重たい掲示板
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Loginはこちら【104】[117]再投稿:尖閣諸島漁船激突動画
会員番号4758 ライジング・サンです。 今日は11月5日です。
早朝(深夜)に投稿したYou-Tubeは削除されているようなので
私のブログに再アップしたものが「まだ」見れますから、ご覧になられていない方は是非早目に見て下さい。
【103】[116]尖閣諸島漁船激突動画
会員番号4758 ライジング・サンです。
今は11月5日 午前1:06です。
先ほどツイッターで尖閣諸島漁船激突動画(You-Tube)が流れているのを拾いました。
おそらく本物でしょう。 実際は2時間半くらいが全ての記録でしょうが、この動画は①~⑥まであり約50分~1時間くらいです。
確かに漁船から激突した感じではありますが、やはりこの動画で見れない部分も実際に確認しないと真相が解らないと思います。
以下とりあえずURLを貼っておきます。
http://www.youtube.com/watch?v=JXkawnuyTn8&feature=player_embedded
http://www.youtube.com/watch?v=bY0tgl6YLGI&feature=player_embedded
http://www.youtube.com/watch?v=3eJsXP4HLVs&feature=player_embedded
http://www.youtube.com/watch?v=q3JYT0G94-E&feature=player_embedded
http://www.youtube.com/watch?v=A7h0S1nk9Hk&feature=player_embedded
http://www.youtube.com/watch?v=gOUvdNjs_Cg&feature=player_embedded
【102】[115]検察庁の中の 検察審査会 に 面会を求めた人々の記録を載せます。
副島隆彦です。 小沢一郎を 強制起訴(きょうせいきそ)することを決定した、と、メディアが一斉に報道し、日本政治(当然、国会が中心)も、そのことをまるで当然のこととして 動いている。
菅直人首相の民主党執行部も、自民党も、小沢一郎と彼を強く支持する 私たち国民勢力のことを、全く無視して、自分たちが、日本国の政治の中心であり、アメリカと連携しながら、上手に国家の運営をやっている、と虚勢を張っている。この化けの皮は、必ず剥(は)がれる。
「小沢一郎を強制起訴した」とされる、検察審査会 なる 組織の 奇妙さは、この法律が、アメリカの主導で、2009年に そそくさと、法律改正が行われ、「裁判員制度の導入」という、これもまた、裏のある怖ろしい、裁判制度の改悪と軌を一にして、実行された。そのうち載せるが、当時の 法務大臣だった 保岡興治(やすおかおきはる)自民党衆議院議員でさえ、「おかしな法改正であった」と、最近、発言している。
以下に載せるのは、 この検察審査会なる 奇妙な国家機関が、検察庁が、この2月に決定した 小沢一郎への不起訴 と、さらに 再度、不起訴にしたのに、無理やり、おかしな行動に出て、正体不明の人間たち の異議申し立てで、杜撰(ずさん)を通り越す、異常な事務手続きを経て、「強制基礎」なる決定を行った。 これには、最高裁判所と法務省が内部で決断を下(くだ)し、人事面からも動いていることが分かってきた。
おそるべき 制度腐敗を起こしている 法務・司法官僚たちの中の、アメリカ帰りで、完全にアメリカに脳を侵されている者たちの、超エリートたちの うごめきが見られる。 彼ら 売国奴たちの人生の 姿が、じょじょに焙(あぶり)だされ、全体像が見えてきて、彼らの人間としてのあさましい本性(ほんしょう)が暴かれ、その末路がだんだん見えてきた。 彼ら 対米従属官僚として育てられた者たちの大きな連携の様子 と構造 までが、露(あら)わになりつつある。
このアメリカに巡礼(ピルグリメッジ)して飼育されてきた 1.各省のトップ官僚たちと連合する、 2.経団連(けいだんれん という大企業のトップ連合)の中の同じくアメリカに飼育されて育てられた大企業サラリーマン幹部たち(「財界人」、「実業家」などと呼べるような連中ではない。官僚の片割れの民僚=みんりょう=である)と、さらに、前述した二種類と 同じくアメリカの手先の片割れである、 3.大新聞・大テレビ局連合(NHKを入れて11社)と さらに、4.自民党と菅直人派民主党 が野合して、小沢一郎は犯罪容疑者だ、という、恐るべき真実捏造(ねつぞう)の、虚偽報道と虚偽政治をやっている。
この者たちは、すこしは恥を知る、ということを知ったら(自覚したら)どうか。 自分たちが満天下で公然と行っている、その謀略政治 が、このまま 国民政治として、ずっと続けられると思っているのか。いくら次の米大統領になると、同じくイカサマ政治で決まっている ヒラリー・クリントンとの連携が出来ているから、大丈夫だ、と自分たちでは思い込んでいても、それでも、世界政治の大きな流れの中で、彼らは、天罰を受ける。もう大きな真実は露見している。覆(おお)い隠(かく)すことはできない。
以下に載せるのは、この 法務省=最高裁判所=検察庁の中の東大法学部を出た、アメリカの手先どもが操(あやつ)る 制度である 検察審査会 という インチキ国家組織に、正面から 面会を求めて 乗り込んでいった 伊東章(いとうあきら)氏ら、国民有志の人々自身による 正確な記録である。 この内容から、私たちが学ぶ、知る、ことはたくさんある。今は、これだけを以下に載せます。
副島隆彦拝
(転載貼り付け始め)
阿修羅(あしゅら)掲示板 の 中から
2010年10月25日(月) 午前10時、検察審査会の決定に疑問を持つ20名は 「東京検察審査会」の長瀬(ながせ) 事務局長と手嶋(てしま)総務課長と面会する。主なやり取りを以下に引用する。
「1.伊東(いとう)代表が新たな質問書(添付資料参照)を提出。11月15日までに前回のように電話ではなく文書による回答するよう何度も念を押して要請。
手嶋総務課長の回答:それはわかりません
2.今回フリージャーナリスト林克明氏が取材のために参加されましたが、取材写真を取ろうとしたところ事務局側は強行に拒否。
「写真撮影禁止」を繰り返すのみで写真撮影禁止の根拠は一切明かさず。
3.我々の質問:東京第一審査会事務局長と東京第五審査会事務局長にお会いしたいが会えるか?
東京第一審査会事務局長の長瀬氏が名乗り出たが名刺はくれず。東京第五審査会事務局長は伝田(でんだ)という人だが「席を外している」ために今回も面会できず。
4.我々の質問:長瀬さんは一番奥の席に座っている。東京第一審査会事務局長とともに東京検察審査会全体を統括している事務局長ではないのですか?
長瀬事務局長しぶしぶ認める。「全体の事務局長ですが第五検察審査会に命令する立場ではない」と我々が聞いていない事をなぜか強調した。
5.我々の質問:長瀬さんと手嶋さんは検察からの出向ですか?
長瀬事務局長の答え:自分も手嶋健総務課長も裁判所出身で検察からの出向ではない
7.我々の質問:検察審査会事務局の職員は検察からの出向ですか?
長瀬事務局長の答え:検察審査会の職員は全員裁判所の職員で検察からの出向者ではない
8.我々の質問:ここの大部屋には3つの机をT字に並べたグループがいくつか配置されていますがこれは第1から第六までの検察審査会だと思われま す。第五検察審会事務局の場所はどこですか?
長瀬事務局長の答え:お答えできません
9.我々の質問:小沢氏起訴相当の第二回目議決をした11人の審査員の平均年齢が最初30.9歳、二回目33.91歳、三回目34.55歳と三回 も訂正されました。計算間違いをした事務局員はだれですか?
長瀬事務務局長の答え:お答えできません
10.我々の質問:20歳以上の日本人の平均年齢は54歳位です。平均年齢34.55歳のグループが出る確率は0.012くらいで現実には不可能 です。検察審査会はわざと若い人を選んだんではないのですか?
長瀬事務局長の答え:お答えできません
11.我々の質問:審査補助員の吉田弁護士が選任されたのが9月7日と言われていますが、正確な日にちはいつだったのですか?
