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Loginはこちら【1634】[1969]「ヒラリーが、IS「イスラム国」に武器を売却」 の記事が出たことで。
副島隆彦です。今日は、2016年8月17日です。
私が、「今日のぼやき」1920番 8月11日に載せた 「Lock Her Up ! ロック・ハー・アップ 「ヒラリーを 逮捕せよ、投獄せよ」の怒号 がアメリカ全土で、わき起こっている、 の 続きを急いで書かなければいけない。
「米国務長官ヒラリーが、ISIS(アイシス) 「イスラム国」に武器を売却していた」
Hillary sold weapons to ISIS .「ヒラリー・ソールド・ウエポン・トゥ・アイシス 」
という、恐るべき、直截(ちょくせつ)の 記事が、どんどん欧米で出るようになった。
副島隆彦は、予言する。 ヒラリー・クリントンは、大統領選挙の、終盤の盛り上がりの、真っ盛りの 10月末に、逮捕され、勾留(こうりゅう)される。そして日本語で言えば、拘置所(こうちしょ) detention ディテイン、custody カストディ (これなら、警察署の留置場)に入れられる。
ヒラリーは、急病で、ぶっ倒れて担ぎ込まれない限り、この拘置所から、大統領選挙を、やり続けるだろう。 これは、お笑いの、巨大な漫才ですか、ということになる。 世界中は唖然となる。
私、副島隆彦は、「ヒラリーは捕まる」と、ずっと書いてきた。私にとっては、4年前のリビアのベンガジ事件の発生(2012年9月11日、セッテンバー・イレブンだ) 以来の、アメリカ帝国の 首都ワシントンで、徐々に真実が剥がれ落ち、ガラガラと崩れてゆく大きなドラマだった。 その終盤、大団円が、始まった。 もう ヒラリーと、ビル・クリントンの 終わりだ。
私が、「ヒラリーは10月末」に逮捕状を執行される、と予言、予測するのは、ヒラリーが大統領選挙に負ける 11月8日(投票日)のあとに、ヒラリーの逮捕arrest 、勾留の手続きを始めると、それは、「選挙に落ちた 哀れな婆さん(69歳)を、皆で寄って集(たか)って虐(いじ)める」という 最悪の 政治ドラマになってしまうからだ。
それよりは、華々しい光芒(こうぼう)一閃(いっせん)を放って、アメリカ帝国の衰退衰亡(デクライン・アンド・フォール)を象徴する巨大な政治ドラマとして、牢屋(ろうや、jail )の中から、悠然とした態度で、選挙を続ける女帝(じょてい)ヒラリーという構図を作ってあげた方が、ずっと すばらしい歴史的光景となるからだ。彼女のために、そのようにしてあげるべきだ。
だから、11月8日の大統領選挙の日よりも、直前の10月の、それも、末頃に、FBI( 連邦警察)とIG ( Inspector General インスペクター・ジェネラル 、 監察長官 )によって、この逮捕・勾留(拘置)が行われるのが、 正しい政治セレモニーの手続きだ。
だから、私は、このように予言する。 そうなると、日本のバカ新聞、バカ・テレビ局(アメリカの忠実な手先ども )でも、9月の末ぐらいから、「ヒラリー逮捕か」と大きく報道するようになる。
そのときは、私、副島隆彦の、日本での先駆的な、先へ先への未来予測は、全く顧(かえり)みられ、評価されることなく、忘れ去られる。「そんなことは、私たちは、副島隆彦の文を読むまでもなく、知っていたよ」と、こいつらは、言う。そういう恥知らずたちだ。
ヒラリーが当選して、アメリカは今のままのグローバリズム (地球支配主義 globalism )を続けるのだ、と高(たか)をくくっていた自分を、一気に捨て去って、事態の進行の方に身を任せる。
そうはさせるか。日本のテレビ、新聞が、9月末頃に、「ヒラリー逮捕か」という記事を載せ始めるよりも前に、私の本を出す。 そうやって、私は、私の地歩(ちほ)を固める。私たちの学問道場に結集している 会員たちだけが、日本人として時代の最先端を生きるのだ。その孤立の栄光を、どうぞ皆さん、一人ずつが噛みしめてください。
私の文の 一つ前の、下 ↓ に、 アルル君が、ロンドンのタブロイド紙(日刊の新聞)の「デイリー・サン」 Daily Sun の 記事を載せてくれた。
Wikileaks confirms Hillary sold weapons to ISIS
「ウィキリークス・コンファームズ・ヒラリー・ソールド・ウエポンズ・トゥ・アイシス」 すなわち、ウィキリースクのジュリアン・アサンジ氏が、ヒラリー・クリントンが国務長官時代に、IS(アイエス、「イスラム国」)に米軍の兵器を売却していた事実を、入手したヒラリー・eメール3万通のうちの、1700通を、公開することで、証明prove する、と発表」 という内容である。 再度、以下のURLを開いて、簡単で短い英文ですから、読んでください。
http://www.daily-sun.com/post/157634
私、副島隆彦は、急がなければいけない。世界史の大きな変動期に入って起きつつある今の事態を先へ先へと予測、予言してゆく。 ここに集まっている人は、もう一度、今日のぼやきの「 ロック・ハー・アップ !」 “ Lock Her Up ! “ 「ヒラリーを捕まえろ、牢屋に入れろ」のアメリカ全土を揺るがしている アメリカ国民の叫び声を、聞いて下さい。
あそこに貼り付けてあり、ユーチューブ you tube の動画のサムネイル を次々に開いていって、アメリカ国民の怒りを、テレビ番組の司会者や、コメンテイターたちの、怒鳴り声でのヒラリー糾弾 の様子を見て下さい。
私が、一番、感動したのは、ジーニー・ピロウ Judge Jeanie Pirro ( FOX Channel) の 黒人女で、裁判官・検事あがりの女性 の 番組での彼女の、「ヒラリー, You are guilty . お前は、有罪だ」 の 怒りの判決言い渡しだ。
それと、 共和党大会(RNC、リパブリカン・ナショナル・コンベンンション)での、ラジオ・パーソナリティのローラ・イングラハム Laura Ingraham 女史 の 激しい、ヒラリー糾弾の大演説だ。その終盤で、「ハイ・ハニー。ハイ、マイ・フレンズ, ( この党大会の会場に一番上の階にいる あなたたち、私の友人もたくさんいます。 あなたたち、アメリカのメディア、報道の人たち、) お前たちが、一番、腐敗しているんだ。 お前たちが、この国で最悪なんだ。お前たちが、真実を報道しないで、ウソばっかり報じている。 お前たちが、一番、責任がある」 と 全身で怒号した。 この女性ふたりが一番、今のアメリカで強い、言論人だ。
「ヒラリー・お前が、(最大の)問題なのだ」 “ Hillary , you are the problem . “と 指さしながら、大声で言った。 このとき、アメリカの空気が、さらに、一枚、変わった。
そして、党大会の2日目(7月19日)に、登壇して、トランプ支持を明らかにしたことで、ヒラリーへの糾弾の、 模擬裁判(もぎさいばん)をやった、クリス・クリスティ Chris Christy ニュージャージー州知事(現職)の、すばらしい、ヒラリーへの 有罪の 裁判だ。 クリスティは、おそらく200キロぐらいある、デブの巨体だ。この体を揺すりながら、しかし、時々、会場に向かって、頷(うなず)くように、微笑(ほほえ)みながら、激しくヒラリーの罪状読み上げ、をしていった。 “ Is she guilty , or not guilty ? “と 会場に向かって聞いた。 そうしたら、会場から、逐一、 ”Guilty “ 「ギルティー」の大合唱が、沸き起こった。
この直後から、 “ Lock her up ! Lock her up ! “ 「ロック・ハー・アップ。ロック・ハー・アップ」 の大唱和が、起きて、それが、今や、アメリカ全土を席巻している。だから、ヒラリーは、必ず、逮捕、拘留、勾留、そして、裁判に掛けられるのだ。もう、この動きは止まらない。
FBI も、 米司法省(検察庁でもある) も、国務省の中の、まともな連中も、CIAの高官たちでも、あまりの自分たちの外国での破壊工作の違法に、恥じている者たちでも、彼ら、 強行法規(刑事法)の法執行官 (ラー・エンフォースメント・オフィサー law enforcement officers ) たちも、怒っている。
だから、ヒラリーの逮捕、勾留は近いのだ。 もう この動きは避けられない。日本国内には、ちっともこの動きの報道が、まだ、なされない。日本のメディア(テレビ、新聞、雑誌)も腐り果てて、歪(ゆが)みつくした、偏向報道の、さらには、日本国民をめくら、つんぼにするために、洗脳の道具だからだ。
私は、日本のメディアに向かって、ローラ・イングラハムに倣(なら)って、 「お前たちが、一番、悪いんだ。最悪の人間どもだ。いくら、安倍政権というヒラリー派の、ネオコン、奇っ怪な宗教団体、の手先になり尽くした権力独占体に、にらまれているからと言って、それで、これほどの 偏向報道を続けていいのか。恥を知れ !」と、 私、副島隆彦も、最大級の声で怒りを表明する。
私が、以下に、「ヒラリー逮捕へ」の記事を、どんどん、貼り付けようと思ったが、それらは、ほとんど、英文だということに気づいた。だから英文をここに、ズラズラ貼り付けても、ほとんどの人は、読めないから、だから、意味が無い。 困った。 私は、これらの中の重要な部分を、日本語に訳して、それらを並べて貼り付けて、皆に、読ませるべきなのだか、その時間が今は無い。 困った。
まず、アメリカのクサレ(腐れ)大新聞の筆頭である、ニューヨーク・タイムズ と ワシントン・ポスト の最新の、昨日、おととい(8月15日)の最新の記事を載せる。
これらは、再開されたヒラリー・e メール問題の犯罪捜査(インヴェスィゲイション investigation )での FBIと 国務省、 そして 米議会(ヒラリー・ベンガジ事件特別委員会、および、クリントン財団に対する 調査 の始まり) の 合同、連携での動きである。
(転載貼り付け始め)
“ State Wants to Review FBI’s Notes on Clinton Before Congress ”
「 国務省は、FBIに対し、米議会に調査資料を提出する前に、自分たちに提出してほしいと要請」
New York Times
By THE ASSOCIATED PRESS AUG. 15, 2016, 5:58 P.M. E.D.T.
