近代医学・医療掲示板


この掲示板は、近代医学の立場から、医療に関するさまざまな問題を学問的に議論するところです。本掲示板の趣旨に合致しない投稿につきましては、厳正な審査の上、削除することがあります。予めご了承ください。

なお、宣伝広告文は御遠慮下さい。
なんでかな 投稿日:2010/07/03 00:49

【15】今日は、周りから若く見られるための、筋力トレーニングについてのお話をします。

成功研究会 メールマガジン vol.193から貼り付けます。

(転載貼り付け始め)

今日は、周りから若く見られるための、
筋力トレーニングについてのお話をします。

筋肉を強めるといっても、ボディビルダーのように
筋肉隆々になる必要はありません。 

(もちろん、そういう体型が理想ならそうなることも可能です)

それでも健康で強い筋肉をつけることには、
メリットがあります。

筋肉は使わなければどんどん弱っていきます。

普段、体を動かさず筋肉を使わないと、筋力が弱ってきて階段の
上り下りがしんどくなってきたり、ちょっと動いただけで疲れる
ようになったりします。

こんな状態よりは、体が強く活氣に溢れていれば、
もっと自分にも自信がもてます。

強くて柔軟な腹筋や足の筋肉は腰痛や背中の痛みを防ぎます。

そして、無限のエネルギーである脂肪の多くは
この筋肉で使われるのです。

ですから、筋力トレーニングをして、筋力を維持したり、
高めたたりすることで、高いエネルギーを手に入れ、
自信にあふれ、いくつになっても老けることなく
元気に活動できるようになります。

実際、筋力トレーニングをすると成長ホルモンが分泌され、
肌がきれいになったり、体型や姿勢も良くなり、
実年齢より若々しく見えるという効果も期待できるので、
女性にもお勧めです。

ただ、腕とか脚に筋肉をあんまりつけたくないという方も
いると思いますので、目的に合わせて、
どこの筋肉を鍛えるかは、ジムにいるトレーナーとかに
相談してメニューを作ってみてください。

ここでは、短時間で最大限の効果を上げるための、
ジェームス流の筋力トレーニングについてご紹介したいと思います。

ジェームス流のトレーニング方法には2種類あるので、
自分に合った方を実践してください。

(1)パワーファクタートレーニング

これは一定の時間当たりに動かした負荷を計測する方法です。

例えば、ベンチプレスで1分間に20キロの重量を
10回持ち上げたとするとパワーファクターは
200キロ/分となります。

そしてこのパワーファクターを
毎回5%~10%づつ上げて行くのが
パワーファクタートレーニングです。

この時、トレーニングの時間は変えずに
重さと回数で調節してください。

5%~10%上げた負荷をクリアできない時は、
回復期間として休みを取ってください。

毎日トレーニングしていたら、1日休んでください。

1日おきにトレーニングしているのだったら、
2日間回復期間を取ってトレーニングするようにしてください。

(2)スタティックローディング

これは、まず15秒間しか保持できない重さの重量を選んで、
その運動で一番伸ばしきる少し手前の状態で静止するという
トレーニング方法です。

例えば、ベンチプレスだったら、
腕が軽く曲がった状態でバーベルを保持して静止します。

そして、その次の時は、保持する時間を延ばしていきます。

30秒間持てるようになったら、また15秒しか
保持できない重さに重量を増やします。

回復期間についてはパワーファクタートレーニングと同様です。

それから、それぞれの運動のセット数は1回だけです。

2セット目以降は、その労力に対して、
効果の向上は10%程度と効率が悪くなります。

以上がジェームス流の筋力トレーニングです。

あなたもぜひ、筋力トレーニングに取り組んで、若々しく元気な
体と高いエネルギーを手に入れ、目標や夢を実現してください!

ー麻生 秀男

(転載貼り付け終わり)

なんでかな 投稿日:2010/06/30 00:03

【14】今日は、まず、『1.有酸素の力を高める』についてお話します

成功研究会 メールマガジン vol.191から貼り付けます

(転載貼り付け始め)

成功のために必要な健康のレベルとは、
単に病気でないという状態ではなく、
常に高いエネルギーに満ち溢れた状態を
手に入れることだという話をしました。

今日は、高いエネルギーに満ち溢れた状態を
手に入れるための方法について
もう少し詳しく解説したいと思います。

今日の話は、ジェームスの『成功の9ステップ』の
無限健康のセクションに関する話です。

無限健康における健康の鍵は次の4つです。

 1.有酸素の力を高める
  2.過剰負荷により筋肉を強める
 3.最高の栄養を得る
 4.毒を避ける

今日は、まず、『1.有酸素の力を高める』についてお話します。

”健康はエネルギーである!”という話をしましたが、
人間のエネルギー源って何だかご存知ですか?

人間には基本的に3つのエネルギー源があります。

一つは『遊離脂肪酸』。

体の脂肪のほとんどは、この遊離脂肪酸で、
体脂肪として蓄積されています。

ちなみに、同じ脂肪でもコレステロールなどの脂肪は
エネルギーとして使う事ができません。

二つ目はブドウ糖です。
炭水化物や糖質はブドウ糖に変換してからでないとエネルギー
として使う事ができないのです。

三つ目はクリアチンリン酸で、爆発的なエネルギーを発揮するのですが、
普段はほとんど使う事が無いのと、わずかな量しか体内に蓄積できない
という特徴があります。

さて、あなたは無限のエネルギー源を手に入れる事が出来ると
言われたら、どう思いますか?

実は人間はみんな持っているのです。

それは『体脂肪』です!

人間は餓死しても解剖すると2~3キロの体脂肪が残っている
そうです。

餓死しても残っているのであれば、無限のエネルギー源と呼んでも
良いと思いませんか?

人生でより高いエネルギーを持ち、
朝から夜まで元気に過ごすための
秘訣はこの脂肪の力を使うことにあるのです!

じゃあ、脂肪をエネルギーとして使うには
どうしたら良いのでしょう?

脂肪というのは、ブドウ糖やクリアチンリン酸に比べて、
非常に点火しにくい燃料です。

しかし、一旦火がつくと、
なかなか消えにくいという特徴もあります。

そして、脂肪を点火するためには
酸素とブドウ糖が必要なのです。

運動している時に、息を切らしている人がいたら、
その人は十分な酸素を取りこむ事ができないので、
脂肪じゃなくてブドウ糖をエネルギーとして
使っていることになります。

しかし、ブドウ糖はそれほど大量に体に蓄積できないので、
すぐに疲れてしまいます。

そして、ブドウ糖を切らしてしまうと、
脂肪は不完全燃焼し始めて、体の中に毒素を排出し始めたり、
免疫系やホルモン、酵素など、体の重要な成分を分解して、
ブドウ糖の代わりに使い始めてしまうのです。

ですから、健康のために運動してるつもりでも、
息切れするようなハードな運動をしていると、
逆に不健康な状態を作り出してしまう
ことになります。

無限のエネルギー源の脂肪を燃焼しやすい体質を作り、
しかも健康になるための鍵!

