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川端優美子 投稿日:2011/07/04 21:58

【561】[622]8年がかりで山を切り開いて作る福島第一原発への道

群馬のゆみこ(川端優美子)です。

【[590]福一原発への道路整備作業 50歳代 1日2時間で5万円】の続報です。[590]は、おじさんが東電の下請けで働いているという、わたしの友人からの、又聞きの又聞きぐらいだったので、少し情報が間違っていたところがありました。今回は、友人が6月末に法事でおじさんに会い、直接聞いてきた話です。

おじさんは原発に向かう道路を作る仕事の候補者として挙がっていて、話を聞いた当時(6月末)はまだ実際にはその仕事はしていませんでしたが、今月から行くそうです。おじさんは「いぎたくねぇなぁ」と言っていたそうです。

その原発へ向かう道路は、なんと、山を切り開いて作る計画だそうで(なんで?どこから?)、雇う側の説明では完成まで7~8年かかるということです。でも、おじさんとしては「8年じゃあ、無理だんべ。10年はかかるだんべな」ということです。

その仕事に就いた場合、宿泊場所は原発から70km圏外にあり、毎日1時間半かけて通うことになる。(これも、「放射能こわいよ、作業員も泊まるときは70km圏外だよ」というパフォーマンスでしょうか。)

仕事は午前中に二時間、午後に二時間で、1日5万円の報酬だそうです。昼食はおにぎり2個が支給されるのみ。夕食はお弁当ひとつ。

作業中はマスクを外してはいけないので、飲食は禁止。 

この話を聞いたときは、「お昼ごはんはおにぎり二個って、ひどい」とか「この暑さの中、防護服を着てマスクして2時間、水も飲めないのはきつい」などと思っていましたが、よく考えたら「8年がかりで山を切り開いて作る道路」って、なんのためなのか、という疑問が湧いてきました。やはり、日本中の核廃棄物を大きなトラックで運ぶための道路なのでしょうか。その前に、核廃棄物処理場を建設する資材を運ぶための道路? 以上

川端優美子 投稿日:2011/07/04 21:53

【560】[621][618]の下條さんへ

群馬のゆみこ(川端優美子)です。

そうですか。原子力機構の見積では福島原発のヨウ素の放出量は20万テラベクレルで、ということは、放出量520万テラベクレルのチェルノブイリの1/26ということですかね。でも、それでもチェルノブイリよりずっと軽い事故だったんですね。

やっぱり数字が出てくると、とたんに難しく感じてしまって大変です。その値がどんな意味を持つのかということを説明してくださる下條さんなど、頭のいい人たちに感謝します。わたしなど、富士山の高さを問われて、「そうね、だいたい8,000mくらい・・・あれ、8,000kmかな?」とか言ってしまう。(念のため、富士山は3,776m)

それでも、この部分【原子力機構の中野政尚技術副主幹は「内部被曝量は年間被曝線量限度の500分の1程度で、魚を食べても健康に影響があるレベルではない」と話している。】は、とても安心できる内容で、嬉しかったです。これからも毎日お魚と海藻を食べます。以前はスーパーにいつも岩手県産の「きりこんぶ」があり、買っていましたが、今は韓国産にかわってしまいました。韓国産で悪いということはないですが、今は東北を応援するため、韓国産きりこんぶは買わずに三陸わかめを買っています。この発表をみんなが知って、岩手のきりこんぶがまたスーパーに並ぶといいなと思います。

そして、福島に核燃料の最終処分場ができると、原発は止められない。大事なことは何度も書いちゃう。 以上

吉見おさむ 投稿日:2011/07/04 12:22

【559】[620]福島本部活動日誌です7

以下に、MLに投稿した内容を転載します。

(転載始め)

2011年6月29日の日誌です。

昨晩、音楽をかなりの音量でかけた車が、復興本部後ろの路肩にしばらく停まっていました。

朝起きて、プラスチックのゴミ出しに行きました。
「燃えるゴミの袋で燃えないゴミを出している家庭がある」
「プラスチックとペットボトルの分類が全くされていない」
「月一回のみ回収の缶類が一週間前からずっと置いてある」
など、結構いい加減なゴミ捨て場になっています。
避難者の一時帰宅などを考えると、これも止むを得ないのかもしれません。

