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Loginはこちら【177】[192]エジプト人 女性タレントの FiFi(フィフィ)さんのブログの文章を転載します。
副島隆彦です。 今日は、2011年2月19日です。
今も続いているエジプトの国民民主革命 の進展を私は気にしています。 昨日18日も、カイロで、タハリール広場で100万人規模の集会が行われて、「ムバラク辞任を祝う国民集会」として成功したようです。ただし広場を包囲して要所に配置されている軍の戦車隊との緊張関係は続いているようだ。事態は、実際上の軍事政府(ミリタリー・ガヴァメント)の統治になっていて、憲法は停止( だから、これを戒厳令 marital law マーシャル・ラーという)されている。
どうやら、昨年(2010年)の9月ぐらいに、ジュリアン・アサンジュ氏のウィキリークスが公開した米政府の外交文書で、アメリカ政府(国務省)が、ムバラク政権の腐敗をひどく貶(けな)していていることがエジプト側に分かって、ムバラクおよび軍のトップたちが、アメリカ政府に強く抗議して、それまでの信頼関係に大きな亀裂(ケンカ状態の突入)が入ってしまった、ということが、背景にあるようだ。ヒラリー国務長官がこの時期にひどく焦った表情をしていた。 彼女が受けた打撃が一番大きかったようだ。オバマを押し退(の)けて自分が次の大統領選挙に出る準備に相当の遅れが出た。
エジプト国民は、これから先、今の軍事独裁政権(臨時だと言い訳している)から、どれほどの政治弾圧や 謀略が仕掛けられても、じっと我慢して、次の大統領選挙 と議会選挙で、整然と自分たちの代表を選ぶのだ、という覚悟のようである。 民衆暴動 と 激しい街頭闘争だけからは、新しい秩序は生まれない。無残に終わった20世紀のロシア革命 や中国革命などの世界歴史の教訓から、人類は、今、「国民の自覚による政治」という新しい思想を手に入れつつあるのだ、と、私は思う。
それは奇しくも、日本で小沢一郎という優れた政治家が、私たち国民に熱心に説いている新しい政治思想と同じであるように、私には思える。 要約すれば、「福祉の問題も、外交(軍事)の問題も、国内のあれこれの問題も資金(予算)のこともあるから簡単ではない。私たちが念願する小沢一郎政権が出来ても、それらはすぐに解決することはない。
(副島隆彦注記。ただし官僚支配 を打ち倒すことだけは、このことだけは、日本国民の決意で出来る。お金もかからない。彼らの特権を法律改正ですべて奪い取ればいい。それが公務員制度改革だ。これだけは出来るし、必ずしなければいけない。 )
だから、国民の自覚で、新しい政治を選択して自分たちの真の代表に困難な諸課題の決断を任せる、という政治にならなければならない」 ということだ。これが小沢一郎からの私たちへの大切なメッセージだと思う。
期を同じくして、まさに 世界各国でそれぞれに新しい国民の自覚 というものが生まれつつあるようだ。これに期待することが私たちの次の世界への希望だ。 革命的な動乱の中から次の体制(秩序)が生まれて行くのだが、それは賢明な国民の自覚と判断によるものだ。どうせその次に来る我慢しなければ済まない諸現実は、現実として私たち国民が、受け入れて行かなければならない。
それが小沢一郎政権 あるいは、その あとに続く 再度、2009年8月のマニフェスト(国民との約束)に戻る 清新な国民多数意思に基づく政権の姿だ。だから、目下、小沢一郎が余裕をもって実際に実行しつつある国民革命の次の段階に、私たちもさっさと到達しなければならないのだ。
私が、今日、以下に転載する文は、エジプト人女性で日本で活躍する
FiFi(フィフィ)さんというタレントの文章です。 一読してすばらしい文章だと、誰もが思う。彼女の日本文は、西欧(西ヨーロッパ)の知識人が書く文章のレベルに達していて、たいへんバランス感覚があって、説得的で、かつ他者に寛容であり、読む人の胸を打つ。非常に頭のいい人だと思う。私たち日本人も、こういう穏(おだ)やかで芯の強い文章を書けるようになりたいものだ。
http://ameblo.jp/fifi2121/entry-10799236364.html
このFiFi さんの文は、ここの重たい掲示板に、2月10日ごろに私たちの会員が貼り付けてくれたURLから、私が辿(たど)って、そして、4本だけを ここに勝手に転載します。 FiFi さん、もし ご迷惑でしたらそのように連絡して来てください。すぐに削除します。 現下の祖国、エジプトでの国民革命の様子を、これほどに正確に、エジプト人自身の目から私たち日本人に、分かり易(やす)く伝えてくれている文は、他には見当たらない。
私は、このエジプト人女性タレントのFiFiさんが、エジプト・タロット占(うらな)いをするのを、テレビで一回だけちらと見たことがある。
彼女の以下の エジプト革命 への熱い共感の報告の文章に中でも、特にすばらしく、大変勉強になったと、私が自分で勝手に思った個所は、この文を、まず皆さんに読んでいただいてから、その後(あと、うしろ)に書きます。
(転載貼り付け始め)
エジプト人女性タレントのFiFiさん の ブログ から
http://ameblo.jp/fifi2121/entry-10799236364.html
2011-02-13 01:00:25
4. エジプトの夜明け 明日への一歩
そもそもエジプト人で天気予報を気にする人なんていない。日本だと「おはよう」の後の会話のネタに困ると今日の天気を話題にする。だってエジプトは毎日晴れなんだもん。
だけどタハリールの映像を見てお気付きの通り今の季節は結構寒い。日本と同じ北半球に位置し、今はエジプトでも冬なのだ、こんな時になにを呑気なこといってんの?って、何が言いたいかというと、この革命が成功した要因には天候ってのも大きく関わったのではと思うわけですよ。だってそうでしょ? 日本でやってたら雨だの雪だので、二週間近くもテント張って居続けるなんて厳しいでしょう。
あのタハリール広場をデモ隊で占拠し続けなければ革命は失敗に終わることをわかっていたし、その先に今まで以上の 制圧 が待っていることはわかっていた。タハリール広場を軍にあけわたしてしまうことは革命の失敗を意味するようなものだ。しかしながら軍が国民に危害を加えなかったのは、自国を守るための軍が国民に手出しはしないとゆう信頼関係からだけではない。
エジプトの軍隊は 上層部を除いては徴兵制度で召集された若者によって構成されている。しかもその若者は 知識人であれば軍隊、満足に教育を受けてない者は警察 と振り分けられる。そのため軍隊の若者たちは、デモ隊の若者と同じく政治の仕組みを理解していて、その腐敗政治に不満を持つ若者の行動に共感していているわけで。立場が違えど同じ考えを持つ若者たちが国の命令で国民を抑え込めないことくらい政府もわかっていたのだろう。
一方警察に課される任務は とにかく厳しく手加減なしに人々を取り締まること、無知であるがゆえにその命令を疑いもなく遂行してきたのだろうが、そのせいで警察は「政府の犬」と国民に揶揄されてきた。まぁ、エジプトはアメリカの犬だったわけだが。
大統領辞任のアナウンスを新聞が掲載したことで我々エジプト人は革命の成功を確信した。今まで国民の側に立ち国民の求める政治記事が掲載されることなどなかったのだから。
そして、人々は意外にも冷静だった。革命を祝う人々はお祭りムードの中にもこれからのエジプトを考え行動しようとゆう意志を忘れてはいなかった。 いまだかつてわたしはエジプトの人々が自らホウキを持ちゴミを片付ける姿を見たことがなかった。国民は自分達が政府を変えられない事でこの国の未来を諦めてきた。自分の国をきれいにする事にすら意欲を失っていて、恥かしながら観光の国でありながら街はゴミだらけ、エジプト人の誇りを取り戻せずにまさに埃まみれになっていたのだ。わたしは人々が街を綺麗にしようとゆう姿勢にこの国を自らの手で変えられるとゆう自信を得て、エジプトの未来に夢と希望を託していることを実感した。