手嶋総務課長の答え:個別審査の案件ですのでお答え出来ません。
12.我々の質問:小沢氏起訴相当の第二回目議決は9月14日になされたと言われていますが本当ですか?
手嶋総務課長の答え:そうです
13.我々の質問:小沢氏起訴相当の第二回目議決が9月14日になされたが公表されたのが10月4日です。なぜ20日間も議決が伏せられていたのですか?
長瀬事務局長の答え:お答えできません
このような長瀬事務局長と手嶋総務課長の「国民を完全にバカにした対応」に参加者全員怒り心頭でした。」 (記事から)
このやり取りに怒りの収まらない参加者の一人が居残り長瀬事務局長と手嶋総務課長に約1時間半嫌がられつつ質問をしたという記事も阿修羅に載っている。いまこの阿修羅の話題は小沢一郎のことで持ちきりなのである。居残りの参加者は自らを市民Tと名乗っている。
2010年10月26日 の 阿修羅掲示板の 記事から
「一市民T「”1回目の審査員選出は事務局が選択的に選んだ。2回目は選出を行わなかった”と確信している。」(ブログに書いたストーリーを説明した)
長瀬「それは貴方の見方だ。法に従って処理している。私達はやましいことは一切していない。」
一市民T「多くの国民は、法に違反したことをやったのではないかと思っている。」
長瀬「(報告した内容は)事実です。やましいことはしていない。」
一市民T「事実などと言えないはず。あなたは審査員選出の現場を見たのか。議事しているところを見たのか。違反していないのなら、第5審査会事務局担当者が、どのようにして審査員を選んだのか、そしてどのような議事をして議決に至ったのかを証拠を提示しながら明らかにすべきだ。国民に説明する責任がある。」
長瀬「選出には立会人が立ち会っている。」
一市民T「第5審査会事務局長と担当者と補助審査員が結託したら、選出しないで済ませることが容易にできる。これなら、議決は簡単に創作できる。」
長瀬「……」(無言)
一市民T「読売新聞記事によると、”9月7日に吉田審査補助員が就任。14日議決した”とある。この間、平日は4日しかない。10月までに議決すると言っていたのに、どうして短期間に一気に決めることになったのか?
集中的に何度も11人の審査員を集めるのは難しいのでは?
この4日で、膨大な検察捜査資料の説明を、素人の審査員に理解させ、議論をさせ、結論をまとめあげられるとは到底考えられない。」
長瀬 「審査会は、読売記事の内容を公表していない。」(疑問には答えない)
一市民T「”審査会関係者の話では”となっている。読売が嘘の記事を書いたのか。」
長瀬「読売に確かめてほしい。」
一市民T「”審査補助員が決まらないので、議決が10月に延びる”と報道していた。審査補助員を決めるのにそんなに長い時間がかかるのか?」
長瀬「審査会では、そのようなことを公表していない。」
一市民T「多くのメディアがそのような報道を流している。これも嘘というのか。」
長瀬「……」(無言)
一市民T「5~7月は審査会を開かなかったのでしょ?」
手嶋「そんなことはできません。他案件の審査もあるので。」
一市民T「申し立て書を持ってきても、第5検察審査会は小沢案件で一杯など、適当な理由をつけて、他の審査会に回すこともできますね。どこの審査会でも受付けられるということを確認しました。」
手嶋「……」(無言)
一市民T「1回目6回のくじ、2回目5回のくじで11人を選び、平均34.55歳を選び出す確率はきわめて低い。2度目の選出でも、 34.55歳と小数点2桁まで同じ値になった。このように数字が全く同じになる確率は天文学的に小さい。発生することはありえないということだ。」
長瀬「実際にそうなった。私達はやましいことはしていない。」
一市民T「貴方は報告だけで確認しているので、報告をもって事実とは言えないはずだ。担当者は審査員データを創作することぐらいいとも簡単だ。担当者が使った資料を提示して説明しなければ納得できない。」
長瀬「私達はやましいことはしていない」(これの一点張り)
一市民T「事務局の説明では、”平均年令計算を選出時期別に、別の担当が行った。一人の担当者は就任年令で、もう一人の担当者は議決年令で計算した”と言っているが、その通りか。」
手嶋「その通り。」
一市民T「すると、6人全員が5月1日~9月14日までの間に全て誕生日を迎えたとしても、最大で0.54歳(6÷11)しか上がらないはず。それにしては、年齢差0.64(=34.55-33.91)は大きすぎて辻褄が合わない。」
手嶋「いや、外の理由も……」(しどろもどろだ)
一市民T「年令だけでも、公表できないのか?」
長瀬「できない。」
一市民T「会議議事録は見せられないのか?」
手嶋「会議議事録はない。議事録を作らなければいけないという法律上の規約がない。」
一市民T「議事録がないと、次の会議が進められないのでは。職務上とるのが当たり前だ。」
手嶋「……」(無言)
一市民T「審査員には日当を払っているはず。支払の帳簿を見せてほしい。名前を隠してもらってもいい。」
長瀬「見せられない。」
一市民T「第5審査会事務局局員が不正を行ったため、検察審査会全体への不信が大きくなっている。不正を行ったものを自首させるべき。放置しておくと、貴方だって、監督責任等を問われますよ」
長瀬「……」(無言)
一市民T「少数の事務局員と補助審査員の画策で、大々的な操作で不起訴になった案件を強制起訴にしてしまったと見ている。これは重大問題だ。事実が明らかになるまで、何度も追及する。」
<検察審査会を訪問して感じたこと>
大部屋に、第1から第6検察審査会事務局の6つのブロックが並んでいた。
どこのブロックが、問題の第5検察審査会かあきらかにしなかった。また、伝田(?)第5検察審査会事務局長は、2.5時間の間、席に戻らなかった。
カウンター越しに事務局局員が全て見える前での、長時間の対話だった。
一市民Tは声が大きいので、局員全員に全ての会話が耳に入る状況だ。仕事どころではないだろう。誰かが、「うるさくて仕事ができない」「不正とは何事か」などと怒り出しても良さそうだが、咳としてその声もない。
一番不思議だったのは、”局員が大きな不正をしている”とこちらが断定しているのに、対応した責任者が怒らないことだ。 小沢事務所の方、民主党議員の皆様も、直接事務局に出かけ、事実確認と抗議をしてほしいと思う。
( 転載貼り付け終わり)
副島隆彦拝
【101】[114]山形の染物店 高岡染店をご紹介します
副島隆彦を囲む会の奥村と申します。
2010年9月23日名古屋の市議会リコール署名運動への参加の際に、「のぼり」を作っていただいた、高岡さん(学問道場の会員)の染物店をご紹介します。
南陽市宮内 萬染物 高岡染店
http://www.omn.ne.jp/~takaoka/
高岡さんには、「のぼり」を作っていただき、大変お世話になりました。
高岡さんは、自主的な「小沢支援、検察批判」のデモ行進への、安価な「のぼり」の制作について、書かれています。
一部を転載します。
(転載開始)
山形県の小さな市で小さな染物屋をやっています。
副島隆彦先生主宰の「学問道場」が河村名古屋市長の署名集めを応援するということで、のぼりをカンパして喜んでいただきました。遠くからでも何らかの力になれたことを思いたいへんうれしく思いました。そしてこのたび10.24デモに光を見てさらにまた力になれたらと思ったところです。そんなわけで、11月5日の第2回デモに向けて、のぼりか横幕を作らせてください。ひとりで持つならのぼりです。ただし、ポールが必要となりますが、ポールは恐縮ですがホームセンターでお求め下さい。当地では1本395円(税込)です。横幕の場合、二人以上で持てばポールは要りません。
(転載終了)
ここをご覧の方で、何かご依頼がありましたら、こちらの高岡染店へご依頼ください。
南陽市宮内 萬染物 高岡染店
http://www.omn.ne.jp/~takaoka/
高岡さんのブログ「移ろうままに」
小沢一郎支援11.5デモに向けてのぼり(又は横幕)を作らせてください!
