重たい掲示板

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副島隆彦 投稿日:2017/05/26 09:23

【1791】[2144]5月28日の 定例会(私たち自力での講演会)にさらに集まって下さい。

副島隆彦です。 今日は、2017年5月26日です。

 私たちの定例会(講演会)が、明後日(あさって)28日に迫りました。
その準備を弟子たちとやっていました。私は、「これからは、新しい話をどんどんする」という考えに変りつつあります。

 もっともっと、新しい、最新の、情報と知識をお伝えしなければいけない。特に学問道場の会員に対しては、特別に超(ちょう)最新の知識と、それらを整理した、私、副島隆彦の総合判断と、そしてこれからの予測(予言)を、もっともっと大胆に行わなければいけないのだ、と、決意しています。 

 私が、自分の脳(頭)から絞(しぼ)り出す、「これからの世界はこうなる。その次はこうなる」を、怖れることなく言い切る、ということを、今度の定例会(28日)では、実験的にやってみようと思います。 

 まだ席は少しだけ残っていて座れるそうですから、時間のある人は、来て下さい。当日券ということで入場できます。

 私が、「どんどん新しいことを言う」として、たとえば、アメリカの次のFBI長官に、なんと、なんと、ヒラリーの愛人を10年以上やってきた、コネチカット州選出の上院議員だった(徹底したイスラエル擁護の)、ジョゼフ・リーバーマンが、つい一昨日まで、最有力候補だった。

(転載貼り付け始め)

Joe Lieberman out of FBI director sweepstakes

May 24, 2017 FOX

http://www.foxnews.com/politics/2017/05/24/joe-lieberman-out-fbi-director-sweepstakes.html

 Trump wants to expand pool of FBI director candidates after he hires Joe Lieberman’s law partner Marc Kasowitz to defend him in sprawling Russia probe

http://www.dailymail.co.uk/news/article-4535766/Trump-retains-Marc-Kasowitz-private-attorney-Russia-probe-Fox-Business.html?ito=social-twitter_dailymailus

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。この英文記事が最新の公開情報です。

 ヒラリーと、リーバーマンが、仲良く極めて親密に抱き合っている写真は、私たちの「世界権力者人物図鑑」で、ひときわ燦然(さんぜん)としていた。

 極悪人で、犯罪の証拠もたくさん挙っているから逮捕、裁判、投獄しなければ済まないヒラリーと、リーバーマンは、その後どういう関係になっているのか? 

 リーバーマンをFBI長官に、トランプが任命するなんて、と、アメリカ国民が、どよめいて、吃驚仰天(びっくりぎょうてん)を通り越す、ものすごい人事案だった。

 もし、ヒラリーとリーバーマンの私的な愛情関係が今も続いていたら、リーバーマンをFBI(フェデラル・ビューロウ・オブ・インヴェスティゲイション)長官に任命したら、トランプ自身が、焼き殺されてしまう。文字通り、自分に向かって、自分に刃物を突きつけるようなことだ。大統領弾劾(だんがい。インピーチメントimpeachment =議会での刑事訴追裁判 )で、トランプは大統領辞任に追い込まれる。

 そういう、自分で毒を飲むようなことを、トランプという男はやってみせる。人事権を握ったのだから、普通のおとなしい考えなら、「次のFBI長官は、FBIの中に、たくさん溜まっている、真面目な捜査官たちが集めた、ヒラリーが関わった多くの、国内殺人を含めた、あるいは、ISIS(アイシス)を傭兵部隊として育てた、大量の証拠を、表(おもて)に出して、正しく刑事法執行機関(ラー・エンフォースメント・オフィサー law enforcement officers )としてのFBIの職務を実行してくれるであろう、厳格に公正な人物を、FBI長官に任命する」という、普通の正常な行動に出ていただろう。 

 ところが、トランプというのは、さらに恐ろしいまでの離れ業をやってみせて、「毒を毒で制す」ということまで、やる男だ。一歩間違えば、自分が毒蛇に噛まれる蛇使いのような技(わざ)まで使う。 

 アメリカの 責任有る地位の、政治の世界の裏側の穢(きたな)いことも全部知っている、本物の大人の男たちが、ドヒャーと、まず、このトランプの「ヒラリーの愛人だったリーバーマンをFBIの長官にするなんて、なんということだ 」と驚いた。 これがアメリカ政治だ。 やがてその噂(うわさ)が全国に広がって、アメリカ国民にとっても、捧腹絶倒(ほうふくぜっとう)のゲラゲラ劇場である。

 ビル・クリントン大統領(在1990-98)が、ホワイトハウスの東ウイング( 大統領の家族が住む。大奥だ )に、あの政治インターン(研修生)の、モニカ・ルーインスキーを、引っ張り込んでいる間に、ヒラリーは、コネチカット州のリーバーマン上院議員の邸宅に、ずっと入り浸っていた。そういう 夫婦だったのだ。頭のいいアメリカ人は、皆(みんな)このことを知っていた。 

こういう、アメリカ政治の本当のところを、何も、知らされない、教えられない、日本土人たちは、かわいそうだ。

私、副島隆彦が、どんどん、こういうことも、もっともっと日本国民に伝えるしかないではないか。 日本人は、頭はいいのだから、本当の知識、情報が入れば、自分で、あれこれ考える能力がある。洗脳されたままで、惚(ほう)けた、タワケ(名古屋弁)のままで、いつまでも居させられてたまるか。 

 副島隆彦のこれからの、“真実暴(あば)き言論人”としての 暴(あば)れ方を見ているがいい。 会員は、定例会に、結集せよ !

