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副島隆彦 投稿日:2011/05/16 08:26

【477】[529]河野太郎という若い政治家の優れた 「原子力行政」の文章を載せます。

副島隆彦です。

 皆さん、どうか、この下の「528」番の 原正寛氏が転載してくれた、西村肇(にしむらはじめ)東大名誉教授の今度の原発事故・放射能漏れの大事故の原因の究明についての、決定的に重要な、ユーストリームの 動画を熱心に見てください。そして、何が真実であるのかを、自分の頭でしっかり考えてください。

  そして私が今らか載せますネット上にあった文は、自民党のハト派の、若手(もう若くもないか)の河野太郎 議員(今は、ようやく自民党の執行部入りしている)の文章です。

 彼が原子力行政について、2008年と言う早い時期に書いたものです。 大変優れています。 福島の原発巨大事故が起きてからなら何とでも書ける。今頃になって、原発反対派になって、豹変してまるで、昔から原発反対のリーダーだったみたない顔をしている者たちは、すべて徹底的に過去の発言や書いたものを調べられるべきである。

 私は、河野太郎をやがて日本国の首相にするべきであると思う。これほどの優れた政治家としての頭脳と手腕を持っている人間は、そうそうはいない。やはり、戦後の優れた「全方位外交」の鳩山一郎の若き盟友だった 河野一郎(こうのいちろう)の孫だけのことはある。

 河野太郎はアメリカ留学暮らしが長い。だから凶暴なネオコン派の連中とも深い付き合いがある。しかし河野太郎は決して国を売らない、日米間の厳しい交渉事も徹底してやるだろう。自分が抜擢されたらすぐに売国奴になってアメリカの言いなりになって自己保身に走るような人間たちとは違う。 

 ただ、私が河野太郎に対して、気に入らないのは、山本一太や世耕弘茂(せこうひろしげ)のような、アメリカの為なら違法な謀略政治でもなんでやって来た若手のゴロツキ政治家たちと仲がいいことである。 他にもっともまともな議員仲間はいなのだろうか。

 河野太郎は、中曽根康弘や 森喜朗( 竹下登の“根草忍者40年”の男。暴力団山口組の裏側の本当の大幹部。今の相撲界の賭博騒ぎも森叩きだ)ら、裏側で、日本の自力の核武装(核保有)を、東電の木川田一隆(きかわだかずたか)や平岩外四(ひらいわがいし)たちと密かに実行してきた者たち からずっとひどく嫌われてきた。だから、河野太郎は偉いのだ。彼は本当のことを書く、新しい種類の政治家だ。

 使用済みウランとプルトニウムの再処理による 38トンものプルトニウムを日本政府は隠し持っている。しかし、IAEA(国際原子力委員会)によって、日本側の核保有のたくらみは、ずっと丸裸にバレている。それでも国家目標のために、この愚か者の国民殺しの、タカ派の政治家たちは、ずっとこの青森六ヶ所村での再処理施設を目くらましの表の施設として、やってきた。本当はもっと他の施設でやっている。それらが今度の福島原発事故で、大きく頓挫した。

 それでも、彼らタカ派の政治家たちはまだ、この自力での核保有の道を諦(あきら)めていない。福島第一原発の事故のあとの処理で、どうやら、放射能廃棄物の最終処分場をここに密かに作りそうである。このことが、日本国民にとっての、次の新たなる悲劇なのである。 

 私は、ようやく「 どうして、あんなに、日本政府は、原発事故は3月16日にはもう治まって、もうほとんど放射性物質の拡散、放出はなくなったのに、4月に入ってから、急に、『危険だ、危険だ。今からでも避難しなければいけない。福島県からも避難しなさい、の狂騒、集団ヒステリー状態と、愚か者の専門家と、確信犯の専門家たちを、動員してまでやろうとするのか。

 そうか、大事故をきっかけにして、この福島第一原発に敷地を、核廃棄物のこのまま、最終処分場にしてしまう気だな。だから、20キロ圏内の住民たちを、自分の家に帰らせない(立ち入り禁止の罰則付き)、という 恐ろしい強行策に出たのだ。これで、現地の原発避難民たちにとっての地獄が始まっている。 “原発・放射能まだまだ、こわい、こわい派”の人々は、自分たちが、巧妙に操(あやつ)られて、扇動されていることに気付かないのだ』

 私は、副島隆彦は、このように考えます。 このことは、このあと、すぐに、私の「報告文 16」として、続けて書きます。

 まずは、以下の河野太郎の極めて優れた、一国の指導者としての重責を十分に担えるだけの内容の文章をじっくりと読んでください。これほどの内容のある文をスラスラと書けるのは彼ならではです。 この文を、今度の事故のすでに3年前(2008年6月)に書いていたことに私は驚嘆します。  
副島隆彦拝

(転載貼り付け始め)

 「河野太郎のごまめの歯ぎしり」
http://www.taro.org/policy/saishori2.php から

●「再処理工場の稼働に反対する2」
2008年6月9日

六ヶ所村の再処理工場の稼働に反対する

 六ヶ所村に使用済み核燃料の再処理工場が造られ、この工場の稼働が迫っている。
 問題は、この工場の稼働が本当に必要なのかという議論が極めていい加減に行われてきたことだ。単純に言うと、この工場の稼働を稼働させることなく凍結すれば国民負担は4兆円で済むところを、ひとたび工場を稼働させると(つまり核で工場が汚染されることになると)国民負担は十数兆円にふくれあがる。

 ここでそういう計画だからと議論無しに稼働を強行すれば、年金とグリーンピアのようなことになる(つまり負担が顕在化した時に、なんであのときにそんな馬鹿なことを止めなかったのか、と)。

 再処理工場とは、ウランを原発で燃やした時に出てくる使用済み核燃料からプルトニウムを取り出す工場だ。

 本来、プルトニウムを取り出して高速増殖炉で燃やす予定だったのが、95年のもんじゅの事故で高速増殖炉の実現が極めて難しくなり、プルトニウムを燃やすことができなくなった。通産省はあわてて高速増殖炉に代わり、プルサーマルという敗戦処理技術(あまりメリットがない)を位置づけたが、これも計画通り進まない。

 ところが再処理だけはヨーロッパに委託したり、東海村で始めたりと先行してしまった。その結果、六ヶ所村の新工場を稼働させる前でもプルトニウム がどんどん貯まり、いまや国内に38トンもある。IAEAの査察費用のかなりの部分が日本のプルトニウムのために使われている。日本国内にあるはずのプル トニウム量と実際の量の誤差(MUFという)が200kgもある。

 プルトニウムは、ウランの何万倍もの発ガン性を持つ極めて危険な物質であり、わずか5kgで核爆弾ができてしまうため警備が大変で、さらにコストも非常に高いというデメリットがある。

 六ヶ所村の再処理工場を稼働させると、さらにこのプルトニウムが貯まっていく。六ヶ所村の工場本体は当初計画で8000億円のはずだったのが、建ててみたら三兆円もかかった。しかもステンレスの溶接という確立された技術を使ったところにひび割れが発生するという問題が起きている。