民主化支持の意思表示を見せエジプト国民に歩み寄ろうとする一方で、次なる政権でもなお、アメリカの国益を守ろうと企てるアメリカの矛盾はエジプト国民に見透かされていた。そもそもこの親米(しんべい。 副島隆彦注記。アメリカに親しみを覚えアメリカ側に着くという政治的な立場のこと)で私たちは長年苦しんできたのだから。彼らにそれを指揮する隙を与えなかった。
今までだって人々は貧しかった。5兆円 以上とも言われるムバラクの資産。国民を裏切り続けてまで作ったへそくりはアメリカからのご褒美。国民はその恩恵を受けることなんてなかった。
今回のデモでエジプトの経済はさらにダメージを受けたのだろうが、我々国民は慣れっこだ! それよりも、食うに困る人々もいるこのエジプトでムバラクの策略になびくことなく目の前のパンより明日の自由のために人々が一丸となって訴え続けたことにエジプト人としての誇りを感じる。少数のムバラク派と名乗る者達 が現れたもののその信念の無い行動は力を生むことはなかった。(ムバラク支持派の正体)
エジプトはエジプト国民によって歴史を変えることに成功した。我々はそれに至るまで三千人の負傷者、三百人にも及ぶ死者という犠牲を払ったことを決して忘れない。
命と引き換えに政府に立ち向かった彼らはその歓喜の瞬間を目にすることなく亡くなった。彼らの雄姿をわたし達はあのタハリール広場で称え続けるだろう。革命の余波はさらにその勢いを弱めることなくアラブ全域に広がろうとしている。
何よりガザの人々(副島隆彦注記。パレスチナ人たちで、ガザ・ストリップと呼ばれる地中海岸の細長い地区に住む )がエジプトの革命を祝福している映像を目にして止めどなく涙が溢れ出た。 アラブの裏切り行為とも言われる平和条約の下で、私たちは同じアラブの民が虐殺して(されて)いる姿を目の当たりにしながらもムバラク政権下でそれになす術が無かった。それはどれだけでも私たちのプライドを傷つけてきた。
実体なき和平の上に存在する大国のための平和条約 など誰が望んだだろうか? エジプトはパレスチナを見捨てていないことを彼らは信じていてくれた。本当の平和はそんな名ばかりなものなんかじゃない、パレスチナに明るい未来が来る日は容易ではないが、私達は彼らのためにその一歩を歩み出したんだ。待っていて欲しい。
記事を読んでくださっている皆様へ。応援や祝福の多くのメッセージ、胸が熱くなるばかりです。心から感謝しています。次の記事でその想いなどをまとめさせて頂きます。
2011-02-05 03:10:21
3. エジプトの夜明け?国民の想い
エジプトにイスラム政権が誕生することへの懸念とか、ムバラク退陣後の新政権の樹立についてだとか、そもそもなんでアメリカが口を出すんでしょう。確かにエジプトは中東に置いて重要な役割として位置付けられてたから分かりますが、コメントするまでならまだしも、なぜ今後のエジプトの新政権樹立にアメリカが関わろうとするの? 関わるどころか今まで通り主導していこうとしてますからね。エジプト国民が何に対して怒っているのかぐらいわかってるはずでしょ、変革を求めてるんですよ。
チェンジですよ、チェンジ! オバマ大統領があれだけ選挙の際に繰り返した『CHANGE』なんです。エジプトが変わっちゃうと不都合ですか? 表向きには国民を応援しているように見せていますが、もしそれが真意なら今までのようにエジプトの政治に口をはさむべきでは無いはずです。エジプト国民はエジプト人のためのエジプトをつくりたいのですから。
イランはイスラム政権ですが目立って反政府運動がおきてはいませんし、最近のアラブ各国での世論調査でも ムスリム同胞団 に対する支持は80%を超えています。本当に危険な集団であればこれだけの支持が得られるでしょうか?
そもそもテロリストがいなくなって一番困ってしまうのはアメリカなのではないでしょうか? テロ撲滅の名目で戦争や攻撃を正当化出来たし、国内の武器産業も潤った。エネルギー有り余るアラブの若者たちを不自由な中に閉じ込めて彼等の主張も虐げ、テロリストを産むような構図をあえて作り上げ、テロの連鎖を引き起こしてきたのはアメリカ自身ではないでしょうか? むしろ中東が丸く収まってしまうことのほうが問題なのでは?
いつも中東のどこかに火種を抱えていて、その危うさで世界中の人々の恐怖心を煽ってきたじゃないですか。こんな簡単に世界が情報交換できるご時世に湾岸戦争やイラク戦争でやってきたような情報戦術でコントロールできると思ってるんですか。携帯からでも、その国の現状を、真実を誰でもが簡単に世界中に配信できる時代なんですよ。 大相撲の八百長もそうですが、今までならうまく隠せていたものが、そうゆうわけにはいかなくなるんですよ。Wikiリークスだってそう、賢いハッカー達がいくらでもネットワークに入り込んでヤバいネタ掴(つか)んでは嘘を暴きますから。
ところで、ムバラク支持派は外国人ジャーナリストを襲撃したり、無理な情報操作を試みたり、イメージを悪くするだけの動きをみせて、ムバラク自身最後のあがきのように大統領の座に粘り続けるのはなぜでしょう? これはあくまでわたし個人の見かたですが、自分の資産を整理するのに手こずっていてそれまでの時間稼ぎなのではと思うのです。ここは驚くところですよ! ムバラク一族の総資産は3~5兆円とも言われています。億じゃないですよ 兆です。
今政権が変われば腐敗政治でせっせとこしらえた資産は新政府によって差し押さえられかねませんよね? そりゃあイメージもへったくれもないですよ! 何としてでもそれを整理したいんでしょうね。それだけの資産を整理するのにはやはり9月までかかるってことだったのかなぁ~と思うわけですよ。
連日ニュースの中で映し出される風景はタハリール広場のまさにデモの様子なので、エジプトにいる人々は大丈夫なのかと心配されてる方も多いでしょう。大手のスーパーは営業していませんが個人商店は営業していますし、なにしろこれは戦争でも無いので経済封鎖や攻撃を受けて街が破壊しているなどとゆう状況ではありません。ですから目的が達成できるまではデモが衰退して行くとゆうことも考えにくいです。ネットと電話が復旧し人々は平常の生活を取り戻そうとはしていますが、役所がらみは再開してませんので仕事も滞っています。その為なす術も無い人々で、例えば喫茶店などが混み合っているそうです。
今後は誰が政権を握ると思いますか? なんて尋ねられるけど、今のところその候補が現れないのではと思ってますよ。タイミング的には今出ない方がいいです。今出ても人々は冷静にその人物がふさわしいのか判断出来ませんよ。人々はこの長年のあいだ行われてきた見せかけ選挙ではなく、真っ当な選挙の下自分達の指導者を選びたいと思っています。また、今誰かに出てきてもらうと反政府運動が複雑化します。
エジプト国民が今求めているのは、国民の信頼を失ったリーダーとその腐敗した政権を倒すこと。国民対政府!このシンプルな図式を下手に複雑にすることはそこに邪魔が入る隙を与えかねないですからね。今の状態で訴えるのが良いでしょう。
私は今日もブログに自分の思いを綴りましたが、今までならタレントという立場からもハッキリと明言することをためらっていたと思います。はじめに投稿した『~新たな一頁へ』は今後の仕事の心配もしつつ言葉を選んで打っていました。
でも、今はもう迷わない! →どこかで聞いたことあるフレーズ。読んでくださってるみなさんがわたしに勇気をくれました。 私は命と引きかえに、そのリスクをかえりみず母国の為に、またアラブの為に、叫び続ける彼らの為にもあきらめないと決めました。彼らの起こす革命を世界中が注目しているんです。彼らのメッセージをわたしが日本で伝えていきたい。それがわたしのできること。
今の時代、1人の人間が社会に影響を与える事だってできるんです。ほら、その証拠にこのブログを多くの人が読んでくれている。そして、みなさんは自国の為に何を想いますか?日本の未来の為に今なにが出来ますか?
