重たい掲示板

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土井としき 投稿日:2023/03/15 12:52

【3034】[3529]アメリカ覇権の崩壊。

戦後直ぐ、マッカーサーが、何故か立憲君主制の憲法を作った意味が気になります。何を大事にし、何を反省することなのかです。過去を顧みて、現在のアメリカの金融破綻は、単なる金融危機では治まらず「アメリカ覇権」の崩壊をもたらすと思うからです。

そこで今、福沢諭吉の『西洋事情』の「政治に三様あり」からも学ぶべきだと感じます。
福沢諭吉は、西洋近代の事情のConstititution=を「国律」と訳していました。明治憲法より早く、「憲法」constitutionを「国律」と翻訳していたのです。

つまり福沢諭吉は、明治初期に、国律=憲法を「国家が個人を律するのでは無く、個人が国家を律する法律」だと指摘していました。
憲法より国律の方が、翻訳としては、的を得ている気がします。

明治維新は言うまでもなく戦後憲法も、国民主権を大切にしない政治社会です。
だから、今からでも遅くないので、constitution「憲法」ではなく「国律」の方が、立憲主義に相応しいと思われます。翻訳の意味が正確なほど、日本人の感性が正しく刺激するのではないでしょうか?

アメリカ経済破綻の現在、海外に借入債務の無い日本経済を、正しく導くような日本国民が求められます。サ−ビス経済化を資本主義を超える(新しい資本主義では無い)には、非正規雇用の賃金水準を上げて、消費を刺激することがスタートではないでしょうか?

そして、憲法を国律として、国が守ることを国民が監視=律することが大事なのでしょう。

これは、日本型馬鹿なエリートを律する大衆が生起するかどうかに関わります。
そして、たかだか二百年そこそこの西洋近代を反省して、プレモダン=アジア社会から、第一次産業以前=言語以前の社会、つまり縄文時代を視野にする試行が時代の先取りのように感じました。

副島隆彦 投稿日:2023/03/13 21:13

【3033】[3528]ついに、世界大恐慌への道筋が見えた。金融セミナーのお知らせも。

副島隆彦です。今日は、2023年3月13日(月) で 今、午後 9時 です。

 私は、自分の肚(はら)を決めて、今こそ、はっきりと書かなければいけない。遂(つい)に始まった米国の金融崩れ のことである。

私は、アメリカで現地 3月10日(金)の午前に起きた、シリコン・ヴァレー・バンクSVBの破綻( demise デマイズ)を知ってから、情勢をずっと凝視し分析していた。

今回の事態が、世界大恐慌 に突入するのは、もう少し先だ。4か月余 ぐらい先だ。だから、7月、あるいは8月になるだろう。

 今の危機は、なんとかアメリカ政府が押さえ込むだろう。だが、そのあとに、本当のNYの金融大暴落が来る。そして世界大恐慌への突入となる。そのために、私たち日本人は、今から真剣に準備しなければいけない。

 アメリカ合衆国は、これで国家財政(ファイナンス)も破綻し、NY(ニューヨーク)の金融市場での恐慌 が起きて、国民経済全体が景気後退(リセッション)となる。このことは確実だ。もう避けられない。そしてそれが、世界中に波及する。これは、人類史の歴史的な動きである。

 アメリカの「 ドル覇権の崩壊 」 the Collapse of US Dollar Hegemony 「ザ・コラプス・オブ・ダラー・ヘジェモニー」である。それが、来年、2024年に迫っている。

 私、副島隆彦が、これまで 執拗に、自分の近年の本たちに書いてきた通りだ。

 以下の画像のとおり、明らかに、銀行取り付け騒ぎ bank running バンク・ラニング、すなわち、自分の預金を引き下ろそうとする人たちの列(run ラン)が銀行の前に起きている。


First Republic Bank customers in Los Angeles spending their Saturday lined up to withdraw money following the collapse of Silicon Valley Bank


There had been fears following SVB’s demise for First Republic’s future when analysts pointed out the similarities between the estimated value of their assets versus the actual value

副島隆彦です。今回の 3月10日からのSVB破綻 で、これが他のカリフォルニア州の地方銀行たちへの波及で、連鎖破綻するのは10行ぐらいだろう。それで、一旦は、止まる。SVBと同時に破綻したシグネチャー・バンク(NY州) の他に、ファースト・リパブリック・バンクと、パックウエスト・バンコープなどだ。

 今回の金融危機は、3月12日(日)の政府の緊急会合で、SVBの預金のすべてを、連邦政府(米財務省とFRBとFDIC 連邦預金保険機構 の3者で)が、緊急の融資( 米国債を担保にして資金を市場から調達する)を行うことで、救済する、と、発表した。

 それまでは、イエレン財務長官は、「SVBの 株主と 債権者は救済しない。公的資金の投入はしない」と明言した。 小口の預金者たちは、ペイオフ( 預金者ひとり 25万ドル。3000万円。日本は、これが1千万円だ ) だけが救済される。イエレン財務長官は、自分の甘い判断を、血相を変えて、撤回した。

 それ以外の、SVB銀行の、残りの 総額1500億ドル(18兆円)のテック企業や、スタートアップ企業が、SVBからの融資の見返りに積んでいた、拘束性の預金は、救済されない。

 これらの企業預金は、 いわゆる 「分(ぶ)積み、両建て」であって、企業の経営者たちは、SVBのステイク・ホルダー(利害関係人)だから、アメリカ政府は救済しない、と決めた。ところが、それではとても事態は収まらないと分かった。現状はますます深刻さを増している。

 中小の テック企業たちは、通常の銀行融資(ローン)のほかに、ハイリスク・ハイリターンの、年率12%とかの、高い危険な ボロくず債券、即ち、ジャンク・ボンド(債)を発行して、それを、このSVBや、VC(ベンチャー・キャピタル)に、引き受け(買い取り)してもらっている。

 この 高危険債の、極めて低(てい)信用の ボログズ債である、ジャンク債(ボンド)全体が、今、NYの債券市場で、恐ろしく危険な事態になっている。
もう年率20%のハイイールド(高利回りの約束)債券を発行しても、もう、誰も引き受ける者はいない。これが、金融核(かく)爆弾の破裂 となる。

 そして、中国と日本とサウジアラビアが持っている、巨額の米国債である。これに飛び火したら、もう、アメリカの金融は、ひとたまりもない。まさしくアメリカ帝国の終わりだ。

 それでも、アメリカ国民は、1ドル=10円とかに大暴落したドルと共に、生きて行く。

 もう、インチキの 「グレート・リセット」を囃(はや)した、コロナ・パンデミック、ワクチンでの人殺しも、ウクライナ戦争の仕掛けによる、大きな人類騙(だま)しも、通用しなくなった。

 私は、副島隆彦は、迫りくる世界的な金融恐慌を眼前(がんぜん)に控えて、予定通り、自分の金融セミナーを、以下のとおり開催する。 私が、本気で、「これから、私たちに何が起きるか」を、眦(まなじり)を決して、真剣に語りますから、時間とお金に余裕のある人は集まってください。詳細は、以下のとおりです。

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「副島隆彦(そえじまたかひこ)の“予言者”金融セミナー 第25回」
*会場:イイノホール&カンファレンスセンター 東京都千代田区内幸町2-1-1
*日時:2023年3月19日(日) 
 開場・受付/11:00~ 終了/17:30 (予定)
*受講料:15,000円(税込)/指定席  または オンライン
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申し込みは、コチラから ↓↓↓
https://kokc.jp/e/ba8247699b634ffb67ca7c6b7bf32f5d/

副島隆彦です。私は、今から1か月前の、2月9日に、ここの重たい掲示板に、上記の 金融セミナーの広告をした時に、次のように書いている。

「 2月9日(木)です。今から1か月余先ですが、3月19日(日)に開催される、私の 金融セミナーの 宣伝をします。
 そろそろ、世界が本当の激動期に入ります。ここから先は、視界不良となって、暴風雨の中を、突き進む感じになります。みんな、気を引き締めてください。
 金融の予言者(プレディクター)を公言している、私の言葉と理論に、真剣に耳を傾けて、しっかり付いて来てください。
 私の予言と忠告に従わないで、いい加減な、甘えた考えのままでいると、自分自身が、ひどい目に遭うでしょう。現実から振り切られて、投げ捨てられます。だから、金融のことに関心が有って、お金に余裕のある人は、私のこの金融講演会に参加してください。

