示したかったのだ。
ここに、日本から、伊藤博文を殺す前の、山縣有朋(やまがたありとも)が、日本からの属国首領として、急いで呼ばれて来た(1871年)。まだ西郷隆盛も死んでいない。・・・・こういうことを書いていると、却(かえ)ってきつい。もうどうにもならないぐらいキツいです。
あるいは。ヨーロッパで1436年からの「ルネサンス」の巨大な火柱を挙げた、大都市フィレンツエの共和政(リパブリーク republic レスプブリカ。res publica 。王様と貴族がいない政治体制)が、一度、壊された(1512年)とき、マキアベッリは、失職して、そのあとの政府から貰った仕事をして、「フィレンツエ史」(何が起きていたかを、記憶を頼りに、ずば抜けた頭脳が書いて後世に残す)を書いた。このときのマキアベッリのような気持ちになっている。私は、こういう大きな想念、妄想 を起こす人間だ。
それでも、今、弟子たちの中の、頭のいい者たち(もの書き、言論人になれる資質のある者たち)に、向かって、これだけは書いておかねば、と言うことがある。それを書きます。
それは、下 ↓ の 「2974番」で、田中進二郎君が、自分の続編の本のための、草稿(マニュスクリプト)でもあるのだろうが、中国からの、明帝国の官僚文人で遺臣で、1659年に、日本への亡命を決心して、その6年後の1665年には、水戸に、水戸光圀(みとみつくに、黄門様 )に招かれて、やってきた、朱舜水(しゅしゅんすい)のことを、唐突に載せたからです。
水戸学(みとがく)の、「大日本史」編纂の240年の事業が始まった。水戸学は、山崎闇斎(やまざきあんさい)「崎門の学」の創始者、の亜流のような学問だが、この水戸学が、幕末に、大変な、苦しみを、水戸藩に与えた。
水戸の苦しみ(武士階級の女、子供まで、惨殺、6千人)のことを、今の日本で、書いて復活させること出来る人は、田中進二郎しかいない。会津戦争で、凄惨な死に方をした会津藩士たち(白虎隊を含む)は、2400人ぐらいだ。
私は、田中君と、それから、あとに載せる 杉山雅一(すぎやままさかず)君、それから、この学問道場に集まっている、壮年の、真に頭のいい人たち(世界と日本の歴史を自分の頭で考えられる人たち数百人います。私、副島隆彦本の読み手でもある)向けに、どうしてても、書いておかなければいけないことがあります。
それは、小室直樹先生の、学問研究の同志で盟友だった、山本七平(やまもとしちへい)氏が書いた、大著『現人神(あらひとがみ)の創作者たち』(1983年刊、文藝春秋 )という本の重要性についてです。
(ここに、この本の表紙をあとで、貼る)
小室直樹と山本七平は、『日本教の社会学』という対談本がある。これが、上記の本を論じている。 私、副島隆彦が、大きく、大きく、一番大きく、ここで教えておきます。この方向への、大きな世界思想への日本からの橋渡しを忘れないでください、ということです。
まず、第一点。林羅山(はやしらざん。徳川家の思想顧問として京都から招かれた。昌平坂学問上の創始者。徳川幕府体制の理論の中心)が、熊沢蕃山(くまざわばんざん)の、「水土(すいど)論」を、耶蘇(やそ)=ヨーロッパのキリスト教だ、と、見抜いて、激しく論難、糾弾 したこと。
徳川幕府は、耶蘇(ヤソ)教、イエズス会、 (キリスト教は、正しくは、天主教と言う)が、死ぬほど怖かったのだ。日本にとっての、最大の敵は、西洋のキリスト教だった。中国に対しては、大きな劣等感を持って、日本は、中国文明の一部として、中国文化圏(中国の華夷=かい=秩序)に入っていた。誰も、この大(だい)事実を否定できない。
私、副島隆彦は、グリグリと、今の、日本の反共右翼の人々を、柔らかくしかし、強烈に、説得している最中(さいちゅう)だ。私に、勝てる、と思う人は、誰でもいいから、出てきなさい。お相手します。
羅山の林家(りんけ)は、儒学の中の正統とされる朱子学(しゅしがく)を、日本でも学問の中心とした。朱子学は、「易姓革命(えきせいかくめい)」と、「湯武放伐(とうぶほうばつ)」である。体制変革、政治動乱、王朝交替、政権交替、を認める立場である。
日本の体制派の中心の思想は、中国が、東アジアの覇権国(はけんこく)である。日本は、それに、「外にバレないように、服属している」とするものである。それなりに正直である。中国の儒教思想の大きさに、当時の日本の知識階級は、全面敵に、どっぷりと浸かっていた。それ以外の思考は有り得なかった。
