重たい掲示板

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ハル(会員番号2505) 投稿日:2012/06/22 16:05

【877】[993]負の発電設備投資は?

日本では脱原発を求めて自然エネルギーに投資をしている。しかし脱原発をより早く実現する為には必ずしも新しい発電設備の増設ばかりではなく省エネ設備への切換えもある。その為LED電球に切換えをする家庭も多い。
私は95年から08年までアメリカで生活をして色々と面白い体験をした。それは日本に居るとなかなか思いつかない事だった。その1つが省エネ設備投資です。それなら日本でもと言われるでしょうが、違うのは個人が投資してLED電球を買うのではなく、電力会社が個人に積極的にお金を出して切換えを勧めるわけです。電気の請求書に割引券を同封してきます。90年代後半は未だ60Wクラスの電球型蛍光灯で2−3ドルはしたかな?(日本では千円以上だった)電力会社は年に何回か割引券をくれる。大手のホームセンターや地元の家電店で購入すると割引券で買えば1個1ドル程度になったと思う。(個数の上限はあったけど)当時不思議だった。何で電気を売る会社が電気を売れないようになる事にお金を出すのか?しかしその後カリフォルニアで計画停電等が起こり始めて気づいた。新たな発電設備に大きな投資をするより家庭に投資して今の設備の間までも消費に対する発電力を増強できるわけですね。
これだと、電力会社も少ないお金で大きな投資効果(多分)それに個人だって目先省エネで電気料金が下がるので喜んで投資する。おまけに半額以下の投資で済むとなればスピードが上がる。
アメリカのすごいなと思う事はこういう発送の転換のような事が日常生活で多く見られる事でした。アメリカ人の経営とは利益を上げる為にはあらゆる事を考える点です。

<ちょっと中国に対して感じる事も書いてみます>
09年から香港へ単身移住して今は香港と中国をベースに生活しておりますが中国人にもとても興味があります。日本に居ると体験できない様な発想の違いは中国人にもよく感じます。またアメリカと中国はとても豊かな国だという点でも個性でもよく似ているなと感じます。一言で言えば派手好きかな。だから大げさでもあり何事も楽しい。細かい事にまで注意を行き渡らせる日本人は素晴らしいけどあのおおらかな生き方は人生を豊かにする秘訣の様な気がする。日本人の感覚からすれば嘘つきって感じたりするかもしれないけどね。

泉浩樹 投稿日:2012/06/22 15:51

【876】[991]『サクランボ』収穫ご報告5

学問道場 会員 福島県出身の泉浩樹です。
 『サクランボ』収穫ご報告5です。

※『紅秀峰 サクランボ』収穫 急ぎ ご報告申しあげます。※
「有我果樹園」より お客様にお知らせです。『サクランボ』収穫 最終のご報告となります。
 
*最後の品種 『紅秀峰』(「佐藤錦」×「天香錦」交配種)が 予想より早く 収穫可能となりました。
 ご希望の皆様に ご対応いたします。
 収穫時期は 7月上旬予定でしたが、予定より早く収穫が始まりました。どうかご容赦願います。

 発送可能予定数は 先着のお客様からの発送となり、約50箱とみております。
 予定数に達した場合は 申し訳ございません、ご希望に添えない事も御座います。

 次回は『もも (アカツキ)』を7月後半に ご案内致します。
 『副島隆彦「学問道場」』をご覧の皆様からは ご理解とご愛顧をいただき 厚く感謝を もうしあげます。

⁂紅秀峰
 日持ちが良く、大玉で、糖度は20度位。酸味は少なめ。「佐藤錦」に劣らない品種です。
 誠意をこめまして 対応いたします。
 (こちらが参考写真です)
 https://encrypted-tbn1.google.com/images?q=tbn:ANd9GcR2SJtn4Z_JcvjaQTycqXP-r34N8asMJtA6ZqyGVXyJRzHwgyXX 
https://encrypted-tbn0.google.com/images?q=tbn:ANd9GcRwlkaPzToUejQtaITjNTEsmbBGM57y8kex_CEY3AdYGMETc81M

有我果樹園のブログ
 http://blogs.yahoo.co.jp/ariga0729

 FAXにての ご注文を お願い申し上げます。FAX:0248-76-7384
 福島県須賀川市浜尾 「有我果樹園」
 
 『サクランボ』は、日持ちがしにくい為「ご予約」という形をとらせていただいております。
 FAXにてお客様の 『お名前、ご住所、郵便番号、電話番号』をご記載の上、ご希望をご注文ください。
 なお、「贈答用の場合は送り先と送り主さまの記載」を忘れずにお願い申し上げます。
 ご注文の先着様順に 朝に収穫したものを即日発送いたします。

 サクランボの特性上、配達日指定はなるべくお断りしております。どうしてもというお客様はその旨ご相談願います。
 到着時間帯の ご希望/ご指定は承って居ります。

 *1kg/バラ詰め3500円 プラス送料、(クロネコヤマト)で承ります。
  1kg化粧詰め(ご贈答用)は 1kg/5000円 プラス送料となります。

 なお、代金は昨年と同様に「請求書と郵便振込用紙を同封さしあげます」。
 お手数をおかけしますが、到着後のお振込を お願い申し上げます。
 (贈答用の場合、送り主様に請求書を 送らせていただきます)。

 みなさま、福島の初夏の味覚をお楽しみください。
 ご注文を ありがとうございました。

⁂次回の「桃」のご案内も ご期待いただきます様 お願い申し上げます。
————————————————————————————————–

 福島県人は皆元気にしております。風評には負けません。
 ご理解を頂き ありがとうございました。

泉浩樹 拝

田中進二郎 投稿日:2012/06/21 01:52

【875】[990]鎌倉仏教の謎を解く

「 鎌倉仏教の謎を解く」(序)    田中進二郎
今年の春吉本隆明氏が逝去されました。副島先生がお通夜にいかれたが、親族のみによる私葬であったため、吉本氏の死に顔を副島先生は見ることができなかった、と書かれてあるのを拝読しました。(重たい掲示板917 3/17日付)
吉本隆明の発言や著書に影響を受けた全共闘世代(今の60代、70代)の人は多い。そういえば尾崎豊も吉本氏の著書に影響を受けていたということをどこかで聞いたことがある。
尾崎豊と同じ護国寺での葬儀がふさわしかったのではないか、とか勝手に思いました。
副島先生の追悼文の後半に「吉本隆明は、他力本願(たりきほんがん)の浄土門の親鸞上人(しんらんしょうにん)の、民衆救済の思想を生きた思想家だ。」とあるのを読み、
「最後の親鸞」「源実朝」などから読み始めました。
今、親鸞の野辺送りを描いた絵(本願寺聖人伝絵)を見ると、多くの僧侶がわんわんと泣いているなかに、数人笑っているような者もおり、面白い。
(絵が送れず残念です。)

