重たい掲示板
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Loginはこちら【506】[558]提案があります。
重掲がすごく重たくなってきて、読むのにすごく時間がかかって、
なかなか噛み砕くのがたいへんです。そこで提案いたします。
「意見の要旨」
わたしはこう思うのです。というのを、200字くらいに書く。
「根拠の要旨」
なぜなら、1、これこれ。2、これこれ。というのも、200字を目標に、書く。
この、二本立てにして、詳細は、ひとつ下の気になる記事の方に紹介。
というのはいかがでしょうか。
深夜に帰宅して慌しく自家メールのチェックと返信のあと、ウェブのチェックをして返信をするのに、とてもエネルギーが要ります。活発になっている重たい掲示板を、できるだけフットワーク軽くレスポンスしたいがために、わがままな意見を申しました。
いかがでしょうか??
【505】[557]放射能の影響について、続き
続きです。
私の手元に一冊の本があります。
1995年11月発行の「悪化するがんの治療百科」(三省堂)
という、何名かのがん専門医によって執筆された、
病気を知って治療に臨むための、がん患者向けの本です。
これは、私の友人の遺品でもあるのですが、
その友人は、ちょうどこの時期に乳がんが骨転移し、
中川医師の放射線治療を受けています。
乳腺の主治医始め、放射線の中川医師も執筆にしていた関係で、この本を持っていました。
友人の中川医師評は「とてもいいドクターである」でした。
がん患者はまさに命をかけて治療に臨みますから、その医師については、
心の中では相当吟味します。
がん治療において、いい医師と呼ばれるのは、ほとんどが技術だけでなく、
人格面も優れているものです。
但しこれは、ただの友人間の噂話であり、何の説得力もないでしょう。
この本の中で、中川医師だけが放射線科医として執筆している訳ではありませんが、
文責という意味では、当然合意されているものとして、ご紹介いたします。
「放射線治療をした後に、その部分(注。その「部分」です)にがんができることは確かにあります。がんの再発と区別することは難しいのですが、放射線をかけた場所に、もとのがんと違ったタイプのがんが、5年以上たってからできた場合は放射線による発がんと考えています。こう言いますと、放射線治療など御免だという方が出てくるかもしれませんが、放射線によるがんは学会で発表できるくらい珍しいのです。~中略~放射線をかけた後、万が一発がんがあったとしても、10年以上も後になってからのことが多いので、このことは中年以下の方の問題といえるでしょう。実際には発がんを恐れる必要はありません」(転載終わり)
放射線の被爆の蓄積ばかりを取り上げる学者の先生もいらっしゃいますが、
蓄積=溜まりに溜まって排出しない、ようなイメージがありませんか?
放射能は排出されるのですよ。これは、骨シンチグラフィーという検査で、放射性物質を点滴し、骨へのがんの集積を調べる時にもあることですが、
その後、点滴した物は、「どんどんお水飲んで排出してね~」で終わりです。
この被爆量は大した量ではないはずですが、
これを書くのは本当は嫌だったのですが、
「検査直後は、妊婦さんとか赤ちゃんにあまり近づかないでね~」とも言われるのです。
つまり患者自身が一時的に放射能を発してしまうのです。
しかしこの検査は、骨転移を疑われるがん患者には普通に行われる検査なのです。
もうひとつ転載します。
以下、
「放射線ががん治療に使われる理由としてもう一つ大事なことは、がん細胞と違って、正常細胞が、放射線によるダメージから回復する力を持っていることです。正常の細胞の染色体は放射線によってダメージを受けても、そこから回復することができます。この能力はがん細胞にはほとんどありません。このため、結果的には、がん細胞だけが消滅してその周りにある正常細胞の組織はもとのままでいられるのです。」
(転載終わり)
中川医師が御用学者だから、国民をごまかすために、
放射能は怖くない発言をしたのではなく、
放射線の専門医だからこそ、「そうとしか言えなかった」のではないでしょうか。
以上です。
大変な長文失礼いたしました。
明日の事務所開きには、参加させていただく予定ですので、
この本も持って行こうと思っています。
ご参加のみなさまどうぞよろしくお願いいたします。
【504】[556]放射能の影響について
「チームナカガワ」の中川恵一医師のことを書きたいと思います。
先日副島先生にメールを転載して頂きました、阿部真由美と申します。
私ががん患者として知っていることを書きます。
中川医師が「御用学者」として叩かれているらしいことで、
それはおかしいと思いながらも、
根拠もなく擁護できないもどかしさがありました。
中川医師について私が知っていることを書く前に、
放射線治療を受けたがん患者の経験から
放射能被曝についての私個人の見解を書いてみたいと思います。
自分なりに調べられることは調べたつもりですが、
数値等、間違いがありましたら、是非ご指摘お願いいたします。
まず、今回の放射能漏れによる被爆(この言葉の持つ響きも何とかならないのでしょうか)
の影響について、副島先生もご指摘なさっているように、
誰が正しくて誰が間違っているのか、一般人にはさっぱりわからない情報の錯綜ぶりです。
従って、私個人とその友人知人のがん患者仲間からの情報で、自分で判断しております。
よく医療で被爆している人は別扱いされますが、
それは、「被爆の原因」において、
リスクとベネフィット(危険=副作用、と利益)を比べた場合、利益が大きいので、
自分の意思で被爆しているから、ということです。
今回の事故で被害者となった人と「理由」が違うという訳で、何故か議論の埒外に置かれているようです。
医療被爆については、厳密には自分の意思ではあると言い難い場合もありますが、別問題なので、止めます。
しかし、被爆の理由が、医療行為の上とはいえ、
先だっても副島先生にご紹介頂きましたメールにも書いてありますように、
「被爆量」という意味では、十分、検証に値するのではないでしょうか。
原発学者、科学者の先生方には、原発の仕組みとか、放射能の飛散量とか、そういう場合は、当然専門家に伺って参考にするは当然として、
「現在も放射能は微量ながらも、洩れている。被爆もし続けている。」
状態の時は、
豊富なデータを持っている放射線科医の出番なのではないでしょうか。
何故なら、
予防の方法もある程度わかった、しかし、もう「放射能を浴びてしまった、被爆してしまった」人たちはどうなるの?ということ、
また今後被爆し続ける可能性のある人たちはどうなるの?ということも、
当然知りたいことだと思うのです。
「被爆してはならない、ならない」と主張し続けることは、
「がんにならないように、ならないように、ならない為に○○しなさい」という、啓蒙運動に似ている所があります。
それ自体は私個人が否定する根拠を持ちません。
が、
どこが似ている、というと、
「被爆してしまった」「がんになってしまった」
という、
「あってはならない状態になってしまった人」を忘れているからです。
それゆえ私は、何だかもの悲しい気持ちになってしまいます。
事故によって若干基準値を超えた被爆をした、あるいはするであろう人々に必要なのは、
「危険だから避けなさい」という忠告よりも、
「被爆してしまったらどうなるの?」という事の方が知りたいことです。
だからこそ放射線科医の出番では、と言いたいのです。
ご参考までに、
乳がんの放射線治療の標準量は、50グレイ=50シーベルト(ミリではありません!)