ところが、弾圧して、禁圧して消滅したはずの、西洋のキリスト教が、じわり、じわりと、日本の民衆思想家(仕官したがらない浪人たち。大秀才たち)の中に、ずーっと深く、深―く入っていた。
第2点。1687年、民衆の思想家の熊沢蕃山(くまざわばんざん)は、幕府の怒りを買って、古河(こが)に、幽閉、禁固になった。 蕃山は、上層のインテリ日本人と、大名たちからも、崇められ、尊敬された。裏に、“近江聖人”中江藤樹(なかえとうじゅ)(隠れキリシタン思想家。陽明学者)と伊藤仁斎、京都の古義堂 の学派 がいた。
第3点。 朱舜水が水戸に来た年の前年である、1665年に、山鹿素行(やまがそこう)は、播州(ばんしゅう)赤穂(あこう)に、幕府の命令で幽閉された。山鹿素行は、「中朝事実(ちゅうちょうじじつ)」を書いた。「中朝」とは、「日本こそが、世界の中心(センター)である」、「中国よりも、日本が、中国(世界のセンター)である」 、「日本が世界の中心である中国(ちゅうごく)だ論」を書いた。
この山鹿素行の「中朝事実」、「日本が世界の中心である。中国ではない」は、日本人の、中国人への劣等感の裏返しである。 この「日本が中国だ」論 の、スゴさと、腹を抱えて笑い転げ回りたくなるぐらいの、おかしさを、今の日本人である、私たちは、今の自分たちのこととして、本気で噛みしめないといけない。
日本は、中国の大きさを無視しては生きてゆけない。中国人は、自分たちが、常に世界の中心(センター)だと、ずっと信じ続けて生きてきた。中国が、列強(れっきょう。ヨーロピアン・パウアズ
European powers ) の 攻撃で、ボロボロに割譲(ケーキの切り分けのように)され収奪された時も、毛沢東時代に、1億人が餓死して、全国民が飢餓線上をさ迷ったときにも。それでも「中国が世界の中心国(チユンクオ)」だ、と中国人は信じ続けた。ただし、自分たちのあまりもの貧困、貧乏を覚醒した。
私、副島隆彦は、自分の「歴史に学ぶ知恵」(2009年刊。改題して、「日本の歴史を貫く柱」(PHP文庫、2014年)で、江戸時代の民衆の思想家たちのことを書いた。
山鹿素行も熱烈に、圧倒的に、当時の知識人階級に支持された。そして、その39年後に、赤穂浪士事件「忠臣蔵」の大事件が起きた。山鹿流(やまがりゅう)の陣太鼓を、大内良雄内蔵之助(おおうち・よしお・くらのすけ)は打ち鳴らしたという。本所松坂(今の墨田区)の吉良義央(きらよしなか)の屋敷を、真っ暗闇の、真夜中に襲撃したときに、その太鼓の音が、ずっと小さく、47士には聞こえたはずだ。
この山鹿流の軍学は、幕末に、長州の、吉田松陰(よしだしょういん)も、吉田家の伝来の家学(かがく)として承継した。日本国の危機を前に、ヒステリックになった人々が、上層の町人たちまで巻き込んで、軍学(ぐんがく)と激剣(げきけん。真剣での剣道)が復活していた。
三多摩壮士、本当は、惣村の惣士(そうし)という、百姓の出である新撰組たちが、武士になりたくて、剣での殺し合いを覚悟する、反革命突撃隊になった。日本の尊王攘夷と、四民平等の思想は、ずっと、長く、深ーく、民衆の中に培われた。
尊王攘夷(そんのうじょうい)とは、毛唐(けとう)=白人を見たら、その場でただちに斬り殺せ。神州不滅の日本国の土を、あいつらに踏ませるな、という思想だ。ただし、これを実際に実行した者たちは、必ず捕まって死刑にされた。
X「尊皇」という字はない。無いものは無い。無いのを作ったのが、バカ右翼たちだ。「尊王」が正しい。日本の天皇(てんこう。天の皇=かがや=き。北極星の意味)は、今も、昔もずっと王だ。ただの普通の 王様、国王(キング。モナーク monarch )だ。何か、文句が有るか。
第4点。山鹿素行の幽閉と同年、1665年に、保科正之(ほしなまさゆき。本当は、第3代徳川将軍になるべきだった人。”叔父”の家光ではなく。笑い。家光は、天海僧正とお福=春日局の子だ)が、自分の所領の会津に、思想家の山崎闇斎(やまざき あんさい)を招聘(しょうへい)、招いている。
山崎闇斎の「崎門(きもん)の学」については、もう書かない。浅見絅斎(あさみけいさい)の「靖献遺言(せいけんいげん)」と、栗山潜峰(くりやませんぽう)の「保建大記(ほけんたいき)」 のことも。
これらを、山本七平が、『現人神・・・』で、詳しく論じている。小室直樹先生も、それに触発されて、『天皇の原理』や『天皇畏(おそ)るべし』を書いた。
