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根尾知史 投稿日:2012/01/27 21:00

【759】[848]消費税増税と抱き合わせで実施されようとしている「納税者背番号制度」を見逃してはいけない。

SNSI研究員の根尾知史です。

これから始まる消費税増税と、それに抱き合わせで実施される
「納税者(国民)背番号制度」の話を書きます。

現在、消費税の「逆進性(貧乏人ほど税負担が重くなるということ)
を緩和する」という口実で、国民への税金還付(給付)を制度化
しようという提言が聞かれます。

実際はこの流れのなかで、「税金を返金してやるんだから」
という口実で、国民ひとりひとりに「納税者番号」をふっていく
ということが行われる予定になっているのです。

世界ではまだ韓国しか実施していない、「納税番号制度」を
日本の財務省もやりたくてしょうがない。

これで、国民の指紋から、生年月日、出生地などのあらゆる
個人情報からはじまって、個々人のお金の出入りや、金融資産や
不動産資産、海外資産の移動までも一元して、そのやりとりの
いっさいを、一つの背番号ですべて監視できることになります。

政府は、国民の間の金の流れに対する、徹底した一元管理・統制
の根幹になる納税者背番号制を、消費税増税の法案に紛れ込ませて、
これから法制化しようとしています。

メディアでは、消費税増税の議論にばかり注目して、その陰で
抱き合わせされる納税番号制度は、まったく話題になっていません。
これは明らかに意図的であり、消費税率の議論に終始しています。

財務省の御用学者たちも、納税者番号制の導入を、納税者の
効率的な把握に不可欠である、という論陣を展開しています。

「課税最低限以下の低所得層を正確に把握するため」などという
口実で、納税者番号の制度化を提唱しています。

以下に、財務省の御用学者の頭目である、森信茂樹氏のそうした、
消費税増税による、低所得者への負担増加を和らげるために、、
という論調で、さりげなく、しかし、ちゃっかりと背番号制が
不可欠であるような議論には、要注意です。

(転載貼り付け始め)

●「消費増税議論(その2)  消費税の逆進性解消には
給付付き税額控除が有効だ」

森信茂樹 [中央大学法科大学院教授、元財務官僚]

ダイヤモンド・オンライン  2011年12月19日
http://diamond.jp/articles/-/15386

逆進性=消費税の最大の欠点

消費税議論で、最大の課題の一つは、所得の低い人の負担割合が
多くなる「逆進性」をどうするのか、という問題である。

消費税は、消費に対しては高所得者も低所得者も同じ割合の税負担である。
また、高所得者ほど一般的に消費が多いので、消費税負担額は多い。

しかし、高所得者の方が消費に回す割合が少ないので、所得全体に対する
消費税負担率は低所得ほど高い。これが、「累進」税率により、所得の
多い人にはより多くの税負担を求めるべきという立場から、
「逆進」として問題視される。

(中 略)

カナダやシンガポール、ニュージーランドなどでは、給付付き税額控除を
導入して逆進性対策を行っている。給付付き税額控除とは、聞きなれない
名前であるが、一言でいえば、「消費税負担分を低所得者に還付する制度」
である。

還付という言葉は、納税義務者の税金を返すことだが、消費税の場合、
納税義務者は事業者で、消費者は負担者である。そこで還付という言葉は
正確な表現ではないのだが、この方がわかりやすい。

カナダでは、3万カナダドル以下の低所得者に対して、必要最小限の
消費支出にかかる消費税相当額を、家計調査から計算し、所得税の体系の
中で税額控除・還付しており、GST(消費税)税額控除(Tax Credit)
と呼ばれている。

(中 略)

納税者番号制度の導入が必要

給付付き税額控除で逆進性対策を行うことには、課題も多くある。
最大の課題は、低所得層が誰かを正確に把握するシステム・課税インフラ
を構築することである。

わが国には、ざっと5000万件の所帯があるが、非課税所帯は推定800万件
ほどあると考えられている。しかし、国の税務当局は、課税最低限以下の
納税していない人・世帯については情報を持っていない。

そこで、わが国でも、社会保障・税共通番号を導入し、このような世帯
・人々の所得を把握していく必要がある。消費税率引き上げ・逆進性対策には、
社会保障・税共通番号の導入が欠かせない。

以上みてきたように、軽減税率の導入は、消費税率を10%まで引き上げる
今回の社会保障・税一体改革では、政策効果が低く、我慢すべきである。

そして、速やかに、番号の法制化と、カナダ型の「簡素な給付付き税額控除」
(実態は、「消費税低所得者向け社会保障給付」)の具体的設計に入ること
が望ましい。その後、本格的な給付付き税額控除、つまりワーキングプア対策
としての勤労税額控除や、少子化対策としてに児童税額控除の制度につなげて
いくことが必要だ。

(転載引用終わり)

アメリカでもまだ、社会保障番号(ソシアル・セキュリティー
・ナンバー、Social Security Number=SSN)があっても、
韓国の完璧な国民番号制にまでは及ばないそうです。

韓国は、朝鮮戦争時に、北朝鮮のスパイを識別するという
目的で、1968年11月に、当時の軍事政権が「住民登録番号法」
を制定して、これが実現されました。

現在ものすごい勢いで進行する、市場が暴走して政治を振り回した
フリーマーケタリズム(自由市場主義)の「金融資本主義」から、
「国家(管理統制)資本主義」への移行期に、世界中で国民納税
背番号制度が、いっせいに世界を覆い尽くすかもしれません。

制度の導入時は、ごくやさしく、日本で最初に消費税を始めた時と
同じように、「いやあ、それほど大変じゃあないですよ」と言いながら、
運転免許証やパスポートの更新時に指紋を取られようになる、
地元の役所から申請書が郵送されてくる、などという手順で
じわじわと、国民を刺激しない程度の何気なさで進められていく
だろうと、知り合いの税理士が言っていました。

一度導入されてしまうと、国民のプライバシーは一切なくなり
すべてが国家という巨大官僚組織にまる裸にされる、ジョージ・
オーウェル(1903-1950)の小説「1984年」の世界が
現実のものとなります。

まだ、その恐ろしさを私たちは実感で理解できていません。
しかし、法制化されてしまってからでは、遅いのです。

これに対する有効な反論が、納税者側の利益を最優先に考える
現役の「闘う税理士」たちから挙がっています。

長くなるので、ここにはその論文のポイントの部分だけ
抜粋で紹介します。

(転載貼り付け始め)

●「消費税にゼロ税率導入の必要性 – 真の意味での“完全非課税”を実現するために –

神奈川会 益子良一
http://www.zsk.ne.jp/zeikei538/ronbun.html

(前 略)