 六ヶ所村の工場ではジルコニウムとステンレスの配管を異材継ぎ手という新しい技術でつないでいるところが何万カ所だか何十万カ所だかある。動燃の東海村の再処理工場も当初の稼働率は無茶苦茶低かったことを考えると、六ヶ所村の工場の稼働がスムーズにいくとは思えない。再処理した時の総費用は11兆円と言われているが、これも発表の半年前には16兆円と言われていた。

 11兆円という数字は、通産省がでっちあげた原発の発電コストである5.9円よりも高すぎず(高すぎれば再処理を止めろと言われる)、ある程度高く(ある程度費用がかかることにしないと電力会社に国が補助を出せない)という観点から創られた数字なのだ。だから、国民負担がいくらになるかやってみなければわからないというのが現実なのだ。

 2005年といわれる再処理工場の稼働開始を凍結し、再処理が本当に必要なのか、コストがいくらかかるのか、ということを検証し、きちんと合理的に議論してから結論を出すべきだというのが我々の主張だ。原子力発電が、夏場の一時期の需要期を除き必要不可欠でもないということは、去年の原発の全面運転停止でも立証された。

 本来ならば、水素ベースのエネルギー路線に転換するための研究開発や自然エネルギーで本当にどこまでやれるのかという政策転換が必要なのだが、そ れを担当する経済産業省は、自然エネルギーを殺している。自然エネルギーが着実に増加すると、原子力はいらないではないかという議論になっていくことをおそれている。

 電力会社に対して自然エネルギーによる発電を求めたRPSという制度でも異様に低い数値設定をして、しかもその設定が前半は極端に低く、2010年以降は現在、設定がないという新規事業者の参入を阻止するための設定になっている。このため、風力発電に関しては、日本には未来がないような状況だ(風 力発電事業者は2010年以降の需要を示せないために、そこから先の資金手当をすることができない)。

 太陽光発電に関しても、ドイツが80円相当で買い入れるという法改正をして、先頭を走る日本に追いつこうとしているのに対し、日本はまったく逆を行っている。日本の太陽光発電のためのパネルメーカーも日本市場を相手にせず、ヨーロッパ、特にドイツを狙っている。

 競争力のない産業を整理し、新たな産業を興すということが国策になりつつあるこの時代に経済産業という名前を持つ役所が、新規産業の有望な種を省益のために平気で殺している。

 政治は何をやっているのかと言えば、自民党の電力族と経済産業省べったりの政治屋どもは民主党の電力総連の息がかかった議員どもと一緒に、電力の自由化が叫ばれているこの時代に、原子力発電は国策と位置づけようと必死になっている。なぜ原子力を国策と位置づけたいかといえば、国策ならば国が金を出しても当然という議論ができるからだ。

 つまり電力会社は原子力発電を維持しきれなくなっている。原発でウランを燃やした時に出てくる使用済み核燃料の処理ができなくなっているのだ。
 電力会社の経営にとって、原発のバックエンドをどうするかは極めて大きな経営判断になる。電力会社は自分の会社が負担するよりは、血税で尻ぬぐいをしてもらいたい。

 経済産業省は自分たちの政策ミスを表には出したくないし、天下りやらなんやらのおいしい蜜である原子力を維持したい(まさに厚生省の年金と同じだ)。政治家は原発によって地元に落ちる補助金を維持したい。労組は原発による雇用を維持したい。

 ババを引くのは一般納税者、高い電力を買わされる消費者、そして地球環境ということになる。自民党の中でエネルギー問題の責任者を務めたこともある亀井善之農水大臣も、自らの著作の中で原子力はもはや国策ではない、見直しが不可欠だと訴えている。にもかかわらず、与野党の中に暴走する議員がいる。

 グリーンピアの悲劇を目の当たりにして憤慨している納税者よ、今、原子力政策の見直しを求めて立ち上がれ。年金問題で特集を組んでいるマスコミよ、原発の問題の特集を組め。今、動けば十兆円以上の国民負担をストップできる。電力会社、特に東京電力は、自らの都合で六ヶ所村の再処理工場を稼働させたがっている。

 原子力発電所は、運転すればかならず燃やしたウランが使用済み核燃料となって出てくる。日本の原発が抱えている直近の課題は、この使用済み核燃料を貯蔵するスペースが無くなりつつあるということだ。

 とくに東電の福島第二では、この使用済み核燃料の貯蔵スペースが後二年分程度しかない。日本の原発トータルで見ても、今のままならばあと七、八年で貯蔵スペースがなくなる。

 そこで、2010年をめどに、青森のむつに、中間集中貯蔵施設を造ることになっている。ところが、これはあくまでも中間貯蔵であって最終的な処分 では無いということになっている。そのために、六ヶ所村の再処理工場を稼働させることにより、中間貯蔵しているものも再処理してよそへ持っていきますとい うことで、むつの施設を認めてもらっている。だから電力会社は、六ヶ所村の再処理工場を稼働させないと原発の稼働が止まってしまうので、あせっている。

 しかし、再処理工場などにかかるコストを誰が負担するのかということが明確に合意されない限り、この費用は電力会社の経営の命取りになりかねない。原子力発電所はいいことだけではない。使用済み核燃料という核のゴミがどんどん出てきているのだ。

 これを処理する方法は二つある。ひとつは、ウランを燃やした時に出てくる使用済み核燃料、つまり今、原発からでている核のゴミをそのまま処分する方法。

 もう一つは、再処理をしてプルトニウムを取り出す方法。再処理をしてプルトニウムを取り出すと、使用済み核燃料は高レベル放射性廃棄物と呼ばれる タチの悪いゴミに代わる。再処理をするとTRU(トランスウラニウム)と呼ばれるコバルトやストロンチウムよりも毒性が強くしかも半減期が何万年、何十万 年と非常に長い物質が出てくるのだ。

 再処理を推進しようとする経産省などは、再処理をすると処分しなければならない量が減るから(1トンの使用済み核燃料を再処理すると0.7トンの 高レベル放射性廃棄物になる)、処分しやすいと主張する。これは大きな間違いだと思う。

 なぜならば処分すべき核のゴミは三割減るかもしれないが、TRUを 作り出してしまえばTRUそのものの量の何倍もの体積のTRUに汚染された廃棄物が生まれる。処分の難しさは重さではなく体積で決まる。だから重さは三割 減っても、処分すべき体積は何倍にもふくれあがる。

 経産省の見積もりではTRUの処理に8100億円かかる。この見積もりは甘いと僕は思う。再処理工場本体の見積もりが三倍以上にふくれあがったように、このTRUの処理コストも何倍にもなると僕は考えている。

 そして、この高レベル放射性廃棄物の最終処理場所は決まっていない。(六ヶ所村でたしか40年間の中間貯蔵をすることになっているが、その後どう するかは未定である。経産省はその後、数百年間にわたり、地層処分、つまり地中深く穴を掘って埋めると主張している。問題はどこに、ということだ。)

 いずれにせよ、今のずさんな見積もりと国民に対する説明責任もあいまいなまま、再処理工場を稼働させ、再処理をして燃やし方も決まらない大量のプ ルトニウムを取り出して、高レベル放射性廃棄物を最終処分するか、再処理を当面凍結し、使用済み核燃料の中間貯蔵期間を伸ばす方策を考え、その間に再処理 が必要なのかどうかを検討し、コストを精査して、国民的な議論をきっちりとやるかの分かれ道に立っている。

