気になる記事の転載掲示板
新設されたこの掲示板(BBS)は、私、副島隆彦宛ての読者からの個人メールの転載サイトです。私の「今日のぼやき」ではとても対応できない状態になりましたので、このように拡張しました。
学問道場への入門許可の意味も含みます。別に自分は入門したい訳ではないという人もいるでしょうが。私宛てに挨拶を兼ねた簡略な自己紹介文を寄せてくれた人々と、ここの先進生たちとの情報共有の意味と更なる情報開示方針決定に従う趣旨もあります。以後は積極的に各掲示板の方へ書き込み投稿して下さい。(2001年4月1日記)
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Loginはこちら【195】福島原発で危険作業志願 高齢エンジニアたち「決死の覚悟」
(転載貼り付け始め)
http://www.j-cast.com/2011/04/25094120.html?p=all
福島原発で危険作業志願 高齢エンジニアたち「決死の覚悟」
2011/4/25 20:00
72歳になるエンジニアが、福島第一原子力発電所の暴発を阻止しようと立ち上がった。福島原発は高温状態の原子炉を冷やす作業が続いているが、一方で作業員の劣悪な生活環境が伝えられている。そうした中で、かつての「敏腕」エンジニアたちが「自分たちがもっている技術を役立ててほしい」と訴えている。
原則、現場での作業に耐えられる体力と経験のある60歳以上が対象。2011年4月6日から500通のメールと2000通の封書で呼びかけを開始したところ、エンジニアの「決死の覚悟」としてブログやツイッターで取り上げられ、約2週間で米国やフランス、ドイツ、そして原発事故から25年経ったチェルノブイリへも広がっている。
■「未来のある若者に任せてはいけない」
「福島原発暴発阻止行動隊」を呼びかけた山田恭暉(72)さんは、住友金属工業に技術者として30年勤め、製鉄や環境・廃棄物処理、プラント建設などを手がけてきた。原発についても「新事業の研究で構造や問題点、安全性などを勉強してきた」経験をもつ。
現在、原発の事故現場には下請けや孫請け企業を含め、知識や経験もない人が、ハローワークなどで集められては投入されている。東京電力の、そんな場当たり的な対応に危機感を募らせた。
もし原発が暴発すれば、首都圏をも含めた広範な汚染が発生する可能性がある。それを防ぐには、ホースによる散水のような一時的な処置ではなく、10年間安定して作動する冷却設備を設置して、これを故障することなく保守、運転し続けなければならない。しかも、この冷却設備の建設や保守、運転はすでに高度の放射線物質に「決死の覚悟」で行わざるを得ないのだ。
暴発という最悪のシナリオを避けるため、どのような設備をつくることが必要か、放射線汚染を減らすためにどうしたらよいのか、「国家プロジェクトとして考えるべき」と山田さんはいう。
その中で、実際の作業にあたる作業員について「被曝しないで作業にあたることが現実としてむずかしいことは明らかで、だからこそしっかりとした知識や経験のある技術者が作業すべき」と訴えた。
■賛同者30人超、応援団130人超が集まる
放射線に汚染された環境の中で設備の建設や保守、運転のためには数千人の訓練された有能な作業員を用意する必要があることは間違いない。少なくとも、数分間の作業で戻ってくるというような仕事ではないことを、東電も政府関係者もわかっているはずだ。
山田恭暉さんは「現場の作業や技術の蓄積のある退役者たちが、次世代のために働くべきだ。こういうことは未来のある若者には任せてはいけない」と話している。
呼びかけには、2011年4月22日までに30人超が「行動隊」への参加を表明。また、「行動隊」の必要性を政府や国会に働きかける「応援団」(賛同者)も130人超が集まっている。
(転載貼り付け終わり)
【194】「福島原発 暴発阻止行動 プロジェクト」
(転載貼り付け始め)
http://park10.wakwak.com/~bouhatsusoshi/
「福島原発 暴発阻止行動 プロジェクト」
結成へむけて
福島第一原子力発電所の現状についてはいまさら説明するまでもありません。しかし確認しておかなければならないことは、次の事実です。
1) 暴発を防ぐためには、ホースによる散水のような一時的な処置ではなく、10年の単位の時間安定して作動する冷却設備を設置し、これを故障することなく保守・運転し続けなければならない。
2) この冷却設備の建設・保守・運転は、すでに高度に放射能汚染された環境下で行わざるを得ない。
3) もし、安定した冷却設備を建設・保守・運転できなければ、3000万人もの人口を抱える首都圏をも含めた広範な汚染が発生する可能性がある。
このような最悪のシナリオを避けるためには、どのような設備を作ることが必要か、放射能汚染を減らすためにどうしたらよいか、などなど、数多くの技術的課題があることはもちろんです。この点についても日本の最高の頭脳を結集した体制ができていないことは大きな問題です。
