重たい掲示板

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副島隆彦 投稿日:2018/03/22 03:32

【1924】[2290]アフリカとは何か? ボコ・ハラム の意味 

副島隆彦です。 今日は、2018年3月22日です。

遠く、アフリカの一国 ナイジェリアで、また「少女の集団誘拐事件」が起きていた。

○「 ボコ・ハラム、再び集団拉致か 学校襲撃で少女111人不明 」
2018年2月23日  AFP ダマツル/ナイジェリア

である。 日本でも知られるようになった、ボコ・ハラム Boko Haram  という過激派集団は、一体、何者なのか。

 私は、暫(しばら)く前から、「アフリカとは何か。今のアフリカ(諸国)を大きく日本人が分かること」 ということで、書きたいと思っていた。私が、日本人のアフリカ理解の中心に置きたいと、ずっと思っていたのは、ナイジェリア国の この ボコ・ハラムである。

 この 「ボコ・ハラム」とは、「ボコ(白人)・ハラム(悪魔)」 という意味らしい。私は、4年前の少女たちの誘拐事件が起きたときに、英文で記事を読んでいて、その中の、一本に、この真実が、サラリと書かれていた。そのことが、ずっと自分の頭の中で気になっていた。

 「ボコ・ハラム」が、「白人は悪魔」というだと知って、私は、びっくりした。日本政府のJETRO 機関などの解説文では、「ボコ・ハラムとは、『西洋式の教育(ボコ)は罪(ハラム) 』という意味だ」と、書いてある。 こういうことをするから、日本人のアフリカ理解が進まないのだ。

 ボコ・ハラム Boko Haram というのは、 「ヨーロッパ白人どもは悪魔だ」という意味で有り、「ヨーロッパから、アフリカ諸国に、キリスト教の伝道者としてやってきた白人宣教師どもと、白人の貿易商どもは、自分たちアフリカ人 を騙しに来て、私たちに悪(わる)さをする悪魔(ハラム)である。だから撃退して、討ち滅ぼしてしまえ」 という意味である。

 私は、 下の方に、3本、AFPの記事を載せるが、 2014年4月に起きた、少女たち(中学生たち)の集団誘拐事件の 「 276人のうち57人は拉致直後に脱出し、これまでに106人が解放されたか発見されている 」と、以下の記事にある。

 私が、衝撃を受けたのは、この時、BBCのニューズ報道を、たまたま見ていたら、この「3年ぶりに解放された少女たち」というのが、みんなで、喜びのダンスを踊っていたシーンである。まわりには親たちが集まっていた。 

 そして、この少女たちの中には、赤ちゃんを抱えている者たちがいて、仕合わせそうに踊っていた。きっとボコ・ハラムのゲリラとの間に生まれた子供だ。

副島隆彦です。 私は、このときの、少女たち、といっても、もう堂々とした体格の、両親たちよりも背の高い、大きな立派な体格の少女、いや、女性たちが、集団で、楽しく踊っている様子を見て、「あら? なんか、違うな」という気がした。

 この少女たちは、みんな元気なのだ。イスラム教の過激派の収容所から、命がけで、ぼろぼろに成りながら、必死で逃げてきた、という感じではないのだ。 みんな嬉しそうに踊っていた。

 もしかしたら、ボコ・ハラムは、現地では、暴力事件 を除いたら、その思想だけは、人々に尊敬されているのではないか。 下に載せる ボコ・ハラム の 今の指導者の兄(にい)ちゃん、兄(あん)ちゃん の顔が、ものすごくいいのだ。

この集団誘拐された少女たち、というのは、どうも、国立(こくりつ)の中学校
に通っている、地元では、裕福な家庭の、立派な家の子供たちらしい。だから、人質にされて、政府に捕まっている過激派のゲリラたちの指導者たちとの、「人質交換」用に、連れ去られたのだ。

 私、副島隆彦は。分かったぞ。「ああ、そうなんだ。このボコ・ハラムという ナイジェリア国の北部の マイドゥグリ Maiduguri という砂漠地帯の中の都市を中心に、ゲリラ活動をしている、イスラム教の過激派は、どうも、日本の、幕末 の 頃の、 尊王攘夷(そんのうじょうい)の人間たち と 同じじゃないか」 と、分かった。

 攘夷思想とは、排外主事(はいがいしゅぎ。ショウビニズム chauvinism 。 外国人恐怖症 xenophobia ゼノフォウビア ) である。
1850年、60年代の、幕末に、西洋白人 たちが、日本に開国を迫って、押し寄せてきた。それに対して、 「あの恐ろしい毛唐(けとう)どもに、この神州不滅(しんしゅうふめつ)の国土を踏ませてはならない」 という、強烈な、民族防衛感情が、ほとばしった。

 世界の動きを知らない、単純な思考をした攘夷派の 過激派の武士たちが、激情に駆られて、暴れ出して、毛唐(けとう=西洋白人)を見たら、その場で襲撃して斬り殺してしまえ、という 思想を直情的に実行した者たちがいた。 ・・・彼らは、必ず、そのあと、幕府と各藩に捕まって死刑、斬首(ざんしゅ)された。

私、副島隆彦の思想と歴史の研究からは、今のアフリカのナイジェリア国の北部にいる、元気いっぱいの ボコ・ハラム集団は、日本の幕末(1867年まで。翌年が明治元年)の尊王攘夷の サムライたちと、まったく同じ、だと分かった。 

 自分たちアフリカ人に、キリスト教という おかしな洗脳宗教を押しつけに来た、この西洋白人どもは、まさしく「白人は悪魔(ボコ・ハラム)」だ、という、切実な課題を、今のアフリカ人たちが、抱いているのだ。  160年前の日本とまったく同じなのだ。 この真実は、私たちの血の中の、民族防衛感情に、今も、深いところで訴えかけてくる。

 攘夷(じょうい)思想 の純粋な愛国感情を 抱き、一番、腹の底から信じ込み、実践したのは、 土佐の勤王党(きんのうとう)の武市瑞山(たけいちずいざん)たちと、 水戸の天狗党(てんぐとう)だ。このふたつの集団が、幕末・維新史の中で、一番、かわいそうで悲劇の集団だ。

 私は、この、「民族を守らなければ」の 純粋の思考のために、哀れに殺されていった、土佐勤王党と、水戸の天狗党のことを、思うと、今でも涙が流れる。 このことは、私は、自分の 『 思想劇画 (マンガ本だ) 属国日本史 幕末編』(2004年刊) に書いた。

 私、副島隆彦は、今日は、もう、今の日本国民に、たった一言(ひとこと)、この「ボコ・ハラム Boko Haramとは、白人は悪魔」という意味だ、と教える。それが、大きく、大きく物事(ものごと)を分かる、ということだ。 アフリカとは何か、を私たち日本人が、大きく知ることだ。

 ナイジェリアという国は、世界地図帳を開いて見ると、分かるが、 アフリカの中央部分にあって、他の赤道の上方の国国と並んでいる、大きな国だ。

 ナイジェリアは、アフリカ諸国の中で、今、一番、大きく成長してる国だ。 私は、知識人だから、いろんな本を読むから、この世界規模での事実を知っている。 人口は、1億5千万人ぐらいいて、と、今、最新の資料を調べたら、あらら、もう 、1億9千万人だよ。たった6年ぐらいで、ものすごい人口の増大だ。 

 ナイジェリア、と書いて、その北の方にある(地中海沿岸の)アルジェリアと書くと、「ナイとアル」で、赤ちゃんをあやすときの、「イナイ、イナイ、バー」みたいで、本当は、みんな自分でひとりで笑ってしまうのだが。

 ナイジェリアは、アフリカの中心部にある、成長と発展の著しい大きな国だ。このことはもう説明しない。 ニジェール河 という大きな河が、ぐるーっと回り込んで、いくつもの国を横断して、西の方にまで流れていて、、私は、「ニジェール河を ゆく 現地の人たちを満載した、大騒動の、 この国際河川 をゆく 定期航路の 大型船」の様子を、NHKの番組で見たことがある。

 「ああ、すごいものだな。おお、乗客が、自分の食料用の ニワトリまで持ち込んでいるよ。みんな元気で、ごった返しているなあ 」と 感動した。 

 もう、これぐらいでいいや。 みんな、いいですか。「ボコ・ハラム って、白人・悪魔 と言う意味なんだってさ」と、口コミで、広げてください。それが、私たちが、皆で真に賢くなる、世界の真実が分かる、ということだ。  

副島隆彦 記

(転載貼り付け始め)

○「 ボコ・ハラム、再び集団拉致か 学校襲撃で少女111人不明 」
2018年2月23日  AFP ダマツル/ナイジェリア

 ナイジェリア北東部ヨベ(Yobe)州で今週、イスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」が学校を襲撃し、111人の女子生徒が行方不明になっていることが分かった。

 同州警察が21日発表した。同国ボルノ(Borno)州チボク(Chibok)で2014年に起きた事件に続き、ボコ・ハラムが再び女子生徒を集団拉致したのではないかとの懸念が広がっている。

 今回の事件は19日夜、ヨベ州ダプチ(Dapchi)にある国立の女子中等教育学校で発生。地元住民は当初、生徒と教師らは現場から避難したと語っていたが、行方不明となっている生徒らの安否に対する懸念が高まっている。

 ヨベ州警察当局は州都ダマツル(Damaturu)で開いた記者会見で、同校の生徒926人のうち815人が学校に戻ったことが確認されたが、残る111人が行方不明になっていると発表。ただし、拉致されたかどうかの確認は取れていないと述べた。

 ボコ・ハラムは2014年4月、チボクの学校から276人の女子生徒を拉致した事件で世界に名を知られた。被害生徒のうち57人が直後に脱出したほか、昨年5月以降、107人が脱出したり、政府との交渉で解放されたりしたが、残る112人は現在も拘束されたままになっている。

 映像は、今回、女子生徒が行方不明となった学校。22日撮影。(c)AFP/Aminu ABUBAKAR, with Phil HAZLEWOOD in Lagos

○「 ボコ・ハラムから解放された82人の少女、両親と涙の再会 」

2017年5月21日  AFP 発信地:アブジャ/ナイジェリア

 ナイジェリアの首都アブジャで両親との再会を前に喜ぶ、ボコ・ハラムから解放された少女たち(2017年5月20日撮影)。
(c)AFP/PGDBA&HND MASS COMMUNICATION/SUNDAY AGHAEZE

 ナイジェリアで5月20日、 2014年にイスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」に誘拐され今月解放された82人の少女たちが首都アブジャ(Abuja)で両親と再会した。

 父親たちは娘をきつく抱きしめ、母親たちはあふれる涙を拭いながら、喜びの悲鳴を上げた。娘を抱き上げたまま、ぐるぐると回って感動を表現した父親もいた。

 ナイジェリア北東部に厳格なイスラム国家の樹立を目指すボコ・ハラムは拉致を戦争の道具として、大勢の女性や少女らを誘拐してきた。

 都市部から離れたナイジェリア北東部ボルノ(Borno)州チボク(Chibok)で女子生徒276人が拉致されたのは、2014年4月のこと。世界中で非難の声が上がり、ボコ・ハラムによる凄惨(せいさん)で破壊的な暴力行為に注目が集まった。

 276人のうち57人は拉致直後に脱出し、これまでに106人が解放されたか発見されている。

 今月解放された82人は、スイス政府と赤十字国際委員会(ICRC)が仲介した何か月にもわたる交渉の末に、ナイジェリア政府が収監していたボコ・ハラムの指揮官5人と身柄交換された。ナイジェリア政府は、残り113人の解放についても交渉を継続中だとしている。

