ふじむら掲示板

副島系掲示板の"補集合"としての役割
かたせ2号 投稿日:2022/05/09 21:25

【176】ドイツ首相「二度と戦争せず」ウクライナ支援に制限も(2022年5月8日)

かたせ2号です。

本日(2022年5月9日)の藤原直哉さんのツイートで知った記事を、以下にご紹介します。

琉球新報サイトから。
記事名:ドイツ首相「二度と戦争せず」 ウクライナ支援に制限も
2022年5月9日配信[共同通信]
https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-1513905.html

(引用開始)
ドイツのショルツ首相は、第2次大戦の欧州での戦いが終結して77年を迎えた2022年5月8日、異例のテレビ演説をし「二度と戦争はしない」と訴えた。ロシアのプーチン大統領がウクライナ侵攻により「欧州で戦争を再び引き起こした」と非難。ウクライナへの連帯を強調する一方、ウクライナからの軍事支援などの要求を全てのむつもりはないとの姿勢も示した。
 ショルツ氏は「ドイツ人は人道に対する罪を犯した」と過去の戦争を振り返り、教訓として「二度と戦争はしない。二度と大量虐殺はしない。二度と専制政治はしない」と強調。自国や同盟国に害を及ぼすなどの決断はしないと言明した。
(引用終わり)

かたせ2号です。

2022年内でのロシア産エネルギー(天然ガス含む)の輸入停止に向けて動き出さざるを得なくなったドイツのシュルツ首相ですが、次なるDS最高幹部の要求が「ロシアとの戦争のためにドイツ国民を動員せよ」だと、肚(はら)の底からわかっているんでしょうね。
だから、ドイツ国家としての次なる防衛線が、そこにあると見定めて、ドイツ国民に「異例のテレビ演説」をし、「二度と戦争はしない。二度と大量虐殺はしない。二度と専制政治はしない」
と訴えたのだと思います。

おとこだねえ。感動しました。

(補足)
ウクライナのゼレンスキー大統領がブチャの事件をテコに「ジェノサイド」された民族の代表者としてふるまって、周辺諸国をみずからの意向に従わせようとしているのに対して、ドイツのショルツ首相は、「ジェノサイド」と極めて近しい関係にある「人道に対する罪」という言葉を根拠に、「二度と戦争はしない。二度と大量虐殺はしない。二度と専制政治はしない」とゼレンスキーに言い放ち、この男(DS最高幹部の「肉声」を体現)の要求をはねつけようとしている。「ジェノサイド」という言葉を通しての攻防戦が、ウクライナとドイツとの間で起きていると、かたせ2号は考えます。

以上

かたせ2号 投稿日:2022/05/09 21:07

【175】藤原直哉さんから難しいお題をいただいた。

かたせ2号です。
藤原直哉さんから、難しいお題のツイートが出ているのを見つけたのでご紹介します。
このお題は1年後も、かたせ2号なりの答えが見つかっていないかもしれません。

藤原直哉さんのツイッターから。
記事名:イーロン・マスクよ、"大人の対応 "でファシストに供給したことに答えなければならないだろう。イーロン・マスクは、ウクライナのファシスト勢力に軍事通信機器を供給することに関与していた。
2022年5月8日のツイート。
https://twitter.com/naoyafujiwara/status/1523288748553048068

(引用開始)
記事の元資料:プラウダのサイト
https://military.pravda.ru/news/1706762-masku_pridetsja_otvechat/
国営企業ロスコスモスのドミトリー・ロゴジン長官は、米スペースX社の創業者イーロン・マスク氏がウクライナのファシストに資金を供給したことについて「大人の対応で答えなければならないだろう」と発言した。
ロシア連邦が得た情報によると、ペンタゴンはAFUへのスターリンク機器の納入と移送を実施した。
イーロン・マスクは、したがって、ウクライナのファシスト勢力に軍事通信機器を供給することに関与していたのである。
そして、彼は成熟した方法でこのことに答えなければならないだろう」とロゴジンは言った。
これに先立ち、捕虜となった第36海兵旅団本部長のウクライナ人ドミトロ・コルミャンコフ大佐は、マリウポリで、イロンマスク社のスペースX社が開発したスターリンク・セットをウクライナが武装勢力に手渡したと述べた。
また、ロスコスモスのトップは、ウクライナで我々はナチスと戦っているのではなく、NATO同盟による占領からこの国を解放し、敵を国境から遠ざけているのだと強調した。
同盟は私たちに戦争を仕掛けているのです。宣言はしていないが、誰の目にも明らかである。ウクライナの国家大隊とAFU(ウクライナ軍)は、北大西洋圏の大砲の餌だとロゴジンは結論づけた。
(引用終わり)

以上

かたせ2号 投稿日:2022/05/09 07:52

【174】英外相トラス: 「WW2と冷戦後の新たな地政学の追求の為にグローバルNATOが必要」

かたせ2号です。

2022年4月27日のトラス外相の演説では、ウクライナ情勢について、2022年4月24日のガーディアン記事には全く触れていません。
しかし、ウクライナ以外の情勢については、以下の2点につき重要な発言をしていましたので、ご報告します。

・中国が「ルールに従って」行動しなければ、ロシアと同じ扱いを受ける。
・グローバルなNATOが必要だ。そして、台湾のような民主主義国家が自らを守ることができるようにしなければならない。

トラス外相はDS最高幹部直属の「報道官」なので、この2点の実現に向けて、今後の世界が動いていくでしょう。日本もいずれ、NATOに参画して(させられて)いきますね。

