近代医学・医療掲示板


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なんでかな 投稿日:2010/07/03 00:53

【16】今日は、『3.最高の栄養を得る』についてお話します。

成功研究会 メールマガジン vol.195から貼り付けます。

(転載貼り付け始め)

今日は、『3.最高の栄養を得る』
についてお話します。

適切な栄養を取ることは健康を考える上で重要なことです。
では、体が必要としている最も大切な栄養素とは何でしょうか?
ビタミン?ミネラル?たんぱく質?炭水化物?

これらももちろん大切なのですが、
「栄養」を健康な体になるために
必要なものだとすれば、最も大切な栄養素は

”酸素”

です。

なぜなら、他の栄養素が無くても
すぐに死ぬことはありませんが、
酸素がなければ、人は1時間も生きる事ができません。

酸素は命の元であり、がん細胞以外の全ての細胞は
酸素を必要とします。
がん細胞とは酸欠状態になった細胞が
生き延びようとして突然変異を
起こした姿なのです。

そして、がん細胞は十分に酸素があるところでは
増殖できないのです。
つまり、週3回以上の有酸素運動で酸素吸収能力を高め、
毎日十分な酸素を体に取り入れるだけでも
ガンになる可能性を下げる事ができるのです。

このことだけでも、有酸素運動で酸素吸収能力を
高める価値があると思いませんか?

有酸素運動に加えておすすめなのが深呼吸です。

深呼吸は酸素を体内に取り入れるだけではなく、
体のリンパ液を動かす働きもあります。

リンパ液は体内で最も多い液体で、血液よりも多いのです。

そして、このリンパ液は血液から栄養素受け取って、
細胞に渡したり、細胞から出てきた老廃物を処理する働きもします。

そして、その老廃物を処理するために、
リンパ液を最も効率よく動かし、
浄化する方法が深呼吸なのです。

1日3回、5~10分深呼吸するだけで、
リンパ液は完全に浄化されます。

ジェームスがおすすめする深呼吸は

   吸う:止める:吐く=1:4:2

です。

例えば、2秒すったら、8秒息を止め、
4秒かけて吐き出します。

酸素の次に、2番目に大事な栄養素は”水”です。

たんぱく質や糖質、脂肪を50%失っても、
人は死ぬことはありませんが、
体の水分の20%を失うだけで死んでしまいます。

そして、驚くべきことに、多くの人はかなりの確率で
脱水状態になっています。

水は人間にとって2番目に重要な栄養素だというのに、
ほとんどの人は十分な水をとっていないのです。

のどの渇きは、体がどれだけ水分を欲しているかを
判断する上では、全くあてになりません。

人間の祖先は本来、野菜や果物など水分の豊富な物を
食べてきたのですが、現代人はハンバーガーやスナック菓子を
始めとするジャンクフードなど水分の少ない食事ばかり取っています。

水分が不足すると脳の働きも悪くなってしまい、意思決定能力も落ちます。

1日、2リットル以上の水を飲み、生の野菜や果物など、水分を多く
含んでいる食品をとりましょう!

酸素と、水の次は食事についてお話ししましょう。

無限健康の食事に対する原則は

・食べ物の70%を水分を多く含んだ食べ物にする。
・体のサイクルに合わせて食事法を守る
・消化にエネルギーをかけない食べ合わせを守る

の3つです。

食べ物の70%を水分を多く含んだ食べ物にする

人間の体の70%は水分です。この事を考えれば、
食事の70%を水分の多い食べ物や飲み物にするのが
健康の秘訣であることは理解しやすいと思います。

水分の多い食べ物というのは野菜、果物、水、フレッシュジュースの
ことです。

この中でも特に強調しておきたいのが、フレッシュジュースです。

ジューサーを使って作った野菜や果物のフレッシュジュースは、
調理の熱でビタミンや酵素が壊される事も無く、繊維質を取り除くので
一度にたくさんの野菜に含まれる栄養素を簡単に摂る事ができます。

フレッシュジュースを作るのにおすすめなのが、
ジューサーです。

ジューサーはミキサーと違って、
カスとジュースを別々にしてくれます。

ジェームスは、

 「車を売ってでも、ジューサーを買え!!」

と言っているくらいです。

最近は、ジューサーもいろんな物が売られてますが、
高速回転式と低速回転式の2種類に大きく分けられます。

高速回転式は1分間に数千回転から数万回転回るスリガネ状の
ものですりおろすタイプです。

このタイプは、価格が比較的安いことと、
手早く簡単にジュースが作れるのが特徴です。

ただ、高速で摩り下ろすことで栄養素や酵素の一部が破壊されたり、
音がうるさいこと、タイプによってはカスの方に水分が多く残って
しまうという欠点もあります。

一方、低速回転式は、栄養素や酵素が壊れないこと、
農薬のほとんどがカスと一緒に取り除けること、
良く絞れるのが長所ですが、価格が高い、
ジューサーが比較的大きく、重いという欠点もあります。

価格も色々なので、ネットや近くの大型家電量販店さんで
探してみて下さい。

また、水分が多いと聞いて、自分はお茶やコーヒー、ビール、
お酒をたくさん飲んでいるから大丈夫と言う人もいますが、
これらのカフェインやアルコールを含んだ飲み物は、利尿作用が強く、
トイレが近くなるので逆に体を脱水状態に近づけます。

以前、TV番組でも、この勘違いがもとで体が脱水状態になり、
脳溢血や脳梗塞のリスクを上げたり、物忘れが激しくなったりする
という点について触れていましたので、ご注意下さい。

次は体のサイクルについてです。

人の体は

午前4時~12時   排泄のサイクル
12時~午後8時   摂取のサイクル
午後8時~午前4時  吸収のサイクル

という自然のリズムを持っています。

無限健康では、このリズムを阻害しない、
食事の取り方を提案しています。

それは、

 ・お昼12時までは、消化に負担をかけないフルーツか野菜や
  果物のジュースのみにする。
 ・午後8時以降は食事をしない。

というものです。

夜8時以降に何か食べる時には、フルーツにしましょう。

最近の研究で、体のホルモンの関係で夜11時以降に食事をすると
通常の食事に比べて脂肪として蓄積しやすいという研究もあります。

このことからも体のサイクルを知ることの重要性を感じます。

つづいて消化の仕組みと、食べあわせについて、お話します。

ところで、消化のプロセスがとてもエネルギーを消費するプロセス
なのを御存知ですか?食べあわせが悪いと、実にフルマラソンよりも
多くのエネルギーをこの消化のプロセスにエネルギーを浪費すると
言われています。