親鸞ははじめ9歳のとき、京の青蓮院(しょうれんいん)で出家するのであるが、そのとき得度(とくど)した僧がのちに比叡山の延暦寺の座主(ざす)となる慈円(じえん)であった。慈円は源頼朝が生きている間には頼朝の機嫌をとり、死ぬと後鳥羽上皇の護持僧(ごじそう)になったり、承久の乱の折は上皇の挙兵を何度もいさめようとしたり、政治的に生きた僧である。慈円の父は37年間摂政・関白をつとめた藤原忠通で、兄は九条家の祖となる兼実(かねざね)で摂政、太政大臣の地位にのぼりつめる。

この九条兼実と慈円の兄弟は源氏と結びつきが強かった。源平合戦で平氏が勢いがあるころには二人とも、重用されないが、頼朝が鎌倉に幕府を開くころから、朝廷と比叡山のトップの地位をしめるようになる。またこの二人は文化人として、兼実は「玉葉」(ぎょくよう)という40年にわたる日記を、慈円は「愚管抄」(ぐかんしょう)という書物を残した。

浄土真宗ではあまりこの二人と親鸞の関係に着目しないようである。着目すると政治権力と宗教界の汚いつながりが信徒たちに知られて聖人色が薄れ、具合がよくないからであろう。
具体的にいえば、五木寛之氏(いつき ひろゆき)の近著の「親鸞」も親鸞上人の前半生を描いているが、なぜ比叡山を去って法然(ほうねん)のもとに行ったのかについて、《盗賊に襲われたりしたあと、夕日を見て「あれが極楽浄土だ」と感動し「法然のもとへ行こう」と思い立った。》
こんなところで、この小説は終わるのである。私はばかばかしくって立ち読みで済ませましたが、現在の浄土真宗のトップの人間が五木氏にこの本を書かせたとすれば、なんとなく納得がいく。

これと異なり、「仏教入門 親鸞の迷い」(梅原猛 釈徹宗 しゃく・てっしゅう著 新潮社とんぼの本。親鸞の野辺送りの絵も所収されている。)こちらの本では、親鸞の前半生の謎を梅原猛氏が大胆に解いている。「親鸞は源頼朝の甥」という西山深草氏の論考が十分根拠があるとし、源義朝(頼朝の父)の娘と近江の小豪族日野有範(ひの ありのり)の間に生まれた、と述べています。日野氏は源氏との婚姻関係をたびたび結んでおり、源氏の血を引いている足利将軍家も、その正妻は必ず日野家という慣習があった。(8代将軍足利義政の妻の日野富子が有名ですね。)

ただ近江源氏は日野氏にしても、佐々木氏にしても状況次第で寝返る一族であり、鎌倉北条氏は足利高氏(尊氏)に六波羅探題を攻め落とされたのち、鎌倉に逃げかえろうとしたが、佐々木氏などの豪族の待ち伏せなどにあい、近江国で集団自害していく。 権力交代の際に、東国に落ち延びようとする旧勢力が、古来ここ近江で命を落としていったという歴史もある。(陳舜臣著 「山河太平記」ちくま文庫)

慈円が、のちに親鸞となる8歳の子を自分で得度したのは、源氏の血をひく人間を手元に置いておき、必要なときには政治的駆け引きの駒として使おうと考えたから。という梅原氏の説に私はなるほどそうか、と思うのですが、みなさんはどうでしょう。
ちなみに親鸞が出家したこの年は1181年とされており、源平の戦いでは富士川(ふじかわ)の戦いの翌年にあたる。源頼朝が鎌倉を地盤に本格的に武家政権をつくり始めたころである。

翌年慈円は比叡山延暦寺に上るのであるが、その際親鸞もつれていった。親鸞はその後20年間、法華経などを中心に仏の教えをさまざまに学んだとされる。いったいなぜ親鸞が比叡山を降りることを決意したかということは、一義的にはいえないが、法然の評判は比叡山でもいやというほど耳にしただろうということはいえる。

今回書いてみようと思うことは、吉本隆明の「源実朝」「最後の親鸞」から立ち上がってくる
鎌倉初期の世界像であるが、いかに鎌倉武士団が、律令官人層の盲目的ではあるがまた強烈でもある、精神的、文化的支配を受けていたかということについても書いてみたい。タイトルは愛読書である、副島先生の著書「英文法の謎を解く」をまねることにしました。
          田中進二郎拝

泉浩樹 投稿日:2012/06/19 22:11

【874】[989]『サクランボ』収穫ご報告4

学問道場 会員 福島県出身の泉浩樹です。
 『サクランボ』収穫ご報告4です。

※ 急ぎ ご報告申しあげます。※
「有我果樹園」より お客様にお知らせです。
 さくじつ この掲示板にアップ致しました サクランボ『紅さとう』(山形美人)、沢山のご注文のFaxを頂きました。
 大変心苦しいのですが、「有我果樹園『紅さとう』」の出荷出来ます 予定数に達してしまいました。
 『紅さとう』のご注文は ここで締め切りをさせて頂きたく存じます。本当に申し訳無く、ありがとうございます。

 *次の品種 『紅秀峰』(「佐藤錦」×「天香錦」)にて、皆様に ご対応いたします。
 収穫時期は 7月上旬予定、もうすぐですので、少しお待ち頂きますが、誠意をこめまして 対応いたします。
 日持ちが良く、大玉で、糖度は20度位。酸味は少なめ。「佐藤錦」に劣らない有望品種です。

