日本政界●情報メモ
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Loginはこちら【123】「鳩山氏が菅首相批判で怪気炎 増税論議で民主党に早くも亀裂【情報カプセル】」
『選択』7月号から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
7月号
「鳩山氏が菅首相批判で怪気炎 増税論議で民主党に早くも亀裂【情報カプセル】」
退陣会見もやらずにダンマリを決め込んだ鳩山由紀夫前首相だが、裏では菅直人首相批判で怪気炎をあげている。
「鳩山前首相の思いを大切にして頑張りたい」と盛んに強調する菅首相だが、言葉とは裏腹に就任早々、鳩山氏が四年間引き上げないと公約していた消費税を一〇%に引き上げる案に言及した。これに腹を立てた鳩山氏は周辺に、「菅さんが唱える最小不幸社会は陰気だ。最初から不幸を認めてしまっているから。友愛の精神とは違う」とバッサリ。さらには「一〇%構想は財務省を超えた発想だ」と皮肉っている。財務省ですら第一段階では七%に引き上げることを考えていたのに、菅氏はそれを超えていきなり一〇%を言ってしまったというわけだ。
鳩山氏は「菅さんは自分が首相の間にも再三、消費税を上げるべきだと直談判に来た」と暴露。「今なら財政再建のために何でもやる。大連立も本気で考えるだろう」と断言している。
消費税論議はすでに民主党を大きく揺るがしている。参院選後は財政規律を巡って、党内を二分しかねない事態が予想される。
(転載貼り付け終了)
【122】「緊急国民財政会議(その3)」
「Web Iwakami 岩上安身オフィシャルサイト」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010年07月06日(火)
「緊急国民財政会議(その3)」
7月4日、経済アナリストの菊池英博さんをお招きして、「財源はいくらでもある!消費税増税は反対! 緊急国民財政会議」が開催されました。3時間にわたる講演録(その3)をここにアップします。拡散・コピペは大歓迎です。
危険きわまりない消費税増税に「NO!」を!
岩上安身
*当日の配布資料
●二見伸明元運輸大臣からコメント
結論から言うと、消費税は絶対に上げてはいけない。
橋本政権時代、5%になったとき、4兆円増税となったが、税収として2.7兆円ダウンした。
それが原因になっていまに続いている。増税したら20年続く。
わたしは消費税導入時に、金丸信の税制調査特別委員会があり、自民党側が海部さんと
羽田さん、わたしは野党側理事で血みどろの戦いをした。
朝から晩まであらゆる団体が上げろ、上げるなとやってくる。
あちらの総隊長は小沢一郎だった。
とてもじゃないが簡単に上げられない、税制改革の前には、『財政構造』歳出の見直し、
無駄遣いを観直してこう使うんだということがない限り上げられない。
そこが小沢一郎と我々の共通項だった。
また、しばしば税制の抜本改革、などというが、これまで何も抜本ではない。
わたしは昭和44年初当選をして大蔵委員会で『うすみさん』という大蔵省長官になった人が
いて、『フランスの財務官を連れてEC型付加価値税の話をする』というので、聞いた。
いろんな議論をした、逆進性など。しかし、話を聞くとなかなかもっともらしい。
これは究極の税かとか、直間比率のことなどもフランスの財務官は言う。
大蔵省の審議官は洗脳されていた。国会議員も洗脳。
野党のわたしですら洗脳されるんだから。その時の洗脳が続いている。
毎日ああしてやられていれば、今でいう財務省記者クラブで聞いていると、
なんとなくいい、と思ってしまう。
菅さんが超党派でやろうというがあれはだめ。絶対にまとまらないので裏で官僚が絵を描く。
日本の経済学者は大蔵省と付き合うことを喜んで資料をもらう。御用学者になる。
恐ろしいこと。政権交代があっても官僚が変わっていないと。
岩上
二見先生は今日選挙の応援に行くところをこちらにお越しいただいた。
そして名古屋から、荒川章三さん。消費税を専門家から見て。
荒川
消費税の問題点について。ちょうど消費税が導入された昭和63年に私は大学を出た。
あの時もいろいろな策を使って反対者をねじ伏せた。簡易課税など。
でもそうした制度は消えていった。
今回も、年収300万円未満は戻し税などと言うが、導入してから絞ることは明らか。
だいたい、所得なのか収入なのかも分からない。
もし所得だとすれば還付対象は56.6%にあたる。なんのための増税か?
また輸出免税があるがこれは節税でも脱税でもない。そういう税法になっている。
これも消費税率が上がると拡大する。
そして直間比率見直し。広く薄く課税になった。
消費税も3%なら逆進性がなくても10%なら厳しい。
そうなると子ども手当ですら戻せないのに、なぜ戻せるのか。4~5年かかるだろう。
となると納税者番号の導入などもある。
必ず、消えた年金と同じで、還付するために番号をつけることをトレードオフとして
言ってくる。大変なことで時間がかかる。
複数税率も、日本では手続きが大変。食料品非課税ならレストラン経営者は?など、
不明確なところが多い。
問題が出てきて納税者番号やインボイスなどが出てくる。一朝一夕にできない。
岩上
消費税を上げるということだけが目的でなく、着々と徴税するための環境作りをもくろんでいる、と。
荒川
徹底的に徴収する、ということでしょう。
国税庁から言えば、やましいことがなければ払うから「公平を実現する」ということになるのだろう。
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岩上
「ここから質疑応答です。時間が押していたので短くお願いします。」
Q:選挙前なので、各政党の経済政策を簡単にご説明頂くことはできるか。」
A:岩上
それは一覧の準備がないのと、うっかりコメントをすると、公職選挙法で図画や図書の頒布を制限しているところに引っかかる可能性が議論されている。
公職選挙法は明示されている部分以外の裁量が大きくて、今、インターネットで
ものを言うと、本来は「通信」だが、これはUst中継なので放送に入るという議論も
ある。あまり揚げ足を取られるのはまずい。
評価を含めた経済政策をすることには慎重にならざるを得ない。
もちろん、今日のように政権批判はできる。
菊池
政党ごと、そこまで整理していない。経済政策と言っても幅広いので…。
岩上
民主党と自民党が消費税増税に積極的。みんなの党は、今は消費税を『上げない』と言っているが、渡辺さんはついこの間まで「上げる」と言っていた。
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Q:菊池先生の『消費税は0%にできる』で、郵貯の分がアメリカに行くとアメリカの赤字が薄まると思った。友人などにもポイントかと思って本を勧めている。
消費税に目が向いているが郵貯については。
A:菊池
わたしは、郵政民営化は最初から大反対だった。
野口悠紀雄さんは『民営化はアナクロニズム』としていた。
郵政民営化の大前提の理屈が間違っている。そもそも『官から民へ』。
300兆円を民に回して活性化というが完全に間違っている。
小泉構造改革の議論が始まって、民はお金があり余っていた。
民間企業ではお金の借入額と余りでは余りがずっと多かった。