・・・・ああ、もう、書きだしたら切りがない。副島隆彦は、弟子たちに、大きな一点を、投げかけます。 冒頭に書いたとおり、林羅山(徳川氏の学問代表) は、耶蘇(ヤソ)を、死ぬほど恐れた。西洋のキリスト教を、最大の敵とした。これが、おそらく日本国の、今も最大の課題だ。
そして、林羅山は、中国の支配体制である、朱子学を正統、正当 (レジティマシー、 legitimacy )として、幕府(徳川氏の体制)も、それに従う、とした。 京都の御門(ミカド)の思想である、万世一系の 日嗣(ひつぎ)の思想を排除した。
「日嗣(ひつぎ、にっし)」とは、日本の天皇=天子は、太陽(ザ・サン the Sun )の直接の子供である。天皇は、太陽(お日様)の、嗣子(しし)、嫡男(ちゃくなん)、長男坊だ。そして、それが代々続いている、という思想である。 これが、天皇思想だ。 だから、日本には、政治体制の変更、変革はない。政権交替もない。自民党一党独裁政治が壊れることなく、ずっと続く、という思想である。
それに対して、徳川氏が肯定して抱え込んだ、林羅山の中国・朱子学は、体制変動、支配者の交替を認める。鮮卑(せんぴ)族の遊牧民=北魏、隋、唐、そしてモンゴル(大元国)、清朝=大清帝国=満州族 の王朝の支配も認める、という思想だ。本当に漢民族(Han race ハン・レイス)の王朝なのは、漢と、宋、と 明 の王朝(帝国)だけだ。
そして、副島隆彦が、1997年に、「属国 日本論」(決定版は、2019年、PHP研究所刊)を出した時に、「日本はアメリカの属国である」を打ち出して、日本国の、新しい真実の国体(こくたい)を、表に出した。
私の属国日本論が、この国の最新で、唯一の国体(こくたい)論なのだ。これ以外には、無い。
その前には、日本共産党系の、東大の政治学者と法学者たちが、打ち立てた、「あれ。日本国憲法が、日本国の最高法規だ、と言うけれど。この日本国憲法の上、に、日米安保条約が有るじゃなか」「すなわち、安保条約が憲法よりも上に有る。日本はそういう国家だ」という、日本国の国体(国家体制)論を出していた。
それに対して、日本の、体制派、保守派の一番、上の連中は、全く、対応出来ていなかった。
日本の国家体制について、曖昧(あいまい)に、誤魔化すしかなかった。日本は、「民主政(デモクラシー)国家で、自由主義の国で、欧米・西側諸国(ザ・ウエスト)の同盟国です」と言うだけだった。
そして、日本は、デモクラシーの国だ、と言いながら、天皇という国王を持つ、王国(キングダム)だ、という、奇妙な、2重構造の国なのだ、という、大きな問題を、絶対に、表明に出さなかった。
日本は、「外側は、天皇という国王を戴く、君主制国家(モナーキイ)だ。すなわち、立憲君主政国家(りっけん・くんしゅせい・こっか。コンスティチューショナル・モナーキイ)なのだが、内側が、民主政国家(デモクラシー)になっている」という、入れ子構造の、二重構造になっているのだ、という、正直な理論を提出した、学者は、日本には、ひとりもいない。私、副島隆彦だけだ。
私たちの日本国は、外側、すなわち世界、諸外国から見たら、どうしても王国(キングダム、モナーキイ)に見える。タイ国や、サウジアラビア国と同じだ。この、あからさまな真実を、日本人は、全員で、惚(とぼ)けて、知らん顔をして生きて来た。
それは、今の日本の体制保守の頂点の者たち(すなわち、現在の林羅山=はやしらざん=)が、頭が悪いので、正直にきちんと考える能力が無いのだ。アメリカの支配を受けているので、知能が低下した。日本は、世界基準でものごとを考えることの出来る、本物の知識人がいない国だ。
反共右翼たちに至っては、ただ、とにかく、「反(はん)共産主義の日本(アメリカよ、助けてくれ)論 」「日本は反共(はんきょう)国家だ」しか、提出しなかった。頭が元々、悪い人たちだから、これしか言えないし、考える知能がなかった。その代表が、まさしく、生まれながらに、学力が無かった安倍晋三だ。
そして、今、世界覇権国(ヘジェモニック・ステイト the hegemonic state)であるアメリカ帝国に 動乱が起った。それに連れて、中国への世界覇権の移動が起きつつあることが、どんな日本人にとっても、頭をかすめる時代に突入した。中国が、私たちの目の前で、今も、どんどん大きくなっている。さあ、反共右翼の皆さん、どうしますか。
草莽崛起(そうもうくっき)というコトバは、今の中国人たちが、平気でさらさらと書ける。
生きている中国語なのだ。日本のバカ右翼たちの専売特許ではない。何でもかんでも、古いコトバは、中国語なんだよ。君たち、いい加減、中国をバカにして腐(くさ)すは、やめなさいね。
