重たい掲示板
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Loginはこちら【407】[450]「16日(土)午後3時より小沢一朗民主党元代表とフツ―の市民緊急座談会」
東京在住の28歳です。
ニコニコ生放送のアドレスが決まりました。
http://live.nicovideo.jp/watch/lv46671523
USTREAM(APF通信)
http://www.ustream.tv/channel/apfnews-live
私がこの座談会に参加できるのはとても「不思議な縁」ですが、とにかくこの「未曾有の緊急事態」ですので、小沢一郎氏にトップに立っていただき圧倒的リーダーシップで早く日本を救っていただきたいと切に願います。
明日(16日)、午後3時~です。
正式に決まったのが昨日(14日)のことで十分に「告知」できず、何度もこちらの学問道場に掲載しますことどうかお許しくださいませ。
【406】[449]真実
副島隆彦さん安全ならば原発の近くに住んでみれば
2,4日行ったから安全は少し馬鹿じゃないの!
私は電気事連と付き合いがあったから安全と言って
いると本当のことを言ってください。
他の人から言われる前に
【405】[448]福島県の会津若松市民です。
困ったことになりました。
いいのか悪いのかよくわからない状況になっています。
私は、決して自発的ではなく、軟弱者で町内の区長さんやら民生委員(すいません以前は、民生員と記載しました)の勢いにおされて避難所のお手伝いに行っていたよう者です。
震災直後、地震、津波、放射能と大パニック状況で、当方のような者も結構かり出されましたが、最近は落ち着いてきたお陰であまり行かなくなりました。
区長さんらとお会いすると、津波とか、地震があった方々でも、ご自宅がなんとかなる方はほとんど帰られたようです。
震災当時は、こちらも放射能が吹っ飛んでくるのではないかという大パニック状況から気が動転していましたので、避難されていた方とも、もの凄い一体感がありました。
時間が経つと、避難者と定住者との間の微妙な距離感も感じています。
このあたりを具体的に記載すると、自己嫌悪になりそうないやな差別意識になるので割愛しますが、このあたりの意識は、自分自らを含め反省しなくていけないと思います。
今では、ほとんど福島原発事故で避難されている方々のみが残られたので、その方々のお子さんらの小学生、中学生らが、少子化で廃校になった学校校舎や、市役所内の庁舎などで開校されました。
小学生が800人ぐらい、中学生も200人程度が、仮校舎で入学、進学をしました。
友達と離れたくないなどの理由から、想定された以上の人数だそうです。
子供は、理屈抜きの直感的な雰囲気を感じ取るのでしょう。
転校すると差別されないかが心配なのではないでしょうか。福島県自体が差別から、福島県の中での差別があります。本当に悲しい事です。
このようなことは、大人、子供関係なく理屈ではないので、今後どうすればいいのか、難しい対応になっていくと思います。
この道場内では福島原発事故に対する安全宣言されていますが、現実は厳しいです。
ところで、20年ぐらい前に、地府で工業団地が乱立しましたが、ほとんどが売れ残って、いまでもいわゆる塩漬けとなっています。
そこに、仮設住宅が建てられることがほぼ決まってきました。
工業団地の区画自体ものすごく広いので、仮設住宅も1工業団地1区画当たり200戸とか100戸の仮設住宅が立ち並ぶ事になります。
仮に200世帯で1世帯4人家族となれば、いきなり、800人が居住する集落が出来上がります。
具体的な数字は分かり次第ご報告したいと思います。
とはいえ、受け入れ側も、売れ残りの工業団地の有効活用で人口も増える。人口が増えれば、国から地方自治体に落ちてくる地方交付税交付金が増えます。
人口が増えれば、福島県のような猛烈な勢いで過疎が進む地域にとっては、天の恵みのようなものです。
ましてや、夕張ではありませんが、工業団地整備の多額の起債事業(起債というと名前はかっこいいのですが、わかりやすくいうと国債と同じで借金です)の返済にも歯止めがかかります。
体育館当たりの避難所生活での被災者のストレス(最近直接見ていないので伝聞です。すいません)が、極限状態だそうですので、仮設住宅は喜ばれるでしょう。
そうなると、この学問道場では、自宅に帰っても全く支障がない原発周辺の方々が、自宅から100キロ以上離れた会津の仮設住宅に住むことになってきます。
一般的に仮設住宅は、自宅がなくなって困っている方々、自宅近くに建てられるものだと思いますし、阪神大震災や、今回の大震災での津波や地震の被災者の仮設住宅も今まで住んでいたところの近く建てられているようです。