「河野太郎のごまめの歯ぎしり」から

●「再処理工場の稼働に反対する 1 」

2008年6月9日

http://www.taro.org/policy/saishori1.php

六ヶ所村の再処理工場の稼働に反対する

 ウラン鉱山から天然ウランを掘り出し、それを濃縮、加工して、燃料を作り、これを原子炉で燃やしてエネルギーを取り出すのが原子力発 電です。とこ ろが我が国の原子力政策はそこで終わりません。

 原子炉でウランを燃やすと、どうしても燃え残りが出ます。これを使用済み核燃料といいます。このウランの燃 え残りを「再処理」するとプルトニウムがとりだされます。そして、「再処理」で取り出されたプルトニウムを高速増殖炉という特別の原子炉 に入れて燃やすと、理論的には投入した以上のプルトニウムが取り出され、つまり燃やした燃料以上の燃料が生産されるはずです。これを「核燃料サイクル」と呼びます。

 1967年に国の原子力委員会は、この「核燃料サイクル」の実現を国策として目指していくという基本方針を打ち出しました。地下資源 に恵まれない 我が国にとって、原子力発電所の燃料のウランも火力発電所の燃料の石油も海外からの輸入に頼っていることにはかわりありません。

 そして、1970年代のオ イルショックで石油の価格が暴騰すると、国際的なウランの価格もあっという間に跳ね上がりました。輸入したウランからプルトニウムを取り 出し、そのプルト ニウムを使って発電することができれば、燃料コストを引き下げると同時に燃料の安定供給にもつながると考えられたのです。

 ある時代には正しい政策も、時代が変わると合理的ではない政策になるということはよくあります。厚生年金で作った大規模保養施設グ リーンピアなど がその良い例です。そして1960年代から1970年代にかけては合理的な政策だった「核燃料サイクル」もその後の環境変化によって、誤った政策になって しまいました。

 1970年代には比較的埋蔵量が少ないと思われ非常に高価だったウランでしたが、2003年に発行されたハーバード大学のレポートに よれば経済的 に採掘が可能なウラン資源は原子力発電が急成長しても100年分以上あるといわれています。1970年代のウラン価格に比べ、最近の価格は非常に安くなっ ていて、プルトニウムを取り出す方がよっぽどコストがかかることになりました。

 つまりコストや安定供給の面からは「核燃料サイクル」の必 要性がなくなった のです。もっと困ったことに、プルトニウムを燃やすための高速増殖炉とよばれる原子炉が、計画から三十年たった今も実現していないのです。ナ トリウム漏れ の大事故を起こした「もんじゅ」は、この高速増殖炉の実験のための原子炉でした。三十年前に三十年後の技術と言われた核燃料サイクルは、三十年たった今、 やはり三十年後の技術なのです。

 プルトニウムは危ない物質です。同じ核物質であるウランなどと比べてもその毒性は飛び抜けています。そして、プルトニウムは核兵器の 原料であり、IAEA の厳重な監視下におかれています。

 最近、北朝鮮がプルトニウムを使って国際社会に揺さぶりをかけていますが、北朝鮮が入手したプルトニウムの量は約5kgと言われてい ます。それに 比べてこの三十年間、核燃料サイクルの実現を言い続けてきた我が国はずっとプルトニウムを溜め続けてきました。今や、日本が所有するプルトニウムは、38 トンを超えています。かたやキログラム、かたやトンです! 

 IAEAは、毎年その査察予算のかなりの部分を北朝鮮ではなく日本が保有する プルトニウムを査 察するために使っているのです。

 「もんじゅ」計画が頓挫して、プルトニウムを燃やすことができなくなったため、経済産業省と電力会社は、大あわてでプルトニウムをウ ランと混ぜて ふつうの原子炉で燃やすために「プルサーマル」という計画を立案しましたが、この計画もまだ実現していません。仮にプルサーマルの原子炉が一基稼働して も、38トンのプルトニウムを燃やすのに、35年かかり、発電コストはウラン発電の約四倍になります。

 ウランの燃えかすからプルトニウムを取り出すことにコスト的なメリットもなくなり、しかも、国内にはこの危険なプルトニウムが余って 処分ができなくて困っているというのに、なんと三十年前の計画に沿ってプルトニウムを取り出そうという計画が着々と進行しています。

 青森県の六ヶ所村にプルトニウムを取り出すために当初予算七千億円、完成してみたら二兆円のコストで「再処理」工場が完成しました。 この再処理工 場からは年間5トンのプルトニウムが生産されます。時々、日本は核兵器を作るのではないかという話が海外からありますが、疑われるのも無理ありません。

 再処理工場にかかる費用は莫大です。再処理工場を計画通りに稼働させるコストは13兆円です。厚生年金で作られたグリーンピアが大き な問題になり ましたが、グリーンピアとそのほかの年金福祉施設にかかった費用をすべて合計しても、数千億円の単位でした。それに比べて、再処理工場にかかる費用がいか に大きいかよくわかると思います。

 しかも、この数字には大きな疑問符がついています。この十三兆円という数字は、半年前にはもう少し高かったのです。費用負担が多いと 言われること を恐れた関係者が鉛筆をなめて数字を下げて作った数字だといわれています。それを裏付けるように、工場の建設費用が当初七千億円と見積もられていたのに、 完成してみたら二兆円、つまり約三倍の誤差があったのです。この調子でいったら三十九兆円の国民負担になりかねません。

 しかも、この再処理工場は稼働前からトラブルが続いています。既に確立された技術であるはずのステンレスの溶接部分ですらひび割れす るという事故 が起きています。そして、この再処理工場ではジルコニウムとステンレスの異材継ぎ手という全く新しい技術が何万カ所にも使われていて、関係者ですら何も問 題が起きないとは思っていないのです。

 この再処理工場は、本格的に稼働させる前に、ウランを使ったテスト、そしてプルトニウムを使ったテストを実施することになっていま す。今年中にで もテストを開始したいと関係者は公言しています。しかし、一度プルトニウムを使ったテストが行われてしまえば、この工場全体がプルトニウムで汚染されてし まいます。

 そうなってから核燃料サイクルを見直して、やっぱり再処理をやめようということにしても、核で汚染された工場を解体するために は兆の単位の莫大
な費用がかかります。なぜ、十兆円を超える莫大なコストをかけて、当面必要のないプルトニウムを取り出すこの再処理工場を稼働させなくてはならないので しょうか。なぜ、三十年前に立てた計画を変更し、再処理を中止することができないのでしょうか。

 余っているプルトニウムのこと、六ヶ所村の再処理工場のこと、あるいはそれに伴い国民負担が少なくみても十数兆円もかかるということ を初めて聞く方も多いと思います。年金問題に匹敵するようなことなのに、何でニュースで聞いた覚えがないのだろうと思いませんか。

