日本政界●情報メモ
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Loginはこちら【179】「三宅久之の顔に「官房機密費」と描いてある?(笑)」
「毒蛇山荘日記」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010-07-20
「三宅久之の顔に「官房機密費」と描いてある?(笑)」
相変わらず、恥も外聞もなく、テレビの政治番組に出まくって、怪し過ぎる謀略情報をネタに面白おかしく「民主党批判」や「小沢一郎批判」等を喋りまくる、新聞の政治記者上がりの政治評論家の三宅久之だが、彼の下品な顔とハゲ頭を見るたびに、僕は、「官房機密費、官房機密費…」とつぶやきたくなるのだが、はたして、それは、僕だけだろうか。おそらく日本全国の善男善女たちが、テレビ画面見つめながら、今日も、「官房機密費、官房機密費…」とつぶやいているはずではなかろうか。つまるところ、三宅久之なる新聞記者上がり(毎日新聞出身)の「政治評論家」がやっていることは、「新聞記者上がりの政治評論家」というものが、いかに信用出来ないか、いかにカネに汚いか、そしていかに官房機密費まみれの御用評論家であるか…という事実を、日々、具体的に証明して見せているということのようだ。むろん、怪しいのは「新聞記者上がりの政治評論家」だけではなく、テレビ朝日の番組に頻繁に登場して、必死になって、小沢一郎をこき下ろすという、御主人さまに命じられた役割を、忠実にこなしている田崎史郎(共同通信)や星浩(朝日新聞)などの現役の新聞政治記者も同様だろう。しかし、「官房機密費」問題を「新聞記者」や「政治評論家」だけに限定して論じていると「官房機密費」問題の本質を見失うことになる。たとえば、元外務省情報分析官・佐藤優氏は、「新潮45」に連載中の「外務省に告ぐ」で、現役外務官僚の「賭博汚染」の実態とともに、「官房機密費」が外務官僚にも渡っていることを、現金を受け取った経験者として生々しく証言している。
・・・一試合で数万円が動くこともある。昼休みに大使館の応接室で花札賭博をしたこともある。大使公邸で、一晩に数十万円が動く賭け麻雀が日常的に行われているので賭博に対する感覚が麻痺していた。特に麻雀隙で有名なのは丹波實氏だった。ソ連時代、モスクワの大使館に公使として勤務していたときの賭け麻雀は有名だった。当時、外務省では普通のサラリーマンが行う麻雀を「社会党レート」と呼んだ。これに対して、一晩で数十万円、時には100万円を超えるカネが動く麻雀を「自民党レート」と呼んだ。丹波氏の麻雀は「自民党レート」で有名だった。・・・
数十万、ときには数百万円負けた経験がある外務官僚はたくさんいる。・・・大使館、総領事館、日本政府代表部に勤務する外務官僚は「在勤手当」という第二給与が支給されるので、そのカネをためることで、博打の負け金の穴埋めをすることができる。「在勤手当」は外交活動を行うための経費だが精算義務がない。それだから堂々と博打の支払いに充てることもできるのだ。もちろん「在勤手当」の原資は日本国民の税金である。大相撲の賭博問題がこれだけ深刻になっているのだから、岡田克也外務大臣におかれては、外務官僚の賭博汚染についても本格的調査をされることをお勧めする。
マスコミや世間は、「大相撲野球賭博事件」で大騒ぎしているが、力士達がやっているという「大相撲野球賭博事件」」が大問題だというなら、外務官僚の「賭博事件」も大問題だろう、むしろこちらの方こそ「大事件」と言うべきだろう、というわけである。以上は「日々坦々」ブログ(http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-553.html)からの孫引きだが、「官房機密費」問題については、同じく「日々坦々」ブログ氏は、佐藤優氏の文章を引用した上で、こう書いている。
官房機密費がマスコミに流れていることを本ブログでも再三取り上げているが、この官房機密費が官僚にも還流している実体を自らの体験をもとに指摘している。
橋本龍太郎政権時に当時首相秘書官で現みんなの党幹事長である、江田憲司氏から官房機密費30万円を渡されたことは、先に告白していたが、この記事の中で、さらに1998年当時外務審議官であった丹波實氏から
『「橋龍から、君に1本渡してくれということだ。俺には別途1本きている」と言って、白色の封筒を渡された』
ということだ。その中には新札で100万円が入っていて、当時、国際情報局の分析官だった佐藤氏は、
『「これでロシアにもっていくお土産やロシア要人に掴ませるカネができてよかった」と喜んだ』
と書いている。
この全額を仕事のために使ったと佐藤氏は言っているが、官僚やマスコミなどのモラルの低さ、程度がよくわかる。
また、主要国首脳会議など首相に同行して海外に出張する外務官僚には、ランクに応じて「金一封」が配られ、お小遣いになっていた、ということだ。
それはあくまでも収入であって税金を支払う義務があり、確定申告で贈与として届けでなければ、れっきとした脱税だと佐藤氏は指摘している。
(「日々坦々」ブログ…http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-553.html)
おそらく、これが「官房機密費」と官僚との関係の実態だろう。この側面からも徹底的に追求していくべきであるが、しかし、僕は、「官房機密費」の問題はこれでも不十分だろうと考える。実は、「官房機密費」問題は、「新聞記者」や「政治評論家」、あるいは「官僚」にとどまらず、いわゆる「b層」を狙ったマスコミ対策としての「テレビタレント」たち、特にお笑い番組やバラエティー番組等の司会などを担当している「お笑いタレント」たちにも、深く及んでいると考える。たとえば、ビートたけし、爆笑問題、テリー伊藤・・・。彼等には、「官房機密費」から直接的に現金は渡っていないかもしれないが、出演料などの名目で密かに渡っているはずであり、あるいは、彼等がレギュラーを勤める「テレビ番組」自体が「官房機密費」に深く汚染されている可能性すら否定できない。東京には、ビートたけしが司会を務め、三宅久之が常連の「テレビ・タックル」という限りなく怪しい討論番組があり、関西には「何でも言って委員会」とかいう、これまた、司会、出演者ともに怪しすぎるメンバーを揃えた討論番組があるが、これらの番組が、つまり番組総体として「官房機密費」と関わってるだろうことは容易に想像出来ることであって、全く無関係と言い切れる人はいまい。証拠書類や怪文書、あるいは当事者達の告白などに基づいて「官房機密費」問題を追及するだけでは、「官房機密費」問題の本質を見失うと言うか、逆に現在、今、ここで、起っているところの「官房機密費」問題の現場、その現場の隠蔽作業に貢献することになりかねない。
(転載貼り付け終了)
【178】「規制改革要望書は2008年10月分が最後だった。&2009年9月23日鳩山・オバマ初の首脳会談の記事等採録」
「雑談日記(徒然なるままに、。)」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010/07/19
「規制改革要望書は2008年10月分が最後だった。&2009年9月23日鳩山・オバマ初の首脳会談の記事等採録」
以下、内憂外患です。
【録画版】7月11日19:00~ 参院選2010 民主党政権審判の日
http://opinion.infoseek.co.jp/article/932
* 2010年07月07日 18時00分
↑高野孟、田中良紹対談部分中、35分48秒からの田中さんの発言注目です。(リンク先で画面下のタイム進行部分をクリックすると簡単に移動できます)僕自身、先日規制改革要望書を米大使館HPで検索し、2009年からのがないので、「あれ何でないのだろう」と不思議でした。春先に出ているのもありますが、殆どが10月頃に出ていて、2009年度分については出ていれば有るはずと思ったからです。民主党政権に政権交代して変わった最大の点と田中さんも仰ってます。その通りだと思います。
※Twitter仲間のふわちゃんの情報で2009年版も出ているのが分かりました。以下です。
日米規制改革及び競争政策イニシアティブ・8年目の報告書(概要)
※関連:↓各年度の規制改革要望書のリンクまとめエントリーと、2009年2月4日国民新党下地議員の舌鋒鋭い国会質疑についてのエントリーです。下地議員の国会質疑は中々迫力があり、まさに圧巻でしたが衆議院 Internet TV は1年前までなので既に見られなくなっています。YouTubeでも見つかりませんでした。
1994年から始まっている規制改革要望書、見つからなかった1994年分をやっと見つけた。外務省もHPで置け。
2月4日の国会会議録、2か月過ぎてもアップされず、もう諦め忘れていたのだが、「政権交代したのだから」と見たら出てました。
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左サイドにある をクリックすると、阿修羅政治板のリンク集(僕の手作りまとめ集です)に飛びますが、何と鳩山・オバマ会談についての記事投稿はゼロです。こんなことも有るのですね。
以下、資料として採録。
日米同盟の強化確認、鳩山・オバマ初の首脳会談
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090923-OYT1T00811.htm
特集 鳩山内閣
オバマ大統領と会談する鳩山首相=小西太郎撮影
【ニューヨーク=小林弘平】鳩山首相は23日午前(日本時間同日夜)、就任後初めてオバマ米大統領とニューヨーク市内のホテルで約35分間会談した。
両首脳は日米同盟の一層の強化を確認し、北朝鮮の核問題や核軍縮、気候変動問題への対応での連携で一致した。
首相は会談後、記者団に「大統領と私との間で、何らかの信頼関係のきずなが出来た」と語った。
日米同盟について、首相は「これからも安全保障の基軸だ」と述べ、大統領は「両国の安全保障、経済繁栄の基盤だ」と応じた。
日米地位協定改定や在日米軍再編計画の見直し、来年1月で期限が切れる海上自衛隊によるインド洋での給油活動の扱いなどについての具体的なやりとりはなかった。大統領は「きょうから長い付き合いになるので、一つ一つ解決していこう」と述べた。首相は「トータルで何ができるか最善のものを考えたい」として、アフガニスタン復興支援で農業支援や職業訓練など民生支援を行う意向を示した。
両首脳は北朝鮮の核保有、核開発は「容認できない」との認識で一致。首相は米朝協議に関し、「核問題をめぐる6か国協議の枠組みの中で行われることが重要だ」と指摘、日本人拉致問題の解決に向けた協力を要請した。
気候変動問題では、首相が2020年までに温室効果ガスを1990年比で25%削減するとした中期目標について説明、米側の取り組みを要請した。また、大統領が4月に「核兵器のない世界」を提唱したことを評価し、大統領と核軍縮・不拡散での連携を確認した。
鳩山政権のアジア政策については「日米同盟を基軸としてアジア諸国との信頼関係の協力強化と地域協力を促進していく」と説明。大統領は「歓迎する」と応えた。
日米首脳会談の要旨はこちら。
(2009年9月23日23時44分 読売新聞)
日米首脳会談の概要【外務省】
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/usa/visit/0909_sk.html
平成21年9月23日
米国東部時間23日午前9時10分(日本時間23日午後10時10分)より約35分間、国連総会出席のためにニューヨークを訪問中の鳩山総理は、オバマ大統領との間で日米首脳会談を行ったところ、概要以下のとおり(日本側:岡田外務大臣、松野官房副長官、藤崎(さきは立つ)駐米大使他同席、米側:クリントン国務長官、ライス国連常駐代表、エマニュエル大統領首席補佐官、ジョーンズ国家安全保障担当大統領補佐官他同席)。
1.日米関係
冒頭、鳩山総理より、自分の内閣でも日米同盟を日本外交の基軸として重視していく考えを伝達し、両首脳は日米同盟の一層の強化で一致した。