一般的に、1日2グレイ×25日=50グレイ という放射線治療を受けますから、
1日2シーベルト×25日=50シーベルト、
つまり
1日2,000ミリシーベルトを25日間かけて浴び続けます。
大体期間は途中お休みを入れたりして、1~2か月で終了します。
人体に明らかな影響が出るのは、
一度に100ミリシーベルト以上を浴びた場合。
放射線治療ではそれよりもずっと多い量の放射線を浴びますが、
照射部が局所であることと、分割照射であるために
細胞が正常に戻る時間が与えられるため、
影響が少なくて済むそうです。
他にも局所照射3000ミリシーベルトで
脱毛(頭部の場合)や皮膚症状が出ます。
これは照射中に起こる急性反応で、私も部分照射の3か所の皮膚がが真っ黒に焦げました。
それは、後に、皮膚が入れ替わるので、元に戻ります。
急性反応以外にも
治療が終了してから6ヶ月~数年経過後に生じる晩期反応があり、
こちらには皮膚の委縮や毛細血管の拡張、肺炎などがあります。
また白血球数も減少します。
平均7000前後ですが、簡単に半減します。
しかしこれも治療終了後、1か月ほどで元に戻ります。
以下の図をご覧下さい。
リンクを貼りますがご覧頂けるでしょうか。
http://mainichi.jp/select/jiken/graph/genpatsu_zusetsu/13.html
「被爆量と健康への影響の目安」
この図はおそらく「一度に浴びた場合」の図だと思うのです。
何故なら、3000~4000ミリシーベルトで、50%の人が死亡と書いてありますが、
私ですら100人以上のがん患者仲間がいるなかで、放射線治療を受けて、すぐに亡くなった人は知りません。
ついでに言うと、放射線治療によって、重篤な副作用、また発がんもいまだ聞いたことがありません。
敢えて言うなら、私自身が、
30年前に50グレイ前後の放射線治療をして、
23年後の42歳の時に、
「子宮頚がん」「膀胱がん」を同時発症したことですが、
私の自分への直感として、
照射した部位と全く関係なく、甲状腺がんでもなく、
主な原因が「ウィルス」の頚がん、
主な原因が、染色の塗料と言われる膀胱がん、
であった為、
(実際にはがんの原因など遺伝子的な物以外は特定できておりません)
原因が放射線治療とは思えないのです。
ちなみに私は主治医(乳がん)に、「喫煙のせいだ!」と叱られました。
私は喫煙者です。
話はそれますが、
被爆をすると何故怖いかの、理由は、
「甲状腺がんの増加」「遺伝子の損傷による奇形児の出産」などが挙げられます。
がんは怖い部分をたくさん持つ病気ですが、
恐れすぎず侮りすぎず、
完治、寛解は十分あり得ます。
多重がん7年目にして、私は再発しておりません。
(ある種のがんを除いて、5年でほぼ寛解とみなし、その後のがんは別物です)
またがん患者のベテラン(?)として言えることは、
甲状腺がんは非常に予後の良いがんです。
早期発見早期治療に努めれば、おそるるに足りず、です。
そもそも発がんの原因を全て除去するなど不可能です。
だからといってついでに放射能があってもいいじゃないかとまでは申しませんが、
被爆した(であろう)被爆する(であろう)人にとって、科学の知識も持ちながら、
必要なこと、
それは、哲学とでも言うのでしょうか、自分自身に対しての「生き方の問題」であると思います。
一緒にされるのはお厭かもしれませんが、がん患者のあるべき(=幸せになる為)姿とそっくりです。
結論ですが、
被爆の影響については、小さなお子さん、妊婦さん以外は心配いらないと私自身感じています。
ようやく冒頭の中川医師についてですが、
あまりにも長文になってしまった為、一旦ここで投稿致します。
【503】[555]福島復興活動本部付近の放射線量
桑原と申します。
5月29日の田村市の放射線量について。
磐越道、船引三春インターは、今年の4月26日以来2回目の利用です。
ガイガーカウンターの数値を見ながら、車を東に走らせたのですが、そこには日常の光景がありました。
線量も、0.2~0.3マイクロシーベルト前後と、たいした数値ではありません(車中)。
が、東京電力福島第一原発から、半径30km圏に入ると0.5マイクロシーベルトを表示されるようになりました。
しばらく走ると、今回の最大数値、0.87マイクロシーベルトを観測したポイントがあります。
しかし、その後半径20Km地点を目指すと、不思議なことに(おそらく地形などの影響なのだろう)線量は下がり
0.5マイクロシーベルト前後に落ちるという、「バラつきが見られました」(場所によってかなりの差があると推測される)。
半径30Km以内でも、放射線の線量が本当に少ないところは少ないということです。
これが今回の線量の観測の成果です。
警察や機動隊らの車両が頻繁にすれ違い、半径30Km圏内に入る車両はcheck(監視)されているのでは?