http://oshosina.blog.so-net.ne.jp/2010-10-27
【100】[113]日本の「パワースポット」
千代田区某所:経団連、日経、JA(農林中金)がそろいぶみ。野村は日本橋、財務省は霞ヶ関にあるが、この地図は興味深い。左側は皇居。東京都千代田区大手町1丁目3−2周辺
日経新聞から経団連までは同じビル内の通路で繋がっているし、ひょっとしたら政策投資銀行とまで繋がっているかもしれないね。六本木ヒルズが外資軍団の占領基地ならば、この周辺は日本財界の中核をなす。
AIGビルも伏魔殿。資料が良く無くなるとか、CIAが駐在しているとかなどの噂も絶えない。
【99】[112]2010年10月19日「特捜捜査の闇と取調べの可視化・証拠開示」、2010年10月24日「検察・検審を糾弾するデモ」の動画
臼田博之です。
2010年10月19日「特捜捜査の闇と取調べの可視化・証拠開示」、2010年10月24日「検察・検審を糾弾するデモ」の動画を配信しました。
http://twitcasting.tv/to_be_real/show/
「ダダ漏れ」というものです。
動画の編集などという、気のきいた事は一切していません。ダダ漏れです。
臨場感は伝わると思います。
当日は出発地点に200,300人ぐらいしかいなかったのですが、行進が始まったら、人がどんどんと増えていって、結局800人から1000人ぐらいになったと思います。
同日24日、名古屋では、市議会リコール請求署名に対して、選管が、20日間の署名の精査というルールを覆して、一ヶ月間のさらなる精査期間を追加しました。
そのことで、80人ほどの市民が選管へ直接出向いて、抗議行動にでましたが、私は東京にいたので、その様子のダダ漏れ配信はできませんでした。
名古屋市議会リコール関係の配信もやろうと思います。
臼田博之拝
【98】[111]法務省・検察庁が 長年の汚れのために 内部から崩壊した 検察官たち逮捕事件 の記事を集めました。
副島隆彦です。 検察審査会 という おかしな準行政機関が、まだたくさんいる検察庁の中の奇怪な検事たちとグルで、小沢一郎を「強制起訴」しようとしている件には、ついに裁判所の中の、「法務省から来た裁判官」と呼ばれる異様な裁判官どもの動きまでを、炙(あぶ)り出している。いよいよ、検察・法務省の崩壊から、裁判所(最高裁)までが崩壊の秒読みに入った。この件は、すぐに記事と情報を纏(まと)めます。
ところで、私、副島隆彦の法律学の知識を寄せ集めての、素朴な疑問だが、どうして、「検察官を検察官が逮捕、捜査できるのか。犯罪捜査し、逮捕するのは、警察の仕事だ。どうして、日本国は、世界基準の 国家行動が取れないのか。
検察官の仕事は、犯罪の容疑者を、国家の代理人として公訴(起訴)すること、そして有罪を100%立証することだ。これだけしかしてならない」のだ。
何という法律を根拠にして、大林宏(おおばやしひろし)検事総長は、特命チームを組織して、自分の身内である検察官たちを、逮捕出来たのか。
私、副島隆彦は、世界基準の知識人としての、素朴な疑問を持つ。
この他に、 則定衛(のりさだまもる)という、10年前に、検事総長にまでなれるハズだったのに、スキャンダルで失脚した、ヤメ検(もと検事)の弁護士を、小沢一郎の秘書たちの裁判に、小沢たち画私の弁護士として、使い続けたことの失策と、どうしてこのような愚かな判断をして、まるで田中角栄の裁判の時と、同じで、ヤメ検弁護士 という邪悪な連中に、騙されて、敵側と内通されて、それで、裁判に敗北するようなことになってはいけない。宮崎学(みやざきまなぶ)氏が、忠告して、弘中淳一郎(ひろなかじゅんいちろう)という誠心誠意の人権派の優れた弁護士が、ようやく、これからの小沢裁判に付くことになったようで、嬉しいことである。
以下に長々と載せるのは、 検察庁自身の 崩壊ドラマが、9月21日の前田恒彦(まえだつねひこ)検事の逮捕から、始まり、上司だった、大阪地検特捜部の特捜部長たった大坪弘道(おおつぼひろみち)と副部長だった佐賀費元明(さがもとあき)まで、証拠隠滅、犯人隠避の容疑で逮捕され、この10月23日で、起訴が決まった。ここにいたるこの重大事件の 新聞記事を、ずっと並べて置きます。
塚部貴子(つかべたかこ)という、大阪地検特捜部の検事の女性が、上司たちに向かって、「前田検事は、証拠を偽造しました。村木厚子(むらきあつこ)さんは無罪です。証拠改竄の事実を、公表してください。そうでなければ、私は検事を辞めて、自分で公表します」と、検察内部で、決意ある正義の行動を取ったことが一番、重要だ。 2009年7月ごろに検察庁の内部で、大騒ぎになっていた。 このひとりの女性検事の正義感とただしい判断が、検察庁全体の大きな悪の体質を表に出してしまった。
時として、ひとりの人間の捨て身の正義感が、人間集団の大きな悪を、満天下に露出させる。真に強い人間は、いざというときの態度の取り方を知っている。 この立派な、塚部貴子検事(現職)の顔写真は、今は、法務省の ホームページからはずされているが、私の弟子が保存しておきてくれたので、ここの 重たい掲示板 の 2週間前のあたりに貼り付けてあります。
(転載はじめ)
法務省のホームページ
http://www.moj.go.jp/keiji1/kanbou_kenji_02_02_05_index.html>
塚部貴子(つかべたかこ)検事 (大阪地検特捜部 平成12年任官)
● 特捜部の検事として
私は,幼いころから知りたがりで,子供のころは「何で?」が口癖でした。そのせいか修習生時代,一番興味を持ったのが検察官の仕事,その中でも取調べでした。それまで新聞やテレビなどで見聞きするだけだった生の刑事事件について,自ら相手に疑問をぶつけ,真実を解明していくことにやり甲斐を感じました。その後,私は,検察官になり,たくさんの被疑者,参考人の取調べを経験しましたが,実際の取調べでは,ストレートに「何で?」などと疑問をぶつけても必ずしも真実を語ってもらえるとは限りません。取調対象者の当該事件における役割,生活環境,性格等いろいろな要素を考慮し,質問の内容やタイミングを考えながら取調べにあたっています。
特捜部では,脱税事件や証券取引法違反事件など,国税局や証券取引等監視委員会の告発を受けて捜査を行う事件以外は,他の捜査機関の力を借りずに独自捜査を行います。この独自捜査では,検察庁で一から被疑者や参考人の取調べを行うことになります。取調対象者に関する情報が少ない状態で取調べを行うことになるため,事前に,押収した証拠物を分析するなどして,その人物像を思い描きながら第1回目の取調べに臨みます。さらに,私は,第1回目の取調べにおいて,最初に作成してもらう身上申立書の記載時の態度を観察し,対象者の性格や心情を推し量る材料の1つにしています。不満を述べながらも,1つ1つの項目について時間をかけて丁寧に記載する人,虚勢をはっていても,記載する手が震えている人,丁寧な態度でも,促さないと個々の項目の記載をしない人など,その態度にはその人の真の姿や心情が表れるものです。頑なさが感じられた場合には,核心にはふれず,心を開いてもらえるまで何日も雑談をすることもあります。それでも真実を語ってもらえない場合は,その理由について,あれこれと推測し,思い悩みます。捜査を行っている間は,担当している取調対象者のことで頭がいっぱいになり,「なぜ?なぜ?」が頭の中にうずまきます。それでも,その「なぜ?」という疑問が取調べや押収した証拠物の分析で解明されると,それまでの苦労も全て忘れられます。特に,特捜部の独自捜査では,まさに目の前で真実が解明されていき,私が修習生時代に検察官の仕事としてやり甲斐を感じた点が存分に経験できるため,忙しいながらも充実した毎日を送っています。
(転載おわり)
以下の検察崩壊(けんさつほうかい)の新聞記事を、ずっと丁寧に読んでください。そして、各自、自分の頭で整理して理解してください。彼らの名前と肩書きをしっかり把握してください。 解読とか解説とかは、そのあとの話です。
副島隆彦拝
(新聞記事の 転載 貼り付け始め)
● 「 前特捜部長らの保釈申請を却下-大阪地裁」
日本テレビ系(NNN) 2010年10月28日(木)
大阪地検特捜部の証拠改ざん・隠ぺい事件で、大阪地裁は28日、前特捜部長らの保釈を認めない決定をした。
大阪地検特捜部の前特捜部長・大坪弘道被告(57)と元副部長・佐賀元明被告(49)は、元主任検事・前田恒彦被告に「改ざんは過失だった」と説明するよう指示した上、自ら捜査をしなかった犯人隠避の罪で起訴されている。
