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Loginはこちら【1684】[2021]トランプが、「現に不正選挙が行われている」と演説した。
副島隆彦です。 今日は、2016年10月19日です。
私が、一昨日(おととい)17日に、下 ↓ の 「2018」番に書いたとおり、アメリカの大統領選挙で、不正選挙=投票数操作 ( rigged elections リグド・エレクション、voter fraud ヴォウター・フロード )が、行われている。
期日前投票が始まっているから、すでに、着々と、不正選挙が、ドナルド・トランプを絶対に負けさせる、という 動きで、実行に移されている。 11月8日の投票日を、待たないで、この巨大な犯罪行為が、実行に移されている。
このことを、一昨日(現地では17日)の、 Trump Rally Green Bay , Wisconsin ウイスコンシン州のグリーン・ベイ市の トランプの演説の中で、力を込めて糾弾している。
このウイスコンシンは、「激戦州 swing state」ということになっていて、あの裏切り者の、共和党下院議長で若造の ポール・ライアン Paul Ryan の選挙区だ。ここでも、そのヴォウター・フロードの コンピュータ装置の作動(犯罪行為)が、始まっているということだ。
それを阻止するために、トランプたちは、知能と人材の限りを尽くして、動き出している。 不正選挙=違法な投票数の操作 さえなければ、トランプの圧勝だ。アメリカ国民も、皆、そう思っている。
トランプが言い続けている、crooked Hillary ( クルッキド・ヒラリー。ゆがんだ根性の、性悪女=しょうわるおんな=のヒラリー)の支持者たちも含めて。
(転載貼り付け始め)
●「 トランプ氏、米大統領選で「大規模な不正投票」と主張 」
AFP=時事 2016年10月18日(火)
米大統領選で、支持率の低下や相次いで浮上する性的暴行疑惑に直面している共和党候補、ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏は17日、大統領選で「大規模な不正投票」が行われているとの持論を改めて展開した。
本選までわずか3週間を迎え、トランプ氏は選挙制度に関する批判を強めており、同氏が敗北した場合に騒乱を生む恐れを懸念する声 が上がっている。同氏のこの訴えについては、(副島隆彦注記。 共和党本部の)共和党員らは断固否定している。
同氏はツイッター(Twitter)に、「当然のことながら、大規模な不正投票が選挙日当日とそれ以前にも起こっている。 共和党指導部は、今起きていることをなぜ否定するんだ? 本当にうぶ(ナイーブ)だ! 」 と投稿。不正投票の根拠については明示していない。
一方、共和党の副大統領候補マイク・ペンス(Mike Pence)・インディアナ(Indiana)州知事は、16日、CBSニュース(CBS News)のインタビューで火消しに動き、「共和党陣営は、選挙結果は絶対に受け入れる」との考えを示した。
●「 エクアドル、アサンジ氏のネット回線切断 滞在先の在英大使館で」
ロイター 2016年10月18日(火) ワシントン
内部告発サイト「ウィキリークス」は、17日、ロンドンのエクアドル大使館に滞在を続けるサイト創設者のジュリアン・アサンジ容疑者が、インターネット回線を切断されたと明らかにした。
声明によると、米大統領選の民主党候補ヒラリー・クリントン氏が米金融大手向けに行った講演内容に関する電子メールを、ウィキリークスが16日に公表した直後にエクアドル政府が回線を切断したという。
スウェーデンでの性犯罪事件に関する取り調べのため、同国への移送が求められているアサンジ容疑者は、移送を回避するため、2012年6月にロンドンのエクアドル大使館で政治亡命を申請。大使館を出れば身柄を拘束されるため、現在も大使館内にとどまっている。
エクアドル政府(副島隆彦注記。南米大陸の北で、太平洋側にある。歴史的に反米(はんべい)左翼政権である )は、アサンジ容疑者の言論の自由を保護する立場を取っている。が、この問題をめぐって米国と関係は緊迫している。同国のコレア大統領は、米大統領選でクリントン候補を支持すると表明している。
● 「「米大統領選は八百長」= 言い訳? 批判強まる-トランプ氏 」
時事通信 2016年10月18日(火)
17日、米ウィスコンシン州で演説する大統領選共和党候補のドナルド・トランプ氏(AFP=時事)
米大統領選の投開票が約3週間後に迫る中、劣勢を巻き返せない共和党候補ドナルド・トランプ氏(70)が「大統領選は八百長だ」と声高に唱え始めた。負けた場合の言い訳づくりとやゆする声が出る一方、選挙への信頼を損ないかねないと批判も強まっている。
「これは八百長選挙( rigged election ) だ。メディアが選挙を不正に操作しようとし、投票所でも不正が行われようとしている」。トランプ氏は17日、ウィスコンシン州で開かれた集会で、政府やマスコミが結託して、自分を追い落とそうとしていると訴えた。
こうした見解には、ライアン下院議長の事務所が「開票結果を信頼する」とのコメントを出すなど、共和党幹部は否定的だ。しかし、トランプ氏はツイッターで「もちろん不正は大規模に行われている」と反論。「なぜ党幹部は否定するのか。あまりにナイーブだ」と一歩も譲る気配はない。
トランプ氏が「八百長」論を主張するようになったのは、過去のわいせつな言動が相次いで報じられ、民主党候補ヒラリー・クリントン前国務長官(68)との差が開き始めてからだ。クリントン陣営幹部は「負けつつあることを悟り、制度のせいにしようとしているだけだ」と切り捨てる。
ただ、米メディアによると、トランプ氏の主張に共鳴する支持者も多く、民主主義の根幹をむしばみかねないとの懸念も強い。敗北した場合にトランプ氏が結果を受け入れない可能性もあり、オハイオ州の選挙事務を仕切る共和党出身の州務長官は「無責任だ」とトランプ氏を批判した。(了)
(副島隆彦注記。 急いで、上記の 「オハイオ州の選挙事務を仕切る共和党出身の州務長官」というのが、すでに不正選挙を実行していて、ARISTOS System を作動している。トランプ陣営は、全米の各州にいる、 選挙管理委員会のトップの連中(わずか数人ずつ)だ)を、厳しい監視下において、彼らの犯罪の弱点と証拠 を見つけ出して、満天下に暴き立てるべきだ。副島隆彦の注記終わり)
●「 トランプ氏主張の選挙不正「あり得ない」、米共和党弁護士が批判 」
ロイター 2016年10月18日(火)
米大統領選の共和党候補トランプ氏が「大統領選挙で不正が行われている」と主張していることについて、共和党の弁護士らが、「不正はあり得ない」と述べ、「根拠のない主張は有権者の不安を煽り危険だ」と批判した。トランプ氏は16日、投票所で不正が行われているとツイッターに投稿。ただ、具体的な根拠は示していない。
共和党の選挙関連弁護士のクリス・アシュビー氏は、トランプ氏の主張には「根拠がなく、危険で不安を煽る恐れがある」と指摘。アシュビー氏はインタビューで「選挙が操作されていると主張するのは、あなたの投票は意味がないと有権者や支持者に言うことになる」とし、「トランプ氏の発言は投票について不安を煽っている」と述べた。
来月8日が投票日の大統領選挙は、すでに多くの州で期日前投票や郵便による投票が始まっている。共和党全国委員会の主任弁護士を務めたマーク・ブラデン氏はインタビューで、「選挙システムはさまざまな不正を防止する措置が講じられているとして、全国レベルの投票操作はあり得ない」と語った。
●「 トランプ氏は「泣き言を言うな」 オバマ大統領が痛烈批判 」
AFP=時事 2016年10月19日(水)
(副島隆彦割り込に、注記。 下 ↓ の オバマ大統領の、自分を守るために、ウソつきに転落して、眉毛が下に下がって薄ら笑いを浮かべて語る、情けなさそうな顔を、私たちは、じっと見るべきだ。 )
米首都ワシントンのホワイトハウスでマッテオ・レンツィ伊首相との合同記者会見に臨むバラク・オバマ米大統領(2016年10月18日撮影)。
「米大統領選で不正が行われている」とする共和党候補ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏の主張について、バラク・オバマ(Barack Obama)大統領は18日、「無責任な泣き言だ」と一蹴した。
【写真3枚】オバマ氏の発言に聞き入るレンツィ首相
数々のわいせつ疑惑や世論調査での支持率低下で苦しい選挙戦を強いられているトランプ氏は、ここ最近の動向を見る限り、さらなる焦土作戦(しょうどさくせん)に踏み切るとみられている。
トランプ氏が米大統領選で不正行為が横行しているとする危険な陰謀論を声高に訴えていることを受け、オバマ大統領は、訪米中のマッテオ・レンツィ(Matteo Renzi)伊首相を前に、外交儀礼さえも取り払い、痛烈なトランプ氏批判を展開した。
オバマ大統領は合同記者会見の場で、「私の人生で、あるいは現代政治史の中で、投票が始まってもいない時点で、選挙やその過程に疑惑の目を向けた大統領候補など、一度も見たことがない。前代未聞だ」と述べた。
