重たい掲示板

書き込みの連番がリニューアルによりリセットされております。
旧サイトの書き込みの連番は[●●]で表示されております。ご了承ください

書き込みの連番がリニューアルによりリセットされております。旧サイトの書き込みの連番は[●●]で表示されております。ご了承ください

1644金井克己 投稿日:2011/04/13 03:42

【394】[437]横澤さまへ

横澤さまの副島先生に宛てのご投稿に対し、私ごときが間に割って入る様な投稿で誠に申し訳ないのですが、前後の投稿よりの行きがかりによるお節介をお許し願えたらと思い投稿させて頂きました。
ご無礼はお許しください。

まず、横澤さまのおっしゃる事は誠にその通りだと思うのです。
特に「子供達も帰って大丈夫だよ。」発言はもう少し様子をみてからにして欲しいというご意見はまさにその通りだと思うのです。

私は副島先生とは同年(学年は一つ上)ですが先生を師と仰いでいるものです。
その私が先生の狂気を見たのが、高齢者への戦場への誘いの投稿でした。
戦場への誘いなどというと誤解されますが、要は今後起こるであろう戦争に対し、戦争とはなんであるのかをその戦地へ赴いて実際にその目でその体で体験して死んでいこうというものでした。
その誘いは、60も過ぎて奥さんにも疎まれていて、さらに十分に生きてきた親父達に対してでした。
またご婦人方に対しても呼びかけていました。
私もほぼ合格者であり、どうしたものかと考えましたがこれは衝撃でした。

この事から私は、副島先生の日本国に対する深い絶望と、さらに人類に対する深い絶望を感じとりました。
特にこの日本に対しては本当に、深い深い絶望をお持ちであろう事が伺いしれたのです。
それらのひとつが横澤さまご指摘の電力マフィアのような利権集団と政、官、財、やくざにより乗っ取られてしまっている日本の現状ではないでしょうか。

一度も先生とお会いした事もお話した事もない私ごときが、なにを寝言を言っているのかと思われるでしょうが、確かにそう感じたのです。

そして今回の地震での原発事故です。
先生はいち早くコンクリート詰めにするしかないであろう事を悟り、そして死を覚悟のその作業を自分がやろうと決心されたのは会員の方であればご存知でしょう。

今、先生がやっている作業はそれへ向けての道のりであると思うのです。

失礼ながら横澤さまの言われている事柄は先生はすべて承知をされていると思います。
いや、我々が知りえないさらに深い状況も承知であろうと思います。

私も現在の日本の状況は民族存亡の危機であると、捉えております。
レベル7状態が地震直後から起きていた事を原子力安全委員会が認めました
3号機のプルトニュームも使用済み燃料棒も吹き飛んでいます。
さらに1号機は再臨界を起こしているのは、ほぼ間違いないでしょう。
第一原発6号機すべてがコントロール不能になる可能性も否定できないのです。
原子炉からは今でも放射能が漏れ出していますが、それらがまさに神風のような偏西風により大部分は太平洋に流され日本は助かっているのです。

しかしながら、地震直後の数日間は風向きにより相当広範囲に汚染されたようです。
原子力安全委員会は今日になっても3月11日の放射能飛散量は隠匿しています。
それを発表したらそれこそパニックになるのでしょう。

17日にヒラリー・ロダム・クリントンが来日します。
おそらく菅政権に最後通告を通告しにくるものと思われます。
それはもはやトマホークでは間に合わず、小型核爆弾などを使い原子炉を太平洋へ吹き飛ばす命令かもしれません。
それが再臨界していようがいまいが、放射能が出ていようがいまいが、そのように命令されてしまうところに、先生は深い絶望を感じているのではないかと思うのです。

最初に戻りますが、それであっても同心円でひとくくりにしての非難命令などは先生にとっては認めがたき方策であり、現在放射能があるのかないのかが、事実として大事なのであり、その事実を自分の体で証明して、子供達にも少しでも避難所の非人間的生活から解放してあげようとしての行動ではないのでしょうか。
また爆発したらしたで、その時にまた逃げればいい事です。
云われもない不自由さを何人からも強制されるいわれはないのです。