2011-02-03 13:23:34
2. エジプトの夜明け?ムバラク支持派の正体
(何卒、今回の記事も携帯で打って投稿してますので読み辛いとは思いますが、ご了承ください。)
なぜ今頃になってムバラク支持派がメディアへのアピールを始めたのか。
ムバラクはこの長きにわたる独裁政権において今まで副大統領とゆうポジショニングを設けてこなかった。これはムバラクの前のサダト大統領(これまた親米政権)が 軍のクーデターによって射殺されたのだが、副大統領を含めた幹部の陰謀によるのではないかとの見方があり、自分も同じように暗殺されることをおそれてきたから。
それが今回のデモを受けて1月29日、突然スレイマンという人物を側近として副大統領に任命した。このスレイマンという人物は何を隠そうエジプトの秘密警察を束ねる内務省長官でCIAとの繋がりも深い、もうお気付きだとは思いますが、そう、デモが開始され一週間以上も経つこの時期になぜ、突然ムバラク支持派が現れた謎がとけますよね? しかもこの数日アメリカとスレイマンが電話でやりとりもしているこのタイミングに。日本のメディアでも触れていますが、ムバラク支持派の人が秘密警察のIDを所持しているとの情報がありますが、つじつまが合うわけですよ。
ムバラク反対派が100万人越えでデモしている中にだれが好きこのんで突っ込んできますか? はぁ、本当にエジプトの政治は腐敗している。自分の支持なんてものは金で買えると信じてるんですよ。まぁ、実際これまで賄賂で回してきた行政ですから。それがこんな時に露骨にでちゃうと、世界にその汚職の仕組みを見せているようで情けないですよね。
なんだか ムバラク支持派の持っている真新しい垂れ幕やプラカードは個人が作ったとは思えないクオリティだったし、何よりムバラクの写真うつりが良すぎだし。本人がチョイスしちゃってんのかなと思わせるほどで。
blogを読んでたくさんのコメント頂きました。これだけの反響をみると、いかに日本の情報が人々のニーズに沿っていないのか、また、みなさんが世界情勢を知りたいという気持ちが強いのかを感じるわけです。頭ごなしにこの国の人は国際政治なんて関心ないなんて決めつけて、低俗な話題を垂れ流しにしているメディアは、それ自体がいずれ国益に何らかのダメージを与えかねないという事を自覚して頂きたい。
今日本人が求めているのは、国内だけの問題では無いはず、海外の動きもみて、自分達の今後を見極めて行きたいのだと思う。
2011-02-03 00:50:03
1. エジプトの夜明け?新たな一頁へ
エジプトもいよいよ始まりましたね。どうしてこのタイミングで って、その最大の引き金となったのはチュニジアのジャスミン革命の成功でしょうね。
エジプトはアラブのリーダー的存在なんだとゆう自覚が強いですからね、チュニジアに出来て、自分達にできないなんていうのはプライドが許さないでしょう。そもそも、Wikiリークスによるチュニジア上層部の贅沢三昧の暮らしぶり暴露がきっかけで起こったこのジャスミン革命、革命に至るまでにtwitterやFacebookでデモの呼びかけが行われるなんて、皮肉ですよね、エジプト革命も同じですが、アメリカで生まれたソーシャルネットワークを駆使して、結局 親米政権を打倒しようとアラブの人々が団結したのですから。
でも、まぁ起こるべくしておきた革命なんですよね。だいたい三十年も政権を握ってる大統領がいる事自体が不自然なんですから。物心ついた時からずっとムバラクでしたよ。しかも、街の一角に掲げられた大統領の写真はたぶん就任当時の物から変わってないと思う。83歳の割に若く見えるのは何度となく繰り返された整形と、下からのライティングのおかげかとおもう。
そもそも、日本でまともにアラブを解説してくれるような報道は今までも少ない、そしてこの場に及んでも、アラブの情勢をうまく伝えられる報道機関が無い訳で。アラブについて研究してる人は少なく無いはずなのにね、なんで、なんにでも解説するような人にコメントさせてんの? 信用できる情報ではないですよ。
私の母が日本で国際政治の博士号を取ってまして、わたしも少なからず母の影響をうけて育ちましたので躊躇する事なく言わせていただきますけど、そもそもこの革命、エジプトの民主化運動なんて言葉で軽く繰られても、それでは深いところは読めませんよ。
エジプトは他のアラブ諸国に比べたらただ一点を除いては不自由なく生活している国ですからね。はっきりいいましょう、ムバラクは確かに長年政権を握ってきたので独裁政権です。しかし、それはアメリカの作った親米政権による独裁であるわけで、国民はその親米による独裁に憤慨しているのです。
それはなぜ独裁政権である同じアラブの隣国リビアではこの時期に革命が起きないかとゆう理由が物語っています。要するに民主化を求めているならリビアでも同じように革命が起こっておかしくないですよね? つまりこれは民主化運動とは違うんです。親米政権にウンザリなんです。リビアはちなみに反米政権です。
エジプトは対外的に良い面をしていますが、本当に外国人ばかりが優遇されていて、国民は虫けらのように扱う国です。極端な話、外国人の方が仕事に就きやすくてエジプト人はあぶれてる なんてこと、ほんとに過言ではないくらい。わたしもいく度となく大使館で不快な思いをしています。大使館に働いている外国人スタッフは高い給料をもらっていながらエジプトのために積極的に働いてもいない、それを嗜めると、エジプト人スタッフが外国人をかばい、同じ国民をバカにする。
エジプトの政府の態度がまさにそれ。そんな事があたりまえの国だったんです。だからそれに不満を持ち度々旅行客を狙ったテロも起きたんです。エジプト政府に、海外ではなく、国民に目を向けて欲しい、または今の外国に媚び売る政権にダメージを与えるためにテロが起きていたわけです。
今回のムバラク政権後、はたして誰がリーダーになるのか、いちばんかたずをのんで見守っているのがアメリカでしょう。けど、なんてたって、デモを抑え込んでしまったら各国の民主化を進めよと非難し攻撃をしてきたこれまでの姿勢に矛盾がおきますから、ヒヤヒヤしながらも民衆を支持するなんて心にもない態度しちゃって。その見返りに反米政権が誕生しようもんならどうしましょうと心配で仕方ないでしょうね。
野党であるムスリム同胞団の事が度々メディアで紹介される際に、この同胞団を過激派とイコールに誤解して解説する人がいますが、ちゃんと勉強した上で話をしていただきたい。それに足元すくわれて知識の無さが誇張されてしまいますよ。日本語でもアラブの政治の本を読めば書いてあるが、ムスリム同胞団は孤児院や病院などを設立し古くから民衆をサポートしてきた団体、組織であって、過激派とは全く異なる。むしろムスリム同胞団をアルカイダ などのように扱って世界にその誤解を広めたのはアメリカ。その方がアメリカに取って都合がよかったから。