・・・消費税税率引き上げによる消費税増税の風潮が高まる中で、
今後、逆進性を緩和するために、非課税範囲の拡大、あるいは軽減税率を
採用させる運動が巻き起こる可能性があるし、また、巻き起こさなければ
ならないといえよう。

しかし本稿では、消費税*3において非課税範囲の拡大は、必ずしも逆進性を
緩和することにはならず、真の意味で逆進性を緩和するためには、究極の
軽減税率であるゼロ税率を導入し、“完全非課税”を実現する必要性が
あることについて論述する。

(中 略)

例えば医療を例にとると、医療は、国民の生命や健康維持に直接関係
するので、患者負担を増やさない政策的配慮から、別表第1の中で、
“保険診療を含めた一定の医療費”について、「消費税を課さない」
と非課税にしている。

しかし消費税は、生産から流通に至る各段階で課税が行われるが、
「別表第1に掲げるものには、消費税を課さない」とする非課税の
条文構成では、(最終)消費者に提供した役務提供に対してのみ
消費税を課さないということとなる。

すなわち、消費税と保険診療の関係でいうと、非課税規定では、保険
診療を仮に1000円とすると、その1000円について、患者(消費者)から
消費税50円をとれないこととなる。

そうなると、医療機関が医薬品等を問屋から仕入れるとき等に負担した
消費税は、誰が負担することになるかであるが、非課税規定の仕組みでは、
仕入れ等で負担した消費税部分は、医療機関が“最終消費者”として
負担することとなる。

非課税規定では、保険診療を受けた患者(消費者)は、“消費税が
課されない”が、医療機関が保険診療を行うに当たり負担した消費税は
すべて医療機関が負担することとなり、その結果、医療機関は
最終消費者として“損税が生じる”こととなることから、医療機関の
犠牲のもとに逆進性を緩和していることとなる*4。

仮に、消費税率が二桁台になって、食料品など生活必需品を非課税に
すると、消費税の逆進性を緩和するのに、医療機関のように、流通過程の
どこか(通常は零細な小売業者)の犠牲のもとでの緩和措置となり、
租税制度として好ましい方法ではないといえよう。

(中 略)

消費税を生命(いのち)に係わること、あるいは、生活必需品に
課すことを回避し、“完全非課税”を実現するためには、消費税の
仕組みからして、ゼロ税率を導入するしか方法はない*6。

ゼロ税率とは、課税資産の譲渡等の対価ではあるが非課税としないで、
標準税率に対する究極の軽減税率として、税率をゼロパーセントに
することである。

ゼロ税率を採用すると、消費税は課税されるが、消費税の税率が
ゼロパーセントなので、課税標準額に対する消費税(0%)から、
当該課税期間中に国内において行った課税仕入れに係る消費税額を
控除することができる。

先ほどの医療機関と患者(消費者)の関係で考えてみよう。
医療機関の課税標準は保険診療1000円で、患者の消費税負担額は0円
(保険診療1000円×0%)となる。

患者に消費税の負担が生じないのは、現行の非課税と同じである。

しかしゼロ税率では、その後の処理として、医療機関は、消費税の
申告をすれば、製薬会社から問屋へと、生産から流通過程の各段階で
課された課税仕入れに係る消費税の累積額を控除することができ、
その結果、医療機関に最終消費者としての消費税負担は生じない
こととなる。

(中 略)

費税税率引き上げによる増税路線の動きが着々と進む中で、
消費税廃止の運動だけではなく、中小零細企業の犠牲によらず
逆進性を緩和する運動を展開する必要性もある。

その運動の一つとして、究極の軽減税率であるゼロ税率の導入は、
消費税導入とともに廃止された物品税と同じような個別消費税化に
繋がり、消費税を廃止するに等しい経済的効果をもたらすといえよう。 

消費税増税が言われている今こそ、医療を含めた生活必需品について、
「完全非課税」を実現できるゼロ税率=免税制度の要求運動にも
取り組む必要があると考える。

(転載貼り付け終わり)

消費税増税の議論だけに惑わされてはいけません。その裏側に
ピタッと抱き合わせで埋め込まれている、「社会保障・税共通番号」
の導入という、「国民(納税者)背番号制」の実現をこそ、
いま私たち国民が声をあげて、政治家を動かし、断固として
阻止しなければなりません。

根尾知史拝

野田リベイル 明子 投稿日:2012/01/27 15:23

【758】[847]支出をしぼるどころか・・

長年に渡り、国民に伝えるべき情報や真実を伝えず、アメリカの御用機関となり果てた末に、良識ある国民から見捨てられ、売上部数を堅調に減らしてきた大新聞会社。このままジリ貧になって、早く世から消えればいいものを、まだ裏から手をまわして姑息な手段で、血税にたかろうとしている。
以下を偶然目にしてしまったが、あきれてモノが言えない。以下の記事の中の、1つ1つの文章、1つ1つの言葉に、大きな欺瞞が含まれている。

<以下引用>
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120127-00000086-yom-soci
学校図書館を新聞で活性、購読費を国が予算化
読売新聞 1月27日(金)1時26分配信

 言語活動の充実を求める新しい学習指導要領の実施で、学校図書館を活性化させる動きが始まっている。

 国は来年度から全小中学校の図書館に新聞を届け、司書の配置拡大も後押しする。新聞と司書教諭らが、相乗効果を挙げた学校も現れている。

 相模原市の鵜野森中学校の図書室には、1日約50人の生徒が本を借りに来る。「貸し出しや返却の受け付けで忙しくて、好きな野球関係の本も読む時間もない」と、広報委員長の2年生。放課後も10人以上が集まり、司書と談笑していた。

 図書室のショーケースに、最近の新聞記事が展示されていた。なでしこジャパンの記事から、内閣改造、遺跡まで10本以上。なでしこの記事には、沢穂希選手を紹介した本を添えてある。非常勤の司書が週2回以上、記事を替えている。

 「新聞には、面白い記事が載っているというのを知ってもらい、ニュースに関連した本に興味を持ってもらうためです」と、司書教諭。

 総合学習、国語、社会、理科から美術まで、ほぼ毎日、図書室で授業がある。放射能、地震関連の本や東日本大震災後の新聞や縮刷版も用意されている。

 指導要領には「新聞の活用」が盛り込まれたが、文部科学省によると、図書館に新聞がある学校は2010年に、小学校で約17%、中学校で約15%にとどまる。

 このため、文科省は12年度から始める「学校図書館図書整備5か年計画」などで、全国のすべての小中学校と特別支援学校に新聞1紙を置く予算(年15億円)を確保した。
<引用終わり>

今や子供たちに読ませるような価値のある記事はほとんどなく、連日アメリカと役所のプロパガンダ機関であることの確認と笑い話のネタ程度の情報しか提供していないようなものを、「面白い記事が載っている」とか「指導要領には『新聞の活用』」とか、これを書いた人間は正気なのか?と思わされる。
こんなものを「すべての小中学校と特別支援学校に置かねばならない」と考えるのは、売上低迷にあえぎ、今や瀕死状態の大新聞会社以外に、何があろう??こんなくだらないことに、年間15億円(!!)もの予算を割くほど、この国の財政には余裕があるのか?あったのか!?