大坪被告らは現在、大阪拘置所に身柄を拘置されているが、拘束される正当な理由がないとして、保釈を求める申請を裁判所に提出していた。
これに対し、大阪地裁は28日、大坪被告らの保釈申請を却下した。大坪被告側は「家宅捜索で証拠が押収されており、証拠隠滅の恐れはない」と主張しており、再度、保釈を求める申請を行う方針。
● 「 証拠改ざん 前特捜部長ら2人起訴 犯人隠避罪で最高検 」
毎日新聞 2010年10月21日(木)
郵便不正事件に絡む証拠改ざん・隠ぺい事件で、最高検は21日、事件を大阪地検に移送したうえで、前特捜部長の大坪弘道(おおつぼひろみち、57)、元副部長の佐賀元明(さがもとあき、49)両容疑者を、犯人隠避罪で大阪地裁に起訴した。
法務省は同日、2人を懲戒免職処分とした。大坪被告と佐賀被告は起訴内容を全面的に否認しているという。大林宏(おおばやしひろし)検事総長は、会見で「前代未聞の事態に至り、国民の皆様に深くおわびする」と謝罪した。
検事総長が謝罪
事件発覚後初めて会見した大林総長は「検察に対する信頼を回復することが、私に課せられた責務と考えている」と述べ、早期の辞任を否定。証拠改ざんとその隠ぺい事件の背景について「人事の問題や特捜部のあり方を含めて、複合的な要素があったと考えている」と述べた。
最高検によると、検察の不祥事で総長が会見するのは、93年のゼネコン汚職事件の捜査における検事の暴行事件と、02年の大阪高検公安部長の詐欺・汚職事件以来3回目。
最高検は証拠隠滅罪で起訴された特捜部元主任検事、前田恒彦被告(まえだつねひこ、43)=懲戒免職= を起訴した際には、動機などを説明していたが、この日は伊藤鉄男(じちょうけんじ)次長検事が「被告が否認しているため、極めて少ない情報しか伝えられない」と述べ、起訴内容以外の説明はしなかった。
今後は検事十数人体制で郵便不正事件の捜査や公判、地検や高検、最高検のチェック体制などについて問題点を洗い出し、今年中に検証結果を発表する予定。
前田元検事が東京、大阪の特捜部で捜査を担当した約30件の事件については、関係者の聴取や記録の精査を行い、証拠改ざんの有無も含めて問題点がなかったか確認する。刑事告発も受理しており、前田元検事や検察幹部の刑事責任の有無も捜査するとしている。
最高検は、大坪前部長と佐賀元副部長が今年2月、元検事に改ざんを過失だと説明するよう指示したなどとする容疑で2人を逮捕したが、前部長らが改ざんを知った同僚検事に口止めをしたことや、検事正らに「問題ない」と虚偽の報告をしたことを犯人隠避の実行行為に加えて起訴した。【山本将克、野口由紀】
前部長、弁護士通じ「主張訴えていく」
大坪前部長は21日、接見した弁護士を通じ、「起訴されるのは覚悟していた。裁判で自分の主張を訴えていきたい」との趣旨の話をした。また、佐賀元副部長の弁護団によると、佐賀元副部長は取り調べで容疑の重要なポイントは「黙秘する」と宣言。公判では、無罪を主張する見通しという。両弁護団は22日、2人の保釈を大阪地裁に請求する予定。また、懲戒免職処分に対しては近く人事院に不服申し立てをする。
起訴内容の概要
大坪前部長と佐賀元副部長は、前田元検事が証拠隠滅の罪を犯した者と知りながら、
(1)2月1日、犯行を知った同僚検事に他言を禁じ▽2日、前田元検事に電話で過誤による改変と説明するよう指示し
▽8日、面前で重ねて指示し
▽10日、「過誤で改変」との趣旨の上申書案を了承し、より合理的な説明内容にするよう指示し--捜査を行わなかった。
また(2)同月2日、玉井英章(たまいひであき)次席検事に「証拠品のデータ書き換えだと公判担当検事が問題としたが、言いがかりに過ぎず、証拠品が還付され改変の有無を確認できない上、データが変わった可能性があっても確認作業中の過誤に過ぎない」と虚偽報告し
▽3日、小林敬(こばやしたかし)検事正に「書き換えだと担当検事が騒いでいるが言いがかりで問題はない」と報告し--捜査は不要と誤信させ捜査を行わないようにさせた。
● 「証拠改ざん 福岡高検検事長も辞意…前大阪地検検事正」
毎日新聞 2010年10月19日
郵便不正事件に絡む証拠改ざん・隠ぺい事件を受け、厚生労働省の村木厚子元局長(54)=無罪確定=を起訴した当時、大阪地検検事正だった三浦正晴(みうらまさはる)福岡高検検事長 が、辞意を固めたことが関係者の話で分かった。三浦検事長は近く減給などの懲戒処分とされる見通しで、処分に合わせて退職するとみられる。
三浦検事長は今年1月末に証拠品の改ざん疑惑が地検内で表面化する直前の1月6日付で異動となった。改ざん疑惑の報告は受けていなかったが、自ら監督責任があると判断した模様だ。
. 証拠改ざん:大阪地検検事正と前次席を減給処分に 退職へ
. 証拠改ざん:前大阪高検事長に最高検が事情聴取
. 前田元検事:「組織の問題明らかに」最高検会見、1時間半
● 「証拠改ざん 前大阪高検事長に最高検が事情聴取」
毎日新聞 2010年10月16日
大阪地検特捜部の元主任検事による証拠品改ざん・隠ぺい事件で、最高検は15日、中尾巧(なかおたくみ)前大阪高検検事長(63) = 今年6月退官、現在弁護士= から参考人として事情を聴いた模様だ。中尾前検事長は毎日新聞の取材に「(改ざんの)報告は一切なかった」と話しており、事情聴取でも同様の説明をしたとみられる。中尾前検事長は昨年、大阪地検が郵便不正事件で厚生労働省元局長、村木厚子さん(54)=無罪確定=を逮捕するのを決裁した。
● 「 最高検会見、1時間半 「組織の問題明らかに」」
毎日新聞 2010年10月12日
前田恒彦元検事の起訴を発表し、国民に謝罪する最高検の伊藤鉄男次長検事=東京・霞が関の検察庁で2010年10月11日午後4時、梅村直承撮影
郵便不正事件に絡み証拠隠滅罪で起訴した大阪地検特捜部の元主任検事、前田恒彦被告(43)を巡り最高検が11日に開いた記者会見は、約1時間半と異例の長時間に及んだ。「本件をきっかけに国民の皆様から厳しい批判が寄せられていることを踏まえ、詳細な説明をさせていただきたい」。伊藤鉄男(いとうけんじ)次長検事らは検察の置かれた険しい状況をにじませながら質疑応答に臨んだ。
が、犯人隠避容疑で逮捕した前特捜部長、大坪弘道容疑者(57)らへの前田元検事の報告内容は「捜査中の話」として明らかにしなかった。【山本将克、野口由紀】
東京・霞が関の検察庁庁舎20階で午後4時から始まった会見で、伊藤次長検事はフリー記者を含む約70人を前に謝罪コメントを読み上げ深々と頭を下げた後、こう切り出した。 「検察庁では従来から公訴事実に記載した以外の事実関係の詳細、被疑者の供述内容、証拠の具体的な事柄は公判立証の関係からお答えを控えさせていただいている」。
硬い表情で続けた。「しかしながら、今回は検察官が証拠を改ざんしたという不祥事であり、可能な範囲で従来より詳細なご説明をさせていただきたい」
異例の「口上」に、同席した池上政幸(いけがみまさゆき)刑事部長や八木宏幸(やぎひろゆき)最高検検事 の表情も険しいまま。質疑応答では無罪と知りつつ裁判を続けた疑いがあるとの質問が相次いだ。主なやりとりは次の通り。
--前田元検事は証拠品のフロッピーディスクを改ざんした時点で(厚生労働省元局長の)村木厚子さんの無罪を認識していたのか。
他の証拠から立証可能と考えていたが、嫌な証拠、マイナス証拠で公判が紛糾することは避けたいという思いから改ざんした。マイナス証拠で即無罪とは思っていなかった。
--最高検も当時の証拠で有罪に持ち込めると思っていたのか。
いろんな証拠が却下されたが論告(求刑)している。ぎりぎりの証拠構造になっていると思うが、有罪になる可能性があるということで訴訟を遂行したということではないか。
--「公判を紛糾させたくなかった」というのは、本当に動機なのか疑問がある。
そこに至るまでいろいろな思いがあったと思うが、公判の中で明らかにしていくしかない。(質問は)検察庁の組織(のプレッシャーが動機の一面にあると)の問題であるとの指摘かもしれないが、そこは検証作業で洗いざらい分かってもらえるよう、明らかにしなくてはならない。
--村木さんの側は(検察側構図と矛盾する証拠の存在を知りながら)裁判を続行したところに最大の憤りを持っている。
その気持ちは非常によく分かるが、次の犯人隠避(はんにんいんぴ)の事件と密接にかかわってくる。上司が知った段階でどうすればよかったのか、ということが当然出てくる。
--どこからねじ曲がった?