私たち、学問道場に集まる、民間の知識人有志は、まさしく、草莽(そうもう)だ。雑民だ。
それでいい。私たち、民間の有志たちが、いつも世の中を変えてきた。
私、副島隆彦にとっては、今日の最重要の課題は、「林羅山(道春、どうしゅん)は、耶蘇(やそ)=キリスト教を、何よりも一番に、恐れた」である。そして、その次に、「中国を覇権国(はけんこく)として認めて、日本はその歴代中華帝国の支配に、直接の服属はしないが、その周辺に存在する、と認めた」ことである。
日本の体制派の学者の頂点であった 林羅山は、不干齊ハビアンという、重要な、しかし、今も詳細が分らない、日本人の耶蘇(ヤソ)教徒と、論争している。
不干齊(ふかんさい)ハビアン(1580-1640 ぐらいか?)は、日本耶蘇会の修道士(イルマン)である。日本人イルマンは、宣教師(バテレン)の横にいて、通訳のような仕事もした、頭のいい者たちで、バテレンたちが頼りにした日本人だ。林羅山は、不干齊ハビアンと、1606(慶長10)年に、地球説について、論争した。
地球説とは、読んで字のごとく、この地球、当時は、大地、地上 は、球体であるか、の巡る議論である。日本の最高の学者を自認した、林羅山は、大地が球体(the globe グロウブ )である、という事実を、おそらく理解できなかったと思う。それでも、西洋の文献は、たくさん入っていたし、日本の国家スパイ(インテリ情報部員)たちからも、いろいろと教えられていただろう。
林羅山は、日本の体制思想を、必死で防衛しただろう。だが論争に勝利したはずはない。 今、「地球」と書けば、「地は球だ」で、どんなバカでも、分る。しかし、ここで、分かる、とは、一体、どういうことなのか。の問題が起きる。
私たちが、当たり前の事実(ファクト)だと、信じ込んでいることを、改めて、「ちょっと、待てよ」と、考え直すと、大変な疑いが、どんどん起きてくる。「そんなの、当たり前じゃん」は、あまり頭のよくない、知恵の足りない人間たちがやることだ。「そんなの常識よ」は、簡単には言えない。このことを、私たちは、近年、イヤと言うほど、知っている。
不干齊ハビアンは、宗教思想研究の山折哲雄(やまおりてつお)氏が、よく調べて書いている。不干齊ハビアンは、若い頃は、その優れた頭脳で、西洋学問を知って、「妙貞(みょうてい)問答」(1605年刊)で、キリスト教というよりも、西洋の近代思想を使って、日本の、神、仏、儒(神道、仏教、儒教)の3つともを木っ端微塵に批判した。
しかし、それから、15年後の、1620年に、「破提宇子(は、デウス)」という本を書いた。この破(は)は、「破る」で、デウス(提宇子)は、キリスト教の、大神(たいしん)で、天(てん)のことだ。 「神(ゴッド、デユー)は、3つが合わさって1つとする」すなわち「三位一体(トリニティ)の、「父(天)と、子(イエス)と、精霊(せいれい)」の 、1番目の「父、天、パッパ」のことだ。
16世紀(1500年代)に、日本に来た、バテレン(宣教師)たちは、「天にまします、我らがデウスさま、デウスさま」と、このデウスを耶蘇(ヤソ)教の神として、日本人に教えた。最大時には、200万人の信者がいたようだ。
だから、不干齊ハビアンは、正直で衝撃的な、その著書「破・提宇子(デウス)」で、「自分は、もうイエズス会のキリスト教を信じない」と、棄教(ききょう)して、信仰を捨てた、と書いた。なぜなら、ハビアンは、イエズス会の悪辣で残酷な、日本支配計画、そして、ヴァチカンによる日本の完全な占領、日本人洗脳の企(たくら)みを、知った。 それで、のちに思想転向した。耶蘇教を捨てた。
若い人たちや、文科系でも他の分野のインテチたちは、不干齊ハビアンを知らない。
私、副島隆彦が、今では、日本の思想研究の、大(だい)先生であるから、エッヘン。こういうことを、みんなに、分かり易く、教える。 学問道場には、知ったかぶりは無しだ。どんな人も、ある知識を始めて知ったときは、赤ちゃんだ。「へー、知らなかった。勉強になるー」の、初めの驚きこそは、人間の成長にとって、大切だ。 そのために、私たちの学問道場が有るのである。
不干齊ハビアンは、このあと、転び(棄教)バテレンの、フェレイラたちと同じように、
幕府のキリシタン弾圧の側に回って、目明かし(幕府の最下級の情報部員、今の公安警察官)となって、働いたはずである。