 チボクでの女性生徒誘拐以降、ナイジェリア政府はボコ・ハラムが支配していた地域のかなりの部分を奪還した。

 しかし、ボコ・ハラムによる8年に及ぶ争乱で少なくとも2万人が死亡、260万人以上が家を追われたナイジェリア北東部にとって、ボコ・ハラムは依然として脅威であり続けている。(c)AFP

○「 ボコ・ハラム指導者が数か月ぶりに動画公開、健在ぶりを誇示 」
2018年1月2日  AFP 発信地:カノ/ナイジェリア

ナイジェリアのイスラム過激派組織ボコ・ハラムが公開した動画の中で演説する、同組織の指導者とされるアブバカル・シェカウ容疑者(2018年1月2日公開)。
(c)AFP PHOTO / BOKO

 ナイジェリアのイスラム過激派組織ボコ・ハラム(Boko Haram)の指導者であるアブバカル・シェカウ(Abubakar Shekau)容疑者が2日、動画メッセージを公開し、ナイジェリアで昨年末に発生した一連の襲撃事件を起こしたのはボコ・ハラムだと主張した。

 ナイジェリア政府はボコ・ハラムを打倒したとしている一方、暴力事件が増加する中、数か月ぶりにシェカウ容疑者が公開した動画は、政府の主張に対し疑問を投げかけるものとなった。

 シェカウ容疑者は31分間の動画の中で、ナイジェリア北部で使われるハウサ語で「われわれは無事で、われわれに起こったことなど何もない」と語った。

 さらに「ナイジェリアの軍や警察、われわれに損害を与えようとする者らは、われわれに対し何もできなければ、何ら得られもしないだろう」と述べ、「われわれは、マイドゥグリ(Maiduguri)やガンボル(Gamboru)、ダンボア(Damboa)で攻撃を実行した。これら全ての攻撃はわれわれが行ったのだ」と強調した。

 動画には、マイドゥグリ郊外の村にある軍の検問所に対し、先月25日のクリスマスに実施された攻撃の様子も収録されている。軍はこの攻撃について、1 時間にわたる交戦の後に阻止したと発表していた。(c)AFP

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦拝 

橋本暢(ミツル) 投稿日:2018/03/19 19:32

【1923】[2289]科学における奴隷化のロジック

科学の分野でも色々情報操作があると思います。その事と誤解もありそうなんで、僕よりもここの人はずっと頭脳明晰だと思うんですが、要は頭の良い人がしっかりしないとまずいんで、今日のぼやきの2029の感想を書いてみます。もう日本に余裕も無さそうですし。

“「不確定性原理(uncertainty principle)」という理論でできていて、uncertainty(不確実)なんだということです。原理と言ってはいけない。理論(theory)にすぎないのを原理(principle)と言ってしまった。アインシュタイン、ハイゼンベルクの系統の研究をしないとノーベル物理学賞をもらえないようになっている。”

ここの文章はあまりよくない思うんです。だから、この文章はなくても良いと思います。原理の方が良い。ただし、僕も素粒子まで行くと、まだまだ全然信用してないです。物理学などもconspiracy的に疑ったほうが良いと僕は思ってます。例えば、どういう風に疑うかと言いますと。米国留学して勉強しても、肝の部分(肝の部分というのはどの分野にもある)はアジア人とかには教えてないと思います。このロジックでユダヤ人がいつも頭良くなったり、日本の経済学なら、間違ってる人に米国の権威が親しくする事で、その人に権威を与えて、日本が間違ったことを続けるようにしてる事はかなり考えないといけないと思います。科学・技術はこういう事が起こりにくい(現象が起きたら騙せない)。だからまだ日本の科学・技術は良かったんです(もう過去形のようです)。だから、こういう意味で日本人はノーベル賞を行き過ぎて信じすぎだと思います(しかし確かにもう基本だと思う)。全然、文学賞とか平和賞だけでないと思います。僕は、マッカーサーの戦後教育と80年代からのコメディアンなテレビ、バブル経済と戦後教育を受けていない戦中世代が居なくなった3つのウェーブで今の日本人の脳はかなりやられているように見えます。企業間のノウハウがそうなら、もちろん、科学とか人文科学もスパイとかで奪い合うような分野です。「もしかしたら」リバータリアンの思想が奴隷から解放しやすくのかもしれません(僕はおそらくリバータリアンでないですが)。だから、米国の経済学者の言うことを無邪気に聞いてる人はいないと思いますが、総理大臣が率先してやられている。3ウェーブを感じます。こういう事からも、日本を売ってる感じがする。悪意を感じるくらいですね。

近藤善彦 投稿日:2018/03/19 14:45

【1922】[2288]ホーキング博士の記述について

前略
会員番号7871近藤善彦と申します。
副島先生が、今日のぼやき2029番で書かれていた
ホーキング博士は、つい先日3月14日に亡くなられたとの
報道が出ておりました。
事務局の方、お手数ですがご確認を頂ければと存じます。
取り急ぎ、共有させて頂きます。

副島隆彦 投稿日:2018/03/19 06:40

【1921】[2287]みんな、毎日、毎日、トランプ・ツウイッターを読みにいってください。

副島隆彦です。 今日は、2018年3月19日です。

 私が、以下に載せるのは、トランプ米大統領が、自分で、直接、毎日、毎日、どんどん、書いて書いて、書きまくって、一切めげることなく、投稿している、ツウイッター Twitter の 文です。

 以前も、ここで紹介したが、「ミシマドウ」を名乗る、これは、「三島堂」だと思いますが、この大変優れた英文の翻訳能力を持つ人が、私たちに、トランプの毎日のツウイッター文を、翻訳して、私たちに 伝えてくれています。大変、ありがたいことです。

https://twitter.com/mishimadou 

 皆さんも、このページを、毎日、読みに行ってください。それだけで、もう、アメリカ政治の 真実 と 現在進行形での、激しい闘いの様子が、分かります。

日本国内の 大手フェイクニューズどもが、アメリカ政治とトランプ大統領のことで、ウソばっかり報道する。あるいは、意図的に、トランプ憎し ! 、トランプへの憎悪、反トランプ派の 歪んだ報道ばかりする。

 アメリカ民衆、国民の多くは、共和党だけでなく、民主党リベラル派でも、まともな精神をした人々は、自分たちの大統領であるトランプのやっている、毎日の政治を、「そうだ、そうだ。大統領が正しい」と、 心底、応援している。

 それでも、トランプ支持派と、トランプへの憎しみ派 の闘いは、日増しに強まって、ついには、「これは、政治の戦争だ」と、まで、新聞記事が、言い出した。

 日本の大手メディアの中にまで、強固に、狂った奇妙な 宗教団体の勢力が、深く浸透し、入り込んでいる、としか、私は、言いようがない。どうして、日本で、公平な見方のアメリカ政治のニューズ報道をしないのか。 お前たちは、頭の病気だ、重度の病人だ。

トランプ本人の リアル・トランプ・ツウイッターのURL(ユー・アール・エル リンク先 )は、

https://twitter.com/realdonaldtrump

である。 なんと、世界中から、49.2Million すなわち 
49,200,000人の フォロアー 閲覧者 が毎日、読みに来ている。 もうすぐ5千万人だ。 

 登録している人だけで、この数だから、実際にこのページを開いて、トランプ文を 読みに来ている人は、その3倍はいるそうだから、何と、世界中から、1億5千万人の人が、見に来ている。

 なんという、強力な現職の米大統領への支持だろう。憎しみに駆られている、反トランプ派のアメリカ人たちも、この中に、2千万人ぐらいはいるだろうが。彼らは、毎日、げんなりしながら、トランプ文を、読むのだそうだ。

皆さんも、このトランプ・ツウイッターを、三島堂(ミシマドウ)氏のページでいいですから、毎日、読みに行ってください。再度、載せます。

https://twitter.com/mishimadou

です。 今開いたら、 閲覧者は、29.9K ですから、29,900 人 が、見に来ています。ミシマドウ氏よ、頑張って、トランプ文の翻訳を続けてください。そして日本国民に世界基準の真実を伝えてください。

 日本人は、脳をやられて、世界から計画的に隔離(かくり)されて、世界の本当の動きを、何にも知らされていないのです。日本の体制べったりの、フェイク・ニューズども、いい加減にしろよ! そのうち、日本国民も、お前たちと、安倍晋三一派の狂った宗教人間どもに、怒りの炎を上げるからな! 

副島隆彦です。それでは、 ミシマドウ氏の訳文の、トランプ・ツイッターのここ3日間の、最新の ものを載せます。

 翻訳者の文が、原文(トランプの文)の、あとから行われるので、原文のあとに来るので、日本語の文の方が、先に来ます。原文は、ひとつずつ、そのあとです。

(転載貼り付け始め)

https://twitter.com/mishimadou ( ミシマドウ、三島堂) 

2018年3月17日
 
「 マッケイブ ( のっけから、副島隆彦の割り込み、注記。 2018年3月16日=つい3日前= に、司法長官 によって解任されたFBI副長官のアンドリュー・マケイブ のこと) が尻尾を握られ、引きずり出されて解任されたことにフェイクマスコミども死にもの狂いだな

 あいつの嫁の出た選挙に、これも捜査対象のヒラリーの仲間のテリー・Mから何十万ドル出とったんだ どれだけウソを重ね、どれだけ機密を流したんだ コミーが洗いざらい、それ以上まで知っておる 」

 The Fake News is beside themselves( フェイク・ニューズどもは、取り乱している) that McCabe was caught, called out and fired. How many hundreds of thousands of dollars was given to wife’s campaign by Crooked H friend, Terry M, who was also under investigation? How many lies? How many leaks?  Comey knew it all, and much more!

