重たい掲示板

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アルルの男・ヒロシ 投稿日:2012/12/11 10:22

【1011】[1141]2012年12月10日、東京スカイツリー前での小沢一郎の街頭演説

アルルの男・ヒロシです。
昨日(10日)に日本未来の党の小沢一郎(民主党元代表)が、東京都内の押上(おしあげ)というところにある、「東京スカイツリー」前で街頭演説を行いました。

私は偶然にもこの様子を録画することができましたので、こちらで公開します。

このあと確認した新聞報道によると、小沢一郎はこの寒い中、それまでべつの東京都内の北十条(東京12区)でも演説をしていたようです。
街頭演説中、野次を飛ばしていた聴衆の中のネット右翼みたいな中年の男が小沢一郎につばを吐きかける場面があり、すぐに警備していた警官かSPに現行犯逮捕されています。

ところが後で確認した時事通信の報道ではこの男は、「通りがかりの男」として報道されています。ですが明らかに通りがかりではありません。報道機関というのは自分が見たこととは別のことを平気で書くのだなと思いました。

(記事貼り付け開始)

未来、小沢氏前面に=首都で街頭演説【12衆院選】
時事通信 12月10日(月)17時21分配信

 日本未来の党随一の実力者である小沢一郎氏は10日、東京都内6カ所で街頭演説し、「自民党政権に戻していいのか」などと支持を訴えた。小沢氏が選挙期間中、大都市圏で演説するのは異例だ。報道各社の世論調査で未来の苦戦が伝えられたことで、表立った選挙運動をしてこなかった小沢氏が前面に出ざるを得なくなったようだ。

 小沢氏の選挙戦術は、他党の幹部があまり行かない郡部を重視するのが基本的な手法で、「川上戦術」と呼ばれる。今回の衆院選も第一声を愛媛県久万高原町で上げた。選挙を知り尽くす小沢氏が今回、選挙戦中盤で流儀を変えたところに焦りがうかがえる。

 小沢氏は消費増税を争点化することで、民主、自民、公明3党への批判票を取り込む戦略を描いていたが、未来の支持率に反映されているとは言い難いのは誤算だった。公約の多くを果たせなかった民主党政権の総括を、小沢氏ら政権離脱組も迫られているとみられる。墨田区押上では、通りがかりの男が小沢氏に唾を吐きかけようとする一幕もあり、小沢氏の苦境を印象付けた。 

(記事貼り付け終わり)

大城義和 投稿日:2012/12/11 06:09

【1010】[1140]世界像を、情報により、リアルタイムMIX/REMIX=意志の最適化ファンクショナル・シミュレーション

大城義和です。
世界政治金融経済圏を、意志の最適化により、情報通信革命に置き換えます。

情報ユビキタス・ネットワーク=インフォメーション・テクノロジーよる、電子頭脳=パーソナル・コンピューターでの、意志の最適化は、人間の頭脳=パーソナル・メディア=情報データの、オーガニック・シミュレーションを、モダン・サイエンスのアプローチで、論理像アーキテクチャ構築する。情報通信革命は、反復する世界と世界像の、ダイナミック・ネットワークとしての、アヴァンギャルドな建築の暗喩であり、感覚・感性=インフォメーション・テクノロジーは、例えば、近代資本主義のサブジェクトとオブジェクトが、仮想空間の意志の最適化テクノロジーこそ、もはや、人間の眼のイメージに、世界政治金融経済圏Graphical User Interface=リアルタイムMIX/REMIXする、つまり、私というパーソナルなメディアは、関数的情報ハイテク・システムであり、ハイテクノロジー的ファンクショナル・モデルである。感覚・感性=クライアント・サーバー/データベース/サーバーと、金融・経済という情報ハードウェア/ソフトウェア/ネットワークは、情報時間軸空間軸ユビキタスを、再構築再構成プログラミングし、世界政治金融経済圏は、情報による意志の最適化をしてゆく。

大城義和拝

大城義和 投稿日:2012/12/09 08:27

【1009】[1139]世界というインフォメーションを、パーソナルにデジタル思考してゆく、アーキテクチャ・プログラミング・ゲーム

大城義和です。世界というインフォメーションを、パーソナルにデジタル思考してゆく、アーキテクチャ・プログラミング・ゲームを、日本語によって、実装します。

世界政治金融経済圏/近代資本主義/近代工業社会での、イメージによる、リアルタイム情報、そのデータを意志の最適化において、都市空間における、パーソナル・コンピューターというコードは、人間の頭脳であり、頭脳というインフォメーションは、オーガニックにネットワーク連結接続していて、例えば、スマートフォンでの、情報通信革命/インターネットにおける、パーソナルなメディアによる、クライアント・サーバー/データベース/サーバー=リアルタイムMIX/REMIXユビキタスが、都市という、電脳知性の海構築してゆく。私という、パーソナルなメディア、しかし、感覚と感性での認識であり、いや、認識というよりも直観であるかもしれない、世界像は、感覚・感性のイメージとイメージの、コンピューター・メディア・ネットワークであり、すなわち、世界も、像も、私も、共同幻想であり、感覚と感性も、情報技術的な共同幻想かもしれない。人間の思考さえ疑わしい、何を考え、何のために思考するのか、思考も幻想なのではないか?、では、幻想は何か?、しかし、構造/ストラクチュアは、変化しない、自然法則が、変わらないのは、モダン・サイエンスの意志の最適化、すなわち、ファクツ/事実である。神とは構造の事だ、だから、地球や世界における、神=構造は、人類であり、人類とは事実である。神は、全能ではない、人間なのだから、そして、ラチオとリーズンによって、人間は動き、世界は再構築され、意志の最適化によって、世界政治金融経済圏は、ダイナミックにオーガニックなネットワーク再構成してゆく、その時、人間の頭脳=パーソナル・コンピューターは、情報=リアルタイムMIX/REMIXし、すなわち、これこそ、情報通信革命である。パーソナルにおける、情報のイメージ、時間軸と空間軸は、コンピューター・グラフィックス・デザインのようなものだ。世界政治金融経済圏/近代資本主義/近代工業社会は、情報通信革命=ハイテクノロジー思考する事が出来る。