「無責任な話だ…大統領(になる者)に期待するようなリーダーシップと強靭(きょうじん)さが全く見えてこない。試合が終わってもいないのに、もう泣き言を言い始めるなんて。
物事が自分の思うように行かなかったり、負けたりした際に他人を非難し始める人物には、この仕事に求められる素質はない。トランプ氏には、泣き言を言うのをやめて、票を獲得できるよう自分の主張に専心すべきだと忠告したい」
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。 オバマは、初めから、8年前の、突然、立候補で登場、当選、就任の時から、ずっと操(あやつ)られてきた、何の力も無い黒人男だ。私、副島隆彦は、8年前に、そのように書いて、オバマの仕組まれた育成、登場(ズビグニュー・ブレジンスキーが飼育した)、登場のことを自分の本、数冊に書いて説明してきた。
このように、アメリカ政治は、現在、激しい緊迫の渦の中にある。私、副島隆彦は、日本人に、大きな枠組みの中の真実を、伝えるために、自分の生命エネルギー燃焼させている。
トランプのこの真実の演説、発言 を、押し殺して、現在の権力を握りしめる者たちが、あんまり悪事を続けると、本当に、アメリカ革命の第二回目が始まる。 真面目で、真剣な、優れたアメリカ国民の熱意と信念を、甘く見ていると、それこそ、お前たちこそ「泣き言を言う」ことになる。
不正選挙という権力犯罪( power crime パワー・クライム)を、自分たちが追い詰められて決行しているのだ、 と オバマの顔に書いている。お前こそ、「泣き言だ」。この重要な時期に、やはり、アメリカ政治の重要な構成要素の役者として、現職の大統領という立場で、出てくるものだ。 「現職で、権力を握っている者たちが、強いのだ(何でもする)」という近代政治学の法則 が当て嵌(は)まる、と 彼らは信じている。
副島隆彦 記
【1683】[2020]ヒラリーもトランプも消える第三のシナリオ
[2020]MONEY、VOICEにカレイドスコープのメルマガ2016-8-20第169
号パート1の一部抜粋よりという記事がありました。一部引用
国家安全保障大統領令第51号(通称、Drective51)
これは、米国の人口、インフラ、環境、経済、政府機能に影響を及ぼす
ような、異常レベルの重大事件や、付随的事件も含めた(破壊的な非常事態)
が起こったときに発動されることになっています。グローバルエリートの
シナリオでは複合的イベントによって、米国のカオスを引き起こし、
大統領に無制限の力を与える(Drective51)を発動させて事態の収拾を図る
も、それが終わった後では、米国は全く別の国になってしまうのです。
ヒラリー、トランプのどちらかが、一般投票によって大統領に選出された後
(Drective51)を発動できるような非常事態を演出することです。
どちらが大統領になっても、どちらも大統領にならなくても(Cプラン)は
成功するのです。引用終り
副島さん、(Drective51)とはどういうものですか?こんなものが本当に
有るのですか?教えてください。お願いします 会員No1035中野
ヒラリーもトランプも消える第三のシナリオ
【1682】[2019]マンチュリアン キャンディデート
澤田正典です。今日は平成28年10月7日です。もしこの書き込みが、全くの的外れであったら、是非消してください。
もしかしたら、「ヒラリー・ロダム・クリントン及びクリントン家」こそが、マンチュリアン・キャンディデートなのではないですか?中国、朝鮮、日本、最後はアメリカ合衆国が、呑み込まれつつある。
先の大戦も、今のシリアの状況も、そのように考えると、一通りの説明が付きやすい。日月神示に「北からざぞと申してあろがな」とあり、その意味が私はなかなかわからなかったけど、そのままの意味であるならば、今はわかる。
私たち日本人は、アメリカ合衆国の良識的な国民達と共闘できると思う。私はトランプ大統領の誕生を心から祈ります。日本国内の企業経営者の皆様にとっても、トランプ大統領の誕生こそがポジティブな未来につながると思います。トランプ大統領が誕生すれば、大難は小難になります。必ずトランプ大統領が誕生します。アメリカ合衆国の国民の皆様、顔晴れ!!!
澤田正典 拝
【1681】[2018]米大統領選。追い詰められたヒラリー派は、不正選挙(投票数の操作)をやると決めた。緊急事態だ。
副島隆彦です。今日は、2016年10月17日(月)です。
アメリカの大統領選挙で、激しい逆流 backwater の動きが起こった。これは、私たち(アメリカ国民と、他の世界民衆を含む)の目に見えないところで、着々と仕組まれて、決定された。 それは、先週10月10日(月)の早朝である。アメリカ現地では、第2回の大統領候補者討論会( 2 nd debate )が有った直後だ。
アメリカで、激しい反革命(カウンター・レヴォルーション)あるいは、クーデターの先制攻撃の動きが始まった、ということだ。 圧倒的に強い候補で有るドナルド・トランプは、一気に、包囲網 ( under siege アンダー・シージ)の中に置かれた。
それでも、トランプは、負けない。
アメリカ革命(独立戦争、1776年開始 )の伝統に従い、優れたアメリカ国民と共に闘い続けるだろう。以下に、この一週間に何が起きたかを、先を急ぐので、箇条書き(ポイント・フォーム)で書く。資料の提示とか、あとで、まとめて載せる。 今日は載せられない。
急激な、アメリカ政治の変化の中で、この数日の動きを、私は調べていた。すると、以下の、オハイオ州(最大の激戦区とされる)シンシナチ市で、10月13日に、トランプは、2万5千人の聴衆、支持者を集めて、演説をしている。 You tube の動画で、日本からでも、どれだけでも自由に見ることができる。
(転載貼り付け始め)
Full Event: Donald Trump MASSIVE 25K Rally in Cincinnati, Ohio (10/13/2016) Trump Cincinnati Speech
RBC NETWORK BROADCASTING
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。 連日のトランプ集会の アメリカ国民の結集ぶりは、見事である。
以下は、一昨日、10月15日の 東部のニューハンプシャー州のポーツマス(あの日ロ戦争の交渉と条約のポツーマスの町)で 同じく2.5万人を集めた集会があってその様子の You tube である。
英語が分からなくていいから、じっと、画面を見ていてください。早口で、アメリカ人が話すと、日本人は聞き取るのが大変だ。それでもじっと聴いていると、なんとか分かる。私たちは、この「言語の壁」を何とか越えて、今、アメリカで何が起きているのかを、直接、自分で見なければいけない。ここでも、演説するトランプと共に、 「ヒラリーを逮捕せよ、投獄せよ」 “Lock Her Up ! ”(ロック・ハー・アップ)の、参加者全員による、大合唱(チャント)と怒号が聞こえる。
アメリカ全土で、今、ずっとこういう感じだ。それが、日本国内には、全く何も報道されない。おかしな国だ。日本国民は、アメリカの属国(トリビュータリー・ステイト)のまま、目と耳を塞(ふさ)がれたまま、「ヒラリー支持率48% トランプ36%」という 巨大なウソの報道ばかりを、聞かされている。
私は、一昨日、私の恒例の金融本である 今度の新刊書「ユーロ恐慌 この冬にヨーロッパ発の金融恐慌が起こる」(祥伝社刊、11月6日発売)を書き上げた。苦しい状況の中で、自分が手に入る情報と知識を結集した。 それでは、以下に、この1週間に起きたことを箇条書きする。
1.アメリカの最高権力者層( 今回は、101歳のデイヴィッド・ロックフェラーとキッシンジャーは、中立となって、力を失った)である、軍産複合体=軍需産業 と ニューヨークのグローバリスト大企業群の経営者たち、4大メディア、FoxNews を除く。ワシントンの官僚たちが、「トランプ大統領だと、アメリカは一気に弱体化して、ロシア、中国の台頭を阻止できない」と決断した。 それで、10月9日の第2回討論会の直後、クーデターを発令した。
2.11月8日に、不正選挙 ( rigged election リグド・エレクション、voter fraud ボウター・フロード)を、何が何でも実施する、と決めたようだ。不正選挙とは、各州ごとの投票結果の最後で、コンピュータをいじくって投票数を操作する。そして、その接戦州(せっせんしゅう)の勝ち負けをひっくり返す。
2010年のアル・ゴアとジョージ・ブッシュの時に、フロリダ州でこれを行った。
本当はアルゴアが勝っていた。それをねじ曲げた。それでその後、2ヶ月間、アメリカ政治は、揉(も)めにもめた。これと同じ事を今度もするだろう。
3.不正選挙のマシーンの名を、ARISTOS system(アリストス・システム)と言う。日本にも、10年前からその一種で有る MUSASHI (ムサシ)というマシーンが導入されている。
