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Loginはこちら【1814】[2167]朝日新聞の現地ルポ 「トランプ王国、冷めぬ(アメリカ国民の)熱狂」 を載せる。
副島隆彦 です。 今日は、2017年8月1日 です。
以下に載せるのは、朝日新聞の 金成(かなり)隆一 という記者の、アメリカの「トランプ政治」の現地ルポだ。 7月25日の、トランプが、オハイオ州、ここは、 ”ラストベルト、rust belt 、錆び付いた州” と呼ばれる不況業種の失業者の多い州のひとつだが、ここの地方都市で、トランプが演説した様子を、この朝日の記者が現地ルポルタージュした内容だ。ここには10枚ぐらいの写真が、載っていたので、私、副島隆彦は、これらも貼り付け転載した。
これで、今のアメリカの国民(民衆、庶民)の様子がよく分かる。
日本では、トランプ政権の主要スタッフたちの辞任(解任、クビ)が相次ぐので、相変わらず、
「トランプさんて、大丈夫なの。おかしな人じゃないの。この政権は長持ちしないのではないか」という
評価が、広まるように、意図的に、テレビ、新聞の 報道が続いている。
報道官 (spokes person )の ショーン・マイケル・スパイサーが更迭されて、続いて、アンソニー・スカラムッチという不作法な、口のきたないNYの実業家が、広報部長( communication director )が、たったの10日で、「こいつではダメだな」ですぐに引っ込めとなった。その前に、ラインス・プリーバス 大統領首席補佐官(チープ・オブ・スタッフ)が辞任した。 トランプは、7月28日に、「ラインスは、いいやつだ。よく仕事をした」と見送った。 プリーバスは、実は、ヒラリー捜査、裁判起訴、そして米議会への喚問に反対していた。
プリーバスは、大統領選挙中は、共和党の全国委員会(RNP、党本部)の委員長だった。日本のウソ、フェイク、インチキ・メデイアたちは、共和党本部は、トランプを支持していない、と書き続けた。が、そんなことはなくて、プリーバスは、ポール・ライアン下院議長と同じ、ウイスコンシン州の政治家なのだが、トランプを懸命に賢明に支え続けた。
このあとは、脅しに弱くて ”軟弱な” ジェフ・セッションズ司法長官(アトーネイ・ジェネラル、A.G. 中世イギリスなら「国王の大法官」。日本でなら、法務大臣の他に 最高検の検事総長も兼ねる)を、更迭して、もっと、根性のある男に変えるだろう。 そこに、「ヒラリー追及で 最強の男」、あのジュリアーニが、”最後のご奉公”で出てきたら。 さあ、お待ちかね、だ。ヒラリーを 裁判に掛けて、議会でも公開調査(実質、裁判だ)に掛ける、動きになる。 いよいよ、である。
日本では、唯一、私、副島隆彦だけが言い続け、書き続け、日本に報告し続けた。 ” Lock Her Up ! “ 「ロック・ハー・アップ ! 」 「ヒラリーを 逮捕、投獄(とうごく)せよ!」 に 向かいつつある。
このヒラリーを捕まえて、裁判に掛けて、投獄せよ、こそは、アメリカ国民の 腹の底からの願いであり、熱意である。 このことが分からないような人間が、あれこれ、世界政治のことをしゃべるな、書くな、考えるな。土人のくせに。
日本国内の、「安倍政権は、どうなるの? 」にでも、しがみついていなさい。こんな、低脳の、ヒドい指導者たちしかいない、チビコロ、チンコロ国家のことなど、世界は、まったく相手にしない。 島国に立て籠もって、ひたすら、人口を減らしながら、衰退に衰退を続けて、こじんまりと生き延びてゆけ。
下の朝日新聞のルポの写真の中に、トランプ演説会場の中で、 ” Drain the Swamp ! ” 「ドレイン・ザ・スワンプ !」のポスターを掲げている 人たちがいる。 この「 ドレイン・ザ・スワンプ」と「ロック・ハー・アップ !」こそは、アメリカ国民、民衆、大衆、一般国民の、真の要求項目であり、血の叫びの、本物のアメリカ人たちの、怒号だ。 このことを、まだ、分からないような、日本人とは、私は、口もききたくない。 私、副島隆彦が、何百回、言ったら、分かるのか!
朝日の以下の写真の説明文では、「このドレイン・ザ・スワンプ !」は、「ヘドロをかき出せ」となっている。これ以上の説明はない。日本人のニューヨーク派遣の新聞記者でも、この程度の知能と、知性と、教養、学識しか無い。NHKでも同じようなものだ。他の、私は英語がよく出来る、と自惚れているインテリや、アメリカ研究学者たちでも、この程度だ。 大きな政治の動きを、その全体像で見る、分かる、ということが出来ていない。 私が、副島隆彦だけが、今も、孤軍奮闘している。
だから、せめて、ここの、私たちの学問道場に集まっている人たちだけでも、このアメリカ国民、民衆、本当の優れた、真面目な、我慢づよい、正義の人々の声を聞きなさい。 副島隆彦だけが、本当のことを、日本国内に、伝え続けているではないか。 違うのか。
ヒラリー裁判が始まる。このことが、私たちの敵どもにとっては、死ぬほど、イヤなことなのだ。これだけだ。アメリカ政治、そして、世界政治の、 本当の中心、 本髄 は、これなのだ。
長年、アメリカのリベラル派(民主党勢力)を代弁してきたニューヨーク・タイムズ が、どれほど、変質して、おかしくなって、奇っ怪な宗教団体に取り込まれているか。同じく、首都ワシントンの、官僚ども、そしてロビーストと呼ばれる政治利権屋どもが、どれほど、群れをなして、悪魔の宗教集団に取り込まれていることか。日本も同じだ! この恐るべき真実を、まだ、見抜かない、分からないような人間は、
生来の知能の低い人間だから、どこか他に行け。 勝手にラインやら、インスタグラムで、「今日、私が食べた 料理」でも、貼り付けて、仲間内で、遊んで、日本土人の人生を、このまま生きてゆけ。
以下に貼り付けた、初めの3枚の画像(写真)は、ものすごく大事なものだ。
ここの、今日のぼやき「1982」番で、7月に入ってから広報して、販売を開始した、私たちの
定例会(5月28日開催した)での、私たちの講演DVDの 内容であり、この中に入っている。今からでも買って、真剣に見なさい。 ものすごく重要な内容ですから。
(転載貼り付け始め)
〇「トランプ王国、冷めぬ熱狂 集会「ヒーロー凱旋だ」」
2017年7月31日 朝日新聞
http://digital.asahi.com/articles/ASK7Z5Q4NK7ZUHBI00T.html?rm=959
*集会で支持者らにガッツポーズを見せるトランプ米大統領(左)と手を振るメラニア夫人=7月25日、オハイオ州ヤングスタウン、ランハム裕子撮影
*オハイオ州で開かれた集会で演説を終え、手を振るトランプ米大統領
7月中旬、(引用者、加筆。私、金成隆一 が、朝日新聞の)ニューヨーク支局で仕事中、携帯が鳴った。画面が示す。「フランク@オハイオ州ジラード」
出ると、いつもの大声が響いた。「もう聞いてるか? ビッグニュースだ。トランプが来週、ヤングスタウンに来るんだ。ヒーローの凱旋(がいせん)帰国だぞ」
ジラードは一帯で製鉄業や製造業が廃れた田舎町。隣町ヤングスタウンは、全米に知られる労働者の街だ。大統領トランプが政権半年の節目の集会場所に選んだのは、自分を熱狂的に支えたラストベルト(さび付いた工業地帯)だった。
電話の主は、大工のフランク・ビガリーノ(43)。トランプの選挙戦に没頭し、政権の半年を絶賛する支持者の一人だ。