これは、新聞にも出ている話。民に回しても使いようがない。
良いデータがある。と言っても実は産経新聞だが(笑)
2000~2009年度の民間銀行国内向け海外向け貸出のグラフでは、
国内は50~60兆円減って、海外は90~100兆円増えている。
主としてメガバンクが貸し剥がしをして海外に。
わたしは銀行屋だからわかる。金融庁が絞るしルールもある。
その結果、外に持っていかざるを得なかった。
特にメガバンクは地方から海外へ行った。
これが2005年頃から激しくなった。国内デフレ政策で海外に貸出し。
要するに大前提が間違っていたと立証された。
国内が締め付けられたがこれを民へ回しても海外に行く。
『官から民へ』ではなく、『官から海外へ』と言うべきであろう。
国債保有構造について、郵貯民営化はアメリカの要望。
1994年クリントン時代から規制改革要望書が出されている。
外務省の方からオバマになってから出ていないと聞いている。
いや、影で出されているなどという人もあるが。
そして、これはれっきとした外交文書。
不思議なことに日本政府は公にせず、竹中さんは知らばっくれた。
麻生さん、中曽根弘文氏は存在は認めた。国会議事録がある。
ここで最も旗を振ったのは、ゴールドマン・サックス。
共和党は投資銀行の利害、ゴールドマン・サックスのトップを財務長官にまでして反映させた。
分析をすると、まさに日本の国債の800兆のうち1/3は郵貯かんぽから。
アメリカの債務構造を安定化させたいということはある。
『アメリカの国債は買ってあげるがちゃんと表から言って来て』と
亀井さんも言っている。場合によっては売ることも。
郵政民営化で100%外資になれば、期日がくれば(今年度100兆円)、
その幹事行はゴールドマン・サックスだと大塚副大臣も言っているが、
その株の売却をストップした。国家の大危機が回避された。
郵政法案は衆議院の共通政策であり、あれは民主党案。原口案であり
大塚副大臣のところで10回以上検討して議事録もある。
いろいろな意見が出ていた。
何が問題か。民主党が変わってきている。
岡田克也時代は、竹中案に対して民主党の意見を出している。
『生活が第一』なら国内に使わなくては。
そして郵政のネットワークは、都内では分かりにくいが地方では社会基盤である。
メガバンク、さらに信金なども地方からは引き上げている。
民主党が変わってそういう(郵政)案が出てきた。
4月末に案が出て、仙谷さんや前原さん、特に仙谷さんが『おかしい』と。
亀井さんが『仙谷は2週遅れているんじゃないか』と。
わたしは『なるほど』と思った。
民主党案はあの人たちは反映していなかった。その結果、閣僚懇談会でも
反対が出なかった。
『生活が第一なのになんであんなこと』と言われたそうだ。
ではあの法案は?
地方の開発。財投もいいことをやっていけばいい。ハブ空港もない。
民間投資でそのままそういうものが出るか?デフレで。リスクの半分を
官と民で取り分けるなど社会基盤の再構築が必要。
今日、菅さんが言った、『社会基盤が充実してくれば、豊かになり税収が上がる』、
これは神野直彦さんの『わかちあいの経済学』にもあった。
民主党は『生活が第一』から理念が変わってきている。
マスコミが正しく伝えようとしない。
理解していないのかしようとしないのかあるいは・・・。
地方ではみんな分かっていますから。
民主党の中でも大多数はそうしたことは分かっていると思う。
分かっていないと選挙に勝てない。」
岩上
みんなの党は郵政改革法案は否定して、郵貯の資産を売却すると言っている。
先日来日したコロンビア大学のジェラルド・カーティスも(CIA関係者と言われているが)、
『民主党はみんなの党と組むべきだ』と言っている。
カーティス氏はみんなの党を『市場経済を理解している素晴らしいリベラルな党』などと言っている。
その直後、枝野さんなどは『「みんなの党との連携もありうる」などと言いだした。こういうところを見ていく。」
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Q:みんなの党の渡辺さんなど政府紙幣の発行と言っていた。
私見では、彼は利用されている?
亀井さんなども政府紙幣ではないが、日銀の国債引き受けなど実質的に発行のようなことを言っている。
財源がいくらでもあるという中で、確保の中で自ら国が権利を行使して
発行するという解決手段はあるか?」
A
菊池
政府紙幣発行に反対。尋常な考えでない。
量的に、ただでお金が欲しい、日銀が国債を持てばただで発行できることになる。
政府が利息を日銀に払う。日銀はお金を刷っている。
剰余金として国庫に収める。
ましてや政府紙幣は歴史的にも混乱するだけだった。
亀井さんの『引き受け』とは、多分次のようなことではないか。
大恐慌と昭和恐慌の例。
その昭和恐慌の後、国債を発行し日銀が買い取っていた。即効性があり金利が半分に。
アメリカ大恐慌の際には、政府が新国債を出してFRBが市中の既発債を買い取って
実質引き受け。それによって市場機能を生かしながらやった。
この考え方。アメリカでは14年間で短期・長期利回り変わらずやってきた。
アメリカは金も持っていた。
日本も100兆の補正予算を組んだらどうか。
根拠は配布資料の1ページ。政府短期証券100兆円を市場に、金融機関が買い取って
外貨準備になっている。
我々の預貯金がアメリカの国債を買ったことになる。
1999年9月までは政府短期証券は日銀が買い取っていた。それでアメリカ国債。
だからそれまでは我々の預貯金で買っていたのではなかった。
だから、我々の預貯金が100兆円召し上げられて国内で回らない。
どうするか。
原資は預貯金。建設国債10兆円を出したら日銀は市中の政府短期証券を買う。
これで帳尻があう、これで預貯金は建設国債に回る。
これで1999年以前の姿に戻る。
アメリカ国債は現実論として売れない。中国でも売れない。
売らずに済んで我々の預貯金がまわる。
また、緊急補正予算。財源。
金利があがるというが、日銀と盟約を結んでいく。
菅さんは『日銀との対話』と言っている。
また、『国家ビジョンの会』というのがあり、2月23日、日銀総裁に会った。
政府が有効需要を喚起していくのは政策上可能と。
マーケットのほうは『日銀はカネを出せ』。これは間違い。出すだけでない。
デフレの時に財政を締めて金融だけを緩めるのが小泉・竹中の悪さ。
投資銀行に集まった。マネタリスト。10年たってもデフレ解消しない、
NYの人は、投機マネーの1/3は日本から来ていると。
日銀の金融緩和をさらに緩める、というが、有効需要を喚起するという政策がなければ、
海外に行ったり博打になる。
日銀が慎重なのはかつてのマネタリストの失敗のことがある。
岩上
今日、2時間の講演の予定が、既に3時間近くに。今、この会場の責任者の形に聞いたら、
この会場は明日の9時まで使えるそうですよ(笑)
菊池
私は5時から次の約束があるので残念。懇親会に出る時間もなくなってしまい、
申し訳ない。
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Q:わたしは貧困に関する活動をしている。こういう会場に来るのは珍しい。
ぜひ、貧困の学習会でこの話をしてほしい。
経済が分からなくて貧困が続く。
これで消費税が10%になったら国民のほとんどが死んでしまう。
国民会議を出前してください!