 あるいは、オンライン配信の 動画でも見れます。セミナーの翌日に配信するそうです。このオンライン配信を見て、私、副島隆彦が、本気で何を話すのかを、聞いてください」
 と書いた。 この考えに私は、今も一切、変わりはない。

 金(きん)の価格が、急激に上がりだした。今日(3月13日)の、田中貴金属(たなかききんぞく)の、金の小売りの値段は、丁度、 1グラム=9,000円 である。やれやれ、ようやくここまで上がって来た。

 金の卸し( JPXの大阪取引所。旧TOCOM)の値段では、1オ(ウ)ンス (31.1グラム)= 1,894ドル 。  日本市場 で、金、1グラム=8,159円 である。 これに 消費税と手数料の850円を足すと、上記の、9,000円になる。

さあ、このあと、1グラム1万円までは、すぐになるだろう。
私たちの勝利である。 私、副島隆彦の言うこと、本に書いてあることを、信じ続けた人たち、全員の勝利である。 

私、副島隆彦は、世界大恐慌 と、世界戦争(第3次世界大戦、含む 核戦争)が、迫って来ても、少しも怖くはない。私は、この30年間、自分の知能と、胆力をずっと厳しく鍛錬して来た。 私は、日本の民間人国家戦略家を、自称して、ここまで、ずっと、耐えに耐えて、自分を鍛えて、やって来た。

 私が、自分の金融本 を書き始めたのは、1997年の 『日本の危機の本質』(講談社)と、『悪(あく)の経済学』(祥伝社)からである(44歳)。それまでは政治思想と政治評論、歴史研究ばかりやっていた。今から25年前だ。

そのあと、2003年に『預金封鎖』(祥伝社)を書いて騒がれた。
そして、アメリカの大きな金融崩れを、察知して、2007年に「ドル覇権(はけん)の崩壊』(徳間書店)を書き、その直後に、サブプライムローン崩れが起きて予言を当てた。そして、翌年、2008年に『恐慌前夜(きょうこうぜんや)』(祥伝社)を書いて、その発売の2週間後に起きた リーマン・ショックも、的確に予言して正確に当てた。あの時から、15年だ。

 私は、その後も、100冊以上の自分の金融・経済の本を書いたが、おそらく、その内容は、現在に至るまで、ほぼ正確に書いて来ている。 私の考えに、全くの動揺はなく、一貫して、同じ主張を続けている。私の書くことを信用してくれて、長年、私の本を熱心に読んでくれた皆さんに、感謝申し上げる。

 さあ、あと、一歩だ。私たちは、嵐の中を突き進む。だが、私、副島隆彦という羅針盤が、この日本国にいる限り、私たちは、大丈夫だ。 この先のことを考えると、毎日、毎日、不安と心配で 一杯だ、という人の為(ため)に、私がいる。
 人間に、一番、大事なのは、信用だ。 長年、時間をかけて、築いた信用(クレディビリティ credibility )こそは、その人間を強くする。そして、まさしく、お金(金融)とは、信用の別名なのである。

3月19日の、私の金融セミナーに結集してください。  

申し込みは、コチラから ↓↓↓
https://kokc.jp/e/ba8247699b634ffb67ca7c6b7bf32f5d/

副島隆彦拝

福田克彦 投稿日:2023/03/12 18:11

【3032】[3527]ワクチン後遺症社会の到来

10年ぶりの投稿になります。

腰痛治療の闇について、2013年10月頃投稿させていただいた原稿の一部は、「老人1年生(幻冬舎)」という副島先生のご著書で紹介されております。

あれから10年が経ち、当院ではリハビリテーション医療や再生医療・抗老化医療・波動/周波数医療を含めたエネルギー医療などの先進医療は格段に進化して来ましたが、町医者を中心とした整形外科医のマ案練り治療は殆ど進歩がみられないのが現状です。

厚生労働省は本年1月20日にわが国での新型コロナワクチンによる死亡が1,966人に達したことを公表し、ワクチン製造販売業者は1昨年2月17日から昨年12月8日までのワクチン接種後の重篤な副反応は26,249人にのぼると報告されています。

昨年12月に加藤厚生労働大臣の見解、「ワクチン副反応の実態把握や治療法の研究を立ち上げようとしている」をふまえ、本年2月15日に厚労省は「新型コロナワクチン接種後の遷延する症状に係る実態調査」研究班を発足し、新型コロナワクチン接種後の副反応を疑う症状に関する研究の協力について各都道府県の衛生主管部(局)に通知しましたが、「ワクチン接種後症候群(長期副反応)」および「ワクチン後遺症」を診たことがない担当医療機関は右往左往し戸惑うばかりです。

私は、医療従事者を対象とした新型コロナワクチン接種が始まって間もなく、医師や看護師において、接種後の遷延する副反応相談で来院される方々が相次いだことから、2年前の5月に日本で初めて「(コロナ)ワクチン後遺症」を地元医師会に警告し、全国で初の「ワクチン後遺症診療」をオンライン診療でも始めました。

また、世界で初めて「ワクチン接種不可診断書」を欧米やASEAN諸国を中心とした4000人以上の日本人家族に発行し、海外で活躍するワクチン未接種日本人の解雇や退学を阻止させ、ワクチンパスポートなしでの渡航を可能にして来ました。

外交や渡航目的などで、ワクチン未接種の与野党政治家や外交官をはじめとする政府・軍事関係者、銀幕スターなど芸能関係者やプロスポーツ選手など、さまざまな業種の方々に「ワクチン接種不可診断書」を発行して来ました。

1昨年の8月に地元民放の報道番組で「コロナ後遺症とワクチン接種後の遷延性副反応外来」という当院での取り組みが、SNS動画やネットニュースで拡散されると、「ワクチン後遺症」という私が提唱した「裏キーワード」が一気に全国区になりました。

ワクチン後遺症のドキュメンタリー映画が製作され、当院の後遺症外来を踏まえて新型コロナワクチン副反応およびコロナ後遺症に関して治療を行う全国70の医療機関が、「一般社団法人こどもコロナプラットフォーム」によって開設され(コロワク治療ナビ (https://corowakunavi.com) )ました。

ワクチン副反応・後遺症の病態や治療法に関する医師間の学術的な情報共有をおこなう「ワクチン後遺症治療研究会」も発足し、基礎研究から実臨床まで各分野の専門家を交えた医師100名以上が集うZOOM会議が毎月開催されるようになりました。

この5月に京都某所において、「予測科学としての臨床医学のフロンティア~新興医原病,ワクチン接種後症候群:病因、病理・病態、臨床検査、診断、そして予後
Frontier of Clinical Medicine as an Predictive Science ~Emerging iatrogenic disease ,Postvaccination syndrome : etiology, pathology , laboratory testing, diagnosis and prognosis 」という
オンラインシンポジウムを開催し、

私は「ワクチン後遺症社会の到来 ーVaccidemicを生き抜く智慧ー Coming of a post-vaccine society -Wisdom to Survive the Vaccidemic-」という演題で、日本一のワクチン後遺症症例を診療して来た臨床医の立場から、世界に向けて戦後最大の薬害であるコロナワクチン後遺症の実態を世界発信する予定です。
(※同タイトルの拙書「ワクチン後遺症社会の到来 ーVaccidemicを生き抜く智慧ー」はAmazonで予約開始)

厚労省は2月6日の専門分科会までの実績(累積)では予防接種健康被害救済制度での進達受理件数が6,141件で、否認件数が176件、現在の保留件数が24件と公表しています。
厚労省の予防接種健康被害救済制度における、医療費および医療手当の認定から支給までの手続きは、請求者や医療従事者にとって煩雑で認定までの期間が長く、特にワクチン接種後しばらくたって発症した後遺症の認定は困難な状況です。

また、厚労省の2月10日専門分科会での審議にて、ワクチン死亡一時金・葬祭料の請求認定が30人に達したと公表されましたが、残りの2千人近くの遺族には補償がされておらず、わが国の年間の超過死亡が10万人(戦後最大)に達し、要介護者が1千万人に達しようとする今日では、ワクチン後遺症と新規発症疾患との因果関係の特定が困難になって来ています。

大阪府泉大津市や愛知県名古屋市などの自治体では、新型コロナワクチン健康被害支援金給付制度が運用されており、ワクチン接種後の長期副反応や後遺症患者に対する支援金助成導入を丸山達也島根県知事と県議会議員に陳情しましたが、どこの自治体に於いても、ワクチン後遺症患者に対する月額数万円の給付でさえ殆ど認定されていないのが現実です。

