重たい掲示板
書き込みの連番がリニューアルによりリセットされております。
旧サイトの書き込みの連番は[●●]で表示されております。ご了承ください
書き込みの連番がリニューアルによりリセットされております。旧サイトの書き込みの連番は[●●]で表示されております。ご了承ください
※ログイン後に投稿フォームが表示されます。
Loginはこちら【872】[985]ベラルーシについて
会員番号5533です。福島関連の旧ソ連と言えば,1つはベラルーシがあります。チェルノブイリ原発事故で,放射能が風で運ばれ,遠くはフィンランドの土壌まで汚染されましたが,表層だけで,ベラルーシは,10センチ以上汚染された,でも,同じ地域でも全く汚染されていない土もあり,そういうところでは,農産物も安全だ,ベラルーシでは食品検査は厳しい,という話を聞いたことがあります。
テニスのマリア・シャラポアの家族はベラルーシの出身で,彼女の祖父母は今も同地にいるそうです。事故の起きた4月には,シャラポアは,しばしば,ベラルーシを訪れ,慰問をしているようです。
ベラルーシは,ルカシェンコ大統領の独裁政権と言われ,EUが経済制裁をしていますが,第2次大戦でドイツに蹂躙された経験があるので,国民が二度と戦乱や混乱に苦しまないような,かじ取りを大切にしていると思います。そこで,天然資源を有するロシアとの関係を最重視し,ロシアとの国家連合も提唱されています。もっとも,ロシアの方は,ベラルーシをややお荷物扱いしている感もあり,土壌が肥沃で資源を有するウクライナの方に価値をおくようです。いずれにしても,1991年12月にロシア,ウクライナとともに,ベラルーシは,同国のべロベージュの森でソ連解体に署名し,独立国家共同体となったわけです。同じく旧ソ連で,もうすぐ世界の金融センターができると言われるカザフスタンなどは,勝手に解体するな!と憤ったそうです。
ベラルーシは,実は,毛皮の帽子や冬のブーツなどの軽工業品も悪くなく,私も愛用しています。また,農業機械なども製造し,操作もメンテも容易で,価格も手ごろ,スペアパーツも入手しやすいということで,なかなかの工業国です(工業技術力があるということは,軍事技術も高いようです。)。また,農産物もおいしく,昔ながらの集団農場体制をとっています。中国も留学生を送っているようですが,おそらく,その工業技術力に着目しているのではないかと思います。
ベラルーシは,西側諸国(ロシア語圏では,今も欧米諸国を「западные страны (ザーパドヌィ・ストラヌィ:西側諸国)」とも表現します),特にアメリカとの関係は大使館を閉鎖するなど,全くよくないのですが,農業工業に力を入れる同国の姿勢はたのもしく,私は,ベラルーシ産品プロモーターを勝手に自称しています。
【871】[984]ジェラルド・カーティスが再び野田首相に圧力
昨日のテレビ朝日のよるニュースの「報道ステーション」にあのジェラルド・カーティスが出てきました。
恐ろしい。
個人ブログに写真も含めてまとめました。
⇓
ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報 : ジェラルド・カーティスが野田首相(と岸本周平)に消費税法案の21日までの成立を、再度厳命した
http://amesei.exblog.jp/16063592/
これから、ぼやきの後方ページの小沢抹殺のウラ側を暴いた森ゆうこ議員の優れた報告である『検察の罠』の書評と、小川敏夫前法務大臣の勇気ある「指揮権発動」の発言について書きます。
【870】[983]『サクランボ』収穫始まりました。
副島隆彦『学問道場/重たい掲示板』をご覧のみなさま。
会員泉浩樹です。
『サクランボ』収穫始まりました。
学問道場のみなさまには、「福島の農産物」に暖かくご愛顧いただき 厚く感謝御礼を申し上げます。
6/10から『サクランボ』の出荷が始まりました。
ご注文いただきましたサクランボの第一弾は無事発送し、今頃ご家庭に届いていると思います。
「お味はいかがですか?」
早朝から作業に追われ、こちらへのご報告が遅れました事 お詫び申しあげます。
引き続き、収穫をいたしますので、みなさまのご注文をお待ちしております。ありがとうございます。
以下、有我和晃よりのご報告です。ブログも併設いたしました。
———————————————————————————————–
*『果樹王国福島』有我果樹園から 『サクランボ』の収穫のご案内(第二報)です。
昨年は震災のため時期を逃し ご案内できず「風評」により出荷できずに終わりました。
サクランボをご紹介いたします。
『サクランボ』収穫始まりました。
有我果樹園のブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/ariga0729
FAXにてご注文下さい。FAX:0248-76-7384
福島県須賀川市浜尾 「有我果樹園」
『サクランボ』は、日持ちがしないため、予約という形をとらせていただいております。
FAXにてお客様のお名前、住所、郵便番号、電話番号を記載の上、希望品種をご注文ください。
なお、「贈答用の場合は送り先と送り主の記載を忘れずに」お願いします。
注文の先着順に朝収穫したものを即日発送いたします。
*紅さやか 「佐藤錦」×「セネカ」
完熟すると紫黒色になり、果汁が多く糖度は14~17度。収穫時期は6月上旬~中旬。
*紅さとう(山形美人) 「佐藤錦」の着色系
大きさ、形、食味は「佐藤錦」とほぼ同じ。収穫時期は6月中旬~下旬。
*紅秀峰 「佐藤錦」×「天香錦」
日持ちが良く、大玉で、糖度は20度位。酸味は少なめ。「佐藤錦」に劣らない有望品種。収穫時期は7月上旬。
配達日指定はなるべくお断りしています。どうしてもというお客様はご相談ください。
ただし時間指定は承りますのでよろしくお願いします。
なお、収穫時期は以下のように品種別にご紹介しますので、発送の目安にしてください。
*3品種ともに1kg/バラ詰め3500円プラス送料、(クロネコヤマト)で承ります。
1kg化粧詰めは1kg/5000円プラス送料です。
なお、代金は昨年と同様に「請求書と郵便振込用紙を同封いたします」。
お手数をおかけしますが、到着後お振込をよろしくお願いいたします。
(贈答用の場合、送り主様に請求書を送らせていただきます)。
————————————————————————————————–
福島県人は皆元気にしております。風評には負けません。
ありがとうございました。
泉浩樹 拝
【869】[982]架空ケンカ対談 最終回
架空ケンカ対談 副島隆彦氏vs 広瀬隆氏
昨日に引き続き架空対談の最終回を掲載させていただきます。
この文章があくまでも架空であることを明記しておきます。筆者田中が「副島氏と広瀬氏がもし対談したらどうなるか?」をシュミレーションしたものです。長くなりもうしわけないです。
その5 最終回 ユダヤ思想をめぐって
田中進二郎
編集者Y氏『お二人のお話もいよいよ佳境に近づいてきたと思います。その4の後半あたりで問題になっている点について、中沢新一氏が『日本の大転換』という著書(集英社新書)で共通のトピックを取り上げて論じています。少しこの本の内容についてご紹介してもいいですか。」
副島氏・広瀬氏「どうぞ。」
Y氏「それでは恐縮ではありますが、ごく簡単に『日本の大転換』を要約させていただきます。
人類最初の『原子炉』が稼働したのは1942年のことである。エンリコ・フェルミのグループがシカゴ大学内に作った実験炉で、核分裂の連鎖反応を起こすことに成功した。フェルミたちはこの成功によって、『画期的なイノベーター』として盛んに称揚され、人類は自然界になしえない驚異を現実に行いえる存在になった、と喧伝された。ところが1972年にフランス原子力庁がガボン共和国にあるウラン鉱床から17億年ほど前に天然の原子炉が存在していたことを発表した。これによって、フェルミらはイノベーターから、自然の模倣者(イミテーター)の地位に転落した。