とてもいいデータをもらったのでネットにも展開したい。」
岩上
もちろん出前もします。今日の話はぜひ広めてほしい。
国民全体に広げて欲しい。Twitter、ブログ、Ustに。
ここでの話については著作権を主張しません。
『消費税は0%にできる』はダイヤモンド社から出ているので、ぜひお買い求めを。
菊池
大学で教えていると、若い人は未来に失望している。
その根本は緊縮財政。
日本は金持ち国家。267兆円も貸しているというと『そんなの初めて聞いた』、と。
みんな日本は借金国だと思っている。
マスコミは対外債権国だと一切書いていない。大問題。
『そんなにお金があるのにどうして日本で使わないのか』
国債だってちゃんと発行すればいい。政府が潰れないやり方などいくらでもある。
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Q
経営者の側の給与を増やしたいが株主の配当に、というお話があった。
この点を財政政策で変えられないか。
正規雇用者の給与分控除などはどうか?」
A
菊池
いいご質問です。
今年の3月4日に、自見庄三郎さんが参議院予算委員会で言っている。
韓国では正規社員を雇ったら税額控除を検討していると。
同じ時期に韓国の国会で通った。
菅さんも『勉強する』と。
政府投資で民需喚起。そこでは正規社員を増やすという条件をつけるよう言いたい。
自見庄三郎さんがそうしたことをおっしゃっている。大変に含蓄が深い方。
政府投資でデフレ解消、非正規社員を法律で全廃、しっかりさせる。
郵政でも正規社員を増やそうと亀井さんもしている。
あれだけで2000億円くらい収益にマイナスというが、2000億円は安いもの。
正規社員になれば結婚できる、消費する、住宅もでしょう。
2~3年、大きく変わる。
2000億円の収益が減って1000億円税金が減るがそれだけ投資するよりよほど効果。
福島さんが今朝そんな意見を言っていた。
非正規全廃は政党のスローガンにもある。
政府投資を出すなら正社員増やす、非正規撤廃。
税収が上がらないのは非正規が増えていることにある。
(完)
(転載貼り付け終了)
【121】小沢氏が熊本県唯一の(橋でつながっていない)離島に出現
#118のタイトルが間違っていました。このタイトルが「正」です。
ついでに、記者が同行していた毎日新聞の記事を追加しておきます。毎日新聞のホームページでは、「民主党、小沢氏、独自の選挙戦術貫く」、「選挙:参院選 民主・小沢氏、一人「ドブ板」貫く」のタイトルでも、記事が出ておりますが、地域ニュースのものを貼り付けておきます。
(引用はじめ)
10参院選くまもと:民主・小沢氏が天草来訪 地域主権や党への支持訴え /熊本
民主党の小沢一郎前幹事長が6日、御所浦島(天草市)を訪れ、嵐口港と本郷港の2カ所で街頭演説をして参院選での党への支持を訴えた。
小沢氏は幹事長退任後、参院選では2人区などの選挙区を独自に回っており、九州への応援は初めて。県内では小規模な演説ができる地方を要望し、民主陣営が離島で産業振興や過疎の問題を抱える御所浦島を選んだ。小沢氏は両港でビールケース2台をつなげた台に乗り、マイクを使わず約20分間演説した。
両港には、事前のチラシで来島を知った住民100人ほどが小沢氏の到着前から集まり「テレビで見るより若い。まだまだやれる」「島の養殖漁業を良くしたい。政治家は農業は言っても漁業を言わない」など声をかけながら、盛んに握手や記念撮影を求めた。
小沢氏は、政権選択と地域主権を国民に渡すことが政治家としての目標だったと振り返った。国の地方への補助金が、地域に必要な政策のみを選べる仕組みになっておらず「無駄が生まれている」として「自らの古里を自らで作れるような仕組みに、皆さんの一票で変える。私もその基礎を築いて次の世代に託す、最後のご奉公と思いお願いしたい」と訴えた。【結城かほる】
(引用おわり)
引用元 http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20100707ddlk43010375000c.html
最後に、今日も、産経新聞はマメにレポートしています、ということで。
(引用はじめ)
小沢氏、初めて都内で活動 住民と笑顔で記念撮影
7月7日13時58分配信 産経新聞
民主党の小沢一郎前幹事長は7日午前から昼にかけて、東京大田区内の公園など数カ所を回り、参院選での支持を訴えた。小沢氏は参院選公示後、もっぱら地方の山間部や漁港など過疎化が目立つ地域の行脚を続けており、都内での表立った活動は初めて。
昼過ぎに同区大森北の入新井公園を訪れた小沢氏は、参院選東京選挙区の候補者のチラシを配り、「どうぞ、よろしく」と支援を要請。集まってきた住民らと笑顔で記念撮影をしていた。
(引用おわり)
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100707-00000557-san-pol
以上
【120】「政権与党・民主党、右派と左派の闘争のゆくえ」
「世相を斬る あいば達也」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010年07月07日
「政権与党・民主党、右派と左派の闘争のゆくえ」
CIAナベツネ新聞のネット愛読者を対象にしたネットモニターの調査報告がYOMIURI ONLINE のヘッドラインのトップに「小沢氏の公約修正批判、共感広がらず…読売調査」見出しが報道されている。 まぁナベツネ新聞の戯言に目くじらを立てるのも大人気ないが、洗脳層の人々に“やっぱりそうだよね”なんて思わせるには格好のデータと云う事になる。
だいたいが読売新聞のネットモニターになること自体、多くは自民党系有権者の可能性が高い。まして小沢バッシングの急先鋒読売の読者、聞くまでもない結果である、こう云うのは調査とは言わない。(笑)そもそも、読売のネットモニターになった時点で90%反小沢なのだよ。(笑)
そうじゃない証拠は、民主党菅政権のお歴々の近時の言動をウォッチしていれば、笑ってしまう程良く判るのである。小沢一郎に叱られて、右往左往している菅直人・仙谷・枝野ついでだから玄葉。ムキニなって反駁や修正、言い訳に終始している。彼らに伝えられる選挙情勢が悪いのだろう。
筆者のコラムも百万分の一くらい役だっているかもしれない。(笑) 菅直人は自民党に擦り寄り、悪女の深情け風情。枝野もみんなの党のコケにされながらも縋りつく。仙谷は今回の選挙は逆風だと責任回避を口にし始めた。だから言ったろう、オマエ達には千年早いって!