WASHINGTON - The State Department wants a chance to review notes and other materials from the FBI’s probe of former Secretary Hillary Clinton’s email use before any documents are provided to Congress, a spokeswoman said Monday.
House Republicans are pressing the FBI to release notes from its agents’ July interview with the Democratic presidential nominee. FBI Director James Comey subsequently criticized Clinton’s use of a homebrew email server to handle sensitive work-related emails as “extremely careless,” but said his agency’s yearlong investigation found no evidence of criminal wrongdoing.
Furious the FBI didn’t press charges against their political rival, Republicans now are demanding that the Justice Department open a new investigation into whether Clinton lied during testimony last year before the House Benghazi panel.
They claim the FBI notes, which are typically kept confidential after an investigation is closed, may show Clinton provided inconsistent answers to questions about her handling of emails containing classified information. House Republicans made a similar request last month. They also sought, unsuccessfully, to deny classified intelligence briefings to Clinton during the campaign.
Congressional aides told The Associated Press on Monday that they expect to receive the FBI’s notes from Clinton’s interview “at some point.” They spoke under condition of anonymity because they had not been authorized to publicly discuss the issue.
State spokeswoman Elizabeth Trudeau said her department has asked the FBI to keep it apprised of any documents provided to Congress that contain sensitive information.
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“The State Department respects the FBI’s desire to accommodate the request of its committees of oversight in Congress, just as we do with our oversight committees,” Trudeau said. “We have cooperated and we will continue to cooperate with the FBI every step of the way.”
Oversight and Government Reform Committee Chairman Jason Chaffetz, R-Utah, and Judiciary Committee Chairman Bob Goodlatte, R-Va., sent a letter to the Justice Department on Monday outlining what they see as a case for charging Clinton with perjury over her sworn testimony before the Benghazi panel last October.
Though the Republicans failed to find evidence to support their claims that Clinton was negligent in preventing or stopping the deadly 2012 terrorist attack on the U.S. diplomatic facility in Benghazi, Libya, they are now focusing on questions surrounding the Democratic nominee’s haphazard handling of emails containing government secrets. Republican presidential nominee Donald Trump, currently lagging in opinion polls, also routinely attacks Clinton over her email use.
Democrats, meanwhile, accuse congressional Republicans of spending millions in taxpayer money on what they argue is a political witch hunt.
Rep. Adam Schiff of California, the top Democrat on the House Intelligence Committee, warned that providing the FBI’s confidential notes to the Republicans will discourage witnesses from cooperating with future investigations.
“The history of the partisan Benghazi investigation made it clear that any information that can be leaked by the majority to the prejudice of Secretary Clinton, will be leaked,” Schiff said.
___
Associated Press writer Mary Clare Jalonick contributed to this report.
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。 続けて、同じ内容の、一昨日15日の、ワシントン・ポスト紙の記事を載せる。
(転載貼り付け始め)
” State Wants to Review FBI’s Notes on Clinton Before Congress ”
Washington Post
By THE ASSOCIATED PRESSAUG. 15, 2016, 5:58 P.M. E.D.T.
WASHINGTON - The State Department wants a chance to review notes and other materials from the FBI’s probe of former Secretary Hillary Clinton’s email use before any documents are provided to Congress, a spokeswoman said Monday.
House Republicans are pressing the FBI to release notes from its agents’ July interview with the Democratic presidential nominee. FBI Director James Comey subsequently criticized Clinton’s use of a homebrew email server to handle sensitive work-related emails as “extremely careless,” but said his agency’s yearlong investigation found no evidence of criminal wrongdoing.
Furious the FBI didn’t press charges against their political rival, Republicans now are demanding that the Justice Department open a new investigation into whether Clinton lied during testimony last year before the House Benghazi panel.
They claim the FBI notes, which are typically kept confidential after an investigation is closed, may show Clinton provided inconsistent answers to questions about her handling of emails containing classified information. House Republicans made a similar request last month. They also sought, unsuccessfully, to deny classified intelligence briefings to Clinton during the campaign.
Congressional aides told The Associated Press on Monday that they expect to receive the FBI’s notes from Clinton’s interview “at some point.” They spoke under condition of anonymity because they had not been authorized to publicly discuss the issue.
State spokeswoman Elizabeth Trudeau said her department has asked the FBI to keep it apprised of any documents provided to Congress that contain sensitive information.
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“The State Department respects the FBI’s desire to accommodate the request of its committees of oversight in Congress, just as we do with our oversight committees,” Trudeau said. “We have cooperated and we will continue to cooperate with the FBI every step of the way.”
Oversight and Government Reform Committee Chairman Jason Chaffetz, R-Utah, and Judiciary Committee Chairman Bob Goodlatte, R-Va., sent a letter to the Justice Department on Monday outlining what they see as a case for charging Clinton with perjury over her sworn testimony before the Benghazi panel last October.
Though the Republicans failed to find evidence to support their claims that Clinton was negligent in preventing or stopping the deadly 2012 terrorist attack on the U.S. diplomatic facility in Benghazi, Libya, they are now focusing on questions surrounding the Democratic nominee’s haphazard handling of emails containing government secrets. Republican presidential nominee Donald Trump, currently lagging in opinion polls, also routinely attacks Clinton over her email use.
Democrats, meanwhile, accuse congressional Republicans of spending millions in taxpayer money on what they argue is a political witch hunt.
Rep. Adam Schiff of California, the top Democrat on the House Intelligence Committee, warned that providing the FBI’s confidential notes to the Republicans will discourage witnesses from cooperating with future investigations.
“The history of the partisan Benghazi investigation made it clear that any information that can be leaked by the majority to the prejudice of Secretary Clinton, will be leaked,” Schiff said.
___
Associated Press writer Mary Clare Jalonick contributed to this report.