 (こちらが参考写真です)
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有我果樹園のブログ
 http://blogs.yahoo.co.jp/ariga0729

 FAXにて ご注文を お願い申し上げます。FAX:0248-76-7384
 福島県須賀川市浜尾 「有我果樹園」
 
 『サクランボ』は、日持ちがしにくい為「ご予約」という形をとらせていただいております。
 FAXにてお客様の お名前、住所、郵便番号、電話番号をご記載の上、希望品種をご注文ください。
 なお、「贈答用の場合は送り先と送り主さまの記載」を忘れずにお願い申し上げます。
 ご注文の先着様順に朝収穫したものを即日発送いたします。

 サクランボの特性上、配達日指定はなるべくお断りしております。どうしてもというお客様はその旨ご相談願います。
 到着時間帯の ご希望/ご指定は承って居ります。

 *どの品種ともに1kg/バラ詰め3500円プラス送料、(クロネコヤマト)で承ります。
  1kg化粧詰め(ご贈答用)は1kg/5000円プラス送料となります。

 なお、代金は昨年と同様に「請求書と郵便振込用紙を同封さしあげます」。
 お手数をおかけしますが、到着後のお振込を お願い申し上げます。
 (贈答用の場合、送り主様に請求書を 送らせていただきます)。

 みなさま、福島の初夏の味覚をお楽しみください。
 ご注文を ありがとうございました。
————————————————————————————————–

 福島県人は皆元気にしております。風評には負けません。
 ご理解頂き ありがとうございます。

泉浩樹 拝

泉浩樹 投稿日:2012/06/19 03:21

【873】[987]『サクランボ』収穫ご報告3

会員 福島県出身の泉浩樹です。

 『サクランボ』収穫ご報告3です。

「有我果樹園」より お客様にお知らせです。
 昨日6/17をもちまして、「紅さやか」の収穫が終了となりました。大変ありがとうございました。

 約1週間後6/25頃に『紅さとう』(山形美人)が食べごろとなります。
 ご注文をしていただいたお客様 もう少しお待ちください。
 まだまだ ご注文を承ります。

 有我果樹園のブログ
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 FAXにて ご注文を お願い申し上げます。FAX:0248-76-7384
 福島県須賀川市浜尾 「有我果樹園」
 
 『サクランボ』は、日持ちがしにくい為「ご予約」という形をとらせていただいております。
 FAXにてお客様の お名前、住所、郵便番号、電話番号をご記載の上、希望品種をご注文ください。
 なお、「贈答用の場合は送り先と送り主さまの記載」を忘れずにお願い申し上げます。
 ご注文の先着様順に朝収穫したものを即日発送いたします。

*「紅さやか」6/17収穫終了です。ご注文 ありがとうございました。

*6/25頃から『紅さとう』(山形美人) 「佐藤錦」の着色系
 大きさ、形、食味は「佐藤錦」とほぼ同じ。収穫時期は6月中旬~下旬。
(『紅さとう』参考写真)

*紅秀峰 「佐藤錦」×「天香錦」。収穫時期は7月上旬。
 日持ちが良く、大玉で、糖度は20度位。酸味は少なめ。「佐藤錦」に劣らない有望品種です。

 配達日指定はなるべくお断りしております。どうしてもというお客様はご相談ください。
 到着時間帯の ご希望/ご指定は承って居ります。

 *3品種ともに1kg/バラ詰め3500円プラス送料、(クロネコヤマト)で承ります。
  1kg化粧詰め(ご贈答用)は1kg/5000円プラス送料となります。

 なお、代金は昨年と同様に「請求書と郵便振込用紙を同封さしあげます」。
 お手数をおかけしますが、到着後のお振込を お願い申し上げます。
 (贈答用の場合、送り主様に請求書を送らせていただきます)。

 みなさま、福島の初夏の味覚をお楽しみください。
————————————————————————————————–

 福島県人は皆元気にしております。風評には負けません。
 ご理解頂き ありがとうございます。

泉浩樹 拝

会員番号5533 投稿日:2012/06/18 23:48

【872】[985]ベラルーシについて

 会員番号5533です。福島関連の旧ソ連と言えば,1つはベラルーシがあります。チェルノブイリ原発事故で,放射能が風で運ばれ,遠くはフィンランドの土壌まで汚染されましたが,表層だけで,ベラルーシは,10センチ以上汚染された,でも,同じ地域でも全く汚染されていない土もあり,そういうところでは,農産物も安全だ,ベラルーシでは食品検査は厳しい,という話を聞いたことがあります。
 テニスのマリア・シャラポアの家族はベラルーシの出身で,彼女の祖父母は今も同地にいるそうです。事故の起きた4月には,シャラポアは,しばしば,ベラルーシを訪れ,慰問をしているようです。
 ベラルーシは,ルカシェンコ大統領の独裁政権と言われ,EUが経済制裁をしていますが,第2次大戦でドイツに蹂躙された経験があるので,国民が二度と戦乱や混乱に苦しまないような,かじ取りを大切にしていると思います。そこで,天然資源を有するロシアとの関係を最重視し,ロシアとの国家連合も提唱されています。もっとも,ロシアの方は,ベラルーシをややお荷物扱いしている感もあり,土壌が肥沃で資源を有するウクライナの方に価値をおくようです。いずれにしても,1991年12月にロシア,ウクライナとともに,ベラルーシは,同国のべロベージュの森でソ連解体に署名し,独立国家共同体となったわけです。同じく旧ソ連で,もうすぐ世界の金融センターができると言われるカザフスタンなどは,勝手に解体するな!と憤ったそうです。
 ベラルーシは,実は,毛皮の帽子や冬のブーツなどの軽工業品も悪くなく,私も愛用しています。また,農業機械なども製造し,操作もメンテも容易で,価格も手ごろ,スペアパーツも入手しやすいということで,なかなかの工業国です(工業技術力があるということは,軍事技術も高いようです。)。また,農産物もおいしく,昔ながらの集団農場体制をとっています。中国も留学生を送っているようですが,おそらく,その工業技術力に着目しているのではないかと思います。
 ベラルーシは,西側諸国(ロシア語圏では,今も欧米諸国を「западные страны (ザーパドヌィ・ストラヌィ:西側諸国)」とも表現します),特にアメリカとの関係は大使館を閉鎖するなど,全くよくないのですが,農業工業に力を入れる同国の姿勢はたのもしく,私は,ベラルーシ産品プロモーターを勝手に自称しています。