しかし、油断は禁物である。そもそもどうでも良いトロイカ体制の第三の男(菅)がノコノコ政権の座につけたのは自然な事なのだろうか?小沢が菅を代表選で応援しなかった、鳩山も態度を曖昧にした。政治とカネ・普天間問題を抱えた二人を隠す戦略の為にしては奇妙な部分がある。仙谷・前原・野田グループの言う事を聞きますと言って菅直人は彼らの支持を得たわけだ。
おそらく小沢、鳩山にも菅直人は声を掛けたはずである。しかし、スンナリと色よい返事を貰えなかったので、一気に仙谷・前原・野田の全面支援に切り替えたのだろう。別角度から見ると、小沢、鳩山ツートップ共に動きにくいと読んだ民主党右派グループが勝負どころと菅直人の権力欲の強さに目をつけ利用したと云う党内クーデターと云うことだろう。
その結果、菅直人は異常な早さで変節した。「米国も霞が関もマスメディアも必ず菅さんの味方になる」仙谷に因果を含められたのだろう。早い話、民主党右派の策略に菅直人は嵌められたのである。(笑)
菅直人を易々アリ地獄に引きずり込んだ民主党右派グループ、仙谷・前原・枝野・野田・玄葉らに誰がシナリオと蛮勇を与えたのか。奴らに一定のシナリオは描けても実行する勇気まではなかったはずである。奴等を絶対的に勇気づける、絶大な権力がバックに着いたからこそ、勇気凛凛で小沢一郎に歯向かったとみるべきだ。
その権力の実像は一つの勢力に限定するのは難しい。辺野古移設案の追随から見る限り米国ペンタゴン、オバマ政権。税制改革・財政再建で財務省官僚。検事総長人事の政治介入、可視化法案などの棚上げで法務省・検察庁官僚。法人税減税で経団連。脱小沢一郎民主党政権樹立でマスメディア。以上のような複合的癒着の再開で民主党右派は民主党の自民党化を実現しようと画策した。
「国民の生活第一改革」の抵抗勢力と手打ちすることが政権安定の早道と考えるのは、頭の良い奴ほど陥りそうな易き道である。「選挙がなくなる残り三年で、また方針変更だって可能だ」と自らを慰めている自慰政権とも言える。政治の結果責任を感じる矜持など持ち合わせていないのが三百代言系の特長である。
尚且つ困った事に、この民主党右派グループは自民清和会とみんなの党との連立方向に走り出す可能性を強く秘めている。こうなると、小沢一郎といえども民主党左派勢力にとって、その連立政権は難敵である。亀井や福島はシンボル的パワーはあるのだが、議員数的に国民新党・社民党が強い味方とは言えないのが辛い。
小沢が≪6日午後、熊本県天草市の御所浦島で街頭演説し、「官僚支配をぶち壊して国民の生活第一という政治を実現したい」と強調、「民主党政権でしばらくやらせてもらうけど、『(言っていることと)違うじゃないか』ということなら、次の選挙で(政権を)代えてください。それが民主主義だ」と語った。 消費増税などをめぐり、菅直人首相らの対応に疑問を呈したことについては、「批判しているのではない。本来、政権与党はこうあらねばならない、と当たり前のことを言っているのだ」と述べた。(時事通信)≫
このような表現はそのまま受けとめる事も出来るが、筆者は場合によると小沢一郎は「国民の民主主義実現の為なら、下野も視野にある」「政治理念・哲学の為なら野党になっても闘うぞ」と言っているようにも聞こえる。
勿論、参議院選後、いずれにしても権力闘争が幕を開かざるを得ない。代表選までに、多くの駆け引きが生まれるのだろう。おそらく菅直人は小沢一郎との手打ちも模索するような気がする。アイツは総理の椅子の為なら小沢に頭を垂れる事も厭わない。それを小沢が受け入れるかどうかは筆者には判らない。個人的嗜好としては、顔を洗って首を持ってこい!と言い放って欲しいものだが、政治の権力闘争、前原と枝野・野田の首を差し出すくらいの事は菅と仙谷ならするだろう。(笑)鳩山が菅と小沢のどちらに与するのかも見どころである。
(転載貼り付け終了)
【119】「「われわれの敵は3つの権力である」(EJ第2850号)」
「エレクトロニック ジャーナル」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010年07月07日
「「われわれの敵は3つの権力である」(EJ第2850号)」
EJ第2832号において私は次のような書き出しではじめて
います。これは前から何度もそう書いていたはずです。
―――――――――――――――――――――――――――――
EJでは、現在の政治情勢を「民主党」対「官僚組織+記者ク
ラブメディア+大企業(経団連)+自民党による連合軍」と位置
づけて分析しています。 ──EJ第2832号/6・11
―――――――――――――――――――――――――――――
そうしたところある読者から「あり得ない前提である」という
お叱りをいただきました。「メディアに対して失礼でないか」と
も「小沢一郎を擁護し過ぎる」とも批判されています。
そうお考えになるのであれば、それはそれでよろしいと思いま
す。しかし、これは72回にわたる「小沢一郎論」と既に50回
を超えている「ジャーナリズム論」を書くに当たって私が読破し
た数多くの本とネットをはじめとするさまざまな情報、それにテ
レビなどのメディアから得られた情報などを総合的に分析して立
てた仮設なのです。それが正しいといっているのではなく、あく
までひとつの仮説なのです。しかし、この仮説に立ってものごと
を見るといろいろ納得できるものがあるのです。常識的な見方ば
かりではなく、こういう見方があってもよいと思うのです。
現在の世の中をテレビや新聞・雑誌などから得られる情報だけ
で判断していると、大事な事実を見落としてしまいますし、真相
が見えなくなってしまうものです。
既にご紹介している副島隆彦氏と佐藤優氏の最新刊の対談本に
おいて、私の「敵たち」として次の記述があります。これがこの
本の前提になっているのです。
―――――――――――――――――――――――――――――
①各省庁の官僚トップたち。とりわけ2010年2月の「小沢
対検察」で国民に丸見えになった検察・警察の幹部と法務省と
裁判官。それから②公共電波であるテレビと新聞(マスコミ)
を握る者たち、③そして戦後65年間、アメリカの下僕となっ
て、甘い汁を吸ってきた財界人たち。この3つの権力との正面
からの闘いです。 ──副島高彦×佐藤優著/日本文芸社刊
『小沢革命政権で日本を救え/国家の主人は官僚ではない』
―――――――――――――――――――――――――――――
まったく同じ考え方であると思います。この本は、2009年
12月14日から2010年3月17日まで、4回にわたって行
われた(佐藤優氏と副島隆彦氏との)対談に拠っている──本書
のトビラにはそう書かれています。
本書のまえがきは佐藤優氏が書いており、日付は2010年6
月6日になっています。そこにはこうあります。
―――――――――――――――――――――――――――――
当初、私たちはこの本を2010年の秋に出版する予定にして
いた。7月に予定されている参議院選挙で、民主党が大敗し、
検察官僚が小沢一郎氏を政界から放逐し、外務官僚が鳩山由紀
夫氏を統制下に置くクーデターを今年末(特には11月~12
月に予定される沖縄県知事選をにらんで)に行なうと見ていた
からだ。目に見えない権力闘争の姿を、普通の国民に伝え、日
本がファッショ化することを何としてでも阻止したいと思い、
本書を準備していた。しかし、事態は予定よりも早く進捗して
いる。そこで、本書を緊急出版することにした。菅直人氏が第
94代目の内閣総理大臣に就任し、闘争はますます深刻化して
いる。 ──前掲書「はじめに」より
―――――――――――――――――――――――――――――
副島氏の本や副島氏と佐藤氏の対談本はほとんど全部読んでい
ますが、今回の本は凄い内容が書かれています。すべてが真実で
あるとは思いませんが、われわれの知らない驚くべき事実が詳細