4.ゆえに国際社会は、アメリカ合衆国に、国際選挙監視団 を派遣するべきである。これは、冗談ではない。真剣に考えるべきだ。「まさか先進国で、大がかりな不正選挙が行われるなんて」と、驚く人間は、真に知能の高い人ではない。権力を握っている犯罪性の人間たちはこういうことをする。ヒラリー派の日本側の勢力も、同じことをやってきたので、問い詰められたら、苦しそうな顔をして、顔をゆがめて俯(うつむ)く。
5.アメリカ国民のトランプの支持は、圧倒的である。80%以上が、トランプ支持だ。アメリカの根性のある、自力で生きることを知っている、誇り高い人間は、特に男は、ほとんどがトランプ支持だ。 トランプと共に、アメリカの政治を変えようとしている。
リバータリアン的で、ポピュリスト(民衆主義)で、アイソレイショニスト(アメリカは世界を支配しない主義)の 優れたアメリカ人は、全員、トランプがいい、と判断している。この決断は、強固である。
6.たとえ女でも、黒人でも、マイノリティ(外国人種の移民系)でも、立派な人間は、すべてトランプ派だ。見識のある人間はすべて、トランプ支持である。 米民主党(デモクラット)の中でも、バーニー・サンダーズを支持した1200万人の民主党員の中の、真のリベラル派の人たち(多くは、若者、女性たちだ。「自分の息子が戦場に送られたくない」と切実な中年の女性たちも)は、トランプに投票する者がたくさん出る。
7.それに対して、ヒラリーに投票する、というアメリカ人は、5%だそうだ。ヒラリーが好きだ、というアメリカ国民は、今やほとんどいない。変なアメリカ人で人権運動家(ヒューマンライツ・ムーヴメント・リーダー)のような、福祉利権に集(たか)っている者たちや、利権化した大労働組合の幹部たちぐらいのものだ。
だーれもヒラリーが好きだ、というアメリカ人はいなくなった。 それなのに、CNN が、「討論会の結果は、支持率は、ヒラリー62% 、トランプ38% となる」。 一体、どういう 「統計学の成果を応用した、科学的な手法に基づく」なのだ。 CNNが、いつもいつも、この「ヒラリー 62%」という数字を出してくる。
8.インターネット調査の各テレビ局、大新聞社 の支持率結果は、すべて、トランプが、70から80%を取っている。それに対して、ヒラリーは、20%ぐらいだ。この資料は、あとで示す。 世論(せろん)調査会社(pollster 、ポールスター)という会社群が、どれぐらいおかしな、イカサマ集団、謀略会社であるか、が分かる。今やアリストス・システム社と同じ犯罪組織である。 彼らの真実が満天下に暴かれなければいけない。
9.トランプが、10年前、20年前に 無理矢理キスをして、女の体を触った、という攻撃を、一斉に掛けてきた。ニューヨーク・タイムズ紙が、一面、トップで、この「トランプ氏が女性に性的嫌がらせ」を載せた。
ワシントン・ポスト紙もひどかった。 それに呼応して、ABCも、CBS、NBCの3大ネットワークが、11日から、トランプ攻撃の火ぶたを切った。一番、悪質なCNNは、言うを待たない。
ニューヨーク・タイムズ紙が、登場させた、最近の数人は、トランプが会ったこともない女たちだ。そういう女たちを次々に、ファースト・クラスの飛行機に乗せて、ニューヨークに連れてきて、ニューヨーク・タイムズ社の本社で「秘密の記者会見」(笑)をやっている。 この女性たちの、家族、従兄弟とかから、「カネで買われたあのだ、信じないでください」という投稿文まで出てきた。 トランプは、ただちに、ニューヨーク・タイムズ紙を、「虚偽の報道と、名誉毀損(ライベル・スート)」で訴えた。トランプの弁護士たちが、急いでその証拠を集めただろう。
10. このように、体制メディアを使って、トランプに対して、 character assassination キャラクター・アサシネイション、人格破壊攻撃(じんかくはかいこうげき)を、一斉に掛けてきた。
日本でも、つい最近、都知事選で、鳥越俊太郎(とりごえしゅんたろう)に対して、この「20年数前に、女性に無理矢理言い寄った。女性の体を触った」攻撃をし掛けた。その少し前には、舛添要一(ますぞえゆいち)への、人格破壊攻撃も行った。都知事としての出費の経費としてすべて計上されていたのに。桝添は、何の違法行為もしていない。
11. そのまえの、2009年、10年の 鳩山・小沢政権に対しても、 同じ破壊攻撃をやった。私たちは、あの頃、それを毎日、テレビと新聞で見ていた。 日本のメディア( NHKも含めて6社、新聞5社の 11社の体制。この裏に、電通、共同通信とかがいる)が、どれほど穢(きたな)い、鳩山・小沢への泥の塗りつけ攻撃(スニーア・アッタク)をしたことであったか。日本のテレビ、新聞の世論調査で、「鳩山政権の支持率13% 」とか、をずっとキャンペーンとして張った。毎日、毎日、本当に、ひどいものだった。彼らは、アメリカのCIAの追うことを聞いて動く、アメリカの手先、子分だから、「上に倣(なら)え」で同じ事をする。
こういうことを、犯罪性の人間たちは、やる。どこの国でも、こういうことが、ずっと起きてきたのだろう。人類の歴史は、こういう 汚(よご)れた人間たちによる、権力の簒奪(さんだつ)の歴史だ。今の日本の安倍政権が、まさしくそうだ。
12.トランプが圧倒的にアメリカ国民の支持(真実は、80%ぐらい)があるものだから、「このままでは、自分たちが負ける。これまで握りしめてきた権力を、オレたちは、本当に手放さなければいけなくなる」 と、追い詰められて、焦って、それで、なりふり構わず、クーデターの手法に出てきた。
13. 第2回討論会(10月9日、現地)で、トランプ側が、4人の女性を緊急に、会場に連れてきて、一番前の席に座らせた。討論会の1時間前に、トランプが、その女性たちと並んだ、記者会見をした。彼女たちは、ビル・クリントンが、アーカンソー州知事だった(30年ぐらい前)ときに、強姦した女性たちだ。
この女性たちは、本物だ。ひとりは10年前に8百万ドル(8千万円)ぐらいで和解(示談、じだん)に応じた女性だ。この女たちの存在が、第2回討論会の雰囲気のすべてを、支配した。
アメリカ国民の、中学生も高校生も大学生も、テレビで見ているところで、あなたたちの大統領だった男は、こういうことをした人だったのだ、と教えた。トランプ陣営(キャンプ)からの、この激しい反撃に遭(あ)って、ヒラリー勢力( 「アメリカは、戦争をするしかないんだ勢力」)は、怒りを爆発させた。
もう、このままトランプの進撃を続けさせたら、自分たちが、本当に危なくなる、と焦った。 それで、前述した、(1)不正選挙 と、(2)トランプへの人格破壊攻撃(キャラクター・アサシネイション)の2つを仕掛ける、と 決断した。
14.トランプは、その夜(現地、9日、深夜)、自分の選対(せんたい、陣営 camp )の幹部たちと話して、「一斉攻撃が、掛かってくるようだ。こうなったら、自分たちの勢力だけで戦うしかない」と決断した。
15. 共和党の幹部である、ポール・ライアンが裏切り行動に出た。ポール・ライアンは、まだ45,6歳の若造のくせに、下院議長(ハウス・スピーカー the House Speaker )になった男だ。 トレイ・ガウディ議員( ヒラリーの国家犯罪を追い詰めている「ベンガジ委員会」の議長)の同志の老練なジョン・マッカーシー議員が、下院議長になる予定だったのに、ひっくり返された。そしてポール・ライアンが下院議長になった。このライアンの背後に誰がいて、誰がこの男を育てたのか、を、私は今、調査中で有る。
“ Paul Ryan is “ineffective (leader ) and Maccain (is) foul mouthed . “ とトランプは書いた。 「ライアンは政治家として能力の無い男だ」と切り捨てた。 大事なところでの、判断力が無い。 マケイン上院議員は、ISIS「アイシス、イスラム国」( アメリカ、ヒラリーたちが作って育てた)の頭目である バグダディ と一緒に写真に収まっているような男だ。だから、共和党と言っても、初めから、ヒラリーと同じネオコンで、戦争人間だ。
マケインは、ベトナム戦争中に、戦闘機パイロットで北ベトナム軍の高射砲で撃ち落とされて、ハノイの刑務所(私、副島隆彦は、かつて、ここを見学に行った。アメリカでは、「ハノイ・ヒルトン」と言われて、アメリカ国民には当時、ものすごく有名。捕虜がいつ帰ってくるのかで )に5年ぐらい、解放されるまで入れられていた。トランプは、「牢屋に入っていただけで、英雄というのか」とマケインを、前の喧嘩の時に、からかった。
16.もしトランプが大統領になれず、副大統領候補のマイク・ペンス Mike Pence も失格となると、下院議長が、大統領になる、という国家制度にアメリカはなっている。ということは、ポール・ライアンが、大統領になる、という順番だ。この策略が、水面下で、動き出している。
17.ライアンは、ウイスコンシン州という、五大湖の西の端の州の、日本人なら、「ニッカの宣伝で、札幌、余市、ミルウォーキー」で、かつて有名だったミルウォーキー市があるところだ。ここの親分になっている。
昨日、私は、ウイスコンシン州の現状を、調べたら、動画が出てきた。この14日に、ウイスコンシン州のある市で、ライアンが、「(大統領選よりも)共和党の議題(主張)を掲げて、選挙戦を戦おう」と演説していた。
