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副島隆彦 投稿日:2012/04/27 11:35

【844】[954]小沢無罪 の 判決を受けて

副島隆彦です。 昨日(26日)は私も、小沢一郎に対する東京地裁の無罪判決をテレビで見ていた。NHK以外は、ほとんど現場からの実況の報道をしなかった。日本のテレビ、新聞は、いよいよ腐りきっている。

それでも、まだ社会部(サツ回りを中心とする実社会の事件を追いかける)には、まともな判断力のある記者たちが残っているだろう。それに期待するしかない。

 小沢一郎への政治裁判、政治弾圧、裁判所・検察庁まで使った違法裁判への、かろうじての無罪の判断があって本当に良かった。 これで、まともな神経をしている小沢派の政治家(国会議員)たちを中心にして、それを支える私たち日本国民の努力が、少しは報われた。私も言論人の端(はし)くれとして、これまで3年間、ずっと、小沢無罪を主張してたくさんのことを書いてきて嬉しく思う。
 
 
(転載貼り付け始め)

「 小沢被告に無罪判決 陸山会事件」

産経新聞 2012年4月26日 10:14  

 資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で、政治資金規正法違反(虚偽記載)罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の判決公判が26日、東京地裁で開かれ、大善文男(だいぜんふみお)裁判長は無罪を言い渡した。求刑は禁錮3年。平成21年5月に導入された強制起訴制度による判決は2例目で、いずれも無罪となった。

 無罪判決が相次いだことで、検察審査会や強制起訴をめぐる議論に影響を与えそうだ。小沢被告は、元秘書らと共謀し、陸山会が平成16年10月に支払った土地取得費計約3億5200万円を、16年分ではなく17年分の政治資金収支報告書に支出として記載した、などとして強制起訴されていた。

 小沢被告は「検察が違法な捜査を行い、検察審査会を誘導した」と無罪を主張。(1)検審の起訴議決に基づく起訴の適法性(2)虚偽記載の有無(3)元秘書との共謀の有無-が争点となった。

 小沢被告に「収支報告書の内容を報告し、了承を得た」とする元秘書らの供述調書がほぼ唯一の直接証拠だったが、東京地裁は2月、取り調べに「利益誘導や圧力があった」として大部分を退けた。

 「 全面戦争で検察完敗…小沢氏に軍配 強制起訴は「適法」 」

産経新聞 2012年4月26日

 小沢一郎民主党元代表は初公判から一貫して、起訴議決を出した検察審査会ではなく、捜査を担った検察への批判を繰り広げた。「検察VS小沢氏」の構図となった法廷。裁判所は審理の末、今回の起訴議決に基づく強制起訴を「適法で有効」とし、強制起訴の効力に関して初めてとなる司法判断を提示。一方で、捜査を「謀略」と指弾した小沢氏側に軍配を上げて無罪とし、検察当局には衝撃が広がった。

 「今回の事件は民主党の政権交代が現実味を帯びた状況下で、小沢つぶしを画策した検察の謀略だ」 昨年10月6日の初公判の意見陳述。小沢氏は冒頭からこう切り出し、検察との対決姿勢を鮮明にした。

 小沢氏は政治資金収支報告書の処理には関与していないことを強調し、東京地検特捜部について「国民から何の負託も受けていない一捜査機関が、議会制民主政治を踏みにじった。憲政史の汚点として後世に残る」と強く非難した。

 法廷での検察批判は続き、先月19日の最終意見陳述でも「不当捜査で得た調書を提供して検察審査会の議決を誘導した。私はいかなる点でも罪に問われる理由はない」と主張。弁護側も最終弁論で「立件に失敗した検察が、検審を欺いてまで小沢氏を起訴しようとした」と、裁判長に公訴棄却を求めた

(転載貼り付け終わり)
 
 
副島隆彦です。 問題はこのあとだ。さあ、これからどうするかだ。 奇妙な静けさが日本全体を包んでいる。小沢一郎への憎しみを込めて、蠢(うごめ)いてきた官僚どもと、テレビ・新聞を支配している人間たちと、さらにその上にいる首謀者たち( 法務省・警察庁・裁判所・検察庁までも人事面からあやつって来た者たち)は、きっと一様(いちよう)に白けて、言葉を失っているはずである。あれほど強引な、筋の通らないことをテレビで喚(わめ)き続けて、それで自分たちの違法言動のかずかずを国民から見抜かれているのだから。

 私たち小沢一郎の政治改革を強く支持してきた国民は、総大将の小沢一郎のこれからの動きを注視して、政治勢力としての結集を作って、再度の巻き返しを行なってゆくべきだ。あの三年前の2009年8月末の「民主党マニフェスト革命」の大勝利にまで、日本国を引き戻さなければいけない。 

 しかし今の日本国内に広がっているのは奇妙な静けさだ。国民は皆黙ってうつむいている。私たちは、200万人、300万人の渦を作って日比谷公園に結集して、日本の改革を予定通り進めてゆくだけの気力と熱気を奪われている。この奇妙な政治的な、膠着(こうちゃく)状態、対峙拮抗線での静けさと空虚感をこそ警戒しなければいけない。

 見苦しく登場した野田佳彦首相は、このあともまさしく自分の政治生命である消費税増税の国会審議に向けて突進しようとしている。せめて、「(小沢無罪に対して)厳正な司法(部)の判断を尊重する」というぐらいの首相声明ぐらいは発表できなかったのか。それぐらいの事もできない、小兵(こひょう)の男を、アメリカにあやつられたままに、私たちは自分たちの首相として上に置いている。

 敗戦以来、67年にもなるのに情けない被占領国の属国の国民だ。 戦争に負けると、それでおしまいなのではなく、さらに支配・占領が何十年も続くのだ、と、私たちは自分自身の人生にまで影響を与える外側の大きな枠組みというものを否応(いやおう)なく知らされる。 

 野田佳彦は、この4月21日に、ホテル・オークラで開かれた「米欧日三極(さんきょく)委員会、トライラテラル・コミッション」という 日本を政治、経済の両面であやつるための非公式会議で、首相として演説していた。前の菅直人だけでなく、彼までもジェラルド・カーティスがあやつって育てて、日本の首相にするという、アメリカの裏指導者たちの根回しで、10年前から(いや20年前から)計画的に実行されてきたことだったのだな、とよく分かる。

 消費税の増税も出来ず、TPPへの日本の参加表明も出来ない(30日の日米首脳会議で、そう日本側は打ち出すらしい。オバマは、即座に野田を見捨てるだろう)ということになると野田政権の先はもうない。 だが、消費税増税の法律は通せなくても それを「既定路線にする」ことまではやらされて、アホの野田たちは使い捨てにされる。日本国民にこれだけ嫌われたままのお払い箱である。もう少し自分の頭の使いようはないのか。

 私たちは、法務省・検察庁”赤レンガ組”(東大法卒のアメリカが育てた法律官僚たち)と私大出だが宗教団体が動かす検察官・裁判官たち を 道具として使った、アメリカによる 小沢一郎への政治弾圧で、私たち日本国民の貴重な3年間(民主党政権になって、2年10ヶ月だ)を空費させられた。

その間に、新興5大国(ブリックス)を中心にする新興国がどんどん国力を付けてきている。 欧と米の先進国の金融システム崩れのだらしなさ(金融バクチをやり過ぎての自壊現象)に引きづられて、かつアメリカにあまりに国民の資金を強制的に差し出させられ奪われるものだから、私たちの日本も疲弊しきっている。 

 2010年の9月14日の民主党代表選挙で、計画的な不正選挙が行われて、小沢一郎 200票 に対して、菅直人 206票 という クーデターで菅直人という愚劣な男が居座った。 あのときの勢力伯仲で分かったことだが、小沢一郎と鳩山由紀夫を支える民主党の国会議員は、200人弱にまで切り崩されている。70人ぐらいの衆参の議員が反改革の方に回ってしまった。

「次の選挙で落ちたくなかったら、言うことを聞け」消費税増税派の方に、つぎつぎと転向していっている。 だから、今の民主党を内部から立て直すことは至難の技だ。 

 私たちは、あんなに愚劣な菅直人や仙谷由人や前原誠司(それから、すべての松下政経塾出の政治家たち)や野田佳彦を 見てしまった。国民の多くが、自分たちの期待を裏切った者たちに二度と投票することはない。 それで、つぎの政局(せいきょく)が表れた。

その予想は、今日から全国の本屋に並ぶ私の新刊書の「欧米日 やらせの景気回復」(徳間書店刊)に書いたので読んでください。

私たちはしぶとく次の闘いに挑まなければいけない。こんなに国民と共に歩むことを知っている指導者がいるのだから、彼らを支えて困難の中を生きてゆくしかない。若者たちに職を与えなければいけない。夢を与えなければいけない。国民の失業率を減らすことこそは政治が一番大事にすべきことだ。そのためには、本物の正しいケインズ主義の成長経済の政策を実行しなければいけない。

 私は、次の局面で、橋下徹=竹中平蔵 の 恐ろしい 本物の 日本にも遂に出現したファシズムの政治勢力が台頭することを一番警戒している。今、このように書くことはまだ時期早尚であり、なかなか理解を得られないだろうが、私としてはやはりこのように書いておくしかない。