大城義和拝

Tohoho238 投稿日:2012/12/08 13:55

【1008】[1138]Re:この書名は・・・

会員番号6696のTohoho238です。
Amazon.com及びTwitterの名前での投稿になります。

Re:1137この書名は・・・に関しての情報です。

http://blog.ushinomiya.co.jp/blog/d2894
にあるように中島孝志さんのプロデュースにより本書が作成されたようなので、著者と同氏により書名がきめられたのでしょう。(ログインするとより詳しい内容がかかれていますが、転載は不可ですので、あしからず)

その中身ですが、既にAmazonに投稿しましたので、その内容を貼り付けます。

http://www.amazon.co.jp/gp/cdp/member-reviews/A2Y5B7OPT6OV8V/ref=cm_pdp_rev_title_1?ie=UTF8&sort_by=MostRecentReview#R1DYY7BEZU0F49
(転載貼り付け始め)
星2つ
「早速読了しましたが、がっかりしました。」

このところ来年の経済に関する本を立て続けに(去年発刊されたものも含めて)読んで来ましたが、松藤氏の著作は「劣化」の一途をたどっています。もはや経済の本でもないし、政治経済の解説本でもなく、相場についてかくたる見通しが述べられているわけでもない。
近所の大手の書店でも過去の著作は置かれておらず、新刊についても仕入れ部数は相当絞られているようでした。内容は自分の知っている知識(歴史?)のご開陳でしかない。これでは売れないでしょう。

もちろん、中学生にも分かる内容とデータを極力抑えたとプランナーの方が強調している通りの内容ではあります。また一つ一つの内容については納得できる主張も多い。
しかし、パンチがないのです。もちろんそれは、これこれだから、来年のこのころにこうなると言った将来を見通す力のようなものです。それが間違っていても文句をつけるわけではなく、なぜそのように考えるのか?を読みとりたいからです。

最後の章と付録の近未来予測に関しては、既に松藤氏のブログに掲載されたものであり、目新しい情報も入っていません
(転載貼り付け終わり)

ちなみに副島先生の本も2冊レヴューを入れてみました。
http://www.amazon.co.jp/ぶり返す世界恐慌と軍事衝突-副島隆彦/dp/4396614381/ref=cm_cr-mr-title
客観的に読めば、このような評価(星5つ)になると思います。

http://www.amazon.co.jp/隠されたヨーロッパの血の歴史-副島-隆彦/dp/4584134553/ref=cm_cr-mr-title
こちらは「隠されたヨーロッパの血の歴史」です。すごい本です。

加藤 剛 投稿日:2012/12/07 22:55

【1007】[1137]この書名は・・・

本のタイトルに著作権があるのかどうか知りませんが、よりによって『恐慌前夜』という本が発売されたそうです。

http://www.amazon.co.jp/恐慌前夜-日本経済は急浮上する-松藤民輔/dp/4023311480/ref=pd_rhf_gw_p_t_2

発売されるや否やリーマン・ショックが起きて「うわあ、本当に『恐慌前夜』だったのか!」とただただ金融市場の崩壊を眺めているしかなかった、あの時を思い出すようなことになるのでしょうか。
最近は、テレビドラマでも過去の重厚な名作が(安っぽく)リメイクされたのをよく見掛けますが・・・一体誰がこのタイトルにしたのでしょう。

大城義和 投稿日:2012/12/07 21:47

【1006】[1136]世界像を情報通信革命システム/モデルとして、リアルタイム=MIX/REMIXしてゆく

世界像を情報通信革命システム/モデルとして、リアルタイム=MIX/REMIXしてゆく

例えば、都会の消防庁の救急車の映像。そして、タワーレコードの輸入盤が、ほとんど入っていない状況のシチュエーション。公共交通機関の電車の遅れの異常さや、駅員の誘導という記号。すなわち、日頃の視覚によるイメージは、素材構成システムというモデルで見る時に、都会の日常生活空間の、ダイナミックな違和感、異質感は、戦争イメージを映し出す。

ハイテク電子技術大国であった日本は、どこへ行ったのか。日本人の知性は、なぜ、消え失せたのか。全て知性や技術を、ノイズとして翻訳・解釈した時に、完構築されたシステム/モデルによる、人間の頭脳の崩壊が、知の建築アーキテクチャとして、Graphical User Interface化されてゆく、グラフィカルなイメージによる、技術や知性のオブジェクトと、それを使用するサブジェクトである人間の、ネットワーク・モデル、まるで、情報通信革命のクライアント・サーバー/データベース/サーバーへと、置換可能になる。

頭脳を支配・管理・統制された、ブレインウォッシング人間の情報統制、それは、戦争という情報データに、変容してゆく、かなり速い速度で、高速スピードで。ものを考えないとはこの事だ、目先の事ばかり考えていた、我々日本人の愚かさ、鈍感さ。物をみるとは、物を考えるとは、大きな枠組みで論理を系統立てて、精緻に組み立てるという事だ。気付いても遅い、愚かで鈍感で洗脳された日本人。

目の前の現実日常生活空間と、目の前の真実日常生活実体空間が、オーガニックにリアルタイムで、MIX/REMIXネットワークする時、恐ろしい事実映像が、表示される。しかし、戦争は阻止するのだ、戦争を阻止しなけらばならない。戦争阻止するためには、尖閣国有化をただちに撤回する。そして、日中国家間レベルの交渉を、開始すべきであり、国家間の対話というのは難しいが、戦争を絶対に阻止する方向に、向きを変えるべきだ。しかし、今の時点で、私は、対話による戦争を阻止する方法論というのは、わからない。

戦争が起きていない、起こらない、とした場合があるとしても、日本の尖閣国有化は、おかしなことだ。中国人の理論・論理を、正常な会話が成立するように、日本人は、中国人に、上品に穏やかに丁寧に話すべきである。

世界像という、パーソナル・コンピューター・ネットワーク/モデルと、世界生産圏システムの、ダイナミックでオーガニックなユビキタス、それは、サブジェクトである、人類と、オブジェクトである、世界像、それに、感覚・感性という、インフォーメーション・テクノロジーが、人間の頭脳リアルタイム=MIX/REMIXアーキテクチャ・プログラミングとして、論理像とデジタルにリンクしてゆく。

