重たい掲示板

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副島隆彦 投稿日:2011/03/02 08:52

【184】[200]小室直樹(こむろなおき)先生を追悼する会が東工大であります。

副島隆彦です。 今日は、2011年3月2日です。

もう 3月だ。 梅の花も咲いて、暖かくなります。

私は、源実朝(みなものとさねとも)の 辞世の句である、

 「出でいなば 主(あるじ)なき宿(やど)と 成りぬとも
軒端(のきば)の 梅よ 春を 忘(わす)るな 」

が好きです。20代のころから、実朝の 「金槐(きんかい)和歌集」を取り出してよく読みます。

 私は、この1月、2月をまるまる 3冊の本を作ることに費やしました。2月20日(日)に 御茶ノ水で行なわれた 私たちの定例会(自力での講演会)を除いては、私は、ずっと 3冊の本に掛かり切りでした。

ここで、公表していいのか、各々(おのおの)の出版社の都合もあるでしょうから、書名ぐらいにしておきます。

私が、いよいよ 占(うらな)い・呪(まじな)いの道を目指す本を書きました。書名は、「なぜ女 と 経営者 は占いが好きか」です。3月末には発売になります。

二冊目は、われらが、アメリカの闘う 議員、リバータリアンの ロン・ポール議員の「リバータリアン革命宣言」です。書名は別にしました。
彼の息子で、ケンタッキー州の上院選に受かった、ランド・ポールたち
茶会党(ティー・パーティー運動 、増税阻止のアメリカ国民の闘い。その 本当の中心こそはリバータリアンたち)が、この3月末の連邦議会の開会から、彼らが、激しく闘うでしょう。

 私たち、日本のリバータリアンも、呼応して闘いを始めなければ、と思います。 私たちの現地駐在員である、佐藤研一郎君が、苦心して翻訳しました。私が、それに徹底的に手を入れて、かつ、私の解説文もたくさん書きました。 日本で、最先端のアメリカ政治の最新の報告書にもなっています。

三冊目は、私の先生だった、本当の日本の天才だった、政治学者の、故・小室直樹(こむろなおき)先生(昨年、9月にご逝去)について、私と、東工大の橋爪大三郎(はしづめだいざぶろう)教授が、実に、19年前に出した、対談本 「小室直樹の学問と思想」 の復刊本=新装版 を作っていました。 

以下に、今日、告知しますのは、記念の、祈念の会が、東京・目黒の東京工業大学で、今週の週末、3月6日(日曜日)に行われます。時間と、興味のある人は、いらっしゃってください。まだ、切符はあるそうです。当日券は、50枚しかありませんので、以下の記事にあるとおり、電話予約をなさった方が、いいと思います。 東工大の一番大きなホールで行うのだと思います。私も、20分間だけ、「小室直樹先生の思い出」として
話をします。  副島隆彦拝

(転載貼り付け始め)

「小室直樹博士記念シンポジウム-社会科学の復興をめざして-」

●世界文明センター
http://www.cswc.jp/lecture/lecture.php?id=150

●東京工業大学
http://www.titech.ac.jp/event/news/detail_1664.html?id=event

この2つのHPで告知されています。

(テキストの貼り付け始め)

★小室直樹博士記念シンポジウム

-社会科学の復興をめざして-

第1部「小室博士の学問世界」  第2部「小室博士と現実政治」

日程 |2011年3月6日(日)

時間 |10時00分~17時30分

会場 | 東京工業大学 大岡山キャンパス講堂

講演内容:

私どもの特任教授小室直樹博士は、2010年9月に逝去され ました。

世界文明センターは、小室博士の巨大な足跡をたどり、その業績を回顧するた
め、記念シンポジウムを以下のように開催します。

<第1部 小室博士の学問世界>------10:00~13:20(途中休憩あ り)

政治学者、社会学者として、学問の垣根を越え、学際的な活躍をされた博士の
業績を、直接教えを受けた人びとの証言を柱に、回顧し討論します。

●司会

宮台真司(首都大学東京教授)

●報告者

橋爪大三郎(東京工業大学教授)

今田高俊(東京工業大学教授)

志田基与師(横浜国立大学教授)

大澤真幸(京都大学前教授)

盛山和夫(東京大学教授)

山田昌弘(中央大学教授)

伊藤真(司法試験指導校主宰)

<第2部 小室博士と現実政治>-----14:40-17:30(途中休憩あ り)

現実政治や現代社会の問題につねに旺盛な関心を示し活発な提言を続けた博士の達成をふり返り、同じく現実の課題と取り組む人びとが討論します。

●司会

橋爪大三郎(東京工業大学教授)

●報告者

宮台真司(首都大学東京教授)

副島隆彦(常葉学園大学前教授)

ほか

●討論者

関口慶太(弁護士)

村上篤直(『小室直樹文献目録』管理人)

<お申込方法 他>------

【参加費】

予約2500円、当日3000円

(東工大の学生教職員は無料ですが、予約が必要です)

【申し込み方法】

2011年2月9日(水)よ り、電話で予約を受付けます。

予約専用電話:03-5308-0400(午前9時~午後6時)

※ご予約の際に振込先をお伝えしますので、事前に参加費をお振り込みくださ い。

※当日券も50枚以上用意し ます。当日、受付にお並び下さい。

【その他】

※満員で入場できない場合は、副会場を用意しますので、中継をご覧いただけ ます。副会場は入場無料です。

※当日は日曜日で、学生食堂は閉まっており、周辺にも食堂が多くありませ ん。昼食は持参いただくなど、各自ご工夫下さい。

★★予約の状況について(2月22日現在)

いまお申し込みいただければ、まだ予約いただけます。予約が予定数に達すると予約いただけなくなります。お早めに電話をいただけるようにお願いします。

ご予約いただけなかった場合も、当日券を少なくとも50枚以上用意しますので、当日お並び下さい。

http://www.cswc.jp/lecture/lecture.php?id=150

★小室直樹博士記念シンポジウム-社会科学の復興をめざして-

日時:平成23年度3月6日(日) 10:00~17:30

場所:大岡山キャンパス 70周年記念講堂

詳細: 私どもの特任教授小室直樹博士は、2010年9月に他界しました。世界文明センターは、小室博士の巨大な足跡をたどり、その業績を回顧するため、記念シンポジウムを開催します。

【参加費】

予約2500円、当日3000円

(東工大の学生教職員は無料ですが、予約が必要です)

【申し込み方法】

2011年2月9日(水)よ り、電話で予約を受付けます。

予約専用電話:03-5308-0400(平日 午前9時~午後6時)

http://www.titech.ac.jp/event/news/detail_1664.html?id=event

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦拝

井上 武人 投稿日:2011/03/02 06:07

【183】[199]みんなもっと怒ろう

197「ゆみこ」さんのいうライブ感覚、何となく分かります。細野さんは存じ上げないけど、鳩山由紀夫氏を有楽町マリオン前の街頭演説でたまたま見かけたことがあります。岡田氏との民主党党首選でした。(古いですね)口だけで、政治家が務まるとは限りませんが、朴訥とした岡田氏に比べ、鳩山氏は声や立ち姿に迫力があり(俗に言うオーラ)、ちょっとした衝撃を受けました。どちらかというと「ひ弱な方」というイメージを抱いていたので、実物は違うなあと感じたものです。マスコミに散々叩かれ、人物まで貶され、一年足らずで退陣を余儀なくされましたが、新聞・雑誌が言うほど悪い人物にはどうしても思えないのです。マスコミの小沢さん叩きも度を越したひどさです。三浦和義事件、郵便不正事件で活躍された弘中弁護士が小沢さんの弁護を引き受けたということは、無罪間違いなしだと思います。