会津に避難されている方々、津波、地震で避難された福島県の福島市や郡山、いわきなどに避難し、そのあと避難命令が出た原発付近の方々が、ところてん式に、それから奥の会津にはじかれて避難されることになりました。
今のところ、一時帰宅も許されない、帰宅も絶望的となると、今、避難されている会津若松を中心とした自治体の仮設住宅をどうして建てるかということになってきます。
ところが、この学問道場では安全宣言がされました。そうなれば、仮設住宅建設自体が無駄になるでしょう。
ところが、一般世間はそうなりません。
これから、200とか300、400とかの仮設住宅建設が着々と始まります。
そうなると、用地買収、建材費、人件費は、全額東京電力からでるのでしょうか。
1人でも、地震、津波の被災者がいれば、東電は関係なしとなり、私を含め、皆さんが取り立てられる税金(血税)からの支出となるではないでしょうか。
そうなると、「ああそうか大変ですね」とかの問題ではないと思います。
日本は借金まみれだとか政府が言っていますが、たまたま被災者受け入れをした自治体やら業者の火事場泥棒やら焼け太りではないでしょうか。
余震やら、原発事故などが落ち着いてくると、このほかにももの凄く変なものが見えてきます。
ここ最近、美談も多々ありますが、考えたくなかったり、みたり聞いたりしたくない嫌な事も、毎日毎日、ハリウッドのアクション映画のような展開です。
当方、3月11日以来、震災やら、原発事故の当事者になってしまいましたので、しばらくの間はおかしいなとか、変だなと思うことを乱筆乱文ながら投稿していきたいと思います。
よろしくお願いします。
【404】[447]福島県南相馬市・浪江町に4月13日に行ってきました。
長井大輔(ながい・だいすけ)す。今日は4月14日です。
4月13日に福島県南相馬(みなみそうま)市の原町(はらまち)区・小高(おだか)区と浪江(なみえ)町に行ってきた。
【地図】相双地区
http://ameblo.jp/sozialdemokraten/image-10861485708-11165955431.html
南相馬市ではまず、海岸沿いにある原町火力発電所に行ってきた。youtube(ユーチューブ)には原町火発が3月11日に大津波に襲(おそ)われる動画がアップロウドされている。かなり衝撃的な映像だ。実際に行ってみると、火発の施設はかなり損傷を受けていた。火発周辺の海岸では、陸上自衛隊(JGSDF)の施設科部隊(工兵、corps of engineers)が土木作業をしていた。
【写真01】東北電力 原町火力発電所
http://ameblo.jp/sozialdemokraten/image-10861485708-11165973328.html
【動画01】津波到達時の原町火発 http://youtu.be/53rTFZXZW2Q
原町区にある渋佐(しぶさ)海岸では、高圧線が切れていた。近くにはなぎ倒された鉄塔があった。ここで福島から来たというパン屋さんに出会った。客周りをしに来たそうだ。彼によると4月12日に原町に帰ってきたと言う人が多いようだ。日本政府によって原町は「屋内退避」区域から「緊急時避難準備区域」に指定されることが決まったが、それがきっかけになったらしい。
【写真02】渋佐地区の切れた高圧線
http://ameblo.jp/sozialdemokraten/image-10861485708-11165978940.html
私が原町に住んでいたころは、よくここ渋佐海岸にドライヴに来たものだが、ここも津波によって変わり果てていた。コンクリート製の防波堤は根こそぎ流されていた。集落もあったのだが、跡形(あとかた)もなかった。海沿いの県道120号線(北泉小高線)で小高に入ろうとしたが、途中で橋がまるごと流されていた。
【写真03】県道260号線
http://ameblo.jp/sozialdemokraten/image-10861485708-11165992803.html
国道6号線に行ってみると、以前と同じJR磐城太田(いわきおおた)駅付近で通行止めになっていた。4月7日はコーンとテープしかなかったが、今回は警視庁の警察官たちが検問をしていた。
【写真04】国道6号線(JR磐城太田駅付近)
http://ameblo.jp/sozialdemokraten/image-10861485708-11165992805.html
原町区内は交通量も人通りもぐっと増え、活気づいていた。ヨークベニマル(YB、郡山が地元、セブンアンドアイの子会社)やイオンスーパーセンターなど大手(おおて)の店は閉まっていたが、コンビニはほとんど営業を再開していた。南相馬市役所は何らかの手続(てつづき)をしようとする住民でいっぱいだった。
