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※ログイン後に投稿フォームが表示されます。
Loginはこちら【236】拘束され死刑判決を受けたイギリス人傭兵が現在の心境を動画でアップした
かたせ2号です。
表題の内容について、以下に記録します。
州都ドネツクの都市部にある刑務所内で、ウクライナからの砲撃におびえていると正直に告白しています。
まず、Jano66さんのツイート(2022年2月25日)から3本引用します。
Jano66さんの、元動画への日本語字幕追加のご尽力に、この場を借りて感謝します。
https://twitter.com/Jano661/status/1540330525705269249
(引用、一部補足追記開始)
【字幕】2022年6月9日に、「ドネツク人民共和国(DPR)」の裁判所から死刑判決が出て1週間経った、イギリス人傭兵エイデン・アスリンのYoutubeから。パート1
エイデン・アスリンが、ドネツク州の州都ドネツクの刑務所から、動画をあげてコメントしています。
やつれてます。死刑への恐怖もあるけど、ウクライナの激しい砲撃を受けているから。ウクライナが民間人へ激しい無差別攻撃を加えています。彼は、ウクライナの為に戦ってウクライナに殺されそうになっています。
(動画リンク先 2分14秒)
https://twitter.com/i/status/1540330525705269249
(引用、一部補足追記終わり)
かたせ2号です。続いて2本目。
https://twitter.com/Jano661/status/1540334266932170752
(引用開始)
【字幕】死刑判決が出てから1週間経ったイギリス人傭兵エイデン・アスリンのYoutubeから。パート2
「ウクライナが民間人を攻撃してるなんてプロパガンダだ」と言う言葉に騙されてきたエイデンは、死を目前にして、真実を知ります。
(動画リンク 1分46秒)
https://twitter.com/i/status/1540334266932170752
(引用終わり)
かたせ2号です。続いて3本目。
https://twitter.com/Jano661/status/1540386774740246529
(引用開始)
【字幕】死刑判決が出てから1週間経ったイギリス人傭兵エイデン・アスリンのYoutubeから。パート3
言わされてるだけだ!嘘だ!の人たちへ「みんなが知るべきだから話してるだけだ」
(動画リンク 2分19秒)
https://twitter.com/i/status/1540386774740246529
(引用終わり)
かたせ2号です。
上記3つの動画の文字起こしをしたので、以下に掲載しておきます。
(文字起こし開始)
エイデン・アスリンです。死刑判決から1週間が経ちました。簡単にアップデートします。いいことが起こればいいけど・・どうかな・・わからない。判決の後、どう感じているかだけど、感傷的になることが多い。怖いし、心配。神様に話しかけることが多い。それが今の僕のメンタルの状態です。
最近ひどくストレスなのが、続いている砲撃です。みんなは知らないかもしれない。西側のニュースにはなっていないだろうけど、今、ドネツクはものすごい砲撃にあっている。ウクライナが攻撃しているんだ。証人になれるよ。初めて知った。
刑務所に来て、ウクライナ側から迫撃砲の攻撃を受けるとは。ウクライナの砲撃で僕は死ぬんだと思った。
ここ数日、朝から晩までウクライナ側からすごい攻撃だった。みんなにわかってほしいのは、僕のいる場所(刑務所)はドネツクの都市部にあるんだ。軍事施設があるとかではなく、この刑務所は戦争犯罪だけじゃなく、普通に服役している人たちもいる。なんでウクライナは民間の地域を狙って攻撃するのか?
前は本当に何も知らなかった、こんな現実だとは。自分の視点からは、これは見えていなかった。今、大きく物事を見ることができるようになったから、ドンバスの人たちどんな状況だったかわかる、毎日砲弾が飛んでくる生活だ。一日中、ウクライナの砲撃をおびえる気持ちがよくわかる。(ただし、この地域から飛んでいく砲弾はないんだ。飛んでくる砲弾と飛んでいく砲弾の違いはわかる。)
この刑務所で着弾した場所が僕の監房に近かったから、爆発の衝撃も感じるし破片が降り注ぐ音も聞こえる。
目が覚めたよ。
マリウポリでアゾフ大隊が一般のアパートを盾にしていたのは、今回の、民間人に無関心な出来事でわかった。この軍隊に4年もいたけど、言葉では表せないけど、今とは違い気持ちだった。今回の民間人へのウクライナの攻撃は、最期に強烈な一発を喰らった感じ。これが最期に僕が開眼するきっかけになった。そしてこれが、ドネツクの人が耐えてきた状況なんだ。ドネツクの人たちが言ってきたことはこれだったんだって。
ウクライナ側の話は全くこれとは別になっていて、プロパガンダという言葉以外ない。
この間、このことで服役仲間とケンカになった。そいつに言わせると、僕が言っている「ウクライナ軍が民間人を攻撃」というのがウソだって言うんだ。
でも何が真実かは明らかだ。
中には、僕が死にたくなくて、ロシア側に上のようなことを言わされているだけだと、考える人もいるだろう。
死ぬのは怖いに決まっている。皮肉にもウクライナ軍の砲撃で死ぬとかになったら最悪の結末だ。でも、人々が真実を知るべきだと思うから今、話してる。
事実を、こうなる前に知りたかったよ。でも、神はこの方法で事実を僕に伝えたんだ。言葉もないよ。ドネツク側の情報にも注意を払うべきだった。西側の情報を信じて親ウクライナの立場をとっているのなら、止めた方がいい。もっと早くに気がついていれば、と思う。
なんて言うか、4年間、従軍していたけど、何の意味もなかった。
ウクライナの海兵隊にいることは正しいことだと思っていたから、今になって真実を知って何も言葉が出ない。心の底から後悔している、契約して軍隊に参加したことを。もし今知っていることを知っていたら、このような親ウクライナの行動は絶対にとらなかっただろう。
怖いから言っているだけだと言うんだろ?
