重たい掲示板

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鈴木実 投稿日:2011/04/28 05:18

【451】[497]Karel van Wolferen

副島隆彦を囲む会 会員の鈴木実と申します。ヨーロッパ在住です。
どうしても、Karel van Wolferen氏に聞いておきたいことがあったので、アポを取り、アムステルダム南部のアウダーケルクという場所で食事をしてきました。
歓談の内容を副島先生にメールをしました所、大変重要な内容を含む返信を頂戴し、この掲示板への投稿の許可をいただきましたので、私のメール及び、副島先生の返信を以下に貼り付けます。

〔私から副島先生へのメール:貼り付け開始〕
副島先生、

副島先生は大変ご多忙の日々をお過ごしだと思いますが、少しだけ、私のメールを読んでいただけたら幸いに存じます。
先日、元アムステルダム大学教授のKarel van Wolferen氏と食事をしてきました。
Wolferen氏はアムステルダム大学を退官され、生後9週間の自分の赤ん坊の世話にお忙しいようでした。とてもハッピーなご様子でした。

政治のド素人の私が、Wolferen氏に聞いた内容など、副島先生にとっては、何も新しい情報はなく、且つ、付加価値のある情報はありませんが、Wolferen氏が言っておられた内容のいくつかをお伝えしたいと思い、このメールを書いております。

副島先生にお伝えしたい内容は、大きく2つあります。

1、話の中で、私は現在、副島先生の書物、websiteで勉強していると言った所、当然、Wolferen氏も副島先生のことを知っているということでした。
(以前、会ったことがあると思うとおっしゃっていました)
そして、氏は、副島先生のような人に、日本変革のための運動をひっぱって行って欲しいとおっしゃっていました。
副島先生、是非、この混迷している日本をひっぱっていってください。

2、副島先生が伝えられている「真実」や、Wolferen氏が言っていることを、多くの日本人に理解してもらうことは困難を伴うが、ひとつのアイデアとして、それらをテーマとした漫画をかいたらどうだと話されました。そしたら日本人は読むよとコメントされました。
これを聞いた時に、すぐ、副島先生の幕末もの、及び、昭和史ものの漫画を思い出し,これはなかなかいいアイデアではないかと考えました。
副島先生、原発等の真実を暴いた漫画を書くことを検討していただけないでしょうか。そうすれば、多くの日本人が読んでくれるはずです。

以上が、大まかに副島先生にお伝えしたい内容ですが、以下は私の細かな質問に対するWolferen氏の返答です。
最初に書きましたが、副島先生にとって付加価値のある情報ではありませんので、読み飛ばしていただいて結構です。
ただし、私は、副島先生自信も2003年12月5日の今日のぼやき503番でおっしゃっていたように、副島先生の発言を正当化するためにも、Wolferen氏の言葉を、私の知り合いに伝えていきたいと思います。もし、副島先生が許してくだされば、先生の掲示板にも載せたいと思っております。

以下、Q and A形式で書いていきます。Qが私で、AがWolferen氏の返答です。
(順不同で書いていきます。会話は全て英語でした。)

Q: 原発問題が今、最も日本で注目されている話題の一つですが、報道の仕方も含めてどう思いますか?
ちなみに、東京の人も含めて、多くの日本人は放射能を大変恐れています。
A: マスコミその他は、放射能について、誇張しすぎです。そもそも、どうやったら、そんなに危険であると判断できるのでしょうか?
Q: では、なぜ、マスコミはそんなに誇張するのだと思いますか?
A: ニュースになるからじゃないでしょうか。あと、センセーショナルですし。私は余震の方が心配だと思います。

Q: TIME紙3月28日号によると、アメリカのInvestorsは、原発はコストがかかりすぎるので投資をしないし、また、原発をやる公共事業体も限られているといいます。しかし、オバマ大統領以下、Right wingersもLeft wingersも原発をやめようとしない。ドイツのメルケル首相のような決断は期待できない、と書いてあります。これはなぜですか。
A: GEを含む、原発に関連する人達から金をもらっているからです。すべては金ですよ。