ライアンが演説している最中に、「トランプへの支持はどうなった」、「おまえは、トランプ候補への態度を、間違っている」と、激しい、抗議の、怒号とヤジが飛んだ。これには、ライアンたち幹部は、辟易して、さっさと演説会場から、逃げるように立ち去った。この程度の男だったのだ。 ライアンの背後で、どういう、政治の駆け引きがあったのか。ライアンは、もう、ダメだろう。家系からしても、遺伝子性の早死にの病気がある。
ウイスコンシン州の 住民、国民、地元民たちは、ライアンにこう言って、野次(やじ)りまくっていた(people shouting 、ピーポー・シャウティング )。 “ What about Trump ? ” “ You turnd your back on him ! ” そして、最後に、 “ Shame on you ! “ 「恥を知れ」と、ライアンは罵(ののし)られていた。
ということは、全米の全ての、選挙区で、今、この大騒ぎが起きている、ということだ。「私は、共和党の決議と大方針に従って、トランプ氏を応援します」と、無難に乗り切るのが、賢い政治家というものだ。 それを、わざわざ、渦中(かちゅう)の火を拾って、「女性の不品行 ( アメリカで、今、流行している grab the pussy 「プッシー =おまんこ=を鷲掴(わしづか)みにする」というコトバ ) をするトランプをもう、支持できない」と、言い出した共和党政治家たちは、自分の選挙区の、選挙民たちから、痛めつけられる。
選挙に受かるために、再度、「トランプ氏を支持する」と言い直した共和党政治家が、それこそ200人ぐらい出ている。 「私は、ヒラリーを支持する」と言ったら、どういうことになるか、考えてみればいい。反党活動の利敵行動で、銃殺刑ものだ。 袋だたきでは済まない。
それをやるぐらいなら、「いや、大きな力が、上の方から掛かってきて、私のような、弱い人間では、どうにもならないのだ」と、内輪の支持者たちの集まりで、泣き崩れて、泣いてみせればいいのだ。態度が、二転三転する 政治家の 変節漢(へんせつかん)を、民衆は許さない。政党をいい加減に、鞍替えする者も、許さない。
18.共和党全国委員会(党 本部)のプリーバス委員長は、何も言わない。発言しない。 トランプ大統領を押し立ててゆく路線で、歩む。 共和党内が、今は、真っ二つのようになっている。 それでも、政治家(議員)は、自分の選挙区が一番、大事だから、自分の選挙区で、「この野郎。お前は、トランプに投票しないのか。それだったら、お前を支持しない。おれ達は、熱狂的にトランプ支持なのだ。アメリカは変わらないといけないのだ」と住民たちから喚(わめ)かれたら、政治家としては、おしまいだ。
19. やはり、この決定的なひと言である、 「それじゃ、お前は、あの極悪女(ごくあくおんな)のヒラリーに投票する、というのか」が出てくる。 共和党の政治家でまともな者は、こういう自分の選挙区の事情が出ているから、トランプ支持で、自分の選挙をまとめるのべきだ。アメリカの連邦議会の、下院議員は、2年ごとに毎回、選挙だ。大統領選と同じ11月8日に投票がある。
上院議員は、6年任期で、三分の一ずつ改選する。このように、アメリカ全土で、大変な状況になっている。 これで共和党は、大混乱で、自滅しつつある、と、簡単に新聞記事が書けない。 民主党も、大混乱で、大分裂の最中(さなか)にある。本当のリベラル派の真面目な党員活動家たちが、反ヒラリーで、大きな声を上げている。
大新聞、ネットワーク・テレビ局 は、10日から、自分たちの商売である、「公平な報道。両者勢力の立場を公平に報道する。事実を冷静に、客観的に報道する」という、ジャーナリズムの有るべき態度を、かなぐり捨ててトランプ抹殺攻撃に出た。。そうしたら、国民からの大きな怒りと反撃が起こって、自分自身の足下が危ない。
大新聞も、テレビ局ネットワークも、国民を敵に回したら、そのあとがコワイ。経営が成り立たなくなる。
20. 「偏向報道がヒドい。もうCNNは見ない」 “ Cut the cable . “ 「ケーブル・テレビの契約を切る」 というアメリカ国民の動きが現に出ている。 それに対して、ケーブル・テレビで競争相手の Fox Channel のニューズ番組が、唯一、報道の公平の立場を守りながら、報道しているので、アメリカ国民の支持を集めている。
22.私は、「日本人は、弱い国民なのだ」と、2週間前の 9月26日の第1回討論会(ディベイト)のあと、考えるようになった。日本人は、弱者(じゃくしゃ)だ。弱い weak ウイークな国民(民族)なのだ。
だから、てっぺん(権力者層)から、一番下の貧困層までが、「ヒラリーさん「で」いい。ヒラリーさん「が」いい」論に圧倒的に、最初から、固まっていた。
今の、トランプへの包囲網(シージ siege)を 知っていたかのように、奴隷化された、弱い人間の集団として、動いてきた。
23.私、副島隆彦が、アメリカの民衆が、トランプという愛国右翼の、経営者(メガ=巨大=不動産業者)で、泥臭い人間の塊(かたまり)のような、民衆の代表を出してきて、闘う、と決めたのだ、と報告したのに、ちっとも日本国内から、この胎動を理解しようとする、動きが出なかった。
24.この5月までの私、副島隆彦が、そうだった。「どうせ、ワル女のヒラリーが勝つんだ。そのように初めから仕組まれているのだ。イヤだなあ」と私も、考えていた。それが、トランプという希有(けう)の恐ろしく頭
のきれる、それも地頭(じあたま)がずば抜けていい、男の出現で、事態が急激に変わった。すべてを牽引(けにん)したのは、実に、この男の能力そのものだ。トランプは、自分の持てる力以外のものには、頼っていない。
指導者(リーダー)になる男(女でもいい)が、しっかりしたら、民衆は、そのあとに、恐(おそ)る恐(おそ)るついて行く。そして、なんとか民衆革命を実現しようとする。1980年代のレーガン大統領がそうだった。今度の、トランプは、「レーガンの再来」とトランプ支持派の中で言われている。
だが、レーガンも、当選した途端に、グローバリスト(地球支配主義者)たちに、取り囲まれて、当時は、デイヴィッド・ロックフェラーの力が、全盛で強かったら、閣僚のほとんどを、いいなりにされた。 政権移行チームの中で、CEA(大統領経済顧問)になっていた、ウイリアム・ニスカネン(今は、リバータリアンの ケイトー研究所の 名誉所長か?)たちは、たった3ヶ月で、イスを奪われた。本当のアメリカ改革派の優れた人々は、政権から追放された。レーガン自身が、「私の自由にはならないんだ」と泣いたそうだ。
「レーガノミックス」というコトバは、このウイリアム・ニスカネンが作ったコトバで、私は、ニスカネン本人からの、訪ねたケイトー研究所で、この本を貰った。今でも大事にとっている。 ああ、これが、生(な)まの政治の世界か。いつの時代もこうだったのか。幻滅(ディス・イルージョン)しかない。
25.日本人は、すべての人が、「ヒラリーさん「で」いい。ヒラリーさん「が」いい。人種差別をしないから(日本人もアジア人で、アメリカでは白人たちから差別されるから)」と、情けなさそうに、ぼつりと言う。日本国内で、いい思いをしている、安倍晋三支持 の金持ち層や、華(はな)やかそうにしている人間たちでも、本当は、属国奴隷(ぞっこくどれい)だから、「日本人は弱者である」に該当する。
26.この 「日本人は弱者である」論は、私、副島隆彦にとってのこれからの研究課題である。「属国・日本論」の流れに沿って、それを発展させる私の新しい研究課題となった。
弱者とは、あらゆる種類の 社会的弱者、情報弱者(じょうほうじゃくしゃ。略称「情弱」じょうじゃく )であれ、身体的な弱者(病弱者)であれ、出稼ぎ移民の地方出身者(私、副島隆彦も地方出身者だ)であれ、日本社会にいっぱいいるのだが、総じて、日本人そのものが、弱者だ。
三島由紀夫は、この弱者が嫌いだった。日本は敗戦後、アメリカの属国にされて、「などち、すめらぎ(天皇)は、人となりたまいし (なぜ天皇は、アメリカに屈服して、人間宣言なんかしたのですか)」と、詠(うた)った。 三島は、「俺は、戦後(のアメリカ支配)と寝なかった」とも言った。そして、45歳で自刃した。 同じように苦悩した、太宰治(だざいおさむ)は、38歳で自殺(心中死)した。
27.トランプが、ポール・ライアンたちのおかしな動きに気づいて、10月10日に、「お前たちは、弱い、 weak だ 」と書いたのは、このことだ。「お前たちが、これまで、散々、私の選挙戦の足を引っ張って、邪魔してくれた。これからは足かせ(英語で何とかという)が外れて、自由に運動ができる」と言った。 この辺のトランプのツウィッターと、演説会場での発言は、そのうち正確に、再現する。
あ、思い出した。 トランプは、 “ The shackles have been taken off me . “ (シャックルズ・ハヴ・ベン・テイクン・オフ・ミー)「拘禁の金具、手枷(てかせ)足かせが、私に掛かっていたのだ」と言った。
トランプは、さらに、「お前たちに、戦いの勝ち方というものを教えてやる」と言った。これが、トランプという男だ。絶対に後ろには退(ひ)かない。自分が、大将(総司令官)だから、自分が退いたら、全軍が負けだ。司令官がしっかりしている限り、スタッフ(幕僚)と将校(ライン)と、兵隊たちは、退かない。 これが、本当の戦場だ。ここからが正念場だ!