最近、車で家の周りを走ると、地面がやたらにデコボコしています。愛車がポンコツの軽であることを割り引いても、乗り心地が悪い。あの悪名高き期末駆け込みの無意味な道路工事です。そんな予算が余っているのなら、国庫に返納すべきだし、国債返済にたとえ億円単位でもいいから、まわすべきだと思います。道路に亀裂が走っているとか、水道管がむき出しになってしまったとか安全上問題があれば話しは別ですが、通常の走行に全く問題の無い道路を掘り返して、また、単に埋めて直しているだけとしか思えないのです。(違っていたら業者さんごめんなさい。)
民間と違って、官庁全般には節約、合理化という観念はどうやらゼロらしい。なかには、心ある官僚や職員がいるのでしょうが、(そちらのほうが多いと信じたい。)そういう仕事をしても上から全く評価されないし、かえって来年度予算が減るという理由で叱責を受けるのでしょう。このようなアメリカが操り、国民を愚弄し続ける官僚組織、国民の怒りで何とか風穴を開けられないものでしょうか?

ゆみこ 投稿日:2011/03/01 21:29

【182】[198]「派動」じゃなくて「波動」の間違いでした。

【[197]細野豪志は大人の政治家です。「ありゃあ、たいしたもんだ」】の「派動」と書いたところは「波動」の間違いでした。バイブレーションです。びりびりびり。

ゆみこ 投稿日:2011/03/01 21:16

【181】[197]細野豪志は大人の政治家です。「ありゃあ、たいしたもんだ」

群馬のゆみこです。この掲示板の 【[195]狂言「佐渡狐」で「たくさん納税できて幸せ」というプロパガンダ】で初投稿後に、「日本のインテリが集まる偉大な掲示板にこんな文章投稿しちゃった・・・」と最も重い気持ちになりました。今日も投稿後にさらに重い気持ちになることを覚悟して投稿します。

その[195]で「一緒に行きませんか」とお誘いした、2011年2月27日(日)に群馬県高崎市で行われた「三宅雪子 国政報告会」のレポートを書いて阿修羅の掲示板に載せました。
【レポート☆三宅雪子・国政報告会☆群馬県高崎市にて、2011年2月27日 】:
http://www.asyura2.com/11/senkyo108/msg/704.html

人生で二回目の政治集会に行って、こう思います。「やっぱ、ライブは違う。」
批判されているテレビ、新聞はもちろん、インターネットでいろんな記事を読んでいても、ライブ体験にはかなわない。インターネットは生々しい感じがするけれど、よく考えたら全部“又聞き(またぎき)”です。現場に行く、そして本人に会う、そういう行為は、文字で書かれたものを読んだり、映像を見たりするのとはまったく違う体験です。人はからだ全体で感知しているのが良く分かります。なんというか、やっぱり・・・派動なんでしょうね。派動をキャッチするんです。

報告会にゲストで来た細野豪志(ほそのごうし)内閣総理大臣補佐官を、わたしは素晴らしいと思いました。細野さんは「民主党の代表選で小沢さんに投票したのに、なぜ今は菅さんを補佐しているのか」とよく聞かれるのだそうです。彼は、「菅さんを補佐するのは民主党政権のためであるから当然なのだ」と言いました。「私は好きとか嫌いで政治をやっていない!」と。これを聞いて、わたしはそれまでぐらぐらしていた気持ちが吹っ切れて、「小沢一郎と、そして民主党政権を支持していこう」と思いました。わたしがおじさんだったら、「細野豪志、ありゃあ、たいしたもんだ」と言うでしょう。

阿修羅をチラチラみていると、みんな小沢一郎を支持していて、それゆえに「小沢一郎をはずす今の菅政権はぜんぜんダメだ、ぶっつぶせ!」という感じだと思います。これは「AとB、どっちがいい?Aの小沢一郎だよね。じゃあBの菅直人(とその仲間)はたたきのめすね」という二者択一です。どちらかを選ばなくてはいけないという話になる。でも、二人とも民主党の議員なんだから、民主党に投票した我々は両者とも応援したほうがいいのじゃないでしょうか。「菅直人を応援する」というと、「それはちょっとしたくない」と思ってしまうのだけど、なんというか、わたしたちは濁り水の菅さんたちも内包してあげなくちゃ、しょうがないのじゃないか。だって、民主党が割れたり、または解散総選挙をやって民主党が惨敗したりしたら、人が減ってしまう。人数が少なければ政権は取れないのだから、権力を手放すことになる。そうしたら、また何もできない立場になってしまう。

そもそもこの宇宙、というか“すべて”は二元的ではなく一元的です。「すべて」なんだから、ほかには何も無い。だから菅さんを「排除する」ということはできない。排除しようとすればするほど、「菅!菅!菅!」と言えば言うほど、菅さんにエネルギーが集まる。
わたしたちの本来の姿(一元的)から離れると力が弱まる。分裂すると力が弱まるのはそのためです。離れ離れになると、さみしいでしょ。みんなが一緒で、心までちゃんと一緒になると、パワーが出てくる。なぜなら、それがわたしたちの本来の姿だからです。こういうことは“スピリチュアル本”に書いてあって、最初は理解できなかったけど、やっぱりこれは本当だと思います。もちろん、違う派動の人どうしは、そのうち自然に離れていくのだけど。

最期に“変な”ビデオのリンクを貼り付けます。
Abraham-Hicks(エイブラハム-ヒックス) “How Source Sees Natural Disasters”(“源”から見た自然災害)
http://www.youtube.com/user/AbrahamHicks#p/u/9/aupLxCokSZI

エイブラハムとは、ここで喋っているエスター・ヒックスという女性を通じて考えを送ってくる“集合意識”です。いいんですよ、見たくない人は見ないで。最後のエイブラハムの“You’ve just got to get over this death thing.” 「あなたたちは死というものを乗り越えなくちゃね。」というのが傑作です。わたしは一応、乗り越えた・・・と思います。何年も前にブライアン・ワイスの『前世療法』(『日本のタブー』で足助友子さんが挙げていた)を読み、ほかにもその手の本をいろいろ読んで、「死は終わりではない」ということを受け入れたら、恐怖心がとても減りました。わたしはこうして副島先生の本とスピリチュアル本を行ったり来たりしています。
こんな話ですが、女の言うことですから許してください。

山頭火 投稿日:2011/02/27 18:46

【180】[196]商品先物会社での講演会

※管理人さま、掲示に不適切であれば削除して下さい

私は仕事柄仕方なくということもあり日経新聞を取っていますが、本日の折込広告に商品先物会社・エース交易のセミナー案内が入っていました。
講師はなんと、副島先生です。
http://www.acekoeki.co.jp/nagoya20110409.html
【日時】4月9日(土)13:00~15:30
【場所】名古屋・栄のナディアパーク。
【内容】前半20分間はエース交易社員。「金による資産運用について」
    10分休憩後から副島先生。「米ドル覇権通貨体制の動揺と金価格の今後」
【費用】無料