そしてそれらの行動は、すべてをご存知の上での行動であると思われるのです。
もちろん本当の真意は私ごときがわかるはずもありませんが、これまでの長きに渡っての言論生活から鑑み、先生を最後まで信頼するものです。

長々と書いてしまいました。
すべて私の勘違いかもしれません。
副島先生に対しても随分失礼な事を書いているのかもしれませんが、そうであれば不詳の弟子のたわごととお許しくださいませ。

また横澤さまにも横からよけいな事を大変失礼いたしました。
お詫び申し上げます。

ただこんな折、国民すべてが苛立っています。
なんとかこの国難を乗り切って、明日に向けての希望が少しでもてる社会が早く戻る事を、すべての国民が望んでいる事に変わりはないと思うのです。

柴田寛喜 投稿日:2011/04/13 02:47

【393】[436]私は副島先生を信じます

山形県の柴田寛喜(しばたひろよし)です。

副島先生は『幻魔大戦』の主人公「東丈」のような存在だと思います。

そして学問道場は「幻魔研究会」です。

私は福島に家を買うという先生を応援したくてこの時期に入会しました。

先生は原発が安全などとは言っていません。

福島にあるであろう安元地帯を探しにガイガー・カウンターを片手に調査しているだけです。

そして原発退避者に希望を与え、また、風評を払拭したいと考えているのではないでしょうか?

『幻魔大戦』にも様々な人が登場してきます。

私はただ先生を信じて待つ会員の立場です。

須藤よしなお 投稿日:2011/04/13 02:42

【392】[435]Re : [430]福島県の会津若松市に磯貝太です。

磯貝太様

「学問道場」管理者の一人の須藤です。
掲示板の投稿に関しまして、一度投稿された記事は、管理権限のある人以外には修正することが出来ません。
したがいまして、過去の記事を書き直すには、投稿する際に「削除番号」も設定して投稿し、
古い記事を削除してから、書き直した記事をあらためて投稿していただくことをお薦め致します。
投稿された記事の削除は、掲示板の一番下にあるボタンから行うことが出来ます。

また画像・動画に関しては、これは私共のシステムの欠陥ですが、今のところこれも管理者に設定している人間にしか扱えないようになっております。誠に申し訳ございません。

他の会員の方にも画像を貼れるように、今のシステムの不備となっている個所を研究しておりますが、この状態が改善される時期はまだ明言できません。
システムの不備が直るまでは、たとえば画像タグなどが使えない「ツイッター」や「2ちゃんねる」等の他のウェブ上のサービスのように、表示させたい画像・動画へのリンク・URLを貼って閲覧者へ案内していただくかたちが一番良いかと考えます。

色々、まだまだ「学問道場」のシステムは問題を抱えております。重ねて、申し訳ありません。
改善されるまで何卒ご理解を賜ることが出来ましたら幸いです。
今後とも宜しくお願い致します。

須藤よしなお拝

横澤 投稿日:2011/04/13 01:04

【391】[434]冷静に

 フクシマ現地へ、ガイガーカウンターを持参して測定してきた勇気は認めますが、だからといってその報告と感想が正しいわけではありません。私たち弟子は、副島氏が政府や東電やNHKに出てくるセンモンカと同じではないと信じています。ですから、「子どもたちも帰って大丈夫だよ」とか発言するのは、もう少し様子を見てからにしてほしいと思います。
 テレビや新聞よりも、週刊誌はかなり真実を伝えていると思います。ボケ~っとテレビを見て、新聞を読んでばかりいないで、週刊誌も読んで情報を自分なりに取捨選択しましょう。
 私は原発は即刻廃止するべきだと30年前から考え行動してきました。そして今度の事故で、東京など都会に住んでいる人間が、いかに原発の恐ろしさやでたらめさを知らないということが分かりました。管、枝野、東電幹部、アンゼンインなどです。「ただちに人体に影響するものではない」ということは、5年後10年後周辺の大勢の人たちがガンになっても奇形児が生まれても、原発との因果関係は立証されないと言うつもりなのでしょう。ホントに知らないことはすてきですよね。でも私は若い女性の首に首飾りみたいな、甲状腺手術の傷を見たくはありません。