福島原発事故5日目に、原発近郊にいち早く乗り込み安全宣言を出された副島先生が、原発事故と同様の初期対応の遅れが起こることを私と同様に直感し、今回のコロナ騒ぎを真珠湾攻撃後の大政翼賛会の動向や、「放射能コワイコワイ騒動」と同じ、日本人の集団洗脳・集団発狂状態が起こる予知を、「日本は戦争に連れてゆかれる 狂人日記2020」で書かれています。

私も、副島先生と同様に、2020年2月18日夜、感染者712人、死者13人を含む乗客・乗員合わせて3711人が乗船するダイアモンドプリンセス号に乗り込んだ直後に下船させられたその夜、二か国語で配信した同郷の岩田健太郎医師のレポートを視聴したとき、すぐさま10年前に起こった3.11直後の福島第一原子力発電事故後の避難対応の遅れを連想し、杜撰な原発事故対応と同じ事態が起こる予言していました。

 3.11から半年後に、ミルトン・フリードマンの徹底した市場原理主義を批判した“The Shock Doctrine,2008”の和訳「ショック・ドクトリン・惨事便乗型資本主義の正体を暴く:ナオミ・クライン著(岩波書店)」が出版され、「デザスター・キャピタリズム(Disaster Capitalism)、大惨事便乗型資本主義」などと言われていますが、平成時代は「コロナショック・ドクトリン」で幕開けし、現在も「超合法的プロパガンダ」の世論操作によって、国民が洗脳され続けています。

第8波が終息しコロナ感染症が5類に引き下げられた後にも、日本版CDC(疾病対策予防センター)設置や、感染症法改正による機動的ワクチン接種推進による定期接種化などにより、後遺症外来を掲げている医療機関や、ワクチンとの因果関係を鑑別する病理医などにおいては、アナフィラキシーなど短期的副反応への対応だけでなく、ワクチン接種数か月から数年間においての遅延性副反応の病態解明や治療戦略が求められて来ると思います。

日々の診療では、慢性疲労や鬱・ブレインフォグなどで、家庭生活や就学・就労が困難となっても、せいぜい「コロナ後遺症」というダミー診断名のもと、漫然とした対症療法が繰り返される「ワクチン後遺症」患者が急増しております。

さらに、ワクチン接種が累積するにつれて、腎不全や心肺疾患などの多臓器の障害や、「ターボ癌」という急速進行性の原発不明がんや白血病などの血液疾患、クロイツフェルトヤコブ病を筆頭とする急速進行性の脳炎などの神経難病が明らかに増えています。

第8波が終息しコロナ感染症が5類に引き下げられても、敗戦後のGHQ占領政策の如く、「ワクチン戦争の最終敗戦国」となり、日本版CDC設置→国内mRNAワクチン量産→ワクチン定期接種化→感染症法改正による機動的ワクチン接種推進と、次々に迫り来る認知戦の波状攻撃に備えなければ、
日本人は、今後仕掛けられていく幾多の認知戦にも気づかぬ集団Sheeple(羊の群れの如く従順な民衆)と化し、自分で判断する意思を奪われ、自由に生きる権利を放棄し、世界的ジェノサイド(大量殺戮)に猛進していく危険性があります。

今回で二度の最終敗戦国となった日本人に課せられた宿命とは、真の世界の平和と幸福を実現することだと思います。

       

副島隆彦 投稿日:2023/03/10 10:21

【3031】[3526]ウクライナ戦争の、目下の大(だい)激戦地であるバフムートの戦いの概要を書きます。

副島隆彦です。 今日は、2023年3月10日(金)です。

藤森かよこ さんの 新刊書「ニーチェの ふんどし」 の 宣伝を、今日のぼやき でしています。 読みに行ってください。明日、私がここで、私からの掩護射撃(えんごしゃげき)の応援の文を書いて載せます。

 ウクライナ戦争での、東部ドネツク州の 要衝(ようしょう)で、要塞都市化して、ウクライナ軍の防御が堅かった、バフムートBakhmut の陥落が間近に迫っている。

 下に載せる ブルーンバーグの 記事 「 バフムトは近く陥落の可能性も - ストルテンベルグNATO事務総長」( 昨日、3月9日) の 通りである。ただ、ウクライナ軍の降参、降伏、投降がまだない。ウクライナ軍の西方への退却・撤退も見られない。だからバフムートは、3月10日現在でも、まだ陥落していない。

(ここに ウクライナの、目下の戦場になっている主要都市の載っている地図を貼る)

(転載貼り付け始め)

〇 「 バフムトは近く陥落の可能性も - ストルテンベルグNATO事務総長」
Ukraine Latest: NATO Chief Warns Bakhmut May Fall Soon UN’s Guterres Visits Kyiv as Crop-Export Deal Talks Continue
2023年3/9(木)   ブルームバーグ

 北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長はウクライナ東部の要衝バフムトが「数日以内」に陥落する恐れがあると指摘、その上で陥落してもウクライナでの戦争の転換点を意味することにはならないだろうと述べた。

(ここに、ストルテンベルグの写真を貼る)

 ストルテンベルグ氏はスウェーデンでの欧州連合(EU)国防担当相らとの会合を前に「ウクライナへの支援を継続しなければならない」と述べた。
ウクライナ軍のシルスキー陸軍司令官はバフムト近郊で展開する部隊を訪問。今週2回目の訪問となる。レズニコフ国防相はEUの草案で提示された10億ユーロ(約1440億円)の支援では弾薬購入に不十分だとして、その約4倍が必要だと訴えた。

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。 欧州のNATO軍を率いる ストルテンベルグは、他の将軍たちと同じく、対(たい)ロシアでの戦争の遂行の強硬派だ。彼は、統一教会(Moonie ムーニー)と同格の、ヨーロッパの反共右翼の結集軸である、WACL(ワックル。ワールド・アンタイ・コミュニスト・リーグ。世界反(はん)共産主義同盟 )の大幹部である。 これは、デープステイト deep state = Cabal カバール が世界の表面に出ている一角である。

 それでも、ストルテンベルグは、最初からの計画通り、NATO軍とロシア軍が、直接、ぶつかる(開戦する)ことは絶対に避ける。だから、ウクライナ人とウクライナ軍は、初めから、捨て駒だから、どれだけ、死んでも構わない、と考えている。自分たちが洗脳して、ロシアとの戦争に嗾(けしか)けた者たちだから。 

 だが、ウクライナ軍が、このドネツク州の要衝(ようしょう)で、大敗北を喫して戦力を消耗するのは避けたい。だから、早く、撤退して、ウクライナ軍を、ドネツク川の西側に撤退させて、戦力を温存したい、と考える。
だから、ゼレンスキーに、「バフムートが陥落する前に、主力を後退させて、撤退せよ」と命じているのだが、どうもウクライナ軍がその言うことを聞かないようだ。

 バフムートから西方向への、撤退の為のウクライナ軍の、補給路であり、かつ撤退路は、あと一本しか残っていない。 南北の幅が5キロぐらいしかない。そこも既にロシア軍の砲撃も射程の範囲に入っている。ロシア軍によるバフムート包囲(シージ siege ) は、バフムート市内の東部(ワグネルが制圧した)だけでなく、西部も大きく封鎖されたらしい。

 バフムート市内の東部分 にあったはずの、巨大な要塞は、もう落ちたはずなのに、その地下にウクライナ軍の残存兵力が、岩塩の堅い岩盤の中に掘られた複雑な堅固なトンネルの中に、残っているのか、分からない。このままでは最低5千人の精鋭のウクライナ軍が、捕虜になるはずなのだ。

 だが、ウクライナ軍の総司令部が撤退命令を出しても、現場の司令官たちが、撤退しようとしない。死ぬ気で戦う(死守する)という覚悟のようだ。

 もうゼレンスキーと、彼を、大統領官邸の地下壕で、毎日、操(あやつ)っている英の国家情報部のMI6(エム・アイ・シックス)の責任者(ジェームズ・ボンドのような男)の言うことも聞かない、ということだろう。 
 
 英米の指導者たちは、「さっさとバフムートからウクライナ軍を撤退(リトリートretreat )させろ」と、2月の終わりから命令していた。

 いつ バフムートが陥落するか。バフムートの東(ここにウクライナ軍が 8年かけて作った強固な要塞が有る)は、3月6日の時点で、ワグネルに制圧、占領された。だが、その下の 塩鉱山にかなり深くまで、トンネルが掘ってあって、そこにまだウクライナ軍がいるようだ。地下トンネルが、西部にまで繋(つな)がっていて脱出出来るのかも。