地域の課題及びグローバルな課題についても、建設的で未来志向の日米関係を築き、従来にも増して協力の幅を広げていくことを確認した。
日米安保に関し、鳩山総理より、日米安保体制はアジア太平洋地域の平和と安定の礎であり、日米安保を巡るいかなる問題も日米同盟の基盤を強化するかたちで、緊密に協力したいと述べ、引き続き緊密に協議していくこととなった。
金融・世界経済に関し、両首脳は世界経済の回復を確実なものとし、またその持続可能な成長を実現するため、緊密に連携していくことで一致した。
オバマ大統領より、11月の訪日を大変楽しみにしており、その機会を含め、今後何度も総理と会談を行っていきたい旨述べた。
2.アジア太平洋地域情勢
(1)総論
鳩山総理より、日米同盟を基軸としつつ、アジア諸国との信頼関係の強化と地域協力を促進していく考えを伝えた。これに対し、オバマ大統領より、歓迎の意が表明され、日米で緊密に連携していくことで一致した。
(2)北朝鮮
北朝鮮に関し、北朝鮮による核保有や核開発は容認できないことで一致し、六者会合がこの問題解決の最も有効な枠組であることでも一致した。鳩山総理よりは、米朝協議が六者会合の枠内で北の核放棄に資する形で行われることが重要であると述べ、拉致問題についても引き続いての支持を要請した。両首脳は、拉致・核・ミサイル問題の包括的な解決が重要であり、連携を一層強化することで一致した。
(3)インドネシア
鳩山総理より、我が国はアジアに民主主義や人権といった普遍的価値を定着させることを重視しており、その観点からインドネシアのユドヨノ大統領が「バリ民主主義フォーラム」を推進していることを高く評価している、この取組を後押ししていきたい旨述べ、オバマ大統領より総理の発言に賛意を表した。
3.グローバルな課題
(1)気候変動
気候変動問題に関し、鳩山総理より、すべての主要国による、公平かつ実効性のある枠組みの構築と意欲的な目標の合意を前提として、2020年までに1990年比25%削減を目指すことを伝達し、COP15に向けた国際交渉を進めるために、密接に協力していくことで一致した。
(2)アフガニスタン・パキスタン
アフガニスタン・パキスタンの安定と復興はテロの撲滅と世界の安定に関わる重要な課題であることで一致した。鳩山総理からは、日本としても自らの問題として、民生支援、農業支援等の日本のでき得る復興支援に積極的に取り組んでいくことを伝達した。
(3)核軍縮・不拡散
核軍縮・不拡散に関し、鳩山総理より、オバマ大統領と「核兵器のない世界」を追求するとの目標を共有している、大統領のプラハ演説に多くの日本国民は感激した、明日予定されている安保理サミット開催に向けた貴大統領のリーダーシップに敬意を表すると述べ、核軍縮・不拡散分野において日米が緊密に協力していくことで一致した。
オバマ大統領、鳩山首相と会談、国連で演説【米大使館】
http://tokyo.usembassy.gov/j/policy/tpolicyj-archive2009-09.html
オバマ大統領は9月23日、ニューヨークで鳩山首相と会談した。大統領は会談後、記者団に、経済危機を克服し、一般市民に機会が与えられるよう日米は緊密に連携していくことの重要性を認識し、核拡散、北朝鮮情勢、アフガニスタン・パキスタンの安定化、気候変動問題など、国際的脅威となるさまざまな問題についても同様に協力することを約束した、と述べた。また、オバマ大統領は同日、国連総会で演説し、相互の利益と尊敬に基づく新たな時代への取り組みを求めた。
関連文書
* 大統領の鳩山首相との会談後の発言(英文)(※以下英文)
* 大統領の国連総会での演説(英文)
* 大統領の国連気候変動サミットでの演説
掲載 2009年9月24日
(※)THE WHITE HOUSE
Office of the Press Secretary
___________________________________________
For Immediate Release September 23, 2009
REMARKS BY PRESIDENT OBAMA
AND PRIME MINISTER HATOYAMA OF JAPAN
AFTER BILATERAL MEETING
Waldorf Astoria Hotel
New York, New York
9:35 A.M. EDT
PRESIDENT OBAMA: Hello, everybody. Good morning. Let me just make a very brief statement.
I want to welcome the new Prime Minister of Japan, Prime Minister Hatoyama. I want to congratulate him for running an extraordinary campaign and his party leading dramatic change in Japan. We had a very good preliminary discussion about the critical importance of the U.S.-Japanese alliance. It has been a cornerstone of the security of both nations as well as the economic prosperity of both nations for almost 50 years.
And we pledged that we wanted to strengthen and deepen that relationship. As the world’s two largest economies we recognize the importance of coordinating closely to continue to move beyond the current economic crisis and to focus our attention on how our economies are actually providing opportunity for ordinary citizens. And we also pledged to coordinate very closely together on a range of international threats — everything from nuclear proliferation, the situation in North Korea, how we can help to stabilize Afghanistan and Pakistan, and how we address transnational issues like climate change.
So I’ve been very impressed with the knowledge and determination of Prime Minister Hatoyama. I know how it feels to have just been elected and form a government and suddenly you have to appear at a range of international summits; I went through this nine months ago. But I’m very confident that not only will the Prime Minister succeed in his efforts and his campaign commitments, but that this will give us an opportunity to strengthen and renew a U.S.-Japan alliance that will be as strong in the 21st century as it was in the latter half of the 20th century.
PRIME MINISTER HATOYAMA: (As translated.) Well, President Obama has talked all — everything about our meeting, so I have nothing to add to what Mr. President has said. But I told during the meeting to Mr. President that I came across the Pacific Ocean to express my gratitude for President Obama and the American people for the American people to exert courage to select President Obama. That sentiment came across the Pacific Ocean to Japan, which brought about the change of government in Japan. And I expressed my gratitude for the change and that the American people have (inaudible) to the Japanese people.
And I told President Obama that the Japan-U.S. alliance will continue to be the central pillar, key pillar of the security of Japan and Japanese foreign policy. And I expressed my ideas of our contribution to the issue of Afghanistan and Pakistan, and my ideas on the issue of North Korea. And we will proceed in dealing with these issues in a cooperative manner.
And on other global issues, like global environment and nuclear non-proliferation and disarmament, I highly approve of President Obama’s leadership in courageously (inaudible) nuclear non-proliferation and disarmament. As the only country that suffered nuclear attacks, we will work together with the United States toward a world without nuclear weapons. And on the issue of climate change I made a speech yesterday, and on this issue, too, we would like to work closely together with the United States. And I confirmed these ideas with President Obama.
PRESIDENT OBAMA: Thank you so much. Welcome to the United States. I look forward to visiting with you.