なぜ、こういう新聞業界からの働きかけには応じるのだ?
こういう意味不明の予算が次々と確保され、官僚の利権は温存されたまま、どのツラ下げて増税を叫ぶ、ノダよ、勝よ!!
(あぁ、やっぱりこの愚総理との「同姓ハラスメント」は耐え難い・・・。)

ティアレ 投稿日:2012/01/27 12:55

【757】[845]『日本永久占領』を読んで

高校生の頃から小室さんの本を愛読していましたが、一昨年暮れ小室直樹さんが亡くなり、初めて小室さんが何者かネットで知り衝撃を受けました。その衝撃のままこの道場に入らせていただきました。
先日やっと5冊読み終えましたので、初めて投稿させていただきます。

日米関係の本を読ませていただきましたが、その中で副島先生が衝撃を受けられたという片岡鉄哉著『さらば吉田茂』を早速読みました。アルファ文庫からの改訂増補版も絶版になっており、古書で入手しました。
ここに書いている事は本当なのだろうか?と思いながらも昨年読んだ『天皇とワシントンを結んだ男―「パケナム日記」が語る日本占領』 (青木 冨貴子 ) で明らかにされた事実と重なり、占領時の米国の内部矛盾、日本の必死な様相が現実のものとして迫ってきました。
これを読めば日本の戦後が理解できる、という副島先生の言われる通りのように思います。
まだ一読しかしていませんので、何度も読みたいと思います。

私は、デモクラシーに対峙するテオクラシーとしての天皇制を支持するものですが、なぜ吉田茂は天皇を守ったのかよくわかりません。
その代償が現在の歪んだ日米同盟という事でしょうか?

まだまだ読み進んで行きたいと思います。

岸 圭介 投稿日:2012/01/27 10:49

【756】[844]貿易収支赤字の原因は?

2011年度の貿易収支の赤字の原因は、火力発電用燃料の輸入の増加にあるとする論説が以下のようにあります。本当に、火力発電用燃料の輸入の増加が貿易収支に影響を与えているのかを調べてみました。原発は必要キャンペーンの1つなのでは?と思ったからです。

財務省の資料(http://www.customs.go.jp/toukei/shinbun/trade-st/2011/2011_114.pdf)によると、昨年に比べて、輸出が1.85兆円減少、輸入が7.28兆円増加しています。輸入の増減寄与度が高いのは、1位 原粗油、2位 液化天然ガスです。
原粗油は、輸入量-2.7%、輸入金額+21.3%。金額で2.00兆円増えています。
液化天然ガスは、輸入量+12.2%、輸入額+37.5%。金額で1.30兆円増えています。
確かに、輸入増加7.28兆円のうち、この2品目で3.30兆円ですから、貿易収支に大きな影響を与えていますが、原粗油の輸入量はマイナスだし、液化天然ガスも価格上昇がなければ、+0.42兆円にしかなりません。ということは、輸入増加に一番影響しているのは、原粗油価格と液化天然ガス価格の上昇ということになります。

資源高と円高の影響ですから、原発の稼働停止の影響ではありません。

(以下 引用)

輸入は原粗油、液化天然ガス(LNG)などの増加で同12.0%増の68兆0474億円。2年連続で増加した。原油価格の高止まりや原発の稼働停止で、火力発電所向け液化天然ガスの需要が影響した。(朝日)
東日本大震災や円高などで輸出が落ち込む一方、原子力発電所事故を受け、火力発電に使う液化天然ガス(LNG)の輸入量が大幅増となったことなどが要因だ。(読売)
歴史的な円高に加え東日本大震災などの影響で輸出が落ち込んだ一方、東京電力福島第1原発事故に伴い火力発電向け燃料の輸入が大きく膨らんだ。(毎日)

東日本大震災や円高、海外景気の低迷で輸出が減少する一方、原子力発電所の停止で、火力発電用燃料などの輸入が増加した。(産経)

東日本大震災後の部品不足が輸出の足かせとなったほか、欧州債務危機や円高も輸出を下押しした。一方、輸入は火力発電用の燃料が増加。輸入の高止まりで、貿易赤字が定着する可能性もある。(日経)

一方で、福島第1原発の事故を受けて、火力発電用の燃料の輸入が大幅に増えたことなどから、輸入額は12%増加し、68兆0,474億円となった。(FNN)

東日本大震災の影響で自動車などの輸出が落ち込んだ一方で、火力発電所の燃料となる液化天然ガスなどの輸入が大幅に増えたことから2兆4927億円の赤字となり、31年ぶりの貿易赤字となりました。(NHK)

東日本大震災や円高の影響で輸出が落ち込む一方、東京電力福島第1原発事故後の全国的な原発停止の影響で、火力発電用の燃料輸入が急増した。(時事ドットコム)

書生1 投稿日:2012/01/26 21:03

【755】[843]初めましてのご挨拶。

このたび、「副島隆彦を囲む会」の学生会員になりました、ハンドル・ネーム「書生1」と申します。現在、現役の大学生です。

2010年の10月頃から副島先生の著作を拝読するようになり、現在に至ります。金融経済関連の本の他、政治思想に関する本などを購読して、真実派言論人としての副島隆彦先生のご活躍を応援したく思い、入会しました。

私が現在、最も関心を持っているのは、アメリカのロン・ポール連邦下院議員が代表するリバータリアン派の政治家と知識人たちによる反エスタブリッシュメント運動です。
リバータリアンという人たちがどういう人たちなのか、副島先生の本や佐藤研一朗さんが翻訳したロン・ポール氏の本を読んで少しは知識が入りましたが、完全には理解出来ていません。
私がリバータリアンについて理解しているのは
・小さな政府派
・対外国的にはアイソレーショニストと同様、不干渉主義
・税金に対してはサプライサイダー派と同様、減税派
・リバータリアンが最も優先するのは市場の原理
・個人主義的自由を尊重する政治思想であり経済思想
・リバータリアニズムの源流はジェミリー・ベンサムのベンサマイト
・法思想的にはポジティブ・ロー(人定法)派
などです。間違いがあったら指摘して下さい。

