重たい掲示板

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太田 投稿日:2011/04/20 19:51

【427】[472]議論を拝読して

大阪在住で、初めて書き込みをさせていただきます。堀江様と市井の福島市民様の議論を拝読させていただいて、どうしても、一言書かせていただきたくなりました。
東海地震と関東大震災型の巨大地震は必ず起こります。このことを否定する地震学者は一人としていません。では、今から少なくとも10年は大丈夫かというと全くそうではありません。ご存じのように最後の東海地震(安政東海地震)が起こってから、すでに157年が経過しており、それ以前の4回の東海地震の間隔を上回っています。それどころか、通常、滅多なことでは悲観的な報道をしない大手報道機関でさえ、東日本大地震が周囲の地殻に与えた大きな影響により、近い将来の巨大地震の発生に警戒するよう伝えています。隠ぺい主義の大手マスコミですら近日中の大地震を警告している状況なのです。なので、特に危険が差し迫っている東北、東海地方のすべての原発は、四の五の言わずに、今すぐ停止するしかないと思います。その後、可及的速やかに日本の全原発を廃止する。この場に及んで、これ以外に正しい選択肢があるのでしょうか?
今回の、福島第一原発の事故が伝えたメッセージは、電力会社や政府が言い続けてきた「安全でクリーン」という宣伝が真っ赤なウソであったということです。例えば、浜岡原発が、静岡県御前崎付近を震源とするM8クラスの東海地震とその津波に耐えうるなどと、この場に及んで真面目に信じる方が本当にいるのでしょうか?もし、そうなら、それこそ信じられない感覚です。
 経済問題?、冗談ではありません。福島第一原発たった一か所の事故だけで、東京電力が、これまでしこたまため込んだ資金を全部つぎ込んでも到底まかないきれないような損害をまき散らして、今まさに国民の血税を投じて補てんしようとしている最中じゃないですか?国民が過去に原発による電力の恩恵を受けていたとしても、すべてチャラどころではありません。先のことを考えても、危機をあおって全原発を停止して、あとで何も起こらなかった場合に被る経済的損失など、もし、このまま稼働を続けて、1機でも爆発を起こして大量の放射能をまき散らした場合の経済損失に比べれば、微々たるものだと思いませんか?まさに、福島がそのことを教えてくれたのではないですか?
「浜岡を止めて、そこで働きそこで暮らす多くの人をどう食わせていくのか?」。市井の福島市民様は、浜岡原発の労働者の就職先を決めてから原発を止めろ(決まらなければ止めるな)とおっしゃるのでしょうか?でも、どう考えても逆のほうが良いと思います。取りあえず止めてから、就職先を探す。それまでのブランクは公的資金で生活を保障する。もし、地震による事故が起これば、真っ先に死ぬ確率の高い方々です。電力会社や政府が払う補償金も莫大です。人道的にも経済的も、当然逆ではないですか?
そもそも、副島先生の本を読んでおられる方なら、もし、地震がなかったとしても、今後、日本はアメリカと抱きつき心中する格好で、国家デフォルトの危機に見舞われ、預金封鎖を含めた非常措置がとられる可能性が高いことを理解されているのではないですか?生活費3割カットなどというレベルの騒ぎではないことは明らかです。そんな中で地震災害がこれ以上続いた場合の悲惨さは言語を絶します。それなのに、さらに放射能汚染のおまけがつくなんて本当にまっぴらごめんです。ハイパーインフレで食糧輸入ができない、放射能汚染で国内の農業も漁業もダメ。もし、こんなことになれば、生活レベルの低下どころか餓死者が続出です。悲観的な妄想ではなく、本当に起こりうることではないのですか?
実際、今回の福島の事故を受けて、世界中で反原発のうねりが高まっている中、当の被害国である日本の国民、特に、例えば学問道場の会員などの一定以上の知識層が、「経済的理由」や「現実的問題」などを盾に、原発を「必要悪」として容認しようとする動きがあること自体が、私には信じられません。今、迫っている本当の危機にまっすぐに目を向けない「現実論」なんて、いざ、ことが起こってから振り返れば、「多くの人を死に追いやった最悪の非現実論」として語り継がれることは明らかです。
「実際に現地に出向いて被災の現状を目でみてからにしろ」とか、「安全な場所から偉そうに意見するな!」なんていう議論はどうかやめて下さい。原発事故が起こっても心配がいらない土地なんて日本中どこにもありません。経済崩壊や食糧難も全国民の問題です。被災者でなくとも、皆、「明日は我が身」と福島のことを心配しています。あと、「そんなに言うならお前がやれ」というのもなしにして下さい。もし、たまたま思いついた人がそれを簡単に実行できる社会なら、そっちの方が大問題です。やはり、一般国民が取ることのできる手段というのは、まず、情報を共有して意見を統一し、次に、力を合わせて、小沢さんのような有力な政治家やメディアなど働きかけるとか、デモやストライキに訴えるということではないでしょうか。この大切な最初の意見をまとめる段階で、「現地におもむけ」、「お前がやれ」などと敵意むき出しで喧嘩してしまっては、すでに、そのグループ(学問道場会員)は負けだと思います。政・官・外・財・電の「悪徳ペンタゴン」による原発推進政策が強行され続けるかも知れませんし、それを阻止しようとする新たな勢力が力を発揮して原発をとめてくれるかも知れません。ハッキリしているのは、どちらにしても蚊帳の外で、犬のように吠え続けるだけになるということです。それが、副島先生の意思にそうとは到底思われません。