28. 私たち日本人は、アメリカ大統領選挙を、「ヒラリー・クリントン氏、優勢。4ポイント差で、トランプ氏に勝っている」とずっと、ウソばっかりの報道をチラチラ見せられながら、頭をやられながら、生きている。あとは、半ば意識的な、潜在意識での負け犬根性と、属国奴隷の習(なら)い性(習性、しゅうせい)だ。
「戦争になりさえしなければ、それでいい。アメリカの属国のままでいい」と、腹の底から思っている。そして、ヒラリーこそは、大きな戦争(ラージ・ウォー)を、私たちの東アジアでも仕掛けようとしている勢力の代表なのだと、知らない。 知識人を気取っていても、バカだから、知らない。
29.私たちが、日本から、「トランプ、頑張れ」と声援を送っても、届かない。世界中で、各国で、知性と見識のある人間、「本当に世の中をよくしたい」と思っている人間なら、ヨーロッパ人でも、アジア人でも、トランプを応援している。
だが、私たちがトランプ、頑張れ、負けるな、と、声援を送っても、それは、届かない。念力(ねんりき)で送るのか? それ以外に、日本で、驚くべき強靱(きょうじん)さを持つトランプという男の出現の凄(すご)さ、を、知った人は、おそらく、私、副島隆彦の本と文を読んだからだろうから、それでいい。
日本から声援を送りたかったら、この 私たちの学問道場のサイトを、今も会員にならないで、タダで、見に来ている人は、そろそろ会員になって下さい。一回だけ、一年だけでいいです。 それで、十分に、気持ちが伝わる。ここに集まっていることの意義を、自分でも、気後(きおく)れすることなく、実感できます。 私が、大切な会員ひとりひとりを、しっかりと大切に、保存し、記憶しています。
30.それが、真に強い人間というものだ。ほんの微(かす)かな、僅(わず)かばかりの志(こころざし)と決意の中に、人間の真価がある。居丈高に威張り腐って、日本刀を振りかざすような真似をしてはいけない。 私たちは、十分に慎重で、注意深い。
「放射能、コワイ、コワイ」の時に、弱さによって団結した、日本の弱者の集団 を私は、見捨てた。現地に真実を見に行って、自分自身が、恐怖感の囚われるように仕組まれているのだとも、知らず、ただ、脅されただけだ。
国民運動は、まず、自分たち自身が、脅されないようにすることだ。原発や放射能ごときを、恐れているな、
と私は、書き続けた。脅されて精神が屈服したら、民衆、国民 の闘いにならないのだ。弱者の団結はダメだ。弱者を組織化してはいけない。
ここが分からないような、知能の低い弱者 すなわち、知能弱者(ちのうじゃくしゃ)たちを、私は、自分の味方勢力だとは、思わないとあのとき、私は決断した。頭の悪い人間とは、付き合ってもいいことはない。
31.トランプの動きを、調べたら、第二回討論会の翌日、10月10日のフィラデルフィア(の一部、Wilks-Barre 市)、ペンシルベニア州 の 集会(rally 、ラリー)という)で、1万5千人の聴衆を集めて、直ちに反撃に出ていた。 会場からは、 「ロック・ハー・アップ !」の他に、“CNN,Fraud ! “ 「CNN、フロード」「CNNは、サギ会社だ。CNNを、叩きのめせ」の大合唱になっていた。
32.10月13日には、上述したとおり、2.5万人を、オハイオ州のシンシナチ市に集めて、ここで、トランプは、ヒラリー・メール問題を、正面から論じて、「彼女は、腐敗した、汚れた人間だ 」“ She is a corrupt person .” だ。逮捕され、取り調べられて、裁判に掛けられて、刑務所に入るべき人間だ。 と 演説した。
33.これは、9月9日の第2回討論会のときに、トランプが、はっきりと、ヒラリーに面と向かって、「あなたは、逮捕されるべきだ」 “ You would be in jail . “ 「ユー・ド・ビー・イン・ジェイル」・・・・・そして、 「私が、大統領になったら、アトーネイ・ジェネラル(司法長官)に命じて、特別検察官(スペシャル・プロセキューター)を任命する。 そして、あなたが国務長官のときにやった、数々の犯罪を調査させる (look into your crime )」 と、はっきりとトランプは言った。
これらの発言は、ユーチューブの ここの下 ↓ の 「 2014番」の 文の中に貼ってある、第2回討論会の 全部(full)の 動画の中にあります。 英語が聞き取れなくてイヤだ、と思わないで、じっと見ていて下さい。そうすれでば、3回目ぐらいで、「あ、ここか」と、分かります。
34. この吃驚(びっくり)仰天のトランプからの、激しい攻撃で、ヒラリーの顔は凍り付いていた。そして、「あなたたちのような下品なやり方はしないで、私たちは、上品に行きます」とようやく、反論した。それだけが、反論だ。ヒラリーは動揺していた。
このトランプからの激しい攻撃に対して、遂に、トランプ包囲網と、 人格破壊攻撃に、前述したアメリカの最高支配層が出た。 すでに、ボケているデイヴィッド・ロックフェラー(来年、失意のうちに死ぬだろう)の意向には、もう従わない、ということだ。 自分たちが生きてゆくためには、こうなったら、何でもやる、と決めた。
ところが、アメリカの最高支配層の一部が、すでに瓦解して、トランプ側に付いた。もう一年間、選挙運動をやって、十分に、支持者が結集して、膨れあがったから、もうトランプ勢力を鎮圧することは、出来ない。
35. これは、ロシア革命で言えば、1917年3月に、軍隊の一部である、ペトログラード守備隊が、社会革命党( レーニンの残虐なボリシェビキに、ではない)について叛乱(はんらん)を起こしたことに等しい。支配階級の一角が崩れた。このことが、泥臭いニューヨーク・マフィアの、東欧移民たちの自衛組織から生まれた勢力の代表であるトランプの動きだ。
ルドルフ・ジュリアーニ元NY市長( 何度も大統領候補と騒がれた人。NYの検察官たちの元締めの検事長だった。本当はニューヨーク・マフィアの大物。その跡継ぎが、トランプだ。 )が、頑強に、トランプ援護の演説をしている。今朝(10月17日、現地は16日 )もテレビで、「私は、ヒラリーを長年、知っているが、彼女が、こういう大嘘つきであるがようやく分かった。その証拠が、ウィキリークスから公開されて、はっきりした」と、発言した。
36. トランプ派の、財界人や、官僚、軍人たち、各州の警察の幹部たち の、結束力の堅さと、強さを甘く見て、このあと、不正選挙(voter fraud 、ボーター・フロード)と、共和党分裂と、人格破壊攻撃で、トランプを葬り去ることが出来ると思ったら、大間違いだ。
そのあと、どういうことになるかを、よーく、考えろ。 アメリカは、内戦状況、革命状況になるだろう。 3億人の人口のうちの、立派な考えが出来る、白人の男たち6千万人を、敵に回して、押さえつけて、騙(だま)くらかして、それで、事態が収まると思ったら、大間違いだ。
女を含めて、アメリカ白人の80%は、トランプ支持なのだ。有色人種(マイノリティ、被差別民。日系人、在米日本人も含まれる)だって、立派な女たちは、 “ Woman for Trump “ の看板を掲げている。 黒人も、“ Blacks for Trump “ を掲げている。中国系の移民たちも、” Chainese for Trupm ” だ。 日系人社会は、もう消えてしまって白人の中に吸収されてしまった。
37.10月16日に、ウィキリークスが第7回目の、ヒラリー・メール関連のメールを公開した。その前の、第6回目のメールを内容を、ここで、詳しく紹介、説明したいが、今日は、やらない。
10月15日(現地)には、 Charlotte, North Carolina シャーロット・ノースカロライナに、1万人を集めて、トランプ集会(rally)があった。このノース・カロライナ州の Burr バーという上院議員は、堂々と、トランプ支持をして集会の演説をしている。ペンシルバニア州の、パット・ツゥーミー上院議員も、トランプ支持だ。
38.ニューハンプシャー州ポーツマスでの集会(2.5万人)のあと、同じ、10月15日の夕刻には、Bangor , Meine 北の方の メイン州のバンガーという市で、2万人を集めて、集会をしている。