Q: 原発をやめるとしたら、代替エネルギーとして何をするべきですか?
A: ソーラーでしょう。

Q: 日本では最近、菅政権たたきがすごいです。野党はおろか民主党内からも叩かれています。なぜですか?
A:   菅首相は2つの間違いを犯しました。1つは、官僚を盲目的に信じてしまいました。官僚のサーバントになりました。
だから、増税するとか、官僚の筋書きをそのまま、参議院選挙前に言ってしまい、ぼろ負けしました。
2つ目の間違いは、小沢氏と離れてしまったことです。菅首相にとって、小沢氏はすべてでした。菅首相は、何をどうすべきか、自分では何もわからない人なのです。小沢氏と離れたことで何もわからなくなりました。
Q: では、なぜ、小沢氏から離れることにしたのでしょうか。
A: マスコミとワシントンが怖かったからじゃないでしょうか。
Q: なぜワシントンは小沢氏と離そうとしたのですか?
A: 小沢氏は中国と関係を深めようとしたからです。それをワシントンは嫌いました。アメリカにとって日本はサーバントのままじゃないとだめなのです。

Q: 先ほど、菅首相は官僚のサーバントになってしまったとおっしゃいましたが、菅首相に限らず、いままでの首相はずっとそうだったのではないですか。
A:  田中角栄氏は違いました。彼は、官僚といかにうまく協力していけるかを知っていました。政治家と官僚の良い関係を保っていました。
Q:  田中角栄氏と言えば、立花隆氏の本が有名で、金まみれの人という印象が強いですが?
A: 立花隆氏は外人記者クラブのおかげで有名になった人ですよ。それは、立花隆氏が、田中角栄氏のクオリティの高さを知らなかったのだと思います。

Q: マスコミについてですが、TIME紙は、アメリカの原発推進政策に批判的な記事を載せていますが、日本では原発政策の批判記事はあまり見られません。なぜでしょうか。
A: わかりませんが、少なくとも、TIMEとて、将来、批判記事とは反対の記事を書くかもしれませんよ。誰もBasic American Beliefに反することは書けません。

大体、こんな所ですが、Wolferen氏は、TPPは日本の利益にはならないとか、クルーグマンやステグリッツの話もしていましたが、ワインを少々飲んでしまったため、メモがめちゃくちゃでこれ以上報告できません。

ちなみに、Wolferen氏の最新の著作、「誰が小沢一郎を殺すのか」をいただきましたので、それも熟読したいと思っております。

長くなりましたが、ご多忙のところ、読んでいただきありがとうございました。
尚、上記の内容について、Wolferen氏から、どこにでも公表して結構ですという許可を得ております。

鈴木実拝

〔私から副島先生へのメール:貼り付け終了〕

〔副島先生から私への返信メール:貼り付け開始〕

鈴木実 さまへ

副島隆彦から

メールをありがとうございます。
貴兄が、カレル・ヴァン・ウォルフレン氏と会って 以下の通り、歓談されたとのことで、大変、私にとりましても、心強いものでした。 私は、 ウォルフレン氏の 1988年刊の ”The Enigma of Japanese Powers “ ザ・エニグマ・オブ・ジャパニーズ・パウアズ  「日本権力構造の謎」 を、熟読して 英語で書く知識人の文と言うものを 勉強しました。 このころは、私は、
ほとんど独学で、アメリカ政治思想の 全体像を自分なりに把握することに必死でした。
私は、30台の半ばで、週刊誌の専属ライターになろう(その自信はありましたし、就職を誘われました) かと迷いましたが、「私は、どんなに原稿料が安くても 自分の署名入り原稿しか書かない」 と、決めて予備校で食べながら、物書き修業をしていました。

チャルマーズ・ジョンソン博士 (昨年死去。6年前に、カリフォルニアのお住まいまで会いに行けてよかった) の 「(日本の)通産省の奇跡」 (これが、アメリカ政治学会で賞賛されて、”インダストリアル・ポリシー”(国家主導の経済政策 の重要性を、アメリカ政治体制が、理解して、それで、NSC(国家安全保障会議)と ならぶ、NEC(エヌ・イー・ シー。国家経済会議 )が作られた) の 政治思想を 、チャルマーズが、欧米近代社会に植えつけた功績があります。

私は、この チャルマーズの本を 土台にして、ウォルフレンが、日本社会、日本民族の解剖を、独力で、在日30年の、コレスポンデント(特派員)の資格で、どんな分野の業界トップたちとも会って、彼らが、不用意に、かつ正直にしゃべるので、それらの 日本国の秘密を公然と聞き出して、膨大な資料として抱えて、 それで、「日本権力構造の謎」を書きあげました。 今に至る 英文での 世界に通用する 世界基準での 大文献であり、学問的な資料性も 抜群の、 第一級の 書物であり、日本と言う 東アジアの大陸沿いの 民族研究としても、 古典的な大著 ( クラシックス classics )の一冊です。