ご飯を炊き、味噌汁を作りました。
Kさんが事務所に来ました。
冷蔵庫にあった納豆で朝食を食べました。

Kさんの車で大家さんの家に行きました。既にKさんのお父様がいました。

大家さんの家の犬二匹を、犬の運動も兼ねて、事務所まで連れて歩きました。
大人しい素敵な犬でした。

KさんとKさんのお父様は、事務所に一回戻ってお茶を飲んだ後、午後1時半に帰りました。

午後2時に都路行政局に水道の手続きに行きました。
担当した職員によると、学問道場は、塾かヤクザかと思っていたそうです。

Suさんが事務所に到着しました。
一緒に大家さんに犬を返しにいきました。

副島先生が、お手洗いへの案内の張り紙を作りました。妙に味があって良い感じです。

夕食は、余っていたご飯と味噌汁、麻婆豆腐でした。

夕食を食べていると、午後7時にSさんが事務所に来ました。
昨日の日誌の続きになりますが、現金を隠していた町長はさらにもう一つ金庫を持っており、そちらは見つかっていないそうです。
悪酔いするビールを、雰囲気のままに大量に飲むことになってしまいました。大失敗でした。

Sさんが帰った後、悪酔いした勢いのまま、冷凍庫を止めました。
後部の上にある冷凍庫のコンセントを外したら、止まりました。
・・・酔ったままではかなり危険な作業だったと、今はカッとなってやったことを反省しています。
ただ、暫く続いていた懸案が解決して、嬉しかったです。

酔った勢いのまま、かなり生意気な口を色々な人にきいていたような覚えがあります。
顔から火が出そうです。

さらに酔った勢いのまま、日本に留学中の中国人で、一番の友人を、福島復興活動本部に一回来るようにチャットで誘いました。
ほぼ二つ返事でOKでした。寧ろ、福島に行ってみたいと言っていました。とても堂々とした態度の取り方で、羨ましく思いました。
彼は7月9日か10日に来る予定です。

クワガタムシを見かけました。これで室内で見るのは6匹目です。

ガスが止まっているようです。明日対処します。

(転載終わり)

(転載始め)

2011年6月30日の日誌です。

朝、燃えるごみのゴミ出しをしました。
検問所は再び後ろに下がっていました。大分県警や神奈川県警など、地方ごとによって考え方が違うのかもしれません。
他の家庭のごみを見ていて、
「燃えるごみとプラスチックごみは、厳密に分別しなくていい」
「事務所でたまりやすい、缶・ペットボトルごみは、第一金曜日以外に出されたものも意外と収集されている」
のだとわかりました。個人的には役立つ知識です。使わずに済ませたいですが。

ご飯を炊いて、トマト、もやしとチンゲンサイを炒めたもの、揚げ出し豆腐、野菜ジュースで朝食にしました。

ガスについて電話しました。午後3時に交換に来ました。
学問道場について、何をやるのか尋ねられました。
明日、集金に来るといわれました。

外の草抜きをしました。燃えるごみ一袋ぶんになりました。

都路に人が戻ってきました。床屋が2軒あるのですが、どちらも店が開いていました。
その他にも人がいる民家が多くなりました。
ただし、子供の姿はありません。

昼の放送で、都路行政局は0.43μSvでした。以前より0.1μSvほど低くなっています。
今日再び都路行政局の建物に入ったのですが、ペットボトルの飲料水など、避難時のものと思われる物資が山積みになっていました。

夕食は余っている焼きそばにしました。遂に、焼きそばの余りを、二人前にまで漕ぎ付けました。
2週間の間に一人で11人前食べたことで、流石に飽きてしまいました。

5日ぶりのシャワーのために、みや古旅館に行きました。
帰り道の民家に4軒、灯がついていました。なぜだかわからないのですが、安心しました。

2階に掃除機を軽くかけました。

(転載終わり)