沼舘 幹夫 投稿日:2011/04/20 13:57

【426】[471]南相馬市に行ってきました

 会員の皆さん、はじめまして。バンコクに20年以上、住んでいます。4月中旬のタイ正月を利用してひとり福島の南相馬市まで行ってきました。
 副島隆彦先生の本は1冊しか読んでいないので(今回、関空でもう2冊買い求めました)、この掲示板に投稿する資格はないのですが、南相馬市の様子を先生にメールで報告したところ、こちらに書いて情報を共有せよ、と言われましたのでそうします。

以下、副島先生に宛てた私からのメールの内容(一部)です。

(前略)

 さて4月15日06:18、前日から借りていたレンタカーで、まず相馬市を目指しました。気温は6度です。カーナビは便利です。見知らぬ土地でも不安はありません。心地よい緊張感です。
 国道115号線、日本のカレンダーに用いられるような山里を目に楽しみながら相馬市に入ったのが7時5分です。気温12度。市内をぐるぐる回りますが、まだ時間が早いせいか町に人影はありません。

 その後、国道6号線を南下、あれれという間に南相馬市に入りました。南相馬真野小学校や周辺で津波の被害を目の当たりにしましたが、だいぶ復旧作業が進んでいるらしく、自衛隊や重機が活躍していました。

 南相馬市役所の社会福祉課でバンコクにいる日本人数人から預かったお金を寄付し、係りの方から様子を伺いました。
「市役所玄関入ってすぐに貼っている掲示板によると
放射線量はだいぶ少なくなっていますね」との問いに
「でもね、見えないからね」という義援金受付係りらしい(?)回答を得ました。

 次に避難所になっている原町第一小学校を訪れました。気温はぐんぐん上がっています。体育館の中はポカポカしていました。
「エアコンが入っているのですか」との問いに
「そんなのありません。寒いときにはこの大きなファンヒーターで暖気を送る」とのこと。ここで南相馬市と双葉町の中間に位置する「おだか」というところから避難している二人の女子中高生に話しかけました。元気そうでした。
お年寄りと比較したせいでしょうか。お年寄りは無口です。
カメラを向けることもはばかられます。

 二人のおかあさんに双葉町まで行けるかと聞くと、6号線は封鎖されているけれど、取材といえば通してくれるかもしれない。だめなら海沿いの道を行けばいいと教えてもらいました。
「海沿いは別世界です。私も昨日、ちょっと家に戻りました」と言います。気丈な女性です。