アルルの男・ヒロシ 投稿日:2012/06/16 06:21

【871】[984]ジェラルド・カーティスが再び野田首相に圧力

昨日のテレビ朝日のよるニュースの「報道ステーション」にあのジェラルド・カーティスが出てきました。

恐ろしい。

個人ブログに写真も含めてまとめました。

ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報 : ジェラルド・カーティスが野田首相(と岸本周平)に消費税法案の21日までの成立を、再度厳命した

http://amesei.exblog.jp/16063592/

これから、ぼやきの後方ページの小沢抹殺のウラ側を暴いた森ゆうこ議員の優れた報告である『検察の罠』の書評と、小川敏夫前法務大臣の勇気ある「指揮権発動」の発言について書きます。

泉浩樹 投稿日:2012/06/15 21:12

【870】[983]『サクランボ』収穫始まりました。

副島隆彦『学問道場/重たい掲示板』をご覧のみなさま。
会員泉浩樹です。
『サクランボ』収穫始まりました。

学問道場のみなさまには、「福島の農産物」に暖かくご愛顧いただき 厚く感謝御礼を申し上げます。

6/10から『サクランボ』の出荷が始まりました。
ご注文いただきましたサクランボの第一弾は無事発送し、今頃ご家庭に届いていると思います。
「お味はいかがですか?」
早朝から作業に追われ、こちらへのご報告が遅れました事 お詫び申しあげます。

引き続き、収穫をいたしますので、みなさまのご注文をお待ちしております。ありがとうございます。

以下、有我和晃よりのご報告です。ブログも併設いたしました。
———————————————————————————————–
*『果樹王国福島』有我果樹園から 『サクランボ』の収穫のご案内(第二報)です。
昨年は震災のため時期を逃し ご案内できず「風評」により出荷できずに終わりました。
サクランボをご紹介いたします。

『サクランボ』収穫始まりました。

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FAXにてご注文下さい。FAX:0248-76-7384
福島県須賀川市浜尾 「有我果樹園」

『サクランボ』は、日持ちがしないため、予約という形をとらせていただいております。
FAXにてお客様のお名前、住所、郵便番号、電話番号を記載の上、希望品種をご注文ください。
なお、「贈答用の場合は送り先と送り主の記載を忘れずに」お願いします。
注文の先着順に朝収穫したものを即日発送いたします。

*紅さやか 「佐藤錦」×「セネカ」
完熟すると紫黒色になり、果汁が多く糖度は14~17度。収穫時期は6月上旬~中旬。

*紅さとう(山形美人) 「佐藤錦」の着色系
大きさ、形、食味は「佐藤錦」とほぼ同じ。収穫時期は6月中旬~下旬。

*紅秀峰 「佐藤錦」×「天香錦」
日持ちが良く、大玉で、糖度は20度位。酸味は少なめ。「佐藤錦」に劣らない有望品種。収穫時期は7月上旬。

配達日指定はなるべくお断りしています。どうしてもというお客様はご相談ください。
ただし時間指定は承りますのでよろしくお願いします。
なお、収穫時期は以下のように品種別にご紹介しますので、発送の目安にしてください。
*3品種ともに1kg/バラ詰め3500円プラス送料、(クロネコヤマト)で承ります。
1kg化粧詰めは1kg/5000円プラス送料です。
なお、代金は昨年と同様に「請求書と郵便振込用紙を同封いたします」。
お手数をおかけしますが、到着後お振込をよろしくお願いいたします。
(贈答用の場合、送り主様に請求書を送らせていただきます)。
————————————————————————————————–

福島県人は皆元気にしております。風評には負けません。
ありがとうございました。

泉浩樹 拝

田中 進二郎 投稿日:2012/06/15 04:57

【869】[982]架空ケンカ対談 最終回

架空ケンカ対談  副島隆彦氏vs 広瀬隆氏
昨日に引き続き架空対談の最終回を掲載させていただきます。
この文章があくまでも架空であることを明記しておきます。筆者田中が「副島氏と広瀬氏がもし対談したらどうなるか?」をシュミレーションしたものです。長くなりもうしわけないです。

その5 最終回  ユダヤ思想をめぐって        
                    田中進二郎

編集者Y氏『お二人のお話もいよいよ佳境に近づいてきたと思います。その4の後半あたりで問題になっている点について、中沢新一氏が『日本の大転換』という著書(集英社新書)で共通のトピックを取り上げて論じています。少しこの本の内容についてご紹介してもいいですか。」

副島氏・広瀬氏「どうぞ。」

Y氏「それでは恐縮ではありますが、ごく簡単に『日本の大転換』を要約させていただきます。
 人類最初の『原子炉』が稼働したのは1942年のことである。エンリコ・フェルミのグループがシカゴ大学内に作った実験炉で、核分裂の連鎖反応を起こすことに成功した。フェルミたちはこの成功によって、『画期的なイノベーター』として盛んに称揚され、人類は自然界になしえない驚異を現実に行いえる存在になった、と喧伝された。ところが1972年にフランス原子力庁がガボン共和国にあるウラン鉱床から17億年ほど前に天然の原子炉が存在していたことを発表した。これによって、フェルミらはイノベーターから、自然の模倣者(イミテーター)の地位に転落した。
 天然原子炉はどのようなメカニズムかといいますと、20億年前に植物が酸素を生産し始めて、鉱物ウランの塊が酸化したあと、天然水によって浸出して、ウランの鉱床が形成された。そののち水が取り除かれて、ウランは臨界に達し核分裂が連鎖反応し、原子炉となった。自然の原子炉にせよ人工の原子炉にせよメカニズムは同じである。どちらもこの地球の生物の生態圏では存在しない現象で、太陽の内部や銀河宇宙で起こっていること。このエネルギーを無媒介に取り出し利用しようというのが原子力である。原子力エネルギー以前の自然から人間が採取してきたエネルギーである、石油や石炭などの化石資源は、
太陽エネルギーが光合成活動にとって、植物に取り込まれたのち、それがバクテリアなどによって分解、炭化されたもの。つまりこれらは地球の生態圏で何重にも働いている媒介を経て、人間が活用しうる資源となっているのです。ここのところを太陽の放射線やエネルギーは生物を育み、進化させてきたというように、太陽から無媒介にエネルギーが与えられていると考える人間も多いが、それは間違っている、中沢氏はおっしゃっています。さきほどの石原氏の論説のような立場を批判されているのでしょう。」