*トランプ大統領に歓声を送る支持者。プラカードには「トランプ支持の女性」「ヘドロをかき出せ」と書いてある=7月25日、オハイオ州ヤングスタウン、金成隆一撮影
「トランプは有言実行の指導者だ。世界中の圧力にさらされても、パリ協定や環太平洋経済連携協定(TPP)からの離脱を約束通りに決めた。そこらのナイーブな政治家じゃ、こんなことできない」
トランプの評価となるとますます声が大きくなる。
*「米国の一番輝かしい時代を見てくれ」。トランプを支持するフランク・ビガリーノさんは、1980年代の「偉大な米国」の復活を望んでいる。トランプ大統領を押し上げた世論の変化に刺激を受け、自分も地元の選挙に出る準備を進めている=オハイオ州トランブル郡、金成隆一撮影
特に感激したのは、地球温暖化対策の国際ルール「パリ協定」からの離脱表明だという。国際社会が世界2位の温室効果ガス排出国なのに無責任だと批判する中、トランプはかまわずオバマ前政権の国際公約を葬った。
フランクは30歳代になって大学で石炭火力発電を学び、苦労が実って電力会社に就職した。クリーンエネルギーの時代に入ろうとしていたが、この地域では長らく石炭は安定した雇用の代名詞だった。ところが環境規制に厳しいオバマ政権下で発電所が閉鎖され、2009年に解雇された。
「一党独裁の中国の排出削減をどうやって確認するっていうんだ。協定で損をするのは米国。だから脱退するんだ。トランプ流の米国第一主義だ」
(ところが、これとは対照的で)ニューヨークでは、雰囲気が全く異なる。酒屋前にこんな看板がある。「彼(トランプ)のツイートを読む前に飲んでおこう」。 酔っ払わないと、好き勝手に周囲を罵倒するトランプ大統領 の言葉など見られないという意味だ。 都市部では今もトランプは冷笑の的だ。政権発足から半年の支持率も36%と歴史的な低さ。抗議活動もやまない。主要メディアは政権の問題を連日伝える。
別の国かと錯覚するほどの落差。電話を切って、しばらく考えた。かつて取材したトランプ支持者たちの今の思いが知りたい。トランプの集会を目指した。この日、集会開始の半日前から長い列が出来ていた。元製鉄所勤務のマーク・ラプマード(60)もいた。
*製鉄所の閉鎖で失業したマーク・ラプマードさん。トランプ大統領の演説に聴き入る=25日、オハイオ州ヤングスタウン、金成隆一撮影
マークはかつて製鉄所の溶鉱炉で汗だくになって働いた仲間ジョセフ・シュローデン(63)と来ていた。2人は民主党を支持する典型的な労働者だったが、昨年の大統領選で初めて共和党トランプに投票した。
トランプが夫人メラニアと登壇した。会場は歓声に包まれ、無数の「米国を再び偉大に」「ヘドロをかき出せ」などのプラカードが揺れる。トランプは選挙中と同じ調子で民主党を批判し、メディアを「フェイク」とこきおろす。現職大統領の集会にしては異様な雰囲気だ。
トランプは1人の男性を壇上に導いた。「彼は生涯ずっと民主党員だったのに、私に投票したんだ」
マークやジョセフとそっくりだ。2人はまるで自分が褒められているような表情で舞台を見つめている。
トランプはすかさず雇用重視の姿勢を示す。「仕事を取り戻す」「工場をフル稼働させる。もしくは(古い)工場は潰して、新品の工場を建てましょう」
腕を組んで聞いていたマークがつぶやく。「彼はがんばっているね」。異端児が首都に乗り込み、ベテラン議員やメディアに非難されながらも、平然としている姿勢がいいという。
集会後、記者は帰宅する2人の車に同乗した。トランプの公約の多くが頓挫していること、資質が疑われていることを列挙し、「本当に失望していないのか」と(私は)重ねて聞いた。世界からの米国の評価が落ちていることも(彼らに)伝えた。
ハンドルを握るジョセフが言った。「この街で暮らす俺たちは、政治家がやるといってやらないことに慣れている。トランプが約束の1割でもやれば十分だよ 」 敬称略(オハイオ州ヤングスタウン、金成隆一)
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦 拝
【1813】[2166]今こそ姥捨山の復活を 2
医療サイドが、介護業に無茶を押し付け、知らん顔をしている(全部介護業のせいにしている)一例を挙げる。老人は、本当に、食べない。食ベたいという自然の本能が、消滅している。という事は、もうお迎えが近い、という事だから、食べないままにして、静かにその時を待っていれば良い。しかし、これを現代日本社会は「介護放棄」「老人虐待」と言う。だから、医療サイド(医者や看護師)は、食べない老人に「食事介助しろ(食べさせろ)」と言う。どうしても食べたがらない老人に、介護士が食べさせているのを医療従事者達が見て「無理矢理食べさせている」「虐待だ」「利用者(介護サービスを受けている人の事)を、人間扱いしていない。物として扱っていると言う(笑)。
『2161俗ニーチエについて 付記』続き
私は「私は愚か者」などと、何度も言わない。そういう言い訳は、私はいちいちしない。あと、「こういうミケランジェロへの讃辞は、他に書く人が、きっとたくさんいるだろうと私は思った」は「こういう副島先生のニーチエ本への讃辞」の間違いである。
市川崑の映画『破戒』の話に戻る。猪子の妻のような女像(どんな自分であっても、受け入れ、肯定してくれる女)を男が理想とする事を指して「マザコン」と言う、と、私は何度も書いた。これは別に、私の恣意的な考えではない。客観的に見て、そうとしか言いようがない。が、この事は、一先ずおく。丑松と、猪子の妻の考えと、どちらが妥当か?どう見ても、どちらも妥当だ、と私は考える。これは、相補って完全、という種類のものだ、と。
「女の中の頭の良いのは、他人を突き放している。他人は自分の思い通りにはならない、という真実を受け入れている」と、私は書いた。副島先生の言うように『結婚制度に守られている女』に限らない。『人間は、母親の体内にできた最初は、皆女だった。それが途中で男に変化したり、女のままだったり、で、生まれてくる』『男女は、体が違う』この2点のみが、男女についての『事実』で、この2点以外の「女はこうだ」「男はこうだ」は、所詮、それを言う人の思い込みに過ぎない(だから勿論、前述の私の考えも、恣意だ)。随分昔「女性をミス、ミセスと言わず、ミズと呼ぼう」というコマーシヤルがあった(こんなCMがあった事、今では誰も覚えていないだろう)。日本では、女は、結婚したら「奥さん」と呼ばれる。結婚してなきゃ「おじょうさん」だ。だから私のように、結婚していない50前後の女など、なんて呼んで良いのか、皆困っている(笑。このあいだ職場で、或るボケ老女が私に「オ―ルドミス!」と、なつかしい言葉を言った。ボケ老人がこういう差別用語を使う分には、お咎め無しである)。先進国と言われている欧米も『ミス、ミセス』、フランスなら『マダム、マドモアゼル』と、女を結婚しているか、いないかで区別する。男に、そういう区別は無い。つまり「女は男しだい」という前提を、世界中の女が今だ受け入れている、この1点で「女は総じてバカだ」という副島先生の言葉は事実だ。
【1812】[2165]今こそ姥捨山の復活を
このタイトルの由来は、今回は言わない。私の職業、介護の本質を言う。それは「医療の尻拭い」「医療の奴隷」だ。去年の障害者施設の大量殺人やら、ボケ老人施設の虐待事件の類は、今後も続くだろうが、その根底にあるのは、介護という過酷な仕事ゆえのストレス、なんてものだけでなく(介護とは、土方仕事だ。これが介護業の、もうひとつの本質だ)、医療従事者側の、自分達が到底出来ない無茶な汚れ仕事を介護業に押し付けて知らん顔をしている、この事を、よく覚えておいて頂きたい。