天然原子炉はどのようなメカニズムかといいますと、20億年前に植物が酸素を生産し始めて、鉱物ウランの塊が酸化したあと、天然水によって浸出して、ウランの鉱床が形成された。そののち水が取り除かれて、ウランは臨界に達し核分裂が連鎖反応し、原子炉となった。自然の原子炉にせよ人工の原子炉にせよメカニズムは同じである。どちらもこの地球の生物の生態圏では存在しない現象で、太陽の内部や銀河宇宙で起こっていること。このエネルギーを無媒介に取り出し利用しようというのが原子力である。原子力エネルギー以前の自然から人間が採取してきたエネルギーである、石油や石炭などの化石資源は、
太陽エネルギーが光合成活動にとって、植物に取り込まれたのち、それがバクテリアなどによって分解、炭化されたもの。つまりこれらは地球の生態圏で何重にも働いている媒介を経て、人間が活用しうる資源となっているのです。ここのところを太陽の放射線やエネルギーは生物を育み、進化させてきたというように、太陽から無媒介にエネルギーが与えられていると考える人間も多いが、それは間違っている、中沢氏はおっしゃっています。さきほどの石原氏の論説のような立場を批判されているのでしょう。」
副島氏「確かに天然原子炉と人工原子炉とはメカニズムが同じなんでしょう。それを理由に地球の生態圏と太陽圏の現象を分けなければならないというのは説得力がないね。」
広瀬氏「中沢氏が言いたいのは人間や生き物に放射能はそぐわないのだ、ということですよ。中沢氏と観点はちがいますが、私は自然放射能と人工放射能は同一のものではない、と思っている。仮に原子炉のメカニズムが同じものであったとしても、オクロの原子炉ははるか17億年も前のことです。ですからそういう地球内部の核分裂現象が終わってくれてようやく、地球上の表面に動物が登場してこれるようになったんだと考えています。
これに対して、人工放射能については、1940年にマクミランがネプツニウムを、同年12月14日にシーボーグがプルトニウムを発見します。ネプツニウム239はプルトニウム239になるんですが。これらの超ウラン元素は原子核そのものに人間が手を入れて、それによって自然界に存在しないウランの同位体元素を作り出したわけです。自然界に存在しないということは、当然我々人間の遺伝子の中にもこれらの放射能に対抗する戦略が組み込まれていないということなんです。20世紀の核物理学者が作り出してしまったこれらの放射性元素によって、われわれ人類は別の次元に入ってしまった。これらの放射能の問題を太陽が放射線を出しているなどと、自然放射線と同一視したことを言い続けるのは「原発安全ごっこ」の延長戦をやっているに過ぎないわけです。」
副島氏「ところで最初の箇所で、フェルミ・グループの実験成功とオクロの天然原子炉が無関係のような言い方を中沢氏はしているようだが、Y君、事実はそうではないんだよ。
まず第一に、フェルミたちが実験炉に成功した大きな要因はアメリカが国家レベルの支援を行ったためだ。1940年フリッシュとパイエルスというドイツからイギリスに亡命した二人の科学者によって、「原爆は可能である」という結論が出された。フリッシュは細胞分裂からヒントをえて『核分裂』という言葉を作り出した人間でもある。この調書がイギリス政府にもたらされると、イギリスではMAUD委員会という原爆製造委員会が秘密裏に組織された。またアメリカでは同じ年にフランクリン・ロウズベルト大統領の命令で国防委員会のもとにウラン委員会が設置された。戦局がドイツ有利に進むにつれて、イギリスは中立を保っていたアメリカに原爆製造についての情報を提供していくことになり、フェルミ達による実験炉計画に対する金銭的、人的支援も本格化した。この原子炉は黒鉛を煉瓦のように積み重ね(pile),そこにウランを挿入していた。よって原子炉のことをかつてはpileとよんでいた。今ではreacterといっているが。この実験の成功から有名なマンハッタン計画が始まるのである。一方ナチス・ドイツのハイゼンベルクはウランの連鎖反応のときに中性子を減速させるために重水(水素や酸素の同位体でできた水で、普通の水より少し重い)を採用したが、イギリスのスパイとノルウェーの義勇兵による工作で、重水を作る施設(ノルウェーのヴェモルクにあった)が破壊されたりして、原爆製造は成功しなかった。
(注 常石敬一著『原発とプルトニウム』、およびデイビット・ボダニス著『E=mc²』ハヤカワ文庫を参考にした)
フェルミの実験炉は国家機密とされたので、それが称賛されるようになったのは、1954年以降のこと、つまり、原子力平和利用政策が始まるのと同時にフェルミの原子炉の理論も公開されたのである。
ところで、われらが黒田和夫博士は1942年当時は何をされていたかというと、山梨県の増富温泉などでラジウム泉の放射能濃度と重水の比率の関係を調査研究されていた。
『17億年前の原子炉』にはこうある。、フェルミの理論が1954年に公開されて、臨界以下の核分裂という考え方が浸透していった。このことは天然の原子炉が存在するのではないか、という疑問をアメリカの科学者の間に生じさせた。しかしフェルミは天然原子炉について何も言わなかった。しかしフェルミの理論と地球内部でも核分裂が起こっているという理論を融合させて、1956年に黒田博士は、天然原子炉の可能性を証明する論文を発表したのである。
地球内部の核エネルギーというのは、1950年代までは、アメリカや日本でも異端の科学者たちが研究していて、AEC(アメリカ原子力委員会)もこの研究に金を出していた。アーカンソー州のホットスプリングス国立公園には47の熱泉があり、毎日400万ℓというとてつもない量の温泉が湧き出ているそうだ。これは核エネルギーによるものでないか、つまりウランの大鉱脈を地下水が通ってくることで温泉になるのだと考えたアメリカの科学者たちがいた。熱い原子の化学(hot atom chemistry)という分野の開拓者らであった。彼らの依頼を受けて、黒田博士は温泉の成分から放射性核分裂生成物のストロンチウム89、90が出ているかを調査したのであるが、結局検出されなかったそうだ。このようなことから現在も地球内部に核エネルギーが働いているというのは、まだ、立証されていない。けれども天然の原子炉の中で生じた「放射性廃棄物」を地球がどのようなプロセスで「処理」してきたのか、またそれを本物の放射性廃棄物の処理にも応用できないかということが現在もオクロで研究されている。」
広瀬氏「そんな研究が実用化されるまでに何十年待たなくてはいけないのだろうか?これまでも60年近く待たされてきたのに。」
編集者Y氏「中沢新一氏の論をつづけさせてもらいます。
人間を含めて全ての生物が生きている生態圏ではさまざまな化学反応や電気反応が起こることによって、生物の活動が行われる。植物は光合成を行って、化学的に太陽エネルギーを変換し続ける。もっとも古い生物といわれる原核生物は細胞膜の色素に光が当たると、陽子が放出される。陽子は+の電荷をもっているから、これが細胞膜の外に出ると電位差が生じる。光に当たるたびに電位差が生じて光エネルギーが電気・化学エネルギーに変換される。あとは酵素と電気・化学エネルギーを使って、ATP(アデノシン三リン酸)という生物が活動する上で必要な物質が作られるわけです。
また動物の場合、目が獲物をとらえたとき、視神経に発生する光エネルギーの変化が動物に攻撃態勢をとらせる。人間が悦びを感じるとき、脳では化学物質であるエンドルフィンがさかんに分泌される。幻影も思考も脳内に起こる電子の活動と一体である。
要するに、生態圏に生きる私たちの実存の全ては安定した原子核の外側を運動する電子によって支えられている。生態圏も中には原子核の融合(これは太陽の内部で起こっている)や核分裂(原子炉がそれを実現する)は組み込まれていなかった。原子力の利用によって生態圏の内部に本来そこにあるはずのない外部が持ち込まれることになった。