大城義和拝

大城義和 投稿日:2012/12/06 22:24

【1005】[1135]新日本国家戦略

新日本国家戦略

学問道場会員の大城義和です。日本について、文章を書きます。

 現在の日本は、中国との戦争経済の中にあり、つまり、戦時中である。おそらく、台湾海峡で戦争に近い軍事衝突が起きていると思います。例えば、スマートフォンのWifiが通じにくいとか、空の飛行機の飛び立つ音であるとか、地震のような振動とか、街に警察官がたくさん集まって警備(監視・管理・統制)しているとか、都内の中国人系の中華料理店が、徐々に潰れだしてきて、店がガラガラであるとか、まさに、戦時中であると推測可能であります。
 
 TVや新聞では、戦争状態の報道は、一切流さないですが、戦争していないふりをして、実は徐々に戦争を開始しているのではないか。我々日本人は、この大きな事実を、早く認識しなければいけない。この文章を書いている時も、外の空の飛行機の飛び立つ音が鮮明に聞こえます。やはり、日本は中国と戦争していると思う。

 原発稼働停止は、重要なプログラムだと思いますが、むしろ、戦争が本格的に起こるというのなら、反対に原発を全機稼働させるべきだと私は思います。なぜなら、日本にある原発全て稼働させれば、少なくとも、空爆は成立しない、空爆は起こらないからです。どうしてか?それは、原発全機稼働している状態で、もし、中国軍が空爆を開始しようとしても、実行出来ないからです。空爆したら、世界が大変なことになります。しかし、海をつたって攻めてきますから、やは、戦争阻止すべきです。

 日本は、情報管制が敷かれていて、情報統制経済で動いています。我々、日本国民は、国家、すなわち、国家官僚に監視されている、全ての行動を。思考と思想まで、コントロールされているのだから、強力なコントロールド・エコノミーで、権力者が上からの押さえつけをして、日本国民は、プログラミングされています。
 
 日本は、独立国家になるべきです。それは、2015年にアメリカ世界帝国が徐々に崩壊し、世界覇権が中国に移り、BRICS世界体制が構築された時に、日本からアメリカが撤退した時に、日本は独立すべきだと強く思います。このまま、アメリカの属国をしていたら、日本人は、自分の頭脳を管理・支配・統制されてしまいます。つまり、実体なき人間という、恐ろしい現象が起きてしまう。

 今、日本人がすべきことは、私たちの素晴らしい偉大な日本民族指導者・小沢一郎を、日本国の指導者として、日本国を再構築する事だと思います。戦争は無益であり、ナショナル・インタレストを大きく損なう、つまり、自分の首を自分でしめてしまう事になる。

 今、我々、日本人がとるべき行動は、尖閣諸島国有化を撤回し、中国とハイレベルな対話をすべきだと思います。それには、コトバより態度で、実際に丁寧に上品に交渉すべきだと思う。日本人は、中国人の意見を、あまりにも聞かなすぎです。もっと、中国人の耳に傾くべきです。今なら、戦時下とは言え、台湾海峡での軍事衝突であるから、激しい対話になるかもしれないが、日中の交渉で、戦争を阻止する事ができると思います。しかし、ここで、安心するのは、早いです。あと、1年半くらいで、橋本徹が東京に攻めてきます。東京進軍は、おそらく、もっと早いスピードで起きると思います。今、日本の最高権力者は、橋本徹であると私は思います。ですから、戦争は、来年夏ごろから、本格的になって、その後、気付いてみたら、橋本徹政権が誕生し、日本は中国と戦争する事になります。日中戦争は嘘で、米中戦争であり、日本国が戦場になり犠牲になるという、恐ろしいおかしな状態にされてしまう。つまり、騙されて戦争させられる事になるのです。

 やはり、日本からアメリカは、出て行くべきだ。アメリカよ、日本から撤退しろ。アメリカ、お前らが日本人を騙せると思うのなら、やってみろ。日本人は、日本最高頭脳で、お前たち、世界帝国アメリカを騙し返してやる。日本はアメリカに勝利し、日本は中国と友好関係を結び、中国と経済繁栄し、日本が独立国家になる日を、日本人は自分たちの手で、創りだす。
  
 平和な世界帝国中国・BRICS時代が到来したら、我が日本は、世界政治金融経済圏コンピューター・システムを構築し、世界の情報システムは、我々日本人が全て動かす。日本人は、世界一の技術大国だから、世界貿易決済システム等は、日本の最高技術力で、創れるだろう。
 
 アジア人同士、戦わず。副島隆彦先生が、日頃、常々おっしゃっている通りだ。

大城義和拝

副島隆彦 投稿日:2012/12/06 14:44

【1004】[1134] 選挙が始まっての 直近での動き を読む

副島隆彦です。 今日は、2012年12月6日です。

 野田首相が、自分を操(あやつ)っているジェラルド・カーティスの要請と助言に従って、急きょ、クーデターのようにして衆議院解散して、年末に大急ぎでの総選挙となった。

 この 衆議院議員選挙(一国の国民にとっての最も重要な選挙だから総選挙=そうせんきょ=とも言う。ジェネラル・エレクション )があるぞ、という公示が、一昨日の12月4日(月)にあって、その日は、候補者の届出で大混乱したようだ。 

 夕刻、午後5時の締め切り、と中央選管は勝手に言っているが、時間までは法律で決めていない。 その日の夜遅くまでかかって、全国11ブロックの比例代表の候補者の確定の作業があったようだ。 

 日本未来の党(小沢一郎が指導する政党)の副代表の 森ゆうこ議員が、必死で、選挙管理委員会と掛け合って、なんとか、未来 は、駆け込みで10人を足して、合計120名の候補者を立てることが出来た。私たちは、嘉田由紀子(かだゆきこ・滋賀県知事)という新しい顔の清新な女性政治家を“ 顔 ”に選んで、小沢一郎の意思と判断で 新しい政党が出来た。

 私は、”選挙の神さま”でもある小沢一郎の すぐれた政治指導を信じ、彼の眼力で、この人は大丈夫、と判断したのだから、未来の候補者たちを応援すべきだ。

 やはり、ここは、日本国民の女性(票)に期待するしかない。男たちでは、すぐに 長いものには巻かれろで、職場や、組織の言うことに、従ってしまう。

「戦争への道への反対」「アメリカによって計画的に、日本が中国にぶつけられることへの反対」を叫んで、全国の女性に期待して、この選挙戦も闘うべきだと思います。 私、副島隆彦も、私を嫌がらないで呼んでくれる未来の候補者のところに応援に行きます。