(転載始め)

2011年7月1日の日誌です。

ペットボトルのごみを3袋、缶のごみを4袋、ごみ捨てに行きました。
事務所開きの時以来一ヶ月間置いておくしかなかったものなので、捨てられてほっとしました。

朝食をとりました。ご飯、納豆、ネギ、漬物でいただきました。

今朝は検問所の方に直進する車がとても多かったです。
立派な車が一台、乗用車が2台で、あとはバンとワゴン車でした。
その後2時間経ったのですが、やたら警察の車両と護送車が多いです。
10時半に古道公民館に置いてあったバスが検問所に向かったので、一時帰宅のバスなのだと思います。

気になったので、11時半に古道体育館に行ってみました。大熊町へのバスが8台並んでいました。
体育館内では、ずっとマイクで説明がされていました。
東京電力の作業着を着た人が5人、県や市の職員と思われる人が10人、館外にいました。
中にも入ってみたかったのですが、声をかけられたので断念して、地元の者だと言って帰りました。

電気料金を支払いにいきました。郵便局が500メートル先にあって本当によかったです。

郵便局に行く途中で、大熊町へのバスとすれ違いました。
運転手も含めて、乗っている人は細菌防護服(http://item.rakuten.co.jp/shoei-masuku/10000275/)に見えるものを着ていました。
果たしてあれで放射性物質に効果があるのでしょうか。
帰宅者を「もう家には帰れないぞ」と覚悟させるために着せる、仰々しいコスプレに見えました。

ガスの集金が来ました。

冷蔵庫の左側半分が止まっていました。コンセントを入れなおしたら、なぜか直りました。
おそらくコンセントの接触不良だと思います。

2時に昼食をとりました。
焼きそばの残り、茄子と油揚げを炒めたもの、を頂きました。
不味かったです。どうして私はこんなに料理が下手なんでしょうか。
眠くなって一時間弱の仮眠を机の上で取りました。

午後5時半、観光バスで288号線を大熊町の人たちが帰っていきました。
午後6時には福島県庁行きのバスが2台通りました。

午後8時に、全く掃除をしていないことに気付き、あわてて、冷蔵庫裏、冷蔵庫裏の上、大広間の半分、奥の部屋に掃除機をかけました。
掃除機自体に大量の虫の遺体、埃、小石が溜まっていました。

(転載終わり)

(転載始め)

2011年7月2日の日誌です。

朝8時に起きたら、福島交通の観光用バスが、おそらく古道体育館に行きました。
12時にいってみると、今日も大熊町への一時帰宅がされていました。
古道小学校と都路行政局は車で一杯でした。

朝食は昨日の夕食の残りを食べました。

布団を2個干しました。フェンスまで持っていくのが大変でした。

駐車場の草取りをしました。時間をかけたのに、ごみ袋の半分にもなりませんでした。
アスファルトの隙間から生えているので、手強かったです。もう一度やり直します。

洗濯のついでに、もってきたバリカンで頭を丸坊主にしました。
その後にホースで水浴びをして、体を石鹸で洗ってみました。
室内は35℃なのに、体が冷え切りました。
明日は会員のNさんが来るので髭をそりたかったのですが、断念しました。

布団を干す際に邪魔になっていた、小さな崖側の雑草を、邪魔にならない程度に刈り取りました。
雑草というよりは、木に近いようなしっかりした根のものが大きかったです。
汗だくになって、水浴びをした意味がなくなってしまいました。
ただ、体は温かくなりました。正直、体を温めるのが目的だったはずなのに、どうしてこうなった、という感じです・・・。
詳しい方ならば「草刈り機を使ってしまえば何の手間も無いのに」と言われるのでしょうが、鍬一つでやるのは結構大変でした。

裏の出口から割りと近いところに、見た目は地味ですが、ゴム手袋を貫通する棘が危険で、且つ、水道管などが入り組んでいて、除去できていない草があります。
できるだけ除去しましたが、一部残ってしまっています。