Tomoko Shimoyamaさんのツイートから(2022年5月7日)
https://twitter.com/TomokoShimoyama/status/1522618197085765632?cxt=HHwWgIC-3dvLtqEqAAAA

(引用開始)
英外相トラス: 「WW2と冷戦後の新たな地政学の追求の為にグローバルNATOが必要」「NATOには大西洋とインド太平洋 の両方が必要」「UA(ウクライナ)は私達の戦争で次は台湾」
"Geopolitics is back!" 新帝国主義巨悪 US-UKの軍隊 NATO の帝国主義的侵略の復活=WW3
(引用終わり)

かたせ2号です。上のツイートで紹介されていた記事を以下に紹介します。
RTサイト(ロシア系)から。
記事名:英国、「グローバルNATO」を提唱
英外相リズ・トラス、「グローバルNATO」はウクライナのように台湾を武装する必要があると発言
2022年4月28日配信

(翻訳引用開始)(下線部はかたせ2号が引いた)
第二次世界大戦と冷戦の後に作られた世界秩序はもう機能していない。だから西側は、地政学を新たに追求するために「グローバルNATO」が必要だと、リズ・トラス英外相は水曜日(2022年4月27日)に行った主要外交政策演説で主張した。トラス氏はまた、米国が主導する圏内に、ウクライナにもっと「重火器、戦車」、飛行機を送るよう促し、 中国が「ルールに従って」行動しなければ、ロシアと同じ扱いを受けると述べた。
「私のビジョンは、自由な国々が自己主張し、優位に立つ世界です。経済と安全保障のパートナーシップのネットワークを通じて、自由と民主主義が強化される世界だ」と、トラス氏はロンドンのマンション・ハウスでの宴会でスピーチした。
この仕組みを「自由のネットワーク」と名付けたトラスは、1945年以降に発展した経済と安全保障の構造、例えば国連の安全保障理事会などが、「これまでのところ、侵略を抑制するというよりむしろ有効にしてきた」ため、必要なのだと主張した。

「地政学が復活した」と彼女は発表した。
西側諸国とその同盟国は、キエフに「重火器、戦車、飛行機」を供給する必要がある。在庫を深く掘り下げ、生産を増強するのだ。
なぜなら、その目的は「ロシアをウクライナ全体から追い出し」、新たなマーシャルプランに沿って国を再建することだからだ、とトラスは述べた。「ウクライナの戦争は私たちの戦争であり、ウクライナの勝利は私たち全員にとって戦略的に必須であるため、みんなの戦争なのです。」
さらに、NATOは「西バルカン諸国やモルドバ、グルジアといった国々が主権と自由を維持するための弾力性と能力」を確保し、「神聖な」開放政策を維持しなければならないと、トラスは述べた。
しかし、彼女の野心はヨーロッパにとどまらず、「大西洋の安全保障とインド太平洋の安全保障の間の誤った選択」を非難している。
「現代世界では、両方が必要だ。グローバルなNATOが必要だ。「そして、台湾のような民主主義国家が自らを守ることができるようにしなければならない」と述べた。
トラスは、ロンドンがロシアを禁輸しようとする前例のない取り組みを指摘し、「経済的アクセスはもはや与えられたものではありません。経済的なアクセスはもはや与えられるものではなく、獲得しなければならない」と主張し、獲得しようとする国は「ルールに従って行動しなければならない。その中には中国も含まれる」。
英国は過去数ヶ月間、対戦車ミサイルNLAWや装甲車ストーマーなど、大量の兵器システムをウクライナに送っている。ジェームズ・ヒーピー英軍事相は2022年4月2日、テムズ・ラジオに対し、ウクライナが英国の供給する兵器を使ってロシア領内に攻撃を仕掛けるのは「完全に合法」だと述べ、これに対しロシア軍は、そのような攻撃には適切な対応がとられると警告している。
トラスは2022年2月上旬にロシアを訪れ、モスクワにウクライナを侵略しないよう脅したが、地理に関する複数の失言で広く嘲笑されることになった。BBCのインタビューでバルト海を黒海と言い間違えたかと思えば、ロシアのセルゲイ・ラブロフ首相からトリック質問を受け、ロンドンはロストフとボロネジ(ドンバス地方のドネツクとルガンスクと言い間違えた)に対するロシアの主権を「絶対に認めない」と言い張ったと報じられたのである。
2012年に教育・保育担当次官として閣僚入りした後、環境問題、司法、財務、国際貿易の各分野を担当し、2021年9月にドミニク・ラーブの後任として外務省のトップとなる。
(翻訳引用終わり)

以上

かたせ2号 投稿日:2022/05/08 15:42

【173】追記:フレシェットの件(アメリカ軍のM546 APERS-Tという武器を想定すると砲弾のイメージがつかめるようだ)

かたせ2号です。表題の件につき情報提供します。

まず、イギリス、ガーディアン紙の記事から一部を引用します。
記事名:ロシア砲の金属弾で数十人のブチャ市民が死亡した。法医学者が集団墓地から発見された遺体から、現代戦ではほとんど使用されていないフレシェットを発見。
2022年4月24日配信
https://www.theguardian.com/world/2022/apr/24/dozens-bucha-civilians-killed-flechettes-metal-darts-russian-artillery