私は以前、この会社に資料請求をしたことがあります。
その時に向こうの男性社員から電話があり、以下のようなやり取りがありました。

社員「ウチでもたくさんいい情報ありますんで、ぜひ宜しくお願いします」
私「ああ、すみませんが私は金の地金を買わせて頂こうと思ってまして、特に先物取引をガンガンやろうという訳ではないんです」
社「いや、私もいろいろ情報ありますから、提供させて頂きますんで」
私「すみません、そんなにお金もないですし。やるとしても、ネットで金を1枚買って、その間にお金を貯めて現物を受け取るだけなので」
社「ネットとかでは聞けない情報もありますんで。色々提供しますから、よろしくお願いします」
私「すみません、何度も繰り返しになりますが、ちょっと金の現物を買うぐらいしかできないと思うんですね」
社「金以外にも色々あるし、いっぱい情報持ってますから、やりましょうよ」
私「昼間は仕事があってお電話とか取引も難しいんです。資料を見直して、また検討しますので、すみません」
社「チッ、はいわかりました、失礼しまーす。ガチャン」

上記のやり取りは『実物経済の復活』が発刊された頃ですから、今は先物業者や社員も(表向きは)変わってきたのではないかと思います。
しかし、伝統的な体質まではなかなか変わらないでしょう。

特に東海地域にお住まいの皆さま、先物会社からの熱心な勧誘にあうことを踏まえた上で、自己責任での慎重なご判断を前提として、副島先生の無料講演会への参加を検討されてはいかがでしょうか。

私も申込を検討します。

ゆみこ 投稿日:2011/02/26 15:29

【179】[195]狂言「佐渡狐」で「たくさん納税できて幸せ」というプロパガンダ

 はじめまして。群馬県在住のゆみこです。
 昨年の6月に三宅雪子(みやけゆきこ)衆議院議員が呼びかけた決起集会に行って、レポートを書いて阿修羅掲示板に載せたら、副島先生がこの「重たい気持ちで書く掲示板」でほめてくださって大喜びした群馬のゆみこです。
 (決起集会とは2010年7月11日の参議院選挙の前のものです。群馬の民主党は選挙区が富岡由紀夫(とみおかゆきお)さん、比例代表は小寺弘之(こでらひろゆき)さん両者ともに落選という残念な結果でした。元県知事の小寺弘之さんは、その後2010年12月21日に亡くなりました。70歳でした。)

 さて、先日わたしの母が群馬県民会館へお能を観に行ったときの話しをしてくれました。ちょっと考えてしまい、重たい気持ちになったので、その話を書きます。
観にいったのは「観世流能楽鑑賞会」、お能は「松風 見留(まつかぜ みとめ)」 で、その前にやった狂言は「佐渡狐(さどぎつね)」だそうです。

 その「佐渡狐」のはじまりは、佐渡と越後のお百姓さんが都へ年貢を納めに行く、という話です。
「わたしは佐渡のお百姓でござる」
「これから都へ年貢を納めに行きまする」
「今年も(豊作で)たくさん年貢を納められて、わたしは幸せ者でござる」

 というようなことを言うんだそうです。そこでわたしが「そんな昔から、そのような芸能を使ってプロパガンダを・・・!」と言うと、母(関西出身)も「そうやなあ・・・」と同意。
(権威に弱いこの母も、以前はわたしの「この世の真実」の話を嫌がって、「そんなん、嘘や!」と怒ったりしていました。今でも嫌がられますが、だんだんと心を開いてきてくれています。)
 わたしと母の話はそれで終わったのですが、数日後にわたしはふと、「佐渡狐」のプロパガンダは昔の話ではなく、いま現在狂言師たちを使って全国を回らせているのでは、と思いました。

 調べてみると「能 狂言 ビラ配り」というblogにありました。
「能 狂言 ビラ配り」‘佐渡狐’ タグのついている投稿:http://nougaku.iappfun.com/archives/tag/佐渡狐

 2009年から2011年にかけて、東京、大阪を中心に各地で30公演あまりやっています(これからやるものも含め)。

 政府は消費税増税に向けて、こうして「お能を観にいくようなインテリ」にもじわじわと洗脳活動をしているのだなあ、そして、パトロンがいないとやっていけない芸能人は政府に従うしかないのだなあと思い、重たい気持ちになりました。 以上です。

追伸: 明日は三宅雪子・国政報告会に行ってきます。ゲストに細野豪志(ほそのごうし)が来ますよ。興味のある方は一緒にいかがですか。

三宅雪子・国政報告会
日 時:2月27日(日)午後1時~
場 所:ホテルメトロポリタン高崎 丹頂の間(6F) (高崎駅一体型ホテル)
ゲスト:内閣総理大臣補佐官 細野豪志衆議院議員  

本当におわり。

井上 武人 投稿日:2011/02/25 06:17

【178】[194]地響きの予感

3回目の投稿。アフリカ北部から中東にかけて、各国で民衆が立ち上がり、長期独裁政権が打倒されたり、民主化要求の火の手が挙がっている。既得権益の上にあぐらを掻き、国民のことなど省みない政権は倒されて当然だ。中国や北朝鮮はかなり神経質になっているはずだが、両国の事情を伝える報道があまりに少ない。私の勉強不足かもしれないが、そもそも中国が今のサイズを実質的に維持している年数は、分裂している年数より遥かに短い。北京、上海、四川はそりが合わないのだ。漢・唐・宗・元・明・清の統一王朝はだいたい3代目辺りから国力が衰え、事実上軍閥が群雄割拠している。
元・清は支配層が異民族だし、秦・唐も開祖は西域遊牧民族だ。漢民族が全土を支配した期間は極めて短い。魏・呉・蜀のように三国に分かれた方が言語・風習に合っているのでは?中国の若者の奮起に期待したい。

副島隆彦 投稿日:2011/02/19 06:31

【177】[192]エジプト人 女性タレントの FiFi(フィフィ)さんのブログの文章を転載します。

副島隆彦です。 今日は、2011年2月19日です。

 今も続いているエジプトの国民民主革命 の進展を私は気にしています。 昨日18日も、カイロで、タハリール広場で100万人規模の集会が行われて、「ムバラク辞任を祝う国民集会」として成功したようです。ただし広場を包囲して要所に配置されている軍の戦車隊との緊張関係は続いているようだ。事態は、実際上の軍事政府(ミリタリー・ガヴァメント)の統治になっていて、憲法は停止( だから、これを戒厳令 marital law マーシャル・ラーという)されている。

 どうやら、昨年(2010年)の9月ぐらいに、ジュリアン・アサンジュ氏のウィキリークスが公開した米政府の外交文書で、アメリカ政府(国務省)が、ムバラク政権の腐敗をひどく貶(けな)していていることがエジプト側に分かって、ムバラクおよび軍のトップたちが、アメリカ政府に強く抗議して、それまでの信頼関係に大きな亀裂(ケンカ状態の突入)が入ってしまった、ということが、背景にあるようだ。ヒラリー国務長官がこの時期にひどく焦った表情をしていた。 彼女が受けた打撃が一番大きかったようだ。オバマを押し退(の)けて自分が次の大統領選挙に出る準備に相当の遅れが出た。