さらにもう一方では、最終的に汚染された環境下での設備建設・保守・運転のためには、数千人の訓練された有能な作業者を用意することが必要です。現在のような下請け・孫請けによる場当たり的な作業員集めで、数分間の仕事をして戻ってくるというようなことでできる仕事ではありません。
身体の面でも生活の面でも最も放射能被曝の害が少なくて済み、しかもこれまで現場での作業や技術の能力を蓄積してきた退役者たちが力を振り絞って、次の世代に負の遺産を残さないために働くことができるのではないでしょうか。
まず、私たち自身がこの仕事を担当する意志のあることを表明し、長期にわたる国の体制として退役した元技能者・技術者のボランティアによる行動隊を作ることを提案し要求していきたいと思います。
当面次のことを提案します。
1. この行動隊に参加していただける方を募集します。
原則として60歳以上、現場作業に耐える体力・経験を有すること
2. この行動隊を作ることに賛同し、応援していただける方を募集します。
これらの方々は、以下の内容をご記入いただきE-mail、FAXあるいは郵便でお送りください。
なお、このプロジェクトは直接的には国会や政府に対する働きかけと、広く人々にこの行動隊が必要であることを訴えることを活動の中心とします。状況が流動的なこともあり、進展に応じて様々な面への活動を広げていくこともありうると考えます。
また、この提案文を多くの方に転送していただくことをお願いします。
2011年4月
山田恭暉
134-0083 東京都江戸川区中葛西5-11-25-707
電話&FAX 03-5659-3063 携帯電話 090-3210-9056
メール bouhatsusoshi@aj.wakwak.com
□福島原発暴発阻止行動隊に参加します
□福島原発暴発阻止行動隊に賛同し応援します
ご氏名
ご住所 〒
お電話
FAX
携帯電話
メールアドレス
————————————————–
[お知らせ]
・週刊金曜日に暴発阻止行動隊の記事が掲載されました
http://www.kinyobi.co.jp/backnum/antenna/antenna_kiji.php?no=1975
————————————————–
山田 恭暉 (やまだ やすてる)
1939年3月4日生まれ 1957年 東京大学理科I類入学
60年安保当時、社会主義学生同盟副委員長 1962年 東京大学工学部冶金学科卒業
住友金属工業(株)入社
鋼管製造所(製鋼)、中央技術研究所(環境、廃棄物処理)、
和歌山製鉄所(プラント建設)、大阪本社(廃棄物処理)、
東京本社(プラント・エンジニアリング、新事業開発)などを担当 1989年 住友金属工業(株)退社 1990年 プリントショップフランチャイズ主宰 2002年 小企業の業務改善コンサルタント 2006年 NGOにて海外支援ボランティア活動 2008年 近隣にてボランティア活動。超小型水力発電設備建設
©2011 Fukushima nuclea power plant accidental discharge obstruction action project
(転載貼り付け終わり)
【193】人工地震説(新潟パターン)
よっちんと申します。
東日本大地震も中越、中越沖地震と同じようにCO2圧入、人災説の可能性ありです。
http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/125.html
(転載貼り付けはじめ)
いわき市における石炭ガス化複合発電実証試験+二酸化炭素地中貯蔵可能調査
1、意義2050年にCO2排出を世界で半減させるという長期目標を達成するため、我が国でも、CSS(二酸化炭素地中貯留)実証実験が期待されている。 特に、GCC+CCSという世界に発信できるプロジェクトを行うことは大変意義あるもの。
2、現状 現在、福島県いわき市勿来において、世界最高効率を目指した、GCC(石炭ガス化複合発電)大型実証実験が、行われているところ(実施者は、電力10社で共同設立された(株)クリーンコールパワー研究所) 世界最先端のGCCと、大規模なガス田の跡地(旧磐城沖ガス田)が、沖合(発電所から沖合60km)に存在するいわき市は、世界に先駆けたGCC+CCSの適地である。
有識者会議メンバー
吉川弘之 独立行政法人産業技術総合研究所理事長 班長
勝俣恒久 東京電力(株)代表取締役社長
張富士夫 トヨタ自動車(株)代表取締役社長
町田勝彦 シャープ(株)代表取締役社長
三村明夫 新日本製鐵(株)代表取締役社長
村田成二 独立行政法人産業技術総合開発機構理事長
桝本晃章 東京電力(株)顧問 世話役
以上pdfからテキスト化
やってますね、たしかに新潟パターンですね。
福島県いわき市勿来町
ビンゴ!