(一部引用開始)
遺体から見つかった金属の矢の写真を確認した独立した武器専門家は、第一次世界大戦中に広く使われた対人武器であるフレシェットであることを確認した。
この小さな金属の矢は、戦車や野戦砲の砲弾の中に入っている。砲弾1発につき、最大8,000個の閃光弾を込めることができる。
(一部引用終わり)

かたせ2号です。これに関連して、JSFさんの以下のツイートを発見したので、ご紹介します。
https://mobile.twitter.com/rockfish31/status/1519863304671625217

(引用開始)
フレシェット弾の内蔵数が8000発ってアメリカ軍のM546 APERS-Tの話で、ソ連製のフレシェット弾の話のようには思えないんだが…
(引用終わり)

かたせ2号です。
専門的な見地からの貴重なご意見です。ありがたいことです。
これにより、ガーディアン紙に登場する武器専門家は、なぜか、アメリカ軍の武器「M546 APERS-T」を念頭に置いて話をしていることがわかりました。不思議なものですねえ。

それで今回、JSFさんから情報を得たのが良いきっかけだと思い、アメリカ軍の武器「M546 APERS-T」について情報を集めてみたので、以下にご報告します。
以下の情報で、ブチャの事件でのフレシェットの爆発の様子がイメージできると思います。
よろしくご参考ください。

<砲弾の大きさ、寸法>
https://bulletpicker.com/cartridge_-105mm-apers-t_-m546.html
かたせ2号です。
長さは866ミリ、口径が105ミリ。この大きさのものが発射されて、攻撃相手の頭上で爆発する仕組みです。拳銃やライフルのような武器ではなく、やはり「砲撃」する武器ですね。

<使用方法>
https://man.fas.org/dod-101/sys/land/m546.htm
(翻訳して一部引用開始)(下線部はかたせ2号が引きました)
M546 APERS-T弾は、近距離での対人戦闘を主目的とした弾丸です。この弾丸は、マズルアクションのためにフューズとセットになっていますが、最大100秒までセットすることができます。この弾丸には、8粒の鋼鉄製フレシェットが8,000個装填されています。APERS-T弾は、露出した歩兵に対して壊滅的な効果を発揮する。M546(APERS-T)を使用する際には、2つの重要な注意事項があります。まず、この弾は、たとえ戦闘の緊急事態であっても、露出した味方部隊の頭上で使用してはならない。第二に、この弾のアルミ製ケーシングは薄く、簡単に破損します。損傷した弾丸は予測がつかないので、発射してはならない。APERS-T弾は口径105mmのみ使用可能です。
(翻訳して一部引用終わり)

かたせ2号です。
上記注意書きにもある通り、このフレシェットという武器は「たとえ戦闘の緊急事態であっても、露出した味方部隊の頭上で使用してはならない。」ものなんですよ。
だからロシア軍の占領しているブチャに、ロシア軍がこの武器で砲撃を加える、というのはやはりナンセンスですね。そんな危険なことをする必要はまったくない。

ですから、DS最高幹部が上記ガーディアン記事を結局、「ボツ」完全無視しているのは、ある意味「妥当な判断」だと、かたせ2号は考えます。まあ、はっきり言って、「どんな犯罪行為を働いても、すべてロシアのせいにできるから大丈夫だ」という、DS最高幹部の「驕(おご)り」が、今回のこういう自爆行為を生んだんだと私は思います。自業自得ですね。

以上

かたせ2号 投稿日:2022/05/08 10:41

【172】この「ダーツ」の件の言葉の使い方について

かたせ2号です。
この武器の名称の一番のオススメは「フレシェット」です。
「ダーツ」でもいいのですが、一般名詞の「ダーツ」と区別がつかなくなるのが難点です。
なお、この件に言及する際には、「クラスター爆弾」という言葉は使用しないでください。
「フレシェット」は「クラスター爆弾」とは別ものだと主張する人も結構いますので、
そういう人たちに無用な誤解を与えないためにも。

以上

かたせ2号 投稿日:2022/05/08 09:53

【171】ブチャ事件の「ダーツ」(フレシェット)の記事が、世界中で「幻」になった経緯を解明する。<最初に:かたせ2号の主張のまとめ>

かたせ2号です。表記につき、情報をまとめたので投稿します。長文にはなりますが、よろしくご参考ください。

<最初に:かたせ2号の主張のまとめ>
副島隆彦先生の投稿「重たい掲示板[3394]ウクライナ戦争。14本目。「ブチャの虐殺」の真実が世界中にバレた。」(投稿日:2022-05-05)でも紹介のあった、ブチャ事件の「ダーツ」(フレシェット、以下こちらの「フレシェット」を用いる)関連の諸事実。
これは、2022年4月24日にイギリスのガーディアン紙が報道したのが最初です。その記事内容は、かたせ2号がこの掲示板で紹介した「mpr21」というスペインのサイトの内容とほぼ一致していますが、ガーディアン紙はフレシェットを使用したのはロシア軍だと主張している点が異なっています。
一方で、このフレシェット情報を世界中で、ほとんどの人が知りません。著名なメディアが報道した重要な事実であるにもかかわらず。なぜでしょう?
その謎について、考えてみました。
要点は2つ。
一つ目は、ロシア軍が占領している陣地にロシア軍が、フレシェット砲撃をする必要性がまったくないこと。普通にこの記事を読むと、この矛盾にまず気づきます。2つ目は、このフレシェットの武器を2014年にウクライナ軍が使用しているという事実をこの記事は隠しています。この隠された事実が知られると、フレシェットを使用したのはむしろ、ウクライナ軍ではないのか?との疑いが濃くなってしまいます。
これらの危険性を途中から察知して、「殺されたブチャ住民の体内からフレシェットが発見された」という事実は「なかった」ことになっているのだと考えます。
「クム・タケント・クラーマント(cum tacent ,clamant)」(彼らが沈黙しているとき、彼らは叫んでいる)
古代ローマの政治家、キケロの言葉です。
彼らDS最高幹部が沈黙せざるを得ない現在の状況は、「フレシェットでブチャの住民を砲撃したのは、ウクライナ軍である」とDS最高幹部が認めて叫んでいるに等しいことだと、かたせ2号は断定します。