イスラムはテロだ、アルカイダ などとゆう単純かつ幼稚な思想をメディアを駆使して無知な人間に植え付けたことで、アラブの立場を窮地に追いやり、中東での立ち振る舞いを世界に納得させてきたんだから。 まぁ、でもそんなアメリカのパワーバランスももう崩れてきているわけで、その証拠にいまアラブの火薬庫から次々に噴煙が上がっているにもかかわらずそれを消火できずにいる。わたしはまさに世界地図が描き変えられる瞬間を目にしているようで身震いの連続なわけだが。
今まさにミダン・タハリール(解放の広場)で100万人にも及ぶ民衆が新たな歴史の一頁を塗り替えようとしている。わたしはこの人々を見るとき、わたしの生まれる前ではあるが、かつて記録映像で見たナーセルの死を悼む群衆と重なった。あの時と目的は違えど、エジプト国民が一つになった事がどれだけの重みを持つのか、今この時代に、これだけの人間が情報を遮断されてもなを一つになれる事がどれほどの意味を持つのか、世界中に問いかけているようでならない。
最後にエジプトに旅行にきたにも関わらず観光もできる状態ではなく、さらにはホテルに缶詰、空港で足止めとなった方々には大変心を痛めています。帰国されたあるご婦人が、『またしばらくして落ち着いたらエジプトに行きたいです』と空港でインタビューに応えてらっしゃいました。その言葉はエジプトにとってどれだけの勇気と励ましであるでしょう。感謝の気持ちで涙がこぼれました。
エジプトを愛して下さる方々のためにもエジプトは生まれ変わって自らの力で立ち上がりもう一度みんなが訪れたい国にならなきゃなと思うわけです。エジプトを愛して下さる日本の皆さんほんとに有難うございます。
現在、エジプトには母と妹が里帰りしています。母はこの歴史的な瞬間の経緯をエジプトで見守りたいという事なので予定を変更してしばらく日本には戻らないそうです、といっても、空港がパンクしてますし。ネットはまだ遮断されていますがようやく携帯も繋がり通話状態は良くないですがなんとか連絡が取れるようになりました。一日も早くエジプトに平穏な日々が戻るよう遠い日本から願うばかりです。これ以上人々の血が流れることがありませんように。
http://ameblo.jp/fifi2121/entry-10799236364.html
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。 皆さんも、一読してお分かりでしょう。このエジプト人女性タレント女性FiFi は本当に頭がいい人だ。私は、彼女の文から、たくさんのことを学んだ。
日本のテレビ局は、彼女に エジプトの国民革命のことを話させるべきなのだ。それが出来ない、ということは、私たちのこの日本国は、強い言論統制、報道管制、思想統制、国民への生活統制が行われている国だ、ということである。
私は、上記の FiFi さんの文から、自分が一番、感動した個所を抜き出して、以下に貼り付けるだけにします。これ以上、余計なことを書く必要はありません。
副島隆彦拝
(1)「 いまだかつてわたしはエジプトの人々が自らホウキを持ちゴミを片付ける姿を見たことがなかった。国民は自分達が政府を変えられない事でこの国の未来を諦めてきた。自分の国をきれいにする事にすら意欲を失っていて、恥かしながら観光の国でありながら街はゴミだらけ、エジプト人の誇りを取り戻せずにまさに埃まみれになっていたのだ。わたしは人々が街を綺麗にしようとゆう姿勢にこの国を自らの手で変えられるとゆう自信を得て、エジプトの未来に夢と希望を託していることを実感した。」
(2) 「 今後は誰が政権を握ると思いますか? なんて尋ねられるけど、今のところその候補が現れないのではと思ってますよ。タイミング的には今出ない方がいいです。今出ても人々は冷静にその人物がふさわしいのか判断出来ませんよ。人々はこの長年のあいだ行われてきた見せかけ選挙ではなく、真っ当な選挙の下自分達の指導者を選びたいと思っています。また、今誰かに出てきてもらうと反政府運動が複雑化します。」
(3) 「 私は今日もブログに自分の思いを綴りましたが、今までならタレントという立場からもハッキリと明言することをためらっていたと思います。はじめに投稿した『?新たな一頁へ』は今後の仕事の心配もしつつ言葉を選んで打っていました。
でも、今はもう迷わない! →どこかで聞いたことあるフレーズ。読んでくださってるみなさんがわたしに勇気をくれました。 私は命と引きかえに、そのリスクをかえりみず母国の為に、またアラブの為に、叫び続ける彼らの為にもあきらめないと決めました。彼らの起こす革命を世界中が注目しているんです。彼らのメッセージをわたしが日本で伝えていきたい。それがわたしのできること。」
(4) 「 野党である ムスリム同胞団 の事が度々メディアで紹介される際に、この同胞団を過激派とイコールに誤解して解説する人がいますが、ちゃんと勉強した上で話をしていただきたい。それに足元すくわれて知識の無さが誇張されてしまいますよ。日本語でもアラブの政治の本を読めば書いてあるが、ムスリム同胞団は孤児院や病院などを設立し古くから民衆をサポートしてきた団体、組織であって、過激派とは全く異なる。むしろムスリム同胞団をアルカイダ などのように扱って世界にその誤解を広めたのはアメリカ。その方がアメリカに取って都合がよかったから。」
(5) 「 最後にエジプトに旅行にきたにも関わらず観光もできる状態ではなく、さらにはホテルに缶詰、空港で足止めとなった方々には大変心を痛めています。帰国されたあるご婦人が、『またしばらくして落ち着いたらエジプトに行きたいです』と空港でインタビューに応えてらっしゃいました。その言葉はエジプトにとってどれだけの勇気と励ましであるでしょう。感謝の気持ちで涙がこぼれました。
エジプトを愛して下さる方々のためにもエジプトは生まれ変わって自らの力で立ち上がりもう一度みんなが訪れたい国にならなきゃなと思うわけです。エジプトを愛して下さる日本の皆さんほんとに有難うございます。」
引用 終わり。 副島隆彦拝
【176】[191]前阿久根(あくね)市長 竹原信一(たけはらしんいち)氏への 検事取り調べ の 様子が映像になっています。
副島隆彦です。 今日は、2011年2月17日です。
http://www.youtube.com/watch?v=tx75zOE4b0k
上記の ユーチューブの画像を 見てください。
鹿児島県の 阿久根(あくね)市という 自治体の市長をしながら、公務員(市役所の職員たち)が、どれほど怠慢であり、かつ高い給与をもらっているかを、サイトに公表して、大騒ぎになった事件があります。
田舎の住民(市の市民)たちの年収が、この20年間続く不況(デフレ経済)で年収が200万円ぐらいになのに、市役所の公務員たちは600万円とかもらっていることを、270人の職員の全員(名前は伏せて)の給料を公開した市長がいます。