私の荒い小文『2161俗ニーチエについて』を、忙しい中、加筆修整して下さり、副島先生、ありがとうございます。ただ、最後の方の『ニーチエが狂った理由を云々』以降は、副島先生の考えですね。私はこういう書き方はしていません。これは副島先生の「ニーチエが狂ったのは、他人は自分の思い通りにはならない、という、カンタンな真実を受け入れられなかったからだ、などと不遜な事を、お前ごときが言うな。他人を説得しようと本気で思う事は、お前のような凡人の女には到底太刀打ち出来ないことなのだ、それを認めろ」というお叱りだと思う。なので、これに答える(尚、私はニーチエの著作は読んでおらず、ニーチエの思想について云々する能力は無い、語学力もゼロだ。なので以下は、飽くまでも『俗ニーチエについて 付記』である)。
私は市川崑の映画が大好きで、一番好きなのが『破戒(島崎藤村の原作は、あまり良くないと思う)』である。この中で、部落出身で、その解放運動家の猪子連太郎(三国連太郎)が暗殺された後、主人公の部落出の瀬川丑松(市川雷蔵)に猪子の妻(岸田今日子)が「夫は恨みを忘れられない可哀想な人だった」「世の中は差別を言い立てるのでなく、もっと自然に変わって行くべき」という意味の事を言う。これに丑松は「私に先生の後を継ぐなと言うのですね」と言う。猪子の妻は、「はい」と答える。しかしラストで、出自を告白して村を出る丑松が「私はやはり、先生の後を継ぎたいと思います」「先生のお後を追って生きたいという気持ちを、抑える事が出来ません」と言う。これに猪子の妻は、こう答える「私には、あの人の勝ち誇った顔が見えるような気がします」「男の心意気を見たか、女などには分かるまいと」多分副島先生は、或いは三島由紀夫も、日本人でないから分からないが、或いはニーチエも、女から、このように肯定される事を、根底で望んでいるのではないか、と思う(ちなみに市川崑映画の多くは、妻の和田夏十が脚本を書いていおり、『破戒』もそうだ)。 私のパソコンは、長時間メ―ルを打っていると、しばしば画面が止まってしまうので、勝手ながら、今回はここまでとする。
【1811】[2164]今こそ大政奉還を 10
繰り返し言う。特例法は、間違いだ。皇室典範を改正(天皇の譲位を認める。女性天皇を認める)せぬまま、現皇太子が即位する事は、皇太子一家の悲劇を助長するものだ。特例法のもとに、皇太子一家が天皇家になったら、雅子様の病の悪化、愛子様の不安定な状態の悪化になるのではないか?そうなった場合、その責任の全ては、現安部政権にある、と、私は言っておく。
【1810】[2163]最新の記事を貼り付けます。短く評言(コメント)だけします。
副島隆彦です。今日は、2017年7月19日です。
私が、以下に列挙して、貼り付ける最近の(最新の)記事たちは、私の判断で、重要だと私が判断するするものです。 それぞれの新聞記事が、長いので、あまり評論は出来ません。評言(ひょうげん。コメント)程度で、短く評価、判断をしておきます。
●「旧統一教会(とういつきょうかい)幹部ご一行を“歓迎”した菅(すが)官房長官、高村副総裁らの思惑 」
2017年7月13日 週刊朝日 (週刊朝日 2017年7月21日号)
https://dot.asahi.com/wa/2017071200011.html?page=1
旧統一教会(世界平和統一家庭連合)が全世界に配信したネット番組の内容が波紋を呼んでいる。
同会の幹部が菅義偉官房長官から首相官邸に招待されたり、自民党本部で高村正彦副総裁ら幹部と面会したりと大歓迎を受けたと発言したのだ。
これらの発言は同会所有の放送局「 PeaceTV 」が、5月19日、韓国で放送した「天地人真の父母様主管 韓・日・米 希望前進大会 勝利特別報告会」という番組内で飛び出した。番組は同会の金起勲(キムギフン)北米大陸会長らが信者に向け、活動報告をしている様子を韓国から生中継したもので、以下の発言があった。
「私どもは5月7~12日に日本を訪問した」 「訪日初日に自民党本部に行き、高村正彦(こうむらまさひこ)副総裁、田中和徳(たなかかずのり)同党国際局長が歓迎してくれた」 「京王プラザホテルで開催した(同会関係者との)シンポジウムに国会議員6人が参加した」
「日米安保の権威、安倍首相に毎日、報告する政府要職者とも会った」 「最終日には菅義偉官房長官が首相官邸に私どもを招待してくれた」
同会の宗教行事「国際合同祝福結婚式」は、歌手の桜田淳子(さくらだじゅんこ)らが1992年に参加して、日本で物議をかもしたこともある。事実なのだろうか? 同ネット中継では、金会長一行と会談する高村副総裁と田中議員らの画像も流されていた。
金会長一行が初日(5月7日)、自民党本部で会ったという高村副総裁は弁護士出身で、過去に同会の訴訟を担当したと報じられたことがある。
同席した田中議員も昨年10月、川崎駅構内で同会と関係が深い日刊紙「世界日報」を名刺とともに配布したと報じられ、関係が取り沙汰されたことがあった。高村副総裁を取材すると、「党本部の要請でお会いした。米国の議員団と聞いていたが、どういう団体なのか、よくわからなかった。国会議員になる前、旧統一教会の弁護をしたことは事実だが、いまは関係ない」と答えた。
田中議員は「党からの要請で国際局長としてお会いした。(昨年、世界日報を配ったのは)他の郵便物と誤って配っただけ」と回答した。
金会長は報告で「私ども」と話していたが、同会ホームページなどの記述から推測すると、「ワシントンタイムズ財団」(2012年に死去した文鮮明(ムンソンミョン)教祖が96年に設立した財団)、昨年、同会が主導して世界各地に設立した世界平和国会議員連合の「アメリカVIP」が一緒だったと推測される。
続いて国会議員6人が参加したとされるシンポジウムについて調べると、「9日に日本の国会議員たちと『日本─アメリカ国会議員 有職者懇談会』」という記述が同会ホームページにあった。しかし、参加した国会議員の名前は判明しなかった。次に金会長らが面会した「安保の権威、首相に毎日、報告する政府の要職者」は誰なのか。
同会と関係がある要職者として浮かび上がるのは、萩生田光一(はぎうだこういち)官房副長官だ。萩生田氏は党総裁特別補佐を務めていた14年10月、都内で開催された日本統一教会会長・徳野英治(とくのひではる)氏の講演会で来賓挨拶したことが判明している(本誌同年12月5日号)。
萩生田氏に金会長らと面談したか、取材したが、「その事実はございません。私の地元には(略)ご質問の宗教の信者さんもいらっしゃることは存じ上げています」との回答だった。そして最終日、金会長ら一行を首相官邸に招待したと名指しされた菅官房長官に取材を申し込むと、加計疑惑の国会答弁のような菅話法で回答があった。「ご質問中の当議員に関わる事象は、一切承知していません」
同12日には同会の韓鶴子(ハンハクチャ)総裁(文鮮明の夫人)が来日。東京・有明コロシアムで同会が14日、主催した1万人信者イベント「天地人真の父母様 日本特別集会─孝情文化フェスティバルin
Tokyo─」に登壇した。
同イベントには自民党の山本朋広衆議院議員と宮島喜文参議院議員が来賓挨拶した。