【写真05】ヨークベニマル原町店
http://ameblo.jp/sozialdemokraten/image-10861485708-11165992804.html
原町から林道や農道を抜けて県道120号線に入り、小高をめざした。途中、地元民と思われる車に数台出くわした。小高市街は原町とは違い、ひっそりとしていた。地震で被害を受けた家屋(かおく)は手つかずのままだった。人通りは全くなかった。
【写真】小高区内の損壊したままの家屋
http://ameblo.jp/sozialdemokraten/image-10861485708-11165999103.html
再び120号線にもどり、浪江をめざした。浪江では信号機が生きていた。たぶんあの時、浪江には私しかいなかっただろうが、信号を守って運転した。浪江の駅前に車を停(と)めて、周辺をあちこち撮影した。浪江駅には水と犬の餌(えさ)があった。カラスや小鳥が啄(ついば)んでいた。
【写真07】浪江町ショッピングセンターサンプラザ
http://ameblo.jp/sozialdemokraten/image-10861485708-11165999105.html
浪江は道路が地震で破損したままだった。「陥没(かんぼつ)注意」などの標識(ひょうしき)もないので、慎重(しんちょう)に車を運転した。浪江の町はずれで撮影していたら、警察官たちに職務質問された。ここに来た目的や氏名・住所・勤務先を尋(たず)ねられ、車内を調べられた。
その後、国道114号線(富岡街道)を川俣(かわまた)町方向に走り、原浪(はらなみ)トンネル付近の封鎖地点を撮影した。あとで調べたら、このあたりが福島県でいちばん放射線量が高いらしい。msn産経ニュースの4月13日づけの記事を転載する。
(転載貼り付け開始)
【放射能漏れ】浪江町で62・4マイクロシーベルト 福島、市街地調査速報値
2011.4.13 23:42
福島県は13日、福島第1原発から20キロ圏内を除く県内全域の市街地で12日から大規模調査している空気中の放射線量の速報値を発表した。最も高かったのは、浪江町昼曽根の国道114号沿いで、地面近くで毎時62・4マイクロシーベルト、高さ1メートルで44・8マイクロシーベルトだった。
県は店舗や生活道路など往来がある場所や、人が集まる公園などの計約2760地点を調査。15日までに終える予定で、速報値をホームページで公表する。
12日は約700地点で測定。うち、県が「直ちに健康に支障がない」としている毎時10マイクロシーベルトを超えたのは南相馬市、浪江町、飯館村の17地点だった。県は「局地的に放射線量が高いホットスポットがある。結果は避難区域見直しに反映させてほしい」としている。
(転載貼り付け終わり)
それから、横川ダムを眺めながら県道49号線(原町浪江線)を抜け、原町から国道6号線に乗って仙台に帰った。(おわり)
【写真08】原浪トンネル付近(福島県浪江町)
http://ameblo.jp/sozialdemokraten/image-10861485708-11166099927.html
【動画02】私が撮影した南相馬市・浪江町の動画 http://youtu.be/40jfrtwOqYI
【403】[446]4月16日(土)午後3時 「小沢一郎元民主党代表vsフツーの市民」座談会ネット番組配信のご案内
東京在住の28歳です。
日付が迫っておりまして、情報告知のご協力を御願いしたくこちらに掲載させていただきます。
もう日本を救える政治家は「小沢一郎氏」しかいないと思います。
私もフツーの市民の20代として参加いたします。
以下「ネットメディアと主権在民の会」HPより詳細を載せます。
重ねまして、みなさまのtwitter、ブログ、HPなどでの告知のご協力よろしく御願いいたします。
4月16日(土)午後3時 「小沢一郎元民主党代表vsフツーの市民」座談会ネット番組配信のご案内
「ネットメディアと主権在民を考える会」
http://netshuken.blog103.fc2.com/
既存メディアは、報道する側や制作する側がいて、私たち一般市民は読者・視聴者として情報を享受するだけの存在です。そこには、ともすると「真実を伝える」というメデイア本来の役割が忘れ去られ、「世論誘導」の道具として利用されているのでは?と思うこともあります。そのことを、「最近なんかヘンだ」と気づきはじめている国民も増えきているのではないでしょうか。