(以下が、トランプの原文への ミシマドウ氏の翻訳文)

 下院情報委員会 が結論した通り、トランプ選挙チームとロシアとの間に癒着などはないのである だがしかし、いまや大方の知るところとなったがFBIと司法省、国務省の最上部では、とんでもない情報リーク・虚偽・腐敗があったのである! #腐敗一掃

 As the House Intelligence Committee has concluded, there was no collusion between Russia and the Trump Campaign. As many are now finding out, however, there was tremendous leaking, lying and corruption at the highest levels of the FBI, Justice & State. #DrainTheSwamp

副島隆彦 が、執拗(しつよう。しつこく)に、ここで割り込み、注記。 上記のトランプの文は、2018年3月17日( 2日前)の トランプ・トゥイッターだ。 

 そのとおりだ。 アメリカ政治は、このまま正しく、ヒラリーを捕まえる、ところまで行くべきだ。ついに、ここで、トランプ大統領が、ここで、「 ドレイン・ザ・スワンプ !」を使った。三島堂(ミシマドウ)氏の優れて、翻訳では、ただ単に簡潔に、「腐 敗一掃 」 と訳している。

 この #DrainTheSwamp は、おととし(2016年)の 大統領選挙の間の アメリカ国民の 一致団結した合い言葉 であった、 #DrainTheSwamp  「(ハッシュタグ) ドレイン・ザ・スワンプ !」 のコトバが、トランプから、ついに、出た。 すばらしいことだ。「 ドレイン・ザ・スワンプ ! 」とは、何か。

 私、副島隆彦は、この #DrainTheSwamp ドレイン(排水せよ! 汚水を抜け !) ザ・スワンプ(汚れて腐敗臭のする沼地、泥沼を)!」 について、拙本『 ヒラリーを逮捕、投獄せよ Lock  Her Up(ロック・ハー・アップ) ! 」 (光文社 、2016年10月刊。 出版してもう1年半がたったのだ ) で、詳しく説明して、あれこれ書いた。

 ここで再度、簡潔に 私が説明する。  「 腐った沼地(ドレイン) を 灌漑(イリゲイション)、排水せよ。そうすると、その底に、恐ろしく気持ちの悪い、吸血虫の蛭(ひる)が、たくさん、うようよと、ひしめきあって、這い回っている。

 こいつら、汚れきった官僚、ロビイストや、おぞましい狂気の 宗教に狂っている、ヒラリー・クリントンたち、アメリカ国民と世界人類にとっての伝染病、病原菌たちに、太陽の陽 を浴びせて、日乾(ひぼ)しにして絶滅せよ! 」という意味だ。 それを、たった 3語の英語(英文) で、 
Drain the Swamp ! という。

 日本国民も、はやく、この アメリカの「ドレイン・ザ・スワンプ!」運動と同じく、 同様に、日本の 腐った人間どもであり、狂気の宗教に狂った人間どもである、 安倍晋三、昭恵 以下を 、退治しなければ、いけない。 

 野党は、自民党の温厚なハト派の人たちとも団結して、急いで、この勢力を、権力(権限)の座から、引きずり下ろさないと、いけない。

 (以下は、3月18日の トランプ・ツウイッター )

 マッケイブとは少しだけ会ったこともあるが、その時なんか知らされたなんてことはない 自分の都合で後から作ったのは別だが、彼がなんかメモを作ったとは思えない こいつもウソつきのジェームズ・コミーの同類だ 偽造メモコンビと呼ばせてもらう

Spent very little time with Andrew McCabe, but he never took notes when he was with me. I don’t believe he made memos except to help his own agenda, probably at a later date. Same with lying James Comey. Can we call them Fake Memos?

「 ムラー検察官のチームにはガチガチの民主党が13人もいて、その中にはヒラリーの大物支持者もいるわけだが、共和党は一人もいないのは何故だろね しかも、近いうちにまだ民主党が増えるらしい・・ 一体誰が、これを公正だと思うんだ だがそれでも癒着なんて出てこないぞ 」

 Why does the Mueller team have 13 hardened Democrats, some big Crooked Hillary supporters, and Zero Republicans? Another Dem recently added…does anyone think this is fair? And yet, there is NO COLLUSION !

おいおい、コミーが宣誓していながら、上院のグラッセリ議員の「あなたは “匿名の情報源” になったことがあるか。もしくは他の誰かが、匿名の情報源であることを知っているか」との質問に「全くありません」と嘘をついているところを見てみろ Foxandfriends に嘘をつくところがはっきり映っているぞ
Wow, watch Comey lie under oath to Senator G when asked “have you ever been an anonymous source…or known someone else to be an anonymous source…?” He said strongly “never, no.” He lied as shown clearly on  @foxandfriends.

 癒着も違法行為もないのに、そもそもムラーの調査は始めるべきではなかった あれは悪どい工作と、ヒラリーと民主党委員会が金を出して作らせた偽造書類、それに私の選対チームを監視するため、FISA裁判所を不適正に使ったことを元に始められた、魔女狩りなのである

The Mueller probe should never have been started in that there was no collusion and there was no crime. It was based on fraudulent activities and a Fake Dossier paid for by Crooked Hillary and the DNC, and improperly used in FISA COURT for surveillance of my campaign. WITCH HUNT !

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦拝 

副島隆彦 投稿日:2018/03/13 13:10

【1920】[2286]さあ、状況がどんどん変化している。日本が遅れないように、私が、世界で最先端の知識、情報を指し示します。

副島隆彦です。今日は、2018年3月13日(火)です。

 私は、自分のビジネス(商売)でもある 「金融セミナー」を一昨日、終わってほっとしています。
イイノホール500人の席が満員御礼になった。参加者に感謝します。

 この日、12時(正午)から始めて、1時間半(90分)の講演を3つやり(トイレ休憩=きゅうけい=は15分ずつしかない)午後5時で終わればいいのに、会衆者(crowd クラウド。出席者、聴衆 )からの質問には全部答えてあげようと、思って、なんと6時10分まで質問を受けながら話した。 

 流石(さすが)に、「もういいよ、十分だ」、「あとの用事がある」、「帰りの飛行機に間に合わなくなる」ということで、最後の方は順番に退席する人がどんどん出た。

 私は、ちょっとやり過ぎたかな、と反省しています。私の話を真剣に聞きたいと、わざわざ遠いところから来ている人たちに、精一杯、自分の能力の限りお話しなければ、と、サービス精神いっぱいでやりました。

でも、「副島、もう、いい。十分だ。ずっと5時間も話を聴いていて疲れた 」で、おなかが一杯、と同じで、頭(自分の集中した思考力)が一杯になっていたのだろう。人間の脳(思考)はあまりに過重な情報量を一気に入れるとやっぱりパンクするようだ。

 脳が自分の判断でシャットダウン(停止)して眠ってしまう。「もう、これ以上のお前の勝手な考えの押しつけや、学校教育での詰め込み授業は止めてくれ」で、脳の防衛機能が働いて、生徒、学生たちは、居眠りを始める。この自己防御反応 は正しい。

 それでも、本も読むけど、直(じか)に話を聞きに来ることも大事だと、私は思います。 6月17日(日)に、私たちの学問道場の 定例会( 自力での講演会 )を東京でやります。 詳細は追ってお知らせします。私の略称「北爆本」の運命の帰趨が決する頃です。こっちは、私たちの会員が、知識、思想、学問を論じるところです。

 次に。 ここの重たい掲示板の 一つ前の、 下 ↓ の
「 [2285] 今こそ姥捨山の復活を13  投稿者:8067浅川京華 」 の書き手、投稿者の 浅川さんに、私、副島隆彦から言っておきます。

 もう、貴女の文章は、私たちの学問道場の総合掲示板である、「重たい掲示板」には相応(ふさわ)しくないので、以後の投稿をやめなさい。 会員をやめなさい、とまでは言いませんが、どこか他のSNSの チャットか、で、ご自分のお仲間を作って、そっちでやりなさい。 以後このことで、私、副島隆彦に、「副島隆彦はおかしい」とか、書いてきても相手にしません。

 貴女(あなた)の話は、これまでに十分に聞きました。学問道場は、副島隆彦の本を読むことを中心にして、まじめで真剣な、知識、思想、学問をする場所です。

 これまでに、まわりの人々とケンカばっかりしてきたであろう、レズビアン婆さんが、自分勝手な考えを、垂れ流す場所ではありません。どこか余所(よそ)に行ってやりなさい。 あなた程度の知能と文章力では、人々を納得、説得することはできまぜん。女のババアの一番、よくないところがどんどん出てきて、見苦しいから、もう、やめなさい。
 
 頭のいい、ここに来る会員の男たちは、あなたの 我が儘(まま)極まりない、投稿文にうんざりしていました。あなたは、私、副島隆彦の本を、もっと真剣に読むか、どこかに行きなさい。

 あなたは、自分が就労している、老人の施設での、老人介護の介護士の仕事を通して、私たちに多くのことを教えてくれた。それで十分です。

 障害者とか、病人でもある高齢者の施設の介護とは、 人間の排泄物の処理をする仕事だ。ウンコとオシッコの 手際のいい処理の仕事だ。これが現代という、高度福祉社会で行き着いた、人類(人間)という、救いがたい生き物が至り着いた、悲劇であり、苦しみになっている。

 自分の親の在宅介護とかで、10年、20年、寝たきり老人の世話の地獄の 介護をやっている人が、日本だけでも500万人ぐらいいる。私たちのすぐ周りにいる。私たち自身が、そうなっている。あるいは介護される順番に来ている。

 この介護の 人間の糞尿処理の仕事が、おそらくこの世の、最下層の仕事だ。それを立派に熟(こな)しているから、この人たちは、尊い職業だとか、崇高な、神さまに近い、人たちだ、と、口で言っても、現実の、人類の生活の実際は、コトバなんかでは、どうにもならないだ。 

 私は、ずいぶん前にも書いたし、映画評論本の中でも書いたが、フランス詩人のアルチュール・ランボー( 1871年の パリ・コンミューンの時、14歳ぐらいで、浮浪者のようにして、熱病に浮かれてパリに寄せ集まった、若者のひとりだった。ランボーは本当の天才詩人だ。

 20歳前でもう詩人をやめて、アラビア半島の先っちょのアデンの港町で、たばこや、武器を扱う商人になって、そして病原菌で死んだ )が、「酔いどれ船」、あるいは、「酩酊船(めいていせん)」という詩集を書いた。

 パリのセーヌ川の中心の中之島(シテ)あたりに横付けされていた病院船の、精神病患者=精神障害者 たちを隔離した船だった。パリの人たちは、誰でも知っていたのだ。

 この船の精神病院で、カトリックの神父たちが、「この人たちは、神さまに一番、愛されている人たちです」と言って、介護の仕事をしていた。ところが、もう、この仕事の大変さが限界に来たのだろう。ある日、このひどくおんぼろの船は忽然と消えた。

 おそらく セーヌ川を流れていって海まで出て、そこで、船ごと焼却処分にされて沈められただろう。これが、近代社会を作った、当時、世界で一番、繁栄していたフランス人がやっていたことだ。

 カトリックのキリスト教会こそは、人類の偽善の頂点であり、諸悪の根源である。
ミケルアンジェロ、ニーチェ、モーツアルト という人類最高の知性3人が、一体、何と死に物狂いで闘ったか。私、副島隆彦の本を、もっと真剣に読みなさい。

 今、2018年のヨーロッパ政治で、「もう、お願いだから、移民は入ってこないでくれ。北アフリカ黒人もアラブ人、イスラム教徒、カリブ海諸国のクリオール黒人も、もう、面倒見切れない。私たちは、もうキレイごと を言っている余裕が無くなった」と。

 あのお高く留(と)まってきたヨーロッパ白人たちが、悲鳴を上げている。それで、この近代500年(1500年代からの)のヒューマニズム=人権尊重主義 の体系が壊れつつある。それが、反移民を掲げる、極右の政党のヨーロッパすべての国での台頭だ。私は、自分に正直に、自分の決断をする人たちが好きだ。

 私、副島隆彦もそうだが、ポピュリスト( 人民主義者。反権力、反官僚)の台頭だ。 そして、アメリカ開拓農民魂から生まれたリバータリアニズムだ。誰も守ってくれない環境では、彼らは、自分自身を、猟銃で守った。

だから。NRA (ナショナル・ライフル・アソシエイション。全米ライフル協会)が正しい。トランプは、何に遠慮すること無く、NRAを強く支持している。NRAは、ミリシア(武装民兵運動)とも近いリバータリアン右派だ。リバータリアンには左派もいる。

 浅川さん。あなたのような女性はたくさんいる。どうせ女性の敵は女性だろうから、男である私は、あんまりもう、お相手しません。あなたが、目指している、上品で奥ゆかしい老女として生きてゆきなさい。 

 きっと、あなたは自分のまわりの多くの人とケンカばっかりして生きてきたはずです。それを、学問道場にまでやってきて、これ以上、不愉快な文章を持ち込まないで下さい。あななの人生の悲劇は、あなた一個のものであって、それが深い怨念の外化(がいか)になったものを、エッセーにして、まき散らされるとまわりは迷惑です。