 バフムートの真ん中を流れるバフムートカ川の西には、まだ、ロシア軍が出ていない。 ただし、ここももう、さらにその外側から、大きく市の西側も道路がロシア軍の砲撃の射程内にあって、ほぼ遮断されている。だからもう、ここまで来ると、退却、撤退 はできない。 

 西側指導層の判断でのゼレンスキーの撤退命令にも、ウクライナ軍の総司令部の命令にも、バフムートの司令官たちが応じなかったようだ。 だから撤退命令を出しても、最前線の現場のウクライナ兵たちが、動こうとしなかったようだ。 玉砕(ぎょくさい)する気なのか。

 すでに、ロシア軍の大攻勢が始まった1月末から2か月で、最低でも、どちらの軍隊も、1万人ずつの戦死者が出ている。負傷兵はその3倍だ。この他の死体の確認が取れない戦場での行方不明者たちは、ほとんど戦死者だ。

 あと1万人にぐらい残っているバフムートのウクライナ軍が、徹底抗戦する、と言っても、補給路も負傷兵の後方への搬送路も断たれたら、あとどれだけもつか、の問題だ。援軍が、北方から、ロシア軍を砲撃しながら、向かっている、というが、それはバフムートには到達していない。

 次に載せるのは、今や、ロシア国 全体の、戦争の英雄になりつつある、このワグネルの創立者の、プリゴジンの発言だ。彼のPMCの傭兵の部隊は、多大の死者を出している。彼は、最前線のバフムートの北の村に自ら来ていて(400メートル先にウクラナイナ軍がいて、砲撃の音がずっと聞こえる)、そこから兵士たちを鼓舞しながら発信している。偉いものだ。

(転載貼り付け始め)

〇 「 要衝バフムトの「東部制圧」 ロシア側主張、陥落の危機 ウクライナ 」
2023年3/8(水)  AFP 


 ロシア軍陣地に向け砲撃を加えるウクライナ兵ら=3月4日、ウクライナ東部バフムト近郊(AFP時事)

【イスタンブール時事】ロシアの民間軍事会社「ワグネル」創設者のエブゲニー・プリゴジン氏は8日、通信アプリ「テレグラム」に音声メッセージを投稿し、ウクライナ東部の要衝バフムトの「東部を制圧した」と主張した。  

(ここにプリゴジンの、この記事に付いている写真を貼る)


ロシアの民間軍事会社ワグネル創設者のプリゴジン氏。ワグネルの戦死者を集団で埋葬している墓地に来ている。=2022年12月24日

 事実なら、徹底抗戦を訴えるウクライナ側にとって打撃となる。  一方、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は3月8日、訪問先のスウェーデンで、ロシア部隊の猛攻で「バフムトは数日で陥落するかもしれない」と危機感を示した。  

 プリゴジン氏はこの中で、バフムトを南北に流れる川の東岸をワグネルが完全に支配下に置いたと説明した。ロシアのショイグ国防相は3月7日、「(バフムト)制圧により、ウクライナ軍の防衛ラインからより深い位置での作戦が可能になる」と述べ、攻略の重要性を改めて強調していた。  

 ウクライナのゼレンスキー大統領は3月6日のビデオ演説で、バフムトから撤退しない方針を確認した。ただ、ロシア側は激しい交戦で大きな打撃を受けたとみられるものの、作戦の手を緩めていない。昨年5月にウクライナ側の激しい抵抗の末、ロシアの手に落ちた南東部マリウポリと同様、陥落は不可避との見方も強まっている。

(別の記事)  ・・・ロシア側は攻撃する際、10人単位の五つのグループを次々と送り込んでくるという。ウクライナ側の狙いは、その波状攻撃の第1波を一掃することだ。「第5波が来る頃には、銃の装填(そうてん)が間に合わなくなり、塹壕(ざんごう)にたどり着かれてしまう。とにかく殺している時間がないからだ。相手側は兵士の命など何とも思っていない」

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。 この他に、目下、ウクライナ戦争の天王山(てんのうざん)になっている、バフムート戦の記事を載せる。 私、副島隆彦の、この戦争の、停戦(シース・ファイア cease fire )の 予測については、次の機会に書きます。おそらく、中国が仲裁する形で、8月ごろに停戦するだろう。

(転載貼り付け始め)

〇 「 NATOトップ、バフムト「近く陥落も」 ウクライナは抗戦姿勢 」
2023年 3月8日 キーウ 、 ロイター

 北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は3月8日、激戦が続くウクライナ東部の要衝バフムトについて、今後数日で陥落する可能性があるとの見方を示した。

 バフムトを巡っては、ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏が同日、市の東地域を完全に制圧したと表明した。 ウクライナ軍は抗戦を続ける姿勢を崩しておらず、軍や政府の幹部はロシア側にできるだけ多くの負傷者を出し、戦闘能力を低下させる戦略に言及している。

 ウクライナ軍参謀本部は、3月8日の報告で「敵は大きな損失を負いながらもバフムトへの猛攻を続けている」と述べた。 バフムトが陥落しても、必ずしも戦争の転換点になるわけではないとしながらも、ロシアを過小評価すべきでないと警鐘を鳴らした。

 ウクライナ国家警備隊の衛生兵トップは、バフムト近郊で7日、市外に出る全ての道路が常に激しい砲撃を受けているとロイターに述べた。救急車などが砲撃を受けるため人々を避難させるのが非常に難しく、特に衛生兵(えいせいへい。 副島隆彦注記。パラ・メディック para medic )の間で負傷者が多数出ていると語った。

〇 「 ウクライナがバフムト撤退の可能性 」
 2023年3月8日 水曜 午後2:51 FNN(フジテレビ)

 ウクライナ大統領府の高官が、近くウクライナ軍がバフムトを撤退する可能性があることを示唆しました。アメリカのCNNによりますと、ウクライナ大統領府のポドリャク顧問は、まだ決定されていないことを強調したうえで「バフムトの防衛に関しては、その目的を1000%達成した」と述べました。

 一方で、ポドリャク顧問は、あくまで「戦略的撤退だ」と、バフムトを含めてロシアが占領した地域を奪還する準備をしていることも明らかにしました。ポドリャク顧問は、「戦略的撤退」をアピールすることで国民の士気を維持する狙いがあるとみられます。

〇 「 東部前線で戦うワグネルの「使い捨て兵士」 ウクライナ 」
 2022年11月1日 発信地 バフムート/ウクライナ  AFP
 
「そこにあるのは恐怖だ。地面はアスファルトのように真っ黒で、すべてが破壊された。遺体があちこちに散乱していた」

 AFPの取材に応じたウクライナ兵のエウヘンさん(38)は、ロシア軍が撃ち込む砲弾が付近でさく裂する中、地下トンネルに退避した。そして、わずか1キロしか離れていない東部ドネツク(Donetsk)州バフムート(Bakhmut)の前線の状況を振り返った。
 
 ロシア軍はウクライナ各地で防戦を強いられているが、バフムートに対しては過去数か月間、攻撃の手を緩めていない。

 軍事専門家やウクライナ軍によると、暗躍しているのはロシアの民間軍事企業ワグネル(Wagner)だ。 ワグネルの創設者は、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領に近い実業家のエフゲニー・プリゴジン(Yevgeny Prigozhin)氏(61)。ロシアによるウクライナ侵攻を機に存在感を強めており、政治的野心を抱いている可能性があるとの見方も出ている。

 ウクライナ当局者によると、プリゴジン氏はロシア国内の受刑者に対し、報酬や恩赦という条件を提示してワグネルの兵士として採用し、数千人を前線に送っているという。
 数人のウクライナ兵は、こうした元受刑者が「人間の餌」のような使われ方をしているとAFPに証言した。

 ウクライナ軍第93旅団に属するアントンさん(50)は、「暗くなる午後6時前後から、経験のない兵士たちがわれわれの陣地に向けて前進を命じられ、ある地点で数分間とどまる」と説明する。こうした兵士が毎晩7、8人前後、ウクライナ部隊に向かってやって来るという。

 第53旅団の少佐セルヒーさんは、「一行の任務は、前進してわれわれが発砲せざるを得ない状況を生み出し、陣地の場所を探り当てることだ」と話す。「その後、ロシア側は(われわれの陣地に向けて)大砲を撃ち込み、より経験豊富な精鋭部隊を送り込んでくる」という。