に実名で明かされています。このあとEJでもエッセンスは取り
上げていきますが、ぜひ一読をお勧めしたいと思います。
本書の対談において、メディアと官僚の関係が話し合われてい
る部分があります。ご紹介しましょう。
―――――――――――――――――――――――――――――
副島:官僚と新聞記者たちは本当にベタベタしていますね。根
が同族なのですね。特ダネ貰いという「恩義・互恵の関係」が
ありますからね。
佐藤:恩義や互恵など実際には関係ないことです。官僚にすれ
ば自分たちの利益になるから特ダネを流しているだけで、逆に
新聞記者のほうが使われているのです。ところが記者たちはこ
の辺を冷徹に理解していないのです。
副島:これは本当は腐敗ということです。官僚も腐敗していま
すが、新聞記者である自分たちも腐敗しているという自覚がな
いのです。新聞記者というのは、正義の味方であるフリをして
「冷蔵庫の中で腐ったままの状態で、いつまでも冷凍状態でい
るような存在」です(笑)。
佐藤:いっそ冷蔵庫ごと捨てたほうがよいと思います(笑)。
副島:普通の官僚は、裏金や汚いお金は貰ってこそいませんが
ク表に出ている汚い金"で動くのです。やはりそれは天下りで
す。天下ることで高い給料が付随している地位を貰うというこ
とも腐敗なのです。 ──前掲書より
―――――――――――――――――――――――――――――
副島、佐藤両氏ともメディアが問題であるという点で一致して
います。彼らはメディアを「マスゴミ」といっています。佐藤氏
は、官僚の知人たちに、夏目漱石の『それから』という小説を読
むように勧めているといっています。『それから』は、新聞記者
の嫌らしい側面を描いた小説であり、新聞記者の正体がよくわか
るというのです。
副島氏によると、産経新聞は論説委員のクラスに、小沢潰しの
突撃隊、決死隊を抱えているといいます。私は産経新聞は、アイ
フォーンで読んでいますが、確かにそういうところはあると思っ
ております。しかし、この新聞の政治記事以外は実に素晴らしい
ものがありますが・・。 ──[ジャーナリズム論/54]
≪画像および関連情報≫
●『小沢革命政権で日本を救え』(日本文芸社)書評
―――――――――――――――――――――――――――
本日アマゾンより副島隆彦氏と佐藤優氏の共著&緊急出版で
ある「小沢革命政権で日本を救え」が届き、今1回読み終え
たところです。内容は、ただ単に小沢 VS 検察という形だ
けでなく、多種多様に渡って議論されており非常に内容の濃
い書となっています。もちろんお互いが全ての問題について
意見が合っているわけでもなく、副島氏と佐藤氏の考えが違
っている部分もありますが、またそこが良いところでもある
でしょう。
http://ameblo.jp/kriubist/entry-10566596152.html
(転載貼り付け終了)
【118】「消費増税で暗躍した財務省とマスコミの構図は、まさに官房機密費マスコミ不正問題と全く同じだ!」
「日々坦々」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010/07/06(火) 08:52
「消費増税で暗躍した財務省とマスコミの構図は、まさに官房機密費マスコミ不正問題と全く同じだ!」
≪マスコミが消費増税に対して好意的なのは“財務省機密費”で記者に飲み食いさせたうえで財務省に都合のいい記事を書かせている≫
≪財務省では課長や主計官クラスから審議官、局長までが担当を決めてテレビの解説委員や新聞の論説委員、各社の経済部長などと会談、消費税引き上げの必要性を説くローラー作戦を展開。財務省とマスコミの構図は、まさに官房機密費マスコミ不正問題と全く同じだ。(週刊ポスト) ≫
と昨日ツイートした。
(週刊ポスト7/16号)
今週の週刊ポストは、またまたいい記事を提供してくれている。
菅さんが消費増税を打ち出した背景はいろいろ言われているが、深読みする文章が今週の週刊ポストにあった。
また、この号の中で驚くべき財務省の手口も消費税にからめて明らかになった。
まず消費税を菅内閣が言い出した背景をこの週刊ポストの記事から抜き出してみる。
≪菅首相と執行部が消費税増税を掲げたのは2つの狙いがあった。一つは参院選で民主党のネックになっていた普天間問題と政治とカネの問題から国民の目をそらす効果です。もう一つは自民党と同じ10%を公約することで、参院選後に自民党に”消費税大連立"を持ちかけて主導権を握ろうというもの。党内基盤が弱い菅首相は外部に自民党という補完勢力をつくり、小沢氏が代表選で”菅おろし”を仕掛けてきた場合に対抗するつもりなのでしょう」≫
もう一つのがサラっと書いてあったが、読んだ後にも、残る大きな問題だと思った。
この消費税に関連し、大蔵省時代からの財務省の悲願、消費税増税の久々にめぐってきた絶好のチャンスを逃さまいと、財務省があの手この手でマスコミを利用して世論をつくりあげようとしていたことがよくわかった。
財務省機密費でマスメディア記者に飲み食いさせたうえ、財務省の都合のいい記事を書かせている、というのだ。これは財務省の若手キャリアが仰天告白している。
続いて≪菅政権は消費税を上げる方針を決めた以上、あとは、民主党が参院選に勝てば法案は成立する。これ以上、消費税を選挙に争点にしても得することは何もない。菅総理をはじめ民主党首脳部と選挙中は増税の話はできるだけしないことを申し合わせた」(財務省若手キャリア)≫
時の政権に取り込み、メディアを子飼いにして世論を操作する、というこの構図は、西松事件をつくりあげた構図とクリソツだ。
時の麻生の意を受け、森英介法務大臣が指揮権を発動させ検察に小沢一郎をターゲットにした国策捜査をさせたのではないかという平野貞夫氏が暴露した疑惑。その時にも官房機密費からふんだんにマスコミ対策としてカネが流れていたことなどは容易に想像できることだ。
これが全省庁において、また地方自治体においても、この構図は多かれ少なかれあることは容易に想像できることだが、特に司法、警察との癒着ももっと問題視されてしかるべきだと思う。
この公務員とマスコミなどの癒着は中央に倣って構築されてきたのだろう。
既に財務省とのあいだで菅政権は、早ければ、2012年秋には消費税を引き上げたいとする”密約”が交わされているようだ。
週刊ポスト7/17その他も読み応え充分ある。
恒例のタイトルまわりから見ていく。
シリーズ?≪「空きカン内閣」の堕落≫
≪騙されるな!官首相は間違いなく2年後「消費税10%」強行するつもりだぞ≫
・「議論を始めるだけ」はやはり大嘘だった
・捏造データの大マスコミ「増税キャンペーン」を暴く
・枝野執行部と財務省の“公約破り”談合
・「増税に反対するなら小沢一郎は除名だ」
リード
≪菅政権が進める消費税率引き上げには、何重もの過ちが隠されている。前号では、「経済復活に逆行すること」「財源論の間違い」「他の税制とのミスマッチ」などを論じ、大きな反響を得た。しかし最大の過ちは、この政策と政権そのものが、国のため、国民のためという政治の常道を完全に無視し、自分たちの権力欲と、それを支える官僚、大マスコミのために働いていることである。≫
この記事の書き初めで目が留まる
********** ******
≪なんたる卑怯な政権か。
いざ参院選が始まると、あれだけ宣伝していた「消費税10%」をごまかそうと躍起だ。
「消費税を含む税制改革の議論を呼びかけるところまでが私の提案だ」(菅首相)
「10%に上げるという報道に傾斜している。」(仙谷由人・官房長官)
「参院選後すぐ消費税を上げるとの誤解がある」(枝野幸男)≫
このゴマカシに大マスコミも一役かっているという。
「消費税以外でも大きな争点はある」と朝日が報じている背景には、先日本ブログでも書いたが、官僚との癒着があった。読売も何かにつけて菅政権を応援しているような記事を書いている。