夕食「も」、昨日の夕食の残りを食べました。

以前に冷蔵庫の接触の不具合があるかもしれないと書きました。
ですが、二日ほど観察した感じでは、冷やし過ぎを防止するために自動停止する機能が、左側に働いているのかもしれません。
少し様子を見てみます。

(転載終わり)

ここに書くのが適切なのかわかりませんが・・・、7月3日に福島事務所までお越し頂いた皆様方、有難うございました。本当は皆様それぞれにメールを差し上げるのが筋かとは思いましたが、連絡先がわかりませんでしたので、こちらで失礼します。

いわき市からお越しになられたN様、お茶がぬるかったと思います。どうかご寛恕下さい・・・。若輩者の私にお付き合いいただきまして有難うございました。

I様達4名様、防護服やガイガーカウンターくらいしかお見せできませんでしたが、ご満足頂けましたでしょうか。「応援してます」という言葉を下さいまして、本当に嬉しかったです。

「会員ではないけれど・・・」と仰っておられたY様ご夫妻、頂いたラスクは先生がとても喜んでいました。「頑張れ」などと軽々しく私が申し上げられる状況ではないと思いますので、どうかせめて、ご自愛ください。

泉浩樹 投稿日:2011/07/02 04:40

【558】[619]東電、電力使用率を情報操作 恣意的に数値を高く見せる。

東電、電力使用率を情報操作 恣意的に数値を高く見せる。

以下出典先リンク
http://www.mynewsjapan.com/reports/1453
http://ch10670.seesaa.net/article/200667254.html

泉浩樹 拝

ジョー(下條) 投稿日:2011/06/30 20:04

【557】[618][607]で「原子力機構がの約1/100以下だと認めました。西村肇東大教授の勝利です。」と書きましたが、まだ勝利ではありませんでした。

[607]で「原子力機構が大気への放射性物質放射量がチェルノブイリの約1/100以下だと認めました。西村肇東大教授の勝利です。」と書きましたが、まだ勝利ではありませんでした。私のまちがいでした。

チェルノブイリの1/10のニュースがあったときに「セシウムをヨウ素に換算して」と書いてあったことを思い出して検索してみました。それで、仕組みがわかりました。

セシウムの場合、ヨウ素換算して放出量を表示するので「40倍」するそうです。だから、見積もった5000テラベクレルでは40倍すると20万テラベクレルになってしまう。1/100をこえています。

情けない話ですが、「あーこうやってどんどん増やしているんだ」という感じです。

このことは、原子力機構も、原子力安全・保安院が予想した37万ベクレル、原子力安全委員会の63万テラベクレルにそった数字を出してきているということです。

川端優美子様、丁寧な投稿ありがとうございました。でも、まだ、原子力機構は認めたわけではありません。お騒がわせして、すみませんでした。おわびします。

下條竜夫拝

吉見おさむ 投稿日:2011/06/30 11:53

【556】[617]福島本部活動日誌です6

福島本部活動日誌です。今後、この名前で統一します。

正直、これをここに書いていいのか、今でも躊躇しています。それでも、暴き系の端くれとして、知ったことは書かざるを得ない、そう思います。

「この町長なんて単なる可愛い笑い話じゃないか!本当にこの場合悪いのは、贈った側と見て見ぬ振りした税務署、警察じゃないか。それで贈った側は誰だよ!こっちが国家暴力団じゃないか!裏は本当きったないんだよこいつら!」
と、副島先生はしみじみ語っていました。

以下に、MLに投稿した内容を転載します。

(転載始め)

2011年6月28日の日誌にひとつ追加します。
今でも内網とはいえ、これを書いていいのかわかりません。

かっぱ寿司で食べている時に先生から教えてもらいました。

津波で家が丸ごと流されたある町長は、流された後の家から5億円見つかったそうです。
警官がその場で確認の為に、金庫開けろ、と言ったことから明らかになったそうです。
そして何より、このことは福島民報には載っていないそうです。

