近代医学・医療掲示板
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「心に青雲」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010年08月18~21日 | 医療問題
「子宮頸癌ワクチンはいらない」
《1》奈々氏さんから本ブログ「参院選のあからさまな不正」(7月17日)にコメントをいただいた。
「今回の選挙は、あまりにも絶望的で何の希望も持てない結果で、来る日本のさらなる衰退に拍車をかけそうで残念なのですが、三原じゅん子が当選したのは、子宮頚がんワクチンの宣伝のためで、製薬会社からかなりの資金が出ているのではないかと推測します。
一般国民には、しかつめらしい医者なんかが滔々と話しても何ら心に響くものはなく、三原みたいのが叫ぶ方が効果は計り知れないですから。三原みたいな叩き上げの非エリート的人間の方が、東大法学部霞ヶ関自称エリート人間より感性は優れているかもしれませんが、三原はただの死の商人(製薬会社)の手先にすぎませんから。
まぁ芸の道も行き詰っているし、ここのところは自らの不摂生から病気になったのを利用して、議員にでもなったろうかという売名行為でしょう。そういう人達に私たちの税金が贈与されています。」
私は、三原じゅん子(45歳)のことを知らなかった。テレビのニュースもほとんど見ないので、こういうタレントが候補になっていることにも関心がなかった。
ところが、この女はなんと落ち目の自民党で、しかも組織票もないところから当選を果たしたと知って驚いていたのだが、奈々氏さんのコメントを読んで、三原というたいした芸もないタレントがなぜ当選したかのカラクリがわかった。
三原じゅん子は、なかなか恋多き女のようで、結婚・離婚をくり返している。それは個人の勝手ではあるが、当然世間の常識では「尻軽女」とバカにされる。しかも三原はさほど売れた女優・歌手ではなかったから、こうした結婚・離婚のくり返しは、「売らんかな」の手法の一つと揶揄されてもやむを得まい。
三原の「尻軽来歴」は、22歳でロックバンドの男(このときフライデー記者に暴行事件を起こして逮捕された)、4年後にレーサーの男と交際、妊娠、流産、結婚、9年後に離婚。半年後にお笑いタレントと再婚、大々的な披露宴を催しておのろけぶりをアピールしたが妊娠してまた流産し、8年後に離婚。さらに2010年に8歳年下の舞台監督との交際宣言も、参院選候補となって多忙という理由で半年後に破局。(Wikipediaより)
どうしてこんなくだらないタレントの情報をあえて書いておくかといえば、こういう女だからこそ、〈彼ら〉の「誘い」に乗りやすいのだと分かるためである。
16歳くらいでアイドルになってちやほやされた昔が忘れられないだろう。だからいろいろなことに手を染めて、なんとか名前を売りたかったはずで、恋の噂だの結婚、離婚は当人の事情もあろうが、そうやってでも三流新聞にスキャンダルを書いてもらって、世間や芸能界に忘れられないようにするのがこのテのタレントの常套手段であろうか。
そして不摂生がたたって、2008年に子宮頸癌となり、子宮摘出。この経験を買われて(?)「がん撲滅運動」や介護問題に関わるようになる。今年からは自ら介護施設の経営に乗り出したというのだが、どこからそんな資金が出たのか。三原自身の溜め込んだ資産とするには、その知名度と人気からはあり得ない話ではなかろうか。
自民党から参院選に立候補したのは、党からのスカウトではなく、自らの意志で名乗り出たと言っているらしいが、これも怪しい。
なぜなら、選挙での公約でも当選後の活動も、奈々氏さんの指摘するように、子宮頸癌の啓発運動をさかんにやっているからで、これはズバリ、製薬会社の手先である。
すなわち、製薬会社から資金をもらって当選させてもらった、と見るべきケースである。
自分がふしだらな生活を続けて癌になったことを反省せず、検診すれば防げる病気だと宣伝にこれ務めるとは、とんでもない女である。
奈々氏さんのコメントで、ほとんど知らなかった三原じゅん子を知ると同時に不思議なもので、別のほうからも三原じゅん子に関する情報がメールで入った。メールをくださったのは医師である。
「自民党の広告塔の三原順子ですが……。
自分が子宮がんになったから、すべてのこどもたちに子宮がんワクチンを打ってあげたいなどと恐るべきことを、さかんにワイドショーで発言していました。
無知なるが故とはいえ、とんでもない話です。
子宮頚がんの原因の大部分はヒトパピローマウイルス(HPVウイルス)の感染です。
大半は感染しても免疫ができて排除されて終わるのですが、一部持続感染し、一部10年くらいの経過で癌が発生します。
しかしこのワクチンがくせもので、その効果や安全性はまだ確立されていません。(新型インフルエンザワクチンのような疑惑があります)
そんなものをスピード承認して、既に公費負担を始めています(公明党が強力に推し進めた)。
高価(三回接種で3万円くらい)なので製薬会社の儲けとなります。
不妊症の危険性があるのではと懸念されているものを、女子小学生に集団接種するのはいかがなものでしょうか。少なくとも自分の子どもには打たせたくないですね。
子宮頚がんは早期発見で完全治癒するので、健診を徹底するほうが現時点では確実かと思います。
イルミナティの人口削減プログラムではないかとみる発言もネット上に見受けられます。http://blue.ap.teacup.com/97096856/3562.html
不妊を起こす物質(界面活性剤)が高濃度に含まれているのであり得ない話ではないのですが、皮下注射でどれほどの効果があるのかは不明なので、もっと調べないとなんともいえません。
しかし製薬会社と厚生官僚と支配階層の医者たちの、いつもの癒着の構図があるのは確かでしょう。」
ちなみに、子宮頸癌ワクチンについて「 三回接種で3万円くらい」とはおそらく過小情報で、半年間に3回接種して計5~6万円の費用がかかる。
これを全額公費で負担させようと言うのが、三原議員ら間抜けな製薬会社の手先どもである。全額公費(税金)で負担すれば、巨大な市場が形成できることを製薬会社は狙っている。
このいただいたメールへの私からの返事は明日のブログで。
《2》メールをくださった医師は「子宮頚がんの原因の大部分はヒトパピローマウイルス(HPVウイルス)の感染です」と言ってこられたので、すぐさま以下のように返信。
「それは違うでしょう。わが流派の最高指導者はきっぱりと、癌の原因はウイルスではないとおっしゃっています。
おそらく子宮頚がんを調べたら、HPVウイルスが発見されたからそう断定するんでしょうが、それは原因ではなく結果でしょう。
子宮頚がんになったから、その患部にHPVウイルスがとくに集まる(?)かなにかするのだと思われます。医療にはこの原因と結果を混同している例がとても多いようです。
例えばアルツハイマーにしても、なんとかいう物質が多くなったから病気になるのではなく、ボケた結果なんとかいう物質が分泌されるようになった、それを勘違いしています。
すべて医学も全体の体系(一般論)から説かねばならないのに、その一般論がないがために現象に振り回されているのでしょう。」
これに対して、医師からの返信。
「子宮頚癌の原因は、現在の医学界ではHPVというウイルスであると言われていると書くべきでした。
ウイルス発癌説は、持続的なウイルス感染があると慢性炎症がおこり遺伝子が変化して発ガンにいたるというような説明です。
しかし不思議なことがあります。例えば肝臓癌はウイルス性肝炎から高率に発生しますが、非ウイルス性肝炎である非アルコール性脂肪肝炎(NASH)からも肝臓癌が発生します。
ウイルスはいないのになぜでしょう?
(専門家は慢性炎症があるからだと言うでしょうが、本当にそうなのか疑問です)
このNASHというのは、酒も飲まなくて太ってもいない人もなるので、現在のところ原因不明といわれていますが、私はストレスが原因ではないかと思っています。」
さらに詳しく以下は私からの返信。
「ストレスやウイルスが関わっているとしても、人間の体は(細胞は)食べ物で作られるのです。この一般論に組み込めないといいますか、はずれる理屈は全部ウソです。
ですから、癌は食事がまずくて量質転化して癌化するのです。栄養が不足する、偏る、人工物を長年食べた、などです。
いろんな人がいろんなことを言っていますが、なんで食べものの話がまったく出てこないのですか?