以下は、たった今、報道された、WSJ紙(ウォール・ストリート・ジャーナル 日本で言えば、日経新聞)の記事である。

(転載貼り付け始め)

●「 FBI次期長官、最有力候補が選考辞退=書簡 」

2017年5月26日 WSJ
http://jp.wsj.com/articles/SB11367386290468463683504583167451237021858

 米連邦捜査局(FBI)次期長官の最有力候補と目されていたジョー・リーバーマン元上院議員は、利益相反と見なされる状態を避けるため自身を選考の対象から外すようドナルド・トランプ大統領に伝えた。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認したトランプ氏宛ての書簡で明らかになった。

 リーバーマン氏はコネティカット州選出の元上院議員で、民主党の副大統領候補になったこともある。現在は昨年の大統領選へのロシア干渉疑惑を巡る捜査でトランプ氏の私的弁護団に入ったマーク・カソウィッツ氏と同じ法律事務所に勤務している。トランプ氏は今週に入り、ロシア疑惑を巡る特別検察官の捜査で自身の代理人の一人にカソウィッツ氏を起用した。

 リーバーマン氏は24日付の書簡で「マークがシニアパートナーを務める法律事務所で私がシニアカウンセルの役割を担っていることを踏まえ、利益相反と見なされるいかなる状態も回避することが最善だと考える」と述べた。

 トランプ政権高官は先週、リーバーマン氏がFBI長官の最有力候補だと語った。トランプ氏も先週、最有力候補かと聞かれて「そうだ」と答えていた。ホワイトハウスは現時点でリーバーマン氏の書簡についてのコメントに応じていない。

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。 この記事から、私が、書いていることがウソではなくて、これらの新聞記事の背後にある真実だと、分かる人は分かる。私たち学問道場は、さらに、パワーアップして、弛緩(しかん)して腐れ切った、腑抜(ふぬ)けにさせられた、この日本の状況の中に斬り込んで行く。   副島隆彦拝

第37回 副島隆彦を囲む会主催定例会
「ディヴィッド・ロックフェラー死後の世界新秩序“G3”を大予言する」

講師:副島隆彦先生、中田安彦研究員

開催日 2017年5月28日(日曜日)
会場 「日本建築学会 建築会館ホール」

■JR「田町」駅,都営地下鉄「三田」駅(浅草線・三田線)
会場住所 〒108-8414 東京都港区芝5丁目26番20号

開場  12:15
開演  13:00
終了  16:30

※開場、開演時間以外は、あくまで予定です。終了時刻等が変更になる場合もございます。
※お席は全て「自由席」になります。お手荷物・貴重品等はお客様ご自身で管理をお願い致します。
※ご入金いただいた参加費は、いかなる事情がありましても、払い戻しできません。ご了承いただきますようお願い申し上げます。

いそがい 投稿日:2017/05/26 00:29

【1790】[2143]破壊活動防止法

共謀罪は一旦おいておくとして。
それ以前の破壊活動防止法、一般的に言われる破防法は中核とか革マルなどの過激派に対する法律かと思っていたら全く該当なし。
日本初の破防法適用団体はオウム真理教になるはずだったが、これも適応外だと見送られる。
共謀罪は治安維持法との類似性があると指摘されているが、共謀罪の条文を正しく理解しないと警察、警視庁の方々も捜査権の悪用解釈の越権行為と見なされると思う。
個人的には、共謀罪で捜査する警察の方々、立件する検察、それを判断して判決せざるを得ない裁判官、刑事事件でジャッジするはめになった裁判員と称する一般の方々が頭を抱える案件が噴出すると思うのですが?
どうなんでしょう。

いそがい 投稿日:2017/05/23 22:01

【1789】[2142]共謀罪

共謀罪。
「中核派の時代遅れの人が逮捕されているのがわかった」
の自慢げな報道がでてきた。
いきなりのイギリスのテロもこのたぐいかな??
でも、共謀罪の善し悪しは別にして、法律が出来ても条文の法解釈を正確に理解出来ないとお役人の裁判官は一番最初の法解釈の執行に悩み苦しんで逃げまくるだろう。
誰が一番最初の判例を作り上げるのか。
共謀罪が出来ても使える人材がいないとただのザル法だと思うのだが。
ご反論宜しくお願いいたします。

8067浅川京華 投稿日:2017/05/21 04:31

【1788】[2141]今こそ大政奉還を 7

秋篠宮家の長女婚約の報に、案の定「又、皇族が減る、女性宮家創設を、やはり急がなければ」という空気が広がっている。今上天皇の「特例法などに逃げるな、飽くまでも皇室典範を改正しろ」という意志だと、私は思う。今上天皇の戦いは続いている。私はこの戦いを、断固支持する。日本では所詮、米国のような革命(トランプ大統領の登場)は、残念ながら起きないのか?とも思うが、そんな事は無かろう、日本は米国しだいだから、米国があのように変わった以上、影響を受けざるをえない、似たような事態(本音の時代の到来)に、遠からずなるだろう、と期待していたが、考えてみれば、トランプ氏が出現した去年、時期を同じくして、今上天皇の退位希望表明がされた事、これこそが「それ」だ、と気付いて、私は「あっ!!」となった。余談だが、副島先生の『1971 1643年と1756年のヨ―ロツパの歴史2』で、アンリ4世と結婚したマリー・ド・メデイシスは、素行の良くない女だったらしく、とあったが、素行が良くない女だったのは、アンリ4世と最初に結婚した、カトリーヌ・ド・メデイシスの娘のマルグリツト(通称マルゴ王妃。この通称は蔑称だそうな)である。兄弟3人と、近親相姦していた人だそうな。フランス王室の歴史というのは面白くて、日本のように側室制度というのはない事になっているが、そんなのは大嘘で、フランス王室も、現日本皇室のように、女王は認めていなかったが、その代わりというか、代々の王様には、公式籠姫というものがいて、これが国政を牛耳ってきた(更に余談だが、日本のデビ夫人などは、こういうものに憧れた、時代遅れの女だろう)。アンリ2世の愛人だっデイアーヌ・ドポワチエという人は特に有名で(アンリ2世より、20才くらい年上だったそうな)、アンリ2世存命中、国政を牛耳っていたのはこの人で、王妃のカトリーヌ・ド・メデイシスは、ずっと日陰者だったそうで、カトリーヌ・ド・メデイシスが国政を好き放題にし出すのは夫の死後、デイアーヌ・ド・ポワチエを追放してからだそうな。聖バルテルミの虐殺の主謀者もカトリーヌ・ド・メデイシスだそうで、長年の鬱屈から、こういう残虐な人になったのかも知れない、と言われているそうだ。ちなみに、フランス王室最後の王様のルイ16世は、確か、フランス王室史上唯一、愛人のいない王様だった。だから、フランス王室は滅びたのかね、などと思う。