町民も隠すはずです。
帰りの車で先生が「法律やる人間は皆知ってるんだが、騒ぐ人がいなければ犯罪にはならない」と言っていました。

万一誰かが義憤に駆られたとします。
一体どうやって封鎖された20キロ圏内の証拠を集めればいいのでしょうか。
また、何処の誰に話を持っていけばいいのでしょうか。税務署やその場にいた警察官でしょうか。

昨日の話から、原発をやりたくなる気持ちが本当によくわかりました。
今からでも酒かっくらって不貞寝したいです。

(転載終わり)

川原 浩 投稿日:2011/06/30 11:40

【555】[616]福島県弁護士会「原発事故損害賠償支援講演会」

福島県弁護士会説明会報告

会員番号6619福島県在住 川原と申します。

はじめて投稿しますので、乱文お許しください。
6月25日(土)福島県弁護士会主催「原発事故損害賠償支援講演会」に行ってきましたので、ご報告します。
120名の座席しかない会場には、50名以上の人が会場外にあふれていました。会場からあふれた若い女性が「ちゃんと段取りよくやれよ。」など怒号が飛んでいました。

 講師は渡辺淑彦弁護士でした。
まずは、「原賠法の説明で高度成長期の昭和36年成立した法律であること。 他の関連業者は無責任で集中責任主義である。」旨説明がありました。
その次に「前例として茨城県東海村 JCO のケースについて説明がありました。その際には、訴訟になったケースは10件のみ 調停が2件 6000件以上は茨城県が対応して収束。JCOは1500億を出した。」旨説明がありました。
今後の賠償について 「東電は2400億を準備した。それ以上については政府が必要な措置を取る。7月中には中間指針が示される予定。また、ADR(紛争解決調停機関)が設けられる予定。賠償額については全く判らない。秋から風評被害による損害賠償も受け付ける予定。」との説明がありました。

その後今までの支払い状況の説明がありました。詳細は下記の通りです。
4月26日 30キロ圏内の方には、1世帯100万円 単身世帯75万円      を仮払い
5月31日 農林業漁業の従事者には、過去5年の粗利の83%の半分を仮      払い
6月10日 30キロ圏内の中小企業は過去2年の粗利の半分で上限250      万円
      証明ができない場合には20万円を仮払い。
6月20日 避難者の慰謝料 月10万円の半年分 避難所暮らしの場合は      +2万円/月
     を仮払い。
 弁護士から参加者への今後のアドバイスは以下の通りでした。
「訴訟を提起する場合には、立証責任が生じるので、今回弁護士会で配る「福島原子力災害被災者・記録ノート」に詳細を記録して欲しい。但し、これが全て事実認定される保証はありません。また、原賠法3条1項には免責規定があり、この規定により賠償を受けられない可能性もある。東電は訴訟になれば、この規定を持ち出して免責を主張してくる可能性がある。」
参考までに3条を掲載します。
第3条 原子炉の運転等の際、当該原子炉の運転等により原子力損害を与えたときは、当該原子炉の運転等に係る原子力事業者がその損害を賠償する責めに任ずる。ただし、その損害が異常に巨大な天災地変又は社会的動乱によつて生じたものであるときは、この限りでない。

最後には以下の説明がありました。
「弁護士会としては、ADRと政府の対応を待ちます。それに不服の場合には集団訴訟も検討している。政府が福島県民をだまし討ちしないことを願う。東京の弁護士の一部はビジネスチャンスとして活動しているが、こうした連中には煽られないよう対応してください。」

私の総評 弁護士会は東電 政府の対応を待つしかなく、賠償額についても全く判らない。
 訴訟になっても、東電は原賠法3条免責条項により争ってくる。弁護士会としては「被災者記録ノート」の記載を奨励するくらいしかできない。法律は国家権力のために使われるので、その前には弁護士も無力であることを公言した。

最後に参加者からの質問と回答のやりとりです。以下
浪江町で家が20キロ圏内の男性
「家と土地の賠償について、額や時期はどうなのか?」
弁護士「全く判りません」
女性「ADRという機関は、被災者を丸めこむ機関ではないのか?個別で   訴訟をすべきではないのか?」
弁護士「大変重要なことですが、コメントできない」