それが有酸素運動です!!

30分程度の有酸素運動を週3回以上続けると、
体が脂肪を燃焼するための酵素である
脂肪燃焼酵素を作り出す量が増え、
脂肪を燃焼しやすい体質になります!

脂肪を燃焼しやすいということは、無限のエネルギーを
有効に使え、常に高いエネルギー状態でいられるということです。

さらに、6ヶ月間続けると、体内の毛細血管が
30倍~50倍にふえ体の隅々まで酸素を運べるようになるので、
元気に健康になります。

じゃあ、有酸素運動ってどうするのかというと、
有酸素運動をしているかどうかは、
心拍数(心臓が1分間に心臓が鼓動する回数)
で決まります。

詳しい説明は省きますが、次の計算をしてみてください。

まず、あなたの最大心拍数を計算してください。
最大心拍数 = 220 - 自分の年齢

そして、次のAとBを計算してください。
A = 最大心拍数 × 0.6
B = 最大心拍数 × 0.85

心拍数がこのAとBの間になるようにすると、有酸素運動ができます!

運動しながら心拍数を計るにはハートレートモニターという
スポーツ用の脈拍系を使うことをおすすめします。

無限のエネルギーを得るために、週3回以上の有酸素運動をは
じめましょう!

ー麻生 秀男

(転載貼り付け終わり)

えいちゃん 投稿日:2010/06/29 22:35

【13】得意な専門分野での見解を教えてください。

おじいさん様へ

早々、御返事をいただき有難うございます。
私は実名投稿でもかまわないです。名前と身分を明らかにされない私に対するメールは無責任な御意見が多かったため、実名では一つ一つに真摯に対応することができなくなりました。

おじいさん様のプライベートを知りたいとは思いません。
実名を名乗ることよりも、「私は現在こういう医療を実践し、こういうことを目指している」という軸となる「自分なりの医師像」を表明しなければ、実体験のない第三者的な医療批判だけでは説得力を欠きます。
治療家としての誇りをもっていただきたい。
国を憂いたり知らない漢方を論じるより、まずは御自分自身が実践されておられる医療の範囲内での不満を投稿されるなり解決すされることが第一歩です。

「カンブリア宮殿」でのツムラの社長の副作用の解説は番組の中盤でした。正味30分程度の番組では、視聴者に語りつくせないのは自明です。聞きかじりだけで批判されずに、ケアネットなり講演会などでエビデンスなり副作用なり、じっくり習得されるといいと思います。

 調剤薬局の方はお医者様より積極的に漢方の勉強会に参加されますが、保険適応のない漢方薬局の方は縄張り意識が強いのか、呼びかけても合同の会に参加されません。今後は情報交換や病信連携などの意味で両者が歩み寄ることが大切だと思います。

 漢方の専門医は基本的に病名処方はしないので、西洋薬と違い漢方で重篤な副作用が出る場合は、証を誤って処方された場合が考えられます。
一方、抗癌剤や免疫抑制剤で間質性肺炎などの副作用が起こる場合は、病名で投与されていても、そもそも最初から投与すべきではない「適応外の病状」である場合がほとんどです。
漢方に不慣れな医者が望聞問切を怠って「肝炎に小柴胡湯」「喘息に麦門冬湯」など、ガイドライン通りでも考えずに投与することが危険です。

高価な漢方薬を売る漢方薬局が詐欺だとは思いません。ただ売り逃げするのではなく、自分が売った薬でお客様の具合が悪くなったり、副作用が出た時には逃げないで、最後まで責任を持って対応して欲しいだけです。
「病名処方」のレベルどまりの臨床医が多いことは事実です。おじいさん様は何を「矛盾」といわれているのかわかりませんが、重篤な副作用を起こした責任は当然処方をした医師にあります。主治医を信じた患者にも責任があります。

パンフレットなどに記載されているエビデンスのあやしさは、すでに西洋薬での大規模臨床試験の段階からあります。漢方がこのようなあやしいエビデンスの捏造につき合わなくてもいいだけです。
「月刊ザ・フナイ」6月号での副島隆彦先生の論文において、科学(サイエンス・近代学問)の下りでこのことは的確に述べられています。トーマス・クーンの「科学革命の構造」の下りを御参照してください。

わたしはEBMとNBMを対比させましたが、EBMとオーダ―メードは対比させていません。要はわけのわからない欧米人の何万人のデータを自分のエビデンスと錯覚したように信仰するより、N=1でも自分が実体験したものこそ、自分だけのエビデンスだと会得することが、サイエンスの第一歩だと私は思います。

 漢方薬を処方されなくて困っていないのなら、おじいさん様が自分の処方されている得意分野の西洋薬の範囲内で、自分自身が体験された問題点を提起していただいた方が我々も勉強になると思います。

 漢方薬は、西洋薬の様な「病気の修復」という意味より、「滋養強壮や健康増進、アンチエイジング」的な目的で飲み続けることには意義があります。
日本人も薬膳のように、日常でも身近に漢方的な食事や生活を心掛ける意識が高まって来れば、そのうちエキス剤を処方しなくてもいい、自分で治せる医療が実現するのかもしれません。

おじいさん 投稿日:2010/06/28 20:23

【12】もっと盛り上がるといいな、医療問題

お、早速のレスポンスどうもありがとうございます。
正直もっとくるかと思っていたのですが。。。
同業者の怒りを買いつつあるのはよくわかっておるので。

当日のレスポンスには実名があった気がするのですが。。。

やっぱ、実名ってこわいですよね。。

だからこそ、私もばれないように好きなように書いているわけです。
誰が読んでいるのかもわからないし、また私が医師である、証明は掲示板では不可能ですから。。

ところで、僭越ながらえいちゃんさんの意見をまとめてみましょう。

1)保険診療の恩恵にあるのなら、スタンスやビジョンを明確にしてはどうか。
2)えいちゃんさんの診療においては、ツムラの漢方薬について、日本有数の使用実績がある。自由診療費は私費を投入している。ほそぼそと経営している?
3)その社の社長は「副作用」について、番組で発言していた。
4)漢方薬局では簡単な問診で処方をきめているらしい。
5)医者がいなければ重篤な副作用が出た場合対応がむずかしい。
6)独自で漢方を入手するとべらぼうに高い。
7)初診時から漫然と長期投与する医師は要注意である。
8)漢方をはじめるときはだれでも病名処方等から始める。
そしてそれ国はしょうがない。
9)パンフレットはいわゆる西洋医を説得するための道具である。
10)ちまたにあるEBMより、オーダーメイド医療をすべき。
11)西洋医薬と漢方医薬は発想や開発の出発点が別。
12)わたし自身、疑問があるならツムラに聞けばいいのでは。。