ウォルフレンのこの分厚い一冊の英語本は、 歌劇 マダム・バタフライ「蝶々夫人」に比肩されるほどの、ヨーロッパ社会から見た場合の 日本理解の 根幹に関わるものです。

ウォルフレンと 干戈(かんか)を交えたのは、「菊クラブ」(クリサンセマム・クラブ)と自称した敗戦後の 日本(人) をあやつるために、天皇との親交までをも 鼻にかけ、日本の政治も経済も文化も アメリカの支配下に置くために、学問動員された、 エドゥイン・ライシャワー博士(60年安保の頃の 駐米日本大使も )の 60年代の日本研究の 金字塔と 
なる”The Japanese “「ザ・ジャパニーズ」 (国広正雄 の名文の 訳) でした。 

ところで、 The Japanese の The 「ザ」 が、「種類全体を表わす ザ」 と言って、日本人すべてをさして、日本民族のすべてを表わす意味だということを分かっている日本で知識人である人たちさえが、今も、少数だ。 だから、邦訳名も「日本人」などとせずに、「日本国民」とすべきだったのだ。 そうすれば、総体としての日本国民の歴史と文化と現在の姿」を描いた本だと分かる。

だいたい、今の日本の知識層でも、 この大著(ビッグ・ブック)を きちんと 読んでさえいないし、30万分ぐらい売れて、そして、忘れさられた。 この本の名前さえ記憶に初めから入ってないかもしれまい。

日本は今も土人たち(未開の原住民)の国のままだ。  私のような人間だけが、世界基準world values  「ワールド・ヴァリューズ」 の知識を、なんとか日本語で日本国内に伝えようとして苦闘してきた。  

ライシャワーのハーヴァード大や、コロンビア大などの 子分たちが、日本操り対策班(ジャパン・ハンドラーズ、日本をハンドルする人たち) となって、知識人スパイとなって、今も、日本国を牛耳っている。そして、アメリカ帝国の 頸木(くびき)の元に置いている。

このライシャワーの系統の アメリカ人の日本管理人間たちからは、
チャルマーズ・ジョンソン を筆頭とする ウォルフレン や、「日本封じ込め」” Containing China ”コンテイニング・チャイナのジェームズ・ファローズ( 伝統と格式のある言論誌 アトランティック・マンスリーレヴュー誌の編集者だった) と、それから、 トレイディング・プレシズ「日米逆転」を書いた クライド・プレストヴィッツ (米商務省の高官だった) の
4人は、 何と、「ジャパン・バッシャー 四天王(してんのう)」 と呼ばれて、日本叩(たた)きをする4人組 として、 日本の裏側(の穢=きたな=い部分、フォルシー、ダーティ・リネン、 人には見せられない 汚れた下着や、タオル類を )暴き立てる 知識人たちとして、誹謗中傷(ひぼうちゅうしょう)された。

まさしく、彼ら、日本社会、日本民族の 世界基準での真実を 表に出して、英語の本で世界中に伝えた 4人こそは、 日本国民ために、日本国の大きな真実を伝えてくれた大著たちだ。 それを、「日本たたき論者たちだ」として、悪罵(あくば)を投げ、誹謗中傷したのは、まさしく、菊クラブ の 連中であり、彼らこそは、ジャパン・ハンドラーズ(日本あやつり対策班)なのです。

彼ら、ジャパンハンドラーズ達こそは、日本人を騙し続け、痛(いた)めつけるために、特殊に育てられ日本に送り込まれてきた 怖ろしい人間どもだ。 思想スパイ人間たちだ。実際にその多くは 裏側はCIA (米国務省の外局) の情報将校(インテリジェンス・オフィサー intelligence officer )だったりする。

ウォルフレンは、自身が、アメリカの外国人脈から、脅されて、「あんまり日本の真実を、表(英文で世界に向かって)に出すな」 と、柔らかくも、ハード(きつく)にも、威(おど)されて嚇(おど)されて生きてきた人だと私、副島隆彦は分かっています。  
彼の大著「 日本権力構造の秘密」には、 東大 と東大法学部出の官僚たちが、どれぐらい日本社会を 「顔を見せないまま」 実質的に支配、統制、管理しているかを、これでもか、これでもか、と書いています。 このことを、 日本の読書人階級が、いまだに知らない。