この消費税の争点隠しについては、やはり財務官僚の機密費バラマキが功を奏しているに違いない。
次の記事は特別会計にまだメスを入れず消費税増税を掲げる菅内閣を指弾している。
≪何度でも言う!「財政が厳しいから増税やむなし」は大嘘だ
「消費税5%分」12兆円の「特別会計予算」が毎年「役人の隠し金庫」に消えている≫
リード
≪消費税1%引き上げで得られる税収は年間2.4兆円。菅政権と財務官僚が推し進める5%増税は、「毎年12兆円」を国民の財布から奪い取ることを意味する。しかし、官僚たちは、これほどの痛みを国民に強いる一方で、毎年、同額のカネを隠し金庫にせっせと移し変えている。≫
この秋から特別会計に切り込む事業仕分を行うよだが、結局、上っ面のパフォーマンスで終わるだろう。
「特殊法人を全てメスをいれ潰していけば”350兆円”が浮くという。「官房機密費で母屋がおかゆ、別宅でスキ焼」と言っていた。
この特殊法人は「豪華別荘」で下々の庶民が暮らすドヤ街を一望に見渡せる丘の上にそびえ建っている。
庶民はヒエやアワを食べて凌いでいるというのに、この別荘では毎晩一流シェフが入れ替わりで腕をうるい、マスコミ人や評論家、御用学者などが招かれパーティーが開かれている。
勿論全て庶民の税金で賄われ、役人しか使えない。
こんな贅沢なものが全国にいくつもあり、それを維持するためにも、再び庶民からムシリ取るため消費税を上げようとしている。」
という空想とも言えぬ”情景”が、この記事を読んで浮かんできた。(TVタックルで元財務官僚の高橋洋一氏が言ったことを租借)
次は<怒りの告発キャンペーン第7弾>
≪「超大物政治評論家が送りつけてきた120万円請求書」
官房機密費マスコミ汚染問題で情報提供者・新証言が続々殺到中!≫
として今度は産経新聞元政治部長・花岡信昭氏が取材に応じている。
この中で受け取ったことを告白している。
≪某大臣の訪米に同行したときに、秘書官から「みなさんで使って」といって、幹事の新聞社が日本円で50万円相当を受け取ったことがある。僕はとにかく返せっていったんだけど、秘書官は「1回渡したものを受け取れない」っていうし。最後に記者みんなでロサンゼルスで豪華なものを食って、カラオケでどんちゃか歌いまくって全部使ってきた」≫(なんだ、機密費使ってるんだ)
また、そのほかに担当記者が移動になると派閥から餞別をもらうこともあったり、パーティーの案内文を書いてくれとか、アルバイト原稿をよく頼まれた。10万とか20万円とか封筒にいれてポンとくる。雑誌で書くよりいい額だった。政治家の本もゴーストライターとして書いた、ということだった。
派閥からのカネは受け取ったという花岡氏に上杉隆氏が噛み付いている。
田原氏と同様、実名で取材に応じ自らの体験を明かした点は評価に値するが、として
≪「機密費は一切受け取っていないとしながらも、原稿などの対価として派閥のカネは受け取っていたという花岡氏の「理屈」に、私は違和感を覚えざるを得ない≫と指弾している。
この「報道とカネ」の問題は、財務省の「官僚とカネ」の問題と合わせて、日本社会に”こびりついた汚れ”はかなりの頑強(元凶)なもので、擦っても、磨いても、なかなかとれないだろう。
雑巾や洗剤できれいになる次元の”汚れ”ではもはやない。
これには"拭く”のではなく”削り取る”という、金物で汚れだけではなく、下地にあるものを削ってでも、汚れは取り除かれなければならない。
それにより、汚れ以外のものが削れてしまったとしても、そのくらいの覚悟と犠牲が必要である。
こうした日本社会にこびり付いた汚れは、長い間、なんの対処もせずに放置されていて、その癒着度は、密着していて切っても切れないほど、ほとんど一体化している。
それを引き剥がすには相当な時間と労力を必要とすることになる。
もうその両者を引き剥がす、という発想ではもう間に合わない。
癒着部のまわりにいる両者の接点を、その両者の腐った部分も含めて全て根こそぎ削ってしまうしかないのである。
このグチャグチャに絡み合った政官業の絡み合いは、ショック療法で一機に根底から改革されなければならない。
旧自由党が打ち上げた日本一新11か条を読み返すと、それを解決でき得る突破口を開いてくれると、再認識させられた。
そのくらいの改革を推進していかないと日本はよくならない。
(転載貼り付け終了)
【117】「菅直人首相、枝野幸男幹事長らが選挙後の連携視野に第3極へ秋波を送るのは、敵前逃亡に等しい」
「板垣英憲の『マスコミに出ない政治経済の裏話』」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010年07月06日 13時40分09秒
「菅直人首相、枝野幸男幹事長らが選挙後の連携視野に第3極へ秋波を送るのは、敵前逃亡に等しい」
◆「参院選2010 民主 第3極へ秋波-選挙後の連携視野」(読売新聞7月6日付け朝刊4面)、「菅がたくらむ一石二鳥「『11月総選挙』-次は『問答無用解散』だ」(サンデー毎日7月18日号)などと新聞、週刊誌は賑やかである。どれもこれも現在の民主党の分裂選挙を計算外においている。もちろん、一番勘違いしているのは、マスコミよりも菅直人首相、枝野幸男幹事長であることが、余計な混乱と憶測を招いている。
◆民主党の反主流派である小沢派とこれに同調する派閥が、参院選挙後、何も言わずに黙って菅直人首相、枝野幸男幹事長らに従っていくことが確実であるのならともかく、そんな生易しいものではない少なくとも小沢派が、ごっそり民主党から抜けたらどうなるか。民主党衆院議員は307人のうち小沢派は130人(42・3%)、参院議員は選挙後増減するが、改選前は116人のうち小沢派は37人(31・9%)という勢力を保有しているので、全員が小沢一郎前幹事長に従うとは限らないものの、民主党が分裂すれば、菅政権はたちまち瓦解してしまう。いきなり分列しないとしても、9月末の代表選挙で菅首相が再選されるという保証は何もない。
◆仮に菅首相が再選されたとして、「菅がたくらむ一石二鳥「『11月総選挙』-次は『問答無用解散』だ」というように、菅首相が決断し、伝家の宝刀を抜けるかといえば、空想にはあり得ても、現実は自殺行為になる。衆院議員142人が、一年生議員(100人近くは、小沢派)である。よほど頑張らなくては再選は難しい。それは「小泉チルドレン」の惨状を見れば明らかである。菅首相が小沢派を減らそうと意図して、現実に思い通りになったとしても、返り血を浴びて、民主党が過半数割れして、菅政権は、瞬く間に潰れてしまうだろう。
◆つまり、菅直人首相、枝野幸男幹事長ら主流派は、消費税アップなどの政策論議にかまけて、参院選挙後の政局にまったくと言っていいほど、ノー天気に見える。それは、連立与党の国民新党はもとより第3極勢力を目指している小政党に対して、実に「非礼」の限りを尽くしているからである。たとえ小なりと言えども、それぞれの党首は、いずれも一国一城の主である。枝野幹事長は、「大政党の懐の深さを示す」という姿勢で、「秋波」を送っている。しかし、これは傲慢というものである。しかし、それ以前に参院選の真っ最中であり、全国各地で候補者がドンパチ、死闘を繰り返している最中に、最高指揮官が負け戦に尻込みして、敵前逃亡するかのような発言をしたのでは、士気が粗相してしまう。とくに「みんなの党」などと戦っている候補者にとっては、最高指揮官の手で背後から鉄砲の弾を打ち込まれるようなものである。「連立」を前提とした発言は、まだ早いのである。
(転載貼り付け終了)
【116】小沢氏が熊本県唯一の離党に出現
重掲の「一般市民」さんと似た趣旨を小沢氏が述べているので、ついでに他のマスコミと比較をかねて、貼り付けております。
時事通信社のホームページから
(引用開始)
公約違反なら下野も=小沢氏が決意