アルルの男・ヒロシ 投稿日:2017/05/20 21:16

【1787】[2140]安倍晋三をイラストで描いたらこうなった

アルルの男・ヒロシです。

相変わらずの日本の国会のレベルの低さに呆れ返っていますが、国のトップがこんなものですから、仕方ないんでしょうね。 ↓

このイラストの解説は、「今日のぼやき」(1973)を御覧ください。
https://www.snsi.jp/tops/boyaki/1970

5月28日の講演会、ぜひお待ちしております。
現在進行系のトランプを包囲する勢力と「ロシアゲート」の問題をお話できると思います。

中山 投稿日:2017/05/19 19:51

【1786】[2139]違法性

 会員の中山です。
私はトランプ大統領のシンパでもアンチでもありませんが、あまりにひどいアメリカ国内そして日本における報道に怒ってます。
 当たり前のことですが、刑法により処罰されるには刑法典に厳格な構成要件に該当する行為を行わなければなりません。
 これは罪刑法定主義の重要な要素の一つです。
 アメリカの刑法典について、私は少しも詳しくないのですが、例え今問題になっている「メモ」に記載されていることが全て正しかったとしても、法に触れる事はないと多くのアメリカの学者が指摘しています。
 それがなぜ「弾劾」相当と議会で糾弾され、大手メデイアで報道されるのか。
 数年前の日本の状況が想起され手気分が悪いです。

守谷健二 投稿日:2017/05/19 13:03

【1785】[2138]天武天皇の正統性について

『日本書紀』の持つ、相反する二つの正統性

 「葦原の千五百秋の瑞穂の国は、是れ吾子孫(あがうみのこ)の王(きみ)たるべき地(くに)なり。宜しく爾皇孫(いましすめみま)、就(ゆ)いて治(しら)せ。行矣(さきくいませ)。宝祚(あまつひつぎ)の隆(さかえ)まさんこと、当に天壌(あめつち)とともに窮り無かるべし。」『日本書紀』より

 上の記事は、日本国の主神天照大神が、理想の国土日本を天孫瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)に与え、皇統が永遠に続くこと(天壌無窮)を約した「日本神話」の肝心要の部分である。

 皇統の継承は、あくまでも親から子に、が大前提であり、それだけが天皇の正統性を保証した来た。日本には(易姓)革命が起きなかったことを誇りにしてきた。 天地開闢以来近畿大和王朝しか日本列島に君臨した王朝はなかった、というのが『日本書紀』の歴史である。

 しかし、この『日本書紀』の編纂を命じたのは、天武天皇(在位673~686)であった。天武天皇は、天智天皇(661~671)の長男・大友皇子(明治に追号弘文天皇)を滅ぼして(壬申の乱)即位した。
『日本書紀』は、天武の方が本来の正統な皇位継承者であり、その地位を大友皇子に譲ってやったのに、その恩を忘れ、大友皇子が危害を加えようとした。それで仕方なく決起したのだ、と『日本書紀』に記す。 
 『日本書紀』は、天武天皇の即位を正統化するために編まれたものである。しかし、奈良時代の王朝人等は、天武の正統性を認めていない、否定している。皇位の簒奪者と、天武天皇を認識していた。

 皇統の永続性などと云っても、七世紀半ばでも日本列島は単一王朝の時代ではなかったのである。「白村江の敗戦(663)」で知られる唐・新羅連合軍と戦った倭国は、近畿大和王朝ではない。九州筑紫を京とし、日本列島の代表王朝であった。近畿大和王朝の上位者と振舞っていた。

 『日本書紀』は、倭国の記憶を取り組み、倭国の存在を抹殺して作られたのだ。唯単に天武天皇を正統化するために。「壬申の乱」の天武の決起には、正統性など全くなかったのである。完全なだまし討ちである。
 天武は、己を正統化するために、歴史を捏造し、創造したのである。

副島隆彦 投稿日:2017/05/19 12:45

【1784】[2137]トランプの一昨日のすばらしい演説。「逆境はあなたをもっと強くする」

副島隆彦です。 今日は、2017年5月19日です。

トランプ政権の、ロシアとのつながり疑惑(ぎわく)なるものを調査するための
特別検察官(とくべつけんさつかん、special counsel スペシャル・カウンセル)
が、米司法省によって、一昨日(17日)任命された。 この記事はあとのほうに載せる。

トランプ大統領は、理不尽な自分たちへの攻撃に対して、怒っている。「これほどの不公正なヒドイ扱いを受けた大統領はいない」と。

何の根拠もない、証拠もない、「トランプは、ロシアとつながっている。ロシア(プーチン)が操(あやつっ)ている人形 Putin ‘ s puppet プーチンズ・パペットだ」、「ロシアが、アメリカの大統領選挙に、サイバー攻撃で、干渉、介入していた」と、民主党系の、ヒラリー・クリントンの、犯罪者体質で、権力犯罪者たちであることが、はっきりしている者たちが、トランプに、執拗な攻撃を加えている。議会と、メディアの両方を使って。

私、副島隆彦は、これらすべての米政界の動きは、「 ヒラリーを、逮捕、投獄せよ!」という大(だい)正義が、表面に出てくることを、絶対に阻止しようとするための、ヒラリー勢力(奇怪で邪悪な 宗教勢力。 世界規模の 恐ろしいDeath Cult 死のカルト 勢力)の必死の足掻(あが)きである、と明確に考える。一点の曇(くも)りもなく、このように考える。

日本にも、「トランプを、さっさと辞めさせろ。引き釣りおろせ。何なら殺してしまえ。トランプ、大嫌いだ」と、考えてる人々がいる。安倍晋三を強固に支える、「ザ・カルト・オブ・靖国(ヤスクニ)」の組織、集団、団体 だ。 彼らは、日本における、ヒラリー勢力であることは明らかだ。だから、「トランプを辞めさせろ」と、強烈に願望している者たちは、私、副島隆彦の敵である。 彼らと、私たち「何があっても、戦争はしない。日本国民は、だまされない」と固く決意している者たちとの 激しい闘いだ。