それが、竹原信一(たけはらしんいち)氏です。 以後、大騒ぎになって、
この「住民(市民)のために闘う市長」は、あちこちから大変なバッシングを受けて来ました。 「地方自治、地方自治 」と言いながら、その実質は、自治でも何でもない、腐り果てた 地方行政が、全国で続いています。
その風穴が、再度の名古屋市長選(2月6日)で、河村たかし氏が、66万票の大量得票で開きました。名古屋市民は、腐敗しつくして来た 名古屋市(議)会や名古屋の公務員たちに対して 怒っています。
以下に貼り付けますユーチューブに、前阿久根(あくね)市長 竹原信一(たけはらしんいち)氏 への 検事による任意出頭での取り調べがあり、その 様子が映像になっています。貴重な映像および録音だと思います。 どうぞ熱心にご覧ください。
副島隆彦拝
(転載貼り付け始め)
「 鹿児島県 阿久根(あくね)市 前市長・竹原信一(たけはらしんいち)氏への 鹿児島地検川内(せんだい)支部の検事による取り調べ 2011年2月13日 の 様子 のユーチューブ」
http://www.youtube.com/watch?v=tx75zOE4b0k
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦拝
【175】[190]中国の内蒙古から(フフホト通信)
中国の内蒙古の石井でございます。
暫くご無沙汰しておりましたのも理由がございます。
こちら中国では、2月2日(大晦日に当たる)から「春節(正月のお祭り)」を盛大に祝います。それでも近年、北京や上海といった都市部では、恐らく1週間から10日あまりで、その都市機能を回復していると思われますが、地方に行けばいくほど、田舎に行けばいくほど、長期に亘ってお祝いをするようです。
例年、この時期にはインターネットの調子がおかしくなります。メールの送受信がしくにくくなったり、スカイプの音質が落ちたり、携帯電話の海外へのアクセスがしにくくなったり、といった具合なのですが、今年はインターネットの具合が非常に悪く、ヤフーやその他日本のホームページ関係(外国のサイト)へのアクセスが制限されている様なのです。
私は、メールをヤフーに依存しておりましたが、ヤフーのメールサーバーにアクセスできないものですから(2週間も)、ついにグーグル(gmail)経由に設定変更して何とかメールのやり取りが出来るようになりました。
これは本当かどうか判りませんが、2月10日のモバイル向け「時事通信」によると、例のエジプトの民衆蜂起に、北京政府が随分と気を揉んでピリピリしている、というのです。
というのも、その大規模デモの勢いが中国のネットユーザーに飛び火しないか、ということのようなのです。
真相がどうなのか判りかねますが、西暦の年末以降、俄かにネットへの接続が厳しくなってきて(中国国内のアクセスは問題無し)、旧暦の年末年始がピークだったように思います。
先にも述べましたが、
・ヤフーメールが全く使えない(メール操作画面どころか、ヤフーIDの入力画面すら表示されないことがある)。
・インターネット検索は出来るが、実際に検索された個々のページにはアクセス出来ない。
・ちょっと重たいサイトは(ヤフーのホームページ含めて)、全くアクセス出来ない。
・スカイプにログイン出来ない。
と、このような感じです。去年から中国のネット人口が急激に増えてきていますから、ただ単に、中国ローカルから海外へのインターネット経路の帯域不足であるだけなのかもしれませんが・・・。
インフラの爆発は、何もネットに限ったことではありません。道路も飛行機も列車も非道い混雑状況です。「お正月だ!お正月だ!お金持ちも貧乏人もとにかく家に帰ろう♪」みたいな内容の童謡があるくらいです。更に、一昨年の年末には、この帰省ラッシュの状況を面白おかしく描いた映画まで上映されました。
例えば、列車のチケット予約は通常3日前から出来ます。ここ内モンゴルのフフホトから北京に行く(およそ500kmの道のり)夜行列車は、晩の9時頃に乗りこんで、明け方7時前に到着する、というとてものんびりしたものなのですが、チケットの値段が安いもの(一番安い普通の腰掛け席で1000日本円程度)ですから、地方から都市部に働きに出ている工員の帰省手段は、この列車に集中します。
今年から、このチケットの予約をある程度分散して行える(実は今まで、基本的に出発駅でしか購入出来なかった)ようにシステム変更したようですが、それでもチケットを買い求める帰省客が徹夜泊まり込みで長蛇の列を為します。年末年始の風物詩というにはあまりにも大変な(過酷な)行事です。
新幹線や飛行機といった、公共交通機関はどれも似たり寄ったりの状況です。
http://j.people.com.cn/94638/94659/7285128.html
↑これは、ここ呼和浩特(フフホト)の正月の飾り付けの様子です。この他、家の玄関や室内にも、やはり正月専用の飾り付けを行います。中国映画で御馴染になりましたが、中国の家の玄関には「福」の文字が必ず貼り付けてあります。この飾りは年中貼り付けていますが、正月前に新作に取り換える習慣なのです。
また、ここ呼和浩特では大晦日の晩に、街の到る所に石炭を積み上げたキャンプファイアを作ります。底辺1.5m×高さ1m程度でしょうか。街の中央広場の中には、10m間隔で並べられています。神様の迎火の意味合いがあるようです。ボーと燻る石炭の小山の群れは、それはそれで荘厳な雰囲気です。
爆竹や花火に至っては、凄いを通り越して非道い、と言った状況です。
大晦日から新年に切り替わる23時50分頃からにわかに花火があがり始め(このフライイングは、恐らく時計を正確に合わせていないことが原因と思われます)、明け方の5時頃まで、打ち上げ花火と爆竹の大合唱です。更にその爆音に反応した自動車のセキュリティーシステムの警告アラームも交じります。「ヒュードン!」と「バンッバンッバンッ」と「バッバッバッバッ」と「シュッシュッシュッ」と「ビービービー」の巨大音量が、何の規則性もなくただただ延々と交じり合うのです。マンションの中で家族におめでとうと言うのも怒鳴り声になります。そうしないと外の大音響に声が搔き消されてしまいますからね。
極端な話、この正月期間だけで、ここ呼和浩特市において何百万発の打ち上げ花火が消費されていることやら。どうりで中国人である私の家内が、日本の夏祭りの花火に見向きもしない筈です。本当に、規模が全く違いました。
この花火や爆竹は、財の神様をお迎えする意味合いを持ちます。ですから、正月のみならず、お店を新装開店した際などに必ず用いられます。
この春節も、旧暦の1月15日を挟んだ3日間に、最後の盛り上がりを魅せてフィナーレを迎えます。まだやるの?って感じなんですが、まだやるんですっ!