END
9:44 A.M. EDT
鳩山首相が普天間見直し明言 JAL支援に含み
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090925-00000549-san-pol
http://www.asyura2.com/09/senkyo71/msg/870.html
9月25日13時18分配信 産経新聞
【ピッツバーグ=今堀守通】訪米中の鳩山由紀夫首相は24日夜(日本時間25日昼)、市内のホテルで同行記者団と懇談し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について「私のベースの考えを変える必要はない」と述べ、県外移転を前提に移設計画を見直す考えを表明した。
日本航空(JAL)の経営再建については「再建計画が現実的かも含めて、徹底的に新政権なりの目で見る必要がある。運航計画に影響を与えてはいけないので慎重に判断する。何らかの公的支援も必要もあるかもしれない」と述べ、早期に結論を出す考えを示した。
臨時国会の召集時期に関しては「野党(自民党)の総裁も決まっていないので、決めるには至っていない。最低限必要な法律もあると思うが、臨時国会を今年中に開く必要があるかどうかも含めて考えたい」と述べ、開催するかどうかも保留した。
また、東京が招致を目指す2016年夏期五輪の開催地を決める10月2日の国際オリンピック委員会(IOC)総会(コペンハーゲン)への出席については前向きの姿勢を示した。首相は「日程的に都合がつけば、うかがうことを真剣に考えたいと思い始めている。首相としての役割があるとすれば、うかがうことを考えたい」と語った。
鳩山首相:米へ出発
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090922ddm001010015000c.html
http://www.asyura2.com/09/senkyo71/msg/720.html
鳩山由紀夫首相は21日夜、国連総会や主要20カ国・地域(G20)首脳会議(金融サミット)などに出席するため米国に向け出発した。22日午前(日本時間同日夜)に、ニューヨークでの国連気候変動ハイレベル会合開会式で、日本の温室効果ガス排出量削減の中期目標を「2020年までに90年比25%削減」と表明し、途上国の温室効果ガス削減支援などを含めた「鳩山イニシアチブ」を提唱する。
出発に先立ち鳩山首相は記者団に「日本の首相として、他の首脳に信頼いただけるよう、力まず自然体で臨みたい」と抱負を語った。在日米軍の再編問題など日米間の課題には「信頼関係の中で結論を出していく」と語った。
鳩山首相は24日昼(同25日未明)の国連総会でも演説し、オバマ米大統領の「核なき世界」構想への支持と、世界の非核化推進を打ち出す。23日午前(同23日夜)にオバマ大統領と初の日米首脳会談を行うほか、21日夜(同22日朝)に中国の胡錦濤国家主席、23日昼(同24日未明)にロシアのメドベージェフ大統領とも会談する。
鳩山首相に先立ち21日午前、岡田克也外相も米ニューヨークでの主要8カ国(G8)外相会議などに出席するため米国に向け出発した。21日夕(同22日朝)、クリントン国務長官との日米外相会談に臨む。【野原大輔】
※参考:
鳩山がオバマに怒られていた!普天間問題【日刊スポーツ】
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp2-20100419-619857.html
鳩山由紀夫首相(63)が12日(日本時間13日)、ワシントンでオバマ米大統領と非公式会談した際、米軍普天間飛行場移設問題の5月決着に協力を求めたところ「何も進んでいないではないか」と、強い不信感を示されていたことが分かった。大統領自身が鳩山首相の対応に不満を持っていることが鮮明になり、首相が掲げる「米国の理解」を含む5月決着は絶望的。18日、政府が移転先に検討する鹿児島県徳之島では、1万5000人が集まり反対集会が行われ、地元の理解を得ることも困難な状況となった。
鳩山首相とオバマ大統領のやりとりは、日米関係筋が明らかにした。
核安全保障サミットの夕食会の合間、日本側の再三の要請で、ようやく約10分間だけ開かれた非公式会談。オバマ氏の隣席に着いた鳩山首相は、普天間飛行場移設問題の5月末までの決着と、沖縄県の負担軽減に理解を求めた。
これに対しオバマ氏は、「何も進んでいないではないか」と、露骨に不信感を表しただけでなく、昨年11月の東京での首脳会談で、鳩山首相が「トラスト・ミー(私を信頼して)」と話したことに触れて「キャン・ユー・フォロー・スルー?(最後までやり通せるのか)」と応じたという。このほか、オバマ氏は「責任を取れるのか」と、首相に迫ったともいわれる。
鳩山首相は具体的な移設の提案に言及しなかったが、オバマ氏は日本側の新提案に関し、地元自治体や連立政権内の合意取り付けを促した形。その後、会談はイラン核開発問題に関する話題に移ってしまったという。
首相は会談後、記者団に「どのような話をしたのか申し上げるべきではない」とオバマ氏の発言内容を伏せ、「5月末までに決着させると私から申し上げ、その思いの下で努力することになった」と述べた。帰国後の15日には「不信感を示されたとの認識はない」と語っていたが、米紙ワシントン・ポストは、鳩山首相を「(核安全サミットで)最大の敗者」「オバマ政権高官に不信感を与えた」と皮肉り、米側の強い不信感を“代弁”していた。
米政府は普天間移設に関し、06年に日米合意したキャンプ・シュワブ沿岸部(沖縄県名護市)への現行計画が「最善」との立場。鳩山首相はこれまで再三、5月決着を明言して自らハードルを上げてきたが、米国との溝はますます深まっており、解決に至らなければ責任問題に発展するのは避けられない。
[2010年4月19日8時45分 紙面から]
(転載貼り付け終了)
【177】「「4億円関連の虚偽記載はない」(EJ第2858号)」
「エレクトロニック ジャーナル」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010年07月20日
「「4億円関連の虚偽記載はない」(EJ第2858号)」
まず、産経新聞の記事を以下に掲載します。これは他の新聞も
同じことを書いています。
―――――――――――――――――――――――――――――
東京地検特捜部は2月、陸山会が16年10月に東京都世田谷
区の土地を購入した際、土地代金の原資として小沢氏から借り
た4億円を収入として政治資金収支報告書に記載せず、土地代
金約3億4千万円の支出も記載しなかったなどとして、元私設
秘書で衆院議員の石川知裕被告(32)らを起訴した。
──2010年7月16日付、産経新聞
―――――――――――――――――――――――――――――
この記述には事実と異なることがあります。それは「土地代金
の原資として小沢氏から借りた4億円を収入として政治資金収支
報告書に記載せず」の部分です。これは事実誤認です。
陸山会の2004年(平成16年)度政治資金収支報告書には
次の記載があるからです。考えられないことですが、検察はこの
記載を見落したのでしょうか!?
―――――――――――――――――――――――――――――
2004年10月29日:小沢一郎 借入金4億円
―――――――――――――――――――――――――――――
既にEJ第2767号で述べていますが、1月10日(日)の
サンデープロジェクト(テレビ朝日)において、郷原信郎名城大
教授(元特捜検事)が実物を見せておりますし、私もそれを自分
の目で見ています。なぜ、この時期になっても、事実と異なるこ
とを大新聞は平気で書くのでしょうか。
実はここが問題なのです。一般の人のアタマには政治資金収支
報告書(以下、収支報告書)は公開されていて、誰でも見ようと
思えば見ることができると思っています。ましてTVや新聞社な
どのマスコミは、職務上当然チェックできる立場にいます。
ところがです。結論から申し上げるならば、現時点では誰も見
ることはできないのです。なぜでしょうか。
理由は2つあります。1つは、総務省は収支報告書の公開を過
去3年分に絞っていることです。したがって、2004年分の収
支報告書は誰も見ることができないのです。
2つは、2009年3月の大久保公設秘書の逮捕にからんで小
沢事務所を家宅捜査したとき、検察は2004年分の収支報告書
の原本を押収していることです。つまり、もはや陸山会の収支報
告書は、小沢事務所の人も見ることはできないのです。
見ることができるのは、特捜部の検事だけです。特捜部の検事
は、事情聴取のさい、石川議員に4億円の未記載の理由を聞いて
います。6年も前の帳簿の数字の話です。原本を押さえておいて
「記載していないじゃないか」と問い詰められれば、誰でも記載
しなかったかもしれないと思うのではないでしょうか。
普通であれば、6年も前のことですから、原本を調べて返事す
ると答えるでしょうが、それはできないのです。検察の卑劣なこ
とは、押収した収支報告書を石川氏に見せ、記載されていないこ
とを指摘していないことです。検察としてはそれはできないはず
です。なぜなら、それはきちんと記載されているからです。
そうすると、大きな疑問が生じます。郷原信郎氏はそのことを
何で知ったのかです。郷原氏は検察関係者だから知ることができ
たと考える人が多いと思います。さらに、郷原氏がテレビで見せ
た書類は何であったかです。
実は、収支報告書は官報に記載されるのです。官報とは、政府
が公式に発行する政府機関紙であり、法律、政令、条約などの公
布、国や特殊法人などの諸報告や資料を公表する文書です。郷原
氏がテレビで公開したのは、おそらく官報であろうと思います。
以下にそのPDFを示します。これは「オリーブX!ニュース」
の徳山勝氏がサイトで公開されているものです。
―――――――――――――――――――――――――――――
≪官報/号外第223号≫
http://www.soumu.go.jp/main_content/000047155.pdf#page=162
―――――――――――――――――――――――――――――
「陸山会」が出ているページは247ページです。スクロール
すると表示されますが、面倒な人もいると思うので、その肝心な
部分は添付ファイルとして付けておきます。
収支報告書が官報に載っていることを知っている人は限られる
と思います。検察としては、まさか元特捜部の検事がそれを暴く
とは考えてもいなかったと思います。それだけ、検察の郷原氏を
見る目は今後厳しくなると思われます。
いずれにせよ、2004年(平成16年)の収支報告書に4億
円は、小沢一郎からの借入金としてちゃんと記載されているので
す。しかし、石川議員はその収支報告書の虚偽記載──ミスを認
めたので、逮捕・起訴までされているのです。当然のことながら
これは錯誤であって、公判では確実に無罪になります。
陸山会が土地取引をしたのは、2004年10月29日のこと
です。前後のお金の流れから見ると、土地を購入する資金が陸山
会にはなかったので、石川議員は小沢氏にそのことを話し、4億
円を現金で借り、陸山会に入金したのです。土地の代金支払いに
はその金が使われものと思われます。
収支報告書に上記の記載があるので、土地購入に関する陸山会
の手続きには何も問題がないことになります。つまり、虚偽記載
でも何でもないということです。
ここで、もうひとつ事実があります。陸山会には小沢一郎名義
の4億円の定期預金があるという事実です。石川議員はその4億
円を担保にして銀行から同額の融資を受けているのです。
メディアはこれを「複雑な資金操作」と書いて批判しています
が、陸山会によると、お金が足りなくなると、この定期預金を担
保にして銀行から資金を借り、その後の陸山会への政治資金の入
金の中から銀行に返済することは何回もやっているのです。別に
違法ではないし、「複雑な資金操作」などではないのです。
──[ジャーナリズム論/62]
≪画像および関連情報≫
●衝撃の郷原発言/サンデー・プロジェクトより
―――――――――――――――――――――――――――
田原:
この土地を買ったという4億円が、どうも小沢さん側が言っ
ているように銀行から融資を受けたんではないと。どうもこ
れは小沢さんの金ではないかと。
郷原:
私も最初はこう理解していたんですね。2005年に土地を
買ったということになっていたけれども、実際には2004
年に買っている。2004年の土地を買った原資のことが、
全然収支報告書に出ていない。だから不記載だ。だから石川
さんは違反だ。ということかと思っていたんですね。ところ
がよく見てみると、2004年の収支報告書には小沢さんか
らの4億円の借入れの記載は、あるんです。
田原:
えっ。ちょっと大変なことだ。何ですか?