怖いよ、ウクライナの砲撃が。そして自分が戦ってきたことが全て間違いだったと気づいてしまったことも。
だまされ、ごまかされてきたんだ。
気づいてしまったから、僕の今の気持ちを表す言葉は見つからない。
(文字起こし終わり)
かたせ2号です。
ドネツク州の現況についても、あわせて記録しておきます。
AFP通信(yahoo news経由)記事から。
記事名:ウクライナ東部ドネツク州に「安全な町はない」 ドネツク州知事
2022年6月24日配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/9bcd32bb1569c363edadc8ed91dd8999dc05b641
(引用開始)
ウクライナ東部ドネツク(Donetsk)州のパブロ・キリレンコ(Pavlo Kyrylenko)知事は2022年6月23日、ロシア軍との戦闘が激化しており、州内に「安全な場所、町はない」とAFPに語った。
キリレンコ氏は情報機関の最新データを引用し、隣接するルガンスク(Lugansk)州のリシチャンスク(Lysychansk)とセベロドネツク(Severodonetsk)周辺で展開されている戦闘の規模を踏まえると「ドネツク州のどこであろうと、住民がとどまり続けるのは極めて危険だ」と語った。
(引用終わり)
以上
【235】EU行政部門トップのフォン・デア・ライエン委員長の発言について
かたせ2号です。
以下の2つの発言を読むと、ライエン委員長の精神状態がおかしくなった、としか思えない。
と同時に、英米(格上)と仏独伊(格下)の対立が深刻すぎて、EUが首尾一貫した意思決定を下せない状態にあることの反映であるとも読める。
たぶん、その両方であろう。
まず、イギリス、モーニング・スターのサイトから引用する。(2022年5月29日)
ドイツ・イタリアからの突き上げ(「ロシア産エネルギーの輸入継続を認めよ」)が強くなった時期に、その声を反映した発言である。ただし、このライエンの発言にあるような理屈で、DS最高幹部のジョージ・ソロスが納得するわけがない。ライエンは、そんなこともわからないのか? 発言の意図が不明である。
記事名:EU首脳、ロシアの石油輸入禁止措置にUターン
https://morningstaronline.co.uk/article/w/eu-chief-u-turn-over-russian-oil-ban
(引用開始、deepl翻訳)
欧州連合(EU)のウルスラ・フォン・デア・ライエン委員長は、ロシアの石油の輸入禁止をめぐってUターンを行い、輸入を継続する方が賢明であると述べた。
土曜日(2022年5月28日)にアメリカのニュースチャンネルMSNBCで放送されたインタビューで、彼女は、EUは禁輸措置よりもロシアの石油を買い続ける方がロシアにダメージを与えるだろうと述べた。
「なぜなら、これこそが、ロシアの侵略、つまりプーチン大統領の侵略に対して我々が持つ最も強力な手段だからだ」と述べた。
欧州委員会委員長は、EUがロシアの石油にどのようにアプローチするかについて、戦略的に考える必要があると述べた。同委員長は以前、年末までにロシアの石油を完全に断つと主張していた。
もしEUがロシアの石油を直ちに完全に断つと、プーチン大統領はEUに売らない石油を世界市場に持ち出し、より高く売ることができ、彼の軍資金を満たすことができるかもしれない、と彼女は言った。
(引用終わり、deepl翻訳)
かたせ2号です。
次に、ライエン委員長のツイートから引用する(2022年6月17日)。
確かに、以下のツイートは同日の、イギリスのジョンソン首相のウクライナ電撃訪問および、「ウクライナ軍を対象とする訓練プログラムの着手を申し出た」声明と正確に対応している。かつ、それを翼賛(よくさん、力添えして助けること)した内容になっている。しかし、このライエン発言そのものについていける人間は、世界中でもほとんどいないだろう。
https://twitter.com/vonderleyen/status/1537739940942991360
(引用開始)
(原文)Ukrainians are ready to die for the European perspective.
We want them to live with us the European dream.
(日本語への翻訳文)ウクライナ人は、ヨーロッパの理念のために死ぬ準備ができています。
私たちは、彼らにヨーロッパの夢を共に生きてほしいのです。
(引用終わり)
かたせ2号です。
今後のライエン発言は、英米と仏独伊のどちらが優勢なのか、を反映するための指標として活用できると考える。ライエン自身に確固たる政治的信念は全くないことが、上記の発言ではっきりしたからだ。そのような視点で注目していきたい。
以上
【234】取り急ぎ。ロシアが、ジョージ・ソロスを潰しにかかりました。
かたせ2号です。
WE_ARE_THE_RONINさんのツイートから。
2022年6月20日
https://twitter.com/Allisvanity2012/status/1538636193306669057
(引用開始)
FranceRsistanc1さんのツイート(2022年6月19日)を翻訳
https://twitter.com/FranceRsistanc1/status/1538427225724358656
ロシアの、RTテレビチャンネルは、ヨーロッパ各国の選挙操作におけるジョージ・ソロスとオープン・ソサエティの責任を証明する2000以上の文書のリークに関する情報を公開しました。
(動画)https://twitter.com/i/status/1538427225724358656
(引用終わり)
以上
【233】バルト三国とロシアとが戦端を開く火種が大きくなった。記事名「ロシア飛び地への列車通過拒否 リトアニア、EU制裁で」(2022年6月18日)
かたせ2号です。
追い詰められたDS最高幹部、ジョージ・ソロスが、バルト三国でロシアとの戦端を開くかもしれません。
産経新聞サイトから。
記事名:ロシア飛び地への列車通過拒否 リトアニア、EU制裁で
2022年6月19日配信
https://www.sankei.com/article/20220619-C4DIF2GND5MYJIX36SOHI3SVAU/
(引用開始)
ロシア西部の飛び地カリーニングラード州のアリハノフ知事は2022年6月18日、リトアニアが同日、欧州連合(EU)の制裁対象の貨物を積んだ列車について、ロシア本土からリトアニア経由での同州への乗り入れを禁止したと通信アプリに投稿した。
