重たい掲示板
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Loginはこちら【294】[321]お土産と福島と原発と
群馬のゆみこです。3月21日(月)に避難していた京都から群馬へ帰ってきました。
避難していた一週間、わたしは所かまわず(電車の中、大通りを歩きながら、ネットカフェなど)ぼろぼろ泣いてばかりいました。たぶんきちがいだと思われたでしょう。関西はお店から乾電池が無くなるくらいで平和なものですから、わたしのような切迫感はなく、それで孤独感が増していたとき、この掲示板がよりどころでした。ありがとう。(迫感のない関西を責めているわけではありません。原発から700km離れていれば切迫感がなくて当たり前です。)京都から群馬に向かう新幹線の中で、自分がぐんぐん元気になるのを感じました。高崎に着くころには、3月11日の最初の地震すらなかったような、晴れやかな気持ちになっていました。やっぱり群馬はいいです。
翌3月22日(火)から出勤して、課のみんなに謝りながら、「もう炉心の爆発というような危険はなくなりましたので帰ってきました」と言うと、にやにやして許してくれる人、顔をしかめながらも許してくれる人、声を上げて笑いながら(受けてる)許してくれる人とさまざまに、みんな許してくれました。帰りに京都駅で急いで買ったお漬物と阿闍梨餅(あじゃりもち)を職場に宅配便で送ってもらってあり(すごく重たい)、それを課のみんなに配って許してもらいました。
「一人だけ助かろうなんて思っちゃだめだよ!」と言ってくるいつも正しいおばさん(ペットボトルのキャップを集めたりしている)もお漬物と阿闍梨餅のお土産で懐柔(かいじゅう)。わたし今までお土産をばかにしていたけど、すごく効果がある。勉強になりました。
さて、わたしは先生の「福島県産の生鮮食料品を食べましょう」運動に賛成します。やっぱり副島先生はすごい!
落語の「親子茶屋」で、ある若旦那が「もし火事で焼け出されたら」という話をする場面があります。
「そら、焼け出された当座はみな親切にしてくれはります。うちへ来てお泊り、これ持って往(い)んでお使い、と言うてくれるが、これは続かん。そのうちあっちへ行っては嫌がられ、こっちへ行っては嫌われして・・・」
これが世の中です。自活できない大人は厄介者。そんなの当たり前。カフカの『変身』のグレゴール・ザムザです(『日本のタブー』18頁参照)。だから福島の人たちが仕事ができるように、商売ができるようになることが大事です。一時の義捐(ぎえん)金では完全な復興はできません。わたしたちが福島県産の商品の消費者になろう。もう始めてる人もいて、すばらしいですね。
副島先生が、ついこの間は西へ逃げろ、今度は福島に住むとおっしゃるので、その変わりようについて行けないという人もいると思います。でもね、君子は豹変(ひょうへん)するんですって。養老猛(ようろうたけし)が『バカの壁』で書いてたでしょ。
語源由来辞典 「豹変」:『易経(革卦)』の「君子豹変す、小人は面(つら)を革(あらた)む」に由来する。これは、豹の毛は季節によって抜け替わり、斑紋が鮮やかになるように、徳のある君子は過ちを改めて良い方に移り変わるが、小人(徳のない人)は表面的に改めるだけで本質は変わらないといった意味である。
http://gogen-allguide.com/hi/hyouhen.html
この場合、西へ逃げろというのが過ちというわけではなく、あの時点では正しいご判断であり、原発の状況が変わった(落ち着いてきた)ことが先生と石井さんの命がけの調査とそのほかの世界の動きの分析から、今度は「福島へ」という風にお変わりになったのだと思います。
「信念がない」と見る人もいると思いますが、信念とはただの凝り固まった考えのこともあります。先生はもっと広い視点からの信念でお考えなんだと思います。
今後の日本の原発について、わたしなりに考えました。やっぱり原発は減らしていって、終(しま)いには無くすのがいいと思います。原発が無くてもほかの安全な方法で電力は十分まかなえるそうですから。