私たちの学問道場の会員たちで、頭のいい 相当の読書人である人たちでさえ、このことをハッキリと知っている人は、数百人だろう。 私は、「属国・日本論」(1997年刊)を含めて、何度も 各書で、このことを書いてきたが、なかなか、この大きな 真実が、日本国内で知識人層の 共通理解とならない。

だから、チャルマーズ・ジョンソン(故 カリフォルニア大教授)とカレル・ヴァン・ウォルフレン 対(たい)  エドウィン・ライシャワーが育てた、今の 孫弟子たちの マイケル・グリーンのような「知日派」の 凶悪な、 日本あやつり 政治人間 たち の 闘い なのであり、この大きな闘いの構図は、今度の 福島第一原発の放射能漏凶事 を巡っても続いており、 小沢一郎たち 「日本の部分的独立、自立派」 に、襲いかかっている不当な攻撃も、 大きくは、この世界的な構造の一部としての、日本国を上から覆(おお)っている
今も、大きな構図です。 

ライシャワーら「菊クラブ」の 日本あやつり人班 の 連中は、 「日本は、明治維新(1868年で、コロリと この年を境に) に、 欧米と並ぶ近代社会(きんだいしゃかい、a modern  モダン) だと、行って、表面だけ、日本人を、ほめそやし、上手にあやつり、洗脳し、こき使って、そして、自分たちのアメリカ帝国の従僕、下僕として生きる 従属民族であり続けろ、と 言っている 。  私、副島隆彦が、チャルマーズ・ジョンソン博士とウォルフレン氏の 衣鉢(と言ったらまだ叱られる) を継いで、日本国内では「属国・日本論」の言論で闘いつづけています。 どんなに少数で、劣勢であっても、日本民族の 魂に、私が、大きな真実を訴えかけ続ける限り、この真実の言論と思想
が、途絶えることはない。 私は、この灯(トーチ、かがり火)を 私の元に寄ってきた若い人たちに伝えてゆく。  

アメリカ帝国の ネオコン派 思想集団は、この ライシャワー派の日本あやつり対策班を、今では、自分たちの下部組織 に組み込んで、 「中東 のアラブ、イスラム教徒たちを、日本でやって 敗戦後の 洗脳計画 が、 大成功したように、 これと 同じように、デモクラタイゼーション democratisation と、 ソシアル・エンジニアリング social enginieeringで、打ち負かして、そして、 Jewdio-Chistianity ジュデイオウ・クリスチャニティ が、支配する 欧米社会のような世界に作り変えよ」 と、 今も、この大計画で、中東、アラブ世界に、積極的な 政権転覆、動乱、政情不安の 状態を好戦的に企画している。  

私、副島隆彦が、日本で、日本人知識層に なんとか分かるように、この「
デモクラタイゼーション」 democratisation」  のことを、「上からの強制的な民主化」 と 訳し、 ソシアル・エンジニアリング social enginieering の ことを「未開部族(土人たちの国)に対する 文明化外科手術」 と、訳して、私の各本で、書き続け説明してきた。 民主政治 (デモクラシー 、democracy  民衆代議政体) と、デモクラタイゼイション「上からの、あるいは外側(外国)からの力による 民主化なるもの」は、根本から違うのだ。 この 重要な1点が、分からなければ、 日本で土人の知識人のまま生きて死んでゆくだけだ。大きな外側世界の知識と思想を知らないままで、死んでゆく
「井の中の蛙(かわず、かえる)」だ。 そうやって、私と同世代から上の バカたちの多くは、このまま死んでゆけ。

若い人たちだけは、私が、なんとかしなければいけない。 少なくとも、私、副島隆彦の本を書店で、この20年間の間に手に取って、読み始めた人たちだけは、なんとか、それぞれの知能と 知識人としての素質に応じて、なんとか影響を与えなければいけない。

私は、何度でも、何十度でも、以上の「日本国の運命である 大きな真実」の「大きな枠組み」を、 私の文章が目に触れる人たちに、書き続けなければ済まない。それは、老成してゆく私の義務であり、ボケながらも、老人の繰(く)り言(ごと)としてでも、上記の 同じことを、飽きることなく、しぶとく書き続けて、繰り返し、繰り返し、ことあるたびに
書いて、知らせ続けなければいけないことだ。 それが、私の残された仕事なのでしょう。そうやって若い人たちに真実を伝えて行かなければ。