吉見おさむ 投稿日:2011/06/30 05:15

【554】[615]福島から報告します5

原発事故発生当時読んでいた新聞で、保存していた記事を眺めてみたら、3月26日~28日は余り記事の更新がなかったです。ひょっとしたら、このころに、ピアソンは「原発は大丈夫だ」って情報が入ってきたのでしょうか。

以下にSNSIのMLに以前投稿した内容を転載します。

(転載始め)

2011年6月26日の日誌です。

今日は雨の影響もあり、気温の日較差を体感する一日でした。
体温調節のために、家から持ってきた薄がけの布団を利用しています。

午前7時半にYさんと男性一人が来ました。小さなテレビを持ってきてくれました。
午前8時半に古道小学校前に集合されるというので、2人はすぐに車に乗りました。お茶も出せませんでした。

正午に会員のNさんが、いわき市から来ました。いわき市で会社を経営しているそうです。そして地震の影響は大きいそうです。
松原照子のサイト、幸福への近道(http://shohweb.com/)について言及し、「6月25日の『デビル』とはガイトナーのことではないか」と言っていました。

午後3時に会員のIさんたち4人が来ました。
Iさん達は気を使ってはいたのですが、それでも作業用靴についた土がカーペットに入ってきてしまいました。
帰った後の土の掃除に手間取りました。それでもここに来て貰えて有難かったです。

今日はずっと警視庁のパトカーが行きかっていました。

午後7時にKさんの知り合いというYさんご夫妻が来ました。浪江町への一時帰宅の人で、会員ではないと言っていました。
「よくわからないけど、とりあえず場所を確認しに来てみたんですが・・・」と言っていました。
学問道場の説明をしてみましたが、わかってもらえたかどうか微妙なところです。
頂いたラスクは先生がとても気に入っていました。

福島復興本部を訪れた人たちと、共通して話題になったのは、「福島の大きな地図と原発からの距離」、「防護服」、「武田邦彦とのケンカ対談」、「検問所」でした。

(転載終わり)

(転載始め)
2011年6月27日の日誌です。

朝起きて、燃えるごみを捨てに行きました。検問所がゴミ捨て場前まで来ていました。
「ゴミ捨てですか?」と声をかけられました。

午後は、船引までの23キロを自転車で行ってみました。大変ですが、雨でもなんとか往復可能です。
但し、片道2時間かかること、高低差が大きいこと、288号線には信号が殆ど無いので休憩が取れないこと、等を考えると、余り良い移動手段ではありません。

途中に郵便局が2つありました。都路もそうなのですが、住民が避難していても、郵便局はやっています。
郵便局は、こんなとき「だからこそ」やっているのかもしれないと思いました。

帰りは福島交通の路線バスと同じ経路(http://www.fukushima-koutu.co.jp/bus/map/03ono_02.html)で、旧街道を帰ってみました。
高低差は小さいのですが、人気の少ない怖い道でした。普通に288号線を直進した方がよかったです。

午後9時に、水道が止まっているのに気付きました。
明日、急いで問い合わせます。

(転載終わり)

(転載始め)

2011年6月28日の日誌です。

今日は、夜が18度、昼が32度でした。体温調節が難しいです。

水道はとりあえず復旧しました。明日、都路行政局へ行って説明を受けます。

掃除機を少しだけかけました。

布団を干そうと思ったのですが、突然雨が降ることが多く、断念しました。

外のトイレにブラシをかけました。トイレの便器自体はまだです。

午後4時半に、副島先生とTさんが着ました。
Tさんが無線LANの設定を訂正してくれました。ダイヤルアップ無しで自動的にネットに繋がるようになりました。
その他、先生の原稿へのペン入れを、画像データにして出版社に送信してもらいました。
有難うございました。

船引に、買出しと食事に行きました。
スーパーで食料を積み込んだ後、扇風機と洗濯機を購入しました。
洗濯機の到着は少し遅れます。
食事はかっぱ寿司で食べました。3人で3255円でした。
Iさんと行った時のように、満員で待ち時間がかかるほどではありませんでした。
それでも普通に家族連れで賑わっていました。