いやどうも、こまかくてすいません。
1)については、まあ、誰が読んでるかわからないし、スタンスは、これまでの私の投稿からすれば、亡国医療を憂いているわけです。日常臨床?そこまでプライベートをあかす「勇気」はないです。
2)まあ、それは、ふん、そうですか。と感想しかいえないです。でも、よい医療をして、たくさんお金が入るならわたしは正当化します。適切な報酬もなく、善意だけでは社会が衰退しますから。
3)これは私が聞き逃したかもしれません。番組の最初の5分くらいみてなかったかも。でも、例えば「間質性肺炎で死んだ事例がある。」とか「電解質異常で潜在的に特に年寄りでは死因になることがある。」とか、「長期処方は十分気をつけて。」とか、言ったのでしょうか。ただ、「副作用がある。」だけでは、第三者からみればほとんど説得力がないような。だって、ラーメンだって、うどんだって、ある意味「副作用」はありますから。。。
4)ずいぶん、あぶないっすね。もっとそういうところを批判してはどうですか。わたしは知らなかったですよ。
5)これはどんな、物質にも言えますよ。でも薬局には、人によっては、死んじゃうくらい危険な薬剤が、「売って」ますよね。アスピリンはアレルギーで死ぬことがあります。ガスターは血小板減少で死ぬことがあります。風邪薬はせんもうを起こして、転ぶことがあります。ようは確率と程度問題であるのです。漢方がそれほど危険だというのであれば、副作用についてもっと啓蒙する必要がありますね。抗ガン剤なみに。せめてあの番組で5分くらいはその時間をとってもよかったかもね。
6)これは、売った人がいれば買った人もいます。資本主義はこういうものではないでしょうか。ほんとはそれと同じ作用のものが、保険診療で買えたかもしれない。あるいはその馬鹿高い生薬?の方が効くかもしれませんよ。そしてそれは売るがわ、買う側という、「市場」の問題でしょう。それを詐欺だと判断できるかは微妙な問題。。そして、保険診療の漢方薬そのものも、適正価格なのかはわからない。薬局で売れるようになればじつは、あの膨大な平均年収600万をこえるMR連中の給料がさっぴかれるから実は、安くなるのかも。どうでもいいパンフレットも必要なくなるし。
7)こういうひと多いですね。しかし悪意でしているわけではない。どっちかというと善意で薬を処方する。でも、まさにそれが怖いんですよ。大半はそうじゃないですか?私はそれを批判しているんです。そしてそれをしらない多くの医師も不幸です。ようはさほど効果もないけど危険でもないから漫然と処方していると考える医師も多いのでは?
8)この論理はこわいですね。副作用が出た場合がこわいから医師が処方するひつようがあるというお話と、矛盾しますね。もしこれで、「きわめて、重篤な」副作用が出た場合は、だれが責任とるのでしょう?
9)これも、こわいですね。漢方はいいものだから、最初はだまされたとおもってつかってみな、そして、とりあえず、その導入としてダメデータには目をつぶっておけということでしょうか。私はなおのこと、信用しませんが。。
10)もし、私の理解が間違っていたらごめんなさい。「アメリカ医療の光と影」をかいた先生は日本人がEBMを誤解していると言ってます。EBMは本来「オーダメイド医療」なのだそうですよ。厚労省のまちがった輸入が問題だとか。
11)これも、、、いや、なんというか。。。西洋薬とか、西洋医学とかそれに対する東洋医学≒漢方医学ということなのか、中国で日本でやっているような「漢方医学」がほんとにされているのか、あの番号処方が実施されているのか。。。寡聞にしてしりません。そして、化学物質という意味では、そもそも、アスピリンも、ペニシリンも、植物からとって抽出したものですよね。麻薬もそう。そんなにまったくかけ離れているモノでもないのでは。。オリジンはね。物質治療という意味では、東洋だの西洋だの、分けなくてもいい気が。。。本多勝一著「はるかなる東洋医学」によれば、日本の漢方処方は、「東洋医学」ではないと、症状に対して、特定の物質を施すのはまさに「西洋医学的」視点だと書かれていますが。。。
12)ほんと、すいません、日常臨床で、別にいまのスタンスで困ってないんです。漢方なくても、困ってないんですよ。それより、患者の病歴や生活背景を聞いて、「薬なし」でアドバイスしてあげる方が「より良心的」だとおもってますんで。私はあかひげ先生ではないので、無論、別のところできちんと、経営に支障がないように、稼いでますけどね。あのような偽パンフレットで売り込みをかける人たちの話を信用するのは前提に無理がありますね。そんなに作用に自信があるのなら、最初から、統計など無視して、説明すればいいのでは。。勉強会がタダではないことが信頼性につながるとは思えないですね。

以上ながくなり申し訳ありません。

えいちゃん 投稿日:2010/06/28 18:18

【11】はじめは漢方も病名治療から始めましょう

おじいさん様へ

 あなた様が医療評論や自由診療を生業(なりわい)としているのではなく、少なからず保険診療の恩恵に与っておられるのでしたら、臨床医としての御自分のスタンスやビジョン(なにで生業を得て、どういう医療を実践され、どういう医療を目指しているのか)を明確にされてから、医療批判なり啓蒙?されてみてはいかがでしょうか。

 ちなみに私のクリニックでは、ツムラの漢方エキス製剤において、毎年全国でもトップクラスの使用実績があります。当院の漢方薬以外の自由診療費はすべて無料(わたしのポケットマネー)にしておりますので、漢方エキスなどの保険診療薬の薬価差益などの採算で細々と経営をしている次第です。

「カンブリア宮殿」の番組においては、「漢方薬も副作用はある」とツムラの社長は明言されておりました。

 なぜ薬局でなく病院で医師が漢方を処方する必要があるのか。
 それは漢方薬局では、望聞問切など漢方的な診察ができる医師・薬剤師がおらず(診察していてもせいぜい簡単な脈診、舌診をしている程度)問診だけで処方薬を決めている場合が多いようです。
 また漢方薬局では副作用を予知・発見する技能や経験がなく、万一重篤な副作用が出たときでも、連携病院に連絡する責任を感じておられないからです。しかも独自に漢方を購入すると保険診療の何倍~何十倍の薬価を請求されます。(薬日本堂などの大手でも、きざみの生薬だと月に数万円になることもあり、その上高価な健康食品まで勧められます。)