 エジプト国民は、これから先、今の軍事独裁政権(臨時だと言い訳している)から、どれほどの政治弾圧や 謀略が仕掛けられても、じっと我慢して、次の大統領選挙 と議会選挙で、整然と自分たちの代表を選ぶのだ、という覚悟のようである。 民衆暴動 と 激しい街頭闘争だけからは、新しい秩序は生まれない。無残に終わった20世紀のロシア革命 や中国革命などの世界歴史の教訓から、人類は、今、「国民の自覚による政治」という新しい思想を手に入れつつあるのだ、と、私は思う。 

 それは奇しくも、日本で小沢一郎という優れた政治家が、私たち国民に熱心に説いている新しい政治思想と同じであるように、私には思える。 要約すれば、「福祉の問題も、外交(軍事)の問題も、国内のあれこれの問題も資金(予算)のこともあるから簡単ではない。私たちが念願する小沢一郎政権が出来ても、それらはすぐに解決することはない。

(副島隆彦注記。ただし官僚支配 を打ち倒すことだけは、このことだけは、日本国民の決意で出来る。お金もかからない。彼らの特権を法律改正ですべて奪い取ればいい。それが公務員制度改革だ。これだけは出来るし、必ずしなければいけない。 ) 

 だから、国民の自覚で、新しい政治を選択して自分たちの真の代表に困難な諸課題の決断を任せる、という政治にならなければならない」 ということだ。これが小沢一郎からの私たちへの大切なメッセージだと思う。 

 期を同じくして、まさに 世界各国でそれぞれに新しい国民の自覚 というものが生まれつつあるようだ。これに期待することが私たちの次の世界への希望だ。 革命的な動乱の中から次の体制(秩序)が生まれて行くのだが、それは賢明な国民の自覚と判断によるものだ。どうせその次に来る我慢しなければ済まない諸現実は、現実として私たち国民が、受け入れて行かなければならない。

 それが小沢一郎政権 あるいは、その あとに続く 再度、2009年8月のマニフェスト(国民との約束)に戻る 清新な国民多数意思に基づく政権の姿だ。だから、目下、小沢一郎が余裕をもって実際に実行しつつある国民革命の次の段階に、私たちもさっさと到達しなければならないのだ。

 私が、今日、以下に転載する文は、エジプト人女性で日本で活躍する
FiFi(フィフィ)さんというタレントの文章です。 一読してすばらしい文章だと、誰もが思う。彼女の日本文は、西欧(西ヨーロッパ)の知識人が書く文章のレベルに達していて、たいへんバランス感覚があって、説得的で、かつ他者に寛容であり、読む人の胸を打つ。非常に頭のいい人だと思う。私たち日本人も、こういう穏(おだ)やかで芯の強い文章を書けるようになりたいものだ。

http://ameblo.jp/fifi2121/entry-10799236364.html

 このFiFi さんの文は、ここの重たい掲示板に、2月10日ごろに私たちの会員が貼り付けてくれたURLから、私が辿(たど)って、そして、4本だけを ここに勝手に転載します。 FiFi さん、もし ご迷惑でしたらそのように連絡して来てください。すぐに削除します。 現下の祖国、エジプトでの国民革命の様子を、これほどに正確に、エジプト人自身の目から私たち日本人に、分かり易(やす)く伝えてくれている文は、他には見当たらない。

 私は、このエジプト人女性タレントのFiFiさんが、エジプト・タロット占(うらな)いをするのを、テレビで一回だけちらと見たことがある。  

 彼女の以下の エジプト革命 への熱い共感の報告の文章に中でも、特にすばらしく、大変勉強になったと、私が自分で勝手に思った個所は、この文を、まず皆さんに読んでいただいてから、その後(あと、うしろ)に書きます。

(転載貼り付け始め)

エジプト人女性タレントのFiFiさん の ブログ から

http://ameblo.jp/fifi2121/entry-10799236364.html

2011-02-13 01:00:25
4. エジプトの夜明け 明日への一歩

 そもそもエジプト人で天気予報を気にする人なんていない。日本だと「おはよう」の後の会話のネタに困ると今日の天気を話題にする。だってエジプトは毎日晴れなんだもん。

 だけどタハリールの映像を見てお気付きの通り今の季節は結構寒い。日本と同じ北半球に位置し、今はエジプトでも冬なのだ、こんな時になにを呑気なこといってんの?って、何が言いたいかというと、この革命が成功した要因には天候ってのも大きく関わったのではと思うわけですよ。だってそうでしょ? 日本でやってたら雨だの雪だので、二週間近くもテント張って居続けるなんて厳しいでしょう。

 あのタハリール広場をデモ隊で占拠し続けなければ革命は失敗に終わることをわかっていたし、その先に今まで以上の 制圧 が待っていることはわかっていた。タハリール広場を軍にあけわたしてしまうことは革命の失敗を意味するようなものだ。しかしながら軍が国民に危害を加えなかったのは、自国を守るための軍が国民に手出しはしないとゆう信頼関係からだけではない。

 エジプトの軍隊は 上層部を除いては徴兵制度で召集された若者によって構成されている。しかもその若者は 知識人であれば軍隊、満足に教育を受けてない者は警察 と振り分けられる。そのため軍隊の若者たちは、デモ隊の若者と同じく政治の仕組みを理解していて、その腐敗政治に不満を持つ若者の行動に共感していているわけで。立場が違えど同じ考えを持つ若者たちが国の命令で国民を抑え込めないことくらい政府もわかっていたのだろう。

 一方警察に課される任務は とにかく厳しく手加減なしに人々を取り締まること、無知であるがゆえにその命令を疑いもなく遂行してきたのだろうが、そのせいで警察は「政府の犬」と国民に揶揄されてきた。まぁ、エジプトはアメリカの犬だったわけだが。

 大統領辞任のアナウンスを新聞が掲載したことで我々エジプト人は革命の成功を確信した。今まで国民の側に立ち国民の求める政治記事が掲載されることなどなかったのだから。

 そして、人々は意外にも冷静だった。革命を祝う人々はお祭りムードの中にもこれからのエジプトを考え行動しようとゆう意志を忘れてはいなかった。 いまだかつてわたしはエジプトの人々が自らホウキを持ちゴミを片付ける姿を見たことがなかった。国民は自分達が政府を変えられない事でこの国の未来を諦めてきた。自分の国をきれいにする事にすら意欲を失っていて、恥かしながら観光の国でありながら街はゴミだらけ、エジプト人の誇りを取り戻せずにまさに埃まみれになっていたのだ。わたしは人々が街を綺麗にしようとゆう姿勢にこの国を自らの手で変えられるとゆう自信を得て、エジプトの未来に夢と希望を託していることを実感した。

 民主化支持の意思表示を見せエジプト国民に歩み寄ろうとする一方で、次なる政権でもなお、アメリカの国益を守ろうと企てるアメリカの矛盾はエジプト国民に見透かされていた。そもそもこの親米(しんべい。 副島隆彦注記。アメリカに親しみを覚えアメリカ側に着くという政治的な立場のこと)で私たちは長年苦しんできたのだから。彼らにそれを指揮する隙を与えなかった。

