重たい掲示板
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Loginはこちら【553】[614]「今頃65歳にもなって、何を偉そうなきれいごとが言えるんだ!」 副島先生は質問の返答もすごい演説
群馬のゆみこ(川端優美子)です。
2011年6月16日(木)午後6時から東京の文京区民センターで行われたシンポジウム「小沢一郎と日本の新しい政治」に行きました(泉浩樹さんが、【[611]動画:シンポジウム「小沢一郎と新しい日本の政治」】で知らせている動画です)。以前[601]で先生の演説の報告をしましたが、演説のあとで、会場からの質問に答える副島先生の動画です。だいたいな感じで書き起こしました。質問は・・・何だったかな。質問を知らなくても楽しめる内容ですが、興味のある人は動画【シンポジウム「小沢一郎と新しい日本の政治」-5/6】にあると思うので、探して下さい。
【動画】シンポジウム「小沢一郎と新しい日本の政治」-6/6(副島先生7:30から)
http://www.youtube.com/watch?v=Lqg09JtgaaQ&feature=related
———–副島先生 答え 書き起こし はじめ———–
日本の官僚が操られるのは当たり前なんです。小沢一郎をいじめている東大法学部を出た高級官僚と裁判官どもが、二流の官僚である検察官たちを使って、あそこまで追い詰めて、ボロボロにしている。検察審査会などというわけの分からない汚らしい団体まで使って。
それはアメリカが、絶対に日本国民の、日本人自らの独立はさせないという意志によっている。それはここにいる皆さんも知っていることだ。
時間だけがこうやって浪費されていく。
笑い話ではなく、この厳しい現実はこれからも、もっともっと私たちに襲いかかり、私たちは追い詰められていく。
小沢系も、鳩山系も、川内博史さんたちでも、次の選挙で叩き落されていくという恐ろしい目にこれから遭っていくんですよ。そんなことは皆さんでも分かっていることだ!ひしひしと!
「絶対に許さない!日本国民の独立と自立は。」それがアメリカの意思だ。
(ここで会場が「日本国民の独立と自立を邪魔することは絶対に許さない」という意味だと思ってしまって、大拍手)
わたしたちがへらへらしていたら、いったいどこで、誰が闘えるんですか。
「がんばろう、明るい未来」なんて言って。明るくもなんとも無い!
メディアもぜんぶアメリカの手先になってしまって!朝日新聞が左の代表で、反権力の代表だったのに、あそこまで崩れ果てて、読売よりももっと悪くなって、読売と合体していく。
そういう状況のなかで、日本国民がどこまで追い詰められていくのだろうか、小沢が育てた若い議員がどこまで叩き落されていくのだろうかということを、わたしはいつも心配している。
わたしたちが団結していかなきゃいけないのだが、今回の原発放射能問題で、国論をここまでボロボロにされて、団結が難しくなっている。
皆様の脳までやられて、「危ない、こわい」騒ぎで・・・いったいどこに逃げるところがあるんですか、日本人が!東京からも逃げろ、などと!
大金持ちは逃げてます。フランスやマレーシアに。帰ってきません、大金持ちは。
皆さんは、定年退職したあとの年金生活者なものだから、言いたいことが言えるけれども、サラリーマンはなんにも言えないんですよ!(ゆみこ、控えめに拍手)
年金暮らしになったからといって、自由な政治活動ができるなどと思っているジジイどもにろくなヤツは居ないんだ!みなさんだ、それが!(会場に笑い。図星)
扇動者(せんどうしゃ)の一人である武田邦彦が、5月25日に原子力安全委員に復帰した。
「こわい、こわい、危ない、危ない」を言うことが、いまは新しい体制派になって、体制を乗っ取って、皆様の脳まで乗っ取って!「危ない、危ない」と言っていれば自分が頭のいい人だ、くらいに思って!(ゆみこ:人間って、意外とこの程度の考えで動いてたりする。思考停止だいのぅ・・・。)
日本国民の団結と復興のための力を、自立していく力を、どうやって削ぎ落としていくかということを、アメリカもヨーロッパも考える。
しかし、アメリカだってヨーロッパだって脱原発になっていきます。大陸ですから、原発なんか作ったら危ない。それは、そうだ。
だが、しかし、考えてください。
一方で、電力労連の親分たちが、労働組合が、原発を認めていったその流れの中で、○○アキヨシさん(ゆみこ:よく聞き取れず)も急にお亡くなりになった。そんなきれいごとじゃない。エネルギー問題というのは甘い問題じゃなくて、世界規模の問題です。急に火力発電にすれば間に合います。が、しかし・・・。
わたしは18歳で高校を中退したときから、反原発運動の集会にずっと参加していた人間だ。しかし、途中で考えを変えて、「世の中こんなもんだ」と、みなさんとおんなじように、世の中に押しつぶされて、自分の考えを変えながら生きてきたんだ!