 この学問道場は、深い知恵と、人生実感を備えた、真に頭のいい人たちが、副島隆彦の本を読むことを中心に集まって、そして、、知識、思想、学問をするところです。 

 貴女の頭では、、私が、それとなく前回、教えてあげた、「人間生来変わらない説=nativism  ネイティヴィズム 8割 (ナチュラル・ラー派=自然法の 保守の思想 )、 と、 それと対決する 人間は、教育で改善できる説 behaviorism ビヘイヴィアリズム 2割。こっちは、ジョン・ロック主義で、ナチュラル・ライツの思想 」 の大きな思想対立など理解できないでしょう。

私の本を、ろくに読んでいないのです。自分の鬱屈した精神のはけ口として、ここの掲示板に、張り付いています。そろそろやめなさい。

「姨(おば)捨て山」 の 民衆慣行を、現代に復活させたいなら、柳田国男(やなぎだぐにお)をしっかり読みなさい。柳田は、明治の碩学のひとりで、ドイツ農業学 と、民族学(これを 弟子の オカマさんの折口信夫=おりぐちしのぶ=が、民俗学=みんぞくがく=に変えた ) の本には、多くの
姨捨(おばすて)、爺捨(じじすて)の事例が書かれて言います。

 それらを、丁寧に、皆に紹介することとかやりなさい。 岩手県の遠野(とおの)市が、現場である、柳田の「遠野物語」では、町からほんの数キロ先の、川の向こうが、姨捨の地で、そこに、担がれて行った老人たちは、そこで死んだ。 

 なかなか死ねなくて、小屋を作って、農業をして何年か生きた老人たちもいた、その小屋の再現とかが、今は、されいている。いったん捨てられたら、村には、絶対に戻ることは出来なかった。彼らは死ぬまで、村の方をずっと見つめていただろう。 

甲斐、山梨の笛吹川 のほとりの、深沢七郎(ふかざわしちろう)が書いた、「楢山節考(ならやまぶしこう)」なら、何度も、映画になったから、日本国民は、知っている。 19歳で大学生だった(1973年)私は、深沢が生きているうちに、なんとか彼が住んだ「ラブミー(自分を愛する)牧場」を訪ねたかった。が無理だった。私の貧しい学生生活には、その余裕が無かった。
 
 欧米白人世界で、当然のように通用している、だが、日本では、高学歴のインテリを気取る連中でも、日本語の壁に守られた、アジア土人だから、いくら、私が、この30年間、努力して、説明してきた、大きな、思想の枠組みを、いくら教えても、分からない。生来、バカなのかな、こいつら、と時々、思います。あるいは、アメリカの戦後支配のソシアル・エンジニアリング(文明化 外科 手術)の、日本人洗脳 というのは、もの凄いものだな、と 思います。

 ここで、ネット上に有った 一文を載せます。単純な頭をした、愛国右翼の人が書いた文です。なかなかいい報告文です。

(転載貼り付け始め)

●「ビル・ゲイツが認めた日本人」

2011年9月21日 「 大和心を語るねずさん のひとりごと 」

http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-1336.html

 ある女性のお話をします。その女性は、昭和14(1939)年のお生まれで、今年72歳になります。彼女は、中卒で掃除のおばちゃんをしています。けれど彼女は、あのビル・ゲイツ(Microsoft社社長)と対等に話せ、招待される友人でもあります。

彼女は、幼いころご両親を亡くされました。中学を卒業した彼女は、だからすぐに働きにでなければならなかった。関西で育った彼女は、地元の大手百貨店に就職のための面接を受けに行きます。けれど面接官の人は、彼女が孤児であることから、最初から冷たい。

自分を受け入れてもらえることはない、と確信した彼女は、「私のような者に働き口を提供するのも、あなたがたの仕事なのではありませんか?これで失礼します」と、席を立った。

自分ではどうすることもできないことで、自分が評価され、見下される。14歳の彼女は、辛くて、悲しくて、涙が止まらなかった。いまから60年も昔の出来事です。

彼女は、結婚し、一児をもうけ、家計のためにと働きに出ます。仕事は、掃除のおばちゃんでした。出勤は早朝、時間は不定期で、土日も出社。帰宅が極端に遅くなる日もある。
けれど彼女は一生懸命仕事をして、いつしかマイクロソフト日本支社のビルの清掃責任者となりました。30名余の部下を使い、みずからも清掃を行う。

ある日のことです。男子トイレの掃除を終え、清掃道具を持ってそこから出ようとしたとき、背の高い外人と入り口でぶつかりそうになりました。その外人さんは、’ I’m sorry. ‘と言った。おばちゃんは、おもわず「ヒゲ、ソーリー」と答えた。

日本語のわかるその外人さんは、笑いながら、自分のあごの周りを撫でるふりをしながら「ひげ剃り?」と笑った。おばちゃんも笑った。その外人さんが、ビル・ゲイツでした。

大の日本好きであるビル・ゲイツは、マイクロソフト社の中で、いつも日本の作務衣(さむえ)を着ているそうです。他の社員さんたちは、重役も平社員も、みんな背広にネクタイです。ビルの中で、ビル・ゲイツひとりが作務衣を着ている。

そしてどこに行くにも、常にビル・ゲイツには、二名のボディガードがついています。
トイレに行くときは、ボディガードは、トイレの入り口前に立つ。だからそのとき、ビル・ゲイツは、ひとりでトイレのドアを開けて入って来た。

ほんの、ひとこと二言の会話でした。トイレで鉢合わせし、ヒゲソーリーと冗談を言ったなどというのは、誰でもすぐに忘れてしまうような、ほんの些細なできごと。ところが、それから間もなくしてあったクリスマスイブの社内パーティで、おばちゃんは突然、パーティーに参加するようにと内線電話で呼ばれます。

仕事中だし、他の掃除のおばちゃんたちもいるしと断ると、しばらくしてまた内線がかかってきました。「おばちゃんたち全員、参加してください、ビル・ゲイツ社長からの直々の依頼です」というのです。

やむなくおばちゃんは、当日出社していたおばちゃんたち全員を呼び、みんなでパーティ会場に行きました。おしゃれなんてしていません。普段の作業衣のままです。

こわごわと会場に入って行くと、そこにはたくさんの社員さんがいる。ビル・ゲイツもいる。
普通の社員さんだって、ゲイツと直接会話なんて、なかなかできません。そのビル・ゲイツが、おばちゃんを見つけると、とっても嬉しそうな顔をして、よく来てくださいました、とおばちゃんを抱きかかえんばかりに歓迎した。そしてみんなにも、このおばちゃんは、すごい日本人で、自分が大好きな人ですと紹介してくれた。

一緒にいた他の掃除のおばちゃんたちにも、ビル・ゲイツが単なるおべんちゃらではなく、本気でこのおばちゃんを尊敬し、親しみを込めていることがわかったそうです。
それほどまでにビル・ゲイツはおばちゃんを歓迎した。

この話を聞いて、ボクは大変に感動しました。掃除のおばちゃんたちというのは、会社の中ではいわば日陰の人です。トイレで出会っても、廊下ですれ違っても、その存在自体が意識すらされない。

けれど日本びいきのビル・ゲイツは、どんなに汚い仕事でも、どんなに辛くても、何十年でもそれを誠実に行い、しかも「ヒゲソーリー」というくらい、ユーモアとウイットを忘れず、堂々と自らの仕事に精を出す。そんな本来の日本人の典型を、彼女の中に見いだしたのであろうと思うのです。

作務衣を着て、日本が大好きなビル・ゲイツには、彼女が誠実に毎日の清掃をしていること、自分の仕事に誇りを持って生きていること、そして彼女が胸を張って堂々と生きていることを、瞬間に見抜いた。

だからこそ彼の心の中に、彼女への尊敬の念がわき起こり、トイレであった小さなその事件を忘れず、パーティに全員を招待した。そういうことであろうと思うのです。

世界を知る大人物のビル・ゲイツが、日本でただひとりの信頼できる友人とまで称したこのおばちゃんは、今年で72歳になられます。同じ歳の旦那さんは、ある会社の経理をしていて、定年後もその手腕を買われて会社に残り、たいへんな高級をとっておいでの方です。
つまり、彼女は、別に働かなくたって、十分飯を食って生けれるだけの収入がある。

けれど彼女は言います。「働かないと体がなまるし、働くことで毎日人様のお役に立てれることがとっても嬉しいのです」

明治のはじめ、日本にやって来た外国人たちは、日本人がとってもきれい好きで、庶民たちもとってもよく笑い、とっても明るく、自分の仕事に誇りを持って日々を送っている姿に、たいへんな感動をしています。

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。 上記の文の、トイレ掃除一筋、60年の、72歳の女性は、本当に偉い人だと思う。こういう人たちが、本当に、世の中を、下の方から、支えている。

そして、私たちは、日頃、それを見ないようにして、関わらないようにして、生きている。トイレ掃除のおばさんと、公共トイレで目を合わす人は、あまりいないだろう。

 ビル・ゲイツと 奥さんのメリンダ は、こういう人なのだ。この二人は、ウオーレン・バフェットからの350億ドル(4兆円弱)も受け取って、「メリンダ・ビル・バフェット財団」を作って、アメリカの国税庁の 死んだら相続税狙い の攻撃と闘っている。税理士(タックス・ロイヤー)だけでも、300人ぐらいを雇っているだろう。

 ビル・ゲイツは、一昨年、インドの あまりもの貧しい、というか、穢(きたな)い限りのトイレ事情を知っているので、5億ドル(550億円)を財団から寄付して、「インドの公共トイレや、個人のトイレの普及、改善にに使ってください」とインド政府に渡した。きっとその改善ぶりの監視もしているだろう。

 ビルゲイツは、1995年から、「ウインドウズ95」というのを作って、インターネットに、べたーと食らいついて張り付いて、「そこへの入り口、出口」を作って、それで個人向けのインターネットによって、世界一の富豪になった。アメリカの司法省に独禁法違反で、八つ裂きにされかかった(かつての AT&Tのように)が、ロックフェラーに屈服する形で、アメリカの世界支配のための、「ネットは、世界情報ハイウエイ」だ」ということで、許して貰った。日本の5大電気会社の、大衆向け通信機部門は、ビル・ゲイツ=マイクロソフトの奴隷のようになった。

 つい最近、アマゾンのジェフ・ベソスが世界3位に、ビルゲイツは、第4位に落ちた。 アマゾンを、世界の独禁法違反で、取り締まるべきだ。シカゴ大学の若い女性研究者が、この理論を提出している。

 私が、14年前に、インドに、仏教の遺跡とかを調べに行ったときに、現地でたくさん目撃したが、インドでは、まだ田舎では、ペットボトルを手に、朝になると、貧しい農民の女たちが、道路脇の畑との間で、しゃがんで野外排便をやっていた。 

 ぞっとするような光景を、私は、ガンガー(ガンジス河のこと)のほとりでも見た。さらに先住民の、ほとんど、原始人としかいいようのない特殊な最、最下層の 部族の 何といいっていやら、コトバを失う光景も見た。

 だが、よく思い出してみれば、私(64歳)の少年時代の九州でも、くみ取り式便所が当たり前だった。肥だめ、と糞壺(くそつぼ)とかがあった。それを、この間、トランプが、あの正直ぶりで(私は、、この男の突き抜けた、正直ぶりが大好きだ ) 「 shithole シットホウル、クソつぼ しかないような、貧しい国から、アメリカに、どんどん人間が、押し寄せてくる。何とか食い止めなければ」と言った。 このシットホウル が、クソつぼ の、 ポットン便所の、肥だめ用の、便所だ。つい10年ぐらい前まで、東京の都心の目黒区でも、まだくみ取り式の臭い便所があった、と私は知人から、聞いた。