 今までだって人々は貧しかった。5兆円 以上とも言われるムバラクの資産。国民を裏切り続けてまで作ったへそくりはアメリカからのご褒美。国民はその恩恵を受けることなんてなかった。

 今回のデモでエジプトの経済はさらにダメージを受けたのだろうが、我々国民は慣れっこだ! それよりも、食うに困る人々もいるこのエジプトでムバラクの策略になびくことなく目の前のパンより明日の自由のために人々が一丸となって訴え続けたことにエジプト人としての誇りを感じる。少数のムバラク派と名乗る者達 が現れたもののその信念の無い行動は力を生むことはなかった。(ムバラク支持派の正体)

 エジプトはエジプト国民によって歴史を変えることに成功した。我々はそれに至るまで三千人の負傷者、三百人にも及ぶ死者という犠牲を払ったことを決して忘れない。

 命と引き換えに政府に立ち向かった彼らはその歓喜の瞬間を目にすることなく亡くなった。彼らの雄姿をわたし達はあのタハリール広場で称え続けるだろう。革命の余波はさらにその勢いを弱めることなくアラブ全域に広がろうとしている。

 何よりガザの人々(副島隆彦注記。パレスチナ人たちで、ガザ・ストリップと呼ばれる地中海岸の細長い地区に住む )がエジプトの革命を祝福している映像を目にして止めどなく涙が溢れ出た。 アラブの裏切り行為とも言われる平和条約の下で、私たちは同じアラブの民が虐殺して(されて)いる姿を目の当たりにしながらもムバラク政権下でそれになす術が無かった。それはどれだけでも私たちのプライドを傷つけてきた。

 実体なき和平の上に存在する大国のための平和条約 など誰が望んだだろうか? エジプトはパレスチナを見捨てていないことを彼らは信じていてくれた。本当の平和はそんな名ばかりなものなんかじゃない、パレスチナに明るい未来が来る日は容易ではないが、私達は彼らのためにその一歩を歩み出したんだ。待っていて欲しい。

 記事を読んでくださっている皆様へ。応援や祝福の多くのメッセージ、胸が熱くなるばかりです。心から感謝しています。次の記事でその想いなどをまとめさせて頂きます。

2011-02-05 03:10:21
3. エジプトの夜明け?国民の想い

 エジプトにイスラム政権が誕生することへの懸念とか、ムバラク退陣後の新政権の樹立についてだとか、そもそもなんでアメリカが口を出すんでしょう。確かにエジプトは中東に置いて重要な役割として位置付けられてたから分かりますが、コメントするまでならまだしも、なぜ今後のエジプトの新政権樹立にアメリカが関わろうとするの? 関わるどころか今まで通り主導していこうとしてますからね。エジプト国民が何に対して怒っているのかぐらいわかってるはずでしょ、変革を求めてるんですよ。

 チェンジですよ、チェンジ! オバマ大統領があれだけ選挙の際に繰り返した『CHANGE』なんです。エジプトが変わっちゃうと不都合ですか? 表向きには国民を応援しているように見せていますが、もしそれが真意なら今までのようにエジプトの政治に口をはさむべきでは無いはずです。エジプト国民はエジプト人のためのエジプトをつくりたいのですから。

 イランはイスラム政権ですが目立って反政府運動がおきてはいませんし、最近のアラブ各国での世論調査でも ムスリム同胞団 に対する支持は80%を超えています。本当に危険な集団であればこれだけの支持が得られるでしょうか?

 そもそもテロリストがいなくなって一番困ってしまうのはアメリカなのではないでしょうか? テロ撲滅の名目で戦争や攻撃を正当化出来たし、国内の武器産業も潤った。エネルギー有り余るアラブの若者たちを不自由な中に閉じ込めて彼等の主張も虐げ、テロリストを産むような構図をあえて作り上げ、テロの連鎖を引き起こしてきたのはアメリカ自身ではないでしょうか? むしろ中東が丸く収まってしまうことのほうが問題なのでは?

 いつも中東のどこかに火種を抱えていて、その危うさで世界中の人々の恐怖心を煽ってきたじゃないですか。こんな簡単に世界が情報交換できるご時世に湾岸戦争やイラク戦争でやってきたような情報戦術でコントロールできると思ってるんですか。携帯からでも、その国の現状を、真実を誰でもが簡単に世界中に配信できる時代なんですよ。 大相撲の八百長もそうですが、今までならうまく隠せていたものが、そうゆうわけにはいかなくなるんですよ。Wikiリークスだってそう、賢いハッカー達がいくらでもネットワークに入り込んでヤバいネタ掴(つか)んでは嘘を暴きますから。

 ところで、ムバラク支持派は外国人ジャーナリストを襲撃したり、無理な情報操作を試みたり、イメージを悪くするだけの動きをみせて、ムバラク自身最後のあがきのように大統領の座に粘り続けるのはなぜでしょう? これはあくまでわたし個人の見かたですが、自分の資産を整理するのに手こずっていてそれまでの時間稼ぎなのではと思うのです。ここは驚くところですよ! ムバラク一族の総資産は3~5兆円とも言われています。億じゃないですよ 兆です。

 今政権が変われば腐敗政治でせっせとこしらえた資産は新政府によって差し押さえられかねませんよね? そりゃあイメージもへったくれもないですよ! 何としてでもそれを整理したいんでしょうね。それだけの資産を整理するのにはやはり9月までかかるってことだったのかなぁ~と思うわけですよ。

 連日ニュースの中で映し出される風景はタハリール広場のまさにデモの様子なので、エジプトにいる人々は大丈夫なのかと心配されてる方も多いでしょう。大手のスーパーは営業していませんが個人商店は営業していますし、なにしろこれは戦争でも無いので経済封鎖や攻撃を受けて街が破壊しているなどとゆう状況ではありません。ですから目的が達成できるまではデモが衰退して行くとゆうことも考えにくいです。ネットと電話が復旧し人々は平常の生活を取り戻そうとはしていますが、役所がらみは再開してませんので仕事も滞っています。その為なす術も無い人々で、例えば喫茶店などが混み合っているそうです。

 今後は誰が政権を握ると思いますか? なんて尋ねられるけど、今のところその候補が現れないのではと思ってますよ。タイミング的には今出ない方がいいです。今出ても人々は冷静にその人物がふさわしいのか判断出来ませんよ。人々はこの長年のあいだ行われてきた見せかけ選挙ではなく、真っ当な選挙の下自分達の指導者を選びたいと思っています。また、今誰かに出てきてもらうと反政府運動が複雑化します。
 
 エジプト国民が今求めているのは、国民の信頼を失ったリーダーとその腐敗した政権を倒すこと。国民対政府!このシンプルな図式を下手に複雑にすることはそこに邪魔が入る隙を与えかねないですからね。今の状態で訴えるのが良いでしょう。

 私は今日もブログに自分の思いを綴りましたが、今までならタレントという立場からもハッキリと明言することをためらっていたと思います。はじめに投稿した『~新たな一頁へ』は今後の仕事の心配もしつつ言葉を選んで打っていました。

 でも、今はもう迷わない! →どこかで聞いたことあるフレーズ。読んでくださってるみなさんがわたしに勇気をくれました。 私は命と引きかえに、そのリスクをかえりみず母国の為に、またアラブの為に、叫び続ける彼らの為にもあきらめないと決めました。彼らの起こす革命を世界中が注目しているんです。彼らのメッセージをわたしが日本で伝えていきたい。それがわたしのできること。

 今の時代、1人の人間が社会に影響を与える事だってできるんです。ほら、その証拠にこのブログを多くの人が読んでくれている。そして、みなさんは自国の為に何を想いますか?日本の未来の為に今なにが出来ますか?