ウイルス発癌説では、持続的なウイルス感染があると慢性炎症がおこり遺伝子が変化して発ガンにいたるというような説明だそうですが、仮にそういう観察があったにせよ、そこに食べ物の影響をまったく考えないとは、あいた口が塞がらない、というべきでしょう。
しかし、食事の改善で癌が予防できるとか、治るとかいうことになると、製薬会社は儲からないので、真実は排除されるのです。
医者も多くは、食事療法なんていってたのでは、仕事になりませんから、ウイルス説が有力だということにして、国家から補助金をもらったり、大学で研究費をもらったりできるのです。
ウイルス性肝炎にしても、感染はたしかにあるのでしょうが、それが発病に至るには、必ず食事の悪さが原因としてあるはずです。
なぜかなら肝臓もまた食事で作られるからです。したがって、ウイルス性肝炎が肝臓がんに移行するのは当たり前です。どっちも食事が大きく影響するからです。
非ウイルス性肝炎である非アルコール性脂肪肝炎からも肝臓癌が発生します。ウイルスはいないのなぜか、との疑問ですが、それはウイルスが原因ではないからですよ。あくまで食事の問題だからです。
わが流派の最高指導者は、どこの部位の癌であれ、必ず栄養を作り、配るおおもとの肝臓が病んでいるはずだ、と。それは肝臓に癌細胞が出現していなくても、肝臓の病みがあるからこそ、咽頭であれ皮膚であれ、大腸であれ、がん細胞ができるのです。
NASHには、酒も飲まなくて太ってもいない人もなるので、現在のところ原因不明だとのことですが、それはとんでもない見解です。
例えば保育園の保母さんは、昼食は児童と同じものを食べることになっています。もうとうに成長期をすぎた大人の女性が、成長まっさかりの児童の摂取すべき食事を食べるから、これは重大問題なのです。
保育園の児童に大人の食べ物である、酒や塩辛や唐辛子を食べさせてはいけないように、大人も幼児の離乳食みたいなものを食べてはいけないのです。
こういうことが食事から癌になる原因と言えるでしょう。
それに今の食事は添加物だらけですよ。あるいは朝食べるべきものを、深夜の1時2時などにコンビニで買って食べるなんてことも、発ガンの原因でないとは言い切れないでしょう。
ストレスが原因ではないかと、あなたはおっしゃるけれども、それも考えられはしますが、ストレスを抱え込むことによって食事が乱れる、規則正しい食事をしなくなる、つい出来合いの総菜ですませてしまう、と言ったやはり食事のありかたにストレスが影響する、と見るべきではないでしょうか。
わが流派の最高指導者は、人工のものを食べるから癌になるとおっしゃいます。
たとえば豆腐まではいいけれど、それをさらに焼いたり、揚げたりしますでしょう。そうなると自然のものではなくなるのです。
ですから、例えば酒もタバコもやらず、玄米を食べ、菜食をしているつもりでも、毎食みそ汁に油揚を入れるのが大好き、というだけで、発ガンの危険性は大きくなるのです。
そのうえストレスにさらされていれば、安保徹先生の説かれる低体温、交感神経の活性化やストレスホルモンの分泌がおき、それをカバーできるだけの十分な、自然の力のある食物をとっていないために事態はますます修正できなくなっていくでしょう。
脳細胞も働きがにぶり、肝臓も疲れはててくるのではないでしょうか。」
こういうやり取りをした。医者でもない私が、現職医師に小言をいうのは僭越とは思ったが、医師はかえって情報が多すぎて惑わされることも多いのだろう。
このやり取り再録したのは、要するに癌は食事のまずさが原因なのである。三原じゅん子も例外ではない。生活、とりわけ食事が悪かったのだ。実に多くの芸能人が癌で亡くなる。それをマスゴミが「壮絶な闘病」などとおだてるが、原因はすべて彼らの馬鹿げた食事(グルメ)にある。
それにひきかえ、同じ女優でも奈美悦子さんのようにご自身が掌蹠膿疱症(ほうせきのうほうしょう)で苦しんだ経験をもとに、その中で見つけたという生活習慣の改善から、雑穀を食べることを啓蒙しようとしているのは(多少の商売もあるだろうが)、まっとうな生き方である。奈美さんは、卑劣な製薬会社の手先にはならなかった。
《3》「女子大生リボンムーブメント」なる自称「学生団体」があって、以下にいささか分不相応な派手なホームページを出している。http://ribbon-m.com/
一見してどこからか資金援助してもらっているだろうとわかる、整いすぎた、プロがつくったとわかるHPである。
この連中のことは毎日新聞2010年7月23日付け夕刊の記事(?)で知った。
記事に?マークをつけたのは、このページが学生主体に作られているように見せかけながら、なにか宣伝のような、いかがわしさを感じさせるからである。
「子宮頸がん検診を受けて!」という見出し。さらに「 女子大生リボンムーブメントが啓発活動」「防げるのに毎日10人が死亡」とくる。
記事を書いたのは、大妻女子大・牧ゆうなと署名がある。
リードにはこうある。
「最近、学校や駅の掲示板などで、子宮頸がん検診のポスターをよく見かける。20~30代女性で発症率第一位と言われるがんである。にもかかわらず、この病気の認知度は高いとは言えない。そんな子宮頸がん検診の啓発運動を展開している『女子大生リボンムーブメント』という学生団体に話を聞いた。」
毎日新聞の記者に「こう書け」と言われて、この子はな~んにも考えずに名前を貸しているいるのだろう。毎日新聞がどれほど嘘つきで、製薬会社や官僚からカネを受け取って記事に仕立てているかを知りもしないで、ご立派なことを抜かす。
この記事でも、私にメールをくださった医師と同じく、子宮頸癌はHPVウイルスが原因で発症する、と言っている。定説になったいるわけでもあるまいに、製薬会社の言いなり。
それに性交渉があれば60~80%の女性が感染する、ありふれたウイルスだと、脅している。「多くの場合、HPVは体内の免疫力によって自然消滅するが、約10%の人は消滅せず、長期感染となる。さらにその中の約10%の人の細胞の異常(異形成)を発生し、その一部の人が子宮頸がんになるという。」
いかにも医学的な記述のようだが、この何%という数字自体がきわめて怪しい。データを出すのは医者なのだろうが、みんな製薬会社からカネをもらって、製薬会社に都合のよい結果を出すのである。
「性交渉があれば60~80%の女性が感染する」などと、恐ろしいことを言われれば、近頃の女子大生はほとんどが性交渉は日常茶飯事であろうから、みんなドキッとしてしまう。
みんな理科をまじめに勉強していないから、最初に「性交渉があれば60~80%の女性が感染する」と聞かされれば半ばパニックになるだろう。「多くの場合、HPVは体内の免疫力によって自然消滅する」は耳に入らない。
だいいち、この60~80%のいい加減さ。何を根拠に言うのか。60~80って、ほとんど統計的確かさを疑う数字の幅ではないか。せめて60~65%なら信憑性も出てくるのに、デタラメであることを自ら白状しているようなものだ。
「どうってことないじゃん」と答えればいいのに、この「女子大生リボンムーブメント」の女どもは啓発運動をしたいから、調査と称して、しつこく食い下がっていく。
「(子宮頸癌を)防ぐには、予防ワクチン接種や検診による早期発見が有効だが、日本では年間約8000人が発症し、約3500人が死亡しているという。毎日10人近くの人が亡くなっている計算になる。予防できるのに失われる命を救おうと、『大切なことを、大切な人に、大切だと伝える』ことをコンセプトに始まった活動が「女子大生リボンムーブメント」である。」
と、こういう展開になっている。
で、その活動とは、20代女性をつかまえちゃあ「意識調査」と称してアンケートを押しつけ、同世代の意識や考え方を知ってもらおうという試みをしているそうだ。これをいずれワクチンの全額公費負担を実現しようという狙いである。
しかし…学生の身分でよくそんな閑があるものだ。
先進国では当たり前のように子宮頸癌検診が行なわれているのに、日本ではまだ認知度は低い、と嘆く。いつもこの「先進国に遅れている」のセリフである。
すでに本稿で述べてあるが、こいつら閑な女子大生のやっていること、言っていることはウソである。おそらくはワクチンを製造している製薬会社からアルバイトとして雇われているのであろう。
お医者様がいうなら確かだろう、としか思えないウブな(というよりバカな)女子大生を誑かす(たぶらかす)製薬会社も卑劣であるが、なんにも勉強しないで騙される女子大生にも責任はある。
私は女子大生なるものを(男子もだが)信用しない。ごく一部にまじめに勉強する者はいるが、彼女らの大半はまったく勉強しない。大学の定期試験向けの勉強は(卒業するために)勉強しても、本当の勉強なんかするはずがなく、ほとんどがファッション、グルメ、セックス、ゲームなどに興じて、キャンパスライフを享楽しているだけである。
日本では、癌では人は死んでおらず、みんな抗がん剤のせいで殺されていることぐらいは勉強すべきである。
また癌などの検診を受けるほどに死亡率が上がることも勉強すべきであるのに、ただマスゴミの洗脳を鵜呑みにするだけ。
『検診で寿命は延びない』(岡田正彦著 PHP新書)を読みなさいよお嬢さんたち。
検診にともなうリスクはかなり大きいのだ。かえって検診を受けたばかりに病人にされ、大量の薬を投与されて死んで行く事例のほうが多いことがこの本で証明されている。海外では認識されているその事実はなぜか日本では知られず、検診推進派の意見ばかりまかり通っている。自分の身を守るために知っておきたい、本当のことを知らねばならない。
ワクチンなんてまずは疑ってかかるべき代物である。どういうデータがあるのか知らないが、そも抗がん剤が根本的に効かないだけでなく、劇毒なのである。それを癌に効くとウソをついて癌患者に投与するゴマカシを医療界は長年やってきた。
今度はワクチンだときたものだ。
それを接種したら、誰が儲かるかをちょっとだけ考えてみてほしいものだ。
製薬会社、病院、それを管轄する役人である。
癌は決してワクチンでは予防できないのだ。
記事を書いたらしき大妻女子大・牧ゆうなクンは「救える女性の命を救うために国を挙げて啓発する必要がある」と言い切るが、バカ言ってんじゃないよ。「救える女性の命を救うために」啓発するのは簡単だ。生活過程をまともにすればよく、公費を使ってただでいかさまワクチンを接種させることではない。
啓発するなら、まず早寝早起きを励行しろ、薄い下着や短いスカートで男を誘惑するような服を着るな(体を冷やすから)、茶髪はやめろ(DNAが狂わされる)、化粧はできるだけするな(皮膚から化学物質が浸透する)、将来生まれる子どものために厚手のパンティを履きなさい、コンビニで食事をとるな、弁当を持参しろ、爪にマニキュアをするな(皮膚呼吸が阻害される)、…といったことを啓発すれば良いのである。
これさえやっていれば、仮に「性交渉があれば60~80%の女性が(ウイルスに)感染する」としても、な~んにも心配することはない。
だが、ウソで固めた新聞でさえろくに読みもせず、テレビ「お笑い番組」だけしか理解できないアタマの「B層の日本人女性=女子大生」は、この理屈にまったく無知である。この「B層のエセ日本人」たちが簡単に騙され、まともなA層の真性日本人が大迷惑する。
最新刊の「綜合看護」(2010年3号)に瀬江千史先生が「看護の生理学」を書いておられる。そのなかにこうある。
* * *
昨年の新型インフルエンザの大流行の時も、医科大学のみならず、看護大学までもが、ワクチン接種や、学内の患者発生に際してタミフルの予防投薬に右往左往したという話を聞くと、「生活過程をととのえる」という看護の専門性はどうしたのですか、とついつい言いたくなってしまいます。
ちなみにいえば、筆者の診療所においては、昨年の新型インフルエンザび大流行の中で、多数の患者が来院したにもかかわらず、医療者優先といわれた新型インフルエンザの予防接種を、スタッフの誰一人受けることなく、生活調整だけで連日の新型インフルエンザ診療をのりきりました。