震源地です。
平成23年04月11日17時17分頃 福島県浜通り(北緯36.9度、東経140.8度) 震源の深さは約10km M6.0 震度5弱
平成23年04月11日17時16分頃 福島県浜通り(北緯36.9度、東経140.7度、いわきの西 南西30km付近) 震源の深さは約10km M7.1 震度6弱
いわきの震源地マップ
http://p.twipple.jp/NMutZ
(転載貼り付けおわり)
【192】4/17ヒラリー・クリントン来日、4/20 CSISの震災復興協力会議初会合
新聞記事を紹介します。
(転載はじめ)
2011年4月12日12時23分 朝日新聞
http://www.asahi.com/international/update/0412/TKY201104120229.html
クリントン国務長官、17日訪日 米国務省が正式発表
米国務省は11日、クリントン国務長官が17日に日本を訪問する、と正式に発表した。クリントン氏は、東日本大震災をめぐる日米協力のあり方などについて、菅直人首相、松本剛明外相らと会談するとともに、被災者を慰問する予定だ。
クリントン氏は訪日に先立ち、13~15日にベルリンを訪れ、北大西洋条約機構(NATO)の非公式外相会議に出席。リビア情勢などについて話し合う。16日には韓国に入り、李明博(イミョンバク)大統領と会談する。(ワシントン=伊藤宏)
(転載おわり)
(転載はじめ)
2011年4月11日23時41分 読売新聞http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110411-OYT1T01158.htm
米国の知日派・有力者、震災復興協力へ会議設置
【ワシントン=小川聡】米国の有力政策研究機関「戦略国際問題研究所(CSIS)」は11日、東日本大震災からの日本の復興を支援する日米協力の具体策について提言する有識者会議「復興と未来のための日米パートナーシップ」を設置すると発表した。
ジェームズ・マックナーニ・ボーイング会長が座長となり、リチャード・アーミテージ元国務副長官、ジョン・ハムレCSIS所長ら米知日派や政財界の有力者が参加し、20日に初会合を開く。
カート・キャンベル国務次官補や藤崎一郎駐米日本大使もオブザーバーとして会議を支援する。災害救助、財政、エネルギー、市民社会、健康、同盟問題の6作業部会で議論を進め、今年秋に報告書をまとめる。
(転載おわり)
【191】日本の国難に乗じて、外国勢力が、日本を実質占領して、直接支配に置こうとする動きがある
福島第一原発事故に目を奪われている間に、別の危機が進行しています。
重たい掲示板[439]の副島先生の「報告文12」(投稿者:副島隆彦 投稿日:2011-04-13)より
(転載はじめ)
私たち日本国民は、大丈夫です。復活してゆけます。ただし、どうも、この日本の国難に乗じて、外国勢力が、日本を実質占領して、直接支配に置こうとする動きがある。
日本の国家戦略家であり、最強の思想戦闘要員(ポリティカル・ソート・ファイター、あるいはウオリア)である、副島隆彦が、この分野(フィールド)の専門家であるから、私が、全能を使ってこの危機を乗り切ります。
(転載終わり)
元外交官の孫崎享氏が、2011年3月29日のツイッターで、米国は、地震、原発事故を期に、菅政権に当事者能力がないこと国民が周知した所で、国民の要請をうけて直接統治に乗り出す、すでに実質そうなっているという見解を発信しています。
孫崎享氏のツイッター http://twitter.com/magosaki_ukeru
より2011年3月29日の発信を転載します。
(転載はじめ)
原子力:米国、日本独自で処理能力ないと判断。 米国対日管理体制強化。29日読売:日米両政府が事故への対応で連携を強化するため、合同の連絡調整会議を創設し、検討・作業チームを新設。 日米双方の政府高官や原子力専門家、自衛隊、米軍、東電や原発関連企業も参加。 検討・作業チームは〈1〉「放射性物質遮蔽」〈2〉中期的に原発を安定化させる「核燃料棒処理」〈3〉長期の対策となる「原発廃炉」〈4〉「医療・生活支援」の四つ。「医療」以外の3チームはすでに発足、「医療」チームも近く設立。細野首相補佐官が4チームの取り組みを総括。
http://twitter.com/magosaki_ukeru/status/52507117701177344
菅首相、自衛隊単独では謝意表明ほとんどなし。米軍いると対応違う。生き残りは米国次第と判断でしょう。読売28日:菅首相は28日、自衛隊と米軍の連携用に防衛省に設置された「日米共同調整所」を視察し労をねぎらった。在日米軍のクラウ副司令官に直接、「大変お世話になっています」
http://twitter.com/magosaki_ukeru/status/52511968598294529
日本次第に米国直接支配下。官邸は連絡調整会議。支持をうけるは細野首相補佐官。防衛省に災害用「日米共同調整所」、指揮は在日米軍のクラウ副司令官。冗談に官邸に米軍座ったらと言ったが実質もうそうなった。災害に専念するといった菅首相、仕事なくなりましたね。米国首相誰でもいい。挨拶に来る位
http://twitter.com/magosaki_ukeru/status/52513708622102529
米国流石、世界の帝国だけある。危機じっと待つ。菅政権に当事者能力がないこと国民が周知した所で乗り出す。国民身が大切。直接統治だろうが間接統治だろうがどうでもよい。早く助けてくれ。解りました。では私のいうこと全面的に聞きますね。勿論、早く早く。
http://twitter.com/magosaki_ukeru/status/52524040421777408
(転載おわり)
【190】新聞社の緊急世論調査とは、擬似実験室内である日本国内において、偏った情報を大量に与えることで実験対象に与える心理学的効果を測定するものである(中田安彦さんのtwitter)
エドワード・バーネイズ著『プロパガンダ教本』の訳者でもある中田安彦さんが、「世論調査分析は戦略爆撃調査団と同じ役割を果たす」という重要な内容をツイッターでつぶやいていました。
2011年4月9日のツイッターより
(転載はじめ)
世論調査だけではなく経済学など社会科学全般に言えることだが、「実験室の環境」を一定に保てないという最大の問題がある。経済学や政治学なども疑似科学でありプロパガンダの一種だと私は割り切っている。
http://twitter.com/bilderberg54/status/56575120990416896
それにサイエンスの歴史は実は古くない。アメリカの大学で教えている学問の大半が第二次世界大戦後に確立しパッケージ化されたもの。理科系学問のような厳密さを求めて様々な学問が政治的に発達。その内幕は『ビューティフル・マインド』という映画で存分に描かれている。
http://twitter.com/bilderberg54/status/56577355384233984
いや、ちがうちがう!!私は間違っていた。新聞社の世論調査そのものは「実験」ではないんだ。実験は偏った政局報道をやるという行為にある。実験室は日本国内。世論調査はその実験の結果データを採取する作業に過ぎないんだ。そうでこれで全てすっきりした!!戦略爆撃調査団は世論調査なんだ!