39. 10月12日には、フロリダ州のオカラ市 Ocala , Florida で、1.5万人を集めている。冒頭で、トランプが、「こんなに集まってくれて有難う」 “ This is a big crowd . “ と声援に応(こた)えている。10月9日の第2回討論会の前には、同じように、10月5日に、ヘンダーソン、ネバダ州 Henderson , Nevada で、力強い演説をトランプはしている。同日、Reno リノ市でも。 10月6日には、 Sandown , New Hampshire ニューハンプシャー州の サンダウン市で。
40. フロリダのパナマシティでも。 ・・・・これらの会場の様子も書きたいのだが、もうこれぐらいにする。
大州の カリフォルニア(人口2600万人)とニューヨークは、民主党の牙城で動かないようだ。 アリゾナ、アイオワ、ジョージア、ミズーリ州はトランプ優勢、一方、ミネソタ、ニューハンプシャー、ペンシルベニア、バージニア、ミシガン、ウィスコンシン、フロリダ、ノースカロライナ、オハイオが、接戦州で、二転三転している。ノースカロライナとオハイオで大接戦が予想されている。
41.特筆すべきは、10月11日に、オバマ大統領が、ノースカロライナ州の グローンズボロウ Greensboro 、North Carolina で、ヒラリー応援(ヒラリーはいない。第2回討論会のあと、出てこない) の演説をしていた時に、若い男女が、Tシャツの胸に、 “ Bill Clinton A Rapist ” 「ビル・クリントンは、レイピスト(強姦魔)だ」と書いて、立ち上がって、上着のシャツを脱ぎ捨てて、みんなに見せた。
オバマは、唖然として、しばらく演説を中断した。 この二人組は、警備に捕まっただろうが、言論の自由の範囲だから、そのあとすぐに釈放されただろう。アメリカ国民全てが思っていることを、誰かが 表現しなければいけない。
42.10月9日の、第2回討論会の会場に、来なければいいのに、 ビル・クリントンは来ていた。横に、娘のチェルシーもいた。 それで、4人の中年、初老の女性が、「(30年前に)あなたに強姦されました」と、睨み付けるように並んで、座っていた。
ビル・クリントンの顔を、一瞬、1秒にもならないぐらいで、カメラが写した。顔面蒼白で、身動き一つしない。チェルシーは、泣き出しそうな顔をしていた。 おそらく、このあと、ビルが、怒り狂って、「オレが、新しい世界皇帝だ。トランプを、絞め殺してやる」と、それで、トランプとの命をかけた、殺し合いに入ったのだ。
何が何でもトランプを選挙で叩き落してやる。と、生来の犯罪者体質を丸出しにして、子分たちに指令を発したのだ。 これは、権力闘争(パワー・ストラグル)だ。
43.自分の国の大統領は、レイピストだったのだ、と知った、アメリカの青少年への影響は計り知れない。 だから、第1回目は、「全米で、一億人がテレビで見た」と報じたのに、「2回目は、6千5百万人に減った」という記事を出した。 減るわけがないのに。
ヒラリー派のメディアが困り果てたことを示している。いくら、アメリカの大人たちが、「ビルというのは、そういう男だ、恐ろしい裏のある男だ、と知っていたよ」と、言っても、子供たちは、知らない。初めて知った、だろう。
44. だから、「 政治は、公共、公開の場、人々が見ている前でやれ」という、デモクラシー democracy の 根本に関わる事態が、こうやって、生まれた。 公共(こうきょう)、公(おおやけ)、public パブリック とは何か、について、私は、今日は書かない。詳しくは説明しない。
公私混同の、「公私(こうし)」の「公(、こう、おおやけ)」という意味を、日本国民は、正確に知らされていない。
公私(こうし)の、公のことを、「国家とか、体制」の意味で、「公(こう)が私(わたくし)」に優先するのだ、と、バカなジジイ評論家の西部進(にしべ・すすむ)というのが、昔書いていた。バカを言うな。 公 in public イン・パブリックとは、「 人々の目の前で」、「人々が居るところで」、という意味だ。
45. アメリカ人とアメリカの歴史(たった建国240年というが) の偉大さは、この「(国民)政治は、みんなの見ている前でやれ」、すなわち、「国民の目の前でやれ」と、いうことを知っていることの素晴らしさだ。どんなに、みっともなくていいから、みんな(国民)の前でやれ、だ。隠れてコソコソやるな、だ。
46.トランプ熱烈支持の女の テレビ司会者や、女評論家たちが FoxNews のチャンネルを中心にして 頑張っている。男よりも、女の方が、いざとなったら、信念が堅いから、強い。男は、どこかでフニャフニャと弱くなる。
戦いに負けて首を刎(は)ねられる恐怖が、男たちの体に、遺伝子となって染みついているからだ。 女は、強姦されて、そのあと売り物になれば売られたり、敵の奥様、女房になればいい。 彼ら、トランプ派の女性有名評論家、言論人たちの様子もお知らせしたいが、今日は、出来ない。
47. 考えたら、2ヶ月ぐらい前に、改めてトランプ支持を表明して出てきた、あのクリント・イーストウッド(映画俳優で、監督。リバータリアン。「続・荒野の用心棒」と「ダーティ・ハリー」) が、「今のアメリカ人は、pussy generation プッシー・ジェネレイションだ。ふにゃふにゃの、ふにゃチン 国民だ。 トランプの出現が、ふにゃチンを止められる最後のチャンスだ」と言った。 まさしく、このとおりだ。
アメリカ国民のど根性の 正念場が、迫っている。 私が、尊敬する、パット・ブキャナンも、トランプを応援して、「これが、アメリカにとっての最後のチャンスだ」と言っている。パット・ブキャナンの、2000年の大統領選挙のワシントンの事務所まで、私は訪ねて言った。このときは、ロス・ペロウの 改革党 から立候補していた。予備選で敗退した。この時、トランプもこのロス・ペロウの第3党(インデペンデント)から、出ようとしたのだ。
48. もし、ヒラリー派(ネオコン勢力、世界戦争勢力)が、不正選挙(投票数の犯罪としての、操作、改変 voter fraud ボーター・フロード )をやったら、そのときは、アメリカは、暴動(ライオット)が起きる。それは、貧しい黒人たちという 社会的弱者 が、街頭で暴れるのではない。本物の、アメリカの白人の大男たちが、暴れ出すのだ。
決して、下層の労働者階級の男たちだけではない。金持ちも、自営業者もいる。決意の固い女たちもいる。アメリカ憲法修正第2条 the Second Amendment 「人民の権利として武器を携行する権利」 と 憲法に明文のある「いざという時には、ミリシア(武装民兵)となって、愚かな政府を打倒する権利(普通は抵抗権と訳す)をアメリカ国民はもつ 」を、伊達(だて)や酔狂(すいきょう)で、トランプ派が、強固に主張しているのではない。
NRA(エヌ・アール・エイ、 ナショナル・ライフル・アソシエイション、全米ライフル協会)は、一番早くに、トランプ支持を打ち出した団体だ。
こうなったら、命懸けの闘争になる。 これはだたの暴動ではなくて、革命だ。誇り高いアメリカ独立革命(独立戦争でもあった)の第2番目の始まりだ。 そうなったら、日本から、私も、はせ参じなければならなくなる。フランス人のラファイエットたちが、アメリカ独立革命に、国際義勇軍(ぎゆうぐん、ボランティーア)となって参加したように。
貴族のラファイエットだけではない。多くの、10代のフランスの若者たちが、自ら義勇兵(ボランティーア)となって、アメリカに渡ったのだ。 サン・シモンとか。
あ、そうなると、私、副島隆彦は、銃の取り扱い方も、撃ち方も知らない。困ったなあ。
1997年に、アメリカのコロラド州の アスペンまで、私は、本を読んで尊敬していた、過激(、左翼、急進リベラル派)評論家のハンター・S・トンプソン(5年前に死んだ)を訪ねた。そのときに、彼の住居である牧場(ランチ)で、銃を撃たせてくれた。その時ぐらいしか、私の銃の経験はない。