 6号線は案の定、「いわきおおた」のあたりで警視庁の警察によって封鎖されており、住民であれば名簿と照合して通してくれますが、取材は認めてくれません。国際免許証を見せると「外国人か? 立ち入り禁止と言え」という声がパトカーの中から聞こえました。悪いけど「日本人です」と答えました。部下が「地元の人らが外部の人間を入れたがらないのです。物盗りとしてあなたを疑っているわけじゃないのですよ。これも復興の支援と思って取材をあきらめてください」と言います。こう切り返されては二の句が告げられません。10キロ圏内の遺体捜索が昨日から始まっていることも関係しているかもしれません。

 そこで、小浜(おばま)という村へ引き返して、そこから海岸線沿いに南下を試みました。道はガタガタでところどころ陥没しています。海沿いの家はほとんど押し倒されていましたが、重機が入って整備され始めています。ところが、小浜から南下しようとすると、河口に架けられていた橋が崩壊しており、向こうへは行けません。前方の道は陥没していました。しかたなく戻って、検問のある手前のセブンイレブンに行きました。そこでおだかまでゆく道を何通りか地元の人に聞きましたが、ぜんぶ封鎖されて住民以外は入れないと思うよとのこと。
 今度は内陸側から南下を試みましたが要所、要所で検問があり、
住民以外は南下させてくれません(しかしカーナビは役に立ちました)。「正式な取材許可があれば入れてくれるのですか?」と聞きましたら、口ごもった後、もちろんですとのこと。前夜、泊まった3500円の宿にはNHKのクルーもいましたので、そうなのでしょう。ちなみに福島市内中心部のビジネスホテルはほぼ満室でした。メディアや原発関係者がたくさん入ってきているそうです。

 南下をあきらめ、飯舘村経由で福島市へ行くことにしました。ここは放射線量の高い値が出たと今朝のニュースで報じていました。ですが、コンビニは開いているし、地元の生鮮スーパーも開いていました。スーパーには福島産のあさり(たぶん。表示がなかったので)と野菜、果物もありました。
「何、作ったらいいかわからないのよね」
スーパーに買い物に来ている主婦と思われる女性同士の声が聞こえました。普通の会話です。

 福島市内まで暑いので窓を開け放して運転していました。すれ違う車を運転する人はほとんどがマスクをしていましたが、マスクをだらりとたらして運転している人はこっけいでした。

 福島市内着13時14分。駅前の電光掲示板には28.5度! 朝との気温差22度です。夏のような暑さでした。桜並み木を通ってレンタカーを返しに。そこで地元のうまいもの屋を紹介してもらいましたが
「あまりすすめられるものはないのですが……あ、餃子がある。でも夕方からしかやってないなぁ。地元の人に人気といえば……」
と切り出しながら教えてくれた西口駅前の喜多やとかいう蕎麦屋。たいへんおいしかったです。そういえば旅館で食べた晩メシも朝メシもたいへんおいしかった。浅漬けキュウリがバリバリしていました。

 郡山駅の100円すし屋カウンターで知らないもの同士が会話していました。
「地元でも原発20キロ圏内から来たと言われると冷たい目でみられるんだから」
「地元同士じゃありえないでしょう。東京の人ならそうするだろうけど」
「あたしたちは東京のために電気をおくったのに」
「(私)今日、飯舘に行ってました。現地の様子を見に」
「あそこ、今、放射線量けっこうあるよ。盆地だからな、あそこは。ごくろうさま」

今回の現地入りで感じたこと、
1)やはり行ってよかった。見えないものが見えた気がする
2)だれが空論を述べているか、実論を述べているか、わかる
3)出会った現地の人はきわめて落ち着いていた。お年寄りにがんばってというのは酷だ
4)福島産の食材に対する風評被害はばかばかしい。福島と聞いただけでアレルギーを起こすなどもってのほか
5)福島の人は日本を代表して犠牲になったのだから、長く守ってやらなければならない
6)何より福島の人は雄雄しく立ち上がってほしい。おれはこれからも協力する

最後に
先生の本や学問道場のサイトを見て、金を儲けたひとは
先生に活動費としていくばくかでも差し出すべきです。
「いいえ副島さんに目をつけたのも私の選択眼があったからこそです」
なんていわないでね、お金はあの世へ持っていけないんだから。