かたせ2号 投稿日:2022/05/08 09:45

【170】ブチャ事件の「ダーツ」(フレシェット)の記事が、世界中で「幻」になった経緯を解明する。<関連記事掲載編>

<関連記事掲載編>

かたせ2号です。
以下に、関連記事が全部で4つあります。時系列に沿って並べます。
この4つの情報を元に、後の「謎解き」につなげていきます。

1. 2022年4月4日(アメリカ、ニューヨークタイムズ)

ニューヨーク・タイムズ紙が、ロシア軍が撤退する前の2022年3月19日の時点でブチャ市内の通りに遺体が散乱していると主張しました。現在でもこれが、ブチャの事件を引き起こしたのがロシア軍であるという主張の大きな根拠になっています。

日テレNEWSサイトから。
記事名:ニューヨークタイムズ紙「露軍撤退前に遺体散乱」
2022年4月5日配信
https://news.ntv.co.jp/category/international/060dc4b0caf74109b8bff9c18d84ea31

(一部引用開始)
2022年4月4日付のアメリカのニューヨークタイムズ紙はブチャの衛星写真を分析し、ロシア軍が撤退する前の2022年3月19日の時点で、市内の通りに遺体が散乱しているのが確認できるとしています。また、衛星写真では、2022年3月10日の時点で、集団墓地をつくるために教会の近くに穴を掘っているとみられる様子が確認できるとしていて、ロシア側の説明と矛盾していると指摘しています。
(一部引用終わり)

2. 2022年4月18日(アメリカ、ワシントン・ポスト)

ワシントン・ポスト紙

コリア・エコノミクスのサイトから。
記事名:露軍はフレシェット弾を使用か 数千個の釘を広範囲に降らせる非人道兵器
2022年4月20日配信
https://korea-economics.jp/posts/22042004/

(引用開始)
ウクライナに侵攻中のロシアがキーウ郊外のブチャを攻撃した際に、非人道的武器の一つである「フレシェット弾」を使った情況が明らかになった。
2022年4月18日、米ワシントンポスト(WP)によると、ブチャ地域のある住民は「2022年3月末ロシア軍が撤収する数日前に頭の上で砲弾が破裂し数千個のダーツが散った」とし「一部は車両を覆っていた防水布に落ちたが、まるで誰かが釘を打ったかのようだった」と明らかにした。
WPは「現場取材を出た記者たちも数多くのフレシェットが散乱していることを確認した」と伝えた。フレシェット弾による死者はまだ確認されていない。
鉄製のフレシェットは、3cm程のサイズの小さなダーツのような形で、フランス語でダーツを意味するフレシェットに由来し、矢弾と呼ばれることもある。フレシェットで満たされた爆弾は、空中で爆発すると最大サッカー場の3倍の広さに数千~数万個の小さな矢状の釘(フレシェット)を散らす。
そのため、広く開けた場所に集結した部隊への攻撃に主に使用され、人口密集地域では民間人も被害を得る。
フレシェット弾の使用は無差別の殺傷が懸念されるため、国際人権団体から批判を受けている。国際アムネスティは「民間人が多い地域で使われてはならない」と主張している。使用禁止条約はまだ成立していない。
WPはフレシェット弾が第一次世界大戦の際に飛行機から投下されたことや、米国がベトナム戦で使用したことを伝えた。イスラエルは2014年にパレスチナガザ地区への攻撃の過程でフレシェット弾を使用したが、非難を受け、その後使用を中断した。
ブチャ地域のフレシェット弾はロシア軍の122mm 3Sh1砲弾から発射されたと推定されている。
(引用終わり)

3.2022年4月24日(イギリス、ガーディアン)

イギリスのガーディアン紙のサイトから。
記事名:ロシア砲の金属弾で数十人のブチャ市民が死亡した。法医学者が集団墓地から発見された遺体から、現代戦ではほとんど使用されていないフレシェットを発見。
2022年4月24日配信
https://www.theguardian.com/world/2022/apr/24/dozens-bucha-civilians-killed-flechettes-metal-darts-russian-artillery