2011-02-03 13:23:34
2. エジプトの夜明け?ムバラク支持派の正体

(何卒、今回の記事も携帯で打って投稿してますので読み辛いとは思いますが、ご了承ください。)

 なぜ今頃になってムバラク支持派がメディアへのアピールを始めたのか。
ムバラクはこの長きにわたる独裁政権において今まで副大統領とゆうポジショニングを設けてこなかった。これはムバラクの前のサダト大統領(これまた親米政権)が 軍のクーデターによって射殺されたのだが、副大統領を含めた幹部の陰謀によるのではないかとの見方があり、自分も同じように暗殺されることをおそれてきたから。

 それが今回のデモを受けて1月29日、突然スレイマンという人物を側近として副大統領に任命した。このスレイマンという人物は何を隠そうエジプトの秘密警察を束ねる内務省長官でCIAとの繋がりも深い、もうお気付きだとは思いますが、そう、デモが開始され一週間以上も経つこの時期になぜ、突然ムバラク支持派が現れた謎がとけますよね? しかもこの数日アメリカとスレイマンが電話でやりとりもしているこのタイミングに。日本のメディアでも触れていますが、ムバラク支持派の人が秘密警察のIDを所持しているとの情報がありますが、つじつまが合うわけですよ。

 ムバラク反対派が100万人越えでデモしている中にだれが好きこのんで突っ込んできますか? はぁ、本当にエジプトの政治は腐敗している。自分の支持なんてものは金で買えると信じてるんですよ。まぁ、実際これまで賄賂で回してきた行政ですから。それがこんな時に露骨にでちゃうと、世界にその汚職の仕組みを見せているようで情けないですよね。

 なんだか ムバラク支持派の持っている真新しい垂れ幕やプラカードは個人が作ったとは思えないクオリティだったし、何よりムバラクの写真うつりが良すぎだし。本人がチョイスしちゃってんのかなと思わせるほどで。

 blogを読んでたくさんのコメント頂きました。これだけの反響をみると、いかに日本の情報が人々のニーズに沿っていないのか、また、みなさんが世界情勢を知りたいという気持ちが強いのかを感じるわけです。頭ごなしにこの国の人は国際政治なんて関心ないなんて決めつけて、低俗な話題を垂れ流しにしているメディアは、それ自体がいずれ国益に何らかのダメージを与えかねないという事を自覚して頂きたい。

 今日本人が求めているのは、国内だけの問題では無いはず、海外の動きもみて、自分達の今後を見極めて行きたいのだと思う。

2011-02-03 00:50:03
1. エジプトの夜明け?新たな一頁へ

 エジプトもいよいよ始まりましたね。どうしてこのタイミングで って、その最大の引き金となったのはチュニジアのジャスミン革命の成功でしょうね。
 エジプトはアラブのリーダー的存在なんだとゆう自覚が強いですからね、チュニジアに出来て、自分達にできないなんていうのはプライドが許さないでしょう。そもそも、Wikiリークスによるチュニジア上層部の贅沢三昧の暮らしぶり暴露がきっかけで起こったこのジャスミン革命、革命に至るまでにtwitterやFacebookでデモの呼びかけが行われるなんて、皮肉ですよね、エジプト革命も同じですが、アメリカで生まれたソーシャルネットワークを駆使して、結局 親米政権を打倒しようとアラブの人々が団結したのですから。

 でも、まぁ起こるべくしておきた革命なんですよね。だいたい三十年も政権を握ってる大統領がいる事自体が不自然なんですから。物心ついた時からずっとムバラクでしたよ。しかも、街の一角に掲げられた大統領の写真はたぶん就任当時の物から変わってないと思う。83歳の割に若く見えるのは何度となく繰り返された整形と、下からのライティングのおかげかとおもう。

 そもそも、日本でまともにアラブを解説してくれるような報道は今までも少ない、そしてこの場に及んでも、アラブの情勢をうまく伝えられる報道機関が無い訳で。アラブについて研究してる人は少なく無いはずなのにね、なんで、なんにでも解説するような人にコメントさせてんの? 信用できる情報ではないですよ。

 私の母が日本で国際政治の博士号を取ってまして、わたしも少なからず母の影響をうけて育ちましたので躊躇する事なく言わせていただきますけど、そもそもこの革命、エジプトの民主化運動なんて言葉で軽く繰られても、それでは深いところは読めませんよ。

 エジプトは他のアラブ諸国に比べたらただ一点を除いては不自由なく生活している国ですからね。はっきりいいましょう、ムバラクは確かに長年政権を握ってきたので独裁政権です。しかし、それはアメリカの作った親米政権による独裁であるわけで、国民はその親米による独裁に憤慨しているのです。

 それはなぜ独裁政権である同じアラブの隣国リビアではこの時期に革命が起きないかとゆう理由が物語っています。要するに民主化を求めているならリビアでも同じように革命が起こっておかしくないですよね? つまりこれは民主化運動とは違うんです。親米政権にウンザリなんです。リビアはちなみに反米政権です。

 エジプトは対外的に良い面をしていますが、本当に外国人ばかりが優遇されていて、国民は虫けらのように扱う国です。極端な話、外国人の方が仕事に就きやすくてエジプト人はあぶれてる なんてこと、ほんとに過言ではないくらい。わたしもいく度となく大使館で不快な思いをしています。大使館に働いている外国人スタッフは高い給料をもらっていながらエジプトのために積極的に働いてもいない、それを嗜めると、エジプト人スタッフが外国人をかばい、同じ国民をバカにする。

 エジプトの政府の態度がまさにそれ。そんな事があたりまえの国だったんです。だからそれに不満を持ち度々旅行客を狙ったテロも起きたんです。エジプト政府に、海外ではなく、国民に目を向けて欲しい、または今の外国に媚び売る政権にダメージを与えるためにテロが起きていたわけです。

 今回のムバラク政権後、はたして誰がリーダーになるのか、いちばんかたずをのんで見守っているのがアメリカでしょう。けど、なんてたって、デモを抑え込んでしまったら各国の民主化を進めよと非難し攻撃をしてきたこれまでの姿勢に矛盾がおきますから、ヒヤヒヤしながらも民衆を支持するなんて心にもない態度しちゃって。その見返りに反米政権が誕生しようもんならどうしましょうと心配で仕方ないでしょうね。