 初診時から同じ漢方薬を漫然と長期投与する医者は要注意です。当院の初診では通常2日から7日分を処方し、証の変化や患者様の要望に応じて処方を変えていきます。漢方薬を極めてくると、ご指摘いただいたように漢方エキス剤では量や組みわせの細かい調整がしにくいため、自由診療になっても患者様のニーズに応じた生薬を自分で調合したくなってきます。

 おじいさん様が漢方医療に興味をもたれて、漢方製剤についての疑問や興味がありましたら、ツムラなど漢方関係の担当MRさんに病院に来ていただき、また「カンブリア宮殿」で放映されたような全国の漢方研究会・講習会に自腹で参加してどんどん質問されて、知識や経験を積み上げていかれたらと思います。

 漢方を始めるときはだれでも「風邪に葛根湯」「胃もたれに六君子湯」などの「病名処方」から入ります。始めは西洋医学的な系統で各診療科別、臓器別の病名治療から漢方の学習を始めることはやむをえないことで、西洋医学との対比する上では理解しやすい面もあります。
 漢方エキスの処方を躊躇されておられる先生方の多くは「漢方にエビデンスはあるのか」と言われるだけで、とりあえず使ってみようともしません。
 臨床試験などエビデンス?が載ったパンフレットは「病名治療」しかできなくなった西洋医を説得するための道具であり、漢方医はエビデンスらしきパンフレットを一瞥するだけです。漢方医の仲間内では病名より証や症状、兆候を重点に診ますので、さまざまな証や訴えの組み合わせが入り組んだ個々の患者に大規模臨床試験をする意義を感じないと思います。

 大規模臨床試験でEBMなどでの普遍的な80点治療を目指す病気の修復が中心の西洋医療より、ホメオパシーなどと伴にNBM(Narrative-based Medicine)を中心とした、個々の患者に応じて、未病を察知しより健康の増進を目指すような、オーダーメイド治療をすればいいと私は考えます。

 人工的な分子化合物で病気を制圧する製薬をコンセプトとする西洋医薬と、風土や生活の中で培ってきた漢方エキスでは、発想や開発の出発点が全く別なのです。
 漢方医療において、自然界から経験的に取り入れたもの(生薬)に要素還元主義というか分析主義を強いて生薬の単一成分を抽出・分析して、勝手な病名の枠組み内で無理やり画一的なエビデンスを出すことに意味があるとは私は思えません。

おじいさん 投稿日:2010/06/25 16:29

【10】漢方薬って、なんだろう?

みなさま、こんにちわ。

ワールドカップが盛り上がっているようですが、何でヨーロッパ勢は弱いのでしょうね?
暗黒大陸の汚名500年の歴史を誇るアフリカの呪いでしょうか。

ところで、馬鹿になるので、テレビはほとんど見ないんですけど、たまたま、漢方薬を販売している某会社の社長が、村上龍の番組に出ていたのですね。。
まあ、わかっちゃいるけど、私の視点は、「どうやって、医者を洗脳しているのかなぁ。」という事で、その目で、社長が何を言うか観察していたんです。
もちろん、テレビは編集しているし、失言もカットするし、基本、その社長および会社、およびその製品バンザイの広告が主たる要素ではあるわけですが、言葉を、めいいっぱい迂遠させながら、本音をかいま見ることもあるわけですね。

とにかく、こいつの悪巧みを感じ取ってやろうとそう、思うわけです。

私は実を言うと、漢方薬は一切つかいません。
なぜかというと、使いこなせないからです。
理由は単純です。

そして、私の職業人生のなかで、マトモに漢方薬を使いこなせていると思った医者は皆無です。

世にはもちろん、漢方薬をうまく使いこなせている先生もいらっしゃるでしょう。そういう漢方的名医がいることは想像できます。
まあ、みたことはありませんけど。

何となく、こういう私の発言を読む方は私が漢方薬について、否定的だと感じるかもしれませんが、正直、別になくてもいいと思っておる「薬剤」です。

そして、昨日みたテレビでなおのこと、これは私には必要のない薬剤だと思いました。

まず、日本の漢方薬と称される保険適応のある薬は、あらかじめ番号がうたれて、すでに調合が済んでおります。
私、これがもっともわかんないんですね。診察して、これこれの症状があるから、これこれの調合を、、と専門家が判断するのが、ある複合薬物を使用する際の常識だと思うんですけど、もうすでに、実際の処方では「この症状に対して、この番号」みたいに割り振ってあるわけですよ。
こんなこと、家のポチでもできますよ。
診察の意味ないじゃないすか?
患者がこれこれの訴え、と言えば、「じゃ、お宅何番の漢方ね。」みたいに処方すればよろしいわけで。
だから事業仕分けの対象に顔を出したんだと思いますよ。
薬局のかわいいおねーさんに症状を言って、出してもらえばいいわけじゃないですか。

反論としては、診察の結果、何番と何番の組み合わせとか、同じ症状でも、この番号がいいとか、、あるようですけど。。
それって、ようするに本来ははじめから、自分で調合するというのが、王道って、証拠じゃなかろうか。。

そこに医者の介入は必要ですか。。
私に言わせれば大部分の漢方を処方する、「先生」方はこんなワンパターンな感じで出していると思いますよ。

ようはいつもの、「検査&薬地獄」の達人なわけですよ。

会社としては保険適応がはずれ、一般薬局の販売が許可されると、単価を安くして売らなければならないんですね。儲けが減る。
今、漢方薬って、一包、80円から100円くらい。
でも、一日一包ってことはない、たいてい、2から4包飲まされる。
それも怪しい手法、だよね、ほんとずるがしこい。成分を抽出してもっと、少量で飲みやすくすることは今の科学技術ならいくらでもできるはずだ。
見かけを多くすれば、高くても人々はありがたがって飲むという、心理を知っている。
まあ、だいたい一日200円から400円くらい、1ヶ月で、6000円から1万円くらいですか。

でも、何度も、何度でも言いますが、保険適応なので、7割から10割の原資は、あなたが汗水垂らして働いた税金から搾取されます。

それに、漢方って副作用がないとか、健康にいいとか、なんか、オーガニックっぽい、エコっぽい、印象ないですか?
それが長期投与を許すような変な土壌を作っている気がします。

ちなみにこの番組では、漢方の副作用なんて、一切発言なかったです。
妊婦さんが保険適応が外されると、お金が困るとか、、、実際は、こまんないよ、、だって、薬局で売れるためにはやすくなるに決まっている。。それより生まれてくる子供達に医療費で国債を積ませることの方がよっぽど、大罪じゃないの、、おかあさん!
痴呆の患者さんに効くだとか、、別のもっと安価な薬でも十分代用できるけどね。。
かえって、あの薬を一日3包、しかも粉で飲まされる身になると痛々しいけどね。のどにもつっかかえるだろうし。
他のもっとやすい代用品薬剤で治療できる技術がないだけじゃないの?と言いたくもなるね。