 私は、2009年8月のあの民主党マニフェスト選挙に勝利した時の、あのときの国民の正しい熱気と期待に戻るべきだと、それこそが、私たちの今の指針だ、と強く思う。

 私が、今でも念じるように 覚えているのは、若い民主党の政治家たちが、自分のネットに一様に書いた、以下の政治改革、公務員制度の改革の 大きな方針だった。

  「今、多くの国民は、官益を断ち民主党の改革を信頼してくれてい る。 現 在4800の公益法人に28000人の官僚が天下っている。そしてここに総額5兆9000億円の税金が毎年投入されている。この数字は年々自己増殖ばかりであり、中央省庁所管の独立行政法人(独法、どっぽう)の101法人は、官僚による天下り先の温床だ。ここに毎年12兆5000億円の税金が投入されている」

上記と同じ内容の文章を、細野豪志(ほそのごうし)だけでなく、若手の民主党の政治家たちは書いて表明していた。 そして今は見難く変質し尽くした野田佳彦も言っていたことなのだ。それを 最近は「野田の過去のシロアリ退治」として、植草一秀氏が証拠を掴んで言っているのである。

 人間は恥知らずに変節できるし、言っていたことをコロリと変えて、どんどん豹変することこそ、政治家の常であると、諦(あきら)めきった民衆はいつも、がっかりして遠くから眺めるように見ている。 

 アメリカに命令されてやらされる、日本国民は誰も望まない増税などよりも、上記のシロアリ退治(官僚天下り退治)の政治を、私たちはもう一度、今の民主党にやってもらわなければいけない。 それには、政権の大臣(デージン)さまになった途端に、見苦しく変節した者たちを厳しく公然と叱責して、3年前の「2009年8月民主党マニフェスト」の「国民の生活が第一」の原点に戻って、日本改革を日本国民の手に取り戻さねばならない。 

 最後に、以下に載せるのは、森ゆうこ議員が、「(ジェラルド・カーティスは呼ばれて)どうして自分たちの記者会見は出来ないのだ」として書いた「日本外国特派員協会へ要請文」である。 外国人記者クラブの記者たちは、白けたような顔をしていただろう。

 自分たちが所属する世界各国からの報道機関(その実態は、アメリカのグローバリスト=地球支配主義者=のメディアが大半である)への記事の書き方を気にしていただろう。自分の上司や経営陣であるグローバリストたちに逆らえるほどの、本物のジャーナリスト魂をしている人間は、ここの白人記者たちにはもう残って居ないだろう。
 
 
(転載貼り付け始め)

参議院議員 森ゆうこ

2012/04/25

 外国人特派員協会の記者会見は実現しなかったが、下記の文書と衆参両院議長に提出した要請文を、特派員全員に配布して頂けることになった。

日本外国人特派員協会 会員各位

議会制民主主義の危機 「小沢裁判の違法性について」

 東京第五検察審査会の「起訴議決」による「小沢裁判」が明日4月26日、判決を迎える。一昨日我々は、別紙のとおり、衆参両院議長に対して「検察審査会の実態調査を目的とする法務委員会秘密会の開催について」の要請を行った。2日間で集まった136名の国会議員の署名を添付したところである。

 密室で行われた11人のくじで選ばれた国民による「起訴議決」の違法性については、別紙要請文に述べたとおりであるが、その審査の資料は東京地検特捜部が作成した「捜査報告書」である。昨日発売された週刊誌「週刊朝日」に、その一部が暴露されたが、検察は証拠がなくて小沢氏を起訴出来なかったにも関わらず、犯罪事実が確定されたと記載している。これは、捜査当局による「有印公文書偽造」であり、明らかに犯罪である。

 一人の政治家を有罪にするために、密室で、しかもいわば法律には素人の審査員を「起訴議決」に導くために、ねつ造された報告書が提出されたことが判明した以上、この裁判はただちに取りやめるべきであり、「捜査報告書」のねつ造に関わった関係者は厳正な処分を受けるべきである。またこれは組織的でなければ行い得ないことである。

 そうであるとすれば、日本国憲法に規定された正当な選挙で選ばれた国民の代表であり、国権の最高機関の一員である国会議員、しかも、そのような謀略がなければ総理大臣になったであろう人物を、捜査当局が不当に弾圧できることになり、これは、我が国の民主主義の根幹を揺るがすものである。

 日本のマスメディアは、このような事実を正しく報道しないばかりでなく、メディアスクラムによってその謀略に加担してきた。私は、真実を国民や世界に知らせるために、日本外国人特派員協会会員各位のご協力を切にお願いするものである。

2012年4月25日

前文部科学副大臣参議院議員 森ゆうこ

(転載貼り付け終わり)
 
 
副島隆彦です。上記の森議員の 文の中の、「 「起訴議決」の違法性については、別紙要請文に述べたとおりであるが、その審査の資料は東京地検特捜部が作成した「捜査報告書」である。・・・・「捜査報告書」のねつ造に関わった関係者は厳正な処分を受けるべきである」 が、重要な箇所である。

 昨日の小沢無罪の判決では、この 検察庁の取り調べ検察官が、上司と上層部に書いて上げた「捜査報告書」という内部文書(当然、公文書である)が、捏造によるものであることを裁判所が認めた。その捏造文書を作成した田代政弘(たしろまさひろ)特捜部検事だけでなく、それを共同で作成したと推測がつく、東京地検特捜部の部長だった 佐久間達哉や、上田主任検事や、大鶴基成(おおつるもとなり)高検検事までを逮捕して刑事裁判に掛けなければいけないということである。

 さらにはその文書があがって来ていたわけだから、その内容を了解していた 伊藤鉄男最高検次長、岩村修二・東京地検検事正(地検のトップ)そして樋渡利秋(ひわたりとしあき)検事総長たち が、知っており、かつ証拠隠滅していないかが、これから犯罪捜査されなければいけない。 

 小沢無罪でボロボロになっている検察庁内部 と 法務省”赤レンガ組”の 犯罪を、ここで隠蔽(いんぺい)され押しつぶされることなく、すべてを表に出して彼ら法律官僚たちを裁判に掛けることである。

 同じく「検察審査会」なる 最高裁に所属する 奇っ怪になってしまった国家機関を違法に動かした裁判官たちも取り調べを受けて、処罰されなければいけない。

副島隆彦拝

吉見 おさむ 投稿日:2012/04/27 11:26

【843】[953]福島本部活動日誌です85

以下に、MLに投稿した内容を転載します。

(転載始め)

2012年4月4日の日誌です。

朝起きてみると、ネットカフェでオンラインゲーム用に設置されている席に居る人達は、皆寝落ちしていました。

牛乳や、フリードリンクとして提供されたトースト等で朝食にしました。

午前8時にネットカフェを出て、さいたまスーパーアリーナに向かいました。
さいたまスーパーアリーナに掲示されていたこれからの予定には、震災応援コンサートなどがありました。
(↑但し、写真を撮り忘れました・・・。)

駅を挟んで反対側にあるショッピングモールに行ってみました。
ショッピングモール併設のスーパーは、開店したばかりで、値引き品が殆どありませんでした。

スーパーの食肉売り場で、やっと震災後の影響を示す注意書きを見つけられました。

また、半ば諦めかけていた小物を購入出来ました。

ショッピングモールに入っていた紀伊国屋に、プレパスのDVDが置いてありました。
(←画像の数理哲人と書いてあるものです)

ショッピングモールに入っていたmovixさいたまでは、一昨日見た、TVアニメの劇場版がやっていました。
東北地方では(4月4日の時点では)上映している映画館がなかったので、覚悟を決めて、ここでもう二度見てしまうことにしました。
午前11時50分開始と午後8時20分開始の二回しか上映していなかったので、・・・また帰るのが一日遅くなってしまいました。

午後11時30分、秋葉原に戻って、ネットカフェに入りました。

何と言いますか・・・、関東圏ではいつもと同じ日常が流れているな、それがほぼ全ての人にとって良い事だな、と、つくづく思いました。

(転載終わり)

(転載始め)

2012年4月5日の日誌です。

午前10時、ネットカフェを出ました。
今回東京に4泊した宿泊代だけで6500円になりました。全く最悪です。

帰る前に、とらのあなに寄りました。
とらのあな6階には、台湾の同人誌が置いてあるようでした。

このままここに居ると、いつの間にか散財してしまいそうだったので、何も買わずに帰りました。

秋葉原の路肩には「遼寧省開原市訪日団」と書かれたバスがありました。バスは名古屋のものでした。

午前11時から午後7時までかけて、事務所に帰りました。
京浜東北線内の広告に、常磐ハワイアンセンターが出しているものがありました。
(今はスパリゾートハワイアンズというらしいですが、常磐ハワイアンセンターの方が、レトロ、且つ、由緒正しい名前だと今でも思っています。)

帰り道の電車の中で、原発難民ツアーの人は、結構関西圏の人が多いのかな・・・、と思っていました。
スポーツの影響なのか、関西というと怖いイメージがあるので、今から緊張しています。
二次元に居る関西キャラは好きなのですが。
(特に、一番下の画像のキャラは、まもなくアニメで大阪のオバチャン的感覚が良く描かれるはずですので、大好きです。)


http://www.saki-anime.com/character/senriyama.php#0
http://www.saki-anime.com/character/senriyama.php#1

船引駅で降りた後、ダイユーエイトまで2.5km歩いて、割れてもいい食器類と食料品を買いました。
その後、ケーズデンキの反対側にあるバス停から最終バスに乗って帰りました。
なお、バスに乗り遅れかけました。

帰りのバスは、川内まで行けるようになっていました。

事務所に戻ってから、劣化していた味噌汁を加熱しました。
それから寝ました。

(転載終わり)

(転載始め)