これはインフルエンザといえども、インフルエンザウイルスそのものが発病原因なのではなく、ウイルスが体内に入ることによって生理構造の歪みをひきおこしてしまう、日々の生活過程に問題があるという、自ら導きだした「病気とは何か」の信念に基づいた実践であり、また「生命力の消耗を最小にするよう生活過程をととのえる」というナイチンゲールの理論の実践だったと、しっかり思っています。
* * *
ここではインフルエンザについて、説いておられるが、子宮頸癌ワクチンも同じことである。これが理論の力である。
それから、公明党がテレビのDMで「子宮頸がんワクチンの接種は、公明党が提案した」と手柄のように自慢しているそうだから、要するにソーカと関係の深い毎日新聞(聖教新聞を印刷している)が、公明党とタイアップして女子学生が取材したかのような記事をこしらえたのだろう。
《4》「性交渉があれば60~80%の女性が(ウイルスに)感染する」という妄言を信じてしまう人も多かろう。感染したからといって発症するわけじゃないとは言われても、やっぱり不安だと怯える人だ。
こういうアタマの悪い人になんと説明したらわかってもらえるのだろう。
そんなに不安ならセックスしなければいいじゃない、と言いたくなる。
でもセックスはしたいから、避妊薬を飲むようにワクチンを接種してもらえばいいんでしょ、と言いたいだろう。つまりは税金で自分のセックスの楽しみを保障してもらおうという汚い魂胆なのだ。
ところで。
人はなんで男女でキスするのか、という医学上(生物学上)の有名な(?)テーゼがある。ご存知か? 愛情を確かめ合うためとか、官能にひたるためという理由はまあ当たり前であるが、生物学上の正解は「人間はウイルスを取り入れるためにキスをする」である。
人間にとってウイルスといえども必要なものである。他人とキスすることで細菌やウイルスを交換するのである。そして抗体を作っていく。キスだけではなく、生殖器の直接の接触もそうだ。
昔(1996年)、菅直人が厚生大臣だったとき、大腸菌Oー157に感染して死んだ子が出た。大騒ぎとなって犯人さがしが行なわれ、一度は給食に入れられていた貝割れ大根から感染したのでは…と菅直人が言い切った。マスゴミが厚生省の情報をたれ流し、のちに全くの誤報であることがわかり、菅大臣がアホづらして貝割れ大根をマスゴミ記者の前でカッ食らった事件があった。政府もマスゴミも、厚生省もバカ丸出し。
今から思えばあの事件は、国民をもっと清潔好きにして体を弱め、薬を大量消費するようにするための陰謀だったのかもしれない。
食中毒も大方そうだけれど、Oー157に感染して死ぬ子は、親の育て方が悪いのである。例えば外出したら神経質に手を洗わせ、うがいをさせ、食器は抗菌で、生ものは絶対に口にしない、テーブルから落ちた食べ物は即座に捨てる、なんてことをやったから、黴菌やウイルスに対する抗体を作りそこなうのである。
きれい好きで潔癖なママのせいで、どうってことない雑菌に命を奪われたのだ。
ちなみに恐ろしいとされるエイズにしても、健康体につくっておけば風俗営業店での「不純性交」でウイルスをもらっちゃったとしても、心配するには及ばない。
黴菌やウイルスと仲良くして、適当に汚れていても完璧に消毒することなく食べていれば、Oー157なにするものぞ、だったはずなのだ。
幼児を公園に連れて行って泥遊び、砂遊びでもさせたら、そのまま手を洗わせないで手で飯を食わせればいいのだ。子供たちにいっぱい雑菌を体に入れなければいけない。
子供を極端なまでに雑菌から守ろうとする母親の過保護が、実は子供を弱めている。むろん新生児から泥だらけにして良い話ではないけれど、新生児だって母親の産道を通って誕生するまでの間に、必要な黴菌やウイルスをもらうことが大事なのである。
むろん母乳からも、親の乳首についた雑菌を少しずつもらうのである。
赤ちゃんは親の胎内から外界に出て、大きなストレスに対応しなければならない。外界から身を守るために、リンパ球の割合が極めて高い。成長するに従ってリンパ球が減り、代わって細菌を攻撃する顆粒球の割合が増えてくる。
その子ども時代は、ウイルスに立ち向かうリンパ球が多い時だから、様々なウイルスを受け入れて体内に抗体を作るチャンスである。
親が潔癖性で、家中を抗菌グッズにしたりするような完全防備をやっていると、雑菌やウイルスを体内に入れるチャンスが少なくなり、抗体が作られる機会も少なくなる。
これは何も不潔を奨励しているわけではない。しかし、冬のインフルエンザの流行だとか、はしかなどのウイルスや細菌が原因の病気が大流行した時に、身を守るにはある程度の清潔さは大切だが、それが過ぎると人間が歴史の中で、身につけてきた病気に対抗するスベの否定になってしまうのである。
実際、インドやボルネオとかの子どもたちは、汚物が流れ、洗濯もする川で毎日水遊びしている。飲用水もそこから汲む。それでなんともないのだ。熱中症も同じで、大事にしすぎてちっとも体を鍛えないから、ちょっと暑いとぶっ倒れる。
癌には抗がん剤や放射線治療で対抗となっているが、これは恐ろしい事に人間の免疫力をなくしてしまう。手術もそうだ。せっかく人間に備わった病気を治す免疫力を全く使わないようなものである。すべてを薬頼りに切り替えてしまうから、そりゃあ病院や製薬会社はホクホクでしょうよ。
今度の子宮頸癌ワクチンにしても、同じことである。いらざる予防接種をしてはいけない。そんなイカサマよりも、癌細胞ができない体づくり、あるいはちょっとできても退治できる免疫力づくりこそが予防措置なのだ。
ところがそれでは製薬会社も病院も儲からない。役人も仕事がなくなり、天下る製薬会社や病院が儲けてくれないと、自分の給与、退職金に差し支える。
だからせっせとアホな女子大生とマスゴミを使って、「子宮頸がん検診を受けて!」と言わせる。
《5》ブログ「飄(つむじかぜ)」(2010.07.24)http://hyouhei03.blogzine.jp/tumuzikaze/2010/07/post_fa3a.html
には、子宮頸癌ワクチンに対する批判が載っている。
「ワクチンという名の詐欺商法。商法ならまだ許せる。人殺しは許されない。不妊化とはそう言うことだ。それをいくら警告しても、ワクチンという無批判な美名が世の中にのさばっている。
これは陰謀である。
他に何と表現しようか? 陰謀とは、隠された謀(はかりごと)があると言う意味だ。それを考えず、ギャラで踊るタレントや、サブミリナル効果を狙ったかどうか、番組中に子宮頸ガンワクチンに言及するキャスターやアシスタント。ミエミエである。
国民に毒を盛ることに、何故、執着するのだろうか。
それは、深い魂胆があるとしか思えない。それは、すこし大袈裟に聞こえるかも知れないが、人種人民撲滅作戦という気違い思想が根底にあるのである。まさしく、パラノイア(偏執狂)の狂った思想がそれを推進している。
あまりに狂っているから、正常な人間は『まさか』と思っているに過ぎない。誰かも言った。上り坂、下り坂、そして、『まさか』である。『まさか』を狙う人間は、マジック師か、詐欺師か、コンスピラシー(陰謀家)と考えて、間違いはない。
そう言う意味で、9.11自作自演テロは実行されたし、インフルエンザ・パンデミック作戦は実行された。そういう『まさか』が、世の中には、ゴマンと在る。ウソは『まさか』を狙う。」
そして、このブログ主は、「水瓶座時代」というブログ
http://ameblo.jp/mademoiselle-ai/entry-10599177108.html
の「理想に踊らされる人類」(2010年7月23日)という記事を紹介している。
こちらの筆者「マドモアゼル愛」氏は「子宮けいがんのワクチンは言うのもおぞましい気持ちになるが、劇物である犬猫の避妊薬と同等の成分が入っている。」と言っている。
この「サーヴァリクス」という、イギリスの製薬会社が作った薬には、「この薬を投与したからと言って、子宮頸癌にならないということではない」とまで書かれているそうだ。
こういう事実を隠蔽するのだから、はっきりとマスゴミはソーカや製薬会社の手先なのである。
ほかに危険性を訴えるサイトはいくつもある。
とりわけ、奈々氏様が教えてくださった南出喜久治弁護士の子宮頸癌ワクチン接種をやめよという動画はぜひご覧いただきたい。
http://www.youtube.com/watch?v=9-WKe0DW_Ho&feature=player_embedded
(転載貼り付け終了)
【30】高齢者の「ガン」はおいしい
みなさん、こんにちわ。
とても久しぶりの投稿です。
最近、医療費が史上最高額になったことが新聞報道されましたね。
まあ、当然ですよ。来年も史上最高額を更新するでしょう。
お金の使い道のないお年寄りが、老人サロンと化した病院や医院に洗脳され殺到していますから。。
まあ、何度でも言いますけど、あなたの税金、もしくはこれから生まれるであろう、未来人への借金、無論、なんの断りもなく、国債として払ってますので。
ところで。。
民主党政権、ぐらぐらしてきました。いよいよ、小沢さんの出番かとも思われる記事も見受けられます。
政治の裏まではわからないので、なんとも言えませんが、「小沢総理」の方が確かにわかりやすいかもしれない。でも「暗殺」されないか、とても心配です。
野中広務がもっと援護射撃をしてくれるといいのですが。。
ところで、先日、85歳のほんとのおじいさんが来て話すには、
自分は大腸癌をわずらい、手術はうまくいったが、3ヶ月おきに、エコー検査、6ヶ月おきに、胃カメラと大腸ファイバー検査をしている、それがとても苦痛だ、と申しておりました。
なんでも、主治医によれば、5年生存率の話を持ち出して5年間はそのペースで検査するのだそうです。
まあ、私もだいぶ洗脳されてきましたから、別に、正しい方針じゃないかと、以前なら思っていたでしょう。
でもよくよく考えてみると、80代の人に手術をする意味があるのかとか、ましてや、そんなにたびたび検査を入れる必要があるのかとかいろんな疑問があるわけです。ましてや85歳ともなると、今後もなんらかの病気を合併する可能性が高い。それを寿命ととるか、異常だから治療してしまえととるかは、大きな違いがある。そして、ほとんどの医療機関は、後者の考えをとる。
私も患者として、そういう人が来たらやっぱり、苦しんでいるのに何もしないで返すということはできない。
でもそうやって、検査したり、もう寿命だからあきらめてよ、という気持ちをもちながら仕事することほどむなしいことはないのです。
場合によっては警察によって刑事事件にさせられますから。。最近は稼ぎのない弁護士がこれにくっついて、やんや、言いますから。。
だからここで憂さ晴らしをしているといううわさもあります。
でもここで考えてほしいんです。
一体いくらかかっているのか、、そういう治療に。。
まず手術で入院費を合わせて50万くらい。
エコー 血液検査で1万円くらい。
胃カメラ 大腸ファイバーで、5万くらい。
これに診察費やら、処方箋料やらごちゃごちゃつくわけです。
実はこれだけじゃないんですよ。。
お年寄りはいろんな「病」をつくることができるので総合病院だと、臓器別に各専門家を紹介して、「ロンダリング」することができるのです。
プラス、各診療科ごとに、薬が処方される。
そして、こんなに飲めるかといって、1錠、数百円もする薬がゴミ箱行きになることもある。。
あるいは、自己診断ドクターに多くの年寄りはなっている。
今日は血圧が高いから、血圧の薬を、のんじゃろ、みたいな。
総合病院はまさに、「薬&検査地獄」の温床なのです。
その費用たるやまことに、莫大で悲しくなります。
ちょっと皮膚がこすれた。。。
べつにほっときゃいいじゃんと思うでしょ。。
違うんだな。。
これは感染の危険がある、、褥瘡の原因になる、、とかいって、「念のため皮膚科も受診しますか?」となるわけです。家族も、「専門の先生にみてもらえる。」ことで安心します。紹介することで病院も患者も満足するから、イイじゃないのと皆さん、思います。。
耳の聞こえが悪くなった。。
まあ年だからしょうがないよね。
ではすまされない。もしかすると聴神経腫瘍かもしれない、、じゃ、耳鼻科に紹介だ。
速攻、MRI!(読影料あわせて、約2~3万円)
一件落着!