(転載終わり)

川端優美子 投稿日:2011/06/29 22:00

【553】[614]「今頃65歳にもなって、何を偉そうなきれいごとが言えるんだ!」 副島先生は質問の返答もすごい演説

群馬のゆみこ(川端優美子)です。

2011年6月16日(木)午後6時から東京の文京区民センターで行われたシンポジウム「小沢一郎と日本の新しい政治」に行きました(泉浩樹さんが、【[611]動画:シンポジウム「小沢一郎と新しい日本の政治」】で知らせている動画です)。以前[601]で先生の演説の報告をしましたが、演説のあとで、会場からの質問に答える副島先生の動画です。だいたいな感じで書き起こしました。質問は・・・何だったかな。質問を知らなくても楽しめる内容ですが、興味のある人は動画【シンポジウム「小沢一郎と新しい日本の政治」-5/6】にあると思うので、探して下さい。

【動画】シンポジウム「小沢一郎と新しい日本の政治」-6/6(副島先生7:30から)
http://www.youtube.com/watch?v=Lqg09JtgaaQ&feature=related

———–副島先生 答え 書き起こし はじめ———–

日本の官僚が操られるのは当たり前なんです。小沢一郎をいじめている東大法学部を出た高級官僚と裁判官どもが、二流の官僚である検察官たちを使って、あそこまで追い詰めて、ボロボロにしている。検察審査会などというわけの分からない汚らしい団体まで使って。

それはアメリカが、絶対に日本国民の、日本人自らの独立はさせないという意志によっている。それはここにいる皆さんも知っていることだ。

時間だけがこうやって浪費されていく。

笑い話ではなく、この厳しい現実はこれからも、もっともっと私たちに襲いかかり、私たちは追い詰められていく。

小沢系も、鳩山系も、川内博史さんたちでも、次の選挙で叩き落されていくという恐ろしい目にこれから遭っていくんですよ。そんなことは皆さんでも分かっていることだ!ひしひしと!

「絶対に許さない!日本国民の独立と自立は。」それがアメリカの意思だ。
(ここで会場が「日本国民の独立と自立を邪魔することは絶対に許さない」という意味だと思ってしまって、大拍手)

わたしたちがへらへらしていたら、いったいどこで、誰が闘えるんですか。

「がんばろう、明るい未来」なんて言って。明るくもなんとも無い!

メディアもぜんぶアメリカの手先になってしまって!朝日新聞が左の代表で、反権力の代表だったのに、あそこまで崩れ果てて、読売よりももっと悪くなって、読売と合体していく。

そういう状況のなかで、日本国民がどこまで追い詰められていくのだろうか、小沢が育てた若い議員がどこまで叩き落されていくのだろうかということを、わたしはいつも心配している。

わたしたちが団結していかなきゃいけないのだが、今回の原発放射能問題で、国論をここまでボロボロにされて、団結が難しくなっている。

皆様の脳までやられて、「危ない、こわい」騒ぎで・・・いったいどこに逃げるところがあるんですか、日本人が!東京からも逃げろ、などと!
大金持ちは逃げてます。フランスやマレーシアに。帰ってきません、大金持ちは。

皆さんは、定年退職したあとの年金生活者なものだから、言いたいことが言えるけれども、サラリーマンはなんにも言えないんですよ!(ゆみこ、控えめに拍手)

年金暮らしになったからといって、自由な政治活動ができるなどと思っているジジイどもにろくなヤツは居ないんだ!みなさんだ、それが!(会場に笑い。図星)

扇動者(せんどうしゃ)の一人である武田邦彦が、5月25日に原子力安全委員に復帰した。

「こわい、こわい、危ない、危ない」を言うことが、いまは新しい体制派になって、体制を乗っ取って、皆様の脳まで乗っ取って!「危ない、危ない」と言っていれば自分が頭のいい人だ、くらいに思って!(ゆみこ:人間って、意外とこの程度の考えで動いてたりする。思考停止だいのぅ・・・。)