http://twitter.com/bilderberg54/status/56581864013565952
【まとめ】新聞社の緊急世論調査とは、擬似実験室内である日本国内において、偏った情報を大量に与えることで実験対象に与える心理学的効果を測定するものである。統計学による世論調査分析は、戦争における戦略爆撃の効果を測定した連合国軍の調査団と同じ役割を果たす。社会実験の一プロセスである。
http://twitter.com/bilderberg54/status/56582783694422016
やっぱり社会科学とかサイエンスって入り口で狂気な部分があるよなあ。ソーシャル・エンジニアリングの一種なのだから慎重に使ってもらわないと困ると、学者ではない私の立場からは言わないわけにはいかない。統計学を学ぶ以前にそういう心構えが大事だと思う。
http://twitter.com/bilderberg54/status/56583835982368768
(転載おわり)
・・・・・・・
以前、ネットの掲示板で「マスコミの世論調査は自分たちが撒いた毒がどの程度回ったかを調べる秤だ」というコメントを見たことがあります。
http://www.asyura2.com/10/senkyo79/msg/828.html
【189】NHKニュースが報道「津波の前に福島第一原発1号機冷却装置が故障」
副島先生が4月1日の報告文10(広報掲示板「1207」https://www.snsi.jp/tops/kouhou/1492)
で指摘していた
「GE社製 の緊急の炉心冷却の装置(ECCS,イー・シー・シー・エス)が、津波で流されて動かなったのではない。その前の地震の時に、壊れたのだ。だから、予備の緊急の電源盤と、ジーゼル・エンジンとポンプが、地震で、案の定、作動しなかったから、だから、12日午後3時36分に、1号機が水蒸気爆発して建屋が吹き飛び、14日午前11時1分に、3号機が水蒸気爆発した。この時に、小さな きのこ雲が立ち上(のぼ)った。」を裏付ける内容を、NHKが4月8日の朝のニュースで報道しました。
(転載はじめ)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110408/t10015172911000.html
1号機 震災の夜に燃料露出直前
NHKニュース 2011年4月8日 7時17分
東京電力、福島第一原子力発電所の事故で、1号機では、先月11日の地震当日の夜までに原子炉の水が核燃料が露出する直前まで減り、安全のために最も大切な「冷やす機能」を十分に保てなかったことが、NHKが入手した資料で分かりました。専門家は「その後さらに水が減り、核燃料が露出したことで、地震の翌日という早い段階で水素爆発が起きたのではないか」と指摘しています。
NHKが入手した資料には、地震当日の先月11日に福島第一原発の1号機から3号機で測定された原子炉の「水の高さ」や「圧力」などの値が示されていますが、東京電力などは、これまで地震の翌日以降の値しか公表してきませんでした。資料によりますと、1号機では、地震発生から7時間近くたった午後9時半に、原子炉の中で核燃料が露出するまでの水の高さが残り45センチとなり、通常の10分の1程度に減っていたことが分かりました。1号機から3号機では、地震と津波によってすべての電源が失われ、2号機と3号機では非常用の装置で原子炉を冷やし、水の高さが4メートル前後に維持されていました。これに対し1号機では、地震当日の夜までに、すでに安全のために最も大切な「冷やす機能」を十分に保てなかったことになります。また核燃料が水から露出するまで、2号機と3号機では、地震から1日半から3日程度かかっているのに対し、1号機では18時間ほどしかありませんでした。東京大学の関村直人教授は「1号機では、『冷やす機能』が維持できなくなったあと、さらに水が減り核燃料が露出したことで、地震の翌日という早い段階で水素爆発が起きたのではないか」と指摘しています。一方、東京電力は「調査はこれからで詳しいことは分からない」と話しています。
(転載おわり)
【188】武田邦彦 プルトニウム・・規制値を守れるか?