白内障なんか、もう、儲かって儲かって、笑いが止まらんね。
ひゃっほーー。
多くの大学病院で眼科の教授がいばっているのは稼いでいるからです。
逆に耳鼻科の教授がかたみが狭いのは、診療報酬が激安だからです。。
でも後期高齢者は自己負担は10%です。所得によっては0%です。生活保護だと無論、「無料」です。あとの90~100%はこれを読んでいるような、働き盛りで政治問題意識のつよい、あなたのふところから支払われています。
あるいはあなたの子供、まだ存在していない未来のコクミンから支払われています。
そして、そのお年寄りはひとりで病院にいくでしょうか。。
大抵は家族がつきそいます。
その労働力も馬鹿にならないでしょう。
何度でも繰り返します。
医療費はあなたの懐から「断りもなく」奪われています。
そして、これら検査の目的がコクミンの健康というよりも病院組織の存続や延命のためだとしたら、それが税金をつかってなされているのだと言うこと、、しかし建前は善意で動いているがために、だれも批判できない。
本当に医者は足りないのでしょうか。病院は足りないのでしょうか。。
検査的には異常だけど、老化として、見守ることはできないのでしょうか。。
あなたの親御さんに、「僕ら若い世代のためになるべく病院にいかないで。」「延命治療はしないで。」と言えるでしょうか。。
【29】「痴呆の治し方」
「心に青雲」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010年08月05から06日 | 医療問題
「痴呆の治し方」
《1》昨日の本ブログで、城内進支部長の支部機関誌の最新号(172号)の文章を紹介した。「武道に学ぶ健康と護身」講座を開催し、その一般参加者の一人が痴呆症状があるというので、一緒に体を動かし、帰り際に、足先、指先の簡単な練習を教えて、これを家で毎日5分ほど続けるとよいと教えた、とあった。さらに、同じように痴呆症に関して、永く寝たきりで、息子も娘の顔も分からなくなった身内の人を相手に、論理的な働きかけをしたところ、突然覚醒してその後は前のように普通の会話ができるようになり、身近で介護していた人は劇的な出来事に驚いていた、とも記されていた。
この件に関して、私はボケて相手の言う事もわからなくなった人に、どうやって痴呆が良くなる運動を教えたのだろうか、と不思議に思った。空手をやっている者であれば、ボケ予防法は理解でき、自分で実践できて当たり前だが、ボケた人にどう分からせるか、それを城内さんにメールで質問した。その回答が丁寧に送られてきたので、概略を紹介する。
まず、「武道に学ぶ健康と護身」講座で、空手をやっていない一般の参加者のなかに軽い痴呆の人がい、その方にどう働きかけたかである。
年齢は80歳の女性。3歳下の妹さんがいてこの妹さんが今回の講座に参加し、2回目にお姉さんを連れてきた。軽い痴呆の気があり、時々ふらっと出かけてしまいどこにいるかわからなくなるということであった。「見たところ80歳にしては姿勢もよく言葉つかいもしっかりしているので、痴呆症とはいえ、まだ完全にボケてしまっているのではないとわかります。またこうして外に出歩いてくるだけの前向きな認識を持っているということがよくわかりました」という。
どういう運動をしたかというと、これは跳びながらやるのだが、まず左足をだし、跳んで両足を開いて着地し、次に右足で跳んでまた両足で着地、ということをくり返すのである。子どもの遊びにある「けんけん、パ」に似ている。この運動が痴呆の人にはまったくできなかった。そこで「イチで左足をだして、ニで両足を開いて、サンでに右足を出して、ヨンでまた両足を開いてというように、それこそ手取り足取りで足を動かすようにする。できないながらも何とか足を動かそうとすること(この過程が大事)を5分ほどつづけました。だめだ、できないというのを、大丈夫!、ほらできたでしょ!と声をかけながら」一緒になって指導したという。
足を使ってタオルをひき寄せる運動では、当該女性は足先に力が入らない(神経の働きがよわい)ためにタオルは足元に集まらない。足先をみるといかにも神経が集まっていない力のない足先をしていたそうだ。普通ならここで処置なしとなるのだろうが、城内さんはここでどうすべきかを考え、〈生命の歴史〉に尋ねるなら、脳細胞は手足を使うためにできたという一般論から答えを導きだす。そして脳細胞は脳細胞として単独で鍛えることはできないのであり、脳細胞を鍛えるには、手足使わせることだとして実践する。
「痴呆は神経の親玉である脳細胞が正常に機能しない状態であるから、要は正常に機能するように働きかけなければなりません。脳細動は脳細胞としては鍛えることはできないのであり、これは手足を脳細胞が鍛えられるように使うしかありません。ということで、まずは神経が通わなかった足の指を動かすこと、指を上下に動かすことをぜひ続けるように話したのでした。手も護身のときに教えた相手につかまれた手を逆に取るという護身の手の使い方をやるとよいと話しました。本当は裸足でのアスファルト歩きがよいのですが、ただ裸足で歩けばよいといったところで1回はやるでしょうが、まずは続かないと思うのでやめておきました。」
これが第一の、軽い痴呆の人へのアドバイスである。次にもっと重態の、永く寝たきりで、息子も娘の顔も分からなくなったお婆さんを相手に働きかけたありかたはどうだったのか。「70に近くなってから、足の具合が悪くなるに従って出歩くことが少なくなり、そのうちたまに出かけると帰りがわからなくという状態になり、家族が、危ないからということで、お婆さんが外に出ることを嫌がるようになり、外に出さなくしてしまいました。ここから一気にボケが進行して行きました。」
城内さんが対面してみると、その状態は予想どおりますます悪く、家族の顔もわからなくなり、食事をしたことすらわからず、ものも言えない、ただ寝たきりの状態だったという。そのとき城内さんは「人間の認識は五感器官をとおして(神経を働かして)外界の反映である」という原則(一般論)をもとに働きかけようとする。具体的には、いかに神経に働きかけるかである。
「まずは、締め切った部屋の窓を開けて新鮮な外気を取り入れ、布団を敷き替え、体を洗ってやりました。次は家族に話しかけるようにさせ、私は萎えた両足を丁寧にさすり(血行を良くすると共に神経が通うようにと)これはその日2時間以上おこないました。この日は変化なし。
次の日起きると同時に窓を開け、体を拭いて、それから又話しかけながら足をさする。午前中、田舎の親戚回りをするというので、お婆さんを背負って一緒に外に連れだすことにしました。何軒かの親戚を回ったときには、物言わぬお婆さんに親戚の人たちが「連れてきてもらってよかったね」とか「まー、おぶってもらって」とかいろいろと話しかけてくれたのです。
突然の変化が起きたのはこの後でした。いったん家に帰って昼食をとり、一休みしたあと、お祭りでやる歌舞伎を見に村の神社に行こうということになりました。実家から神社までは30分くらいかかるので、周りの人はお婆さんは置いていくように言ったのですが、とにかく反映をさせることが必要と考え、お婆さんをおんぶして出かけたのです。
賑やかな人通り、祭りの囃子、木々を渡る風の中、もう少しで歌舞伎の会場に着こうかとする坂道を上っていた時、これまで一言もしゃべることがなかったお婆さんが、突然に「ススムさん」と声をかけてきたのでした。
一緒に歩いた家族がおどろき声をかけると、お婆さんは家族の名前を言い返し、これから向かう先に何があるのかもはっきり覚えていました。そのあとは、特に親しい親戚の所を回ってきました。みな一様に意識が戻ったことに驚いていました。
そのあとはというと元の生活に戻されてしまい、1年半後の2月に亡くなりました。」という次第である。
この城内氏の一般論を踏まえた創意工夫による働きかけは、見事の一言である。これこそが一般論を導きの糸とした具体への取り組みである、とみなさんにぜひ分かっていただきたい。
私はとりわけ、病人の寝たきりになっている部屋の窓を開け放った、という最初の行動に感動している。むろん、最初の講習会での軽い痴呆の人への働きかけも、脳とは何か、神経とは何かの一般論を媒介にしての働きかけで、城内さんの言う事がまだわかる軽症のお婆さんへのすばらしい適応であった。
看護婦ならこれをやって当たり前ではあるが、ナイチンゲールと薄井担子先生の理論を学んでいない二流の看護婦には、できない芸当であろう。城内さんが説いている最も大事なところは、「痴呆は神経の親玉である脳細胞が正常に機能しない状態であるから、要は正常に機能するように働きかけなければなりません。脳細動は脳細胞としては鍛えることはできないのであり、これは手足を脳細胞が鍛えられるように使うしかありません」ということである。また手指足指を意図的に動かせない重態の痴呆の人には、脳細胞の本来的機能である反映を蘇らせることで、脳を「正常に機能するように働きかけた」ということなのである。
これは痴呆になっている人への働きかけであるが、同じことは知識秀才に育ってしまった「若ボケ」の人間にも当てはまることなのである。また、この神経の使い方が空手の達人への道でもあると思う。
《2》私のブログを読んだ人からメールが来て、自分の祖母も痴呆が進んだが、それでも働きかけをすれば治るでしょうか、と問うてきた。祖母は施設に入れてからいっそう衰えてしまった。自分で立ち上がれない、声が小さくなった、ご飯をたくさん食べられなくなった、トイレで用がたせなくなった、弱々しくなってしまった、と。もし、自分の祖母も城内さんのように働きかければ、良くなるでしょうか。足をさする・連れ出す、以外になにか私でもできることはあるでしょうか? と聞いてきた。
せっかくなので、城内さんがなさった指導以外にいくつかアイデアをお伝えしたけれど、なぜ彼に医者にもできなかった芸当が可能だったかを考えてほしい。ただ「すごい、すごい」と感嘆し、自分の身内も治したいと思うのは人情だから、それはそれで結構であるが、なぜ城内さんにそれが成功したか、考えついたかを知っていただきたいと思って、この続編を書いている。
城内さんご自身も書いているが、寝たきりになっている痴呆の人を覚醒させるには、「人間の認識は五感器官をとおして(神経を働かして)外界の反映である」という一般論をもとに働きかけた、とある。これである。くり返し書くが「一般論」を導きの糸にしたのだ。