郷原:
2004年の収支報告書には「小澤一郎 400,000,000」 と
いうのは書いてあるんです。
田原:
この4億円が全く書かれていない謎の金ではなくて。ちょっ
とアップしてください。郷原さんの持っている紙。どこに書
いてありますか?
http://ameblo.jp/hirokane604/entry-10431618730.html
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サンプロでの衝撃の発言/郷原 信郎氏
陸山会/2004年収支報告書
(ここに写真が貼り付けられています―直)
(転載貼り付け終了)
【176】「昼休みに大使館の応接室で花札賭博、外務審議官の丹波實氏を通じて官房機密費100万受け取った、と佐藤優氏が告白!」
「日々坦々」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010/07/20(火) 00:00
「昼休みに大使館の応接室で花札賭博、外務審議官の丹波實氏を通じて官房機密費100万受け取った、と佐藤優氏が告白!」
日本列島、梅雨が明け一挙に猛暑。
ひとたび政治に目を転ずれば、いつまでも雲に閉ざされ、ジメジメ、グジャグジャの暗雲たる状況である。
炎天下の街を近所の書店まで歩いたら、もう汗ダクダクで頭がクラクラ、ようやくたどり着いた本屋さんはまさにオアシスだった。
目的は、新潮45を立ち読みすること。
この雑誌は、文藝春秋と並び『小沢一郎批判メディアの急先鋒』で、タイトルだけみても読む前から論点が想像できる過激なものが多かったし、一冊まるごと小沢批判の別冊も出している。
こんな雑誌などは読む気ににもならないのは今でも変わらないのだが、どうしても読みたい記事が最新号にあったので、しょうがなく立ち読みしようと思ったのだった。
その記事のタイトルが≪「池田大作は金日正」と嘯(うそぶ)いた外務官僚が国連大使に大抜擢された理由≫である。
(新潮45・8月号)
佐藤優氏の連載≪外務省に告ぐ≫の特別編で、記事の意図するところは、編集のそれに沿っているかどうかはわからない。また佐藤氏本人の意図も推察する範囲でしかわかりえない。
立ち読みで全て読了しての感想は、佐藤優氏や編集部の意図するところは無視しても、記事の中にある佐藤氏の告白内容は、外務省をはじめとする官僚と政治の癒着構造が見え隠れし、元官僚の実体験の暴露という、驚愕的なものであり、今後大きな問題になる可能性をはらんでいると感じ、最後まで悩んだが、今まで2回ほど買ったことがある『新潮45』を買うはめになってしまった。(笑)
その驚きの内容とは次の2点である。
①在外の大使公邸で賭博が公然と行われていたこと。
②外交機密費があるにもかかわらず、外務省官僚や外交官が官房機密費を政治家からもらっていたこと。
********** ******
①については、大使公邸で、日常的に麻雀、ポーカー、ルーレット、花札などの賭博が行われている、として佐藤優氏自身もやっていたと告白している。
≪・・・一試合で数万円が動くこともある。昼休みに大使館の応接室で花札賭博をしたこともある。大使公邸で、一晩に数十万円が動く賭け麻雀が日常的に行われているので賭博に対する感覚が麻痺していた。特に麻雀隙で有名なのは丹波實氏だった。ソ連時代、モスクワの大使館に公使として勤務していたときの賭け麻雀は有名だった。当時、外務省では普通のサラリーマンが行う麻雀を「社会党レート」と呼んだ。これに対して、一晩で数十万円、時には100万円を超えるカネが動く麻雀を「自民党レート」と呼んだ。丹波氏の麻雀は「自民党レート」で有名だった。・・・
数十万、ときには数百万円負けた経験がある外務官僚はたくさんいる。・・・大使館、総領事館、日本政府代表部に勤務する外務官僚は「在勤手当」という第二給与が支給されるので、そのカネをためることで、博打の負け金の穴埋めをすることができる。「在勤手当」は外交活動を行うための経費だが精算義務がない。それだから堂々と博打の支払いに充てることもできるのだ。もちろん「在勤手当」の原資は日本国民の税金である。大相撲の賭博問題がこれだけ深刻になっているのだから、岡田克也外務大臣におかれては、外務官僚の賭博汚染についても本格的調査をされることをお勧めする。≫
国民の血税により給与が支払われている公僕が、その国民の血税により運営・管理されている公邸で、昼間から花札賭博とは・・・。佐藤氏は国民に対して懺悔が必要であるし、関わったものの実名を公表するとともに、外務省に対しては自身の責任においてとことん追及すべきである。
また②については、官房機密費がマスコミに流れていることを本ブログでも再三取り上げているが、この官房機密費が官僚にも還流している実体を自らの体験をもとに指摘している。
橋本龍太郎政権時に当時首相秘書官で現みんなの党幹事長である、江田憲司氏から官房機密費30万円を渡されたことは、先に告白していたが、この記事の中で、さらに1998年当時外務審議官であった丹波實氏から
≪「橋龍から、君に1本渡してくれということだ。俺には別途1本きている」と言って、白色の封筒を渡された≫
ということだ。その中には新札で100万円が入っていて、当時、国際情報局の分析官だった佐藤氏は、
≪「これでロシアにもっていくお土産やロシア要人に掴ませるカネができてよかった」と喜んだ≫
と書いている。
この全額を仕事のために使ったと佐藤氏は言っているが、官僚やマスコミなどのモラルの低さ、程度がよくわかる。
また、主要国首脳会議など首相に同行して海外に出張する外務官僚には、ランクに応じて「金一封」が配られ、お小遣いになっていた、ということだ。
それはあくまでも収入であって税金を支払う義務があり、確定申告で贈与として届けでなければ、れっきとした脱税だと佐藤氏は指摘している。
********** ******
ちょうど昨日、本ブログで取り上げた中国新大使について、鈴木宗男議員の見立てを次のように紹介している。
≪「外務省は、中国大使ポストを丹羽さんに譲る代わりに、西田を国連大使に昇格させる取引をしたな。これで、外務官僚主導体制が強まるだろう」≫
注目の中国大使人事と同時に国連大使に就任した西田恒夫氏はどのような人物なのか?