「日頃より世界平和統一家庭連合の徳野会長をはじめ皆様には、我々自民党は大きなお力をいただいています」(山本議員)、「昨年7月の参議院選挙で皆様方の応援をいただき当選させていただきました」(宮島議員)と発言(両議員は取材拒否)。
旧統一教会に取材すると、以下の回答があった。「金会長及び『ワシントンタイムズ財団』による訪日団の日程、行動の詳細は存じておりません」
大惨敗した7月2日の都議選を見据えた両者の接近だったのだろうか。 (鈴木エイト/本誌取材班)
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。上の週刊朝日の記事は、重要だ。この記事を書いた、鈴木エイトというジャーナリストが、 「やや日刊 カルト新聞」 というウエブサイトを主宰していて、大変、優れた文章を精力的に発表している。
「やや日刊 カルト新聞」
http://dailycult.blogspot.jp/
● Senate Investigating Loretta Lynch’s Alleged Interference in Hillary Clinton
Email Probe
Jun 25, 2017 TIME (タイム誌)
http://time.com/4831849/loretta-lynch-hillary-clinton-fbi-senate/
Senate Judiciary Committee leaders on Friday said they are seeking information about former Attorney General Loretta Lynch’s alleged interference in Hillary Clinton’s private email investigation.
The bipartisan group is inquiring about Lynch’s communication with Clinton campaign aide Amanda Renteria - whom Lynch reportedly assured that the FBI’s investigation wouldn’t “go too far” - as well as documents and information indicating whether the agency probed that alleged conversation.
Judiciary Chairman Chuck Grassley (R-Iowa), along with other lawmakers including 2016 presidential candidate Sen. Lindsey Graham, sent letters to Lynch earlier this week with the request.
A spokesman for Lynch said the former attorney general “will cooperate fully with this inquiry and respond directly to the Senate Judiciary Committee.”
“Ms. Lynch is a committed public servant who has dedicated much of her career to the Department of Justice and led the department as attorney general in the fair and impartial administration of justice,” a spokesman said in a statement Friday.
The inquiries about Lynch’s communication are part of a larger examination of President Donald Trump’s dismissal of FBI Director James Comey, who was overseeing the Clinton probe at the time.
In a testimony before the Senate Intelligence Committee earlier this month, Comey said that Lynch during the Clinton probe told him: “Don’t call it [an investigation]. Call it a matter. Just call it a matter.”’
“It gave me a queasy feeling,” Comey said in the testimony.
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。 このタイム誌の記事の中に、出てくる、ヒラリーを、いよいよ、米議会が、犯罪捜査する動きがあって、その議員たちの中で、
Judiciary Chairman Chuck Grassley (R-Iowa), 「米下院の司法委員会 の 委員長の チャック・グラスレイ (共和党 アイオワ州選出)」という議員が重要だ。彼は、謹厳実直で、非常に慎重で用心深い人だ。このグラスレイ議員が、動き出した、ということは、アメリカの議会が、ついにヒラリーの国家犯罪の容疑を、多くの明確な証拠をたくさん集めたので、いよいよヒラリー・クリントンを、議会が行う裁判に掛ける準備を始めた、ということだ。
トランプの、悪口ばっかり言って、「トランプさんて、大丈夫な人なの。支持率が急落」などと、ウソ八百の、バカ報道を、アメリカのニューヨーク・タイムズ紙、ワシントン・ポスト紙、ケーブルテレビ・ネットワークのCNNなどが、血走って、狂ったようになって報道して、それを、日本のNHKまでが、その尻馬になって、血相を変えて、トランプたたきを、日本でもやっている。 お前たちの脳(頭)は、本当に大丈夫なのか? 追い詰められて、断末魔の、今にも経営破綻しそうな、日本「も」の、テレビ局、新聞社どもだ。
私、副島隆彦は、冷酷に事態の推移を見守る。 次の記事は、日本の横須賀に、10聻近くもいる、米海軍の 「最強のはずの」イージス艦の中の一隻が、みっともないことに、フィリピンの貨物船(カーゴ船)に、真夜中に、伊豆半島の先で、ぶつかって、艦橋(かんきょう)が大破した事件、事故だ。 本当にみっともないったら、ありゃしなかった。
何が、最新鋭の、最強のイージス艦だ。 お前たちの軍事力などは、その程度の、ポカーンと穴が空いているものなのだ。 イージス艦の方が、左に舵を切って、相手を避ける衝突回避の義務があると、海難事故の専門家たちでなくても分かる事故だった。
(転載貼り付け始め)
●「大損傷した米イージス艦 起こるはずのない衝突」
AERA オンライン記事 by 田岡俊次 更新 2017/6/24
https://dot.asahi.com/aera/2017062300066.html?page=1
今年の米第7艦隊は事故続きだ。1月31日には巡洋艦アンティータム(約1万トン)が母港横須賀の港口付近で浅瀬に乗りあげてプロペラを損傷、油圧作動用の油約4トンが流出した。5月9日には韓国・浦項(ポハン)沖の日本海で巡洋艦レイク・シャンプレイン(同型)が韓国漁船と接触している。