ロイター通信によると、リトアニア鉄道が禁止を確認。石炭や金属、建材などが対象で、通過する貨物の半分に相当する。アリハノフ氏は、北西部サンクトペテルブルクから船で物資を運ぶとし、市民にパニックに陥らないよう呼びかけた。
ロシア上院のコサチョフ副議長は通信アプリで、通過を認めたEUとの1994年の合意に反すると非難した。(共同)
(引用終わり)
かたせ2号です。
これに関する、すらいとさんのツイートを引用します。きちんと情報整理されていて参考になります。
2022年6月19日
https://mobile.twitter.com/slightsight/status/1538154171035029504
(引用開始)
リトアニアは、EU加入時の条件としてカリニングラード(ロシア領)への輸送を妨害しないことに合意したはずだが、制裁の一環として2022年6月18日に、鉄道輸送を止めると発表。
ウクライナ敗色が濃厚となった米国が、次の紛争を必要としている。ロシアVSリトアニア・ポーランド・アメリカの戦争が勃発し、負けられない米政権は核破壊も厭わない。
(リトアニア周辺の地図)
https://mobile.twitter.com/slightsight/status/1538154171035029504/photo/1
ポロシェンコ(ウクライナ前大統領)も「ミンスク合意は、対ロシア戦争を準備するための時間稼ぎ」と正直告白しているし。
ウクライナは、戦争するため年1万人の兵士をNATO基準で訓練し、その兵力6万がドンバスに集結していた。
これが2022年2月。国全体23万人の軍隊規模だったが、内7万が既に死亡、という見積りがある(最小で4.5万)。
バルト3国はカリニングラードの安全を保障することと引き換えに独立が認められた経緯がある。ウクライナも、国境を決めずに友好国である条件でクリミア他ロシア人が多数の地域を割譲。フィンランドは永世中立を誓って、独立国として残っている。
いつの間にか国際協定、西側から破っていいことに。
(引用終わり)
かたせ2号です。
このツイートには、以下のツイートが返信されていました。
Atsuo Hatonoさん。
(引用開始)
こんなことをすれば,当然,こんな動きになる。
藤原直哉ツイート(2022年6月19日)
https://mobile.twitter.com/naoyafujiwara/status/1538347593591582720
「ロシア連邦議会で、リトアニアの旧ソ連邦からの独立が取り消されるかもしれない」
(引用終わり)
かたせ2号です。
すでに、ロシアが2022年6月15日にこのような動きを示していました。
ですので、追い詰められつつあったDS最高幹部(の一人)ジョージ・ソロスにとって、ロシアのこの動きは「ちょうどよいタイミング」だったかもしれません。
FOXnewsのサイトから。
記事名:ロシア、バルト三国の主権放棄で旧ソ連諸国をNATOから追い出す狙い。ロシアの議員、バルト三国の主権を剥奪するロシアの決定をNATOが受け入れなければ第三次世界大戦を起こすと脅す。
2022年6月15日配信
https://www.foxnews.com/world/russia-boot-former-soviet-nations-nato-sovereign-recognition-lawmaker
(引用開始)
ロシアの議員は水曜日(2022年6月15日)、モスクワは、NATOの保護を剥奪しようと、リトアニア、ラトビア、エストニアといった旧ソ連諸国の独立承認を撤回することを視野に入れていると語った。
州議会副議長のエフゲニー・フェドロフはラトビアの報道機関に対し、バルト三国を主権国家として認めるロシアの決定を覆せば、1997年の国境まで同盟を逸脱させる法的根拠が生まれると主張した。
「NATO憲章には第6条があり、それによると係争中の領土は同盟に含めることができない。バルト三国の領土が係争地と認められればすぐに、これがバルト三国をNATOから排除する根拠となる」とフェドロフ氏は述べた。
先週、フェドロフはリトアニアの主権を標的とした法案を提出し、30年以上前にソビエト連邦から違法に離脱したと主張した。
リトアニアは、1940年以来ソ連の支配下にあった後、1990年3月に崩壊しつつあるソ連から独立を回復すると発表した最初の共和国である。
ゴルバチョフ大統領率いるモスクワは、1991年9月までにリトアニアの主権を認めた。
フェドロフ議員は、リトアニアはモスクワにとって最大の脅威であり、「バルトへのNATOの玄関口」であるため、ロシアにとって最初のNATOの標的であると主張した。
しかし、このロシア人議員は、他の旧ソ連諸国が次のターゲットになる可能性もあると述べている。
「最高司令官は1997年、我々の「レッドライン」がNATOの国境に沿って走ることを決定した。つまり、最低でも旧ソ連の国境を越えてNATOを押し広げる必要がある」と、東欧諸国がNATOに招待される前の時代に言及している。
ロシアやロシアの傀儡国家と言われるベラルーシと国境を接するリトアニア、ラトビア、エストニアは、2004年にNATOに加盟した。1997年から2004年の間に加盟したのはポーランド、ハンガリー、チェコ共和国だけで、ロシアはこれらの国々の軍縮を繰り返し要求しているが、NATOはこれを真っ向から否定している。
フェドロフ議員は、もしロシアがバルト三国の独立承認を撤回することを決めたら、NATOは彼らを同盟から追い出すか、「第三次世界大戦が始まる」ことを受け入れるべきであると脅した。
NATOは、ロシアがバルト三国の主権承認を撤回する可能性があることについて、公式にコメントを出していない。
しかし、NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長は水曜日(2022年6月15日)の演説で、同盟内外の安全保障の取り組みを強化することを約束した。
「プーチン大統領の目標はウクライナにとどまらない。だからこそ、ウクライナを支援すると同時に、少なくとも同盟国東部での抑止力と防衛力を強化する必要がある」と、記者団に語った。
ロシアがNATOの同盟国に対する脅威を表明しているにもかかわらず、専門家はFox Newsに対し、モスクワがNATOの加盟に口を出す可能性はないと語った。
「第一に、NATOはいかなる国も同盟から "追い出す "ことはないだろう。 NATOはワシントン条約という条約の結果であり、NATO加盟国が同盟を脱退する唯一の方法は、彼ら自身の選択によるものだ」と、欧州・NATO担当の元国防副次官補、マイケル・ライアン氏は言う。「第二に、米国はバルト三国のソ連への編入を認めていない。」
「ロシア下院議員が、ロシアは独立国として認めていないと示唆したからといって、NATOの全加盟国が認めているのだから、何も変わらない」とも述べた。