この西田氏について、佐藤優氏はこの記事のなかで、次のように評価している。
≪西田氏がロシア課長だった細川政権当時「小沢一郎はアロガント(ゴーマン)だ。コケればいい」≫
と発言したと紹介し、それを小沢氏本人に直線説明し、外務省にもその情報を流したと書いている。
また、西田氏が安部政権当時、北朝鮮ミサイル事件の取り組みが弱いとして外務審議官を事実上更迭されたことに関し、その西田氏本人が週刊現代で首相を批判したとされる記事の中で、もう一つの重要な発言をしている、と紹介している。
公明党・創価学会についてである。
≪「学会の会員数は大きく減っていると聞いている。書籍や雑誌など電車の中吊り広告をかなり出しているのは、その危機感の現れだろう。そもそも池田大作は金正日と一緒だ。北朝鮮のマスゲームも、学会を真似たらしいね。
学会員の名簿を選挙で勝手に利用するのは個人情報保護法に触れる可能性があるのではないかと、民主党が必死になって研究している。公明党は来年の参議院選挙はかなり厳しい戦いになるんじゃないか。統一地方選と同じ年にある参院選では与党が負けるというジンクスは本当だ。衆参同一選という可能性も十分ある」≫(『週刊現代』2006年11月18日号)
またこの中で佐藤氏は、外務省人事課の同僚が「上司に言われ外務省内の創価学会員の名簿を作成したことがある」と自分に打ち明けたと書いている。
********** ******
外務省には『大鳳会』という外務省の創価学会員の組織があるというのは有名な話で、外務省内での信者数は400人を超えるとも言われている。
池田大作の世界戦略に一役かっているともいわれ、各国での式典などの手配や情報収集、池田大作の名誉勲章授与などに、この大鳳会のメンバーが活躍しているということも様々に伝えられている。
創価学会は、小さい頃より将来官僚にすべく英才教育をさせていて、現に多くの信者を官僚へと意図的に送り込んでいる。検察、外務、財務が多いといわれているのも、国を司ろうと思ったら、一番権力が集中しているところへ戦略的に送り込むのが早道だと考えているだろうことは容易に想像できる。
参照:≪これでよいのか日本外交 創価学会と外務省との深い仲≫
ブラジルでの移民100年のイベントに出席された皇太子の写真の横のほうに池田大作ジュニアがいたことは有名で、その式典自体も主催が学会によるものだとも言われている。
≪【サンパウロ6月23日】ブラジルへの日本人移住100周年を慶祝するパラナ州の記念式典が6月22日(現地時間)、同州ローランジャ市の「日本移民センター」に隣接する広場で盛大に開催された。ここでは、ブラジルSGI(創価学会インタナショナル)の青年部約500人が演奏と演技を披露した。式典には、皇太子さま、ジョゼ・アレンカール副大統領、パラナ州のロベルト・ヘキオン州知事、アントニオ・ウエノ元連邦下院議員らと、式典委員会の招聘を受けた池田SGI会長の名代として池田博正SGI副会長が出席した。式典を観賞する来賓。左から、アレンカール副大統領、皇太子さま、ヘキオン州知事、同夫人、サイトウ空軍司令官、島内駐ブラジル日本大使、ウエノ元連邦下院議員、池田SGI副会長、式典委員会のニシモリ委員長≫(聖教新聞)
参照:本ブログ2009/12/15 ≪旧態官僚体質の象徴、羽毛田信吾宮内庁長官の力の源泉≫
宮内庁ナンバー2で時期長官候補の風岡典之宮内庁次長は、創価学会員とのウワサがある。(参照)
この西田氏の小沢氏に対する評価は、人それぞれだからいいが、創価学会については警戒するのは当たり前のことで、この記事全体と、佐藤氏の意図はよくはわからない。
ただ佐藤優氏は、創価学会に対して、しばしば擁護している論説が見受けられる。
この記事も全体としては、何を言いたいのか明確ではなく、この西田氏に対してのスキャンダル記事を書きたかっただけなのか、とも思えるし、創価学会マネーが動き、反学会的人物の攻撃材料に使われたのか、と疑いたくなるような内容である。
佐藤優氏の記事や本は、よく参考にはさせていただいているし、特に検察に対しては自身の体験から、鬼気迫るものがあると評価している。
だが、時々、主催者や報道各社、出版社などの意図を忖度してリップサービスをしているのかな、と疑問に思うほど、主義・主張が散漫としている、という個人的印象を持っていることを最後に付け加えさせていただく。
(転載貼り付け終了)
【175】「小沢に「離党勧告」した身の程知らずは鳩山辞任のA級戦犯
「ゲンダイ的考察日記」
(転載貼り付け開始)
2010/07/19(月) 21:08:14
「小沢に「離党勧告」した身の程知らずは鳩山辞任のA級戦犯
牧野聖修議員~「徳之島」交渉失敗の張本人
この男はナニ様なのか――」
民主党の牧野聖修衆院議員(65)だ。16日、党本部で行われた参院選敗北を総括するヒアリングで、「小沢一郎前幹事長が拡大路線を取ったことが失敗の原因。小沢氏が責任を取らないのなら、離党勧告すべきだ」と言ってのけたのだ。牧野は静岡県連会長。小沢の打ち出した「2人区2人擁立」に猛反発した急先鋒だ。
しかし、小沢よりアンタが責任を取る方が先じゃないか。牧野は、米軍の普天間移設問題で鳩山前首相を辞任に追い込んだ張本人だからだ。
「普天間問題で浮上した徳之島への移設案の交渉役が牧野さんでした。しかし、進め方が悪く、現地の反対運動がエスカレートして進退窮まったのです。徳之島での行き詰まりが、鳩山政権の足を引っ張ったのは間違いない。牧野さんは『補償費など条件次第で徳之島は賛成する』と楽観的な見通しを出していました。鳩山官邸はされに乗せられたのです」(民主党関係者)
徳之島を降り立った牧野は「私は総理に最も近い立場」と自己紹介していた。これには鳩山グループの鳩山側近も苦笑するしかなかったという。
静岡市議、県議を経て国会議員になった牧野。初当選は93年、日本新党からだ。結成メンバーで「党員番号1番」を今もアピールしている。96年と05年の2度落選し、現在は4期目だ。
参院選敗北を小沢のせいにしているが、実際、2人区に2人擁立したことで民主党の比例票は伸びた。むしろ、牧野や連合が支援する現職と小沢が擁立した新人の対立がメディアで頻繁に取り上げられたことの方が、民主党の選挙にマイナスだった。
つくづく反省のない男である。
(日刊ゲンダイ 2010/07/17 掲載)
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★民主党静岡県連牧野聖修会長こそ辞めろ!-民主党を弱体化させる新自由主義者
以前から静岡民主党の狂った体質をニガニガしく思っていたが、今回は怒り心頭にきている。
それは牧野民主党県連会長の上の発言である。
恥を知れ、といたい。 そんな偉そうなことを言えた義理か。
(⇒記事全文)
↑
(転載貼り付け終了)
【174】「亀井静香痛快譚」
「心に青雲」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010年07月19日 | ひと
「亀井静香痛快譚」
以下は国民新党・亀井静香氏のホームページである。
http://www.kamei-shizuka.net/home.html
いきなり亀井さんの歌がはじまる。
むちゃくちゃ下手だ。どういうセンスしているのかと疑う向きもあろうが…。
でもなんとなく心にしみる。歌はへたでも、これでいいのだと思う。
「♪おなかこわすな 風邪ひくな
雨のふる日は 傘となり
雪のふる日は ぬくもりを あたえてくれた
おかあさん」
この ホームページにある「おかあさんの歌」は、高橋清隆氏の新著『亀井静香が吠える』(K&Kプレス 新書判 800円)で知った。
同書は副題に「痛快言行録」とあって、亀井氏が1009年9月に発足した鳩山内閣で郵政改革・金融担当大臣を務め、2010年6月11日に民主党に裏切られて辞任するまでの約8か月の発言を中心に集めてある。 閣僚から去ったことは残念なことだった。
鳩山内閣は、首相自身がお坊ちゃまで、ほかの民主党の大臣はみんな影が薄く、とりわけ千葉景子法相なんかいるのかいないのかわからないほどだったが、亀井氏だけは情熱的に仕事をこなし、強烈な個性を発揮していた。
その愛すべきキャラクターを特長づける言行録を、高橋氏がジャーナリストの視線で見事に採取してみせてくれている。
高橋清隆氏はこう語る。
「確かに、顔立ちはお世辞にも端整とは言えず、体型もずんぐりして見える。しかし、亀井氏は現代の政治家の中で、最も国民のことを考えている一人であることは間違いない。」
「実際の亀井氏は、気さくでユーモアにあふれている。質問に答える際は、事務的な見解を言いっ放しすることはない。相手の顔を見詰め、納得したか確かめる。記者に話しかけ、冗談を向けたり。「ソープランドつくるわけにはいかんだろう」「金髪大好き」など、現職の大臣の発言とは思えない話も飛び出す。テレビなら、毎回放送コードに引っかかるだろう。」
こういうインタビューしていても「一緒に飲んでいるかのような気にさせてくれる」くだけた亀井氏の大臣時代の言行が紹介されているのだ。
いくつものエピソードが紹介され、論じられているなか、私が最も印象に残ったのは、酒席での亀井氏を描写したくだりであった。
亀井さんは在任中、よく時宜を捉えて酒席を設けたそうである。会場は金融庁の16階庁議室。職員だけでなく、クラブ記者やフリー記者も招いてくれる。情に厚く、とても寛大だそうだ。大塚副大臣や田村政務官も、金融庁長官も同席する。
最初は職員に亀井大臣が15分ほど訓示をし、終わるとそのまま、亀井氏は勝手にマイクを持って歌を歌い始める。
ホームページにある「おかあさんの歌」。「兄弟仁義」もおはこだそうで。
職員から「よっ!」とかけ声がとびだす。全員が手拍子。おわって万来の拍手がおきると、ただちに「それじゃあもう一曲」と言って「兄弟仁義」を歌う。というより、がなる。
歌いながら取り囲む職員に握手してまわり、懐から自作のCDを出して職員にプレゼントすると、職員は小躍りして喜ぶそうだ。忘年会では「一昨年、レコード大賞を取り損ねた」と冗談を言って、周囲の笑いをとる。