そして6月17日には駆逐艦フィッツジェラルド(約8300トン)が伊豆半島・石廊崎の南東沖約20キロで日本郵船が雇っているフィリピン船籍(乗員20人も同国人)のコンテナ船ACXクリスタル(2万9千トン)と衝突、同艦は艦橋下の右舷と水線下に重大な損傷を受け、乗組員7人が死亡、艦長ブライス・ベンソン中佐ら3人が負傷した。
●船底を突き破られた
この3隻の米軍艦はいずれも「イージス」対空ミサイル・システム搭載艦だが、それは当然で米海軍の巡洋艦、駆逐艦計85隻のうちイージス艦でないのは1隻だけだ。
軍艦と貨物船が衝突して、軍艦の被害のほうが大きかったことに驚く人も多いが、軍艦は船体に多くの肋骨を入れ、薄い外板を張る障子のような構造で、軽くて波浪に強いが、側面からの衝突には脆い。商船は船価を安くするため肋骨を少なくし、厚い外板で強度を保っている。フィッツジェラルドは破片などから高価な電子装備を守るため、引っ張り強度が高いケブラー繊維を固めた装甲約70トンを使っているが、それが付いているのは艦の一部だけだ。
多くの商船は船首の水線下にずんぐりとした突起物「バルバス・バウ」を付け、船首が波を立てる際の抵抗を減らして燃費を良くしている。ACXクリスタルが衝突した際は、その船首の上部が駆逐艦の右舷艦橋近くまで破壊すると同時にバルバス・バウが船底を突き破ったから、下士官、水兵の居住区に水が流入、7人が水死したが、各区画を閉鎖して沈没は免れた。
だが、艦橋の下の水線下には、「戦闘情報センター」があり、コンピューターが集中する。1千数百億円以上するイージス艦の価格の半分近くは電子装備だから、海水に漬かっていれば大損害。艦齢も22年だけに、修理せずに廃艦になるかもしれない。
●見張りの怠慢で衝突
米海軍は事故から5日たっても、当時の駆逐艦の行動について一切発表せず、フィリピン船員の事情聴取をした海上保安庁も口を閉ざしている。だが名古屋港から東京港に向かっていたコンテナ船の航跡は「船舶自動識別装置」で記録されている。これによれば、同船は衝突前は東北東に航行、午前1時30分ごろに衝突した後、右転して南東に向け6分間、約3キロ移動している。左側から接近した駆逐艦と衝突し、船首を押されて右に曲がったか、あるいは衝突を避けようとし、直前に右に舵を切ったかと思われる航跡だ。
2隻の船の針路が交差し、衝突コースに入った際には右側に相手を見るほうがよける義務があり、右舷が衝突した駆逐艦のほうが基本的には分が悪い。仮に駆逐艦が低速でほぼ同方向に進んでいて、コンテナ船がそれを右側から追い越そうとしていれば、追い越す側に避ける義務がある。だがコンテナ船は駆逐艦の右舷の緑燈を見て、自船の針路を横切ろうとする相手のほうが避ける、と思った可能性もある。夜間には他船の動きはわかりにくいが、天候は良かったし、航海レーダーには周囲の船の針路も表示されるから、どちらかが肉眼とレーダーでしっかり見張っていれば衝突は避けられたはずだ。
これは米軍の公務中の事故だから、米軍人に対しては地位協定で米国に第1次裁判権があるし、そもそもどの国の軍艦も他国の管轄権外だ。とはいえ、日本領海内での事故だから海保も捜査し、もしフィリピン船員に過失があれば日本側で訴追することになる。だが、米軍の全面的協力がなければ原因の解明は困難だ。(軍事評論家・田岡俊次)
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。時間が無くなりました。あと、10本ぐらい記事を貼り付けようと思ったのですが、出来ません。近いうちにやります。
副島隆彦拝
【1809】[2162]副島先生ご推薦 映画「ひかりのたび」について
澤田サンダーと申します。
会員番号6666です。
映画監督をしております。
現在、埼玉県川口市で開催されている
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭にて、
私の作品である映画「ひかりのたび」が国際長編部門にノミネートしております。
本作では、実は副島先生にコメントと長文評論を寄稿していただいています。
私はこの映画を、バブル崩壊後20年間以上地獄の苦しみを味わった、
もしくは、その辛さ、重さがわかる方々に見て頂きたいと思っています。
きっと、癒しやそこまで行かなくても、何がしかの前向きなビジョンが見える
そんな作品になったのではないかと思います。
みなさま、ぜひご来場ください。
上映は7/17の17時、20の10時から二度あります。
もし気に入っていただけたら、観客賞もある映画祭なので
投票していただけると幸いです。
では、副島先生のコメントを添付させて頂きます。
(以下引用)
大きな泥臭いお金の話を正直にしないで作られて来た、これまでの社会派映画の限界が、この映画で明らかになった。人間の営み(人生)のあらゆる場面に、こういう交渉ごとと掛け引きがある。企業で働き続ける人間にも企業(経営者)や上司、同僚との日々の掛け引きがある。幼い頃から、そういう親の姿を見ながら、子供は自分の人生環境を運命(与件(よけん)。既に与えられてしまったもの)として引き受けながら生きてゆく。
副島隆彦/評論家
(引用終わり)
予告編(可能であれば再生画面を貼り付けて頂きたいです)
https://youtu.be/6lv4NuZLh0M
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭 紹介ページ
http://skipcity-dcf.jp/films/films04.html
澤田サンダーインタビュー
http://skipcity-dcf.jp/interview/002.html
【1808】[2161]俗 ニーチエについて
私は自分を、絵本『ベロ出しチヨンマ』の、過酷な年貢米の取り立てを訴えて、磔(はりつけ)にされた百姓、の類の人間だ、と規定している。( 副島隆彦加筆。 十字架に縛り付けられて、下から槍で脇腹から心臓を突き刺して殺す刑や、獄門さらし首や、首つり自殺 では、死者の口から舌(した、ベロ)がはみ出した状態になることが多い。これを、「ベロだし」と江戸時代の民集が、小塚原=今の南千住 や、大森、烏森の刑場に、街道沿いに、見せしめで何日も放置してある死体の姿から、呼ぶようになった。副島隆彦の割り込み加筆終わり )
まぁ、私だって、磔にされるのは嫌だが。だからこの例えすら、カツコ良すぎるだろうが。
介護福祉士という下層労働者である自分の現実を、学問道場の会員であっても、私は忘れていない。
下のナカヤマ氏の投書を読み、自分の本業の介護の現実について、ここで本格的に発表させて頂きたいと、ずっと思っていた。そうでありながら、他の事についてばかり投書してきてしまった事に焦りを感じている。
私は一生、雇って貰う側だろうし、雇う側になりたいとも思わない。雇う側の人間を、尊敬してもいない。
はっきり言う。 副島先生の『 隠された歴史 そもそも仏教とは何ものか? 』(2012年、PHP研究所刊)の中で、三島由紀夫の遺作『豊穣(ほうじょう)の海』(全5巻、新潮社刊、1970年)について小室直樹氏が、つ次のように書いていた。
「最も適切な仏教入門である」、「法相宗(ほっそうしゅう、副島隆彦加筆。中国経由でインドから日本に伝わった南都六宗 のうちの一つ。一番古い宗派。本当のゴータマ・ブッダ(お釈迦様)の考えを伝えている。あとは、副島隆彦の本を読むべき。副島隆彦の加筆終わり )の徹底的解説である」、