”目明かしフェレイラ(日本名。沢野忠庵、さわのちゅうあん)”のことは、六城君の、本「江戸の数学者たち 」に詳しく書いている。 目明かしというのは、岡っ引きで、銭形平次のような、非人(ひにん)階級 (非人が、穢多=えた=と、どのように違うかは、私の別の歴史の本で、書いた)の、江戸、大坂でのキリシタン狩り、と取り締まりの探査、偵察をする尖兵のことだ。
旧、穢多=えた= 部落民の地域 の高卒の者たちを、今も、国税庁は、たくさん雇ってる。そして、資産家や、経営者たちの家まで行って、税務調査で、襲いかかって、脅して痛めつける。私、副島隆彦は、自分で、苛烈な国税裁判を闘ったから、自分の体で、このことを知った。証拠付きだ。
国税庁! お前たちとの、闘いを、私、副島隆彦がやめた、と思うな。きたならしい、おカネを巡る闘いこそは、人間が、血みどろでやるべき、真の闘いだ。
目明かし、とは、「無理やりでも、お前の、その耶蘇教で、曇って、濁って、ゆがんだ、狂った宗教の、目を、明かしてやる」という、拷問(トーチャー)を含む、恐ろしい脅しのコトバだ。
こういう日本史の真実を、私たちは、今から、たくさん知らなければいけない。そのために副島隆彦が、これまでに、200冊の本を書いてきた。
江戸時代の、民間の名高い思想家たちは、密かに、当時の世界思想である、耶蘇(ヤソ)=イエズス会の キスト教を、漠然と受け入れて、鮮烈な議論を、国内に巻き起こし、大名たちにまで、感激された。「にっくき、徳川氏めー」、「毎年、江戸城で、私たち大(だい)大名までも、大広間に、ぎっしり並べて、畳に頭を擦り付けさせ、土下座をさせやがって」と。 いつか必ず、徳川氏を打倒する、と息巻く思想が、幕末に繋がっていった。そして、大名たちの多くは、ずっと、隠れキリシタンの、キリシタン大名だった。
そこに、民間の浪人思想家たちの、山崎闇斎、山鹿素行、熊沢蕃山、平田篤胤(ひらたあつたね)らは、「中国、そして天皇 中心政治、反(はん)徳川」を深く培った。
幕末、明治の偉人、西郷隆盛は、陽明学(ようめいがく。民衆救済の思想)を、水戸にまで行って学んだ。 西郷の書いた扁額(へんがく)の「敬天愛人(けいてんあいじん)」は、「天(てん、デウス)を敬い、人を愛せよ」は、明らかにキリスト教である。
それを、何と、昌平坂の学問所(昌平黌=しょうへいこう=、今のお茶の水の医科歯科大学。その隣地が、孔子廟 聖橋の、聖人とは嚆矢のこと)の、教授たちが、昼間は、「徳川家のご恩顧で、泰平の、太平の世が続き、結構なことで御座る」と講義していたのに、夜になると、日本橋の私塾で、顔つきが変って、眉を吊り上げて、「打倒、徳川氏」、「回天(かいてん)=体制変更」の、討幕の思想を講義した。
これを、「日朱、夜王(にっしゅ、やおう)」(昼間は、朱子学を教え、夜になると、人が変ったようになって、王陽明の、王学=陽明学 を教えた)あるいは、陰陽(イン、ヤン)を使って、「陽朱、陰王(ようしゅ、いんおう)」という。 この講義、を優秀な、各藩から集まった、優秀な藩士や、壮士たちが、ぎっしり集まって熱心に聴いた。目を爛々と輝かして聴いた。これを思想闘争という。どんな時代にも、これがある。
林羅山のとって、死ぬほど怖くて、憎むべき大敵である、耶蘇(ヤソ)は、今の、反共右翼たちにとっての、「アカ」(赤。reds レッズ。共産主義者 )のようなものだ。
私たちの学問道場が、「陽明学は、キリスト教である」「中国で儒教の一種に、改変、偽装された、キリスト教である」を、大発見して、公然と暴き立てて、日本の思想研究に、大きな血路を切り開いた。
私たちは、今や、山本七平と小室直樹先生を、超えつつある。このことを、皆に、分って貰って、そして、もっと前に進みましょう。そのときは、大きな、大きな、構図を持たなければいけない。 これまでの、資本思想史の研究 のすべてを、大きく作り直す覚悟で、私たちは、研鑽(けんさん)を積まなければいけない。
私、副島隆彦の最新の研究成果は、「日本の明治体制で、天皇を 現人神(あらひとがみ。生き神さま)にしたのは、悪賢い、イギリス帝国である。イギリス国王と、同じように、
日本の国王である(皇帝、ファンデイエ。エンペラーではない)天皇に、「神格(しんかく。ペルソナ persona )」を与えて、生き神様に作ったのは、イギリスだ。そして、それを国家神道と呼んだ。 日本の古来の神道の伝統の復活などではない、のである。これじゃ、一神教じゃなか。このことを、皆さんも、よーく考えてください。