自分が歌い終わると、金融庁長官、副大臣、政務官の順にマイクを持たせて歌わせる気遣いをする。最初に指名された金融庁長官は、大臣より数段うまい歌唱力で歌う。地味な役割の長官に、こういう席で光を当てて、花を添える粋なはからい。
次は、大塚副大臣。大塚氏は『明日があるさ」を歌います、と替え歌を。
「♪ 亀井静香が来ると聞き どうなることかと思ったら
実は細かい 実は鋭い 大臣はすごい人
すて~きな大臣 すて~きな大臣 金融庁はパタダイス」
座はおおいに受ける。
次の田村政務官は東大出の堅物、亀井氏がなんか歌えというと、「はあ、でも…」なんて言っている。大塚副大臣が「『もしもし亀よ』でもいいんだから」と言うと、
「じゃあ」と歌いだす。
「もしもし亀よ亀さんよ、世界のうちでお前ほど あゆみののろ…」で言葉が詰まった。大臣を前にこれ以上は歌えない。失礼になる。しかし田村氏は「♪ こんなにすごい人はない どうしてこんなにすごいのか」と即座に替え歌を歌った。
霞ヶ関では、こんなふうに飲み会の場を省庁で催す大臣はいないそうである。
しかし亀井さんのおかげで雰囲気はすごくいいと、職員たちは喜んでいる。
酒席のみんなが笑顔でいるとのこと。個々の能力と性格を認めてくれるトップの下で、気持ちよく働けるのだろう。
酒席がはじまって20分ほどすると、大塚副大臣が「宴たけんわでありますが、この辺で中締めしたい思います」といって、手拍子で締める。
そこで別れの挨拶を亀井さんがする。
「まだみなさんと飲みたいんですが、彼女がシャワー浴びて待っているので、湯冷めさせるといけないから、わたしはこのへんでおいとまします」
実にすばらしい文句だ。側近に気を遣わせない配慮の言葉。それをユーモアたっぷりに、また酒席を盛り上げるちょっと艶のある冗談をひとつ言って立ち去る。
ここまで気配りのできる人は少ないだろう。
こういうエピソードが高橋清隆氏の『亀井静香が吠える』に満載されている。
高橋氏が金融庁の女性に「庁内では大臣はどうみられているのですか? やっぱり亀井大臣に魅力を感じておられますか?」と尋ねると、
「当たりまえじゃないですか。それは愚問です。亀井さんは最高です。みんな大ファンです」と答えたそうだ。
金融庁の女性たちはみんな亀井大臣を慕っている。
それはそうだろう。官僚の実権を握るワル以外は、彼ら役人だってまじめな仕事をし、国民のために役立ちたい者が大半を占めるであろう。売国奴はキャリアばかりなのだ。
というわけで、亀井氏のこの見事な気配り、私は圧倒される。
座がほぐれないといけないから、まず自分が下手な歌をうたって、それも1曲ではまだみんなが遠慮するから、2曲歌う。マイクを独占すれば嫌われるが、適当なところでさっと切り上げ、部下を持ち上げる。
歌いながら部下と握手して回るなんて、実にすごい。人心をあっという間に掌握するでだろう。その優しさというより人間味と配慮を女性職員は、するどく見抜く。
『亀井静香が吠える』で高橋清隆氏は、亀井静香氏の人情味だけを取り上げているのではない。
亀井氏は、売国奴政権である小泉・竹中が議会制民主主義を踏みにじって強行した郵政民営化法案、すなわち郵政米営化に強硬に反対して、綿貫民輔氏らと自民党を脱退して、国民新党をつくり、筋をとおした立派な政治家である。
いっときは郵政民営化に反対しながらも、ビビって賛成に回ったのが麻生太郎や鴻池祥肇、中曽根弘文らであったし、選挙後、頭を垂れて自民党に復党させてもらったみっともない輩が大勢いた。
郵政民営化とは、改めて説くまでもなく、郵貯と簡保あわせて350兆円を民営化することで、建前上は自由に外国国債でも買って運用することができる体制にするのであるが、実質はアメリカの(ユダヤ)金融会社に貢ぐのが目的である。
いまだに日本のマスゴミは、この事実を国民に知らせない。なぜかならば、2005年の「郵政選挙」では、アメリカの保険業界が自民党を勝たせるべく、広告代理店・電通を通じて5000億円も投じて世論工作をしたからである。
亀井氏は、2005年総選挙のときに、日本の資産をアメリカに奪い取られないようにするため、郵政民営化法案に反対票を投じ、信念を通したのだった。わずか4人で国民新党を立ち上げ、自ら新橋駅前でビラ配りまでしたそうだ。
その亀井氏が、小泉・竹中・飯嶋らの売国奴集団と5年間闘って、ついに郵政民営化=米営化を叩き潰す寸前まできたのに、鳩山や菅に裏切られた。民主党はわざと参院選で敗北し、郵政改革法案が廃案になりそうな気配濃厚である。
国士・亀井静香の心中、察するにあまりある。
亀井氏は警察官の出身である。浅間山荘事件では陣頭指揮をとり、目の前で部下を殺されている。そのまま出世すれば警察庁長官も視野に入っただろうが、途中から政治家を目指した。
警察は社会の出すゴミを掃除する役割だと亀井氏は言う。そして社会の出すゴミを掃除するより、ゴミをださないようするために政治家を志した、とのこと。この言葉が、『亀井静香が吠える』のなかで最も心に響いた言葉であった。
亀井氏に期待し、また好きな方には、お奨めの書である。
植草一秀氏もそのブログ「植草一秀の『知られざる真実』」(7月16日付け)
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-31a0.html
で詳しく紹介している。
だが、この本はアマゾンで1週間以上「一時的に在庫切れ」が続く異常な状態にあるそうだ。
かつて関岡英之氏の『拒否できない日本』が郵政民営化決議まで「在庫なし」にされたのと同じ理由でないかと推察できようか。それだけ権力側が亀井氏を煙たがっている証左だろう。
(転載貼り付け終了)
【173】「主権者国民VS悪徳ペンタゴンの壮絶な闘い」
「植草一秀の『知られざる真実』」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010年7月18日 (日)
「主権者国民VS悪徳ペンタゴンの壮絶な闘い」
主権者国民は、現在の闘いが誰と誰の間で繰り広げられている闘いであるのかを明確に認識しなければならない。
その際に、最大の注意を要することは、私たちが獲得する情報の大半が、マスメディアを通じて供給されていることだ。マスメディアが中立公正の存在であるなら、その情報に信頼を置くことができるが、マスメディア自身がこの闘いの当事者であるのだから、提供される情報が中立公正なものであるはずがない。
主権者国民にとってマスメディアは敵対勢力である。敵対勢力は敵対勢力の利益拡大を目的に行動する。メディアの提供する情報に対して、この警戒感を常に意識して持つことが必要だ。メディアの情報に流されることは、この闘いにおける情報戦での敗北を意味する。
闘いは主権者国民と既得権益勢力との間で繰り広げられている。
明治維新から140年、明治憲法施行から120年、敗戦から65年、55年体制構築から55年、日米安保改定から50年が経過したが、この期間を通じて、強固な支配層、利権複合体が形成された。これが、これまでの日本政治の基本構造である。
既得権益勢力、利権複合体とは何か。これまでの日本政治構造で支配権を維持し続けてきたのは、米官業のトライアングルである。米国が直接支配者として登場するのは敗戦後であるが、米国の対日政策にも紆余曲折はあった。
敗戦直後のGHQは徹底した日本の民主化措置を推進した。白地のキャンバスに新しい民主主義モデル国家を建設する試みが動き始めた。ところが、米ソ冷戦が激化したことによって、米国の対日占領政策が大転換し、日本を対米隷属の反共防波堤として育成することが新たな目的に設定された。
官僚が支配権を持つ政治構造は明治時代に創設された。敗戦後、公務員制度は改変されたが、上級職公務員制度が残されたために、官僚支配構造も温存されてしまった。
戦後の日本経済発展は官僚主導の産業統制によって推進された。戦争経済を遂行するために構築された国家による産業支配の構造が戦後もそのまま温存された。
官僚は天下りで産業界から利権を獲得し、大資本は官僚主導の政策運営の下で利得を確保し続けてきた。
米官業が結託して利権を独占し、負担を国民に押し付けてきたのがこれまでの日本政治の基本構造であった。
米官業による日本政治支配の手先として活動してきたのが利権政治屋、利権政党とマスメディアであった。
米官業に政、電(電波=メディア)を合わせた五者が、日本政治に巣食う利権複合体=悪徳ペンタゴンである。
小沢民主党による政権交代への取り組みは、主権者国民による日本政治権力奪取の試みであった。昨年8月30日の総選挙を通じて、日本政治史上、初めて民衆の力による政権交代が実現した。
問題は、民主党を軸とする新政権の内部に、悪徳ペンタゴンの一味が送り込まれていたことである。
悪徳ペンタゴンは、日本に主権者国民政権が樹立され、定着することを死に物狂いで阻止しようとしている。
米国に隷属せず、官僚利権を排し、大資本ではなく国民の側を向く政権が樹立され、政権基盤が安定するなら、悪徳ペンタゴンによる政治支配構造は完全に破壊されてしまう。この事態を阻止するために、文字通り、手段を選ばぬ活動が展開されてきた。
その代表事例が、検察権力を動員した小沢氏に対する激しい攻撃である。小沢氏が攻撃されている内容を吟味すると、「犯罪性」のかけらもないような、まさに重箱の隅を突く類の低劣な言いがかりであることが分かる。
メディアの行動を観察するとよい。イメージだけの小沢氏に対する根拠のないネガティブ・キャンペーンを繰り返し、討論番組には、民主党内小沢氏グループに属する議員をほとんど出演させない。
官房機密費などに汚染された俗悪な茶坊主評論家だけに発言させ、歪んで薄汚れた情報だけが流布される。
政権交代を実現させた最大の功労者である小沢一郎氏に暴言を浴びせて、民主党内対米隷属勢力に寝返った菅直人首相は、自らの消費税大増税暴走により参院選で大敗した。ところが、菅首相の辞任が求められる局面で、メディアは大相撲問題と水害だけを報道して、菅氏の責任追及を行わない。
9月代表選に向けて日本政治は、最重要局面を迎える。マスゴミが「みんなの党」を全面支援しているのは、「みんなの党」が悪徳ペンタゴンと通じているからであると考えられる。