別言すれば、これが看護である。看護を学問として措定された薄井担子先生は、その本質を定義して「看護とは、生命力の消耗を最小にするように生活過程をととのえる」とされている。この一般論が、現実の個々の看護場面でどうすることが看護になるかが、導きの糸となるのだ。
これを別角度から、空手で説いてみよう。空手を教える場合、白帯の突きがおかしいと思った指導者は、パッと見たままにその突きの形を注意してしまう。まずいところを直して何が悪いという声がありそうだが、それは弁証法的な指導とは言えない。
パッと見て、突きの手首が例えば右に曲がっているとすれば、その曲がりを指摘して正常のまっすぐに直したくなるものである。それが正しい形だからだ。ところがその曲がった突きを直したと思ったら、今度は先ほどまでの突きの形を直す前は正常だった足の形が崩れるという不思議が起きる。これを称して「モグラ叩き」という。例えば四方突蹴りをやっているときに、突きの形を直そうとすると、突きや蹴りは空手全体のなかでの突きなり蹴りであるから、四方突蹴り全体の中の部分であるものを直そうとすることになる。だから、そのおかしな部分を直したとしても、ほかの立ち方とか引き手とかが歪むのだ。
こういうことを、わが流派の最高指導者は「技を見て、空手を見ていないからだ」と説かれる。全体の歪みが、ある部分(例えば突きの形)へと量質転化して現象していることが見てとれていない。だから空手の技を指導する場合に、空手とは何かの一般論から教えなければならない。うっかりすると、空手を見ずに技だけを見てしまう間違いをおかす。ダメな指導者ほど全体を見ずに、部分の技を見てしまう。
現在、大流行のカウンセラーなどはこの手であろう。であるからまじめにカウンセラーの勉強をした人ほど、全体を見ずに部分を見てしまう「力」がついてしまうのだ。これを、「高校の先生が、生徒を高校生から見ずに、教科書から見るようなもの」とも、また「指を見て、それを手とは言わない。手は手としてみなければならない」とも説かれていた。
さて、ひるがえって、痴呆の直し方に話を戻すと、多くの医療機関とか老人ホームとかでは、空手の指導でいえば「空手を見ずに技だけを見てしまう間違い」を冒しているのである。だから治らない。音楽にあわせてタンバリンを叩かせてみて、わずかに笑ったから、効果があるんじゃなかろうか、などと言うのみ。これはモグラ叩きにしかならない。何と言っても、痴呆を治そうという医療者に、人間とは何かと一般論(看護とは何かに匹敵する一般論)が欠如しているからである。
ところがさすがに城内さんは、空手指導歴ン十年の大ベテランであり、また南郷学派のゼミで弁証法や学問を長年学んできている人だけあって、すべて一般論を媒介に対象に働きかける事ができているのである。
それにご自身も、一般論を信じて実践して医者も匙を投げる病気を治してみせたから、一般論の大事性をよく知悉しておられるのだ。その一般論を把持してのアイデアだから、痴呆の人を目覚めさせる鮮やかな手腕を見せるのである。だから部屋のベッドに寝たきりのお婆さんに、まず部屋の窓を開け放って新鮮な陽光やそよ風を入れ、お婆さんに反映させることをしたのである。人間の脳細胞と神経が正常に運動できる条件を創った手際は見事であった。
もし、痴呆のお婆さんに口がきけたら、窓をあけて新鮮な空気を吸いたい、明るいお日様の光を浴びたい、誰か外へ散歩に連れていって、と言ったであろう。それが人間とは何かを知ればこそ、もの言えぬ老婆のココロを読み取ることができたのであった。ところが一般の庶民は、人間とはがまるでわかっていないから、徘徊する老人は家に閉じこめておくにしくはない、としてしまう。老人ホームでも同様である。できるだけ動かさないように、転倒なんかしないように車椅子に乗せ、箸よりスプーンで飯を食わせ、介護者の手がかからないように、としかしないのだ。
ここで言う「人間とは何か」を、城内さんの治された実践にあてはめて言うならば、人間は生命体であるから太陽の光が必要であり、自然の清浄な空気も必要なのであり、また人間は社会的実在であるから、部屋に閉じこもってじっとしているのは不自然で、人と触れ合い、会話をするものなのだ。だからお婆さんが親戚の人たちにたくさん「話しかけられた」のが正解であった。
けれど、大事なことを念をおしておきたいが、一般論を導きの糸として城内さんが成功したからとて、受験秀才がやるように一般論を知識として覚えたのでは、対象の構造を把握したり、現実に「論理的な働きかけ」をしたりすることはできはしない。城内さんがご自身の病を治癒させる過程で実体で味わわれたように、一般論の再措定がなされ、一般論が知識レベルではなく、いわば血肉化していなければ、一般論を役立てることはできないのである。
先に7月26~31日の間、本ブログで「学問とは何か」を連載した。むずかしいヘーゲル哲学を扱ったかのように思われているかもしれないが、身近な例でいえば、この人間とはいかなる存在なのかの学問成果を踏まえて痴呆の人を覚醒させたように、ヘーゲルが構築したドイツ観念論哲学を導きの糸としたからこそ、さまざまな個別科学を開花させたのだと理解していただけたらと思う。
現在の世界では、周知のように学問は衰退している。部分のまた部分の研究でしかない小惑星探査機を飛ばして喝采を浴びるなんぞが、まさに学問の衰退を象徴している。衰退したのは、米英を根拠地としているユダヤ勢力が世界を支配しているからである。世界中が金儲けに役立つ技術開発につながる「研究」ばかりさせられている。ユダヤ=米英の支配下で科学研究がなされ、教育もさせられているからだ。さっそく「はやぶさ」のエンジンがアメリカと共同で実用化がさらに進められ、売っていこうと企図されているではないか。だから学問がわからなくなった。
それゆえ痴呆症についても、学問から解く科学者も医療者もいない。全体から切り離した部分にばかり着目して、研究一途である。痴呆を治す(?)薬の開発ばかりが医者の仕事になっている。それで痴呆が治せないどころか、人間の尊厳を踏みにじり、かえって薬の副作用で苦しみ、死期を早める人が続出している。そんなことではない、病室の窓を開け放って、新鮮な空気と陽光を患者に反映させれば良いのだ。しかし、そんなことを痴呆治療の原則にしてしまうと、病院も老人施設も儲からず、木っ端役人が権益を握って楽をすることができなくなる。
(転載貼り付け終了)
【28】「健康ブームを問う(全3回)」
「心に青雲」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010年08月02・03・04日 | 医療問題
「健康ブームを問う(全3回)」
《1》「学城」第6号に論文「土木設計とは何かを問う」を発表しているのは、わが流派の城内進氏である。この論文は、「哲学としての〈生命の歴史〉」を踏まえての、土木とはを問うもので、おそらくは史上初の土木論構築への第一歩を踏み出した画期的な論文であった。土木のノウハウ・レベルの研究は数多あるであろうが、〈生命の歴史〉から人類にとっての土木を問うレベルはかつてなかったはずである。
本稿はその論文についてではなく、城内進氏が説くところの健康問題について取り上げていきたい。氏は都内に道場を主宰し、毎月「機関誌」をメールで発行している。
その機関誌(171号)にあった城内さんの巻頭言。「最近、街中を歩いていて目に付くようになったのが薬局と整体マッサージの店である。家から駅に向かう700メートルの間に薬局が5軒、鍼灸マッサージが6軒、店を構えて営業している。
規制緩和で開業しやすくなったとはいえ、お客は来るのだろうか。店の経営は成り立っているのだろうか、などとつい余計な事を考えてしまう」
こういう書き出しである。たしかに街中で薬局が増えたし、鍼灸、整体、マッサージ、中国気功などの看板が目につく。私の街では中国気功がやたらに店を出しているように思う。聞けば田舎の街でも、同じような現象が起きているとのことで、なにも東京ばかりの話ではなさそうだ。
引用を続ける。「健康でいたいと願うのは人間として当然の願いであろう。そこに付け入る様な健康ブームである。
散歩やジョギングあるいはスポーツジムで体を鍛える人もいるが、そんな大変なことをするよりも簡単にという人が多いということである。仕事が忙しくて、そんな時間をとる余裕がないよという言い訳である。
仕事で肩が凝った、腰痛で仕事も手に付かないということで整体やマッサージに通う人、疲労回復のドリンク剤、痛み止めの薬を飲む人も多いことであろう。
TVを見ていると、頑固な疲れにアリナミン、肩の痛みにバンテリン、膝の痛みにグルコサミンと、毎日毎日、薬のコマーシャルである。自分の努力で健康を把持するのではなく、薬や他の人の手を借りて楽して得ようということであろうか。」
(引用終わり)
全くそのとおりだ。このほかテレビでは、黒酢、ニンニク、青汁といった健康食品や栄養サプリメントの広告も花盛りだ。どれほど巨大な市場か、とくに調べなくてもテレビのCM頻度でおよそのことはわかる。みんな何らかの体調不良を自覚し、整体、気功、サプリメント、健康食品にすがっている。
城内さんはこのブームに警鐘を鳴らしてこう続ける。「しかし、である。問題は健康とはどういうことなのか。疲れとはどういうことなのか、病気とはどういうことなのか、といったことが、実は薬を売る製薬会社の研究者や、病気を診て薬を処方する医者、あるいは鍼灸マッサージの人たちはわかっているのだろうかということである。
もしわかっていれば次のような答えが返ってくるはずである。いわく人間(哺乳類としての)的な食事・睡眠・運動のバランスを保つことですよと。
これが『命の歴史』から引き出される健康を把持していくための答えである。
最後にナイチンゲールが『すべての病気は回復過程である』『病気とは、毒されたり衰えたりする過程を癒そうとする自然の努力の現れである」との言葉を紹介しておく。」と結ばれている。
ナイチンゲールが発見した「すべての病気は回復過程である」とは、なかなか現場の医師や看護婦は信じないようだが…。なぜかなら、患者の病気は悪化するし、悪くすれば死ぬからである。回復じゃないではないか、というわけだ。