しかし、56基もある原発をどうやって無くしていくのか、途方にくれてしまいます。そこで、まず、こんなにたくさん原発があるという現実は、自分にも責任がある、と日本中の人が認識することが大事だと思います。
福島の原発で発電された電気は全部東京へ送られているかもしれないけど、原発を推進する佐藤雄平福島県知事を選んだのは福島県民です。そして息子さんや娘さんが東京の学校に行ったり、東京で就職している人もたくさんいるでしょう。
今は疲れきっているけれど、立ち直ったら福島の人もその責任を考えたほうがいいと思います。これは、別に福島の人を責めてるわけじゃないんです。「責任を持つ」というのは「自分を責める」のとは違います。「あいつが悪い!」と言っているうちは、あなたの人生は始まらないんです。ぜんぶ自分に責任がある、と思って初めて人生を動かせるようになる。つまり、結果を変えたければ原因を取り除かなくてはならない。人生は自分の意思とは関係なくふらふらとあてどなく流されていくように思えるのは、いろいろなことを他人(ひと)のせいにしてしまい、本当は自分が原因だと気づいていないからです。
とても偉そうなことを書きました。こんなことを、いま公(おおやけ)に書いてはいけないかな、とも思いました。でも、書かないと忘れちゃうので、書きました。わたしもまだぜんぶ思い通りに人生を動かせているわけではありません。練習中です。でもね、何事も訓練です。だんだん出来るようになる。 以上です。
【293】[320]どうせなら・・・
大七(だいしち)酒造の生酛(きもと)純米酒は、超下戸な私も愛飲してきました。
詳しい方には誤りを指摘されてしまうかもしれませんが、大七は優秀で頑固な杜氏さんが伝統的な仕込みである「生酛造り」に一貫してこだわり、孤高の道を歩んできた蔵と言われています。
その結果、全国新酒鑑評会でも、確か生酛純米酒で金賞を獲得しています(たいていの蔵は、アルコールを添加して香りをつけたりするので、純米酒の受賞自体が少ない)。
また、近年見直されてきた生酛造りを志す蔵人を数多く受け入れ、輩出してきたことでも知られています。
最近では首を傾げるような高価格のものも出てきましたが、それでも「生酛といえば大七」として全国に知られる名醸です。
ちなみに、他にも「山廃(やまはい)仕込」を得意とする「末廣(すえひろ)」、他にも「喜多の華(銘柄は「蔵太鼓」)」等、福島には良い純米酒を作る蔵がたくさんあります。
古き良き物を見直す象徴としても、大七の生酛純米酒はうってつけだと思います。
どうせなら、福島県から副島先生に感謝状が出るくらいに(笑)、福島やその周辺の良いものを評価して買っていくようにしませんか?
東北地方にお住まいの会員の皆さんは、(「それどころではない」という方もおられるでしょうが)ぜひ福島の名産品等をご紹介下さい。
※ただし、私の投稿も含めて「重たい掲示板」が相応しいのかどうかは微妙なところではありますが・・・
【292】[319]BUY福島
今日、「大七 純米生酛(きもと)」を買いました。
福島二本松のとてもおいしい日本酒です。日経新聞の美味しい燗酒ランキング1位になった日本酒の傑作です。
福島産の米があれば買うつもりでしたが、ありませんでした。
出来るところから始めたいと思います。
【291】[318]食品は放射性物質の減衰という性質を利用して加工して消費を
会員の黒瀬祐子(PN)です。3月11日以来、副島先生からの発信を固唾を呑んで読み続けてきました。副島先生の勇気と行動力に深く感動しています。
福島復興支援につながる、具体的な情報を見かけたので投稿します。
◆◇牛乳はチーズに、野菜や果物は缶詰やジュースに◆
放射線防護の日本のパネオニア、吉澤康雄東大教授の片腕だった
佐久大学教授の小西恵美子さんから:
出荷制限したり廃棄したりという政策は賢明とはいえません。
加工食品の材料として買い上げ、
牛乳はチーズ、野菜や果物缶詰やジュースに加工し、
市場出荷時に、製品を抜き取って放射能測定をし
安全確認をして市場にだす、ということをするべきです。
放射性物質からでる放射線の強さは、時間とともに減ってゆきます。
たとえば、放射性ヨウ素の半減期は8日。8日たつと半分に、