副島氏「確かに天然原子炉と人工原子炉とはメカニズムが同じなんでしょう。それを理由に地球の生態圏と太陽圏の現象を分けなければならないというのは説得力がないね。」

広瀬氏「中沢氏が言いたいのは人間や生き物に放射能はそぐわないのだ、ということですよ。中沢氏と観点はちがいますが、私は自然放射能と人工放射能は同一のものではない、と思っている。仮に原子炉のメカニズムが同じものであったとしても、オクロの原子炉ははるか17億年も前のことです。ですからそういう地球内部の核分裂現象が終わってくれてようやく、地球上の表面に動物が登場してこれるようになったんだと考えています。
これに対して、人工放射能については、1940年にマクミランがネプツニウムを、同年12月14日にシーボーグがプルトニウムを発見します。ネプツニウム239はプルトニウム239になるんですが。これらの超ウラン元素は原子核そのものに人間が手を入れて、それによって自然界に存在しないウランの同位体元素を作り出したわけです。自然界に存在しないということは、当然我々人間の遺伝子の中にもこれらの放射能に対抗する戦略が組み込まれていないということなんです。20世紀の核物理学者が作り出してしまったこれらの放射性元素によって、われわれ人類は別の次元に入ってしまった。これらの放射能の問題を太陽が放射線を出しているなどと、自然放射線と同一視したことを言い続けるのは「原発安全ごっこ」の延長戦をやっているに過ぎないわけです。」

副島氏「ところで最初の箇所で、フェルミ・グループの実験成功とオクロの天然原子炉が無関係のような言い方を中沢氏はしているようだが、Y君、事実はそうではないんだよ。 
まず第一に、フェルミたちが実験炉に成功した大きな要因はアメリカが国家レベルの支援を行ったためだ。1940年フリッシュとパイエルスというドイツからイギリスに亡命した二人の科学者によって、「原爆は可能である」という結論が出された。フリッシュは細胞分裂からヒントをえて『核分裂』という言葉を作り出した人間でもある。この調書がイギリス政府にもたらされると、イギリスではMAUD委員会という原爆製造委員会が秘密裏に組織された。またアメリカでは同じ年にフランクリン・ロウズベルト大統領の命令で国防委員会のもとにウラン委員会が設置された。戦局がドイツ有利に進むにつれて、イギリスは中立を保っていたアメリカに原爆製造についての情報を提供していくことになり、フェルミ達による実験炉計画に対する金銭的、人的支援も本格化した。この原子炉は黒鉛を煉瓦のように積み重ね(pile),そこにウランを挿入していた。よって原子炉のことをかつてはpileとよんでいた。今ではreacterといっているが。この実験の成功から有名なマンハッタン計画が始まるのである。一方ナチス・ドイツのハイゼンベルクはウランの連鎖反応のときに中性子を減速させるために重水(水素や酸素の同位体でできた水で、普通の水より少し重い)を採用したが、イギリスのスパイとノルウェーの義勇兵による工作で、重水を作る施設(ノルウェーのヴェモルクにあった)が破壊されたりして、原爆製造は成功しなかった。
  (注  常石敬一著『原発とプルトニウム』、およびデイビット・ボダニス著『E=mc²』ハヤカワ文庫を参考にした)
 フェルミの実験炉は国家機密とされたので、それが称賛されるようになったのは、1954年以降のこと、つまり、原子力平和利用政策が始まるのと同時にフェルミの原子炉の理論も公開されたのである。
 ところで、われらが黒田和夫博士は1942年当時は何をされていたかというと、山梨県の増富温泉などでラジウム泉の放射能濃度と重水の比率の関係を調査研究されていた。
『17億年前の原子炉』にはこうある。、フェルミの理論が1954年に公開されて、臨界以下の核分裂という考え方が浸透していった。このことは天然の原子炉が存在するのではないか、という疑問をアメリカの科学者の間に生じさせた。しかしフェルミは天然原子炉について何も言わなかった。しかしフェルミの理論と地球内部でも核分裂が起こっているという理論を融合させて、1956年に黒田博士は、天然原子炉の可能性を証明する論文を発表したのである。
地球内部の核エネルギーというのは、1950年代までは、アメリカや日本でも異端の科学者たちが研究していて、AEC(アメリカ原子力委員会)もこの研究に金を出していた。アーカンソー州のホットスプリングス国立公園には47の熱泉があり、毎日400万ℓというとてつもない量の温泉が湧き出ているそうだ。これは核エネルギーによるものでないか、つまりウランの大鉱脈を地下水が通ってくることで温泉になるのだと考えたアメリカの科学者たちがいた。熱い原子の化学(hot atom chemistry)という分野の開拓者らであった。彼らの依頼を受けて、黒田博士は温泉の成分から放射性核分裂生成物のストロンチウム89、90が出ているかを調査したのであるが、結局検出されなかったそうだ。このようなことから現在も地球内部に核エネルギーが働いているというのは、まだ、立証されていない。けれども天然の原子炉の中で生じた「放射性廃棄物」を地球がどのようなプロセスで「処理」してきたのか、またそれを本物の放射性廃棄物の処理にも応用できないかということが現在もオクロで研究されている。」