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。次に載せる、日本語での 記事は、ドナルド・トランプが、8月10日に、「オバマ大統領が、IS「イスラム国」の創設者だ。ヒラリー・クリントンは、その共同創設者だ」という 驚くべき、注目すべき 発言 の あとの記事だ。
“ President Obama is the founder of ISIS , Hillary Clinton is the co-founder of ISIS . “ と、なぜ、トランプが、わざとアメリカのメディアを挑発するようにいったのか。トランプはすでに、ヒラリーメールで一番重要な、22通の、最高度の機密指定を 受けた、最高度の 国家機密 (こっかきみつ)に関わる メールを入手したのだ。
これが、表に出ると、アメリカ合衆国は、世界から糾弾される、国際法違反の、犯罪国家 ( crime state クライム・ステイト)であることも証拠が、満天下に明らかになる。
それだけは、させてはならないと、最高度の判断で、議員や、国家指導者たちが真剣に話し込んでいる。なんとか、ヒラリーの国務長官としての、暴走による、国家犯罪 state crime だった、として、「トカゲのしっぽ切り」ではない、「トカゲの頭切り」(ああ、気持ち悪い)で、ヒラリーと、その周りの補佐官たちと、それからCIA特殊軍の犯罪実行の責任者たちまでを捕まえて、裁判に掛ける、だけで何とか済ませたい、と思っている。
さあ、それで済むか。 それだけで済ますことが出来るか。
最高度の国家機密 (マークド・クラシファイド・ステイト・シークレット marked classified sate secrets ) とは、何か。それは、2011年の10月20日に、リビアの指導者カダフィを、虐殺したあと (ここまでは、アメリカの国益=ナショナル・インタレスト)だから、いい、アメリカ国民は知らん顔をする。だが、このあと、200億ドル(2.4兆円)ものリビア国の 国家資産を 強奪したことは、国際法に照らして許されないことだ。このことが、ヒラリー・メールで、どんどん明らかになりつつある。
殺された クリス・スティーブンス大使と同様の、実行責任者の一人だったシドニー・ブルメンソールの、ヒラリーとのやりとりもまた、明らかに、証拠になる。私は、この文面を持っている。 ブルメンソールは、ビル・クリントン政権の時の大統領補佐官だった男だ。こいつが、ヒラリーの「お庭番」として、リビアからの資産強奪を実行していた。
マイケル・モレル元CIA副長官
それと、マイケル・モレルという男がいる。 この Michael Morrell マイケル・モレル は、Ex- deputy CIA Director エクス・デピューティ・CIA・デレクター CIA副長官(長官の次の次長)だった。 この男たちが、その数ヶ月、盛んに、「トランプは、ロシアのスパイだ。プーチンが操(あやつ)っているロシアの人形(パペット)だ」と宣伝、攻撃していた。 ところが、このマイケル・モレル自身が、ベンガジ事件の実行責任者であり、現地で動き回っているたことが、明らかになった。 その英文記事も、次の日本語記事の次に載せる。ガラカラと、悪人どもの、工作が崩れ落ちてゆく。
(転載 貼り付け始め)
「 「オバマ大統領がIS創設」=トランプ氏、また暴言-米 」
ワシントン、時事通信 2016年8月11日
米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏(70)が10日のフロリダ州での集会で、過激派組織「イスラム国」(IS)について「オバマ大統領に敬意を払っている。彼がISの創設者だからだ。共同創設者はひねくれクリントンだ」と語る場面があった。
トランプ氏は最近の世論調査で、民主党候補ヒラリー・クリントン前国務長官(68)に大きくリードを許している。トランプ氏の発言はオバマ氏とクリントン氏の失策がISの台頭を招いたと訴える趣旨とみられるが、再び暴言と受け止められ、物議を醸す恐れもある。
●「無自覚のロシア工作員」=トランプ氏を痛烈批判-元米CIA高官
時事通信 2016年8月6日
米中央情報局(CIA)の マイケル・モレル元副長官=2012年11月、ワシントン(AFP=時事)
【ワシントン時事】 マイケル・モレル元米中央情報局(CIA)副長官は、8月5日付の米紙ニューヨーク・タイムズに寄稿し、ロシア寄りの発言を繰り返す共和党の大統領候補ドナルド・トランプ氏(70)について、「ロシア政府の無自覚の工作員」だと痛烈に批判した。その上で、民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(68)の当選に向け「私にできることは全てするつもりだ」と記した。
モレル氏は、寄稿で「ロシアのプーチン大統領は個人の弱点を特定し、利用するよう訓練された専門の情報部員だ」と指摘。 「 自身を称賛したプーチン氏を持ち上げたり、ロシアにクリントン陣営へのサイバー攻撃を促したりしているトランプ氏は既にプーチン氏の計算通りに反応している」と強調した。
同時に(1)自己顕示欲(2)批判への過剰反応(3)直感に基づく判断(4)自分の意見への固執(5)事実関係への無頓着-などがトランプ氏の特徴だと分析。「トランプ氏は大統領職に不適格なだけでなく、国の安全保障を脅威にさらす。貧弱で危険な最高司令官になる」と結論付けた。
さらに「CIAでの33年間、両党の大統領に仕えてきた。大統領の好みを口にしたことはなかったが、もはやこれまでだ」と記している。
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。 上記の記事を、叩きのめすだけの内容の記事が次の英文だ。このマイケル・モレル元CIA副長官も、ヒラリー逮捕に続いて、議会に召喚、喚問(サピーナ)されるだろう。
(転載貼り付け始め)
“ Ex-CIA Chief Who Labeled Trump an Agent of Putin Led the Benghazi Cover-Up ”
07.08.2016 SPUTNIK
http://sputniknews.com/us/20160807/1044018334/michael-morell-clinton-benghazi.html
Ex-deputy CIA Director Michael Morell who has presented himself as non-partisan, endorsed Hillary Clinton after he had been caught covering up the Benghazi attacks saying that they were the result of a spontaneous protest in response to an anti-Islamic video rather than a terrorist attack that the Obama administration should have been prepared for.
In his op-ed released on Friday, ex-deputy CIA chief, who was said to have voted for Republicans in the past, expressed strong support for Clinton. While trying to express his loyalty to Democrats in his statement, he called the Republican candidacy of Donald J. Trump “not only unqualified for the job, but he may well pose a threat to our national security” and claimed that Trump was an “unwitting” agent of Russian President Vladimir Putin.
However, a recent media investigation revealed that he worked with Clinton when she served at the State Department and played a critical role in the Benghazi cover-up.
Morell lied about his role in preparation of notorious CIA talking points for US Ambassador Susan Rice’s address to Sunday morning talk shows in the wake of the Benghazi attack that left four US citizens, including Ambassador Chris Stevens, dead while the survivors languished against a brutal band of terrorists for thirteen hours without any aide from the State Department or Pentagon.
Rice blamed the attacks on a YouTube video that alleged triggered a spontaneous protest in Libya. After that Congress pressed her to provide sources from which she determined that the incident was traced to the anti-Islamic video. In the process, it was revealed that her talking points had been prepared by a joint team of intelligence services, the White House and Hillary Clinton’s staffers. It was also revealed that in the blueprint of the talking points al Qaeda had initially been mentioned before Morrell scrubbed reference to the terrorist group for presumably political purposes.
In an interview with the New York Post, Sen. Lindsay Graham revealed that Morell tried to conceal that he was the person who was behind the editions of the Rice talking points spoken before Congress and the media. The Deputy CIA chief shuffled the blame onto the FBI in an attempt to pass the buck and in hopes of emerging from the incident unscathed politically.
“So I called the FBI,” Graham recalls. “They said, no, they didn’t change the talking points. They were furious.”
“At 4 p.m. that day, the CIA called me and said Morell ‘misspoke’ in his meeting with me, and that the CIA deleted [the reference to al Qaeda], but they couldn’t give a reason why.” In the aftermath, Morell testified before the Benghazi Select Committee to give an answer of why had eliminated all the mentions about al Qaeda. He ended up stating that he did it because the media said the protests in Libya had been sparked by a video, although he had information from intelligence sources that was contrary to his claims.
According to the Frontpage, the CIA Chief of Station in Tripoli reported to the CIA brass bulletin about the situation on the ground in Libya the day after the attack and clearly indicated that a video was not a reason for the attack.
Graham gave an unvarnished explanation for what prompted Mo rell to ‘correct’ the talking points: “If the truth had been known that al Qaeda killed four Americans seven weeks before an election, it would have been a different political story.”