 そのことはともかく、私は今回現地へは行きませんでしたが、30年前から泊原発現地に住んでいました。いくら原発の下に活断層があるとか、津波のときには冷却水が入らないとか、毎秒7t排出される温排水が漁業に影響を与えるなどの危険性を指摘しても、まったく聞き入れられないかったのです。
 さて、副島氏は原発をどのようにお考えでしょうか。
 ①安全であれば続けるべき
 ②即刻すべての原発を止めるべき
 ③その他
 もし①でしたら、どこまでも論争するつもりです。お互いいかなる利害関係を持たない知識人としてです。
 もし①ならば、論争する前に、つぎのことを調べてみて下さい。
 ア、東電はじめ、電力業界は巨大独占企業であり、いかに多くの天下り人  間が巣くっている業界であるか。
 イ、原発は、いかに電力を作るかではなく、いかに捨てるかを考えてい   る。「揚水発電」を知っていますか? 知らなければ調べてみましょ   う。つまり原発は電気を作ることはどうでもよかったのです。
 ウ、今回の事故で、原発はクリーンエネルギーなんて信じられなくなりま  したよね。だからといって、私は直ちに太陽発電や風力発電にとはいい  ません。液化天然ガスや石炭があります。CO2を発生して温暖化です  って? 気象庁の統計では過去100年間に0.68℃上昇したとあり  ますよね。でもそれはすごく大変なことなのですか? ちなみに私は温  暖化万々歳です。除雪をしなくてよくなればと思っています。 
 エ、「オール電化」や「ロードヒーティング」を宣伝してきたくせに、  「節電しろ」だの、「デマは信じるな」だと? つまり、真実を信じない で政府や東電など大本営発表だけを信じろという、言論統制や思想統制へ つながるきな臭さを感じるが、どうでしょうか。  

1644金井克己 投稿日:2011/04/13 00:16

【390】[433]奈良県の方へ

分析が甘いとか、理論がどうとか、もうそういう問題ではないのがまだ解らないのでしょうか?
あなたの指摘のように、日本中がもう他人事ではないのです。
今は副島先生のように、動ける者がとにかく避難勧告現場へ行って、実際に放射線量を計り、それを住民に広報してあげるという行為が一番大事なのです。
それにより、着の身着のままで酷い環境での避難生活を強いられている人達が、少しでも家に戻れて、何がしの物を持ち出す機会を作ってあげる事が一番尊い行為なのです。
少なくとも今現在はまだ、拡散がまだらなのですから、実測しないとどこが安全でどこが危険かも判らないのです。
そんな事より、いつ奈良県もそのようにならないとは限らないのですから、その日に備える事です。

柏木(奈良県) 投稿日:2011/04/12 21:34

【389】[432]はじめまして

100発95中の副島理論ですが、今回の福島原発事故の分析は
正直少し甘いと考えます

理由は3つ

1 遅きに失して政府がレベル7の評価をしたこと(4月12日)
2 現時点では収束のメドが立っていないこと
3 海洋汚染に対する言及が少ないこと

みなさんいかがでしょうか

磯貝太(いそがいはじめ) 投稿日:2011/04/12 00:19

【388】[431]有難う御座いました。

副島学問道場のたくさんの方々から直接当方に電話で御激励を頂きました。
本当に有難う御座いました。
酒飲ん酔っ払っているお馬鹿かと言われましたが、そのとおりです。すいません。酔ってます。
明日から、開き直って頑張ります。