同様に、国防情報局(DIA)でロシアのドクトリンと戦略を担当した元情報将校のレベッカ・コフラー氏は、これも「プーチンがバルト諸国の人々を怖がらせ、不和を煽り、西側との緊張を高めるためにプロパガンダマシンを使った」例だとFox Newsに語っている。
「NATOはバルト諸国を追い出すことは絶対に考えません 」と彼女は付け加えた。
(引用終わり)
以上
【232】「戦いとは、勝って、相手の組織をブチ割るか、負けて、こちらの組織がブチ割られるか、の戦いである。」(その1)
私、かたせ2号は、副島隆彦先生の思想から多くのことを学んだ者である。
学んだことの一つが、次のモノの見方だ。
「戦いとは、勝って、相手の組織をブチ割るか、負けて、こちらの組織がブチ割られるか、の戦いである。」
言い換えるなら、「組織がブチ割られつつある方が劣勢」という見方である。
シンプルだが強力な分析道具である。
以下、これを使って、かたせ2号なりに、ウクライナ情勢の動きを概観する。
<以下、概観開始>
2022年2月24日に、ロシアによるウクライナでの軍事行動開始。
この時の、対ウクライナ・ロシア作戦のDS最高指揮官はジョージ・ソロス。
ソロスは主に、以下の2つの行動を通じて、ロシアを経済的破綻に追い込もうとした。
(1)2022年2月28日に、西側諸国の金融機関にある、ロシア連邦中央銀行、国家福祉基金、財務省ドル資産を凍結(ロシア連邦中央銀行、国家福祉基金、財務省とのドル決済等、全ての取引の禁止)。2022年4月5日のイギリス、トラス外相の発表によれば、ロシアの外貨準備高6040億ドル(約74兆円)のうち、3500億ドル(約40兆円)以上が凍結された。
(2)2022年4月、ブチャの事件のプロパガンダ開始。これにより「ジェノサイド」された民族の代表者であるゼレンスキー大統領の「威光」を使って、ドイツを主な標的として、ロシア産エネルギー(天然ガス含む)の年内輸入停止をさせようとした。ロシアの主要輸出品である天然ガスの輸出先をなくすことで、ロシアの輸出産業に経済的打撃を与えるのが目的。
しかしながら、上記二つの作戦が失敗に終わったことが、2022年5月の中旬には明らかになった。
これを受け、DS最高幹部であるヘンリー・キッシンジャーを中心に、作戦の中止・変更を求める声が大きくなった。田中宇さんの言葉を借りるなら「開戦以来、事態を傍観してきた米諜報界の古株たちが、もうこれではうまくいかない、もうやめろ、とタオルをリングに投げ込んでいる。」(田中宇サイト記事「ロシアの優勢で一段落しているウクライナ」から。2022年6月4日)
2022年5月23日ダボス会議での、キッシンジャーによる痛烈なソロス批判により、このDS内2陣営の対立は世界中に明らかとなった。
DS陣営が二つに割られたのだから、「この時点で、プーチンが優勢、DSが劣勢は明らかになった」と、かたせ2号は判定する。
そして、本日(2022年6月19日)の時点において、この2陣営の分裂は、より明確に、以下のようなヨーロッパ陣営の分裂になって、表れている。
ここでも、組織が割られたのはヨーロッパの側だから、「プーチンが優勢、DSが劣勢」と判定する。
<DS最高幹部>ジョージ・ソロス 対 ヘンリー・キッシンジャー
<ロシアの国益へのスタンス>
ロシアを崩壊させるまで一切妥協しない 対 ロシアの国益を考慮して妥協点を探る
<ウクライナへの命令内容>
全ウクライナの領土からロシア軍を追い出せ 対 ロシアへの領土割譲も前提にロシアとの停戦交渉を進めろ
<国家>イギリス(こちらが格上) 対 フランス・ドイツ・イタリア(こちらが格下)
<DS中堅幹部、各国の政治的指導者たち>
イギリスのジョンソン首相、トラス外相 対 フランスのマクロン大統領、ドイツのショルツ首相、イタリアのドラギ首相
<組織>NATO(こちらが格上) 対 EU(こちらが格下)
<ロシアエネルギー輸入へのスタンス>
断固輸入停止(停止しても困らない) 対 輸入継続(停止すると国家経済に大打撃)
かたせ2号です。
現時点のヨーロッパは、ナチス・ドイツのヒトラーがパリを占領していたころの勢力分布(対立構図)とほぼ同等であると判定します。
以上
【231】「戦いとは、勝って、相手の組織をブチ割るか、負けて、こちらの組織がブチ割られるか、の戦いである。」(その2)
かたせ2号です。
あるウクライナ情勢の解説記事を紹介します。情報がきちんとまとまっている優れた記事です。
この記事の中でも、組織がブチ割られています。ウクライナ上層部が、ブチ割られているので、現時点で私かたせ2号は「ロシアが優勢で、ウクライナが劣勢」と判定します。
この紹介記事の主要ポイントは、
・ウクライナ・ゼレンスキー&英国 VS ウクライナ軍総司令部&米国、の分裂。
・「早急にゼレンスキーの代わりに(ウクライナの)ザルジニー総司令官を置き換える必要があると西側は考えている」
の2点です。
ここに、かたせ2号が乗っかるとするならば、
ジョージ・ソロス&イギリス&ゼレンスキー VS ヘンリー・キッシンジャー&アメリカ&ウクライナ軍総司令部
という構図になるはずです。
ただし、アメリカ(の政治的指導者たち)がヘンリー・キッシンジャーの側についたか、ジョージ・ソロスの側についたままか、について、かたせ2号は判断保留にします。今後出てくる情報を待ちます。
では、「世界の裏側」ブログから記事を紹介します。
記事名:ウクライナ上層部の深刻な分裂:ゼレンスキー&英国 VS 軍総司令部&米国
2022年6月19日
https://ameblo.jp/wake-up-japan/entry-12749034704.html
(注:以下、このブログ記事からの引用が最後まで続きます。)
(「世界の裏側」ブログから引用および一部補足追記開始)
先日の記事で、西側マスコミの方向性が大きく変わってきていると情報をまとめましたが、今日はなぜその変化が起きたのか、という洞察で面白い情報があったので翻訳しました。
その前に、ウクライナ国内上層部での深刻な分裂についてコメントしておきます。
・「最後のウクライナ人一人になるまで戦う路線」のゼレンスキーと、
・もっと現実的かつ慎重に軍事的な策略を考えてきたザルジニー軍総司令官は、スネーク島やセベロドネツクなどの攻略で意見が真っ二つに分かれていました。
結果、現状を見るとザルジニー総司令官の意見は潰され、ゼレンスキーの案が採用されていたことがわります。
https://t.me/intelslava/28506 から引用します。
「2022年5月10日:タス通信によると、2022年5月9日までにスネーク島を攻撃するという考えは、イギリス の軍事顧問によるもので、ゼレンスキーの一味が「支持」したものだったという。