疲れが出るのも、痛みが出るのも、熱が出るのも、これは神経が体を正常に戻そうとしている証である。体の回復過程の現象が「病気」として現れる。患者の病気が悪化するのは事実である。事実だけみれば、とうていナイチンゲールが「すべての病気は回復過程である」などと言ったことなど、たわごとしか思えまい。ここが論理がわかるか否かの分かれ目である。事実はちゃんと、病気は悪化して死に至ることがあると示している。
しかし、ナイチンゲールは病の論理を説いたのだ。ほとんどの医者や看護婦は、事実しか理解できないアタマなので、学問はできないのである。これは私がさんざん説いている、「相対性理論は誤り」との論理が、東大をはじめとする知識秀才にはどうしても分からないのと、同じ構造を持っている。
城内さんは、こう言う。「私は神経痛の痛みや、リウマチによる腫れや激痛は、神経が必死に正常にもどそうとしているのだと身をもって知ったのですが、正常に戻すのは薬ではなく、食事・睡眠・運動のバランスをとるという、簡単な(しかし大変な)事でした。
体の働きを正常にするのが神経の働きとだというのは、医者や医学書ではなく空手を通して、学ぶことになりました。健康体を維持するために、薬にたよるのではなく食事・睡眠・運動を整える方法で取り組んで行きましょう。
機関誌には書いていませんが、今の医者たちが解けないのは特に神経がかかわる問題です。これは「生命の歴史」からしか解けないものです。「夢講義」には南郷師範が神経の働きとして説かれています。難病と言われている病はほとんどが神経がわからないことから、治し方がわからないために難病となっているように思います。
しかしほとんどが食事・睡眠・運動を通して神経の働きを正常にすることで直すことが可能です。実際このやり方で医者から難病と診断された病を治しています。
ちなみにどのようなものがあるかといえば「膠原病」「関節リウマチ」は自分自身であり、「坐骨神経痛」「肋間神経痛」「味覚障害」「痴ほう症」「アトピー性皮膚炎」「神経症」「脳梗塞リハビリ」は弟子や姻戚の例です。
その他「花粉症」「風邪」「ぜんそく」「ねんざ」「歯痛」等々です。こう書いていくと、普通の人は(あるいは医者は)医者でもないのに「胡散臭いインチキ、誇大広告」と思うことでしょう。でもこれがわれわれの空手の論理の適用なのです。医者でなくともこれくらいはできるということです。これが一般論をもつことの効用ということでしょう。
今、あなたがブログで展開されている宇宙誕生に関しても同様で、宇宙の誕生を知るために何百億、何千億円もかけなくても、ビックバン説はじめ相対性理論、オパーリン説、大陸移動説、恐竜絶滅説等々現在の定説のほとんどは唯物論的弁証法という学的一般論を踏まえてみれば、間違いであるということが分かろうというものです。」
実際に、城内さんはナイチンゲールの発見した「すべての病気は回復過程である」という学的論理の正しい事を実践して理解し、かつ病気は回復過程だというとおりに治してみせたのである。
ところが現下の医療は、整体やマッサージ、サプリメントも含めて、城内さんが挙げた「膠原病」「坐骨神経痛」「痴ほう症」「アトピー性皮膚炎」「神経症」「花粉症」「風邪」「ぜんそく」「ねんざ」「歯痛」等々は、「病はほうっておけば悪くなる。薬を使わないと死ぬ」という見解を前提にしているのだ。
《2》ナイチンゲールは「病は回復過程である」と見事な論理を創ってみせた。その理論どおりに体を病から回復させることができる。にも関わらず一方ではやっぱり病は悪化して死に至ることもあるという現実に突き当たる。薬や整体などで治ることもあるから、事はやっかいである。これが正しいのだ、ナイチンゲールはウソを言ったのだ、となってしまう。これはもうテレビやラジオ、携帯電話が見えたり聴こえたりするから、電波の理屈は正しい、というようなものである。技術が実用化していれば、理屈が正しいと言い張る人には、いくら説得しても無駄である。
これは、三浦つとむさんが『弁証法はどういう科学か』のなかで取り上げている、「ゼノンの詭弁」の一例、アキレスと亀の逸話の理解と同じ構造になっている。事実としては亀はアキレスに簡単に追い抜かれる。しかし理屈では永遠にアキレスは亀に追いつかないのだ。このパラドクスが、解決されたことはない。「病は回復過程である」も矛盾である。だから正しいのだが…。
医師や看護婦ばかりではなく、健康になんらかの問題を抱える人にとっても、「病は回復過程である」とは信じられまい。事実としてはだんだん悪化することがあるからだ。そして事実として薬や鍼灸などで治ることもあるからである。
では聞くが、なんで我々は街中にこうまで薬局やマッサージ店などが林立するのであろうか? 答えはそれだけ体調の悪い人が増えているからだ、になるだろうか。そうではないのだ。事実はたしかに体調の悪い人が増えてはいるだろう。しかし本当は、病気の捉え方が間違っているために根本的に治せないでいるからである。例えば薬が薬を呼び(副作用を起こすとか)、整体はいったん良くなったと思ってもすぐ歪みは元へもどって、しょっちゅう通わなくてはならなくなる、だけのことである。
言ってみれば、小さな事実としては薬で症状は治まることもあるし、整体や鍼灸で好転することはある。だが大きな事実としては治らずに慢性化したり、副作用で苦しむことにもなるのだ。
城内さんはこう言っていた、「神経痛の痛みや、リウマチによる腫れや激痛は、神経が必死に正常にもどそうとしている。正常に戻すのは薬ではなく、食事・睡眠・運動のバランスをとるという、簡単な(しかし大変な)事だった。
体の働きを正常にするのが神経の働きである。今の医者たちが解けないのは特に神経がかかわる問題で、これは「生命の歴史」からしか解けない。
難病と言われている病はほとんどが神経がわからないことから、治し方がわからないために難病となっている。しかしほとんどが食事・睡眠・運動を通して神経の働きを正常にすることで直すことが可能である。
実際このやり方で医者から難病と診断された病を治せている。」
これが先に述べた「大きな事実」である。たとえばリウマチの激痛は、薬で抑えることができても、長期化するほどに、薬の種類も量も膨大なものになっていく。薬から離れられなくなるではないか。しかし大きな論理を信じれば、リウマチといえども難病ではなくなるのだ。
最近、整体についてわが流派の最高指導者が説かれたことがある。その主旨は、整体では完全には治せないということだった。
* * *
整体の目的は筋肉または骨の調整だ。本当はその調整には、歪んだ筋肉を調整する場合と、歪んだ骨を調整するのと両方ある。しかし、筋肉のスジの違えは、骨を直さねばならないし、骨の歪みは筋肉を直さなければならない。
筋肉が歪んだので骨が歪まされる場合と、骨が歪まされて筋肉が歪む場合とがあることを整体師は知らない。整体では直した瞬間だけは効くけれども、日常生活で歪んだもとの動きを修正しないでいれば、すぐに元に戻ってしまう。
骨以上に筋肉を歪めていると、骨とあわせて普通の筋肉になるようにするようにしていかないと治らない。整体師の直し方には限界がある。患者がどういう生活をしての歪みなのかを捉えておらず、その直し方を知らない。
これは神経の働きを直さないと治らない。神経を直すには、骨か筋肉を使って直すしかない。それは筋肉によってか、骨によってかで違う。(以下略)
* * *
ここでも神経に着目する大事性が説かれている。整体師も医師も、ほぼ筋肉と骨とか、上体と下肢とかに分けて捉えてしまうし、それらを到達する神経についてはまったく「お呼びでない」状態である。
おおまかに言って骨、筋肉、神経を統一して捉えるというのは、まさに〈生命の歴史〉をふまえての着眼である。一言でいうなら、生命体は単細胞から始まったのであり、それは全部で一つだった。高等な人類に進化しても、元は単細胞だったのだから、全部で一つとして見ることが大事なのである。だが医師も整体師も、部分部分でしか捉えられない。この症状にはこの対処、腕が歪んでいれば腕だけを見る、となっている。
その行き着いた果てが、冒頭の街中の描写になっている。「 街中を歩いていて目に付くようになったのが薬局と整体マッサージの店である」と。
神経がなぜどのように大事かを城内さんは身を以て病気を治した経験から説くのだが、それは空手をやったからわかったのだと述べる。その通りなのであって、これをわが流派の空手をやっていない人に説くのはむずかしく、また「企業秘密」でもあるから、これ以上は書かないことにする。ヒントレベルで十分だろう。
たとえば空手で突きを出す場合、普通に筋力を使って突く場合と、神経を使いながら突くとの違いである。オレは沖縄本流、伝統の空手だと自慢したい向きもあろうが、この相違がわからないかぎり、伝統もへったくれもないのだ。
たんなる突きが、神経を使って突くという修練をすることで、病の構造が解けてくるのである。それが城内さんが言う「ほとんどが食事・睡眠・運動を通して神経の働きを正常にすることで直すことが可能です」との自信にみちた文言となっているのだ。
《3》次は、本稿で紹介している城内進支部長の支部機関誌の最新号(172号)には、城内さんのこんな文章が載っていた。
* * *
今月3回に分けて九段生涯学習館で「武道に学ぶ健康と護身」講座を開催してもらった。(中略)
参加者の一人が、姉が痴呆の症状があるというので、一緒に体を動かし、帰り際に、足先、指先の簡単な練習を教えて、これを家で毎日5分ほど続けるとよいと教えた。痴呆症に関しては、10年以上前になるが、師範の神経に関する講義を聞いた直後に、永く寝たきりで、息子も娘の顔も分からなくなった身内の人を相手に、論理的な働きかけをしたことがある。1日目はまったく反応なしであったが、2日目の午後になって突然眠りから覚めたように、私の名前を呼んだのである。その後は前のように普通の会話ができるようになり、身近で介護していた人は劇的な出来事に驚いていた。
これはほんの一例である。ほかにも、リウマチ、膠原病、腰痛、肋間神経痛、脳梗塞、アトピー、喘息、味覚障害などを治してきた(治させた)事実がある。人間の病を治すのは、脳細胞を動かす(手足を動かす)ということが大事なことであることを知り、試すことで、それを理論的に説く玄和会の凄さをあらためて認識したものである。
* * *