広瀬氏「そんな研究が実用化されるまでに何十年待たなくてはいけないのだろうか?これまでも60年近く待たされてきたのに。」

編集者Y氏「中沢新一氏の論をつづけさせてもらいます。
人間を含めて全ての生物が生きている生態圏ではさまざまな化学反応や電気反応が起こることによって、生物の活動が行われる。植物は光合成を行って、化学的に太陽エネルギーを変換し続ける。もっとも古い生物といわれる原核生物は細胞膜の色素に光が当たると、陽子が放出される。陽子は+の電荷をもっているから、これが細胞膜の外に出ると電位差が生じる。光に当たるたびに電位差が生じて光エネルギーが電気・化学エネルギーに変換される。あとは酵素と電気・化学エネルギーを使って、ATP(アデノシン三リン酸)という生物が活動する上で必要な物質が作られるわけです。
また動物の場合、目が獲物をとらえたとき、視神経に発生する光エネルギーの変化が動物に攻撃態勢をとらせる。人間が悦びを感じるとき、脳では化学物質であるエンドルフィンがさかんに分泌される。幻影も思考も脳内に起こる電子の活動と一体である。
要するに、生態圏に生きる私たちの実存の全ては安定した原子核の外側を運動する電子によって支えられている。生態圏も中には原子核の融合(これは太陽の内部で起こっている)や核分裂(原子炉がそれを実現する)は組み込まれていなかった。原子力の利用によって生態圏の内部に本来そこにあるはずのない外部が持ち込まれることになった。

本来生態圏に属さない「外部」を「内部」に取り込む思想のシステム、それはほかならぬ一神教(monoteizm)であると、中沢氏は言っています。さらに原子力の技術はユダヤ思想的な技術で日本人の科学者の思考には一神教的な思考がセットされていない。福島原発事故の対応でも、ホウ酸や海水を注入するような付け焼き刃的な事故処理に明け暮れたのもそのあらわれである、と指摘しています。この点について副島さん、広瀬さんどのようにお考えですか。」

広瀬氏「私はユダヤ教と原子力エネルギーの技術との類縁性ということはいえないと思いますが、天皇制にかわるプルトニウム一神教ということなら言えるんじゃないかと思いますよ。『プルトニウムの恐怖』(高木仁三郎著、岩波新書)で述べられていることですけれど、プルトニウムというのは通称「地獄の王の元素」です。現行の許容量が重量にして4,000万分の1グラム、放射線量にして0.0016マイクロキュリーです。1グラムのラジウムが1キュリーですから、いかに毒性が強いかおわかりいただけると思います。(約一億倍)このように大きな毒性が生じる最大の原因は、今紹介された中沢氏の考えと同じことなんですが、プルトニウムの放出するアルファ線です。アルファ線はその通路に沿って電子をたたき出しますが、これが生体に悪影響を与えます。この作用は電離作用といいます。
 
プルトニウムの場合、体外被曝より、呼吸や飲食を通して体内にとりこまれる体内被曝のほうが問題です。いったん取り込まれるときわめて排出されにくく、長く体内にとどまり続けて、肺がんや骨のがん(白血病)を引き起こすと考えられています。同じベクレルの放射性物質でも、アルファ線を出す物質は非常に危険が高く、同じシーベルトの被曝でもアルファ線は影響が大きい。

同位体であるプルトニウム238、239、240、241はそれぞれ異なる特徴がありますが、241を除いては、半永久的なアルファ線による生体の損壊が問題になる。またプルトニウムは福島原発事故の場合でいえば、3号機の使用済み核燃料プールで水素爆発が発生しましたが、(昨年3/15)酸化プルトニウムや硝酸プルトニウムとして大気中に放出されたと考えられます。これらは大気を浮遊する放射性塵といいますが粒子がきわめて小さいので(1ミクロンから0.1ミクロン)鼻から気管支を通り肺に到達すると考えられます。しかも、プルトニウムは検出することがきわめて困難です。この一年でもプルトニウムを検出したというニュースは数が少ないですよね。だからといって大気に存在していないと考えるのは大甘なんですよ。

ICRP(国際放射線防護委員会)はアルファ線について、線質係数(放射線を被曝したときに、それと同じガンマ線を吸収した時に比べて何倍の影響があるかを示す)を20としましたが、ガンマ線の20倍の危険性というのも妥当性を欠いている。こんなものは経験に基づく推量であって、科学的に正しいとは言えないのです。

私自身はもうプルトニウムの閾値(いきち、しきいち)がどれくらいの量かなどということは議論したいとは思いません。
しかし現在、世界の肺がんの主たる原因は、喫煙、自動車の排ガスが気道を傷つけ、そこに核実験でまきちらされたプルトニウムが沈着しやすくなることであると指摘している方もおられます。真鍋攝氏という内科の医師です。(www14.ocn.ne.jp/~manabe.s 検診と放射線)こちらをごらんになり、さらに研究生活の中で早世された中川保雄氏の『放射線被曝の歴史』を(技術と人間社)をじっくりお読みになれば、ICRPがどれほど原子力産業と
放射線医学とが結託してできている委員会であるのかが納得いかれるでしょう。

日本を核の大国にするための大政翼賛体制が1955年の保保合同からスタートしています。それ以来、日本は裏でプルトニウムをせっせと集め続けてきた。これは戦前の軍国主義の進みかたと共通性がありますね。国民が気付いたときにはすでに手遅れになっているという風なところがです。今わたしが連想するのは、リヒャルト・ワーグナーの楽劇の『ニーベルングの指輪』の最後のように、指輪をめぐった争いの果てに神々が滅び、人間の代の幕が上がるという、そんな景色です。けれどもまだ終わりのはじまりかもしれないし、原子力村一族とともに日本は滅んでしまうのかもしれない。」

編集者Y氏「副島さんはどうですか。」

副島氏「原子力がユダヤ思想の一神教的な技術であるということについてだが、ユダヤ思想は二元論であるということに注目しなければいけない。ユダヤ教も二元論にもとづく一神教である。日本は多神教であるから一神教とは風土が違う、とかいってる人間たちもいるが、論理学でいえばこれは一と多という二項対立なわけだ。