「(第一巻の主人公、松枝清顕(まつがえきよあき)の友人で、この松枝清顕の恋人であった綾倉聡子(あさくらさとこ。のちに出家して奈良の尼寺の門跡になっていた。この女性のモデルは、三島由紀夫がまだ若い大蔵省の職員時代に、お見合いをした、現在の皇后、正田美智子と言われている )が、本田・・・から尋ねられて、「松枝清顕という人は、もともといらはらなかったんやないですか」、綾倉聡子が、答えた。この 言葉の意味は、人間は輪廻転生(りんねてんしょう)しない、という事だ」 という説を、『隠された歴史 そもそも仏教とは何ものか?』から私は、知った。
確かに、綾倉聡子(あやくらさとこ)の寺は法相宗(ほっそうしゅう)と、はっきりと『豊穣の海』に書いてあった。この事を思い合わせて、私は、雷に打たれたような感動を覚えた。色々な人が、三島由紀夫の自殺の真相について書いた。しかし、これこそはそのものズバリだ。
三島由紀夫は、来世(らいせ、あの世)も前世(げんせ)もない、人の一生は一度きりである。だから他人からどう言われようが、思われようが、やりたい事をやって死のうと、私は思った。
三島由紀夫の思想を本当に理解した人間は、小室直樹氏一人きりだった。この事実に、私は暗澹(あんたん)となった。来世も前世も、そして現世(げんせ、現実の世界)さえもない。そして人生は一度きりである、という法相宗(ほっそうしゅう)の説く真実を知って、私は以後、迷わなくなった。
それ以前は、時に、病的な孤独感に苛(さいな)まれる事もあった。
「若かった20才の自分に戻りたい」などと言う人に、私は言う。「 それは、今までの自分の人生に不満だからでしょう。そういう人が、何回20才に戻っても、同じ生き方しかできない。やり直す力のある人なら、20才に戻らなくても、今やり直す」。
本題。 副島先生のニーチエ本を読み、「 昔は本物の知識人は、最後は精神病院で死ぬ」を覚悟している人種だった。今は、そういう本物の知識人がいない。 副島先生が遂に、同性愛問題を正面から書いた。
人類の歴史に同性愛(ホモセクシュアリティ)は不可欠なものだ。副島先生が人類最高の芸術家と呼ぶミケランジエロだってホモだった(89歳で死)。それについて副島先生はどう考えてるんだろう? 自分がホモじゃないから、関心ないのか、と思っていた。
こういうミケランジェロへの讃辞は、他に書く人がきっとたくさんいるだろうと私は、思った(、が、誰も書かない)。 私はここでは、週刊誌的な下劣な立場から、自分の感想を言う。私はこれまでニーチエについて、その著作を読んだ事は無い。だが、週刊誌的な興味から、この有名な思想家について、色々知っていた。
澁澤龍彦(しぶさわたつひこ。フランスのマルキ・ド・サドを研究した。小説家)は、ただの耽美(たんび)主義者だと思っていた。ところが、澁澤氏が書いた、『ババリアの狂王(きょうおう)』という、ルートビヒ2世(副島隆彦加筆。バイエルン国王(首都ミュンヘン)のルードヴィヒ・デア・ツヴァイゼ。リヒャルト・ヴァーグナーの終生の愛人。一歳違いのニーチェがその後を継いだ )についての小文は、ひょっとして、ルートビヒ2世 について書かれた物の中で、日本で一番良いのではないか? と思う。
私は副島先生が、ニーチエのように、最後は孤独地獄の果てに発狂するのではないか。現代風に言うと、ボケ老人になるのではないか、という危惧を覚える。副島先生がボケたら日本の損失なので、私のエゴから敢えて言う。
ニーチエが狂った理由を、誠実に考え詰めた天才だったから、で終わらせてはいけない。ニーチエが狂ったのは、 「他人は自分の思い通りにはならない」という簡単な真実を受け入れられなかったからだ、と、愚か者である私は、勝手に考えた。この程度の知能しか、私にはない。
ニーチェは、自分の文章で、他人を説得しようと本気で思ったからだ。女の中の頭の良い、悪賢い者たちは、たいてい、本心は、他人を突き放している。 他人はどうせ自分の思い通りにはならない、という事を受け入れている。( 副島隆彦注記。そして、この悪賢い女たちは、極めて上手に、男を一人、自分の奴隷にして、この男に寄生して、楽をして一生を終える。男と競争して、自分の力で生きようなどとは、金輪際、思わない。この手の悪賢い女は、自分の力で生きる、という考えで、必ず苦しい人生になる労働者の女たち=職業ウーマンたちを、腹の底から、見下している。副島隆彦の妻がそうである。副島隆彦の割り込み加筆、終わり)。
しかし男の場合は、生まれながらに相当に頭の良い者は、自分の考えを人に押し付けようとする。人を自分の思い通りにしたい、という欲から抜け出せない。自分のような凡人の女には、到底、太刀打ちできない人々だ。
天才的な人間は、確かに実在する。しかしそういう天才も、普通の人だ。特別な人間などいない、例外は一人もいない。私はこの事を、自分の失恋から学んだ。私が愛した同性愛者の或る女性は、私が、天才というものを、初めて現実に見た、人だった。この人となら、生半可な恋ではすまないだろう、きっと私式の愛し方が通じる人だろう、と、思い込んだ。そして10年がたって、私は、自分が愛したこの女性から、「重荷で重荷で息がつまる」「あなたと付き合っていると、胃は痛いし、仕事もできない」と突然言われた。
それから大分たった。私はつくづく彼女も普通の人だったのだ。それなのに、自分が、勝手に、この人を理想の男性だと思い込んだことを、大変、申し訳ない事をした、とわかった。 この人は天才だからと、彼女に依存しきっていた自分の愚かさを深く反省した。私が本気で自分の人生を反省したのは、この時だけだ。 私は愚か者である。
【1807】[2160]石川知裕
会員番号7347の稲葉貴志と申します。陸上自衛官です。
今、演習で北海道に来ております。
北海道の端から端まで演習で移動中です。
石川知裕氏の選挙ポスターをいたるところで見かけます。人気のあるかたなんだと思いました。
北海道では石川知裕、すなわち、小沢一郎の人気は磐石だと思います。
至らん文章で失礼しました。
【1806】[2159]ニーチェの嫌ったキリスト教とは日本人にとっては公務員のことだ.
澤田正典です.今日は平成29年7月13日(木)です.
副島隆彦先生の著書の「ニーチェに学ぶ 奴隷をやめて反逆せよ まず知識・思想から」と,適菜収先生の著書の「キリスト教は邪教です!」を,なんとか私の頭で理解しようとしています.私なんか,たいした頭を持っていないけれど,これらの本はヨーロッパの天才たちや普通の人たちが脳で苦しみ抜いてきたことが何であったのかを私が知るための大切な手がかりとなる本なのだろうと思います.
今,わかったのは,私たち日本人が,ニーチェがあれほど嫌ったキリスト教とはどのようなものであったのか,理解するために,今の私たちの感覚で,それに値するものは何であるのか,考えると,それは公務員たちのことだと,わかった.
私は現役の国家公務員ですが,20歳で当時建設省に入省してから,どうも人事評定があやしげで,疑わしくて,その違和感の原因は,一体何であるのか,正体を見極めるために,今まで働いてきた.そして,今の時代ではっきりわかったのは,日本国民の皆様にとって行政機関とは,ニーチェにとってのキリスト教会であって,日本国民の皆様にとって公務員たちとは,ニーチェにとってのキリスト教徒やキリスト教会の坊主どもだったのだということが,やっとわかった.