鳩山前首相の辞任演説により、民主党は対米隷属勢力によって乗っ取られてしまった。しかし、民主党による政権交代を希求し、民主党による政権交代を実現させた主権者国民は、民主党内の対米隷属勢力を支持したのではない。逆に民主党内対米隷属勢力を排除したうえで、政権交代を実現させたいと考えてきたのである。
民主党の保守本流勢力を裏切り、対米隷属勢力に寝返った菅民主党が参院選で大敗したのは当然の帰結だった。民主党による政権交代を希求した主権者の大半は、民主党内の対米隷属勢力排除を求めているのだ。参院選で菅民主党を支持するはずがない。
民主党内の対米隷属勢力は、菅首相を続投させ、みんなの党を軸に連立協力体制を組むことを画策している。悪徳ペンタゴン一味のメディアはみんなの党を全面支援する。
メディアはテレビ番組に民主党内小沢氏グループ議員をほとんど出演させない。
主権者国民はこの構造を明確に認識しなければならない。民主党内主権者国民勢力が民主党の実権を奪還しなければならない。そのうえで、主権者国民勢力の政党、政治家グループと連携して安定した政権を確立することが求められる。
政界再編はこの軸に沿って展開されるべきである。民主党代表選は対米隷属勢力と主権者国民勢力の決戦の場になる。主権者国民勢力はこの決戦に勝利し、そのうえで主権者国民勢力政党と連携して、主権者国民政権を確固たるものとして再確立しなければならない。
マスゴミは対米隷属派、悪徳ペンタゴン勢力を全面支援する。こうしたマスゴミの悪質な情報工作をしっかり認知し、この情報工作を粉砕してゆかねばならない。これから3ヵ月が最重要の決戦期間になる。
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【172】「7.11参院選:悪徳ペンタゴンをゾンビ蘇生させたのは国民だった」
「新ベンチャー革命」から貼り付けます。
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2010年7月18日 No.155
「7.11参院選:悪徳ペンタゴンをゾンビ蘇生させたのは国民だった」
1.悪徳ペンタゴンの正体が見えていない国民(ネットウヨ含む)
7.11参院選後、小沢・鳩山・亀井氏が第一線から退いた今、日本をステルス支配してきた悪徳ペンタゴン(注1)に再び実権が戻りました、まさにゾンビ蘇生です。非常にくやしいですが・・・。
なぜ、このような結果になったか、それは、国民がステルス・悪徳ペンタゴンが見えていないからだと思います。本ブログにおいて、参院選結果の分析(注2、注3、注4)により、日本全国の国民の大半が、悪徳ペンタゴンの正体に気付いていないことが判明しました。
悪徳ペンタゴンという言葉は知らなくても、その正体に気付かない限り、国民は墓穴を掘り続けることになります。ところが、ネットには、悪徳ペンタゴン???何をバカ言っているのだ! 墓穴を掘る? 余計なお世話だ!と吼える人も少なくありません。そういう人は、自分が墓穴を掘るだけなら、自業自得ですが、その人の投票行動が、回り回って、悪徳ペンタゴンと闘おうとする覚醒国民に迷惑をかけるから問題なのです。
2.悪徳ペンタゴンのルーツは米国戦争屋(=CIA)にあり
悪徳ペンタゴンのルーツは戦後、日本を統治してきたCIAにあります(注5)。
CIAは米国戦争屋(注1)の支配する属国(日本含む)への工作機関であり、謀略部隊です。
上記のようにネットには悪徳ペンタゴンの正体を信じない人も多いのですが、そういう人は、元NYタイムズ記者・ティム・ワイナー著作(注6)、有馬早大教授著作(注7)を是非、読んでみてください。米国戦争屋(=CIA)のステルス日本支配、それは陰謀でも何でもありません、戦後日本の歴史的事実です(注8)。国民は歴史の真実を直視しなければ、戦後日本の政治に対して、正しい判断は到底、下せません。
有権者が正しい判断できなければ、われわれ国民は大損するのです。
3.悪徳ペンタゴンをゾンビ蘇生させたのは、歴史を勉強しない国民だった
2009年9月、政権交代によって民主・鳩山政権が誕生、悪徳ペンタゴンは一時、震えあがりました、なぜなら、鳩山政権の背後に、小沢氏が控えていたからです。小沢氏こそ、悪徳ペンタゴンのゴースト・バスター(幽霊退治師)だったのです。悪徳ペンタゴンは政権交代の前、2009年3月、小沢氏への先制攻撃を開始しています(注9)。彼らはそれほど、小沢氏を恐れ、警戒していたのです。なぜなら、小沢氏は自民党時代、悪徳ペンタゴンに属しており、その正体、その悪徳性を熟知しているからです。悪徳ペンタゴンの黒幕・米戦争屋=CIAからみれば、現在の小沢氏は抹殺すべき“裏切り者”なのです。ちなみに、小沢氏は、2009年1月、米国でアンチ戦争屋のオバマ政権が誕生してから、対戦争屋・面従腹背仮面を脱ぎ棄てたのです。戦争屋ボスの激しい怒りが、悪徳ペンタゴンの戦争屋エージェント日本人に伝えられ、猛然たる小沢攻撃が開始され、今なお、執拗に続いています。
小沢・鳩山政権の1年弱、悪徳ペンタゴンとの死闘が繰り広げられたのですが、悪徳ペンタゴンの一味・大手マスコミの偏向フィルターのかかった情報が、国民に垂れ流され、大半の国民には、ステルス化した悪徳ペンタゴンがまったく見えていなかった。小沢vs悪徳ペンタゴンの死闘の様も見えていなかった。そして、7.11参院選、多くの国民はあろうことか、小沢氏の闘いを否定するかのように、自民やみんなの党(超・親米党)に投票しました。
前回の衆院選で民主に投票した有権者で、今回の参院選で自民やみんなの党に投票した人、一度、ネットのグーグル検索で、“自民党”、“CIA”、”岸信介“と入力してみてください。戦後自民党の生い立ちに関する情報が大量に得られます。この歴史的事実を知って、あなたは今回、自民党やみんなの党に投票したのでしょうか。それでもなお、ネット情報を信じない人、あなたは、前記著作(注6、注7)を読んでみてください。
注1:悪徳ペンタゴンとは、
元・早稲田大教授・植草一秀氏の造語である。日本に蠢く一部の(1)政治家、(2)官僚、(3)マスコミ人、(4)財界人を指し、日本国民の利益より、米国寡頭勢力(主に米戦争屋)の利益を優先する(あるいは優先させられる)買弁家的日本人、および(5)米国ジャパンハンドラー(買弁日本人をコントロールする米国人)を指す。彼ら悪徳ペンタゴンは、アンチ戦争屋の小沢・鳩山コンビや亀井・国民新党を目の仇にしている。
日刊ゲンダイを除く日本の大手マスコミはことごとく悪徳ペンタゴン化していることが、2009年9月の政権交代によってあらわになった。
なお、米国戦争屋とは、
デビッドRF財閥を頂点に形成される米国の軍産複合体を指し、米国の軍産政官学に広く分布する米国覇権主義者で構成される。戦後日本は、米国戦争屋によってもっぱらステルス支配されてきた。米国寡頭勢力を構成する米国覇権主義者には他に銀行屋がいて、彼らは国際金融資本や米国中央銀行FRBを支配しているが、戦争屋に比べて、日本支配への執着心が薄い。オバマ政権は米国主流の戦争屋系というより、どちらかといえば銀行屋系に属しているが、戦争屋の謀略部隊から常時、監視を受けている。そのため、オバマ政権が戦争屋の意図に逆らうと、必ず何らかの妨害工作が行われる。
注2:本ブログNo.150『参院選の国民反応に絶句:こんな日本に住みたくない!』2010年7月12日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/16245720.html
注3:本ブログNo.153『7.11参院選:戦慄の選択をした日本国民』2010年7月16日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/16378347.html
注4:本ブログNo.154『7.11参院選:悪徳ペンタゴンによる振り込め詐欺同然』2010年7月17日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/16415101.html
注5:雁屋哲のお美味しんぼ日記『鳩山由紀夫氏から菅直人氏へ(2)』2010年7月11日
http://kariyatetsu.com/nikki/1254.php
注6:ティム・ワイナー[2008]『CIA秘録』上下巻、文藝春秋
注7:有馬哲夫[2006]『日本テレビとCIA 』新潮社
注8:本ブログNo.2『CIAの育てた戦後日本の闇が崩壊する?』2010年8月8日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/90518.html
注9:ベンチャー革命No.288『国民目線を無視した小沢失脚劇』2009年3月7日
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/mvr288.htm
ベンチャー革命投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/melma.htm
テックベンチャー投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/8285/column-top.html
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【171】「「小沢批判」で、誰が得をするのか。国民か、マスコミか、官僚か、それとも米国のジャパン・ハンドラーたちか?」
「毒蛇山荘日記」から貼り付けます。
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2010-07-19
「「小沢批判」で、誰が得をするのか。国民か、マスコミか、官僚か、それとも米国のジャパン・ハンドラーたちか?」