 マスコミはみんなこの問題に気がついています。しかし、新聞もテレビも報道してきませんでした。なぜならば、電力会社が莫大な広告宣 伝費を使って いるからです。電力会社の広告はマスコミにとって大きな収入源になっています。だから、公に発表されるような事故でもない限り、原子力の政策に関する報 道、とくに国の政策に異を唱えるような報道はマスコミはそろって避けているのです。

 経済産業省はいまだに核燃料サイクルの実現を至上の命題とした政策を遂行しようとしてあらゆる手だてを尽くし、挙げ句の果てには原子 力発電の邪魔 になるような自然エネルギーを徹底的に妨害し続けてきました。(つまり太陽光発電や風力発電が増えれば、原子力発電はいらないではないかという声があがる のを恐れているのです)

 与党の政治家は電力会社と経済産業省に鼻薬をかがされ、野党の政治家は電力会社の労働組合から様々な支援を受けているためにモノが言 えません。

 電力会社にいたっては、もっとひどい理由です。日本の原子力発電所は、それぞれの発電所の中にプールを作り、ウランを燃やした時に出 る使用済み核 燃料を貯蔵しています。しかし東京電力の福島第二原子力発電所では、あと一、二年でこのプールが一杯になってしまいます。

 貯蔵プールが一杯になれば、それ 以上ウランを燃やすことができませんから必然的に発電所を止めなければならなくなります。福島の次は中部電力の浜岡発電所、九州電力の玄 海発電所、そして北海道電力の泊発電所と次々にこの数年間で使用済み燃料の貯蔵プールが一杯になるために発電所が止まってしまうという事態に直面しつつあります。

 そこで、電力会社は六ヶ所村の再処理工場の近くに使用済み核燃料の貯蔵プールを作り、もし福島第二のプールが一杯になれば、六ヶ所村 のプールに移 動しようとしているのです。 ですから電力会社にとって、再処理工場本体が動くかどうかは問題ではありません。再処理工場に付属した貯蔵プールが使えれば 良いし、使えなければ後一、二年で原発停止という事態になってしまうのです。

 電力会社の中にもそれはおかしいと思っている人がいます。経済産業省の若い課長クラスにも核燃料サイクルは止めるべきだと思っている 人がいます。 自民党の中にも河野太郎のように声を上げている人間はいますし、他の党にも同調する声がないわけではありません。マスコミの中にも再処理工場にまつわる取 材を綿密にやる記者もいます(ただ、異動させられました)。

 でも、自民党でも野党でも、経済産業省でも電力会社でもマスコミでも真ん中に座っている人間たちは目と耳をふさいでじっとしているだ けです。そして国民負担が十兆円を超えます。これって、国家規模の陰謀以外の何物でもないと思いませんか。

(河野太郎 ごまめの歯ぎしり 第二十三号)

http://www.taro.org/policy/saishori2.php から

●「再処理工場の稼働に反対する 1、2」

2008年6月9日

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦拝

原 正寛 投稿日:2011/05/15 11:31

【476】[528]西村肇教授講演続編(5/14撮影)

原です。
世間は大きく言えば「原発危ない危ない」が大多数ですが、私自身はどうしても腑に落ちません。
再度西村肇東大名誉教授の動画を見て勉強しようと思いましたら、続編がでていたようですので、こちらに転載させていただきます。
『続 理論物理計算が示す福島原発事故の真相』
http://www.ustream.tv/recorded/14674639

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西村先生の理論が違うと思うのであれば、マスコミであれ有識者であれ「反論」していただきたいのに、完全に「黙殺」「無視」されているように感じます。
 ある時期から「マスコミを信じないひとびと」も「マスコミ」も同調する意見が増え、小出裕章助教(京都大学原子炉実験所)が「異端の学者」として結構取り上げられてます。
 小出助教を否定する知識を持ち合わせておりませが、しかしマスコミが真実を言うとはこれぽっちも思っておりません。

 もう20km圏内に入れないですから、情報はすべて牛耳られています。どのようにでも操作できるといっても過言ではないと思います。

 別件ですが25日(水)19時~「若者討論会」を開催いたします。「モノ言う国民」が増えないかぎり、根本解決にはならないと考え行動いたします。
テーマは「原発です」。
詳細は「ネットメディアと主権在民を考える会」ホームページをご覧ください。http://www.netshuken.info/

六城雅敦 投稿日:2011/05/14 13:48

【475】[527]有害物質の「汚染」と放射能の「汚染」はまったく違う

昨日放射能の「汚染」について関係者との会話がありました。

その方が言うには、汚染地域にわざわざ行くことは理解できない。わずかでも健康被害の「可能性」があるのであれば誰でも避けるべきである、と言うのです。

その方は六価クロムや有機溶媒の土壌汚染と同列に考えられていることは明白です。

有害物質の土壌汚染と放射能汚染は性質が違うのです。

(1)まず一つに化学汚染と異なり、
汚染物質は時間経過によりどんどん無害なもの・ありふれたものに変化していってしまいます。

天然のウランやラジウムなどは半減期は何万年何千年と長いのですが、その代わりに<放出するエネルギーは低く長く発生する>ものです。この状態を原子の自然崩壊と言います。
だからこれらをいくら精製しても原子燃料になることも爆弾にもなりません。

一方原子炉内で中性子があたることで質量が増えて<放射能>を帯びた原子は、自然には存在しない状態なので、短期間で崩壊してしまいます。
定員オーバーのエレベーターに押し込まれたけれど、すぐにはじき出されるような状況を想像してみてください。もしくはお団子を山盛りにした三方にさらに載せてみたけれど、ぼろぼろと崩れるようなイメージです。
(当方のブログへのリンク)放射線はなぜ発生するのか?
http://www.rokujo-radium.com/blog/index.php?entry=entry091008-004219

人工的な放射能物質の代表はプルトニウムです。とても不安定な元素だからこそ、ちょっとのきっかけで連鎖的に崩壊するのです。
このように原子炉から漏れた人工的な元素(同位体:アイソトープ)は短命です。

そこでセシウム137(放射能汚染の指標として使われる代表的な元素)の半減期は<30年もあるじゃないか!?>と言われます。

放射能の減少(放射性崩壊)は指数関数的に減っていきます。簡単に言えば最初に一気に減って、やがて徐々に減るカーブを描いたグラフになります。
直線で徐々に減っていくわけではなく、あるていど半減期の始めの一割や2割程度の期間でドカーンと減ってしまいます。ですから半減期が30年でも、わずか数年でほぼ半分になることが予想されます。

実際にラドン(半減期8日)を計測したことがありますが、一晩もおくとほぼ数値は消えてしまいました。半減期とは崩壊過程をシュミレーションしてy=(1/n)^xに当てはめて出した理論値です。誰も30年もガイガーカウンターを見つめて計ったものではありません。

残留放射能が怖いと言っても、時間、それもそれほど100年や1000年といった長期ではない期間で人工的な放射能物質(原子番号の大きな元素)は跡形も無くなってしまうのです。

(2)二つ目にやみくもに恐れている人は放射線とは何かを理解できていないのです。

放射線は何でも怖い。なぜなら目に見えないから・・・とおっしゃいます。放射線は元素が他の元素へ変わるときに、原子から発生する、原子核、電子、電磁波(X線)です。

飛び出した原子核や電子は距離さえあれば空気で徐々に失速してしまいます。原子や電子ですから、やがて空気になっていまします。(電子はマイナスイオン、原子核はヘリウム)

それでは短波長の電磁波(X線)はというと、これも距離の二乗で半減していきます。電磁波はエネルギーです。他の物質にあたって熱になってしまいます。(応用したものが電子レンジです)

汚染地帯を歩いて黒焦げになった人はいません。時間の経過とともに放射線は減っていきます。

セシウム137が怖くて、ラジウム温泉が怖くないというのはナンセンスです。 どちらから発生する放射線は同じものです。多少元素により原子核、電子、電磁波の割合が違うだけです。

(3)放射線はDNAを傷つけるから癌になる!?体内に蓄積されて被爆する!?