おしかりを受けるかもしれないが郵便不正事件そのものはやるべき事件だったと思っている。そこで主任検事が、ブツ(物証)を軽視し供述に寄り掛かり過ぎた捜査を行ったと言わざるを得ない。
◇文書ファイル順序も改ざん…前田元検事
最高検の会見では、前田元検事がフロッピーディスクに残された偽証明書の文書ファイルの最終更新日時のほか、文書ファイルの順序も変えていたことが分かった。「6月1日未明」に作成された文書ファイルの更新日時を「6月8日」に変えたことから、整合性を取るために文書ファイルを並び替えたとみられる。
● 毎日新聞 2010.10.9 からの 知識
「最高検 は どんな組織? 」
検察庁の組織
検察庁舎は、東京・霞が関。日比谷公園の緑を見下ろすように立つ。 東京地方検察庁(地検)、東京高等検察庁(高検)を階下に、最高検は18階から最上階の20階にある。 検察の主な仕事は、「事件の容疑者を起訴するかどうかを決め、法廷で犯罪の立証や求刑を行うこと」 だ。
このため警察などが捜査するあらゆる事件に関与する。最高検は、定員わずか18人で、その組織の頂点に位置する。ほかに検察事務官らの定員は93人。
47都道府県警から事件を送られる地検は、全国に50カ所(北海道のみ4カ所)ある。その上級庁の高検は、高等裁判所(高裁)の所在地と同じ全国8カ所にあり、控訴審を担当。最高検は、高検の上級庁として、最高裁での裁判を担う。さらに、地検特捜部による検察の独自捜査を含め、全国の事件と公判に目を光らせる「コントロールタワー」だ。
トップの大林宏総長(63)は戦後に検察が現在の組織になって25代目の総長。一連の事件で謝罪会見した伊藤鉄男次長検事(62)が補佐する。その下に総務、刑事、公安、公判、裁判員公判各部があり、部長以下の定員は16人。ただ、高検検事らが最高検事務取扱(兼務)となり、実数は二十数人に膨らむこともある。
部長はそのまま退官するか、東京など大地検の検事正や高検検事長などに転出する。部長以外の最高検検事は任官約30年(55歳前後)の男性が多く、女性は現在3人。在任数カ月で地検検事正などに転出することも多く「待ちポスト」とも言われる。
「最強の捜査機関」と称される東京地検特捜部の経験者も少なくない。証拠改ざん、隠ぺい事件では元副部長の長谷川充弘(はせがわみつひろ)最高検検事(56)が捜査チームの主任を務め、取り調べにも東京特捜OBが投入された。犯人隠避容疑で逮捕した大阪地検前特捜部長の大坪弘道(57)、前副部長の佐賀元明(49)両容疑者ら大阪特捜OBを、東京特捜OBが追及する構図だ。
93年のゼネコン事件では参考人に暴行した地検検事を東京高検が逮捕した。だが、今回は大阪高検を含めた「関西検察」の身内意識も遠因にあったとされるため、最高検が初めて容疑者を逮捕。ただし、最高検は最高裁に対応して設置されているため、地裁に起訴することはできない。捜査に当たる最高検検事らは地検事務取扱(兼務)とし、起訴する場合は地裁に起訴状を提出する。
沖縄・尖閣諸島の漁船衝突事件では、那覇地検が中国人船長を釈放したが、実際に意思決定したのは最高検だ。重要案件は必ず報告を受け、最高検のゴーサインがなければ、たとえ特捜部でも逮捕・起訴はできない。2010年2月に小沢一郎・民主党元代表の起訴を見送ったのも、最高検の意向が影響したとされる。
一方、厚生労働省元局長の無罪が確定した郵便不正事件も、着手前、最高検に報告が上がっており、チェックの甘さを指摘する声も。捜査と検証を通じ最高検自体にも処分が及ぶ可能性がある。
● 2010年10月06日 郷原元検事のツイッタ―から
「郷原信郎(元・検事)
http://twitter.com/nobuogohara/status/26405250884
昨日の段階では、議決書の冒頭の被疑事実(不動産取得時期、代金支払時期の期ズレだけ) が、当然、そのまま起訴すべき犯罪事実になっていると思っていたが、よく見ると、添付されている別紙犯罪事実には、検察の不起訴処分の対象になっていない収入面の虚偽記入の事実が含まれている。
http://twitter.com/nobuogohara/status/26405407747
検察の公訴権独占の例外として検察審査会議決による起訴強制が認められている趣旨に照らして、不起訴処分の対象事実を逸脱した被疑事実で起訴相当議決を行うことは許されない。 今回の起訴相当議決は無効であり、強制起訴手続をとることはできない。
http://twitter.com/ashura820/status/26415720997
検察審査会法第41条の7
検察審査会は、起訴議決をしたときは、議決書に、その認定した犯罪事実を記載しなければならない。この場合において、検察審査会は、できる限り日時、場所及び方法をもつて犯罪を構成する事実を特定しなければならない。だから今回の議決は無効であり、訴えるべきだ」
小沢の強制起訴は公訴棄却だという動きが出始めた。裁判が始まる前に無罪となるだろう。 検察が不起訴にした以外の事実での起訴を求める議決を検察審査会がしたことは、刑事訴訟法と検察審査会法に反しており違法だ。
● ムネオ日記のプログから 鈴木宗男 2010年10月5日
犯人隠蔽の疑いで逮捕されている大阪地検特捜部の佐賀前副部長の秋田真志弁護士が、取調べの全過程の録画(可視化)を最高検に申し入れたと報道されている。
可視化に反対していた検事が、自分が逆の立場におかれて初めて気付いたのが可視化である。可視化の重要性、必要性がわかっただけでも良いことである。
ここは大坪前特捜部長も、佐賀前副部長も前田検事も、とことん頑張ってほしい。最高検次席検事の伊藤鉄男(いとうてつお)氏、八木宏幸(やぎひろゆき)最高検検事に、「お前達に教えられた通りやってきたのに、今になって俺達を悪者にするとは何事だ!俺達が悪いと言うのなら、お前たちは悪くないのか!」としっかり勝負して戴きたい。
今まで弱い人がどれほど権力に泣かされてきたか。「ここはお互い冷静に考えながら、権力と闘っていこうではないか」と、大坪、佐賀、前田氏に伝えたいものある。
●「 前田検事を偽証容疑で告発=朝鮮総連事件で緒方元長官」
時事通信 2010年10月05日
在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部をめぐる詐欺事件で、一審で執行猶予付き有罪とされた元公安調査庁長官緒方重威被告(76)=控訴中=は5日、偽証容疑で、当時事件を担当した大阪地検の前田恒彦検事(43)=証拠隠滅容疑で逮捕=を最高検に告発したことを明らかにした。
告発状では、前田検事は2008年12月、東京地裁の証人尋問で、緒方被告の共犯とされた元不動産会社社長満井忠男被告(76)=控訴中=を取り調べた際、利益誘導などの違法な取り調べをした事実を隠し、虚偽の陳述をしたとされる。
一審東京地裁判決は満井被告の自白の任意性を認める一方、「認めないと保釈が取れない」などと不当な圧力を加えたことを否定した前田検事の証言について、「不自然、不合理」と指摘。「前田検事の証言の信用性を肯定するのは困難」としていた。
●「証拠改ざん:大阪高検検事長が深夜のおわび」