キリスト教の、正統派、体制派は三位一体(トリニティ)を、「天(父)と、子(イエス)と、精霊(ホウリースピリット)」とする。
だが、これを、ヘンリー8世の創立(1553年?)の時から、イギリス国教会(アングリカン・チャーチ。聖公会)は、今の今でも、「父(デウス)と、子(イエス)と、イギリス国王」とするのだ。 だから、今のエリザベス2世女王は、神(の一部)なのだ。イギリス国王は、今も現人神(あらひとがみ)で生き神さま、なのだ。
この一点の重要性を、私たち日本人は、今こそ、知らなければいけない。
そして、彼らヨーロッパの国王たちは、裏側で、世界の支配者としての、悪魔の儀式をする。
この世界は、元々、悪魔が支配している、という思想で、ヨーロッパの王族と、大貴族たちは、今も裏側で、信じている。だから悪魔崇拝の儀式をする。
これに対して、今、イギリスを含めて、ヨーロッパ全土で、「もう王制、国王 は要らない。廃止せよ」の、激しい民衆運動が湧き起こっている。
このことは、なかなか報道されない。現在の世界で、一番重要な 報道禁圧の事項だからだ。だから、それを目眩(めくら)ましするために、コロナ、コロナと、コロナ疫病の恐怖を煽る、コロナ洗脳を、ディープ・ステイトどもは、狂ったように世界中で実行している。
そうやって、世界民衆をイジメないと気が済まなくなっている。どうも、ディープ・ステイト側の方が、余裕がなくなったようで、あいつらが、狂っているのだ。
なぜなら、ローマ・カトリック教会(ヴァチカン)と、ヨーロッパの見苦しい、各王家(王室)どもが、まさしく、ディープ・ステイト the Deep State の総本山だ。このことが、アメリカの民衆革命(第2次独立戦争)を率いる、トランプの戦いが起きて、大きくバレてしまった。これは、もの凄いことなのだ。
だから、副島隆彦が、「今、現に、私たちの目の前で、ヨーロッパ近代500年が、逆回転(カウンター・レーヴォルト)を始めた」と、書いているのだ。今のところは、碩学(せきがく)である私しか、このことの重大性は、日本人は、分っていない。だが、どんどん、このことに気づく、知識人たちが増えてくる。
イギリス国王は、神なのだ。と同じことを、日本に対して、イギリス(当時は、大英帝国)が、明治体制の初めに、仕掛けた。だから、「父と、子と、天皇陛下」にしたのだ。だから、万世一系(これもウソだ。血統は、途中でブチブチと切れている)の ウソ八百は、まさしく、一神教(いっしんきょう。モノ・シーイズム mono-the-ism )でしょう。多神教(たしんきょう。poly-the-ismu ポリ・シー・イズム)ではない。
多神教、というのは、ギリシアの、「オリュンポスの12神」のギリシアの神々のことを言う。
日本という東アジアの 土人の国の、八百万(やおろず)の神々 のような、土人の呪術(アニミズム、自然崇拝。宗教=レリジョン=以前 だ)のことを言うのではない。八百万も神さまがいて、どうするんだ。 バカども。
私、副島隆彦が、土人の国、日本と書くと、ムッと顔を歪(ゆが)ませて、以後、私に、近寄らなくなる者たちがいる。
だが、この者たちでも、やがて、素直になって、私のもとに再び、集まってくる。私は、このことをよく分っている。 ギリシアの、「オリュンポスの12神」の方が、ユダヤ教や、キリスト教や、イスラム教よりは、ずっと格式が高くて、人類史上、最高の宗教なのだ。他の世界宗教(5つ)よりも、ずっと質が上なのだ。ニーチェがこのことを力説した。
このように私が書くと、この「決めつけ」に、強く反発する者たちがいる。それは、自分が、これまでの人生で、数十年掛けて信じ込んできた、あるいは、勝手に自分で作った信念(宗教を含む)を、貶(けな)され、蹴り倒され、泥を塗られた、と感じるからだ。だが、私、副島隆彦のこの書き方よりも、優秀で強力な世界思想の理解は有り得ない。それでも、ゴモゴモと、何か言いたいだろうが、私に向かって、面と向かってケンカを売れるほどの人間は、この国にはいない。どんな知識人どもでもだ。ただし、これはこの日本という、土人の国の中における、判定です。
皆、大きく、大きく、世界を分りなさい。ヨーロッパ知識人たちは、このように考えている。このオリュンポスの12神の、最高神の、大神が、Zeus ゼウス だ。みんな、名前ぐらいは知っているでしょう。
この大神、ゼウスが、天(ヘヴン)で、天帝(てんてい)である。このことも、分かるだろう。 ところが、だ。この「ゼ」ウス と、 「デ」ウス Deus は、違う ! 同じだけど、ちがう。は?