生命の細胞は寿命があり、かならず自然死(アポトーシス)を起こします。新陳代謝(しんちんたいしゃ)と言われます。
新陳代謝はなぜ起こるのかというと、細胞には寿命があり、再生することで常に新しい組織を維持する能力が生命体にはあります。原爆症で髪の毛が抜けたというのは頭皮細胞がアポトーシスを起こしたからです。(脱毛の原理では抗がん剤による脱毛と同じです。抗がん剤もアポトーシスを誘発する作用が大きいからです。)

一度に強い放射線を浴びることで、DNAの複製でエラーが生じて不良細胞が発生したり、粘膜細胞が破壊されてしまうと言われています。

放射線は所詮は「熱」「外力」と同じエネルギーですから、強い放射線は外傷(火傷)を作る可能性はあります。ただし細胞核内のDNAレベルで傷つけるというという理屈も机上の理論です。どの程度の放射線が傷つけてしまうのかという閾値(しきいち)は永遠の研究者の課題の感があります。

同様に体内に蓄積されると信じられているようですが、口に入れたものがそのまま体内に残ると考えるほうがおかしいでしょう。成長の止まった成人の体内に長期間留まるとは考えられないと多くの生物学者が指摘しています。

「体内毒素」や「デトックス(毒出し)」という美容業界用語があります。体内は汚れや毒が蓄積されていると洗脳して、成功を収めています。
要するにこのような「体はやがて汚れて腐臭を放つ」(そんなことあるかいな!)という洗脳を無意識に受け入れた結果が放射線への無知な恐れの正体ではと考えています。

川端優美子 投稿日:2011/05/12 21:13

【474】[526]福島旅行報告3: 世界のガラス館は、なから良かったぃなー。

群馬のゆみこ(川端優美子)です。5月3~5日に大川晴美さんと福島に行ってきました。[516][518]に続いて、5月4日(中日)の午前中に行った「世界のガラス館」のことを書きます。
世界のガラス館(入館無料) 公式ウェブサイト:http://www.world-glassware.com/

「世界のガラス館」に行くことになったきっかけは、学問道場会員のあやめさんがわたしにメールをくださり「世界のガラス館」へ来ませんかと誘ってくださったからです。あやめさんは日本でボヘミアガラスを一番良く知っている人で([493]あやめさんの投稿参照)、そのお友達の学問道場会員ブンタの母さんも東京から来て、一緒に館内を案内してもらいました。

5月4日、大川さんと朝9時前に旅館を出て、磐梯熱海駅から猪苗代駅までJRで20分、まず駅に隣接する猪苗代観光協会へ行く。バスの時刻表などをもらい、その日の午後の予定、浪江町から裏磐梯(うらばんだい)に避難している知人を訪ねる計画を立てる。観光協会の人たちは暇(ひま)なのか、うるさいくらいに相手をしてくれる。あとから入ってきたバッグパッカーのわけえし(若い衆)が観光協会の人に蚊の鳴くような声で話しかける。建築学科の学生で、ペンションを研究対象にしており、猪苗代や裏磐梯のペンションを訪ねたいとのこと。観光協会のおじさんが言う。「ペンションもねぇ、けっこう大変で、やってみたけど経営難でねぇ・・・夜逃げしたりね・・・。それに今回の原発事故でしょう・・・。」

あやめさんとご主人(欧州出身の白人)が車で迎えに来てくださり、わ~、きゃ~、と挨拶して盛り上がり(わたしら初対面です)、ご主人に「まあ、話は車に乗ってから」と促(うなが)される。車の中であやめさんから、わたしと大川さんにそれぞれボヘミアガラスのビーズでできたロング・ネックレスをプレゼントされる。ご主人がデザインしたものの中から、あやめさんがわたしたちそれぞれのイメージで選んでくれたそうだ。早速装着。似合う。ところどころに平たい天然石が入っている・・・と思ったら、これもボヘミアガラスなんだって。こういう珍しいものを開発していかないと競争に勝てないんだって。たしか、ご主人のアイデアだと言っていた気がします。切磋琢磨(せっさたくま)だいな。ブンタの母さんとはガラス館で落ち合う予定。あやめさんが「ブンタの母さんが、今日は副女(そえじょ)が四人も集まるのよぉ、って言ってた」って。車窓から会津磐梯山(あいづばんだいさん)を眺めながら、あやめさんの「副島先生の本との出会い」や「ブンタの母さんとの出会い」の話を聞く。磐梯山はまだ雪が残っている。平野ににょきっと突き出た山だ。高さはどれくらいかと聞くと、ご主人が1800mだと教えてくれた。さすが、男衆(おとこし)。群馬の赤城とおなしくれぇの高さなんに、なんか小せぇ感じだぃな。赤城は裾野(すその)がなげぇから、でかく見えるんだぃな。「裾野は長し 赤城山」上毛カルタの「す」。

世界のガラス館に到着。スイスとかドイツなんかの家みちょーな建物で、駐車場はけっこう車がへぇってらぁね。それでも例年のこの時期よかずっと少なげだということで、あやめさんが「いつもは観光バスがずらっと停まっているのだけど、今年は一台もいないでしょう」と言っていた。ブンタの母さんとご主人、ブンちゃん、ブンタの母さんに預けてあったあやめさんちの子二人が登場。わたしは「わあ、ブンちゃん!」と、「久しぶりぃ」的な感じで頭をなでる。わたしたち、初対面です。ブンちゃんもあやめさんちの子もすげーかわいんさ。わたし子供そんなに得意じゃないんだけどな。やっぱり副島先生つながりだから、なんか一体感があらぃね。

子ども達をご主人達に預けて、わたしたち副女(そえじょ)はあやめさんの案内でガラス館を見て回る。そもそもこの世界のガラス館は、地元の山持ちの一家(いっけ)が、もう日本の木材は高くて売れないので「どぉすべぇ」と親族会議を開いて決まった事業。どうせやるなら、と世界中からお金に糸目を付けずに良い物をたくさん買い集めて来て展示している。う~ん、お道楽っぽいねぇ。でもこういうのがいんだぃね。
天井からたくさん下がっている様々なシャンデリアが素晴らしい。「あの大きなボヘミアガラス(ベネチアだったっけかな?)のシャンデリアは、あの大きさの曲げたガラス管を作れる職人がもういなくて、いくらお金を積んでも、もう手に入らない」とか。まぁっさか、でっけぇシャンデリアだぃな。色もピンクや黄緑色で、お花が咲いてる植物みとーで、かわいんさ。他にもグラスやアクセサリー、鏡、花瓶など、1階と2階を詳しく案内してもらいました。ボヘミアガラスはどっしりした感じなんだって。ふんふん。