あのとき、ハンター・S・トンプソン自身も、リバータリアン になる準備をしていたのだ、と 今になってよく分かる カウボーイ姿で、銃を構えて、危険なアメリカの民族右翼のように立っている表紙 の本が、そのあと出た。 私は、彼から記念に貰った本の、真ん中に、彼が、銃でバーンと穴を開けてくれたのを、今も後生大事に持っている。
それでも、動かなければならないと時は、動く。日本国内であっても動く(日本では、銃は要らない)。その時は、慎重に、よくよく考えて動く。自分の人生の指針に従って、注意深く動く。だから、私、副島隆彦から、「同志の認定 」を貰っている人たちは、ここぞとばかりの時は、集まりますから、来てください。病院や老人ホームで死ぬことばかりが、人生ではないでしょう。
今日は、これだけ書いておけばいい。
大統領選挙の投票日、11月8日、まであ23日だ。 読書の時間のある人は、トランプ軍が一挙に包囲された記念すべき10月11日に発売された、私の 「ロック・ハー・アップ ! ヒラリーを逮捕、投獄せよ」(光文社刊)を買って読んで下さい。
ヒラリーを逮捕、投獄せよ Lock Her Up ! ロック ハー アップ
11月20日の 鳩山由紀夫元首相をお招きしての、私たちの定例会(自力の講演会)にも結集して下さい。まだ席はあるそうです。
↓定例会お申込みはコチラ↓
http://soejima.to/cgi-bin/kouen/kouen.html
副島隆彦 拝
【1680】[2017]祝、新潟県知事選挙
今回の米山くんの勝利は、米国による唯一の日本国民政治家田中角栄首相抹殺、官軍(薩長軍)による長岡藩(新潟)蹂躙に対する反撃の狼煙(のろし)である。
【1679】[2016]小林よしのりのアンチ・シン・ゴジラ論に反論する
相田です。
これは映画板に書くつもりでしたが、小林よしのりが、相変わらず反シン・ゴジラのプロパガンダをやってるので、ここ重掲で、以下に引用の上で反論します。映画「シン・ゴジラ」の公開とその後の一連のアフターマスは、2016年を代表する事件の一つだといえます。まだしばらくは上映されるみたいなので、観ていない方はリアルタイムで体験してみるべきです。(今日は菅官房長官も見たというニュースがネットに載ってました)
(引用はじめ)
愛国心むき出しの国家主義的リメイク
小林よしのり
『シン・ゴジラ』のアメリカでの映画評は、かなり厳しい。
「愛国心むき出しの国家主義的リメイク」
「おしゃべりが過ぎる」
「日本のひどく不快な軍国主義の過去が蘇る」
「セリフが多く、ゴジラのアクションが少ない」
「会議室での会話が多過ぎてわかりづらい」
「大量の地名や登場人物の肩書きがスクリーン上に現れる」
「アメリカ人が傲慢で高圧的に描かれている」
石原さとみの英語力が「説得力に欠ける」
「米公開の際には英語の吹き替えが必要かも」
相当にフラストレーションが溜まる映画だったようだ。
しかしこの評価、まるでわしの評価と同じではないか。するとわしはアメリカ人のメンタリティーに近いのか?だがわしはナショナリズムが強い人間だと日本では思われていて、わし自身もそれを自認している。そのわしが『シン・ゴジラ』はオタクの無意識の国家主義だと批評した意味を考えた方がいい。
(引用おわり)
相田です。小林よしのりの反論は私には理解に苦しむ処が多いが、アメリカ人に受けないことがそんなに大問題なのかね。あの映画は映像自体は別に大した物ではないよ。所詮CGをちょこっと使った特撮に過ぎないしさ。だけども、映像の裏ある「憑きモノ」が我々日本人には強烈なインパクトがを与えるのだ。あの「憑きモノ」は、3.11を経験した日本人の深層心理に刻まれたモノなので、反応せずには居られないのだ。普通の映像であっても観る者の印象を増幅するように、シン・ゴジラは計算されてつくられている。
そんな映画を外国に持ってっても受けないことは、最初から明らかじゃん。3.11を知らない外人には「憑きモノ」なんて見えないよ。
そもそもが最初のゴジラにしても、東京大空襲と広島、長崎の原爆被害と、ビキニの水爆実験への恐怖と抗議を、モチーフとして作られた映画なのではないか?最初から強い「反米」 主張が込められていたんだよ。怪獣が暴れまくるから相手も深く考えなかっただけで。シン・ゴジラはその第1作のモチーフを純化させている訳だからさ、アメリカ人が観ていて気分良くなる筈がないだろう。
そんなにアメリカ人の御機嫌を取るのが大事なのかね?サブカルが絡むと、いきなり主張がポチ化するのは一体どういうことかね?
(引用はじめ)
そのわしが『シン・ゴジラ』はオタクの無意識の国家主義だと批評した意味を考えた方がいい。
(引用おわり)
小林よしのりは、この映画の解釈を間違えている。小林は世代が違うので知らないのだろうが、シン・ゴジラのテーマは庵野監督が大ファンだった、昔の特撮テレビ「帰って来たウルトラマン」の、いくつかのストーリーを組み合わせて作られている。
別に私はサブカル評論家になるつもりなどないが、怪獣の名前だとグドンと、シーゴラスと、テロチルスが登場する話になる。この時の話はいずれも前後編2週になっており、1週目の終りでウルトラマンが負けるか怪獣を倒すのに失敗して、次の週には怪獣が東京を蹂躙して廃墟にするという、恐ろしい展開だった。最後はウルトラマンが怪獣をやっつけるので救われるのだが、小学生の子供にはテレビを見ながらすごく怖かった記憶がある。月に一回くらいは東京が滅茶苦茶になるのに、いつの間にか復旧してるなあ、とか番組を見ながら疑問を感じたものだった。
これらの前半部のあまりにハードな展開に子供が引いてしまったため、しばらくして、ウルトラマンのピンチの時にウルトラセブンが助けに来るという、テコ入れがされて人気が復活したらしい。さて、怪獣の事は別にどうでも良く、大事なのは、この時期のウルトラマンの一連のシナリオを手がけたのが、上原正三さんという沖縄出身の脚本家だったことだ。
上原氏は太平洋戦争の終盤に沖縄が本土の捨て石にされて、焼け野原にされた恨みから、ウルトラマン中で怪獣達に東京を襲わせて廃墟にさせるという話を、何度も繰り返したらしい。あのドラマの裏にあったのは故郷を焼かれた脚本家の、反戦と、本土への恨みと、そして反米メッセージだったのだ、と今になってから自分にはしみじみと実感できる。
庵野監督はこのドラマから強い影響を受けて、特撮作家を目指したのはオタクの世界では常識なっている。要するに、監督はゴジラを作る際に、自分が最も大事にしているウルトラマンのドラマのモチーフを惜しげも無く投入して、その結果できたのがシン・ゴジラということだ。トッポいオタクの映像作家が、気まぐれの、興味本位で、政治的な主張を入れたのではなく、自分が子供の頃から温めて大事にして来た、ウルトラマンの話を骨格として使った結果が、あの映画の内容になったのだ。実はその裏には沖縄出身の作家の強い反戦、反米メッセージがあったと私は考えている。
シン・ゴジラのストーリーには数十年間わたって受け継がれ、温められた骨格が存在するのだ。小林よしのりが批判するような、底の浅い安易な映画では無いのよ、全くね。だから、観る人の感動を呼ぶのではないのかね。なんでそんなことがわからんかね?要するに感性が衰えてるんじゃないのかね?
(引用はじめ)
だがわしはナショナリズムが強い人間だと日本では思われていて、わし自身もそれを自認している。
(引用おわり)
本当はあんたは、そんな人間ではないのではないかね?別に映画が面白くなければ、文句だけ言って、後は無視すれば済むのではないか?それを件のアニメ映画を引き合いに出して、どっちが出来がいい、だのと論じたり、アメリカ人様達にウケない映画はツマラン、などとケナしたりする処は、あまりに不可解で見苦しい。ナショナリズムが強い人の対応とは、とてもではないが思えないよ。
自分が政治漫画でばら撒く毒よりも、更に強力で影響力の強い毒気を発するシン・ゴジラが登場してしまったため、アタフタしてるだけなのではないかね?ツマランと思うのならほっとけばいいよ。でもひいき目でなくみても、シン・ゴジラの発する影響力は、あんたの一連の本よりも遥かに上回ると、私は思うよ。
これからもアンチ・シン・ゴジラ活動に頑張るかね?でもあの映画をよく見れば、何が本当なのかは一目瞭然だと思うよ。DVDが発売される時には、今度は不買運動でも展開するかね?