本来生態圏に属さない「外部」を「内部」に取り込む思想のシステム、それはほかならぬ一神教(monoteizm)であると、中沢氏は言っています。さらに原子力の技術はユダヤ思想的な技術で日本人の科学者の思考には一神教的な思考がセットされていない。福島原発事故の対応でも、ホウ酸や海水を注入するような付け焼き刃的な事故処理に明け暮れたのもそのあらわれである、と指摘しています。この点について副島さん、広瀬さんどのようにお考えですか。」
広瀬氏「私はユダヤ教と原子力エネルギーの技術との類縁性ということはいえないと思いますが、天皇制にかわるプルトニウム一神教ということなら言えるんじゃないかと思いますよ。『プルトニウムの恐怖』(高木仁三郎著、岩波新書)で述べられていることですけれど、プルトニウムというのは通称「地獄の王の元素」です。現行の許容量が重量にして4,000万分の1グラム、放射線量にして0.0016マイクロキュリーです。1グラムのラジウムが1キュリーですから、いかに毒性が強いかおわかりいただけると思います。(約一億倍)このように大きな毒性が生じる最大の原因は、今紹介された中沢氏の考えと同じことなんですが、プルトニウムの放出するアルファ線です。アルファ線はその通路に沿って電子をたたき出しますが、これが生体に悪影響を与えます。この作用は電離作用といいます。
プルトニウムの場合、体外被曝より、呼吸や飲食を通して体内にとりこまれる体内被曝のほうが問題です。いったん取り込まれるときわめて排出されにくく、長く体内にとどまり続けて、肺がんや骨のがん(白血病)を引き起こすと考えられています。同じベクレルの放射性物質でも、アルファ線を出す物質は非常に危険が高く、同じシーベルトの被曝でもアルファ線は影響が大きい。
同位体であるプルトニウム238、239、240、241はそれぞれ異なる特徴がありますが、241を除いては、半永久的なアルファ線による生体の損壊が問題になる。またプルトニウムは福島原発事故の場合でいえば、3号機の使用済み核燃料プールで水素爆発が発生しましたが、(昨年3/15)酸化プルトニウムや硝酸プルトニウムとして大気中に放出されたと考えられます。これらは大気を浮遊する放射性塵といいますが粒子がきわめて小さいので(1ミクロンから0.1ミクロン)鼻から気管支を通り肺に到達すると考えられます。しかも、プルトニウムは検出することがきわめて困難です。この一年でもプルトニウムを検出したというニュースは数が少ないですよね。だからといって大気に存在していないと考えるのは大甘なんですよ。
ICRP(国際放射線防護委員会)はアルファ線について、線質係数(放射線を被曝したときに、それと同じガンマ線を吸収した時に比べて何倍の影響があるかを示す)を20としましたが、ガンマ線の20倍の危険性というのも妥当性を欠いている。こんなものは経験に基づく推量であって、科学的に正しいとは言えないのです。
私自身はもうプルトニウムの閾値(いきち、しきいち)がどれくらいの量かなどということは議論したいとは思いません。
しかし現在、世界の肺がんの主たる原因は、喫煙、自動車の排ガスが気道を傷つけ、そこに核実験でまきちらされたプルトニウムが沈着しやすくなることであると指摘している方もおられます。真鍋攝氏という内科の医師です。(www14.ocn.ne.jp/~manabe.s 検診と放射線)こちらをごらんになり、さらに研究生活の中で早世された中川保雄氏の『放射線被曝の歴史』を(技術と人間社)をじっくりお読みになれば、ICRPがどれほど原子力産業と
放射線医学とが結託してできている委員会であるのかが納得いかれるでしょう。
日本を核の大国にするための大政翼賛体制が1955年の保保合同からスタートしています。それ以来、日本は裏でプルトニウムをせっせと集め続けてきた。これは戦前の軍国主義の進みかたと共通性がありますね。国民が気付いたときにはすでに手遅れになっているという風なところがです。今わたしが連想するのは、リヒャルト・ワーグナーの楽劇の『ニーベルングの指輪』の最後のように、指輪をめぐった争いの果てに神々が滅び、人間の代の幕が上がるという、そんな景色です。けれどもまだ終わりのはじまりかもしれないし、原子力村一族とともに日本は滅んでしまうのかもしれない。」
編集者Y氏「副島さんはどうですか。」
副島氏「原子力がユダヤ思想の一神教的な技術であるということについてだが、ユダヤ思想は二元論であるということに注目しなければいけない。ユダヤ教も二元論にもとづく一神教である。日本は多神教であるから一神教とは風土が違う、とかいってる人間たちもいるが、論理学でいえばこれは一と多という二項対立なわけだ。
戦後の日本人はユダヤ二元論と無縁ではない、どころかこれに洗脳されている。それも劣悪な二元論によってである。戦後日本の教育の根幹をなしている○×式思考法がまさしくそれだ。ユダヤ人が中核だった、ニューディーラーたちが、日本の天皇制を破壊する目的で導入したものである。
(筆者田中注 以下の文章は「日本人に謝りたい」(あるユダヤ長老の懺悔)という本を紹介したサイトを読んで参考にしました。グーグルでユダヤ思想と検索したらでてきます。モルデカ・イ・モーゼ著 1979年出版、日新報道)
ニューディーラーの親分のフランクリン・ロウズベルトがユダヤ人であったということは、
アメリカの歴史の秘密である。ロックフェラー一族が自分たちがユダヤ人の血を引いているということを隠しているのと同じだ。そしてロウズベルト政府のブレイン・トラストもかなりの数が亡命ユダヤ人だった。今われわれ日本国民を奈落の底に沈めようとしている官僚どもは戦後ニューディラーによって日本に導入された○×式の思考法に長けているだけで、自分が頭がいいとうぬぼれているどうしようもない人間たちである。戦前までの日本の秀才というのは本を読む能力に加えて、さまざまな環境の中で見聞を広めていくという能力も持っていた。
アメリカのニューディーラーたちはそういう日本人の特質を徹底的に破壊する目的を持って、戦後民主教育というものを導入したのである。また戦後の焼け野原に解き放たれた、合法化された共産党の、徳田球一や宮本顕治らはこれまでの日本に「封建的、帝国主義」の汚名を着せ、「民主的、科学的」の名の下に共産主義を吹聴した。これも単純な二元論が党員に吹き込まれた結果だよ。マッカーサーは1945年10月4日に日本政府にすべての政治犯の即時釈放を命令した。三木清が9月26日に獄中で餓死に近い病死をしたことが、GHQの命令につながったとされているが、とんでもない作り話デタラメだ。だいたい終戦直後のドサクサで人間がばたばた死んでいっているのに、マッカーサーが獄中にいる、一学者の死をどうして特別視したりするものか。あらかじめ牢獄のなかで共産党員は、GHQの指示に従って、天皇制を批判罵倒せよと命令されていたのだ。これに従わない本物の反体制の人間は飯も与えられず死んでいったのだ。これは出獄した共産党の指導者は絶対に言えないことだっただろう。そんなことを言ったら、共産党の同志に裏切り者扱いで殴り殺されてしまっただろう。
(以下学問道場「重たい掲示板」1263 副島先生の文章を参考に一部変えさせていただきました。(2009年6/26付)
白土三平(しらとさんぺい)作の「カムイ伝」で、一揆のリーダーの正助が拷問の果てに舌を抜かれたあと出獄する。村に帰ると、村民が正助を取り囲み「なぜお前だけ出てこれたのだ?」とたずねるが、舌を抜かれた正助は口がきけないので、仲間を裏切ったということでリンチされて死ぬ。また一方権力の犬として雇われた「公儀の隠密」も抜け忍は許されない。カムイや赤目のように地獄の底まで追いかけられて消し去られてしまう。広瀬さん、言っていることがよく分かるでしょう。だってあなたはCIAの手先なんだから。情報将校セリッグ・ハリソンを知らないとはいわせないぞ。