と、思えるような錯覚にさえ陥りました。
夜は、路上の至るところで(5匹も)、たぬきを目撃(事故らないように注意が必要)。
【502】[554]三陸わかめを手軽においしくたくさん食べる
群馬のゆみこ(川端優美子)です。東北産の食品を食べて応援するために、「三陸塩蔵わかめ」の手軽な料理法を紹介します。ごま油で炒める料理です。韓国の食べ方らしい。とても簡単なので男の方でもお作りいただけます。材料は「三陸塩蔵わかめ」、ごま油、ゴマ、お塩、お好みでシラス。
「三陸塩蔵わかめ」を袋の裏に書いてあるとおりに塩抜きします。たいていは、洗って塩を落としたら、3分くらいたっぷりの水に漬けて塩抜きします。塩抜きしたわかめを絞って食べやすい大きさに切ります。ザクザクザク。ごま油を適量ひいたフライパンでわかめを炒めます。このときに放射能が検出されてしまったシラスを入れてもいいですね。ゴマを入れてさらに炒めます。パチパチパチ。お塩少々で味付けして出来上がり(シラスを入れた場合はシラスの塩分で十分なのでお塩は入れない)。おいしいえ。そやけどあんまり食べたら、胃悪するえ。
きのう、おとといはわたしも小沢一郎首相を夢見てしまいました。ほんでも、子分たちに自主投票させた小沢一郎が好き。わたしの好きな集合意識エイブラハムがYouTubeでいいこと言ってます。質問者はレズビアンで「政府が結婚を認めてくれないし、世間からも白い目で見られてつらい、傷つく。社会保障もないし」とか女々しいことを言います。エイブラハムは言います。「紙切れ(婚姻届)が何だって言うの。自分なんかダメだと思わないで。あなたはすごいんだから。政府や社会保障が幸せを約束してくれるんじゃないの。政府が何もしてくれない、というのを言い訳にして、自分がソース(すべての源)とつながって幸せになることを怠(おこた)っているのよ。」
Abraham: The Low of Attraction and Gay Rights 「引き寄せの法則と同性愛者の権利」:
http://www.youtube.com/user/AbrahamHicks#p/u/19/a_c7NWWiUnk
自分が今よりも少しでも気分が良くなること(考え)をするといいそうです。わたしは学問道場の福島復興活動事務所の事務所開きが楽しそうなので、行きます。 以上
【501】[553]山下俊一長崎大学教授の 人柄を保証する人からのメール。それと 菅政権の不信任決議が否決されたこと。
副島隆彦です。
私たちは、福島復興本部 (福島第一原発から21キロの地点)の 4日、5日の立ち上げ、事務所開きの準備に追われています。
国会の衆議院で菅政権の不信任決議が 今日2日の午後、否決されました。 私は、この流れは当然だと、初めから考えていました。
一番、痛い思いをしたのは誰か? やっぱり 自民党だと思います。
今の自民党はアメリカから捨てられています。自民党の有力政治家たちには、アメリカ政府からの最高情報は来ていないし、大事にされていない。
だから菅直人たちに勝てるわけがない。
菅直人を操(あやつ)っているのは、奥さんの 伸子(のぶこ)夫人で、おそらく、この伸子の大学時代 (津田塾大学の英文科)で、ジェラルド・カーティスの奥さんの みどり さんと同級生で、それ以来の長い付き合いで、ジェラルド・カーティスが、菅直人のような、貧乏から出てきて何の後ろ盾のない 市民運動あがりを、20年後には、日本の首相にするという教育プログラムで、育てたのです。
カーティスが、ときどき首相官邸に行き、遅くまで菅直人と話し込んでいる。 私、副島隆彦が、一番、調べていたのは、このカーティス(コロンビア大学名誉教授。日本あやつり対策班=ジャパン・ハンドラーズの主要なひとり )が、今も、首相官邸にひそかに、アメリカの核戦争・化学戦争の専門家の高官で、かつ IAEA(国際原子力委員会)の公式の幹部である人間を、通訳とともに官邸の中にずっと置いていることだ。
このアメリカ政府高官かつ IAEAの幹部が、原発・放射能問題の、最高意思決定をやっている。だから、この男がアメリカにすべてを報告しながら、日本管理をやっている。 IAEAの 日本の直接支配だ。 だから、欧米から、日本の原発事故からの復旧工事に文句が、一切出ないでしょう。
もうひとり、・・・ガトリング という軍人が、どうも第一原発の管理棟の中にいて、そこからテレビ電話でホワイトハウスとも直通で報告している。
だから、アメリカが菅直人を後(あと)しばらくは使うと決めているのだから、だから、菅直人が負けるはずがないのだ。浜岡原発の運転を止めたのも、アメリカ高官たちの決断だ。
副島隆彦の 「帝国ー属国 理論」 の公式、方程式 を入れれば、すべては簡単に解けることだ。
だから、小沢一郎は、またしても引くべきところで引いた。いつもの小沢戦力だ。小沢一郎は無益な闘いはしない。 じっくりと構(かま)えて、引く場所できちんと引く。鳩山由紀夫が仲裁したとか、ここはやめようと言ったからではないと、私は初めの初めから読んでいる。 政治とは、国民生活の実(じつ)を取ることだ。 どんな駆け引きでもする。
頭の悪い、現実政治の分からない、政治談議好きたちが、いくら希望と願望と己(おの)れの軽い頭で、政治予測をやっても何にもならない。
それよりも、自分たちがやるべき目先のことを、こつこつとやることだ。
今は、福島の現地に行って、住民たちの言うことをしっかり聞くことだ。それだけが勉強になる。 若い人にとっては、それだけが本当の勉強だ。
現場にって、現場から学べ、だ。 東京にいる自分の方が、田舎者の福島県人たちよりもずっと優れていて、情報もあって、正しい考えをしていると思い込むこと自体が、大間違いだ。 今は、知識人でも 新聞社・テレビ局でも、原発の専門家でも、権力者たちでも、 原発・放射能の問題については、誰が誰よりも優れている、ということはない。
だから、横溝正史(よこみぞせいし)作の金田一耕介(きんだいちこうすけ)探偵の流儀に忠実に従がって、現地に行って、現地で考えることがなによりなのです。
あとは、 自分ができることをする、ということです。人に頼らない。他人に期待しない。 自分たちの持てる力だけに頼って、こつこつと自分にできることをすることだ。 それぞれの人間が、自分たちの力だけを頼りと思って、頑張ることだ。