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。 私は、書いて伝えたいことが、山ほどある。日本国民に、何が起きているのかを、知らせなければいけない。だが、それらを逐一、ずっと書いてゆくのは、大変な手間だ。英文の重要な箇所を翻訳して、載せてゆくだけでも大変だ。 追々(おいおい)やるさ。
最後に、5人の ヒラリー問題の、関係者が、この7月にワシントンで、次々に殺されている。
民主党の全国委員会の幹部職員で、見るからに真面目そうな、28歳の、 セス・リッチ Seth Conrad Rich が、FBIの捜査官と会うために、向かう途中の車で、縦断を数発受けて死んだ。 7月12日のことだ。このセス・リッチは、民衆党本部の腐敗と、選挙妨害と、それからヒラリー・メール問題の内部 証拠を、外に漏らした、ホイッスル・ブロウアー(内部告発者)だったようだ。それで、デボラ・ワッサーマン・シュルツたちに口封じで殺されたのだ。
それから、 ジョン・アッシュ John Ashe というワシントンの国連職員が、民主党本部とヒラリーのことで、宣誓供述を議会で行おうとしていた前日に、死んだ。6月22日だ。
それから、ヴィクター・ソーン Victor Thorn が死んだ。作家で、クリントン財団の秘密を暴いた本を書いた人だ。自分の家のそばの山で、銃弾を浴びて死んでいるのが発見された。8月1日だ。 そして、何と、この ヴィクター・ソーン氏は、私、副島隆彦が、2004年に、翻訳出版した、 『次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた』 原題 “ New World Order Exposed ” の 著者である。私は、ヴィクター・ソーン氏とメールで交信しながら、この本を翻訳した。 だから、人ごとではないのだ。私は、彼を同志、仲間として、追悼する。
それから、ショーン・ルーカス Shawn Lucas 氏が死んだ。8月4日の自宅で死んでいるのが見つかった。ショーン・ルーカスは、民主党内のサンダーズ支持者で、クリントン財団 と民主党本部(DNC)の秘密 の利益供与疑惑 fraud フロード を調べていた弁護士だ。
このように、 「ヒラリー・ファイブ・ボディズ 」(ヒラリー関連の5人の死者)という問題が、犯罪事件として、今、アメリカで騒がれている。もう、このまま何もないでは済まない。 いよいよ、 「ヒラリー逮捕、投獄」に向かって、秒読みが始まっている。
米大統領選挙 どころではなくなっている。オリンピックどころでもない。だが、この大統領選挙 が最大に盛り上がったところで、ヒラリー逮捕の大イベントが、行われれば、それは、オリンピックの 聖火台への点火のように、大空に舞い上がる大きな炎となって、人類史の大事件として記憶されてゆくだろう。
トランプが、だから、5月17日に、同じニューヨークのアッパー・イースト(元々は、ジャーマン・タウン。ドイツ系移民の生活地帯)の超一流の住宅街に住む、ヘンリー・キッシンジャーに、呼ばれて、訪ねて、ふたりで、「ヒラリーの問題で、アメリカが大変な窮地に陥ることになってはいけないのだ。
ドナルド(・トランプ) よろしく頼む」と、同じドイツ系移民の血筋を引く誼(よしみ)で、深刻に話し込んだのだ。 さあ、それでもトランプが、あっさりキッシンジャーからの頼みを聞き入れるかは、分からない。トランプは、ずば抜けて頭のいい、ニューヨーク・マフィアあがりの大親分だから。
これで私、副島隆彦が抱えていた 謎がまた一つ解けた。 私が、7月1日に発売した、『トランプ大統領 と アメリカの真実』((日本文芸社 刊 )で書いたことの続きが、こうして、進行してゆく。この本を今からでも買って読んで下さい。
ヒラリーは、だから、この10月末に (病気でぶっ倒れて病院に逃げ込まない限りは、)逮捕されて、拘置所 detention から、 「ハーイ、アメリカ国民の皆さん。 私は、元気で、牢屋の中から、選挙戦を続けます。 私は当選する 」 と、 気丈に、不貞不貞(ふてぶて)しく、だが優雅に、高雅 に、悠然と、誇らしげに、あの高慢女の、鼻っ柱の強い感じのまま、鈍感きわまりない態度で、鉄格子の後ろから、微笑み返すだろう。
ああ、これが、悪業の限りを尽くした 女帝 というものの、末路だ。 民衆は、歴史の中で、そうやって、断頭台に送られた権力者たちの姿を、「ああ、あの人も遂に、京の四条河原に、首を晒(さら)されなさったか」と 見送る。
日本の忠実なヒラリー派(ネオコン、統一教会=Moonie 、グローバリストの手先)である、 安倍晋三も 稲田朋美も、自分の首のあたりを優しく摩(さす)っていた方がいい。
人間世界は浅ましくも、このように連綿と続いてゆく。 私は、続けて、どんどん、「ヒラリー逮捕へ」を書く。 そして、来年のヒラリー裁判の行方までを、どんどん予言してゆく。
副島隆彦 記
【1633】[1968]アメリカ大統領選挙の帰趨を決める、ジュリアン・アサンジの「メール爆弾」
アメリカ大統領選挙は外交政策(過激イスラム主義、移民規制政策)が表の大きな争点ですが、裏の争点というか本当の争点は「オバマとヒラリーの外交政策の失敗」です。それが「アラブの春」を引き金とする中東のブッシュ政権終了時以上の混乱です。それは何かというと、エジプト、リビア、エジプトの政権転覆で、これにアメリカ国務省が関わっていたのではないかとするものです。
ずい分前からアメリカがシリアの反体制派に武器を供与していて、その結果として、アルカイダよりも更に恐ろしいISIS(イスラム国)が生まれたということは言われてきました。「いや、アメリカは穏健派の反アサド大統領派にだけ武器を供与するんだ」と言っていましたが、実際はそうではなくものすごく過激な勢力に武器を与えていたのではないかという疑惑。
それがまさしくリビアのベンガジ領事館襲撃(2012年9月11日の事件)ですが、ここのオペレーションヒラリー・クリントン国務長官が関わっていたのではないかと言われていた。ただ、いまままでは断片的な状況証拠やメールしかなかった。
その証拠となるメールを、ウィキリークス代表のジュリアン・アサンジが持っていると発言しました。発言した場所は、日本でもよく知られる「デモクラシーNOW」という番組でのインタビューの中で、ヒラリーとリビア関連のメールは1700通あるそうで、これをしかるべくタイミングを見て、検索できる形で公開するとアサンジは言っている。
そのことは大手メディア(ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポストやCNN)はほとんど報じませんが、ネット上でこのアサンジのインタビューを報じた記事ではかなり報じられています。
海外のメディアでも、アメリカのそういう系統のネットニュースサイトを転載する形で、報道するところは出てきました。以下に転載するのは、バングラデシュの地元紙の「Daily Sun」という新聞の電子版の記事です。もともとは「US24.co 」というアメリカの非主流系のニュースサイトで書かれた記事ですが、そのまま転載されています。ただ、大元は「デモクラシーNOW」ですから、ソースとしては問題ありません。
ジュリアン・アサンジは今はイギリスのエクアドルの大使館で匿われており、それにもかかわらず、結構いろんなインタビューに出ています。CNNにも出ています。http://edition.cnn.com/videos/tv/2016/07/29/wikileaks-hacked-dnc-emails-julian-assange-intv-ac.cnn
以下に転載するのはバングラデシュの新聞の記事と、もともとのデモクラシー・ナウ!の記事です。
つまり、アサンジの持っている情報が10月辺りに公開されると、いわゆる「オクトーバーサプライズ」になって、ヒラリーの支持率を直撃する事になります。これが大統領討論会でトランプに取り上げられて、ヒラリーがしどろもどろになるという可能性が予想されます。ベンガジ事件のオペレーションはかつてレーガン政権に起こった「イラン・コントラ事件」を想起させるとも、デモクラシー・ナウ!には書いてあります。外交とは別の秘密工作で国を転覆させるというアメリカの闇の部分がリビアのカダフィ政権転覆にもあります。
それと関連し、ドナルド・トランプ候補は、激戦州であるオハイオ州で演説し、先週までとは打って変わって、テレプロンプターで原稿を読みながら、過激イスラム主義にどう対抗するかというテーマで演説を行いました。この演説は原稿も公開されており、きちんと情報の出典に脚注がついているものです。つまり、シッカリした内容の演説です。
(転載開始)
Update : 2016-08-09 00:06:23
Wikileaks confirms Hillary sold weapons to ISIS
US24.co
http://www.daily-sun.com/post/157634
Wikileaks confirms Hillary sold weapons to ISIS
Although Hillary Clinton has repeatedly denied that she sold weapons to the Islamic Stats while serving as Secretary of State, Wikileaks founder Julian Assange claims he has proof to the contrary. Thepoliticalinsider.com reported: In Obama’s second term, Secretary of State Hillary Clinton authorized the shipment of American-made arms to Qatar, a country beholden to the Muslim Brotherhood, and friendly to the Libyan rebels, in an effort to topple the Libyan/Gaddafi government, and then ship those arms to Syria in order to fund Al Qaeda, and topple Assad in Syria. Clinton took the lead role in organizing the so-called
“Friends of Syria” (aka Al Qaeda/ISIS) to back the CIA-led insurgency for regime change in Syria. Under oath Hillary Clinton denied she knew about the weapons shipments during public testimony in early 2013 after the Benghazi terrorist attack. In an interview with Democracy Now, Wikileaks’ Julian Assange is now stating that 1,700 emails contained in the Clinton cache directly connect Hillary to Libya to Syria, and directly to Al Qaeda and ISIS.