もちろん例外はあるでしょう。どうしても漢方でないと困る人もいるでしょう。でも例外が大繁盛する土壌がある今の製薬業界はやはり問題ですね。

番組では、女医だけの漢方勉強会とか開業医に「エビデンス」のある漢方、みたいな感じで、紹介する、30代くらいの売り込み人のお姉さんが登場してました。番号で処方するんだから、なんで、診察技術の勉強会がいるわけよ。。。

まあ、売り込みはあくまでわざとらしいね。西洋薬品?とほとんどわかんない、ニセの上質紙パンフレット。。
あの開業医に説明していた、パンフレットも怪しかった。。
効果があると判定する統計をとるのに、3桁の患者数、なかったと思う。
それをテレビの開業医は「このデータははじめてだなぁ。」とかなんとか決めぜりふを言わせて、いかにも信憑性を持たせていた。
まあ、ようするに、説明する側もそれを聞く側も、統計の基本も知らずに、無知同士の対話で、洗脳しあいっこしているわけです。テレビを見る側はもっとわかんない。
それで、商売人は、医者のプライドをくすぐるわけですよ。

こういう気持ち悪い、日常風景が、おそらく日本の薬剤商売の基本で、全国津々浦々、どんな僻地でも行われている。

ある大会社のCEOが言ってました。
「医者は容易に洗脳される。」
「ある薬剤の効果を判定するのに、90%の医者は精緻に文献をあたろうとしない。」

おーこわ。

えいちゃん 投稿日:2010/06/17 12:43

【9】病名を鵜呑みにしないで。

久しぶりに投稿いたします。

ご相談の山田様の統合失調症の息子様の件に関して、私の現在の治療スタンスを述べます。

 当クリニックにも「統合失調症」と精神科で診断された患者様が来院されていますが、多くは見当違いの診断をされています。(DSMなどのくだらない診断基準に安心しているのは医者だけで、権威的な診断名は患者の混乱と不安を煽るだけマイナスだと思います。)

 精神疾患においても、先の御投稿にもある安保徹先生や故甲田光雄先生らが言われるように、生まれるまでの両親(先祖)の愛情などの母胎環境、生後の生育環境、ターニングポイントとなるストレスやトラウマとなった生活史などの原因を探すことが第一歩です。
 自己満足の病名診断対症をつけて対症療法しか行わない治療家の不満を言う暇があれば、だまって去って次を探しましょう。

 毎回紋切り型の短い問診だけで、望聞問切に重きをおかず、大量の薬物療法を(しかも同じ薬を漫然と)つづけて、治そうとしない(治るのは患者自身ですが)、薬を減らそうとしない医師はどの分野の医療でも要注意です。
 症状を抑える治療より、患者自身の自然治癒力やヴァイタルフォースを引き出す治療を実践する、意識の高い治療家のもとに行かれるといいと思います。

 私の経験上は、食養生や漢方などの東洋医学のほかに、ホメオパシーなどのエネルギー療法が個々に変化していく体質や症状・兆候に柔軟に対応できて有効だと思います。
 実際に当院でも、多種類の抗精神病薬を減量もしくは中止された患者さんたちは、本来の「自分らしさ」をとりもどし、以前より学校や社会生活に適応できるようになり、人生を積極的に楽しんでいかれるようになっています。

 統合医療や代替医療は高額で怪しいという偏見はまだまだありますが、わたしの同士のクリニックや治療院では、薬づけにして治そうとしない精神科病院の保険診療よりは、診療費や施術料は格段に安く設定されております。
(もちろん保険診療より高額な自由診療費を算定されている治療家のなかにも、立派な先生はいらっしゃいます。)
 ちなみに先の投稿にあるような悪徳開業医はごく一部で、多くの開業医は細々と経営しております。私は開業して勤務医時代より収入が半減(年収800万円程度)になりましたが、甲田先生クラスまでに医療に魂をささげるマスターにならなくても、十分生活はできています。

 治療のポイントは同類の薬物療法中心の精神科や心療内科ばかりを廻らず、毎回じっくり話を聞いてくれた上で、将来のゴールや現状を生き抜くビジョンを明確に示唆してくれて、患者の自己治癒力を最大限に引き出してサポートしてくれるような、自分が信じられる数名の治療家と(洗脳されない程度に)うまく付き合うことでしょう。

おじいさん 投稿日:2010/06/15 17:47

【8】病院と開業医の悪だくみ

みなさん、こんにちわ。

それにしても、管政権、なんか怪しそうですね。
大丈夫でしょうか。次々と法案が廃案になる。。
何のために政権交代したんじゃ?
まあでも小沢さんのことだから、そこは考えているでしょう。
それにしても渡辺恒三さんのはしゃぎようは何なんでしょうね。
怪しすぎる、後期高齢者ナンバーワンかもしれません。

まあそれはいいとして。。

山田さんへ、私が勝手に返事して申し訳ないですが、「ドクター林の相談室」とか、ネットの精神科系ではけっこういいですよ。
どの科でもそうなんですけど、新薬が出ると使ってみたくなるように、製薬会社が患者も医者も洗脳するんですよ。
ただし誤解しないでいただきたいのは、薬を使わない方がいいとは私は思いません。「適切」な薬物療法は必要です。その意味では失礼ですけど、息子さんの方が病気の本質的なことを理解している気がします。無論、その「適切」、が医者の技量になるのですけど。。そこは患者とその家族が勉強しなければ、どの程度の医者かはわからない。優しいとか丁寧、、だけで判断しちゃだめですよ。

ところで、表題の話です。
みなさんがどこに住んでいるか、で多少異なるかもしれません。
あるところに、大きな病院があるとします。
ちょっと、そこから周囲を見渡してみてください。
やたら目ったら、開業医の立て看板がありませんか?