こんな逆境の嵐が吹き荒れる最中(さなか)の、昨日、トランプは、軍事大学のひとつの卒業式で、すばらしい演説をした。これまでの演説の中でも目を見張るすばらしい演説だ。その記事を載せるが、その中の重要な、トランプ演説の中身を、まず載せる。 

「逆境はあなたをもっと強くする」 「屈してはならない。引き下がることなく、自分で正しいと分かっている行動をやめてはならない。やる価値のあることは、決して、決して、決して簡単にはいかない。正しい戦いほど、極めて強い反対に直面するものだ」

トランプは、このように叫んだ。この演説原稿の作者(スピーチ・ライター)は、スティーブ・バノン主席戦略官(チーフ・ストラレジスト)の、バノン派 Bannonite の、ステイーブ・ミラー(まだ27歳ぐらいだ)が書いたものだろう。すばらしい出来(でき)だ。

この演説は、多くの立派な、思慮深いトランプ支持の国民を、勇気づけ鼓舞(こぶ)しただろう。私、副島隆彦も、このトランプの、勇敢な演説に感動した。 日本にもたくさんいる、愚劣な敵ども(生まれながらのゴロツキ右翼、暴力団体質、ネトウヨも含まれる)との闘いで、大いに励まされる。 

 皆さんも、このトランプ演説を嚙み締めてください。 だから再度、書きます。

「逆境はあなたをもっと強くする」 「屈してはならない。引き下がることなく、自分で正しいと分かっている行動をやめてはならない。やる価値のあることは、決して、決して、決して簡単にはいかない。正しい戦いほど、極めて強い反対に直面するものだ」

副島隆彦です。 私は、「トランプ政権の今後はどうなるのですか。かなり迷走しているようですが」と、いう原稿依頼を受けた。これに対して、 私、副島隆彦は、「それは、単に、トランプという特異な、特殊な改革派の人間を、なんとなく嫌(いや)がり、不安がり、ただ単に心配している、あなた(雑誌編集者)たちが、まずいる、と、私は指摘する。それとは別に、さらに、あなたの親分(雇い主)たちを含む、日本の一番上の、日本の愚劣な支配階級(支配階級、エスタブリッシュメント)の人々の考えが少し異なる。彼ら日本の権力者層は、本心を正直に言えば、「こんな男は、自分たちにとって危険だ。さっさとランプを暗殺して欲しい。

トランプは、ロシアや中国の共産主義者(きょうさんしゅぎしゃ)、独裁主義者の回し者だ 」と正直に言えば、このように思っているので、それで、私、副島隆彦に、原稿依頼してきたのでしょう。と、私は、こういう 真実を抉(えぐ)り出す書き方をするしかない。  このあとは、私は、自分で、どんどん原稿を書きます。それらは、やがて、学問道場の今日のぼやき の会員ページに載せるでしょう。 副島隆彦記

(転載貼り付け始め)

●「 トランプ氏が演説「史上最悪の扱い受けた」、ロシア疑惑で主張 」

CNN  2017年5/18(木)

コネティカット州ニューロンドン(CNN) ロシアとの関係を巡り次々に浮上した疑惑の渦中にあるトランプ米大統領が17日、コネティカット州にある沿岸警備隊士官学校の卒業式で演説した。その中で同大統領は、たとえ物事が常に公正ではなかったとしても「頭を低くして戦って、戦って、戦わなければならない」と呼びかけた。

トランプ大統領を巡っては、米連邦捜査局(FBI)長官だったジェームズ・コミー氏に対し、国家安全保障担当大統領補佐官への捜査を打ち切るよう求めたとされる疑惑が浮上。与野党からの批判が強まっている。

そうした状況を念頭に、トランプ大統領は演壇で「決して、決して、決してあきらめるな。きっとうまくいく」と力説。メディアにも矛先を向け、「このところ私がどんな風に扱われてきたか、特にメディアによる扱いを見るといい」「歴史上、これ以上ひどい扱い、あるいは不当な扱いを受けた政治家はほかにいない。だがくじけてはならない。批判や反対ばかりする相手に、自分の夢の邪魔をさせてはならない」と訴えた。

この発言に、トランプ氏のスローガン入り帽子やTシャツを着けた支持者は大きな拍手で応えた。

「逆境はあなたをもっと強くする」「屈してはならない。引き下がることなく、自分で正しいと分かっている行動をやめてはならない。やる価値のあることは、決して、決して、決して簡単にはいかない。正しい戦いほど、極めて強い反対に直面するものだ」

トランプ大統領はそう続け、疑惑についてはメディアが騒ぎ立てているだけだと主張。「私がやっていることを国民は理解してくれる。それが最も大切だ」「私はワシントンのメディアに仕えるために選ばれたわけではない」と力説し、自身の移民政策や雇用創出、税制改革などを自賛した。

士官学校前では数百人の支持者がトランプ大統領を出迎える一方、大統領の辞任を求める市民らも数十人ほど集まった。

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。 次に載せるのは、冒頭で書いた、「トランプ政権のロシアとの違法な関係を調べる 特別検察官が任命された」という記事です。

(転載貼り付け始め)

●「 米、ロシア疑惑捜査特別検察官にモラー氏 「能力尽くす」」

2017/5/18 日経新聞 

 【ワシントン=永沢毅】  米司法省は17日、昨年の米大統領選にロシア政府が干渉した疑惑の捜査を指揮する特別検察官を設置し、ロバート・モラー元連邦捜査局(FBI)長官を任命したと発表した。この問題を巡る疑惑が相次いで明るみに出ていることから、捜査経験の豊富なベテランを起用することにした。