30年来あなたはセリッグ・ハリソンという人間から反原発活動についていろいろと指導されてきただろう。CIAは日本の反戦運動や反原発運動も裏で操ってきた。彼は東アジアの国々をアメリカのいいなりにさせるために謀略工作を行う専門の人間だ。ロックフェラーの世界支配から民衆の目をそらし、国内のアメリカのいいなりにならない政治家(ポピュリスト)を葬っていく道具としてあなたみたいなひとに資金や情報を与えて育ててきたのだ。北朝鮮問題もこんなにこじれていているのは、CIAがさかんに尖閣や北朝鮮の問題を都合のいいように捏造したり、潤色したりしてメディアで垂れ流し続けさせているからだ。
あんたの書いた『赤い盾』だってロックフェラー一族が自分の出自に対する劣等感を消し去るために、ロスチャイルドを悪者にしたてあげる目的で書かされたんだろう。 いずれ私がこんなものをはるかに超えるものを書いて、あんたなんかの本がロックフェラー=ナチス=CIAの礼賛のために書かれたことを誰の目にも明らかにしてやるからな。こんな程度のことはアメリカを研究している人間にとっては常識なんだ。日本人がいつまでもお前らにだまされていると思ったら大間違いだぞ。
話しを戻します。ビキニ島の水爆実験と、アイゼンハワー大統領の原子力の平和利用演説。
日本の 原水禁世界大会と保保合同による原発推進体制の成立。
スリーマイル島原発事故後の(1979年)アメリカの原発プラントの建設の中止と、日本の原発建設ラッシュ。原発をめぐっては正反対のちぐはぐのものが同時に並んで進んでいっていることがわかります。「放射能のタブー」でも書きましたけどね。
いろいろあるので探してみるといいでしょう。これはユダヤの二元論(両建て思考)ですよ。ニューディーラーに限らず、ロスチャイルド財閥もロックフェラー財閥も、ネオコンンも、現在のグローバリストもこの両建て作戦を使っていると。
戦後教育で育った日本人は善か悪か、安全か危険か、正しいか正しくないかの二択に答えるよう仕込まれてきているから、手もなく世界の権力者に思考が操られてしまうのだ。
『ターミネーターに滅ぼされかかっている、人類の生き残りの戦闘隊を一番上から操っているのはターミネーターだ』ということ、このことの恐ろしさを原発問題でもよく知っておくべきだ。マルクスが言った「すべてを疑え」という言葉をよくかみしめたほうがいい。そしてニーチェのいうように善悪の彼岸に立った本当の大人にならなくてはならない。」
(架空対談 了)
執筆者後記 架空対談をお楽しみいただけましたか。自分としては書きたいテーマが今の力では及ばなかったところもいくつもあります。書き出してからやっぱり難しいなと放り出してしまったところとしては、「東電はどうやって裁くのか」「東電のみならず、IAEA
やGEの製造物責任をどう考えるのか」「ショックドクトリン戦術をしかける略奪資本主義の勢力の戦略を世界規模でとらえることはできるか」「政府は福島原発周辺の土地を国有化しようとしているが、福島県民はこれと対抗しうるのか?」など主に国際経済と法の関連でまだまだわからないことが多かった。これについては、今後少しずつ自分で取り組んでみたい。
本当のケンカ対談を計画された編集者Yさんのたたき台を半分は無視した形になりました。ご宥恕いただきたい。(Yさんには中沢新一氏の『日本の大転換』を薦めていただきました。ありがとうございます。あとこの原稿も喜んで頂いたので私としては成功だ。)ただ書いてみて自分の書けることと書けないことの区別が自然とあらわれたので、それにしたがって書いていったらこうなりました。副島先生の懐の深さを知ることができた。
私としては感謝してもしきれない。副島先生の「他人がどう思うかを気にせず、自分に向かって書け!」という言葉を肝に銘じていきたいと思う。
見てのとおり、尻切れトンボに終わっているので、この続きをほかの学問道場の会員の有志が書いていただくのは、私としては大歓迎です。(ただし副島氏、広瀬氏の霊魂にとりつかれても、責任は負いません。)
なおこの文章に関する批評、感想をお待ちしております。
次は話題をガラッと変えていきたいと思います。「重たい掲示板」でまたお会いしましょう。
田中進二郎 拝
【868】[981]福島原発訴訟団を応援しよう
会員番号7507 奈良のおばちゃん・田端です。
群馬の由美子さんの投稿は毎回楽しいですね。歯に衣着せぬ物言いながらユーモアーに溢れ、尚且つ常識があり内容も豊か、グッド!です。
5月に入会したばかりの新参者からの初投稿はこんな呼びかけ。
◎福島原発訴訟団を応援しませんか
先日の11日、福島県民1314人が東京電力や原子力安全委員会の幹部ら33人を告訴しました。ついに当事者たちが立ち上がったのです。待ちに待っていたこのニュースに思わず拍手した私、早速、生の声を聞こうと福島原発訴訟団事務所に電話しました。
お話によると、原発事故に対し何時までたっても誰一人責任をとらない、そこで今年2月に主婦ら20人が告訴を決意、他の被害者にも呼びかけながら準備を進めてきた、そして、当初の目標1000人を上回る1314人もの告訴人が集って福島地検に提訴したとのこと。理由は唯一つ「責任をとれ!」。損害賠償は求めないシンプルな刑事告訴です。一人一人が陳述書も書きました。いわき市の人や都路の人、船引の人、三春の人・・・みんな学問道場福島復興本部事務所開きや福島難民キャンプツアーでおなじみになった地の住民たちです。
これらの町が原発でいかに恩恵を得てきたかは、私も現地を見学して実感しました。が、今回の原発事故とその後の対応から、いみじくも日本の原発政策が原子力村や原発マフィアによって好き放題に運営されてきた実態が明らかになったのです。だから人災だと云われているのです。しかし今もって誰一人責任をとっていません。東電勝俣会長の不遜な顔、安全委員会の斑目委員長のデタラメ発言、
経産省と手下の保安院役人・・・何ら反省もなく責任もとらずに今も平然と職に留まっている彼らの姿をテレビで見る度に、私もあまりの厚かましさに怒りが込み上げ血圧が上がっていたのです。
副島先生も、去年の早い段階から告訴したいと述べられ、ならば僅かな年金を叩いてでも応援したいと意気込んでいました。しかし残念ながらその後の進展は見られず、正直ガッカリしていたのです。
そして事故から1年と3か月目、やっと地元で一揆が起きました。
訴訟団のHPには決意表明や告訴当日の写真や陳述書も載っています。素朴な人たち、さぞや勇気が入ったことでしょう。でも写真の表情はみな晴れ晴れで素敵です。見ていてほんと嬉しくなりました。
今後は県外の人たちにも呼びかけ、更に2次3次の告訴も検討中とのこと。船引にある事務所はすでに全国からの問い合わせが相次ぎてんてこ舞いの様子、弁護は薬害エイズ訴訟で有名な安田弁護士らが手弁当で引き受けてくれたと。間もなくカンパも募るそうです。
「史上最大の告訴団」が実現すればこれは凄いこと。
原発マフィアたちに一矢報いるためにも、日本の原子力政策のあり方を問うためにも、御用学者や御用メディアの姿勢を正すためにも、是非ともこの訴訟を成功させたいですね。道のりは険しいでしょう。輪が広がれば地元の団結が弱まることも懸念されます。粘り強く闘っていくためには、より多くの賛同者による物心表面でのバックアップが必要なことは言うまでもありません。
◎学問道場あげて応援しませんか
さて、副島隆彦学問道場はどこよりも早く都路に福島復興本部事務所を立ち上げています。立派な活動が続いています。そこで次なる活動として、福島原発訴訟団の支援に取り組むのはどうでしょうか。
会員がぶらりと現地に出向き、何時でも気軽に活動に参加できる体制作りのためにも絶好の機会と思えるのです。今のままだと副島先生の負担が大き過ぎるのではないかと老婆心ながら心配です。
存続させるためにもこれからは会員で支える復興本部にしなければなりません。
訴訟団支援の新たな目標を掲げることで、福島復興本部での今後の活動は、更に面白くて有意義な会員参加型に変貌するのではないでしょうか。そのための具体的なアイディアを会員に募ってもいいですよね。
僭越ながらちょっとお堅い提案をしてみました。事務所を守って下さっている吉見さんや先輩会員の皆様はどのような考えをお持ちですか?