なんか、大きな女王バチに群がる小さな働き蜂のように。。。
円を描いて周りを取り囲むような。。

現在、救急指定をとっている病院のほとんどは、紹介率といって、他院にどれだけ患者を割り振ったかで、診療報酬が異なる仕組みになっています。すなわち、治療し増えた患者をそのまま病院で抱えていたらいけないんですね。
落ちついたら近くの開業医に紹介しなければならない。

世間の人は、検査妄想、にかかっているので、医者の診察なんかより、検査の方が100倍安心します。ところが、開業医には大きな検査器具は置けません。そこで、日本医師会がダダをこねて、「開業医に紹介しなきゃ、選挙協力しないぜよ。」とか何とか言って、この「紹介率」を導入したんですな。

まあいわば、この協力関係は、甘い蜜だらけの蜂の巣王国みたいなもんです。

しかも、その病院周囲で開業している、お医者さんは、もと、その病院の勤務医であった確率が高い。
お互いに顔知っているというのは大きなもんです。
病院勤務もきつい、なら開業だ。
しかし、すぐに患者が増える補償はない。。
だから、大きな病院から紹介してもらう。しかも自分がもと勤めていた病院だから、いくらでも引っ張れる。。
実際、大きな病院で「飼育」「洗脳」した患者を、開業して、たくさん持って行く先生達が跡を絶ちません。
無論病院としては、あとから、救急で送ってもらえば特に損するわけでもないので、それでいいわけです。じいさん先生が長く病院で勤めてもらっても困るし。
だから時々、無意味に検査受診させたり、念のためとか言って病院しかない特殊検査を勧めたりするんです。
まあ、病院が胴元でぽんびきしているような。。そんな関係。。

ようするに、、
互いにwin-winの関係なんです。

まあ、正直大病院では当直は研修医がやるから、医療の質なんてどうでもいい。
検査をフルコースですれば、たいていの病気はひっかかる。
病院も儲かるし。。
こんな経験ないですか、なんか、若くて一生懸命な医者がいろんな検査をしてくれてとても感謝しました、、でも領収書をみて、目がたまげました、、なんつう、経験。とくに夜中に受診しようものなら救急加算がついて、もうびっくり、ぼったくり、なんじゃそれ、、みたいな。。
でも素人の皆さんは、「先生、この検査は高いので止めてください。」とか「その薬は高いので遠慮してください。」とか言えないですよね。。
でも、開業医の先生は昨今、よく訴えられるので患者のクレーム次第ですぐ大病院に紹介して安心を買ってもらうんです。

でも、いっときますが、少なくともその医療費の7割以上は税金ですよ。。
年寄りだったら9割は税金です。

それはすべて、働いているあなたのフトコロから出ています。
そして、再三言うように国債という未来の借金の形で、まだ生まれても来ない子供達に負わせているんです。

開業医もよく老人を不安にさせて、薬漬けにしてますよ。
リハビリ漬けも最近よくみますな。
適当にそこいらで、理学療法士にマッサージさせて、バイバイする、、なんか、三流あんまみたいなことを、保険診療でするんです。。
カイロや柔術系の団体と仲が悪いのも当たり前ですね。。

でも原資は、あなたの一生懸命働いておさめた税金です。

開業に規制をかけない、、ここまで自由な国も、世界にはないね。。
断言します。
だから開業ネットワークみたいな詐欺開業グループみたいなのが出てきてもおかしくないんで。。ただ合法なので、本人達は悪いと思ってない。
正直、私が開業したら、だいたい悪の方策はわかっているので、儲ける自信はあります。
年収1億くらい稼ぐ自信あります。

投稿日:2010/06/14 07:25

【7】「尊厳を踏みにじる医療界(下)」

「心に青雲」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010年06月14日 | 医療問題
「尊厳を踏みにじる医療界(下)」

《2》
 もう一つ、ご紹介。この情報はブログ読者のZさんからいただいた。
    *     *     *
 先日の出張で、民宿に泊まりました。民宿を経営している人と話したのですが、
 製薬関係のお客様は、
「薬はのまない。ワクチンはこわくて絶対打ちたくない」
と口々に言うそうです。
 一体、何を入れて、どんなことしているんでしょうか…?
    *     *     *
 悪魔の支配構造が透けて見える。
 薬に何を入れているのか、といえばほとんどは石油である。石油を原料にして化学的に合成している。恐ろしいものなのだ。
 何度も書いてきたが、アメリカや日本の製薬メーカーが患者を食い物にし、それの製薬会社に天下っておいしい汁を吸うために、役人どもが病院を支配しているのである。
 これは私の知る信頼できる西洋医療の医師の言葉だが、「薬はなるべくなら使わないほうが良い。しかしだからといって『薬をやめると病気が治る』というたぐいの本を読んで、いっさいの薬を断ってしまうのはやりすぎだ。しかし必要なときに短期的に使うのなら良い場合はある。
 問題なのは、ある症状があるからといってずっと使いつづけるとか、痛くなるといやだから予防的に使い続けるといった、習慣性の使い方がいけない。そんな場合は、薬に頼る前に生活習慣を見直すべきなんだよ」と。
 その製薬会社と医者の癒着の実態を、冒頭のX医師がしたためている。
      *       *       *
 先日、自律神経免疫研究会で新潟大学の安保徹教授の講演を拝聴しました。
 「ストレスがかかると脂肪肝になったりコレステロールを上げたりして、癌や糖尿病から体を守る、これを薬で治療するのは全くの害である」という主旨のご講演で、これは私ども研究グループの結論と同じだと意を強くしました。
 でも、これでは薬が売れなくなるから、こういう考えは医学の主流からは“トンでも”扱いされていますけど、真実に近いと思います。

 どんな医者にでも、製薬会社は研究会をつくってくれます。
 そこで多くの医師たちは、製薬会社のMRに頼まれるままに、当該降圧剤の恣意的な有効データを出して、参加者の医者たちを洗脳します。
 そしてオピニオンリーダーといわれる有名な大学の教授などを招聘して講演をしてさらに洗脳します。

 都内の一流ホテルで、送迎つき立食パーティーつき、全国規模の講演会では地方の医者に東京見物宿泊・家族同伴旅行つきで集めています。

 私も研修医の頃は件のForest氏のように見事に洗脳されて、善であると信じて疑わす治療していました。 現場の医者は忙しすぎるのと、いわゆる勉強秀才が多くて、たいした疑問ももたずに日々善意と怠慢のもとに対症医療を実践しています。 それが総体としては巨大な悪を形成してしまう。

 製薬会社主催の講演会では、同効のライバル薬に対してこれだけ優れるというデータを出しますが、そのライバルの講演会では、真逆のデータを出します。
 昨今流行の証拠に基づく医療(EBM)は一見科学的なようですが、同じ治験をこうも違う結果に導くとは、いかさま以外の何ものでもありません。
 まさに似非科学です。
 それを同じ人物がやるのです。
 あれっ? この先生、先週は敵対メーカーの降圧剤を持ち上げてなかったっけ? なんてことはよくあります。