世話になった人にはお返ししろ、
犠牲になった福島に、恩を仇で返すようなことはするな
福島から転校してきた子どもに対して「被爆する」といわせる子の親め、ばかじゃないのか。

失礼しました。
福島のことを考えるといろいろと怒りが沸きあがります。

沼舘 幹夫 拝

内田 安盛 投稿日:2011/04/20 13:46

【425】[470]女川原子炉の安全レポートの問題

初めて投稿します。
副島先生のご本は10冊以上読んでいます。
古希を過ぎた、建築構造士で耐震補強の仕事を
10数年行っています。
また、数年前から吉野大峯山の修験道を初めています。

先生の福島原発に対する活動は全面的に支持します。
先生は、修験者の精神を受け継いで活動しているように
感じています。

「女川原子力発電所における津波に対する
安全評価と防災対策」のレポートが公表されていますが、
大変な間違いをしています。
http://www.jnes.go.jp/content/000015486.pdf
文献調査で昭和8年の震嘯誌に書かれていることを
正確に理解せずに数値のみを利用しています。
技術者として一番大切なことが欠落しています。
前提条件を無視して自分に都合のよい数値だけを
用いることは絶対にやってはいけないことです。
杜都文化社編「昭和8年三陸震嘯誌」で、
中村左右衛門太郎博士は、「津波地震に就いて」で

(転載開始)
閖上町は、二・二米、坂元村磯浜は三・二、中浜は二・五米
である。然しこれらは石巻湾内と共に震源より遠く他と
比較するのは不適当であろう。
(転載終了)

レポートの文献調査歴史津波の比較の図で昭和8年の
ピンクの楕円で崩壊した範囲を明示しているのだろうが、
昭和8年三陸震嘯誌のなかで震源について今村明恒他3者で
意見が一致しないと書かれています。この図を見た人は、
過去の津波の高さは正しいと思ってしまう。
一般に模擬地震波を作成する場合には、想定する範囲のすべの
箇所について検討し、その中の最大の地震波を採用します。
 過去の津波の高さを決めて、それ以下の想定だから安全と言うのは、
まさに福島原発の想定外の話に共通するものと感じる。
 津波の高さを場所を特定せずに最大の高さで安全対策を講ずるなら良いが、低い値を採用するのは、二つの活断層を別々に評価して問題になっていることと同じである。
 この時期、このレポートが公表されたことに危険性を感じる。

市井の福島市民 投稿日:2011/04/20 11:09

【424】[469]追伸

原発問題は経済問題なんです、と書いたはずで、
では、浜岡を止めて、そこで働きそこで暮らす多くの人をどう食わせていくのか?
そこまで考えて止めるように働きかけないと、もうそこで恩恵を受けているのは県民全員、日本国民全員なので、具体的な対策案を考える暇がないではなく、考えて提出すべきです。
なかなかそれがうまくいかないので、20km圏内の福島県民はまた戻っていくわけです。
だから、暇がないではなく、止める手段を考える手段をあなたが作って出せばいいじゃないですか。
私だって、現場ですから、一番原発を止めてほしいのはもっとも身近に感じてる、この肌で。
しかし、実際には、みんな戻っている。
とりあえずは、副島先生の現場主義の検証ぐらいしに来てください。

そして堀江様が止めてみてください。

市井の福島市民 投稿日:2011/04/20 10:48

【423】[468]堀江様

確かに一理あり。
浜岡原発、失敬。
しかし、浜岡だけではなくどこも原発は危ないことが証明されてしまった今、しかもまだ政府は福島原発第2を稼働させようとしています。
一度13基日本で止めたことがあった、しかし、夏に電力不足はなかった。
なぜ浜岡だけを止めろ、危ない、根拠がない。
福島第2の方が危ない。
その上で、政治家は何をしてくれたか?
物事には止めるための準備と順序がある、40年間そうやって生きて来た国なら、順序をもって計画書を作って出さないと、お上への説得力に欠ける。
そう書いただけです。
その暇はないのかどうかは、天災が浜岡で起こるかどうか?
明日起こるかどうか?
誰にもわからない。
しかし、浜岡は止まらないですよ、絶対に止めない。
それは、わかってるはずです。
どこも危ないなら、どこもすぐにとめたくなるのは人間の心理ですから。
東海村と浜岡が一番危ないと言われていて、しかし、実際には福島が爆発しました。
では何もできない政治家が何をしてくれるのか?
あなたが止めるしかない。
ぜひ止めてください。