(転載貼り付け始め)

「衆院選 過去最多1504人が立候補 」

毎日新聞  12月4日(火)

4日公示された衆院選の立候補の届け出は同日午後5時に締め切られ、立候補者数は小選挙区1294人、比例代表210人(重複立候補者を除く)の計1504人で確定した。小選挙区比例代表並立制の導入後、初めて行われた96年の1503人が現行憲法下で最多だったが、これを上回った。女性候補は225人で、過去最多だった09年の229人に次ぐ2番目となった。 

 比例代表には政党要件を満たさない幸福実現党を含む12党が届け出た。日本未来の党の届け出が遅れ、締め切り直前に総務省の中央選挙管理会に全国11ブロック分の書類を駆け込みで提出したものの、比例名簿の審査に手間取り、受理は深夜にずれ込んだ。

 中央選管では、届け出の締め切り後に未来の森ゆうこ副代表が会場に駆けつけ、選管職員に「責任者に会いたい。話をさせてほしい」と要求。一時、東北、中国、四国ブロックの名簿がそろわない事態となり、森氏が選管側に懸命に受理を求める場面もあった。

 比例名簿については自民党の四国ブロック、日本維新の会の東北ブロックも届け出が午後にずれ込んだ。自民党はいったん比例近畿ブロックで届けた元職を名簿から外し、四国ブロックに届け直す手続きに手間取った。日本維新の会は宮城1区と重複させる予定だった新人が当日になって出馬を断念したことで名簿の修正に追われた。【松尾良、佐藤丈一】

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。 この6日(水)時点での、政治の直近での 動きを報告すると、こうなる。 

 どうも、石原慎太郎が、自分だけが「維新の比例第一位」で当選しさえすれば、あとは、橋下徹・松井一郎たちと、再度、分裂して、自分だけ、今度出来る 安倍晋三の自民党政府に副総理で入れれば、それでいい、という動きに出ている。維新の党の中で、相当の内紛が起きている。
 
 対立の中心は、どうも、今の日本国の “ワルの最高指導者”である 竹中平蔵(たけなかへいぞう)が、郵政民営化に反対して自民党を出た 平沼赳夫(ひらぬまたけお)たちと激しくいがみ合っていることだ。 

 維新の会の 候補者の選定・決定の権限も、竹中平蔵が「候補者選定の委員会の委員長」をやって、ひとりひとり首実検(くびじっけん)していた。それに強く反発した石原慎太郎らが、「竹中、なんだ、あいつ」と“不規則発言”を繰り返して、それで、橋下徹が頭を抱えている。石原と橋下は、互いに、記者会見の席でも、顔を背(そむ)け合っている。 橋下たちが石原の古狸(ふるだぬき)にだまされたのだ。 従って両者は、選挙の後、分裂するだろう。 だからアメリカが当選者の数字までも、うまく匙(さじ)加減して50人ぐらいに押しとどめるだろう。

 私としては、 この 極右(きょくう)大連合に少しでもヒビが入ることが、日本国にとって、一番、望ましいことだ。 どうせ、安倍晋三など、またしても1年も保(も)たない。2009年に政権を、下痢で放り投げたのと同じことになる。 暴走老人の石原慎太郎も、このキツイ政局では、体力があと1年も保たないだろう。野田たちは、消費税の増税を強行した時点で、すでに日本国民に捨てられている。 

 いくら、アメリカからの圧力と 強要が厳しかったからと言っても、それでも国民の利益への配慮をして、徹底的な苦渋の抵抗を、額に滲(にじ)ませて、属国の代表としてするべきだったのだ。それがあの、軽薄極まりない、手先、犬コロ、チンコロ振りだ。 何が、「 国民の皆さまの厳しいお叱りを受けて」だ。馬鹿どもめが。

 期待すべきは石破茂(いしばしげる)たちへである。石破は、まるで旧・宏池会( 吉田茂の アメリカへの面従腹背の勢力)のような 、本当に温厚で 賢慮の 全国の自民党員の 資産家、経営者たちの 日本民族の良識に、私は、密かに期待している。

 「金持ちケンカせず」の 重厚な構えで、日本国の平和と繁栄を守らなければならないのだ。今の日本は、もう かなりの衰退国家( ×「マイナス成長」などという人を馬鹿にした専門用語がある。「マイナス成長」というコトバを、変だと思わない人間は、感覚の鈍い人だ。 × negative growth  などと訳しても滑稽だ。 本当は 衰退 decline , downfall だ ) になってしまった。日本は大国だ、という自己規定も今や消えつつある。

 米民主党系である ジェラルド・カーティスが、20年前から、虎視眈々(こしたんたん)と菅直人と 野田佳彦を 20年も掛けて、手懐(てなず)けて、育てて来た。だから、カーティスが、あわてて動いている。「野田たちをあまりに早くお払い箱にするな」と。カーティスが、アメリカの議会とオバマ政権に掛けあって、

「あまりに急に 日本の民主党を弱体化させて、バタバタ落選させるのはよくない。 イシハラ と ハシモトでは、アメリカの意思に従わないで、暴走して、憲法改正と 自力での核保有に突き進む可能性がある。だから、野田佳彦たちを落選させるような急激な変化は好ましくない」

と 、アメリカの日本への手綱(たづな)を引き締めつつある。今の日本の戦後憲法体制を作って与えたのは
アメリカであり、日本の核保有を、属国の勝手な暴走として、 一番、嫌がるのはアメリカである。

 共和党系である凶暴なアーミテージとマイケル・グリーンたちでさえも、急激な日本の右傾化、右翼政権下、極右化を 心配し始めている。だから、彼らは、中国と日本の尖閣諸島での領土紛争の話し合いを自分たちが「仲介しましよう」と動いている。 自分たちが計略で、火を付けて、今の日本国の、外交面での騒乱状態を招いたくせに、まったく“盗人猛々(ぬすっとたけだけ)しい”やつらだ。

 たとえ石原慎太郎が、次の連立政権(まさしく大政翼賛会 だ。公明党は、恥知らずにもうさっさと加わる気だ) で 副総裁にならなくても、それでも、新政権は、「予備自衛官(よびじえいかん) 5万人を新たに募集」とかの政策を発表するだろう。 