 ウンコとシッコ(小便)と、便所の話をもっと、もっとみんなで、公然と話すように、社会が、もっと明るくなるべきだ。だが、穢(きたな)い話は、みな、したがらない。

  思い出した。15年ぐらい前のことだ。JR東日本だろうが、ここで、「どのようの鉄道と駅の中を、利用者や外国からの旅行者が、もっと快適に利用できるようにするか 」の審議会のような諮問(しもん)委員会があった。その場で、ひとりの女優が、委員に任命されて出席して言い放ったそうだ。

「 あなたたち。 何を言い合っているのよ。 そんな、議論なんか、どうでもいいから、とにかく駅のトイレをキレイにしなさい。何ですか、あのきたない、不潔な、よごれたトイレは」 と、 この女優は言った。私は、本当に心底、この女優に感心した。誰か、この女優の名前が分かっている人は、教えて下さい。

 このあと日本の駅のトイレは、どんどんキレイになって、さらには、臭(にお)いがしない、臭(くさ)さが上に上ってこない、高級な便器で、どんどんキレイになっていった。国民も喜んだ。

 そして、去年、中国で、習近平が号令を掛けて、全国の公共トイレをキレイにしなさいの、運動が実施された。あの、20年前に、中国に行ったら、ぞっとするを通り越して、きたない限りの公共トイレが、今は、大都市部では、ずいぶんとキレイになったそうだ。 いいことだ。核ミサイルがどうの、権力者どうしの話し合いがどうの、よりも、本当の本当は、こういう、みんなにとっての公共の課題が、一番、大事なのだ。 そのことを、声を大きくして、議論すべきなのだ。

 上記の文で、マイクロソフト社の大富豪のビル・ゲイツが、日本にいるときは、作務衣(さむえ。私、副島隆彦もいつもはこれだ。夏は、甚兵衛だ )で、日本支社のトイレで、知り合った、ビル全部(きっと高層ビルの高級トイレだろう)の トイレ掃除の 責任者の おばさんを 高く評価して、社内パーティの場に呼んで、「あなたが一番、すばらしい日本人です」と抱きかかえて、褒めた、という。

 日本人は、民衆ほど、こういう 水戸の黄門さまが施(ほどこ)す、権力者たちによる、民衆への善行や、いたわり に感激する。 それはそれで、いい。だが、この世の現実は、変わらない。

いいですか。浅川さん。私たちの学問道場は、世界で通用している、高度の知識、思想、学問を、学歴のない高卒のひとたでも、分かるように、どこまででも、私、副島隆彦が分かり易(やす)く教える場所です。 

 文学少女がそのまま大人になって、自分の実感だけで、まわりの人たちに、何か言ったぐらいでは、それで何かの影響を与えることが出来る、などと思わないように。 あなたの判断力、思考力 のレベル は低いのです。このことをもっと、深く自覚して、私の本を、しっかり、30冊ぐらい読みなさい。

 そして、「ここに、このように書いているのは、どういう意味ですか」と、聞きなさい。 私は、会員たちからの質問には、ずっと丁寧に答えてきた。私に、私信メールをくれて、さらに切実な質問をして来た人には、必ず、私の知っている限りのことを、返事メールしてきた。それらは、1万通を軽く超えるはずだ。

 日本国最高の過激言論人で、キチガイ副島と、よばれようが、この人は、枠(わく)の外の人で相手にしてはいけない、とか、アポロ副島と よばれようが、陰謀=陰毛(いんもう)論者と呼ばれようが、私には、こたえない。何ともない。

 私は、ずっと我慢に我慢で、ずっと自分の言論を、貫いて、この土人たちの国に、日本語で、なんとか世界で通用している大きな知識、や思想を伝えよう、教えようとして、30年、頑張ってきた。 

 そうしたら、最近ようやく、70歳ぐらいの私よりも、5歳ぐらい上の、いわゆる全共闘(ぜんきょうとう)世代の、1970年前後の大学闘争(学園紛争)や、第2次安保闘争を、あまり危ないことまではしなかったクラス活動家程度の人たちが、

 「副島隆彦という人は、あっち側(自民党、官僚、体制、支配メディア)に行ってしまった人だと、ずっと思っていたが、どうも、そうではないようだ。私は、彼より少し年上だけど、この人の言うこと、書くことが、どうも一番、優れているようだ 」

 ということで、70歳ぐらいのインテリ、リベラル派の人たちが、私の言論に、ようやく注目するようになった。 やれやれで、ある。

 ここから、極端に、切り詰めて、最高度の知識を、浅川さん、他の人たちにも、教えておきます。 

 Y = C +  I  (ワイ・イクオールズ・シー・プラス・アイ)

 という式(方程式、イクウエイジョン)があります。

 これが、ケインズ経済学 の神髄です。これさえ分かれば、現代経済学(ただしマクロ・モデルだけ)=近代経済学(モダーン・エコノミックス) = 理論経済学 = 計量経済学(エコノ・メトリックス)これらは全部同じことだ、が、分かります。
  
 この式は、Y(国民所得。イールド。総生産、一国の一年間売り上げ、GDPでもいい) = C(消費 consumption コンサンプション ) + I (投資 investment インヴェストメント。研究開発費 R&D )と、普通は説明されている。

 ところが、マルクス経済学(「資本論」の世界) の神髄を表す、式である

 X(商品の価値) = C(生産財) + N (労働) 

(置塩信夫、森嶋道夫 が作った式)

との共通性から、本気で考えたら、実は、この

 Y = C + I の  真実は、 作ったケインズは、ことさらに隠していたわけでは無いけど、 日本で一番、頭のいい人たちでも分かっていない。 

Y (世の中の生産活動。人間の営みのすべて)= C ( 経費。cost コスト 。設備のすべて 。労働者、従業員 ) + I (インテリジェンスの i 。有能な社員。本当に技術開発が出来る人間たち。 value バリュー を生み出せる人たち。そして、天才たちのことだ ) です。天才たちが、天才たちだげが、人類を前に推し進めてきた。

 それに対して、C(消費 )というのは、本当は、‘ 本当の真実 ’ は、能力のない、工場の設備や、会社の建物にくっついてるだけの 会社の命令通りに動いて、言われた通りの労働をする人たち。労働者、従業員 ) のことだ。

 だから、この Y=C+I の C を構成しているのは、会社の建物、工場、機械と、それとあまり変わらない労働者、従業員を足し合わせたもの、だ。

 それに対して、 I (アイ。 インヴェストメント )というのは、会社・企業にとっての、価値の増殖 真の生産活動、会社にとっての売り上げ・利益の増大に本当に貢献、寄与している人たち。有能な社員。そして悪賢い、ずば抜けた頭の経営者 たちのことだ。その国で、いろんな分野で、能力のある人たちのことだ。この人たちが、売り上げ、利益、を上げることで、他の能力の無い、大勢の人たちを食べさせている。

と私が、書くと、すぐにカチンと来る人たちがいる。「みんな、自分の力で食べているのだ」と。 いいから、黙って聴いていなさい。

 大事なのは、この I(アイ) の方がうまく働かないと、企業でも、一国の経済でも(世界全体でも)、価値の増殖がなくなるから、その会社、国家は、潰れてしまう。

 それに対して、C (シー)の方は、固定資産と固定費(毎月必ず、出て行く、家賃、公共料金など) と、 命令通りに動く労働者たち、及び、一般大衆。庶民。 people のことだ。自分たち、パンピーだ。古代ローマでは、ホイポロイ hoi polloi と言った。 

 彼らに対しては、賃金(給料)を払って、経営者、為政者=支配者 は、厳しいけれども、なんとか食べさせなければいけない。 それだから、パン(食料)とサーカス(オリンピックや万博、野球、サッカーのことだ)を与えて、いいように騙くらかす。

ここからが重要です。 ところが、1917年のロシア革命(レーニンのボリショビキ革命)は、人類の理想、社会主義=共産主義 を、この地上で、実現するのだと、言い張って、人類救済教のイデオロギーすなわち、=宗教 に、狂ってしまって、それで、どういうことをしたか。 

 モスクワの街の道路清掃人たちに、「労働英雄」にしてレーニン勲章を与えた。「この人たちが、一番、偉いのだ」と。上記のビル・ゲイツと 同じだ。 

 都市の清掃人や、ゴミ収集人などの最下層の労働者を、他の人たちがやりたがらない一番、いやな仕事をしている 人たちだから偉い、と、崇め奉(あがめたてまつる)ることで、社会主義社会の、人類の 理想の実現を、急激にやろうとした。

 そうしたら、その結末は、悲惨だった。ソビエト・ロシアは、反対派狩りの、政治弾圧と、粛清(しゅくせい。リクイデイション。処刑、殺害 )の嵐と、シベリア流刑の 収容所群島 になってしまった。それが、1991年のソビエト崩壊まで続いた。ロシア人に取っては74年間の地獄だった。

 理想が、牢獄と地獄になった のだ。中国が、遅れてこのことを真似した。そして、中国でも、同じ巨大な悲劇が起きた。人類の理想社会を目指す、壮大な実験は、こっちでも悲惨な結末を迎えた。大量の人間が、殺されるか餓死した。

 毛沢東の大躍進(だいやくしん)運動(1958年―62年。2300万人が餓死 )と、そのあとの文化大革命(1966-76年の10年 )で、合計、一億人ぐらいが、政治弾圧で、殺されたり、自殺したりして、餓死した農民たち死体が、中国全土に転がった。つい40年前までのことだ。

 今の北朝鮮も、支配層は、自分たちでは、理想の社会の建設で、「地上の楽園」なのだと、信じ込んでいる。まるで土人の王国だ。はやく、この一番遅れて、まだ、共産主義宗教に狂っている体制を打ち壊して、2000万人いる民衆を救い出さなければいけない。800万人ぐらいは、すでに餓死したようだ。

私、副島隆彦の この判断、考えが、なんとか理解できますか? 日本の土人の国の、左翼、リベラル派 の皆さんも。

 だから、Y=C+I  の C (コスト)を構成している、能力の無いただの労働者や、一般庶民 を、生きているだけで、大変、すばらしいことだ、で、「彼ら労働者も、価値を生み出す 」として、 カール・マルクスが、自分自身の本心を偽(いつわ)って、剰余価値説(じょうよかちせつ)で、「労働者が生み出した価値の、 上わ前の分を 資本家、ブルジョワジーが、盗む取っているのだ」 という理論を作った。 

 これを搾取率(さくしゅりつ。イクスプロイテイション・レイト)という。今の日本で苦労している若者たちの切実な用語で言えば、「あの会社は、けっこう、ブラック(企業)なんだよ。騙されて、近寄ったら、危ないぜ」なのだ。 

 だから、本当に大事なのは、C(シー)ではなくて、I(アイ)に入る、有能な社員と経営者、と 新しい技術で次の新製品を作って、市場に出して、儲(もう)け(プロフィット。すなわち ヴァリュー)を作り出すことのできる I だ。それを、ただ、インヴェストメント(投資)と隠して言うけれども、

 本当は、このI ( アイ)は、 新しいものを生み出すことの出来る、能力のある人たち、そのもののことなのだ。 この I に入るか、 C なのかで、実は、人間は、ふたつに別れるのだ。