それを何が、今頃65歳にもなって、偉そうなきれいごとが言えるんだ!(ゆみこ:そうだ!と思う。)
何が自分にとっての正義なんだ!
わたしは「危険だ、危ない」派の連中と、今度徹底的に議論しますから!
先ほど川内博史さんは、60兆個の遺伝子の一つ一つに一本ずつ槍(やり)が突き刺さるみたいなくだらないことを言ってたけども・・・
○川内博史議員、副島先生の発言をさえぎって 「何がくだらないんですか!」
○副島先生 「あとで議論しましょう」
○川内博史議員 「何がくだらないんですか!」
○副島先生 「その件に関しては、あとで議論しましょう」
○川内博史議員 「わたしの言ったことが間違いだって言うんですか!*△%☆の専門家の!」
○副島先生 「放射線医学の医者たちの多数派に、わたしは従います!」
「この件に関しては、どうせ議論になると、わたしは覚悟してます。」
会場 「*☆※□▲!」(ゆみこ:プロのどめきか!?)
———–副島先生 答え 書き起こし おわり ———–
会場から「評論家なんだから、言いたいことを言えばいいんだ!」という声もあったと、あとから会場にいたOさんという人に聞きました。
一つ訂正します。【[601]「日本人だって、自分たちの運命を自分たちで決めることぐらいはできるんだ!」副島先生の、魂揺さぶる大演説 2011年6月16日 文京区民センターにて】の中で、
「自民党の政治家をボロボロにしたのと同じような集団が、小沢一郎の若い政治家たち、これから私が立派な政治家にしていこうとしている連中を、同じようにボロボロにすることは、副島隆彦の目の黒いうちは、絶対に許さない!」
と書きましたが、「これから私が立派な政治家にしていこうとしている連中を」は聞き間違いで、正しくは「この連中にしていることを」みたいなことでした。
以上
【552】[613]下條さんの[607]で、さらに安心しました。
群馬のゆみこ(川端優美子)です。
下條さんの投稿【[607]原子力機構が大気への放射性物質放射量がチェルノブイリの約1/100以下だと認めました。西村肇東大教授の勝利です。】で、原発事故で出てしまった放射性物質の量が大したことなかった、ということと、海産物を食べても大丈夫だということがはっきりと分かって、さらにまた安心しました。どうもありがとうございます。
核廃棄物の最終処分場を作ってしまうと、もう原発を止めようがない、というのは考えていませんでした。確かにそうですね。人間、困れば、今やっていることを止めるしかない。困らなければ、そのまま続行!