戦後の日本人はユダヤ二元論と無縁ではない、どころかこれに洗脳されている。それも劣悪な二元論によってである。戦後日本の教育の根幹をなしている○×式思考法がまさしくそれだ。ユダヤ人が中核だった、ニューディーラーたちが、日本の天皇制を破壊する目的で導入したものである。
(筆者田中注 以下の文章は「日本人に謝りたい」(あるユダヤ長老の懺悔)という本を紹介したサイトを読んで参考にしました。グーグルでユダヤ思想と検索したらでてきます。モルデカ・イ・モーゼ著 1979年出版、日新報道)
ニューディーラーの親分のフランクリン・ロウズベルトがユダヤ人であったということは、
アメリカの歴史の秘密である。ロックフェラー一族が自分たちがユダヤ人の血を引いているということを隠しているのと同じだ。そしてロウズベルト政府のブレイン・トラストもかなりの数が亡命ユダヤ人だった。今われわれ日本国民を奈落の底に沈めようとしている官僚どもは戦後ニューディラーによって日本に導入された○×式の思考法に長けているだけで、自分が頭がいいとうぬぼれているどうしようもない人間たちである。戦前までの日本の秀才というのは本を読む能力に加えて、さまざまな環境の中で見聞を広めていくという能力も持っていた。

アメリカのニューディーラーたちはそういう日本人の特質を徹底的に破壊する目的を持って、戦後民主教育というものを導入したのである。また戦後の焼け野原に解き放たれた、合法化された共産党の、徳田球一や宮本顕治らはこれまでの日本に「封建的、帝国主義」の汚名を着せ、「民主的、科学的」の名の下に共産主義を吹聴した。これも単純な二元論が党員に吹き込まれた結果だよ。マッカーサーは1945年10月4日に日本政府にすべての政治犯の即時釈放を命令した。三木清が9月26日に獄中で餓死に近い病死をしたことが、GHQの命令につながったとされているが、とんでもない作り話デタラメだ。だいたい終戦直後のドサクサで人間がばたばた死んでいっているのに、マッカーサーが獄中にいる、一学者の死をどうして特別視したりするものか。あらかじめ牢獄のなかで共産党員は、GHQの指示に従って、天皇制を批判罵倒せよと命令されていたのだ。これに従わない本物の反体制の人間は飯も与えられず死んでいったのだ。これは出獄した共産党の指導者は絶対に言えないことだっただろう。そんなことを言ったら、共産党の同志に裏切り者扱いで殴り殺されてしまっただろう。

(以下学問道場「重たい掲示板」1263 副島先生の文章を参考に一部変えさせていただきました。(2009年6/26付)

白土三平(しらとさんぺい)作の「カムイ伝」で、一揆のリーダーの正助が拷問の果てに舌を抜かれたあと出獄する。村に帰ると、村民が正助を取り囲み「なぜお前だけ出てこれたのだ?」とたずねるが、舌を抜かれた正助は口がきけないので、仲間を裏切ったということでリンチされて死ぬ。また一方権力の犬として雇われた「公儀の隠密」も抜け忍は許されない。カムイや赤目のように地獄の底まで追いかけられて消し去られてしまう。広瀬さん、言っていることがよく分かるでしょう。だってあなたはCIAの手先なんだから。情報将校セリッグ・ハリソンを知らないとはいわせないぞ。

30年来あなたはセリッグ・ハリソンという人間から反原発活動についていろいろと指導されてきただろう。CIAは日本の反戦運動や反原発運動も裏で操ってきた。彼は東アジアの国々をアメリカのいいなりにさせるために謀略工作を行う専門の人間だ。ロックフェラーの世界支配から民衆の目をそらし、国内のアメリカのいいなりにならない政治家(ポピュリスト)を葬っていく道具としてあなたみたいなひとに資金や情報を与えて育ててきたのだ。北朝鮮問題もこんなにこじれていているのは、CIAがさかんに尖閣や北朝鮮の問題を都合のいいように捏造したり、潤色したりしてメディアで垂れ流し続けさせているからだ。

あんたの書いた『赤い盾』だってロックフェラー一族が自分の出自に対する劣等感を消し去るために、ロスチャイルドを悪者にしたてあげる目的で書かされたんだろう。 いずれ私がこんなものをはるかに超えるものを書いて、あんたなんかの本がロックフェラー=ナチス=CIAの礼賛のために書かれたことを誰の目にも明らかにしてやるからな。こんな程度のことはアメリカを研究している人間にとっては常識なんだ。日本人がいつまでもお前らにだまされていると思ったら大間違いだぞ。

話しを戻します。ビキニ島の水爆実験と、アイゼンハワー大統領の原子力の平和利用演説。
  日本の 原水禁世界大会と保保合同による原発推進体制の成立。
      スリーマイル島原発事故後の(1979年)アメリカの原発プラントの建設の中止と、日本の原発建設ラッシュ。原発をめぐっては正反対のちぐはぐのものが同時に並んで進んでいっていることがわかります。「放射能のタブー」でも書きましたけどね。
いろいろあるので探してみるといいでしょう。これはユダヤの二元論(両建て思考)ですよ。ニューディーラーに限らず、ロスチャイルド財閥もロックフェラー財閥も、ネオコンンも、現在のグローバリストもこの両建て作戦を使っていると。

戦後教育で育った日本人は善か悪か、安全か危険か、正しいか正しくないかの二択に答えるよう仕込まれてきているから、手もなく世界の権力者に思考が操られてしまうのだ。
『ターミネーターに滅ぼされかかっている、人類の生き残りの戦闘隊を一番上から操っているのはターミネーターだ』ということ、このことの恐ろしさを原発問題でもよく知っておくべきだ。マルクスが言った「すべてを疑え」という言葉をよくかみしめたほうがいい。そしてニーチェのいうように善悪の彼岸に立った本当の大人にならなくてはならない。」     
(架空対談 了)