堀江宗敏 投稿日:2011/04/19 14:36

【422】[467]浜岡原発

市井の福島市民さん
私の意見は浜岡(浜松じゃないです)をとめるために政治主導で動いてもらいたい、ということであって、全国の原発をすぐ止めろとか言っていません。むしろあなたは人の意見を歪曲しています。対案を出せ、とおっしゃっていますが、私は浜岡は危ないから政治主導ですぐ止めてもらいたい、小沢さんに話す機会があるのならなおさら訴えてもらいたい、といっているのです。対案を出せなど、暇な議論をする気はありません。
中部電力は電気が不足していません。今すぐ止めても大きな影響は出ないはずです。浜岡原発は活断層の上に立っていて、砂浜の上にあり、津波堤防もない。東海南地震がいつ起こってもおかしくない時期にある、ということを、投稿の後、社民党の福島みずほさんが国会で菅総理に訴えていたとおりです。
ちなみに菅総理はこれをはぐらかして、まず福島原発の経緯を解明するのが先決だというようなことを言って逃げました。卑怯な男です。原子力問題は今後の重要問題なので、今すぐ方向性決められないのは自明なことでしょうが、浜岡については危ないのですぐ止めるのが決断です。止めるのは政治家しかいない。

アルルの男・ヒロシ 投稿日:2011/04/19 09:45

【421】[466]佐藤栄佐久の記者会見 英語付き

http://eisaku-sato.jp/blg/2011/03/000051.html

佐藤栄佐久前福島県知事のウェブサイトから。記者会見の動画が無料視聴できるようです。内容は極めて重要なもの。必見です。

川本真都 投稿日:2011/04/19 01:04

【420】[465]おっしゃる通りですね。

論理が一番大切な局面と、そうでない局面とがあるのでしょう。

でもここまで大きな、読者の層を育てられた副島先生にはもう公人としての
立場があるのですね。

ほんとの先生のお気持ちはきっと、「おめえら、ふざけんじゃねえ!
たたっきってやる!」というせりふの似合うものだと拝察いたします。
そしてここが、お金を払って集まった学生と、それに教育を担保した
学校が、先生に講義をお願いする、というような場所だったら、
なんぼでも先生の思いのたけをうかがえたことでしょう・・・。
そういう学校を、作りたいですね?

いろんなものの見方がありますね。
人も死にました。動物も、死にました。
死に瀕した生き物も、死んだ動物も、たくさん見ましたよ。
まず、生きることがいちばん大切ですよね。

さて、わたしが震災で、なにを優先して、なにが後回しだったか、
それをまず見極めてそれから、それがちょっと疑問だったら、
どうやってそこから抜け出すか、ということを考えて、「行動する」
ということが各自にできる最大の抵抗だと思うわけですね。
ひとを助ける、でなくて、自分の置かれている立場を、この機会に
どうにかしてもうちょっとましなものにする、ということが
大事なんだ、と思うわけであります。

考え。議論。それはある意味、皆さんも知っている無意味な長時間の
会議と同義なのであります。

だめなら、変える。
変えられないなら、去る。
そういう、記号的な行動が必要なのだと考えます。

ムードじゃ、だめです。
でも、男の人はいつも、女の人にいいました。
俺は家族を養わないといけないから。
でも、体制と戦うのは女も男も関係ないのですよ。

できない。
ではなくて、「やる気がない」という一言に、
集約されるのです。わたしに言わせれば。

ひとつの考えをまとめた。投稿する。
と、同じくひとつの行動を、起こされてみてください。
それがたとえば、副島先生のご本を誰かに差し上げる、という
行動でもすばらしいと思うのです。