だから、私は、福島復興本部に来る会員たちにも、「何か手伝うことがありますか」 という人がいる。そうではない、あなた自身の問題として、この原発・放射能問題を考えて、行動しなさい。自分自身の問題として、とらえて、そして、動きなさい。人を助ける、とか、お手伝いをする、などという考えをしていること自体が、傍観者(ぼうかんしゃ)の論理なのです。
私、副島隆彦は、怒ったままである。 それは、この原発事故で、私、副島隆彦を殺そうとしたからだ。私とまわりの日本人たちを殺そうした、そのことに怒っている。 原発避難民たち(住民たち)のことなど、私たちがどうこうすることはできない。 それぞれが、同じ日本人として、自分のこととして、この問題に直面しているのだ。今もそうだ。
それで、今も東電や保安院の官僚たちや、歴代の原子力委員会・安全委員会の連中を 刑事告発する準備をしながら、理論を作ろうとしてひとりで、私は、もがいている。
手伝ってくれる弁護士の馬鹿たちが、「東電の過失責任の、結果予見義務と、その回避義務の問題として、構成要件該当性を満たすべきだ」などと、議論をしている。私、副島隆彦は思想家だから、こんな 弁護士どもの 知識レベルの低い連中の顔を あんぐり口を開けて見回している。
私が、あなたが、この巨大事故で、殺されかかったのだぞ、その怒りを、どう 法律理論として構成するかだ、馬鹿な、他人事(ひとごと)のような、クソ理論を、専門家と称して、滔滔(とうとう)と述べるな。と私は、叱(しか)った。
まあ、そのうち私の理論を完成する。法律家や、法学者などという原発専門家の東大理学部や、工学部を出たバカたちと同じレベルの低能たちなど、相手にできない。
私が、今日の 菅政権への不信任決議(政局という)の騒ぎを、ちらとさっき、テレビで見て、唯一、気にいらなかったのは、原口一博(はらぐちかずひろ)の態度と発言だ。 この男は、自分が小沢一郎の信任を得た、後継者だと、勝手に思い込んで動いている、馬鹿野郎だ。
原口は、「福島の 子供たちを、70キロ圏(か?)の外側に、避難させて、県外に疎開させなければならない」というような、低劣きわまりないことを、わめいていた。 無知蒙昧(むちもうまい)の塊である「原発・放射能こわいこわい派」の低能たちの親分になる気だ。
原口の パトロンは、孫正義(そんまさよし)である。総務大臣をやっているときに、簿簿襤褸(ぼろぼろ)にボロが出た。 孫正義が、放射能の過剰な危険を煽(あお)りまくっている。
孫正義が、在日暴力団の大親分であり、この真の恐ろしい顔を知らない、ネット人間のガキたちからは、「孫さん、すばらしい。坂本竜馬の再来だって」などと 持ち上げている。孫に叩き潰されて、何十人も死んだ、旧郵政官僚とNTTの幹部たちは、今や貧乏極まりないNTTの労組の作業員たちと孫に対する恨(うら)みが、骨髄に来ている。原口一博も、一度は、福島まで来て、現実を自分の目で見るがいい。
私たち学問道場は、自分たちの持てる力しか信じない。そして、自分たちが進むべき真実(サイエンティフック・ファクツ)の道を、優れた放射線医学者たちが語る真実を頼りに、このまま進んでゆきます。
福島県が任命している 放射能の健康影響のアドヴァイザーである 山下俊一長崎大学教授が、「こわい、こわい派」の集団ヒステリーと、福島県の醜悪(しゅうあく)な 長年の原発推進派の知事、佐藤雄平とそれから東京の官僚どものから 苦境に立たされているように遠くからは見える。
山下教授、いろいろの妨害や嫌がらせに 負けないで、戦い抜いてください。 長崎、広島の人々の 原発で死んだ人々の霊が、あなたをきっと守るだろう。
副島隆彦拝
(転載貼り付け始め)
題名 : 山下俊一長崎大学教授に関して
宛先 : 副島隆彦gze03120@nifty.ne.jp
From : ***************
Date : Thu, 2 Jun 2011 15:38:53 0900
副島 隆彦様
直ちにメールをいただき恐縮です。私としては是非載せてほしいと思います。申し訳ありませんが、そちらで載せていただけないでしょうか。
いつも「今日のぼやき」を熟読し、世間知れずの医者にならないよう、
本当の世界を知るように努めておりますが、これを機会に会員にさせてもらおうと思います。
たかすぎ内科クリニック 隆杉 正和
Sent: Thursday, June 02, 2011 2:45 PM
Subject: Re: 山下俊一長崎大学教授に関して
> 隆杉 正和 さまへ
>
> 副島隆彦から
>
> メールをありがとうございます。
私は、山下俊一氏が、今の嵐に耐えて、闘い続けることを強く願っています。 「真実は権力よりも強いのだ」 という言葉を、私は弟子たちに教えています。出来れば隆杉様の この 文を 学問道場の 重たい掲示板に そのまま転載することを 許可してください。
> あるいは、貴兄が 私たちの学問道場の会員になって、直接、山下俊一教授を擁護、支援する言論を書いてください。
>
私たちの福島復興活動本部での事務所開きのパーティの準備をしています。 時代の嵐の中で、本気で闘い続ける者たちだけが価値があります。
>
> 副島隆彦拝
>
> —– Original Message —–
> Date: Thu, 2 Jun 2011 10:39:35 0900
> To: snsi@mwb.biglobe.ne.jp
> Subject: 山下俊一長崎大学教授に関して
> From: owl99@coral.ocn.ne.jp
>
>
> 私は副島氏の勇気ある行動、著書に感銘を受けているもので、ほとんど最近の著書は買って読んでおります。有難うございます。
>
> さて6月号で本人(山下教授)のお名前が出ていて思いました。彼は私の先輩に当たる方で、教室(長崎大学第1内科の俊英)は違っておりました
が、若い時から大変 尊敬している方で、決して、インターネットなんかでたたかれているような方ではありません。私利私欲なく、研究に熱心で、学問的にも大変優秀で、清廉潔白なクリスチャ ンでもあります。
身内には原爆の犠牲者も多くあられるようで、原研で仕事をされてい
> るのと思います。副島氏もわかっておられるようですが、念のため私の先輩の名誉のため言い添えておきます。副島氏またその道場の方々のご健康とご発展を心よりお祈りします。
たかすぎ内科クリニック 隆杉 正和