2013年6月に議会で証言するモラー元FBI長官=AP

 ローゼンスタイン司法副長官は声明で「米国民に捜査の結果を信頼してもらうため特別検察官が必要だ」と表明。「通常の指揮系統から独立した権限で捜査する必要がある」とした。セッションズ司法長官の声明によると、司法省はモラー氏に特別検察官の肩書でこの問題の捜査の指揮をとる権限を与えたと明記。大統領選を巡るトランプ大統領の陣営とロシア政府の関係を捜査し、必要に応じて起訴できる権限も付与した。

 モラー氏は「責務を受け入れ、能力の限りを尽くす」との声明を出した。同氏はブッシュ(子)政権の2001年にFBI長官に就任。オバマ政権の13年まで12年間も長官職を務めた。後を引き継いだのが、トランプ大統領に解任されたコミー前長官となる。

 トランプ氏は17日、司法省の決定を受けて「この問題で早期に結論が出ることを期待している。大統領選で私の陣営といかなる外国との間にも共謀がなかったことが確認されるだろう」との声明を発表した。

 一連の疑惑を巡っては、トランプ氏がコミー氏に自身の側近に関する捜査の終結を求めていた可能性が判明し、「不当な捜査介入」との批判を招いている。米議会からは政権から独立した形での徹底捜査を要求する声が強まっていた。コミー氏がこのときの会話をメモに書き残していたため、米議会の上院情報特別委員会は今月17日、コミー氏のメモを24日までに提出するようホワイトハウスに要請した。

 これに関連し、スパイサー大統領報道官は17日、同日中にコミー氏の後任となるFBI長官の候補者4人とトランプ氏が面談すると明らかにした。米メディアによると、マケイブ長官代行やリーバーマン元上院議員らの名前があがっている。19日からのトランプ氏の初の外国訪問前の決着をめざしているもようだ。

 ▼特別検察官 米大統領や閣僚ら政府高官が関与した事件や疑惑を捜査する独立性の高い捜査官の役職で、基本的に司法長官が任命する。ニクソン元大統領が辞任したウォーターゲート事件や、クリントン元大統領の不倫もみ消し疑惑などでも任命された。通常の指揮系統から離れた立場で捜査を進める権限があり、必要に応じて人員や予算などを省内外から求めることもできる。名称は時代によって変わり、英文表記は以前のspecial prosecutorからspecial counselとなっている。

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。 今日のぼやきの「1972」番に、「 『夫のちんぽが入らない』(扶桑社)という本を読んだ。これが文学だ。副島隆彦 2017年5月15日」も 書きました。読んでください。

副島隆彦 拝

副島隆彦 投稿日:2017/05/14 23:53

【1783】[2136]これからは、どんどん「次の新しいこと」を書きます。 「ヒラリーを逮捕、投獄せよ 」が始まった。

副島隆彦です。今日は、2017年5月15日(月)です。

 私は、ずっと、次の一冊の本を書くことに神経を集中させていました。この2ヶ月、ほとほと疲れ切りました。へばった。
 
 本当は、もっと弟子たちを育てるための、彼らの文章への指導をして、面倒を見てあげなければいけないのに、自分の本書き、資料調べばっかりに熱中して、これではいけない、と反省しています。

 その一冊の本は、「ニーチェに学ぶ 奴隷をやめて反逆せよ! まず知識・思想から」という本で、来月、6月中には出版されるでしょう。この本を書くことで、本当に疲れ切りました。こんなに自分の脳を磨(す)り潰(つぶ)すように、使ったのは久しぶりです。

 この「ニーチェという大(だい)思想家についての本」を粗(あら)く、書き上げたのが、5月8日でした。そのあと、すぐに、ここの重たい掲示板に、私の、最新の世界政治の動きへの分析と、予測をしなければ、と思ったのですが。体と頭が、動かなくなりました。と言っても、何かがおかしくなった訳(わけ)ではありません。 

 頭の疲れが取れなかった。頭の芯(しん)から疲れました。 ニーチェ(1844-1900)という偉大な男の書いたものと真剣勝負で付き合って、それを、自分のコトバで、なんとか評論しようとして、ニーチェの人生の一番大事なことで、ニーチェ思想の根幹、核心を描ききろうとしたので、私の脳と体が打撃を受けた。その疲れがようやく取れたのが、昨日です。

 出版社は、「早く書け、早く仕上げろ」と、本当に、むさ苦しい人間どもで、自分の商売、すなわち、出版社としての売り上げのことしか、考えない、下賎なやつらだな、とブツブツ言いながら、この2ヶ月が過ぎた。 あいつの 頭をたたき割ってやろうかな、と思ったこともあります。

 連休の間も、ずっと苦しんでいた。朝から晩まで、ずっと考え詰めて、資料を調べて、それで、倒れるように寝込む。そして、朝の4時頃には、ごそごそ起き出して、それでまた、同じことをする。 牢屋に入っているのも、こんな苦しさかな、と思った。

 5月9日(日本では10日)に、ドナルド・トランプが、ジェイムズ・コーミーFBI(米連邦犯罪調査=インヴェストゲイション=庁)の長官のクビを切った。そのあと、数日、アメリカのメディアが、騒いでいた。トランプの鮮(あざ)やかな、高官の斬り方だった。

 このことで、ぐだぐだ言っている、日本のテレビ・新聞もあるが、「なぜ、FBI長官を解任したのか?」 に対して、「コーミーは、いい仕事をしなかったからだ。それだけだ」 
“ He was not doing good job .”( ヒー・ワズント・ドーィング・グッド・ジョブ)
とトランプは答えた。 

 そのとき、私は、10日の朝のテレビで、朝のABCのニューズを見ていただけだが、なんと、トランプの脇(わき)、隣には、大統領執務室(オーヴァル・ルーム Oval Room ) の隣の、暖炉(マントルピース)の部屋の隣の席に、ヘンリー・キッシンジャーが、座っていた。ふつうは、招待した国の、首相や、大統領や国王が座る席だ。

 この日は、ラブロフ・ロシア外相が、ホワイトハウスに来ていた。キッシンジャーは、ラブロフと、「米、中、ロの3大国で、どうやって、北朝鮮の核兵器を取り上げるかの、(「3巨頭会談の」話し合いの内容を詰める)ために来ていたのだ。