 予備自衛官とは、アメリカのROTC(アール・オウ・ティ・シー リザーブ・オフィサー・トレイニング・コース )の物真似である。 このROTCの 実態は、貧乏学生たちに、学費とかの面倒を全額、国が見てやるから、年3ヶ月とかの軍事教練を課して、かつ幹部候補生(将校)の待遇で、ということにする、若者だましの手口である。

 この ROTCの若者たちが、イラク戦争(2003-2011年)では、さっさと招集されて、恋人にも手紙も(メールも)掛けなくさせられて、州兵(ナショナル・ガード)のまま、騙されて、いつの間にかイラクにまで連れて行かれて、 新兵として、何もわからないのに、イラクの各都市の警護の任務に付けられて、 それで ラビット(ウサギちゃん)と、古参兵、職業軍人たちから、扱われて、 自分たち古参兵が死なないで済むように、囮(おとり)として、市中の警備の軽装甲車(ブラッドレー車)ごと、地雷を踏んで、吹き飛んで殺されるための、可哀想な若者たちのことだ。 

戦争とはそういう、「私は愛国者で、国に尽くす軍人です」と、思い違いをした、可哀想な貧しい若者たちをだまして、人さらいをして、戦場で、どんどん処分する 国家行為のことを言うのだ。 「中国に立ち向かう覚悟(は出来ているか)」という本を最近、出版されている台湾華僑娘(兼 アメリカCIAの手先)の 桜井よしこ女史の、本のような 戦争扇動に、まんまとひっかかって、「中国と対決する自分は勇ましい日本男児だ」 になりたい人は、なればいい。 私、副島隆彦は、今後のすべての成り行きを、間近で、じっと見ている。

 日本が 中国と対決するために、「20万人の若者を、防衛軍(自衛隊の改称後の名前)に 編成する。“国土を強化する”。失業している20万人の若者 の 雇用対策にもなる」 と、 誰も反対できない( 小沢一郎系の議員でも)ことを 、年明けには、発表するだろう。いよいよ 軍国主義、軍事国家への道である。 戦争への道だ。 
 
 だから、今の予想では、200人ぐらい当選するとされる自民党を、私が、予想するとおり150まで落として、その代わり 現職の民主党の大臣たちまで落選させたらいけない、という、アメリカ大使館の日本政治の管理部門の ジャパン・ハンドラーズたちが動いている。 

 自分たちアメリカ大使館員が、大使公邸( 虎ノ門の ホテル・オークラの隣り)に次々に何回も呼んで、フランス料理を食べさせながら、柔らかく指導(=恫喝)して教育(=洗脳)した、あの 民主党の若い政治家たちに、各選挙区で、票を回させるために、新人の自民党候補者をなるべく受からせないで、商工会議所や、各種の業界団体に手を回して、民主党の現職の方に、保守票を回すように操作せよ、という動きになっている。だから民主党が140議席ぐらい取るだろう。

 首相の野田佳彦の選挙区の千葉4区(船橋市)で、未来の三宅雪子(みやけゆきこ)にあまりにたくさんの支持が集まりそうなら、自民党の候補者を干しあげてでも、商工業者たちの票を回せそうにもないなら、投票数を操作してでも、野田を当選させよ、という動きになる。実際の選挙というものの、裏の裏は、そういうことをする。 

 今のアメリカは、本当に、そういうことまでする。 日本にも、そういう 謀略政治の手法を植えつけたことは、この3年間の民主党の代表選挙の インチキ、コンピュータ操作、投票用紙の改竄、大量の廃棄などを、私たちが感づいたとおりである。 あいつらは、どんな穢(きたな)い手でも使うのだ。 デモクラシーの制度の幻想などに 自分で自分が騙されてはならない。

 自分たちが勝ち続けるためには、どんな手段でも使って、どんなヒドイことでもする。彼らは、政治活動家としての犯罪者たちだ。私たちは、この事を知っていなければいけない。それでも 日本国民の多数意思である、「アジア人どうし戦わず」「戦争だけはしてはならない」「戦争をさせられるような“国民への扇動”の動きに対しては、徹底的に反対する」という 決意を新たにしなければいけない。

副島隆彦拝

(記事の資料 貼り付けはじめ)

「 鉄砲玉では終わらない?三宅雪子氏 」 東スポ 

http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/56438/

2012年11月24日 東スポ

 野田佳彦首相(55)の地元・千葉4区に小沢一郎代表(70)率いる「国民の生活が第一」から刺客として送り込まれた“小沢ガールズ”の三宅雪子前衆院議員(47)が20日、国替え後、第一声となる街頭演説会を行った。無謀ともいえる対決だが、小沢氏は勝算ありと踏んでいるという。

 群馬4区から千葉4区への三宅氏の国替えは、1週間前に決まったばかり。解散後は地元での説明、あいさつ回りに追われた中、三宅氏はこの日、都内の自宅からスーツケース1個だけの“嫁入り道具”で千葉・船橋での第一声にこぎつけた。

 三宅氏といえば国会委員会での転倒騒動、自宅マンションからの転落劇とお騒がせの連続。政治的実績、知名度では野田首相に遠く及ばず、国替えは単なる“パフォーマンス”“冷やかし落下傘”とやゆされている。

 ところが、三宅陣営は意外にも自信をのぞかせる。 「たしかに現職の首相相手に普通ならダブルスコアで負けてもおかしくない。ただ小沢氏との話の中でもこの選挙区では、勝機はあると判断された」(陣営関係者)

 裏づけは3年前の選挙。三宅氏は解散から1週間後に自民党の福田康夫元首相(76)の刺客に送り込まれ、約1万票差に迫る接戦を繰り広げた。

「福田陣営は当初、三宅を相手にせず、気が緩んでいたが、投票直前で雰囲気が変わってきたことで慌てて動き出し、逆に三宅に注目が集まった。今回も似ている。野田首相は三宅を無視し、公務や全国遊説で忙しくなる。いざ動くとしても実は野田首相は地元に強固な組織を持っていない。浮動票がカギを握る選挙区で前回よりもやりやすいともいえる」(同関係者)

 三宅氏はこの日「野田首相はシロアリ退治するといって、シロアリになってしまった」と気勢を上げた。過去に現職首相の落選劇はなく、勝利すれば歴史的な大金星となるが――。

(貼り付け終わり)