思い起こせば、40年前の私の実家(水島のハズレの農村)でも、正月の7日間くらいは、毎日色々な人(親戚や近所の人たち)が訪れて、飲めや喰えやの大騒ぎでした。流石に花火はありませんでしたが、年の瀬にウスと杵を使って行う餅つきが本当に嬉しかった記憶があります。こちら呼和浩特では、その当時の古き良き慣習が今尚引き続き行われているのです。
ただ、この慣習。都市部を中心に簡素化しつつあります。ちょっと寂しいですね。
【174】[189]エジプトの変化
№6291 でんでんです
副島さんが書かれました、「エジプト 軍事クーデター ムバラク アメリカのCIA イスラム原理主義、「もう、だまされない」 優れた指導者」で文書がつながります。日本でエジプトのようなデモクラシーができるかと?まず出来ないと思います。状況が理解している方でも「今、食えるから」「何とか生活できるから」・・・何とかしたいと思っていても行動に起こすことができないと思います。私も口先だけの公務員ですが、偉そうなことは何も言えませんが、副島隆彦の学問道場の会員を汚さない思いはあります。日本は、戦後から、「お上依存症候群」のまま現在に至って、ましてや4人に一人は国民の税金でい生活している(公務員の家族)状況では無理なのはしょうがないような気がしますが、私の地元では「中高年の女性」が気が付き始めています。「綾小路きみまろ」ではありませんが、中高年の女性は、元気で行動力があります。旦那、男を動かします。
【173】[188]エジプトで、昨日(2月12日)に軍事クーデターが起きたようである。 副島隆彦
副島隆彦です。 今日は、 2011年2月13日(日)です。
エジプトで、軍事クーデターが起きたようである。
軍最高評議会(ぐんさいこうひょうりかい)を名乗る 軍人の組織が、エジプトの 最高権力を握りしめた。代表は、タンタウィ国防相 である。
ムバラクは、エジプト東部の保養地(宮殿)に、逃げ込んで立て籠もっている。ムバラクは2月11日(金)に、辞任して スレイマン が、大統領に就任したはずだった。 ところが、このスレイマンの肩書きが、一気になくなっている。 スレイマンは軍に 拘束されていないし、まだ表面に立つと思う。しかしすでに一挙(いっきょ)に権力を軍人たちに奪われたようだ。
11日夜には、金曜礼拝のあと、数百万人のエジプト人が、大通りに出て、ムバラク退陣( demise デマイズ、退位、権力移譲)を 歓喜して湧(わ)きに湧(わ)いた。 ところが、そのすぐ 直後に、クーデターが起きて、軍最高評議会を名乗る 軍人たちが全権を掌握(しょうあく) した。
2月にはいってから ムバラクに 任命されていた シャフィクという男が、首相になって、内閣を組織して、表面上だけ議会制度とデモクラシー(民主政治)のふりをするだろうが、この男にも権力はない。
この軍事クーデター政権は、12日夜には、テレビで声明を出して、「外国との諸条約は守る。イスラエルとの平和条約(これでシナイ半島がエジプトに返還された) を守る」 と、宣言している。 と言うことは、今回の エジプトの 国民革命、国民の民主化(デモクラタイゼーション)を要求する 民衆革命は、ひとまず、巧妙に圧殺された、ということである。 これは、静かな宮廷(きゅうてい)革命の形をとった。
背後にイスラエルの動きがある。かなり深く、エジプトの官僚組織や国軍の中にまでイスラエルの組織が潜(もぐ)り込んでいることを示している。
アメリカのC今のIAの長官のレオン・パネッタは、ビル・クリントンのお友達だった男であり、CIAの本部は機能不全を起こしているからオバマたちは、今のエジプトの民衆革命の動きを判断できないままだ。アメリカに見捨てられたと思った、ムバラクたち(彼の側近の勢力。まだ残存している。治安警察の部隊が中心)は、アメリカに裏切られたと思って、疑心暗鬼で、反米(アンチ・アメリカ)に転じている。
このあと、何が起こるか。エジプト民衆の 500万人は 街頭の民衆デモに出ることをやめた。タハリール(自由解放)広場にいる 2万人ぐらいの 若者と 民衆活動家だけが残された。
私、副島隆彦の判断と、近(きん)未来予測では、この若者たち の中から、さらに500人の犠牲者が出なければ、民衆は再び 広場に戻ってこない。 エジプト人は、皆、自分が逮捕され、投獄されることを恐れている。 それでも、若者たちは、クーデターで権力を掌握した軍の 実質、「戒厳令(マーシャル・ラー)」の 戦車隊 と ぶつかるしかない。
軍隊と 若者たちが、ぶつかって、死者を出さなければ、エジプト民衆革命は、勝利しない。 エルバラダイのような アメリカ暮らしの長い、リベラル派の知識人たちは、若者たちと連帯して、エジプトの民主国民革命の成功のために、殉教(じゅんきょう)するだろう。
やはり、エジプトの最大の国民勢力は、最大野党で、非合法化されている (表に出て来れないままの)ムスリム同胞団(ムスリム・ブラザーズ)である。 彼らの組織された部隊が、若者たちが、ムバラク派の治安警察の残党部隊との、投石、ナイフでの乱闘戦に、現れて、若者たちを救援していた。そして、さっと姿を消していた。 ムスリム同胞団の 幹部たちは、たくさん刑務所に入れられたままだ。 彼らは、1928年の結党以来の、厳しく長い歴史を持っている。 簡単なことでは、負けない。
ムスリム同胞団は、いわゆる イスラム原理主義(ファンダメンタリズム)の政治団体である。私、副島隆彦は、欧米世界が、悪罵と中傷のコトバとして使い始めた イスラム原理主義と言う用語が嫌いであり、本当の 優れた アラブ・イスラム世界の 政治思想の存在を知っていてるが、それを、ここで、仕方なく世界中で使われる一般用語の イスラム原理主義としておく。
それに対して、ナセルらは、シリアや イラクに出来た軍事政権と同じ、「バース党」 という、 アラブの社会主義者の政党なのである。若い頃のサダム・フセインも、カイロ(エジプト)のバース党に研修を受けに言っている。カシムというイラクの立派な指導者が、打ち倒されたあと、サダム・フセインは、自分が権力を握ると、次第に、アメリカの言うことを聞くようになってイラク国民を裏切り、そして「アラブの大義(cause 、コーズ)」を捨てた。 ところが、やっぱり、いくら、戦車やミサイルをアメリカから軍事援助されても、アメリカと対立するようになり、そして、終(つい)に、2003年からイラク戦争を起こされて、最後は、軍事裁判(トリービュナル) に掛けられて絞首刑にされた。アメリカ帝国は、自分たちを裏切って、反抗を始めた民族主導者に報復するために、公然の見せしめで、処刑する。
イスラム原理主義の運動が、エジプトから、さらに、サウジアラビアに 転移し、広がり、サウジで民衆デモが、起きることが、このあとの数年以内の 中東世界の 一番大きな変化である。 今のイランのシーア派の 宗教的な 反米政権(アプマデネッジャド大統領とそれを動かすハメネイ師=アヤトラ=)は、余裕をもって今のエジプトの事態を見守っている。