 さっき、ちらと、さる筋から連絡があって、耳に挟んで聞いた話では、この米、中、ロの3巨頭会談 (私、副島隆彦が、世界に先駆けて言い出した、 第2次ヤルタ会談体制だ)を開くことがきまったようである。

 今の、トランプ政権の ムニューシン財務長官も、ティラーソン国務長官も、キッシンジャーの長年の子分(教え子)なのであって、トランプが付き合って来た人間たちではない。

 トランプの最大の仕事仲間は、NYのどぎたない、大型商売の、それこそ自分の体を張って、博奕も張る、カール・アイカーン(規制改革委員会委員長になった。大統領経済諮問委員会・議長にはまだなっていない)だ。

 アイカーンたちは、トランプ当選のあの11月9日(現地)の朝までの、金融博奕で、NYの株式を、大暴落(先物で800ドル下げていた)から、その日、9日の現物市場の始まりで、23ドルの上げ(すなわち、トランプ当選暴落 なし)、にまで動かして、それで、自分の金融資産を、倍にしたそうだ。つまり、100億ドル(1兆円)を200億ドル(2兆円)に増やした。 そういう連中だ。

 私、副島隆彦が、今、世界の政治を動かしているのは、ヘンリー・キッシンジャー(5月25日で、94歳)だ、と書いて来たとおりなのだ。プーチンとも、習近平とも、ずっと連絡を取って、そして、トランプも、言うことを聞いて、それで、世界は、安定して動いている。北朝鮮が、弾道ミサイルの実験で、一発撃った程度のことで、騒ぐ方がおかしい。「断じて許せない。厳しく抗議する」と、言って、それで、どうするのだ? 日本に何が出来るのだ。

 すべて、私、副島隆彦が書いて来たとおり、来年の4月に、アメリカと中国とロシアで、はっきりと片(かた)を付けるから、しっかりと見ていなさい。
肩(かた)を付ける、は、「片」ではなくて、本当は「肩」であって、犯罪者の肩に、入れ墨の筋をいれて非人(ひにん)に落とすことを言う。

 私が、以下に載せる、情報だけが正確で、あとは、どうでもいい記事ばかりだった。それは、BBC(英国の国営放送)が、ネット上でタダで見せてくれるサイトの動画のニューズだ。これを見れば、全てのことが分かる。

(転載貼り付け始め)

●「 トランプ氏とコーミー氏 複雑な愛憎の二転三転  BBC」

http://www.bbc.com/japanese/video-39867221

2017年05月10日 BBC

ドナルド・トランプ米大統領は 5月9日、連邦捜査局(FBI)のジェイムズ・コーミー長官(56)を解任した。大統領候補として、そして大統領として、トランプ氏は1年の間にコーミー氏をまずは批判し、次に称賛し、最後には解任するに至った。

まずはヒラリー・クリントン氏の私用メールサーバー問題、やがてはトランプ陣営とロシアとの関係が、2人の関係を二転三転させた。フランツ・ストラッサー記者が振り返る。

http://www.bbc.com/japanese/video-39867221

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。このBBCの上記のネット上の動画を見れば(誰でも見れる)、はっきりと、5月2日付けの、トランプ大統領の、twitter の文が、スーパーインポウズの 形で、日本文で載っている。

 トランプの5月2日のツウイッターは、 「 ヒラリー・クリントンにとってコーミー長官ほどありがたい存在はないだろう。悪いことをたくさんやったのに、無罪放免にしてくれたんだから!」とある。

 なぜ、ジェイムズ・コーミーJames Comey FBI長官のクビを、トランプが切ったか。それは、この横着者(おうちゃくもの)の、ボナパルティズムの馬鹿野郎を含めて、 誰も、ヒラリー・クリントンを、どうして、捜査当局である、FBIは、しっかりと調査を続けて、そして、彼女を逮捕、起訴して裁判に掛けないのか。の一点だ。

これからは、米司法(しほう))省のジェフ・セッションズ司法長官(米では、最高検察庁の長官 も兼ねる)が、脅えないで、もっと、前面に出て、証拠に基づいて、ヒラリー逮捕に向かうべきだ。

FBIの中には、「なぜ、上の方は、今も、ヒラリー派ばっかりなのか」という不満の怒りが渦巻いている。

 このヒラリー逮捕、裁判、投獄の 重要な仕事を、無理やり上から押え付けて、FBIの真面目な捜査官(たたき上げの朴訥な警察官たち)が、たくさん明らかにしている証拠をもとに、やらないのか、というトランプ大統領の当然の、自然な、怒りの行動だ。

 BBCは、イギリスの放送局なのに、やっぱり、世界「反トランプ」同盟で、トランプの悪口ばっかり言っている。 「ロシアが、アメリカの大統領選挙に、サイバー攻撃なので介入していた。 トランプ政権は、ロシア(のプーチン)と違法なつながりをしている」という、ことばっかりを言っている。それなのに、上記のBBCの動画では、はっきりと、ヒラリー・クリントン問題こそは、アメリカ政治が片付けなければいけない問題なのだと、描いている。

 なぜ、今のまま、ヒラリーを、もう3ヶ月も自由に泳がせているのか。どうして、彼女を犯罪捜査機関(ラー・エンフォースメント・オフィーサーズ)が、捕まえることが出来なのか。このことのおかしさ(奇妙さ)を、皆で、本気で考えるべきなのだ。

 これは、大きな政治勢力間(かん)の、ぶつかり合い、闘いであるから、ヒラリー勢力(グローバリスト、地球支配勢力。大きな戦争をしたがっている者たち)の抵抗が激しくて、それで、がっぷり4つで闘っているから、前に進まないのだ、と言うことができる。

 あれほど、ヒラリーが犯した権力犯罪(けんりょくはんざい)が重大であるのに、これを裁こうとしない。 彼女が、国務長官になった2009年から、今までの、この8年間、アラブ諸国を、次から次に、順番に戦乱状況に陥れて、かわいそうに、アラブ諸国の人間たちは、殺され、逃げ惑って難民になって他国で、泥だらけの暮らしをしている。