暴風の影響で、外風呂の上の屋根が飛ばされて、崖の下に落ちていました。

洗濯をしました。結構大量になってしまいました。
電気代を郵便局に振込みに行きました。45993円でした。

午後2時30分、NHKのHさんという人(会員ではないはずです)が尋ねてきました。
「一寸興味を持って寄ってみました」と言っていました。
福島ナンバーでした。

去年6月4日の映像が、下の1分23秒から映っていました。
http://www.youtube.com/watch?v=z-m2N3aA-kk

(転載終わり)

(転載始め)

2012年4月7日の日誌です。

落ちた屋根は、以下のような状態です。

少しだけ雪が舞っていました。

3/12の日誌を書けたのですが、3/13が過去最大規模になりそうで、頭が痛いです。
新地駅の写真があるので、早く完成させたいですが、新地駅前後の画像を上げただけで体力が尽きました。

夕食は、ご飯、カレー、悪くなった魚を電子レンジで加熱したもの、トマト、でした。
カレーは3週間前のものなので、そろそろ食べて大丈夫なのか心配になってきました。

(転載終わり)

吉見 おさむ 投稿日:2012/04/27 11:06

【842】[952]福島本部活動日誌です84

以下に、MLに投稿した内容を転載します。

(転載始め)

燃えるゴミを出すのを忘れました。

「原発難民ツアー」の計画表を作っていました。

まもなく警戒区域の一部解除が始まるので、少し緊張しています。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120330-OYT1T00963.htm?from=popin

夕食は、ご飯、カレー、アスパラガスとオクラを茹でただけのもの、でした。
カレーが悪くなっていましたが、そのまま食べました。

(転載終わり)

(転載始め)

2012年4月1日の日誌です。

午前6時から、解除された一部の警戒区域を、自転車で見に行きました。
立入禁止になっていた場所には、パトカーが停まっていました。
入れるかどうかを訊いてみた所、入れるが検問所まではかなりの距離がある、と言われました。

途中の歩道は、余り草の除去が済んでいませんでした。

2km程進むと自販機の置いてあるスペースに一台、高崎ナンバーの車が停車していました。そこで男性が着替えをしているように見えました。
なお、自販機は動いていませんでした。

更に3km程進むと、プレハブと簡易トイレの置いてあるスペースがありました。
この3kmの上り坂は、大変厳しい急勾配でした。
(注:4月15日では、昼間はここの手前に検問所が出来ていました)
プレハブの中には防護服のようなものが吊るされていました。


更に500m進むと、新しい検問所がありました。




神奈川県警の警察官に尋ねられたので応答していると
「ああ、3/30に来ていた方ですよね」
と言われました。

帰り道は逆に、非常に急な下り坂でした。
自転車では体温が低くなり、事務所に帰りつくと、すぐに暖房にあたりました。

午後3時から東京に行く準備をし始めました。
どうしても必要なものがありました。

午後4時35分のバスで船引に行き、駅前の休憩所で夕食としてカップ麺を食べました。
そこから、磐越東線、東北本線、京浜東北線の順で利用し、秋葉原駅に行きました。
秋葉原駅に到着したのは、午後11時30分頃でした。
その後、ネットカフェに入って休みました。

(転載終わり)

(転載始め)

2012年4月2日の日誌です。

午前8時に秋葉原のネットカフェを出ました。
駅前には、夜にZさんと見る約束をしているアニメ映画(正しくは、TVシリーズの劇場版)の広告がありました。
(上級者向けですので、一般人は観に行かない方がいいです・・・。)

ある大学に一寸だけ用事があったので、寄らざるを得ませんでした。
途中の渋谷駅付近で、放射線測定器の広告看板がありました。それ以外は、東日本大震災以前と全く変わらない東京の日常に思えました。
大学に着くと、丁度、大学の入学式が行われていました。これを奇貨として(汗)、原発や地震関連の変化があるかを回って見てみたのですが、何もありませんでした。
(中田先生は早稲田大学によく行かれるらしいですが、早稲田大学はボランティアサークルなどが増えたりとかしているのでしょうか?)
壁にはサークル勧誘のビラが貼ってあったのですが、私には「そっち系」のサークルが作ったビラしか目に入らず、変化に気づくことはできませんでした。







長島昭久議員が以前いたと思われる応援指導部のチラシもありました。

なお、今日の夜に見るアニメを専門にしたサークルのビラがありました。感動しました。

午後1時までに用事を済ませた後、秋葉原に戻り、暫く時間を潰しました。
戻る途中、渋谷の売店に「重慶式麻婆豆腐」という商品があったので、薄熙来の一件を思い出し、衝動買いしてしまいました。

ソフマップの店内の広告には、進研ゼミの漫画をネタにしたものがありました。


(元ネタは、http://blog.livedoor.jp/goldennews/archives/51613385.htmlの<“http://livedoor.blogimg.jp/goldennews/imgs/3/a/3a6dc4d7.png&#8221;>です)

午後6時40分、Zさんと水道橋駅のホームで合流しました。同人誌を差し上げました。
池袋に到着後、高島屋の一部スペースで、秋葉原駅の駅ビルで買ってきた弁当で夕食にしました。

映画館で、『チャイナナイン』について訊いてみた所、110ページと111ページにある、団派の人材がどのように地方に配置されているかの表は、Zさんが作成したそうです。
と言いますか、Zさん自身は政治に殆ど興味がないが、大学時代の友人でとても詳しい人がいて、その人が勝手に教えてくれていた、そうです。
映画の上映前に
「中国には、このアニメに登場するキャラのモデルになったような、空戦パイロットのエースはいなかった?」
と訊いてみたところ
「中国では当時、軍隊と言えば陸軍だった。それに、当時の中国では飛行機の整備等ができなかっただろう」
と言っていました。
(後でチャイナナインを見たら、333ページに「しかし蒋介石・国民党側が「飛虎隊」(フライング・タイガー)という強烈な空軍を持っているのに対し、人民解放軍側は、ほぼゼロに等しかった。」とありました。)

映画は、ネットで俗に言う「儲」(←信者という意味です)である私に冷静な判断が出来るはずもありませんでした。
とりあえず、菅野直がモデルとなったキャラが一瞬だけでも出て来て、感激しました。

秋葉原に帰る電車の中で、ちょっと変わった広告を見かけました・・・。

秋葉原に到着後、駅でZさんと別れて、ネットカフェに向かいました。
途中のコンビニで、amazonで注文した商品の料金を振り込みました。2700円でした。
秋葉原には、今日見た映画の広告が二箇所にありました。

センスのある交通標識の落書きもありました。

午後11時、ネットカフェに入りました。

(転載終わり)

(転載始め)

2012年4月3日の日誌です。
(おそらくは、この暴風の日に、外風呂の屋根が飛ばされてしまったのだと思います。)

午後9時にネットカフェを出て、もう一度大学に行ってみました。
何とか原発や震災関連の写真を撮れないか、生協等も回る等、粘ってみました。
しかし、何もありませんでした。
あったのはサークルの勧誘をしている人達と新入生の姿ばかりでした。


(SOS団という、こっち系のサークルの人が東方(という同人ゲームの)コスプレをして勧誘をしていました。)

昼食は駅前のオムライス屋にあった、巨大なオムライスでした。自棄食いしました。

全く目立った写真が撮れないまま、気落ちしつつ、正午から、いわき経由で都路に戻ってみようとしました。
ところが午後から暴風雨になり、いわき駅へはとても行けなさそうでした。
仕方が無いので、秋葉原駅に戻りました。今日もここで過すしかないと思いました。
ソフマップのエロゲ売り場を徘徊して時間を潰すしかありませんでした。
そのうちに、テンションが戻ってきました。目星をつけていたエロゲは安くなっていなかったので、手が出ませんでしたが、どこか満足でした。
(これは秋葉原セラピーというのでしょうか?)
その後も上機嫌のまま、とらのあなやアニメイトを回っていました。

午後11時、ファミレスに居たところ、店員から
「今日は暴風の影響があるので、まもなく閉店させて下さい」
と言われました。
止むを得ず、店を出ました。

4月4日午前0時、ネットカフェに泊まりました。

(転載終わり)

吉見 おさむ 投稿日:2012/04/27 10:57

【841】[951]福島本部活動日誌です83

以下に、MLに投稿した内容を転載します。

(転載始め)

2012年3月26日の日誌です。

午前7時15分、検問所方面へ、八戸ナンバーの車と春日部ナンバーの車が走っていきました。
原発へいっているようでした。

午前9時20分、燃えるゴミを捨てに行きました。
原発に向かうと思われる二台の車とすれ違いました。中の人はタイベックスーツを着ていました。

午前9時25分、電話・ネット回線代を郵便局で振り込みました。5998円でした。
郵便局の脇には、4月1日から川内村に走るらしいバス路線の、新しいバス停の標識が置いてありました。

午前9時半、牛を乗せた家畜運搬車が399線を走って、おそらく288号線に行きました。水戸ナンバーでした。
午前9時40分、古道体育館に行って見ました。中の荷物や張り紙等が無くなり、原子力研究開発機構は完全に撤収していました。

都路行政局には、新しくモニタリングポストが設置されていました。

午前9時45分、かなりの吹雪になりました。積もらないことを祈るばかりでした。
郵便局に振込みに行けておいてよかったです。

夕食は、ブロッコリーと炒めた玉葱のスパゲッティ、ご飯、海苔、梅干し、でした。
炭水化物が重なりました。
冷蔵庫を一旦何も無くそうとしているのですが、マヨネーズのみ多量にのこってしまっています。