今の30台から下の 文科系知識人(大学の学者たちになる)で、私、副島隆彦の影響下に無い者はいない。 私は、このように豪語する。 そして、彼らは、副島隆彦からの、自分の脳への影響は、自分の出世の妨げになるから、必死に消し去ろうとする。 

私は、日本国民のために本当に 「今も、世界基準で真実を教えて伝えてくれて、
私たち日本民族 に 誠心誠意 真実の言論で、 尽くしてくれているカレル・ヴァン・ウオルフレン氏を深く 尊敬しています。 私は、彼とは、何度か擦(す)れ違っています。しかし、双方が相手と話したいと申し込んだことがなかったので、この10年間、ちきんと話したことがありません。 
出版社の編集長クラスたちを通して、お互いの考えは、分かりあっています。 私自身が、この20年で、ようやく日本知識人として「出す本が売れる」という 実績で 承認されましたので、それで、今なら、今度ウオルフレン氏が、郷里のオランダから 来日する際に、対談しようと思います。

私が、今度の福島原発事故(2011年3月12日から発生)による 放射能漏れで、一番、恐れたのは、私が守らなければならない次の世代の若い日本知識人層を、放射能(放射性物質)の拡散で、殺されてはならない、ということでした。私が、原発の正面玄関まで、何があろうと、大きな真実を求めて、突き進んで
行ったのは、この信念のためです。 お元気で。日本に お帰りになったらお話ししましょう。 

副島隆彦拝

〔副島先生から私への返信メール:貼り付け終了〕

以上

桑原 投稿日:2011/04/28 00:44

【450】[496]4月24日の放射線量からすると

桑原と申します。

先日の24日に、東京電力福島第一原発から、ちょうど30Kmのと所(広野町付近)まで行ってきました。
ガイガーカウンターの最高の数値は、0、5マイクロシーベルト毎時を超える程度でした。
高速道路で、郡山から三春の桜(ちょうど満開)を見る寄り道をしてから
いわきの四倉(ここで高速は通行止)まで向かい、海岸線の道路を目指しました。
途中、ガイガーカウンターの数値が0、3~0、35マイクロシーベルト毎時を計測された地点があったのですが
いわき市に近づくと、通常(平常時)の値(0、1~0、15マイクロシーベルト毎時)に戻り、四倉から広野町に向かって北上すると
0、3から0、5マイクロシーベルト毎時を計測するような状態から推測(これだけの情報で判断するのは酷ですが)すれば
下条さんの投稿[489]での、アメリカ軍が調べた東京電力福島第一原発付近の放射線量の結果の図や
3月30日から4月3日のアメリカ軍のデータをもとに作成され、フランスの原子力安全研究所によって公開された
東京電力福島第一原発周辺の1年間の推定積算被爆量の図は
私がガイガーカウンターの読み取った数字からすると、感覚的には、なから合って(整合性あり)いるのでは、と感じとれるものです。

いわき中央インターから高速に乗った頃には、辺りはすでに暗かったのですが
市内中心部では車の通りも意外とあり、商店も開店しているお店も以外と多く
街の機能も回復しつつあるような印象でした。
しかし、四倉などの海岸付近(恐ろしいほどの津波の被害)と
そうでないところの落差(天と地ほど?)は何とも言い難いものがあります。

以上、簡単ですが福島のレポートになります。

川端優美子 投稿日:2011/04/27 21:26

【449】[495]GW福島行き たった今、締め切ります。

群馬のゆみこ(川端優美子)です。[473]で5月の連休に福島に一緒に遊びに行く人を募集しましたが、たった今締め切ります。参加はOさん(女性)お一人です。
5/3は、郡山在住の男性のお申し出で、車で原発の方へ行けるだけ案内してもらいます。土地勘のある人に案内してもらえて幸運です。Oさんは副島先生の大ファンで、原発まで行くんだと言って、ガイガーカウンターまで手に入れた人です。気合が入ってます。「でも、もう20km圏内は入れないですよ。罰金取られますよ」とわたしが言うと、「罰金いくらかなあ…」とOさん。まさか、払って入るつもりでしょうか。でも、「入場料払えば入れる」という感じではないはず。5/4の午前中に「世界のガラス館」にあやめさんを訪ね、ボヘミアガラスを見せてもらい、買い物する。ぜったいにチョコも買う。午後は浪江町から北塩原村に避難しているIさんを訪ねる。5/5にお土産をたくさん買って帰る。そんな予定です。浪江町から避難しているIさん達に、どんな思いがあるのか、取材してきます。 以上