民主党の小沢一郎前幹事長は6日午後、熊本県天草市の御所浦島で街頭演説し、「官僚支配をぶち壊して国民の生活第一という政治を実現したい」と強調、「民主党政権でしばらくやらせてもらうけど、『(言っていることと)違うじゃないか』ということなら、次の選挙で(政権を)代えてください。それが民主主義だ」と語った。
消費増税などをめぐり、菅直人首相らの対応に疑問を呈したことについては、「批判しているのではない。本来、政権与党はこうあらねばならない、と当たり前のことを言っているのだ」と述べた。(2010/07/06-19:12)
(引用おわり)
引用元
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010070600760
この演説については、MSN産経ニュースのホームページが素直に紹介していて、それによると、熊本県唯一の離島である御所浦島にチャーター船で行っての街頭演説だったようです。ここでは演説の間に勝手なコメントを挟み込む、というというよりも新聞社の解説の材料として事実を挟み込むという、独特なスタイルの朝日新聞のホームページから同じ演説を引用してみます。
(引用開始)
「地域主権で無駄削減できる」民主・小沢氏、改めて主張
2010年7月6日19時1分
民主党の小沢一郎前幹事長は6日、熊本県天草市の街頭演説で、政策財源の確保について「地方に配布されているものを合わせると結構なカネだ。ただ、その地域で必要のないものまで全部やらされており、非常に無駄が多い」と語った。消費増税論議よりも、国から地方への補助金改革などの無駄削減が先決だとの考えを示したものだ。
小沢氏は「全国の市町村が自由に使えるようになれば、今の補助金の7割で今以上の行政ができる」と指摘。「国の政治のあり方、統治機構を全面的に変えて、地域主権を実現するのが政治家としての最後の目標」と強調した。
一方で、菅直人首相への当てこすりと受け止められるのを気にしてか、小沢氏は「私は批判しているんじゃない。本来、政権党や政府与党は『こうあらねばならない』という当たり前のことを言っているだけだ」と語った。
(引用おわり)
引用元
http://www.asahi.com/politics/update/0706/TKY201007060471.html
(引用開始)
【参院選】小沢氏「約束実現を」 公約見直しで強調
2010.7.6 19:17
民主党の小沢一郎前幹事長は6日、熊本県天草市で街頭演説し、マニフェスト(政権公約)修正に絡む党執行部批判に関し「批判しているのではない。政権与党の政治家はこうあるべきだという心構えと責任論を言っている。言った以上は実行しなければならない。全力で約束を実現するのが当たり前だ」と強調した。小沢氏は熊本空港から約2時間かけて車とチャーター船を乗り継ぎ、天草市の御所浦島入り。「長い自民党政権下で日本は格差の大きい社会になった。その象徴の離島や農山村などの地方が政治の被害を一番受けた」とも述べた。
(引用おわり)
引用元
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100706/stt1007061918003-n1.htm
あとは、おまけで、アメリカと同類の人と同じように、旗幟を明らかにせよと言ってる人の記事も貼り付けておきます。
これも時事通信社のホームページから
(引用開始)
世論調査でメディア批判=仙谷官房長官
仙谷由人官房長官は5日午後の記者会見で、報道各社の世論調査で菅直人首相の消費税をめぐる説明などを評価しない意見が多いことに関し、「説明の仕方がいいとか悪いというところで評価するのは、ある種の(責任)回避的傾向だ」と述べ、設問が不適切だとの見解を示した。さらに「メディア自身が消費税、財政、社会保障問題のポジションをちゃんと持って言ってもらった方がいい」と批判した。
一方、菅内閣の支持率下落については「選挙になれば、与野党が全く平等に扱われるので、よくあることだ」と述べ、参院選公示前よりメディアへの露出が相対的に減ったことが要因との見方を示した。(2010/07/05-17:31)
(引用おわり)
引用元
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date3&k=2010070500647
さすがに産経新聞は反応するところが違う。
(引用開始)
仙谷氏、統帥権干犯引き合いに野党と報道批判
2010年7月6日(火)08:00
仙谷由人官房長官は5日の記者会見で、「政友会は統帥権干犯を持ち出し、メディアも大衆的な追い込みをかけた。ある種のアンタッチャブルな領域を作る議論はとても危ない」と述べ、菅直人首相が掲げる消費税増税問題に対する野党各党の対応やメディアの報道姿勢を批判した。昭和5年のロンドン海軍軍縮条約に関し、野党が「統帥権干犯」を理由に政府を批判した歴史を引き合いに出した。仙谷氏は政府のスポークスマンであるだけに発言は波紋を広げそうだ。
(引用おわり)
引用元
URL:http://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/snk20100706062.html?fr=rk
以上
【115】「「検審の2回目の議決は9月以降になる」(EJ第2849号)」
2010年07月06日
「「検審の2回目の議決は9月以降になる」(EJ第2849号)」
菅首相が消費税増税を巡ってブレまくっています。しかし、な
ぜかメディアはあまり痛烈に批判していないのです。鳩山─小沢
政権のときとは大違いです。これは官とメディアが一体であるこ
との証拠です。官僚組織にとって怖いのは小沢一郎氏であって、
小沢氏のいない民主党などは怖くないのです。菅政権は、官僚に
とって安全な政権であるとみなされているのです。
作家の佐藤優氏は、保釈になった翌日の2月4日に石川知裕議
員に会い、取り調べの状況を詳しく聞いています。あるとき検事
は石川氏に小沢氏の関与を認めるように勧める説得において、次
のような逆説論法を使ったとして次のように書いています。
―――――――――――――――――――――――――――――
「小沢一郎を助けることを考えろ。仮にここで不起訴になって
も今後検審(検察審査会)で2回「起訴相当」の方針が出る。
そうなれば、国民の力によって小沢さんはボロボロにされる。
今、君が本当の勇気を出して踏み越えることで小沢さんを助け
てあげられるのだ」。こんな奇妙な理屈で攻められたと石川議
員は言っていました。そして、この検察審査会に関する検事の
予言は成就するでしょう。しかし、それくらいのことで小沢幹
事長は潰れないと思います。検察官の勘違いも甚だしい。検察
官連中は本も読まず、国際スタンダードでの教養に欠ける。だ
から、自分がやっていることが政治行為だということをわかっ
ていない。これは、明らかに三権分立の原則を踏み越えていま
す。国民の意思によって動く政治に対して、介入している行為
なのです。 ──副島高彦×佐藤優著/日本文芸社刊
『小沢革命政権で日本を救え/国家の主人は官僚ではない』
―――――――――――――――――――――――――――――
これを読むと、2つのことがわかります。1つは、検察審査会
が検察とつながっていること。2つは、「国民の力によって小沢
さんはボロボロにされる」という表現です。これはメディアによ
る集中砲火を浴び、小沢氏はボロボロになるという意味であり、
明らかに官僚組織とメディアはつながっています。
しかし、ここにきて官僚組織側に異変が生じているのです。当
初小沢氏は、検察審査会の2回目の議決を待っていたのです。そ
れは7月末までに出ることが確実だからです。
なぜ、確実なのかというと、7月末で5人の審査員──起訴相
当を出した審査員──が交代するからです。実は、東京第5検察
審査会では、第2回目の審理はまったく行われていないのです。
なぜでしょうか。検察の補助弁護士が決まっていないのです。