では、お買い物タイム!「じゃあ、11時45分に集合ね」で、解散。やっぱ、買い物は興奮すらぃのう!まず、餞別(せんべつ)をくれた両親にロックグラスを探すけど、迷って決められないから、先に自分のネックレスを買う。あやめさんが解説してくれた「丸いガラス玉を熱いうちに一度水につけて、ひび割れさせて、もう一度表面を熱してなめらかにしたガラス玉」(凝ってらぃなー)をつないだボヘミアガラスのネックレスと、それとおそろいのイヤリング。ガラス玉の中のひび割れがキラキラして、なからいい。値段も手頃だったんさのぅ。セットで5,000円しねかったで。
あやめさんのヨーロッパ人の旦那さんにロックグラスを一緒に選んでもらった。最初に旦那さんから「まずはぁ、自分がいいと思うものがいいです」と釘を刺される(これ、外人さんが必ず言うよね。これがワールド・ヴァリューズかね。最後はおめぇが決めろやぁ、っていうさ)。ボヘミアガラスのカットしてあるロックグラスをふたっつ買った。「これは手作りだからいいものです」と旦那さん。「あっちのは鋳型(いがた)で抜いてるから安いね」だって。それ、わたしが最初にちょっといいなと思ったやつだ。いい方を買えてよかった。親にくれるんだもんな。

最後にチーレンのチョコレートを買った。あやめさんによると、ゴディバなんかでも保存料が入っているけど、これは保存料なしなので、毎週水曜日にスイスから空輸してるんだと!帰ってから食べたら、まぁず、うんまかった。

ガラス館の隣の地ビール館に全員で移動して、お昼を食べる。この旅はお金を遣うのが目的だから、高いものを注文。地元の牛、会津牛っていうんかね、やわらかくて味があって、おいしかった。副女(そえじょ)たちは黒ビールを飲みながら副島先生の話に花を咲かせる。あやめさんは、副島先生の本を読み始めてから、この世の本当のことを知ってびっくりして、逐一(ちくいち)ご主人に話すのだけど、ヨーロッパ人のご主人は「そんなの当たり前」って感じだったんだって!ワールド・ヴァリューズ!わたしは、あやめさんに是非その具体的な話をたくさん、この掲示板に書いて欲しい。お願いします。とても興味がある。

そいでさ、ブンタの父さんがいい提案をしてくれたんさね。副島先生の話はもっとたくさんの人が知ったらいいと思うけど、難しすぎて入れない。本を読むのも大変。だから池上彰(いけがみあきら)が副島先生の言ってることを解説してくれたらいい、と。題して『サル(バカ)でも分かる 副島隆彦』!いい考えだよね。池上彰って、どうしたらそいうことしてくれるの。やっぱりお金かねぇ。誰か、池上彰を振り向かせるほどのお金を積んでくれる人はいませんか。
まあ、しかし、本を読むというのは、大変なことなんだぃね。余裕がねぇとできねぇやな。みんなこんなに奴隷労働させられてたら、うちけぇって、テレビ見て、ネット見て、寝るだけだぃな。

最後に、わたしは「副女(そえじょ)の旦那さん」という種類の人々がいることを知りました。ご苦労様でございます。 以上、報告でした。

タイトル解説:「世界のガラス館は、なから良かったぃなー。」=「世界のガラス館は非常に良かったです。」

大川晴美 投稿日:2011/05/11 06:30

【473】[524]警戒区域の法律的観点について

会員の大川です。福島第一原発の半径20キロ圏内が警戒区域に設定されたことについて、副島先生が激しく怒っていらっしゃいますが、私も次の2点を理由として警戒区域の設定に疑問を持ちます。

1.なぜ20キロ圏なのか。
 4月26日に事故対策統合本部が公表した放射線量分布マップによれば、20キロ圏内でも放射線量が30~50マイクロシーベルト/時の地域もあれば、1マイクロシーベルト/時以下、1~5マイクロシーベルト/時、10~30マイクロシーベルト/時の地域など、同じ20キロ圏内でも大きなばらつきがあります。高い放射線量が避難する理由であるなら、一定の放射線量以上の地域としなければ論理的な一貫性がありません。それともほかに理由があるのでしょうか。

2.なぜ強制なのか。
警戒区域(罰則あり)の設定は、原子力災害特別措置法と災害対策基本法に基づいて内閣総理大臣と市町村長が決定しましたが、日本国憲法は次のように定めています。

第二十二条  何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。
○2 何人も、外国に移住し、又は国籍を離脱する自由を侵されない。
第二十九条  財産権は、これを侵してはならない。
○2 財産権の内容は、公共の福祉に適合するやうに、法律でこれを定める。
○3  私有財産は、正当な補償の下に、これを公共のために用ひることができる。

このように日本では居住と移転の自由が保障されているので、たとえ高い放射線量の地域でも「避難しない権利」が認められるべきではないでしょうか。20キロ圏外、30キロ圏外と同じように放射線量が低い地域であればなおさらです。また、避難または移住を強制されることによって、農地が使えない、家畜が死んでしまうなど財産権が侵害されるので、その期間における私有財産は正当な補償がなされなければなりませんが、住民の方々は補償されるかどうかわからないままに避難だけ強制され、しかもいつまで避難し続けるのかわからないというのが現状ではないでしょうか。

以上は高校生レベルの法律知識しかない者の意見ですので、間違っていれば法律の専門家にご指摘いただきたく、よろしくお願い致します。このようなことを書いてよいのか迷いましたが、副島先生が先陣を切って激烈なる文章とビデオメッセージを我々に届けてくれましたので、安心して投稿することにしました。日本国憲法は表現の自由と学問の自由を保障しています!

タイタン 投稿日:2011/05/11 01:58

【472】[523]IAEAがレベル7認定させた意図は何でしょうか

522の件名に不備があったため再投稿させて頂きます。

1215の副島さんの動画を見て、素朴な疑問があったので書き込ませて頂きます。

■自己紹介
私は通信企業で働いており、社会人3年目になります。
副島先生の本から社会のことを学ばせて頂いております。
副島先生につきましては真実を追求する態度、国際社会への深い知識力、金融分析ができる能力を尊敬しております。
歴史や政治や金融に全く興味がなかった私が、興味を持たせて頂いたのは副島先生の本を読んでからです。
3年間ほどの間に、先生の本を10冊程度読ませて頂き、学問道場のサイトも拝見させて頂いております。

■質問内容
1215の副島さんの動画を見て、素朴な疑問があったので書き込ませて頂きます。
副島さんはIAEAが脅して福島原発事故をチェルノブイリと同じレベル7に認定させたとおっしゃっておりますが、IAEAがレベル7認定させた意図は何なのでしょうか?

IAEAは本部がオーストリアにあるからロスチャイルドの人脈を持っており、原発を推進させたいはずです。従って、原発推進派のロスチャイルドがレベル7の通告をするのは原発推派にとって不利益になるのではないでしょうか?むしろ、ガスや石油や再生可能エネルギ‐の利権を拡大させることになりませんか?