まだまだ俄か仕込みの知識量しかありませんが、これから学問道場で諸々の世界の真実を学んでゆくつもりです。
どうぞ、ご指導のほど宜しくお願い申し上げます。

副島隆彦 投稿日:2012/01/23 09:21

【754】[842]平野貞夫氏を強く支持して、謀略、違法の裁判官たちを弾劾(だんがい)裁判に架けるべきである。

副島隆彦です。  元参議院議員で、法制、立法にものすごく詳しい(当然です。長く 衆議院に勤めていたから)平野貞夫(ひらのさだお)氏が、ついに意を決して、 私たちの優れた指導者(国民政治家)である小沢一郎への、悪逆非道(あくぎゃくひどう)の限りを尽くす 、謀略・違法攻撃を仕掛ける、今や自分たち自身が、犯罪者集団である法務省官僚 ”赤レンガ組”だけでなく、 同じく 共謀者となっている 裁判官たち に対しても、 「弾劾(だんがい)裁判にかけるべきだ」という 訴追請求を行いました。

 私は、平野貞夫氏らの「日本一新の会」のの闘いを強く支持して、これに共感し共同歩調を取って、私たち学問道場も、小沢一郎と秘書たち、大久保隆規(おおくぼたかのり秘書、池田光智(いけだみつとも)秘書、石川知裕(ともひろ)現衆議院議員、そして小沢派の政治家たちを、逮捕し犯罪者として裁判に掛け、葬り去ろうとする、極悪人の 勢力との戦いを、今後も挫(くじけることなく意気盛んに続けてゆくことを深く誓いたいと思います。

 私、副島隆彦 の 「犯罪者集団・法務省”赤レンガ組”に対する闘い」は、もう少ししてから、報告します。 今日は、平野貞夫さんの 果敢な闘いへの 連帯と共感を表して、 以下に、 平野氏たちの 訴追請求状と  声明文を 転載します。  副島隆彦拝

(転載貼り付け始め)

『平野貞夫氏の登石(といし)元裁判長(へ)の訴追請求状』 日本一新の会メルマガから

 <メルマガ・日本一新第84号>

◎「日本一新運動」の原点―91

               日本一新の会代表 平野 貞夫

 (2012年)1月12日(木)に、東京地方裁判所の登石裁判官に対する、「訴追請求状」を裁判官訴追委員会(さいばんかんそついいいんかい)に郵送した後、自宅でサンデー毎日のインタビューを受けている最中に小沢さんから電話があった。「登石裁判官を告発したんだって!」と驚いていた。

 丁度同じ日に「健全な法治国家のために声をあげる市民の会」(代表・八木啓代氏)が、石川議員の調書を捏造した田代検事・他を「検察庁の一連の組織的犯行」として、最高検に告発し、それを誰かが誤って報告したのが原因らしい。

 取材で、サンデー毎日の記者が私をしきりに攻めたてたのは、4月に予定されている小沢さんの判決が「有罪か、無罪か、その割合はどうか」という質問であった。「そんな質問に答える立場にない」と断って次のように話したが、その部分は記事にならなかった。しかし、大事なことなので「メルマガ・日本一新」ではしっかり説明しておきたい。

 まず第1点は、「小沢問題」は麻生政権の「政治捜査(せいじそうさ)」で始まった事件であることだ。従って、東京地裁の判決は「政治判決(せいじさいばん)」となる可能性を排除できない。何故なら、憲法に基づいて「法と証拠」による判決を行えば、「政治捜査」であることが国民の前に明らかとなるからだ。

 第2点は、現在の法務省・検察・裁判所の劣化は驚くべき実態である。「小沢裁判」でそれが露呈し始めた。裁判所の裏金づくりなどの話は、元高裁判事の 生田暉雄(いくたてるお)氏の 『裁判が日本を変える』(日本評論社)で、国民が知るようになった。

 これから司法府の腐敗がさまざまな形で吹き出る可能性がある。従って「小沢裁判」で少し正常化させ、被害を最小限としておこういう心理が働く可能性もある、というのが私の見方だ。

 登石(といし)裁判官の訴追請求を行った理由は、私自身の反省が第一である。私は 「検察審査会法(けんさつしんさいかい)の改悪」には関係していなかったが、裁判員制度・法科大学院制度、一連の米国化した商法改正、そして悪名高い「盗聴法(とうちょうほう)」等々の成立に協力してきた自分自身の『非行』を猛省してのことである。

 西松建設事件から始まる一連の「小沢排除の捜査と裁判」は、自民党の麻生(あそう)政権から始まって、民主党・菅政権に司法官僚によって引き継がれたものといえる。ここに問題の本質がある。さらに巨大メディアがそれを煽動しているという実態が、野田政権でも営々と続いていると私は見ている。この底知れぬ流れの中に、現在わが国のあらゆる部分を劣化させた「悪性の癌」が潜んでいると思う。

 私が叫びたいのは、日本を支配しているのは、必ずしも財務官僚だけではない。実は財務官僚 も恐れる集団 があるのだ。それは司法試験という最も難解な試験に合格した人たちでつくられたものである。勿論、その人たちの中には、人々のために自分を犠牲として生きている人たちが多くいることも承知している。しかし、財務官僚をも支配するというか、コラボレーションして、わが国を統治支配しようとする「検察官僚」の存在である。

 法務省に、100人を超える検事をいれ、最高裁事務総局に約30%の迂回検事(うかいけんじ)がいて、内閣法制局を通じて、司法と行政を支配している実態を、国会議員はなんと考えるか。

 それに加えて、最近各党の弁護士国会議員が増加している。それは決して悪いことではない。立派に職責を果たしている弁護士・政治家を何人か私は知っている。しかし、民主党政権となって、弁護士・政治家が高い権力の地位に就くようになってこの方、国政に多くの障害が出ていることも事実である。

 私が参議院議員として約11年間、法務委員会に所属していたのは、国家社会の正義を担保するのは、司法界にあるという強い思いであった。そのため、司法に関わる人材の養成、人間としての常識と誠実を持つための改革を志したのだ。この部分の腐敗と劣化が、今日の悲劇であるという憤りが、訴追請求の真意である。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

訴 追 請 求 状(写)

平成24年1月12日

裁判官訴追委員会御中

                郵便番号 ***-****
                住  所 千葉県柏市
                     ********
                氏  名 平野 貞夫
                電  話 ***-****

 下記の裁判官について弾劾による罷免の事由があると思われる
ので、罷免の訴追を求める。

                記

1 罷免の訴追を求める裁判官
  所属裁判所   東京地方裁判所
  裁判官の氏名  登石郁朗(といしいくお)裁判官

2 訴追請求の事由
  (総論)