 先日、東工大の統計学の教授にお話を伺ったら、統計なんてインチキでいかようにでも恣意的な結果を導けると言われました。 数学者でさえいい加減にできるのだから、医者のやる統計なんて推して知るべしですね。 そして、治療ガイドラインの根拠となる大規模臨床試験のスポンサーは欧米の巨大製薬会社ですから、何をかいわんやです。
      *      *      *
「この先生、先週は敵対メーカーの降圧剤を持ち上げてなかったっけ?」とは破廉恥きわまる。これが天下の大秀才の成れの果てだ。
 仮に、この破廉恥な「敵対メーカーの降圧剤を持ち上げる」医師に、問いただすと、どういう反応になるか?
 怒りを含んだ形相で質問者を睨みつけ、一流大学の医学部を卒業して医者になった秀才の俺にたてつくのか、という表情になる事、請け合いである。民主党の事業仕分け作業のときの、独立行政法人や公益法人に天下った元官僚どもが、「仕分け人」や評価者を睨みつけていたが、あれと同じ顔になること必定であろう。
 医者が信用できなくなったら、日本も本当におしまいである。医者は人の命を救う気高い職業なのだから、応分の高収入を得てよいと思うが、それでも気持ち的には「清貧に甘んじる」気概はなくてはなるまい。
 それにしても、毎度いうけれど、こういう「仁術」すら地を払ってしまった日本の医療に誰がした、と言えば、間違いなく自民党、公明党、それに官僚、製薬会社、マスゴミである。背後にアメリカがいるのはむろんだが。
 その悪魔どもが、民主党政権を罵って政権を戻してよこせとは、なんたる暴言か。(くどく言うが、だから民主党が良いと言っていない)奴らに民主党を批判する資格はないとだけ言っている。 

 もう一つ、私が頂戴したV氏からのメールを紹介しよう。たまたまここ数週間のあいだに、医療・製薬関係でいくつかメールを頂戴したのだ。
      *      *      *
 以前、「心に青雲」さんが紹介していた、甲田光雄さんの書いた『少食が健康の原点』という本を読みました。
 それによると、気管支喘息、パーキンソン氏病、関節リュウマチ、悪性脱毛症といった病気は宿便が原因であるので、断食療法が効果があると書かれています。
 宿便が呼吸器系の病気や神経難病の原因であるというのにはびっくりしましたが、病気を治すのに、病院として高額な検査機器の投資を競うのでは
なく、もっと患者の生活過程を正すことに力を入れた方が効果があるのだなと思いました。

 実は私はちょっと精神的に弱いところがあり、大学を卒業して就職した年から約13年間、精神科のクリニックから処方された精神安定剤と抗不安薬を飲み続けていました。(成分としてはごく弱いものです。)
 これを3年前からきっぱりと飲むのを止めました。

 服用を止めたのはクリニックの医師にも言わず、自分の意志で行いました。飲まなくなった当初は、軽い頭痛などがあったような気もしましたが、「心に青雲」のブログの記事に「1日40品目の食事工夫」がありましたが、きちんとした食事をとれば薬など不要であると信じてやめることができました。

 主食を玄米や原始長命食に切り替えましたが、切り替えて3ヶ月くらい経った時から、汚い話で恐縮ですが黒い便が1ヶ月くらい出ました。
 私はこれが宿便だったのかなと思います。宿便が出た後は心身とも健康になったと感じています。

 さらに、私の母は20年ほど前に、乳がんと甲状腺がんにかかりました。外科の手術を行い退院後、家に戻って来て病院から処方された抗がん剤を飲
んでいましたが、ある日、「抗がん剤を飲むとかえって調子が悪くなる気がする。」と言って飲むのを止め、患者の間の口コミで知った東城百合子さんの本(『家族でできる自然療法』あなたと健康社)を読んで、玄米菜食に切り替えました。

 その後がんは再発せず、現在でも存命です。
       *     *     *

 V氏からのメールは見事である。
 きっと死神と軽蔑される製薬会社の営業マンは、こっそり陰で自分だけは「代替医療」にすがっていることだろう。

 知り合いの精神科医のW氏は、「最近、抗うつ剤は重症のうつにしか効かない、というデータが発表されたので、イギリスなどでは、精神科医のなり手が激減しているそうです。そんな情報は日本の薬屋は全く口にしませんけれど」と言っていた。

 本ブログでも、さんざん取り上げてきたが、薬を全否定するわけではないが、ほとんどの薬は「死の接吻」である。
 代わりに何をすべきかは、自分で書籍やインターネットで研究しないと、身は守れないのである。

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/06/12 06:06

【6】「尊厳を踏みにじる医療界(上)」

「心に青雲」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010年06月12日 | 医療問題
「尊厳を踏みにじる医療界(上)」

《1》
 最近、医療関係にお仕事を持っておられる方お二人から、情報をいただいた。それを紹介したい。むろんご迷惑がかかってはいけないので、一部変えてあるが、医療界の実態はご理解いただけると思う。
 以下にまずは医師X氏からのメールである。
    *     *     *
 私の勤務先は某県の公立系病院で、10年前までは非常によい病院でした。役所が経営しているわけですが、鷹揚でこまかいことに口出ししませんでした。 医者は患者が増えても給料に反映するわけではないので、最低限必要なことを処置し、よけいな事はしませんでした。
 たとえば高血圧なんて、検査など殆ど必要ないので、長期処方(100日分)で、無駄な検査は一切しません。 開業医は14日分しか処方しないで、患者に頻繁に受診させる事例が多いようです。最近ではそういったことはしにくくなっているようですが……。
 その結果、患者一人あたりの保険請求額が県内では一番低い病院でした。それは良心的であることの証であり、私たちは誇りに思っておりました。 ですが、構造的に大病院は儲からないような仕組みなので、それでも慢性的に年間××億くらいの赤字でしたが、医者の給与が異常に安いので、近隣の公立病院(100億円規模の赤字)よりはましといわれていました。
 それがここ数年は、役所が稼働をあげろとうるさくなりました。稼働をあげるには保険で認められる限りの無駄な検査をしたり、必要ないのに入院させたり、必要ない薬を出したりしなければなりません。
 薬価差益はほとんどないので、薬を大量に処方しても製薬会社が儲かるだけです。当院でも、時代の流れに乗って、医者別の稼働額を毎月出して、競わせるようになりました。 それでは医療の良心が守れないと抵抗した院長はクビになりました。医者どもは本当にバカで、院長を支えるどころか、後任ポストにつられて、天下りの役人ども(またの名を宦官)におもねていました。 「分断して統治せよ」の原則どおりです。
 情けない話ですが、私の直属の上司は、天下り経営陣に気に入られようとして、とにかく数をこなすために検査の時間を短縮しろと言いました。私の部署では技師を雇う人件費を削るため、私が検査(エコー)も自分でやっていました。
 エコー検査は通常一人当たり20分くらいはかかるものですが、5分でやれと命じられました。それで見逃しをしたらどうするのだと反論すると、エコーで癌は見つけられない(そんなことはありません)と患者に説明して、少しでもあやしかったら全部CT、MRIにまわせ(そうすればさらに検査代が稼げるし)といいました。
 私は呆れて、そんな検査をするなら意味がないどころか悪ではないかと言いました。私が抵抗したら、熾烈な嫌がらせが始まりました。 当院は極端な例かもしれませんが、天下り役人がのさばる病院は、どこも似たような状況のようです。
 「心に青雲」さんのブログにからんでいた勤務医forestという人が言うように、本邦の皆保険制度による医療は、フリーアクセス、低コストで世界に冠たるものと思います。 しかし、その結果、経営のためには、薄利多売せざるをえません。 医者の技術料はきわめて低いので、結局製薬会社と医療機器会社が儲かるだけです。
       *      *      *
 まったく‥‥この現状には真っ暗な気分にさせられる。
 「ここ数年は、役所が稼働をあげろとうるさくなりました」とある「数年」とは、小泉・竹中政権がやらかした悪行の時期を指している。