ウクライナ軍参謀本部とザルジニー司令官は、この計画をギャンブルと考えて反対していた。
備蓄されていたUAV(ドローン)や上陸作戦に使えるわずかな戦力を投じてしまったため、軍部からの反対は取るに足らないとされた。その結果大きな損失を出し、スネーク島を攻略することはできなかった。」
https://t.me/levigodman/1974 (2022年5月16日の投稿)から引用します。
「ウクライナ系チャンネルより:
セベロドネツクの防衛をめぐる対立がウクライナ政権内で続いている。セベロドネツクは、ロシアの侵略に対する新たな抵抗の象徴となっているようだ。
ウクライナ軍最高司令官は、2万5千人のウクライナ軍集団が包囲され、ロシア軍に粉砕されたマリウポリの状況を繰り返さないために、スラビャンスクや #クラモトルスク に部隊を撤退させる必要があると主張。
ヴァレリー・ザルジニー司令官は、一つの都市のために最も戦闘力の高い部隊を失うことは意味がないと確信しているが、政治指導部は彼の立場を支持していない。」
ブログ主です。
そして2022年6月11日付の情報で、キエフ政権と軍部の対立に、イギリスとアメリカも別のサイドについているという話が出ていました。
https://t.me/levigodman/3176 から引用します。
「ウクライナのチャンネルによると、現在、キエフ政権には2つの陣営に分裂しているという。
一つはザルジニー軍総司令官とアメリカ で、軍隊を「より安全なライン」に退却させたいと考えている派閥。
もう一つはイエルマク大統領府長官とイギリス で、「より多くの支援兵器を受け取る」ために、犠牲者が出てもすべての都市で戦おうとしている派閥だ。」
ブログ主です。
つまり、より現実的で、慎重なザルジニー総司令官のバックにアメリカ、そして野心的なアプロ―チのゼレンスキー政権のバックには、いまだに戦争続行希望のイギリス、と分裂している、ということです。
以上で、ウクライナ国内上層部での深刻な分裂についての分析を終わります。
続いて本題に入ります。
「ゼレンスキー政権とウクライナ軍上層部の対立と西側メディアの方向転換の関係」について。
以下の投稿を日本語に翻訳して紹介します。ご参考ください。
(翻訳元、2022年6月16日の投稿)https://t.me/intelslava/31301
(翻訳開始)ドンバスにおけるウクライナ軍の1日の損失は1000人に達し、そのうち200人~500人が死亡している、とアメリカのニュース・サイトAxiosは、「人民の奉仕者」党のデビッド・アラカミア党首の言葉を引用して報じた。
ここ数日、ウクライナ東部におけるウクライナ軍の損失が最も大きいという話題がマスコミ上で強まっているが、それは不信感を抱かせるほど極端な方向性の変化にみえる。 特に興味深いのは、この話題がゼレンスキー大統領府の代表者たちによって積極的に始められたことである。
https://t.me/wakeupjapancomeon/5211 (左のリンク先の、ステンコはウクライナ国家安全保障・防衛・情報議会委員会事務局長)
これは、ウクライナ軍のザルジニー司令官や軍参謀本部の任務である軍事問題に対し、積極的に介入し続けているウクライナ大統領の側近たちが発言している、という点で興味深い。 昨日、ゼレンスキーがザルジニー総司令官を表立って「攻撃」していた。ここで、改めて政権と軍部の直接的な対立について話をしよう。
ウクライナ軍の損失という衝撃的な情報を、突然話し始めたゼレンスキー政権の目的とは?どうやら、すべての責任をウクライナ軍最高司令官の無能のせいだ、と責任を丸投げすることだ。この説は、いくつもの事実から確認することができる。
第一に、今週(2022年6月13日の週)、ウクライナの代表団を率いたアラカミア(ゼレンスキーの側近)がワシントンを訪問し、バイデン政権と議会に武器移転の速度を上げ、ロシアをテロ支援国家として認めるよう働きかけている。
しかし一方、ウクライナのスポンサーであるアメリカは、ここ数日、ウクライナ政権のドンバス戦争の適切さを疑問視する発言を、マスコミを通じてし始めており、そのアメリカを動かすことは難しいと思われる。
この点で、米国の目にとってザルジニー司令官は、米国国防総省の顧問と同様に、セベロドネツクからの軍の温存と撤退を提唱したためより適切に映るのだ。
次に、アラカミア(ゼレンスキーの側近)によると、ウクライナ軍の隊員には最大100万人が採用され、さらに200万人を採用する予備軍もあるという。つまりアラカミア(ゼレンスキーの側近)はアメリカ側に、「ウクライナには本格的な戦争に必要な資源はあるから、弾薬だけくれたらあとは何とかする」という単純な事実を声高に主張しているのだ。
3つ目の点として、今度はウクライナ軍のザルジニー総司令官が、西側にとって非常に痛い問題であるウクライナ領からの穀物の輸出を担当することになっている。アラカミア(ゼレンスキーの側近)は、ロシアが上陸する可能性があるため、軍はオデッサへの通行可能エリアの地雷除去に反対していると平然と言う。 実際、穀物の輸出を妨げているのはウクライナ自身であり、同盟国のアメリカに対して「兵器を送ってくれないなら、穀物を出荷させない」と、政治的な恐喝を行っていることを彼は認めているのである。
アラカミア(ゼレンスキーの側近)の訪米は、まさにゼレンスキーと彼(アカラミア)自身の政治環境を正当化し、アメリカという同盟国に都合の良い、ウクライナ軍ザルジニー総司令官を溺死させることを目的としている。ウクライナ軍の損失について、その損失の条件を自らの手で作り出したウクライナ政権からこのような鋭い話が出るのは、ザルジニー総司令官の失脚の企みから来ている可能性が高い。(以上で、翻訳終了)
ブログ主です。
以下、私、ブログ主のウクライナ情勢に関してコメントを追記します。ご参考ください。
まず、アメリカのウクライナ政権を疑問視する発言の報道(2022年6月11日)についての記事を紹介します。
https://ameblo.jp/wake-up-japan/image-12749034704-15134970648.html
https://t.me/wakeupjapancomeon/5215
開戦当初は、NATOやEUの国のほとんどが対ロ制裁や支援などをして(させられて)いましたが、戦争中に大きな出来事が起こるたびにさりげなくいち抜けし始めている国も出ていました。最後にアメリカとイギリスだけが、戦争にやる気満々な国として残っていましたが、どうもアメリカもさりげなく距離を置き始めた様子。
少し前から言われていた、現時点でもまだ好戦的な「イギリス・ポーランド・ウクライナ・バルト三国」で同盟したらいいやん?と改めてアメリカが発言していました。(2022年6月15日)