だから、人間は、平等ではない、のです。

 このことを深刻に知っていた、カール・マルクスは、だが、当時の1840年代、50年代、70年だ、80年代の ヨーロッパの悲惨な、労働者階級を救おうとした。ヨーロッパの労働者(農村から、都市に溢れ出してきた元農民たち)が、30歳ぐらいで、重労働と結核で、バタバタと死んでいた。

1848年。この年に、ヨーロッパ全土で、すべての大都市で、労働者たちとインテリ層による民衆暴動、革命 が起きて、ヨーロッパ中が、荒れ狂った。

 このとき、マルクスは29歳で、『共産党宣言』というパンフレットを書いて出版した。ドイツ、フランス、イギリスの 労働者たちが、むさぼるように読んだ。ことあと、マルクスは、各国の政府からの弾圧を受けながら、ロンドンに逃げ延びて(31歳)、そのあとの残りの34年間を、「万国の労働者、団結せよ」の組織作りと、コツコツと「資本論」を書くことに打ち込んだ(1883年。64歳で死)。

 マルクスの 「資本論」(1864年刊、49歳)は、だから、その真実は、1日12時間、こき使われる かわいそうな 労働者階級(ワーキング・クラス)を解放する(だが、それは、人類は、まだまだ出来ない)ための本ではない。この本は、「資本家になりたい、資本家見習いたち が読むべき本」(佐藤優 が解説して言った)なのだ。

 ただし、マルクスは、資本( Das Kapital ダス・カピタール、capital  )というものは、人類という生き物の中に生まれた、価値のいろいろな姿、形 であり、それが、いろいろに変態(変身、変形。メタモルフォーシス という)するものなのだ、と、大きな謎を解明した。

 資本(キャピタル)は、お金 だったり、商品だったり、土地だったり、生産設備(機械)だったり、それから、資本家そのもの、や、労働者そのものだったりする。これを「労働力商品」という。

 だから「体が資本だ」、「私は、自分の体だけが資本で、自分の体を売ることでしか生きて行けない」と、売春婦、商売女が言う場合、この「体が資本」も、また、正しい使い方である。資本(論)というのは、そういう 人間世界で、いろいろな形に変わるもの、の壮大な理論のこと、なのだ。

 変態とは、チョウチョや蛾(が)の幼虫である芋虫(いもむし)が、サナギになり、そのあと、脱皮して蝶(ちょう)になることだ。 いうことを解明した本だから、今も、人類の最高級の偉大な本なのだ。
それと、「賃労働 と 資本 の非和解的な、永遠の闘い」の原理も明らかにした。今の中国には、経営者や政府と交渉したり、闘ったりする、労働組合がない。だから、しかたなく裏(うら)労働組合がある。

そうだ。 この 4月28日から、東京の神田の岩波ホールで、映画「マルクス・エンゲルス」が上映されます。真のインテリたちは、この映画を見に行くべきだ。 私は、2カ月前に、試写会で見た。
原題は、” The Young Karl Marx ” 「ザ・ヤング・カール・マスクス」だ。
 若き日のマルクスや、当時の 他の 大物の政治活動家の知識人、思想家 たちが、ずらずらと、出てきて、私は、ただひたすら、彼らの姿を 拝んだ。

今、中国の真に頭のいい、若者たちが、ドイツの、フランクフルトの西の、もうほとんd、ルクセンブルク公国に近い、 トリーア の小都市(ライン川の支流の モーゼル川沿い)の、マルクスの墓参りに、たくさん行く。 教祖さまの墓への 巡礼(ピルグリメッジ)だ。

 だから、大間違いは、 街の掃除人や、ごみ収集や、トイレ掃除、施設の介護職員たちを、「労働英雄」にして、 それで、世界をひっくり返してして、しまおうと、考えた、過激で、過剰な、理想主義(ジャン・ジャック・ルソーから始まった) が、その後の人類に、どれほどの大きな災いをもたらしたか、だ。彼らを憎んだ体制側、国王たちは、彼ら左翼を血の弾圧で、たくさん殺した。日本でもそうだ。

 能力のある人間(I)と、能力の無い人間たち(C)を、きちんと差別して、
Y=C + I の式の、 Iに だれに入れ、 後者の 会社の設備と同じものである、能力の無い人間たちを、C (費用。固定資産。消費するしか能が無い者たち、あれ? ) に、冷酷に入れることを分かること、で、私は、この 巨大な真実を、日本国民に、教えなかればいけない、と、この30年間、孤軍奮闘してきた。

(ここに、あとで、下記の本 の P103 とかを貼り付けます) 

上記のことは、私は、最近の自分の金融本にも書いた。真に頭にいい人間になりたい人は、私が、2年前に書いて出した、『 日本が中国の属国にさせられる日』(KKKベストセラーズ 刊、 2016年4月刊)を、真剣に読みなさい。 浅川さんも、この本を買って、しっかり読みなさい。

 そして、分からない箇所が出てきたら、真剣に、私に質問しなさい。地頭(じあたま)と、世間知(せけんち)は、十便にあるのだから、一所懸命に、辞書とか引きながら、うんうん言いながら、この本を読みなさい。 それが、いやだ、自分には向かないとか、訳が分からない、あるいは、そんなクソ理論なんか、私は関わらないね、というのであれば、学問道場から去りなさい。

 ご自分のウンコ取りの仕事 と、レズビアン(LGBTQ 。この Q は、Queer クイーアで、「その他、変な性行動をする人たち」だと書いたら、また、こいつらから顰蹙を買うのかな?)で、作られているその、牢獄の中からだけ外側を見ていないで、もっと知識人になりなさい。  

他の人たちも一緒です。もっと、真剣に私の本から勉強しなさい。そして自分でも考え込んで、それから、皆でここで議論すればいい。会員たちには、私は、いくらでも教えます。

 急に 森友(もりとも)問題が再燃して( 誰が、裏から仕掛けているのか。真実は、財務省の主流派の、ドン 長岡實=ながおかみのる=派だろう。1998年に、ノーパンしゃぶしゃぶで、アメリカの卑劣な攻撃を受けて、「大蔵落城(おおくららくじょう)」になった愛国派官僚たち、が、朝日新聞と組んで、ここらで、安倍に引導を渡そう、ということだろう )で、

 国会前 に、また若者たちが集まりだして、「安倍やめろ 」の激しい集会を開き始めている。私、副島隆彦も、過激派学生運動あがりだ。 君たちの気持ちは、イヤというぐらい、泣きたくなるぐらい、分かります。しかし、私は、知識人で有り、人生の苦労をたくさん積んだ、もう、いい年の爺だから、まだ、その現場には、行きません。(でも、昨日、帰りに乗った、タクシーをそっちの方に回ってもらって、君たちの姿は見ましたよ。笑)  

 私は、君たちに、高橋源一郎 やら、上野千鶴子 程度の知能ではない、もっと頑丈で、世界で通用している最先端の政治思想、民衆思想を教えようと思っています。 頑張って、闘って下さい。他の人たちは、自分が生きていく生活の苦労で、打ちひしがれて、何にも出来ないんだ。

最後に、上記の 引用文の ブログを書いている 愛国右翼の 人の文の、最後の部分、

「・・・明治のはじめ、日本にやって来た外国人たちは、日本人がとってもきれい好きで、庶民たちもとってもよく笑い、とっても明るく、自分の仕事に誇りを持って日々を送っている姿に、たいへんな感動をしています」 

だけどね。 イザベラ・バードという、イギリスの諜報部員の、元気な探検家、旅行家の 女で、蝦夷(ほっかいどう)にまで、単独旅行をした(ほとんど駕籠に乗ったようだ。ピストル、と 雇った優秀な、ひとりの日本人の若い通訳を連れて ) 記録のことだろうけどね。

 イザベラ・バードは、「日本は、ノミ、シラミ、ハエ、蚊で、南京虫だらけで、不衛生で、・・・その他、恐ろしいぐらいに、きたない家の中だ。外国人の 私に、薬をくれと、民衆がせがんでくる」と、

 当時の日本の真実も、たくさん書いている。 「過ぎし国のなんかと」みたいな、「 日本は、清潔できれいで、日本人は親切で、屈託なく笑い 」みたいな、自民族崇拝で、礼賛ばかりするのも、いい加減にしなさい。 

 日本の右翼や、反共保守たちには、リベラル派の人たちが持っている、優れた知能、学問や、知性、現状を批判する精神 が無いのだ。生来、頭が良くなくて、学校でも勉強が出来なかった者たちが、右翼や、反共(はんきょう)保守になるのだ。この人たちを、いつまでものさばらしておいたら、いけない。 

 今日は、私は、「 共産主義(コミュニズム)は、自分たちでも、イデオロギーだ、までは、認めている、けれども、本当は宗教だ。間違いなく、宗教の一種だ 」 までは 話した。 ところが、どうも、資本主義(しほんしゅぎ。カピタリスムス) もまた本当は、宗教なのだ。 だから、滅びるときには、滅びる。そのあと、人類は、どういう思想を見つけてゆくのか。このことをは、今日は、書きません。

それから、さらに、人権(じんけん)も、ヒューマニズム(人命の過剰な尊重主義)も、デモクラシーも、各種の自由主義思想も、宗教だろう。

 そして、何と、物理学と 数学も、宗教の一種、であるらしい。 私は、ようやく分かってきたぞ。こいつらの正体が。大きな真実を、暴き立ててみせる。

 あれこれの物理現象 そのもの は、宗教では無い。客観的な実在 (オブジェクテヴ・リアリティ)である。だから、現代物理学(量子力学)が、作った、原爆(=核兵器(初めのものは1941年に、密かにドイツで完成した )そのもの は、実在である。核兵器は、虚妄ではない。 

 だが、核分裂反応から作った核兵器、以外の、その後の、物理学は、どうも、宗教である。ほとんど何も進歩、発展していないらしい。それと、技術(テクノロジー)の進歩は別である。テクノロジーは、実在である。 私たちの生活の役に立っている、あらゆる技術は、宗教では無い、客観的な実在である。

 今の宇宙についての現代物理学の説明などは、宗教そのものだ。何が、ビッグバンだ。量子だ、重力だ。何にも分かっていないくせに。 彼ら 物理学者、数学者 という連中 は、現代の大僧正、大司教(アーチビショップ)どもだ。 私たち人類を幻想と虚妄で、支配する者たちだ。打ち倒さなければいけない。

 「 物理学の数学的証明 」というのは、ほとんどは、インチキであり、宗教の呪文、祈祷(きとう)、唱名(しょうみょう)、念仏 お題目と同じようなものらしい。私たち人類を、高級学問。複雑な数式、難解な数式で、騙(だま)くらかすための、「学問」らしい。 共同の幻想(吉本隆明=よしもとりゅうめい=という思想家が、日本でこの共同幻想論を、唱えた)。