雪は夜にかけて降りましたが、積もるまでにはなっていません。
今後の天気予報を見て、積もりそうではないので安心しました。

28日か31日、都路の警戒区域解除に関する説明会があるらしいので、行けるなら行きたいです。

(転載終わり)

(転載始め)

2012年3月27日の日誌です。

今日は、やけに機動隊車両が行き交っていました。

洗濯をしました。
強風で洗濯物が何度も落ちました。

6時にあったはずの、28日開催の警戒区域解除に関する住民説明会の告知を聞き逃してしまいました。

夕食は、スパゲッティにオリーブオイルをかけただけのもの、カレー、でした。

(転載終わり)

(転載始め)

2012年3月28日の日誌です。

朝食は、カレーでした。急いで腹に詰め込みました。

午前7時のバスで船引に、午前8時2分船引発の電車で三春に行きました。
船引小学校では、児童たちが校舎に入っていく所でした。オリエンテーションがあったのでしょうか。あるいは、原発事故の影響で出来なかった授業の補習でしょうか。

モニタリングポストは、校庭側から表示が見えるようになっていました。
(写真は帰り道で撮ったものです)

三春駅から3.2km歩いて、O観光に行き、4月28日~30日の暫定の予定を伝えました。

途中にあった小さな川が、一級河川とされていて、驚きました。雪融けの時期には水量が多いのでしょうか。

オールスター観光の近くの道を「富岡町民専用」と張り紙のしてあるバスが走っていました。
(←このバスなのですが、撮影のタイミングを逃しました)
近くに「富岡町三春出張所」という看板がありました。

帰り道では、町のホールで田村高校のオリエンテーションが行われていたようでした。近くの民俗資料館の駐車場が満杯でした。
この地点のモニタリングポストは0.267μSv/hを示していました。




自分の敷地内で、幼児を遊ばせている母親がいました。

三春町は普通の町らしい町で、普通の暮らしが戻っている様に見受けられました。

スーパーの駐車場も満杯でした。

午前11時31分三春発の電車で、船引に戻りました。
船引公民館には根雪が残っていました。

船引では、何処で「都路の警戒区域解除に関する説明会」が行われているのか、事前に調べてもわからなかったので、これに出るのは諦めました。
(そもそも私が出られるものだったのかもわかりません。)
代わりにダイユーエイトで、(壊れてもいい安い)食器を18個購入しました。他に食料品なども購入しました。
その後、午後1時55分に帰りのバスに乗り込みました。

帰りのバスの中で、運転手と都路に住んでいるという人が世間話をしていました。
「ガスがこの前値上げになったけど、それ以上に石油の値上がりが激しくて困っている」
「岩井沢にある工場や加食センターは、地震で設備が目茶目茶になった。加食センターは、原発の影響もあって、事業を取り止め更地にするそうだ」
「米は兎も角、畑で野菜類は作って自家消費していいようになった、という話を訊いた。本当かどうかはわからない。どっちにせよ作っても売れないし、怖いので作らない」
「農地は遊ばせておいても仕方ないのだが・・・」
「会津まで米を買いに行った」
「孫が休みの時期にも帰ってこなくなった」
「都路の人は仮設を貰っているので、戻ってこない」
「原発は暫く収束しないだろうし、もう一度地震が来たら本当にやばいんじゃないか」
「バスは川内村まで延びるけど、途中の道路が壊れている所は、バスの運転手としては通れるか不安だ」
「川内村の村長は偉いよ。国会まで行って首相と手を組んできて」
と言っていました。

船引保健センターで、都路の警戒区域の解除に関する説明会が行われていたそうです。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20120329k0000m040097000c.html
行けなくて、悔しかったです・・・。
明日、加藤さんのイベントが午前9時から船引であるので、出来ればそこで話を聞きだしたいです。

(転載終わり)

(転載始め)

2012年3月29日の日誌です。

午前4時、ご飯だけは炊いておきました。(ただ、無駄になってしまいました。)

午前6時に、加藤さん、菊池さん、それからお名前のわからないもう一人の方が来ました。
饅頭とお茶をお出ししました。

午前8時15分から、加藤さん達に同行させて貰い、船引の仮設住宅に行きました。
自治会長さんと待ち合わせをして、午前10時から始まることになりました。

仮設住宅の集会場には、原発事故に関する無料訪問相談会の知らせが貼ってありました。

仮設住宅の駐車場に車を停めて、4人で待ち合わせをしていると、以下のようなチラシを渡してくる人がいました。


仮設内には、犬の糞への注意書きが出来ていました。
その近くでは、5歳くらいの子供と老人が遊んでいました。


駐車場には赤十字の車が停めてありました。

集会場の入り口付近には、東京都足立区などからの応援メッセージが貼ってありました。
その中に広告に近いようなものがありました。(これ位はいいのでしょうか)

仮設住宅の一部の部屋は、それなりの規模の改修工事がされているようでした。

午前9時5分から9時35分まで、時間潰しのために、すき屋に寄りました。
朝食のメニューを見て、微妙に高い・・・、と思いました。

午前9時55分、加藤さん達によるバグパイプ等の演奏イベントが始まりました。
場所は仮設住宅の集会場内で、始まる前に自治会長さんの挨拶がありました。

20人ほど観客がいました。仮設の集会場内では、バグパイプの音はかなり大きかったかもしれません。




菊池さんはフルートを演奏しました。


http://www.youtube.com/watch?v=LQJLt0Hv4Ik&feature=relmfu

演奏終了後、お茶を飲んで地元のお年を召された方々と話したのですが、
「どこかでみたことあると思ったら、あの都路のとこの人かぁ」
と言われました。

終了後、仮設近くのファミリーマートで加藤さん達と別れました。

仮設住宅の近くに、新しい肉屋が開店していました。
常葉町に本店がある肉屋で、商機を見るに敏です。

仮設住宅から一番近い酒屋は、灯油も販売しているのですが、確かに価格が上昇していました。

リオンドールとダイユーエイトで、食品、安い食器8個、使い捨てのプラスチック皿60枚、を購入しました。

バスに乗り、午後3時に事務所に戻りました。

午後3時40分、検問所に行きました
神奈川県警の警察官でした。
「4/1で都路の警戒区域が解除になるけど、288号線の検問所は大熊との境になるのですか?」
と訊いてみたのですが、
「すみませんが職務に関する事ですので、お答え出来ません」
と返ってきました。
この後、2つの別な質問をしても、
「職務に関する事ですので、お答え出来ません」
と返ってきました。
(この返答ですが、逆に「職務だから答えなければならない」と思うのですが・・・)
(注:後日聞いてみたら、警戒区域の解除自体を知らなかった、とのことです。)

(転載終わり)

加地 龍太 投稿日:2012/04/26 10:25

【840】[950]現実的によりマシな国家=政府の在り方

「副島隆彦の学問道場」学生会員 会員番号7416番
加地 龍太(かじ りょうた)です。
以下「~だ。~である。」調にて思考したことを記載します。

「現実的によりマシな国家=政府の在り方」

国家権力=政府の権限はなにゆえに国家権力か。

トマス・ホッブズが「リヴァイアサン」に喩えた強大なパワーである国家権力=政府の権限が正当な存在である根拠はどこにあるのか。
「アナーキー・国家・ユートピア」の著者ロバート・ノージック曰く、
あるべき国家=政府とは「ビジネス上の契約を履行させることおよび、暴力、盗み、詐欺から国民を守ることに権限を限定された最小国家だけが、正当な存在である。」とのことである。
そして「それ以上の権限を持つ国家は、何かをするように強制されないという個人の権利を侵害するため、正当な存在とは言えない。」という。

ロバート・ノージックの主張はリバータリアニズム的であるゆえ、個人の自由を蔑ろにする政府の在り方は否定している。
政府のみではなく、あらゆる共同体に対して強制的に個人の自由を侵害する行為を否定する。これは、何派のリバータリアンであってもそうであろう。

リバータリアンは、各個人が自分の選択の自由、判断の自由、契約の自由などに基づき、あらゆる他人と互いに同意の上で諸々の関係を結び、それにより社会=共同体が形成されてゆくことが望ましいと考える。この社会のことを、「市民社会」と言う。

私、加地龍太も、生来の自分の脳髄と性格的に、強大な権限を握った一部の集団がすべてを管理する社会=共同体よりも、市民社会の方が現実的によりマシだと考える。
「強大な権限を握った一部の集団がすべてを管理する」という考えは、中央集権主義の考えである。

マイケル・サンデルが代表するコミュニタリアンたちが肯定している「福祉優先国家=国家優先主義=重税国家」という国家=政府の在り方こそが、「強大な権限を握った一部の集団がすべてを管理する」ということなのである。
この考えは、グローバリスト(地球支配主義者)の考えとイコールである。

このコミュニタリアン=グローバリストの思想は、「自分で自分の危機管理などを解決できない人間たちを、頭が切れる強い人間たち(と勝手に自分で思い込んでいる迷惑者たち)が管理して保護してやろう。」という考えである。
相手が成人した責任能力を持った人間であっても管理して保護する、などという愚昧(ぐまい)な行為をしなければならない、などと考えるのは非常に迷惑極まりない話である。
少なくとも、私はそう思う。自分の自由意志に第三者がちょっかいをかけてきたら誰でもそれを嫌悪すると思うが、どうなのだろうか。