■ワグネル創設者に政治的思惑
 ウクライナ側の説明によると、このようなロシア軍の「使い捨て兵士」の大半が戦死する運命にある。中には、負傷したり、拘束されたりする者もいる。
 セルヒーさんはある朝、こうしたロシア兵のうち生存者1人を発見した。セルヒーさんが撮影した動画で、1か月前にワグネルに加わったという傭兵(ようへい)は、仲間もワグネルに採用された元受刑者だと語っていた。
 
 ロシアは戦線で後退を強いられており、約30万人の徴兵に踏み切ったことで社会の動揺を招いた。専門家は、受刑者を兵士として採用しているのは、ロシアが弱点を露呈し始めたと兆候とみている。

 ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は、プリゴジン氏は元受刑者を最大2000人採用した可能性があるとの見方を示している。
 ここで、同氏はなぜ戦略的に重要でもない都市を掌握するのに固執するのだろうかという問いが生じる。
  ウクライナ軍の退役大佐であるセルゲイ・グラブスキー氏はバフムートについて、「ロシア軍は技術的には同市を掌握できる。ただし、近い将来の話ではない」との見方を示した上で、多大なる犠牲を伴うため、割に合わない「ピュロスの勝利」になるだろうと述べた。

 プリゴジン氏には、ロシア軍の将軍よりも頼りになる人物との評を得るという、政治的な利得に対する思惑があるのではないかと専門家は指摘する。

 ウクライナ国立戦略研究所(National Institute for Strategic Studies)のミコラ・ビエリスコフ氏は、「ロシア軍は防戦状態にあるが、プリゴジン氏は攻勢に出ているように振る舞っている。これが同氏の最大の関心事であり、戦いを政治的な影響力、そしてカネに変えるのが目的だ」と分析する。

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。今から10日前に、このようにゼレンスキーは、自分が最高司令官である大統領の命令として、以下のように、バフムートからの撤退を、軍の総司令部に命令していた。それを軍が聞かない、という事態のようだ。

(転載貼り付け始め)

〇 ウクライナ軍、バフムートから「戦略的撤退」も ゼレンスキー氏顧問
2023年3/1(水)  CNN
 ウクライナのゼレンスキー大統領の経済顧問を務めるアレクサンドル・ロドニャンスキー氏
(この記事の 若い経済顧問の写真を貼る)

(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領の顧問は2月28日、ロシア軍との激戦が続くバフムート周辺の戦況について、ウクライナ軍は必要なら「戦略的撤退」を行う可能性があるとの認識を示した。 【映像】ロシアの燃料気化爆弾発射装置、破壊の瞬間

 経済顧問を務めるアレクサンドル・ロドニャンスキー氏は民間軍事会社ワグネルの傭兵(ようへい)に言及しつつ、「ロシアはバフムートの包囲を試みており、そのために最も練度が高く経験豊富なワグネルの部隊を使っている様子だ」と述べた。

 「我が軍はもちろん全ての選択肢を検討する。今のところ彼らはバフムートで持ちこたえているが、必要なら戦略的に撤退するだろう。全員の命を無駄にするわけにはいかないからだ」としている。 今後の予定についてさらに質問したところ、ロドニャンスキー氏はCNNに対し、撤退が必要かを判断するのは軍だと説明した。

 また、バフムート西部は要塞(ようさい)化されているため、「たとえ我々が撤退しても、ロシアがその後すぐに進軍できるとは限らない」とも指摘した。 バフムートを巡る戦闘はウクライナにとって最大の軍事的課題だ。ロシア軍が圧力をかける中、現地のウクライナ兵からは状況悪化を訴える声が上がっている。ゼレンスキー氏は2月28日夜の動画で、「最も状況が難しいのは依然バフムートだ」などと述べた。

〇 ロシア国防相がマリウポリ視察…露主導の再開発を内外に誇示か
2023年3/7(火)   ロイター

 ウクライナ南東部マリウポリを視察するロシアのショイグ国防相(中央)=露国防省提供、ロイター

 ロシア国防省は3月6日、セルゲイ・ショイグ国防相がウクライナ東部ドネツク州視察の一環で、ロシアが昨年5月に完全制圧を宣言した港湾都市マリウポリを視察したと発表した。ウクライナ東部で露軍が攻勢拡大しているのをアピールする狙いがあるとみられる。

 発表によると、ショイグ氏はマリウポリでロシアが新設した医療施設や12階建ての集合住宅などを訪れた。露主導で進めているマリウポリの再開発を国内外に誇示する意図があるようだ。露国防省は昨年12月にも、ショイグ氏がウクライナ侵略の前線地帯を視察したと発表していた。

 一方、ドネツク州の要衝バフムトで戦闘に参加する露民間軍事会社「ワグネル」は3月5日、新たな志願兵募集の案内をSNS上に投稿した。バフムトで消耗戦となり、多数の戦死者が出たためとみられる。モスクワやサンクトペテルブルクなど30都市に募集センターを設け、22~50歳の志願兵を募っていると呼びかけた。

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦 拝

かたせ2号 投稿日:2023/02/26 17:55

【3030】[3525]「実質上のTwitterファイル」である、「戦争挑発屋(ウォーモンガー)ビクトリア・ヌーランドの行状(罪状)紹介」が出て来ましたので、「ふじむら掲示板」で紹介しました。

かたせ2号です。

(1)
イーロン・マスクのツイート(2023年2月24日)で
https://twitter.com/elonmusk/status/1628876008656105473
「Interesting thread(興味深いスレッド)」と紹介されたスレッド(連なった複数のツイート)があります。

「ネオコン、戦争挑発屋(ウォーモンガー)ビクトリア・ヌーランドの行状(罪状)」について時系列で記載し、かつ、非難する内容です。2023年2月23日から発信が開始されました。
このツイートを、「ふじむら掲示板」でご紹介しましたので、よろしければご参照ください。
(掲示板リンク先⇒https://www.snsi.jp/bbs/page/16/

(2)
なお、イーロン・マスクはまた、2023年2月23日のツイートでも
「Nobody is pushing this war more than Nuland(ヌーランドほど戦争をひき起こした人物はいない」とコメントしています。

ですので、(1)にあるヌーランド非難のツイートは、実質上、これが新たなTwitterファイルになったと見なしてもよいでしょう。

そしてこれは、日本国内で一番声高にヌーランド批判を展開する副島隆彦先生の主張、その正しさを裏書きする内容にもなっています。こちらの主張の補足ともなりますので、ぜひ、ご参照ください。
(掲示板リンク先:再掲 https://www.snsi.jp/bbs/page/16/

(3)
副島隆彦先生のご発言を引用します。

重たい掲示板「[3519]谷崎潤一郎の亡霊に、私は神戸まで連れて行かれた。投稿者:副島隆彦 投稿日:2023-02-17」から。

(抜粋開始)
以下に載せる、ユーチューブの動画は、おそらく、自衛隊関係者たちが、広く全国の自衛隊の基地で、毎日、食い入るように見ているものだ。
「 真・防衛研究チャンネル チャンネル登録者数 15.1万人 」
と言う。軍事もの、兵器ものが、大好きな人々にとっての、毎日、定番のウエブサイトだ。

https://www.youtube.com/watch?v=01M2xXs9u10
【ウクライナ戦況】2023年2月15日。バクムット方面ロシア軍の攻撃が弱る、損害が激しく戦力不足か! – YouTube

 この「真・防衛研究チャンネル」の 情報源は、明らかに、アメリカのワシントンから毎日発信されている、 今や、ムーニー Moonies 統一教会のアメリカの、公然と表面に出ている キンバリー・ケイガン(ケーガン)という、まだ30代の凶悪な、若い女が代表である、「戦争研究所」 ISW (アイ・エス・ダヴュリュ 。インスティチュート・オブ・スタディ・オブ・ウォー )からの情報提供だ。

キンバリーの兄は、ワシントンのムーニーの大幹部で、第3次ネオコンに潜り込んでいる凶悪な高官のロバート・ケイガン(ケーガン)である。そして、その奥さんが、まさしくこの世に生きている悪魔女でビクトリア・ヌーランド(ニューランド)だ。

 今では、私、副島隆彦の本、その他で、知らぬ者はいない、最強のキチガイ女だ。今も米国務省のアンダー・セクレタリ―(国務次官)という、国務長官(ステイト・セクレタリー)に次ぐ権力者だ。

このケーガン一家が運営している、NGOの組織であるISW「戦争研究所」は、ワシントンのムーニー(統一教会)の非営利組織のふりをしながら、ペンタゴン(米国防総省)から、公然たる支援を受けている。
(抜粋終わり)