 上記 登石裁判官は、平成23年9月26日、自分が裁判長として担当した事件、『平成21年(特わ)第517及び平成22年(特わ)第195号、政治資金規正法違反被告事件』の判決において、法治国家たるわが国の憲法、刑事法規等の基本理念を否定するだけでなく、人類が営々として築き上げた基本的人権という条理を冒涜する、異常な心理状態で判示したものである。

 多くの常識を持つ国民から、登石裁判官の精神状態は異常と危惧した意見が噴出し、これでは民主社会の正義も国民の安穏も維持できないと、「裁判官の暴走」に厳しい批判が続出した。

 裁判官にとっての職務上の最大の義務は「憲法の遵守」である。登石裁判官は憲法に対する職務を著しく怠っただけでなく、憲法原理さえも冒涜したものである。このことは、裁判官としての威信を著しく失わせただけでなく、司法の権威と信頼を失脚させた。

これは裁判官としての非行に止まらず、、人間としての非行に値する。これを非行といわずに何を非行というのか。

 登石裁判官は、この「裁判官の暴走」といわれる異常判決を代表する裁判長たる司法官である。その適格性や資質に重大な欠陥があり、弾劾裁判によって罷免すべきである。

(代表的問題点の指摘)

(1)前記政治資金規正法違反被告事件は、平成21年3月3日の大久保秘書逮捕の西松建設事件から始まる。これは民主党への政権交代を阻止するため当時の麻生政権が政治謀略として、小沢民主党代表を政界から排除しようとして仕組んだ事件である。

 私自身、その傍証をもっている。大久保秘書逮捕の2日前の3月1日、当時の森英介(もりえいすけ)法務大臣 から直接、「小沢代表は、平成時代になってから日本の政治を崩壊させた悪い政治家である」等の暴言を聞かされ、何か事件的なものが起こりそうな予感があった。

その後、森法務大臣と親しく、私の友人でもある財界人から「森法務大臣が、大久保秘書逮捕は私が指示したと内輪の会合で聞いた」との情報を知らされた。また、政府高官が同じ政治資金規正法問題を抱えた数人の国会議員について「自民党には波及しない」と発言して問題となった。

 故に、これらの事件は捏造された政治捜査である。これらの点を私はテレビや著書などで問題の提起を行ったが、裁判では一切採り上げなかった。これらは、議会民主政治の根幹を問う問題であり、登石裁判官は著しく職務を怠ったといえる。

(2)平成23年12月16日、小沢一郎氏の強制起訴に係る陸山会事件の東京地裁公判に証人として出廷した元検事・前田恒彦(まえだつねひこ)氏は、東京地検特捜部に応援入りしたときの状況について、次の趣旨の証言を行った。

 「陸山会(りくざんがい)事件の捜査で検察のやり方は問題があった。・・・主任検事から『この件は特捜部と小沢の全面戦争だ。小沢をあげられなければ特捜の負けだ・・・』といわれた。当時問題となっていた4億円について、(検察内部では)5千万円は水谷(みずたに)建設、1億円は○○建設などと筋を描いていた。 

 現場を追いかけている担当検事らは、裏金の話を聞き出せないと感じた。・・・4億円が企業からと妄想する人もいたが、正直ついて行けなかった。○○検事も『石川さんの5千万円の裏金の事実はないんじゃないか』と言っていた。

 副部長検事も『おそらくない』という認識だった。・・・この事件で、捜査体勢が、途中でものすごく拡充された。『業者班』の捜査員を増やした。でも調書がないでしょう。裏金を渡しているという、検察の想定と違う取り調べ内容は証拠化せず、メモにしていた。」 
 
 この前田元検事の証言は、(1)で述べた私の主張を証明するものである。これらの捜査段階の空恐ろしい実態は、裁判の審理で究明されるべき問題であった。それがなされなかったことは、裁判の公正さを著しく毀損した。

 昭和9年のいわゆる「帝国人絹(ていこくじんけん。ていじん)事件」は、当時の東京地方裁判所が公正な審理を行い、軍部と司法省首脳が内閣の倒壊を図るために仕組んだ検察ファッショであることを明らかにし、被告全員を無罪とする歴史に残る判決を行った。

 ところが、今回の登石裁判官による判決は、前田元検事の証言が示唆するように、政治捜査であり、検察側の議会民主政治を抹殺する狂気の捜査を糾弾すべき立場にありながら、その問題の検察調書(けんさつちょうしょ)をも逸脱して、裁判官が憶測、さらには妄想と思われるものまで推認で断定した。

 これらのことは、裁判官の暴走として多くの国民を不安のどん底に陥れた。司法の権威を陥れた責任は重大である。

(3) 判決の代表的問題点は2つある。第1は、西松建設(にしまつけんせつ)事件の背景事情として、東北地方の公共事業での受注決定の際、大久保秘書が業者を決める『天の声』を出す役割を担い、ゼネコンから多額の献金を受け入れる窓口だった、との部分である。

 第2 は、陸山会事件の背景事情として、小沢氏の地元の「胆沢(いさわ)ダム建設工事」受注に絡み、水谷建設から04年10月に石川知裕(いしかわともひろ)被告に、翌05年4月には 大久保被告に、それぞれ5千万円が渡ったと推論した上で、

 陸山会の土地購入の原資となった小沢氏からの借入金「4億円」について、原資が証拠上明らかであるにも拘わらず、原資不明と妄想し、4億円での土地取得が発覚すれば、裏献金や企業と癒着した資金集めの実態が明るみに出る可能性があるために隠蔽した、と推認した部分である。

 両件とも証拠はなく、中には検察調書によらず、憶測、推論、妄想ともいえる心理状態で判決したものもある。これが裁判所の判決として通用するなら刑事裁判を行う意味はない。憲法で保障される裁判を受ける権利とは何か。 憲法に保障されている「推定無罪、罪罰法定主義、証拠中心主義」のすべてを冒涜(ぼうとく)して、

 裁判官の恣意的(しいてき)価値観によって、特定のストーリーを予め描いた上の判決といえる。従って、登石(といし)裁判長の憲法に対する理解度が正気でないことは明らかであり、裁判官としても資質に著しく欠けるといえる。裁判官の「自由心証主義(じゆうしんしょうしゅぎ)」とは絶対的なものではない。

 憲法の原理や規定の範囲で存在するものである。登石裁判官が、何故「裁判官の暴走」と言われることを行ったのか、この点の究明も必要である。精神状況の異常さによるものか否かの判定は、裁判官訴追委員会の責任において究明すべき問題である。そのための訴追請求でもある。

(結び)