副島隆彦を囲む会・須藤 投稿日:2011/04/27 13:57

【448】[494]三村文男(みむらふみお)先生の訃報に接して

副島隆彦を囲む会の須藤と申します。

2011年3月15日に、三村文男(みむらふみお)先生がお亡くなりになりました。大正9年、1920年生まれ。91歳でした。先日、三村文男夫人からご連絡をいただきました。

三村文男先生には『米内光政と山本五十六は愚将だった―「海軍善玉論」の虚妄を糺す』(三村文男・著、テーミス、2002年7月刊)、『神なき神風―特攻・五十年目の鎮魂 』(三村文男・著、東京経済、1996年6月刊。2003年8月にテーミスから新装版)等の御著書があります。

・三村文男先生(右)と副島隆彦先生。2006/1/26,16:48、三村先生のご自宅にて撮影。

三村先生は満州帝国建国大学(建大)中退。第一高等学校を経て、1945年東京帝国大学医学部を敗戦の昭和20年に卒業(この時、25歳)。その後、無医村地に医者として入って行かれ、それから晩年まで神戸市長田区で開業医を営んでおられました。

私達「囲む会」も三村先生に大変お世話になりました。以前の「1セット4冊本」のおまけの一冊『神なき神風』は、三村先生の御厚意で私たちに無償で頂いたものでした。

ご生前のご厚情に深く感謝するとともに、故人のご功績を偲び、謹んで哀悼の意を表します。

副島隆彦を囲む会
須藤喜直拝

あやめ 投稿日:2011/04/27 11:43

【447】[493]5月3日、4日に猪苗代へいらっしゃいませんか?

私の仕事は、ヨーロッパから輸入されるガラスやビーズを扱うことな
のですが、そのご縁で、福島・猪苗代にある「世界のガラス館」とい
う観光施設と、かれこれ20年位のおつきあいがあります。
この施設のことは、↓から詳しくご覧頂けます。
http://www.world-glassware.com/

震災直後から事情を詳しく伺っていますが、この地でも大きく揺れま
したので、多くのガラス製品は割れてしまいました。幸い、お客様や
従業員の方にお怪我はありませんでしたが、館内を整理するために閉
館を余儀なくされました。
その間この施設の広大な駐車場は、もっと深刻な被害を受けて、車で
避難して来られた方々へ開放し、震災直後の物流が極端に滞る中では
地元の方々へ食料を提供するために、限られた条件の中でレストラン
の営業を続けておられました。
当然のことながら、地元を愛し、地元の雇用にも大きく貢献している
この施設の経営者さんは(私はこの掲示板でのやりとりを全て印刷し
てお渡ししていましたが)、「逃げる」ことなど微塵もお考えになら
ず、ひたすら施設の修復と再開を目指し、努力しておられました。
そして遂に、4/17にリオープンしました!

昨日の電話では、「高額なお買い物をされる中国の観光客は勿論のこ
と、全国からの観光客も極端に減ってしまった。状況も把握し、応援
して下さる方々が仙台や新潟からおいで下さっているが、関東方面か
らはさっぱり!東京からは『どうしてこんなに!?』と思うほど、人
が来なくなってしまいました。」と嘆いておられました。
ここはガラスだけでなく、地元のお酒や食材を扱った「おかし館・だ
んご館」「地ビール館」「健康食品館」「オルゴール館」などバリエ
ーション豊かで、家族で行っても半日はたっぷり楽しめる所です。

それからチョコレートがお好きな方には、なんと毎週(!!)スイスから
空輸されている「チーレン」という会社の、とびきりおいしいチェコ
レートを買ったり、食べたりできることもお伝えしておきます。(ち
なみに、私は甘いものがあまり好きではありませんが、これはおいし
いと思います。)

群馬のゆみこさんとは、3日の午後現地でお会いしますが、もしもよ
ろしかったらご都合の合う皆さま、是非ご家族でいらっしゃいません
か?私は5/3、4と現地におりますので、ご連絡を頂ければ現地でお目
にかかって、館内を勝手にご案内(?)させて頂きます。

井上 武人 投稿日:2011/04/27 06:23

【446】[492]川端優美子さんにびっくり

[474]で福島に行こうと思っていると書いた井上です。嫌がる家族を説得するのに、小学生の子供連れなので、観光という落としどころが必要です。
東京から比較的近い内陸部で、会津若松を検討していたところ、川端さんもそちらの方面を考えておられると知ってびっくりしました。あいにく、事情で1泊しかできそうにありませんが、なるべく朝早く出て、福島の空気を少しでも感じたいと思います。