副島隆彦拝

佐藤研一朗 投稿日:2012/11/30 02:32

【1003】[1132]主流になりつつある金本位制の議論

アメリカはロチェスターの佐藤研一朗です。

今日は2012年11日29日です。

日本では選挙が間近に迫り、政党が分かれた、くっ付いたと、話題に事欠きません。今日は表面的な政治的な動きではなく、もっと奥の方の根本的な話題を紹介したいと思います。少し古いWSJの記事を翻訳してみました。共和党の中で金本位制が見直されつつあるという内容です。アメリカでは、金融危機を受けて、その根本的な原因には役場が発行している「紙切れ通貨」にあるのではないかという理解がじわじわと保守派から浸透して来ています。思想と言うのは個人が信じるか、信じないかだけの話なので、外からはなかなか見えませんが、大きな変化は静かに起きるものです。

大統領選挙は今年の三月のボヤキの報告で私が「ロン・ポールでなければオバマで決まり」予想した通りの結果になりました。共和党は今回のロムニーの敗退で大きなダメージを受け、大きな方向転換を迫られている。今後、将来性があるロン・ポールを支持するリバータリアンの若者層を取り込む事ができるかが再生のポイントになるでしょう。そうすると自然と金本位制の話題もこれから取り上げられるようになるでしょう。

では翻訳をお楽しみください。

ウォール・ストリート・ジャーナル 2012年8月29日

<主流になりつつある金本位制の議論>

議論が沸騰する共和党の中で、連銀が発行する紙切れ通貨が経済危機の要因であるという認識が高まっている。

今週の共和党大会でミット・ロムニーが選出され、大統領選挙が中盤にさしかかっている。そんな中で共和党のプラットフォーム(綱領<こうりょう>)のなかにゴールド委員会の設立が新しく付け加えられた事はあまり報道されていない。アメリカの連銀が発行する紙切れ通貨が経済危機を引き起こしているという考えが浸透し始めている。このような考え方は今まで異端とされてきたが、今では普通に議論される政治問題となった。

これは前回1981年にゴールド委員会が設立された時とは対照的ですらある。当時はニクソンショックによりブレトンウッズ体制(金本位制まがいの米ドルに各国の通貨が固定相場でつながっていた)が崩潰し、金本位制が正式に終了しドル紙切れ通貨体制が始まった頃だった。1981年のゴールド委員会では通貨に金を関連させる事に反対した報告書が作成された。だがロン・ポール下院議員と実業家のルイス・リーマンの二人の委員は異議を唱え、金の必要性についての報告書を別個でまとめた。

共和党の新しい綱領の中では「金」という言葉は使われていない。だが1981年のゴールド委員会の報告書と同じように「金属を基盤に持つ」ドルという言葉が使われているが、これは金の事である。この綱領では「一定の価値に固定された」ドルを研究・検討すると書かれている。

1981年のゴールド委員会を私は駆け出しの新聞記者として取材をしていた。当時の金本位制の樹立の機運は、サプライサイド経済学の成功のために消えてしまった。レーガン大統領が減税を押し進め、連銀総裁のポール・ボルカーがドルの引き締めを続けた。その結果インフレは解消された。カーター政権時には一時期、金の1オンスの800分の1まで下がっていたドルの価値は、上昇し始めた。

1981年の委員会では、当初から金に裏打ちされたドルの邪見にされていた。当時、流行していた経済哲学は、ミルトン・フリードマンが提唱していたマネタリズムであった。マネタリズムは、お金の量を中央銀行が調整することで物の値段を安定して保つべきだという考え方である。委員会の執行長はフリードマンの代表作「アメリカの金融政策の歴史」の共同執筆者のアナ・シュワズであった。下院を占めていた民主党はマネタリズムの教義を支持していた。

今では大きく時代が変わった。フリードマンとシュワズは他界し、自由と資本主義のヒーロとなった。だが、マネタリズムが以前ほど幅を利かせる事はなくなった。晩年はフリードマン自身ですら、お金の量を使って物価を調整すること(インフレ・ターゲット)に疑問を持ち始めていたようだ。シュワズは、通貨制度の混乱が今後、金本位制の復活の好機会となるだろうと予言した。

議論が沸き立つ共和党の中で、金本位制はほぼ中道の立場になりつつある。党内の左派は(バーナンキ連銀総裁のような)優秀な官僚が自由裁量で金利の高さを決める現行の制度を支持している。そこから少し右に寄るとテーラールール支持になる。これは金利を各種の条件に関連させたり、連銀に金を基準として義務づけドルの価値が金に対して下がりすぎないようにするものである。

一方中道派は、古典的な金本位制を支持している。これは政府がドルの価値を一定の金の重さに固定するものだ。中道派はルイス・リーマン、ジイムス・グラント(グラント・インタレス・レート・オブザーバー)、スティーブ・フォーブス(雑誌フォーブスの発行人)、ジュディー・シェルトン(経済学者)、ショーン・フィエラー(アメリカン・プリンシパルズ・プロジェクト)に代表される。

中道からさらに右は、ロン・ポールに代表されるオーストリア学派になる。ポールは政府による金本位制ではなく、ノーベル経済学賞を受賞されたフリードリッヒ・ハイエクが提唱した「競争する」通貨を支持している。これは政府によるお金の独占をやめ、民間の硬貨や通貨の自由参入を許し政府の発行する通貨と競争させるという考えである。ここからさらに右は、過激な憲法主義者のエドウィン・ヴィエリアのように単純に金や銀の重さを値段の尺度にするべきだと主張している。

各陣営はお互いに重複しているが、各連邦議員たちの活動も同じように幅を持っている。テキサス州選出のケヴィン・ブラディー下院議員は議会の経済委員会の副委員長で、堅牢な通貨法案を通過させようとしている。これは連銀から失業率を低く保つという義務を取り除き、物価の安定だけに集中させるという法案である。ロン・ポールは法定通貨を終わらせ、ハイエクのアイディアを実現する「通貨の自由競争法案」を推進している。

上院ではジム・デミント、マイク・リー、ランド・ポールが「堅牢な通貨促進法案」を推している。これは連邦政府の法律上は正式な法定通貨となっている金や銀の取引にかかる税金を廃止しようというものである。ユタ州では既に金と銀が正式な法定通貨として認められている。