わたしは、今ある核廃棄物を処分するためには、福島第1原発のあたりに処理場をつくるしかないかな、と思っていました。そうすると、いま日本にある核廃棄物は、いったいどこでどうするのでしょうね。どこかで処理しなくちゃならないですもんね。それが決まっていないから、今こういう事態(20km圏封鎖とか)になっているのでしょうか?「ええい、ここに作っちゃえ!」って。
【551】[612]福島から報告します4
スパリゾートハワイアンズが、まだ、常磐ハワイアンセンターとよばれていた頃・・・等と言うと、もうおっさんなのがばれてしまいます。
ただ、20年近く前でも、どうして父達が町内会であんなにもハワイアンセンターに行きたがったのか、子供心にも疑問に思っていました。
今となって、あの世代にとっては、新婚旅行でハワイに行った「気分」になった思い出の地だったのだなぁ・・・と、やっと思い当たりました。
以下にSNSIのMLに以前投稿した内容を転載します。
(転載始め)
2011年6月22日の日誌です。
朝6時にプラスチックのゴミだしに行きました。
朝7時に事務所を出発して、皆でいわき市の小名浜港を見て回ることになりました。
最初に春山小学校を車から降りずに覗きました。自衛隊の特殊車両が駐車してありました。
老人達が溜まって生活している様子が見て取れました。
途中の磐越自動車道は、以前と比べて復旧がかなり進んだそうです。
周りの光景は雄大かつ広大なもので、正直、これだけ広ければ原発をやりたくなる気持ちがわかりました。
平地があれば、必ず水田を作っていました。
スパリゾートハワイアンズを車から降りずに見て回りました。
派手に崩れていたらしいのですが、建物にカバーがかけられ、復旧作業の最中でした。途中の道も相当に復旧したそうです。
この近辺では、無理に植えたヤシの木が枯れかけていました。また、がけ崩れや屋根が壊れている家屋がありました。
小名浜港は船が埠頭に戻っていました。以前は船が港に「刺さっていた」そうです。
海辺の倉庫は空になっていました。
港の近くは信号が軒並み故障していました。また、砂が流されたことで地盤が下がった結果、アスファルトが割れて露出していました。
港の側のローソンが開いていました。設備が新品そのもので、大急いで復旧工事をしたものと思われます。
ファミリーマートは閉まっていました。
南相馬市に比べると、被害はかなり軽めに見えました。既に復旧の材料が置いてありました。
とは言うものの、レンガの剥がれ、曲がった手すり、道路の陥没、砂の堆積、芝生に堆積した石は、明らかに津波の被災地のそれでした。
臨海部は工業地域でもあり、一部の工場では白煙が上がっていました。
いわき市では、小学校がやっていました。外で子供達が体育をしていました。
都路もそうなのですが、東京より福島の方が役所や小学校の建物が立派でした。
昼食はサービスエリアで素麺を食べました。
午後2時半に立川事務所組は帰りました。とてもお世話になりました。
村の放送で、都路行政局は0.55μSvでした。だいたいこれくらいの放射線量です。
夕食はラーメンにワカメを突っ込んで食べました。
(転載終わり)
(転載始め)
2011年6月23日の日誌です。
掃除機をかけました。かなり広いですので、もう暫く時間がかかります。
警察車両が検問所の方に5台連なって走っていきました。その後ろに6台連なっていた民間車はすべて、399号線を右折しました。
駐車場に2人組が来ていました。挨拶する前に帰ってしまったのですが、駐車場に立っている電柱の写真を撮るなどしていたので、また、服装が2人とも同じ作業着だったので、どこかの電力会社の人間かもしれません。
ブラインドの使い方を調べました。http://www.yuusai.co.jp/blind/toso/sousa.htmlの一番上にあるマルチポール式というものでした。
最初から下げられるだけ下げてありました。また、下げるのが大変に面倒くさいです。
Iさんに教えてもらった、いがらし商店に行きました。みや古旅館から寺に渡る道を、もう少し奥にいった所にあります。
雑貨類と食品類が、僅かですが置いてあります。
物によってはスーパーの2倍と、かなり割高ですが、いがらし商店と石井鮮魚店で、大体のものは揃えられます。
村の放送があり、6月21日にあった水道水の水質検査の結果が報告されました。放射性のヨウ素、セシウム、ともに検出されなかったそうです。
夜は残っている焼きそばにタマネギ、人参、もやしを入れて食べました。まだまだ焼きそばは残っています。
(転載終わり)
(転載始め)
2011年6月24日の日誌です。
駐車場のフェンスを掃除しました。
午前中から午後2時まで一番大きい部屋に掃除機をかけました。細かいところが出来ていないので、明日やります。
かけた後に、虫、クワガタムシ、蛙が入ってくるので、疲労感を感じました。