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。続けて、
(新聞資料 の転載貼り付け始め)
● 「 菅政権の内閣不信任決議案、衆議院本会議で与党の反対多数で否決 小沢氏は欠席 」
フジテレビ系 2011年6月2日(木) 16時7分配信
菅政権の内閣不信任決議案は、2日午後、衆議院本会議で与党の反対多数で否決された。民主党からの造反は、小沢元代表側近の松木謙公氏と横粂勝仁氏の2人にとどまり、小沢氏は欠席した。
自民党や公明党などが提出した内閣不信任決議案をめぐっては、野党だけでなく、民主党内からも、菅首相では震災復興はできないなどとして、小沢氏のグループや鳩山前首相などを中心に不信任に同調する動きが広がり、一時は、大量の議員が造反して可決する可能性も指摘されていた。
しかし菅首相は、正午すぎから開かれた民主党の代議士会で、震災対策などに一定のめどがつけば「若い世代に引き継いでいきたい」と述べ、自ら辞任する意向を表明した。
これにより、造反の動きに歯止めがかかり、採決の結果、不信任案は、与党などの反対が293票、野党などの賛成152票で否決された。小沢氏は本会議を欠席し、田中 真紀子氏は採決を棄権した。
しかし、今回の造反騒動と菅首相の期限を区切っての辞意表明で、菅政権は、事実上「レームダック」状態となり、民主党内の党内対立が露呈したことで、今後の党運営には不透明感が増した形となっている。
(転載貼り付け 終わり)
副島隆彦拝
【500】[552]福島復興活動本部からの報告(6月2日)
5 月 23 日から福島復興活動本部に現地入りしている下仲もとゆきです。
福島に入って二週間になろうとしています。テレビや新聞では、「1Svのがれきが見つかった」とか、年間に浴びる放射線量の基準を20mSvにするのか1mSvにするのかでもめていたりと、脅かすようなことを日々報道しているようですが、福島の人たちは淡々と目の前の現実を生きています。
活動本部を拠点にして、様々な人の話をじっくりと聞きに行くことができました。それはひとくくりにして論じられるようなものではなく、実にいろんな人がいることがわかりました。
話をうかがう中で、ほとんど全員にたずねられたことがありました。それは、「いつ今回の事態は収束するのですか」ということです。緩く言っても仕方がないないので、私は「30年です」と答えています。すると、「えーっ」と驚き、「もう死んでるよー」というリアクションが返ってきます。
福島活動本部の周辺は、過疎化が進み、年配の方ばかりの地域です。小学校の全校生徒数は120人しかいません。その学校は閉鎖になり、子どもたちは全員別の学校に移っています。子どもを県外に転校させたが、不登校になりかかったので福島に戻ってきたという人もいましたが、新しい地域に適合できた人はそこでの人間関係ができ仕事を見つけるでしょうから、元のところには帰ってこないと思います。
これから20km圏内にできるであろう核廃棄物処理場で雇用がどれだけ生まれるかわかりませんが、福島第一原発ほどの雇用は生まれないでしょう。ということは、元には戻らないのです。
福島の人が話しているのは、「国民年金の免除申請をしたら、月1万円減、年間12万円減だと言われた」などという生活実感での話です。先の見通しの立たない不安の中で生きています。
当然全員と話したわけではありませんが、福島の人たちの多くは来年の春、長くても二年後にはまた以前と同じ生活に戻るだろうという希望で生きています。農作物の出荷制限が解除され、農作業が再開できると思っています。しかし、その希望は裏切られます。今はじっと耐えている福島の人の怒りが噴出するとしたら、そのときです。
以下に、私がSNSIのメーリングリストに書いた文章の一部を転載します。
(転載開始)
Subject: 5 月 30日の福島復興活動本部からの報告
今日は、福島復興活動本部に現地入りして8日目です。
以下に、今日の活動記録を記します。
本部でNさんと朝食を食べました。
しばらくすると、副島隆彦先生、他二名が到着しました。
本部の一階で、今週末の打ち合わせをしました。
それが終わると、二階の部屋に洗濯物をほせるひもをかけました。
副島先生らは車で本部を出発し、東京方面へ戻りました。
焼き鳥屋「天国」のYさんが車で来られました。
チラシをさらにもっていってもらいました。
夜になると、ガスコンロで食事を作って食べました。
食べているとき、突然電気が落ちました。
店舗証明だけでなく、二階も外灯も・・です。
外を見ると、古道地区の街灯はついています。
私一人になり電気はむしろ使っていないのにおかしいなと思い、台風の影響でブレーカーが落ちたのかなと思って、暗がりのなか配電盤を調べました。
するとブレーカーは上がったままです。
スイッチをあれこれ切り替えても、電気はつきません。
あれこれ調べていると、明日のことでKさんから電話がありました。
どうしたら直るかを聞きましたが、わからないとのことでした。
そこで、F電気工事店さんに電話をしました。
すると、建物の外側にあるブレーカーが落ちているかもしれない、そのブレーカーが入っている箱の鍵は大家さんが持っていると教えてくれました。
大家さんの電話にかけましたが、つながりません。
前にKさんが来たときは電話がつながらなかったのに家にいたことがあったので、雨の降るなか大家さんの家に歩いて行きました。
家に着くと、明かりは消えており、車もなく、玄関のベルを鳴らしても反応はありません。
犬が吠えるなか、歩いて夜道を戻りました。往復30分弱です。
再び、F電気工事店さんに電話をしました。
どうしたらいいかと聞いたら、今から来てくれると言ってくれました。
車が外に出ていたので、しばらくしてから本部に来てくれました。
暗闇のなか、懐中電灯をつけ、配電盤を見てもらいました。
外のブレーカーが入っている箱を鍵で開けようとしましたが、合う鍵がありません。
鍵穴がねじれているからだそうです。
それでもなんとか開けると、ブレーカーが落ちていました。
ところが、ブレーカーを上げても電気はつきません。
そこで、配電盤を再び見てもらいました。
スイッチをいろいろと切り替えた結果、店舗証明の配線が漏電している可能性があることがわかりました。
そこを落として他のスイッチを上げると、電気がつきました。
冷凍庫、冷蔵庫も復旧しました。止まったのは2時間弱なので、食料は痛んでいませんでした。