さらに共和党のミット・ロムニー大統領候補は、堅牢な通貨の意味を理解しているポール・ライアンを自分の副大統領候補として選んだ。2010年6月にライアン議員は、下院の予算委員会で連銀総裁のバーナンキに、何が歴史的な金価格の上昇を招いていると思うかと質問している。(当時ドルの価値は、金1オンスにたいして1200分の1から下落しており、その後さらに1600分の1まで急落した。)

「金の値段の動きについて完全には理解していません。」「一部の人間は、他の多くの投資家は高いリスク取っている考えており、それにヘッジをかけている。現時点では、金の値段を予想するのは難しい」とバーナンキは自身の考えを述べている。連銀を完全に監査する法案が、下院の大多数の賛成で可決されたのも全く不思議なことではない。

ロムニーは先週、バーナンキを再任を考えるべきだという自身のアドバイザーグレン・ハバードの意見をはっきりと退けている。ロムニーはバーナンキにかわる連銀総裁を捜していることを明確にした。これは大統領候補からの重要な合図である。(ロムニーは以前、通貨政策は議員から取り上げておくべきだと発言する失敗を犯している。)実際には貨幣の鋳造とその価値を定める権限は、憲法の第一条八項によって議員に与えられているのである。

自分が編集に関わっているニューヨーク・サン紙では、ゴールド委員会は堅牢の通貨の墓場になりかねないとなるかもしれないと警告している。もし誰かが堅牢な通貨という主義を葬り去りたいなら、委員会という名をつかうのはもってこいなのだ。よく考えられた、いい人材を集めたゴールド委員会が議論をさらに進展させる可能性は十分にある。

ロムニー共和党の綱領に、ゴールド委員会と連銀の監査が入ったことは小さなことではない。最後に共和党の大統領候補が綱領にドルの「完全な金兌換」を含めて戦ったのは、 ドワイト・アイゼンハワーであった。彼は大統領になりこの約束を反故<ほご>にした。これは11月に勝たねばならぬロムニーにとって、避けたい戦略的な失敗である。

シェス・リプスキー(ニューヨーク・サン紙 編集者、「憲法的ドル」の筆者)

オリジナルのウォール・ストリート・ジャーナル記事
http://online.wsj.com/article/SB10000872396390444914904577619383218788846.html

田中進二郎 投稿日:2012/11/29 10:48

【1002】[1131]11月3日の定例会に行って・新プラトニズム

11月3日の定例会(『隠されたヨーロッパの血の歴史』出版記念講演会)に参加して
投稿者 田中 進二郎
 
こんにちは。講演会が終わった直後に、「衆議院解散」のニュースがあり、それから、副島先生やアルルの男中田さんや、古村さんの政治情勢解説を読んでいると、「情況」が逼迫しているの感を強く受けています。(「情況」とは戦時の用語である、と昔、ある教師に教わったことがある。)
しかし一般の国民は、どれだけ国税に自分たちの給料がむしりとられても、怒りを表に出すことをしないし、まったく突然の「衆議院解散」(バンザイ突撃解散、と私は名づけています)が、不可解だということすらも、大多数の国民は感じてないのではないだろうか。
 少し立ち止まり、なぜ「民主党にまったく勝ち目のない今、衆議院解散を野田首相が『決意』したのか」という一点でもまじめに考えることができれば、自分なりの答えを導きだすことくらいはできるであろうものを。

毎日のように「自民党、民主党に続く第三極、第四極の結集」というメディアの報道ばかりを聞かされていると考える神経が麻痺させられていくのだろう。「誰でも、メディアで3分間は主役になることができる」という言葉を、確かアンディ・ウォーホルが言っていたと思うが、これからあと何人もそういう国会議員や地方自治体の首長が登場してくるだろう。そして「小党乱立の戦国時代選挙」みたいなことをニュースやワイドショーは言い続けるだろう。それが第4権力=マスメディアの手法であるから。
そして選挙が終われば、やはり↓の副島先生のいう「大政翼賛会」が出来上がっているのだろうか?

今月初めの講演会でも、そういう焦慮(しょうりょ)のようなものが会場の空気を支配していて、「イタリア・ルネサンス」という高尚な話題よりも、「先生!で、ところで一体尖閣問題はどうなっていくんですか?」という現実問題の方に関心を持たれている方が多かったのではないだろうか。その両方を天秤で量りながら、先生は講演を進めていかれた。

新プラトニズム。「ルネサンスというのは、フィレンチェで始まった、1439年にフィレンチェで公会議が開かれた年から始まり、直後に勉強会となり、1459年からは正式な研究所となっていった新プラトン・アカデミーという激しい思想運動のことなのである。」(「隠されたヨーロッパの歴史」p66より引用)

これを「プラトン哲学(著作群)」と考えてしまうと、われわれ日本人にとってはなじみの薄いものに感じられるだろう。実は私田中も「ソクラテスの弁明」以外のプラトンの著作(岩波文庫にずらっとならんでいる。)はあまり興味をもって読むことができない。あれらの対話(dialogue)を頭の中で再現して楽しんだり、考えたりすることは精神貴族ではない私には無理である。では新プラトン・アカデミーという思想運動はやはりわれわれ500年後に生きているわれわれ日本人に縁遠いものなのか・・・?

(以下「隠されたヨーロッパの歴史」より引用、要約p99-110)           
1439年にゲミストス・プレトン(1360-1452)がビザンチン帝国のコンスタンチノープル
からフィレンチェにやってきて、コシモ・イル・ヴェッキオ(1389-1464)にプラトンのアカデメイアの再興を説いた。老コジモたちフィレンチェ人にプレトンの講義は衝撃を与えた。プレトンは、プラトンの信奉者だから、アリストテレスの中にある金儲け肯定の思想(平衡)と現実主義(リアリズム)を徹底的に嫌っただろう。「イデア」なることばで表す理想主義であるところのプラトン主義を徹底的に主張した。だから彼は「第二のプラトン」といわれた。ここで痛烈に批判したのはカトリック神学(アリストテレスの思想で作り直された)であった。これはフィレンチェの文人たちに、キリスト教に対する懐疑精神を植えつけた。