 個人的なことだが、私は平成3年7月から同16年7月まで、参議院議員であった。平成4年から約11年間、長期にわたって法務委員会に所属し、その間集中して行われた司法改革に全力を尽くしてきた。今日の検察と裁判所の暴走と劣化を見るに、慚愧(ざんき)に堪えない。司法制度の改革に関わった私が裁判官の訴追請求を行うことは、自己の反省を含め身を切る思いの決断であった。

 本訴追請求 が訴追委員会において、仮に不問に付されるとすれば、登石裁判官は憲法上の的確な資質を公認されることになる。

 となると、重大な問題が起きることについて是非とも触れておかねばならない。まず、「裁判官の暴走」といわれる異常な判決が特定の目的をもって行われたという疑惑である。

 すなわち、平成23年10月6日から、東京地方裁判所で始まった小沢一郎氏が検察審査会(けんさつしんさかい)の強制起訴による裁判を、有罪に誘導するための政治判決となる。

 そもそも、小沢一郎氏に関わる「西松建設事件および陸山会事件」を強制捜査したこと自体が、前述したとおり、議会民主政治を破壊する政治捜査であった。検察が総力を挙げて約1年半の時間と巨額な税金を使って起訴できなかった事件を、政治権力と司法権力が癒着して、検察審査会を利用しながら強制起訴(きょうせいきそ)とした疑惑が生じている。

 「強制起訴」された小沢一郎氏の東京地方裁判所での公判で、証人として出頭した田代(たしろ)検事(石川知裕被告の取調担当)が、虚偽の捜査報告書(そうさほうこくしょ)を提出していたことである。

 それが強制起訴に対し、大きな影響を与えたことが判明し、これが組織的に行われた可能性がある。私は「小沢問題」は国家権力が複合して捏造した「権力犯罪」だと推認している。

 しかし、現在の衆参両院議員の多くは、与野党に渡ってそのような認識をしていない。もし、登石裁判官の判決が判例として定着するとなると、検察が起訴しなくても、裁判官が証拠もなく、推認で判断すれば、政治家を犯罪人に仕立てたり、政治生命を失わせることが可能となる。

 いわゆる「小沢問題」は、国民主権に基づく議会民主政治が、わが国で維持できるか否かの瀬戸際といえる。

 さらに、登石判決を正当として支持する法曹界の一部の人たちの主張によると、近年に世界の主流となった「法廷中心主義」の影響とのこと。裁判ですべてを決めていくという米国流の司法手続きがわが国でも主流になったとの論である。

 確かに裁判員制度など、米国の司法制度を導入した部分もあるが、憲法や刑事法規が規定する「推定無罪・罪罰法定主義・証拠中心主義」などは遵守(じゅんしゅ)されなければならない。それが司法手続きの基本である。

 若(も)し、米国流の法定中心主義に改めるとするなら、それは国会における立法によって改めことが議会民主政治であり、検察や裁判所の恣意で変更できることでは断じてない。

 要するに、国会が本来の役割を果たしていないからこのような事態となったのである。国会議員の多くが、議会民主政治の本旨について無知、無感覚であることが原因である。現在のわが国の統治機構(とうちきこう)、特に司法府はきわめて危機状況である。

 難しい司法試験に合格した代わりに、人間性や常識を失ってロボット化した人間たちが、立身出世で拝金という価値観にとりつかれ、精神や心理状況を著しく異常化させて、司法界という特殊な世界で人間性や常識を捨て蠢いているのである。私が参議院議員として担った司法改革は、司法界で活躍する人材に、人間性を回復させることであった。
 
登石裁判官の判決は司法改革に逆流した典型といえる。

               記

  裁判所名:東京地方裁判所刑事第17部
  事件番号:平成21年(特わ)第517号及び
       平成22年(特わ)第195号
  当事者名:被告 石川知裕衆議院議員、
       池田光智及び大久保隆規元秘書
  代理人名:木下貴司、高橋司、吉田美穂子弁護士他
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
事務局雑話

 サンデー毎日の「小沢裁判『推認有罪』の確率」は是非ともお手にとって読んで頂きたい。「司法の浄化は、国会でなければできません。小沢鋭仁(おざわさきひと)委員長に言いたい。訴追委員会に私を呼んで欲しい」と、後期高齢者 の平野代表が絶叫しているので、与野党を問わず、心ある国会議員に届くことを期待したい。

 またぞろ「小沢氏の証人喚問を!」と、ミゾの切れたレコードの真似事を繰り返している「健全野党」という仮面をかぶった政党もある。が、「小沢問題」は、良心に照らして国家を担うすべての国会議員に共通する課題であることに一日も早く気づいて欲しい。

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。 平野先生、先頭で頑張ってください。私たちが後(あと)に続きます。

副島隆彦拝

吉見 おさむ 投稿日:2012/01/20 05:43

【753】[841]福島本部活動日誌です57

(転載始め)
2012年1月13日の日誌です。

今日の最低気温はマイナス10度でした。
寒すぎて寝られませんでした。
朝は粉雪が舞っていました。

早朝に外風呂に入ってみました。
意外と入れました。出るときに寒いのは仕方が無いです。

昼食は、ジェノベーゼのスパゲッティを馬鹿の様に大量に食べました。
腹の中がパンパンでした。

洗濯をしました。

午前11時に大家さんの奥さんが来ました。
ここはいつまで借りることになりそうか、と何気なく訊かれました。
食べないカップ麺とドッグフードを差し上げました。

夕食は、味噌汁の残り、ご飯、納豆、南瓜のスープの残りにレトルトカレーを入れて煮立たせたもの、チンゲン菜を炒めただけのもの、でした。

(転載終わり)

(転載始め)

2012年1月14日の日誌です。
なんだか変なので早めに報告します。

今日は、午後6時半にある街の放送で、各地の放射線量についての報告がありませんでした。
水道水についての報告はあったのですが、古道「だけについて安全」、つまり他の調査場所の報告が無い、水道水の安心を知らせる報告でした。
なお、福島県立医大が行っている健康調査についての放送もありました。

気になったので、外の放射線量を測ってみたのですが、ここ最近0.4μSv/h弱だったのが、0.55μSv/hに上がっていました。

6月頃がこれ位の値でした。

(転載終わり)

(転載始め)
2012年1月15日の日誌です。

朝食として、ご飯、納豆、味噌汁、茄子を焼いてジェノベーゼのソースを乗せただけのもの、白菜と牛肉を乾煎りして塩胡椒したもの、を食べました。

朝食後に、余っている食材を食べる一歩手前にしました。
ほうれん草、牛肉、もやし、チンゲン菜を、個別に炒めただけのもの、を処理しました。

夕食は、ご飯、納豆、残っている味噌汁、ヨーグルト、でした。
味噌汁は10日以上前の、由緒正しい食べ物(汗)になってきました。

16日午前1時に外の空間線量を測って見ましたが、0.44μSv/hでした。
昨日がなぜ高かったのか、わかりません。

ここ10日はあまり買い物をしていないので、気分が良いです。

(転載終わり)