(翻訳して引用開始)
ウクライナの都市ブチャのロシア占領中に死亡した数十人の市民は、ロシアの大砲が発射したタイプの砲弾の小さな金属の矢によって殺されたと、法医学者が発表した。
キエフの北、占領下のロシア軍が残虐行為で告発されている地域の集団墓地で見つかった遺体の検死を行っている病理学者や検視官は、フレシェットと呼ばれる小さな金属の矢が人々の頭や胸に埋め込まれているのを見つけたと語った。
ウクライナの法医学者であるVladyslav Pirovskyi氏はガーディアン紙に、「私たちは男女の遺体から本当に細い釘のようなものをいくつか見つけたし、この地域の他の同僚たちも同じだった」と語っている。「遺体からそれらを見つけるのは非常に困難です。これらの遺体の大部分は、ブカ・イルピン地域から来たものです。
ガーディアン紙が見た、遺体から見つかった金属の矢の写真を確認した独立した武器専門家は、第一次世界大戦中に広く使われた対人武器であるフレシェットであることを確認した。
この小さな金属の矢は、戦車や野戦砲の砲弾の中に入っている。砲弾1発につき、最大8,000個の閃光弾を込めることができる。発射された砲弾は、時限信管が爆発し、地表で炸裂する。
通常、長さ3cmから4cmの閃光弾は、砲弾から放出され、幅300m、長さ100mの円錐形のアーチを描いて散布される。被害者の体に当たると、矢は硬度を失い、鉤状に曲がり、4枚のヒレでできた矢の後部はしばしば折れて、2度目の傷を負わせる。
ブチャの多くの目撃者によると、フレシェット弾は2022年3月末に軍が撤退する数日前にロシア砲兵によって発射されたという。
ブチャの住民であるスヴィトラナ・チュムットさんは、自分の車に数発の釘が打ち込まれているのを見つけたとワシントンポスト紙に語った。
人権団体は以前からフレシェット弾の禁止を求めているが、この弾薬は国際法上、禁止されていない。しかし、人口密度の高い民間地域で不正確な殺傷兵器を使用することは、人道法違反である。
目撃された発射薬の写真を確認した英国のFenix Insightグループの兵器専門家Neil Gibson氏によると、ロシアの大砲が使用している122mm 3Sh1砲弾を含み、その中にはフレシェット弾が充填されているとのことだ。
「もう一つの珍しい、めったに見られない発射体」とギブソン氏はツイッターで述べた。「今回は、米国の「蜂の巣」シリーズの対人地雷(APERS)弾のロシア版だ。本当の榴散弾のように作動するが、閃光弾とワックスバインダーで満たされている」。
フレシェットは第一次世界大戦中から弾道兵器として使用されていた。当時としては画期的な飛行機が歩兵を攻撃するために投下し、ヘルメットを貫通するほどの威力を持った金属製の弾丸である。第二次世界大戦ではあまり使われなかったが、ベトナム戦争でアメリカはプラスチックカップに詰めたフレシェット弾を採用し、再登場した。
アムネスティ・インターナショナルによれば、「フレシェットは、密生した植物を貫通し、多数の敵兵を攻撃するために設計された対人兵器である」。「市民区域では決して使ってはならない」「ロシアがブチャで戦争のルールを無視したことは、兵器の専門家でなくても理解できる」とブチャの市長、アナトリー・フェドルクは言った。「ブチャはチェチェン・サファリと化し、市民に対して地雷を使用したのです。衛星画像は、ウクライナのブチャにある聖アンデレ教会とピエルヴォズヴァノーホ・オールセインツ教会の近くにある集団墓地です。」
ロシアはブチャの殺害の代名詞になったとゼレンスキーは言う。
ロシア軍は、2022年2月の侵攻開始から数日後、激しい戦闘の末にキエフの北西18.5マイル(30キロ)にあるブチャを占領した。2022年3月末に撤退命令が出され、その後、虐殺されたと思われる数百人の遺体を含む集団墓地が明るみに出た。
フランス国家憲兵隊の法医学部門の18人の専門家チームは、キエフの法医学調査チームとともに、1カ月にわたる占領期間中に市民に加えられた恐怖の記録を取り始めた。
ピロフスキー氏は、「私たちは、多くの切断された(醜い)遺体を目にしています」と語った。「手を後ろに縛られ、後頭部を撃たれているものも多い。自動小銃の場合もあり、犠牲者の背中に6~8個の穴が開いているようなケースもあった。そして、犠牲者の体にクラスター爆弾の成分が埋め込まれているケースもいくつかあります。
ガーディアンがブチャ、ホストメル、ボロディアンカを訪問した際に収集した証拠と、独立した兵器専門家による検討の結果、ロシア軍は人口の多い地域で、世界の多くの地域で禁止されているクラスター弾と強力な無誘導爆弾を使用し、少なくとも8つの民間建物を破壊していることが判明しました。
フレシェットは、イスラエル国防軍(IDF)がレバノンやガザ地区での軍事作戦で定期的に使用し、民間人を殺傷した以外には、現代戦ではほとんど使用されていない。
2008年3月、ロイターのパレスチナ人ジャーナリスト兼ビデオグラファーのファデル・シャナ氏が、イスラエル軍の戦車が発射した砲弾の破片で死亡した。後にレントゲン写真で、シャナの胸、脚、そして装甲のない防弾チョッキに金属の弾丸が埋め込まれているのが確認された。
(翻訳終わり)

4. 2022年4月25日以降(全世界)

かたせ2号です。
2.と3.の記事でわかるように、ワシントン・ポストとガーディアンが連携・準備して、ロシア軍の残虐さをアピールするために書いた記事にもかかわらず、DS最高幹部は上の3.の記事に一切触れようとしません。その方針は現在も継続しています。そのため、世界に情報が流れず、世界のほとんどの人々は、この記事の内容を知りません。

まず、ロイターをはじめ、世界中の通信社がこの3.の記事を配信していません。
「フランス国家憲兵隊の法医学部門の18人の専門家チームは、キエフの法医学調査チームとともに、1カ月にわたる占領期間中に(ブチャ)市民に加えられた恐怖の記録を取り始めた」内容の結果報告にもかかわらず、です。不思議ですね(笑)。
(補足:上の3.の記事、実は共同通信が配信していて日本の地方新聞、日刊ゲンダイには掲載されていますが、世界への影響力はないので、ここでは話を省略します)