一方、政治は政治家に任せておけばいいという意識もまだまだ根強く、本来主役であるはずの国民の意志がなかなか政策に反映されていかないという現実もあります。こうしたことから、ネットメディアを市民の手によってもっと底上げすることで、市民が情報や政治の主体者になっていけるのではないかと2011年1月に立ち上げたのが個人参加の市民組織「ネットメディアと主権在民を考える会」です。
私たちは情報の受信者であると同時に発信者にもなれるというネットメディアの特性を活かすことで、本来在るべき姿の民主主義を取り戻し、主権在民を実現していくことができるのではないかと考えています。
私たちは、ネットメディアの可能性を試行錯誤していくなかで、いろいろな形のダイレクトコミュニケーションを実現していきたいと考えています。そのひとつとして企画したのが、今回の座談会です。これは、私たち一般市民が政治家と政策や日本の現状について直接語り合うことで、日本のある得べき姿を真摯に考えていこうという試みです。
そして、政治家と直接議論するというこうした試みが各選挙区で行われ、各地に広がっていくことで、本当に国民の生の声を反映した「世論」が形成されていったり、心ある政治家を国民が支えていくことができるのではないかと考えております。なにぶん素人がやることなのでいろいろ失敗もあるかもしれませが、どうぞ温かく見守って下さい。
放映の詳細は下記の通りです。
【記】
タイトル:小沢一郎元民主党代表vsフツーの市民 座談会
~「東日本大震災」と「福島原発大事故」、第三の建国に向け二つの国難にどのように立ち向かうか~
配信日時:4月16日(土) 午後3時
配信先:Ustream http://www.ustream.tv/channel/apfnews-live
主催:「ネットメディアと主権在民を考える会」
制作・運営協力:株式会社APF通信社、株式会社サイゾー
取材について:当日の取材(録音・撮影)はお受けできません。あらかじめご了承ください。
<ブロガーの皆様へ 配信のご協力のお願い>
下記のアドレスから埋め込みコード(Ustream)をコピーして、ご自分のブログから本番組を生配信していただくことができます。是非、ご協力ください。
http://www.ustream.tv/channel/apfnews-live
①画面中断にある「埋め込み」タグをクリックする。
②埋め込みコードをコピーする。
③(②)のコードを自分のブログに貼り付ける。
【402】[445]The Cause and the Effect of Fukushima Nuclear Accident known from Theoretical Physical Analysis
既成を打ち破って西村東大名誉教授が世界にUstreamで発信しています。世界の皆様、これが福島原発の現実です。福島の原発事故はチェルノブイリ級の事故ではないこと、それを第三者である西村肇東大名誉教授が最初に理論的に発表したこと、このことが重要なのです。(副島隆彦)
http://www.ustream.tv/recorded/13875308
4/8東京帝国ホテルで行われた西村肇(にしむらはじめ)東大名誉教授の福島第一原発の放出量の試算結果の報告の英語による報告です。It is the first report of the calculation result of the burst size of the Fukushima nuclear power station by the professor emeritus at Hajime Nishimura Tokyo University speaking on April 8 in Tokyo Imperial Hotel.(六城雅敦)
【402】[445]The Cause and the Effect of Fukushima Nuclear Accident known from Theoretical Physical Analysis
4/8 東京帝国ホテルにて行われた西村肇(にしむらはじめ)東大名誉教授による福島第一原発事故の放射能物質の放出量の推定結果の解説です。
西村教授は古くは水俣病、四日市ぜんそく、排ガス公害などの影響測定の専門化で、汚染の分布や影響範囲の測定の第一人者の方です。
大学教授らしく、主観を排除し推測し立証できたことのみを丁寧に解説されています。
事故を過大に評価したり、矮小化(わいしょうか)するのではなく、一日あたりの放出量のみに注目されて、事故の規模を明確に推測しているのです。
学者なので事故の規模と原因がわかれば、次の対策はまた次の専門家、政府へ引き継ぐべきというお考えのように思えました。私は理系畑でしたので、西村教授の態度は当然と捉えていますが、取材記者たちは政府や東電関係者、GEへの批判がでないことに不満をお持ちのようでした。そのような企業や政府を批判する発言、やりとりは会見では一切ございません。