この一番大きい部屋は、スーパー展示用の大型冷蔵庫と大型冷凍庫が動いている関係で、冷房をつけなくてもやや涼しめです。
Hさんが来ました。一緒に神田の湯と船引の中華料理屋に行きました。大変お世話になりました。
有難うございました。
(転載終わり)
(転載始め)
2011年6月25日の日誌です。
一番大きい部屋にずっと掃除機をかけました。
村の放送があり、今日も水道水の水質検査の結果が報告されました。放射性のヨウ素、セシウム、ともに検出されなかったそうです。
横浜から来た車に道を聞かれました。飯館村に向かうと言っていました。学問道場という看板を見て、いったい何事かと思っていたそうです。
観光用バスが2台通りました。私が見た限りでは初めてです。
余震が夜から今まで3回ありました。この建物は一階でもかなり揺れるので怖いです。
(転載終わり)
【550】[611]動画:シンポジウム「小沢一郎と新しい日本の政治」
泉浩樹です。
シンポジウム「小沢一郎と新しい日本の政治」
http://www.youtube.com/watch?v=LqjSJ_isPec&NR=1
YouTubeに副島先生の動画がアップされて居ります。
【549】[610]長崎大学学長のメッセージ
会員の大川です。
長崎大学の片峰茂学長が、6月23日、長崎大学のウェブサイトに、「福島県における放射線健康リスク管理活動について」というメッセージを発表しました。
http://www.nagasaki-u.ac.jp/ja/about/message/katamine/message97.html
長崎大学教授のご経験が長い医学博士の片峰学長は、「専門家として福島の原発事故による健康影響について一貫して科学的に正しい発言をしているのが山下(俊一)教授であると、私は思っています。」と明言されています。以下、抜粋してご紹介します。
(引用はじめ)
東日本大震災の発生以来、早いもので100日以上が経過しました。
(中略)
現在、放射線による健康リスクに関する議論は、さまざまな見解が流布され、ある意味で混乱の極みにあります。福島県民、とくにお子さまをお持ちのお母さまたちの不安やご心配はよく理解できます。今後、行政と科学者が一体となった粘り強く適切な対策が必要だと思います。そのためには、正確な情報に基づき、正しくリスクを理解することが大前提となります。
福島県に赴き、現場が抱える問題に直接接しながら、専門家として福島の原発事故による健康影響について一貫して科学的に正しい発言をしているのが山下教授であると、私は思っています。確かに、放射線の健康影響については解明されていないことが多く残っています。しかしながら、私たちは、ヒロシマ・ナガサキ、そしてチェルノブイリと、悲しく、大きな経験から多くのことを学びました。長崎の医学者は、原爆被曝医療や被曝健康影響研究に始まり、チェルノブイリにおける被曝医療や健康調査、そして人材育成にも大きな貢献を果たしてきました。今、この蓄積を福島県で役立てたいと思います。
一連の震災報道で衝撃を受けたことがあります。それは、福島県の住民が就職で差別を受け、あるいは施設への入所を拒否されたという事実です。ヒロシマ・ナガサキのヒバクシャが体験してきた事実無根の差別が、今回も繰り返されているのです。長崎に生まれ育った者として暗澹たる気持ちにさせられました。世界唯一の被爆国と言いながら、私たち日本人は、未だ、被曝の科学的意味を共有できていなかったのです。(以下省略)
(引用終わり)
「世界唯一の被爆国と言いながら、私たち日本人は、未だ、被曝の科学的意味を共有できていなかったのです。」
ずしんと重たく響きます。
片峰学長の格調高く感動的なメッセージを、多くの日本人に届けたいと思います。
【548】[609]東京中心の体制を即やめる必要がある2
私の主張は
東京を中心とした体制は、戦後ここまでくると
へたこきまくっているということ
原発事故 正直どんくさすぎるでしょう 勝俣さん
東京電力さん われわれをなめすぎていたのかな
東京にいる人間以外にとってはいい迷惑なんですよ
だから もう少しよく考えて 東京にあたりまえのように多くの人が
張り付いているのをやめてくれ ということです
東京電力さんがえらそうにしてるのも
東京の人口が多すぎるからでしょう
[608]の投稿者のかたはどちらのかたかわかりませんが
いかがですか(失礼ですが、お名前の読み方を教えてください)
【547】[608][597]の柏木という愚かな関西人
貴方はこの掲示板に投稿するのを控えるべきだ。
未だに、東京を含む東日本に妙な文化的優越感を有する
関西人ほど愚かな生き物はいない。
日本人に対して妙な文化的優越感を有する中国人や韓国人
と瓜二つだ。
去年(2010年)に中国が世界の中心になった?副島先生でも
中国が世界覇権国(世界の中心)になるのは2015年と言われて
いるのを知らないのか?