どなたが教えて頂けませんでしょうか。
また、誤解や事実認識の間違いがあればご指摘願います。

タイタン 投稿日:2011/05/11 01:51

【471】[522]レベルIAEAの意図は

1215の副島さんの動画を見て、素朴な疑問があったので書き込ませて頂きます。

■自己紹介
私は通信企業で働いており、社会人3年目になります。
副島先生の本から社会のことを学ばせて頂いております。
副島先生につきましては真実を追求する態度、国際社会への深い知識力、金融分析ができる能力を尊敬しております。
歴史や政治や金融に全く興味がなかった私が、興味を持たせて頂いたのは副島先生の本を読んでからです。
3年間ほどの間に、先生の本を10冊程度読ませて頂き、学問道場のサイトも拝見させて頂いております。

■質問内容
1215の副島さんの動画を見て、素朴な疑問があったので書き込ませて頂きます。
副島さんはIAEAが脅して福島原発事故をチェルノブイリと同じレベル7だと認定させたとおっしゃっておりますが、IAEAがレベル7認定させた意図は何なのでしょうか?

IAEAは本部がオーストリアにあるからロスチャイルドの人脈を持っており、原発を推進させたいはずです。従って、原発推進派のロスチャイルドがレベル7の通告をするのは原発推派にとって不利益になるのではないでしょうか?むしろ、ガスや石油や再生可能エネルギ‐の利権を拡大させることになりませんか?

どなたが教えて頂けませんでしょうか。
また、誤解や事実認識の間違いがあればご指摘願います。

茂木 投稿日:2011/05/10 10:27

【470】[521]日本語と自他認識

会員番号1149番の茂木です。

今回の東電原発事故を巡る動きを見るに付け、日本語で思考する人々の「環境への同調性」に驚きます。ここの会員が、作為の環境=風評に踊らされてどうするのか。副島氏の熱意を源はそこにあると思います。

日本語が内包する環境への同調性、自他認識の薄弱性について、以前私のブログ
http://celadon.ivory.ne.jp
に書いた「母音言語と自他認識」という記事を、一部加筆・再編の上転載させていただきたいと思います。

———————————————–
「母音言語と自他認識」(11/16/2010)

 日本語が母音語であることと、それに伴って起こる日本語的発想における「自他認識」の薄弱性は、

I 日本語には身体性が強く残っていて母音の比重が多い
II 日本人は母音を左脳で聴く
III 日本語は空間の論理が多く、主体の論理が少ない
IV 日本語に身体性が残り続ける

という循環運動(IVから再びIへ)で説明できる。詳しくは「脳における自他認識と言語処理」や「社会の力」などの項を見て欲しいが、ここではすこし順番を変え、言葉をさらに補足しながら、この循環運動を説明してみよう。また仮説の域を出ないことも多いだろうが、興味深い理論だと思う。

1. 人の言語野は左脳にある
2. 子供ははじめ右脳経由で言葉を覚える
3. 習熟すると人は左脳(言語野)で言葉を処理するようになる
4. 人の脳の自他認識機能は右脳にある

5. 日本語には身体性が強く残っていて母音の比重が多い
6. 英語は子音の比重が多い

7. 人は発話時に母音を内的に聴く
8. 社会と母国語の学習によって脳神経回路が組織化される
9. 母親と社会から日本語(母音語)を聞かされて育つと、母音に習熟し、発話時に母音を左脳で聴くようになる
10. 母親や社会から英語(子音語)を聞かされれて育つと、母音に習熟せず、発話時に母音を右脳で聞き続ける

11. 日本人は発話時に自他分離の右脳をあまり刺激しない
12. 欧米人は発話時に自他分離の右脳を刺激する

13. 日本語は容器(空間)の比喩が多く、擬人の比喩が少ない
14. 英語は擬人の比喩が多く、容器(空間)の比喩が少ない

15. 日本語は空間(環境や場)の論理が多く、主体の論理が少ない
16. 英語は主体の論理が多く、空間(環境や場)の論理が少ない

17. 日本語的発想は環境中心で、環境と一体化しやすい
18. 英語的発想は主格中心で、環境と一体化しにくい

19. 日本語に身体性が残り続け、母音の比重が多くあり続ける
20. 英語は子音の比重が多くあり続ける

 以上だが、ここで再び、上の言葉を補足しながら冒頭の循環運動(IVから再びIへ)を見てみよう。

I  日本語には身体性が強く残っていて母音の比重が多い
(1)人の言語野は左脳にある
(2)社会と母国語の学習によって脳神経回路が組織化される
II  日本人は母音を左脳で聴く
(3)脳の自他認識機能は右脳にある
(4)人は発話時に母音を内的に聴く
(5)日本人は発話時に自他分離の右脳をあまり刺激しない
III 日本語は空間の論理が多く、主体の論理が少ない
IV 日本語に身体性が残り続ける

 いかがだろう。複雑で分りにくいかもしれないが、この循環運動が理解できれば、日本語が内包する環境への同調性、自他認識の薄弱性がよくわかるのではないか。さらに詳しくは「言葉について」の各項、「脳における自他認識と言語処理」でも引用した“日本人の脳に主語はいらない”月本洋著(講談社選書メチエ)などを参照して欲しい。
———————————————–

ブログからの引用は以上ですが、日本語という極めて環境依存性の高い言語を使って、どのように「公(おおやけ)」の議論の場を構築していくか、という難題を皆で一緒に考えましょう。Twitterも始めました。http://mobile.twitter.com/sanmotegi
こちらにもお気軽にコメントなどお寄せください。

川端優美子 投稿日:2011/05/09 23:26

【469】[518]福島旅行報告2:こんぐれーのちっとんべえの放射能、世話ねえよ。

群馬のゆみこ(川端優美子)です。5月3~5日に大川晴美さんと福島に行ってきました。[516]に続いて、5月3日(初日)郡山市在住の学問道場会員Yさんの案内で原発から20km地点、川内村の立入禁止看板前まで行った報告をします。

5月3日午前、東京からの大川さんと新幹線の車内で落ち合う。わたしと大川さんは、「ああ、どうも」と挨拶するくらいで、ほとんど前置きなく本題を話し始める。気が合う。
ゆみこ:「お、これは・・・ヘラルド・トリビューン!」
大川さん、英字新聞を読むインテリです。一面のビン・ラディン殺害のニュースで盛り上がる。「あれはもうとっくの昔に死んでいるのに、わざとらしい、やらせだ」「なんで死体を海に沈めるんだ」「ビン・ラディンはCIAのエージェントだ」などなど。