あくまでも放射能物質の放出量と飯館村(いいだてむら)に及んだ高濃度汚染を、長年研究されてきた数式モデルで解説されたものです。
私は西村教授の態度には学者の矜持(きょうじ)を感じます。
学者に意見を求めてはいけないのです。学者のアウトプットを我々が判断して各々で行動すればよいと思います。
私は「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」で知られるようになった武田邦彦氏(たけだくにひこ:中部大学教授)の最近のテレビなどでの発言を不快に感じています。学者でありながら傍観者的な立場で危機を煽る発言を行い、聴衆の注目を集めているように思うのです。
反論のしようがない事、一般大衆が納得する事をわざわざ声高に言い続ける人物に対し、自分の頭に警報が鳴り響きます、この人物はヤバイと。
聴衆の思考を止めて、刷り込みをするマインドコントロールの手法だからです。(誰もが納得する話に続けて、自分の意見を押し通す方法)
http://www.ustream.tv/recorded/13874304
既成を打ち破って西村東大名誉教授が世界にUstreamで発信しています。世界の皆様、これが福島原発の現実です。福島の原発事故はチェルノブイリ級の事故ではないこと、それを第三者である西村肇東大名誉教授が最初に理論的に発表したこと、このことが重要なのです。(副島隆彦)
http://www.ustream.tv/recorded/13875308
4/8東京帝国ホテルで行われた西村肇(にしむらはじめ)東大名誉教授の福島第一原発の放出量の試算結果の報告の英語による報告です。It is the first report of the calculation result of the burst size of the Fukushima nuclear power station by the professor emeritus at Hajime Nishimura Tokyo University speaking on April 8 in Tokyo Imperial Hotel.(六城雅敦)
【400】[444]福島第一原発からの大気への放射性物質放出量はきちんと計算されているのか?
皆さん、福島第一原発の十数キロ先にある、福島第二原発の放射線量がどれくらいだか、ご存じでしょうか?昨日、菅直人首相が「福島原発付近にはもう住めない」と発言したのだから、二十キロ圏内に入る福島第二原発は、ものすごく高い放射線量が予想されます。
ところが、実際は2.7マイクロシーベルト。これはどれくらいの量かというと、50キロ以上離れた福島市とほぼ同じです。年間にしても20ミリシーベルト程度ですから、もう少し減れば、ここは、避難勧告地域からはずれる、それぐらいの線量です。
福島第二原発だけでなく、福島第一原発の南の方は、かなり低い放射線量みたいです。
下は原子力安全委員が出しているSPEEDIという計算システムの結果です。南にも大きな放射能汚染地域があって、まったく現実の様子をあらわしていないのがわかります。もともと放射能がどれくらい広がるかを予測するためのシステムであり、漏れの量自体がわからないと、うまく再現できない、そういうことだと思います。
第22回原子力安全委員会資料
外部被ばくの積算線量(3月12日から4月5日までのSPEEDIによる試算値)
http://www.nsc.go.jp/anzen/shidai/genan2011/genan022/siryo1-3.pdf
さらに、問題がもうひとつあって、福島第一原発二十キロ圏内のデータ(モニタリングポスト)が、ひとつもないということです。どうやら、地震で壊れ、避難勧告がでてしまったため、測定をしていないらしい。だから、二十キロ圏内の放射線量データとあわなくても構わない、というかデータが存在しないのだからどうしようもありません。福島第二原発のデータさえ使っていないように見えます。
ところが、恐ろしいことに、どうやら、福島第一原発からの大気への放射性物質放出量を、このシステムをつかって計算しているようです。この放射性物質放出量は「チェルノブイリの1/10」と4月12日に発表された量です。つまり、本来はどれくらい広がるかを予測するシステムなのに、逆につかって、放射線量の測定結果から福島第一原発からの放射性物質放出量を特定しているようです。詳細は発表していないのでわかりません。ただ、「1)推定は、現在まで得られている環境モニタリング等のデータと大気拡散計算から特定の核種について大気中への放出量を逆推定する手法で行いました。」とあるので、今のところ、それ以外の計算方法は考えられない。