貴方は、東北は熊襲の産地、などと愚かな物言いをして良識ある日本人の嘲笑された某洋酒
会社の会長(故人)と同じだ。恥を知りなさい。
【546】[607]原子力機構が大気への放射性物質放射量がチェルノブイリの約1/100以下だと認めました。西村肇東大教授の勝利です。
下に貼り付けるのは、先週の土曜日(6月25日)に、日経にそっーと掲載された記事です。
この中に、さりげなく、
「大気に放出された放射性物質の半分が海側に流れて海洋に降下すると仮定。海に流出した汚染水と合わせて放出量は8450テラ(テラは1兆)ベクレルと見積もった。」ということばがあります。
大気に放出された放射性物質の半分をあわせても、8450テラベクレルですから、原子力安全・保安院が予想した37万ベクレル、原子力安全委員会は63万テラベクレルから、放射性ヨウ素をあわせても、遠くかけ離れています。海と大気が同じ量として、大気放出された放射性セシウムは約5000テラベクレル。放射性ヨウ素が放射性セシウムの10倍放出されたと仮定しても、520万テラベクレル放出したとされるチェルノブイリの1/100以下です。
1000テラベクレル程度と予想していた西村肇東大教授の勝利です。
この原子力機構は旧原研ですから、科学者・研究者のまじめな研究機関です。原子力安全・保安院とは違います。変な細工をしなかったということでしょう。
反原発の人に理解していただきたいのは、このように高い放射性物質が拡散されたことにされ、「最終処分場」ができてしまうと、原発は永遠に存続するということです。原発は一度できてしまうと、運転コストが安く、発電すればするほどもうかるので、経済的にはとめようというモチベーションは働かない。唯一ある経済的コストは、廃棄物がたまってしまうことであり、数年でどこも満杯になります。これはどうしようもありません。
ところが、「最終処分場」があれば、そこに廃棄物を持っていけば、原発をいつまでも稼動できます。原発をとめたかったら最終処分場を安易に作らせてはいけないのです。
<引用開始>
セシウム拡散予測 3年後ハワイ、5年で米西海岸に
原子力機構「海産物、食べても影響なし」 2011/6/24 20:54
原子力機構は放射性物質が海に広がる様子を予測
東京電力福島第1原子力発電所から放出された放射性物質が海を拡散して米国などへ広がる様子について、日本原子力研究開発機構が予測結果を24日発表した。3年後にハワイ、5年後に米西海岸などに到達。7年後には検出できないほど濃度が薄まるという。拡散後は海産物への影響は少なく「食べても健康への影響はない」(原子力機構)としている。
放射性物質のうち半減期が30年と長いセシウム137について予測。大気に放出された放射性物質の半分が海側に流れて海洋に降下すると仮定。海に流出した汚染水と合わせて放出量は8450テラ(テラは1兆)ベクレルと見積もった。
セシウムは黒潮や北太平洋海流などに乗って東側に広がり、1年後には福島沖から4千キロメートル弱離れた海域まで届く。このときの最大の濃度は1リットルあたり0.023ベクレル。これは事故前の濃度の14倍にあたる。
3年後にはセシウムを含む海水がハワイなど太平洋中央部に到達。5年後には北太平洋の全域に広がり米国西海岸やカナダ付近にたどり着く。ハワイ以南にはほとんど広がらないという。