今のままだと、一階の店舗部分の蛍光灯がつきません。
今週末にイベントがあることをF電気工事店さんの方が覚えてくれており、それまでに直さないといけないね、と言ってくれました。
そこで明日もう一度来ていただいて、外回りをもてもらうようお願いしました。
台風で雨がたくさん降り、水が入ってしまったのだろうとのことです。
F電気工事店さんが帰ると、中田さんから電話がありました。
そしてレトルトのキーマカレーを食べました。
今日のところは以上です。
夜に電気が落ちたことで、懐中電灯などが何もないことがわかりました。
この日はF電気工事店さんがすぐに来てくれたので、事なきを得ました。
この建物は5年ほど前まではスーパーとして使われていました。
その後、スーパーでなくなったので、大家さんが50アンペアに落としたそうです。
F電気工事店さんは人がたくさん来て、電気をたくさん使うと落ちるかもしれないと言っていました。
ただこの日は電気の使いすぎが原因ではなく、水が入ったことが原因だろうということです。
副島隆彦先生が帰ってから、風が強くなり、電気が落ちました。地震も来るようになりました。
台風や地震の方が遠慮をするのかもしれません。
2011年5月31日
(転載終了)
(転載開始)
Subject: 5 月 31 日の福島復興活動本部からの報告
今日は、福島復興活動本部に現地入りして9日目です。
以下に、今日の活動記録を記します。
午前中に大家さんの奥様、Yさん、F電気工事店さん、Kさんが本部に来ました。
大家さんの奥様が軽トラックで、湯飲み茶碗やコーヒーカップを20ほどもって来てくれました。
焼き鳥屋「天国」のYさんご夫妻が車で来られました。
10以上のカップなどに加えて、お茶の葉などをもって来てくれました。
チラシをさらにもっていってもらいました。
昨晩に続いて、F電気工事店さんがご家族で来てくれました。
切れてしまった店舗証明の配線を調べてもらいました。
蛍光灯の心臓部である安定機というものが寿命をむかえたことが原因だとわかりました。
前に切れたときも、別の安定機の故障が原因だったそうです。
20年ぐらい前の設備なので、全体的に老朽化が進んでいるようです。
故障した安定機を回路から切り離すことで、店舗証明がつきました。
今後もだましだまし使っていくしかないでしょう。
Kさんが一階の畳の部屋用のゴザと机と座布団を買って来てくれました。
ちょうどいいサイズでした。
Kさんは野外のテントなどを支えるための土を10袋ぐらい、土のうにつめていました。
プラスチックのごみ袋が大量にあったので、Kさんの車で検問所の手前にあるごみ捨て場まで捨てに行きました。
10袋ぐらいありました。
回収日は明日の朝です。
他の人のごみ袋もあったので、持っていってくれるでしょう。
二階の石油ストーブが点火しなくなりました。
新品なのに、なぜか単二の乾電池二本が切れたようです。
寒いので、石油ストーブは必要です。
そこでごみ捨ての帰りに、ライターを買いに、いがらし商店に行きました。
いがらし商店の前では、たまたま自転車を引いて通りかかった年配の女性と話しました。
避難所から一時帰宅するところだそうです。
20人ぐらい入れるお風呂があったり、3Dのテレビがあって快適な面もある一方、部落ごとに教室に入っているが、悪い人もいて、イジメもあると言っていました。
本部に戻り、石油ストーブがつくことを確認し、Kさんと別れました。
夜は近くの旅館に行き、お風呂に入らせていただき、ご主人と9時すぎまで話をしました。
本部に戻ると、Oさんがバイクで東京から戻ってきていました。
懐中電灯を2つ買ってきてもらいました。
今日のところは以上です。
昨晩落ちた電気は、F電気工事店さんに来てもらい、本日直りました。
なんとか今週末まで持ってくれるでしょう。
2011年5月31日
(転載終了)
(転載開始)
Subject: 6 月 1日の福島復興活動本部からの報告
今日は、福島復興活動本部に現地入りして10日目です。
以下に、今日の活動記録を記します。
お昼すぎにキャリアカーで車が本部に届きました。
仙台から来たとのことでした。
早速、車に乗りました。
ガソリンが半分以下だったので、まずはガソリンを入れに行きました。
ちょうど5000円で満タンになりました。
船引のトヨタカローラに行き、ETCの登録をしました。
スーパーで食料と文具等を買い、帰り道にある温泉によりました。
窓口に学問道場のチラシが置いてありました。
Kさんがインターネットで注文したパイプ椅子と机が本部に届いていました。
夜はチャーハンを作りました。
今日のところは以上です。
昨年日本でもNHK「ハーバード白熱教室」でブレイクしたハーバード大学教授のマイケル・サンデルが、震災について語った新刊を読みました。
サンデルは日本人が混乱の中、秩序と礼節を持ち行動したことをたたえるニューヨークタイムズの記事を元に生徒たちと議論をしていましたが、私は違和感を覚えました。
これは物事の一面だからです。
昨晩、近くの旅館でご主人に避難所での人々の行動を聞きました。
「これは福島以外の人には言ったことないのですが」と、決まりを守らず物資を泥棒していく人がいて、そのことが本当に嫌だったと話してくれました。
誰だって、自分たちのところのみっともない姿は他人には語りたくないものです。恥だからです。
だから報道されるのは美談か、表面的に見えることになりがちです。
汚点はその地域の人たちだけがひそひそと話しているものです。
この話も私がここに住んでいるからこそ、話してくれたことだと思いました。
心理学では、「日本人だから」「アメリカ人だから」ということは言いません。
どんな人種であれ、日常が破壊されれば、不満がつのります。
その不満を解消するために、感情的になってケンカをしたり、暴動を起こしたり、人の物を奪ったりします。
福島の人たちも、他の国での避難民と同じ行動に出ている人がいると聞いて、サンデルらが取り上げる「秩序と礼節を持ち行動した日本人」という心理学的にはおかしい報道の嘘がわかり、腑に落ちました。
(人種の差を強調するのは、エリートとスピリチュアル系の差別主義者、血統(家柄)主義者たち。)
物資が足りなければ、人間は暴力的になります。
軍隊から帰ってきた人を差し引いても、戦後すぐの日本人は暴力的な人が多かったと聞きます。