ノーベル賞受賞者のアイバン・パブロフによると、

『果物は消化済みであり、胃袋に入ってわずか15分~20分で
結腸に流されて栄養素の吸収が始まりまる。

野菜は胃袋の運動によって結腸で栄養が吸収しやすい大きさまで
細かく粉砕され、3時間程度胃にとどまる。

 ご飯やパンなどに多く含まれる炭水化物はアルカリ性の胃液によって
抽出され、これも3時間程度かかる。

肉、魚などに含まれるたんぱく質は酸性の消化液によってアミノ酸に
分解され、4時間程度有する』 

これらをふまえた上で、消化に負担をかけない食べあわせを考えると、
まず、果物は、胃の中に食べ物が無い、空腹時に食べる必要があります。

なぜなら、既に消化済みなので、3~4時間消化にかかるほかの食べ物と
一緒に食べてしまうと、その間、胃にとどまることになり、体温に
よって発酵が始まってしまい、栄養素を吸収する前に消費してしまうのです。

なので、フルーツはデザートに食べるのではなく、フルーツのみを
空腹時に食べるのがベストです。

次に、炭水化物とたんぱく質の食べ合わせは、酸性とアルカリ性の
胃液を同時に使い、中和してしまうので、胃での消化のプロセスを
邪魔することになり、エネルギーを使う消化のプロセスを長引かせる
ことになります。

ご飯やパンの炭水化物と、肉、魚のたんぱく質の食べ合わせは避ける
ようにするのが消化に負担をかけない食べ合わせになります。

この消化のプロセスと、前回の体のサイクルから、無限健康では、
消化でエネルギーを無駄遣いしないために、以下の3つの事が食事の
基本になります。

1.排泄のサイクルを邪魔しないため、午前中は消化の負担の少ない
  フルーツのみにする。

2.お昼と夜は野菜を中心にし、たんぱく質と炭水化物のどちらかを
  野菜と一緒に食べる。

3.吸収のサイクルを邪魔しないように、午後8時以降は何も食べない。
  どうしても食べたい場合は、負担の少ない果物にする。

参考文献として「フィット・フォー・ライフ」や「超健康革命」などの
松田麻美子さんによる、訳書や著書を一読される事をオススメします。

また、最近、無限健康を学ばれた9ステッパーの方が『朝バナナダイエット』
を考案し、ブームになりました。

こちらも参考にしてみてください。

ー麻生 秀男

(転載貼り付け終わり)

なんでかな 投稿日:2010/07/03 00:49

【15】今日は、周りから若く見られるための、筋力トレーニングについてのお話をします。

成功研究会 メールマガジン vol.193から貼り付けます。

(転載貼り付け始め)

今日は、周りから若く見られるための、
筋力トレーニングについてのお話をします。

筋肉を強めるといっても、ボディビルダーのように
筋肉隆々になる必要はありません。 

(もちろん、そういう体型が理想ならそうなることも可能です)

それでも健康で強い筋肉をつけることには、
メリットがあります。

筋肉は使わなければどんどん弱っていきます。

普段、体を動かさず筋肉を使わないと、筋力が弱ってきて階段の
上り下りがしんどくなってきたり、ちょっと動いただけで疲れる
ようになったりします。

こんな状態よりは、体が強く活氣に溢れていれば、
もっと自分にも自信がもてます。

強くて柔軟な腹筋や足の筋肉は腰痛や背中の痛みを防ぎます。

そして、無限のエネルギーである脂肪の多くは
この筋肉で使われるのです。

ですから、筋力トレーニングをして、筋力を維持したり、
高めたたりすることで、高いエネルギーを手に入れ、
自信にあふれ、いくつになっても老けることなく
元気に活動できるようになります。

実際、筋力トレーニングをすると成長ホルモンが分泌され、
肌がきれいになったり、体型や姿勢も良くなり、
実年齢より若々しく見えるという効果も期待できるので、
女性にもお勧めです。

ただ、腕とか脚に筋肉をあんまりつけたくないという方も
いると思いますので、目的に合わせて、
どこの筋肉を鍛えるかは、ジムにいるトレーナーとかに
相談してメニューを作ってみてください。

ここでは、短時間で最大限の効果を上げるための、
ジェームス流の筋力トレーニングについてご紹介したいと思います。

ジェームス流のトレーニング方法には2種類あるので、
自分に合った方を実践してください。

(1)パワーファクタートレーニング

これは一定の時間当たりに動かした負荷を計測する方法です。

例えば、ベンチプレスで1分間に20キロの重量を
10回持ち上げたとするとパワーファクターは
200キロ/分となります。

そしてこのパワーファクターを
毎回5%~10%づつ上げて行くのが
パワーファクタートレーニングです。

この時、トレーニングの時間は変えずに
重さと回数で調節してください。

5%~10%上げた負荷をクリアできない時は、
回復期間として休みを取ってください。

毎日トレーニングしていたら、1日休んでください。

1日おきにトレーニングしているのだったら、
2日間回復期間を取ってトレーニングするようにしてください。

(2)スタティックローディング

これは、まず15秒間しか保持できない重さの重量を選んで、
その運動で一番伸ばしきる少し手前の状態で静止するという
トレーニング方法です。

例えば、ベンチプレスだったら、
腕が軽く曲がった状態でバーベルを保持して静止します。

そして、その次の時は、保持する時間を延ばしていきます。

30秒間持てるようになったら、また15秒しか
保持できない重さに重量を増やします。

回復期間についてはパワーファクタートレーニングと同様です。

それから、それぞれの運動のセット数は1回だけです。

2セット目以降は、その労力に対して、
効果の向上は10%程度と効率が悪くなります。

以上がジェームス流の筋力トレーニングです。

あなたもぜひ、筋力トレーニングに取り組んで、若々しく元気な
体と高いエネルギーを手に入れ、目標や夢を実現してください!

ー麻生 秀男

(転載貼り付け終わり)

なんでかな 投稿日:2010/06/30 00:03

【14】今日は、まず、『1.有酸素の力を高める』についてお話します

成功研究会 メールマガジン vol.191から貼り付けます

(転載貼り付け始め)

成功のために必要な健康のレベルとは、
単に病気でないという状態ではなく、
常に高いエネルギーに満ち溢れた状態を
手に入れることだという話をしました。

今日は、高いエネルギーに満ち溢れた状態を
手に入れるための方法について
もう少し詳しく解説したいと思います。

今日の話は、ジェームスの『成功の9ステップ』の
無限健康のセクションに関する話です。

無限健康における健康の鍵は次の4つです。

 1.有酸素の力を高める
  2.過剰負荷により筋肉を強める
 3.最高の栄養を得る
 4.毒を避ける

今日は、まず、『1.有酸素の力を高める』についてお話します。

”健康はエネルギーである!”という話をしましたが、
人間のエネルギー源って何だかご存知ですか?