「チュニジア、エジプトからサウジへ、イスラム革命の火が燃え広がること」 これが、アメリカのグローバリスト(地球支配主義者)たちと、イスラエルにとっての悪夢であり、最大にイヤなことである。
このようにして、エジプト民衆の革命は、今、突如起きた ”2月12日軍事クーデター”によって、圧殺されようとしている。 このあと、ムスリム同胞団が、どのような 戦術、戦略に出るかにかかっている。
それでも、すでに死ぬことまで覚悟した、最も先鋭な若者たちは、立ち止まらないだろう。
思い起こせば、 エジプト民衆の英雄、 ナセルの ”ナセル革命”も 歴史の審判にかければ、無残で惨めな、裏切られた革命だった。 ナセルら、エジプトの 「自由将校団」 という 青年将校たちが、1952年7月23日に、軍事クーデターを起こして権力を掌握した。(しかし、表面の大統領は、アブド・ナンナースイルという人物。この人物が失脚したあとナセル) そして、ナセルらは、スエズ運河の国有化を宣言して、「外国勢力を一掃する」 として、国民の圧倒的な支持を得た。これに怒った イギリスとフランス政府は、共同で、落下傘部隊(パラトゥルーパー)を投下して、スエズ運河を管理した。
しかし、「ソビエトが、エジプト・シリア を支援する」という、事態が起きて、これを、調停する形で、アメリカ が 顔を出した。 そして、英仏の部隊は、1954年10月から、みじめな撤退を始めた。
すべては、アメリカ(ロックフェラー石油財閥)が、仕組んだ劇だった。 英仏のスエズ運河の通行権と中東(ミドルイースト、特にサウジ)の 石油権益を、これで、欧州ロスチャイルド家から、奪い取ったのである。 世界政治の表面の、その裏側で、本当の世界政治(金融と資源の奪い合い)が、起きていた。だから、英雄であるはずの ナセルは、よく泣いていた。「自分には本当の権力はないのだ(自分は、アメリカのあやつり人形 puppet だ 」と。
全く同じことは、イラン(ペルシャ)でも起きていた。1953年の8月3日に、 イランの民衆革命の中から生まれた、立派な人物のモサデク博士(首相)の政権は、軍事クーデターで一気に崩壊した。そして、アメリカが操(あやつ)る パーレビが国王(シャー)として帰国した (モハンマド・レザー・シャー・パーレビである)。
”モサデク革命” を 流産させられたイラン人は、もう二度とアメリカには騙(だま)されないと、学んだ。 この1953年のモサデク博士のイラン民族主義の国民革命も、ただちに 「 石油を国有化する宣言」 を出したことで打ち倒されたのである。 石油(油田)の国有化(ナショナライゼーション)とは、石油の利権を外国の勢力から自国民の財産として取り戻すことだ。 条約や、外国の企業との契約を破棄する通告をすることだ。 それが 革命だ。
だから今度の エジプトの軍最高評議会(軍事クーデター政権)は、だから、ただちに、「(これは革命ではないので)諸外国との 条約、とりわけ、イスラエルとの平和条約をこのまま守る」と宣言したのだ。
イランで モサデク首相と争ったのは、イギリスのロスチャイルド財閥が支配する「アングロ・イラニアン石油会社」(これが、今の、BP ビー・ピー、ブリティッシュ・ペトロリアムである。去年、2010年にアメリカ沿岸=メキシコ湾での海底油田の掘削を、エクソンモービルと 米海軍に、わざと工事爆破事故を起こされて阻止されて大損した ) であった。
アングロ・イラニアンは、石油の国有化宣言でイランで大打撃を受けて撤退した。 そして、そのあと、モサデクを追放するアメリカが背後から計画したとおりの、軍事クーデターを起こさせて、パーレビ国王 をあやつって、それで、ロックフェラー系の石油会社 (世界No2 の テキサコ=ソーカル=カルテックス=今のシェブロンン )が、代わりに入り込んだ。
だから、エジプトでも、ナセルのあとを継いだ、サダトが、軍人上がりで、対イスラエル戦争での英雄だ、とうことで、大統領になり、彼が、アメリカの言うことを聞かなくなったら、「過激派(原理主義者)の兵士による暗殺( 軍の閲兵式の際に、ひとりの兵士が、機関銃をもって、貴賓席に走り寄り、乱射して、サダトらを、まとめて暗殺した。これもよく出来た、公然の暗殺劇だ) 」を作った。そして、今の ムバラクに取り替えた。 これが、アラブ中東世界の、 アメリカのよる 支配 の 真実だ。
私たち、日本国民も、眦I(まなじり)を決して、「もう、だまされない」と深く、決意しなければならないのである。私たちには、今、きわめて優れた 指導者 と 彼が育てて、彼を守る、200人の若い国会議員たちがいる。今の日本で、国民のために、 ”検察・裁判所(による)ファッシズム” からの攻撃に、よく耐えて、一番、厳しいところを闘っているのは、政治家(国会議員)たち だ。 私たち 国民も彼らを守るために、彼らの後に続いて、闘いを始めなければならない。
今回、エジプトで、巧妙な 軍事クーデター(2011年2月12日)が起きたが、それでも、エジプト民衆の 反撃は、これから、起きる。 このような情報は、世界の既成メディアからは、すぐには、発信されないだろう。ヨーロッパのしっかりしているジャーナリストたちでも、あんまり、それほどは頭が切れないから、まだ、今の急激な、事態に勘(かん)付いていないだろう。
アメリカの支配層(グリーバリスト)が握る世界の体制派のメディア(テレビ、新聞)は、エジプト民衆の闘いの様子を、あまり報道したがらない。日本も、その、アメリカに支配・管理・洗脳されたメディアの優等生の国である。 私たちは、世界情勢の最先端での、優れた情報を入手しながら、同時に、自分の頭でも考えなければならない。
一昨日、ひとりの老婆が、ポツンと言ったコトバに、私は胸を打たれた。
「 日本も こんな国民イジメのヒドイ政治をやっていたら、今に、エジプトと同じ民衆暴動 が起きるよ。 小沢(一郎)さんは、あんなに、小鳥をやさしく飼って、いい人だよ。小沢さんは、嵌(は)められていのよ」 日本も 確実に、揺れ動く 世界の一部なのである。
副島隆彦拝
【172】[187]副島先生昨日の国民の代表挨拶
会員4861斎藤泉
昨日の検察審査会の疑惑を究明する市民と国会議員の会におかれまして
全国民を代表いたしまして国民の決意を発表されお疲れ様でした。
壇上に上がれまして非常にすばらしい声明文を読まれすばらしかったです。
これからも、がんばって下さい。みんな付いていきます。
【171】[186]重たい気持ち
わたしは、副島先生はじめ社会をリードする先生方からは「女子供」とくくられる立場の人間です。いつも「投稿したいな」と思うことはあっても、「重たい気持ちで書く」とあるので、ためらった後、結局書かないで終わることがほとんどです。なぜなら、「むかっ」とすることがあっても、それを論理立てて証明する修辞を学んでこなかったからです。社会でどのくらい「むかっ」とする目に遭ってきていても、です。
でもきょうは、これなら書けるかもしれないと思いました。