(4)
なお、「ヌーランドの華々しい政治的キャリアの終わりが、今月(2023年2月)から、始まったのではないか?」という仮説も最後に提示しましたので、もしよろしければ、そちらもご参考ください。
(掲示板リンク先(再掲)⇒https://www.snsi.jp/bbs/page/16/

以上

久我 潔 投稿日:2023/02/21 20:16

【3029】[3524]『世界覇権国アメリカ』

会員番号8712の久我 潔と申します。初めての投稿です。
副島隆彦先生の二大主著『世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち』を、僭越ながらTwitterにて触れさせていただきました(https://twitter.com/KugaKiyoshi/status/1627824436434059265)。正に混迷の時、今こそ先生の卓越した先見性と深い洞察に触れるべきとの思いです。プロモーションも掛けています。

ちなみにTwitterは、イーロン・マスクが買収してから格段に風通しが良くなり、彼の言う「言論の自由」に大きく近づいてきた気がします。どうか学問道場の皆様、そしてできましたら副島先生御自らにおかれましても、Twitterへの登場をご再考いただけないものかどうか、切に望む所です。今後ともよろしくご指導をお願い致します。

古村治彦(学問道場) 投稿日:2023/02/20 20:57

【3028】[3523]「副島隆彦の学問道場」のホームページ管理のお手伝い(アルバイト)を募集します(学問道場・古村)

 SNSI・副島隆彦の学問道場の古村治彦(ふるむらはるひこ)です。2023年2月20日です。

ウェブサイト「副島隆彦の学問道場」のホームページ管理をどなたかに手伝っていただきたく、お手伝い(アルバイト)を広く募集します。

仕事内容は下記の通りですが、ホームページを円滑に機能させることが大きな目的です。私がこの方面の知識や経験が足りないために、知識と経験のお持ちの方に是非助けていただきたいです。

週1回程度、事務所に来て、ホームページの管理やデータのバックアップなどの作業をしてもらいたいと考えています。アルバイト、副業を探している方には最適だと思います。アルバイト代(日給2万円)と交通費をお支払いします。

【仕事内容】
・ソースコードの管理
・問題なく機能するかどうかのホームページの管理・チェック
・「今日のぼやき」の文章の保存・バックアップ
・画像の保存・バックアップ
・ホームページ全体のデザインについての助言
・ホームページの運営についての助言
・パソコンやインターネットの使い方についての助言
など

【来ていただきたい方の条件】
・「副島隆彦の学問道場」会員の方(望ましいです)
・SEの資格をお持ちの方
・SEの実務の経験をお持ちの方
・企業・団体などでのウェブサイト管理の経験をお持ちの方
・20代、30代の男性の方(望ましいです)
・JR大宮駅から徒歩圏内にある事務所に週に1回通える方(アルバイト代、交通費支給)
・職務上知ったホームページや学問道場の情報を口外しない方

※希望者の方は履歴書をEメールに添付してお送りください。その後、こちらから連絡を差し上げて、実際に面談をして手伝っていただくかを決定します。
※募集は締め切りました。ご応募をありがとうございました。

【連絡先】
副島隆彦の学問道場
電話:048-788-1837
ファックス:048-788-1854
Eメールアドレス:snsi@mwb.biglobe.ne.jp

以上、よろしくお願いいたします。

副島隆彦の学問道場
古村治彦拝

もう(青柳) 投稿日:2023/02/20 09:00

【3027】[3521]新型コロナ感染症とワクチンの問題点について勉強会を開催します

副島先生の投稿後に失礼します。会員番号1855のもう(青柳)です。来る3月4日(土)に横浜駅近くの神奈川県民センター301会議室にて(14:00−15:40)、元横須賀市議の一柳洋氏の主催する「温暖化とコロナに流されない市民の会」勉強会「わかってきた新型コロナ感染症とワクチンの問題点」を開催します。私が公開されている論文、資料と10年以上医療安全の立場から勤務する病院内の全ての死亡例、救急に心肺停止で搬送された例の検証を行って来た経験から新型コロナ感染症とワクチンの問題点を実臨床の立場から検討します。概要は医療掲示板に掲載しました。横浜近傍にお住まいの方は是非ご参加下さい。間違った事態を「おかしい」と言える社会を目指したいと思います。

土井としき 投稿日:2023/02/17 15:14

【3026】[3520]谷崎潤一郎の神戸市芦屋の住まい。

谷崎潤一郎の神戸市岡本の家。
サニーサイドNNCorporation
http://sunnyside-nn.net/old/sarankaku/phpto.htm

旧山邑家住宅 – Wikipedia https://ja.m.wikipedia.org/wiki/旧山邑家住宅

副島隆彦 投稿日:2023/02/17 08:37

【3025】[3519]谷崎潤一郎の亡霊に、私は神戸まで連れて行かれた。

副島隆彦です。今日は、2023年2月17日(金)です。

 私は、今も、霊魂に導かれて、自分が出会った、ギリシア彫刻の女神像(3美神像とか)の100体ぐらいある、本物の大理石で出来ている彫像(トルソtorso 。ただし中国製の精緻で優美な模造 )の亡霊、怨霊に憑りつかれている。

 この美神(びしん)たちの霊から囁(ささや)かれて、私は、先週、神戸市の東灘区(ひがしなだく)で、芦屋(あしや)の隣りの一帯の、文学者、谷崎潤一郎(たにざきじゅんいちろう)の旧宅たちを探して、その辺りを見て回った。私は、谷崎の亡霊とも対話した。

倚松庵(いしょうあん)

 谷崎は、昭和の始めに、日本が戦争にのめり込んでゆく、その頃もずっと、自分の文学の信念である、耽美(たんび)と女性崇拝と女体の窃視(せっし)のエロスの世界を描き続けた。谷崎は、戦争中もずっと、「細雪(ささめゆき)」を書き続けて、自分の奥さまの松子(まつこ)夫人への愛と、さらにその実の妹たちへの愛を作品にし続けた。

谷崎と松子夫人

 谷崎には敗戦後の日本が分かっていた。戦争肯定、皇国への賛美と、戦争への追随と、ひたすら八紘一宇(はっこういちう)の思想にのめり込んだ、他の知識人や文学者とは異なった。

 女流文学者たちで、ずっと虐(しいた)げられた女たちのために言論で闘っていた、与謝野晶子(よさのあきこ)でも、平塚雷鳥(らいてふ)でも、市川房江(いちかわふさえ)でも、翼賛(よくさん)体制を支持した。
 女たちの銃後(じゅうご)の守りで、切実な愛国と、兵士たちへの慰問の活動を続けた。国民も、自分たちも兵隊さんたちのあとに、日本本土での戦いで死ぬのだ、と、脅えながら覚悟していた。

 そしてやって来た無残な敗戦後に、戦争を扇動した指導者たちと、さらには言論人たちまでもが、指弾(しだん)され、文学者の戦争責任も問われた。かつ責任を感じて、女流文学者たちも自分たち自身で鬱屈(うっくつ)した。

 高村光太郎のように、己の戦争翼賛 を自己処罰をして、岩手の 花巻(はなまき)の山荘のあばら家で生きて、死んでいった誠実な者もいた。だが、恥知らずのまま、戦後は反共右翼(はんきょううよく)となって、今度は、敵であったアメリカの忠実な、手先、子分になって、変節し尽くした、厚顔無恥な者たちも大勢いる。

 それに較(くら)べて、谷崎は、戦争反対も言わず、だた、ひたすら、英人オスカー・ワイルド張りの、人間の女性の美と、男女の愛の世界を肯定して、そのことのための文学作品を黙々と書き続けた。この態度が偉くて素晴らしい。 
そして敗戦後に、「細雪」を始めとして、谷崎の作品は、日本国民に改めて高く評価される。
 
 私は、谷崎が、太平洋戦争(昭和16年、1941年)の前(昭和11年)から昭和18年(戦争の待っただ中も)ずっと住んだ、倚松庵(いしょうあん。神戸市が、移築、復元している)に行って、本当に谷崎の霊魂と話してきた。 私が、昔から予想していた以上に、谷崎はこの家で、7年間、松子夫人(細雪の、主人公。御寮人=ごりょん=さん、2女の幸子)と。