川端優美子 投稿日:2011/04/26 22:00

【445】[491]『るるぶ福島』を買ってみた

群馬のゆみこ(川端優美子)です。『るるぶ福島』というガイドブックを買って見ているのですが、福島はとても素敵なところです。あそこも行ってみたい、ここも行きたい、と一気に連休っぽくなってきました。「会津若松を歴女的観光」だって。じゃあ、わたしたちは「副女(そえじょ)的」に(副女:副島先生の本を読んで理解する女性)。こんなに楽しい気分になって、いいのでしょうか。

2099六城 投稿日:2011/04/26 12:05

【444】[490]ロシアの平均寿命の推移 チェルノブイリ事故での影響はあったのか?

近代医学・医療掲示板[102]に掲載しておきました。

ジョー(下條) 投稿日:2011/04/26 08:59

【443】[489]下↓に副島先生が書いたことを、簡単に解説したいと思います

下↓に副島先生が書いたことを、が書いたことを、簡単に解説したいと思います。

まず、原子力安全委員会は、もう、「大気中に放出された放射性物質の量はチェルノブイリの1/10」で走りだしたようです。先週もこんなニュースがありました。

<引用開始>
放射能の大気放出続く…1日154兆ベクレル

読売新聞 4月23日(土)21時15分配信
 内閣府原子力安全委員会は23日、東京電力福島第一原子力発電所から大気中に放出された放射性物質の量が、放出量が落ち着いた今月5日の時点でも、1日あたり154テラ・ベクレル(1テラは1兆)に達していたことを明らかにした。

 5日に福島第一原発から大気に放出された放射性物質の推定値は、ヨウ素131が毎時0・69テラ・ベクレル、セシウム137が同0・14テラ・ベクレル。国際的な事故評価尺度(INES)で使われるヨウ素換算値で、ヨウ素とセシウムの合計量を計算し直すと、放出量は同6・4テラ・ベクレル(24時間で154テラ・ベクレル)となることがわかった。同委員会はこれまで、5日ごろの放出量について、セシウムとヨウ素の量を単純に合計し、「毎時約1テラ・ベクレル以下」と低く見積もっていた。
<引用終了>

ポイントは「毎時約1テラ・ベクレル「以下」」(テラベクレルと兆ベクレルは同じ単位になる、なぜ同じ文で2つの単位系を使っているのかさっぱりわからない)を「1日154兆ベクレル」としたところです。1テラ・ベクレル「以下」ですから、0.5テラとすれば、大まかな数字で言えば「10倍程度多くした」ということになります。西村肇先生は一日1テラベクレルと見積もっていますから約100倍になります。

実は、以前の西村肇先生(100日でてもチェルノブイリの1/1000)と原子力安全委員会(チェルノブイリの1/10)の値も、100倍以上の差があって、ここから、原子力安全委員会は10~100倍大きな値に見積もることに決めたことを意味します。

どちらの値が正しいのか?というのは皆さん自身がどちらを信じるかということですが、前回述べたことを図で示します。まず、放射線レベルですが、アメリカ軍が調べた福島第一原発付近の放射線量の結果が下の図のようになります。南の方と北の沿岸部では20キロ圏内でも、かなり放射線量が低く、一律に20キロ圏内立ち入り禁止にしている意味が全然ないことがわかります。


アメリカ軍が調べた放射線レベルマップ:赤の部分が年間被爆限度20 mSv以上に対応する。

さて、上の図の赤い部分の内側はどうなっているのでしょうか?原子力安全委員会がつくった図が、もう少し詳しいです。ただ、注意していただきたいのは、20 km圏内のデータがないことです。20 km圏内のモニタリングポストがないのでそこが空白になっているわけです。一番たかいところが年間200mSV以上という非常に高い値です。


原子力安全委員会が示した放射線レベルマップ。20 km圏内はモニタリングポストがないので測定できていないのがよくわかる。

上の図は精度がちょっと粗いので、福島大が調べた結果が他にあります。すると、きちんと「プルーム効果」と呼ばれる盛り上がりの場所が浪江町のところにあるのがわかります。