ところが、今いったように、二十キロ圏内の放射線量データがないから、その外側のデータのみから予測しないといけない。さらに、テクニカルなことをいうと、拡散方程式を主につかっているので、中心(原発)が最高になり、そこからなだらかに降りていく「釣り鐘型」になります。アメーバーみたいになっているのは風の効果により、その釣り鐘を「ゆがめているだけ」で、基本は変わりません。
このような計算方法では、遠くにわりと高い放射線線量が観測された場合(浪江町、飯舘村(いいだてむら))、中心付近(福島第一原発)は、ものすごく高い放射線線量値になります。これらを福島第一原発付近のデータと照合すればいいのですが、今いったように、二十キロ圏内のデータは存在しません。
また、さらに、当然のことながら、そこから予測される放射能性物質放出量も、極めて高いものになります。上のファイルの図を見てもらえば、中心から漏れるようにでているのが、わかります。
でも、2.7マイクロシーベルトという福島第二原発の放射線量からもわかるように、このモデルは破綻しています。実際は、西村肇先生が計算したように、煙筒のような効果で遠くが強くなったりするからです。私は、3月15~16日に三度大量にでた放射線物質のうちの一回が、浪江町で雨で落ちたのではないか、その効果を見ているのではないか、と深く疑っています。しかし、この計算ではこの効果は入れようがない。拡散方程式では中心を動かさないからです。(テクニカルに言えば、時間依存にして、浪江町に拡散方程式の中心をもうひとつ作ってやれば、現実を少しは反映するでしょう。)
放射性物質放出量を、このシステムをつかって計算しているかは定かではありません。確実に言えるのは、放射性物質放出量を同様な方法で計算すれば、実際(現実)よりも、ものすごく高い放出量になるということです。
下條竜夫拝
【399】[443]●「被曝限度量の緩和提案 国際放射線防護委、移住回避促す」の記事を何回も読んでください
副島隆彦です。今日は、4月14日です。
朝日新聞の 2011年3月26日 の この記事がとても重要です。
私が書いた、福島原発報告文たち と ともに、何回も何回もまじめに読んでください。
(転載貼り付けはじめ)
●「被曝限度量の緩和提案 国際放射線防護委、移住回避促す」
2011年3月26日 朝日新聞
http://www.asahi.com/national/update/0326/TKY201103260337.html
国際放射線防護委員会(ICRP)は、原発事故などが起きた後に周辺に住む
人の年間被曝(ひばく)限度量は、2007年の勧告に基づき、 1~20ミリ
シーベルトの範囲が妥当とする声明を発表した。日本の現在の基準は、一律に1
ミリシーベルト。福島第一原発事故の影響が収まっても、 放射能汚染は続く可
能性があると指摘し、汚染地域の住民が移住しなくてもいいよう、日本政府に配
慮を求めた形だ。
ICRPは専門家の立場から、放射線防護に関する勧告を行う組織。声明は、
21日付で発表された。
07年の勧告では、一般の人が年間浴びてもいい放射線量を三つの範囲で設
定。緊急時は20~100ミリシーベルト、緊急事故 後の復旧時は1~20ミ
リシーベルト、平常時は1ミリシーベルト以下とした。
今回の声明はこの勧告を紹介したもので、原発事故の影響を受けた地域に住民
が住み続ける場合は、1~20ミリシーベルトの範 囲内で検討するという考え
方を紹介した。この地域も、長期的には1ミリシーベルト以下にすることが目標
だとした。
ICRPは通常、各国の個別事例については言及しない。しかし今回は、「日
本で起きた悲劇的な出来事に、深くお悔やみ申し上 げます」と述べる異例の内
容となった。
福島県南相馬市の25~26日にかけての1日の放射線量は計0.028ミリ
シーベルト。1ミリシーベルトを基準とすると、約 1カ月で超えてしまう。現
在の線量が続くと仮定すると、年間総量は約10ミリシーベルトのため、20ミ
リまで引き上げた場合は、 移住の必要はなくなる。一般的に放射線の被曝量が
100ミリシーベルト以下なら、健康への影響は心配ないとされている。
日本アイソトープ協会の佐々木康人常務理事は「ICRPの基準はもともと、
余裕を持って設定している。日本の基準はさらに、 厳しめの数値を取ってい
る。1~20ミリシーベルトという数字なら、健康に全く影響はない」と話して
いる。
(転載貼り付け終わり)
次に、環境放射能測定値の推移のグラフを載せます。
福島県の玉川村、飯館村、田村市における環境放射能測定値の推移を表したグラフです。