1月たつと7%に、2カ月後には、0.5%にという風に激減します。
核種が何であれ、加工食品にして、「製品出荷時の測定をして安全確認」
という「管理・監視の政治」が大事がと思います。
牛乳や野菜を廃棄しても、その物自体は、下水やごみ捨て場など、
環境に存在していることは変わりありません。
放射性物質の減衰という性質を利用して加工し、
消費するのが賢い判断です。食べ物は食べられてこそ、です。
◆◇理不尽な、卑怯な、キャンセルに怒り◆
農家を救おうとした相模野病院長、内野直樹さんから:
22日朝のNHKテレビで「会津中央乳業」という、乳製品を作っている会社が、原乳中の放射性物質濃度は全く問題ないのに、首都圏の販売店からキャンセルが相次ぎ、存亡の危機に瀕していると言う報道を見ました。
私は本当に腹が立って、小さな病院ですが、相模野病院で使う全ての乳製品を、福島県の業者から買おうと決めて、自分で電話しました。
回答は、「福島県から出荷停止命令が出たので、工場を一旦閉鎖した」ということでした。
私は体が震えるほどの怒りを覚えました。
何故このような、くだらない決定がなされなければならないのでしょうか。
恐らくこれは氷山の一角で、報道されない被害者が山のように存在するのだと思いました。
このような極めて理不尽な、卑怯な、人間の屑(私はこれ以上罵る言葉を知りません)注文をキャンセルした企業は公表され、社会から制裁を受けるべきです。
支援策は一瞬では無意味で、継続が鍵だと思っています。
社会保険病院グループによる支援策につづいて、相模野は今、職員から義捐金を集め、何年間かに及ぶ、息の長い支援を行いたいと考えています。
何とかしてあげたいのです。
ゆき注:熱血漢の内野さんについては、以下のサイトを。
http://www.yuki-enishi.com/challenger-d/challenger-d53.html
以上は「福祉と医療・現場と政策をつなぐ「えにし」ネット」
http://www.yuki-enishi.com/
のメーリングリストから抜粋しました。
【290】[317]葉野菜の放射能について
藤沢市で開業している者です。今朝、当ブログに記した記事を、参考までに転載させていただきます。
2011年03月23日
【葉野菜出荷規制 の 理不尽さ】葉野菜から規制値以上の放射能が検出されたから出荷停止、これは法律で決められているからやむを得ない。
だが、10日間ほどのうちに、根から吸収された放射性物質は微々たるもの:ホウレン草の出荷まで 6ヶ月かかるそうで、仮に水に溶けた放射性物質が効率的に根から吸収されたとして、葉実質に含まれる放射能は、測定された値の 5.6% ほど(10日÷180日x100)。大半は、葉表面に付着した放射性物質である。ならば、野菜を水で洗えば大半を除去できる。
同じ葉野菜でも、キャベツや白菜は、外側の葉をむいて出荷するから、放射能が規制値に達しないだけの話。
【289】[314]ラジオ福島 「福島県放射線健康リスクアドバイザー」長崎大学院教授2名 福島地元公演 3/21録音
ラジオ福島 「福島県放射線健康リスクアドバイザー」長崎大学院教授2名 福島地元公演 3/21録音
3月21日「放射線と私たちの健康との関係」講演会パート1 高村,山下 両教授
3月21日「放射線と私たちの健康との関係」講演会パート2 地元民質疑応答
上記録音リンクお聴き下さい。
「福島は安全、安心である」を放射線の専門家として強調されています。
質疑応答では地元県民の悲痛な訴えがあります。
今は誰にも非難を向けるつもりはありません。
津波が押し流してくれた町の復興が始まります。
安全安心をうたうのであれば、首都機能、国会の機能を福島に持って来て来て下さい。
土地は安いです。被災者へも貢献出来ます。
ご承知の通り福島の東電が発電した電気は地元では使われていません。
安全原発、東京湾大阪湾じゃダメなんですか?_田舎者は犠牲になっても良いと云う思想です。
東京電力は本社を福島第一原発に隣接。近くて便利です。
そして一緒に復興を死ぬ気で協力していって下さい。
そのくらいの事はたやすい。