 野党であるムスリム同胞団の事が度々メディアで紹介される際に、この同胞団を過激派とイコールに誤解して解説する人がいますが、ちゃんと勉強した上で話をしていただきたい。それに足元すくわれて知識の無さが誇張されてしまいますよ。日本語でもアラブの政治の本を読めば書いてあるが、ムスリム同胞団は孤児院や病院などを設立し古くから民衆をサポートしてきた団体、組織であって、過激派とは全く異なる。むしろムスリム同胞団をアルカイダ などのように扱って世界にその誤解を広めたのはアメリカ。その方がアメリカに取って都合がよかったから。

 イスラムはテロだ、アルカイダ などとゆう単純かつ幼稚な思想をメディアを駆使して無知な人間に植え付けたことで、アラブの立場を窮地に追いやり、中東での立ち振る舞いを世界に納得させてきたんだから。 まぁ、でもそんなアメリカのパワーバランスももう崩れてきているわけで、その証拠にいまアラブの火薬庫から次々に噴煙が上がっているにもかかわらずそれを消火できずにいる。わたしはまさに世界地図が描き変えられる瞬間を目にしているようで身震いの連続なわけだが。

 今まさにミダン・タハリール(解放の広場)で100万人にも及ぶ民衆が新たな歴史の一頁を塗り替えようとしている。わたしはこの人々を見るとき、わたしの生まれる前ではあるが、かつて記録映像で見たナーセルの死を悼む群衆と重なった。あの時と目的は違えど、エジプト国民が一つになった事がどれだけの重みを持つのか、今この時代に、これだけの人間が情報を遮断されてもなを一つになれる事がどれほどの意味を持つのか、世界中に問いかけているようでならない。

 最後にエジプトに旅行にきたにも関わらず観光もできる状態ではなく、さらにはホテルに缶詰、空港で足止めとなった方々には大変心を痛めています。帰国されたあるご婦人が、『またしばらくして落ち着いたらエジプトに行きたいです』と空港でインタビューに応えてらっしゃいました。その言葉はエジプトにとってどれだけの勇気と励ましであるでしょう。感謝の気持ちで涙がこぼれました。

 エジプトを愛して下さる方々のためにもエジプトは生まれ変わって自らの力で立ち上がりもう一度みんなが訪れたい国にならなきゃなと思うわけです。エジプトを愛して下さる日本の皆さんほんとに有難うございます。

 現在、エジプトには母と妹が里帰りしています。母はこの歴史的な瞬間の経緯をエジプトで見守りたいという事なので予定を変更してしばらく日本には戻らないそうです、といっても、空港がパンクしてますし。ネットはまだ遮断されていますがようやく携帯も繋がり通話状態は良くないですがなんとか連絡が取れるようになりました。一日も早くエジプトに平穏な日々が戻るよう遠い日本から願うばかりです。これ以上人々の血が流れることがありませんように。

http://ameblo.jp/fifi2121/entry-10799236364.html

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。 皆さんも、一読してお分かりでしょう。このエジプト人女性タレント女性FiFi は本当に頭がいい人だ。私は、彼女の文から、たくさんのことを学んだ。

 日本のテレビ局は、彼女に エジプトの国民革命のことを話させるべきなのだ。それが出来ない、ということは、私たちのこの日本国は、強い言論統制、報道管制、思想統制、国民への生活統制が行われている国だ、ということである。

私は、上記の FiFi さんの文から、自分が一番、感動した個所を抜き出して、以下に貼り付けるだけにします。これ以上、余計なことを書く必要はありません。 

副島隆彦拝

(1)「 いまだかつてわたしはエジプトの人々が自らホウキを持ちゴミを片付ける姿を見たことがなかった。国民は自分達が政府を変えられない事でこの国の未来を諦めてきた。自分の国をきれいにする事にすら意欲を失っていて、恥かしながら観光の国でありながら街はゴミだらけ、エジプト人の誇りを取り戻せずにまさに埃まみれになっていたのだ。わたしは人々が街を綺麗にしようとゆう姿勢にこの国を自らの手で変えられるとゆう自信を得て、エジプトの未来に夢と希望を託していることを実感した。」

(2) 「 今後は誰が政権を握ると思いますか? なんて尋ねられるけど、今のところその候補が現れないのではと思ってますよ。タイミング的には今出ない方がいいです。今出ても人々は冷静にその人物がふさわしいのか判断出来ませんよ。人々はこの長年のあいだ行われてきた見せかけ選挙ではなく、真っ当な選挙の下自分達の指導者を選びたいと思っています。また、今誰かに出てきてもらうと反政府運動が複雑化します。」

(3) 「 私は今日もブログに自分の思いを綴りましたが、今までならタレントという立場からもハッキリと明言することをためらっていたと思います。はじめに投稿した『?新たな一頁へ』は今後の仕事の心配もしつつ言葉を選んで打っていました。 

 でも、今はもう迷わない! →どこかで聞いたことあるフレーズ。読んでくださってるみなさんがわたしに勇気をくれました。 私は命と引きかえに、そのリスクをかえりみず母国の為に、またアラブの為に、叫び続ける彼らの為にもあきらめないと決めました。彼らの起こす革命を世界中が注目しているんです。彼らのメッセージをわたしが日本で伝えていきたい。それがわたしのできること。」

(4) 「 野党である ムスリム同胞団 の事が度々メディアで紹介される際に、この同胞団を過激派とイコールに誤解して解説する人がいますが、ちゃんと勉強した上で話をしていただきたい。それに足元すくわれて知識の無さが誇張されてしまいますよ。日本語でもアラブの政治の本を読めば書いてあるが、ムスリム同胞団は孤児院や病院などを設立し古くから民衆をサポートしてきた団体、組織であって、過激派とは全く異なる。むしろムスリム同胞団をアルカイダ などのように扱って世界にその誤解を広めたのはアメリカ。その方がアメリカに取って都合がよかったから。」

(5) 「 最後にエジプトに旅行にきたにも関わらず観光もできる状態ではなく、さらにはホテルに缶詰、空港で足止めとなった方々には大変心を痛めています。帰国されたあるご婦人が、『またしばらくして落ち着いたらエジプトに行きたいです』と空港でインタビューに応えてらっしゃいました。その言葉はエジプトにとってどれだけの勇気と励ましであるでしょう。感謝の気持ちで涙がこぼれました。

 エジプトを愛して下さる方々のためにもエジプトは生まれ変わって自らの力で立ち上がりもう一度みんなが訪れたい国にならなきゃなと思うわけです。エジプトを愛して下さる日本の皆さんほんとに有難うございます。」

引用 終わり。  副島隆彦拝

副島隆彦 投稿日:2011/02/17 09:51

【176】[191]前阿久根(あくね)市長 竹原信一(たけはらしんいち)氏への 検事取り調べ の 様子が映像になっています。 

副島隆彦です。 今日は、2011年2月17日です。

http://www.youtube.com/watch?v=tx75zOE4b0k

上記の ユーチューブの画像を 見てください。

 鹿児島県の 阿久根(あくね)市という 自治体の市長をしながら、公務員(市役所の職員たち)が、どれほど怠慢であり、かつ高い給与をもらっているかを、サイトに公表して、大騒ぎになった事件があります。 

 田舎の住民(市の市民)たちの年収が、この20年間続く不況(デフレ経済)で年収が200万円ぐらいになのに、市役所の公務員たちは600万円とかもらっていることを、270人の職員の全員(名前は伏せて)の給料を公開した市長がいます。 