https://ameblo.jp/wake-up-japan/image-12749034704-15134970987.html
https://t.me/wakeupjapancomeon/5200
NATOからも、「戦争を終わらせるかどうかはウクライナ次第」と突き放した発言が。
https://ameblo.jp/wake-up-japan/image-12749034704-15134971218.html
最近プーチン大統領と長電話の多い、自称「ロシアとEUの架け橋」マクロン、のらりくらりとウクライナへの支援兵器を送ることを避けてきたショルツ、反NATO発言の目立ってきたイタリアからはドラギ首相が三人そろって、2022年6月16日にキエフに行き、停戦を示唆していました。
https://ameblo.jp/wake-up-japan/image-12749034704-15134971545.html
その直後、マクロンは「停戦できるかどうかはゼレンスキー次第。フランスもドイツも関与しないから」とNATOと似たような、ウクライナを突き放すような発言をしています。
国内では国民が兵役逃れに必死になっているだけでなく、前線の兵士からも無謀な戦略を押し付けて多くの国民を死に追いやったゼレンスキー政権に対し、厳しい発言も出ています。これは彼だけでなく、多くの兵士が口を揃えて訴えていることです。
https://ameblo.jp/wake-up-japan/image-12749034704-15134971973.html
https://t.me/wakeupjapancomeon/5244
さらに2022年6月16日付の情報では、こんなものまで出ていることから、この分裂の話はかなり深刻なもののように思われます。
「早急にゼレンスキーの代わりにザルジニー総司令官を置き換える必要があると西側は考えている」
https://ameblo.jp/wake-up-japan/image-12749034704-15134973925.html
https://chernayakobra.ru/the-west-believes-that-zelensky-should-be-urgently-replaced-by-general-zaluchny/
ウクライナ東部での戦争の件で、ゼレンスキーがアメリカの提案に背いたことなどから、アメリカがNATOに持ち込んだ話のようです。
使いにくくなったゼレンスキーはもう、用済み?
(「世界の裏側」ブログから引用および一部補足追記終わり)
以上
【230】「我々は、クリミアを含むロシアに征服されたすべての領土の領土保全の回復とウクライナの統合的な勝利のためにいる」とフランス政府高官は述べた。(2022年6月16日)
<かたせ2号の主張>
・フランスのマクロン大統領は、2022年6月16日のキエフで、「公には」これまでのジョージ・ソロス(報道官:イギリスのトラス外相)の路線「クリミアを含むロシアに征服されたすべての領土の領土保全の回復とウクライナの統合的な勝利」から逸脱した発言を一切していません。
・しかし、DS最高幹部の一人、ジョージ・ソロスに、フランス・ドイツ・イタリアのDS中堅幹部(政治的指導者たち)が屈服して命乞いをしに、ウクライナを訪れたようには全く見えません。ジョージ・ソロス(報道官:イギリスのトラス外相)は以前から、EU諸国はロシアのエネルギーへの依存をやめるべきと主張(命令)していましたが、それに対する仏独伊からの「みやげ話」(ロシアエネルギーの輸入を停止します、という方針転換の表明)が、今回、まったくなく、かつ、ウクライナが直近で必要なものについての「行動」の表明もなかったからです。
・なので、
ふじむら掲示板[350]「仏独伊各首脳は、ゼレンスキーにロシアと和平交渉に着くことを「秘密交渉で」要求した(2022年6月16日)。」
および、
ふじむら掲示板「[349] ヨーロッパ内でのDSの分裂が明らかになった。「ジョンソン英首相、ウクライナ首都を電撃訪問…サイバー分野など軍事訓練提案」(2022年6月17日)」
での私、かたせ2号の主張は、このまま維持します。
・以下に諸事実を提示しますが、私は、これらはキッシンジャーお得意の「秘密外交」であると見ます。「客人たちはウクライナに圧力をかけなかった」=クレーバ・ウクライナ外相、なんてことは、わざわざ発表する必要はないはず。
<以下、事実の提示>
CNNサイトから(Yahoo news経由)
記事名:欧州諸国はプーチン氏挑発を恐れるな、ウクライナに「譲歩の圧力掛けてはならない」とラトビア外相
2022年6月16日配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/cd57d987b7e64a29ca40c80dd97e1fd937e6043d
(抜粋開始)
訪米中のラトビアのリンケービッチ外相は2022年6月15日、ワシントンでCNNの単独インタビューに応じ、欧州各国の首脳がロシアのプーチン大統領を挑発するとの懸念から行動を控えてはならず、国際社会はウクライナに戦争終結のために譲歩をさせるような圧力を掛けてはならないとの考えを示した。
リンケービッチ氏は、プーチン氏への挑発を恐れる首脳を名指しこそしなかったが、「プーチン氏が屈辱を受ける様子を見たくない、何らかの出口を提供するべきだと時折公言することでよく知られた人物」と言及した。フランスのマクロン大統領を指した発言とみられる。マクロン氏は今月初め、「戦闘が停止したときに外交的手段を通じて出口を作れるように、我々はロシアに屈辱を与えてはならない」と発言していた。
リンケービッチ氏は、こうした方法は「理にかなうものではない」と述べ、「多くの首都で考え方を変える必要がある」との認識を示した。戦争終結に向けてプーチン氏に働き掛ける外交努力は結果が出ておらず、「(ロシア人は)戦うウクライナ人によってのみ止められる」と語った。
リンケービッチ氏はさらに、「何人もウクライナに対して、ロシアに譲歩するように圧力を掛けてはいけない」とも発言した。停戦のための領土割譲などの譲歩は一定期間機能するかもしれないが、将来のロシアによる侵略を永続的に抑止できるかには疑問が残るとした。
(抜粋終わり)
かたせ2号です。
このように、フランスのマクロン大統領の言動へ相当な圧力がかかっている中、2022年6月16日、「公には」マクロンは、これまでのジョージ・ソロス(報道官:イギリスのトラス外相)の路線「クリミアを含むロシアに征服されたすべての領土の領土保全の回復とウクライナの統合的な勝利」を逸脱することはありませんでした。