「武道に学ぶ健康と護身」講座とは、城内さんが講師となって道場生以外の一般の人を集めて行なわれた講習会であった模様である。城内さんが説かれているように、ということはナイチンゲールが「病は回復過程である」の説いているようにだが、疲れが出るのも、痛みが出るのも、熱が出るのも、これは神経が体を正常に戻そうとしている証なのである。 城内さんは神経痛の痛みや、リュウマチによる腫れや激痛の神経が必死に正常にもどそうとしているのだと身をもって知ったと語っており、また身近な人の病気をその理論を実践して治してきたと言うのだ。
簡単で、しかし大変な事であるが、体の働きを正常にするのは神経の働きをまじめにさせることである。こういうことを説いた(解いた)医者や医学書はほとんどない。しかし、わが流派では空手を通して学ぶことになる。
さらに城内さんはこう説く。「人間にとって神経(神経の親玉である脳細胞)の働きを知れば知るほど、いろんなことに役立つということがわかってきます。
その神経を鍛える簡単な練習が、裸足でアスファルトの上を歩くことです。今の時期だと路面温度が50から60度くらいになりますが、足裏からの刺激がとても気持ちよく感じます。ぜひとも実行することをお勧めします。」
このことは私のブログでも何度か紹介してきた。私自身はもう10年以上、続けている。真夏の炎天下にアスファルトの上を裸足で歩く(または立つ)。毎度、火ぶくれができる。しかし城内さんも言うように、熱いが気持ち良く感じる。これをやらないと、夏の暑さで疲れ、だるくなりがちな体が、そういうことがない。実に偉大な療法だと驚く。
また私は、夏は毎朝のジョギングを裸足で行なうが、これも足裏からの刺激がとても気持ちよく感じるものだ。ランニングシューズを履いて走っている人を見ると、せっかくのランニング効果を少なくしていて気の毒にと思ってしまう。
なにせ死体を火葬場で焼くときに、高温の熱で生き返ってしまうことがままあるほどに、熱の力は偉大なのである。火葬しはじめると、しばらくして釜の中からギャーという叫び声が聞こえることがあるそうで、そんな声を遺族が聞いたら、すわ生き返ったぞと大騒ぎになるから、遺体を釜に入れたら即、遺族を追い払って休憩室に送ってしまうのだ。仮にそこで生き返った遺体をひきずりだしても、いったん死んで数日経過して腐りかかったものはどうにもならないから、そのまま焼いてしまうらしい。
灸も体を焼くことで、神経を強烈に刺激し、怠けていた働きをまともにさせ、病を回復させるのであろう。それほどに、高熱で神経は生き返る(働きを取り戻す)のだ。
私もこういう実例をいろいろな人に教えてあげてきた。実践した人は軽快したと喜んで報告してくれるのに、「私はやわな足をしているので、勘弁していただきたいですね」とハナから受け付けない人が多い。やわな足をしているということは、アタマがあまり働いていないし、病気を抱えているということになるのだが…。
「残念ながら、現在ほとんどの医者は人間の頭の働きが分かっていない。それゆえ何々症候群という訳のわからない病気や、職業病といって難病だから治せなくても医者の責任ではありませんという病気が多くなっている。」と城内さんは、機関誌で説いている。
せんだって、医師の方から子宮頸癌は「現在の医学界ではHPVというウイルスであると言われているが…」というメールをいただいた。癌の原因はウイルスではない。あくまで食事にある。なぜかなら細胞は食事で創られるからである。当然、脳細胞や神経も、食べた食事の栄養素が肝臓で血液に換えられ、その血液から成長、活動維持、回復などを行なうことができる。したがって、食事が悪ければ脳も神経も病んだり、毒されたりする。
性同一性障害とか、同性愛とか、痴呆とかは、認識の問題もあるが、それらを司る神経の実体がまともに育っていないことも考えられるのだ。その原因は、食事であり、睡眠であり、まともな運動に起因する。秋葉原無差別殺傷事件の犯人とか、わが子を育てるのが面倒になったと餓死させた母親などは、かならず食事、睡眠、運動がまともではなかったはずで、それゆえ神経もまともではなかったのである。
認識が歪むような考え方をしていただけではなく、認識つまり脳細胞に外界や内界を反映させる実体の実力が衰え、毒されていたことにも注目しなければなるまい。
(転載貼り付け終了)
【27】昨日のETV特集、胃ろうの功罪
みなさん、こんにちわ。
ひとりで投稿している状態ですが、ずうずうしくがんばります。
昨日、7月25日の午後10時から、NHKのETV特集、みました?
胃ろうの功罪について、けっこうまんべんなく、実情をレポートしていたので、評価したいですね。
とはいっても、、遅すぎる。。
簡単に言うとこういうことです。
ほとんど社会的には亡くなっているひとが、延命治療によって生きながらえている。そして、それは「社会保障費」として予算を圧迫し、財政が持たなくなってきていると。。
胃ろう(口から食事ができなくなった人にお腹から胃へ穴をあけて栄養剤を注入する治療)が高齢者の生命予後を極度にのばしたのは事実だと思います。
どんなことをしても生きていてほしい。
そう願う家族の気持ちもわからないではないです。
ましてやそれが自分の子供だったりしたら、どうでしょう。。
当然、子供にも不治の病はあります。
でもどうにかして助けたい、そう思う親の気持ちは十分肯定できるものです。
お年寄りはどうでしょうか。
これらはとても難しい問題です。むずかしいですが、むずかしい、むずかしいといって、問題を避けてきた結果日本はとことん、腐ってしまいました。
こんなにやる気の出ない社会もあまりない。。
もちろん、パレスチナとか、アフリカ、東欧の一部とか、もっと悲惨な所はある。。しかし、今の日本の、特に若い人の、まるで活気のないこと、自分の頭で考えようとしないこと、結婚しないこと、子供の少ないこと、、それらはすべて、はっきりいって、その前の世代が自分の事ばかり考えてきたせいだと思います。
東大の女性の先生がおもしろいアンケート結果を公表してましたね。
ようするに医者は警察が怖くて延命治療するのだと。。
あれはね、あたってます。
ほんとそうです。
と言うことは年寄りは警察に感謝しなくてはなりませんね。
会社のコンプライアンスの問題も同じ根っこをもってますね。
こんながんじがらめ社会になったのも、米国様のせいでしょうか。。
そこの仕組みはよくわかりません。。
ただ、司法制度改革とリンクしているのではないかという、予想はありますが。。
まあいずれにせよ、年寄りが日本の財政を圧迫していることだけは間違いない。そして、それにのっかっている医者がいるのも間違いない。
胃ろうの第一人者が、テレビの作為はあるにせよ、倫理的に胃ろうをするのが正しいのか問いかけている。
鈴木先生、私がその解決法を教えてあげましょう。
あなたがその病院を止めて、胃ろう増設を一切やめることです。
。。。。。
じゃ、医者やめろって????
いえいえ、もっと他に解決法があります。
ようは、そうやって年寄りが生きながらえることに年寄り自身の経済力が十分追いついているわけですね。
だから、胃ろうの手術代を自費負担にして、胃ろう増設した患者の、入院費や介護費は高くすればいいのです。これで一気に解決です。
それにしても最近の家族は、医者が「患者様」だとかいっておだてるものだから、ほんと無理難題を押しつけてきますよ。
「食事」
はいろんな病気の末期でとにかく問題になるんです。
これをどーにかしろ、と家族のうるさいこと、うるさいこと。。
不可能を可能にしろと、ほんとうるさい。
最近は自分の親の年金を当てにして、長生きさせろ、という家族も多い。。
特に親が公務員とかだったらけっこうな額の年金をもらえるから。。
若者はこんな世の中でどうやって生きろと言うのでしょうか。。
【26】ある看護士の嫉妬
みなさん、こんにちわ。
いやー、日本の政治は大変なことになりましたねぇ。
ここまでねじれると、もはや政界再編しかないのかと思いますね。
民主党が大負けして最も落胆しているのは、「財務省」だと思いますよ。
だって、これで消費税論議がふっとんじゃいましたから。。各法律も点取りゲームに身をささげる野党の色が入っちゃうでしょう。それらが基本的に「反官僚的」になってしまうのは想像がつきます。
だから小沢さんに再登板してもらうのはある意味当然と思っているでしょう。
フジテレビの評論家も、なにやらきな臭く小沢さんをヨシショしはじめていますよ。。
それでテレビ映りのよい、38歳、京都大学卒、小沢さんのお弟子さん、細野さんを表に建ててイメージ転換させている気がする。
通常、枝野が出るべきだと思うのだが、出せないんだろうなぁ。。
それにしても日曜日のフジテレビの朝の報道番組はひでぇな、政治素人の映画監督に民主党批判をさせて、それをじっときいている細野さん、並大抵の根性じゃありません。
あんたはエライ!
ところで、(この前振りがよけいか。。)
先日、ある看護師さんが怒ってこういう話をしました。
「先生、もうわたし税金払うのばからしい!」
「なんで。」
「だって、患者さん同士で、どうやったら簡単に生活保護費を受給できるか、作戦会議してるんです。障害年金は安いからとったらダメとか言っているんです。」「あの人達、病気に見えません。ただ病院に来て、クスリをもらって、しかも、生活保護費の受給日なんか、うなぎたべたとか、ホテルのランチ食べたとか、自慢してる。」「わたし、子供3人いて、午後3時までしか働けないんです。月に8万円です。主人が働いているのでどうにかなるんですが。。」
そして、最後にぶち切れて。。
「日本は国債発行してますよね。私の子供達の将来、どーしてくれるんですか。罪もない子供達がなんで最初から借金漬けなんですか。」
私は、じっとだまってきいておりました。
あまりに深刻な看護師さんの様子に、ひねくれ者の私でさえ、反論できませんでした。
無論、生活保護だろうが、なんだろうが、人それぞれ事情はあります。。。
過去もあります。。
そして、そこであろう事か、私は、さらに彼女を煽る発言をしてしまいました。
「すべての病院は大なり小なり生活保護受給者をクスリ&検査漬けにして、お金儲けしてんだよ。そこから経営者が自分の取り分をとって、残り物を君たちに分配しているんだよ。。君たちは、ある意味ポチなんだ!」
彼女はぶち切れて、、「◎×◎×。。」
となにやら動物的な物言いをしながら、業務に戻りました。。
彼女は今後どうなるのでしょうか。幼い子供達を抱いて、税収より借金の多い、予算編成しかできないこの国の形。。
この怒りがもっともっと増えて、政治を動かす、、それしかないと思います。
子供達の未来を守りましょう!