 みんな分かっているのに、日本人も何も言え得ない。ただニューズ番組を見ているだけだ。それは、森友(もりとも)学園事件で、あれほどに、安倍晋三と、奥さんの昭恵、そして、稲田朋美(いなだともみ)防衛相の3人が、奇っ怪な宗教団体に入っている、おかしな人間たちであり、犯罪者たちなのだと、分かってきたのに。 

 森友学園事件で、私、副島隆彦だけが、「安倍晋三は、財務省その他の役所からの、補助金の中から、4億円を、自分の懐に入れた」と書いたのに、誰も、何も、私の書いたことに何も言わない。「ホントですか-?」も言わない。みんな何も言わない。コワイからだ。 

百万円、百万円の寄付金、という馬鹿みたいな、話の方に、すり替えられて、そっちを、ぽかーんと口を開けて、見ている。

そうしたら、国民にまったく尊敬されていないと、腹の底から分かっている、安倍晋三夫妻は、いよいよ、その本性(ほんしょう)、正体を現わして、「憲法改正に向かう」と、動き出した。自分たち、おかしな人間集団だけで、団結して、「この難局を乗り切ろう。悲願に向かって突き進もう」だ。

国民の中の、単純人間(いつも単純な頭で生きている者)たちが、「北朝鮮の核ミサイルが、日本にも飛んでくる。コワイ、コワイ」の 策略に載せられるから、それを当て込んで、安倍晋三たちは、突っ走る気だ。

 権力者(権力を握っている者)のやることに、庶民、大衆、一般人は、コワイから何も言わない。そして、これは、権力闘争なのであって、権力闘争に、一般人は、加わることはできない、それは危ないから、というまっとうな判断を、それなりに皆(みんな)している。

 私、副島隆彦だけは、大きな枠組みの本当のことを言う、書く。たとえ殺されても、構わない。真実を書き続ける。そして、次々と、「これからどなる。その次はどうなる」と、予言者(よげんしゃ)としても、国家戦略家として、死ぬまで、やり続ける。自分は危ないから、遠くから見ているだけにします、というのであれば、それでも、いい。ただし、学問道場の会員になって、私たちの学問、思想、言論での闘いを支援して下さい。

「情報が欲しい、情報が欲しい」、「これからどうなるんですか。その次はどうなるんですか」ばっかり言うな。 私、副島隆彦は、本にも書いて、どんどん発表しているではないか。

 私の本をしっかり、赤線を入れながら読みなさい。 今は、本屋に、『アメリカに食い潰(つぶ)される日本経済』(徳間書店、2週間前に発売された)が、並んでいます。買って読みなさい。びっくりするような大事なことを、分かりやすく、分かり易く、どこまでも、分かり易く、はっきりと書いていますから。

 今月末(30日)には、『老人一年生』(幻冬舎=げんとうしゃ=新書)という私の本が出ます。これは、「老人になると、あちこち、体が、痛いよー、痛いよー。だが、60歳にならないと、老人の体の痛みは、若い人たちには、分からない。

 私、副島隆彦は、自分の身を以て、老人の、痛い、痛い、が分かるようになった」という体験記だ。 出版寸前まで、書名を、『老人は痛い』 にしようとしていたのだが、やっぱり、私が、始めに考えたとおりに、『老人一年生(になった私)』にした。

 私は、もう、そろそろ、「次々と新しいことを書くぞ」という気になってきた。どうやら、副島隆彦が言うこと(書くこと)が、近(きん)未来予測として、一番、よく当たっている、と、多くの人たちが気づくようになったようだ。 だから、私は、もう、あまり、「これまでに何度も書きましたが」という、面倒見の良い、いつまでも、落ちこぼれ、頭の悪い人間たちに配慮して、「これ、分かりますか? ここまでの、私の話を分かってくれましたか?」と、羊の群れを纏(まと)めるように書くのを、やめようかな、と考えるよになった。

 そろそろ、威張って、次々と新しいことを書いてゆこうかな。自分は、副島隆彦の書くことが、ほとんど分かる、という人たちは、そうしてくれ、そうしてくれと、言うだろう。

 だから、今後は、「新しいことを書きます」というコトバを標語にして、その際は、すでに私が、数回は書いたことは、自明(じめい)のこととして、「そんなことは分かってるよ。知っているよ」という人たちを、中心にして、私の言論、評論、思想研究を、やろうと思います。まだ、思う、だけで、どこまで実行できるか、な。

 これからは、もっと、もっと、私の、最先端でも、突拍子もないことを含めた、私の考えと、未来予測を、どんどん書いてゆきます。何かあったのかな。副島隆彦があまり書かないな、と、一円も払わないで、タダで、「情報だけ貰えばいいんだ」いうさもしい人間たちは、相手にしない。 私が、一番、大事にするのは、学問道場の会員になってくれている人たちだ。あとのギャラリーは、私の本を買って読みなさい。

 私は、自分の今度の、「ニーチェ本」を書き上げることで、あと一苦労しないといけない。当たり前だ、どんな、仕事も、職業というのはキツいものなのだ、と、言うだろうから、その通りだ、と思う。だが、物書きというのは、本当にキツいですよ。毎日、20キロぐらいの全力疾走での半分マラソンをしている感じです。

 今にも発狂しそうだ、という感じの脳(のう、頭、あたま)のきつさです。 それでも、私は、この仕事が、生来、向いているから、続けられる。向いて(適性、てきせい)いなかったら、やっていません。どんな人も、自分の職業は、それになんとか耐えられるからやっているのだろう。いい歳(とし)になったら、このことが分かってくる。

ここに集まる人たちは、それでも、自分の目の前の生活に、押しつぶされることなく、血相を変えて、金策(きんさく)や、職探しに明け暮れる、ということはない、余裕が有る分だけで、社会・政治問題に興味がある、という、国民全体から見たら、1%ぐらいの人たちです。 

 生活に余裕がないと、何も出来ない。それと、自分の体力と知力(思考力)に、わずかでも余裕があるから、それで、副島隆彦の言論に付き合ってくれているのでしょう。有り難いことだと思います。  副島隆彦拝 