人間には基本的に3つのエネルギー源があります。

一つは『遊離脂肪酸』。

体の脂肪のほとんどは、この遊離脂肪酸で、
体脂肪として蓄積されています。

ちなみに、同じ脂肪でもコレステロールなどの脂肪は
エネルギーとして使う事ができません。

二つ目はブドウ糖です。
炭水化物や糖質はブドウ糖に変換してからでないとエネルギー
として使う事ができないのです。

三つ目はクリアチンリン酸で、爆発的なエネルギーを発揮するのですが、
普段はほとんど使う事が無いのと、わずかな量しか体内に蓄積できない
という特徴があります。

さて、あなたは無限のエネルギー源を手に入れる事が出来ると
言われたら、どう思いますか?

実は人間はみんな持っているのです。

それは『体脂肪』です!

人間は餓死しても解剖すると2~3キロの体脂肪が残っている
そうです。

餓死しても残っているのであれば、無限のエネルギー源と呼んでも
良いと思いませんか?

人生でより高いエネルギーを持ち、
朝から夜まで元気に過ごすための
秘訣はこの脂肪の力を使うことにあるのです!

じゃあ、脂肪をエネルギーとして使うには
どうしたら良いのでしょう?

脂肪というのは、ブドウ糖やクリアチンリン酸に比べて、
非常に点火しにくい燃料です。

しかし、一旦火がつくと、
なかなか消えにくいという特徴もあります。

そして、脂肪を点火するためには
酸素とブドウ糖が必要なのです。

運動している時に、息を切らしている人がいたら、
その人は十分な酸素を取りこむ事ができないので、
脂肪じゃなくてブドウ糖をエネルギーとして
使っていることになります。

しかし、ブドウ糖はそれほど大量に体に蓄積できないので、
すぐに疲れてしまいます。

そして、ブドウ糖を切らしてしまうと、
脂肪は不完全燃焼し始めて、体の中に毒素を排出し始めたり、
免疫系やホルモン、酵素など、体の重要な成分を分解して、
ブドウ糖の代わりに使い始めてしまうのです。

ですから、健康のために運動してるつもりでも、
息切れするようなハードな運動をしていると、
逆に不健康な状態を作り出してしまう
ことになります。

無限のエネルギー源の脂肪を燃焼しやすい体質を作り、
しかも健康になるための鍵!

それが有酸素運動です!!

30分程度の有酸素運動を週3回以上続けると、
体が脂肪を燃焼するための酵素である
脂肪燃焼酵素を作り出す量が増え、
脂肪を燃焼しやすい体質になります!

脂肪を燃焼しやすいということは、無限のエネルギーを
有効に使え、常に高いエネルギー状態でいられるということです。

さらに、6ヶ月間続けると、体内の毛細血管が
30倍~50倍にふえ体の隅々まで酸素を運べるようになるので、
元気に健康になります。

じゃあ、有酸素運動ってどうするのかというと、
有酸素運動をしているかどうかは、
心拍数(心臓が1分間に心臓が鼓動する回数)
で決まります。

詳しい説明は省きますが、次の計算をしてみてください。

まず、あなたの最大心拍数を計算してください。
最大心拍数 = 220 - 自分の年齢

そして、次のAとBを計算してください。
A = 最大心拍数 × 0.6
B = 最大心拍数 × 0.85

心拍数がこのAとBの間になるようにすると、有酸素運動ができます!

運動しながら心拍数を計るにはハートレートモニターという
スポーツ用の脈拍系を使うことをおすすめします。

無限のエネルギーを得るために、週3回以上の有酸素運動をは
じめましょう!

ー麻生 秀男

(転載貼り付け終わり)

えいちゃん 投稿日:2010/06/29 22:35

【13】得意な専門分野での見解を教えてください。

おじいさん様へ

早々、御返事をいただき有難うございます。
私は実名投稿でもかまわないです。名前と身分を明らかにされない私に対するメールは無責任な御意見が多かったため、実名では一つ一つに真摯に対応することができなくなりました。

おじいさん様のプライベートを知りたいとは思いません。
実名を名乗ることよりも、「私は現在こういう医療を実践し、こういうことを目指している」という軸となる「自分なりの医師像」を表明しなければ、実体験のない第三者的な医療批判だけでは説得力を欠きます。
治療家としての誇りをもっていただきたい。
国を憂いたり知らない漢方を論じるより、まずは御自分自身が実践されておられる医療の範囲内での不満を投稿されるなり解決すされることが第一歩です。

「カンブリア宮殿」でのツムラの社長の副作用の解説は番組の中盤でした。正味30分程度の番組では、視聴者に語りつくせないのは自明です。聞きかじりだけで批判されずに、ケアネットなり講演会などでエビデンスなり副作用なり、じっくり習得されるといいと思います。

 調剤薬局の方はお医者様より積極的に漢方の勉強会に参加されますが、保険適応のない漢方薬局の方は縄張り意識が強いのか、呼びかけても合同の会に参加されません。今後は情報交換や病信連携などの意味で両者が歩み寄ることが大切だと思います。

 漢方の専門医は基本的に病名処方はしないので、西洋薬と違い漢方で重篤な副作用が出る場合は、証を誤って処方された場合が考えられます。
一方、抗癌剤や免疫抑制剤で間質性肺炎などの副作用が起こる場合は、病名で投与されていても、そもそも最初から投与すべきではない「適応外の病状」である場合がほとんどです。
漢方に不慣れな医者が望聞問切を怠って「肝炎に小柴胡湯」「喘息に麦門冬湯」など、ガイドライン通りでも考えずに投与することが危険です。

高価な漢方薬を売る漢方薬局が詐欺だとは思いません。ただ売り逃げするのではなく、自分が売った薬でお客様の具合が悪くなったり、副作用が出た時には逃げないで、最後まで責任を持って対応して欲しいだけです。
「病名処方」のレベルどまりの臨床医が多いことは事実です。おじいさん様は何を「矛盾」といわれているのかわかりませんが、重篤な副作用を起こした責任は当然処方をした医師にあります。主治医を信じた患者にも責任があります。

パンフレットなどに記載されているエビデンスのあやしさは、すでに西洋薬での大規模臨床試験の段階からあります。漢方がこのようなあやしいエビデンスの捏造につき合わなくてもいいだけです。
「月刊ザ・フナイ」6月号での副島隆彦先生の論文において、科学(サイエンス・近代学問)の下りでこのことは的確に述べられています。トーマス・クーンの「科学革命の構造」の下りを御参照してください。