原題物理学、数学までが、共同の幻想 =宗教 として、訳も分からず、私たちの脳を支配する。私たちは、奴隷にされている。

私、副島隆彦は、渾身の力を振り絞って、これらを、今から叩き壊してみせる。
  
副島隆彦拝

8067浅川京華 投稿日:2018/03/13 02:18

【1919】[2285]今こそ姥捨山の復活を13

男優の故Y志が、最後に入所していた老人ホ―ムで働いている友人がいる、という看護師が同僚におり、へ―、あの人(Y氏)どんなだったの?と聞いたら「自分のモノ見せたり、エロじじいだったって」と聞き、やっぱりな―、と思った。Y氏が一人娘に絶縁されている事は有名だった。この娘さんを非難する人もいたようだが(娘さんは、老人ホームにY氏を訪ねる事も、最後までしなかったらしい。余談だが、嫌いな親を捨て切る事が出来ている人は、私の知る限り、全員女だ。男は親を嫌いつつ、完全に捨て切る事は出来ない)、私は勿論、娘さんと面識は無いが、その気持ちは、よく分かるような気がする。
Y氏の女性関係の派手ぶりは有名だった。しかしそれだけで、娘が大人になっても徹底して嫌う筈が無い。確かY氏が離婚した後、某女性誌に、娘さんのインタビュー記事が出ていた。それを読んで感じたが、多分Y氏は、ただ女性関係が乱脈なだけでなく、それを「俺の生き方は正しい!それを認めろ」と、妻と娘に、確信犯で押し付ける人物だったのだろうと思う。「ある時、私の事を、あの子はおかしい、病院に診せたい、と話しているのを聞き、もう許せない、と思った(多分Y氏は、自分を決して認めない娘の事を、おかしい、病院に診せたい、と言ったのだろう)」という旨の話が、先のインタビュー中にあった。それが絶縁の決定打だったのだろう、当たり前だ、と私は思う。ハタから見れば、おかしいのは明らかにY氏だが(そういう生き方をしたいなら、結婚なんぞするな、と、普通思うよな。私はズ―ツと、こういう男をマザコンと言うんだよと、この『重たい掲示板』で言わせて頂いてるんだが、この話は本題と関係無いので、これ以上しない)、Y氏は最後まで「娘に捨てられたのは自業自得」とは、自覚しなかっただろう。「娘に会いたい」「何でここまで(ひどい事を)されなくちゃならないんだ」と言っていた、という話を、周刊誌で読んだ事がある。うっとうしい親父がやっと死んで、娘さんはほっとしたろう。私はそれを、悪い事だとは思わない。
「今時の若い奴はダメだ―」とよく言うが、しかし、それと同じくらい「今時の年寄りはダメだ―」である(いつの時代もそうだろうと思う)。まともな人間は、子供の頃からまともだ。おかしい奴は、子供の頃からおかしい。「ダメな若い奴」が年取って「ダメな老人(ボケ老人)」になってるだけなんじゃないか、そういうケ―スが殆どだろうと、私は思っている(ボケて人が変わってしまった、という人もいるかもしれないが、私はそういう実例は、見たことが無い。年取ったからボケた、と言われてるだけで、いや、あの人はもともとああだ、というのが真実だろう、と思う)。
以前、知人が、自分の嫌いな人の事を「あの人は反省していない」と言うのを聞いて「普通の人間はみんな、反省なんてしないよ。本当に反省出来る人は、相当立派な人よ。それは普通の人じゃない、非凡な人だよ」と言った事がある。

相田英男 投稿日:2018/03/07 21:49

【1918】[2284]川崎重工のトラブルの論考

相田英男です。

話題になっている、川重重工の新幹線台車の削り過ぎの問題についての論考を書きました。タイトルは「勉強が足りないと危険かどうかもわからない」です。

例によって対話形式としたのですが長くなったので、理科系掲示板に載せました。

興味のある方はぜひご覧ください。

相田英男 拝

副島隆彦 投稿日:2018/03/04 08:09

【1917】[2283]私は、手術して退院して元気です。さあ、頑張るぞ。 

 副島隆彦です。 今日は、2018年3月4日(日)です。

  私は、昨日まで、病院に入院していました。無事退院しました。
 都内の病院で、前立腺肥大(ぜんりつせんひだい)の削り取りの手術を受けて、その後の回復を待っていました。

 削り取った箇所からの出血がなかなか止まらなくて、血尿がずっと出ました。それで10日間も入院していました。元気で退院しました。さあ仕事を再開するぞ、の意気込みです。 病室ではずっと静かに考えていました。周囲からたいした情報も入りません。その方がいい。体と頭を休めることが何よりも大事だった。 

 さあ、3月11日の金融セミナーに向かって、最新の世界の金融・経済の知識と情報を整理して、最高度のお話が出来るように準備します。下 の方に、セミナー参加の申し込み詳細を載せます。 ただし、このセミナーは、投資家、資産家向けです。 

 そうでない、ここの読書人(どくしょじん)の会員たちは、6月に、学問道場の自力での講演会を開きますから、そちらに来て下さい。そこは知識と思想と学問の話をする会です。

 この3月2日に発売された拙著『 米軍の 北朝鮮爆撃 は 6月! 』 (光文社刊)の、そのままの内容が実現するであろう、まさしく6月の講演会(定例会)で、ワイワイと皆で盛り上がって、お話しできるでしょう。


米軍の北朝鮮爆撃は6月! 米、中が金正恩体制破壊を決行する日

私が、入院している間にも、世界の金融、経済の動きは、裏側で激しく動いていたようです。私は、それらの動きへの、大きな理解にすでに到達しています。それを、満を持して、遠慮無くズケズケと、全面開花(目下、全国で咲き始めている、桜の花のように)させようと思います。 

 投資家、資産家の皆さんは、いらして下さい。 まだ、席が、少しだけ空いています。

( 加筆します。あと5席あるそうです。当日払いでいいそうですので、予約申し込みの手続きを以下のサイトから行ってください。加筆おわり )

この、日本における「お金の決済(=支払い。セツルメント)」の異常な遅れ」中国、アメリカに相当、遅れてしまった。このセミナーへの申し込みひとつ、即座にネットで決済することさえ、させてもらえない。いちいち銀行の窓口に行って振り込みをしている人が多い。 

 日本の、愚劣なバカ官僚たちが、ネット決済の技術の進歩に邪魔ばっかりするから、こういうことになったのだ。iモードの お財布ケータイや、スイカ、パスモなど、日本の先端技術にはいち早い、開発力はあるのに、「金融業にしか、お金の決済は許さない」という 官僚、お奉行さまたちの、頑迷で因襲固陋(いんしゅうころう)な、頭が、今の事態を生んでいる。コンビニ決済、スマホ決済の時代になんたることだろう。責任を糾弾すべきことだ。このことも当日、話しします。 

 一件だけ、最新の新聞記事を載せましょう。

(転載貼り付け始め)

●「日経平均、一時600円超安 米の追加関税や円高を嫌気」

2018年3月2日 日本経済新聞

 3月2日の東京株式市場で、日経平均株価が大幅に3日続落した。下げ幅は一時630円を超えた。トランプ米大統領が、鉄鋼とアルミニウムの輸入制限を発動する方針を表明し、(前日のNYで)米ダウ工業株30種平均が大幅に下落した。投資家心理の悪化が東京市場にも波及した。

 午後1時時点の日経平均は、前日比604円18銭(2.78%)安の2万1120円29銭。取引時間中としては2月14日以来、約2週間ぶりの安値を付けた。東証1部の約9割の銘柄が下落している。日経平均は前日までの2日間に665円下げており、3日間の下げ幅は約1300円に達した。

 追加関税(ついかかんぜい)の影響が懸念され、新日鉄住金や日本軽金属ホールディングスは4%超下落した。「これまでより踏み込んだトランプ氏の発言で、保護貿易主義が強まるとの懸念が広がった」(三井住友アセットマネジメントの市川雅浩氏)といい、海運などの景気敏感株も売られた。外国為替市場で1ドル=105円台まで円高が進んだことも、輸出関連株の重荷になっている。

 株式市場では「米金利が再び上昇したり、円高が一段と進んだりすれば、日経平均は2万円程度まで下落する可能性がある」(東海東京調査センターの平川昇二氏)との声もあった。

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。 私は、今度の金融セミナーで、 これから、先の3年、さらに3年の計6年の中期レインジでの金融予測、予言をします。 
 戦争経済(せんそうけいざい。 war economy ウォー・エコノミー)での、アメリカ政府の金融政策(マネタリー・ポリシー)の、大きな画策、景気管理、そして、どこまでは、株式市場を崩しても構わない、という悪辣(あくらつ)な動きも、全部、丸裸にしようと思っています。

それから、CTA を使った、巧妙な Flash crash  フラッシュ・クラッシュ暴落 が、また、起こされそうなこと。  ウォーレン・バフェット(バークシャー・ハサウエィ)の投資術、投資思想について、それから、最近のノーベル経済学賞を貰った、 ビヘイビアラル・サイエンス( behavioral science ×行動科学)の、オカシナ学問である、「心理学の経済学」である、ダニエル・カーネマン(2002年の受賞者)と、その子分であるリチャード・セイラー(昨年末に貰った)の「 行動(こうどう)ファイナンス理論」とは、何者なのか、をグサリと、分かり易く解説します。

それから、日本にずっといて、日銀と大蔵省の 政策の裏の部分を暴き立てて、 『円の支配者』(2001年刊)で、 量的緩和(りょうてきかんわ。イージング・マネー=副島隆彦が言うジャブジャブ・マネー) の政策思想を作った、 “ QE (キュー・イー) という言葉の生みの親 ” である、 

 リチャード(リヒャルト)・ヴェルナー(51歳)(私は、彼に2003年に 原宿のオフィスに会いに行っている ) の、驚くべきその後の生き方。それらを話します。  

 それから、はやりビットコインの仮想通貨(暗号通貨 cipher currency サイファー・カレンシー)の、これからと、未来のことも話す。  私は、この先の、短期(半年)の金融予測と、中期(6年)の予測、そして10年、20年先の 長期での世界が、こうなる、金融市場はこうなる、

 も、自信を持って話せる(すなわち予言者)自信で、全身が漲(みなぎ)ってきました。私のこの元気( 気の元。きのもと)を、当日、参加する人たちにお分けしたい。

 私の 来たる金融セミナー 3月11日(日)は、東京都心の日比谷公園の南側のイイノホール ( 飯野海運 が持っている立派なビルの大ホール)で行います。 投資家と資産家で、時間とお金のある人は、是非来て下さい。 

【副島隆彦の“予言者”金融セミナー 第15回】

(ここから ↓ 申し込んで下さい )
http://kokucheese.com/event/index/508487/

「副島隆彦(そえじまたかひこ)の“予言者”金融セミナー 第15回」

*会場:イイノホール&カンファレンスセンター 東京都千代田区内幸町2-1-1
*日時:2018年3月11日(日)
*開場・受付/11:00~ 終了/17:00 (予定)
*受講料:15,000円(税込)/全指定席

<セミナーの主な内容>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1.NY発で株式が暴落を始めた。金(きん)は上昇し始めた。この動きの背後にあるものは何か。
2.戦争の陣太鼓が聞こえる。米国による北朝鮮爆撃は、いつか? この戦争の日本への影響は?
3.トランプ政権の「戦争で経済を刺激する」(ウォー・エコノミー)を、逆手にとって、大暴落した時にドン底値で拾い、終戦の直後の、大暴騰、急騰(きゅうとう)、大値上がりで、さっと売り逃げるの日頃(ひごろ)を教えます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
以下のページからお申し込み下さい。
http://kokucheese.com/event/index/508487/

( 広告終わり )

副島隆彦です。 私が、以下に載せるのは、ここの学問道場の新規の会員になってくれた人とのやりとりメールです。この人は本当に頭がいい。それで、その内容をここに載せます。

 私、副島隆彦の本を真剣に読んで会員になって、ここに結集している皆さんに、「こういう大きな理解をしさえすれば、副島隆彦が、説明している 世界思想 のこれまでの各流派が、ハッと分かるようになるのだ」 と、分かって貰(もら)いたいからです。私、副島隆彦は、世界中で 実際に 通用している、大きな理解を、ずっと、ずっと、皆さんに教えて来たのだ。