福島県災害対策本部が発表するデータに基づき、グラフを作成した。データの発表がない時間帯はプロットされていない。
いずれのグラフからも、環境放射能の数値は、震災後、日を追うごとに減少していることがわかる。
数値の単位は、すべて、マイクロシーベルト毎時。
1000マイクロシーベルト毎時が、1ミリシーベルト毎時。
1000ミリシーベルト毎時が1シーベルト毎時。
データの入手先は、ラジオ福島のホームページ
http://www.rfc.co.jp/genshiryoku/list.php
から。
福島県のホームページ
http://www.pref.fukushima.jp/j/zenken34.pdf
NHKがまとめた値
http://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/houshasen/index.html
放射線量は、どんどん下がっている。
このグラフも、よくよく、じっと見つめてください。
副島隆彦拝
【398】[442]やっと腑に落ちました
二人の幼児の母親です。
震災から一カ月、北海道に住んでいながらも子供に何かあったら取り返しがつかない、という恐怖心に駆られ、たくさんの情報を求め集めていました。
須藤様には、トンデモなメールを送ってしまい、大変反省しております。本当に申し訳ありませんでした。
先生がおっしゃるとおり、震災後は、安全な場所にいながらも、とても懐疑的・批判的、そして新しく情報を得る度に、理知的であると、そのときは無自覚でしたが、今はそうだったと思い猛省しております。
放射能の被害についても、チェルノブイリや東海村の臨界事故の被害映像をみるたびに、恐怖心で思考が停止状態であったと思います。
これは私の主観ですが、今は、①政府・御用学者・マスコミ報道をそのまま受け取って疑わない方たち ②政府・マスコミはダメだ、とネット・週刊誌で情報を収集し、御用学者でない小出先生・武田先生・今中先生のような学者からの情報も得て、原発が危険という方たち、③そして副島先生とお弟子さんたちのように実際に現場に行っていて安全宣言を出す方たち
のおおまかに3通りがあると考えています。割合でいくと①の人が一番多く、②の人が次に多く、③が現地に行かれた副島先生と学問道場の方々、といったところでしょうか。私は、西村先生の講演を拝見するまでは、先生たちの現地の実際の報告を知っても、公表される数値が低くなっていても、恐怖心に煽られて原発の状態は危険だと考えていました。
しかし、西村先生の講演の動画を拝見し、初めてプルーム理論を知り、また計算にもとづいて放射性物質の量を求め、チェルノブイリより遥かに少ないという結論に驚きました。感情を全く排除して淡々と事実のみを説明される先生をみて、これまでの恐怖心がかなり減り、遅まきながらやっと副島先生が得られたデータの意味を理解しました。
小出先生・武田先生・今中先生からの情報も得ておりますが、内容はそれぞれにわかりやすく説得力があります。しかし、西村先生の場合は感情的なものが一切なく、すんなりわかりやすいというものでもなく、それゆえに西村先生の論旨に安心できたのだと思います。さらにそれが、実際に副島先生たちが現地に行って得た測定値と、状況としては合致しており、やっと副島先生の安全宣言を理解しました。
そして12日未明にレベル7の発表があり、実際の放出量はチェルノブイリの1割程度にも関わらず、そういう発表が隠ぺいもされずに報道されたことで、私は、原発は危険な状況ではないのだ、と腑に落ちました。レベル7にしたい人たちがいて、そのために原発危険を叫ぶ人がうまく利用された気がしています。実際には放射能による被害が少ないのに、表面上レベル7になれば、先生がおっしゃるように諸外国にとっては都合のよい理由ができたということでしょうか。
レベル7の発表により、福島県に住む人たちがさらに住みにくくなっていくのは確実です。しかし、ここで踏ん張って、ここ福島県の原発の現場において真実を追求し、裁かれるべき人が裁かれ、福島県が復興の要となって、日本全体がまともな国に方針転換していかなければならないと思います。
最後になりますが、アメリカのネイティブインディアンにイロコイ族という部族がいます。その部族の法に「どんなことでも7世代先のことを考えて決めなくてはならない」という決まりがあるそうです。7世代というと、自分の子供に孫ができて、その孫に曾孫ができる、その曾孫の世代のことを考えて、今をどうすべきか、という視点です。そういう視点を持ち合わせて、福島を中心とした日本の復興を考えていくときなのだと思います。
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