国家公務員だけでは無い.地方公務員も同じである.私も含めて,ろくでもない奴らだったんだ公務員なんて.国公立大学の教職員たちや,国からの補助金とか政府保証付きの貸出金の掴み金で食ってきた連中も,この中に入る.
今,日本人は,実は選挙権なんて絵に描いた餅であった事実をわかりつつあります.日本国民の民間の納税者の皆様.どうぞ,地方公務員たちに,不正選挙の疑いをかけてあげて下さい.もし地方公務員たちがそれに感情的に反発してきたら,では不正選挙が行われていない証拠を見せろ税金泥棒と,言ってやることが大切です.これを日本国民の全体の8割ぐらいの人数が,心の中に共通認識として(たとえ口に出さなくても)持つだけで,日本は,かなり良くなるでしょう.そして,それは今,ほとんど実現している.良いことです.そしてありがたいことです.
大丈夫ですよ.地方公務員たちは,不正選挙が行われていない証拠を示すことなど,絶対できませんし,絶対しませんから.なんやかんや屁理屈こねてそれはできないとか,それは不可能だとか,責任転嫁をやってきます.本当に宗教団体の坊主みたいな奴らだ.そして正々堂々と実名でこのような掲示板で不正選挙の疑いに対して反論することが出来ない.
だから,不正選挙の疑いを日本人全員が,心の中に持って育ててあげるだけで,不正選挙の疑いを公務員たちにかけてあげるだけで,良いのです.その証拠に,地方公務員さんは,それをものすごく嫌がって感情的になりますから.彼らには証明責任があるにもかかわらず.一度,皆様もやってみると良いです.良い世直しに繋がります.
どうせ,まだまだ不正選挙をやるつもりでしょう.選挙なんて,やればやるほど世の中が悪くなっていった.ひどいものだった.例外として,鳩山・小沢政権が誕生したときの衆議院議員選挙だけは,不正選挙は無かったと思う.
なぜ日本人は黙らされてしまったか.ベイズ推定で大体求められた利得行列をゲーム理論で操作されて,何か言おうとしてもボトルネックが発生して結局何も言えなくなるように社会工学で制御されてしまったからです.だから,何も言えなくなった時点で危険な兆候なのだ.ショックドクトリンも,同じ仕組みで機能するのだ.幸い,金融システムがガタつくだけで利得行列がぶっ壊れますから,それほど長期的に,今後,日本人が制御されてしまう訳でも無い.
すいません,別の話題です.
下條竜夫先生の御著書の「物理学者が解き明かす思考の整理法」を拝読し,とても興味深く,楽しんで読ませていただいております.(「トランプ大統領のパリ協定離脱について」も,しっかり学ばせていただきます.)
この本の120~121ページの,赤方偏移についてなのですが,現在の天文学や物理学では,赤方偏移の発生要因として,発光体が地球から遠ざかる方向で進んでいるためだと説明されていることは理解しています.ただ,赤方偏移が地球からの方向とは無関係に全方位的に同じ大きさで見られること,銀河同士が銀河団を作っており,銀河同士の間が拡大していないこと等を理由に,実際には宇宙の膨張は科学者の勘違いであるとの説も存在します.コンノケンイチ先生の説は,とても興味深かった.
宇宙空間には,太陽風が充満しています.太陽風は主に電子からなりますが,今まで何百億年間も,無数の恒星たちが各々,宇宙空間を電子で埋め尽くしてきたことになります.この事実から考えますと,赤方偏移の原因が宇宙の膨張ではなく,宇宙空間に遍在する無数の電子によるコンプトン散乱が原因であると理解する方法は,いかがなものでしょうか.
私はもう,この板には余程の事が無い限り,書き込まないようにしたい.この重掲には,副島先生が実力で築き上げられた社会的な巨大な信用があるから,本当は私なんかが勝手に書き込んではいけないのだ.また,科学系の話題が煙たい方にとっては,このような話題は迷惑でしょう.その時は,理科系掲示板へ引っ越しして,もし宜しかったら,下條先生の御指南を賜りたく存じます.もちろん,御指南はいつでも結構です.
私もこれからは理科系掲示板へ引っ越しして,来週以降は,理科系の,幾つかのテーマに挑戦するつもりです.その中には,気象兵器や地震兵器の実現可能性についても論じる予定です.もし宜しかったら,皆様,理科系掲示板もたまに,ご覧いただけますと幸いです.感謝します.
澤田正典 拝
【1805】[2158]トランプ大統領のパリ協定離脱について
下條竜夫です。今日は2017年7月11日です。
先月、地球温暖化防止をグローバルな形で推進する国際協定、いわゆるパリ協定(Paris Agreement)からの離脱をトランプ大統領が表明して話題になった。このことについて、いろいろ調べたので、ここに報告する。重要なことは、新聞や報道で言われているように、トランプ大統領がパフォーマンスでパリ協定離脱を表明したわけでは、必ずしもないと言うことだ。
まず、6月2日の日本経済記事から引用する。
<引用開始>
米パリ協定離脱「歴史的過ち」 批判広がる
【ニューヨーク=大塚節雄】トランプ米大統領によるパリ協定からの離脱表明を受け、米国内外で1日、強い反発が広がった。首都ワシントンでは抗議デモも発生。一方、炭鉱業が盛んな地域では歓迎の声も上がった。
国連のグテレス事務総長は「とても失望する」との声明を出し「環境問題で米国がリーダーであるのは重要だ」とクギを刺した。「持続可能な未来へ米政府や米国のあらゆる関係者との連携に前向きだ」と指摘した。
昨年の大統領選をトランプ氏と争ったヒラリー・クリントン氏はツイッターに投稿し「歴史的な過ち」と指摘。「離脱は米国の労働者や家族を置き去りにする」と批判した。オバマ前大統領も声明で、トランプ政権が「未来を拒む少数の国に加わった」と批判した。世界でパリ協定に加盟していない国はシリアとニカラグアの2カ国だ。
1日夕にはホワイトハウスの近くで環境団体の呼びかけによる抗議デモが起き、集まった人たちが「気候の危機に目覚めよ」「科学は命を救う」などと書かれたプラカードを掲げ、決断を翻意するよう求めた。
<引用終了>
特に、科学者が、このパリ協定離脱決定に対して、猛抗議している。これは大幅に研究費が削られるからで、実際、すでにNASAや地球環境問題に関する研究は予算が削られている。先週、宇宙物理学で有名なホーキング博士が「地球はこのまま金星になる」と一番過激な発言をした。
<引用開始>
「地球の気温は250度まで上昇し硫酸の雨が降る」ホーキング博士
2017年7月4日(火)19時01分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
<アメリカのパリ協定離脱を批判したホーキング博士が、地球の「金星化」を予言。さらにこれを裏付けるデータも>
著名な理論物理学者スティーブン・ホーキング博士が、人類に警告を発した。地球上の気温はいずれ250度まで上昇し、このままだと手遅れの状況になる可能性があるという。
7月2日に母校のケンブリッジ大学で行われた75歳の祝賀記念講演でホーキング博士は、アメリカの「パリ協定」からの脱退が原因で、地球上の気温上昇が加速するとの見方を示した。人類にとっての最善策は、他の惑星を植民地化することだと語った。