 多くの患者は自分で病気のことや医療のことを勉強しない。マスゴミも製薬会社から広告料をもらう手前、決して製薬会社に不利になるような真相は報道しない。汚い連中である。

 文中にある「ブログにからんでいた勤務医forest」とは、本ブログ「『即自』の医師たち」(2010.2.4)で取り上げた、イカレポンチのことである。

 あのとき医師forestは、私がブログで「適正な値」を利用することで医療者が不当な利益を得ていると書いたことに対し、「少なくとも私の知る範囲においては金儲けのために薬を処方するような医師は一人もおりません」と反論してきたが、それは大嘘だ。
 見よ、金儲けのために薬を処方する医師がゴマンといるのである。

 そ~れが何より証拠には♪ 製薬会社がしこたま儲かっているではないか。

 次は、これも某公立病院に勤務する方(Yさん)からの“告発”である。
    *     *     *
 X医師のお話を拝読いたしました。私どもの病院は公立にも関わらず、役人は1つの企業とみなして、赤字ではしょうがないので稼働をあげろと上から命令されている状況は同じです。
 例えば本来検査技師が行うべきエコーの検査をやらされて(しかもやっても意味がない位の短時間の検査)、X医師も、さぞや医師として心の葛藤があったのではないかと思います。
 またX先生がおっしゃるように現在は薬価差益というものはほとんど無くなり、保険上医師の技術料が極めて安いというのはその通りだと思います。そこで私の勤めている病院で最近力を入れているのは治験です。治験とは医薬品の製造申請をするために行う臨床試験のことです。最近は患者を診療して稼ぐよりも、製薬会社の薬の開発に協力してお金をもらう方が割がいいからか、治験に力を入れています。

 記憶に新しいのが新型インフルエンザワクチンの件です。昨年秋、前任の病院にいる時に「新型インフルエンザワクチンの治験」がありました。医師や看護師や事務職員が病院の講堂に集められ、新型インフルエンザワクチンの接種を受けました。昨年の冬は新型インフルエンザが流行すると言われて、広く国民にワクチンを接種する前に国立病院の職員に接種して副作用がないか確かめる目的でした。

 もちろんワクチン代は無料でしたが、私は「心に青雲」のブログを読んで、インフルエンザワクチンというものは怪しいものだと知っていましたから、接種は受けませんでした。
 その後、今年の春になって、その治験の協力費として病院に振り込みがありました。正確な金額は知りませんが、結構高額な金額だとのことです。
 製薬会社は儲けているのだなと感じました。

 私は事務職ですので、医療や治療に関しては素人ですから、以下は素人の感じた事として読んでいただけたらと思います。

 ワクチンに関しては最近、新しいワクチンがマスコミにより宣伝され接種され始めています。(アクトヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン、子宮頸がんワクチン、口蹄疫ワクチンなど)
 ブログ「心に青雲」に以前ありましたが、「製薬会社の立場に観念的に二重化」してみると、意図的に流行を作り出してワクチンを売りさばこうという製薬会社の計画があるのではないかと思えてきます。

 今回の新型インフルエンザワクチンに関しては、初期は品不足で国民の不安を煽り、流行の末期にはワクチンの大量の在庫を残してしまいました。
 これもマスコミを使った情報操作やワクチンの流通の出し惜しみがあったのではないかと思いました。

 MRIやCTといった検査機器は数千万円から1億円もする高価な機械ですが、メーカーはフィリップスやシーメンスといった外資系の会社です。日本は人口1人あたりのこうした検査機器の設置の割合が世界一高いと言われていますが、これもメーカーがマスコミを使ってそうした需要を作り出しているのではないかと思います。
    *     *     *
 医者だけでなく、まともな事務方も見るべきものは見ている。
 あるサイトにあった話であるが、このMRIやCTといった検査機器も大変なことになっているそうだ。中町クリニックのホームページというところで見つけた情報である。
      *       * 
 コラム:MRI検査点数の下げについて
 2002年4月の保険点数改訂により、MRIの検査料は30%以上の異常ともいえる引き下げに遭いました。MRI検査が盛んになって医療費が増大するために、減額できそうなところから大幅に削ろうという、毎度の厚労省の方法です。患者さんにとっては、安い費用でMRI検査が受けられるようになって良いことずくめのようですが、そうではありません。 もともと日本のMRI検査料はスタート時点からかなり低く設定されており、諸外国の1/3~1/10程度の値段でした。機械が数億もかかるだけでなく、維持費も年間数百~数千万円もかかります。スタート時の検査料でも、損益トントンという状態でしたが、いまや当時の半分以下の点数になってしまっており、MRIは導入しても赤字を生み出すだけの機械となっています。
 大病院ではMRIは病気の診断のために必要不可欠な機械ですから、トータルで儲けが出れば良いという事で何とか維持しています。しかし、今まで10年以内には機械の更新をしていたのが、さらに数年以上は使うようになり、画像診断の精度は落ちる事になってしまいます。
 新しくMRIを増やす事は不可能となり、大病院での数ヶ月の待ち時間はさらに長くなると思われます。MRIを気軽に受けるというような事はこれからは不可能になってくると思われ、病気の発見が遅れることが出てくるでしょう。
 私のクリニックでは、MRI検査が収益の柱でしたから、打撃は尋常ではありません。MRI画像診断をメインにやっていたクリニックは日本中で数カ所しかありませんから、大局的にはどうでもよい事なのでしょうが、検査をしても赤字が膨らむだけの現状です。まもなく現有のMRIにも寿命がきますし、その時点で残念ですかMRセンターは店をたたむしか無いと思っています。
    *     *     *
 ここまでひどい状況に医療界を追い込んだのは、自民党であり、官僚である。とくに小泉・竹中の亡国政権が際立っていた。
 マスゴミは、民主党政権を倒してもういちど、あの小泉・竹中路線に戻して、自分らもおいしい夢よもう一度、と願っているのだ。自分が病気になったら、家畜のように扱われ、人間としての尊厳も踏みにじられるとも思わずに。

※本稿後半は来週月曜日に掲載します。

(転載貼り付け終了)