日本国民の団結と復興のための力を、自立していく力を、どうやって削ぎ落としていくかということを、アメリカもヨーロッパも考える。

しかし、アメリカだってヨーロッパだって脱原発になっていきます。大陸ですから、原発なんか作ったら危ない。それは、そうだ。

だが、しかし、考えてください。
一方で、電力労連の親分たちが、労働組合が、原発を認めていったその流れの中で、○○アキヨシさん(ゆみこ:よく聞き取れず)も急にお亡くなりになった。そんなきれいごとじゃない。エネルギー問題というのは甘い問題じゃなくて、世界規模の問題です。急に火力発電にすれば間に合います。が、しかし・・・。

わたしは18歳で高校を中退したときから、反原発運動の集会にずっと参加していた人間だ。しかし、途中で考えを変えて、「世の中こんなもんだ」と、みなさんとおんなじように、世の中に押しつぶされて、自分の考えを変えながら生きてきたんだ!

それを何が、今頃65歳にもなって、偉そうなきれいごとが言えるんだ!(ゆみこ:そうだ!と思う。)
何が自分にとっての正義なんだ!

わたしは「危険だ、危ない」派の連中と、今度徹底的に議論しますから!

先ほど川内博史さんは、60兆個の遺伝子の一つ一つに一本ずつ槍(やり)が突き刺さるみたいなくだらないことを言ってたけども・・・

○川内博史議員、副島先生の発言をさえぎって 「何がくだらないんですか!」

○副島先生 「あとで議論しましょう」

○川内博史議員 「何がくだらないんですか!」

○副島先生 「その件に関しては、あとで議論しましょう」

○川内博史議員 「わたしの言ったことが間違いだって言うんですか!*△%☆の専門家の!」

○副島先生 「放射線医学の医者たちの多数派に、わたしは従います!」
「この件に関しては、どうせ議論になると、わたしは覚悟してます。」

会場 「*☆※□▲!」(ゆみこ:プロのどめきか!?)

———–副島先生 答え 書き起こし おわり ———–

会場から「評論家なんだから、言いたいことを言えばいいんだ!」という声もあったと、あとから会場にいたOさんという人に聞きました。

一つ訂正します。【[601]「日本人だって、自分たちの運命を自分たちで決めることぐらいはできるんだ!」副島先生の、魂揺さぶる大演説 2011年6月16日 文京区民センターにて】の中で、

「自民党の政治家をボロボロにしたのと同じような集団が、小沢一郎の若い政治家たち、これから私が立派な政治家にしていこうとしている連中を、同じようにボロボロにすることは、副島隆彦の目の黒いうちは、絶対に許さない!」

と書きましたが、「これから私が立派な政治家にしていこうとしている連中を」は聞き間違いで、正しくは「この連中にしていることを」みたいなことでした。

以上

川端優美子 投稿日:2011/06/29 21:52

【552】[613]下條さんの[607]で、さらに安心しました。

群馬のゆみこ(川端優美子)です。

下條さんの投稿【[607]原子力機構が大気への放射性物質放射量がチェルノブイリの約1/100以下だと認めました。西村肇東大教授の勝利です。】で、原発事故で出てしまった放射性物質の量が大したことなかった、ということと、海産物を食べても大丈夫だということがはっきりと分かって、さらにまた安心しました。どうもありがとうございます。

核廃棄物の最終処分場を作ってしまうと、もう原発を止めようがない、というのは考えていませんでした。確かにそうですね。人間、困れば、今やっていることを止めるしかない。困らなければ、そのまま続行!

わたしは、今ある核廃棄物を処分するためには、福島第1原発のあたりに処理場をつくるしかないかな、と思っていました。そうすると、いま日本にある核廃棄物は、いったいどこでどうするのでしょうね。どこかで処理しなくちゃならないですもんね。それが決まっていないから、今こういう事態(20km圏封鎖とか)になっているのでしょうか?「ええい、ここに作っちゃえ!」って。