わたしはEBMとNBMを対比させましたが、EBMとオーダ―メードは対比させていません。要はわけのわからない欧米人の何万人のデータを自分のエビデンスと錯覚したように信仰するより、N=1でも自分が実体験したものこそ、自分だけのエビデンスだと会得することが、サイエンスの第一歩だと私は思います。

 漢方薬を処方されなくて困っていないのなら、おじいさん様が自分の処方されている得意分野の西洋薬の範囲内で、自分自身が体験された問題点を提起していただいた方が我々も勉強になると思います。

 漢方薬は、西洋薬の様な「病気の修復」という意味より、「滋養強壮や健康増進、アンチエイジング」的な目的で飲み続けることには意義があります。
日本人も薬膳のように、日常でも身近に漢方的な食事や生活を心掛ける意識が高まって来れば、そのうちエキス剤を処方しなくてもいい、自分で治せる医療が実現するのかもしれません。

おじいさん 投稿日:2010/06/28 20:23

【12】もっと盛り上がるといいな、医療問題

お、早速のレスポンスどうもありがとうございます。
正直もっとくるかと思っていたのですが。。。
同業者の怒りを買いつつあるのはよくわかっておるので。

当日のレスポンスには実名があった気がするのですが。。。

やっぱ、実名ってこわいですよね。。

だからこそ、私もばれないように好きなように書いているわけです。
誰が読んでいるのかもわからないし、また私が医師である、証明は掲示板では不可能ですから。。

ところで、僭越ながらえいちゃんさんの意見をまとめてみましょう。

1)保険診療の恩恵にあるのなら、スタンスやビジョンを明確にしてはどうか。
2)えいちゃんさんの診療においては、ツムラの漢方薬について、日本有数の使用実績がある。自由診療費は私費を投入している。ほそぼそと経営している?
3)その社の社長は「副作用」について、番組で発言していた。
4)漢方薬局では簡単な問診で処方をきめているらしい。
5)医者がいなければ重篤な副作用が出た場合対応がむずかしい。
6)独自で漢方を入手するとべらぼうに高い。
7)初診時から漫然と長期投与する医師は要注意である。
8)漢方をはじめるときはだれでも病名処方等から始める。
そしてそれ国はしょうがない。
9)パンフレットはいわゆる西洋医を説得するための道具である。
10)ちまたにあるEBMより、オーダーメイド医療をすべき。
11)西洋医薬と漢方医薬は発想や開発の出発点が別。
12)わたし自身、疑問があるならツムラに聞けばいいのでは。。

いやどうも、こまかくてすいません。
1)については、まあ、誰が読んでるかわからないし、スタンスは、これまでの私の投稿からすれば、亡国医療を憂いているわけです。日常臨床?そこまでプライベートをあかす「勇気」はないです。
2)まあ、それは、ふん、そうですか。と感想しかいえないです。でも、よい医療をして、たくさんお金が入るならわたしは正当化します。適切な報酬もなく、善意だけでは社会が衰退しますから。
3)これは私が聞き逃したかもしれません。番組の最初の5分くらいみてなかったかも。でも、例えば「間質性肺炎で死んだ事例がある。」とか「電解質異常で潜在的に特に年寄りでは死因になることがある。」とか、「長期処方は十分気をつけて。」とか、言ったのでしょうか。ただ、「副作用がある。」だけでは、第三者からみればほとんど説得力がないような。だって、ラーメンだって、うどんだって、ある意味「副作用」はありますから。。。
4)ずいぶん、あぶないっすね。もっとそういうところを批判してはどうですか。わたしは知らなかったですよ。
5)これはどんな、物質にも言えますよ。でも薬局には、人によっては、死んじゃうくらい危険な薬剤が、「売って」ますよね。アスピリンはアレルギーで死ぬことがあります。ガスターは血小板減少で死ぬことがあります。風邪薬はせんもうを起こして、転ぶことがあります。ようは確率と程度問題であるのです。漢方がそれほど危険だというのであれば、副作用についてもっと啓蒙する必要がありますね。抗ガン剤なみに。せめてあの番組で5分くらいはその時間をとってもよかったかもね。
6)これは、売った人がいれば買った人もいます。資本主義はこういうものではないでしょうか。ほんとはそれと同じ作用のものが、保険診療で買えたかもしれない。あるいはその馬鹿高い生薬?の方が効くかもしれませんよ。そしてそれは売るがわ、買う側という、「市場」の問題でしょう。それを詐欺だと判断できるかは微妙な問題。。そして、保険診療の漢方薬そのものも、適正価格なのかはわからない。薬局で売れるようになればじつは、あの膨大な平均年収600万をこえるMR連中の給料がさっぴかれるから実は、安くなるのかも。どうでもいいパンフレットも必要なくなるし。
7)こういうひと多いですね。しかし悪意でしているわけではない。どっちかというと善意で薬を処方する。でも、まさにそれが怖いんですよ。大半はそうじゃないですか?私はそれを批判しているんです。そしてそれをしらない多くの医師も不幸です。ようはさほど効果もないけど危険でもないから漫然と処方していると考える医師も多いのでは?
8)この論理はこわいですね。副作用が出た場合がこわいから医師が処方するひつようがあるというお話と、矛盾しますね。もしこれで、「きわめて、重篤な」副作用が出た場合は、だれが責任とるのでしょう?
9)これも、こわいですね。漢方はいいものだから、最初はだまされたとおもってつかってみな、そして、とりあえず、その導入としてダメデータには目をつぶっておけということでしょうか。私はなおのこと、信用しませんが。。
10)もし、私の理解が間違っていたらごめんなさい。「アメリカ医療の光と影」をかいた先生は日本人がEBMを誤解していると言ってます。EBMは本来「オーダメイド医療」なのだそうですよ。厚労省のまちがった輸入が問題だとか。
11)これも、、、いや、なんというか。。。西洋薬とか、西洋医学とかそれに対する東洋医学≒漢方医学ということなのか、中国で日本でやっているような「漢方医学」がほんとにされているのか、あの番号処方が実施されているのか。。。寡聞にしてしりません。そして、化学物質という意味では、そもそも、アスピリンも、ペニシリンも、植物からとって抽出したものですよね。麻薬もそう。そんなにまったくかけ離れているモノでもないのでは。。オリジンはね。物質治療という意味では、東洋だの西洋だの、分けなくてもいい気が。。。本多勝一著「はるかなる東洋医学」によれば、日本の漢方処方は、「東洋医学」ではないと、症状に対して、特定の物質を施すのはまさに「西洋医学的」視点だと書かれていますが。。。
12)ほんと、すいません、日常臨床で、別にいまのスタンスで困ってないんです。漢方なくても、困ってないんですよ。それより、患者の病歴や生活背景を聞いて、「薬なし」でアドバイスしてあげる方が「より良心的」だとおもってますんで。私はあかひげ先生ではないので、無論、別のところできちんと、経営に支障がないように、稼いでますけどね。あのような偽パンフレットで売り込みをかける人たちの話を信用するのは前提に無理がありますね。そんなに作用に自信があるのなら、最初から、統計など無視して、説明すればいいのでは。。勉強会がタダではないことが信頼性につながるとは思えないですね。