田中進二郎 投稿日:2017/05/13 16:26

【1782】[2135]1572年のサン・バルテルミの虐殺が与えた影響について

副島隆彦先生のご投稿の
今日のぼやき(会員専用1971)で、冒頭部分がわかりにくいので、前後の話がつながるように編集してみました。)

(今日のぼやき1971の冒頭部分から引用開始)

話はそれますが、 もう少し前に、フランス国王のアンリ2世(1519-1559)というのがいる。この人は相当に苦労して国を治めたんです。もうどうしていいかわからない状態でした。

 アンリ2世は、カトリーヌ・ド・メディシスという女性を奥さんにもらったんですね。カトリーヌ・ド・メディシスというのは、「メディチ」ですから、イタリアの大富豪のメディチ家の娘なんです。これは、「偉大なるロレンツォ王」と呼ばれる、私の大好きなフィレンツェにいた、貴族とも自称しない、また、国王でもないのに、実はフィレンツェの最大実力者だった、ロレンツォ・デ・メディチの姪っ子になります。そのカトリーヌ・ド・メディシスがフランス国王と結婚したんですよ。1533年のことです。このアンリ2世は、有名な予言者のノストラダムスにその死を予言されたことでも知られる人物です。1559年に馬上のやりの試合で、目を貫かれて、それで死んでしまうのです。
カトリーヌはアンリ2世とノストラダムスの二人に入れあげていたんですけどね。


カトリーヌ・ド・メディシス(写真)

 その結婚から約40年後に、アンリ4世(1553-1610)はシャルル9世の妹・マグリット・ド・フランスと結婚しました。

(田中進二郎加筆ーーアンリ4世の女好きは大変なもので、一生の間に50人の愛人をつくったといいます。その最初の奥さんがマグリットです。二番目に妃となったのが、さっき出てきたカトリーヌ・ド・メディシスの姪(遠縁)のマリー・ド・メディシスです。この人はアンリ2世の妃のカトリーヌとは違って、浪費家でろくでもない女なんですが、王子ーのちのルイ13世ーを生んでいて、1610年にカトリック勢力によってアンリ4世が暗殺されると、摂政に就きます。そして、夫のアンリ4世が認めた信教の自由を全部消してしまうんですよ。息子のルイ13世は大きくなると、この母親のマリーを追い出して親政を開始します。しかし、それから後も母子二人の対立が長く続きます。これを調停したのが、前回-今日のぼやき1970-に登場したリシュリューです。ここからルイ13世の信任が厚くなっていって、1624年にリシュリューは宰相の座に就くことになります。ー田中加筆終わり。)

 話を戻して、アンリ4世がマグリット・ド・フランスと最初の結婚をした結婚式の夜、パリの町中でプロテスタントたち2万人ぐらいが虐殺されます。この実行犯は、カトリックの突撃隊というか、さっき言ったフランス右翼の警察や軍隊みたいな連中に殺されたんです。これが世にいう「サン・バルテルミの虐殺」です。1572年のことです。

(以上、副島隆彦先生の今日のぼやき1971 引用終わり)

田中進二郎です。「サン・バルテルミの虐殺」のときに、イギリスの一人の外交官がパリでこの大事件を目撃しています。それは、のちにエリザベス1世のイギリスでスパイマスターになる、フランシス・ウォルシンガムという人物です。
イギリスではテレビ映画『エリザベス』やその続編の『エリザベスーThe Golden Age』
に登場するので有名だそうですが、ウォルシンガムはイギリスの諜報機関を設立した重要人物です。彼について、佐藤優監訳の最新刊『MI6対KGB-英露インテリジェンス抗争秘史』
(レム・クラシリニコフ著 松澤一直訳 東京堂出版刊)には次のように書かれています。

ウォルシンガムは、若い時にイタリアのパドヴァ大学で法学を学びながら、イエズス会士ともつながりを持っていた。この頃にマキャベリの『君主論』を研究した。そして、カトリック教会の異端審問の制度について精通していく。しかし、パリでサン・バルテルミの虐殺を目撃して、その残忍さにカトリックへの憎悪をつのらせます。イギリスに帰国すると、
メアリー・スチュアート(スコットランド女王 「血のメアリー」で有名なメアリー1世とは別人)の一派から、エリザベス女王を守るために、諜報機関を作り上げていきます。イギリスではその頃に郵便制度が始まっていますが、ウォルシンガムは郵便物を検閲することをやっています。

メアリーを泳がせておいて、エリザベス女王暗殺を命じる手紙をつかんだあと、一斉逮捕します(1586年バビントン・プロット事件)。

首謀者のバビントンとメアリーは、手紙を暗号で書いてやりとりしていたが、それらの手紙はすべてウォルシンガムのもとで写しがとられ、かれが雇い入れたトマス・フェリペスという暗号解読家のもとで解読されていた。そしてウォルシンガムは、メアリーがエリザベスの暗殺計画にかかわっているという決定的な証拠をつかみます。

そのあと、イエズス会の秘密警察さながらの拷問をメアリー一派に加えていきます。そして、メアリーは処刑される(1587年2月)。これは、スペインの無敵艦隊との決戦の前年です。ウォルシンガムは、スペインの重要な港湾都市にスパイを配置して、無敵艦隊の動きを逐一報告させていました。そして、エリザベス女王の愛人とも言われる海賊のキャプテン・ドレイクに指示を出しています。それから、スパイを通じて、イギリスの偽情報をスペインに流していきます。こうして、無敵艦隊はイギリスに敗れることになります。ウォルシンガムの作り上げた諜報機関の原理原則は、このあとも引き継がれていって、現在のMI6(イギリス対外諜報機関)、MI5(国内諜報機関)にも脈々と受け継がれている、と『MI6対KGB』には書かれています。

つまり、ウォルシンガムはイエズス会の秘密警察のしくみを盗んで、イギリスの諜報機関を作り上げた、というわけです。そのきっかけが、1572年のサン・ヴァルテルミの虐殺だったことを思うと、この事件が与えた衝撃の大きさが分かりますね。
田中進二郎拝