コミュニタリアンは上記のように、「パターナリズム(父親的温情主義)」というリバータリアンに言わせれば余計な迷惑行為を国民に敢行する国家=政府こそが正しいと考える。
リバータリアンは、そのような国家=政府の在り方は肯定しない。

リバータリアンが主張する国家=政府のあるべき姿とは、ロバート・ノージックが唱えた「暴力、盗み、詐欺、強迫、強姦などから国民を守り、ビジネス上の契約の履行を保障する」というものである。そのような国家であるべきだ、と考える。
以下に参考にした著作の一部を引用する。

(引用始め)
人々は、政府が設立される以前から諸権利を持っている。そして人々が「政府に委任する」と表明しない限り、すべての諸権利は人々のもとにある。国家政府は、憲法が認める特定の権力以外は、いかなる権力も持っていない。

デイヴィッド・ボウツ著 副島隆彦先生翻訳「リバータリアニズム入門」P87~88
(引用終わり)

加地龍太です。以上のように、国家権力=政府の権限とは、国民から委任されたものなのである。
強大で獰悪なリヴァイアサン=国家権力は、国民によって与えられ、国家の代表が使用するものである。ウォール街の権力者や霞ヶ関の役人連中という一部の者どものみが濫用して良い性質のものではない。

私は、やはりリバータリアンたちが主張する国家=政府の在り方こそが、
本来の国家=政府のあるべき姿だと思えてならない。

何かご意見がありましたら私のアドレスにメールを送って下さい。
宜しくお願いします。

加地 龍太 拝

松尾 雄治 投稿日:2012/04/26 07:32

【839】[949]野村証券に監視委が「特別検査」

松尾雄治です。

野村証券に特別検査が入りました。
ロイターから転載します。

http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK079119820120425

(貼り付け始め)
野村証券に監視委が「特別検査」、情報管理体制を点検=関係筋

2012年 04月 25日 21:55 JST

[東京 25日 ロイター] 証券取引等監視委員会が25日、野村ホールディングス(8604.T: 株価, ニュース, レポート)傘下の野村証券に対し、特定の分野に重点を置いた「特別検査」に入った。複数の関係筋によれば、監視委は野村社内で企業の増資情報などの管理体制が適切かどうかを詳細に点検する。

 監視委は証券会社に対し、定期的に業務全体の適切性などを見る一般検査を実施している。「特別検査」では、業務運営の中で必要と認めた部分を重点的に点検する。

 関係筋によると、監視委は今回の特別調査を通じ、野村社内の情報管理体制が適切かどうかなどを重点的に点検すると見られる。監視委は、検査に入った金融機関名を日々ホームページに公表しており、野村証券名も25日付で掲載された。同社の一般検査は今春に終えたばかりで、その終了から短期間で再び検査に入るのは異例のことになる。

 証券会社をめぐっては、企業による増資計画などの情報を不適切に扱う事例が相次いで発覚している。

 監視委は3月、旧中央三井アセット信託銀行の運用担当者のインサイダー取引で行政処分するよう金融庁に勧告した。この事案では、野村証券の関係者が中央三井に情報を伝達したことが、これまでに明らかになっている。監視委は野村証券に対し任意の調査を続けていたが、得られる情報が不十分とみて特別検査に乗り出したとみられる。

 野村ホールディングスの広報担当者は「検査には全面的に協力していく」とコメントした。

 証券会社の情報管理をめぐっては金融庁が4月、SMBC日興証券の複数の役員を含む営業担当者が親銀行の増資情報を一部の投資家に公表前に伝達して新株購入などの勧誘をしたとして、内部管理体制の整備などを求める業務改善命令の行政処分を出した。
(貼り付け終り)

松尾雄治 拝

松村享 投稿日:2012/04/25 11:57

【838】[948]再生可能エネルギーに関するイベントを行いました。

会員番号5307番松村享(まつむらきょう)です。
私はSpectrum.revoというチームを作って、様々なイベントを行なっております。

先日、再生可能エネルギーに関するイベントを行なったので、そのご報告をさせて頂きます。

写真の載せ方がわからないので、とりあえず写真のリンクを貼っておきます。
http://sperevo.jugem.jp/?eid=309

おしゃれな場所で、音楽鳴らし、紅茶を差し出したりと、スタイルにこだわった催しでした。

ゲストスピーカーはお二人、再生可能エネルギー推進協会理事の今泉亮平さん、長野県の環境対策部で行政のお仕事をされている田中信一郎さんのお二人です。

お二人のパワーポイントを使った話のあと、参加者全員で料理を食べ、議題について考え、ディスカッションを行いました。

やはりというか、原発以後の発想としての再生可能エネルギー、という心持ちのお客さんが多かったように思います。

私個人は、再生可能エネルギーとは地域社会の活性化につながるものであって、それ以上を期待する事はできないんじゃないだろうかと考えています。

つまり、原発のかわりに再生可能エネルギーというのは、無理な話なんじゃないかと。

以下、イベント後に作成した諸々のまとめの、私の記述だけをこちら用に短くして、貼らせていただきます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

なぜ再エネに注目したのか、ということですが、やはり多数『原発』というワードが出てきました。
だが単に原発を否定するだけではない、すなわち『脱原発』というワードが皆さんの意見の表面に現れていない、思っていたとしても活字になっていない、これは非常に興味深い痕跡だと思い、資料をめくっていました。

私個人の意見(つまりSPEREVOの総意ではない)ですが、原発は原発で必要なものだと思っています。国家規模の話になりますが、エネルギー供給源のメニューは多ければ多いほどいい。つまり、火力、風力などと並んで原子力も貴重なエネルギー供給源となる、と考えています。

メニューの少なさがなにをもたらすか。
かの太平洋戦争、一概に原因を述べることは不可能ですが、エネルギー供給を絶たれた日本が、アジアに資源、生存圏を求めた点も見逃せない。
つまり、エネルギーの枯渇が戦争への数ある動機の中のひとつとなり、破滅的な戦争へと至り、ついには原爆投下、放射能がふりそそぐという大惨事に至っている。

原発なきがゆえに、放射能がふりそそぐ、という事態もありえるのです。
なので、メニューは多ければ多いほどいい。
逆にいえば、だからこそ私は再生可能エネルギーにも着目しているわけです。
原発と再エネは矛盾しないのだと。(核融合にも私は興味がある)

再エネの話。
私自身実際、再エネに着目すると、たくさんのアイディアと構想が生まれ、ありていにいえばわくわくします。単にエネルギー供給源の多様化というだけではない。自然環境の保存もさることながら、ビジネスにおいて、また地方自治への目覚めにおいても、かなり広範な未来を構想することができると、このイベントを通して学ぶことができました。

以下、再生可能エネルギーを
①環境の観点
②ビジネスの観点
③地域復興の観点
から、記述したいと思います。

打ち合わせの段階で、今泉亮平さんからとてもおもしろい話を聴きました。
オランダの話です。
覚書なので、事実との相違があるかもしれませんが、養豚業者のお話でした。

その養豚業者、豚の糞尿が原因で、事業の縮小をせまられたとか。
業者は悩みました。せっかくの事業、どうすればこの苦境を乗り越えられるのかと。
そこで思いついたのが、糞尿の再エネ利用。この、ムダを転じて利益となす、の思想は功を奏し、ついには豚を飼うことをやめ、糞尿再利用業者として、事業を拡大したというお話しです。
ゴミと豚、ゴミを選んだら事業が拡大したという、とても興味深いお話です。

このように、西ヨーロッパには、いまひとつの大きな流れが起きています。(ドイツの脱原発はどうかと思うが)とくにやはり、近代という爆発的な時代の、発祥の地である西ヨーロッパにおいてその濫觴、濫觴どころかもはやメインストリームになりつつあるというのは、とても興味深い。

しかし、これはまた、世界的に見れば局地的な出来事だということも加えておかねばなりません。西ヨーロッパなんて、いわば世界の局地であります。ユーラシアの片隅に巣食っているだけ、ユーラシアを見渡せば、中東、中央アジア、ロシア、インドや中国をふくむ東アジア、と世界は広がっている。

ここは大事な点で、我々は西ヨーロッパといえば巨大なものを想像しますが、実はほんのちっぽけな地域、ユーラシアの僻地です。
で、西ヨーロッパ以外の地域では何が起こっているかといえば、大きな事象として、新興国の勃興があげられるでしょう。中国、インド、まあBRICS。
この地域は、やたらエネルギーを消費している。

この巨大な流れは、高度成長が終わってもなお、終わらないでしょう。
なにがいいたいかというと、環境は二の次になっているということです。
いまだ世界の趨勢は、環境だの再生可能エネルギーなんていってられる状況ではないということです。

たとえば貿易について、工業製品、電化製品など発達していない、輸出で稼ぐことなんかできない、という国は、農作物なりなんなり、自然の豊富な資源使ってお金を稼ぐしかない。
ということは必然的に、大規模に自然物を生産することが条件になる。『大規模に』やらなければ稼ぎはでない。生態系を壊してでも。

このあたりの話は、お客さんとして来ていただいた関良基さんが専門的にやられていることで、またお話を伺えれば嬉しいですが、ようするに自由貿易の論理にしたがえば、自然物をあつかう産業(収穫逓減産業)の大規模化は、そのまま環境破壊につながる、つまり貿易のあり方を見直し、さらに新しい構想においては現段階での稼ぎより、より大きな稼ぎを生まなければ、どの新興国も環境に配慮した産業なんてやりたがらない、ということがいえると思います。