以上ながくなり申し訳ありません。

えいちゃん 投稿日:2010/06/28 18:18

【11】はじめは漢方も病名治療から始めましょう

おじいさん様へ

 あなた様が医療評論や自由診療を生業(なりわい)としているのではなく、少なからず保険診療の恩恵に与っておられるのでしたら、臨床医としての御自分のスタンスやビジョン(なにで生業を得て、どういう医療を実践され、どういう医療を目指しているのか)を明確にされてから、医療批判なり啓蒙?されてみてはいかがでしょうか。

 ちなみに私のクリニックでは、ツムラの漢方エキス製剤において、毎年全国でもトップクラスの使用実績があります。当院の漢方薬以外の自由診療費はすべて無料(わたしのポケットマネー)にしておりますので、漢方エキスなどの保険診療薬の薬価差益などの採算で細々と経営をしている次第です。

「カンブリア宮殿」の番組においては、「漢方薬も副作用はある」とツムラの社長は明言されておりました。

 なぜ薬局でなく病院で医師が漢方を処方する必要があるのか。
 それは漢方薬局では、望聞問切など漢方的な診察ができる医師・薬剤師がおらず(診察していてもせいぜい簡単な脈診、舌診をしている程度)問診だけで処方薬を決めている場合が多いようです。
 また漢方薬局では副作用を予知・発見する技能や経験がなく、万一重篤な副作用が出たときでも、連携病院に連絡する責任を感じておられないからです。しかも独自に漢方を購入すると保険診療の何倍~何十倍の薬価を請求されます。(薬日本堂などの大手でも、きざみの生薬だと月に数万円になることもあり、その上高価な健康食品まで勧められます。)

 初診時から同じ漢方薬を漫然と長期投与する医者は要注意です。当院の初診では通常2日から7日分を処方し、証の変化や患者様の要望に応じて処方を変えていきます。漢方薬を極めてくると、ご指摘いただいたように漢方エキス剤では量や組みわせの細かい調整がしにくいため、自由診療になっても患者様のニーズに応じた生薬を自分で調合したくなってきます。

 おじいさん様が漢方医療に興味をもたれて、漢方製剤についての疑問や興味がありましたら、ツムラなど漢方関係の担当MRさんに病院に来ていただき、また「カンブリア宮殿」で放映されたような全国の漢方研究会・講習会に自腹で参加してどんどん質問されて、知識や経験を積み上げていかれたらと思います。

 漢方を始めるときはだれでも「風邪に葛根湯」「胃もたれに六君子湯」などの「病名処方」から入ります。始めは西洋医学的な系統で各診療科別、臓器別の病名治療から漢方の学習を始めることはやむをえないことで、西洋医学との対比する上では理解しやすい面もあります。
 漢方エキスの処方を躊躇されておられる先生方の多くは「漢方にエビデンスはあるのか」と言われるだけで、とりあえず使ってみようともしません。
 臨床試験などエビデンス?が載ったパンフレットは「病名治療」しかできなくなった西洋医を説得するための道具であり、漢方医はエビデンスらしきパンフレットを一瞥するだけです。漢方医の仲間内では病名より証や症状、兆候を重点に診ますので、さまざまな証や訴えの組み合わせが入り組んだ個々の患者に大規模臨床試験をする意義を感じないと思います。

 大規模臨床試験でEBMなどでの普遍的な80点治療を目指す病気の修復が中心の西洋医療より、ホメオパシーなどと伴にNBM(Narrative-based Medicine)を中心とした、個々の患者に応じて、未病を察知しより健康の増進を目指すような、オーダーメイド治療をすればいいと私は考えます。

 人工的な分子化合物で病気を制圧する製薬をコンセプトとする西洋医薬と、風土や生活の中で培ってきた漢方エキスでは、発想や開発の出発点が全く別なのです。
 漢方医療において、自然界から経験的に取り入れたもの(生薬)に要素還元主義というか分析主義を強いて生薬の単一成分を抽出・分析して、勝手な病名の枠組み内で無理やり画一的なエビデンスを出すことに意味があるとは私は思えません。

おじいさん 投稿日:2010/06/25 16:29

【10】漢方薬って、なんだろう?

みなさま、こんにちわ。

ワールドカップが盛り上がっているようですが、何でヨーロッパ勢は弱いのでしょうね?
暗黒大陸の汚名500年の歴史を誇るアフリカの呪いでしょうか。

ところで、馬鹿になるので、テレビはほとんど見ないんですけど、たまたま、漢方薬を販売している某会社の社長が、村上龍の番組に出ていたのですね。。
まあ、わかっちゃいるけど、私の視点は、「どうやって、医者を洗脳しているのかなぁ。」という事で、その目で、社長が何を言うか観察していたんです。
もちろん、テレビは編集しているし、失言もカットするし、基本、その社長および会社、およびその製品バンザイの広告が主たる要素ではあるわけですが、言葉を、めいいっぱい迂遠させながら、本音をかいま見ることもあるわけですね。

とにかく、こいつの悪巧みを感じ取ってやろうとそう、思うわけです。

私は実を言うと、漢方薬は一切つかいません。
なぜかというと、使いこなせないからです。
理由は単純です。

そして、私の職業人生のなかで、マトモに漢方薬を使いこなせていると思った医者は皆無です。

世にはもちろん、漢方薬をうまく使いこなせている先生もいらっしゃるでしょう。そういう漢方的名医がいることは想像できます。
まあ、みたことはありませんけど。

何となく、こういう私の発言を読む方は私が漢方薬について、否定的だと感じるかもしれませんが、正直、別になくてもいいと思っておる「薬剤」です。

そして、昨日みたテレビでなおのこと、これは私には必要のない薬剤だと思いました。

まず、日本の漢方薬と称される保険適応のある薬は、あらかじめ番号がうたれて、すでに調合が済んでおります。
私、これがもっともわかんないんですね。診察して、これこれの症状があるから、これこれの調合を、、と専門家が判断するのが、ある複合薬物を使用する際の常識だと思うんですけど、もうすでに、実際の処方では「この症状に対して、この番号」みたいに割り振ってあるわけですよ。
こんなこと、家のポチでもできますよ。
診察の意味ないじゃないすか?
患者がこれこれの訴え、と言えば、「じゃ、お宅何番の漢方ね。」みたいに処方すればよろしいわけで。
だから事業仕分けの対象に顔を出したんだと思いますよ。
薬局のかわいいおねーさんに症状を言って、出してもらえばいいわけじゃないですか。