犯罪者数の統計を見れば、それは明らかです。
今回の震災後、日本人がサンデルらの言うとおり「秩序と礼節を持ち行動」できたとしたら、それは日本人が優れた人種・民族だからではなく、救援物資が足りていたり、避難先の生活環境がそれほど悪くなかったからなのです。
2011年6月1日
(転載終了)
下仲もとゆき拝
【499】[551]フフホト通信番外編
中国は内蒙古の石井です。
このところ震災と原発に関する投稿が続いております。被害の状況を鑑みると当然のことですが、東電を巡る(或いは原発利権を巡る)政・官・財の癒着問題ことも紛糾しております。
少し論点がズレるかもしれませんが、先日日本の私の故郷の町の建設業に激震が走りました。以下、新聞を貼り付けます。
(貼り付け開始)
榊原建設談合事件で逮捕された同社営業部長が元暴力団員だったことが判明
倉敷市発注の下水管埋設工事をめぐる談合容疑事件で、同市堀南の建設会社「榊原建設」社長榊原修容疑者(47)=同市福井=とともに逮捕された元同社営業部長の千田広行容疑者(56)=同市広江=が、同市を拠点とする暴力団の元組員だったことが26日、関係者への取材で分かった。
建設業関係者らによると、千田容疑者は暴力団の威力を背景に、談合に応じない入札参加業者を脅したり、同社関連業者を下請け参入させるなど、榊原容疑者の指示で談合を取り仕切っていた可能性が浮上。
得た利益の多くは暴力団の資金源となっていたとみられ、岡山県警が慎重に裏付けを進めている。
県警は同日午前、同社事務所や両容疑者の自宅など数カ所を家宅捜索。
押収資料を分析し談合の実態解明を急ぐ。
山陽新聞(岡山県の地元新聞)
倉敷市の公共事業をめぐり談合したとして、県警組織犯罪対策2課などは25日、倉敷市の建設会社「榊原建設」代表取締役、榊原修容疑者(47)=同市福井=と同社元営業部長、千田広行容疑者(56)=同市広江5=を談合の疑いで逮捕した。
2人は、容疑を否認しているという。
逮捕容疑は、昨年8月23日に開札された倉敷市福田町古新田の下水道埋設工事で、入札に参加した25社の代表者らと談合したとされる。
参加業者は、落札する業者をあらかじめ決め、落札を狙う業者が一番安い値段で入札するよう打ち合わせており、2人が主導したとされる。
倉敷市の公共事業では、落札価格が予定価格の95%を超えると公正な競争だったかを確かめるため、市の調査が入る。
この工事の落札価格は3570万円で、予定価格3765万6150円の94・8%だった。
25社が集中する地区では、昨年1月~10月の間に27件の下水道管埋設工事があり、うち25件で落札率が94%台だった。
県警は昨年11月、榊原建設を含む31社を談合の疑いで捜索。
談合に暴力団が関与している疑いが浮上しており、県警は、談合で得た利益の一部が暴力団に流れたとみて調べている。
◇「入札制度を検証」倉敷市、事件受け
建設業者が逮捕されたことを受け、倉敷市は26日、総務局長名で「大変遺憾」とするコメントを発表した。
業者は、市の要領で指名停止の対象となり、近く市建設工事入札指名等委員会(委員長・三宅英邦副市長)を開いて停止期間を決定する。
同市は「入札制度を否定するもので、許されない」とし、「再発防止を徹底するため、入札制度の検証を行う」としている。
同市は、昨年10月に県警が談合の疑いで市内の数十業者を強制捜査したことを受け、同12月に土木工事の一般競争入札の参加資格を変更し、競争率を1・5倍程度高めた。
市によると、今回、問題となった地区では下水管埋設工事の予定価格に対する落札率は大半が94%台だったが、変更後は80%台前半に低下し、「効果があった」としている。
毎日新聞
(貼り付け終わり)
実は倉敷市福田町古新田というのは私の実家のある地域の名称であり、この記事は正にその地域に埋設される下水道管布設工事(公共工事)を巡る談合問題だったのです。
笑ってしまうのが、昨年27件の入札物件の内、25件の工事の落札率が94%台だったということです。
入札工事に馴染みのない方には判り難いかもしれませんので、簡単にご説明します。
例えば、予定落札価格(メーカー希望小売価格のようなもの)が1000万円の建設工事があったとします。その工事の入札に指名された(発注者である行政側によって)業者が20社であったとすると、その20社が集まり、当然のことの如く落札業者と落札金額を会議によって決めるのです(所謂談合ですね)。この会議によって決定された落札業者は、行政側の調査の入らないギリギリのところを突いて入札金額を設定し、件の工事を落札せしめます。その落札金額が948万円だったとして、調査基準が95%以上という規定になっていたとすると、予定落札価格に対して94.8%の価格で落札されたこの入札については、行政側の調査は一切入らないことになるのです。この予定落札価格に対する実際の落札価格の割合のことを「落札率」と言います。
岡山県倉敷市発注の下水道管布設工事では、その落札率94%の物件が、全27件中25件もあった、ということと、95%という基準はクリアしている為、調査は何れも免れていた、ということなのです。
こういった事実が、過去何十年と亘って延々と繰り返されてきた「実績」を持ちながら、倉敷市の総務局が「大変遺憾だ」というコメントを発表したのは、どう捉えれば良いのでしょう。「入札制度を否定するもので、許されない」のは、業者に対して言っている言葉なのか、それとも見て見ぬフリを数十年続けてきた役人自身(総務局長自身も含め)に言っているのか、或いはそのことを助長してきた地元市議会議員や市長に対して言っているのか、私にはさっぱり判りません。
今回の事件も、恐らく榊原建設という建設会社の社長と営業部長が逮捕され、談合に関わったとされる市内建設業者ら30社程度が、半年から1年の指名停止(倉敷市発注工事の入札に参加出来なくなる)処分を受けて終わるのです。これらはトカゲの尻尾でしか有り得ません。本体は別にあるのです。そしてその本体には、警察も中々踏み込もうとしません。
世の中には、このような「利権」と呼ばれるモノがゴマンとあります。冒頭述べた原発も巨大な利権です。そして、その利権に群がるハイエナ業者と、利権を演出し続ける泥棒役人達と、それらの間で絶妙なバランスを保っているバイキン政治家とで社会が構成されているのです。それが日本という国なんでしょう。