福島大学が調べた放射線レベルマップ

この「プルーム効果」と呼ばれる盛り上がりの場所を、西村先生は計算できちんと考慮しました。つまり、この効果を入れれば、発生源の放射線放出量は少なくなるわけです。

ところが、下のSPEEDIはそういう効果は取り入れることが出来ません。だから、なめらかに福島第一原発を釣り鐘の中心として、ゆがめてつなぐだけです。すると、以前にも書いたように、中心部分がものすごく高い放射線量になります。下の図をじっくりよく見て下さい。


SPEEDIの結果。上と比べると、20 km圏内はモニタリングポストがないのでなめらかに福島第一原発に向けて値を上げて計算しているのがわかる。プルーム効果は存在しない。

さて、下は、一番上のアメリカ軍のデータを年間の放射線量に変換したフランスのデータです。3月30日のデータですが、空から測定しているのでプルーム効果がありません。すると浪江町付近で年間20~30msV。上の2つの図の約1/10です。


フランスの原子力安全研究所によって公開された、福島原発周辺の1年間の推定積算被ばく量。3月30日ー4月3日のアメリカ軍のデータをもとにつくった。

いまだにこのSPEEDIで放射線物質大気放出量を見積もっているのか定かではありませんが、SPEEDIで見積もれば1桁以上大きい量になるのは明らかです。

最後にチェルノブイリで放出された放射線量も示しましょう。図の強いところが約55万MベクレルBq/m^2(MBq/km^2とBq/m^2は結局同じ単位になる)です。私のわかる範囲では茨城県(ひたちなか市、100km程度)で現在3万MBq/km^2(セシウム137、なぜか3月18日以降で3月15,16日がぬけている))ですから、チェルノブイリでは恐ろしい放射性物質が広大な地域に降ったのがわかります。ドイツのバイエルンは1000 km離れていますが、一部の地域では数万Bq/m^2降ったそうです。

外国人が3月12日から日本から退避して逃げたのですが、確かにこの図をみれば、逃げた理由がわかります。しかし、これを見れば逆に、「大気中に放出された放射性物質の量はチェルノブイリの1/10」は無理があることがよくわかります。

もし「チェルノブイリの1/10」が正しいとすれば、放出された放射線物質の99%が海のほうに流されたということですが、SPEEDIの結果は、どう見てもこれを否定しているようにしか見えません。

下條竜夫拝

川端優美子 投稿日:2011/04/25 22:43

【442】[488]GW福島行きについて

群馬のゆみこ(川端優美子)です。
[473]で、「ゴールデンウィークに2泊3日で福島に行こう」とお誘いしましたら、今のところ素敵な女性(Oさん)1名が一緒に行ってくれることになりました。大まかに予定が決まりましたので、ここでお知らせします。「行ってみたいな」という方があれば、メールください。

今回の旅の目的は、第一に、浪江町から群馬に避難していたIさんご夫妻に会いに行くことになりました。Iさんは、わたしが副島先生とお弟子さんの福島の報告文をせっせと印刷して差し上げていたことで知り合いました。わたしが4,5日顔を出さなかった間に福島にお帰りになり、挨拶もできずにいたのが心残りでした。

目的の第二は、「被災した」という感じでもない福島の内陸の観光地でお金を遣ってくることです。こういう普通に営業できているところには、たぶん支援金もあんまり来ないと思います。つまりほとんど自力でやらなくてはいけないので、その分大変です。日光や草津でもお客が減っているのです。観光地にお客として行けば、歓迎されます。お互いにいいやいね。それにわたしら女ですから、瓦礫(がれき)の山を踏み越えて行くとか、そんなことできません。足をぐねったら終わりです。

具体的なことも少し決まりました。行きは5月3日(火)のMaxやまびこ23号(仙台行き)に乗って、郡山まで行きます。郡山到着が11:23です。4日(水)にIさん夫婦を訪ねます。
宿は未定ですが、会津若松になりそうです。浪江町のIさんご夫婦が耶麻郡北塩原村のペンションに役場の世話で避難していることが分かった(今日、浪江町役場に電話で聞いたら居所が分かりました。でも個人情報は教えられないとのことで、Iさんにわたしの電話番号を伝えてもらって、Iさんから連絡をもらいました)ので、そこへ行きやすいように、会津若松あたりがいいのでは、と連れのOさんと相談しました。そのペンションには無料で泊まれているそうで、ほかにも10家族くらい、浪江町から避難しているとのことです。Iさんや、できればほかの避難者の人たちからもお話を聞いて、皆さんに報告できたらいいね、とOさんと言っています。

とりあえず、そんなところです。 以上