磯貝太(いそがいはじめ) 投稿日:2011/04/11 22:28

【387】[430]福島県の会津若松市に磯貝太です。

掲示板への直接入力だと入力誤字脱字の確認がわからないので、掲示板への書き直をしをどのようしたらよいのか教えて下さい。
それと、写真がないと表現不可能もこともあるので、どのようにすれば良いのか御教示のほどよろしくご願いします。
当方含め、皆さん、おそらくお困りと思いますので重ねてよろしくお願いいたします。

磯貝 太(いそがいはじめ) 投稿日:2011/04/11 21:03

【386】[429]福島県の会津若松市民です。

結構大きな余震が私の住む福島県会津若松市でありました。
震度5弱だったそうです。
今までは、ちょっとした地震でも当家、中学生の長女、小学生高学年の次女あたりは、お祭りのような大騒ぎをしていましたが、今は全く動じません。
下校途中の高校生多数も、本日、雨でしたが、傘も差さず、悠然と自転車で帰宅されていました。
いまもかなりゆれていますが、子供らは、また来たか「あ、そう」という感じです。
でも、こども直感力は大事だと勝手に考えています。
多分、たいしたことはなかったのでしょう。

ところで、原発事故についてです。
話題をそらすわけではないのですが、人間を含めて生き物は必ず死ぬことになっています。
当方、今日も、所用で高速道路を使いました。時速120キロぐらいで走行中、きもちよくなって居眠り運転でもしてしまえば、多分、そのまま、どこかに吹っ飛んで死んでしまうかもしれません。
それよりも、当方、お酒が大好きなので、飲み過ぎて、その辺ですっころんで頭を打って死んでしまうこともあるかもしれません。
飲み過ぎで肝硬変から肝臓がんで苦しんで死ぬかもしれません。
極端な話になりますが、原発事故が福島県民に降りかかり、そのような生命の危機ではないかと思われるもの1つに放射能もあるという、感覚になってきました。

福島県民一同、被爆で死んでしまうと信じ込んでいる方もいる様ですが、福島県民が被爆でもだえ苦しんで死んでしまうには、どの程度の被爆が必要かは、専門家のもっともらしいご意見より、自らが体験しないとわかりません。

もだえ苦しんで死ぬかとは全く別に、余計なことかもしれませんが、自治体で、放射線の計測値が毎日発表されています。

ちなみに、会津若松です。

http://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/index_php/info_hazard/view.php

ここには上水道のデータもあります。

これを見る限りおかしなものはでていないようです。

福島県のデータもあります。

http://www.pref.fukushima.jp/j/sokuteichi649.pdf

です。

これが安全かどうかは私のような一個人にはわかりません。

県内の幼稚園から小中学校の計測値も詳しく出ています。

計器の誤差もあるので、本当に信用できるかどうかはわかりませんが、かなり、低い数値のようです。

このあたり、取引先の観光業を営む方々は、本気なので、世界各国の放射線量はこうなっていると資料を見せて頂きました。

このあたりは、ネットで簡単に検索できるので、ご自分の目でお確かめ下さい。

イラン、ブラジル、中国あたりになると、今の福島県の数値はかなり低いようです。

日本の福島県当たりは、そのあたりからすれば、個人的には、「たいしたことないじゃないか」
となってしまいます。

また、人間は生き物です。

たとえは悪いかもしれませんが、大地震のあった3月11日には、当方を含め、日頃絶対にしない行動をしています。

聞いた話を1つ1つあげると、もの凄く長くなるので、必要があれば記載しますが、たとえば、本来であれば新幹線で東京に行くはずの人が、急に荷物が増えて、車で行き、新幹線が不通になっても自宅まで無事かえってこられた。
当方も普段では絶対にありえない行動をしましたが、そのあたりは、オカルト的な話も多いので、そのうち記載しようと思います。

人間の本能的な能力も馬鹿に出来ないなと思います。

また、震災以来、余震や、原発やらも一応落ち着き、精神的にもゆっくり本を読める様になってきました。
突然、思い立ち、10年ぐらい前に購入した、吉村昭氏著の「三陸海岸大津波」をひっぱりだして再読しまいした。