補助弁護士は、一般有権者から選ばれた審査員に事実関係や法律
解釈を説明する弁護士です。補助弁護士は1回目はつけてもつけ
なくてもよいのですが、2回目は必ずつけなくてはいけないので
す。各検察審査会が地元弁護士会を通じて選任する仕組みですが
1回目に弁護士がついた場合は、その弁護士がそのまま2回目を
担当することになっているのです。
小沢氏の場合、「起訴相当」を出した1回目は米澤敏雄弁護士
が補助弁護士を務めたのですが、米澤氏は1回目が終わると、補
助弁護士を降りてしまったのです。
なぜ降りたのでしょうか。その理由の詳細は5月25日のEJ
第2819号を読んでいただきたいのです。
―――――――――――――――――――――――――――――
http://electronic-journal.seesaa.net/article/150967007.html
―――――――――――――――――――――――――――――
1回目の議決のとき、米澤弁護士は「あの独裁者の小沢氏が」
というような感情的な表現の議決文──新聞は報道せず──を書
いたことで、検察上層部の不快感を買い、それが原因で米澤弁護
士は降りたのです。
この時期に補助弁護士が決まっておらず、審理が一度も行われ
ていないとすると、7月末の議決は不可能です。2回目の議決が
出るのは早くても9月以降になることは確実なのです。つまり、
民主党の代表選以前には出ないということです。
そうなった場合、検察審査会の議決内容は一変する可能性があ
ります。どうしてでしょうか。
検察審査会は、11人の審査員によって審理されますが、1回
目の議決で「起訴相当」を出した審査員のうち6人が、4月末で
交代しています。それでもまだ5人は残っています。ところが、
この残りの5人は7月末に交代してしまうのです。そうすると、
「起訴相当」を出した審査員は7月末には一人もいなくなってし
まうことになります。それに補助弁護士も確実に変わるのです。
当然、議決結果に影響が出ることは必至です。
もともと検察による小沢不起訴の訴因は、5000万円とかの
ウラ金の収受などではなく、世田谷の不動産購入の登記に関する
「期ずれ処理」に小沢氏が関与したかしないかというつまらない
疑惑に過ぎないのです。この「期ずれ」も土地が農地であったこ
とから適法であることも既にEJで明らかにしています。これを
白紙から検討すれば、「起訴相当」が出る可能性はきわめて低く
結論は検察決定通り「不起訴相当」になる可能性が高いのです。
小沢前幹事長が活動を始めたのは、このことと無関係とは思え
ないのです。検察審査会の2回目の議決が9月以降になると、民
主党の9月の代表選に小沢氏が何かを仕掛けてくる可能性は十分
あります。小沢氏の考えている目標の達成が現状遠のいているか
らです。しかし、小沢氏の年齢を考えると、そんなに多くの時間
は残されていないのです。したがって、乾坤一擲の勝負に出る可
能性は高いと思います。
検察の高級官僚は、今でも小沢氏に恐怖感を持っています。小
沢氏が民主党に残り、一定の権力を維持し続ければ、「検事総長
の政治任命」という手を打ってくると考えているからです。また
検察から捜査機能が奪われ、特捜部が解体される恐れも十分にあ
るのです。そしてこのことと補助弁護士が決まらないことは無関
係ではないのです。 ──[ジャーナリズム論/53]
≪画像および関連情報≫
●副島隆彦氏のマスコミ(マスゴミ)批判
―――――――――――――――――――――――――――
副島:メディア(マスゴミ)は小沢憎しのヒドイ報道を続け
ました。私の言い方では、NHKを含めた6杜のテレビ局ネ
ットワークと5社の大新聞、計11社が襲いかかりました。
あの4ヵ月間にわたって、検察からのリーク情報を、どこの
新聞もほとんど同じ文面で書いていました。恐るべき談合で
す。TBSに至っては、「石川知裕が、4億円の賄賂を受け
取ったシーン」というのまで映して、控造番組を放送しまし
た。彼らはそこまで賎しい国民煽動、偏向報道を行なった。
それでも小沢の不起訴は崩れなかったのです。
──副島高彦×佐藤優著/日本文芸社刊
『小沢革命政権で日本を救え/国家の主人は官僚ではない』
(貼り付け終了)
【114】「自民党 参院選CMに進次郎起用が問題化
「ゲンダイ的考察日記」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010/07/05(月) 20:30:18
「自民党 参院選CMに進次郎起用が問題化
各局てんやわんや 自粛のテレ朝はエライ!」
最後の無党派票獲得には、テレビCMが何より大事と、自民党今月から小泉進次郎(29)の政党CMを流し始めた。落ちるとこまで落ちたものだ。「いちばん」「日本を守る責任」とか言いながら、いちばんの谷垣総裁の役者不足を認め、1年生議員にすがる不甲斐なさ。王道を捨てたのか。
この自民党の人材払拭というか、奇襲戦法は民放各局をも悩ませている。当選1回の進次郎の参院CMを放送するかどうか、各局で対応が分かれているのだ。
対応が分かれる理由は、政党CMに関する2つのルールだ。放送局を所管する総務省には「出演は党首が望ましい」との見解があり、民放連の基準には、現職議員の出演について「選挙事前運動の疑いがあるものは取り扱わない。ただし、党派を代表しての出演は例外」との規定がある。
テレビ朝日は「政党CMの出演者は政党の代表者またはこれに準じる者、が原則。小泉氏はそれに当たらない」との理由から、早々と“お蔵入り”を決断。英断だ。しかし、他の民放キー局は放送を検討中で、一部ローカル局は「CM後半で谷垣総裁も出演しており、小泉氏は“党首に準じる者”と判断した」として、問題のCMを流すなど、各局の見解は定まらない。
議員暦1年足らず。政治家としての実力は未知数の進次郎が「党首に準じる」とはチャンチャラおかしい。そもそも、こんな禁じ手が許されたら、各党タレント議員のCM競争になって、それはもう政治決戦ではなくなる。
しかし、そんな常識も自民党には通じない。選挙戦は、この“ヒヨッコ”議員に頼りきりだ。「参院選の顔」として、党首級の活動の場を与えているのだから、情けない。
「進次郎議員は秋田、山梨、四国4県など連日、党の重点区の応援遊説に引っ張りだこ。遊説告知の看板も、党首や幹部の名前そっちのけで、『進次郎氏来る』です。進次郎氏が表紙の政党ビラも新たに作製し、有権者にバラまいています」(自民党関係者)
田舎のじいさん、ばあさんが「自民党の一番偉い人は、小泉元首相の息子サンになったのかい?」と誤解しないか心配だが、勢いづく進次郎は3日の東京・原宿の街頭演説で、こんな若者批判をブッていた。
「今の若者の間には、ほどほどの努力で、ほどほどの幸せを手にしようという考え方が蔓延している。それでイイのか!」
曽祖父の代から続く政治一家の“21光”で議員となったアナタにだけは言われたくない。自民党の人材不足は、“努力知らず”の議員を増長させている。
(日刊ゲンダイ 2010/07/05 掲載)
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★小泉進次郎のCM出演は逆効果 (⇒2010/07/03 カナダde日本語)
進次郎氏と稲川会が交際していること自体が悪いとは言えないかもしれないが、進次郎氏が稲川会との交際を隠蔽するかの如き態度は、透明性の観点からして、いかがなものだろうか??はっきりと国民の目の前に提示した上で、国民の判断を仰ぐべきではないか??
(⇒記事全文)
◆疑惑も「世襲」 小泉進次郎事務所費「三重計上」
(⇒2010/06/11 ゲンダイネット)
いくら見た目がよくても,日本を格差社会にした男を忘れてはいけない。
その政治的なDNAを進次郎が継承しているとすれば、徹底的に批判すべき。
自民は昨夏の衆院選で多くの若き人材を失っている。
(転載貼り付け終了)