試訳:「ウイキリークスがヒラリーがISISに武器を売ったことを証明した」
ヒラリー・クリントンは、国務長官在任中にISISに武器を売ったのではないかとの疑惑を繰り返し否定してきたが、ウイキリークス創始者であるジュリアン・アサンジはその反証となる武器売却へ関与した証拠を持っていると主張している。
Thepoliticalinsider.comが報告したところでは、国務長官であったヒラリー・クリントンは、オバマ政権の第二期に、アメリカ製の武器を、イスラム教徒の兄弟分と言える国でリビアのカダフィ政権転覆を図る反政府勢力と友好的であったカタールに輸出し、さらにそれらの武器をシリアに送ってアルカイダとシリアのアサド政権に対抗する反政府勢力を支援する動きにお墨付きを与えた、とのことである。
クリントンは、いわゆる「シリアの友人(アルカイダ/ISISとして知られている)」をシリアの政変を目的としたCIA主導の反乱に戻す組織的活動の指導的な役割を担っていた。
ヒラリー・クリントンは、ベンガジでテロリストによる攻撃があった後、2013年初めの公的に証言をする機会では、武器の輸出について知らなかったと宣誓した。
Democracy Nowのインタビューで、ウイキリークスのジュリアン・アサンジは、ヒラリー・クリントンのキャッシュディレクトリには彼女とリビア、シリア、そして直接アルカイダおよびISISとのつながりを示す1700通の電子メールが含まれている、と語っている。
(試訳をお送りいただいたのは、会員番号7327番宮林氏です。ありがとうございます。―副島隆彦の学問道場・古村)
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thepoliticalinsider.com
WikiLeaks CONFIRMS Hillary Sold Weapons to ISIS… Then Drops Another BOMBSHELL! Breaking News
Kosar Featured Contributor
http://www.thepoliticalinsider.com/wikileaks-confirms-hillary-sold-weapons-isis-drops-another-bombshell-breaking-news/
Julian Assange, the founder of WikiLeaks, is a controversial character. But there’s no denying the emails he has picked up from inside the Democrat Party are real, and he’s willing to expose Hillary Clinton.
Now, he’s announcing that Hillary Clinton and her State Department was actively arming Islamic jihadists, which includes the Islamic State (ISIS) in Syria.
Clinton as repeatedly denied these claims, including during multiple statements while under oath in front of the United States Senate.
WikiLeaks is about to prove Hillary Clinton deserves to be arrested:
The Reagan administration officials hoped to secure the release of several U.S. hostages, and then take proceeds from the arms sales to Iran, to fund the Contras in Nicaragua.
Sounds familiar?
In Obama’s second term, Secretary of State Hillary Clinton authorized the shipment of American-made arms to Qatar, a country beholden to the Muslim Brotherhood, and friendly to the Libyan rebels, in an effort to topple the Libyan/Gaddafi government, and then ship those arms to Syria in order to fund Al Qaeda, and topple Assad in Syria.
Clinton took the lead role in organizing the so-called “Friends of Syria” (aka Al Qaeda/ISIS) to back the CIA-led insurgency for regime change in Syria.
Under oath Hillary Clinton denied she knew about the weapons shipments during public testimony in early 2013 after the Benghazi terrorist attack.
In an interview with Democracy Now, Wikileaks’ Julian Assange is now stating that 1,700 emails contained in the Clinton cache directly connect Hillary to Libya to Syria, and directly to Al Qaeda and ISIS.
via The Duran
Here is the incredible transcript:
JUAN GONZÁLEZ: Julian, I want to mention something else. In March, you launched a searchable archive for over 30,000 emails and email attachments sent to and from Hillary Clinton’s private email server while she was secretary of state. The 50,547 pages of documents span the time from June 2010 to August 2014; 7,500 of the documents were sent by Hillary Clinton herself. The emails were made available in the form of thousands of PDFs by the U.S. State Department as the result of a Freedom of Information Act request. Why did you do this, and what’s the importance, from your perspective, of being able to create a searchable base?
JULIAN ASSANGE: Well, WikiLeaks has become the rebel library of Alexandria. It is the single most significant collection of information that doesn’t exist elsewhere, in a searchable, accessible, citable form, about how modern institutions actually behave. And it’s gone on to set people free from prison, where documents have been used in their court cases; hold the CIA accountable for renditions programs; feed into election cycles, which have resulted in the termination of, in some case-or contributed to the termination of governments, in some cases, taken the heads of intelligence agencies, ministers of defense and so on. So, you know, our civilizations can only be as good as our knowledge of what our civilisation is. We can’t possibly hope to reform that which we do not understand.
So, those Hillary Clinton emails, they connect together with the cables that we have published of Hillary Clinton, creating a rich picture of how Hillary Clinton performs in office, but, more broadly, how the U.S. Department of State operates. So, for example, the disastrous, absolutely disastrous intervention in Libya, the destruction of the Gaddafi government, which led to the occupation of ISIS of large segments of that country, weapons flows going over to Syria, being pushed by Hillary Clinton, into jihadists within Syria, including ISIS, that’s there in those emails. There’s more than 1,700 emails in Hillary Clinton’s collection, that we have released, just about Libya alone.
It appears that Hillary Clinton committed perjury, just like her husband was caught doing as President.
This is a breaking news story. We will update this as more details become available.
(転載終わり)
デモクラシー・ナウ! Assange: Why I Created WikiLeaks’ Searchable Database of 30,000 Emails from Clinton’s Private Server http://www.democracynow.org/2016/7/25/assange_why_i_created_wikileaks_searchable
トランプのオハイオでの外交演説
FULL Event: Donald Trump Foreign Policy Speech at Youngstown State Unive… https://youtu.be/M_tifPMzerA https://assets.donaldjtrump.com/DJT_Radical_Islam_Speech.pdf …
【1632】[1967]庵野カントク、アンタはエライ
相田英男です。
今回は原発ではありません。
ここのサイトとリンクしている(私が尊敬する)藤森かよこ先生のブログで熱く取り上げられていたので、私も観に行った。シン・ゴジラだ。
感想を正直に言おう、全くもって藤森先生の推薦の通りだと。凄い映画だよ、これは。
この映画、2時間の中でゴジラが登場して動き回るのは、30分位ではないのか?そのうちの半分は、未成長のヘンテコな形だから、ちゃんとしたゴジラのあの姿で動くのは、15分位しかないだろう(実は動かないで寝ている時間の方が長かったりする)。残りの時間は、大人の役者達が部屋の中で早口で議論し合うだけという、異様な構成だ。子供向け内容では全くなく、そもそもが怪獣映画ですらない。
一体この映画は、何を言おうとしているのか?