Zeus ゼウス と、 デウス Deus (耶蘇教、キリスト教は、こっち) は、違う。このことの重大性に、気づいているのは、日本では、私、副島隆彦だけだろう。そんなことはない。という、クリスチャンとか、居ましたら、「異議あり」で、私に、メールをください。
そう言えば、「ポリス」 polis 都市国家(この語は、英和辞典に載っていない)と、 police 「 ポリス」 は、違う。 後者の、police ポリス は、誰でも知っているとおり、警察官 のことだ。だが、polisと書くと、全く別ものだ。 この違いを、知っている、日本知識人も、今のところ、私だけだろう。
田中美知太郎(たなかみちたろう。ギリシア語の、日本の大家だった学者)も、知らなかったのではないか。ギリシア語、ローマ語(=ラテン語)の権威だった、呉吾一(くれごいち)も、このことを、果たして、知っていただろうか。
最後に、載せるメールは、最近、私に連絡を取ってきた、20年前の、大学の教え子である杉山雅一(すぎやままさかず)君との、昨日の やり取りである。
副島隆彦 記
(転載貼り付け始め)
2021年2月12日
杉山雅一くんへ
副島隆彦から
さっき、私が、アマゾン を 見たら、私と佐藤優の対談本「ウイルスが変えた世界の構造 (日本語) 単行本 - 2020/12/19刊」 への、2月10日、だからつい昨日の、書評が載っていた。「創作研究会Amazon支部」 という人の文だ。
それに以下のように書かれていた。この書評子は、相当な知性があると思われる。ところが、他のアマゾン書評文は、アニメ作品への 書評だ。まだ若い人なのだろう。
この文を、君も見つけて読んでください。 私が、君に、知らせたいのは、以下のような記述が有った。 この部分は、君が、大学の時、卒業論文で、私に提出した、大国隆正(おおくにたかまさ)がやったことなのではないか。 君の課題だ。
私、副島隆彦は、この大國隆正が、最初の明治政府の 神祇官(しんじかん)、大神官 となり、この男に、裏からイギリスの指矩(さしがね)があって、天皇(まだこの呼称はない)、御門(みかど)、オホキミ(大君)スメラミコト を、現人神(あらひとがみ)にしただろう。
私は、この男が、それまでの 尊王攘夷(こっちが、当時は、自然な民族主義だ。祖国防衛感情だ)をかなぐり捨てて、ヨーロッパ近代国家 の方に、天皇制度を、現人神(あらひとがみ)の国家神道に、作り替えていった。この者たちが、明治の太政官(だじょうかん)政府の中に、計画的に準備され、出現したのだ、考えます。
大國隆正は、君が書いていたが、御殿医だった、森鴎外の父親と同じ、石見(いわみ。今は島根県の西側)の出で、鴎外を、軍医総監(ぐんいそうかん)にまで引き立てたのも、この男だ、と。
君の考えを聞きたい。今からでも、君はこの問題を追究するべきです。これは重要な問題だから、一冊の本になります。私が、推薦して出版社を紹介します。興味があるなら、論究してください。
(転載貼り付け始め)
創作研究会Amazon支部 ベスト1000レビュアー 5つ星のうち3.0 話半分で読む分には問題ない
2021年2月10日に日本でレビュー済み
佐藤優氏と副島隆彦氏(以下、敬称略)の対談本。
(略)
・・・・・副島「同じように、日本では天皇を神の格に当てはめた。この戦前の責任が物凄く大きい。このことをイギリスが計画的に押し付けたのです。これが国体思想だ。現人神の思想だ。」(187-188頁)
→ 副島の主張には根拠がなく、また、日本の国体を定めた文部省発行の冊子『国体の本義』(1937年)を読めば、日本の天皇の神格が英国王(王権神授説)のそれとは別物とされているのは明らかである。
『国体の本義』には、こうある。
〈かくて天皇は、皇祖皇宗の御心のまにまに我が国を統治し給ふ現御神(あきつみかみ)であらせられる。この現御神(明神)或は現人神と申し奉るのは、所謂絶対神とか、全知全能の神とかいふが如き意味の神とは異なり、皇祖皇宗がその神裔であらせられる天皇に現れまし、天皇は皇祖皇宗と御一体であらせられ、永久に臣民・国土の生成発展の本源にましまし、限りなく尊く畏き御方であることを示すのである。〉
副島隆彦が、2月14日に、加筆する。 上記の ↑ 「国体の本義(こくたいのほんぎ)」は、昭和の戦争に突入してゆく時期(1937年、昭和12年)に文部省が出した安易な文書だ。とんでもない、軽薄な内容の、学問水準の低い政府の広報パンフレットだ。思想の高みは全くない。
国民に刻苦勉励せよの、二宮金次郎(にのみやきんじろう)を、復古賞賛する程度の質の悪さだ。
上記の「国体の本義」は、よく読めば、まさしく、ヨーロッパの王権神授説そのものだ。何が、「日本の天皇は、それとは別物であることは、明らかだ」だ。
どの右翼学者が書いたか分らない。八紘一宇(はっこういちう)、五族協和(ごぞくきょうわ)、大東亜共栄圏の、田中智学=たなかちがく=や大川周明=おおかわしゅうめい=ではないだろう。
佐藤優は、愚かにも、この「国体の本義」を、日本の国家体制論、国体論、として称揚している。他の今の、日本の反共右翼たちと同じレベルだ。
小室直樹先生は、この「国体の本義」を、大著『天皇の原理』で、こっぴどく叩いた。
浅見絅斎(あさみけいさい)の「靖献遺言」や、栗山潜鋒(くりやませんぽう)の「保建大記(けんたいき)」でこそ、日本の国体が、真剣に論じられているのだ、と知らないのだ。
副島隆彦の加筆終わり。
From: M Sent: Saturday, February 13, 2021 11:42 AM
To: 副島隆彦
Subject: Re: 先日の講演会、ありがとうございました。杉山から
副島先生 メールありがとうございます。
先日の定例会、(コロナが怖くて…と言うと怒られそうですが)東京に伺えなかったため、