反論としては、診察の結果、何番と何番の組み合わせとか、同じ症状でも、この番号がいいとか、、あるようですけど。。
それって、ようするに本来ははじめから、自分で調合するというのが、王道って、証拠じゃなかろうか。。

そこに医者の介入は必要ですか。。
私に言わせれば大部分の漢方を処方する、「先生」方はこんなワンパターンな感じで出していると思いますよ。

ようはいつもの、「検査&薬地獄」の達人なわけですよ。

会社としては保険適応がはずれ、一般薬局の販売が許可されると、単価を安くして売らなければならないんですね。儲けが減る。
今、漢方薬って、一包、80円から100円くらい。
でも、一日一包ってことはない、たいてい、2から4包飲まされる。
それも怪しい手法、だよね、ほんとずるがしこい。成分を抽出してもっと、少量で飲みやすくすることは今の科学技術ならいくらでもできるはずだ。
見かけを多くすれば、高くても人々はありがたがって飲むという、心理を知っている。
まあ、だいたい一日200円から400円くらい、1ヶ月で、6000円から1万円くらいですか。

でも、何度も、何度でも言いますが、保険適応なので、7割から10割の原資は、あなたが汗水垂らして働いた税金から搾取されます。

それに、漢方って副作用がないとか、健康にいいとか、なんか、オーガニックっぽい、エコっぽい、印象ないですか?
それが長期投与を許すような変な土壌を作っている気がします。

ちなみにこの番組では、漢方の副作用なんて、一切発言なかったです。
妊婦さんが保険適応が外されると、お金が困るとか、、、実際は、こまんないよ、、だって、薬局で売れるためにはやすくなるに決まっている。。それより生まれてくる子供達に医療費で国債を積ませることの方がよっぽど、大罪じゃないの、、おかあさん!
痴呆の患者さんに効くだとか、、別のもっと安価な薬でも十分代用できるけどね。。
かえって、あの薬を一日3包、しかも粉で飲まされる身になると痛々しいけどね。のどにもつっかかえるだろうし。
他のもっとやすい代用品薬剤で治療できる技術がないだけじゃないの?と言いたくもなるね。

もちろん例外はあるでしょう。どうしても漢方でないと困る人もいるでしょう。でも例外が大繁盛する土壌がある今の製薬業界はやはり問題ですね。

番組では、女医だけの漢方勉強会とか開業医に「エビデンス」のある漢方、みたいな感じで、紹介する、30代くらいの売り込み人のお姉さんが登場してました。番号で処方するんだから、なんで、診察技術の勉強会がいるわけよ。。。

まあ、売り込みはあくまでわざとらしいね。西洋薬品?とほとんどわかんない、ニセの上質紙パンフレット。。
あの開業医に説明していた、パンフレットも怪しかった。。
効果があると判定する統計をとるのに、3桁の患者数、なかったと思う。
それをテレビの開業医は「このデータははじめてだなぁ。」とかなんとか決めぜりふを言わせて、いかにも信憑性を持たせていた。
まあ、ようするに、説明する側もそれを聞く側も、統計の基本も知らずに、無知同士の対話で、洗脳しあいっこしているわけです。テレビを見る側はもっとわかんない。
それで、商売人は、医者のプライドをくすぐるわけですよ。

こういう気持ち悪い、日常風景が、おそらく日本の薬剤商売の基本で、全国津々浦々、どんな僻地でも行われている。

ある大会社のCEOが言ってました。
「医者は容易に洗脳される。」
「ある薬剤の効果を判定するのに、90%の医者は精緻に文献をあたろうとしない。」

おーこわ。

えいちゃん 投稿日:2010/06/17 12:43

【9】病名を鵜呑みにしないで。

久しぶりに投稿いたします。

ご相談の山田様の統合失調症の息子様の件に関して、私の現在の治療スタンスを述べます。

 当クリニックにも「統合失調症」と精神科で診断された患者様が来院されていますが、多くは見当違いの診断をされています。(DSMなどのくだらない診断基準に安心しているのは医者だけで、権威的な診断名は患者の混乱と不安を煽るだけマイナスだと思います。)

 精神疾患においても、先の御投稿にもある安保徹先生や故甲田光雄先生らが言われるように、生まれるまでの両親(先祖)の愛情などの母胎環境、生後の生育環境、ターニングポイントとなるストレスやトラウマとなった生活史などの原因を探すことが第一歩です。
 自己満足の病名診断対症をつけて対症療法しか行わない治療家の不満を言う暇があれば、だまって去って次を探しましょう。

 毎回紋切り型の短い問診だけで、望聞問切に重きをおかず、大量の薬物療法を(しかも同じ薬を漫然と)つづけて、治そうとしない(治るのは患者自身ですが)、薬を減らそうとしない医師はどの分野の医療でも要注意です。
 症状を抑える治療より、患者自身の自然治癒力やヴァイタルフォースを引き出す治療を実践する、意識の高い治療家のもとに行かれるといいと思います。

 私の経験上は、食養生や漢方などの東洋医学のほかに、ホメオパシーなどのエネルギー療法が個々に変化していく体質や症状・兆候に柔軟に対応できて有効だと思います。
 実際に当院でも、多種類の抗精神病薬を減量もしくは中止された患者さんたちは、本来の「自分らしさ」をとりもどし、以前より学校や社会生活に適応できるようになり、人生を積極的に楽しんでいかれるようになっています。

 統合医療や代替医療は高額で怪しいという偏見はまだまだありますが、わたしの同士のクリニックや治療院では、薬づけにして治そうとしない精神科病院の保険診療よりは、診療費や施術料は格段に安く設定されております。
(もちろん保険診療より高額な自由診療費を算定されている治療家のなかにも、立派な先生はいらっしゃいます。)
 ちなみに先の投稿にあるような悪徳開業医はごく一部で、多くの開業医は細々と経営しております。私は開業して勤務医時代より収入が半減(年収800万円程度)になりましたが、甲田先生クラスまでに医療に魂をささげるマスターにならなくても、十分生活はできています。

 治療のポイントは同類の薬物療法中心の精神科や心療内科ばかりを廻らず、毎回じっくり話を聞いてくれた上で、将来のゴールや現状を生き抜くビジョンを明確に示唆してくれて、患者の自己治癒力を最大限に引き出してサポートしてくれるような、自分が信じられる数名の治療家と(洗脳されない程度に)うまく付き合うことでしょう。