答えは簡単だ。これは、子供向けの怪獣映画を装った、真実暴き系の映画なのだ。少し前の阿部寛と広末涼子が主演した「バブルへGO」と同じパターンだ。池上明がNHKの「週間子供ニュース」の時代にやってたことでもある。
テキストで書いたり話したりすると、問題にされて潰される内容を、「子供向けの番組ですから」、とか、「怪獣が出ますから」、とかいう理由を付けて、サラリと、そして堂々と正面から訴えたのが、この映画なのだ。
「シン・ゴジラ」が訴える内容とは何か?それは、日本という国がアメリカにより上から押さえつけられて、真実が語れなくなっていること、そのために、重要なことがなかなか自分たちで決められずに、一般市民に大きな犠牲を強いる、ということだ。即ち、副島隆彦の「属国日本論」が「シン・ゴジラ」の「真の」テーマなのだ。
映画を見た人は、私の主張が荒唐無稽な電波発言ではないことがわかるだろう。庵野カントクは、副島先生の本を相当に読み込んでいる筈だ。その影響が、意図的かどうかはわからないが、映画の中に色濃く出ている。たぶん間違いないと思う。
とはいえ、この映画はエンターテイメント性も抜群だ。今放送中のテレビドラマで見かける名のある役者さん達が、チョイ役で続々登場するので、会話シーンばかりでも、華があって飽きさせない。ストーリーもよく練られていて秀逸だ。「子供にわからないだろう」とはいっても、アニメでありながらも何が言いたいのか内容がさっぱりわからんかった「もののけ姫」とか、「千と千尋の神隠し」よりは、百倍くらい良い映画だと私は思うけど。
前の日にテレビでやってたアメリカ版ゴジラ(渡辺謙のやつ)をチラと見て、「気色悪い」とチャンネルを変えたカミさんが、食い入るように、最後まで映画館で見てたよ。
この夏の最大の話題作で、客も相当入ってそうにもかかわらず、この映画のテレビの宣伝はあまり見ないように思う。「スターウォーズ フォースの覚醒」に較べると、相当に控えめだ。宣伝費用のせいなのだろうが、試写会で初めて観た連中が、「しまった、こんなヤバい作品だったとは … 」と、気づいて電通に宣伝を減らすように圧力を掛けたのか? などとつい妄想してしまう。
ともあれもう遅い。この映画は出来てしまった。ゴジラの名を冠した、こんなにも内容テンコ盛りの映画を無かったことにするなど、最早出来ない。日本は「シン・ゴジラ」を得たのだ。ザマアミロ、である。
小学生には無理でも、中学、高校生の少年少女達は、内容を何とか理解しようと、この映画を必死で見直すに違いない。そして、この映画が訴える真のメッセージに、いち早く気づくだろう。現実の大人の社会の惨めさと、自分の力でそれを乗り越えられるかもしれない可能性があるのだと。
問題から逃げても、人のせいにしても、何も解決しないのよ、サヨクの皆さんよ。
庵野カントク、アンタは良くやったよ。この映画に触れた子供達が、大人になる日が楽しみだよ。日本はまだ捨てたもんじゃないよね。
相田英男 拝
【1631】[1966]天武天皇の正統性について
1963のつづきです。
副島先生の後に書くのは、大きなプレッシャーを感じます。
このまま書き続けて良いのか、常に自問自答しています。
日本人がありがたがている「天皇の万世一系」は、易姓革命を無かったことにしただけの論理ではなかったのか。
「壬申の乱」は、明らかに「易姓革命」でした。
王朝の簒奪事件でした。
しかし、日本の修史は、この明らかな「王朝の簒奪(易姓革命」」を、なかったとしたのです。
これが「万世一系」の論理です。「革命はなかった」、と云うのが日本教の根本教義(ドグマ)です。
では革命の有無は、どのような歴史をたどるのでしょう。
「易姓革命」の論理は、徳の有無にあります。
有徳の者が政治を執れば、世は平和で豊かな社会になる、
一方、徳を失った皇帝が政治を執ると、世は乱れ、国民は飢えに苦しむ。
故に、徳を失った皇帝を倒し、天に有徳の者と認められた者が、新たな王朝を立てるのは、天命に叶った行為である。(つまり、革命の肯定です)
これが中国の基本的な政治思想である。中国は、徳の有無で政治倫理を律していた。
七世紀後半から八世紀にかけて、日本列島に何が起きたのか、『古事記』『日本書紀』『万葉集』の関係は、どのようなものであったのか。
おかしなことではあるが、万葉集の歌を当時の社会状況と無関係に理解出来る、と、考えている学者たちがいることです(まるで芸術至上主義者のようです)
人麿の作歌活動と、天武の王朝に於ける「修史事業」は、完全に重なり合っている〔同時進行〕です。
あまり共感していただけないようですが、中国正史に書かれている「倭国」は、全て(筑紫王朝)の事です。
ああ!今回は、人麿の「辞世の歌(」を中心に述べる予定でした。
(223)
鴨山の 岩根しまける 吾をかも しらにと妹が 待ちつつあらむ
柿本朝臣人麿、石見の国に在りて臨死(みまか)らむとする時、自ら傷みて作る歌。
という題字を持っています。
万葉学の主流の学者たちは、人麿を、石見国の下級地方官吏、と位置付けます。
しかし、『万葉集』を読んでごらんなさい。
人麿の圧倒的な迫力を。
無名の無学な人間に、人麿の歌が創れた、と云うのだろうか。
天武の命で始まった「修史事業」と「人麻呂の作歌活動」は、完全に重なり合うのである。
これも偶然と云うのか。
中国では、徳が在るかないかで倫理が生じます。それが易姓革命の論理である。
しかし、日本では、政治を徳の在る無し、倫理とは無関係にしたのです。
「壬申の乱」は、明らかに易姓革命でした。大和王朝を倭国の大皇弟(天武天皇)が乗っ取った(簒奪)事件でした。
しかし、日本の修史は、革命を無いことにしたのした。あったことを無いことにしたのです。
この修史事業の中心にいたのが柿本人麿です。
人麿以外にこの難事業を遣り遂げられた人材など見つけることは出来ません。
修史事業は、言語に絶する難事業でした。中国語の漢字の音と訓とを借りて、日本語を書くのです。
漢字だって、時代と地方で違うのです。
『万葉集』が滅びずに現代に伝えられたのは、本当に奇跡です。日本人は、もっと一生懸命『万葉集』を読むべきなのです。
『万葉集』は、単なる抒情歌集ではありません。より大きくは、叙事歌集です。歴史を秘めているのです。
その叙事をこれまでの研究者は誰も理解できなかった。
当然でしょう、本当の歴史(王朝簒奪)を、無いことにしたのですから。
人麿の長歌は、歴史(真の叙事)と響きあっています。
日本人は、もっと一生懸命『万葉集』を読まなければなりません。秘められた歴史を暴かなければなりません。
【1630】[1965]今日のぼやき に、 ” Lock Her Up ! ” 「 ヒラリーを逮捕せよ、投獄せよ !」の嵐が全米で起きている、を書いた。
副島隆彦です。 たった今、私は、今日のぼやき 「1920」番として、 長い文を書いて載せました。 タイトルは、 “Lock Her Up ! ” 「ヒラリーを逮捕せよ、投獄せよ」です。読んで楽しんでください。
以下に載せるのは、今日のぼやきの方の内容に関係する、最新の新聞記事3本だけです。
(転載貼り付け始め)
●「息子の死「ヒラリー・クリントン氏に責任」」
2016年8月10日 共同通信
http://this.kiji.is/135906365592274421?c=39550187727945729
リビア東部ベンガジで2012年に起きた米領事館襲撃事件で犠牲になった政府関 係者の家族が、事件の責任はクリントン前国務長官にあるとして同氏をワシント ン連邦地裁に訴えたことが9日、分かった。
米メディアによると、訴えを起こしたのは事件で一人息子を亡くしたパトリシ
ア・スミスさんら2人。当時長官のクリントン氏が公務で私用メールを使ってい
たことから、同氏が重要情報の管理を怠ったことが原因で「犠牲者の所在が実行
犯に漏れた」と主張しているという。
クリントン氏側は「遺族の心痛は図りしれないが、過失がなかったことは証明
されている」とのコメントを出した。
●「ロシア・トルコ首脳会談 関係修復を確認」
Putin mends broken relations with Turkey’s Erdogan