 妹の3女の重子(しげこ。細雪のヒロイン、雪子。きあんちゃん)と、4女の信子(細雪の妙子。恋さん)と、さらには松子の連れ子の、恵美子(えみこ。松子と前夫の根津清太郎=ねずせいたろう=の娘)と、それから女中たちと、この倚松庵のお屋敷(と言っても、今では小ぶりの和洋折衷の家。住吉川河畔)をハーレムにして、びったりと女たちと寄り添うように暮らしている。

 

 美しい日本女性の、上流商家の4姉妹(英語のタイトルは、槇岡家の Makioka sisters )の娘たちとの恐ろしいぐらいに密着していた、半裸体の暮らしぶりだ。私は、谷崎潤一郎という、非政治的(エイポリティカル apolitical 、政治無関心)を装っていた、真の政治的な日本の知識人の生き方に死ぬほど感動した。
今の
 戦争と、大震災と、経済恐慌(きょうこう)の予兆で、不安に打ちひしがれ、揺れ動く、今の日本民衆の気持ちを、あの時の、谷崎の遺志を継いで、一体、誰が、今、描くことが出来るだろうか。私は、すでに、自分の谷崎追慕の評論文を書く準備に入った。

 谷崎は、戦争前も、戦争中もそして、戦後も寒い冬には、必ず毎冬、熱海にいた。大金持ちと文学者は、熱海にいる。今も、おそらく往年の大女優たちが、老婆になり果てて、その半数は、熱海に隠れ住んでいる。だから、私、副島隆彦は、熱海にずっと、もう18年も棲んでいる。そして東京と行ったり来たりしている。自分でも何故だか分からなかったが、ようやく彼ら先人の知識人たちの霊魂、亡霊が、たくさんここに居るからだと分かった。

 さて。 ウクライナ戦争での、ロシア軍が開始した、大攻勢(グランド・オフェンシヴ)は本当のようだ。プーチンが、3月までに、ウクライナ東部の2州と南部の2州の合計4州 を完全に制圧するようにと命令を出している。

 このことは、ロシア国内だけでなく、西側(欧米、デープステイト=カバール側)の諸国でも、当然の成り行きだ、と、自然に受けとめている。ロシアはこの目標を達成するだろう。だから、東部のルハンスク、ドネツクの2州で、今も激しい戦闘が続いている。

 ロシア軍の大攻勢で、ウクライナ軍の兵士と、突撃を繰り返すロシア軍の双方の兵士が、合計で毎日、800人ぐらいが戦死している。この数字は、この戦争の情勢に注目している専門家たちが誰も否定しない。

 ロシア軍の 地上軍の 歩兵部隊(グラウンド・インファントリー。英語ならGI=ジーアイ=)が、人海戦術で、突撃を繰り返している。どれだけ死んでも突撃をやめない。その真上を、ウクライナ軍の砲兵部隊の、155ミリ榴弾砲とハイマースHIMARS (高機動(こうきどう)多連装(たれんそう)ロケット砲システム)の誘導ミサイル(ロケット弾に目が付いているようなもの。正確に目標に当たる)が、激しく飛び交っている。 

 ロシア軍は、ウクライナ軍に英米から供給されている、肩掛け式(携行式)の「聖(セイント)ジャベリン」の対戦車の誘導ミサイルからの攻撃を避けるために、その攻撃範囲の外から、戦車砲の 直劇弾で、このジャベリン と ドローンの上空からの正確な爆弾投下の精密攻撃から、何とか身を守りながら、一歩ずつ前進している。

 文字通り、1日に1キロメートルとかの前進をしている。大量の死者を出しながら。死ぬのは、ほとんどが、最前線に駆り出される、戦闘経験のない新兵と囚人兵たちだ。「古参兵(ヴェテランズ)は死なず。ただ、(戦争が終わったあと)消えゆくのみ」と、マッカーサー大将が、ウエストポイント(米陸軍士官学校)での自分の引退演説でしたとおりだ。

 18歳から20歳ぐらいの新兵の部隊が攻撃を受けてたくさん死ぬ。その瞬間に、攻撃してきた敵のウクライナ軍の陣地を正確に計測して、そこに向かって、ロシア軍の誘導ミサイルの野戦砲が飛んで行く。 古参兵(ヴェテランズ veterans  )である、ワグネルのPMC(ピー・エム・シー、民間軍事会社)に再雇用されている30代、40代の強兵たちだ。それと、ロシア正規軍の中でも、最強の空軍空挺部隊(パラトルーパーズ)が、混成旅団を作って戦っている。今、まさに、激戦地で天王山となりつつある ウクライナ軍が死守している、要衝(ようしょう)バフムートの攻略、包囲戦を やっている。

 ネオナチ思想で狂っている(英と米に狂わされている)前線のウクライナ兵も、もう死ぬ気だから、勇敢だ。だが、ロシアも、今やロシア国民の多くが、自分も死ぬ気になって、

 一致団結して、銃後の守りをしている。息子たちが前線に行くことを、ロシアの母親たちは、「それが、ロシア人として、一人前の男になることだ」と送り出している。日本の愛国の母たちもそうだったのだ。

 私、副島隆彦の母親は、戦中派で、モンペを履いた女学校の生徒だったから、女子挺身隊(じょしていしんたい)になって、防空訓練や、「エイ、ヤー」と、竹やり訓練をしている。私の母は、私に、「愛国の花」という昭和18年頃の歌を、教えてくれた。
「真白き 富士の気高さを、心の強い盾)たて)として、・・・銃後(じゅうご)に映(は)える女(おみな)らは、地に咲き匂う、国の花」という 歌だ。あの時の、日本人は、皆で狂っていた。

 それが人類(人間)という愚かな生き物の、することだ。
人間は、共同幻想( きょうどうげんそう。mass illusion マス・イルージョン)に狂う生き物だ。宗教とか、国家とか、芸能、スポーツとか。私の先生の吉本隆明(よしもと りゅうめい)が提唱して論究した。

これをヨーロッパ最高の精神医学者(psychiatrist サイカイアトリス))だった、ジークムント・フロイトが、解明した。
 フロイトは、何千人もの精神病の患者を見続けた。だが、フロイトが、真に偉大だったのは、個々の精神病者の治療と症状の改善のために、精神分析学(psycho-anarysis サイコ・アナリシス)という、精神病の臨床医学を築いたことではなく( 治療はうまく行かなかった)、それよりも、 人間という生き物は、集団で発狂する、ということを発見したことだ。

 人間(人類)は、個々の遺伝子性の精神病だけでなく、集団で発狂するということを解明した。このことフロイトは、「モーセと一神教」( 年刊)という本で書き始めた。
このことで、ジークムント・フロイトは、ただの精神医学者(サイカイアトリスト。大学の精神科の医師)ではなく、世界レベルの 思想家(スインカー thinker ) になったのだ。
日本の知識人たちは、このことが分かっていない。なぜ、フロイトがこれほどに、いまも重要視されているのか。人間の本性の一部のエロス、やエゴ の研究ではない。

フロイトが真に偉大なのは、人間は個々人だけでなく、集団で発狂する生き物だ、ということを分かったからだ。そして、まさしく、1930年代の、ナチス・ドイツ政権という、集団発狂のさ中(なか)に、ウイーン大学のフロイトの研究所が、ナチスの突撃隊に襲撃を受けて、研究所ごと荒らされ、フロイトの著作をまとめて燃やされる、という、学問弾圧を受けながら、フロイトは生きた。それでもフロイトは国外に脱出しなかった。

 人間は、個々の精神病者(psyhopath サイコパス )だけでなく、民族や部族や国民国家 が丸ごと、集団で妄想(もうそう)を起こし発狂する生き物だ。 
 強度の被害妄想(ひがいもうそう。パーセシューション・マニアック)に陥って、集団で精神病に罹(かか)る生き物だ。この大きな事実を解明したがゆえに、フロイトは、人類の20世紀の大思想家のひとりになったのである。

 日本では、フロイトの全集の翻訳をしているフロイト学を専攻していると、自分では思い込んでいる学者たち自身が、このことに自覚がない。日本と言う国は、今も、その程度の知能の国だ。 日本人の精神医学者は、今も、誰も、このことで重要な研究をしている、イギリスのタヴィストック精神医学研究所(Tavistock clinic ) の存在を知らない。日本人には、教えないことになっている。

 人類(人間)が、集団で陥る、幻想 の病状が進行して、さらに症状が高(こう)じると、それは、集団発狂状態(しゅうだんはっきょうじょうたい)となる。今のウクライナ国民の400万人ぐらいがそうだ。 英と米によって計画的に、狂わされた。
 