脱原発派、ちょっぴり容認派にとってはこの訴訟、異論はないのではと勝手に思ったりしていますが・・・反論があれば嬉しいですね。
なお、告訴された33人の中には、副島先生が信頼している福島県立医科大学の山下副学長も含まれています。私は放射能の人体への影響については、医学的に解明途上であり、特に子どもへの影響については、現状ではやっぱり不安を抱えている福島の人たちの思いを尊重すべきと思っています。この訴訟について先生はどのような見解なのかも合わせて知りたいですね。
【867】[980]架空対談「副島隆彦氏vs広瀬隆氏」続編
架空ケンカ対談 副島隆彦氏vs 広瀬隆氏
田中進二郎です。ケンカ対談というのを春に二回「今日のぼやき」に掲載していただきました。学問道場サイト運営のかたがた、ありがとうございます。今日掲載する文章は、4月末に完成したのですが、学問道場に載らなかったので、「まあいいかな」と私も思っていたのですが、次に投稿する予定の文章の見通しがついたので、「重掲」にまずこちらを発表することにいたしました。賞味期限切れの感も強いのですが、先日原発事故についての憤りを述べられていた方もいましたので、「ああ、私と同類のひともいるんだな。じゃあこの原稿もまるきり無意味ではなさそうだな。」と思い、投稿することにしました。
4月にこの文章を終わらせたあとしめくくりに副島先生主催の「福島原発難民ツアー」に参加、原発事故後の行政がいかに国家官僚の主導で粛々とすすめられているかについて、理解を新たにしました。副島先生が何ゆえに「福島の現場に来るように。」と繰り返しおっしゃっていたのか、そのことの意味を痛感しました。
福島に行った後と、行く前の自分が変質していることも事実ですが、自分としては愛着がある、このケンカ対談を未完で終わっていると思われたくなくて発表します。最終回(その5)が自慢です。今日載せるのは故吉本隆明氏が日本人への最後の遺言として、「原発を
危険だからやめるというのは、人間が猿に戻るに等しい」という趣旨のことを訴えた、それを架空副島氏が架空広瀬氏に言ったあとのところからです。
これより架空ケンカ対談
(その4続き)
広瀬氏「今、あなたが言われた吉本隆明さんの発言を石原都知事が引用してひどいことを書いています。(産経新聞2/6朝刊1・2面)全く絶句してしまう内容なのです。後半の部分を読んでみましょう。
(これより石原慎太郎の文章より引用)
『人間の進化進歩は他の動物は及ばない人間のみによるさまざまな技術の開発改良によってもたらされた。その過程で失敗もありその超克もあった。それは文明の原理で原子力もそれを証すものだ。そもそも太陽系宇宙にあっては地球を含む生命体は太陽の与える放射線によっても育まれてきたのだ。それを人為的に活用する術を人間は編み出してきた。その成果を一度の事故で否定し放棄していいのか、そうした行為は「人間が進歩することによって文明を築いてきたという近代の考え方を否定するものだ。人間が猿に戻るということ」と吉本隆明氏も指摘している。
人間だけが持つ英知の所産である原子力の活用を一度の事故で否定するのは、一見理念的なものに見えるが実はひ弱なセンチメントに駆られた野蛮な行為でしかありはしない。
日本と並んで原子力の活用で他に抜きんじているフランスと比べれば、世界最大の火山脈の上にあるというどの国に比べてももろく危険な日本の国土の地勢学的条件を斟酌せずにことを進めてきた原発当事者たちの杜撰さこそが欠陥であって、それをもって原子力そのものを否定してしまうのは無知に近い野蛮なものでしかありはしない。
豊かな生活を支えるエネルギー量に関する確たる計量も代案もなしに、人知の所産を頭から否定してかかる姿勢は社会全体にとって危険なものでしかない。』(引用終わり)
広瀬氏「浜岡原発の全面停止の市民の要求に対しても、石原都知事は危険なんてないと、強弁してきた。浜岡の地勢条件から見た危険性について完全無視を貫いた石原慎太郎。その彼が厚顔無恥にも吉本氏を自分の勝手な脈絡に取り込んでいるわけですよ。吉本氏の発言は政府や東電が喜んで援用するだろうなあ、と思っていたら、よりによって、石原が言い出すとは思いませんでした。産経新聞を読む自民党支持者数百万の大衆がこんなのを読んで「さすがは文学者石原慎太郎だ。いいぞ。」なんて頷いている姿を想像するとおぞましいの一言です。」
副島氏「石原慎太郎は吉本隆明氏が亡くなったときにも、『戦後最大の思想家』などと賛辞を新聞に載せていた。生きている間は吉本氏に発言の場を与えなかった敵がである。許しがたい。石原はとっくの昔に老害そのものになっている。どうせここまで追い詰められたのなら『今こそ東京に原発を!』ぐらい言え!(笑い)2月になって、東電バッシングが解禁になって政府やメディアは東電をスケープゴートにする姿勢がはっきりした。当然こうなるだろうという予想通りの展開だ。経済産業省+保安院や政治家は解禁日に合わせて、メディア工作をしていることが見え見えだ。自分たちは東電を隠れ蓑にこそこそ国民の怒りから逃れようとしている。」
広瀬氏「石原都知事は、反原発運動のことを、福島原発事故が発生したから気が動転して集団的ヒステリーに陥っている、と言ってるけど、ほとんど半世紀かけて日本国民全体が、原子力発電の存在に対して無意識になるように仕組んできたこと、これに対して国民は怒っているわけでしょう。それなのにね、石原は『一度の失敗ぐらいで多くの国民が感情的になっている』と二重の嘘をついているんです。東海村JCOの臨界事故すら国民の記憶から抹消しようとしているのではないか。そのように読めます。」
副島氏「吉本隆明さんが言っていることは、スリーマイル島事故やチェルノブイリ事故、そしてこの福島原発事故でも、原発推進派と反原発も双方とも非民主的であること、これを訴えておられたのです。原発推進派は権力と金を使って事を押し進めようとするし、反原発は恐怖心を煽って国民の支持を集めようとする。どちらも人間の良心を麻痺させる方法であるという点では共通している。左翼運動ひいては反原発運動の中にあるスターリニズムこれを批判してきたのが、吉本さんですよ。反原発運動はいまだに教条主義とヒステリー、という手法から卒業できていない。
たとえばですよ、福島の被災地なんかをずっと、ガイガーカウンターで計ってみると、日に日に放射能が弱くなっているのです。昨年3月の爆発直後は福島市は3月13日に24マイクロ・パーアワーと『非常に高い数値』だったがストンと放射線量は落ちて、5月・6月には1.4マイクロシーベルト・パー・アワーぐらいの平均値になっている。けれども放射能コワイコワイ派は3月とか4月(2011年の)に測定した放射能被曝の測定値、たとえば20マイクロシーベルト、パーアワー(一時間当たり)だったらそれに24時間×365日(8760倍)を掛けないことには気がすまないのです。それで年間累積被曝量175ミリシーベルト・パーイヤーというのを出して、『信じられないくらいにこの土地は汚染されてしまいました。もう、ここには当分人は住めません。子供は絶対に避難すべきです。』と言う。飯館村がまさにそうだった。