武田邦彦氏のサイト http://takedanet.com/ より転載します。
(転載始め)
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http://takedanet.com/2011/03/38_38a5.html
原発 緊急の緊急(38) プルトニウム・・規制値を守れるか?
プルトニウムが福島原発の付近で検出された。
すでにプルトニウムの毒性についてはブログで2回、書いているのが、それに加えて、自衛するのは、
1) 国がプルトニウムの規制値(キログラムあたり1ベクレル)を守れるか(ヨウ素は300ベクレルなので、その300分の1)。
規制値を変えると危険度が判らなくなる。すでに東電は規制値を言わずに「原水爆実験の時に日本を汚染したプルトニウムと比較すると」などと言っているが、まだ「規制値無視」が続いている.
また、農作物でも規制値をゆるめる検討が進んでいる.事故が起こったからといって規制値をゆるめると、何が何だか判らなくなる.
私たちは、「プルトニウムはヨウ素の200倍。ヨウ素は200ベクレル(換算方法は下記)」と覚えておきたい、
2) すぐには拡散しないが、測定方法が少なく、情報が遅くなる(簡単な方法では測定できないので、もし測定側に誠意があっても1週間程度かかる)、
3) 汚染が拡がったときのためにインフルエンザのマスク(N95)を用意しておく、
4) プルトニウムが原発から離れたところで測定されたら、その方面の人はすぐマスクをつける(プルトニウムは直ちに風に乗って移動しない(酸化プルトニウムは飛びにくい)ので、少し様子を見る)、
5) 原子炉からプルトニウムがでるのは当たり前(3号炉以外でもプラン235が核分裂するとでる。3号炉はさらに多い(約6,7倍))だから、特別な事が起こっている訳ではない、
ということである。
・・・・・・・・・
ちなみに、ヨウ素、セシウムなどは、
「ベクレルを100分の1にして2をかける」
とマイクロシーベルトになる。ヨウ素では、300ベクレルというのをシーベルトに直す場合には、100でわるから3になり、それを2倍するから6マイクロシーベルトになる。
ただ、普通は、シーベルトは時間あたり、ベクレルはキログラムあたりになるので、それも含めた換算方法はまた時間がとれるときにできるだけ早く書きたい。
(平成23年3月29日 朝 執筆) 武田邦彦
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http://takedanet.com/2011/03/36_9d9f.html
原発 緊急情報(36) 3号炉(プルトニウム)の問題(その2)
(「知識」が自分の身や家族を救うこと、原子力の知識は見かけが難しそうに見えるだけで内容的にはそれほど難しくないので、できるだけわかりやすく書きますので、理解を深めてください。また専門的な知識の必要な方もおられますので、ブログの後半にはやや専門的な内容を盛り込むことにしました。)
今までの原子炉は、ウラン235を核分裂させるのがほとんどでしたが、最近ではプルトニウムを核分裂させるものも出てきました。
それが福島原発の3号機です。3号機が水蒸気爆発等をしますと、プルトニウムが空気中に放出されます。これについてすでに1度、このブログで説明をしましたが、追加して説明をします。
・・・・・・・・・
簡単な説明
3号機が爆発して燃料として使っていたプルトニウムが空気中に飛散しますと、小さい微粒子になって風に乗って飛んできます。
それが、野菜等について食品と一緒に口の中に入る場合には、そのまますぐ排泄されてしまいますので、あまり害はないということを書きました。
しかし、プルトニウムの微粒子が風に乗って飛んできた場合、呼吸とともに口から入り、75%ぐらいは消化器系の壁について胃のほうに行きますから良いのですが、25%、つまり4分の1ぐらいは肺に行きます。
肺に行くと肺の奥の方に詰まってそのまま出てこなくなります。そうなると、プルトニウムは周辺の細胞をいためますので、それが心配されています。
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防御方法
空気中を飛んでくるプルトニウムの粒子は、0.3ミクロン程度の非常に小さな微粒子です。
しかしインフルエンザウイルス(0.1ミクロン程度)よりも大きいので、インフルエンザウイルス用のマスク(N95と言う少し高めの)を用意しておけば、おそらく95%ぐらいは被曝を防ぐことができると思ます。
機会のある内に、インフルエンザ用のマスクを買って置いておきましょう。
放射性物質の量が多い福島県の人等は比較的頻繁にマスクを変えた方がいいと思ますが、東京や仙台などでは今のところ洗って繰り返し使えると思ます。
・・・・・・・・・
(やや専門的)
わたくしがウラン濃縮の仕事をしているときに勉強したプルトニウムの知識は少し古いので、今回、西暦2000年までの事故例などを調べてみました。
やはり最も注目すべき事故例は、1965年のアメリカで起こった事故で、その時には25名の人が酸化プルトニウムの微粒子を吸い込んでいます。
吸い込んだ量は、放射線の作業をする人として認められている許容値のさらに10倍程度であり、かなりの量を被曝しています。
この時の酸化プルトニウムの粒径は0.21ミクロンから0.37ミクロンです。0.21ミクロンとは210ナノメートルですから、所謂“ナノ粒子”の領域です。微粒子としてもかなり小さい方に属します。
当時、プルトニウムは非常に毒性が強いと言われていたので、この25人は直ちに肺癌になると予想されていました。しかし、事故後20年たった1985年の健康診断でも健康上の被害は認められていません。
このほかに事故例は10ぐらいありますが、いずれも軽度の被曝で重篤な症状は見られていません。
・・・
原理的に言えば、酸化プルトニウムの微粒子が呼気とともに肺に入ると、沈着しα線をだして周囲の細胞を痛めると考えられます.また半減期が長く、水に溶解しないので、一旦、肺に入った酸化プルトニウムは除去ができないと考えられます。
しかし、それは机上の考えであり、事故例を見ますと、酸化プルトニウムの化学的、生理学的なダメージは小さく、α線による放射線障害が主でしょう
.