ひとつ考えたら、ひとつ、なにかアクションをする。
それが未来を作る行動だとわたしは考えます。

市井の福島市民 投稿日:2011/04/18 23:40

【419】[464]今も現地でおびえてますが・・・

副島先生の言う通りなんです。
それと、みなさん、論点がずれています。
即刻危険だから、浜松原発反対!ではダメなんです。
原発で恩恵を受けて高度経済成長を推進して浮かれていたのは、日本国民全員です。あなたは恩恵を受けていませんか?
誰もが多少なりとも受けているんですよ。
では、原発を直ぐ止められますか?
それともあなたの経済活動を3割すぐに削減できますか?
2時間電気が止まれば、2時間分の国民の利益が失われます。
電気が止まれば、私のような福島市の経営者はより苦難の道を歩む。
責任は東電にある、そして、政府にある。
しかし、そんなレベルの話ではない。政府が民主党に代わり、自民党が圧勝しても全然変わらないのをなぜわからないのか?
政府レベルでさえ将棋盤の駒にしかすぎない、それを操り利権を貪りお金をたんまりと儲けている駒を操る棋士がいるんですよ。その巨大な象と、副島先生が命をかけて戦おうとしていることが、一冊でも御著書を読めばわかるはずです。戦う相手が違うことを副島先生は知っているんです。
しかし、副島先生の御著書の通りであり、その裏には経済産業省、炭素権、エコによるCO2削減というトラップと黒幕がいる。
闘うべき本当の相手はその黒幕、胴元です。
原発反対、すぐにやめろ、そんなの無理なんです。
それを容認して経済を40年間回してきてバブルで浮かれた国民全員に責任がある。
何を今更原発反対。直ぐ止めろ、じゃあ、なぜ事故の前に副島先生の様に戦わなかったんですか?
原発反対は否定しない、であれば、計画的に代替エネルギーを提案し、10年で原発全てを廃炉にする具体的な計画こそ立てて提示すべきです。
ただ、自分の今の命が危ないからやめろ、止めろ、では止められるわけがないじゃないですか?冷静に物事を考えて下さい。
もし、今、すぐに原発を止めたら、我々被災地さえ、復興は不可能です。
クリントン、サルコジがなぜ慌てて来日したのか、副島先生の本を一冊でも読んだ方にはわかってるはずです。地震、津波だけでは彼らは絶対に来日しない。
私は、被災を知ったのはバンコクの空港でした。CNNで流れていたのは、
①福島原発②リビア③スーダン・・もう津波のニュースは消し飛んでいた。
つまりこの3つはすべて繋がっているんです。
重要なのは、津波のニュースではなくなっていた、1日で外国のプレスから消えました。問題は原発、核の冷戦構造なき後の、核の平和利用をどうお金に換算するか?それが、地球温暖化のゴア発言、核兵器なき日本の京都議定書、CO2削減の利権争い、中国のスモッグ削減とリークしていることを、副島先生は知っているはずです。
オバマがノーベル賞を取った核兵器廃絶と、オバマがなぜそれとは反するような原発PLANT推進に至ったのかは全く切り離して考えなければいけない。
原発事故は世界経済の問題なんですね。
福島市民としてはつらい、でもそれを受け入れて今こうしてこの小さな都市で私はこの運命を断腸の思いで享受し暮らさざるをえない。
私たちが、政府や東電の補償、他力本願でいつも生きてきた我々日本人が「ただ政府発表を待つ、どうすればいいんだ、困った」という姿勢を従来通りにもって生きる時代は終わった。これからは自分たちが自分の生き方を決めていく時代になった。新しい時代、今こそがチャンスなんです。
政府に言っても、東電に言っても何もしてくれにあですよ。
してくれる前に、うちらは死ぬんです。
待っていたら、水俣病訴訟や、ライ病訴訟の様に、ほとんどの犠牲者が死んだ頃に最高裁で勝訴、そしてその時生き残った人は数人しかいないわけですから、安い買い物なんです。
一番本当に私はつらい原発事故被災地ですけど、本当にその考え方から抜け出せなければ、結局、サバイバルできない、待っているだけで、すぐに10年20年なんてあっという間にすぎて、老いて死ぬだけです。それってただの負け犬でしょ?
戦う相手が違っている。
エコタウンを作る、エコカー減税、原発推進、アメリカ、フランス、地球温暖化政策での各国の利権争い、これはエネルギー産業が報道も政治も権力も経済も握る、そう副島先生は預言していたではないですか?
特別に、副島先生には失礼ですが、私は新興宗教の教祖だとは思っていない、でも先生の言っていることは的中していて正しいと思います。現地の人間がそう言ってるんですから、というか、現地でも私だけですが、ですから、副島先生は信じるに値するんです。
私は現場主義の人間です。
そしてまさに、現場の人間になってしまった。
それほど頭を使う必要はない、義務教育レベルで良い、東大に行くために義務教育を受けたのでなく、自分や家族を非常事態の時にどうサバイバルさせて次の日本国民につないでいくか?それが問われている。
ただ感情的になって、原発反対で、困るのはハウスの福島市の農家や、そこで暮らす被災者です。
どうか、明確に、論点を間違えずに改めて考え直してください。
見えてくるはずです。