ICRPが昨年の大震災後3月の終わりに住民の被曝限度は20ミリシーベルト・パーイヤーまでと変更した。本当はこんな程度の被爆は、ちょうどいいホルミシス効果が表れて長生きできるんですよ。ICRPの放射線医学の専門家は中村仁信氏をはじめとして、山下俊一氏も中川恵一氏もみんな、こんな程度は安全だと言っている。しかし放射線医学の専門家でもないあなたたちは、彼らを『御用学者』よばわりし続けて医学者の社会的信用を失墜させる言動をはたらいている。御用学者は原子力工学や核物理学が専門の連中なのである。かれらと放射線医学の専門家たちを意図的に混同して、アジテーションしているのがあなたたちのやりかただ。
また事故直後に測定した高い数値を8760倍した年間積算放射線量の放射能汚染マップみたいなのを、ばらまいて日本国民を福島に入れないようにしている。これが教条主義でなくて何なのだ。」(筆者注 一例としてオークラ出版「放射能ホットスポットマップ」)
広瀬氏「教条主義をいうのなら、東電をはじめとする電力会社の方ですよ。彼ら東電社員は、現在では原発のプラントをただ動かしているだけで、もうほとんどのひとが故障したらどうすればいいのかについての経験も知識もない一介の労働者ですよ。、原子炉という巨大装置は、テレビ解説やインターネットで検索したら出てくるような模式図なんかと全然異なる、複雑に入り組んだ仕組みになっている。田中三彦氏のような、原発を造った設計技師でないとわからないですよ。ところがすでに現在造られてから40年を超えてきて、日本人として設計に加わったひとの多くが定年を迎えて、現場を去ってしまっている。原発は急速に斜陽産業になりつつあるのです。
内部が腐食した組織では教条主義がはびこります。原発が事故を起こしてもきちんと原因を調査しない。だからわれわれのような本来門外漢である人間がなんとか情報を共有し合って、東電の事故の責任を問うていかなくてはいけない。彼らは東電敷地内で900ミリシーベルト・パーアワーの放射性瓦礫がみつかっても、それがどうしてそんなに高い数値なのかを説明することもできない。これはMOX燃料(プルトニウム・ウラン混合酸化物)との関連があるからですね。使用済みの核燃料プールが水素爆発を起こしたためだと考えられるんですが、マスメディアで絶対に口にしてはいけないのが、プル・サーマル計画とMOX燃料とプルトニウムという言葉です。
確かに武田邦彦氏のように原子力村に片足を突っ込みながらものを言ってる人間には真実は語れないと思いますよ。武田氏はご自身のブログで『プルトニウムの危険についてはそれほどの心配はいらない。』と書いていますが(筆者田中注 グーグルで「プルトニウム」を検索すると武田邦彦氏のこのコメントがでてきます。)ま、つまり庶民の不安や怒りを代弁しながら、本当のタブーについては適当なことをいって、ごまかすこと。これが最初から原子力村から武田氏に与えられていた役割なのかもしれませんね。はじめからそういう戦略が練られていたと。
また彼はぺらぺらと聞かれもしないのに原子力安全委員にいた当時のことを語っているが、安全委員会が原発周辺の各市町村にヨウ素剤を配らなくてもいい、どうせ原発は安全だからと全員賛成で決定したときに、彼は一人で反対したというのですね。でもそれじゃあ、市町村に「ヨウ素剤をもらいに行きなさい」とかなんか、独力で行動したのかというと、何にもしてない。そういう中途半端な性格なんです。足尾銅山鉱毒事件の田中正造のように権力の横暴や怠慢をみても行動に移そうとはしない。でもね、それこそ彼みたいなのが原子力帝国の要請する人間像なんですよ。アメリカなんかでは原発労働者に対してストレス・テストをする。原発の耐性審査じゃありませんよ。性格が反抗的でないか、とか秘密を暴いたりする人間じゃないか、とかね。そういう精神的傾向をも職員や労働者に対してテストします。まあ、私とあなたは絶対にアメリカの核処理施設や原発で働いたりできません。(笑い)」
副島氏「たしかにあの男は優柔不断そのものです。今でもはらわたが煮えくり返ってくる。私が信頼しているのは放射線医学総合研究所や、放影響研究所の放射線医学の専門家たちですが、武田邦彦はICRP(国際放射線防護委員会)の山下俊一氏や中川恵一氏は嘘を言っている、と私の前ではっきりいった。それは『原発事故、放射能、ケンカ対談』のp85を読んでいただければわかる。ところが私が『嘘をついている』と復唱したら、『しまった、こういうと後で小宮山宏に叱られる』と思ったのでしょう、必死に前言撤回しようとしている。ここらへんは私の読者たちはにやにやしながら読んでくれているでしょうけどね。武田の化けの皮はとっくにはがれている。よくあんなにもころころ意見を変えれるもんだ。彼のブログの文章はひとつの文章の中で考えが変わる。あれでは、かなり頭の悪いラドママ(放射能コワイコワイ症の母親)ですら、武田はおかしいと気づくだろう。」
広瀬氏「日本の放射線医学者も、1950年代前半までは世界のトップクラスの研究者が数多くいました。しかし1960年代に入り、中曽根康弘をリーダーとする推進派にパージされてしまいました。放射線医学総合研究所には木村真三氏のように、福島の事故の直後に深刻な放射能汚染の実態を調査をした方もおられます。しかし研究所は事故後勝手な行動は慎むようにと指示を出して、研究者たちを牽制したのです。木村氏は辞職願いを出して、福島に行ったのです。放医研とはこのような組織です。東海村JCO事故のときも同じだったと木村氏が語っています。真の研究など許されてないのです。まともな放射能の専門家などほとんどこの組織の中にはいません。(『原発の闇を暴く』p176より)
副島氏「むちゃくちゃなことを言うな。放医研や放射線影響研究所のいってることが正しいのである。チェルノブイリでもスリーマイルでも急性放射線障害を除いては、小児甲状腺癌以外の健康被害はほとんどでていない。ロシア科学アカデミーのアルチュニアン博士もチェルノブイリ周辺で、甲状腺癌を発症したのは740人で死者はないといっている。事故の作業員48名が急性放射線障害で亡くなった以外では、80人が白血病でなくなった。けれども白血病はどこででも起こっている病気です。(『放射能のタブー』より)」
ただし、今のICRPの委員会組織には複数の指令系統があるんでしょう。笹川財団などが研究費を出している山下俊一氏や中川恵一氏のような旧来の保守系にもつながりが深い放射線医学会の勢力と、彼らのいうことは嘘だと、1ミリシーベルトでも危険だと言えというグループ。ICRPは医学者の中でコンセンサスがあるという表看板の裏に回ると、旧勢力はもういらないという考えの人間もいるでしょう。私は武田邦彦のような人間を新体制派であると、はっきり彼の目の前で言ってやりました。
彼ら新体制派の特徴とは庶民の味方の、ふりをすること、それと近代的人権論をふりかざそうとすることです。小佐古敏荘(菅内閣での内閣参与で,ICRPの基準値引き上げにともない、福島の児童に20ミリシーベルトまでの被曝までを許容するとした内閣の発表に抗議して内閣参与を辞任した。)にも同じことが言える。今回の原発事故でマスメディアの前で泣いたやつはみんなうそつきだ。そのことを私は真実言論派の人間として暴く。小佐古も、今中哲二もそしてあなたも泣いた。