明治29年、昭和3年の三陸大津波の記録です。

文中、大地震、大津波前、不気味な稲妻のような光、海上に漂う不思議な炎があったと記載されています。

また、砲撃の様な爆音、ダイナマイトの爆音があったとも書かれています。

そして、大津波前には1カ月ほど前からの井戸の渇水、それと、魚の大豊漁、あわびの群れが、地上に逃げる様に磯に這い上がってきたとも表記されています。

今回の大震災では、不気味な光、爆音は、youtubeなどのネットでも確認しまいた。

魚の大豊漁は、ネットの検索の仕方が悪いのかどうしても資料が出てきません。

井戸の渇水、魚の大豊漁、怪光減少、爆音などが仮にあったのであれば、今回の大津波、大地震を、過去の記録からすくなくとも数ヶ月前から予測出来たのではないかと思います。

このあたりは、過去事例が仮に生かせなかったとしたら、大変残念なことです。

私個人的には、都市伝説やらが大好きで、副島先生の本で初めて読んだのが月面もの、属国日本論も、日本航空123便の事が書いてあるので、どれどれとよんだたぐいの者です。

今でも、副島先生には、ノストラダムスとか、マヤ文明当たりを一発やって欲しいとか思っていたたぐいの怪しいものですが、副島先生と直接お話をして考え方が全く変わりました。

ところで、明日は、新幹線が福島駅まで開通するので、副島先生が、また、原発近くまで行かれるそうです。

当方の表現的が誤解やら、事実確認について間違っているかもしれませんが、原発事故による、よくわからないうちに避難を強要され、いまでも、被災所でいつ自宅に帰られるか、路頭に迷われている方々、また、島県全体が風評被害あい、それらに真っ向から相対する副島先生のご活躍に、心から頭が下がる思いです。

本日の余震で明日の新幹線が動くか心配ですが、副島先生が飼われている富岡タマさんと持ち主との劇的な出会いも予定されているそうです。

大変期待しています。

頭の悪い政治家やら、意味不明な評論家が跋扈したりしていますが、副島先生と直接お話をすると、先生のまじめさ、考え方、おっしゃることが間違えなく本物だと皮膚感覚で感じています。また、全く偉ぶらず、意外とシャイで照れ屋ではないかとも感じています。

それはそれで1個人の印象すが、副島先生の今後のご活躍を心の底から期待しておりますし、当方出来ることがあれば、出来る範囲でご協力をしたいと思います。

日本で1000年に一度と言われる未曾有の大災害の中、副島先生のご活躍、また、福島県民は、放射能の風評被害(多分、そうだと思います)で散々な目にあっていますが、自分に出来ることを出来ることから最大限努力していきたいと今後も思っております。

ジョー(下條竜夫) 投稿日:2011/04/11 17:29

【385】[428]福島原発で大気に放出された放射線物質の総量は、いったい、いくらなのか?

先週の金曜日(4月8日)に東大名誉教授の西村肇先生が記者会見を行いました。(まだ、みていませんが、下↓にその様子を六城さんが貼り付けてくれています。)

この会見の中で、最も重要なことは、下記の大気への放出量の見積もりです。

<引用開始>
大気への放出量)大気への放出量も拡散方程式により計算を行った。福島県内
の測定値を地図上に記し、等濃度線とその面積を計測することで発生源からの放
出量は計算できる。計算結果は
1000ギガベクレル/日
となる。
<引用終了>

これは、実は、土曜日(4月9日)の朝日新聞の情報とくらべると、実に、三桁以上低い数字です。下に朝日新聞の記事を引用します。

<朝日新聞より引用開始>
放射能の大半、なお原子炉内に 漏出は1割以下か 2011年4月9日15時0分

 東京電力福島第一原発の1~3号機の建屋外へこれまでに漏れた放射能の量は、原子炉内にあった総量の1割に満たない可能性が高い。格納容器が壊れて内部に残る放射能が放出されると、さらに広範囲で汚染が深刻になる恐れがある。専門家は、炉心に冷却水を循環させる継続冷却システムの確立を最優先にすべきだと訴えている。