Tsuyoshi Gorokuさんのツイートから(細かく事実を追っているのでありがたいです。)
2022年6月17日
https://twitter.com/t_gordau/status/1537976779738333184
(引用、一部補足追記開始)
昨日(2022年6月16日)の記者会見での(フランス、ドイツ、イタリア、ルーマニア)4首脳の「言葉」は、候補国地位付与支持とともに「構えていた」キーウ(ウクライナ)には安心材料だっただろうが、他方で直近で必要なものについての「行動」は打ち出されず。ただ記者会見最後の「屈辱」問題へのマクロンの回答(彼の真意)は興味深い。
<記者会見のyoutube動画:https://youtu.be/dTYXav6hKQc?t=3834>
記者会見最後であまり英メディアも含め注目されていないが、フランスのマクロン大統領曰く、
・「第一次世界大戦後、フランスは歴史的過ちを犯し平和を損なった。ドイツを辱めたから」
・他方、「屈辱問題について私は現在でなく「将来」の文脈で話している」
・「今日、ロシアがウクライナに戦争を仕掛けている。今日その戦争に勝たねばならない」
・「フランスは、ウクライナがその主権と領土を維持できるよう明確に支援する」
Tsuyoshi Gorokuです。
今回、マクロン大統領は何度か「この戦争に勝たないといけない」と発言している。そして「勝利」の定義=主権と領土一体性の維持ということは、2014年ラインだと考えられ、実際、キエフ訪問中の仏外交官も同じラインで発言している。
(CNNのサイト:https://onl.bz/Afefw7B)から抜粋。
キーウに随行の仏外交官:”We are for an integral victory with restoration of territorial integrity on all territories conquered by the Russians, including Crimea,” the French official said.(「我々は、クリミアを含むロシアに征服されたすべての領土の領土保全の回復と統合的な勝利のためにいる」とフランス政府高官は述べた。)
(引用、一部補足追記終わり)
かたせ2号です。また、以下のように、マクロンの言動をフォローする発言が、ウクライナ外相からも出ています。
記事名:「客人たちはウクライナに圧力をかけなかった」=クレーバ・ウクライナ外相、4国首脳のキーウ訪問の「5つの結果」を発表
2022年6月16日配信
https://onl.bz/Lx8stQ2
(抜粋開始)
最後に、クレーバ氏は、協議の際に、賓客たちが、ウクライナを強制したり、促したり、圧力をかけたり、結びつけたりするようなことはなかったと強調した。
(抜粋終わり)
以上
【229】仏独伊各首脳は、ゼレンスキーにロシアと和平交渉に着くことを「秘密交渉で」要求した(2022年6月16日)。
<最初に>
かたせ2号です。
表題に関連するツイートを2本紹介します。
まず、J satoさんのツイートから。
2022年6月17日
https://twitter.com/j_sato/status/1537667460102381568
(引用、一部補足追記開始)
2022年6月16日、キエフを訪問した仏マクロン、独ショルツ、伊ドラギ各首脳は、ウクライナにEU加盟候補国の資格を与えることと引き換えに、ゼレンスキーにロシアと和平交渉に着くことを要求したもよう。複数ソースからの噂。米英抜きで仏独伊が訪問した理由、3カ国でできる取引はこれと思われる。秋には和平できないと欧州冬が詰む。
(引用、一部補足追記終わり)
次に、MKOさんのツイートから。
2022年6月17日
https://twitter.com/trappedsoldier/status/1537736991621537793
(引用開始)
マクロン・ショルツ・ドラギがキエフを訪問し、ウクライナにEU加盟候補国の地位を約束。その代わりにEU3国は、プーチンとの交渉テーブルに着くことをゼレンスキーに秘密交渉で要請した。ドイツ紙「ダイウェルト」が伝えた。
https://twitter.com/trappedsoldier/status/1537736991621537793/photo/1
(引用終わり)
<結論>
かたせ2号です。
仏独伊各首脳のキエフ訪問の翌日(2022年6月17日)に、ジョンソン英首相が「ウクライナ首都を電撃訪問…サイバー分野など軍事訓練提案」という慌てっぷり。
この動きから判断して、上記ツイートにある、仏独伊各首脳による「プーチンとの交渉テーブルに着くことを、ゼレンスキーに秘密交渉で要請」はあったと見てよいでしょう。
<補足>
かたせ2号です。
上記MKOさんツイートで参照されている記事内容を引用しておきます。ご参考ください。
記事中にある、フランスマクロン大統領への「プラグマティスト」呼ばわりは、マクロンのDS上司がヘンリー・キッシンジャーであることを暗示している、とかたせ2号は考えます。
ロシアのVZのサイトから。
記事名:欧州首脳によるゼレンスキー氏への秘密要求が明らかに
2022年6月17日配信
(機械翻訳、引用開始)
ウクライナ訪問中のドイツ、フランス、イタリアの首脳が「密室で」ウラジミール・ゼレンスキーにロシアとの交渉のテーブルにつくよう説得したのだろうと、ドイツ紙「ディー・ヴェルト」は伝えている。
同紙が指摘するように、キエフ滞在中、オラフ・ショルツ、エマニュエル・マクロン、マリオ・ドラギは、ウクライナにEU加盟候補国としての地位を付与することに賛成する演説を行った。その見返りとして、各国首脳は「密室で」ゼレンスキーに、ロシアのプーチン大統領との交渉のテーブルにつくよう説得したようだと、同紙は報じている。
これらの欧州諸国が危機の影響により被った経済的ダメージは深刻化し、補填することが困難になっている。「経済成長は停滞し、インフレは記録的な水準に達した。」とDie Welt誌は振り返る。
さらに、西ヨーロッパの指導者たちも個人的な意図を持ってキエフに来たと、示唆している。例えば、ここ数週間、危機の経済的影響を考慮し、ウクライナの完全な領土の保全よりも危機の終結を志向する「プラグマティスト」となったマクロンは、「自分の立場を明確にしたい」と考えていたのである。
同時に、イタリアのドラギ首相は、会議への参加を通じて、ローマがEUの主役の一人であることを示そうとした。「しかし、マクロン大統領と同様に、ドラギにとっても、危機をできるだけ早く終わらせることが重要です。イタリアの状況はますます不愉快なものになっている。紛争のために経済パフォーマンスが回復しないなら、国の安定が危ぶまれる」と新聞は結論付けている。