公共工事を巡る問題については、様々あります。また機会を改めて続報をお届け致したいと思います。
【498】[550]初めて投稿します
角山茂章福島県立会津大学学長の福島原発事故への見解を示す記事が福島民報に掲載されました。
副島隆彦氏の主張とほぼ同じような見解です。
ご参照下さい。
角山茂章
昭和42年 東京大学理学部物理学科卒業
昭和60年 工学博士
職歴
昭和42年 日本原子力事業(株)総合研究所入社
昭和50年 米国GEと共同研究のため米国駐在(1年間)
平成2年 東芝原子力研究所(平成2年日本原子力事業と東芝原子力事業部が合併)管理部担当部長
平成9年 東芝原子力システム社技監
平成13年 アイテル技術サービスフェロー
平成14年 会津大学産学連携センター教授
平成15年 会津大学副学長
平成18年4月 会津大学理事長兼学長就任
レベル7と国際風評被害(5月29日)
国際版英字紙に、白雪姫がリンゴを見て「日本から来たの?」と問う漫画が掲載され、批判を浴びた。国際的な風評被害の表れだ。
原子力安全・保安院は4月12日、福島第一原発事故の評価を国際原子力事象評価尺度に基づき、大きなリスクを伴う「レベル5」から、深刻な事故を示す「レベル7」に一挙に引き上げた。環境に放出した放射能の量が判断の理由となった。チェルノブイリ事故と同程度とされ、福島県のイメージは大きく低下した。
しかし、フランス原子力安全局は、大事故とされる「レベル6だ」、ロシアの国営原子力企業も「レベル7への引き上げは行き過ぎ」としている。今月になっても同様な意見が国際的に出ている。
チェルノブイリでは原子炉のコンクリートのふたが飛んだ。格納容器が本来ない構造のため、燃料や黒鉛が外部に噴き出した。その後、石棺と呼ぶコンクリートで覆ったため、熱がこもって再度爆発し、東西1200キロにわたり520万テラベクレルの放射性物質が飛散した。
レベル6の事故は旧ソ連ウラル地方のキシュテムで起きた。原爆製造用の原子炉五基と再処理施設を持つプラントで、放射性廃棄物タンクの冷却装置が故障、温度が急上昇して爆発した。廃棄物は北東方向に300~350キロまで飛散し、7・4万~18・5万テラベクレルが放出されたと推定される。レベル5には、米国のスリーマイル島事故、カナダのチョークリバー研究所事故、英国のウィンズケール火災事故が分類されている。
福島は保安院の推定で37万テラベクレルであり、キシュテム事故よりも大きい-としてレベル7となった。しかし、事故は福島県内のほぼ百キロ圏内に収まっている。最近はプラント建屋に作業員が入れるまでに環境は改善しつつある。汚染地域の面積を福島とチェルノブイリを比較すると、高濃度地域は800平方キロと1万平方キロ、低濃度地域は550平方キロと18万平方キロだ。大きな差がある。
評価基準で、レベル7は広範囲、例えば一国以上での統計的な健康被害や、死亡などの明確な健康被害を与えるような事故-との表現で定義されている。基準は国際的に共通の解釈がしやすいよう、レベルを放出放射能の約500、5000、5万テラベクレルで分けた。ただ、必ずしも量だけが重要ではなく、住民や近隣諸国の理解を図ることが目的と明記されている。
福島の原発では、原子炉を守る圧力容器、さらに外側を覆う格納容器に一部漏れがあるものの、依然本来の形状を維持しており、原子炉本体が爆発したチェルノブイリとは大きく異なる。しかし、国内はもとより県内の議論でも、しばしば「チェルノブイリのような悲惨な事故」として福島が引用されることが多い。
国際原子力機関の調査団が24日から来日している。また、原発では、これ以上の放射能放出を抑えるための献身的作業が進んでいる。今が、間違った国際的風評被害の元となっているレベル7の評価を正す絶好の機会であろうと考える。(角山茂章・会津大学長)
【497】[549]豪志、おぬしもワルよのう。
群馬のゆみこ(川端優美子)です。一週間ほど前だったか、父とテレビの原発ニュースを見ていたときのことです。テレビでは、最初からメルトダウンしてました、とか、高濃度の汚染水が出てます、とか「危ない、危ない」を言っていました。
まだまだ原発は危ない派の父が「ほれ、見ぃ。お父さんが言うてた通りや!な、最初からお父さんがあかんて言うてたやろ。今頃なに言うてんにゃ」と言いました。わたしは「でもさ、最初は大丈夫、安全ですってゆってて、3月末か4月の初めに、危ない、危険だ、に変わったんでしょ。そういう転換期があったん?」と聞くと、父は急に真剣な顔になって「んー・・・細野豪志が出てきてからやな・・・」と言いました。
それを聞いて、わたしは頭の上のほうがピカっとしました。そうか、細野豪志が「危ない」言い出したんか。豪志は原発屋やアメリカと手を握ったんだな。20km圏内に核廃棄物処理場を作ることにしたんだな。さすが、豪志。「わたしは好き嫌いで政治をやっていない」と言っていた豪志。よく分かんないけど、なんか大人の政治家っぽいやね。ヒロシマ・ナガサキ後遺症で、「放射能」と聞けばちっとんべぇでも許せない精神年齢12歳の日本土人とは違うな。(12歳ってさ、ティーンにも入れてもらえない、まるっきり子ども扱いだよね。)
現に日本に56基も原発があって、そこから出る核廃棄物はどこかで処理しなくてはならない。青森県六カ所村の中間貯蔵施設の計画も、高知県東洋町(とうようちょう)の処理場の計画も頓挫(とんざ)している。日本人は、すぐに感情的になり、まともに冷静な議論なんかできない土人ばかりだ(わたしもできないけど)。処理場を作る話し合いを持ちたいと思っても、「話しなんか聞いたら負けだんべ!」てな感じだぃね。
核廃棄物はどんどん出る、処理場を作らせてくれる場所は無い、そこへ3.11で福島原発が壊れて放射能が漏れて住民を避難させた。さあ、あなたが日本国を運営する立場なら、どうする。日本人の精神年齢が20歳になるまで待ってたら、使用済み燃料棒がプールからあふれちゃうよ。
「あたしは甘ちゃんじゃぁないんだぜぇ」と思いながらこれを書いたけど、どうなんでしょう。わたしの頭がピカッと光ったところからは、ぜんぶわたしの想像です。すごい情報収集と冷静な分析は中田安彦さんの「今日のぼやき」【「1220」「日本再占領」”Re-Occupied Japan”という現実と向きあうこと(1)国家が統治能力を失うということの意味 2011年5月27日 中田安彦・記】をお読みください。 以上です。