次に、ウクライナのゼレンスキー大統領も、一切触れていません。これだけお膳立てしてもらって出てきた記事なのに。これも不思議です。

最後に、イギリスのトラス外相。2022年2月24日にイギリスでこの情報が流れたわけですから、ウクライナ情勢に詳しいはずの外相が、3.のガーディアン記事を知らないはずはない。にもかかわらず、トラス外相の言動(twitter等含め)で、この情報に言及した箇所は皆無です。
2022年4月27日の演説においても、
「ウクライナの戦争は我々の戦争、全員の戦争だ。ウクライナの勝利は、我々全員の戦略的急務になっているからだ」
「重火器、戦車、戦闘機……倉庫の奥まで探し回って、生産能力を高める必要がある。そのすべてをする必要がある」
「私たちは慢心できない。ウクライナの運命はまだ拮抗(きっこう)している。はっきりさせておきたいのは、もしプーチン大統領が成功すれば欧州全体に甚大な悲劇が起こり、世界中に恐ろしい影響が出るということだ」
と単に煽るだけの、無内容な発言に置き換わっていますね。
(BBCサイトから。記事名:トラス英外相、ロシアを「ウクライナ全土から押し出すべき」。
2022年4月28日配信)
https://www.bbc.com/japanese/61253110

結局、DS最高幹部としては、3.の事実を「なかった」ことにしています。これが最近、ブチャの話題が世界で流れなく(流せなく)なった本当の理由です。
以上で記事内容の説明編を終わります。

では、なぜ、この3.の記事にDS最高幹部は触れようとしないのでしょうか?
以下、「謎解き」編に進みます。謎解きは2つあります。

かたせ2号 投稿日:2022/05/08 09:42

【169】ブチャ事件の「ダーツ」(フレシェット)の記事が、世界中で「幻」になった経緯を解明する。<謎解き編その1>

<謎解き編その1>

かたせ2号です。
謎解きと言っても、DS最高幹部に直接質問するわけにもいかないので、上の1~3の記事を虚心坦懐(きょしんたんかい、先入観を持たず、広く平らな心。また、そうした心で物事に臨む態度)で読んでみるところから始めてみます。

すると以下のような問いかけが普通に湧いてくると思います。その問いかけの内容を、かたせ2号以外の別の方のツイートから引用して紹介します。

高見路也さんという方のツイート。
https://twitter.com/Michinari0211/status/1520328400870977536

(引用開始)(一部情報をかたせ2号が追記した)
いや、そんなの関係ないだろ。フレシェット弾が事実であることが重要で、じゃあそれを、ロシア軍とウクライナ軍のどっちが撃った?っていう話なんだから。NYT(ニューヨークタイムズ)が、ご丁寧に遺体が発生した日にちまで検証済みなんだろ(ロシア軍が撤退する前の2022年3月19日の時点までに死体が散乱)? ロシア軍が、ロシア軍の占領してるところに撃ったのか?
(引用終わり)

実はこのツイート、
「ブチャ虐殺の犯人はウクライナ軍だ」というフレシェット弾について間違ったフェイクニュースを流す「mpr21」というスペインのサイト(注:かたせ2号がこの掲示板で紹介した)は、欧州議会の報告で「超国家主義的で否定主義的」「ヘイトスピーチと国家機関への攻撃の組み合わせを持つ」と名指しされている、という別の人の指摘に対して返したツイートです。

この高見路也さんのツイートの中身について、データの順を追って説明します。
<関連記事掲載編>で掲載した1.から3.の記事の情報をすべて正しいという前提を置いてみます。

まず、ロシア軍が撤退する前の2022年3月19日の時点までに死体が散乱していました(1.の記事から)。
次に、それらの死体の中から、フレシェット弾の破片が見つかりました(3.の記事から)。
ということは、ロシア軍がブチャを占拠している間に、ロシア軍がフレシェットで満たされた爆弾を砲撃し、ブチャの事件の犠牲者に浴びせられたことになります。2.の記事もそのことを否定していません。
一方で、「フレシェットで満たされた爆弾は、空中で爆発すると最大サッカー場の3倍の広さに数千~数万個の小さな矢状の釘(フレシェット)を散らす。そのため、広く開けた場所に集結した部隊への攻撃に主に使用され、人口密集地域では民間人も被害を得る。」のだそうです(2.の記事から)

ではなぜ、ブチャの住民を殺害するのに、占領中のロシア軍にも多大な損害を与える危険な、フレシェット爆弾をあえて、ロシア軍が使う、砲撃する必要があるのでしょうか? 近接距離からブチャの住民を殺害すれば済む話ですから。そして実際にそのようにした痕跡が残っているのですから(3.の記事から)。
ですから、このようなフレシェット爆弾を使う必要性はロシア軍には、全くないのです。

以上のように、この1.から3.の記事を読むと、上のような大きな矛盾を読者に感じさせてしまうことになります。このような矛盾を読者が感じることの危険性をDS最高幹部は計画の途中から感づいたと思います。