プレトンは自分の使命が終わったことを感じて故郷に帰るが、その後もフィレンチェにとどまってそこで死んだ人間としてヨハンネス・ベッサリオン(1403-1473)
というギリシャ人がいる。彼はアリストテレスの『形而上学』(メタフィジカ)やクセノフォン『メモラビア』という古典をラテン語に翻訳した。プラトン思想と水と油のはずのアリストテレスの思想を、ベッサリオンは無理やり合一させて上手に解釈した人のようだ。プラトンは人間の愛と情感を優先する。だが、プラトン主義の愛の賛美だけでなく、現実主義(実利主義)のアリストテレス主義の立場にもたたなければならないと説いたらしいので温和な人物だったのだろう。
(引用おわり)

田中です。クセノフォンの『メモラビア』は「ソクラテスの思い出」という題の邦訳がある。(プラトンの『ソクラテスの弁明』と好対照のソクラテス像が描かれている。)
クセノフォン(紀元前427?-355?)はソクラテスの弟子であるとともに、軍人でもあり、ペルシャから撤退する、ギリシャ傭兵部隊数千人のリーダーとして決死の行軍で、ギリシャ帰国に成功した。それを文章に書いて『アナバシス』という記録文学になっている。
山岳地帯を越えて黒海を見渡す地点に到達するところで「タラッタ、タラッタ!」(海だ海だ)と兵士たちが叫ぶシーンがクライマックスである。
帰国はしたものの、スパルタに軍が投降したことと、ペロポネソス戦争が始まったことで故郷のアテネには帰れずじまいであった。が、スパルタで軍人として厚遇され、荘園管理をして、奴隷を適切に使役する術などの本も書いたらしい。処世の術にも長けていたのだ。最後は悠々自適の生活の中で、著作をものする晩年をおくったようである。クセノフォンについては、アレクサンダー大王も彼を読んで戦術を研究したらしい。
ベッサリオンもまたスレイマン1世により、コンスタンチノープルが陥落し、(1453年)帰国できずにフィレンチェに骨を埋めることになった。クセノフォンと境遇がよく似ている、と思う。

話が突然変わるが、ジャック・アタリ(フランスの現代思想家)の『1492 西洋文明の世界支配』(ちくま学芸文庫)という本では、1492年を境に西欧が近代化への道を突き進んでいく、その要素として、近代知識人の誕生、ナショナリズムの芽生え、市民階級の誕生などから考察している。特にイスラム教徒のイベリア半島(スペイン、ポルトガル)からの追放(レコンキスタ運動)、とユダヤ教徒(マラーノ)の迫害の西欧の歴史における意味に深く切り込んでいる。
1492年とはスペインの宮廷では異端審問長官にトルケマダが就任し、ユダヤ人追放の計画書をイザベラ女王に提出する年であるが、同時にルネサンスの思想運動が弾圧され、押しつぶされていく始まりの年でもある。ロレンツォ・イル・マニフィコが死ぬのである。(4月8日)

アタリ氏のルネサンスの定義も副島先生と近い。
(『1492』p73より引用開始)
ペトラルカとボッカチオに続いて、新しい思想の鍵となるコンセプトを創出した人たち=
フィチーノ、ルイジ・ブルチ、ポリツィアーノ、ピーコ・デラ・ミランドラはフィレンチェで、教会のおきては、少なくとも表面的には尊重するにしても、自由な知識に魅力を感じ、教会の哲学とは無関係な独自の哲学を作りあげることに関心を持った寛大な庇護者を見出す。(コジモとロレンツォ)

だからすべてはフィレンチェで、まさに1462年に始まる。コジモは、プラトンの全著作をラテン語に翻訳する事業に出資することに決める。(中略)
コジモはこの翻訳の仕事を、彼の侍医の息子でギリシャの作品の翻訳家としてすでに名をはせていたフィチーノにゆだねる。30年の間、あらゆる新思想はこの人物の思想と著作を中心に展開し、彼は大変な名声を博することになる。今日、彼は不当にも忘れられているけれども。

フィチーノは、たちまち単なる翻訳者の役割をはみ出してしまう。彼はプラトニズムとキリスト教の哲学的な総合をもくろむ。翻訳から解釈へ、解釈から教説へと移行し、必ずしも自分自身のものと自分が注釈する思想家から借用したものとを区別することはしない。(中略)彼はまずプラトンの『対話編』を翻訳したあと、その注釈のの中で、プラトンが神や魂や宇宙の美について語るとき、まるでキリスト教徒のように自分の考えを表現していることを明らかにしようとする。さらに彼はその先までいく。人間の魂は神の反映であり、魂は直観と瞑想と美によって神に結びつきたいと願う、と彼はいうのだ。そこで彼は『芸術だけが世界の音楽的調和を説明する、美は言葉に訴えるよりも容易に、激しく、愛を生じさせる』と書くのだ。
(中略)
師よりも大胆な若きピーコ・デラ・ミランデラは、プラトンの中にもはやキリスト教の隠れた原理ではなく、まさに学問と自由と責任の原理を見ている。人間は世界の中心にいる、と彼はいう。神は人間に次のように言われた、と彼は考える。

神「私はお前を世界の中心においたが、それはお前が世界をより用意に見つめ、世界の中に存在するあらゆるものを見られるようにするためである。私はお前を天上的なものとしても、地上的なものとしても、死すべきものとしても、不死なるものとしても作らなかったが、それはお前がもっぱらお前自身の導き手と主人になれるように、またお前がおまえ自身に固有の形を与えられるようにするためである。」

だから人間には世界を理解する権利と義務がある。人間は知ることによって神のごとき存在になるのだ。カバラについて思いをめぐらしつつ、ピーコは『人間の尊厳について』の中で、人間は自分の運命を自由にできる創造者、世界の主人ともなりうる存在だと述べ、フィチーノのように人間を神の意思の道具とは考えない。
ピーコは「力は知識から生じる」と言った。情報の価値を知り、印刷術の価値を発見した商人たちの誰もがこの革命的な主張に賛同した。
(『1492』からの引用終わり)
新プラトニズムの流れをまとめる形になってしまいました。結果として引用が多くなり、申しわけありません。

最後に。定例会の前座の松尾雄治さんのHFT(High frequency Trade 高頻度取引)の危険性についての話も噛んで含めるような話し方だったので、じっくり考えながらきくことができた。ちょうどいいウォーミング・アップになった。テレビの経済アナリストたちの単なるおしゃべりと違って、一ヶ月たった今でも、どんな話だったか組み立てが思い出せる。
重要な話はあわててしゃべらないことがコツなんですね。勉強になりました。

田中進二郎拝