毎日新聞 2010年10月1日
大阪高検の柳俊夫(やなぎとしお)検事長は、1日午後11時から会見し、「管内の検察官を監督すべき者として、誠に遺憾で深くおわび申し上げる。信頼回復に向け全力で取り組む」とコメントを読み上げ、2回頭を下げた。最高検の捜査には、全面協力するという。逮捕された大坪弘道・前特捜部長(57)と、佐賀元明・前副部長(49)の2人は同日付で、大阪高検総務部付に異動になった。
●(副島隆彦注記。 以下の記事のおわりに出てくる、小林敬(こばやしたかし)大阪地検検事正 と 玉井英章(たまいひであき)前次席検事(現大阪高検次席検事)も、逮捕された 大坪・特捜部長 から報告がいっていた、ということは、この二人も犯罪者だ、ということだ。証拠カイザン を知っていて、そして、隠滅に加担している。彼らはカイザンの件が若い検察官たちによって騒がれている事実を知ってた上で、捜査を妨害し、隠滅に参加している。「この件は、「問題ない」と大坪から「報告されていた」 と以下の記事にある。 このふたりも逮捕されるべきである。そして、その上の者たちにも、責任は及ぶ。
それが、三浦守(みうらまもる)と、中尾巧(なかおいさお)大阪高検検事長(今年の6月まで)である。 彼らは、辞職で逃げを打つ気だ。そのことに、大坪と、佐賀が怒っていて、「俺たちを、トカゲの尻尾きりにした」として、これからの裁判=公判で争う気だ。 まさしく刑事事件の専門家たちそのものの泥仕合の劇がこれから始まる。 副島隆彦注記終わり)
「 証拠改ざん 前特捜部長ら逮捕へ 最高検、犯人隠避容疑で」
毎日新聞 2010年10月1日
郵便不正事件に絡む証拠隠滅事件で逮捕された大阪地検特捜部の主任検事、前田恒彦容疑者(43)によるデータ改ざんを隠ぺいしたとして、最高検は1日、当時の上司だった大坪弘道・前特捜部長(57)=現京都地検次席検事=と、佐賀元明・前副部長(49)=現神戸地検特別刑事部長=を犯人隠避の疑いで逮捕する方針を固めた。大坪前部長らは容疑を否認しているが、最高検は前田検事の改ざんを故意だと認識していたと判断した。
調べでは、大坪前部長らは今年2月ごろ、前田検事が証拠品のフロッピーディスク(FD)内に記録された偽証明書のデータを故意に改ざんしたことを認識しながら調査や公表をせず、前田検事の犯罪を隠した疑いが持たれている。
検察関係者によると、大坪前部長は今年1月末~2月ごろ、同僚の検事らから「前田検事がFDのデータを故意に書き換えた疑いがある」との報告を受け「公表すべきだ」と求められた。しかし、前田検事に事実関係を確認した大坪前部長と佐賀前副部長は過失として処理することを決め、小林敬(こばやしたかし)検事正と玉井英章(たまいひであき)前次席検事(現大阪高検次席検事)に「問題ない」と報告したとされる。
●(副島隆彦注記。以下の記事は、きわめて重要である。特に後半の 4人の若い検事たちの、反乱というか、上部への抗議と抵抗が、自分の上司だった幹部検察官たちの逮捕という大事件になった。この4人の特捜検事の中に、塚部貴子(つかべたかこ)検事がいただろう。以下の記事の中で、「これを問題視した当時特捜部の検事3人と、公判部の検事1人の計4人は今年1月30日の土曜日、休日にもかかわらず佐賀前副部長を呼び、実情を訴えた」が、「『女性検事が騒いでいるが根拠はない』と報告していた」とある部分が重要)
毎日新聞 2010年 9月30日
郵便不正事件に絡む証拠改ざん事件で、今年1月末、大阪地検の佐賀元明・前特捜部副部長(現神戸地検特別刑事部長)に証拠品のデータ改ざんを告発した検事は、計4人いたことが分かった。
いずれも郵便不正事件の担当で、4人とも佐賀前副部長に「深刻な事態」と訴えたが、翌月、直属の上司にあたる大坪弘道・前特捜部長(現京都地検次席検事)は、小林敬(こばやしたかし)検事正 に「女性検事が騒いでいるが根拠はない」と報告していた。
郵便不正事件で押収されたフロッピーディスク(FD)をめぐっては、特捜部主任検事、前田恒彦容疑者(43)=最高検が証拠隠滅容疑で逮捕=が、データ改ざんの事実を同僚検事に話し、事件を担当する検事の間で広まった。 これを問題視した当時特捜部の検事3人と、公判部の検事1人 の計4人は今年1月30日の土曜日、休日にもかかわらず佐賀前副部長 を呼び、実情を訴えた。だが、佐賀前副部長から報告を受けた大坪前部長は 「FDを調べているうちに誤ってデータを変えた可能性がある」 という事案として決着させた。
書き換え専用ソフトを使って証拠品のFDを改ざんする極めて不自然な行為にもかかわらず、部内では「過失」 として済まされた一連の処理に関し、最高検は5日間にわたって大坪前部長と佐賀前副部長から事情を聴いた。2人とも一貫して「過失との認識だった」と説明したという。
●「証拠改ざん 前田容疑者、報告書「見ていなかった」」
毎日新聞 2010年10月1日
郵便不正事件に絡む証拠隠滅事件で、証拠品のフロッピーディスク(FD)を改ざんしたとして逮捕された大阪地検特捜部の主任検事、前田恒彦容疑者(43)が、改ざん前の正確なデータが添付され公判に提出された捜査報告書を「きちんと見ていなかった」と供述していることが検察関係者の話で分かった。改ざん前データの報告書への添付を知らないままFDの内容を変更し、公判を有利に進めようと考えた疑いがあり、最高検は詳しい動機の解明を進めている。
FD日付の添付知らず改ざんか
前田検事は09年7月13日、FD内に記録された偽証明書のデータの最終更新日時を「04年6月1日1時20分6秒」から「04年6月8日21時10分56秒」に改ざんしたとされる。改ざんの3日後、FDは厚生労働省元係長、上村勉被告(41)側に返却されている。一方、報告書は09年6月29日付で特捜部の事務官によって作成され、印字された偽証明書や、その最終更新日時が「6月1日」と記録された「プロパティ」などが8枚にまとめられた。
公判で、検察側は厚労省の村木厚子元局長(54)=無罪確定=が04年6月上旬ごろ、偽証明書の作成を上村被告に指示したと主張。「6月8日」に偽造されたFDが証拠として提出されれば検察側に有利になりえたが、上村被告側からは証拠申請されなかった。逆に、「6月1日」のデータが添付された報告書が弁護側の請求で証拠になり、無罪判決の根拠の一つとなった。
前田検事は最高検の調べに対し「捜査報告書に正確なデータが書かれていることは知っていた。報告書がある以上、FDを改ざんしても意味がない」と当初供述し、書き換えが過失だったと主張していた。しかし、最近になって「きちんとチェックしなかった」と話し、「6月1日」のデータが添付されていることを知らなかったことを認めたという。前田検事は09年7月4日に村木元局長を起訴し、9日後に改ざんを実行した。最高検はFD返却の経緯を調べ、動機の解明を進めている。
● 「大阪地検主任検事を逮捕へ 最高検、証拠隠滅容疑 」
日経新聞 2010年9月21日
厚生労働省の村木厚子元局長(54)に無罪が言い渡された郵便料金不正事件で、 最高検は21日、証拠品として押収したフロッピーディスク(FD)の中身を改ざんしたとして、 捜査を担当した大阪地検特捜部の前田恒彦・主任検事(43)を証拠隠滅容疑で逮捕する方針を固めた。