一方、インフルエンザウイルスの大きさは、0.1ミクロン程度ですので、幸いインフルエンザ用マスクでかなりの部分は、防ぐことができると思います。
・・・
プルトニウムの毒性が極めて強いのではないかという危惧があるのはわかりますが、あくまでも、わたくしたちは「正しい科学的な知識」によって行動を決めなければいけません。
その点では、根拠なくプルトニウムの毒性について述べてもいけませんし、また逆に3号炉はプルトニウムを燃料としているのですから、東京電力や国はもう少し誠意を持って3号炉の状態や、プルトニウムが飛散した時の防御を発表するべきだと思ます。
(平成23年3月28日 午前9時 執筆)武田邦彦
(転載終わり)
武田邦彦 プロフィール http://takedanet.com/2007/06/post_7d91.html
3月31日、IAEA(国際原子力機関、本部はスイスのジュネーブ)が土壌汚染について測定したところ、福島県で「IAEAが勧告している避難しなければならない地点」が見つかったことを日本政府に通告したというニュースが流れました。
工学博士で、内閣府原子力委員会専門委員、同安全委員会専門委員 の武田邦彦氏は、自分のサイトの3月31日のコラム http://takedanet.com/2011/03/post_19ec-1.htmlで
「日頃、北朝鮮の情報が隠されていると批判している日本人だが、今が非常時だということを考えると、北朝鮮を上回る情報統制だ」とまで言っています。
【187】プルトニウムの毒性 CODEX193
会員の黒瀬祐子(PN)です。放射性物質の拡散のなかで一番気になっていたプルトニウムの毒性について、武田邦彦氏が解説しています。自分の推測と同じだったので、かなり納得がいきました。紹介します。
それと、厚生労働省医薬食品局食品安全部長から、都道府県知事、保健所設置市長、特別区長に宛てた通達(3月17日付け)「放射能汚染された食品の取り扱いについて」にあった、食品のウランやプルトニウム許容量は、CODEコーデックス(CODEX:世界的に通用する食品規格)に準じていることを確認したので報告します。
武田邦彦氏のサイトより
(転載はじめ)
http://takedanet.com/2011/03/32_f654.html
原発 緊急情報(32) プルトニウムの毒性
(メールのご質問に十分にお答えできず誠に申しわけありません。今のところは全数を読んでおりますので、順次ブログでお答えしていきたいと思います。ここではご質問も多かったプルトニウムについて解説をしたいと思います)
今回の福島原発では、1号機、2号機、4号機が通常のウラン燃料を使っています。ウラン燃料というのはウラン235を核爆発させるもので、多くの原子炉で使われているものです。
これに対して3号炉は、プルトニウムという元素を燃料に使っています。これはウラン235を核爆発させますとプルトニウムはできますので、それを回収して再度、燃料として使うのです。
つまり、普通のウラン235の燃料の時には4.5%程度のウラン235の純度で燃料として使うのですが、プルトニウムは9%程度で使用します。
また少しややこしいのですが、ウラン235燃やすとプルトニウムができます。お役目が終わって燃料を取り出すときにはある程度のプルトニウムを含んでいます。
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ところで、プルトニウムがなぜ問題かというと、一つにはプルトニウムというのは自然界にはない元素でウラン235の核爆発で作られます。第2番目はプルトニウムには非常に強い毒性があるという考えられていることです。
大震災と福島原発の事故の後なので、これまで話を控えていましたが、広島の原爆がウラン235、長崎の原爆がプルトニウムでした。
そこで今回、万が一、3号炉が水素爆発したときに、プルトニウムの飛散が予想されますので、それに対して事前に準備をしておくべきかどうかを中心に話をしたいと思います。
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プルトニウムの毒性は次の三つです。
1. 放射線が強い、
2. 放射線の中でも体の表面や内蔵の表面を損傷する、
3. 人体へ特別強い毒性を持っていると言われている。
わたくしがウラン濃縮の研究をしている当時、プルトニウムの毒性を知ることが大切だったので、かなりの量のアメリカの文献を読んだことがあります。
ウランが核爆発をする条件とか、プルトニウムの毒性の基礎的な研究は、第2次世界大戦時代のアメリカに最も多く、特に初期の研究では研究者の死につながるような事故等も伴いながら研究をしています。従って、その時代の文献はとても大切です。
また長崎原爆、チェルノブイリ等、関係する資料も比較的整理されています。
それらによると、プルトニウムの特性は次のように考えられます。
1. 放射線は強いのですが、放射線の量を常に測定して管理しておけば、他の放射性物質と同じと考えられる、
2. 放射線の中でも体の表面や内臓の表面を損傷する特徴があるが、これもプルトニウムばかりでなく他の放射性物質でもその程度は同じ、
3. プルトニウムだからといって人体に特別な毒性はない。