ここを膨らませれば、貿易システムの話になってしまいますので、今回はやめておきますが、どうすれば新興国が自然環境と経済活動を両立できるかのヒントを田中信一郎さんがくれました。

これもまた個人的に話している中、伺ったことでうろ覚えなのですが、ドイツは魚取り放題を法律でシステム化し、稚魚の段階ではとらない、としたと。魚というものは2歳、3歳になれば値段も飛躍的に上がってゆく。ならば成長してからとった方が経済的にも環境的にもメリットがあるということで、漁業における自由放任を是正、ルール付けしたそうです。

この事例をヒントにして、収穫逓減産業における、無理ある収穫を是正し、持続可能なレベルで、さらに儲けがあがるというやり方を模索し実行し成功できれば、先進国以外の、世界の大部分における環境破壊は是正されるのではないかと考えております。前述のように貿易システムにも広がる話です。時間かけてじっくり、私は考えたいと思っています。

同じ流れで、再生可能エネルギーもまた大事なのはお金の問題で、儲けがあがるというやり方をとらないと現実的とはいえない。これは今回のイベントでも何度と出てきた意見です。

またどのような儲けのシステムがあるにせよ、最初期は、行政と企業がタッグして進めてゆくという国家事業、あるいは大企業が推し進めてゆくかたちにならざるを得ないでしょう。初期投資にかなりの額がかかるので。ただしアイディアならば、我々投資するお金のない者でも生み出すことができます。生み出しましょう。

で、再生可能エネルギーが全世界津々浦々に行き渡った日を念頭においての話なのですが、私は貨幣の未来を構想しています。
貨幣とはなにか。
ドルとか円のことですが、ドルとかはどういう成り立ち方をしているのか。

あれは原理的には金(GOLD)のかわりになります。
GOLDは錆びない、永遠の価値がある、だから人々がものを買う際、さしだして問題ない。信用できる。ということで、持ち歩くのに不便なGOLDを中央銀行に眠らせて、かわりに国家の信用を後ろ盾に紙を印刷し、その紙を現在、お札という形で使っています。(いまはもっと複雑な話になってますが原理的にはそういうこと)

で私は思いました。
もしも再生可能エネルギーが全世界に行き交い、エネルギー供給が半永久的に確保されるのであれば、これはGOLDのかわりになるぞ、と。自然エネルギーならば、どこの土地でも少量ながらつくれる。エネルギー供給源を地球のどこでも持つことができる。

つまりはなにかの事態に直面した時の、エネルギー不足というリスクの分散、分散そのものが地球をまたがるエネルギーのインフラ、どんな事態があってもエネルギーは不滅、不滅の再生可能エネルギーをGOLDのかわりに貨幣の裏づけにできるならば、地球上はすべて同じ貨幣、為替レートで円高がどうの、輸出の減りがどうのそんな事で悩む必要はなくなります。国境の弊害がひとつ、なくなります。

いわばとても民主的な貨幣です。全世界にまたがると同時に、ひとつひとつの地域に根付いた貨幣です。ようやく『地域』というワードに行き着きました。

私は、再生可能エネルギーの白眉、最終的な目的は、イベントでもよく出てきた地域の活性化にあると考えています。

互いの顔を知る、一緒に仕事をする、最終的には人間本来の暮らしにつながってゆく事、いまこの社会で失われているものにいたる事、人間本来の行動様式を取り戻すことが精神の危機を救う。とくに日本人は協働する事でつながってきた民族です。日本人の協働は、キリスト教徒でいうところの教会です。一緒に働く事でつながれるのが日本人です。

ここまで
①環境
②ビジネス
③地域復興

を念頭において記述させていただきました。これらひとつひとつは、再生可能エネルギー普及の道筋、その途上で実現してゆくであろう未来の絵です。
最終的に、この再生可能エネルギー普及へのステップが、未来において諸々のメリットをもたらしてくれれば、と私は考えています。

松村享 拝

副島隆彦 投稿日:2012/04/19 10:52

【837】[947]野村證券は、やはり潰れる、いや金融庁に潰させるようである。

副島隆彦です。  私は、4日前に情報をもらって、野村證券への金融庁の営業停止に処分のことを聞いて、かつ倒産、破綻が間近いと聞いた。

そのあと「週刊実話」という週刊誌の最新の記事が別の人から送られたきた。それを以下に転載します。

 私が、昨年の年末の12月23日に、野村證券は潰れるだろう、と時事通信の記事を理由にしてこの「重たい掲示板」(略称、重掲、おもけい)に書いたらネットで大騒ぎになって、私の言論の信ぴょう性が問われた。私は、他のいくつもの経済雑誌とかの記事が、「ガリバー野村はもう危ない」と載せていたので、根拠のない報道なら、そっちの方が叩(たた)かれるべきだろうと思ったが、なぜか私、副島隆彦に矛先が向かってきた。

 その理由が、なかなか振るっていて、「それは今は、副島先生の方が影響力があるからですよ」とのことだった。そういうものかね。私は、自分が“咬(か)ませ犬”のように利用されただけだと、分かったから不愉快だった。

私は、やがて破綻して解体されてゆく野村證券の可哀そうな社員たちに何の恨みもない。つぶれてゆく会社の従業員たちとその家族の悲惨さを思うと不憫(ふびん)である。だがどうにもならない。

 それは金融業界というのが、この10年、とんでもなく、国民に迷惑をかけて投資資金を大損させ、その損害者、被害者の数は、おそらく5百万人に及ぶだろうということを知っているからだ。一番、罪深いのは、やはり野村證券である。

 おそらく200万人ぐらいの顧客に、一人頭、数千万円ずつの損を与えただろう。それならやはり、つぶれるしかない。社会的な使命を終えた、というやつである。多くの人のお金(資産)に現実の打撃を与えて、恨みと憎しみを買ったら、もう存在できない。それが世の定めだ。

 私が、この野郎、と怒るのは、野村の幹部たちよりも、金融庁とその親分の財務省官僚どもに対してである。お前たちが、その片割れであり、真の共犯者なのだ。アメリカの手先になりつくして、日本の資産家や投資家たちをひどい目に遭(あ)わせたのだ。 

 昔ながらに、地道(じみち)に客に株式を買わせて、買ってもらって、その手数料で生きていればよかったのだ。株式なら、じっと持ってればその会社の努力があるから、いつかは値上がりする。ところが、そうではなくて、わけのわからない投資信託(ファンド)のたぐいを山ほど勧めて買わせて、それが、危険極まりないデリバティブたちだったから、それで客に大損をさせた。 国家ぐるみの詐欺だ。財務省と金融庁のOB幹部たちをこそ、根こそぎ逮捕して、裁判に掛けなければいけないのだ。

「野村に行政処分が近い」の記事は、このあとすぐ載せるが、私、副島隆彦が、この10日間ずっと集中しているのは、大阪の橋下徹(はしもととおる)のことである。 なかなか、たいしたやつだ。どこまででも暴れさせてみせてくれ。その 巧妙な二枚舌、三枚腰の、とんでもない謀略政治手法を、私は冷酷に解剖する。

 ただし、今の日本に広がり充満する、就職できない若者たちの激しい怒りと怨念が、「こんな国になんか一度、全部、壊してくれ」という熱気が、橋下徹への熱狂的な支持となって、現れていることは、私にも肌身で分かる。それは痛いほど分かる。だから国民の広い層の橋下人気の、その現象の分析を、政治学研究として徹底的にやらなければいけない。橋下を背後からあやつるアメリカの大きな力をこそ冷酷に見抜かなければならない。 

 ここの「今日のぼやき」に、中田安彦研究員が、今の日本で一番の、最高に素晴らしい 橋下徹研究を載せている。この、

 学問道場 今日のぼやき 「1296」番 橋下首相を誕生させようと目論む、関西財界ネットワークの正体とは   2012年4月3日 
中田安彦筆

をしっかり読んでください。そうすればあなたは今の日本の焦眉(しょうび)の政治課題 を正確に理解したことになります。

副島隆彦拝

(転載貼り付け始め)

「 嫌われ者 野村ホールディングス「消滅」秒読み 」

週刊実話   2012年4月14日号

 金融界の重大関心事だった増資インサイダー疑惑が、ついに「事件」として炸裂した。市場の番人の異名を取る証券取引等監視委員会が3月21日、大型の公募増資に絡んで内部情報に基づくインサイダー取引を行ったとして、中央三井アセット信託銀行に課徴金を課すよう金融庁に勧告したのだ。

 課徴金そのものは、不正利益の中から中央三井が得たファンド報酬額に沿って算定されることから、わずか5万円の納付命令にとどまっているが、投資のプロが公募増資のインサイダーで摘発されたこと自体が「前代未聞の大事件。監視委は一昨年の夏以降、執念の内偵の末にやっと摘発にこぎ着けた。当然、次のステップが視野にある」と市場関係者は打ち明ける。

 インサイダー取引が 表面化したのは中央三井アセットの株式運用担当者。国際石油開発帝石が2010年7月に公募増資を行った際、主幹事を務めた野村證券の営業担当から事前に情報を入手し、国際石油開発帝石株を空売り(保有していない株式を証券会社などから借りて売り、下落してから買い戻して返す投資手法)、運用する海外投資家向けファンドに約1400万円の利益をもたらしたという。

 現行法ではインサイダー情報を入手して利益を得た者は処罰の対象となる半面、組織を含めた情報提供者は罪に問われない。しかし、関係者は「情報を漏らしたのが野村の女性営業員」だったことに驚きを隠せない様子で語る。