村木元局長を起訴した一連の捜査は、現職検事の刑事責任が問われる異例の事態となる見通しとなった。 調べによると、前田検事は昨年7月13日、FDに記録されていた偽の証明書の最終更新日時を、専用ソフトを使って改ざん。本来の「2004年6月1日1時 20分」から、「6月8日21時10分」に書き換えた疑いがある。
FDは、大阪地検が昨年5月に元同省係長、上村勉被告(41)=公判中=の自宅から押収した。公判には証拠として提出されず、改ざんから3日後の7月16日に上村元係長側に返却された。
前田検事は1996年検事任官。広島地検や水戸地検を経た後、大阪や東京で主に特捜畑を歩んだ。06年から在籍した東京地検特捜部では、元防衛次官汚職事件で贈賄側の「キーマン」の調べを担当した。 郵便不正事件を巡っては、障害者団体向けの郵便制度利用に必要な偽の証明書発行に関与したとして、大阪地検特捜部が09年6月、厚生労働省の村木局長(当時)を虚偽有印公文書作成・同行使容疑で逮捕。 村木元局長は公判で無罪を主張、今月10日に大阪地裁が無罪を言い渡した。
● 「検事総長に大林宏(おおばやしひろし)氏、東京高検検事長には笠間氏」
2010年6月12日 産経新聞
大林宏氏
政府は11日の閣議で、退官する樋渡利秋(ひわたりとしあき)検事総長の後任に大林宏東京高検検事長、東京高検検事長に笠間治雄広島高検検事長、大阪高検検事長に柳俊夫高松高検検事長を充てるなどの人事を決めた。発令はいずれも17日付。
【検事総長】
大林宏氏(おおばやし・ひろし)一橋大卒。昭和47年検事。札幌高検検事長などを経て平成20年7月から東京高検検事長。62歳。東京都出身。
【東京高検検事長】
笠間治雄氏(かさま・はるお)中大卒。昭和49年検事。最高検次長検事など経て平成21年1月から広島高検検事長。62歳。愛知県出身。
【大阪高検検事長】
柳俊夫氏(やなぎ・としお)一橋大卒。昭和49年検事。公安調査庁長官などを経て平成21年1月から高松高検検事長。60歳。東京都出身。
【広島高検検事長】
藤田昇三氏(ふじた・しょうぞう)東大卒。昭和51年検事。最高検公安部長などを経て平成20年7月から最高検裁判員公判部長。61歳。岡山県出身。
【仙台高検検事長】
岩村修二氏(いわむら・しゅうじ)中大卒。昭和51年検事。最高検刑事部長などを経て平成20年7月から東京地検検事正。60歳。長崎県出身。
【高松高検検事長】
梶木寿氏(かじき・ひさし)東大卒。昭和52年検事。法務省矯正局長などを経て平成20年6月から京都地検検事正。61歳。兵庫県出身。
辞職 検事総長樋渡利秋、大阪高検検事長中尾巧、仙台高検検事長増田暢也
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦拝
【97】[110]重力進化学
会員番号1149番の茂木です。
以前この掲示板でも紹介のあった西原克成博士の研究について、私のブログ
http://celadon.ivory.ne.jp
でも論じましたので、記事を転載しておきます。ご意見などいただければ嬉しく思います。
—————————————-
重力進化学(9/14/2010)
“生きもの上陸作戦”中村桂子・板橋涼子共著(PHPサイエンス・ワールド新書)を楽しく読んだ。サブタイトルに“絶滅と進化の5億年”とある。
(引用開始)
絶滅が大きな進化をうながす
今日、私たちが地上で目にするさまざまな樹木、美しい草花、周りを飛びかう虫たち、そして動物たち。こうした豊かな生態系の出発点はいまから5億年前――地球に生物が誕生して33億年、生き物たちが住み慣れた「水圏」を離れ、陸に上がることを決意したときのこと。まずは植物、そして昆虫、脊椎動物が上陸。5億年で5度の大きな絶滅を乗り越え、たくましく進化する生物の一大イベントを活き活きと描く。
(引用終了)
<同書カバーより>
ということで、この本は、胞子体の大型化、維管束の登場、花づくり遺伝子、翅ができる仕組み、植物と昆虫の共進化、魚類と顎の誕生、鰭から足へ、手はどうやって出来たのか、ゲノム重複、五回の絶滅、マントルプルーム、恐竜から鳥へなどなど、興味深いテーマについてわかりやすく説明してある。巻頭の「生きもの上陸大作戦絵巻」も楽しい。
本書のテーマは多岐に亘っているから、さまざまな「興味の横展開」が可能だけれど、ここでは、脊椎動物の進化における「重力」の影響について考えてみたい。このテーマについては以前「脳について」の項のなかで、
(引用開始)
「内臓が生みだす心」西原克成著(NHKブックス)によると、脊椎動物の進化には大きく分けて三つの段階があったという。第一段階は、海中移動による「口肛分離」、第二段階は、上陸劇による「造血の骨髄腔への移動」、第三段階は、哺乳類の誕生による「歯の発達」。いずれの段階も重力が強く影響を及ぼしているという。
(引用終了)
と書いたことがある。西原克成医学博士については「免疫について」の項でもその著書を紹介したけれど、氏は、「脊椎動物の進化が重力を中心とした物理的・化学的要因によって起こる」ことを発見、以降これを「重力進化学」と名づけ、提唱しておられる。氏の重力進化学については“生物は重力が進化させた” 西原克成著(講談社ブルーバックス)に詳しいが、ここでは、“究極の免疫学”西原克成著(講談社インターナショナル)から、関連箇所を引用しよう。
(引用開始)
生物の上陸にともなって、その身体には劇的な十二の変化が発生しました。それは、1.骨髄造血の発生 2.硬骨の発生 3.心臓脈管系の冠動脈の発生 4.鰓から肺への変容 5.赤血球・白血球の分化 6.リンパシステムの発生 7.大脳新皮質の錐体路運動神経の発生 8.毛細血管の発生 9.交感神経の発生 10.恒温性の発生 11.主要組織適合抗体の発生 12.楯鱗(皮歯)の獣毛への変化です。
これらの変化は、重力作用が六倍になり、酸素の濃度が三十倍になり、生活媒体が比熱一の水から零に近い空気へと変わり、比重の面でも一から八百分の一へと変わったことで、もたらされました。
(引用終了)
<同書119ページ。引用者により一部漢字を数字に置換>
免疫学で重視される自律神経(交感神経と副交感神経)のうち、交感神経そのものが「重力」によって発生したという指摘はとても興味深い。西原氏は、この本のなかで重力と免疫の関係について、「水中から陸上への生物の進化が免疫系を進化させた」、「重力が細胞消化システムとしての免疫系をつくった」とさらに指摘しておられる。
免疫系、なかでも交感神経の発生・発達が「重力」の影響であることについては、以前同じく「免疫について」の項でその著書を紹介した、新潟大学大学院の安保徹教授も指摘しておられる。同氏の“50歳からの病気にならない生き方革命”(だいわ文庫)から引用しよう。
(引用開始)
自律神経は交感神経と副交感神経のバランスで調節しています。血液の循環を調節しているのは交感神経です。交感神経は脊髄から出て、血管のまわりをとりまいて全身に行き渡っています。