2016年8月10日 BBC
http://www.bbc.com/japanese/37030957?ocid=bbc-japan-twitterjapan
ロシアのプーチン大統領とトルコのエルドアン大統領は9日、ロシアのサンクトペテルブルクで会談し、昨年11月にトルコ軍がロシア軍機を撃墜して以来、断絶状態にあった関係の修復を確認した。
プーチン大統領は、トルコに対する経済制裁を「段階的に」終わらせると述べた。「優先すべきなのは協力を危機以前の水準に戻すことだ」と述べた。
エルドアン大統領にとっては、先月のクーデター未遂事件以来、初めての外国訪問になる。事件以来、トルコ国内では軍や政府機関で広範囲にわたる粛清が行われている。
エルドアン大統領は、事件直後にプーチン大統領から電話会談の申し入れがあったことについて、「心理的に大きな助けになった」と謝意を表し、「ロシアとトルコの友好的枢軸は回復される」と語った。
昨年11月のトルコ軍によるSu-24攻撃機の撃墜を受け、ロシアはトルコに貿易制裁を科し、トルコにとって大きな収入源となっている団体旅行を停止した。
ロシアは団体旅行の再開を決めている。
内戦が続くシリアについては、プーチン大統領はトルコと大きな意見の隔たりがあると認めた上で、「解決策を探る」と述べた。
●「露トルコ大統領、関係正常化で合意 貿易・エネルギーで協力加速」
2016年8月10日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/russia-turkey-idJPKCN10L07R
トルコのエルドアン大統領は9日、前月の軍部によるクーデター未遂後初の外遊でロシアを訪問し、プーチン大統領と会談した。両首脳は、ロシア軍機撃墜で冷え込んだ関係の正常化に向け、貿易やエネルギー分野の関係強化を表明した。
9カ月前、ロシアは、シリア国境近くで同国軍機がトルコ軍に撃墜されたことを受けトルコに対する制裁を発動した。
プーチン大統領は会談後、対トルコ制裁を段階的に廃止する方針を示し、両国関係を危機前のレベルに回復させることが最優先事項と表明した。
エルドアン大統領は、ガスパイプライン事業や、トルコでの原発建設などのプロジェクトとともに防衛分野でも両国が協力を強化していくと述べた。
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦 記
【1629】[1964]人間の原型は女であるという事実・おまけ
私は、人間は死ぬまで現役が一番良いのではと、一応考えているが、現役のままで死ぬと、周りの人間が迷惑する、つまり、この人がいなければ、というままで死ぬと、後に残る人間が困ると気付き、ある程度の年になったら、現役を退いて、生きてるのか死んでるのか分からないような存在になる、つまり、いつ死んでも、周りが困らない存在になるのも、悪い事ではない、一つの選択だと思うようになったが、今上天皇の退位希望表明を見て、そんな事も思い出した。話は変わるが、赤石様、私の「人間の原型は女であるという事実」に頷いて下さり、ありがとうございます。日本の最高頭脳集団である学問道場の会員仲間に誉めていただき、嬉しいです。人間は、母親の体内に出来た最初はみんな女、という事実は、猿の惑星が、実は地球だった、というくらいの衝撃だと思うのですが。で、ふと思い出したが、従軍慰安婦の話をしていて、戦争中、女だけでなく、男で強姦された人も本当はいたらしい、でも、そういう男が、戦後、賠償しろだの、謝罪しろだの、全く言わない、女は、80になっても90になっても、強姦された罪を問えるが、男はそんな事は、恥ずかしくて出来ないのかと、ゲラゲラ笑った。日本人で、父親が戦死している人なんてのは、戦後70年もたつ今だに、戦没者年金だかを貰っている。私は、そのおかげで、遊んで暮らせるくらいの金持ちの婆さんを、実際に知っている。はっきり言うが、韓国とかの元慰安婦と言う人たちも、日本国内の、前述のような人たち同様、遊んで暮らせるくらいの年金を、日本から70年間ずっと払い続けられていたら、文句など言わないだろう。こういう事を言うと、金が欲しいのではない、とかの、お決まりの罵声がとんできそうだが、もちろん、金ではない。でも人間に出来る正式な賠償方法など、金しかない。戦争責任などと言うが、戦争など、責任の取り切れるものでは、そもそもないだろう。だからみんな、戦争などしてはいけないと言うのだろうが。
【1628】[1963]天武天皇の正統性について
柿本人麿の正体(その7)
会員番号3260さん、ありがとうございました。大変励みになります。
前の「人麿の悲劇」のシリーズで「柿本朝臣人麿、妻死(みまか)りし後、泣血哀慟して作る歌」(207~216)を検討しました。
その結果、人麻呂の妻は普通の死ではなく、覚悟の失踪を遂げたのだと結論付けるしかなかった。
三つの長歌(207,210、213)の後半は、全て人麿が必死で妻を捜し求めている様が歌われている。
…大鳥の 羽易(はがひ)の山に 汝(な)が恋ふる 妹(いも)がいます 人の言えば 岩根さくみて なづみ来し 好けくもぞ無き うつせみと 思ひし妹が 灰にてませば(213)
《訳》大鳥の羽易の山で、あなたの奥さんを見かけた、と人が云うので、岩を踏み砕き難儀して捜しに行ったが、良い事なんか何にもなかった。生きていると信じている妻を、この灰がそのなれの果てだというのだもの。
妻が失踪せねばならなかった原因もちゃんと書いている。
天飛(あまと)ぶや 軽の路は 吾妹子(わぎもこ)の 里にしあれば 根もころに 見まく欲しけど やまず行かば 人目を多み 数多(まね)く行かば 人知りぬべみ さねかづら 後もあはむと 大船の 思ひたのみて 玉かきる 岩垣淵(いはがきふち)の 隠(こも)りのみ 恋つつあるに・・・(207)
《訳》(天飛ぶや)軽の路は、吾妻の里がある土地だから、訪ねて行ってじっくり細やかに見ていたいのだけれど、いつも行けば人目が多い、しょっちゅう行けば人にばれてしまう。さねかづらの蔓が分かれても、また一緒になって絡み会うように、しばらくすればまた逢えるようになるだろうと、大船に乗っているような気持ちで安心していた。心の中では変わらずにずうっと愛し続けていたのに、・・・
人麿は、妻の下を訪れたくても訪れることが出来ない状況が生じていたのです。人の目を恐れた。世間に知られるのが恐ろしかった。
ほとぼりが覚めたらまた逢えるようになるさと、大船に身を任せるように安心していた。心変わりなどしたのでは無い、心の内ではずうっと愛し続けていた、のに。・・・
人麿の妻は、何か異様な事件に巻き込まれていた、としか考えようがないでしょう。
そんな折、妻の里から使者が来て、あなたの妻は「もみち葉の 過ぎていにき」と告げられたのです。
人麿は、愕然とし、妻のお気に入りの場所であった軽の市に走って行き、妻を捜したが見出すことが出来なかった、のです。人麿は、必死になって妻を捜し求めている。妻の死を受け入れていない。
しかし、私が目にした注釈書の全ては、題詞「妻の死(みまか)りし後、」に囚われて、人麿の妻は既に死んでしまっていることを前提に解釈しているのです。例外はありませんでした。
だったら、「あなたの奥さんを見かけた」と聞くと、どうして難儀して必死になって捜索に出かけて行くのですか。
人麿は、容易には妻の死を受け入れることが出来なかったのです。
この連作に続く「吉備津の采女が死りし時、柿本朝臣人麿の作れる歌」(217~219)「讃岐の狭岑(さみね)の島に石の中の死(みまか)れる人を見て、柿本朝臣人麿の作る歌」(220~222)は、失踪を遂げ、何処で果てたかしれない妻に奉げたレクイエム(鎮魂歌)である。
ここのシリーズは、数ある人麿の作歌中でも特に感動的な歌です。間違いなく日本詩歌の最高峰の一つです。
問題は、この歌群の直後に置かれている歌です。あまりにも有名な歌です。
柿本朝臣人麿、石見国に在りて臨死(みまか)らむとせし時、自ら傷(いた)みて作れる歌
鴨山の 岩根しまける 吾をかも 知らにと妹が 待ちつつあらむ(223)