 今、ウクライナには、もう半分の2400万人の国民(以前は4400万人の人口)しかいない。いなくなった半分のうちの、1000万人は、隣りのポーランドと西側諸国に。そして1000万人ぐらいの、ロシア語をしゃべる者(ロシア系ウクライナ人)たちは、ロシア側に国境線を越えて脱出し避難している。

 以下に載せる、ユーチューブの動画は、おそらく、自衛隊関係者たちが、広く全国の自衛隊の基地で、毎日、食い入るように見ているものだ。

「 真・防衛研究チャンネル チャンネル登録者数 15.1万人 」

と言う。軍事もの、兵器ものが、大好きな人々にとっての、毎日、定番のウエブサイトだ。

https://www.youtube.com/watch?v=01M2xXs9u10
【ウクライナ戦況】2月15日。バクムット方面ロシア軍の攻撃が弱る、損害が激しく戦力不足か! – YouTube

 この「真・防衛研究チャンネル」の 情報源は、明らかに、アメリカのワシントンから毎日発信されている、 今や、ムーニー Moonies 統一教会のアメリカの、公然と表面に出ている キンバリー・ケイガン(ケーガン)という、まだ30代の凶悪な、若い女が代表である、「戦争研究所」 ISW (アイ・エス・ダヴュリュ 。インスティチュート・オブ・スタディ・オブ・ウォー )からの情報提供だ。

(ここにキンバリーの顔写真を貼る)

キンバリーの兄は、ワシントンのムーニーの大幹部で、第3次ネオコンに潜り込んでいる凶悪な高官のロバート・ケイガン(ケーガン)である。そして、その奥さんが、まさしくこの世に生きている悪魔女でビクトリア・ヌーランド(ニューランド)だ。

 今では、私、副島隆彦の本、その他で、知らぬ者はいない、最強のキチガイ女だ。今も米国務省のアンダー・セクレタリ―(国務次官)という、国務長官(ステイト・セクレタリー)に次ぐ権力者だ。

(ここにロバートと ヌーランドの顔写真を貼る)

ヌーランド

ロバート・ケーガン

 このケーガン一家が運営している、NGOの組織であるISW「戦争研究所」は、ワシントンのムーニー(統一教会)の非営利組織のふりをしながら、ペンタゴン(米国防総省)から、公然たる支援を受けている。米軍の軍事スパイ衛星を、管理している米宇宙軍(スペイス・フォース。今も空軍の一部でありながら、今や米第5軍)のサイバー通信情報部の、全面協力を受けている。

 そして、毎日、毎日、世界中に、その画像を垂れ流している この凶悪な「戦争研究所」からの公開情報を、そのまま鵜呑みにして、そのまま日本語に翻訳して、日本のメディア、テレビ各局、そして自衛隊関係者 および、ウクライナ戦争ウオッチャー たち(だから、この真・防衛チャンネルにチャンネル登録をしている15万人と、その倍ぐらい)が、毎日見ている。

 テレビに、この1年間、出まくりの、防衛研究所の 高橋杉雄も、・・・も、・・・も、 ・・・小泉悠(こいずみゆう)ちゃん(奥さんはロシア人)も、慶應大学の今や公然とムーニーである広瀬陽子(ひろせようこ)も、・・・筑波大学=ムーニー大学の、ミルからの目が飛んでいる、キチガイの中村逸郎も・・・

 みんな、みーんな、このISW「戦争研究所」からの公開の戦争報道の、米軍事スパイ衛星からの動画配信に頼って、偉そうにテレビで発言している。 

 ・・・・そろそろウクラナイナ軍が、押されて、ボロボロになって来ましたが、皆さん、お元気ですか。まだ強気で、「ウクライナ軍が勝つ。反攻を開始してロシア軍を国境線の外まで追い落とす」と、言い続けるのですか。 ・・・このことに関心のある国民が皆さんの顔を、じーとテレビの画面で見ていますよ。このテレビ政治報道番組を飽きずに見ている国民というのも、かなりおかしな人たちだ。

 大半の国民は、もう、あまりテレビのウクライナ戦争報道を見なくなっている。ただ、時々、ニューズ報道が有ると、不安そうに聞いている。民衆と言うのは、いつの時代も、こういうものだ。
 だから、皆さんも、たまには、この戦争報道の、今では、こんなに便利な、宇宙衛星からの画像を使った戦況(せんきょう)報告の、ユーチューブ を見て下さい。これが、今、私たちの世界で、毎日、起きていることだ。 実際に毎日800人ぐらいの兵士、軍人(下士官から上)が死んでいる。

 地球のほぼ反対側(ウクライナから8000キロぐらい離れている)私たちの日本の、今の平穏無事な平和な暮らしがある。それでも、やはり、ふわふわした奇妙な感じが、私たちの日常にも、どこかから伝わってきて付きまとう。 今、世界は戦争をしているのである。
そして、ますます、大きな戦争に繋(つな)がって行きそうなのである。

 だから、私は、自分が、戦争に向かう時の知識人としての心構えを習う(倣う)ために、谷崎潤一郎の霊魂、すなわち、魂(スピリット)と霊(ソウル)に、誘(いざな)われて、神戸の彼の旧宅の辺りをさ迷った。

 「死ぬのが いいわ」 という 若者の世界で、大ヒットした歌が有る。
 年末のNHKの紅白歌合戦に、NHKの決断で、急に出場が決まって、藤井風(ふじいかぜ)という、まだ20代のロック歌手(だろ?)の若者が、この「死ぬのが いいわ」を歌った。最後は、ステージに倒れて動かなくなった芸をやった。驚いた視聴者たちから、

「こんな気持ちの悪いのを紅白に出すな」の抗議の電話がNHKに殺到したらしい。だが、多くの国民は、「なんだ、これは。でも、若い人たちの中から、こんなやつが出て来て人気を取るのだろう」と受け入れた。

( ここに、「死ぬのが いいわ 」の ユーチューブを貼り付ける)
https://www.youtube.com/watch?v=6ZxsuFajQDo

藤井 風 – 死ぬのがいいわ(Visual) – YouTube

が、今の日本人の気持ちをよく表している。

「死ぬのがいいーわ、死ぬのがいいーわ」 
「あんたと このまま おさらばする よか(よりも) 死ぬのが いいーわ」

と歌っている。この歌は、一昨年から、東南アジア諸国にも広がって、ヒットしている。特にタイ国で大ヒットしている。東アジアで、2億人が見ている、と。 

 この曲と歌の感じが、今の地球(=世界)を覆(おお)っている。明らかにこれから、「ロシアと中国 対(たい) アメリカおよびヨーロッパ諸国」とで、始まりそうになってきた、第3次世界大戦への突入を予感している。そして、そこに向かって、人類の一挙の大量死(すなわち核戦争 ニュークレア・ウォーフェア nuclear warfare  )の恐怖を感じ取り、戦争を予感して、この世界から吹いている風を、皆が肌で感じている。

 
 特に、若い人たちほど、敏感にこの戦争の予感を感じている。若い人たちほど、死にたくない。だが、戦争になれば、どうしても若い人たちから先に大量に戦場で死んでゆく。私が、前の方に書いた通りだ。

 私たちは、今、ウクライナ戦争(実際には、米欧 対 ロシアの戦争)が起きている現実の世界を包む、不安な空気の中で生きている。

 それでも、それでも、だ。 私たちは日本人として、世界に向かって、大きな指針を示さなければいけない。
 日本は、露と中 (ロシアと中国)帝国 に 付くことなく。かと言って、アメリカ帝国 の忠実な家来、子分(すなわち属国)を今のまま続けることもなく。

 アメリカが密かに置いている核兵器を、日本から撤去させて。 そろそろアメリカの支配から、身を振りほどいて、私たちの日本国 は、世界に向かって、今、私たちが持っている、この 平和憲法(憲法9条。戦力不保持。交戦権の否定。そして戦争そのものの放棄 )という明文を振りかざして、

 「世界戦争に向かっている、2つの勢力に向かって、言います。日本は、先に、もう戦争をしないと決めました。だから、どちらの勢力にも付きません。日本は中立国です。ですから、どうか、東京で和平交渉(わへいこうしょう。ピース・トークス peace talks )の為の、話し合いをして下さい。何十回でもしてください。核戦争で、人類を滅ぼしてはいけない 」 という 声を上げるべきだ。 

 それが、私たち日本人に 課されている、世界に向かって日本が貢献できる、これからの日本の、唯一の 大きな仕事だ。 私、副島隆彦は、今、真剣にこのように考えています。

 副島隆彦拝