話を戻すと、武田のような人間の人権思想には、日本の家族制度というものに対する理解がない。日本の家族というのは一蓮托生の運命共同体的な側面を持っている。父親が福島を離れられない以上、子供たちも福島を離れることはできない。これは第一義的には経済的な理由からなのですが、日本の家族特有の性格からくるところもある。それらを無視して、子供が大人同等の人格と権利を持つとみなすのは、現実にまったくそぐわない。
そういえば水俣病問題でも同じようなことがあった。有機水銀中毒になった魚を食べた母親の胎内にいた胎児が有機水銀に冒された。その結果生まれたときにすでに水俣病に罹患していて、その後死亡した。この問題に裁判所は、堕胎罪は故意犯なので適応できない。しかし当時の法感情に照らしてなんとか有罪にしたい。そこで裁判所は業務上過失致死罪を適用した。刑法学者や裁判官たちは、胎児にも人権があるとみなしたのである。
(副島隆彦、山口宏共著『法律学の正体』第四章 刑法を参照)
今あげた例ほど、放射能こわいこわい派の害は微妙ではない。あなたたちリベラル派の抽象的な愛からくる『子供も老人も放射能から守らなければならない』という主張ははっきりと非現実的なもので、百害あって一利なしだ。まさに地獄への道は善意で舗装されている、の格言通りだよ。
今回のような緊急事態において、社会が構成員すべてを守ろうとするのは土台無理な話だ。現実社会を冷酷に見つめると、逆説的にではあるが、ハリウッド映画の自然災害もののようなものの方がずっと真実を衝いているように思える。映画と同様、実際には日本の裕福な層から順に『ノアの方舟』に乗るチケットを手に入れ、海外に移住していっているのだ。
その一方、最も放射能汚染の被害を受けた、福島県民は東京に一時避難するための新幹線代すらままならない人もいるのである。そして福島の一般市民の大部分が福島を離れては食っていけない。こういう現実を無視して、子供たちをとにかく守れということになんの意味もない。もうあらかた原発事故の危機は終わった。これからはショック・ドクトリン政策に惑わされずに少しでも明るく家族一丸となって、生活の立て直しを進めていくことだ。山下俊一氏のいう『放射能は笑っている人にはやってこない』というのは名言だな。ヨウ素剤の問題だって、日本人の食卓には海藻類がたくさん入ってるから、ヨウ素剤を飲まなくても大丈夫、という意味でしょ。ただ、あのタイミングでいうのはさすがにまずかったと思う。けれども今なら彼の言葉も見直されるのではないか?」
広瀬氏「・・・それは一定のヒバクシャのでてくることを前提にした上での話ですね。」
副島氏「だから、言ってるだろう。今回の福島のレベルでは被爆者はでてこないんだって。」
広瀬氏「あなたの言いたいことは大体わかりました。福島の家族を引き裂いてしまったら、それはもう家族ではない、ということですね。けれども旧約聖書にでてくるある一つの逸話を思い出していただきたい。ソロモンの叡智といわれているものですが、ソロモン王のもとへ二人の女が駆け込んできて、賢明なソロモン王に裁きを求めた。二人の争いというのは、ひとりの赤ん坊をめぐって、どちらもその子が自分の子だと主張して譲らないのであった。
そこでソロモン王はこういった。『では、この赤ん坊を真っ二つにして二人に分けて与えよう』と。するとひとりの女がこういった。『そうするくらいなら、その赤ん坊をあの女に与えてください』と。それを聞いたソロモン王は「お前が本当の母親である」と言って、その女に赤ん坊を返したという。(列王記 上 第三章より)
家族愛とはこういうものではないですか?たとえどのような代償を払おうとも、子供が生き延びることを願うのが、普遍的な親の愛というものでしょう。子供を避難させなかったばっかりに、甲状腺がんや白血病にさせてしまったと、悔やむ母親の悲しみはどんなに悲痛であることか。このような母親はどうしても自分がわが子を殺してしまったという、罪悪感にさいなまれるケースが多いのです。チェルノブイリはまさにそういう母親の嘆きの大地と化したのです。これから3年後の福島がこうならないことを祈るのみです。」
(その4了)
【866】[979]激怒すれど、我が身の力のなさ
ここ一年、体調を崩して投稿から遠ざかっていました。本調子ではありませんが、福島の避難住民が東電を訴えたという新聞記事を見て、応援したくなりました。物品を買ったり、観光旅行ぐらいしか貢献できないけど東北よ!がんばれ!
史上最大の人災を日本全国に振りまいておきながら、自然災害だからしょうがないでしょと居直る東電。オリンパスであれだけ騒がれたのに、治外法権的存在なのでしょうか。警察の捜査が入ったとはついぞきいたことがありません。
焼肉チェーンで人が死ねば、店は潰れ、社長は自己破産する時代。電力会社はアンタッチャブルと言わんばかりに、一切の責任追及から免れ、さらに値上げまでお手盛りで要求する。もう、国民一同が暴動を起こしてもおかしくないのではないでしょうか?
そういうことに腹を立てる自分の頭がおかしいのか、それともみんな忘れたいのか、原発事故に対する関心は急速にさめつつあります。
【865】[978]『今月の弟子』が読みたい
群馬のゆみこ(川端優美子)です。
あー、さみぃ。
「顔無し番号5980」に対して「おみゃあ、誰だ!あたしの文章、みしめて読んだんきゃあ!」と思ったけど、すぐに、いろいろとご事情がおありなんでしょう、と思い直しました。そして、「多様性」がこの地球のいいところだしね。
そんなことより、わたし、いーこっと、かーんげーえたー♪
お弟子さんを順番に紹介していく、『今月の弟子』というコーナーを作ってほしいです。読みやすいものを自分で書いてもいいし、インタビューも面白い。それで、原稿料もらえば楽しいがね。お弟子さんは60人もいる(先生がそうにゆってた)んだから、ひとまわりするのに・・・ご・・・五年!こんな提案お弟子さんに負担かな、とちょっと思ったけど、大丈夫ね。10回も書かないうちに、みんな死んじゃうわよね。
いいなー、お弟子さんのコーナー。スター弟子のひとり、吉田祐二さんが2011年2月に出した、日本のタブーに迫る衝撃作、『天皇財閥』で(まだ途中までしか読んでないのですが)、わたしが一番おもしろかったのは、吉田さんのお母さんが皇室ファンで、「皇室アルバム」を毎週見ていること。そして、吉田さんも子どものころから一緒に見ていた、というところ(たしか、あとがきに書いてある)。みなさん、笑うけどね、これぐらいのレベルのファンも、学問道場には一定の割合で居ると思うのよ。
先生、スター弟子のみなさん、『今月の弟子』、ぜひ一度お考えください。
じゃっ、そろそろ行ってみるかな~。(=I gotta go. )
【864】[976]お弟子さんのファンを増やす
群馬のゆみこ(川端優美子)です。
はい、先生!