《訳》鴨山の岩根を枕にして横たわっている私を、妻はそうとも知らず待ち続けているのでしょうか。
人麿の辞世の歌として世に知れ渡っている歌です。しかしですよ、この歌の直前まで人麿は、失踪を遂げ、何処で果てたかしれない妻(吾妹子)にレクイエム(鎮魂歌)を捧げ続けていたのです。
では「鴨山の歌」で人麿が語り掛けている妹(妻)とは、いったい何者なのだ。当時は、複数の妻を持つのは珍しい事ではなかった、とでも言うのだろうか。
しかし、この直前に置かれている歌群は間違いなく人麿の絶唱です。歌聖人麿が精魂尽して歌い上げた日本詩歌の最高峰です。人麿にとって亡き妻への鎮魂慰霊は、何よりも大事であった。
鴨山の 岩根しまける 吾をかも 知らにと妹が 待ちつつあらむ
この歌の妹(妻)も、失踪を遂げ、何処で果てたかしれない妻ではないのか。
鴨山の岩根を枕にして旅を続けている私を、そうとも知らずあの世の妻は、待ち続けているのでしょうか。
次に置かれる「柿本朝臣人麿の死りし時、妻依羅(よさみの)娘子の作れる歌二首」(224~225)の妻も、あの世の妻が、この世の人麿に応える形に作っているのです。
このことは、次回詳しく述べます。
【1627】[1962]浅川京華氏の文章に共感
会員番号5367赤石修一です。
自分も女が人間の原型であることは、渡辺淳一氏の小説で薄々気づいてはいたのですが。
福岡伸一氏の「できそこないの男たち」を読んだ時は、副島さんの本を読んだ時と同じような、ショックを受けました。
「引用はじめ」
他人から見ると実にしょうもないものをチマチマ集めている人がいる。男性に多い。なぜだろうか。福岡ハカセの仮説
は次のようなものだ。生物の世界、はじめに雌があった。雌が生命の基本仕様。メスは誰の力も借りずに自分の
子孫を増やすことができた。いわゆる単為生殖。今でもアリマキ(別名アブラムシ。ただしゴキブリとは違います)の
ような昆虫はそうやって増殖する能力を保持している。だからものすごい速度でどんどん増える。同じ個体に由来する
同じ遺伝子を持った子孫、つまりクローンである。
この仕組みは効率が良いが、一つだけ不利な点がある。環境が良好なうちは良いが、環境が激変した時、生き残りう
るような個体間の多様性を生み出せない、ということである。
そこで雄が作られた。雌を作りかえることによって。雄の役割は、クローンとクローンの間を橋渡しすること
である。もうちょっとありていにいうと、ママの遺伝子を別のメスに届けるメッセンジャーボーイ。これによって遺伝
子がシャフリングされ、多様性が作り出せるようになった。だから以降、多くの生物は、単為生殖から有性生殖に生存
戦略を切り替えた。アリマキは器用な生物で、良い季節の間だけは単為生殖で増え、寒くなり始めると雄をつくって
有性生殖をする。
このように雄は、本来、雌の使い走りだったのだ。しかし雌は欲張りなので、そのうちに単に遺伝子を別の雌に届けるだけでなく、帰り道、食料や水を取ってこさせたり、棲家を作らせたり、あるいは花でも摘んでこいとい
う具合に雄を便利に使い始めた。そうしないと交尾させてもらえなくなった。おみやげがないと怒られるようになった。
そこで雄たちは汲々とするようになり、ちょっと余分に獲物があったような時には、それを帰路のどこかに貯め、
隠すことを覚えた。あるいは、雄どうしで交換したり、貸借りするようになった。
これが契約を作り、経済を生み、社会を作り出した。モノ集めの起源も実にここにあったのではないだろうか。
男がモノを集める理由(生命と記憶のパラドクス 、文集文庫)
「引用終わり」
「できそこないの男たち」を凝縮したような文章だったので、
貼り付けました。本質を鋭く解き明かす文章には、感動があります。
副島隆彦先生の経済の本を初めて読んだ時に、経済の本は最新版が命と疑わず信じていたことが、植え付けられた記憶なのか・・・・涙が溢れてどうしょうもなかったことを想い出しました。
最近よく来る変なメール、読む気にもなりません。
【1626】[1961]人間の原型は女であるという事実
余談ですが、例の謀略メ―ルが私にも来ました。大変光栄です(笑)。私が30代の時だったか、40すぎていたか、忘れたが、岸田秀氏(ものぐさ精神分析という著作が有名)の本を立ち読みしていて、人間は母親の体内に出来た最初はみんな女で、それが途中で男に変化したり、女のままだったりして生まれてくる、と初めて知り、この事実を知っているのと知らないのとでは、人間についての認識が根本から変わってくると、衝撃を受けた。私のように、良い年になるまで、この事を知らないままで来ている人、あるいは、知らないまま死んだ人間も多いのではないか?こんな重大な事を、学校の理科では、ちゃんと教えているのだろうか?イブはアダムの肋骨から作った、なんていう物語は大嘘で、事実は逆だった。私は、全ての常識が引っ繰り返るのを感じた。女性差別なんて大嘘じゃないか(もともと全員女なのに、差別もくそもない)。岸田氏によると、生物学的に言うと、男は女の変態で、女は男のなりそこないだそうな。性同一性障害などというのも、男に生まれたけれど私は女、という人は、最初自分は女だった、という本能が強い人、という事だろうし、女に生まれたけれど私は男、という人は、自分は本当は男になるはずだったんだ、という本能の強い人、という事ではないかと思う。多分、女だけれど私は男、という人より、男だけれど私は女、という人の方が、ずっと数が多いのでは?と思うが、これも、人間は最初、みんな女だった、という事実ゆえではないかと思う。ここ迄と、全く関係のないような事を言うが、私は、女の優等生というものが、基本的に嫌いだ。私の職場にも、このテのタイプの女はいて、結構同性受けも良いが、私はハナからバカにしている。私の職場では、定期的に勉強会なるものがあり、これが明らかに時間外労働なのに、残業手当を出さない。これについて、前述の優等生女が「当たり前のことだ」と言ったそうな。この事について私は「ほら見ろ、あれはその程度だ、どこが優秀だ」と嘲笑った。単純に言うと、優等生女のダメな所は、男の悪いマネをする所だ。ヒラリ―・クリントンなんてのも、その典型だと私は思う。
【1625】[1960]2016年7月27日に副島隆彦先生講演会(八重洲ブックセンター)が開催されました
SNSI・副島隆彦の学問道場の古村治彦(ふるむらはるひこ)です。
2016年7月27日(水)の午後7時から、東京駅八重洲南口から歩いてすぐの八重洲ブックセンター8階のイヴェントスペースで、『トランプ大統領とアメリカの真実』(日本文芸社、2016年7月)の出版を記念して、講演会(主催:八重洲ブックセンター、協賛:日本文芸社)が開催されました。
今回はこの場をお借りして、当日の様子をご紹介いたします。講演の内容は、後日、本ウェブサッドの「今日のぼやき」の「会員ページ」で詳しくご紹介いたします。
講演会は午後7時(開場は午後6時30分)から開催されました。開会時間になると、用意された100席の椅子はほぼいっぱいになりました。
講演会では、副島先生は、たくさんの写真を使い、「ドナルド・トランプが大統領になるのはどうしてか」ということを、語りました。時には爆笑も起き、政治漫談というものがあるとすればこうなんだろうと思いながら、私は聞いていました。
講演会は午後8時15分まで続き、その後、15分ほど質疑応答が行われました。質疑応答の後、『トランプ大統領とアメリカの真実』へのサイン会が行われ、ここにもたくさんの方が列を作っていました。
講演会は熱心な観客の皆さまの熱意と副島先生の副島節が一緒になって、素晴らしいものとなって終了することが出来ました。
今回、ご出席いただけなかった方は是非、機会をとらえて、副島先生の講演会にご参加ください。また、『トランプ大統領とアメリカの真実』をまだお読みになっていない方は、是非お読みください。現在のアメリカ政治を理解するためには必読の一冊です。
また、今年5月29日に開催しました定例会(講演会)のDVD『アメリカ名物「トランプ・ポピュリズムの嵐」と最新の世界情勢』が発売開始となりました。こちらもよろしくお願い申し上げます。
※DVDのお申し込み は こちらからお願い致します。
(終わり)