【25】医学教育の欠陥
みなさん、こんにちわ。
大雨で大変です。これも森林破壊をしつくした日本の「国土計画」のせいでしょうか。
ハコモノや「自給率」は長期計画で配慮してほしいものです。
日本の小学校で政治、行政をきっちり教える日は来るのでしょうか。。
ところで、さんざん、医療業界の批判をしてきました。
無論、これからもどんどんしますが。。
多くは邪悪な営利を求めすぎる企業の洗脳や犠牲となった結果、この業界が荒れているという主旨でありますが、医者を作る側の、学校はどうでしょう。
わたしも卒業して、あまりに時間が経って現状を詳しくは知りませんが、まあ、はっきり言ってあんまりたいして変わってないようです。
先日投稿したときに、私立大学と国立大学の学費の違いについてお話ししました。あの主旨でいきますと、私立大学は医療専門学校、国立大学はちょっと競争はあるが、大学教授の天下り、わたり、と考えた方がよさそうです。
まず、私立大学の教授になるには、おおよそですが、医者としてそれなりに稼ぐことができないといけません。それは、なにか売りになる技術や名声がないと患者を集められないということなのです。だから場合によっては稼ぎの悪い教授、研究ばかりして、患者をみないやつは切られる可能性があります。あるいは切られないにしても徹底的に乾されてしまいます。
医学部は通常6年制で、規定上は2年は一般教養、3年から専門となっていますが、私立の場合は最初の教養はほとんどスルーです。
だってよ、医学部に入ったのに、生物や物理、保健、体育なんて、また高校生の二番煎じみたいなこと、あほらしくて、できないよな、という意味もあるし、さっさと医療界に入って勉強したいわけだし、国家試験も落ちたくないわけだから、教養課程で時間をつぶしているヒマはないわけです。
ベンツにのって贅沢もしたいし。。
場合によっては付属の看護学校の女の子に手をつけて、若気の至りに邁進するかもしれないし。。
国立はひどいっすよ。。
国立の大学教授って、あれ何してんでしょうね。ちょー偉そうにしてますけど、世界レベルでは箸にも棒にもひっかからないような論文をしこしこ書いて、「俺は大学教授だ!」みたいな態度でいるわけです。
彼らの最大の欠点は、医者としてはまったく不能だということです。
当然ですよね。どーでもいい論文とは言っても、大量に書くにはとても時間がかかる。
患者をみたり、研修医を指導する時間なんてない。
そういう良心の欠落したやつでないと大学教授にはなれないのです。
そして、彼らの思考は徹底的に、「官僚的」「ムラオサ的」です。
総合大学の場合、医学部の教授って、他学部の教授から嫌われる傾向にあるようです。
まあ、確かに威張ってますからね。
たまに学会に行くと、大学教授同士の褒め殺しをよく見ます。
彼らの表情って、独特である種の人種というかそういうのに特徴的な顔つきしているんですよ。
とはいえ、今回の研修システム改革で、地方の国立大学はずいぶんと落ちぶれました。研修医(奴隷)を民間病院にとられたからです。
だから、多少は、医療技術的な意味で魅力がないところでなければ慢性的な医者不足は大学病院も変わらないのです。
ここで、だいたいわかると思うんですけど、いわゆる、医者としての倫理観とか、医療経済のしくみとか、医療と司法の関係とか、最近は若干そういう講座もあるようですけど、まったく足りないんですね。
特に、治療する上での倫理観とコスト、よかれと思って、やっている医療行為が実はそうそう意味がないということ、例えば、心臓の止まった人に肋骨折れるくらい、心臓マッサージして、場合によっては、心臓に注射したり、1個50万もするAED(自動の心臓復活装置、おそらく多くは米国産)をつかって、やっぱこれすごいよね、とマスコミに流したり、、もう止まるよ、無理よ、ってひとに、人工呼吸器をつけて、「1分、1秒でも生かしてみせます。」そして、自己満足にひたる、、なんてことしたり。。
なんでこんなになっちゃったのでしょうか。。
まあ、簡単に言うと、何度でも言いますが、やっぱり企業が、大学教授を陰に陽に洗脳し経済的に依存させているからなんですよ。
薬の治験、学会、、研修医の世話、、接待、、もはや大学教授は製薬会社、検査会社のサポートなしでは生きていけないんですね。
無論、昔みたいに、金だけもらって治験しないとか、そういうインチキするやつもたくさんいましたよ、大学教授の中に。。
それは会社の人も憤懣していたでしょう。。
でもこうした経済主義の浸食が、医療界、ひいては亡国モードを作った罪は大きいと思いますよ。
これが世間知らずの大学にまで及んでいるとことがいかに怖いことか。。
あ、結局、いつもの主旨に戻ってしまいましたね。。
どうも失礼しました。。
【24】混合診療の是非
お、盛り上がっているじゃないですか。
なんか、このところ、自分的には選挙ではらはらどきどきしており、また、民主党が負けて、このさきどーなるのかなぁとか、いろんなこと考えておりました。
まあ、これはいつの時代、国家にもあるのかもしれませんが、現在の日本の政治状況は、既得権益(主に老人)vs新興勢力の争いで、閉塞感を打破するため、自ずと人間集団に備わった新陳代謝のDNAなのかなと思いました。
ですから考えようによってはこのサイクルは止めようがないし、民主党という形ではないにせよ、昨年夏の「革命」後のざわめきがあと20年くらい続くのかなと感じています。
それにしても、若い人たちにはさらに厳しい時代がくるのでしょうね。あと30年後くらいに生まれた方がラッキーだったかも。。
ところで、竹中平蔵さんが、しきりに、「混合診療の解禁」を連呼しております。
ご存じのように日本は、保険診療といって、医療費は、自己負担+税金によって運営されています。
一方で、全額自己負担医療、いわゆる自由診療という世界もあります。わかりやすいのが、美容形成です。
美しく生まれ変わる、、というあれです。
このほかにも、まあ、わたしも詳しくは知らないですが、一部の歯科、ガン治療、小児精神、代替医療、アンチエイジング、骨髄移植、等々、いろんな自由診療があるんです。
ところが、日本の法律では、この保険診療と自由診療を同じ施設ですることはできないことになっています。つまりかならずどちらかの選択をして医療行為をしなくてはならない。
(ただ、現実には大学病院とか一部の施設は、暗黙か何かしりませんけど、混合診療的なことはしてますよ、、研究目的とか何とか言って。だから厳密に守られているわけでもない。)
混合診療とは、この二つを同時やってもよろしいという考えなんです。
これに強力に反対しているのが、日本医師会です。
なぜでしょう。。
建前は、、自由診療にすると、患者の自己負担が増え、ようするに格差医療になってしまうからということなのです。
お金持ちは、高級でF1マシーンのような医療を受けられるけど、そうでない人は、インドのタタ自動車に乗ってくださいということなんです。
「格差だ!差別だ!」
これ今の日本を語る上でいろんな意味でキーワードですよね。
確かに、そう言う一面はあります。
竹中さんが言いたいのは、混合診療の解禁によって、医療に選択の幅ができる、また新しい薬、技術開発が活性化される、すなわち経済が強くなる、、そういう事を、「タテマエ」では言いたいのだと思います。
では企業ははたして、市場解禁によって、本質的な意味での医療技術の向上を目指すでしょうか。
答えは非常にむずかしい。
正直なところわからない。
長期的にはその方向になるかもしれないが、日本市場ではおそらく、30年前に開発された外国の技術が、「新しいお化粧」をして、高く売りつけられるという事態になるかもしれない。
実際、現況でそうなっている薬や検査器具がたくさんある。
だからこそ、現在の企業体質は開発費よりも、宣伝費にお金をかける傾向にある。
悪魔的な言葉で言えば、何度でも言いますが、「医者、患者の洗脳費用>新技術開発費」なわけです。
だからそう言う意味では竹中さんは米国のマリオネットかもしれない。
ただし、日本の企業はいろんな意味で甘やかされてきたのでしょうね。
とてもじゃないが、外人と戦えるほどのパワーはなさそうです。
普段診療していて、国産開発のよい薬というのはなかなか出会わない。
まあ、だからこの際だから、全部解放しちまって、いったん、日本を焼け野原にして、新しく企業を再生した方がいいのかなとも思いますよ。
私自身は製薬会社の極端な干渉が避けられるのなら混合診療もいいかなと思いますよ。
差額ベットなんつうのもある種の混合診療ですよね。
あれは不思議なことに、規定がなにもないんだな。
では、また!
悩ましいですね。
かつて日本が内側から変わった歴史というのはないのでは。。
【23】自分の権利は自分の責任で選択することです。
多島 (夜の航海)様へ
参院選挙の応援などで東奔西走しているあいだに、この掲示板を見落としておりました。
超保守王国(前回の比例区での自民党の得票率日本一)である当県において、今回の参院選で小沢先生の秘書の方々に最後まで支援していただいた友人を国政に送り出すことができず、今は無念ですが、同士である友人も3年後の捲土重来を誓ってくれました。
私自身も、今日から次の参院選が始まっているつもりで、さらに信頼と深い人脈を育てていきたいと思います。
多島様のご意見に関しては医療面の問題に限定してお答え致します。
多島様は{開業医のことや漢方のことなど、真面目に医療に携わっている方々から すると「悪い面ばかりを強調するな。余計なお世話だ」}
と書かれておられます。
私は「余計なお世話だ」と言っているのではありません。
治療家でない皆さんにもマンガなどの漢方入門書でもいいから、東洋医学の書物やメディアに触れたり、公開講座などに参加されたり、治療家の門をたたいたりして見聞と実体験を深めていただきたいのです。その上で本音で意見交換など、気軽に交流できる場ができたらいいと考えています。
まずは、実感しなければ悪い面も見えてきません。
多島さんのもう一つのご意見{誰かが「やっぱりこれはおかしい」と言い出さなければ、たとえば乳がんにおけるハルステッド手術のように、いつまでも意味なく盲目的に続けられるのではないでしょうか。}について。
当院にも乳癌の患者様がいらしゃいます。私自身が乳癌になれば手術を含めた3大標準治療はしないと思いますし、当院ではがんの手術や抗癌剤・放射線治療は行っておりません。
他院でこのような侵襲的治療がすでに行われていても、あくまで選択権は患者本人にあるので、自分の家族でなければ基本的に他院の治療に干渉はしません。ただ自分の出来うる最大限の治療のサポートに専念するだけだと思っています。
ある治療が意味があるか、善か悪かは、それぞれの局面で解釈も変わり、治療家や患者の当事者でないとわからないかもしれません。
以前もお話した「インフォームド・コンセント」とは患者が自発的に治療を選択できる患者自身の権利です。ゆえに治療家は「自分に都合のいいエビデンス」を盾にして患者を自分の得意な治療だけに扇動や包囲をしてはいけないし、治療される側も「この治療はどうもおかしい」と感じたら、いったんその治療家との距離をおかれて、別の治療法なり違う分野のセカンドオピニオンを求められたらいかがでしょうか。
【22】メルマガを貼り付けた本当の理由かも
ぼくは間違いか間違いじゃないかは分からないけどそうなのかなって思ったんです。
ぼくはほんとの事を書くと自分の為にメルマガを貼り付けたんです。みんなに見せるためじゃなくて自分がそのメルマガの文で勉強するためにです。自分が忘れないためにです。ここを使わせてもらったんです。ぼくの健康のためにです。