(転載始め)
2012年1月16日の日誌です。

燃えるゴミを大量に出しました。
マイナス5度の中のゴミ出しは、結構堪えました。

午前中は、タンクローリー車が、検問所方面から来て288号線を帰っていくことが多かったです。

JAの倉庫に干草が搬入されていました。

昼食は、韮と人参入りの焼そばでした。

夕食は、余っている味噌汁に蕎麦を茹でて入れたもの、でした。
とても不味かったです。

広野へ電車で行ってみようと思っていたのですが、日帰りは相当に厳しいことがわかりました。
東京に東北本線を使って出るのと時間が変わりません。
いわきで安く泊まれるビジネスホテルを物色中ですが、5000円くらいはどうしてもするので、二の足を踏んでいます。
但し、南相馬は更に厳しそうです。(福島駅東口から原ノ町駅まで1500円のバスで行けるのですが・・・)

(転載終わり)

吉見 おさむ 投稿日:2012/01/20 05:39

【752】[840]福島本部活動日誌です56

(転載始め)

2012年1月7日の日誌です。

午前8時に先生と起きて、布団を干しました。

朝食を用意しました。
ご飯、納豆、味噌汁、サラダ菜、でした。

金の決済など、雑務を済ませました。

写真と音声データを、外付けのハードディスクにバックアップしました。

夕食は、期限切れのラーメンに残った鍋の具を投げ込んで食べました。
安定して不味かったです。

(転載終わり)

(転載始め)
2012年1月8日、9日、10日の日誌です。

3日続けて体育館に作業員と思われる人が来ていました。
警戒の人が動き回っていて、写真は上手く撮れませんでした。

髪を坊主にしました。

駄目になりかけの食材を食べられる手前の状態にしました。
麻婆豆腐、南瓜のスープ、油揚げを炙って豆苗をのせたもの、白菜と牛肉を煮込んで味は付けていないもの、チンゲン菜と大和芋を炒めただけのもの、ができました。
・・・でも、どれひとつとして食べていません。

出来ればもう一度、いわき市と広野のジェイビレッジに写真を撮りに行きたいなぁ・・・と、唐突に思いました。
後日、電車で行ってみようかと思います。広野までは電車が通っています。
南相馬市の海岸はどうなっているのかも、今は気になっています。
津波の被害を受けた海岸を写真で撮るだけで、ちゃんとした記録になることを、6月時点で気づいていなかったことが悔やまれます。

ようやく1月1日の日誌を書けました。でも、出来には不満足です。

9日の午前10時に、Yさんの奥さんが様子を見に来ました。

10日午後3時、大家さんの家に挨拶もかねてレトルトのカレーなどを持っていったのですが、留守でした。

(転載終わり)

(転載始め)

2012年1月11日の日誌です。

朝、野村證券のニューズを条件反射的に見てしまいました。
そのせいでゴミ出しを忘れました・・・。

今日は一日眠くて、何もしないでしまいました。
最高気温が氷点下なので、上手く体が対応していません。
明日の気温の予報は、最低気温がマイナス8度です。結構怖いです・・・。

夕食は、ラーメンの残り、南瓜のスープ、味噌汁の残り、でした。
南瓜のスープが上手く出来たので、一寸だけ嬉しいです。

グーグル・アースを使って、ここから288号線を使って原発に向かう道を見てみました。
山を一つ越えて200メートル上がった後に、標高550メートル前後が暫く続いた後、玉ノ湯温泉付近で一気に400メートル下がる道でした。
やっぱり阿武隈高地は厳しいです。

トイレの水が凍っていました。

最近のアニメとゲームは、大学生を描いたものを観る機会があり、新鮮です。
ずっと高校生を描いたものが多かったので、なんだか変な気分です。

(転載終わり)

(転載始め)
2012年1月12日の日誌です。

レシートの整理をしました。

邪魔な雪を少しですが退かしました。
建物の裏の方は日光が当たらないので、雪融けが非常に悪いです。

自動車のエンジンを10分動かしました。

体育館には今日も、作業員と思われる人が来ていました。

HISのサイトに『東北ボランティアツアー』というものがあって、こういう需要があることに驚きました。
http://bus.his-j.com/T8.php?jcd=11&dept_area_cd=KT&tour_cd=TK-FTB0223-3

午後9時から13日午前4時までしていたツイッターで、エロゲの理解でさえも、中国の人2人に負けてしまいました。
エロゲでさえ負けてしまうと、ちょっと、勝てるものが無くなってしまいます・・・。

(転載終わり)

いつかは中国産の面白いアニメを日本で見たいと思っている私でさえ、なにによって中国に負けないでいるべきなのか、段々分からなくなってきました・・・。

吉見 おさむ 投稿日:2012/01/20 05:30

【751】[839]福島本部活動日誌です55

(転載始め)

2012年1月3日の日誌です。

昼食は、昨日のAさんが作った野菜炒めの残り、納豆、ご飯、鍋、でした。

中田先生は午後4時半に帰りました。
持ってきた本を読みきってしまったので、やることがなくなってしまったそうです。

午後7時、Kさんから電話が来ました。明日、都路の事務所に来て泊まるそうです。

更に大広間を整理しました。
取っておいた8月からの新聞は、破棄することになってしまいそうです。
同時に、PCの配置を大きく変えました。

(転載終わり)

(転載始め)

2012年1月4日の日誌です。

布団を干しました。

Kさんが午前11時に来ました。
鳩サブレと餅を頂きました。

Kさんを、検問所、都路中学校、古道小学校、古道体育館、船引の仮設住宅、の順で案内しました。
体育館のなかには、人が一人いました。

仮設住宅は、生協の車が丁度帰るところでした。

なお、船引の仮設住宅にも、奥には車椅子で上がれる住宅がありました。訂正します。

帰り道で、ダイユーエイトとリオンドールで、食料品を買い込みました。

一度事務所に戻って、食料品をしまった後、かわうちの湯に行きました。
かわうちの湯は、先日にAさんが行った時に気づいたのですが、牛乳のパックが無くなっていました。

(転載終わり)

(転載始め)

2012年1月5日の日誌です。

朝、ゴミを大量に捨てに行きました。

Kさんが、酒粕の味噌汁を作りました。

午前11時、Tさんが来ました。

庭匠さんのところに挨拶に行きました。

正午ごろ、副島先生とFLASH(光文社)のIさん、それとカメラマンの人が来ました。
事務所の正面と検問所で写真を撮影しました。


検問所前の積算線量計は、12月12日から1月4日まで計って、0.43mSvと書いてありました。

午後3時から、酒を飲みだしました。
午後4時にKさんが来ました。
午後6時、近くのガソリンスタンドのWさんが来ました。
先生と暫く話していました。
焼きそば等をお出ししました。