1.や2.はすぐ理解できると思います。まず外から来る放射線は人間にとって「どの放射性物質から出ている放射線か」かということをわかりません。放射線の種類やエネルギーによって人体に対する影響が決まるだけです。
プルトニウムか体内に入った場合ですが、ほとんどは口から入ったら、胃や腸を通って比較的早い時期に排泄されます。その時に、消化器官の表面に放射線があたりますが、これもプルトニウム以外の放射性物質と同じです。
このようなことから、プルトニウムだから毒物だということないというのがわたくしの判断です。
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このようなわたくしの判断は今までも機会のあるときに、話してきましたが、それに対して、主に原発反対派の人から強い反論があります。
それはプルトニウムの毒性は特別で「角砂糖5ヶで日本人が全滅する」と言われます
わたくしは責任ある立場でしたから、事実を調べるために、随分文献を読んでみましたが、このような毒性を見つけることはできませんでした。
科学的事実に賛成派も反対派もないのですが、この件についてはわたくしは「推進派」と同じ考えです。繰り返しますが、科学的事実には推進派も反対派もありません。ただ国民の健康だけを考えて判断する必要があります。
それなのに、「プルトニウムの毒性」という問題を、科学ではなく思想の問題に置き換えてしまうことが、これまでこの問題がハッキリしなかった原因です
おそらくこのブログでも、ここで「プルトニウムの毒性は特別なものではない」と書きましたので、「武田はけしからん」という反論もあると思いますが、プルトニウムの毒性は科学的事実ですから微量のプルトニウムによって、大きな損傷を受けたという医学的事実が必要なのです。
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ところで、「プルトニウムの毒性は特別である」という考えに対して、2006年に電気事業連合会が反論を出しています。
ただ、電気事業連合会の普通の説明と同じで、「プルトニウムを燃料に使うことは安全である」ということを繰り返しているだけで、厳しく言えば答えになっていないという面があります。
少なくともプルトニウムの毒性に対して心配している人がいるのですから、形式的な答えではなく、実質的に踏み込んだ答えをしていればプルトニウムに対する不安感はかなり弱まったと考えられるからです。
わたくしはこのブログで常に国際放射線防護委員会 (ICRP)の勧告に基づいて作られた日本の法律の考え方と数値を使っていますが、それによると、プルトニウムはごく普通の放射性元素として分類されています。
わたくしがウラン濃縮研究をしているときに、ウランとプルトニウムの人体内での振る舞いがかなり似ていることを知りました。
ウランもプルトニウムも、
1) 比較的、消化器表面を損傷する放射線を出すこと、
2) 人間にとってプランもプルトニウムも必要のない元素なので口から入ったら比較的短時間で排泄されること、
3) ウランやプルトニウムは腎臓に行きますが、それは排泄のためであり、だから早期に排泄されること、
4) ウランを間違って飲んだ例では、障害がでていないこと、
等です。
生物関係の方面ではよく知られているように、「人間は必要なものは取り込み、不必要なものを排泄する」という機能を持っています。
例えば人間の血液に必要な「鉄」を考えますと、鉄の放射性同位体が体の中に入ると、人間の身体は「放射性かどうか」を見分けることができないので、その鉄を体に取り込んでしまいます。
体に取り組むとそのあとずーっと放射線を浴びることになります。
逆に、ウランが入ってきてもどこに使っていいかわからないので、すぐ排泄してしまうのです。
このように、ウランやプルトニウムが人間に対して強い毒性を持たないのは、人間が使う元素ではないということが決定的な理由だとわたくしは考えています。
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従って福島原発からプルトニウムか飛散しても、これまで通り放射線の強さに注意していれば大丈夫ということになります。
プルトニウムを燃料に使う3号炉について、わたくしはこれまで、危険度を他の号機に対して2.5倍にしていました。この理由は、第1にプルトニウムの特性をもう一度調べてみようと思ったこと、第二に燃料の中の放射性物質の状態がウラン燃料と違い、やや危険側にあるということで、2.5倍をかけていました。
現在でも3号炉については、やはり2.5倍程度の数字は必要と思います。これはプルトニウムを燃料とする軽水炉の大事故が初めてであるということです。
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3号炉に関する最終的な結論は、「注意しておかなければいけないが、決定的にわたくしたちの健康に影響を及ぼすものではない」ということです。
(平成23年3月27日 午前8時 執筆)
(転載おわり)
黒瀬祐子です。厚生労働省医薬食品局食品安全部長から、都道府県知事、保健所設置市長、特別区長に宛てた通達(3月17日付け)「放射能汚染された食品の取り扱いについて」で、食品のウランやプルトニウム許容量まで設定がありました。