オンラインで何度も拝聴いたしました。もう最高でした。
まさに副島節の真骨頂。日本に50万人いるトランプ支持者たち全員に聞いてほしい内容でした。
ご指摘のAmazonのレビューも拝見いたしました。
『ウイルスが変えた世界の構造』も発売と同時に購入させていただいたのですが、今、副島先生の著書を次々に読んでいる途中なので、まだ到達できていませんでした。
(今、『仕組まれた昭和史―日中・太平洋戦争の真実 思想劇画』を読んでいます)
大国隆正の師である平田篤胤は、いわゆるカルト主義者のようです。
キリスト教の影響を受けているとWikipediaにすら明確に書かれています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/平田篤胤
平田篤胤はキリスト教や仏教の思想に触れて、神道を宗教的なものにしたかったようです。神道はそもそも神話の羅列と、儀式しかなく、体系などなかったのですが、平田が、天御中主を創造主とする日本独自の宗教にしようとした形跡が見られます。
(もしかしたらここにも先輩方が指摘なさっているようなイエズス会の影響があるのかもしれません)
大国隆正はその平田から学び、さらに若い頃、蘭学も学んでいますから、キリスト教を元にして、国家神道をまとめあげようとしたことは間違いないでしょう。
副島先生が『日本人が知らない 真実の世界史』の中で指摘しているように、太陽神を中心としたアニミズムは世界各地に見られるものです。しかし、基本的にそれらは『信仰』であり、儀式と神話の羅列でしかありません。
絶対神を中心として体系化された『一神教』の方が異質なのです。
歴史的に見ると、それまで土着信仰で、各地で作法も伝承も全く異なっていた神道が急に体系化されたことの方が異質です。それがこの時期に急に、自然発生的に起こったと考えるのは不自然です。
尊王攘夷派の国学者だった彼を、誰か(おそらく伊藤博文あたりか?)が引っ張り上げて、
イギリス国教会の仕組みを表層的に模して国家神道としてまとめ上げさせてのだと考えます。
この辺りはまだ私も深追いできていない部分も多いので、副島先生からいただいた課題として、引き続き調べていきたいと思います。
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦 拝
【2550】[2977]バートン・クレーン
もうひとつ素朴な投稿です。
戦前にジャパンアドバタイザーの記者として来日、片言の日本語で吹き込んだ「酒が呑みたい」が大ヒットし、「外国人タレントの先駆け」とも言われたバートン・クレーンというアメリカ人がいます。
数年前、NHKがやった吉田茂のドラマ「負けて、勝つ」の中で、鳩山一郎が公職追放となる流れをつくった外国人記者との記者会見を、クレーンが先導しているシーンがあり、記憶に残っていました。
この男は何者なのだろう?と調べてみると、どうやらOSS(戦略情報局)の方が本籍で、カバーとして記者もしていたというのが実際のようです。
「バートン・クレーン覚書」
http://camp.ff.tku.ac.jp/yamada-ken/y-ken/fulltext/02BC.html
(引用始め)
まだ終戦前の1945年,つまり太平洋戦争の帰趨が決し日本占領が迫りつつあった頃,クレインは戦略局極東班(the Office of Strategic Services in the Far East)の任務につき,中国の昆明へ派遣された35)。
次いで,終戦を受けて,ニューヨーク・タイムズ紙の東京特派員となった。
書簡によれば,OSSの任務で既に極東にいたクレインを,ニューヨーク・タイムズ紙の外報部が経済部から「借りる」形で終戦後の東京へ派遣したということらしい。
(引用終わり)
とすると鳩山を追いやり吉田茂にスイッチさせるということがOSSの意思としてあり、そのためにクレーンも役割を果たしたということになるかと思います。
という歴史を踏まえると、デーブ・スペクターとかパックンとか、あれだけたくさんメディアに出ている人がスパイだなんてことが本当にあるのだろうか?と素朴には思うわけですが、まぁあるのでしょうね。
日本語でしゃべれる白人というだけでうれしくなって懐に入られてしまうのだろうな。。
【2549】[2976]プラウド・ボーイズ
皆さんの活発なやりとりに触発されて久々に投稿します。
「ディープステイトの真実」で西森マリーさんと副島先生が「政治活動をしている組織には必ずおかしな人間(=政治警察の潜入者)が紛れ込んできて扇動する」という話をされています。
この話は非合法時代の共産党を過激路線に導き、壊滅させた「スパイM」のことを思い出させますが、素朴には現代でもそういったことがあるものだろうか?とも感じてしまいます。
ところが先日、ロイターを読んでいると議事堂侵入をあおったとされるプラウドボーイズのリーダーがかつて法執行機関の協力者(=スパイ)であったという記事が出ているのでした。
「焦点:米極右「プラウド・ボーイズ」リーダー、捜査協力者だった過去」
https://jp.reuters.com/article/idJPKBN29X0WB
記事の中ではとぼけて
(引用始まり)
元検事のジョアンズ氏は、かつて詐欺罪で訴追した被告が今、バイデン氏の大統領選勝利認定を阻止しようとした暴動での重要人物になっていることには、驚くしかないと話す。
「彼が詐欺師であることは分かっていたが、まさか国内でテロを起こす男だとは、知るよしもなかった」とあっけにとられた様子だった。
(引用終わり)
と書いていますが、まぁ今でも同じ役割を果たしている人物だという風に考えた方が筋が通るように思えます。
なので、やはりなんでも「陰謀論」で片付けるのは、底の浅い考え方なのだなと改めて思います。
素朴な投稿でした。