 「証券会社は、企業の増資やM&Aなどを担当する投資銀行部門と、投資家に株式などの売買を勧める営業部門の間 に情報の壁を置くほど情報管理を徹底させている。それにもかかわ らず、野村の女性営業員が本来ならば知り得ない増資情報を入手し、これを漏洩した事実が明らかになったのは言語道断です。

 情報管理がルーズだった何よりの証拠で、ことによると他の営業員も関与していた可能性だってある。当然、監視委はインサイダーの闇に切り込むでしょうし、これでパンドラの箱が開いたら野村の信頼は失墜します」

 今回のインサイダー摘発に際し、当の野村は「まことに遺憾。当局の調査に全面的に協力する」とのコメントを発表したが、2010年9月に同社が主幹事を務めた東京電力の公募増資を巡っても、大掛かりなインサイダー取引疑惑が囁かれている。

「東電だけではありません。あの当時は日本板硝 子、相鉄HDなどでも増資インサイダー疑惑が公然とくすぶり、海外の投資家から『日本はインサイダー天国だ』と非難された。これに危機感を募らせた監視委が解明に向けて調査を開始したのですが、海外のヘッジファンドを含め関係者の口は予想外に堅い。

 そのため膨大な売買の中からコツコツと疑わしい関係を洗い出し、やっと摘発の第1号にこぎ着けた。従って第2弾、第3弾はもちろん、証券会社に対しても業務改善命令だけでなく、刑事罰の対象にも加えるよう金融庁に働きかけています」(証券記者)

 ただでさえ野村ホールディングス(HD)と傘下の野村證券は、オリンパス、AIJ投資顧問など、OBの救い難いマネースキャンダルで世間から白い目で見られている。そこへインサイダーの追い打ちで厳罰を与えられれば信用失墜を招き、業績不振の泥沼にはまる。

「その場合、米格付け会社のムーディーズは躊躇することなく野村をジャンク債に格下げする。野村HDの古賀信行会長、渡部賢一グループCEOなどが恐れるシナリオです」と、前置きして野村ウオッチャーが喝破する。

 「去年の11月、ムーディーズは野村が海外事業の収益悪化から7~9月決算で最終赤字(460億円)に陥ったのを見届けると、格付けを引き下げの方向で見直すと発表した。その直後に英フィナンシャル・タイムズ が『傘下の野村不動産 と野村総合研究所を売却するのではないか』と“フライング報道”したこともあって、野村がキャッシュ不足で悲鳴を上げているとの憶測が広まった。

 まさにそれを追認するかのように、ムーディーズが3月16日、野村HDの格付けを投資適格の最低水準まで引き下げた。増資インサイダー摘発の前だったおかげか、ジャンク債の烙印を押されなかったのは不幸中の幸いといえますが、もしもそうなったら国際的にも信用は地に堕ち、野垂れ死にが現実味を増してきます」

 かつては証券界のガリバーとして君臨した野村HDが、いまや存亡の危機に直面しているのだ。「野村の屋台骨が怪しくなってきたのはリーマンの欧州とアジア部門を買収するなど、身にあまる投資にのめり込んだこと が大きい。今さら元に戻れず、といってこのままでは立ち行か なくなる。

 だからこそ金融庁はメガバンクの傘下に入るよう水面下でプッシュしている。実際、野村首脳がメガバンク首脳と密かに接触した姿が目撃されています。その後、どこまで交渉が進んだかは明らかになっていませんが、増資インサイダー摘発を機に金融庁が野村に決断を迫っている、とのアングラ情報が飛び交っています」(金融情報筋)

 とはいえ、野村にも意地がある。だからこそ金融庁が描くシナリオに反発し、単独での生き残りを模索しているとの見立ても一部にある。これまではHDと傘下の野村證券はトップが兼務してきたが、4月からはHDと実働部隊である証券のトップを別にしたのが好例だ。しかし、野村ウオッチャーは冷やや かに言う。

 「金融庁と監視委は表裏一体で野村包囲網を敷いている。メガバンクを駆け込み寺にさせる方針を決めている以上、最後のあがきを認めているだけでしょう」

見えてきた野村の命運は、果てしなく暗い。

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦拝

石井裕之 投稿日:2012/04/17 15:34

【836】[945]中国の内蒙古から(フフホト通信)

内蒙古の石井から、「フフホト通信~番外編/黒龍江省通信」です。
先日、黒龍江省まで行ってまいりました。
日程は、3月26日から30日です。
当初は、2月に行く予定だったのですが、打ち合わせ先の都合で延びてしまいました。
添付ファイルの地図を御覧下さい。

今回、山東省の青島(チンタオ)から移動しましたが、先ず「哈??(ハルピン)」に飛行機で入りました。
それから夜行汽車で8時間ほど揺られて「佳木斯(ジャムス)」へ。
最後に高速バスで3時間少々掛けて「富?(フージン)」へ移動しました。
デジカメに写真を一杯撮って帰ってくる予定だったし、事実写真は一杯撮ったのですが、肝心のカメラを途中のホテルかタクシーの中に置き忘れてしまい、結局出てきませんでした。
街並みを今回は皆さんに送れません。

ハルピンは色々な国が実効支配した箇所なのでしょう。
フフホトと違って、古い(と言ってもせいぜい100年くらいだと思われますが)5~6階くらいの建物と最新の30階建てのビルが混在していました。街にはロシア人も多いのでしょう。ロシアの土産物屋が街中至るところに目に付きました。また、ロシア人ダンサーによる「夜総会(ナイトクラブ)」も多数有りました。生憎、妻と一緒だった為、生ロシア人を観ることは出来ませんでした。
ハルピンに住む中国人の中に、妙に色の白い、彫りの深い顔立ちの人も多少目に付きましたが、街中をロシア人がウロウロしているような様子では無かったです。
因みに、街中の一等地で25~30万円/m²(分譲マンション価格)だそうで、特に値段は下がっていないそうです。

ジャムスは通り過ぎただけなので、駅前の混沌とした雰囲気しか覚えていません。
大きな街ではないですね。感覚的にはハルピンの1/10くらいの規模の街でしょうか。

ジャムスからはバスで移動しましたが、道中目の前に広がる広大な黒土の大地が全て水田になっているのには驚いてしまいました。
このフージンという所は、人口が40万人程度の小さな町みたいですが、ここで1年間に生産される米の量は、何と中国の米の消費量の3年分に相当するとのことです。統計の裏付けはしていません。
試しに有機栽培の米を買って帰って試食しましたが、見た目は日本の米と変わりません。
甘みが無いので何とも言えませんが、中国の一般的な米に有りがちな臭いはありませんでした。

今回の出張の目的は、日本から導入した特別な有機栽培肥料(土地改良剤)を生産する工場の建設計画の話を、黒龍江省のトップとする、ということでした。
間に入ってくれていた人の話によると、政府が1億元の投資をしてくれるから、我々は1円の投資の必要も無い。技術だけ持ってくれば良い、ということだったのです。我々の提供する有機栽培肥料によって、中国全土の農業事情が良くなり、国民全体が健康で豊かになれるのなら、これほど有難い話はない、ということだったのです。

ところが道中で紆余曲折ありまして、結局のところハルピンでの打ち合わせではなく、上記の方法でフージンまで移動しての打ち合わせになってしまったのです。。
疲れ切った我々を、フージン市の招商局の役人が待ち構えていました。
黒龍江省のNO.3が、フージン市長に連絡して、そこから件の役人に連絡があった、ということです。
我々を出迎えてくれたのは主任クラスの役人です。
日本からわざわざ投資をする為に来てくれた、と思っている訳ですからゾンザイな扱いはないです。
延々と夜行列車や高速バスに連続して揺られ、フージンには朝の10時くらいに着いた訳ですが、そのままバスで直行していますから顔も洗っていません。
ネクタイを締める暇もなく打ち合わせに向かわされたのは非道い仕打ちでした。

一応の投資申請書類を提出すると、審査に1週間くらい掛かると言われました。
日本から来ているので、明日には帰らないといけないと言うと、超特急で対応すると約束してくれたのでホっとしていると、その昼食のときです。
昼食は件の役人がご馳走してくれました。そこへ後から遅れて現れたのが、招商局の局長でした。
我々の投資申請書を観るでもなく、「ここはあなたの来るところではない」というニュアンスのことを言うだけ言って立ち去ってしまいました。
結局、彼等が欲しているのは「工場」であり、地元民の就業機会を一気に増やすことの出来る施設であったのです。別に「健康」が欲しかった訳ではなかったのですね。
しかも、政府の助成があるとしても全額補償ではなく(考えてみれば当たり前ですが)、場合によって半分まで助成しますよ、でも固定資産に対してだけですし、その資産評価は政府がします、ということだったのです。

黒龍江省に行く前には、「政府を挙げてお招きします。直ぐに契約調印をして、その場に新聞記者やテレビ局も立会います。」という話だったのに、随分と落差が生じたものです。非道い脱力感で、帰りの道すがら妻との間にはお互い一言も会話が無かったほどですから。
そんなに上手い話がむやみやたらと転がっている訳ではないことを、改めて認識させられた一件でした。

久々の失敗です。
お恥ずかしい話ですが、恐らく私のようなお気楽な日本人が何度と無く非道い目に合っていることでしょう。
それもこれも確認不足が招くことですから、結局は自分が悪いのですが、日本人はそうは思わないことでしょう。
きっと、「俺は中国人に騙された」という結論に至るのだと思います。
只でさえ中国嫌いなのに、このようなことが起きると、二度と中国になんか行きたくない、ということになってしまうのでしょう。