そして、この矛盾を解く方法は、2つあります。
まず、1.の記事の情報を否定する。すなわち、「ロシア軍が撤退する前の2022年3月19日の時点でブチャ市内の通りに遺体が散乱している」が事実ではない、とする。しかし、これでは、ブチャの事件を引き起こしたのがロシア軍であるという根拠を大きく損ねるので、これは絶対にできません。
そうすると残りは、3.の記事の情報(ブチャ住民の死体にフレシェット爆弾が埋まっていた)を否定する。すなわちなかったことにする。
これしか方法はありません。ですので、ガーディアンにはいったん3.の記事を載せたものの、方針を急遽(きゅうきょ)変更して、その後の情報発信をすべて遮断して、乗り切ろうとした(現在もしている)のです。

以上が、謎解きの一つめです。そして、もう一つあります。

かたせ2号 投稿日:2022/05/08 09:38

【168】ブチャ事件の「ダーツ」(フレシェット)の記事が、世界中で「幻」になった経緯を解明する。<謎解き編その2>

<謎解き編その2>

かたせ2号です。
では次に、「フレシェットを砲撃したのは、ウクライナ軍ではないと言い切れるのか?」
の問題に移ります。

1.の記事から引用します。

(一部引用開始)
フレシェットは、イスラエル国防軍(IDF)がレバノンやガザ地区での軍事作戦で定期的に使用し、民間人を殺傷した以外には、現代戦ではほとんど使用されていない。
2008年3月、ロイターのパレスチナ人ジャーナリスト兼ビデオグラファーのファデル・シャナ氏が、イスラエル軍の戦車が発射した砲弾の破片で死亡した。後にレントゲン写真で、シャナの胸、脚、そして装甲のない防弾チョッキに金属の弾丸が埋め込まれているのが確認された。
(一部引用終わり)

かたせ2号です。
上の記事は、ウクライナ軍はフレシェットをこれまで使用していないという主張を含みます。なので、フレシェットを砲撃したのがロシア軍だと、2.と3.の記事では主張できるわけですが、もし、ウクライナ軍がこのフレシェット弾を使用している事実があれば、この主張は大きく弱まってしまいます。<謎解き編その1>に書いた推論と合わせると、むしろ、フレシェットを砲撃したのは、ウクライナ軍の方ではないのか、という疑いを強めてしまう結果となるでしょう。
そして、ウクライナ軍は2014年にフレシェットを使用していた事実が、AFP通信から配信されているのです。
ですから、この観点からも、3.の記事を世界中に発信するわけにはいかないのです。

アメリカのヤフーニュースの記事から。
記事名:2014年10月21日、ウクライナのドネツクで、フレシェット砲弾の矢を見せる親ロシア分離主義者の戦闘員(A Pro-Russian separatist fighter shows a dart from a flechette shell on October 21, 2014, in Donetsk, Ukraine)
2014年10月22日配信(AFP)
https://news.yahoo.com/surgeons-ukraines-rebel-donetsk-confirm-cluster-bomb-usage-205747600.html?guccounter=1

(翻訳、引用開始)
ドネツク(ウクライナ)(AFP=時事) – ここ数週間、市民数十人が死亡しているウクライナ東部の反政府勢力の拠点ドネツクの外科医らは24日、ヒューマン・ライツ・ウォッチが主張するように、一部の患者がクラスター爆弾の犠牲になっていることを確認した。
キエフは、東部で親ロシア派の反政府勢力と戦っている自国軍が、論争の的になっている無差別クラスター弾を使用していることを激しく否定したが、医療関係者は、ウクライナ軍に落ち度があったと主張した。
ドネツクのカリーニン病院の外科医は、「私は何十回となく、ウクライナ軍が使用した子弾の破片を負傷者から取り除いてきた」と述べた。
世界的な権利団体HRWは今月初め、非常に不正確なこの弾丸によって、スイスの援助関係者を含む6人が死亡した12の事件を特定する調査報告書を発表している。
クラスター爆弾は、数十から数百の小さな爆発物を含む弾薬で、爆弾やロケットで運ばれ、「広範囲に、しばしばサッカー場ほどの大きさに無差別に撒かれる」とHRWの報告書は述べている。
「カリーニン病院に勤務する外科医は、名前を明かさず、「これらの武器は建物を破壊するためではなく、人を殺すためだけのものだ。
「小さなダーツは重大な傷害を引き起こす」と彼は言った。「一人の人間に20本、30本と刺さった例もある。
世界の大半の国はクラスター爆弾禁止条約に署名しているが、ウクライナは署名していない。
しかし、キエフはこの兵器の使用を否定し、分離主義者を非難し、この報告について完全な調査を開始することを約束した。
ウクライナ国防省のボグダン・セニク報道官は、「これらの告発は根拠がない」と述べた。
– 反体制派は「戦争犯罪」を非難-。
カリーニン病院から数キロ離れた隣の都市マキィフカへの検問所で、地元の親ロシア派反乱軍リーダーがAFPに、2センチほどの鋭い破片が詰まった不発弾を見せた。
「この砲弾はマキイェフカを襲った。ドネツク空港付近の地区には、ほぼ毎日、同様の砲弾が落ちている」と、40歳の反体制派、アレクセイ氏は語った。
彼は、ウクライナ軍は「戦争が始まって以来」、郊外からクラスター弾で街を攻撃し、グラドやウラガンのトラック搭載システムでそれらを発射してきたと述べた。
ニコライと名乗る第17病院の外科医は、AFPに対し「私は、これらの弾丸で負傷した患者の手術をしたことがある」と語った。「10日ほど前のことだ。このようなケースは1件だけだった」。
ドネツク州内の他の病院では、症例は報告されていない。他の3つの病院でAFPのインタビューを受けた複数の外科医は、このような武器で負傷したケースを見たことがないと述べた。
「このようなことはテレビで見たが、私の外科医としてのキャリアでは一度もない」と、地方病院の外科医で緊急対応担当のイゴール氏は述べた。
分離主義者の拠点であるドネツクを拠点とする自称ドネツク人民共和国の指導者たちは、キエフによるこうした武器の使用は戦争犯罪に相当する、と述べた。
「DNRのアンドレイ・プルギン副首相は、「この種の兵器が使用された事例は数十件にのぼる。
「これは戦争犯罪だ。このような犯罪の調査が行われ、国際法廷が有罪、つまりウクライナ国家を裁くことを望んでいる」と述べた。
(引用終わり)