山口@福岡 投稿日:2011/04/18 21:28

【418】[463]日本通(ジャパンハンド)のドナルド・キーン米コロンビア大名誉教授が日本への帰化申請手続きを始めた。

こんばんわ、山口@福岡です。
MSN・産経ニュースに以下の記事が掲載されていたので、転載する。

「私は日本という女性と結婚」 ドナルド・キーン氏、永住へ帰化手続き MSN・産経ニュース 2011.4.17 11:52
参照先:http://sankei.jp.msn.com/life/news/110417/art11041711580005-n1.htm

(転載開始)

日本文学研究で知られる米コロンビア大名誉教授のドナルド・キーンさん(88)が日本に永住する意思を固め、日本に帰化する手続きを始めたことが15日分かった。関係者が明らかにした。関係者は「東日本大震災で大変心を痛め、被災者との連帯を示すために永住への思いが固くなったようだ」と話している。

 キーンさんは1922年、ニューヨーク生まれ。学生時代に「源氏物語」の英訳を読み、日本文化に興味を抱いた。日米開戦後は海軍情報士官として、玉砕した日本兵の遺書を翻訳したり捕虜を尋問。復員後、英ケンブリッジ大、米コロンビア大、京都大で日本文学を学んだ。「日本文学の歴史」「百代の過客」「明治天皇」などの著作で知られる。

 三島由紀夫とは京大留学中の54(昭和29)年に知り合って以来の友人で、三島作品の翻訳も行った。2008(平成20)年に文化勲章を受章した。

 松尾芭蕉の「おくのほそ道」をたどる旅をし、英訳も出版。東北大(仙台市)で半年間、講義したこともある。それだけに、被災地の状況を心配している。平泉の中尊寺は難を逃れたが、何度も訪れた松島や多賀城など芭蕉ゆかりの地は大きな打撃を受けた…。

 キーンさんはこれまで1年の半分ほどを東京都北区の自宅で過ごしてきたが、26日にコロンビア大で最終講義を迎えることもあり、日本に永住することを決めた。周囲に「日本が大好きだから」などと説明しているという。

「危機だからこそ」

 法務省は15日、震災直後の3月12日から4月8日までの4週間に日本から出国した外国人は延べ53万1000人で、このうち発生後1週間では24万4000人だったと発表した。震災発生前の1週間は14万人だった。

 震災と福島第1原発事故を受けて、各国が一時的な出国検討を勧告したり、被災地からの帰国支援を実施したことが影響した。

 NHKのインタビューに応じたキーンさんは「日本は危ないからと、(外資系の)会社が日本にいる社員を呼び戻したり、野球の外国人選手が辞めたりしているが、そういうときに、私の日本に対する信念を見せるのは意味がある」と語った。

 「私は自分の感謝のしるしとして、日本の国籍をいただきたいと思う」とし、夏までに日本国籍を取得する考えだ。

 独身を通してきたキーンさんは「私は『日本』という女性と結婚した。日本人は大変優秀な国民だ。現在は一瞬打撃を受けたが、未来は以前よりも立派になると私は信じる」と、新たな祖国になる日本の復活を信じている。

(転載終了)

山口@福岡拝