▽ソース 厚生労働省ホームページ
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001558e.html
▽ 通達の原文(PDFファイルである)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001558e-img/2r9852000001559v.pdf
▽同内容の書起こし投稿
http://www.asyura2.com/11/genpatu7/msg/779.html
食品にプルトニウム許容というので、私も正直絶句しました。
ネットには、「民主党政権は日本国民に「プルトニウム入り食糧」を食わせることを決断」「プルトニウムの摂取基準って世界で初めてだろうな。プルトニウムがダダ漏れだってことを暗に認めてるだろ。永遠に体内から放射能を出し続ける体になる。」などと、飛び交いました。
これに対し、「この飲食物摂取制限に関する指標はCODEX 193 に準拠しています。民主党が適当に作った訳ではない。事実を確認してください。http://www.codexalimentarius.net/web/standard_list.do?lang=en 」というコメントと参照サイトの提示がありました。
コーデックス(CODEX)とは世界的に通用する食品規格です。(社)日本食品衛生協会によると、下記のとおりです。
(転載始め)
正式にはコーデックス・アリメンタリウス(Codex Alimentarius)というラテン語からきた言葉で、食品規格という意味をもち、19世紀末のオーストリア・ハンガリー帝国でも使われたことがある伝統的な言葉です。現在、世界的に通用する食品規格はこの規格だけで、これを普通コーデックス規格といっています。1962年、国連の専門機関である国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)が合同で、国際的な食品規格をつくることが決められました。その食品規格計画の実施機関が食品規格委員会、英語名でコーデックス・アリメンタリウス・コミッション(Codex Alimentarius Commission)といい、CACと略称されています。
http://www.n-shokuei.jp/food_safety_information_shokuei2/food_hygienic/codex/sec01.html より
(転載終わり)
黒瀬祐子です。コーデックス事務局ホームページにあるコーデックス食品規格リストhttp://www.codexalimentarius.net/web/standard_list.do?lang=en から、1995年に作られた CODEX 193 を見てみました。
「General Standard for Contaminants and Toxins in Food and Feed」p.33-37の RADIONUCLIDES に載っている数値を見ると、プルトニウム(Pu238,239,240)の指標値は、 乳幼児用食品・飲料水・乳製品 1(Bq/kg)、野菜・穀物・肉類 10(Bq/kg)で、厚生労働省医薬食品局の3月17日通達の飲食物摂取制限に関する指標は、CODEX 193 に準拠していることは事実でした。
世界基準の食品規格コーデックスでは、1995年の段階で、プルトニウムも折込み済みという「合理性」を目の当たりし、これはこれで驚きました。
それと同時に、国内基準を変えるなら、「世界的に通用する食品規格に切り替えます」と、政権担当者が堂々と発表すれがいいだけではないか、とも思いました。こうして、日本の官僚がこっそり通達で基準値を変えるからますます不信を植えつけるのです。
【186】仏原子力研究機関見解「福島3号機の燃料格納容器は密閉状態にない」
よっちんと申します。
気になる記事をもう一つ転載しておきます。
http://www.francemedianews.com/article-3-70205881.html
(転載貼り付けはじめ)
25日仏ル・モンド紙の報道によれば、福島で最悪のシナリオである「原子炉溶融」が起きようとしている。
東京電力は同日未明「第3号機の燃料棒を搭載している格納容器が破損している可能性がある」と発表し、「放射性物質が遠方に放出された」と日本の原子力安全・保安院は報告している。
仏原子力保安院(IRSN)のティエリ・シャルル事務局長は「原子炉の格納容器に穴が開いていることが予想される。今後我々はその仮説シナリオに基づいて分析を続ける」と語る。IRSNの危機管理局は、数日前から3号機から発生していた黒煙と原子炉隔離外壁がすでに気密性を失っていることから、「燃料と溶けた金属が混ざり合いコリウムが生成され外壁のコンクリートと化学反応を起こし、原子炉格納容器に亀裂が入っている可能性」を懸念しているという。
もしそれが現実だとすると、放射能汚染の環境に対する影響は悲劇的な結果になる。過去に例のない事故になるだろう。1979年の米スリーマイル原発事故の際炉心は45%まで溶融したが、溶けた炉心は燃料を格納した鉛の容器の中に留まっていた。福島原発では「その境界線を超えてしまった」とル・モンド紙は分析する。
(転載貼り付けおわり)