(転載終わり)

(転載始め)

2012年1月6日の日誌です。

午前0時、外の風呂に入りました。非常に寒かったです。

午前2時、皆が酒を飲んだ後の片づけをして、皿を洗いました。
夏に比べれば、全然マシでした。

T先生は午前7時半くらいに帰ったようです。私は寝ていました。

朝食は、ご飯、納豆、昨日と同じ酒粕の味噌汁、卵焼き、でした。
私は食べませんでした。といいますか、寝ていました。私が起きたのは9時でした。

午前10時、都路に住んでいる人が三人、先生の話を聞きに来ました。
2時間ほど、話して帰っていきました。

午後4時、KさんとKさんは帰りました。

夕食は残っていたもので、ご飯、納豆、ブリ大根、味噌汁、鶏の手羽、サンチュ、でした。

先生は一階のソファーで、9時に寝ました。

(転載終わり)

吉見 おさむ 投稿日:2012/01/20 05:23

【750】[838]福島本部活動日誌です54

以下に、MLに投稿した内容を転載します。

(転載始め)

2012年1月1日の日誌です。
12月31日の日誌もそうですが、情報量が多すぎて、かなり書き忘れた、もしくは忘れてしまった情報が多いです。

Yさんの家に、Kさんから頂いた食品類を持って、挨拶に行きました。

庭匠さんの家に、矢吹さんの所と同様に挨拶に行きました。
その際、正月の午前中にタイヤの交換に来ると伝えられました。

大広間の片付けをしました。

午前11時40分、庭匠さんと息子さんが来たのですが、ホイールのサイズが合わず、明日の午後に交換することになりました。

午後1時、国道399号線を使って、いわきに向かって出発しました。
スタッドレスタイヤではなかったので、大変心配でしたが、運よく凍っている所はありませんでした。

まずは、Iさんのところに挨拶に行きました。
その際、Aさんが色々と質問しました。
私が「会津には、なんで『福島第一』ってつけたんだ、あんなに距離が離れてるのに、と言っている人がいる」といった所、Iさんは
「ここらの人は、その人たちに、何を言うか、と思っている。原発からの金の分配は、浜通りに30%で、中通りと会津に70%行ってるのに、今更何がいえるのか、と思っている」
と言っていました。
その他に
「最終処分場をもってくるのはナンセンス。そもそも『中間』として置いておく間は、『最終』より危ないって意味。更に、『中間』で置いといた後、どこに持ってくのか。どうせそのまま置いておくしかなくなる」
「原発を福島に誘致したのは、自民党の政治家だけでなく、地元の今の民主党の増子輝彦や渡部恒三が推進した」
「ピンチをチャンスに代える、というのは、確かにそう」
と言っていました。

いわき市に到着後、ガソリンが切れかけていたので、ガソリンスタンドを探すのに手間取りました。
いわき市では、海の側に神社があったので、話を訊いてみました。
やはり1階まで水が来て、玄関の壊れたガラスなどは取り替えざるを得なかったそうです。

国道6号線よりももう一つ海よりの道路は、脇に瓦礫が分別して積み上げられていました。



広野町に向かうと、やはり道路の途中で、火力発電所内にある2本の煙突が見えてきました。

Jビレッジに行きました。

より正確に言いますと、Jビレッジに迷い込みました。
そこは、フットサルのコートに暗渠パイプが埋められていたり、コートの上に仮設住宅よりやや立派なプレハブが建っていました。



正直、見るからに怪しく、すぐ帰ろうかと思っていたのですが、Aさんが事務室に行きました。私は勇気が出ずに、事務所の外で待っていました。
Aさんが、話を聞けるかを聞いてみたところ、
「一切何もお答えできません。東電の本店に直接訊いて下さい。」
と凄い顔で答えられました。
その後、追い出されるように駐車場を出たのですが、追いかけてきて、見張っていました。

Jビレッジの別の場所(もう少し奥にあるところ)は、大きな建物と大型タンクが大量にありました。車も多数駐車してありました。

Kさんから「Jビレッジで安くご飯が食べられる」と聞いていたのですが、どこで食べれば良いのかわかりませんでした。
正月でしたので、やっていなかったのかもしれません。

いわき方面は、まだまだ行って写真を撮るべき所だと思います。
・・・但し、私はもう、車に酔いに酔ってしまい、ダウン気味でした。

帰る途中で、かわうちの湯に寄りました。200円に値上がりしていましたが、それでも安いと思います。
『双葉F.D.H』と印刷されたシャツを着た人がいました。
Aさんが、受付の人と話していました。

帰る途中で、中田先生がリクエストしたコカコーラなども買って帰りました。

夕食は、Aさんがラーメンと鍋を作って下さいました。
10日前から余ってしまっているカレーも、・・・なんとか処理しましたが、まだ残っています。

(転載終わり)

(転載始め)
2012年1月2日の日誌です。

灯油を30リットル補給しました。
灯油の値段が、1リットル当たり95円と、2円値上げされていました。

昼食は、野菜炒めをAさんが作って下さいました。
あとは、ご飯と鍋が残っていたので、それで頂きました。

正午ごろ、中田先生が
「福島未来でオナニーしたの?」
と訊いてきました。
選挙啓発のキャラでそういった行為をするという発想をする中田先生は、とても凄いです。私には真似できないです。
私はしたことありませんでした。ですので、今夜頑張ってみます。・・・とはいえ、出来ないんじゃないかとは思います・・・。
(注:1月3日午後2時現在、出来ませんでした。)

Aさんは、午後2時42分のバスで帰りました。中田先生と見送りに行きました。
これから更に、午後8時に郡山を出る夜行バスで帰るそうです。
Aさんには、長距離の車の運転をして頂き、調理も全てお願いしてしまいました。
大変お世話になりました。

午後4時、やばそうな食材を鍋にしました。

中田先生がトイレのブラシがけをしました。
ありがたいです。

午後5時、庭匠のご主人がやってきて、タイヤをスタッドレスに交換しました。

午後6時から、1月3日午前5時まで、写真を整理しながら、12月31日と1月1日分の日誌を書いていました。
それでも写真が多すぎで、全然終わらない内に、いつの間にか寝ていました。

1月5日の新年会で、すぐに用意できるレトルト食品を、念のため取り出して用意しておきました。

(転載終わり)

Aさま、たいっへんお世話になりました。
改めて、御礼申し上げます。