郡山駅に着くと、以前からメールで案内を申し出てくださっていた郡山市在住の学問道場会員Yさんと落ち合い、まずお昼を食べに行く(Yさんにご馳走になる)。『魚紋(ぎょもん)』というお寿司屋さんで、Yさんによると「たべログ」お寿司部門で一位になったお店で、震災前のお昼は外にずらっと行列ができたそうだけど、いまお店は空(す)いている。お寿司は新鮮でおいしかった。海のない群馬では、ちょっとこういうのは食べられない。
食べながら三人で原発のことや副島先生のことを話す。Yさんは、副島先生のと同じガイガーカウンターをお持ちで、郡山の自宅で測ると毎時1マイクロシーベルトくらいは出るそうだ。あとで行った川内村の原発から20km地点、立入禁止の看板と警官が6,7人いたところで測ったら、毎時1マイクロシーベルトだった。「同じ放射線量で、郡山市は住んでいてよくて、川内村は強制的に住民を追い出す(入ったら罰金)って、どういうことだ、ワケがわからない」と三人で言い合う。

話していて、郡山に住んでいるYさんと、原発から200km以上はなれて住んでいるわたしと大川さんには、やはりギャップがあることを感じた。三人とも副島先生の「大丈夫だ」というのを理解して信じているけれど、Yさんはお子さんがいるので、飲み水や料理にはミネラルウォーターを使っているそうだ。「大人だけならいいんだけどね」と言っていた。
心理学の実験で「ウソも7回言われると、本当かな、と思う」というのを聞いたことがある。あれだけマスコミで「危ない、危ない」と言われ続けると、やっぱり冷静ではいられない。わたしも福島旅行の前に、何度かふっと行くのが怖くなった。そういうときは「あのでたらめのマスコミ(電通)と、いつも本当のことを教えてくれた副島先生のどっちを信じるんだいね」と自分に問うた。

ところで、すごく不思議な感じがしたのは、三人とも初対面とは思えないほど、すぐに打ち解けあったこと。この世の真実を知っているという前提と、副島先生の下(もと)に集まった三人だから、そのように思えるのだ、と言い合った。だって、ふだんは職場でいろんな話をしても、「川端さん、また陰謀ですか」とか言われちゃう。みんなもそうでしょ。

『魚紋』さんを出て、Yさんの車で案内してもらう。まず有名な三春(みはる)の滝桜(樹齢千年)へ。桜はもう散ってはっぱが出ていたけど、大きくてりっぱな桜でした。「いつもなら観光の車で渋滞して動けないのだけど、原発事故があったから今はがらがらでしょ」とYさん。そのあたりは小さな山がたくさんあって、その合間に集落があって、昔話の挿絵(さしえ)のようでした。「これが里山(さとやま)だね」とYさんが教えてくれた。
その先の三春ダムの桜湖で放射線量を計測。 地上1m 毎時0.26マイクロシーベルト
(放射線の計測値は大川さんの【[506]福島からの報告(第一報)】と同じです。)

次々に移動して、放射線量を計測。
田村市都路行政局 地上1m 毎時0.61マイクロシーベルト
川内村JAふたば川内支店 地上1m 毎時0.35マイクロシーベルト

どこもかなり家が密集しているのに、がらんとしている。
Yさんが、「さて、どうしますか。20km地点に行きますか」と言うので、わたしは「行きましょう」と力強く答える。(大川さんはもちろん最初からYes。)

川内村の原発から20km地点に着いた。「災害対策基本法により立入禁止」の大きな看板が3枚、道を塞(ふさ)いでいる。神奈川県警の警官が6,7人。車を降りると、マスコミらしきわけえし(若い衆)が一人、わたしたちの前を通り過ぎようとするので「お兄さん、どこの人」と聞くと「毎日新聞です」。「毎日新聞が・・・一人、と」ゆみこメモを取る。向こうにはテレビカメラ1台を持った三人組のわけえし(若い衆)。「なに新聞ですか」と聞くと、「NHKです」。「えねえちけーが・・・三人」ゆみこメモを取る。「いつから来てるの?」「おとといからです。」「おととい・・・から、と。」NHKはメモを取られているのが嫌なようで、ぷいっと向こうに行ってしまう。

では、計測。川内村 原発から20km地点 地上1m 毎時1.09マイクロシーベルト、地面(芝生の上) 毎時11.07マイクロシーベルト、地面(アスファルトのくぼみ、雨が溜まって蒸発したであろう場所) 毎時13.04マイクロシーベルト

立入禁止の看板の前で、大川さんと代わる代わる証拠写真を撮って退散。大川さんが「突破しよう」と言わなくてよかった。

このあと、山道を抜けて海のほう(いわき市の新舞子海岸)へ案内してもらう。車の中でわたしと大川さんは「副島先生ってぇ」「副島先生がぁ」と盛り上がり(今日のぼやきの1215の動画がかっこよかったとか)、はしゃぎ疲れて眠ってしまう。ガタンとなって目が覚めると、海のそばの松林の間をゆっくり走っている。地震でアスファルトの地面がところどころ割れている。ああ、ついに来たなあ。

Yさんが「若いころよく来た」という新舞子(しんまいこ)海岸で車を止める。外に出ると、見渡す限り海が広がり、白い砂浜に波が打ち寄せていい音がする。群馬は海がないので、わたしは海にとても憧(あこが)れる。こんないい所ないな。でも、降り向くと、1階部分がぜんぶ水に浸(つ)かり中身や壁が津波に持っていかれて慚無(ざんな)い姿の家が並んでいる。道端には冷蔵庫やテレビ、ソファ、本棚などの家具が積み上げられている。
Yさんと大川さんが「屋根瓦(がわら)は無事だから、このあたりはそれほど高い津波じゃなかったようだ」などと話し合っている。「原発まで津波が来たのか」ということが気になっている様子。

いわき市平(たいら)新舞子海岸 地上1m 毎時0.49マイクロシーベルト

Yさんに、かなりの道のりを高速道路を飛ばして磐梯熱海の旅館まで送ってもらう。福島県ってすごく広い。

旅行を計画したときは、ただの観光旅行のつもりで、原発20km圏や津波の被災地まで来られるとは思っていませんでした。Yさんのお陰で、立派な調査旅行になりました。どうもありがとうございます。

タイトル解説「こんぐれーのちっとんべえの放射能、世話ねえよ。」=「これくらいの超微量の放射線は大丈夫です。」  以上

大川晴美 投稿日:2011/05/08 18:16

【468】[517]Re: 警戒区域の法的根拠を教えてください

福島における警戒区域の設定は、次の二段階で行われたと推測します。
1.原子力災害対策特別措置法に基づき、原子力災害対策本部長である内閣総理大臣が関係市町村長に対し、避難指示区域(福島第一原発から半径20キロ圏内がすでに避難指示区域であった)を警戒区域に設定するよう指示した。安全・治安を確保するためという理由による。
2.この指示に基づき、関係市町村長は災害対策基本法を根拠として、4月22日に上記1の区域を警戒区域に設定した。
専門家の皆様、もし間違っていたら教えてください。

5月の連休中に郡山の「ビッグパレット福島」を訪問し、被災者対象の法律相談を実施している弁護士のお話を伺いました。相談内容の多くは二重ローンの返済など、緊急の切羽詰まった内容とのことでした。ビッグパレット福島は避難所になっていて、多くの被災者が避難生活をしていますが、その生活は本当に厳しそうで胸が痛みました。根本的な解決策は、被災者への補償が早急に行われるとともに、放射能に汚染された土壌の除去などにより、自宅に帰りたい人は一日も早く帰って元の生活に戻ることだと思います。