わたしは思うのですが、掲示板で「アルル君」とか「よしなお君」とか呼ぶのは、お止めになったほうがいいのじゃないでしょうか。(先生の投稿文【[973]スペイン、イタリア調査ののち、次の 金融セミナーを開きます。] )
なぜなら、まず、事情を知っている人でないと、誰のことだか分からないからです。
副島先生のお考えに、新しく興味を持った人がこの掲示板にやってきて、「アルル君」とかいうのを読んだとき、きっと、訳が分からなくてイライラしたり、「ここは何だ?変な団体なのか?」と思ったり(特に年配の人は)、なんか内輪の人だけしか相手にしていないような感じがして、もう読みに来なくなることがあると思います。わたし自身も、「アルルの男・ヒロシ」が中田安彦さんだと分かるまでにしばらくかかりました。
それに、呼び名に重みがなくて、お弟子さんが育つのが遅れそうだと感じます。
中田さんのことは、先生がどこかで「中田安彦君は私を超えた」とお書きになっていたと思います。それに、先生はお弟子さんたちの前で中田さんのことを時々「中田先生」と呼ぶ、とお弟子さんに聞きました。また、中田さんは「中田安彦」という立派なお名前で、すでに何冊もすばらしい本をお書きになっています。ですから、学問道場でも「アルル君」より、「中田安彦」さんで認知されたほうが、中田さんにとっても得だと思います。
中田安彦、中田安彦、中田安彦! 何度もお名前を目にすれば、人は中田安彦さんになじみを持って、中田安彦さんの本を手に取る機会が増えると思います。
「よしなお君」は「SNSI研究員の須藤喜直(すどう よしなお)君」としたほうが、ぐっと重みが出ます。
それから、誰がSNSI研究員なのか、よく分からない、という疑問が前からありました。
先生の「前途ある貧しい若者たちを「人材育成」する志にご賛同ください」というお言葉に共鳴して学問道場の会員になり、会費を払っているわたしは、お弟子さんを応援しているし、お弟子さんが立派になっていかれるのを楽しみにしています。掲示板などでも、お弟子さんの書いたものはどれなのかなあ、と思っています。だから、重たい掲示板に書くときは、自分は弟子である、とか、SNSI研究員である、とか表明してもらえると、「ああ、さすが先生のお弟子さん」とか、「このお弟子さんはまだ若くて、フレッシュな感じがするなあ、将来が楽しみ」などと、より楽しめます。
それと、「お弟子さん」と「SNSI研究員」の違いは何なのか知りたいです。お弟子さんは、先生が弟子と認めた人たち、というのは分かりますが、SNSI研究員は、やっぱり、学問道場の会員から集めた会費から「研究費」をもらっている人、ということですか?
研究費をもらっているとなると、学問道場のサイト上に「研究費をもらっているのは次の弟子たちである」と、ずらっと書いてあるのがいいと思います。
そして、研究員全員が、生まれ年と、自分の興味や研究課題、自分はこういうことを考えていて、こういうことをしたい、などを書く。すると、会員はその研究員の重たい掲示板での発言に注目します。会員は「この人が気に入った。特に応援しよう」とか、野球選手のファンみたいになるんじゃないでしょうか。その人の本が出れば、「ああ、古村治彦(ふるむら はるひこ)研究員が、ついに自分の本を出さはったんやなあ」と、感慨もひとしお、みたいな感じになります。
なんていうか、会員が、副島先生と同じような気持ちで、お弟子さんを「育てている」という感覚を持てると、会員をやっているのがより楽しくなると思うんです。例えはよくないですが、むかしはやった「たまごっち」です。自分の意識を長時間たまごっちに向けて(手をかけて)、たまごっちが育っていく様子を見るのが楽しい、という人間の心理です。
それに、研究員の方々も、名前を出して、決意表明とかもするとなると、会員から注目されて、嬉しいし、また、気持ちが引き締まると思います。別に、今が引き締まっていないというのではありませんが、やっぱり違うんじゃあねんだんべかなー、と思うんです。(そういう様子が分かるほどには、わたしはまだ学問道場を知りません。)
先生がいつもおっしゃるように、やっぱり、ここでもお金のことが重要なんだと思います。会員からお金を集めても、それをもらっている人が名前を出さない、というのは良くないと思います。名前を出さない、というのは責任を持たない、ということですから、やっぱり、何というか、ぼんやりしてしまいます。(わたしは何人ものお弟子さんたちと何度かお会いして、お友達になってきているので、こういうことを書くのが本当はちょっとつらいのですが・・・でも、男の子にはちょっと厳しくてもいい、とも思います。)
けっして過度になってはいけませんが、適度なプレッシャーは人間を成長させます。たぶん、快感ホルモンとかも出ると思います。
お金のことを書いてみて、やっぱりこの話はまずいのかなー、となんとなく思ったりしますが、先生が「学問道場の大方針 、それを「真実暴(あば)き教」という宗教だとすれば、その 教義は、(中略)4.お金の話を嫌(いや)がるな。」と、【[966]私の私的なことを含めた、ご報告です。】でお書きになっていたので、いいかなー、とも思います。
副島先生は日本一の先生です!そして、そのお弟子さんたちは、日本の将来のためにとても大事な方たちです!より多くの人が学問道場を見に来やすくなり、応援してもらえるように、また、お弟子さんたちには、「自分はあの副島隆彦の弟子であり、いつか先生を超えていくのだ」という気概を持ってもらえるように、と思って書きました。あまりうまく書けませんでしたが、なんとか書きました。ヨーロッパ調査ご旅行中のお忙しいときに、大変失礼いたしました。
あらあらかしこ
川端優美子
【863】[975]古道への訪問
会員番号5533と申します。先日,一泊で福島復興本部に行って参りました。急なお願いでしたが,現地の吉見さんに親切にしていただきました。空気がとてもきれいな気がして,大変,よく眠れました。吉見さんからは,お疲れですね,と言われましたが,たしかに,疲れていたのかもしれません。
夕食前に,電動自転車をお借りして,検問所の手前まで,サイクリングを楽しみました。道場の事務所からは,30分くらいです。小さい頃の夏休みを思い出しました。行き交う車も多くなく,電動機付きだったので楽だったです(検問では,自転車で来た人は初めてだ,などど言われましたので,奥までは,行かない方がいいと思います。)。
道場に戻ってからは,共同で夕食を作り,所蔵のお酒などを楽しませていただきました。豚肉も野菜も,みなおいしかったです。食後は,檜のよい香りのする露天風呂にも入れていただき,少しお話をした後,ぐっすり眠りました。
吉見さんは,早朝から朝御飯の支度などに精を出され,旅館の様な立派な朝食をいただきました(写真を撮りましたが,貼り付け方がわかりません)。
私は,まだ,投稿をしたことがなかったのですが,この報告を初めての投稿にしようと,現地で思いつきました。お世話になりまして,感謝いたします。吉見さんは,「ここは,学問道場会員の保養所ですから」と言われていましたが,また,機会があれば訪れたいと思います。また,私が見聞きする旧ソ連のことなども,少しずつでも投稿できればと思います。