ハワイや米西海岸などに到達するセシウム濃度は、事故前より1割高い程度。濃度が現在の2倍以上濃い海水は陸には届かず海域にとどまり、7年後の濃度は事故前と区別できないほど薄まると予測している。
日本人がマグロやイカなど魚介類や海草などを食べて内部被曝(ひばく)する量も試算した。1年後の最大濃度の地点で魚介類が育ったと仮定し、厚生労働省が調べた日本人の平均摂取量をもとに計算したところ、内部被曝量は事故前の約5倍にあたる年1.8マイクロ(マイクロは100万分の1)シーベルトとなった。
原子力機構の中野政尚技術副主幹は「内部被曝量は年間被曝線量限度の500分の1程度で、魚を食べても健康に影響があるレベルではない」と話している。
下條竜夫拝
【545】[604]放射能こわいこわいの心理を考える。
会員の衛藤です。初めて投稿します。
私は原発事故以来、参議院議員の森ゆう子氏のブログに何度か投稿しました。森議員の「年間1ミリシーベルトを超える学校は除染しろ、できないのなら子供たちを疎開させろ」という主張を批判しました。数千円のサポーター登録料で偉そうなことを言うつもりはないのですが、黙っていることもできない。
私の言いたいことは、「子供たちの恐怖心をあおるのはやめてほしい。放射能そのものよりも恐怖で病気になる可能性のほうが高い。」です。
私の投稿に対する批判が何通かありました。性別も住んでいる場所もわからないので私の想像に過ぎませんが、私の感じたことを書きます。
放射能こわいこわいの人達にも2種類いて、もう癌になるんだ、白血病になるんだと信じている人、もうひとつは良く分からない以上どんなに費用がかかっても子供たちを放射能から守れ、という人達です。
前者はもう放っておきます。私が関心を持ったのは後者です。
彼らは100ミリまでは健康被害はないとする説と、1ミリを超えたら健康被害がでる、直線的に増えるという説を知った上で、判断がつかなくて放りだしているようです。したがって、将来どんな被害が出てくるのか分からないから、今どんなに経済的損失があっても子供を避難させるべき、汚染された野菜等は出荷停止にすべきと言います。この人たちの文章から察すると、自分で福島の学校やホットスポットにいって除染作業をする気はないようです。森議員に訴えているだけです。私が「避難したければ自分の判断ですればよい」というと「自分には妻子がいて仕事を失うわけにはいかないから避難できない。」と言う。経済的損失は仕方ない、子供を救う為には(政府は)何でもしろという人が、自分の仕事は失いたくないという。勝手すぎる。
私は福島の事務所開きのときに副島先生から聞いた話を思い出しました。
「嘘でもいいから安全だと言ってくれてうれしい、と言われるんだ。」私はこれを聞いた時笑った。判断のつかない人をバカにしていました。しかし、遠くから危ない、危ない、政治家は早く除染しろ、避難させろ、と訴える人達にくらべると、現地で苦悩しながらも生きていく人間の本音、誠実さを感じ、尊敬します。
さて、この放射能こわいこわいの人達が、なぜこんなにバカになったのか。これが疑問でした。まず、その神経質さから神経症を疑いました。しかし、文面から察する限り精神の病は感じられません。では知性に問題があるのか。森議員のブログに投稿するぐらいだから政治的関心は高い。司法の問題も理解している。知的レベルが低いとは到底言えない。
ではなにゆえにこんなにバカになったのか?