 原発の炉心には、核分裂反応に伴って生まれた膨大な量の放射能が存在する。米原子力規制委員会(NRC)の標準的な試算方法に1~3号機のデータを当てはめて朝日新聞が算出したところ、1~3号機には緊急停止した時点で、放射性ヨウ素が各130万~230万テラベクレル(テラは1兆倍)、放射性セシウムが13万~22万テラベクレルあったと推定できた。放射能はこのほか、1~4号機の使用済み燃料の中にもある。チェルノブイリ原発の事故時の炉心内蔵量は推定でヨウ素が320万テラベクレル、セシウムが28万テラベクレルだったとされる。

 外部への放出量はどうか。

 原子力安全委員会が汚染の拡散予測に使ったヨウ素の大気への推定放出量は、3月12日から24日までに3万~11万テラベクレルだった。一方、1~3号機の建屋外にあるたて坑と坑道にたまった汚染水に含まれる放射能の総量は、東電の公表データをもとに計算すると、ヨウ素で4万テラベクレル程度、セシウムで1万2千テラベクレル程度となった。

 建屋の外に漏れ出た放射能は、ほかに、その後の大気放出分や海への流出分などがあるが、多めに見積もっても内蔵量よりずっと少ない。外部に出にくいストロンチウムやプルトニウムなどの核種は、まだほとんど炉内にあるとみられる。
<引用終了>

テラとかペタとかギガがでてきて、ややこしいですが、ギガの1000倍がテラ、テラの1000倍がペタです。

したがって、「チェルノブイリの総放出量の推定値1760ペタベクレル(ペタはギガの100万倍)」という西村先生の計算と、朝日新聞の記事の値はよくあいます。1760ペタベクレルは176万テラベクレルです。チェルノブイリでは炉心にあった放射性物質(朝日新聞ではヨウ素が320万テラベクレル、セシウムが28万テラベクレル)の半分が大気に放出されたわけです。

一方、西村先生の「福島原発の大気放出量は1000ギガベクレル/日」というのは、たかだか1テラベクレル。「原子力安全委員会が汚染の拡散予測に使ったヨウ素の大気への推定放出量は、3月12日から24日までに3万~11万テラベクレルだった。」の12日間としても、12テラベクレル、朝日新聞の記事の約1/5000です。

なぜ、こんなにも違うのか???
ここが最大の問題です。

西村先生は、世界でも最高の化学工学者であり、この手のモデル計算に、ほぼ間違いはありません。

そこから考えられるのは、「原子力安全委員会が汚染の拡散予測に使ったヨウ素の大気への推定放出量」が、どうやって得られたのかです。外国の報道でも「チェルノブイリの一割が放出された」とかいう記事をみたことがありますので、これらも、この推定放出量をつかっていると予想できます。

この謎を解くカギは、やはり飯舘村(いいだてむら)での著しく高い放射線濃度にあるのだと思います。原子力安全委員会が汚染の拡散予測では、西村先生がつかった「風下からどれほどの距離で汚染物質の降積量は増えるかを推測できる(プルーム理論)」が入っていないので、飯舘村(いいだてむら)での放射線量を高くするために、どうしても、もと(原発付近)の濃度を高く見積もらなくてはいけない。結果として、高い放出量になったようです。

実際、原子力安全委員会が公表したSPEEDIという計算結果では、10日積算で、原発近隣で10シーベルト以上(毎時に換算して40ミリシーベルト程度)の恐ろしい値がでています。「そんなに高くはないよ」というのを、副島先生と石井さんが計ってきて、1/100以下であるのを証明しました。

いろいろモデルが、これからもでてくると思いますが、「福島原発で放出され、地上に到達した放射線量は、チェルノブイリの1/1000(もともと、たくさんでていないか、ほとんどが、風で太平洋の方に流された)」という、西村先生の計算を私は支持します。

下條竜夫拝