 それを、そろそろ、一人一人の学問道場の会員が、自覚して、さっさと、この国ごときでは、ずば抜けて頭のいい人間になってください。それが、副島隆彦の願いで有り、学問道場をこの19年間やってきた、私の目的、大義(たいぎ。cause コウズ )でした。

(転載貼り付け始め)

2018年3月4日

○○○○さまへ  副島隆彦から

 この度は、私の弟子たちが運営しています学問道場の会員になってくださいまして、私からもお礼を申し上げます。私は、この10日間、前立腺の肥大症で、入院、手術していましたので、お返事が遅れて申し訳ありません。

○○ さまが以下のコメント欄でお書きの、 

「 副島さんの著作を読んで分かったことは、人類は誕生の段階から 「権威主義 vs 自由主義」、 「キリスト教会 vs グノーシス派」 、 「自然法(natural law ナチュラル・ラー) vs 人定法( positive law ポズイ(ジ)ティブ ・ラー)」、 「カトリック思想 vs ディオニュソス(=ニーチエ)思想」、「グローバリズム vs リバータリアニズム」と、 歴史を貫く ”2つの思想の対立軸” がある」 

 と 貴兄がお書きのとおりです。ここまで分かって下さると、本当に、感激です。あなたは生来、頭のいい人です。

ここまで、透徹な 思想の 二項対立、すなわち、=二元論(dualism デュアリズム)、メソドロジー(学問土台学、方法学 )における ダイコトミー( dichotomy 二分法、 にぶんほう) で、大きな理解を、貴兄が、すでに出来ている。 私のこれまでの本から、大きく学び取っている、ということに、 私は、大変驚きました。 

 この大きな理解に到達している人は、私の会員、読者、弟子たちでも、そんなにはいません。この次元での理解に到達している、ということは、○○さんは、すでに副島隆彦の同志である、ということです。

 全国に、私がこれまでに、同志認定した人が500人ぐらいいます。 ほとんどは私と同年齢、同世代で真に頭のいい読書人です。○○さんは、私より一回り下(十干十二支で)ですが、私が弟子入りを勧めるほど、の若さではありません。 
 
お書きの「・・ニーチェは生前、周囲に思想を理解してもらえず、気が狂う思いをした・・・今の官僚支配、白痴化ニッポン、国民覚醒せず立ち上がれないと、ニッポン ジンが世界からゴミ扱いされる」 にも私は強く賛同します。

「 ・・インターネットの登場により、人類の覚醒が始まった。次は暗号通貨の登 場、ゆくゆくは通貨発行権 を公権力から引き離す。やがてさらにAI技術の実用化が進み、量子コンピュータにソフトが乗ってしまえば、 暗記脳データ詰め込み人間たちである官僚達 は、お払い箱」 になり、

「 テクノロジーの進歩により、具体的に未来を見通す事が出来る。近(きん)未来は、リバータリアニズムがメインストリームに違いない」

と○○さん は、お書きです。この未来予測に、私も賛同します。ただし、私は、これほどまではテクノロジー(技術)の進歩、進化を評価していません。楽観論には立ちません。 それは、○○さんが、冒頭で、「人類の誕生から」と書いているとおり、ずっと人間という、このおかしな生き物は変わらない、という考え方を、私はするからです。

私、副島隆彦の考えは、私たち現生人類 自身を、「人類(ホモサピエス)=
「知恵のあるホモ(人)、賢いホモ 」と自分自身を、厚かましくも、ズーズーしくも呼んだ、この 愚か極まりない生き物=キチガイサル、気違い猿( 高等猿類 ape エイプの  次の anthropo  アンスロウポウ ) のことをそこまで高く楽観的に評価しない、できない からです。

 人間はどうせ、生まれたときから、それぞれの個体ごとに、死ぬまで変わらない、という ネイテビム nativistm 8割。 
 
 それに対して、人間は教育と学習、環境の力で変わりうる改善できる とする behavioral science (ビヘイヴィアラル・サイエンス)= behaviorism ビヘイビアリズム (× 行動科学、行動主義。 1940年代からのアメリカの学問統合の立場。 ジョン・ロック主義。日本語の訳語がどうも致命的によくない )の立場 2割。 

 この「8対2」 の 思想的立場だからです。 ○○さんなら、即座に私のこの考えをを理解してくれるでしょう。

 私は、このネイティビズム nativism  vs ビヘイビアリスム behaviorism の 大きな対立軸を、 学問道場が始まった 1999年(もう、19年になります)の、今日のぼやきの一番最初の方に、ガツガツ書いているはずです。 それは、やがて、『属国日本論 を超えて』(2002年刊)という本に書いてまとめました。

 ○○さん、どうぞご自分でお書きの取り、「学問道場に参加、覚醒を促す記事をアウトプットしてゆきたい」のおとり、重たい掲示板に、どんどん遠慮無く、ご自身の理解、見識を書いて表明して下さい。きっと他の会員たちが喜んでくれると思います。

今後とも学問道場を宜しくお願いします。 副島隆彦拝

「副島隆彦の学問道場」会員(新規お申し込み)

On 2018/02/21 11:43, ○○○○様 wrote:
(略)           46歳
ご職業 : 自営業
会員の種別 : 一般会員

コメント: 学問道場の記事、いつも楽しく読まさせて頂いております。副
島さんの著作を読んで分かったこと、 人類誕生の段階から
「権威主義vs自由主義」「教会派vsグノーシス派」「自然法論vs人定法
論」「カトリック的思想vsディオニュソス的思想」「グローバリズムvsリバ ータリアニズム」 呼び名は違えど、人類の歴史を貫く、型が同じ ” 2つの思想の対立軸” が あることが分かった。

これまでは前者がメインストリーム。権威を疑う者は殆どいなかった。

が、インターネットの登場により、人類の覚醒が始まった。次は暗号通貨の登
場、ゆくゆくは通貨発行権を公から引き離す。やがてAI技術実用化進み、量子コ ンピュータにソフトが乗ってしまえば、税金泥棒、暗記脳データ詰め込み官僚達 は、お払い箱。 

ニーチェは生前、周囲に思想を理解してもらえず、気が狂う思いをしたが、今は 違う。

 テクノロジーの進歩により、具体的に未来を見通す事が出来る。近未来はリバータリアニズムがメインストリームに違いない。しかし今の官僚支配、白痴化ニッポン、国民覚醒せず立ち上がれないと、ニッポンジンが世界からゴミ扱いされるのでは? と危機感を感じる。

そんな中、学問道場に参加、覚醒を促す記事をアウトプットしてゆきたいと考え ています。

(転載貼り付け終わり)

 副島隆彦です。以上の通りです。上記の文から分かるとおり、今年(去年暮れ)のノーベル経済学賞をとった、行動主義(ビヘイビアリズム)の経済学」のリチャード・セイラー(72歳、シカゴ大学教授)たちが、一体、どういう経済学の知識、思想で生きているか、ピンとくるでしょう。

それに対して、「オレはよう。副島さん。そんなムズカシイ学問の話なんか、どうでもいいんだよ。このあと、どういう投資をしたら、カネが儲(もう)かるのか、教えて欲しいだけなんだよ 」 と、ワザと ヒネたことばっかり言っていないで、

 私、副島隆彦が、世界で通用している政治思想、経済思想の話を、徹底的に分かりやすくなはしますから、厭(いや)がらないで、分かりに来なさい。

 真に地頭(じあたま)がいい、世間知(せけんち)のある、真に賢い人なら、学歴なんか無くても、最高度の世界理解に、一気に到達できるのです。そのために私たちの学問道場は有る。この世の大きな真実を暴き立てるために、私たちの存在理由(レゾン・デートル reason d ‘etre )がある。

副島隆彦 拝  

小林真也 投稿日:2018/03/03 23:01

【1916】[2282]日銀の出口戦略について

昨年会員になりました小林と申します。昨日新聞を見ていて驚いたことがあったのでシェアさせて頂きたいと思います。

http://www.sankeibiz.jp/macro/news/180303/mca1803030500002-n1.htm

日銀の黒田総裁が、金融緩和の出口戦略の開始時期について、初めて言及したそうです。黒田総裁になってから始まった異次元の金融緩和というのは、日銀が市中の国債を大量に買うというもので、現在では日銀は400兆円近くもの国債を保有しています。2012年ごろまでの経済本では、日本の負債の量は大きいが、国内の金融機関などが保有しているから大丈夫、という論調が中心でしたが、それが異次元金融緩和が始まってからは、日銀が買ってくれるから大丈夫、という論調に変わっていったものと記憶しております。

しかし、日銀が無尽蔵に国債を買い続けるということは、いわばお金を刷って国の借金を賄うということであり、それが許されるならば、日本の財政規律が疑われることになり、円という通貨の信用にも関わってきます。だから、建前では金融緩和には出口戦略がある、ということにはなっていました。日銀が国債を引き受けるのは、景気が良くなるまでの一時的措置だ、と。そして、実際は景気なんかまったく良くなっていませんが、最近は政府、日銀は失業率など一部のデータだけを見て、デフレ脱却が近づいているといい始めていました。そして、ここにきて黒田総裁が出口戦略の時期について言及し始めました。

しかし、素朴な疑問として400兆円もの国債を、一体だれが引き受けるというのでしょうか。数年前に、副島先生も著書の中で指摘しておられましたが、三菱UFJ銀行が国債のプライマリーディーラーの地位を返上するという報道がありました。客観的に投資家として見て、日本国債は格付けも低いし、少子高齢化が進み、ファンダメンタルズが弱体化していく国の債券など誰もほしくはないでしょう。

年金基金も、すでに株や外債に資金を移動しており、いまさらその資金を引き揚げるわけにはいかない。そうなると、外国人投資家くらいしか書い手はいないということになりますが、それこそが誰もが恐れていたシナリオではないでしょうか。外国人投資家には、日本政府や日本国民を助けるいわれなどありませんから、ある程度まで外国人投資家の国債保有比率が高まった時点で、売り崩してくることも十分にありえるでしょう。そして我々日本人の銀行への預金や保険金の大部分は日本国債に変わっていますから、それは日本人の金融資産が、外国人投資家にごっそりもっていかれることを意味します。

黒田総裁の真意がどこにあるのか、私には知る由もありませんが、もしわかってやっているなら、なかなか見上げた根性だと思います。副島先生も著書の中で黒田総裁は山本五十六になるだろう、とおっしゃっていますが、その通りなのかもしれません。

1127 ヒラタミノル 投稿日:2018/03/02 12:23

【1915】[2281]西郷隆盛キリシタン説の補足情報

会員番号1127のヒラタです。ここへの投稿は15年振り位です。恐らく、学問道場の中ではかなりの古参会員だと思います。

今月の11日から個人旅行で宮崎に行くため、山川出版社の『宮崎県の歴史散歩』(2006)を読んでいたところ、興味深い記述に遭遇しました。

西郷は田原坂の戦いで敗れたあと、現在の宮崎市に滞在し、その滞在の記念として「西郷隆盛翁駐在の地」という石碑と西郷揮毫による「敬天愛人」の碑が、宮崎カトリック教会敷地内に残されているとのことです(同書, p. 119)。副島先生が貼り付けていらしたテレビ番組によると西郷はプロテスタント(バプテスト派)でしたが、カトリックとも何かしらコネクションがあったのかもしれません。時間があれば調べてこようと思います。当時、日本においてプロテスタントとカトリックがどのような関係にあったのかも調べる必要がありそうです。