おじいさん 投稿日:2010/06/15 17:47

【8】病院と開業医の悪だくみ

みなさん、こんにちわ。

それにしても、管政権、なんか怪しそうですね。
大丈夫でしょうか。次々と法案が廃案になる。。
何のために政権交代したんじゃ?
まあでも小沢さんのことだから、そこは考えているでしょう。
それにしても渡辺恒三さんのはしゃぎようは何なんでしょうね。
怪しすぎる、後期高齢者ナンバーワンかもしれません。

まあそれはいいとして。。

山田さんへ、私が勝手に返事して申し訳ないですが、「ドクター林の相談室」とか、ネットの精神科系ではけっこういいですよ。
どの科でもそうなんですけど、新薬が出ると使ってみたくなるように、製薬会社が患者も医者も洗脳するんですよ。
ただし誤解しないでいただきたいのは、薬を使わない方がいいとは私は思いません。「適切」な薬物療法は必要です。その意味では失礼ですけど、息子さんの方が病気の本質的なことを理解している気がします。無論、その「適切」、が医者の技量になるのですけど。。そこは患者とその家族が勉強しなければ、どの程度の医者かはわからない。優しいとか丁寧、、だけで判断しちゃだめですよ。

ところで、表題の話です。
みなさんがどこに住んでいるか、で多少異なるかもしれません。
あるところに、大きな病院があるとします。
ちょっと、そこから周囲を見渡してみてください。
やたら目ったら、開業医の立て看板がありませんか?

なんか、大きな女王バチに群がる小さな働き蜂のように。。。
円を描いて周りを取り囲むような。。

現在、救急指定をとっている病院のほとんどは、紹介率といって、他院にどれだけ患者を割り振ったかで、診療報酬が異なる仕組みになっています。すなわち、治療し増えた患者をそのまま病院で抱えていたらいけないんですね。
落ちついたら近くの開業医に紹介しなければならない。

世間の人は、検査妄想、にかかっているので、医者の診察なんかより、検査の方が100倍安心します。ところが、開業医には大きな検査器具は置けません。そこで、日本医師会がダダをこねて、「開業医に紹介しなきゃ、選挙協力しないぜよ。」とか何とか言って、この「紹介率」を導入したんですな。

まあいわば、この協力関係は、甘い蜜だらけの蜂の巣王国みたいなもんです。

しかも、その病院周囲で開業している、お医者さんは、もと、その病院の勤務医であった確率が高い。
お互いに顔知っているというのは大きなもんです。
病院勤務もきつい、なら開業だ。
しかし、すぐに患者が増える補償はない。。
だから、大きな病院から紹介してもらう。しかも自分がもと勤めていた病院だから、いくらでも引っ張れる。。
実際、大きな病院で「飼育」「洗脳」した患者を、開業して、たくさん持って行く先生達が跡を絶ちません。
無論病院としては、あとから、救急で送ってもらえば特に損するわけでもないので、それでいいわけです。じいさん先生が長く病院で勤めてもらっても困るし。
だから時々、無意味に検査受診させたり、念のためとか言って病院しかない特殊検査を勧めたりするんです。
まあ、病院が胴元でぽんびきしているような。。そんな関係。。

ようするに、、
互いにwin-winの関係なんです。

まあ、正直大病院では当直は研修医がやるから、医療の質なんてどうでもいい。
検査をフルコースですれば、たいていの病気はひっかかる。
病院も儲かるし。。
こんな経験ないですか、なんか、若くて一生懸命な医者がいろんな検査をしてくれてとても感謝しました、、でも領収書をみて、目がたまげました、、なんつう、経験。とくに夜中に受診しようものなら救急加算がついて、もうびっくり、ぼったくり、なんじゃそれ、、みたいな。。
でも素人の皆さんは、「先生、この検査は高いので止めてください。」とか「その薬は高いので遠慮してください。」とか言えないですよね。。
でも、開業医の先生は昨今、よく訴えられるので患者のクレーム次第ですぐ大病院に紹介して安心を買ってもらうんです。

でも、いっときますが、少なくともその医療費の7割以上は税金ですよ。。
年寄りだったら9割は税金です。

それはすべて、働いているあなたのフトコロから出ています。
そして、再三言うように国債という未来の借金の形で、まだ生まれても来ない子供達に負わせているんです。

開業医もよく老人を不安にさせて、薬漬けにしてますよ。
リハビリ漬けも最近よくみますな。
適当にそこいらで、理学療法士にマッサージさせて、バイバイする、、なんか、三流あんまみたいなことを、保険診療でするんです。。
カイロや柔術系の団体と仲が悪いのも当たり前ですね。。

でも原資は、あなたの一生懸命働いておさめた税金です。

開業に規制をかけない、、ここまで自由な国も、世界にはないね。。
断言します。
だから開業ネットワークみたいな詐欺開業グループみたいなのが出てきてもおかしくないんで。。ただ合法なので、本人達は悪いと思ってない。
正直、私が開業したら、だいたい悪の方策はわかっているので、儲ける自信はあります。
年収1億くらい稼ぐ自信あります。

投稿日:2010/06/14 07:25

【7】「尊厳を踏みにじる医療界(下)」

「心に青雲」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010年06月14日 | 医療問題
「尊厳を踏みにじる医療界(下)」

《2》
 もう一つ、ご紹介。この情報はブログ読者のZさんからいただいた。
    *     *     *
 先日の出張で、民宿に泊まりました。民宿を経営している人と話したのですが、
 製薬関係のお客様は、
「薬はのまない。ワクチンはこわくて絶対打ちたくない」
と口々に言うそうです。
 一体、何を入れて、どんなことしているんでしょうか…?
    *     *     *
 悪魔の支配構造が透けて見える。
 薬に何を入れているのか、といえばほとんどは石油である。石油を原料にして化学的に合成している。恐ろしいものなのだ。
 何度も書いてきたが、アメリカや日本の製薬メーカーが患者を食い物にし、それの製薬会社に天下っておいしい汁を吸うために、役人どもが病院を支配しているのである。
 これは私の知る信頼できる西洋医療の医師の言葉だが、「薬はなるべくなら使わないほうが良い。しかしだからといって『薬をやめると病気が治る』というたぐいの本を読んで、いっさいの薬を断ってしまうのはやりすぎだ。しかし必要なときに短期的に使うのなら良い場合はある。
 問題なのは、ある症状があるからといってずっと使いつづけるとか、痛くなるといやだから予防的に使い続けるといった、習慣性の使い方がいけない。そんな場合は、薬に頼る前に生活習慣を見直すべきなんだよ」と。
 その製薬会社と医者の癒着の実態を、冒頭のX医師がしたためている。
      *       *       *
 先日、自律神経免疫研究会で新潟大学の安保徹教授の講演を拝聴しました。
 「ストレスがかかると脂肪肝になったりコレステロールを上げたりして、癌や糖尿病から体を守る、これを薬で治療するのは全くの害である」という主旨のご講演で、これは私ども研究グループの結論と同じだと意を強くしました。
 でも、これでは薬が売れなくなるから、こういう考えは医学の主流からは“トンでも”扱いされていますけど、真実に近いと思います。