参院選挙惨敗の結果責任を問われるのは、菅直人や枝野幸男等、現民主党執行部であるのは当然なはずなのだが、不思議なことであるが、マスコミも民主党の政治家たちも、早々と続投を決め、ひたすら低姿勢で、民主党惨敗の政治責任から逃げ回っている菅直人や枝野幸男への批判よりも、「小沢一郎批判」という見当違いのゲームに夢中のようで、それを見ていると、彼等が「小沢批判」で、何を隠蔽し、何を狙っているのかが、おぼろげながらも、次第に分かってくるような気がする。彼等の「小沢批判」の背後には、明らかに「アメリカの影」がちらついている。マスコミも官僚も、そして民主党内の反小沢グループの面々も、自覚的か無自覚的かはともかくとして、米国の「ジャパン・ハンドラーズ」たちの影響下というか、支配下にあると見ていい。たとえば、参院選直前に、普通のまともな政治家ならば選挙に不利だということは自明であるにもかかわらず、「唐突に・・・」、「消費税増税」を宣言して選挙に突入した菅直人首相の政治的な「計算」と「自信」の根拠は何処にあったのだろうか。参院選挙に勝利し、九月の代表戦にそのまま勝利し、長期政権を狙っていたはずの菅直人が、何故、あえて危険なバクチを売ったのだろうか。僕は、菅直人が政権を奪取して以後、矢継ぎ早に打ち出した「小沢排除」から「国民新党はずし」へ、そして「消費税増税」の政治的謀略は、すべて関連しており、それらの一連の謀略を振付けたのは、財務省官僚でも、前原等、民主党内の新自由主義グループでもなく、もっと大きな力を有すると思っている勢力だったはずだと考える。おそらく、菅直人は、四月の訪米前後に、「お前を総理にしてやる、その代わりに俺たちの言うことを聞け・・・」と耳打ちされたのであろう。菅直人は、参院選惨敗という現実を突きつけられて、今、生気のない、今にも飛び込み自殺でもしそうな、「うつ病」気味の暗い顔をしているが、それは、おそらく自分が、権力欲にうまく付込まれて、国民や沖縄県民の願望や意思を無視・冒涜するかのように誰かに指図され、その指図どおりに盲目的に突っ走った結果にほかならないということに、気づき始めているからだろう。誰が見ても政権交代の立役者であり、一年前の正月には小沢邸での新年会に出席し、小沢に媚び諂っていた男が、しかも総理・総裁になれたのも間接的には小沢一郎のおかげであることは自明であるにもかかわらず、突然、その小沢一郎に向かって、「日本のためにも、自分のためにも、ししばらく静かにしていろ」という前代未聞の政治的暴言を吐き、「小沢一郎潰し」の勝鬨を挙げたわけだが、ところが、まだ舌の根も乾かないうちに、今度は、泣き顔で、「小沢一郎に会いたい」「小沢一郎に謝りたい」と言いだしたのは、何故か。マスコミや民主党内の反小沢の面々は、参院選の選挙結果という現実に追い詰められたのか、未だに目覚めることを知らないのか、しきりに見当違いの「小沢批判」を繰り返しているが、すべてその手の内は、心ある国民の目には、見えていると言わなければなるまい。
■雲隠れ小沢氏に批判相次ぐ 「大敗に責任、離党勧告を」「代表選不出馬なら引っ込め」
2010.7.16 22:48産経ニュース
このニュースのトピックス:民主党
今月8日の参院選の遊説以来、公の場に現れずに“雲隠れ”している民主党の小沢一郎前幹事長に対して、同党の反小沢系議員から16日、痛烈な批判が相次いだ。
同党静岡県連会長の牧野聖修(せいしゅう)衆院議員は党本部で開かれた参院選をめぐるヒアリングで「小沢氏が強引な(複数区での2人擁立の)選挙戦略をやって失敗した。万死に値する。1人区に集中すべきだった。責任をとらないなら離党勧告すべきだ」と主張した。牧野氏は終了後、記者団に「小沢氏は政治とカネの問題でも逃げ回っている」と批判した。
渡部恒三元衆院副議長も民放テレビ番組で「41年間つきあっているが、彼は都合の悪いときは出てこない」と指摘した。
さらに、「9月の党代表選に立候補しなさい。自ら出られないなら、もう引っ込みなさい。こそこそ権謀術数をめぐらせるのはやめてください」と述べ、小沢氏に対して、代表選に出馬しないなら政界を引退するよう勧告した。
前原誠司国土交通相も記者会見で、東京第1検察審査会が小沢氏に対し「不起訴不当」を議決したことについて、「(小沢氏は)自ら『(衆院の)政治倫理審査会に出て説明しても構わない』と言っていた。身の潔白を主張するなら説明責任を果たすべきだ」と述べ、国会で説明するよう促した。
民主党の反小沢系議員の間では、参院選の敗北と菅政権の迷走に対して、高みの見物を決め込み、検察審査会から厳しい議決を出されても姿を現さない小沢氏への反感が募っているようだ。
菅直人首相は16日夜、記者団に対し、牧野氏らの発言について「いちいちコメントすることはない」と述べるにとどめた。
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【170】「小沢一郎の長き沈黙」
「永田町異聞」から貼り付けます。
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2010年07月18日(日)
「小沢一郎の長き沈黙」
事業をやっていて、いちばん気をつけなければならないのは、勃興して勢いのある時だ。
色んな人が金目当てにさまざまな儲け話を持ち込んできて関心を引こうとする。うっかり耳当たりのいい話に乗ったりすると、意外な大怪我をしかねない。
政治も似たようなもので、にわかに政権の座について、総理とか、大臣とか呼ばれて、周りの官僚らにかしずかれ、野党時代には味わったことのない待遇を受けると、ついつい、官僚たちの渋面より笑顔が見たくなるだろう。
縁のなかった経済界の大物が表敬訪問にやってきて、おべんちゃらの一つでも言われたら、その期待に応えたくもなるだろう。
官僚たちは大臣を言葉巧みに手なずけて、出身省庁、所属省庁の利益につなげることが、組織内で「できる奴」と評価される近道と心得ている。
そんなハラのうちを読んだうえ、篭絡されたフリをして、手練手管を逆手にとって官僚を操るほどの、達者な政治家など、そうそういるものではない。
むしろ、これまでのところ、脱官僚を掲げた民主党政権を、官僚組織が「自家薬籠中のもの」とすることに成功しているように見える。
霞が関の力を弱めるために陳情を一元化した「小沢幹事長室」が消滅したことも、官僚の勢いを強めている。
さてその、「かくも長き不在」を続ける小沢一郎は、いま何を思っているのか。菅首相が「会ってお詫びしたい」と呼びかけても、沈黙したまま、動く気配はない。良くも悪くも小沢らしい。
参院で与党が過半数割れして法案を通すことが難しくなり、政治のメインステージは国会に移った。つまり、党が政策実現のカギを握ることになったのである。菅首相が小沢氏の力を借りたいと思っていることは明々白々だ。
枝野幹事長体制では誰が考えても心もとないだろう。乱世の国会運営はきれいごとではすまない。党内をまとめながら連立の組み換えや野党との部分連合など、政策実行体制を再構築するのも容易なことではない。
こういうときにいちばん頼りになる小沢一郎は、見事というほかない雲隠れを決め込んでいる。
検察審査会のこともあるだろう、「しばらく静かにしてもらったほうがいい」と言われたことへのこだわりもあるだろう。
しかし、何より小沢は、自分の価値を最大限に高めるタイミングを待っているに違いない。
党内の小沢に批判的な勢力でさえ、やはり小沢でなければという気運が生まれてくる瞬間に、花道をさっそうと舞台に向かって歩き出す。
そうなる時期が来るとすれば、執行部が国会運営で立ち往生し、どうにもならない状況に陥ったときだろう。そしてそれは、容易に想像できるシーンである。
だからこそ、にわかに不安をつのらせはじめた菅首相は、傀儡といわれるのは覚悟のうえで、内心、小沢頼みに傾斜しつつあるのではないか。むろん9月の代表選も頭にあるだろう。
そこで、小沢の心を動かすために菅氏に必要となるのは7月12日に当ブログで書いた「器量と胆力」である。「人徳と肝っ玉」と言い換えてもいい。そんなもの菅さんに求めても、一滴も出てこないと言われれば、身も蓋もない。
しかし、いくらなんでも、自民党政権のように首相をボロ雑巾のように代える愚をまたぞろ繰り返すわけにもいくまいし、ここは菅・小沢体制を構築して乗り切るほかはないと見る。
余談だが、渡邉恒雄が「渡邉恒雄回顧録」のインタビューで、面白い話をしている。
盟友、中曽根康弘を総理にしたいと念願していた渡邉は、当時の最高実力者、田中角栄をその気にさせるために、どうしたらいいかを角栄の秘書、早坂茂三に相談した。そのときの話である。
◇早坂君はこう言ったよ。「かつて中曽根も田中内閣をつくるのに功績があったし、多少貸しはあるわけだ。あるんだけれども、中曽根は首相公選論といった理想主義的なことばかり言っている。田中は現実主義者だ。彼から見れば、中曽根はとんでもない理想主義・空想主義者に見えてしまう面がある。だから密かに目白へ行って、胸襟を開いて裸になって抱き合う。これがいいんじゃないか」
僕は中曽根さんにこの話しを言ったよ。そして日時をアレンジしたのは早坂君だと思う。
その日、中曽根さんは、群馬県にいたんだけれど、群馬から一直線で午後8時に田中邸に入って、角さんと一対一で話をしたんだ。・・・僕は見たわけではないから、裸になって抱きあったかどうかは知らないよ(笑)。だけど裸になって抱き合うような効果があったんだ。角さんが「よっしゃ」と言って引き受けたに違いないよ。◇
菅首相や小沢氏の主義主張はともかく、人間どうしがわだかまりのようなものを解くには、思い切って相手の懐に飛び込み、胸襟を開いて話し合うしかないということだろう。
9月代表選までに「政治とカネ」のくびきから逃れられそうもない小沢氏としても、まだまだ動きにくい状況であるのは間違いない。
ここは、菅首相が鎧兜を脱ぎ捨てて小沢氏に接し、官僚支配体制の解体という原点に立ち戻る姿勢を明確にすれば、小鳩辞任の効果を軽はずみな消費増税発言で台無しにしたことへの小沢氏の怒りも氷解するのではないか。
いずれにせよ、まだまだ民主党は与党としての国会運営に経験が不足しており、老獪かつ剛腕の小沢氏抜きで政権を維持するのはきわめて難しいといわざるを得ないだろう。
新 恭 (ツイッターアカウント:aratakyo)
(転載貼り付け終了)