わたしは「女こども」ですので、買い物が大好きです。買い物魔です。でもわたしの買い物は、この15年の間に、90%超をネットで行うようになりました。EC(エレクトリックコマース=電子商取引)でしか買い物しないといってもいいくらいになりました。
先週ちょっと苦労したのは、一箱2ユーロのティーバックや、一個3ドルのリップクリーム(もちろん日本には入ってないブランドの品です)の輸入です。日用品はなかなかECのベースに乗りにくいのでしょう。
思い返せば、1994年ごろだったと思いますが、アマゾンアメリカで買いものしていて、ものすごい画期的に便利だと感動していました。当時は海外から物を買うのを個人輸入とか並行輸入とか言いましたが、カードの発達したアメリカだから、決済機能が発達していて海外発送も比較的簡単に行えたのでしょう。アマゾンに限らずアメリカの商店の一部は海外発送にも対応していましたが、その中にあってアマゾンの商売は決済の手続きが簡略で簡単だったので感動したのだと思います。ヨーロッパはオイロカードが主流だったのでマスターカードでないと買い物できないことが多かったです。
アメリカで物を買って、またアメリカのそっちこっちの地方に旅行にいってスーパーに行ったりして、また、アメリカの不動産の値段とかも聞いたりして、アメリカの物価はトータルで、どこにいっても日本の3分の1だということを感じました。また、アメリカで仕入れた商品を、日本の業者は3倍の値段で売っているということも常態的にわかりました。
そういうことがわかってからは、アメリカから商品を輸入することが加速したように思います。円安だって関係ないです。円が仮に110円だったときでも、送料手数料、関税を入れても日本で買うより3~4割引で買うことができた。これは普通に商売するときの、仕入れの値段として通用すると思います。
まあそうやって欲しいものをいわゆる原価で買う(でもアメリカの業者はもちろん利益を得ていますが、日本の商品を買う上では原価といえるでしょう)ことによって生活防衛してきたと思います。
さて、なんでこんなことを書くことを思いついたかというと、みんなが必死で抵抗してもマスコミが着々と、消費増税のレールを敷き続けるのがいやになったからです。それでほとほと「重たい気持ち」になったので、きょうこそは書く資格があるかな?と思いました。
それで、もしもほんとうに10%になったら、わたしはこんどはどうやって生活を防衛するかな、と考えました。
わたしは今度こそは、ネットを自分の生活から遮断することで、生活を防衛することができるかもしれません。いまの自分の消費活動の90%をネットで行っている以上、ネットを遮断するのがいちばん確かだろうと考えたのです。
でも、そうなったら副島先生の言論をどうやってフォローするといいのか?と困ってしまって、悩んでいました。本屋には行かないし行っても置いてないし。年間2万円の会員コースを作っていただいて、紙の機関紙と新刊を問答無用で送りつけるコースをつくってもらったら、わたしはまた銀行の自動引き落としで申し込むと思います。
最後に、最近面白かったことは、米アマゾンが2010年の年頭にキンドルという電子ブックリーダーに社運をかけたときはすごかったです。ほんとに社運かけたな!と思いました。日本で土曜日遅くにオーダーを入れたところ、わたしは東北地方の田舎に住んでいるし、成田の関税を通過してからここに荷物が届くまでおそらく1日半かかるのは普通なのに、月曜の夜にはわたしの手元に届いたからです。キンドルの製品自体はすばらしかったのですが、わたしの不注意で、アメリカの外では本をダウンロードするたびに手数料が発生することを読み落としていました。それが、100円でも200円でも、わたしには許せないと思ったのですぐに送り返してしまいました。
もうひとつすばらしいなと思ったのは、コペンハーゲンの会社から物を買ったとき、なんと関税向こう持ちで通関速度を上げると同時に顧客の利便性を図っていることでした。これも、普通アメリカから来る荷物が平均5日なのに対して3日で届き、驚愕しました。キンドルの時に米アマゾンが抜くまではダントツでトップの記録でした。トラッキングしてみたところ、韓国の仁川に着いているのにわざわざ香港を経由して成田に入っていました。路線検索ソフトではじいたルートで最短時間で到着するように荷物を積み替えてくるのだと思います。国境なんか関係なく世界を制覇してしまっているのは、実は流通業界なのではないだろうか。これ(FedEx=フェデックスです)を持っているひとがやっぱり世界のドンなんじゃないかな?ドラッグや核拡散や細菌兵器の拡散なんかも一発でできそうですよね。これぞ兵站、という感じだと思います。フェデックス恐るべし、です。
【170】[185]どっちもどっち
昨今の政治家の資質、官僚の横暴、マスコミのメルトダウン振りは目を覆うばかり。しかし、愚痴を言ってばかりでは何にも解決にならない。ポピュリズムを許しているのは、われわれ国民に他ならない。みんな目を覚まして、サービスや給付の低下を受け入れるべきだ。ひとりひとりが国を担うコストを負担しているのだという意識を持っている国民が果たして何人いるだろう。規模が大きいだけで、日本全体は夕張市と内実は変わらない。最近は自然災害でも国や自治体が救済しないと、世論が許さない風潮だ。被災者は気の毒だが、そんなことまで、面倒を見ていられる余裕は今の日本にはない。
残念だが、身内の相互扶助か篤志家に任せる他はない。このままでは、日本がジャパンと音を立てて、沈んでしまう。私は自分の子孫の代が中国、台湾、韓国にあごで使われるのを絶対に見たくない。
【169】[184]昨今の消費税議論
いわゆる3メガ銀行で輸出事務をやっている男性です。韓国・台湾・シンガポールに比べて、日本国民は危機感がまるでないように思われます。
日本の総合電気メーカーが束になっても、サムスン一社の利益に敵わないし、優秀な人材をヘッドハントで韓国等に引き抜かれています。
さて、消費税引上げやむなしのムード一色で、反論が全くないのはどういうことでしょうか?わずか、20数年前にはなかった税を導入してからむしろ
国債の残高が急カーブを描いてなし崩し的に増えている。このままの政府・官僚のやり方で国を運営したら全く焼け石に水です。政治家・官僚の人員削減、給料の大幅カット、国有財産の徹底的処分をやってから、国民に頭を下げるのが筋でしょう。何も自分達の身を切らずに増税だけとは「盗人に追い銭」以外の何物でもない。皆さんは腹が立ちませんか?
【168】[183]エジプト人の目から見たエジプト革命
2/1に副島先生がエジプト革命について、アルジャジーラの動画を紹介されていますが、エジプト人がエジプト革命を語っているブログがありますので、紹介させて頂きます。
All about FIFI(日本で芸能活動をしているエジプト人FIFIさんのブログ)
・2/3 エジプトの夜明け~新たな一頁へ
・2/3 エジプトの夜明け~ムバラク支持派の正体
・2/5 エジプトの夜明け~国民の想い
みのもんた、ビート・たけし、爆笑問題・・・芸能人のカス共は勇気を持って真実を語るFIFIを少しは見習え!