下記の動画を見てください。
http://www.ustream.tv/recorded/14451458
脳機能学者、苫米地英人氏がPsychology of a Crisisについて解説しています。以下に私が理解できる範ちゅうで要約します。
「米国CDC(疾病管理センター)は災害の際に政府がやるべきことを明確に書いている。
1 最悪の場合どうなるかを言う。
2 将来のことはわからないからpromiseはしない。その代り今どう対処しているか、processをはっきり言う。
3 恐怖があることを認める。
4 抽象的な文脈情報を出す。
4の抽象的文脈情報を出すことによって、恐怖を感じる進化の過程では古い部分の脳に前頭前野が介入できる。これによって恐怖が治まる。
この対処をしないと説明のできない身体症状が出てくる。
たとえばトラウマがあった場合、物理的に脳が傷つき、相関関係のある身体の部分に癌が発生する可能性があるとするイタリアの文献がある。
さらにarmchair victimという症状がでる。被害地にいないのに被害者であるかのように感じてしまう。日本でまさにこれが起こっている。」
苫米地氏のブログをみると、原発事故の直後から日本人がバカになったと指摘しています。興味のある方は見てください。
【544】[603]私は今から福島に行きますが、今来たメールを載せます。
副島隆彦です。 暑くなってきました。 私は、今から急いで福島に行きます。 出版社で、「原発事故、放射能、ケンカ対談」(幻冬舎刊、 武田邦彦氏との対談本) と、 「大災害から復活する日本」(徳間書店、私の定例の金融・経済本)の見本を受け取りました。 この 最近作の 2冊は、29日ごろには、全国の本屋に並ぶでしょう。 副島隆彦拝
(転載貼り付け始め)
From: ****************
Sent: Friday, June 24, 2011 10:48 PM
To: snsi@mwb.biglobe.ne.jp
Subject: 副島先生、ありがとうございました。
はじめまして。仙台に住む相楽尚夫と申します。
実家が白河(しらかわ)なので3.11以降不安な日々を過ごしております。 白河の実家では震災翌日から皆が心配するからといって店を開けている両親がいます。三月後半、福島が一番助けを求めていた時、報道や政治は知らぬ存ぜぬ的な態度をとり、その他の国民は匿名で言いたい放題していた時、副島先生のサイトにたどり着き涙がでました。
この時期に福島から去らず、入ってきてくださる方がいた。一番危ない時に入って来てくださった方がいた! どれだけ感激した事か言葉では言い表せません。 今すぐ全福島県民に知らせたかったです。
数年後どんな結果がでようと副島先生の事は忘れません。唯一福島に入ってくださったかたですもの! 本当にありがとうございました。
乱筆乱文にて失礼します。
仙台市 相楽尚夫
PS どうしてもお礼を言いたかったもので。
相楽尚夫 さまへ
副島隆彦から
メールをありがとうございます。
相楽さまからの 原発事故、放射能漏れ大事件の私と弟子たちの福島活動への深いご理解をいただきまして、大変うれしく思います。 私は、日本人として自分がやるべきことを知っている人間です。
大津波のあと3月12日から原発事故が起きて、私は、自分が何をしたらいいかをはっきりと知っていました。 そしてとにかく原発のところまで行って、放射線量を自分で測ることが大事なのだと分かっていました。
ですからそのように行動しました。危難(きなん)に際して、日本人のひとりとして自分に出来ることが何かを知り、自分がやるべきことをするするという考えで常に生きています。
3月中は福島の人たちのことはあまり考えていませんでした。とにかく日本を救うために緊急事態では、どのように行動することが大大事かを
ずっと考えていました。 今もそうです。そうしたら、福島の人たちが、私からのネットでの報告文をものすごく大事にしてくれました。
私は、西郷隆盛が、西南の役(1877年、明治10年)で計画的に殺されたときに、最期(さいご)に言ったという、「おいは、後方(こうほう)じゃ死なんど (前線で死ぬ) 」 というコトバが好きです。
あとは、大塩平八郎の知行合一(ちぎょうごういつ)の陽明学が好きです。今日も今から福島に行きます。 共に日本人のために自分のできる限りのことをしましょう。
副島隆彦拝
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。私は、原発事故から丁度100日たちますが、この間に、100通ぐらいの、原発・放射能問題についてのメールをいただいています。
ほとんど返事を差し上げています。私のメールアドレスは、弟子たちと、GZE(ジー・ゼット・イー)と呼んでいますが、弟子たち10人ぐらいがいつも見ています。 それで必要な処理をします。 それらの100通ぐらいのメールでの読者とのやりとりも、誰かが整理して、そのうち載せてくれるでしょう。
私たちの福島復興活動を急いで軌道に乗せなければいけません。
副島隆彦拝