 どんな医者にでも、製薬会社は研究会をつくってくれます。
 そこで多くの医師たちは、製薬会社のMRに頼まれるままに、当該降圧剤の恣意的な有効データを出して、参加者の医者たちを洗脳します。
 そしてオピニオンリーダーといわれる有名な大学の教授などを招聘して講演をしてさらに洗脳します。

 都内の一流ホテルで、送迎つき立食パーティーつき、全国規模の講演会では地方の医者に東京見物宿泊・家族同伴旅行つきで集めています。

 私も研修医の頃は件のForest氏のように見事に洗脳されて、善であると信じて疑わす治療していました。 現場の医者は忙しすぎるのと、いわゆる勉強秀才が多くて、たいした疑問ももたずに日々善意と怠慢のもとに対症医療を実践しています。 それが総体としては巨大な悪を形成してしまう。

 製薬会社主催の講演会では、同効のライバル薬に対してこれだけ優れるというデータを出しますが、そのライバルの講演会では、真逆のデータを出します。
 昨今流行の証拠に基づく医療(EBM)は一見科学的なようですが、同じ治験をこうも違う結果に導くとは、いかさま以外の何ものでもありません。
 まさに似非科学です。
 それを同じ人物がやるのです。
 あれっ? この先生、先週は敵対メーカーの降圧剤を持ち上げてなかったっけ? なんてことはよくあります。

 先日、東工大の統計学の教授にお話を伺ったら、統計なんてインチキでいかようにでも恣意的な結果を導けると言われました。 数学者でさえいい加減にできるのだから、医者のやる統計なんて推して知るべしですね。 そして、治療ガイドラインの根拠となる大規模臨床試験のスポンサーは欧米の巨大製薬会社ですから、何をかいわんやです。
      *      *      *
「この先生、先週は敵対メーカーの降圧剤を持ち上げてなかったっけ?」とは破廉恥きわまる。これが天下の大秀才の成れの果てだ。
 仮に、この破廉恥な「敵対メーカーの降圧剤を持ち上げる」医師に、問いただすと、どういう反応になるか?
 怒りを含んだ形相で質問者を睨みつけ、一流大学の医学部を卒業して医者になった秀才の俺にたてつくのか、という表情になる事、請け合いである。民主党の事業仕分け作業のときの、独立行政法人や公益法人に天下った元官僚どもが、「仕分け人」や評価者を睨みつけていたが、あれと同じ顔になること必定であろう。
 医者が信用できなくなったら、日本も本当におしまいである。医者は人の命を救う気高い職業なのだから、応分の高収入を得てよいと思うが、それでも気持ち的には「清貧に甘んじる」気概はなくてはなるまい。
 それにしても、毎度いうけれど、こういう「仁術」すら地を払ってしまった日本の医療に誰がした、と言えば、間違いなく自民党、公明党、それに官僚、製薬会社、マスゴミである。背後にアメリカがいるのはむろんだが。
 その悪魔どもが、民主党政権を罵って政権を戻してよこせとは、なんたる暴言か。(くどく言うが、だから民主党が良いと言っていない)奴らに民主党を批判する資格はないとだけ言っている。 

 もう一つ、私が頂戴したV氏からのメールを紹介しよう。たまたまここ数週間のあいだに、医療・製薬関係でいくつかメールを頂戴したのだ。
      *      *      *
 以前、「心に青雲」さんが紹介していた、甲田光雄さんの書いた『少食が健康の原点』という本を読みました。
 それによると、気管支喘息、パーキンソン氏病、関節リュウマチ、悪性脱毛症といった病気は宿便が原因であるので、断食療法が効果があると書かれています。
 宿便が呼吸器系の病気や神経難病の原因であるというのにはびっくりしましたが、病気を治すのに、病院として高額な検査機器の投資を競うのでは
なく、もっと患者の生活過程を正すことに力を入れた方が効果があるのだなと思いました。

 実は私はちょっと精神的に弱いところがあり、大学を卒業して就職した年から約13年間、精神科のクリニックから処方された精神安定剤と抗不安薬を飲み続けていました。(成分としてはごく弱いものです。)
 これを3年前からきっぱりと飲むのを止めました。

 服用を止めたのはクリニックの医師にも言わず、自分の意志で行いました。飲まなくなった当初は、軽い頭痛などがあったような気もしましたが、「心に青雲」のブログの記事に「1日40品目の食事工夫」がありましたが、きちんとした食事をとれば薬など不要であると信じてやめることができました。

 主食を玄米や原始長命食に切り替えましたが、切り替えて3ヶ月くらい経った時から、汚い話で恐縮ですが黒い便が1ヶ月くらい出ました。
 私はこれが宿便だったのかなと思います。宿便が出た後は心身とも健康になったと感じています。

 さらに、私の母は20年ほど前に、乳がんと甲状腺がんにかかりました。外科の手術を行い退院後、家に戻って来て病院から処方された抗がん剤を飲
んでいましたが、ある日、「抗がん剤を飲むとかえって調子が悪くなる気がする。」と言って飲むのを止め、患者の間の口コミで知った東城百合子さんの本(『家族でできる自然療法』あなたと健康社)を読んで、玄米菜食に切り替えました。

 その後がんは再発せず、現在でも存命です。
       *     *     *

 V氏からのメールは見事である。
 きっと死神と軽蔑される製薬会社の営業マンは、こっそり陰で自分だけは「代替医療」にすがっていることだろう。

 知り合いの精神科医のW氏は、「最近、抗うつ剤は重症のうつにしか効かない、というデータが発表されたので、イギリスなどでは、精神科医のなり手が激減しているそうです。そんな情報は日本の薬屋は全く口にしませんけれど」と言っていた。

 本ブログでも、さんざん取り上げてきたが、薬を全否定するわけではないが、ほとんどの薬は「死の接吻」である。
 代わりに何をすべきかは、自分で書籍やインターネットで研究しないと、身は守れないのである。

(転載貼り付け終了)