ちなみに、ドイツのオラフ・ショルツ首相、フランスのエマニュエル・マクロン大統領、イタリアのマリオ・ドラギ首相は、2022年6月16日の木曜日にキエフに到着した。彼らと一緒に、ルーマニアのクラウス・イオハニス大統領もウクライナの首都を訪れている。
しかし、マクロン大統領は訪問に先立ち、ウクライナの国家元首はロシアと交渉する必要があると発言した。ロシアは「これまでも、現在も、そしてこれからもヨーロッパの一部である」と強調した。さらに、マクロンは「ロシアに屈辱を与えてはならない」と述べた。
(機械翻訳、引用終わり)
以上
【228】ヨーロッパ内でのDSの分裂が明らかになった。「ジョンソン英首相、ウクライナ首都を電撃訪問…サイバー分野など軍事訓練提案」(2022年6月17日)
かたせ2号です。
まず、表題の記事を紹介します。
読売新聞のサイトから。
記事名:ジョンソン英首相、ウクライナ首都を電撃訪問…サイバー分野など軍事訓練提案
2022年6月18日配信
https://www.yomiuri.co.jp/world/20220618-OYT1T50032/
(引用開始)
英国のジョンソン首相は2022年6月17日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)を電撃訪問し、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領と会談した。会談でジョンソン氏は、最大1万人のウクライナ兵に対する軍事訓練の実施を提案した。戦闘訓練のほか、医療分野やサイバー分野での訓練も提供するという。ジョンソン氏によるキーウ訪問は、2022年4月以来2度目。
(引用終わり)
かたせ2号です。
次に、すらいとさんのツイートからのこの件のコメントを引用します。きちんと状況を整理されています。
2022年6月18日
https://mobile.twitter.com/slightsight/status/1537938269425438721
(引用および一部補足追記開始)
・ウクライナのゼレンスキー大統領:「必要な数の武器さえ送ってくれれば、我々ウクライナ人は領土を取り戻すまで戦い続ける」
・フランスのマクロン大統領、ドイツのショルツ首相、イタリアのドラギ首相:ゼレンスキーに対して「(ウクライナの)EU加盟に推挙するよ。ところで(ロシアとの)停戦交渉もしてくれないかな?」
・翌日(2022年6月17日)、イギリスジョンソン首相:ゼレンスキーに対して「教官を1万人派遣するから(戦闘域外)、あいつら(マクロン、ショルツ、ドラギ)の話は聞かなくていい」
(引用および一部補足追記終わり)
かたせ2号です。上記のジョンソン首相のウクライナ電撃訪問で、対ウクライナ・ロシア作戦における、ヨーロッパDSの分裂がもはや明らかとなりました。
私、かたせ2号の見立てでは、以下の対立構図になります。ご参考ください。
<DS最高幹部>ジョージ・ソロス 対 ヘンリー・キッシンジャー
<ロシアの国益へのスタンス>
ロシアを崩壊させるまで一切妥協しない 対 ロシアの国益を考慮して妥協点を探る
<ウクライナへの命令内容>
全ウクライナの領土からロシア軍を追い出せ 対 ロシアへの領土割譲も前提にロシアとの停戦交渉を進めろ
<国家>イギリス(こちらが格上) 対 フランス・ドイツ・イタリア(こちらが格下)
<DS中堅幹部、各国の政治的指導者たち>
イギリスのジョンソン首相、トラス外相 対 フランスのマクロン大統領、ドイツのショルツ首相、イタリアのドラギ首相
<組織>NATO(こちらが格上) 対 EU(こちらが格下)
<ロシアエネルギー輸入へのスタンス>
断固輸入停止(停止しても困らない) 対 輸入継続(停止すると国家経済に大打撃)
かたせ2号です。
現状は、ナチス・ドイツのヒトラーがパリを占領していたころの勢力分布(対立構図)とほぼ同等であると判定します。
以上
【227】ドイツ・フランス・イタリア・ルーマニア首脳とウクライナのゼレンスキー大統領との会談(2022年6月16日)について解釈する
かたせ2号です。
表題の件についての見方について、まず、以下のツイート内容に賛同します。
ゆるふわあわよし虚仮の弥次郎兵衛さんのツイートから。
2022年6月17日配信
https://twitter.com/akaneKaihoh/status/1537481140503998464
(引用、一部補足開始)
2022年6月16日にキエフで開催された、ウクライナのゼレンスキー大統領との会談。独ショルツ・仏マクロン・伊ドラギ各首脳が明言したのは、「ウクライナをEU加盟候補国として支持」だけ。長距離重火器の大量供与は明言しない。今回の「一緒」は三首脳会談が目的で、ドイツ・フランス・イタリアの国益の確保と損失防止、ウクライナ東部のロシア領有黙認の確認だろう。ウクライナ訪問は対外的なポーズで、ゼレンスキーを宥(なだ)めただけ。
以下、独ショルツ首相のツイート(2022年6月17日)から。
https://twitter.com/Bundeskanzler/status/1537454129676701697
「私たちは今日、明確なメッセージを持って キエフ に来ました。ウクライナはヨーロッパに属している。ドイツは、ウクライナをEU加盟候補国として支持する前向きな決定を望んでいる。」
(引用、一部補足終わり)
かたせ2号です。次に表題の会談に対する、私による解釈を以下に示します。ご参考ください。
もしもこの3首脳の訪問が、ブチャのプロパガンダがまだ通用していた2022年4月に行われていたら、私は次のように解釈していたでしょう。
「3首脳は、DS最高幹部(ジョージ・ソロス)の軍門に下った」と。
しかし、それから大きく状況が変わりました。
5月下旬から、対ウクライナ・ロシア戦線のDS最高指揮官は、ジョージ・ソロスからヘンリー・キッシンジャーに徐々に代わりつつあります。
ですので、独ショルツ・仏マクロン・伊ドラギ各首脳は、現在のゼレンスキー大統領(昔からいた喜劇役者だったゼレンスキーとはおそらく別人だとは思うが)に対して、こう説得しに行ったのでしょう。
「ゼレンスキーよ。もう、そろそろ、ジョージ・ソロスの代弁者(スピーカー)をするのは、やめにしたらどうかな? 私達3人は、DS内での上司を、横暴なジョージ・ソロスから、ヘンリー・キッシンジャーに切り替えたぞ。それに、クリミアを含むウクライナ全土からロシアを追い出す、というソロスの目論見は実現不可能だと、もうわかるだろ? おまえも、風向きの変化を感じとって動いたらどうだ?」
こんな感じだと思います。
ウクライナの首都・キエフで、ヘンリー・キッシンジャーがジョージ・ソロスを包囲しました。
以上