それでも足りない謝罪です。
泉 浩樹 Ⓒ
slg123@mac.com
【288】[313]福島の復興を願う
始めて投稿させていただきます。本名を伏せさせていただきますこと、お許しください。
(東京新宿在住、5歳の男児の母)
ここ数日の重掲を読ませていただきますと、会員の皆様の心の動揺が伝わってきました。日々、状況が大きく変わる中で、副島先生のお言葉を頼りに生きている会員の方がどんなに多いことか、実感いたしました。もちろん、わたくしもそのひとりです。副島先生を慕う会員の方々にとって、先生の存在、思想ごと、お守りです。先生が無事に、福島視察から戻られて本当に良かったと思います。
[309]の副島先生の投稿文の中で、[地元の人が言った。 「東京のテレビのアナウンサーが、『今日は、南風(北のように吹く)です。安心してください』と言ったのよ。福島県民のことなんか、東京の人たちは何も考えてくれないんだ。東京の為に、電力を作って、そして、私たちはこんなひどい目にあっているのに」 と。 ]
これを読んで、本当にドキッとしました。
福島の原発は、東京のために作られたものなのです。こんなことさえ考えたこともなかった自分が恥ずかしいです。東京のために福島県に作られた原発なのに、東京の人たちだけ上手く放射能から逃れて、そればかり必死になって考えて、福島県民だけ見殺しにしていいのか・・。いいわけがないです。私は言葉も有りません。
先程、会社でFMラジオを聞いていましたら、福島のある農家の人がインタビューに答えていました。「福島の野菜のほとんどが東京へ出荷されます。東京のための野菜でした。東京の人たちが今後福島の野菜を食べられないとなると、東京人の多くが野菜不足になるのが心配です。申し訳ないです。」というコメントです。なんと、この場に及んで東京人の野菜不足を心配してくれている?驚きました。わたくしたちはここ数日、福島を完全に見捨てていました。何て酷いことを考えていたのでしょうか。
皆さん、今日から「我良し」の考え方は捨てましょう。これまで長い間、福島は、東京のために、東京人ために、電気を作って送り、野菜や肉や魚を作って届けてくれていたのです。深く深く感謝します。決して忘れてはいけません。
心から福島の復興を願います。
【287】[312]副島先生お疲れ様でした
先生のお怒りはごもっともですが、先生のように強い人間は一万人に一人いるかどうかでしょう。何卒ご容赦ください。
地震から十日以上経ちますが、ここまで給油に苦労する事態になろうとは思いませんでした。東京の練馬に住んでいますが、周りのスタンドはここ一週間閉店だし、開いている少し遠方のスタンドも長蛇の列でいつガソリンを入れられるか分かりません。3月いっぱい無理なのではないでしょうか。ガソリンが安定的に供給されるようになれば、すぐに福島に行ってみたいです。新聞やテレビの報道より、自分の目で見るのが一番確実だし、現地の空気を知るのが大事。
軽自動車のタンクで残り半分しかガソリンが残っていないので、茨城県と福島県の県境まで行けるかどうかです。歯がゆいのですが、ガソリンスタンドの復旧待ちです。
【286】[311]化学物質
よっちんと申します。
巷(世間)では、「放射性物質」や「放射性元素」のほうに気をとられていますが
原子炉建屋の爆発(火災)?により『化学物質』も、飛散して漂っているとのことで、それらは実際に観測されているらしいのですが、原発の内部では、どのような劇毒物?などが扱われていたのか、そのうちの、何と言う物質が浮遊しているのかや、それは、人体に影響のあるレベルなのか?、それとも無視できる数値なのか?の情報や知識をお持ちの方がおられたら、この掲示板にてご教示いただけたらありがたいです。
そのことを教えたくれた人によれば、「雨に当たらないようにしたほうがいいとの事」でしたので、大した事では無いと思いますが、念のため投稿いたします(不適切な投稿でしたら削除願います)。
【285】[310]Re :
僕は茨城県水戸市に住んでいます。お母さんがほうれん草をつくっています。
ほうれん草を食べてもいいのが分かってよかったです。
副島先生、どうもありがとうございました。