 それが、竹原信一(たけはらしんいち)氏です。 以後、大騒ぎになって、
この「住民(市民)のために闘う市長」は、あちこちから大変なバッシングを受けて来ました。 「地方自治、地方自治 」と言いながら、その実質は、自治でも何でもない、腐り果てた 地方行政が、全国で続いています。

 その風穴が、再度の名古屋市長選(2月6日)で、河村たかし氏が、66万票の大量得票で開きました。名古屋市民は、腐敗しつくして来た 名古屋市(議)会や名古屋の公務員たちに対して 怒っています。

 以下に貼り付けますユーチューブに、前阿久根(あくね)市長 竹原信一(たけはらしんいち)氏 への 検事による任意出頭での取り調べがあり、その 様子が映像になっています。貴重な映像および録音だと思います。 どうぞ熱心にご覧ください。

副島隆彦拝

(転載貼り付け始め)

 「 鹿児島県 阿久根(あくね)市 前市長・竹原信一(たけはらしんいち)氏への 鹿児島地検川内(せんだい)支部の検事による取り調べ 2011年2月13日 の 様子 のユーチューブ」 


http://www.youtube.com/watch?v=tx75zOE4b0k

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦拝

石井裕之 投稿日:2011/02/14 23:51

【175】[190]中国の内蒙古から(フフホト通信)

中国の内蒙古の石井でございます。
暫くご無沙汰しておりましたのも理由がございます。
こちら中国では、2月2日(大晦日に当たる)から「春節(正月のお祭り)」を盛大に祝います。それでも近年、北京や上海といった都市部では、恐らく1週間から10日あまりで、その都市機能を回復していると思われますが、地方に行けばいくほど、田舎に行けばいくほど、長期に亘ってお祝いをするようです。

例年、この時期にはインターネットの調子がおかしくなります。メールの送受信がしくにくくなったり、スカイプの音質が落ちたり、携帯電話の海外へのアクセスがしにくくなったり、といった具合なのですが、今年はインターネットの具合が非常に悪く、ヤフーやその他日本のホームページ関係(外国のサイト)へのアクセスが制限されている様なのです。
私は、メールをヤフーに依存しておりましたが、ヤフーのメールサーバーにアクセスできないものですから(2週間も)、ついにグーグル(gmail)経由に設定変更して何とかメールのやり取りが出来るようになりました。

これは本当かどうか判りませんが、2月10日のモバイル向け「時事通信」によると、例のエジプトの民衆蜂起に、北京政府が随分と気を揉んでピリピリしている、というのです。
というのも、その大規模デモの勢いが中国のネットユーザーに飛び火しないか、ということのようなのです。
真相がどうなのか判りかねますが、西暦の年末以降、俄かにネットへの接続が厳しくなってきて(中国国内のアクセスは問題無し)、旧暦の年末年始がピークだったように思います。
先にも述べましたが、
・ヤフーメールが全く使えない(メール操作画面どころか、ヤフーIDの入力画面すら表示されないことがある)。
・インターネット検索は出来るが、実際に検索された個々のページにはアクセス出来ない。
・ちょっと重たいサイトは(ヤフーのホームページ含めて)、全くアクセス出来ない。
・スカイプにログイン出来ない。
と、このような感じです。去年から中国のネット人口が急激に増えてきていますから、ただ単に、中国ローカルから海外へのインターネット経路の帯域不足であるだけなのかもしれませんが・・・。

インフラの爆発は、何もネットに限ったことではありません。道路も飛行機も列車も非道い混雑状況です。「お正月だ!お正月だ!お金持ちも貧乏人もとにかく家に帰ろう♪」みたいな内容の童謡があるくらいです。更に、一昨年の年末には、この帰省ラッシュの状況を面白おかしく描いた映画まで上映されました。
例えば、列車のチケット予約は通常3日前から出来ます。ここ内モンゴルのフフホトから北京に行く(およそ500kmの道のり)夜行列車は、晩の9時頃に乗りこんで、明け方7時前に到着する、というとてものんびりしたものなのですが、チケットの値段が安いもの(一番安い普通の腰掛け席で1000日本円程度)ですから、地方から都市部に働きに出ている工員の帰省手段は、この列車に集中します。
今年から、このチケットの予約をある程度分散して行える(実は今まで、基本的に出発駅でしか購入出来なかった)ようにシステム変更したようですが、それでもチケットを買い求める帰省客が徹夜泊まり込みで長蛇の列を為します。年末年始の風物詩というにはあまりにも大変な(過酷な)行事です。
新幹線や飛行機といった、公共交通機関はどれも似たり寄ったりの状況です。

http://j.people.com.cn/94638/94659/7285128.html
↑これは、ここ呼和浩特(フフホト)の正月の飾り付けの様子です。この他、家の玄関や室内にも、やはり正月専用の飾り付けを行います。中国映画で御馴染になりましたが、中国の家の玄関には「福」の文字が必ず貼り付けてあります。この飾りは年中貼り付けていますが、正月前に新作に取り換える習慣なのです。
また、ここ呼和浩特では大晦日の晩に、街の到る所に石炭を積み上げたキャンプファイアを作ります。底辺1.5m×高さ1m程度でしょうか。街の中央広場の中には、10m間隔で並べられています。神様の迎火の意味合いがあるようです。ボーと燻る石炭の小山の群れは、それはそれで荘厳な雰囲気です。
爆竹や花火に至っては、凄いを通り越して非道い、と言った状況です。
大晦日から新年に切り替わる23時50分頃からにわかに花火があがり始め(このフライイングは、恐らく時計を正確に合わせていないことが原因と思われます)、明け方の5時頃まで、打ち上げ花火と爆竹の大合唱です。更にその爆音に反応した自動車のセキュリティーシステムの警告アラームも交じります。「ヒュードン!」と「バンッバンッバンッ」と「バッバッバッバッ」と「シュッシュッシュッ」と「ビービービー」の巨大音量が、何の規則性もなくただただ延々と交じり合うのです。マンションの中で家族におめでとうと言うのも怒鳴り声になります。そうしないと外の大音響に声が搔き消されてしまいますからね。
極端な話、この正月期間だけで、ここ呼和浩特市において何百万発の打ち上げ花火が消費されていることやら。どうりで中国人である私の家内が、日本の夏祭りの花火に見向きもしない筈です。本当に、規模が全く違いました。
この花火や爆竹は、財の神様をお迎えする意味合いを持ちます。ですから、正月のみならず、お店を新装開店した際などに必ず用いられます。

この春節も、旧暦の1月15日を挟んだ3日間に、最後の盛り上がりを魅せてフィナーレを迎えます。まだやるの?って感じなんですが、まだやるんですっ!
思い起こせば、40年前の私の実家(水島のハズレの農村)でも、正月の7日間くらいは、毎日色々な人(親戚や近所の人たち)が訪れて、飲めや喰えやの大騒ぎでした。流石に花火はありませんでしたが、年の瀬にウスと杵を使って行う餅つきが本当に嬉しかった記憶があります。こちら呼和浩特では、その当時の古き良き慣習が今尚引き続き行われているのです。
ただ、この慣習。都市部を中心に簡素化しつつあります。ちょっと寂しいですね。