ホーキング博士は「地球温暖化は後戻りできない転換点に近づいている」と指摘し、ドナルド・トランプ米大統領によるパリ協定脱退の決断がさらに地球を追い詰めることになると非難した。気温は250度まで上がって硫酸の雨が降るという、まるで金星のように過酷な環境だ。
さらにこれを裏付けるような調査結果が出た。アメリカ気象学会の衛星データから地球表面と地球全体の温度が連動してどんどん暑くなってきていることが確認されたとワシントン・ポストが報じた。
<引用終了>
しかし、実はアメリカ内では共和党が昔からこのパリ協定に反対していた。それを受けて、首席戦略官のスティーブ・バノンが、このパリ協定からの離脱を推進した。だから、トランプ大統領がパフォーマンスで離脱したというわけではない。6月4日の日本経済新聞の記事から引用する。
<引用開始>
温暖化に懐疑論なぜ トランプ政権下の米で勢い
トランプ米大統領が温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」からの離脱を決めた。歴史的に共和党政権下では「温暖化懐疑論」が根強く、世界に影響を与えてきた。米国でも大多数の科学者は、人間活動が温暖化を深刻にするという考えを支持する。しかし、予測の不確実さなどを問題視する一部の研究者が政府と結びつき発言力を増している。
■証言者選び「意図的」
今年3月、米下院の科学・宇宙・技術委員会が気候科学をテーマに公聴会を開いた。委員長のラマー・スミス議員(共和党)は一貫して温暖化の科学的根拠に疑いを投げかけてきた人物だ。
証言した4人の科学者のうち3人は懐疑派として知られる。ジョージア工科大学のジュディス・カリー名誉教授は「気候の複雑なシステムは根本的に予測が難しい」「人間活動が温暖化の支配的原因かは不明だ」などと主張。国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)を中心とした温暖化予測の「コンセンサスづくり」も批判した。
<引用終了>
さて、我々が、ここで注目しなければいけないのは、今回のパリ協定と、10年ほど前に地球温暖化対策で話題になった京都議定書(Kyoto Protocol)との違いである。
トランプ大統領が離脱を表明したパリ協定は、COP21とも呼ばれている。もうすでに21回ほど地球温暖化に関する会議を積み重ねてきたことを意味する。
このパリ協定には、当然、二酸化炭素削減の目標がある。しかし、それぞれの国の目標に法的拘束力はない。したがって、例え温暖化ガス排出量を削減できなくても罰則罰金などはない。これは、参加を渋る米国への配慮と言われている。ちなみに、日本では2015年6月に地球温暖化対策推進本部(本部長・安倍晋三首相)が国内の温室効果ガス排出量を2030年までに2013年比で26%削減するという目標案をたてている。
一方、京都議定書(Kyoto Protocol 、京都のCOP3で決まった、だから3回目の会議だった)では、2012年に5%削減(1990年比)するため、先進国各国に排出削減目標を設定していた。また守れない場合には罰則があるため、1トンあたりの二酸化炭素の排出権取引市場が設定され、排出枠を超えて排出してしまった国が買い取る仕組みになっていた。当然、目標を達成できそうもない日本企業が買いまくった。
しかし、リーマンショックで排出権取引は大暴落してしまった。その結果、シカゴの排出権取引市場は閉鎖された。またヨーロッパの市場もおよそ最高値の1/100程度でしか売買されていない。事実上、排出権取引市場は死んでしまったのである。
この排出権取引の大暴落で日本が全体でいくら損したのかという情報はでていない。しかし、キチンと調べたら大変な額になるだろう。
したがって、パリ協定では、排出権取引はつかえない。そこで、でてきたのが「途上国への援助」という、日本が昔からODAとして行ってきた海外援助である。資金は先進国が拠出する。毎年1,000億ドル(10兆円)を上回る資金を目標としているらしい。
この資金の名前を緑の気候基金(The Green Climate Fund)という。とりあえず、アメリカが30億ドル(約3000億円)、日本が15億ドル(約1500億円)資金提供するとされている。
ところが、これはあまり意味のないことだ。実際に、二酸化炭素を放出しているのは先進国なので(1850年以降の二酸化炭素放出の50%以上がアメリカとEU)、無理に途上国に資金提供しても削減される二酸化炭素はたかがしれている。
しかも、このサイトを長年見ている方はおわかりだと思うが、トランプ大統領は「アメリカ・ファースト」、つまり「国内問題最優先、国際問題後回し」主義である。当然、30億ドルなどというお金は出せない。だから、トランプ大統領はパリ協定からの離脱を表明した。
一方、AIIB政策を推進する中国は、援助をする方なのにもかかわらず、この海外援助を大歓迎している。6月17日の朝日新聞記事から引用する。
<引用開始>
中国主導AIIBがパリ協定推進 温暖化対策に投融資へ 2017年6月17日
中国主導で設立されたアジアインフラ投資銀行(AIIB)が16日、韓国済州島で2度目の年次総会を開き、地球温暖化対策に結びつく投融資に注力していく方針を打ち出した。米国が離脱を表明した温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」を推進するためだ。
気候変動問題への対応では、中国が牽引(けんいん)役としてグローバル規模に期待されており、パリ協定堅持を掲げる欧州の参加各国・地域などの声に応えた形だ。
「AIIBにはパリ協定を推進し、支持するという重要な役割がある。参加国が将来、二酸化炭素排出を減らす支援に力を入れる」。この日にあった総会の開幕式で、金立群総裁はこう強調した。具体的には、温暖化ガスの排出が少なく、安全な発電施設への投融資に重点的に取り組む。
「パリ協定」では、中国と欧州連合(EU)が全面履行すると合意。AIIBによると、加盟国・地域すべてがパリ協定に署名しているため、気候変動対策で協力しやすい環境だった。
米国が協定離脱の方針を示して以降、国際社会では「中国が環境問題で世界をリードする国になると確信している」(望月義夫・元環境相)など、中国に期待する声が多かった。
<引用終了>
温暖化問題でもすでに中国が世界を牽引するようになっているわけだ。
さて、最後に地球は本当に温暖化しているのかという問題にコメントしておく。下に示す図は地球衛星による最新の地球全体の大気温度である。
昨年の暑さがすごかったことがわかる。この高温のために、南極の氷も溶けたらしい。今までは北極の氷面積が溶けても、南極の氷面積は増えていたため、北極だけを取り上げて地球温暖化を宣伝していた。ところが昨年だけは、南極の氷面積も低下したらしい。
これで、一時、「地球は、太陽の活動が弱くなっているので寒冷化する」という研究者がたくさんいたが、みごとに打ち砕かれてしまった。
では温暖化しているのかというと、それも怪しくて、ご覧のとおりに、今年に入ってだんだんと低下している。だから、数年、数十年の変動が大きくて、地球は温暖化しているのか寒冷化しているのか、まだ決定できないというのが正しいのだろう。
下條竜夫拝