かたせ2号です。
その証拠写真がこちら。
https://codename-it.livejournal.com/953562.html
合わせて、投稿された写真の下につけられたコメントを拾っておきます。

(コメント抜粋開始(翻訳))
(質問者)(2015年3月16日)父が職場で釘の木箱を盗んだことがあるんですが、3枚目の写真にあるようなものがあったんです。ネイルの代わりにはならないよ。その内容や名前を教えてください。
(写真の投稿者)(2015年3月16日)矢のような形の発射物。

(質問者)(2022年4月24日)最初の写真に写っている砲弾のある塹壕は誰の塹壕なのか、わかっているのでしょうか?
(写真の投稿者)(2022年4月25日)(ウクライナ東部)ルハンスク州のPeremozhnoye村付近でAFU(ウクライナ軍)の拠点を破壊したとのことです。

(質問者)(2022年5月2日)ここにある記事は、ドンバスでの戦争でウクライナ軍が小さな金属製のダーツを使用した証拠として、「2015年のウクライナ砲による空襲後、ドネツク人民共和国のスラビャンスク市でもダーツを発見」とあり、あなたの記事へのリンクが貼られています。この記事(「mpr21」の記事)は正しいと思いますか?
(写真の投稿者)(2022年5月2日)(私が投稿したうちの)最初の3枚の写真は、ルハンスク近郊のAFU(ウクライナ軍)の砲兵陣地と、その砲兵が割った砲弾のダーツです。当時はよくあったことですが、国防省やロシア連邦からの砲撃が陣地を覆っており、その中から問題の砲弾が発見されました。2014年に使用されたかどうかは、そのような事実を客観的に証明するものがないため、はっきりとはわかりません。
(コメント抜粋終わり(翻訳))

かたせ2号です。以上で謎解きを終わります。
これらの危険性(主に2点)を途中から察知して、DS最高幹部は現在、この事実を「なかった」ことになっているのだと考えます。
最後に。
「クム・タケント・クラーマント(cum tacent ,clamant)」(彼らが沈黙しているとき、彼らは叫んでいる)
古代ローマの政治家、キケロの言葉です。
彼らが沈黙せざるを得ないということは、「フレシェットでブチャの住民を砲撃したのは、ウクライナ軍である」これが事実だとDS最高幹部が認めて叫んでいるに等しいのだと、かたせ2号は断定します。

以上

かたせ2号 投稿日:2022/05/08 09:35

【167】ブチャ事件の「ダーツ」(フレシェット)の記事が、世界中で「幻」になった経緯を解明する。<番外編>

<番外編>

かたせ2号です。
幸福実現党幹部の及川幸久さんの2022年5月5日のyoutube動画から知った情報を紹介します。https://www.youtube.com/watch?v=jIStUH2XIdw

イタリアでの出来事です。

イタリアの「Quarta Repubblica」は、ニコラ・ポロが司会を務めるトークショー、政治、グラビアというジャンルのイタリアのテレビ番組で、月曜日のゴールデンタイムに放送されています。この番組は、ローマのSafa Palatino CentreのStudio 1から生中継で放送されています。(以上、wikirediaから抜粋)

その番組サイトから引用します。
記事名:ブチャの真実、ジャーナリストのカプオッツォが明かす「遺体からダーツが見つかった:その意味するところは何か」。
2022年5月3日配信
https://www.nicolaporro.it/bucha-capuozzo-rivela-nei-corpi-hanno-trovato-dei-dardi-cosa-vuol-dire/

(翻訳引用開始)
(番組の後半で、73歳のジャーナリスト)トニ・カプオッツォが再び登場し、路上の死体発見から約1カ月後のブチャ、戦争に対する欧米の反応を変えた映像、そして歴史的特派員が投げかけた疑問について語る。
カプオッツォは番組『クアルタ・レプブリカ』の最終回で、キエフ郊外から届いた写真の「カレンダー」に対する疑念を口にした。そして何よりも、それらの死者の中には、集団墓地にいる民間人ではなく、街頭にある死体が、破壊工作員や協力者の「特別警察」の任務の結果である可能性についてだ。
しかし、カプオッツォは、さらに細かいことを付け加えている。「この数日、イタリアのマスコミが取り上げなかったニュースがある。(集団墓地の)死者の多くは、法医学者がクラスター爆弾の破片を発見しており、至近距離からではなく、爆撃によって殺されたのだろう」と述べた。
「誰が?ロシアかウクライナか? もし、ロシアが占領していたなら、ウクライナの爆撃があったかもしれない」とカプオッツォさんは推測する。しかし、これには確信がありません。自分自身に問いかけ続けなければならないような質問だけです。
(翻訳引用終わり)

以上