 執筆者後記  架空対談をお楽しみいただけましたか。自分としては書きたいテーマが今の力では及ばなかったところもいくつもあります。書き出してからやっぱり難しいなと放り出してしまったところとしては、「東電はどうやって裁くのか」「東電のみならず、IAEA      
やGEの製造物責任をどう考えるのか」「ショックドクトリン戦術をしかける略奪資本主義の勢力の戦略を世界規模でとらえることはできるか」「政府は福島原発周辺の土地を国有化しようとしているが、福島県民はこれと対抗しうるのか?」など主に国際経済と法の関連でまだまだわからないことが多かった。これについては、今後少しずつ自分で取り組んでみたい。
 本当のケンカ対談を計画された編集者Yさんのたたき台を半分は無視した形になりました。ご宥恕いただきたい。(Yさんには中沢新一氏の『日本の大転換』を薦めていただきました。ありがとうございます。あとこの原稿も喜んで頂いたので私としては成功だ。)ただ書いてみて自分の書けることと書けないことの区別が自然とあらわれたので、それにしたがって書いていったらこうなりました。副島先生の懐の深さを知ることができた。
私としては感謝してもしきれない。副島先生の「他人がどう思うかを気にせず、自分に向かって書け!」という言葉を肝に銘じていきたいと思う。
見てのとおり、尻切れトンボに終わっているので、この続きをほかの学問道場の会員の有志が書いていただくのは、私としては大歓迎です。(ただし副島氏、広瀬氏の霊魂にとりつかれても、責任は負いません。)
なおこの文章に関する批評、感想をお待ちしております。

次は話題をガラッと変えていきたいと思います。「重たい掲示板」でまたお会いしましょう。
                  田中進二郎 拝

田端佐紀子 投稿日:2012/06/14 19:58

【868】[981]福島原発訴訟団を応援しよう

会員番号7507 奈良のおばちゃん・田端です。

群馬の由美子さんの投稿は毎回楽しいですね。歯に衣着せぬ物言いながらユーモアーに溢れ、尚且つ常識があり内容も豊か、グッド!です。
5月に入会したばかりの新参者からの初投稿はこんな呼びかけ。

◎福島原発訴訟団を応援しませんか
先日の11日、福島県民1314人が東京電力や原子力安全委員会の幹部ら33人を告訴しました。ついに当事者たちが立ち上がったのです。待ちに待っていたこのニュースに思わず拍手した私、早速、生の声を聞こうと福島原発訴訟団事務所に電話しました。
お話によると、原発事故に対し何時までたっても誰一人責任をとらない、そこで今年2月に主婦ら20人が告訴を決意、他の被害者にも呼びかけながら準備を進めてきた、そして、当初の目標1000人を上回る1314人もの告訴人が集って福島地検に提訴したとのこと。理由は唯一つ「責任をとれ!」。損害賠償は求めないシンプルな刑事告訴です。一人一人が陳述書も書きました。いわき市の人や都路の人、船引の人、三春の人・・・みんな学問道場福島復興本部事務所開きや福島難民キャンプツアーでおなじみになった地の住民たちです。

これらの町が原発でいかに恩恵を得てきたかは、私も現地を見学して実感しました。が、今回の原発事故とその後の対応から、いみじくも日本の原発政策が原子力村や原発マフィアによって好き放題に運営されてきた実態が明らかになったのです。だから人災だと云われているのです。しかし今もって誰一人責任をとっていません。東電勝俣会長の不遜な顔、安全委員会の斑目委員長のデタラメ発言、
経産省と手下の保安院役人・・・何ら反省もなく責任もとらずに今も平然と職に留まっている彼らの姿をテレビで見る度に、私もあまりの厚かましさに怒りが込み上げ血圧が上がっていたのです。
副島先生も、去年の早い段階から告訴したいと述べられ、ならば僅かな年金を叩いてでも応援したいと意気込んでいました。しかし残念ながらその後の進展は見られず、正直ガッカリしていたのです。

そして事故から1年と3か月目、やっと地元で一揆が起きました。
訴訟団のHPには決意表明や告訴当日の写真や陳述書も載っています。素朴な人たち、さぞや勇気が入ったことでしょう。でも写真の表情はみな晴れ晴れで素敵です。見ていてほんと嬉しくなりました。
今後は県外の人たちにも呼びかけ、更に2次3次の告訴も検討中とのこと。船引にある事務所はすでに全国からの問い合わせが相次ぎてんてこ舞いの様子、弁護は薬害エイズ訴訟で有名な安田弁護士らが手弁当で引き受けてくれたと。間もなくカンパも募るそうです。
「史上最大の告訴団」が実現すればこれは凄いこと。
原発マフィアたちに一矢報いるためにも、日本の原子力政策のあり方を問うためにも、御用学者や御用メディアの姿勢を正すためにも、是非ともこの訴訟を成功させたいですね。道のりは険しいでしょう。輪が広がれば地元の団結が弱まることも懸念されます。粘り強く闘っていくためには、より多くの賛同者による物心表面でのバックアップが必要なことは言うまでもありません。

◎学問道場あげて応援しませんか
さて、副島隆彦学問道場はどこよりも早く都路に福島復興本部事務所を立ち上げています。立派な活動が続いています。そこで次なる活動として、福島原発訴訟団の支援に取り組むのはどうでしょうか。
会員がぶらりと現地に出向き、何時でも気軽に活動に参加できる体制作りのためにも絶好の機会と思えるのです。今のままだと副島先生の負担が大き過ぎるのではないかと老婆心ながら心配です。
存続させるためにもこれからは会員で支える復興本部にしなければなりません。
訴訟団支援の新たな目標を掲げることで、福島復興本部での今後の活動は、更に面白くて有意義な会員参加型に変貌するのではないでしょうか。そのための具体的なアイディアを会員に募ってもいいですよね。

僭越ながらちょっとお堅い提案をしてみました。事務所を守って下さっている吉見さんや先輩会員の皆様はどのような考えをお持ちですか?
脱原発派、ちょっぴり容認派にとってはこの訴訟、異論はないのではと勝手に思ったりしていますが・・・反論があれば嬉しいですね。
なお、告訴された33人の中には、副島先生が信頼している福島県立医科大学の山下副学長も含まれています。私は放射能の人体への影響については、医学的に解明途上であり、特に子どもへの影響については、現状ではやっぱり不安を抱えている福島の人たちの思いを尊重すべきと思っています。この訴訟について先生はどのような見解なのかも合わせて知りたいですね。