脊椎動物になってから血管が生まれ、そのあたりで交感神経ができ始め、血管とともに進化して上陸した時点で全身に一気に広がっていったと考えられます。
単細胞生物から多細胞生物へ進化するときに、すべての細胞を調節する自律神経ができたのですが、初めから交感神経と副交感神経があったわけではありません。生物は食べると一応生きられるので、消化器官を動かす副交感神経から始まったと考えられています。(中略)
ところが、上陸するとじっとしていては食べられないし、危険が迫ると逃げたり、あるいは攻撃するようになって、食べること以外の調節がとりわけ必要になったので、交感神経ができたと考えられます。(中略)
前からあった副交感神経は、生きる環境が水中から陸上に変わり、活動量が飛躍的に増えたので、頸部と仙骨に追いやられ、交感神経が全身に広がったと考えられます。
(引用終了)
<同書109-111ページ>
交感神経と副交感神経のバランスによって我々の健康が保たれていることは免疫学のよく教えるところだが、全身に広がった交感神経によって、人間文化の発生の基となる「食べること以外」の調節が行われるようになったということであれば、改めて、人間の進化における「重力の影響の大きさ」について考えさせられる。
【96】[109]中国の内蒙古から(フフホト通信)
非常に重たい内容が続いている中、軽い話題で恐縮です。中国の内蒙古からフフホト通信をお伝えします。
今回は、私が10月19日から25日まで日本に一時帰国した際に感じた「違和感」のようなものをレポートさせて頂きたいと思います。
さて、まずは「尖閣諸島」問題における中国国内での反日運動が、中国全国各地で連日行われているという報道を日本国内で見聞きしました。
私は、半月ほど前に中国の大連にある日本食レストランで、大変美味しく和食を頂きましたが、そのレストランが反日活動家に襲撃にあったような印象はどこにも伺えませんでした。また、今回の日本出張の帰りに上海に2泊しましたが、その上海の日系企業もレストランも元気に営業されておりました。むしろ、5年前の反日運動の方が酷かったように思います。当然、内蒙古では未だかつて「反日運動」そのものに出くわしたことがありません。何を隠そう、今回の日本出張に同行した中国人(中国建機メーカーの社長)は、日中の政治的な衝突についてもあまりピンときていないようでした。ちょっと笑えたのは、道すがらのパチンコ店の宣伝用のノボリの中に「激突必至!○○」みたいなものが垣間見えた時、「あれは今の日中の状態を表すものか」と尋ねられたことでした。そのノボリの意味を説明すると苦笑されておりました。
また、その中国人社長に日本の素晴らしさを知ってもらおうと、日本人の技術者が颯爽と用意してくれたのが「新幹線のグリーン車」というのも腰が抜けそうになってしまいました。曰く「どうですか、日本の新幹線は。走行中でもコップの水がこぼれないでしょう」と自慢げに言うので通訳に困ってしまいます。どうも彼は、中国の高速鉄道の実態を知らないのですね。時速350kmでビックリする程快適な旅を提供してくれる乗り物が中国にあることをご存知ないのです。あれに比べてしまうと、今の新幹線の乗り心地は過去の遺物です。
更に、いざ商談の席でも一番大事なお金の話はさておいて、「後は全て俺に任せておけ、俺が居れば大丈夫、貴方を中国でナンバーワンにしてやる」とやる始末です。現物主義の中国人に精神論から入っていこうとする戦略にも首を傾げざるを得ませんし、無論効果がある筈もありません。何より、相手(今回の中国人社長)がどれだけ忙しい最中にあって、どれほどの覚悟を持って日本に来ているのか(本当は現物を買って帰りたい)、そんなことはお構いなしのジャパニーズスタイル商法の押し付けに終始しているような状況です。
今回、彼(中国人社長)がポロっと漏らしました。「今、中国では三菱重工からだけはモノを買わない。彼等の技術が素晴らしいのは認めるが、売る気も誠意も全く感じられないからだ。」
トヨタのカンバン方式が世界の製造業を席巻し、レクサス商法が一斉を風靡した中で、日本人の中にはまだまだ「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の精神が息づいているようです。勿論、自らの国に自信を持つのは良いことですが、相手を知らずした「過信」になってしまっていては如何かと思うのです。経済の状態にしても技術レベルの評価にしてもそれは「相対的」なものの中で良し悪しが生まれてきます。経済大国2位という座に長年座り続けてきた日本は、そのことを忘れてしまっているのではないでしょうか。
中国と日本を繋ぐことを目的の今回のビジネスマッチングで、双方の意識のズレを大きく再認識させられたような思いです。果たしてこの溝をどこまで埋めていくことが出来るのか、肝心要の私自身は既に諦めモード全開です。「何?日本の技術が欲しい?そりゃ売ってやらないこともないけどよぉ、ただ、カネじゃないんだよな。カネじゃ日本人は動かない。ハートなんだよ、ハート!」
売買の対価を気持ちで表せ、という日本人からモノを購入する方法が、この日本人の私にも判りません。最早、私も中国人になってしまったのでしょうか。坂本竜馬の才能を羨ましく思った今日この頃でした。
【95】[108]デモ参加しました
わたなべさんと同じく、私もデモに行きました。
ネットでつのったデモですから、一体どのくらい参加するのか、せいぜい
百人から二百人の間だろうか、五十人足らずということもあるかもしれないと不安で一杯でしたが、まずは決心したことを遂行しようと思いました。
結果は、わたなべさんも書かれているように、実に素晴らしいものでした。
日比谷到着後は、流れ解散でしたが、参加者の膨れ上がった熱気や想いは止まらず、あちこちで議論の輪ができました。
私は公園を一周して戻ると、まだ皆さん話してらっしゃいます。
それぞれの強い想いを持って参加したのですから、立ち去り難いわけです。
連れ立って公園内のティー・ルームに行き、10人くらいの知らない同士で
お喋りを続行しました。皆さん、中高年のおじ・おばです。
政治、マスがコミ、検察等々に不信と怒りを感じている所までは一緒です。
ただ情報源が狭く限定されてる感じで、少々床屋談義風(スミマセン)というか・・・。副島さんの本とかお読みですか、と聞くと「はあ、
名前は知っていますが」という程度です。(左右の方)
学問道場を少し宣伝してきました。でも、そんなに本を沢山読んでる風でもない、なのに何かおかしいと腹が立ってしょうがない、ただ新聞やテレビで
いってることと、自分が感じてることが違うので、大っぴらに言えなくて
ますます面白くない・・そういう人達っぽい印象を受けました。
もちろん色んな方が参加なさっただろうし、床屋談義風に怒っての行動も、大きなパワーです。ただ副島さんの読者としては、少々物足りない気持ちで
議論の輪の中におりました。
とは言っても、この前代未聞のデモに参加できたことが誇らしく、ぜひこの体験をこれきりで終わらせたくありません。
また東京のど真ん中で、沿道の人に向かって「小沢さんは無罪だー」「マスコミは真実を報道しろー」と声が枯れる程叫ぶって、とても気持ちよかったです。ご報告まで、失礼しました。