相田英男 拝
【1678】[2015]天武天皇の正統性について
〔2006〕に書いた『万葉集』第三巻、大伴坂上郎女が尼理願に奉げた挽歌について。
〔2006〕で、小生は、この尼理願は新羅王朝が日本の王朝と婚姻を結ぶために送られてきた新羅王女だったのではなかったか、と推察した。尼理願が亡くなったのは天平七年(735)です。
『万葉集』第十五巻に天平八年の遣新羅使の歌が残されている。この遣新羅使たちは、新羅王朝に入国を拒否された、門前払いを食わされのだ。
天平七年と云うのは、新羅王朝の唐への朝貢がようやく復活した年です。
西暦668年、新羅と唐は協力して高句麗を滅ぼすことに成功しましたが、朝鮮半島経営を巡り、両者には対立が生じていました。新羅は善戦奮闘し、唐軍を半島から一掃することに成功を収めた。両者の敵対関係はそれ以来六十年余りも続いていたのです。
新羅王朝が、背後に控える日本国に心を砕いていたのは当然でしょう。しかし、日本国は大宝三(703)年に唐への朝貢を復活させていたのです。
今日書きたいのは、東アジアの国際関係ではなく、尼理願に奉げられた挽歌の左注にある大納言大将軍大伴卿と大家(おほとじ)石川命婦についてです。
大納言大将軍大伴卿は、和銅七(714)年五月一日正三位で亡くなった大伴宿祢安麿です。彼は「壬申の乱」の際、大和古京で天武方に就く大伴氏を中核とする決起を成功させ、それを不破関(現在の関ヶ原)に本陣を敷く高市皇子(天武の長子で「壬申の乱」の首謀者、天武・持統朝の真の主宰者)に報じた人物です。
高市皇子は、この一報を受けて全軍に進軍を命じました。高市皇子の大伴安麿に対する信頼は篤いものがあった。天武・持統・文武・元明朝での重臣です。その安麿が、新羅尼理願を預かっていたのです。
大家(おほとじ)石川命婦は、大伴安麿の奥さんです。結婚する前は、石川郎女(いしかわのいらつめ)と呼ばれていました。石川郎女と云うのは、石川氏のお嬢さんと云う事です。
石川氏と云うのは「壬申の乱」以前は、蘇我氏です。蘇我氏は、七世紀前半で大和王朝の最有力豪族です。第41代持統天皇、43代元明天皇は、天智天皇と蘇我氏の娘との出生です。
石川郎女と云うのは、蘇我氏の出自と云う事です。持統天皇・元明天皇と極近い近親者と考えられます。
この石川郎女と大伴安麿の間に生まれたのが、大伴坂上郎女です。石川郎女は、大伴安麿の二度目の奥さんです。最初の奥さんの間には、三人の息子が誕生しています。『万葉集』の歌人として名高い大伴旅人・大伴田主・大伴宿奈麿です。
石川命婦は、元明天皇・元正天皇に深く信頼されていたことが解る歌が『万葉集』第二十巻に残されています。
石川郎女は、普通の庶民ではない。まぎれもない日本のエリート貴族です。
次回は、大伴安麿の最初の奥さんの事を書きます。
【1677】[2014]『ヒラリーを逮捕、投獄せよ Lock Her Up ! ロック ハー アップ』(副島隆彦著、光文社、2016年10月)が発売になりました(学問道場・古村)
SNSI・副島隆彦の学問道場研究員の古村治彦(ふるむらはるひこ)です。
たびたびのお知らせで恐縮ですが、今回も書籍販売のお知らせをいたします。
2016年10月12日に副島先生の最新刊『ヒラリーを逮捕、投獄せよ Lock Her Up ! ロック ハー アップ』が発売になりました。
ヒラリーを逮捕、投獄せよ Lock Her Up ! ロック ハー アップ
インターネットの販売サイト最大手の「アマゾン」では、現在在庫品切れ状態となり、ご迷惑をお掛けしております。申し訳ございません。本はすぐに補充されると思います。書店でも既に販売が開始されております。
今回の書籍のタイトルについている「ロック・ハー・アップ(彼女[ヒラリー]を監獄に閉じ込めろ!)」という言葉が、トランプ支持のアメリカ国民の合言葉になっている様子を以下の動画からご覧いただけます。
55秒過ぎから人々の「ロック・ハー・アップ!(Lock her up!)」の声がはっきりと聞き取れます。
2016年10月9日にミズーリ州セントルイスで行われた第2回討論会の最大の見せ場は以下の動画のシーンでした。トランプは自分が大統領になったら、司法長官(Attoney General)に命じて、特別検察官を任命して、ヒラリーのEメール問題について徹底的に調査すると述べました。それについてのやり取りが以下のものです。
ヒラリー:「ドナルド・トランプのような人物が我が国の法を執行する立場に就く資質を持たないこと(大統領にふさわしくないこと)は大変に素晴らしいことだ」
トランプ:「それはそうだろう、なぜなら、あなたは、(私が大統領になったら)刑務所の中なのだから」
聴衆:歓声と拍手
アメリカ国内で何が起きているのか、その先が分かる一冊、是非お求めください。
FLASH(フラッシュ) 2016年 10/25 号 [雑誌]
2016年10月11日(火)に光文社発行の雑誌「フラッシュ」の2016年10月25日号に、『ヒラリーを逮捕、投獄せよ Lock Her Up ! ロック ハー アップ』発刊に合わせて、副島先生が緊急寄稿をしております。タイトルは、「緊急仰天レポート 副島隆彦 それでもヒラリー崩れトランプが勝つ!」です。雑誌の26―27ページに掲載されています。お近くのコンビニエンスストア、書店、駅売店などに揃えてあると思いますので、ぜひ手にとってご覧ください。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
古村治彦拝
【1676】[2013]女もみんなマザコンよ
浅川京華さんの [2009]「男はみんなマザコン」は本当か? の返歌 『女もみんなマザコンよ』 を歌います。
皆さんが勘違いしているのは、マザコンは男性だけだと思っていること。男性はもちろん、女性もみんなマザコンです。
だって、みんな、生まれたときにお母さんのおっぱいを飲んでいたのだから。それがなければ飢え死にしてしまう、でもひとたび乳房を口に含んで吸い始めれば、甘露、甘露、まるで酔っ払いか薬物をやった人のように目がとろんとして極楽行き。そのようにすごい「お母さん」という人の影響から、どうして逃れることができるでしょうか。
だから、女性の場合は、お母さんといい関係なら問題ありませんが、関係が良くないと、必要以上に怨んだりなんかして、たとえば上野千鶴子みたいになってしまう。もし相手が「お母さん」でなければ、「ああ、そういう人もいるよね」とあまり関らないようにすればいいだけなのですが、なにせおっぱい時代からの執着があるので、平静ではいられないくなる。
そういうことで、簡単ですが、「人は(性別に関らず)皆マザコンだ」というわたしの主張です。
ところで、今度の学問道場の定例会は、鳩山由紀夫さんがゲストなんですね!すごいですね!それに、会場がまたすごいですよね!SMBCのホールですって!https://www.rising-square.jp/floor03.html
超きれい!鳩山さんをお呼びするのにぴったり!ぜったい行きたい!そして、本物のお金持ちの波動をナマで受けてきたい!
当日会場でわたしを見かけた方は、お声掛けください。ビッグ・ハグをプレゼントしま~す(希望者のみ)。
【1675】[2012]学問道場からお知らせ(学問道場・古村)
SNSI・副島隆彦の学問道場研究員の古村治彦(ふるむらはるひこ)です。
今回は、この場をお借りして、2つのことをお知らせいたします。
1.2016年11月20日の定例会(講演会)について
来たる2016年11月20日に定例会(講演会)を開催いたします。既に多くの方々から参加お申し込みをいただきまして、まことにありがとうございます。今回は、鳩山由紀夫元首相をお迎えすることになりました。参加申し込みページに鳩山元首相への質問を書いていただく欄を設けましたところ、たくさんの質問をお寄せいただき、参加される皆様の真剣な思いが伝わってまいります。まだまだお席はございますので、ご出席を検討していただけますように、宜しくお願い申し上げます。
◯講演会名:「鳩山由紀夫元首相が見た、『属国・日本』の真実」(仮)
講師:鳩山由紀夫元首相、副島隆彦、中田安彦(司会進行)
日時:2016年11月20日(日)
開催場所:三井住友銀行東館 ライジング・スクエア「SMBCホール」
住所:東京都千代田区丸の内1−3−2 地下鉄「大手町駅」C14出口直結
https://www.rising-square.jp/access.html
開催日:2016年11月20日(日)
12:15 開場
13:00 開演 鳩山由紀夫先生 講演(30分)
13:30 第一部 終了(15分休憩)
13:45 第二部 パネルディスカッション(鳩山、副島、中田)(75分)
15:00 第二部 終了(15分休憩)
15:15 第三部 質疑応答(鳩山、副島、中田)(30分)
15:45 第三部 終了
15:50 当日のまとめなど(副島)
16:20 終了の予定
※終了時刻は、当日の都合により、延長などで変更になることもございます。
講演会費
会員:5000円 非会員:6000円
↓定例会お申込みはコチラ↓
http://soejima.to/cgi-bin/kouen/kouen.html
既に参加申し込みをいただきました方々で、私どもから何の連絡もない場合には、恐縮ですが、その旨をお知らせください。参加申し込みをいただきますと、こちらから自動で、当日のスケジュールや開催場所、参加費振込先口座番号が書かれたEメールをお送りするようになっております。しかし、このEメールがはじかれてしまったり、迷惑メールやスパムメールに分類されて受信メール欄に届けられなかったりする場合がございます。
●問い合わせ先
SNSI・副島隆彦の学問道場
・電話:048-788-1837
・ファックス:048-788-1854
・Eメールアドレス:snsi@mwb.biglobe.ne.jp
参加費の事前振込みをお願い申し上げます。参加費の振込を済ませて、【1週間】経ってもこちらから返事がない場合には、お手数ですがお知らせをいただけますようにお願い申し上げます。
参加費を事前に振り込んでいただきました方々には11月に入りましたら、入場券となるハガキをお送りいたします。それまでお待ちくださいませ。
2.書籍について
2016年10月12日に副島隆彦先生の最新刊『ヒラリーを逮捕、投獄せよ Lock Her Up ! ロック ハー アップ』(光文社)が発売になります。「彼女(ヒラリー)を投獄せよ!(Lock Her Up!)」という言葉は、2016年7月に開催された共和党全国大会で、ニュージャージ州知事クリス・クリスティの演説中に、参加者たちから巻き起こった言葉です。
ヒラリー・クリントンが国務長官時代(2009年から2012年まで)が如何に悪辣なことをしてきたのかということを、副島先生はこの本で明らかにしています。2016年10月11日発売の光文社の雑誌「フラッシュ」でも詳しく取り上げられる予定になっております。併せてお読みいただけますようにお願い申し上げます。
ヒラリーを逮捕、投獄せよ Lock Her Up ! ロック ハー アップ
また、弟子たちがそれぞれの章を担当しました『明治を創った幕府の天才たち 蕃書調所の研究』(副島隆彦 副島国家戦略研究所、成甲書房、2016年)も発売され、1カ月ほどが経過しました。こちらも是非宜しくお願い申し上げます。
以上、宜しくお願い申し上げます。
(終わり)