ただ、収穫もありました。
このフージンの農民が皆豊かだということが判ったのと、広大な水田には農薬の空中散布まで行っているところもある、ということが判ったことです。
内蒙古の農民もそれほどヒモジイ思いをしていないということは判っていました。飢えに苦しんでいる農民というのを、私は今住んでいるフフホト周辺の農村で見たことがありません。皆豊かな食生活を送っています。
しかし、フージンはレベルが違っていました。
農民が普通に乗用車に乗っているのです。これにはタマゲテしまいました。
ここ中国では、家計収入が13万円/月くらいの家庭でようやく100万円クラスの乗用車に乗れるのです。
それが300万円クラスの乗用車をフージンの農民は購入し乗っている訳ですから、日本人の感覚だと、百姓が皆ベンツを転がしているような感じです。
フージンの米が、内蒙古のジャガイモよりも高値で売れるのと(当たり前ですが)、皆1000畝(1畝=6.66アール)くらいの農地を確保しているということですから金を持っているのも頷けます。日本で一反だ二反だと言って騒いでいる百姓に聞かせてやりたいです。

中国の「空」が、民間に開放されるかもしれない、というのは、以前どこかのニュースで観たことがありました。
また、最近、小型飛行機のディーラーが上海か北京にオープンした、というテレビのニュースも観たばかりだったのですが、何とフージンでは農薬を空中散布していました。
この広大な国土を、ちまちまと自動車では移動していられません。高速鉄道にも限界があります。
すると、地方の空港をもっと整備して、空を開放してしまえば交通の便も良く、経済もますます刺激される、と踏んだのでしょうか。
実際の法律がどうなっているのか、まだ確認していませんが、仮にこれが事実ならアメリカやヨーロッパのようにプライベートジェットが「飛ぶように」売れる、一大市場が出現することになります。
中国はEUとFTAの協議をしているということですから、双方のプライベートジェットの乗り入れにも規制が掛からない可能性も出てきます。

また、フージンは川一つ隔てるとロシアです。
川岸にロシアとの交易を目的とした港湾開発も進んでいました。
海外との遣り取りとなると、すぐに海の港を思い浮かべる「島国立国」の日本人の私には、非常に新鮮な驚きでした。

次は、中国の南の地方「貴州省の省都/貴陽市」のお話を予定していますが、これを読んでいたっしゃる人で、まだ中国の経済が早晩崩壊すると思っていらっしゃる方がいるのでしょうか。

加地 龍太 投稿日:2012/04/15 23:44

【835】[944]コミュニタリアン=グローバリストの市場に対する接し方は正しいか

「副島隆彦の学問道場」学生会員 会員番号7416番
加地 龍太(かじ りょうた)です。
以下「~だ。~である。」調にて文章を記載します。

「コミュニタリアン=グローバリストの市場に対する接し方は正しいか」

共同体は、社会・諸団体・国家などの人間集団のことである。
個人は、国家または社会集団に対して、それを構成する個々別々の人のことである。

マイケル・サンデル氏が代表するコミュニタリアン(共同体優先主義者)たちは、
個人は共同体があってこその個人であり、非常に失礼ながら力の弱いとされる人間たちにも最低限度の人間らしい生活を政府が提供するために政府の権限を増大させることを望む。
コミュニタリアンがそう主張する理由は、ウォール街の権力者たちの世界経営のための布石である。
グローバリストは、「福祉優先主義=国家優先主義」の名の下に増税して集めた税金を予算として国防総省にまわし、ウォール街の海外権益を守るために海外派遣されている米軍の資金にアメリカ国民の金銭である税金を使用している。そして、現地で殺人をしている(米軍人側が殺される場合も含めて)のである。

ゆえに、マイケル・サンデル氏が代表するコミュニタリアンとは、グローバリスト(地球支配主義者)の手下であり、繰り返すがグローバリストたちの世界経営のための布石になる仕事をしているのである。
このような事実を知らない人間たちが、マイケル・サンデル氏の著作や白熱教室などによって思想を植えつけられ、政府の権限を巨大化させ、政府が市場や個人を抑圧する中央集権主義を肯定しているのだと思われる。
そして、コミュニタリアン=グローバリストは市場の法則を無視して政府が商品価格を決定したりする「統制経済」を敢行することを肯定する。

市場には、法則がある。コミュニタリアン=グローバリストは、「自然現象の法則」は人間の力ではどうすることも出来ないのだ、と認めている。
しかし、「社会現象の法則」は人間の力でどうにか出来るのだと考えている。それが間違いなのだ。
無論、リバータリアン派の人間ならば、ベンサマイト・リバータリアン(人定法=ポジティブ・ロー派)であれ、ロッキアン・リバータリアン(自然権=ナチュラル・ライツ派)であれ、バーキアン・リバータリアン(自然法=ナチュラル・ロー派)であれ、「社会現象の法則」である「市場の法則」は人間の力ではどうすることも出来ないのだ、ということを知っているはずだ。

しかし、現在の世界ではグローバリスト側の方が強いので、破産した企業に公的資金(税金)を注入するなど、国家が市場に介入する行為をする方が正しいということになっている。
市場の法則を無視すると、市場の報復を受けることになるのである。
以下、参考にした「小室直樹の資本主義原論」から引用する。

(引用始め)

●米価安の諸色高に水野忠邦はいかに対処したか

大岡忠相にもまして、「市場には法則あり」ということを、如実に、立証してくれたのが水野忠邦(1794~1851年)であった。
物価高で武士の生活が困窮するのは、幕藩体制の宿瘊(しゅくあ)=持病であった。
支配階級たる武士の貧困化にともなう士気の退廃でどうにもならないところまできてしまった。幕府も諸藩も財政破綻。いや、破産寸前。この点、平成九年の日本と同じ。
ちがう点は。平成時代の大蔵省役人とはちがって、幕府の権力者は、財政危機を拱手傍観(こうしゅぼうかん)したりしなかった。指をくわえて見ていたりはしなかった。何とかしなければならないと必死の努力を重ねたのであった。
さながら、アメリカの権力者(政府と議会)のごとし。

とくに、老中首座水野忠邦は、幕政改革(天保の改革)によって幕藩体制の危機をのり切ろうとした。異常な熱意と自信でのりだした。
幕藩の財政危機と武士の貧困化の原因は何か。米価は下落するのに、(その他の)物価は上がる。原因はここにあると忠邦はにらんだ。
では如何にするべきか。幕府の命令によって、この原因を除去しようとした。
これが実は、とんでもない間違い。忠邦は、「市場には法則あり」ということが、どうしても理解ができないのであった。
そのために、市場の報復(マーケット・リベンジ)をうけて、享保における大岡忠相よりもずっと大きな失敗をする羽目になった。スターリンや大蔵官僚と同じ陥穽に落ちたのであった。
米価安の諸色(その他の物価)高に幕藩体制の危機(財政破綻と貧困化)は由来する。
米価が基準物価として、(その他の)物価と相関して動くあいだはよかった。
ところが、だんだんと、米価と他物価との相関関係が小さくなり、米価は下がるのに諸色(他物価)は下がらないという傾向がつよくなったのである。

サアたいへん。一大事、幕藩体制の一大事。収入は減り支出だけが増大する。財政は破綻し、支配者たる武士は貧困化する。何としてでも物価を下げなくては。忠邦は決意した。
物価を騰貴させた原因を何か。風俗が華美になり、生活が奢侈(しゃし)になったからである。忠邦はこう考えた。生活を統制して贅沢をやめさせるにある。忠邦は、改革の政策目標をここにおいた。物価を下げるために贅沢追放。これを権力者の命令によっておこなうことにしたのであった。忠邦は、スターリンをはじめとする後年のソ連の指導者のごとく(人間)疎外を理解していなかったのであった。
社会(現象)には法則がある。この法則は自然法則のごとくに客観的なものであるから、
人間の意志ではどうすることもできない。無理に意志を押し通そうとしたってどうなるものではない。いやあるいは、社会の報復をうけることだろう。

「生活が奢侈(しゃし)に流れた」ことがいけないと言われたって。いったん身についた「贅沢」は、それが習い性となってしまえば、その習い性から当人じしんもすでに疎外されているのだから(客観的事実となりきっているのだから)これ一種の「本能」みたいなものである。命令されたってどうしたって、止められるものではない。

小室直樹先生 著「小室直樹の資本主義原論」 P14~15

(引用終わり)

加地 龍太です。
このように、人間には市場の法則をどうにかすることなど出来ず、無理にそれをどうにかしようとすると「市場の報復(マーケット・リベンジ)」を受けることになるのである。
3月24日の定例会での副島隆彦先生の公演で指摘された「ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント(ゴールドマン・サックスの系列会社)」のジム・オニール会長や、ECB(ヨーロッパ中央銀行)のマリオ・ドラーギ総裁などが、イギリス古典派経済学の始祖アダム・スミスが唱えた「神の見えざる手」を否定し「神の見える手」を唱えているようだ。
彼らは、市場の法則を無視し、市場介入罪という犯罪をしている。そして、その方が正しいのだ、と主張しているようである。

私は、上に述べたようにジム・オニール氏やマリオ・ドラーギ氏たちの考えに異を唱える立場であり、その方が正しいと考える。
従って、コミュニタリアン=グローバリストの市場に対する接し方は正しくない、と考える。

何かご意見があれば私のアドレスにメールを送って下さい。
宜しくお願いします。

加地 龍太 拝